JP2004141607A - 物品収納部材、物品収納具および物品収納具の使用方法 - Google Patents

物品収納部材、物品収納具および物品収納具の使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】手軽に場所を移動でき、好みの場所において、簡易に組み立て可能で、かつ物品の収納および取り出しが容易であり、物品収納部材、物品収納具および物品収納具の使用方法を提供すること。
【解決手段】両端付近に開口部が形成された帯状台座と、その一部が前記開口部から表出するように、前記帯状台座に取り付けられている回動輪と、前記帯状台座に対向し、該帯状台座の回動輪が運行する溝状レールまたは突起状レールが長手方向に形成された帯状基台とを有する物品収納部材による。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品収納部材、物品収納具および物品収納具の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品収納具の基本的な役割としては、限られた場所にできるだけ多くの物品を収納できることである。しかしながら、単に物品をたくさん収納することができたとしても、物品の取り出し難いと物品が使用されなくなる。これでは、物品の本来の機能が発揮されないことになってしまう。
【0003】
そこで、収納効率を上げるだけでなく、物品の使用効率を上げることを目的とした種種の物品収納具が考案されている。本出願人が提案したハンガー収納具(実用新案登録番号2542690号)もそのひとつである。
【0004】
本願出願人は、さらにより簡単な構成であり、より簡単に組立てることが可能で、また組立てる場所の変更が容易な物品収納具を鋭意検討してきた。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みて創作されたものであり、手軽に場所を移動でき、好みの場所において、簡易に組み立て可能で、かつ物品の収納および取り出しが容易であり、物品収納部材、物品収納具および物品収納具の使用方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明の物品収納部材は、両端付近に開口部が形成された図1に例示する帯状台座と、その一部が前記開口部から表出するように、前記帯状台座に取り付けられている図2に例示する回動輪と、前記帯状台座に対向し、該帯状台座の回動輪が運行するレールが長手方向に形成された図4に例示する帯状基台とを有し、上記目的を達成する。
【0007】
前記帯状台座は中央の底板と該底板から両側に屈曲して立設する両側板とを有し、その断面がコの字形状であることを特徴とする。
【0008】
前記帯状台座の各開口部付近に、物品収納棚の支柱取り付け用孔が形成されていることを特徴とする。
【0009】
前記帯状台座の各開口部付近に、物品収納棚の支柱の先端を収納する先端受け部材を備えていることを特徴とする。
【0010】
前記帯状台座の各開口部の両側板に回動輪取り付け用孔が形成されていることを特徴とする。
【0011】
本願発明の物品収納部材は、上記の物品収納部材を少なくとも2組有することを特徴とする。
【0012】
本願発明の物品収納具は、少なくとも4本の支柱を有する物品収納棚と上記の物品収納部材とを有することを特徴とする。
【0013】
また、前記帯状基台の一方の先端に突起が形成され、他方の先端に該突起が嵌合可能な形状の切り欠きが形成されており、複数の帯状基台が連結可能であることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記帯状基台の溝の一部を被覆して前記回動輪の運行を停止するストッパを備えていることを特徴とする。
【0015】
また、本願発明の物品収納具の使用方法は、物品収納棚の一方の支柱列を一方の帯状台座の支柱取り付け孔に取り付け、物品収納棚の他方の支柱列を他方の帯状台座の支柱取り付け孔に取り付け、さらに各帯状台座の真下になるように各帯状基台を床等に載置し、各帯状基台の間隔を調整して帯状台座の回動輪を帯状基台の溝に載せることを特徴とする。
【0016】
【作用】
本願発明によれば、物品収納台を支える各支柱を二本の帯状台座に取り付ける構成をしており、各帯状台座はその下に対向するように置かれた形状がほぼ同じ帯状基台で支えられている。これにより、帯状台座にかかる重量はそのまま帯状基台全体で受けとめるので非常に安定している。
【0017】
また帯状台座の前端後端の開口部を介して設けられた回動輪は帯状基台の溝に沿って前後に安定して移動可能である。
【0018】
さらに、機構上、物品収納棚およびその上に置かれた物品の重量の重心は二つの帯状台座の間の中央付近にあるとともに、重さが加わるほど中央付近に集まろうとするので、重心がどちらかの帯状台座に偏って回動輪が帯状基台の溝からはずれて脱輪したりすることはなく、非常に安定している。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
(1)本発明の第1実施形態に係る物品収納部材についての説明
図1(a)〜(c)は本発明の第1実施形態に係る帯状台座を示す図であり、図1(a)は帯状台座の正面図、図1(b)は帯状台座の上面図、図1(c)は帯状台座の側面図である。また図2は帯状台座に回動輪を取り付ける止めネジ付き回動輪の側面図である。
【0021】
図3(a)〜(d)は帯状台座に回動輪を取り付けた状態を示す図であり、図3(a)はその上面図、図3(b)はその正面図、図3(c)はその側面図である。また、図4はその全体斜視図である。
【0022】
図1に示すように、帯状台座1は底板1aと側板1b, 1cからなる断面がコの字状をしており、台座の耐荷重性を高めている。帯状台座1の前部には、回動輪4aの一部が底板1aの下から出るように、開口部2aが形成されている。同様に帯状台座1の後部には、回動輪4bの一部が底板1aの下から出るように、開口部2bが形成されている。さらに開口部2aよりも前よりに、後述する物品収納棚の支柱を取り付けるための支柱取り付け孔3aが形成されている。同様に開口部2bよりも後よりに、支柱取り付け孔3bが形成されている。
【0023】
また、開口部2aの両側の側板1b, 1cには回動輪の軸を取り付けるための回動輪取り付け孔5a, 5bが設けられている。同様に、開口部2bの両側の側板1b, 1cには回動輪の軸を取り付けるための回動輪取り付け孔6a, 6bが設けられている。回動輪4aの取り付けは、回動軸を回動輪取り付け孔5a, 5bに通して帯状台座の側板1b, 1cにネジ留めすることにより、簡単に行うことができる。同様に、回動輪4bの取り付けは、回動軸を回動輪取り付け孔6a, 6bに通して帯状台座の側板1b, 1cにネジ留めすることにより行う。これにより回動輪4a, 4bは軸支されて自在に回動することができる。
【0024】
次に、本発明の第1実施形態に係る帯状基台7について説明する。帯状基台は上述した帯状台座の直下に置かれるもので、図5(a)は帯状基台の上面図、図5(b)は帯状基台の側面図を示している。
【0025】
帯状基台7の中央には、基台の長手方向に沿って溝状レール7aが形成されており、溝の幅は回動輪の運行に支障がないように回動輪の幅よりやや広めになっている。また、溝の深さは、回動輪が運行中に溝から脱輪しない程度の深さに形成されている。
【0026】
帯状基台の材質は特に問わないが、アルミ材やプラスティック材で作製すれば軽量で、かつ弾力性も得られて好都合である。
【0027】
図6は、帯状基台の変形例を示す側面図である。図のように、帯状基台の下側を削っている。これにより帯状基台は収納物品の荷重によって内側に撓むので、回動輪と溝との係合性がより強化される。
【0028】
(2)本発明の実施の形態に係る物品収納具についての説明
図7を参照しながら、上記物品収納部材を用いて物品収納具を組立てる方法について説明する。なお、物品収納棚8の支柱9の下端には、ネジ留め用端部を備えているのでこれを利用する。まず支柱9の下端を帯状台座1の支柱取り付け孔3aに合わせる。次に雄ネジ11を帯状台座1の裏側から孔3aを介して支柱端部の雌ネジ12に嵌め込んでいく。これにより、支柱9は台座1の底板に固定される。このようにして、一方の支柱列の各支柱を一本の帯状台座に固定する。
同様にして、他方の支柱列の各支柱を別の一本の帯状台座に固定する。
【0029】
次いで、組立てられた2つの帯状台座の駆動輪の間隔に合わせ、2本の帯状基台を床上に載置する。
【0030】
そして、帯状台座の各回動輪がその下の帯状基台の溝中に収まるように、帯状基台の間隔を調整する。
【0031】
こうしてすべての回動輪を帯状基台の溝に載せると、図8のようになる。
【0032】
なお、実施の形態では、帯状台座の強度を確保する上でその断面をコの字状にしているが、必ずしもコの字状態にする必要がなく、適宜、変更してもよい。
【0033】
また、支柱の帯状台座への取り付けは、底板に孔を形成して行ったが、他の方法を用いてよい。たとえば、回動輪の取り付けと同様に、側板に孔を設けてもよい。
【0034】
また、支柱を底板の上に載置するだけでも可能であるが、安全性の点から支柱は帯状台座にネジ等を用いて固定することが望ましい。
【0035】
台座や基台としては、軽量および強度を確保できる材質として、アルミ材やプラスティック材が適している。
【0036】
帯状台座の底板に設ける孔の形状は、支柱の間隔が常に定まっているときは、正円でよいが、間隔に多少のずれが生じた場合や、別の物品収納棚で異なる支柱間隔についても利用できるように、細長い円や溝状であってもあってもよい。
【0037】
次に物品収納具の移動できる距離を伸ばしたい場合について説明する。
【0038】
図9(a)は、そのための帯状基台の一実施形態に係る上面図であり、帯状基台の一方の端部に突起部を形成し、他方の端部に突起部の形状に合わせた切り欠きを形成している。これにより、図9(b)に示すように、複数本の帯状基台を連続して接続することができる。なお、この突起部や切り欠きは互いに係合できればよく、その形状は特に限定されない。
【0039】
図10(a), (b)は、帯状基台7の溝7aに嵌め込むストッパ14を示す図である。これにより、回動輪が帯状基台の溝を通り越して進まないようにすることができる。
【0040】
また、収納台の移動する区間を定めるとき、区間を設定する各位置にストッパを取り付ければよい。さらに収納台を特定の場所に固定しておく必要があるときには、回動輪の前後にストッパを嵌めて回動輪が動かないようにしておけばよい。
【0041】
本願発明者は本願発明に係る帯状台座、帯状基台および回動輪を含む物品収納部材を実際に作製した。また、物品収納具の各支柱を帯状台座の支柱取り付け孔に取り付け、帯状台座の回動輪を基台上に載せてその安定性や走行性を確認した。その結果、回動輪は基台の溝に沿って極めて円滑に運行し、物品収納具はバランスよく帯状基台上を移動することを確認した。また物品収納具の荷重がある程度重いほうがむしろ運行がより安定することを確認することができた。
【0042】
収納場所を変更するときも、帯状基台の位置を移動するだけで簡単に行うことができる。さらに、家庭内の狭い場所でも、帯状基台を置く位置や方向を変更するだけで、最適な場所を選択することができるので、物品の収納効率と共に利用効率の向上を図ることが可能である。
【0043】
(3)本発明の第2実施形態に係る物品収納部材についての説明
上述した本発明の第1実施形態に係る物品収納部材が、家庭など、比較的軽い物品を収納する適用されるのに対し、本発明の第2実施形態に係る物品収納部材は、重量の重い物を収納する業務用においても十分に耐えられるような構造を備えている。
【0044】
図11(a)〜(c)は本発明の第2実施形態に係る帯状台座を示す図であり、図11(a)は帯状台座の正面図、図11(b)は帯状台座の上面図、図11(c)は帯状台座の側面図である。また図12は帯状台座に回動輪を取り付ける止めネジ付き回動輪の側面図である。第2実施形態に係る回動輪は、図2に示す第1実施形態に係る回動輪と異なり、車輪はダブルとなっている。これにより、耐荷重をより増すことが可能となる。
【0045】
図13(a)〜(d)は帯状台座に回動輪を取り付けた状態を示す図であり、図13(a)はその上面図、図13(b)はその正面図、図13(c)はその側面図である。
【0046】
図11に示すように、帯状台座21は底板21aと側板21b, 21cからなる断面がコの字状をしており、台座の耐荷重性を高めている。帯状台座21の前部には、回動輪24aの一部が底板21aの下から出るように、開口部22aが形成されている。同様に帯状台座21の後部には、回動輪24bの一部が底板21aの下から出るように、開口部22bが形成されている。さらに開口部22aよりも前よりに、物品収納棚の支柱を取り付けるための支柱取り付け孔23aが形成されている。同様に開口部22bよりも後よりに、支柱取り付け孔23bが形成されている。なお、支柱取り付け孔23a, 23bの各位置は開口部22a, 22bの近傍であればよく、特にその位置を特定するものではない。
【0047】
開口部22aの両側の側板21b, 21cには回動輪の軸を取り付けるための回動輪取り付け孔25a, 25bが設けられている。同様に、開口部22bの両側の側板21b, 21cには回動輪の軸を取り付けるための回動輪取り付け孔26a, 26bが設けられている。回動輪24aの取り付けは、回動軸を回動輪取り付け孔25a, 25bに通して帯状台座の側板21b, 12cにネジ留めすることにより、簡単に行うことができる。同様に、回動輪24bの取り付けは、回動軸を回動輪取り付け孔26a, 26bに通して帯状台座の側板21b, 21cにネジ留めすることにより行う。これにより回動輪24a, 24bは軸支されて自在に回動することができる。
【0048】
次に、本発明の第2実施形態に係る帯状基台27について説明する。帯状基台27は上述した帯状台座21の直下に置かれるもので、図14(a)は帯状基台の上面図、図14(b)は帯状基台の側面図を示している。図15は、第2の実施形態に係る回動輪と帯状基台の突起状レールとの係合を説明する図である。
【0049】
帯状基台27の中央には、基台の長手方向に沿って突起状レール27aが形成されており、突起の幅は回動輪の運行に支障がないように回動輪の二つの車輪の間隔よりやや小さめになっている。また突起の高さは、回動輪が運行中に脱輪しない程度の高さに形成されている。27bは帯状基台の下側に形成された帯状基台連結用ピンを装填する溝である。
【0050】
帯状基台の材質は特に問わないが、アルミ材やプラスティック材で作製すれば軽量で、かつ弾力性も得られて好都合である。
【0051】
図16は帯状基台を連結していく状態を説明する図であり、図16(a)は連結前、図16(b)は連結後の状態をそれぞれ示している。なお、図において、27cは溝27b中に装填された連結用ピンであり、帯状基台は連結用ピンを介してつながっていく。これにより、必要なだけ物品収納台の移動距離を延ばすことができる。
【0052】
図17は帯状台座の回動輪がレールを越えて進まないようにするためのストッパを説明する図であり、図17(a)はストッパ34の取り付け前、図17(b)は取り付け後の状態をそれぞれ示している。図のように、ストッパ34の凹部はレールの突部にちょうど嵌るような大きさに形成されている。なお、ストッパ34の材質がゴム等の弾性体のとき、レールとの摩擦が大きくなって抜け落ち難くなるのでストッパとしてより有効となる。
【0053】
図18は別の帯状基台28の構造および帯状基台の連結の仕方を説明する図である。図18(a)の断面図に示すように、帯状基台28の断面は、帯状台座の車輪と係合する突部28aを両側にして対称的にふたつの段部28bと28cが設けられている。高い方の段部28bは帯状台座の車輪がその上を通っていく。一方、低い方の段部28cは帯状基台を連結するための連結用カバーを取り付けたり、ストッパを取り付けたりするために用いられる。図18(b)は二本の帯状基台を連結した状態を示す上面図である。連結用カバー29aは二本の帯状基台の段部28cに橋渡すように載置され、図18(b)のX−X方向から見た断面図である図18(c)に示すように、帯状基台に形成された孔、連結用カバーに形成された孔を合わせた後にネジ30aによってネジ留めされる。
【0054】
同様に、図18(b)および図18(b)のY−Y方向から見た断面図である図18(d)に示すように、ストッパ29bは帯状基台の端部においてネジ30bによりネジ留めされる。
【0055】
このようにネジ留めされることにより、より強固な連結が可能となり、またストッパ機能が保証されるので、業務用の重量の重い収納物、例えば、牛やマグロ等の大型冷凍用食肉を本願発明の収納物品を用いて運搬したり保管するときにも帯状基台間の連結がはずれたり、ストッパが帯状基台からずれ落ちたりすることはなく、極めて安全である。
【0056】
同時に、図15や図18(a)に示す突状レールを用いることにより、これら大型冷凍用食肉から水等の液体がレール上にこぼれたとしても、かかるレール構造により液体がレールから下に流れ落ちるので、レール上での凍結を防止することができる。このため、レール上を運行する帯状台座の車輪の運行が妨げられることもなく、円滑な運行を保証することができる。
【0057】
なお、物品収納具の各支柱を本発明の第2実施形態に係る帯状台座の支柱取り付け孔に取り付ける方法については、本発明の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0058】
(4)別の帯状台座についての説明
図19(a)乃至(e)は本願発明の請求項5に対応する別の帯状台座を説明する図である。図19(a)は支柱先端受け部材を示す斜視図であり、この受け部材の中央には支柱の先端が嵌合可能に開口部が形成されている。図19(b)、図19(c)、図19(d)は、それぞれ受け部材31a、31bを帯状台座の前部と後部にハンダ付け等により固着した状態を示す上面図、側面図、正面図である。
【0059】
また、図19(e)は物品収納棚の支柱の先端32a、32bを帯状台座の支柱先端受け部31a、31bに取付けるときの状態を説明する図である。このように、支柱の先端32a、32bの径と、支柱先端受け部31a、31bの開口径がほぼ合致するように作製しておけば、支柱の先端を受け部の開口に挿嵌するという簡単な作業だけで確実な取付けが可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本願発明によれば、2列の帯状台座の下には、常に対向して同じ形状の2列の帯状基台があるので、収納物品の荷重は、2列の台座から該台座に対向した2列の基台へと全体にわたり平均してかかる。このため、帯状台座の下の回動輪は、帯状基台のレールに押し付けられながらレール上を円滑に運行する。また、荷重が重くなればなるほど基台の床への密着性は増すので、基台が床上でずれることはなく、安全性も高い。
【0061】
さらに収納台の一方の支柱列を対応する一方の帯状台座の取り付け孔に取り付け、他方の支柱列を他方の帯状台座の取り付け孔に取り付けると、収納台の荷重は両側の支柱列を介して直接2つの帯状台座に分担されるとともに、全体の重心は2つの帯状台座の中間に位置しているので、本願発明の物品収納具は極めて安定した状態にあり、従って安全性も高い。
【0062】
本願発明の収納部材は、回動輪を備えた帯状台座および帯状基台という極めて簡単な構成であるから、運送・運搬や取り付けや取り外し等の組立てに関する作業も至って簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る帯状台座を示す図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態に係る止めネジ付き回動輪を示す図である。
【図3】図3(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る回動輪を帯状台座に取り付けた状態を示す図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施形態に係る物品収納部材の全体構成を示す斜視図である。
【図5】図5(a),(b)は、本発明の第1の実施形態に係る帯状基台を説明する図である。
【図6】図6は本発明の第1の実施形態に係る帯状基台の変形例を示す図である。
【図7】図7は本発明の第1の実施形態に係る物品収納具の組立てる方法について説明する図である。
【図8】図8は本発明の第1の実施形態に係る物品収納具の組立て後の斜視図である。
【図9】図9(a),(b)は本発明の第1の実施形態に係る連結可能な帯状基台を説明する図である。
【図10】図10(a),(b)は本発明の第1の実施形態に係るストッパを説明する図である。
【図11】図11(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に係る帯状台座を示す図である。
【図12】図12は本発明の第2の実施形態に係る止めネジ付き回動輪を示す図である。
【図13】図13(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に係る回動輪を帯状台座に取り付けた状態を示す図である。
【図14】図14(a),(b)は、本発明の第2の実施形態に係る帯状基台を説明する図である。
【図15】図15は本発明の第2の実施形態に係る帯状台座を帯状基台との係合を説明する図である。
【図16】図16(a),(b)は本発明の第2の実施形態に係る帯状基台の連結を説明する図である。
【図17】図17(a),(b)は本発明の第2の実施形態に係るストッパを説明する図である。
【図18】図18(a)〜(c)はその他の実施形態に係る帯状基台、連結およびストッパを説明する図である。
【図19】図19(a)〜(e)は他の実施形態に係る帯状台座を説明する図である。
【符号の説明】
1, 21・・・帯状台座、
1a, 21a・・・帯状台座の底板、
1b, 1c, 21b, 21c・・・帯状台座の側板、
2a, 2b, 22a, 22b・・・開口部、
3a, 3b, 23a, 23b・・・支柱取り付け孔、
4a, 4b, 24a, 24b・・・回動輪、
5a, 5b 6a, 6b, 25a, 25b, 26a, 26b・・・回動輪取り付け孔、
7, 27, 28・・・帯状基台、
7a・・・溝状レール、
9・・・支柱、
11・・・雄ネジ、
12・・・雌ネジ,
14、34、29b・・・ストッパ、
27a, 28a・・・突起状レール、
27b・・・溝、
27c・・・連結用ピン、
28b, 28c・・・段部、
29a・・・連結用カバー、
30a, 30b・・・ネジ、
31a, 31b・・・支柱先端受け部材、
32a, 32b・・・支柱の先端。

Claims (11)

  1. 前端付近と後端付近とに開口部が形成されている帯状台座と、
    その一部が前記開口部から表出するように、前記帯状台座に取り付けられている回動輪と、
    前記帯状台座の回動輪が運行する溝状レールまたは突起状レールが長手方向に形成されている帯状基台と、
    を有することを特徴とする物品収納部材。
  2. 請求項1記載の物品収納部材において、前記帯状基台に溝状レールが形成されているとき、前記回動輪は該溝の中を運行する一輪であり、前記帯状基台に突起状レールが形成されているとき、前記回動輪は該突起状レールを両側から挟み込む二輪であることを特徴とする記載の物品収納部材。
  3. 前記帯状台座は中央の底板と該底板から両側に屈曲して立設する両側板とを有し、その断面がコの字形状であることを特徴とする請求項1に記載の物品収納部材。
  4. 前記帯状台座の各開口部付近に、物品収納棚の支柱取り付け用孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の物品収納部材。
  5. 前記帯状台座の各開口部付近に、物品収納棚の支柱の先端を収納する先端受け部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の物品収納部材。
  6. 前記帯状台座の各開口部の両側板に回動輪取り付け用孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の物品収納部材。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1に記載の物品収納部材を少なくとも2組有することを特徴とする物品収納部材。
  8. 少なくとも4本の支柱を有する物品収納棚と請求項7に記載の物品収納部材とを有する物品収納具。
  9. 前記帯状基台の一方の先端に突起が形成され、他方の先端に該突起が嵌合可能な形状の切り欠きが形成されており、複数の帯状基台が連結可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の物品収納部材。
  10. 前記帯状基台の溝の一部を被覆して前記回動輪の運行を停止するストッパを備えていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記載の物品収納部材。
  11. 請求項8に記載の物品収納具の使用方法であって、
    物品収納棚の一方の支柱列を一方の帯状台座に取り付け、物品収納棚の他方の支柱列を他方の帯状台座に取り付け、
    さらに各帯状台座の真下になるように各帯状基台を床等に載置し、
    各帯状基台の間隔を調整して帯状台座の回動輪を帯状基台の溝に載せることを特徴とする物品収納具の使用方法。
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WO2010055261A2 (fr) 2008-11-13 2010-05-20 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Procede de traitement au moyen d'un film adhesif d'une lentille optique comportant un revetement antisalissure en vue de son debordage

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