JP2004141915A - Fixing tool for filler metal supplying nozzle - Google Patents

Fixing tool for filler metal supplying nozzle Download PDF

Info

Publication number
JP2004141915A
JP2004141915A JP2002309140A JP2002309140A JP2004141915A JP 2004141915 A JP2004141915 A JP 2004141915A JP 2002309140 A JP2002309140 A JP 2002309140A JP 2002309140 A JP2002309140 A JP 2002309140A JP 2004141915 A JP2004141915 A JP 2004141915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torch
filler material
nozzle
eccentric ring
material supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002309140A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Toshinori Sakai
酒井　敏典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2002309140A priority Critical patent/JP2004141915A/en
Publication of JP2004141915A publication Critical patent/JP2004141915A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a fixing tool which is easily capable of finely adjusting the position of a supply port of a filler metal supplying nozzle and is capable of stably fixing the nozzle to a torch for welding. <P>SOLUTION: The fixing tool fixes the filler metal supplying nozzle B supplying filler metal to a welding part to a torch A for welding and is provided with a nozzle holding part 3 which holds the filler metal supplying nozzle B and a torch holding part 2 into which the torch A for welding is inserted and which holds the torch A for welding. Therein, an eccentric ring 4 having a hole eccentric to the outer peripheral circle is interposed between the torch holding part 2 and the torch A for welding. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶加材供給ノズル用固定治具にかかり、特に、溶加材供給ノズルを溶接用トーチに固定すると共に、当該溶接用トーチに対する溶加材供給ノズルの先端部の位置を容易に微調整することができる溶加材供給ノズル用固定治具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
金属と金属とを接合する方法として、金属材料と電極との間に電気放電を発生させ、その熱を利用して行うアーク溶接がある。このアーク溶接の中でも、母材（ワーク）に溶加材（フィラー）を溶接用トーチの外部から供給して、アーク時の火花の発熱によって溶加材を溶接部にて溶融し、その凝固と共に接合部を接合するＴＩＧ溶接、プラズマ溶接がある。ここで、ＴＩＧ溶接は、不活性ガス雰囲気中で、タングステン電極と母材との間に電流を使ってアークを発生させ、そのアーク熱により母材及び溶接棒を溶解して接合する方法である。これに対して、プラズマ溶接は、図６に示すように、タングステン電極１０１からのプラズマアーク１０２を水冷インサートチップ１０３の孔を通過させて母材１０４に移行させる。すると、電極１０１から発生したアーク１０２は、水冷インサートチップ１０３によってウォール効果およびサーマルピンチ効果を受けるため、当該アーク１０２は絞られ、エネルギー密度の高いアークとなり、インサートチップ孔から噴出する。そして、噴出したアークは、シールドガス１０５によってさらにサーマルピンチ効果を受けるため、さらに絞られて母材１０４に移行する。このため、エネルギー密度が高く、安定性と方向性に優れたアークを得ることでき、高速度、低電流溶接が可能となる。
【０００３】
そして、上述したＴＩＧ溶接やプラズマ溶接においては、アークに対して溶加材（図６の符号１０６参照）を供給するが、当該溶加材を安定して供給すべく、溶接用トーチに溶加材供給ノズルを固定して取り付ける必要がある。このとき、折角ノズルをトーチに固定しても、その位置が適正な位置でないと良好に溶加材を供給することができず、効率よく溶接を行うことができないという問題が生じる。特に、上述したプラズマ溶接では、アークが細いため、その位置には厳密さが要求される。従って、溶加材供給ノズルを溶接用トーチに固定した後であっても、当該ノズルの位置を容易に微調整することができ、かつ、安定して固定することができる溶加材供給ノズル用固定治具が望まれる。
【０００４】
そして、従来より、特許文献１に示すような溶加材供給ノズル用固定治具２００が開示されている。その溶加材供給ノズル用固定治具２００を図７に示す。この図に示すように、溶接用トーチ２０１の電極２１０からアークが母材の溶接部に放出され、当該溶接部に溶加材供給ノズル２０２の先端部から溶加材が供給される。このとき、溶加材供給ノズル２０２は、トーチ２０１に固定された支持杆２０３にネジ２０４止めされた固定治具２００によりその位置が固定されている。そして、ネジ２０４を緩めることにより溶加材供給ノズル２０２の固定位置を調整し、溶加材をアークに供給する位置の微調整を図ることができる。
【０００５】
また、従来より用いられている他の溶加材供給ノズル用固定治具３００を、図８に示す。この図に示すトーチ３０１に溶加材供給ノズル３０２を固定する治具３００は、ピンジョイント３０３と長穴３０４とを用いたボルト固定式にすることにより、ピンジョイント３０３を緩めて長穴３０４に沿ってノズル３０２の固定角度を揺動させることができる（矢印３０５参照）。これにより、ノズル先端部の位置を微調整することができるというものである。
【０００６】
【特許文献１】
実開平２−１１８６７０号公報（第１図）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例には以下のような不都合があった。すなわち、上記いずれの固定治具であっても、ネジ止めにより溶接用トーチに対する溶加材供給ノズルの位置を固定していたために、溶接時に生じる振動、例えば、ウェービング動作時に生じる振動によりネジが緩み、溶加材供給ノズルの位置ずれが生じるという問題が生じていた。特に、図８に示すノズル固定治具では、長穴を形成し、当該長穴が溶加材供給ノズルの揺動ガイドとなっているためにノズルの可動（角度変更）が容易なものの、振動による位置ずれが生じやすくなる。またその構造によっては、固定のための部品点数も増加し、ノズル位置を調整する作業が困難となり、固定部分であるトーチの重量が増加し、さらには、製造コストが増加するという問題も生じていた。
【０００８】
【発明の目的】
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、溶加材供給ノズルの溶加材供給口の位置を容易に微調整可能であると共に、当該ノズルを安定して溶接用トーチに固定することができる溶加材供給ノズル用固定治具を提供することをその目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、溶接部に溶加材を供給する溶加材供給ノズルを溶接用トーチに固定する治具であって、溶加材供給ノズルを保持するノズル保持部と、溶接用トーチを挿通して保持するトーチ保持部とを備え、トーチ保持部と溶接用トーチとの間に、外周円に対して偏心穴を有する偏心リングを介挿した、という構成を採っている。
【００１０】
このような構成にすることにより、溶接用トーチが偏心リングを介して溶加材供給ノズル用固定治具に保持され、当該治具には溶加材供給ノズルも保持されているため、ノズルがトーチに固定された状態となる。このとき、偏心リングを所定角度回すことにより、当該リングの内穴である偏心穴の中心が外周円の中心に対して移動するため、内穴に挿通している溶接用トーチの軸がトーチ保持部の中心に対して移動することとなる。すると、この溶接用トーチと、固定治具に保持されている溶加材供給ノズルとの軸の位置関係が相対的に移動することとなり、溶加材供給ノズルの先端部の位置を、偏心リングを回転させるという容易な操作により微調整することができ、作業性の向上を図ることができる。
【００１１】
そして、このとき、トーチ保持部は、溶接用トーチが挿通された偏心リング及び当該偏心リングを介して溶接用トーチを挟持して保持すると共に、トーチ保持部に、締め付けることにより偏心リングを挟持してその締め付け状態に応じて当該トーチ保持部の偏心リングに対する挟持力が調整可能なボルトを設けることとすると望ましい。これにより、偏心リングが回転可能となるほどボルトを緩めることで、当該リングを回転させてノズル先端部の位置を調整可能となるため、その操作が容易となる。また、固定治具自体の構成も簡略化され、部品点数が減少するため、製造コストの削減を図ることができる。
【００１２】
また、本発明では、上述したような偏心リングを、固定治具本体部のうち、溶加材供給ノズルを挿通して保持する部分であるノズル保持部に備えてもよい。このようにしても、上述したように偏心リングを回転させることにより、この溶接用トーチと溶加材供給ノズルとの軸の位置関係を相対的に移動させることができ、溶加材供給ノズルの先端部の位置を容易に微調整することができる。
【００１３】
また、上記偏心リングの内壁面に、スリット溝を外周方向に向かって形成してもよい。これにより、スリット溝の空洞部分の存在により、偏心リング自体を撓ませることが容易となる。従って、偏心リングの内穴に挿通されて保持される溶接用トーチあるいは溶加材供給ノズルの被保持部分の外径が、リング内穴の内径に対して完全に同一でなく、多少の寸法誤差があっても、当該リングを撓ませた状態でリングと共にトーチあるいはノズルを保持することにより、これらを安定して固定することができる。これにより、あらゆるトーチやノズルに対応することができ、汎用性の向上を図ることができる。
【００１４】
そして、上記のことは、偏心リングを、それぞれが当該偏心リングの軸方向における両端部の一部を含む部材となるよう複数に分割して形成しても同様の効果を得ることができ、このようにすると、さらに、偏心リングを治具本体部に装着することがより容易になるという利点もある。また、偏心リングを分割して形成すると共に、上記スリット溝を形成することとすると、当該スリット溝付近でリング自体をより容易に撓ませることができ、トーチやノズルをより安定して保持することができると共に、さらにあらゆる軸径を有するトーチやノズルに対応することができる。特に、偏心リングの内穴の径よりも大きい径を有するトーチやノズルに対しては、その効果が顕著である。
【００１５】
さらに、偏心リングの軸方向における端部に、当該偏心リングが挿通する固定治具本体部に形成された穴よりも大きい外径を有するフランジ部を形成してもよい。これにより、フランジ部は固定治具本体のトーチ保持部あるいはノズル保持部の偏心リングが挿通する穴から突出した状態となるため、当該フランジ部を掴むことにより容易にリング自体を回転させることができ、ノズルの微調整を行うことができる。また、上記フランジ部を、偏心リングの軸方向における両端部に形成することにより、上記効果を有すると共に、リング回転作業時に当該リングが固定治具本体から脱落することを抑制することができ、さらなる作業性の向上を図ることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
〈第１の実施形態〉
以下、本発明の第１の実施形態を、図１乃至図４を参照して説明する。図１は、本発明である溶加材供給ノズル用固定治具を用いて、溶加材供給ノズルを溶接用トーチに固定したときの様子を示す概略図である。図２は、溶加材供給ノズル用固定治具の構成を示す構成図である。図３は、溶加材供給ノズル用固定治具の断面図である。図４は、溶加材供給ノズル用固定治具を用いた場合における溶加材供給ノズルの位置を調整するときの様子を示す説明図である。
【００１７】
（構成）
図１に示すように、本発明である溶加材供給ノズル用固定治具（以下、固定治具という）は、母材に対してアークを放出する箇所である溶接部に溶加材を供給する溶加材供給ノズルＢ（以下、ノズルという）を、溶接用トーチＡ（以下、トーチという）に固定する治具である。このように、トーチＡから放出されるアークに対して常に同一箇所に安定して溶加材を供給するようノズルＢの先端部の位置を固定することで、安定した溶接を行うことができる。
【００１８】
そして、本実施形態における固定治具は、ノズルＢを保持するノズル保持部３と、トーチＡを挿通して保持するトーチ保持部２とから成る溶加材供給ノズル用固定治具本体部１と、トーチ保持部２と溶接用トーチＡとの間に介挿される外周円に対して偏心穴を有する偏心リング４と、により構成される。以下、これを詳述する。
【００１９】
（溶加材供給ノズル用固定治具本体部）
図２（ａ）に示す溶加材供給ノズル用固定治具本体部１（以下、本体部という）は、所定の厚さを有する板状部材にて形成されており、その中央付近に板幅の狭いくびれ部１１が形成されている。そして、このくびれ部１１を挟んで一方側に溶接用トーチＡを保持するトーチ保持部２が形成され、他方側に溶加材供給ノズルを保持するノズル保持部３が形成されている。そして、各保持部２，３は、略正方形状に形成されている。ちなみに、本体部１の厚さは、例えば２［ｃｍ］であり、後述するようにトーチＡを安定して挟持することに十分な厚さである。但し、本体部１の形状や寸法は、上記のものに限定されない。
【００２０】
（トーチ保持部）
トーチ保持部２は、上述したように、略正方形状の板部材である。そして、そのほぼ中心に、後述するようにトーチＡが挿通された偏心リング４を挿通して、当該リング４と共にトーチＡを保持する円形状のリング保持穴２１が形成されている。このリング保持穴２１は、偏心リング４の外径とほぼ同一の径にて形成されており、望ましくは偏心リングの外径よりも小さい径である。そして、このリング保持穴２１の中心は、ほぼ本体部１の幅方向の中心線上に位置する。
【００２１】
また、トーチ保持部２は、くびれ部１１側とその反対側とにほぼ半分に分割されている。すなわち、略正方形のトーチ保持部２が、図２（ａ）において上下方向に２つの略凹型部材２Ａ，２Ｂに分割されている。但し、くびれ部１１側の凹型部材２Ｂは、くびれ部１１及びノズル保持部３の一部３Ｂと一体化しているため厳密には凹型ではないが、ここでは説明の便宜上、凹型部材２Ｂとして説明する。そして、これら分割された凹型部材２Ａ，２Ｂにはボルト穴（図示せず）が形成されており、後述する図３に示すように一方の凹型部材２Ａ側からボルトを挿通して、分割された各部材２Ａ，２Ｂを締結することにより、リング保持穴２１に挿通した偏心リング４をトーチ保持部２に挟持して保持することができる。
【００２２】
但し、トーチ保持部２は、上述した図２（ａ）に示す構成であることに限定されない。例えば、トーチＡが挿通して固定された偏心リング４を、外周方向から挟持することなくリング保持穴２１に嵌合して固定治具本体部１に固定する構成であってもよい。すなわち、トーチＡの被保持部の外径と、偏心リング４の内穴の外径をほぼ同一の径とすると共に、さらに、偏心リング４の外径とリング保持穴２１の内径をもほぼ同一の径として、これらを嵌合させて固定してもよい。
【００２３】
（ノズル保持部）
また、上述したトーチ保持部２のくびれ部１１を挟んで反対側に位置するノズル保持部３も、上記トーチ保持部２とほぼ同様の構成となっている。但し、本実施形態では、ノズルＢの径はトーチＡよりも小さく（図１参照）、また、ノズルＢには偏心リングを装着しないため、全体的な形状としてトーチ保持部２よりも小さい略正方形状にて形成されている。そして、その中心付近には、ノズルＢを挿通して保持する、当該ノズルＢの軸部分の外径とほぼ同一あるいはノズルＢの外径よりも小さい径の円形状のノズル保持穴３１が形成されている。このノズル保持穴３１の中心は、本体部１の幅方向のほぼ中心に位置するため、上述したリング保持穴２１の中心と同様に、本体部１の幅方向のほぼ中心線上に位置する。
【００２４】
さらに、ノズル保持部３は、トーチ保持部２と同様にほぼ半分に分割されており、図２（ａ）において上下方向に２つの略凹型部材３Ａ，３Ｂに分割されている。そして、これらにもボルト穴が形成されていて、一方の凹型部材３Ａ側からボルトを挿通して締結することにより、ノズルＢを挿通して保持することができる（図３（ａ）参照）。
【００２５】
但し、ノズル保持部３は、上述した図２（ａ）に示す構成であることに限定されない。例えば、ノズルＢを嵌合して固定治具本体部１に固定する構成であってもよい。すなわち、ノズルＢの外径と、ノズル保持穴３１の内径とがほぼ同一の径であるという構成としてもよい。
【００２６】
（偏心リング）
次に、上述したトーチ保持部２に挿通されて保持される偏心リング４について説明する。図２（ｂ）に示すように、偏心リング４は略円筒形状であり、その断面における外周形状は円形状である。この偏心リング４は、トーチ保持部２のリング保持穴２１に収められて保持されることから、その外径はリング保持穴２１の外径とほぼ同一であるか、それよりも大きい径である。そして、この偏心リング４の軸方向の長さは、本体部１の肉厚とほぼ同一の長さである。
【００２７】
また、偏心リング４は円筒形状であることから、当然に中空の内周円４１が形成されているが、この内周円４１の中心は外周円に対して偏心して形成され、外周円と内周円４１との中心が一致しておらず、すなわち、当該内周円４１は偏心穴となっている。従って、この偏心リング４の肉厚は、その位置によって異なる。そして、内周円４１にはトーチＡが挿通し、当該トーチＡはリング４を介してトーチ保持部２にて保持されるため、この内周円４１の径は、トーチＡの被保持部分の径とほぼ同一に形成されている。但し、後述するように、偏心リング４にスリット溝４３が形成されていたり、リング自体が分割されて形成されている場合には、トーチＡの被保持部分の径と完全に一致していなくても問題はない。
【００２８】
また、略円筒形状の偏心リング４の軸方向における両端部の外周は、当該リング４の外周円よりも大きい径になっている。すなわち、リング４の両端部は、外周に向かって突出する略円環状の平面板形状となっており、フランジ部４２が形成されている。従って、偏心リング４の軸線に沿った断面の外周付近は、コ字状になっている（後述する図３（ｂ）参照）。このとき、リング両端部にある各フランジ部４２の距離は、後にはめ込まれる本体部１の肉厚と同じか、それよりも長く形成されている。但し、このフランジ部４２は、偏心リング４の一方の端部のみに形成されていてもよく、場合によっては、いずれの端部にも形成されていなくてもよい。
【００２９】
また、偏心リング４の内周面には、その外周方向に向かう線状の切除部、すなわち、スリット溝４３が形成されている。このスリット溝４３は、偏心リング４３の両端部を結ぶよう、中心軸に沿って一様に形成されている。そして、このスリット溝４３が、偏心リング４に上記フランジ部４２が形成されている場合には、当該フランジ部４２外周まで完全に通ずるものではないが、筒部分の外周まで通じていてもよい。本実施形態では、図２（ｂ）に示すようにそのような形状となっている。そして、このような形状であると、スリット溝４３の端部すなわちフランジ部４２の外周部付近で撓むことが可能となる。さらに、このスリット溝４３が完全に偏心リング４の外周方向に貫通すると、当該偏心リング４は分割された形状となる。そして、本実施形態における偏心リング４は、図２（ｂ）に示すように、当該偏心リングの両端部の一部を含む部材となるよう中心軸を通る平面にてほぼ半分に分割された２つの略半円筒部材４Ａ，４Ｂからなり、それぞれの部材４Ａ，４Ｂのほぼ中央にスリット溝４３が形成されている。
【００３０】
（溶加材供給ノズル用固定治具）
次に、上述した本体部１に偏心リング４を装着したときの固定治具の構成を、図２乃至図３を参照して説明する。まず、図２を参照して、本体部１に偏心リング４を取り付ける際の動作を説明する。なお、トーチＡは図示していないが、トーチＡも同時に取り付けるため、それを考慮して説明する。
【００３１】
図２に示すように、偏心リング４は、矢印Ａ１に示すよう本体部１のリング保持穴２１にはめ込まれるが、当該リング４にはフランジ部４２が形成されているため、トーチ保持部２を分割した状態ではめ込む。すなわち、トーチ保持部２のボルト２２を外し（図３（ａ）参照）、分割された部材である一方の凹型部材２Ａを取り外す。そして、他方の凹型部材２Ｂのリング保持穴２１部分に、分割された偏心リング４の一方の半筒状部材４Ｂを嵌合する。その後、リング保持穴２１に収められた偏心リング４の内周円４１部分に、トーチＡの被保持部分を配設し、その上から偏心リング４の他方の半筒状部材４Ａを被せ、さらにその上からトーチ保持部２の一方の凹型部材２Ｂを被せる。そして、ボルト２２を締め付けることにより、トーチ保持部２に偏心リング４を介してトーチＡが保持される（図４参照）。また、同様にして、ノズル保持穴３１にはノズルＢが挿通された状態で収められ、ボルト３３で締め付けられることにより本体部１のノズル保持部３に保持される。
【００３２】
このようにして本体部１に偏心リング４が装着されたときの固定治具（トーチＡは図示せず）を図３に示すが、図３（ａ）は正面から見たときの部分断面図である。また、この図に示すＡ−Ａ線における断面図を図３（ｂ）に示す。この図に示すように、トーチ保持部２に形成されたリング保持穴２１の中心Ｃ１と、ノズル保持部３に形成されたノズル保持穴３１の中心Ｃ２とは、本体部１のほぼ中心線上（略Ａ−Ａ線上）に位置するものの、偏心リング４の内周円の中心Ｃ３は、リング保持穴２１の中心Ｃ１とは異なる位置にあり、本体部１の幅方向における中心線上から外れた位置にある。そして、本体部１に装着した偏心リング４を図２（ｂ）の矢印Ａ２に示すよう回転させることにより、その内周円４１（偏心穴）の中心Ｃ３位置は本体部１に対して移動し、その軌跡は図３（ａ）に示す点線ＣＬのようになる。従って、リング４の内周円４１に挿通されているトーチＡは、その位置が本体部１に対して移動することとなり、これにより、ノズル保持部３に保持されているノズルとの相対位置も移動することとなる。
【００３３】
このときトーチＡは、偏心リング４を介してトーチ保持部２に保持されているが、ボルト２２によって締め付けられることにより分割されたトーチ保持部２の各部分２Ａ，２Ｂの距離が狭まるため、偏心リング４がトーチ保持部２に挟持された状態となり、これにより、さらに内側にあるトーチＡが偏心リング４に挟持されることとなる。具体的には、例えば、偏心リング４の内周円４１がトーチＡの被保持部分の径よりも小さく形成されている場合には、トーチ保持部２のボルト２２を締めると、分割された偏心リング４の各部材４Ａ，４Ｂの距離が狭まり、また、スリット溝４３の距離も狭まることにより、偏心リング４の空間部の面積が狭まり、これにより、トーチＡを挟持して保持することができる。逆に、偏心リング４の内周円４１がトーチＡの被保持部分の径よりも大きく形成されている場合には、僅かに大きい程度であればボルト２２の締め付けによりリング４のスリット溝４３の幅が狭まり、これによりトーチＡを挟持することができる。このように、偏心リング４を分割して形成したり、また、スリット溝４３を形成して当該形成箇所が撓むことにより、トーチＡの軸径とトーチ保持穴２１の内径とが一致していなくても、トーチＡを確実に固定することができ、あらゆる径を有するトーチＡに柔軟に対応することができる。
【００３４】
そして、図３（ｂ）に示すように、偏心リング４のフランジ部４２は本体部１の外部に突出しているため、ボルト２２の締め付けを緩めてトーチ保持部２による偏心リング４に対する挟持力を弱め、当該リング４が回転可能な状態とすることで、容易に当該リング４を回転させることができる。これにより、トーチＡとノズルＢとの位置関係の微調整を容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。このとき、偏心リング４の両端にあるフランジ部４２が本体部１の外部に突出していてリング保持穴２１よりも大きく形成されているため、トーチ保持部２の挟持力を弱めたとしても、偏心リング４がリング保持穴２１から脱落することを防止することができる。従って、さらなる作業性の向上を図ることができる。
【００３５】
（動作）
上述のようにして、固定治具によりトーチＡに固定されたノズルＢの位置を微調整する際における当該ノズルの動作範囲を、図４を参照して説明する。まず、トーチ保持部２のボルト２２を緩めることで、矢印Ｄ１に示す方向にトーチＡに沿って固定治具を移動することができ、トーチＡの軸方向に対するノズル先端部の位置を調整することができる。そして、ボルト２２を緩めた状態で、偏心リング４を回転させることにより、ノズルＢの軸中心に対するトーチＡの軸中心の位置を移動することができる。すなわち、結果としてトーチＡに対してノズルＢの軸中心の位置を移動することができる。具体的には、偏心リング４が偏心している距離だけ、トーチＡとノズルＢとの軸間距離を変更することができると共に（符号Ｄ２の矢印参照）、トーチＡの軸中心または偏心リング４の外周円中心を回転中心とした左右方向（符号Ｄ３の矢印参照）に移動することができ、ノズルＢの先端部の微調整を容易に行うことができる。そして、その後も強固にトーチＡ及びノズルＢの位置関係を維持して固定することができる。但し、実際には、偏心リング４を回転させると、図３の点線ＣＬに示すようにノズルＢ先端部は円軌跡上を移動するが、結果として上下左右方向に移動可能となる。
【００３６】
このとき、これらの操作は、トーチ保持部２のボルト２２を１本緩めることでも行うことができるため、その作業は容易であり、かつ、迅速に調整を行うことができる。
【００３７】
また、本発明の構成は、部品点数も少なくシンプルであるため、製造コストの削減を図ることができる。特に、トーチＡをウェービング動作させる場合には、トーチＡにかかる荷重が少ないことが望ましいため、部品店数削減により軽量である本発明の固定治具は好適である。
【００３８】
〈第２の実施形態〉
以下、本発明の第２の実施形態について図５を参照して説明する。図５（ａ），（ｂ）は、それぞれ本発明である固定治具を用いてトーチＡとノズルＢを固定したときの一例を示す概略図である。
【００３９】
図５（ａ）に示す固定治具は、上述した第１の実施形態とその構成は同一である。かかる固定治具を、この図に示すように、曲折したトーチＡやノズルＢを固定するために用いてもよい。このようにしても、トーチＡに対するノズルＢの先端部の位置を容易に微調整することができる。
【００４０】
また、図５（ｂ）に示す固定治具は、その本体部１がくびれ部１１付近で曲折した形状となっている。このような形状とすることで、上記同様、ノズルＢ先端部の微調整を容易に行うことができると共に、トーチＡに対してノズルＢを別の方向から導くことができ、あらゆる溶接装置に柔軟に対応することができ、汎用性の向上を図ることができる。
【００４１】
〈第３の実施形態〉
以下、本発明の第３の実施形態について説明する。第３の実施形態における固定治具は、基本的な構成は上述した第１の実施形態と同様である。但し、本実施形態においては、偏心リング４がトーチ保持部２ではなくノズル保持部３に備えられている。すなわち、ノズルＢが偏心リング４を介してノズル保持部３に保持されることとなる。
【００４２】
このようにしても、偏心リング４を回転させることにより、トーチＡに対するノズルＢの先端部の位置を容易に微調整することができ、作業性の向上を図ることができる。
【００４３】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、溶接用トーチを外周円に対して偏心穴を有する偏心リングを介して溶加材供給ノズル用固定治具に固定したため、偏心リングを所定角度回すことにより、当該リングの偏心穴の中心が外周円の中心に対して移動し、内穴に挿通している溶接用トーチの軸がトーチ保持部の中心に対して移動することとなり、結果として、この溶接用トーチと、固定治具に保持されている溶加材供給ノズルとの軸の位置関係が相対的に移動することとなるため、溶加材供給ノズルの先端部の位置を、偏心リングを回転させるという容易な操作により微調整することができ、作業性の向上を図ることができる。
【００４４】
このとき、トーチ保持部に、締め付けることにより偏心リングを挟持してその締め付け状態に応じて当該トーチ保持部の偏心リングに対する挟持力が調整可能なボルトを設けることにより、偏心リングが回転可能となるほどボルトを緩めることで、当該リングを回転させてノズル先端部の位置を調整可能となるため、さらなる調整作業の容易化を図ることができる。また、固定治具自体の構成も簡略化されて部品点数が減少するため、トーチにかかる荷重が減少して当該トーチの負担の軽減を図ることができ、さらには、製造コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態おいて、溶加材供給ノズルを溶接用トーチに固定したときの様子を示す概略図である。
【図２】図２は、本発明の第１の実施形態における構成図である。図２（ａ）は、溶加材供給ノズル用固定治具本体部を示す斜視図であり、図２（ｂ）は、偏心リングを示す斜視図である。
【図３】図３は、本発明の第１の実施形態における断面図である。図３（ａ）は、正面から見たときの部分断面図を示し、図３（ｂ）は、図３（ａ）のＡ−Ａ線における断面図である。
【図４】本発明の第１の実施形態における溶加材供給ノズルの位置を調整する際の当該ノズルの動作を示す説明図である。
【図５】図５（ａ），（ｂ）は、それぞれ本発明の第２の実施形態における溶加材供給ノズル用固定治具を用いて、溶接トーチと溶加材添加ノズルを固定したときの一例を示す概略図である。
【図６】溶接用トーチ及び溶加材供給用ノズルを用いて行うアーク溶接の説明図である。
【図７】従来例におけるアーク溶接装置の構成を示す概略図である。
【図８】従来例におけるアーク溶接装置の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
１　溶加材供給ノズル用固定治具本体部
２　トーチ保持部
３　ノズル保持部
４　偏心リング
２１　リング保持穴
２２，３３　ボルト
３１　ノズル保持穴
４１　内周円（偏心穴）
４２　フランジ部
４３　スリット溝
Ａ　溶接用トーチ
Ｂ　溶加材供給ノズル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a fixing jig for a filler material supply nozzle, and in particular, fixes a filler material supply nozzle to a welding torch and easily positions a tip of the filler material supply nozzle with respect to the welding torch. The present invention relates to a fixture for a filler material supply nozzle that can be finely adjusted.
[0002]
[Prior art]
As a method for joining a metal and a metal, there is arc welding that generates an electric discharge between a metal material and an electrode and uses the heat of the electric discharge. In this arc welding, a filler material (filler) is supplied to the base material (work) from the outside of the welding torch, and the filler material is melted at the welded portion by the heat generated by the spark at the time of the arc, and together with its solidification. There are TIG welding and plasma welding for joining joints. Here, the TIG welding is a method in which an arc is generated using a current between a tungsten electrode and a base material in an inert gas atmosphere, and the base material and the welding rod are melted and joined by the arc heat. . On the other hand, in plasma welding, as shown in FIG. 6, a plasma arc 102 from a tungsten electrode 101 passes through a hole of a water-cooled insert tip 103 and is transferred to a base material 104. Then, since the arc 102 generated from the electrode 101 is subjected to the wall effect and the thermal pinch effect by the water-cooled insert tip 103, the arc 102 is squeezed, becomes an arc having a high energy density, and is ejected from the insert tip hole. Then, the ejected arc undergoes a thermal pinch effect further by the shield gas 105, so that the arc is further narrowed and moves to the base material 104. Therefore, an arc having high energy density, excellent stability and directionality can be obtained, and high-speed, low-current welding can be performed.
[0003]
In the above-described TIG welding and plasma welding, a filler metal (see reference numeral 106 in FIG. 6) is supplied to the arc, but in order to stably supply the filler metal, a welding torch is used. It is necessary to fix and attach the material supply nozzle. At this time, even if the angled nozzle is fixed to the torch, if the position is not an appropriate position, the filler material cannot be supplied satisfactorily, and there is a problem that welding cannot be performed efficiently. In particular, in the above-described plasma welding, since the arc is thin, strictness is required at the position. Therefore, even after fixing the filler material supply nozzle to the welding torch, the position of the nozzle can be easily fine-tuned, and the filler material supply nozzle can be fixed stably. A fixing jig is desired.
[0004]
Conventionally, a fixing jig 200 for a filler material supply nozzle as disclosed in Patent Document 1 has been disclosed. FIG. 7 shows the fixing jig 200 for the filler material supply nozzle. As shown in this figure, an arc is emitted from the electrode 210 of the welding torch 201 to the welded portion of the base material, and the filler material is supplied to the welded portion from the tip of the filler material supply nozzle 202. At this time, the position of the filler material supply nozzle 202 is fixed by a fixing jig 200 fixed to a support rod 203 fixed to the torch 201 with a screw 204. Then, by loosening the screw 204, the fixing position of the filler material supply nozzle 202 can be adjusted, and the position for supplying the filler material to the arc can be finely adjusted.
[0005]
FIG. 8 shows another conventional fixing jig 300 for a filler material supply nozzle. The jig 300 for fixing the filler material supply nozzle 302 to the torch 301 shown in this figure is a bolt fixing type using a pin joint 303 and an elongated hole 304, so that the pin joint 303 is loosened to the elongated hole 304. The fixed angle of the nozzle 302 can be swung along (see arrow 305). Thereby, the position of the nozzle tip can be finely adjusted.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 2-118670 (FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional example has the following disadvantages. That is, in any of the fixing jigs described above, since the position of the filler material supply nozzle with respect to the welding torch is fixed by screwing, vibration generated at the time of welding, for example, vibration generated at the time of waving operation, loosens the screw. However, there has been a problem that the displacement of the filler material supply nozzle occurs. In particular, in the nozzle fixing jig shown in FIG. 8, a long hole is formed, and the long hole serves as a swinging guide of the filler material supply nozzle. Misalignment is likely to occur. Further, depending on the structure, the number of parts for fixing also increases, making it difficult to adjust the nozzle position, increasing the weight of the torch as a fixing part, and further increasing the manufacturing cost. Was.
[0008]
[Object of the invention]
The present invention improves the disadvantages of the above-described conventional example, and in particular, can easily fine-tune the position of the filler material supply port of the filler material supply nozzle and stably fix the nozzle to the welding torch. It is an object of the present invention to provide a fixing jig for a filler material supply nozzle that can be used.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, a jig for fixing a filler material supply nozzle for supplying a filler material to a welding portion to a welding torch, the nozzle holding portion for holding the filler material supply nozzle, and a welding torch are provided. A torch holding portion that is inserted and held is provided, and an eccentric ring having an eccentric hole with respect to the outer circumferential circle is interposed between the torch holding portion and the welding torch.
[0010]
With such a configuration, the welding torch is held on the filler material supply nozzle fixing jig via the eccentric ring, and the filler material supply nozzle is also held on the jig. The state is fixed to the torch. At this time, by rotating the eccentric ring by a predetermined angle, the center of the eccentric hole, which is the inner hole of the ring, moves with respect to the center of the outer peripheral circle, so that the axis of the welding torch inserted through the inner hole holds the torch. It will move with respect to the center of the part. Then, the positional relationship between the axis of the welding torch and the filler material supply nozzle held by the fixing jig moves relatively, and the position of the tip of the filler material supply nozzle is changed to an eccentric ring. Can be finely adjusted by an easy operation of rotating the, and workability can be improved.
[0011]
At this time, the torch holding portion holds and holds the welding torch through the eccentric ring through which the welding torch is inserted and the eccentric ring, and also clamps the eccentric ring by tightening the torch holding portion. It is desirable to provide a bolt capable of adjusting the holding force of the torch holding portion with respect to the eccentric ring according to the tightening state. Accordingly, by loosening the bolts so that the eccentric ring becomes rotatable, the ring can be rotated to adjust the position of the nozzle tip, thereby facilitating the operation. In addition, the configuration of the fixing jig itself is simplified, and the number of components is reduced, so that manufacturing costs can be reduced.
[0012]
Further, in the present invention, the eccentric ring as described above may be provided in a nozzle holding portion that is a portion of the fixing jig main body portion that inserts and holds the filler material supply nozzle. Even in this case, by rotating the eccentric ring as described above, the positional relationship between the axis of the welding torch and the filler material supply nozzle can be relatively moved, and the filler material supply nozzle The position of the tip can be easily finely adjusted.
[0013]
Further, a slit groove may be formed on an inner wall surface of the eccentric ring toward an outer peripheral direction. Thereby, it becomes easy to bend the eccentric ring itself due to the existence of the hollow portion of the slit groove. Therefore, the outer diameter of the portion to be held of the welding torch or the filler material supply nozzle inserted and held in the inner hole of the eccentric ring is not completely the same as the inner diameter of the ring inner hole, and there is some dimensional error. Even if there is, the torch or the nozzle can be stably fixed by holding the torch or the nozzle together with the ring while the ring is bent. Thereby, it is possible to cope with any torch or nozzle, and it is possible to improve versatility.
[0014]
The same effect can be obtained by dividing the eccentric ring into a plurality of members each of which includes a part of both ends in the axial direction of the eccentric ring. By doing so, there is an additional advantage that it becomes easier to mount the eccentric ring on the jig main body. Further, when the eccentric ring is formed by dividing and the slit groove is formed, the ring itself can be more easily bent in the vicinity of the slit groove, and the torch and the nozzle can be more stably held. And a torch or nozzle having any shaft diameter. In particular, the effect is remarkable for a torch or a nozzle having a diameter larger than the diameter of the inner hole of the eccentric ring.
[0015]
Further, a flange portion having an outer diameter larger than a hole formed in the fixing jig main body portion through which the eccentric ring is inserted may be formed at an end of the eccentric ring in the axial direction. As a result, the flange portion protrudes from the hole through which the eccentric ring of the torch holding portion or the nozzle holding portion of the fixing jig main body is inserted, so that the ring itself can be easily rotated by grasping the flange portion. Fine adjustment of the nozzle can be performed. Further, by forming the flange portion at both ends in the axial direction of the eccentric ring, the above-described effect can be obtained, and the ring can be prevented from dropping off from the fixing jig body during the ring rotating operation. Workability can be improved.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
<First embodiment>
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a schematic view showing a state in which a filler material supply nozzle is fixed to a welding torch using a filler material supply nozzle fixing jig according to the present invention. FIG. 2 is a configuration diagram showing a configuration of a fixing jig for a filler material supply nozzle. FIG. 3 is a sectional view of a fixing jig for a filler material supply nozzle. FIG. 4 is an explanatory view showing a state in which the position of the filler material supply nozzle is adjusted when the filler material supply nozzle fixing jig is used.
[0017]
(Constitution)
As shown in FIG. 1, a fixing jig for a filler material supply nozzle (hereinafter, referred to as a fixing jig) according to the present invention supplies a filler material to a welded portion where an arc is emitted to a base material. Is a jig for fixing a filler material supply nozzle B (hereinafter, referred to as a nozzle) to a welding torch A (hereinafter, referred to as a torch). In this way, by fixing the position of the tip of the nozzle B so as to always stably supply the filler material to the same location with respect to the arc emitted from the torch A, stable welding can be performed.
[0018]
The fixing jig according to the present embodiment includes a fixing jig body 1 for a filler material supply nozzle, which includes a nozzle holding portion 3 for holding the nozzle B and a torch holding portion 2 for inserting and holding the torch A. And an eccentric ring 4 having an eccentric hole with respect to an outer peripheral circle inserted between the torch holding portion 2 and the welding torch A. Hereinafter, this will be described in detail.
[0019]
(Fixing jig body for filler material supply nozzle)
The fixing jig main body 1 (hereinafter, referred to as main body) for the filler material supply nozzle shown in FIG. 2A is formed of a plate-like member having a predetermined thickness, and has a plate width near the center thereof. The narrow constricted portion 11 is formed. A torch holding portion 2 for holding the welding torch A is formed on one side of the constricted portion 11, and a nozzle holding portion 3 for holding a filler material supply nozzle is formed on the other side. Each of the holding parts 2 and 3 is formed in a substantially square shape. Incidentally, the thickness of the main body 1 is, for example, 2 [cm], which is sufficient to stably hold the torch A as described later. However, the shape and dimensions of the main body 1 are not limited to those described above.
[0020]
(Torch holding part)
As described above, the torch holder 2 is a substantially square plate member. A circular ring holding hole 21 is formed at substantially the center of the eccentric ring 4 through which the torch A is inserted as described later, and holds the torch A together with the ring 4. The ring holding hole 21 is formed with a diameter substantially the same as the outer diameter of the eccentric ring 4, and is desirably smaller than the outer diameter of the eccentric ring. The center of the ring holding hole 21 is located substantially on the center line of the main body 1 in the width direction.
[0021]
Further, the torch holding portion 2 is divided into approximately half at the constricted portion 11 side and the opposite side. That is, the torch holding portion 2 having a substantially square shape is vertically divided into two substantially concave members 2A and 2B in FIG. However, the concave member 2B on the side of the constricted portion 11 is not strictly concave because it is integrated with the constricted portion 11 and a part 3B of the nozzle holding portion 3. However, for convenience of explanation, the concave member 2B will be described here. . A bolt hole (not shown) is formed in each of the divided concave members 2A and 2B. As shown in FIG. 3, which will be described later, a bolt is inserted from one of the concave members 2A and divided. By fastening the members 2A and 2B, the eccentric ring 4 inserted into the ring holding hole 21 can be held and held by the torch holding portion 2.
[0022]
However, the torch holder 2 is not limited to the configuration shown in FIG. For example, the eccentric ring 4 into which the torch A is inserted and fixed may be fitted to the ring holding hole 21 and fixed to the fixing jig main body 1 without being pinched from the outer peripheral direction. That is, the outer diameter of the held portion of the torch A and the outer diameter of the inner hole of the eccentric ring 4 are made substantially the same, and the outer diameter of the eccentric ring 4 and the inner diameter of the ring holding hole 21 are also almost the same. These may be fitted together and fixed.
[0023]
(Nozzle holding part)
Further, the nozzle holding part 3 located on the opposite side of the torch holding part 2 with the constricted part 11 interposed therebetween has substantially the same configuration as the torch holding part 2. However, in this embodiment, the diameter of the nozzle B is smaller than that of the torch A (see FIG. 1), and since the nozzle B does not have an eccentric ring, the nozzle B has a substantially square shape smaller than the torch holder 2 as a whole. It is formed in a shape. In the vicinity of the center, a circular nozzle holding hole 31 for inserting and holding the nozzle B and having a diameter substantially equal to or smaller than the outer diameter of the shaft portion of the nozzle B is formed. ing. Since the center of the nozzle holding hole 31 is located substantially at the center in the width direction of the main body 1, similarly to the center of the ring holding hole 21 described above, it is located substantially on the center line in the width direction of the main body 1.
[0024]
Further, the nozzle holding part 3 is substantially divided into half like the torch holding part 2, and is divided into two substantially concave members 3A and 3B in the vertical direction in FIG. These holes are also formed with bolt holes, and by inserting and fastening bolts from one of the concave members 3A, the nozzle B can be inserted and held (see FIG. 3A).
[0025]
However, the nozzle holding section 3 is not limited to the configuration shown in FIG. For example, a configuration in which the nozzle B is fitted and fixed to the fixture body 1 may be employed. That is, the outer diameter of the nozzle B and the inner diameter of the nozzle holding hole 31 may be substantially the same.
[0026]
(Eccentric ring)
Next, the eccentric ring 4 inserted and held in the torch holding section 2 will be described. As shown in FIG. 2B, the eccentric ring 4 has a substantially cylindrical shape, and its outer peripheral shape in a cross section is circular. Since the eccentric ring 4 is accommodated and held in the ring holding hole 21 of the torch holding portion 2, its outer diameter is substantially the same as or larger than the outer diameter of the ring holding hole 21. . The axial length of the eccentric ring 4 is substantially the same as the thickness of the main body 1.
[0027]
Since the eccentric ring 4 has a cylindrical shape, a hollow inner peripheral circle 41 is naturally formed, but the center of the inner peripheral circle 41 is formed eccentrically with respect to the outer peripheral circle, and The center does not coincide with the peripheral circle 41, that is, the inner peripheral circle 41 is an eccentric hole. Therefore, the thickness of the eccentric ring 4 varies depending on its position. Then, the torch A is inserted through the inner circumferential circle 41, and the torch A is held by the torch holding portion 2 via the ring 4. Therefore, the diameter of the inner circumferential circle 41 is equal to the diameter of the held portion of the torch A. It is formed almost the same in diameter. However, as described later, when the slit groove 43 is formed in the eccentric ring 4 or when the ring itself is divided, the diameter does not completely match the diameter of the held portion of the torch A. No problem.
[0028]
The outer circumference of both ends in the axial direction of the eccentric ring 4 having a substantially cylindrical shape has a diameter larger than the outer circumference circle of the ring 4. That is, both ends of the ring 4 have a substantially annular flat plate shape protruding toward the outer periphery, and the flange portion 42 is formed. Therefore, the vicinity of the outer periphery of the cross section along the axis of the eccentric ring 4 is U-shaped (see FIG. 3B described later). At this time, the distance between the flange portions 42 at both ends of the ring is equal to or longer than the thickness of the main body 1 to be fitted later. However, the flange portion 42 may be formed only at one end of the eccentric ring 4, and may not be formed at any end in some cases.
[0029]
In the inner peripheral surface of the eccentric ring 4, a linear cut-out portion toward the outer peripheral direction, that is, a slit groove 43 is formed. The slit groove 43 is formed uniformly along the central axis so as to connect both ends of the eccentric ring 43. When the flange portion 42 is formed in the eccentric ring 4, the slit groove 43 does not completely communicate with the outer periphery of the flange portion 42, but may communicate with the outer periphery of the cylindrical portion. In the present embodiment, such a shape is obtained as shown in FIG. With such a shape, it is possible to bend at the end of the slit groove 43, that is, near the outer peripheral portion of the flange portion 42. Further, when the slit groove 43 completely penetrates in the outer peripheral direction of the eccentric ring 4, the eccentric ring 4 has a divided shape. As shown in FIG. 2B, the eccentric ring 4 in the present embodiment is divided into approximately two halves on a plane passing through the central axis so as to be a member including a part of both ends of the eccentric ring. It is composed of two substantially semi-cylindrical members 4A and 4B, and a slit groove 43 is formed substantially at the center of each of the members 4A and 4B.
[0030]
(Fixing jig for filler material supply nozzle)
Next, the configuration of the fixing jig when the eccentric ring 4 is mounted on the main body 1 will be described with reference to FIGS. First, with reference to FIG. 2, the operation when attaching the eccentric ring 4 to the main body 1 will be described. Although the torch A is not shown, since the torch A is attached at the same time, the description will be made in consideration of this.
[0031]
As shown in FIG. 2, the eccentric ring 4 is fitted into the ring holding hole 21 of the main body 1 as shown by an arrow A1, but since the ring 4 has a flange portion 42, the torch holding portion 2 is Fit in a split state. That is, the bolt 22 of the torch holder 2 is removed (see FIG. 3A), and one of the divided members 2A, which is a divided member, is removed. Then, one half cylindrical member 4B of the divided eccentric ring 4 is fitted into the ring holding hole 21 portion of the other concave member 2B. Thereafter, the portion to be held of the torch A is disposed on the inner peripheral circle 41 of the eccentric ring 4 housed in the ring holding hole 21, and the other half-cylindrical member 4A of the eccentric ring 4 is covered therefrom. One of the concave members 2B of the torch holding part 2 is put thereon. Then, by tightening the bolt 22, the torch A is held by the torch holder 2 via the eccentric ring 4 (see FIG. 4). Similarly, the nozzle B is housed in a state where the nozzle B is inserted into the nozzle holding hole 31, and is held by the nozzle holding portion 3 of the main body 1 by being tightened with a bolt 33.
[0032]
FIG. 3 shows a fixing jig (the torch A is not shown) when the eccentric ring 4 is mounted on the main body 1 in this manner. FIG. 3 (a) is a partial cross-sectional view when viewed from the front. It is. FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line AA shown in FIG. As shown in this figure, the center C1 of the ring holding hole 21 formed in the torch holding part 2 and the center C2 of the nozzle holding hole 31 formed in the nozzle holding part 3 are substantially on the center line of the main body 1 ( The center C3 of the inner circumferential circle of the eccentric ring 4 is located at a position different from the center C1 of the ring holding hole 21 and located off the center line in the width direction of the main body 1 although it is located on the line AA). It is in. By rotating the eccentric ring 4 attached to the main body 1 as shown by an arrow A2 in FIG. 2B, the center C3 position of the inner circumferential circle 41 (eccentric hole) moves with respect to the main body 1. The trajectory is as indicated by a dotted line CL shown in FIG. Accordingly, the position of the torch A inserted into the inner circumferential circle 41 of the ring 4 moves with respect to the main body 1, whereby the relative position with respect to the nozzle held by the nozzle holding unit 3 also increases. Will move.
[0033]
At this time, the torch A is held by the torch holding part 2 via the eccentric ring 4, but the distance between the divided parts 2A and 2B of the torch holding part 2 is reduced by being tightened by the bolts 22, so that the torch A is eccentric. The ring 4 is held by the torch holding portion 2, whereby the further inner torch A is held by the eccentric ring 4. Specifically, for example, when the inner peripheral circle 41 of the eccentric ring 4 is formed smaller than the diameter of the held portion of the torch A, when the bolt 22 of the torch holding portion 2 is tightened, the divided eccentric Since the distance between the members 4A and 4B of the ring 4 is reduced and the distance between the slit grooves 43 is also reduced, the area of the space of the eccentric ring 4 is reduced, so that the torch A can be sandwiched and held. . Conversely, when the inner peripheral circle 41 of the eccentric ring 4 is formed to be larger than the diameter of the portion to be held of the torch A, the bolt 22 tightens the slit groove 43 of the ring 4 if it is slightly larger. The width is reduced, so that the torch A can be clamped. As described above, the eccentric ring 4 is divided and formed, or the slit groove 43 is formed and the formed portion is bent, so that the shaft diameter of the torch A and the inner diameter of the torch holding hole 21 match. Even without the torch, the torch A can be securely fixed, and can flexibly cope with the torch A having any diameter.
[0034]
Then, as shown in FIG. 3B, since the flange portion 42 of the eccentric ring 4 protrudes outside the main body 1, the tightening of the bolt 22 is loosened and the holding force of the torch holding portion 2 on the eccentric ring 4 is reduced. By weakening the ring 4 so that the ring 4 is rotatable, the ring 4 can be easily rotated. Thereby, the fine adjustment of the positional relationship between the torch A and the nozzle B can be easily performed, and the workability can be improved. At this time, since the flange portions 42 at both ends of the eccentric ring 4 project outside the main body portion 1 and are formed larger than the ring holding hole 21, even if the holding force of the torch holding portion 2 is weakened, the eccentricity is reduced. The ring 4 can be prevented from dropping from the ring holding hole 21. Therefore, the workability can be further improved.
[0035]
(motion)
The operation range of the nozzle B when finely adjusting the position of the nozzle B fixed to the torch A by the fixing jig as described above will be described with reference to FIG. First, by loosening the bolt 22 of the torch holder 2, the fixing jig can be moved along the torch A in the direction shown by the arrow D1, and the position of the nozzle tip with respect to the axial direction of the torch A can be adjusted. Can be. By rotating the eccentric ring 4 with the bolt 22 loosened, the position of the axis center of the torch A with respect to the axis center of the nozzle B can be moved. That is, as a result, the position of the axis center of the nozzle B can be moved with respect to the torch A. Specifically, the center distance between the torch A and the nozzle B can be changed by the distance that the eccentric ring 4 is eccentric (see the arrow D2), and the center of the axis of the torch A or the eccentric ring 4 The nozzle B can be moved in the left-right direction about the center of the outer circumference circle as the center of rotation (see the arrow D3), and the tip of the nozzle B can be finely adjusted easily. Then, the positional relationship between the torch A and the nozzle B can be maintained and fixed firmly thereafter. However, in practice, when the eccentric ring 4 is rotated, the tip of the nozzle B moves on a circular locus as shown by a dotted line CL in FIG. 3, but as a result, it can move in the vertical and horizontal directions.
[0036]
At this time, these operations can also be performed by loosening one bolt 22 of the torch holder 2, so that the operation is easy and the adjustment can be performed quickly.
[0037]
Further, since the configuration of the present invention is simple with a small number of parts, the manufacturing cost can be reduced. In particular, when the torch A is subjected to the waving operation, it is desirable that the load applied to the torch A is small. Therefore, the fixing jig of the present invention, which is lightweight by reducing the number of parts stores, is suitable.
[0038]
<Second embodiment>
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIGS. 5A and 5B are schematic diagrams each showing an example when the torch A and the nozzle B are fixed using the fixing jig according to the present invention.
[0039]
The fixing jig shown in FIG. 5A has the same configuration as that of the first embodiment described above. Such a fixing jig may be used for fixing a bent torch A or a nozzle B as shown in FIG. Even in this case, the position of the tip of the nozzle B with respect to the torch A can be easily finely adjusted.
[0040]
The fixing jig shown in FIG. 5B has a shape in which the main body 1 is bent near the constricted portion 11. With such a shape, fine adjustment of the tip of the nozzle B can be easily performed as described above, and the nozzle B can be guided to the torch A from another direction. And versatility can be improved.
[0041]
<Third embodiment>
Hereinafter, a third embodiment of the present invention will be described. The basic configuration of the fixing jig according to the third embodiment is the same as that of the above-described first embodiment. However, in the present embodiment, the eccentric ring 4 is provided on the nozzle holder 3 instead of the torch holder 2. That is, the nozzle B is held by the nozzle holding unit 3 via the eccentric ring 4.
[0042]
Even in this case, by rotating the eccentric ring 4, the position of the tip of the nozzle B with respect to the torch A can be easily finely adjusted, and the workability can be improved.
[0043]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured and functions as described above, according to this, the welding torch is fixed to the fixing jig for the filler material supply nozzle via an eccentric ring having an eccentric hole with respect to the outer circumferential circle. By rotating the ring by a predetermined angle, the center of the eccentric hole of the ring moves with respect to the center of the outer circumference circle, and the axis of the welding torch inserted through the inner hole moves with respect to the center of the torch holding portion. As a result, the positional relationship between the axis of the welding torch and the filler material supply nozzle held by the fixing jig relatively moves, so that the tip of the filler material supply nozzle The position can be finely adjusted by an easy operation of rotating the eccentric ring, and workability can be improved.
[0044]
At this time, by providing the torch holding portion with a bolt capable of holding the eccentric ring by tightening and adjusting the holding force of the torch holding portion with respect to the eccentric ring according to the tightened state, the eccentric ring becomes rotatable. By loosening the bolt, the position of the nozzle tip can be adjusted by rotating the ring, so that the adjustment operation can be further facilitated. In addition, since the configuration of the fixing jig itself is simplified and the number of parts is reduced, the load on the torch is reduced, so that the load on the torch can be reduced, and further, the manufacturing cost can be reduced. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a state when a filler material supply nozzle is fixed to a welding torch in a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2A is a perspective view showing a fixing jig main body for a filler material supply nozzle, and FIG. 2B is a perspective view showing an eccentric ring.
FIG. 3 is a cross-sectional view according to the first embodiment of the present invention. FIG. 3A is a partial cross-sectional view as viewed from the front, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 3A.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing the operation of the filler material supply nozzle when adjusting the position of the nozzle according to the first embodiment of the present invention.
FIGS. 5 (a) and 5 (b) respectively show a state where a welding torch and a filler metal addition nozzle are fixed using a filler jig for a filler metal supply nozzle according to a second embodiment of the present invention. FIG. 3 is a schematic diagram showing an example.
FIG. 6 is an explanatory diagram of arc welding performed using a welding torch and a filler material supply nozzle.
FIG. 7 is a schematic diagram showing a configuration of an arc welding apparatus in a conventional example.
FIG. 8 is a schematic diagram showing a configuration of an arc welding apparatus in a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Fixing jig body for filler material supply nozzle
2 Torch holder
3 Nozzle holder
4 Eccentric ring
21 Ring holding hole
22, 33 volts
31 Nozzle holding hole
41 Inner circumference circle (eccentric hole)
42 Flange
43 slit groove
A Torch for welding
B Filler material supply nozzle

Claims (8)

溶接部に溶加材を供給する溶加材供給ノズルを溶接用トーチに固定する治具であって、
前記溶加材供給ノズルを保持するノズル保持部と、前記溶接用トーチを挿通して保持するトーチ保持部とを備え、
前記トーチ保持部と前記溶接用トーチとの間に、外周円に対して偏心穴を有する偏心リングを介挿したことを特徴とする溶加材供給ノズル用固定治具。A jig for fixing a filler material supply nozzle for supplying a filler material to a welding portion to a welding torch,
A nozzle holding unit that holds the filler material supply nozzle, and a torch holding unit that inserts and holds the welding torch,
A fixing jig for a filler material supply nozzle, wherein an eccentric ring having an eccentric hole with respect to an outer peripheral circle is interposed between the torch holding portion and the welding torch. 前記トーチ保持部は、前記溶接用トーチが挿通された前記偏心リングを挟持して保持すると共に、
前記トーチ保持部に、締め付けることにより前記偏心リング及び当該偏心リングを介して前記溶接用トーチを挟持し、その締め付け状態に応じて前記トーチ保持部の前記偏心リングに対する挟持力が調整可能なボルトを設けたことを特徴とする請求項１記載の溶加材供給ノズル用固定治具。The torch holding portion holds and holds the eccentric ring through which the welding torch is inserted,
A bolt capable of holding the welding torch through the eccentric ring and the eccentric ring by tightening the torch holding portion, and adjusting a clamping force of the torch holding portion with respect to the eccentric ring according to the tightening state. The fixing jig for a filler material supply nozzle according to claim 1, wherein the fixing jig is provided. 溶接部に溶加材を供給する溶加材供給ノズルを溶接用トーチに固定する治具であって、
前記溶接用トーチを保持するトーチ保持部と、前記溶加材供給ノズルを挿通して保持するノズル保持部とを備え、
前記ノズル保持部と前記溶加材供給ノズルとの間に、外周円に対して偏心穴を有する偏心リングを介挿したことを特徴とする溶加材供給ノズル用固定治具。A jig for fixing a filler material supply nozzle for supplying a filler material to a welding portion to a welding torch,
A torch holding unit that holds the welding torch, and a nozzle holding unit that inserts and holds the filler material supply nozzle,
A fixture for a filler material supply nozzle, wherein an eccentric ring having an eccentric hole with respect to an outer peripheral circle is inserted between the nozzle holding part and the filler material supply nozzle. 前記ノズル保持部は、前記溶加材供給ノズルが挿通された前記偏心リングを挟持して保持すると共に、
前記ノズル保持部に、締め付けることにより前記偏心リング及び当該偏心リングを介して前記溶加材供給ノズルを挟持し、その締め付け状態に応じて当該ノズル保持部の前記偏心リングに対する挟持力が調整可能なボルトを設けたことを特徴とする請求項３記載の溶加材供給ノズル用固定治具。The nozzle holding portion sandwiches and holds the eccentric ring through which the filler material supply nozzle is inserted,
By clamping the filler material supply nozzle via the eccentric ring and the eccentric ring to the nozzle holding portion, the clamping force of the nozzle holding portion with respect to the eccentric ring can be adjusted according to the tightening state. The fixing jig for a filler material supply nozzle according to claim 3, wherein a bolt is provided. 前記偏心リングの内壁面に、スリット溝を外周方向に向かって形成したことを特徴とする請求項１，２，３又は４記載の溶加材供給ノズル用固定治具。The fixing jig for a filler material supply nozzle according to claim 1, wherein a slit groove is formed on an inner wall surface of the eccentric ring toward an outer peripheral direction. 前記偏心リングを、それぞれが当該偏心リングの軸方向における両端部の一部を含む部材となるよう複数に分割して形成したことを特徴とする請求項１，２，３，４又は５記載の溶加材供給ノズル用固定治具。6. The eccentric ring according to claim 1, 2, 3, 4, or 5, wherein the eccentric ring is divided into a plurality of members each including a part of both ends in the axial direction of the eccentric ring. Fixture for filler material supply nozzle. 前記偏心リングの軸方向における端部に、当該偏心リングが挿通する固定治具本体部に形成された穴よりも大きい外径を有するフランジ部を形成したことを特徴とする請求項１，２，３，４，５又は６記載の溶加材供給ノズル用固定治具。A flange portion having an outer diameter larger than a hole formed in a fixing jig body portion through which the eccentric ring is inserted is formed at an axial end of the eccentric ring. 7. The fixing jig for a filler material supply nozzle according to 3, 4, 5, or 6. 前記偏心リングの両端部に、前記フランジ部を形成したことを特徴とする請求項７記載の溶加材供給ノズル用固定治具。The fixing jig for a filler material supply nozzle according to claim 7, wherein the flange portions are formed at both ends of the eccentric ring.
JP2002309140A 2002-10-24 2002-10-24 Fixing tool for filler metal supplying nozzle Withdrawn JP2004141915A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002309140A JP2004141915A (en) 2002-10-24 2002-10-24 Fixing tool for filler metal supplying nozzle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002309140A JP2004141915A (en) 2002-10-24 2002-10-24 Fixing tool for filler metal supplying nozzle

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004141915A true JP2004141915A (en) 2004-05-20

Family

ID=32455048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002309140A Withdrawn JP2004141915A (en) 2002-10-24 2002-10-24 Fixing tool for filler metal supplying nozzle

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004141915A (en)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103658944A (en) * 2013-12-20 2014-03-26 天津商业大学 Fixed connecting device with adjustable height and steering direction
KR200473041Y1 (en) * 2012-11-19 2014-06-12 페이브텍 주식회사 Arc position compensation apparatus with weaving welding equipment
WO2015163346A1 (en) * 2014-04-22 2015-10-29 大陽日酸株式会社 Welding torch and attachment jig
CN110756958A (en) * 2019-11-26 2020-02-07 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 Welding deformation control method for titanium alloy thick plate

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200473041Y1 (en) * 2012-11-19 2014-06-12 페이브텍 주식회사 Arc position compensation apparatus with weaving welding equipment
CN103658944A (en) * 2013-12-20 2014-03-26 天津商业大学 Fixed connecting device with adjustable height and steering direction
WO2015163346A1 (en) * 2014-04-22 2015-10-29 大陽日酸株式会社 Welding torch and attachment jig
JPWO2015163346A1 (en) * 2014-04-22 2017-04-20 大陽日酸株式会社 Welding torch and mounting jig
US10695858B2 (en) 2014-04-22 2020-06-30 Taiyo Nippon Sanso Corporation Welding torch and mounting jig thereof
CN110756958A (en) * 2019-11-26 2020-02-07 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 Welding deformation control method for titanium alloy thick plate
CN110756958B (en) * 2019-11-26 2021-10-22 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 Welding deformation control method for titanium alloy thick plate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1732730B1 (en) Method and apparatus for securing welding torch components
US10688587B2 (en) Wire aiming guide and welding device
US6244496B1 (en) Connected structure and method for manufacturing the same
JP2804667B2 (en) Plasma arc torch
JP2008173649A (en) Weld nut feeder
JP5899127B2 (en) Automatic soldering unit and adjustment jig
JP2004141915A (en) Fixing tool for filler metal supplying nozzle
JP2015112632A (en) Welding apparatus
KR20130071774A (en) Clamp for pipe
KR100814620B1 (en) Position device for welding and a rotary type welding apparatus with the same
JP4679724B2 (en) Welding gun and resistance welding method for resistance welding
KR102519340B1 (en) Zig apparatus for fixing T-type pipe for chamber type welding head
US4367393A (en) Gas shielded plasma arc torch with improved collet
US20040094514A1 (en) Automatic orbital welding machine, and a welding process for pipes of a bundle of a heat exchanger
CN212704972U (en) Clamp and laser cladding welding equipment
KR200488027Y1 (en) Holders welding
JP2515423Y2 (en) Welding torch
KR101473663B1 (en) TIG welding torch for welding
JP7141895B2 (en) Electrode position adjustment mechanism for spot welders
KR100446357B1 (en) Narrow Gap MIG Welding Device for Arc Shape Part
JP4451340B2 (en) Welding equipment
JP5477957B2 (en) Gas shield arc torch power supply
JP2022079890A (en) Spot welder
JPH069753Y2 (en) Plasma torch
JP3163559B2 (en) Gas tungsten arc welding torch

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110