JP2004140599A - ワイヤレス送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、ユーザが多種類の映像機器の中から所望の映像機器を容易な操作で自由に制御することができ、その映像機器から得られる映像情報を表示して容易に視聴することを可能としたワイヤレス送受信装置を提供することを目的としている。
【解決手段】テレビジョン放送を受信し、外部映像機器13,14が接続されるステーション11から出力される映像信号を、無線によりモニタ15に送信して映像表示する。また、外部映像機器13,14を制御するためのリモートコントローラ17,18からの操作情報を、モニタ15が受信してステーション11を介して外部映像機器13,14に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】テレビジョン放送を受信し、外部映像機器13,14が接続されるステーション11から出力される映像信号を、無線によりモニタ15に送信して映像表示する。また、外部映像機器13,14を制御するためのリモートコントローラ17,18からの操作情報を、モニタ15が受信してステーション11を介して外部映像機器13,14に送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばテレビジョン放送受信機能や映像情報を入出力可能な外部機器との接続機能等を有するステーションと、このステーションで取得した映像情報を表示するモニタとの間で無線によるデータ通信を可能としたワイヤレス送受信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、衛星を利用した各種の方式のテレビジョン放送が実用化されており、このようなテレビジョン放送を受信するために、例えば、BS(Broadcasting Satellite)チューナや、110°CS(Communication Satellite)チューナ等が必要となっている。
【0003】
また、映像情報を蓄積するメディアとしても、現在では、VTR(Video TapeRecorder)だけでなく、例えば、ハードディスクや、DVD(Digital Versatile Disk)のような光ディスクに対して、映像情報を記録再生するドライブ装置等が普及している。
【0004】
このように、受信系及び蓄積系において多種類の映像機器が混在する現状を考慮した場合、次に要望されることは、ユーザが、多種類の映像機器の中から所望の映像機器を容易な操作で自由に制御することができ、その映像機器から得られる映像情報を表示して容易に視聴することを可能にすることである。
【0005】
特許文献1として提示する特開2002−112135号公報には、デジタルテレビジョン放送受信装置で受信したデータ放送コンテンツをモニタで表示可能にデコード処理し、アナログテレビジョン放送受信装置に送信して映像表示させる構成が開示されている。
【0006】
しかしながら、この特許文献1には、1つのデジタルテレビジョン放送受信装置で受信したデータ放送コンテンツを、アナログテレビジョン放送受信装置に表示させる構成が開示されているだけで、多種類の映像機器で得られる映像情報を選択的に表示することについては何らの記載もなされていないものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−112135号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、ユーザが多種類の映像機器の中から所望の映像機器を容易な操作で自由に制御することができ、その映像機器から得られる映像情報を表示して容易に視聴することを可能としたワイヤレス送受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るワイヤレス送受信装置は、テレビジョン放送の受信手段を備えるとともに、外部映像機器との接続手段を備えた映像出力機器と、外部から与えられる映像信号を表示する映像表示機器とを、無線通信可能に接続するものであって、
映像表示機器は、映像出力機器から送信される映像信号を受信して映像表示する手段を有するとともに、受信手段の制御に対応する第1のリモートコントローラからの操作情報と、外部映像機器の制御に対応する第2のリモートコントローラからの操作情報とを選択的に受信して映像出力機器に送信する手段を有し、
映像出力機器は、映像表示機器から送信された操作情報を受信し、第1のリモートコントローラからの操作情報であればその操作情報に基づいて受信手段を制御し、第2のリモートコントローラからの操作情報であればその操作情報を外部映像機器に送信する手段を有するとともに、受信手段で得られた映像信号及び外部映像機器から得られた映像信号を、選択的に映像表示機器に送信する手段を有するようにしたものである。
【0010】
上記のような構成によれば、テレビジョン放送の受信手段や外部映像機器との接続手段を有する映像出力機器と、この映像出力機器から出力される映像信号を映像表示する映像表示機器とを別体に構成し、映像出力機器から無線により映像信号を映像表示機器に送信して映像表示を行なうようにしている。
【0011】
このため、映像出力機器と映像表示機器とを近接させて設置する必要がなくなり、例えば、家屋内の所定の部屋に映像出力機器を設置し、映像表示機器を他の部屋に設置して映像表示を行なわせるという自由な使い方を実現することが可能となる。
【0012】
また、外部映像機器を制御するための第2のリモートコントローラからの操作情報を、映像表示機器が受信して映像出力機器を介して外部映像機器に送信するようにしている、つまり、外部制御機器に元々付属していた第2のリモートコントローラによって、対応する外部制御機器を制御することができるので、ユーザが外部制御機器の操作を容易に行なえるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するワイヤレステレビジョン放送受信装置の概略を示している。
【0014】
すなわち、図1において、符号11は映像出力機器としてのステーションである。このステーション11は、アンテナ12で受信した地上波アナログテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局して、映像信号及び音声信号に復号化する。
【0015】
また、このステーション11には、複数(図示の場合は2つ)の外部映像機器13,14が接続可能になっている。この外部映像機器13,14は、例えば、BSチューナ、110°CSチューナ、VTR、光ディスクドライブ装置等のように、映像信号及び音声信号を外部に出力可能なものである。
【0016】
そして、このステーション11は、テレビジョン放送信号から復号化した映像信号及び音声信号や、外部映像機器13,14から出力される映像信号及び音声信号等を、選択的に無線により映像表示機器であるモニタ15に送信する。このモニタ15は、ステーション11から送信された映像信号及び音声信号を受信して、映像表示及び音声再生を実現する。
【0017】
また、上記モニタ15は、このワイヤレステレビジョン放送受信装置専用のリモートコントローラ16、外部映像機器13を制御するためのリモートコントローラ17及び外部映像機器14を制御するためのリモートコントローラ18から送信される各操作情報を受信する。
【0018】
そして、このモニタ15は、各リモートコントローラ16〜18からの操作情報を、無線によりステーション11に送信する。これにより、ステーション11は、リモートコントローラ16の操作情報に基づいてチャンネルの選局動作を実行することができる。
【0019】
また、ステーション11は、リモートコントローラ17,18の操作情報を外部映像機器13,14に向けて送信する。これにより、リモートコントローラ17,18の操作情報に基づいて、対応する外部映像機器13,14が制御されることになる。
【0020】
上記したワイヤレステレビジョン放送受信装置によれば、テレビジョン放送の受信機能や外部映像機器13,14との接続機能を有するステーション11と、このステーション11で取得した映像信号及び音声信号を映像表示及び音声再生するモニタ15とを別体に構成し、ステーション11から無線により映像信号及び音声信号をモニタ15に送信して、モニタ15で映像表示及び音声再生を行なうようにしている。
【0021】
このため、ステーション11とモニタ15とを近接させて設置する必要がなくなり、例えば、家屋内の所定の部屋にステーション11を設置し、モニタ15を他の部屋に設置して映像及び音声を視聴するという自由な使い方を実現することが可能となる。
【0022】
また、外部映像機器13,14を制御するためのリモートコントローラ17,18からの操作情報を、モニタ15が受信してステーション11を介して外部映像機器13,14に送信するようにしている、つまり、外部制御機器13,14に元々付属していたリモートコントローラ17,18によって、対応する外部制御機器13,14を制御することができるので、ユーザが外部制御機器13,14の操作を容易に行なえるようになる。
【0023】
図2は、上記ステーション11及びモニタ15の詳細を示している。まず、ステーション11において、アンテナ12で受信されたテレビジョン放送信号は、チューナ部19により、選局部20から出力される選局制御情報に基づいて、所望のチャンネルの信号が選局され、映像信号及び音声信号に復号化される。
【0024】
このチューナ部19で復号化された映像信号及び音声信号は、入出力切替部21に供給される。この入出力切替部21には、外部映像機器13,14から出力される映像信号及び音声信号も、それぞれ供給されるようになっている。
【0025】
そして、この入出力切替部21は、テレビジョン信号を復号化した映像信号及び音声信号、外部映像機器13,14から出力される映像信号及び音声信号等を選択的に、送信側モジュールユニット22に出力している。この送信側モジュールユニット22は、入力された映像信号及び音声信号を、無線による送信に適した形態に変換した後、アンテナ23を介してモニタ15に送信している。
【0026】
また、モニタ15において、ステーション11から送信された映像信号及び音声信号は、アンテナ24で受信され、受信側モジュールユニット25により復調処理された後、入力切替部26に供給される。この入力切替部26には、外部映像機器13,14と同様な外部映像機器27(ゲーム機等も含む)が接続され、その外部映像機器27から出力される映像信号及び音声信号が供給されるようになっている。
【0027】
そして、この入力切替部26は、受信側モジュールユニット25から出力された映像信号及び音声信号と、外部映像機器27から出力される映像信号及び音声信号とを選択的に信号処理部28に出力している。この信号処理部28は、入力された映像信号を液晶パネル29による表示に適した形態に変換して液晶パネル29に出力し映像表示させるとともに、入力された音声信号を図示しないスピーカによる音声再生に適した形態に変換してスピーカに出力している。
【0028】
上記したモニタ25の一連の動作は、CPU(Central Processing Unit)30によって統括的に制御されている。このCPU30は、各リモートコントローラ16〜18からの操作情報が、受光部31及び受信側モジュールユニット25を介して入力されることにより、その操作情報に対応するように入力切替部26及び液晶パネル29を制御している。
【0029】
また、各リモートコントローラ16〜18からの操作情報は、受光部31で受光され、受信側モジュールユニット25で無線による送信に適した形態に変換された後、アンテナ24を介してステーション11に送信される。そして、この送信された操作情報が、ステーション11において、アンテナ23で受信され、送信側モジュールユニット22により復調された後、選局部20の制御や、発光部32を介して外部映像機器13,14の制御に供される。
【0030】
図3は、上記送信側モジュールユニット22及び受信側モジュールユニット25の詳細を示している。まず、送信側モジュールユニット22において、入出力切替部21から出力された映像信号及び音声信号は、デコーダ22aにより、それぞれ無線による送信に適した形態にデコード処理された後、圧縮伸張部22bに供給される。
【0031】
この圧縮伸張部22bは、RAM(Random Access Memory)22cをワークエリアとし、入力された映像信号及び音声信号にMPEG(Moving Picture Experts Group)2方式による圧縮処理を施している。そして、この圧縮伸張部22bから出力された映像信号及び音声信号は、通信制御部22d、無線ユニット22e及び図3では図示しないアンテナ23を介して、受信側モジュールユニット25に送信される。
【0032】
上記した送信側モジュールユニット22の一連の動作は、ROM(Read Only Memory)22fに格納された制御プログラムによって駆動されるMPU(Micro Processing Unit)22gによって統括的に制御されている。
【0033】
また、受信側モジュールユニット25において、送信側モジュールユニット22から送信された映像信号及び音声信号は、図3では図示しないアンテナ24で受信された後、無線ユニット25a及び通信制御部25bを介して圧縮伸張部25cに供給される。
【0034】
この圧縮伸張部25cは、RAM25dをワークエリアとし、入力された映像信号及び音声信号に伸張処理を施している。そして、この圧縮伸張部25cから出力された映像信号及び音声信号が、エンコーダ25eで復調されて、上記入力切替部26に供給される。
【0035】
上記した受信側モジュールユニット25の一連の動作は、ROM25fに格納された制御プログラムによって駆動されるMPU25gによって統括的に制御されている。
【0036】
一方、上記各リモートコントローラ16〜18から送信された操作情報は、上記受光部31に受光され、MPU25g、通信制御部25b、無線ユニット25及びアンテナ24を介して、パケットデータ形式で送信側モジュールユニット22に送信される。
【0037】
また、送信側モジュールユニット22において、受信側モジュールユニット25から送信された操作情報は、アンテナ23で受信された後、無線ユニット22e、通信制御部22d及びMPU22gを介して、選局部20の制御や、発光部32の制御に供される。
【0038】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、ユーザが多種類の映像機器の中から所望の映像機器を容易な操作で自由に制御することができ、その映像機器から得られる映像情報を表示して容易に視聴することを可能としたワイヤレス送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、ワイヤレステレビジョン放送受信装置の概略を説明するために示す図。
【図2】同実施の形態におけるステーション及びモニタの詳細を説明するために示すブロック構成図。
【図3】同実施の形態における送信側モジュールユニット及び受信側モジュールユニットの詳細を説明するために示すブロック構成図。
【符号の説明】
11…ステーション、
12…アンテナ、
13,14…外部映像機器、
15…モニタ、
16〜18…リモートコントローラ、
19…チューナ部、
20…選局部、
21…入出力切替部、
22…送信側モジュールユニット、
23,24…アンテナ、
25…受信側モジュールユニット、
26…入力切替部、
27…外部映像機器、
28…信号処理部、
29…液晶パネル、
30…CPU、
31…受光部、
32…発光部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばテレビジョン放送受信機能や映像情報を入出力可能な外部機器との接続機能等を有するステーションと、このステーションで取得した映像情報を表示するモニタとの間で無線によるデータ通信を可能としたワイヤレス送受信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、衛星を利用した各種の方式のテレビジョン放送が実用化されており、このようなテレビジョン放送を受信するために、例えば、BS(Broadcasting Satellite)チューナや、110°CS(Communication Satellite)チューナ等が必要となっている。
【0003】
また、映像情報を蓄積するメディアとしても、現在では、VTR(Video TapeRecorder)だけでなく、例えば、ハードディスクや、DVD(Digital Versatile Disk)のような光ディスクに対して、映像情報を記録再生するドライブ装置等が普及している。
【0004】
このように、受信系及び蓄積系において多種類の映像機器が混在する現状を考慮した場合、次に要望されることは、ユーザが、多種類の映像機器の中から所望の映像機器を容易な操作で自由に制御することができ、その映像機器から得られる映像情報を表示して容易に視聴することを可能にすることである。
【0005】
特許文献1として提示する特開2002−112135号公報には、デジタルテレビジョン放送受信装置で受信したデータ放送コンテンツをモニタで表示可能にデコード処理し、アナログテレビジョン放送受信装置に送信して映像表示させる構成が開示されている。
【0006】
しかしながら、この特許文献1には、1つのデジタルテレビジョン放送受信装置で受信したデータ放送コンテンツを、アナログテレビジョン放送受信装置に表示させる構成が開示されているだけで、多種類の映像機器で得られる映像情報を選択的に表示することについては何らの記載もなされていないものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−112135号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、ユーザが多種類の映像機器の中から所望の映像機器を容易な操作で自由に制御することができ、その映像機器から得られる映像情報を表示して容易に視聴することを可能としたワイヤレス送受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るワイヤレス送受信装置は、テレビジョン放送の受信手段を備えるとともに、外部映像機器との接続手段を備えた映像出力機器と、外部から与えられる映像信号を表示する映像表示機器とを、無線通信可能に接続するものであって、
映像表示機器は、映像出力機器から送信される映像信号を受信して映像表示する手段を有するとともに、受信手段の制御に対応する第1のリモートコントローラからの操作情報と、外部映像機器の制御に対応する第2のリモートコントローラからの操作情報とを選択的に受信して映像出力機器に送信する手段を有し、
映像出力機器は、映像表示機器から送信された操作情報を受信し、第1のリモートコントローラからの操作情報であればその操作情報に基づいて受信手段を制御し、第2のリモートコントローラからの操作情報であればその操作情報を外部映像機器に送信する手段を有するとともに、受信手段で得られた映像信号及び外部映像機器から得られた映像信号を、選択的に映像表示機器に送信する手段を有するようにしたものである。
【0010】
上記のような構成によれば、テレビジョン放送の受信手段や外部映像機器との接続手段を有する映像出力機器と、この映像出力機器から出力される映像信号を映像表示する映像表示機器とを別体に構成し、映像出力機器から無線により映像信号を映像表示機器に送信して映像表示を行なうようにしている。
【0011】
このため、映像出力機器と映像表示機器とを近接させて設置する必要がなくなり、例えば、家屋内の所定の部屋に映像出力機器を設置し、映像表示機器を他の部屋に設置して映像表示を行なわせるという自由な使い方を実現することが可能となる。
【0012】
また、外部映像機器を制御するための第2のリモートコントローラからの操作情報を、映像表示機器が受信して映像出力機器を介して外部映像機器に送信するようにしている、つまり、外部制御機器に元々付属していた第2のリモートコントローラによって、対応する外部制御機器を制御することができるので、ユーザが外部制御機器の操作を容易に行なえるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するワイヤレステレビジョン放送受信装置の概略を示している。
【0014】
すなわち、図1において、符号11は映像出力機器としてのステーションである。このステーション11は、アンテナ12で受信した地上波アナログテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局して、映像信号及び音声信号に復号化する。
【0015】
また、このステーション11には、複数(図示の場合は2つ)の外部映像機器13,14が接続可能になっている。この外部映像機器13,14は、例えば、BSチューナ、110°CSチューナ、VTR、光ディスクドライブ装置等のように、映像信号及び音声信号を外部に出力可能なものである。
【0016】
そして、このステーション11は、テレビジョン放送信号から復号化した映像信号及び音声信号や、外部映像機器13,14から出力される映像信号及び音声信号等を、選択的に無線により映像表示機器であるモニタ15に送信する。このモニタ15は、ステーション11から送信された映像信号及び音声信号を受信して、映像表示及び音声再生を実現する。
【0017】
また、上記モニタ15は、このワイヤレステレビジョン放送受信装置専用のリモートコントローラ16、外部映像機器13を制御するためのリモートコントローラ17及び外部映像機器14を制御するためのリモートコントローラ18から送信される各操作情報を受信する。
【0018】
そして、このモニタ15は、各リモートコントローラ16〜18からの操作情報を、無線によりステーション11に送信する。これにより、ステーション11は、リモートコントローラ16の操作情報に基づいてチャンネルの選局動作を実行することができる。
【0019】
また、ステーション11は、リモートコントローラ17,18の操作情報を外部映像機器13,14に向けて送信する。これにより、リモートコントローラ17,18の操作情報に基づいて、対応する外部映像機器13,14が制御されることになる。
【0020】
上記したワイヤレステレビジョン放送受信装置によれば、テレビジョン放送の受信機能や外部映像機器13,14との接続機能を有するステーション11と、このステーション11で取得した映像信号及び音声信号を映像表示及び音声再生するモニタ15とを別体に構成し、ステーション11から無線により映像信号及び音声信号をモニタ15に送信して、モニタ15で映像表示及び音声再生を行なうようにしている。
【0021】
このため、ステーション11とモニタ15とを近接させて設置する必要がなくなり、例えば、家屋内の所定の部屋にステーション11を設置し、モニタ15を他の部屋に設置して映像及び音声を視聴するという自由な使い方を実現することが可能となる。
【0022】
また、外部映像機器13,14を制御するためのリモートコントローラ17,18からの操作情報を、モニタ15が受信してステーション11を介して外部映像機器13,14に送信するようにしている、つまり、外部制御機器13,14に元々付属していたリモートコントローラ17,18によって、対応する外部制御機器13,14を制御することができるので、ユーザが外部制御機器13,14の操作を容易に行なえるようになる。
【0023】
図2は、上記ステーション11及びモニタ15の詳細を示している。まず、ステーション11において、アンテナ12で受信されたテレビジョン放送信号は、チューナ部19により、選局部20から出力される選局制御情報に基づいて、所望のチャンネルの信号が選局され、映像信号及び音声信号に復号化される。
【0024】
このチューナ部19で復号化された映像信号及び音声信号は、入出力切替部21に供給される。この入出力切替部21には、外部映像機器13,14から出力される映像信号及び音声信号も、それぞれ供給されるようになっている。
【0025】
そして、この入出力切替部21は、テレビジョン信号を復号化した映像信号及び音声信号、外部映像機器13,14から出力される映像信号及び音声信号等を選択的に、送信側モジュールユニット22に出力している。この送信側モジュールユニット22は、入力された映像信号及び音声信号を、無線による送信に適した形態に変換した後、アンテナ23を介してモニタ15に送信している。
【0026】
また、モニタ15において、ステーション11から送信された映像信号及び音声信号は、アンテナ24で受信され、受信側モジュールユニット25により復調処理された後、入力切替部26に供給される。この入力切替部26には、外部映像機器13,14と同様な外部映像機器27(ゲーム機等も含む)が接続され、その外部映像機器27から出力される映像信号及び音声信号が供給されるようになっている。
【0027】
そして、この入力切替部26は、受信側モジュールユニット25から出力された映像信号及び音声信号と、外部映像機器27から出力される映像信号及び音声信号とを選択的に信号処理部28に出力している。この信号処理部28は、入力された映像信号を液晶パネル29による表示に適した形態に変換して液晶パネル29に出力し映像表示させるとともに、入力された音声信号を図示しないスピーカによる音声再生に適した形態に変換してスピーカに出力している。
【0028】
上記したモニタ25の一連の動作は、CPU(Central Processing Unit)30によって統括的に制御されている。このCPU30は、各リモートコントローラ16〜18からの操作情報が、受光部31及び受信側モジュールユニット25を介して入力されることにより、その操作情報に対応するように入力切替部26及び液晶パネル29を制御している。
【0029】
また、各リモートコントローラ16〜18からの操作情報は、受光部31で受光され、受信側モジュールユニット25で無線による送信に適した形態に変換された後、アンテナ24を介してステーション11に送信される。そして、この送信された操作情報が、ステーション11において、アンテナ23で受信され、送信側モジュールユニット22により復調された後、選局部20の制御や、発光部32を介して外部映像機器13,14の制御に供される。
【0030】
図3は、上記送信側モジュールユニット22及び受信側モジュールユニット25の詳細を示している。まず、送信側モジュールユニット22において、入出力切替部21から出力された映像信号及び音声信号は、デコーダ22aにより、それぞれ無線による送信に適した形態にデコード処理された後、圧縮伸張部22bに供給される。
【0031】
この圧縮伸張部22bは、RAM(Random Access Memory)22cをワークエリアとし、入力された映像信号及び音声信号にMPEG(Moving Picture Experts Group)2方式による圧縮処理を施している。そして、この圧縮伸張部22bから出力された映像信号及び音声信号は、通信制御部22d、無線ユニット22e及び図3では図示しないアンテナ23を介して、受信側モジュールユニット25に送信される。
【0032】
上記した送信側モジュールユニット22の一連の動作は、ROM(Read Only Memory)22fに格納された制御プログラムによって駆動されるMPU(Micro Processing Unit)22gによって統括的に制御されている。
【0033】
また、受信側モジュールユニット25において、送信側モジュールユニット22から送信された映像信号及び音声信号は、図3では図示しないアンテナ24で受信された後、無線ユニット25a及び通信制御部25bを介して圧縮伸張部25cに供給される。
【0034】
この圧縮伸張部25cは、RAM25dをワークエリアとし、入力された映像信号及び音声信号に伸張処理を施している。そして、この圧縮伸張部25cから出力された映像信号及び音声信号が、エンコーダ25eで復調されて、上記入力切替部26に供給される。
【0035】
上記した受信側モジュールユニット25の一連の動作は、ROM25fに格納された制御プログラムによって駆動されるMPU25gによって統括的に制御されている。
【0036】
一方、上記各リモートコントローラ16〜18から送信された操作情報は、上記受光部31に受光され、MPU25g、通信制御部25b、無線ユニット25及びアンテナ24を介して、パケットデータ形式で送信側モジュールユニット22に送信される。
【0037】
また、送信側モジュールユニット22において、受信側モジュールユニット25から送信された操作情報は、アンテナ23で受信された後、無線ユニット22e、通信制御部22d及びMPU22gを介して、選局部20の制御や、発光部32の制御に供される。
【0038】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、ユーザが多種類の映像機器の中から所望の映像機器を容易な操作で自由に制御することができ、その映像機器から得られる映像情報を表示して容易に視聴することを可能としたワイヤレス送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、ワイヤレステレビジョン放送受信装置の概略を説明するために示す図。
【図2】同実施の形態におけるステーション及びモニタの詳細を説明するために示すブロック構成図。
【図3】同実施の形態における送信側モジュールユニット及び受信側モジュールユニットの詳細を説明するために示すブロック構成図。
【符号の説明】
11…ステーション、
12…アンテナ、
13,14…外部映像機器、
15…モニタ、
16〜18…リモートコントローラ、
19…チューナ部、
20…選局部、
21…入出力切替部、
22…送信側モジュールユニット、
23,24…アンテナ、
25…受信側モジュールユニット、
26…入力切替部、
27…外部映像機器、
28…信号処理部、
29…液晶パネル、
30…CPU、
31…受光部、
32…発光部。
Claims (5)
- テレビジョン放送の受信手段を備えるとともに、外部映像機器との接続手段を備えた映像出力機器と、外部から与えられる映像信号を表示する映像表示機器とを、無線通信可能に接続するワイヤレス送受信装置であって、前記映像表示機器は、前記映像出力機器から送信される映像信号を受信して映像表示する手段を有するとともに、前記受信手段の制御に対応する第1のリモートコントローラからの操作情報と、前記外部映像機器の制御に対応する第2のリモートコントローラからの操作情報とを選択的に受信して前記映像出力機器に送信する手段を有し、
前記映像出力機器は、前記映像表示機器から送信された操作情報を受信し、前記第1のリモートコントローラからの操作情報であればその操作情報に基づいて前記受信手段を制御し、前記第2のリモートコントローラからの操作情報であればその操作情報を前記外部映像機器に送信する手段を有するとともに、前記受信手段で得られた映像信号及び前記外部映像機器から得られた映像信号を、選択的に前記映像表示機器に送信する手段を有することを特徴とするワイヤレス送受信装置。 - 複数の外部映像機器との接続手段を備えた映像出力機器と、外部から与えられる映像信号を表示する映像表示機器とを、無線通信可能に接続するワイヤレス送受信装置であって、
前記映像表示機器は、前記映像出力機器から送信される映像信号を受信して映像表示する手段を有するとともに、前記複数の外部映像機器それぞれの制御に対応する複数のリモートコントローラからの操作情報を選択的に受信して前記映像出力機器に送信する手段を有し、
前記映像出力機器は、前記映像表示機器から送信された操作情報を受信し、該操作情報を前記複数の外部映像機器に送信する手段を有するとともに、前記複数の外部映像機器から得られた映像信号を選択的に前記映像表示機器に送信する手段を有することを特徴とするワイヤレス送受信装置。 - 前記映像出力機器は、映像信号に圧縮処理を施して前記映像表示機器に送信する手段を有し、前記映像表示機器は、受信した映像信号に伸張処理を施して映像表示する手段を有することを特徴とする請求項1または2記載のワイヤレス送受信装置。
- 前記映像表示機器は、前記外部映像機器との接続手段を有するとともに、前記映像出力機器から送信される映像信号と、前記外部映像機器から得られる映像信号とを選択的に映像表示する手段を有することを特徴とする請求項1または2記載のワイヤレス送受信装置。
- 前記映像表示機器は、前記操作情報をパケットデータ形式で前記映像出力機器に送信する手段を有することを特徴とする請求項1または2記載のワイヤレス送受信装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2002303417A JP2004140599A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | ワイヤレス送受信装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006324947A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ワイヤレス映像表示装置 |
KR100693595B1 (ko) | 2005-11-30 | 2007-03-14 | 엘지전자 주식회사 | 무선 영상표시기기의 제어장치 및 방법 |
-
2002
- 2002-10-17 JP JP2002303417A patent/JP2004140599A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006324947A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ワイヤレス映像表示装置 |
JP4725187B2 (ja) * | 2005-05-19 | 2011-07-13 | パナソニック株式会社 | ワイヤレス映像表示装置 |
KR100693595B1 (ko) | 2005-11-30 | 2007-03-14 | 엘지전자 주식회사 | 무선 영상표시기기의 제어장치 및 방법 |
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