JP2004139416A - 電子機器および総使用時間記録プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】機器の総使用時間を記録することのできる電子機器および総使用時間記録プログラムを提供すること。
【解決手段】マイクロコンピュータ2に備わっているタイマー機能を利用して電子機器1の総使用時間を計測し記録する。すなわち、マイクロコンピュータ2のタイマーの値を一定周期毎に読み取り、機器の電源がオンになっていれば、総時間記録用カウンタをカウントアップしていく。また、一定時間毎に記憶装置3の空き領域に総時間記録用カウンタの値を書き込む。記憶装置3の空き領域に書き込まれた総時間記録用カウンタ値を外部より読み出す場合は、通信インタフェースを介してマイクロコンピュータ2と通信を行って読み出す。
【選択図】 図1
【解決手段】マイクロコンピュータ2に備わっているタイマー機能を利用して電子機器1の総使用時間を計測し記録する。すなわち、マイクロコンピュータ2のタイマーの値を一定周期毎に読み取り、機器の電源がオンになっていれば、総時間記録用カウンタをカウントアップしていく。また、一定時間毎に記憶装置3の空き領域に総時間記録用カウンタの値を書き込む。記憶装置3の空き領域に書き込まれた総時間記録用カウンタ値を外部より読み出す場合は、通信インタフェースを介してマイクロコンピュータ2と通信を行って読み出す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロコンピュータを搭載した電子機器および総使用時間記録プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子機器では、図3に示すように、用途に応じた機能を果たすメイン処理4が繰り返し行われる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−222568号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子機器にあっては、定期的にメンテナンスを行っても実際の使用時間にはユーザ毎にばらつきがあるため、機器の使用開始時からの総使用時間を記録する手段を有さない限り効率の良いメンテナンスが困難であるという問題点があった。また、機器に保証がある場合、ほとんど使用していなくても保証期間を経過すると保証を受けることができなくなる。また、機器をレンタルする場合、使用頻度にかかわらず同一料金が課せられている。また、例えば総走行距離メーターを備えた車両等では中古売却する場合に総走行距離を勘案した査定ができるが、例えばパソコンでは総使用時間を勘案した査定は困難である。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、機器の総使用時間を記録することのできる電子機器および総使用時間記録プログラムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、マイクロコンピュータを備えた電子機器であって、前記マイクロコンピュータのタイマー機能を利用して、当該電子機器の使用開始時からの総使用時間をカウントする総使用時間カウント手段と、前記総使用時間カウント手段によってカウントされた総使用時間を記憶する総使用時間記憶手段と、を備えている。このように、総使用時間記憶手段に記憶された総使用時間を参考にすれば、メンテナンス効率を向上させることができる。また、適正な課金または価格を決定することもできる。
【0007】
また、本発明に係る電子機器は、前記総使用時間カウント手段は、前記マイクロコンピュータのタイマーの値を一定周期毎に読み取り、当該電子機器の電源がオンになっていればカウントアップし、一定時間毎にカウント値を前記総使用時間記憶手段に書き込むことが望ましい。したがって、カウント値を確認することで総使用時間を把握することができる。
【0008】
また、本発明に係る総使用時間記録プログラムは、コンピュータに、マイクロコンピュータのタイマー機能を利用して、電子機器の使用開始時からの総使用時間をカウントする総使用時間カウントステップと、前記総使用時間カウントステップでカウントされた総使用時間を総使用時間記憶手段に書き込む総使用時間書込ステップと、を実行させるためのものである。
【0009】
さらに、本発明に係る総使用時間記録プログラムは、前記総使用時間カウントステップは、前記マイクロコンピュータのタイマーの値を一定周期毎に読み取り、前記電子機器の電源がオンになっていればカウントアップし、前記総使用時間書込ステップと、一定時間毎にカウント値を前記総使用時間記憶手段に書き込む。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子機器および総使用時間記録プログラムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の電子機器1は、マイクロコンピュータ11と、特許請求の範囲の総使用時間カウント手段に該当する総使用時間カウント部13と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等のデータ書き換え可能なメモリによって構成された総使用時間記憶手段に該当する記憶部15とを備えて構成されている。なお、記憶部15には、図2のフローチャートに示すように、本機器1のメイン処理4を行うプログラムと、本機器1の総使用時間を計測する総使用時間記録処理5を行うプログラム(総使用時間記録プログラム)が記憶されており、特に、総使用時間記録プログラムは総使用時間カウント部13によって動作される。
【0012】
総使用時間記録処理プログラムによって動作する総使用時間カウント部13は、マイクロコンピュータ11に備わっているタイマー機能を利用して電子機器1の総使用時間を計測し記録する。すなわち、マイクロコンピュータ11のタイマーの値を一定周期毎に読み取り、電子機器1の電源がオンになっていれば、総使用時間カウンタをカウントアップしていく。また、一定時間毎に記憶部15の空き領域に総使用時間を示すカウンタ値を書き込む。なお、記憶部15の空き領域に書き込まれた総使用時間カウンタ値を外部から読み出す場合は、通信インタフェース(図示せず)を介してマイクロコンピュータ11と通信を行って読み出す。
【0013】
以上説明したように、本実施形態の電子機器1および総使用時間記録処理プログラムによれば、マイクロコンピュータ11に搭載されたタイマー機能を利用して機器使用開始時からの総使用時間を記録し、当該記録された総使用時間を外部から読み出せるため、機器のメンテナンス効率を向上させることができる。また、ユーザ毎に使用のばらつきがあっても、総使用時間に応じた機器保証内容の新設が可能となるため、特に部品寿命がある機器に有効となる。例えば、総使用時間1000時間まで正常動作を保証し、総使用時間500時間までは部品交換8割引を保証することが可能となる。
【0014】
また、本実施形態の電子機器1のレンタルする場合は、総使用時間に応じた課金を行える。また、本実施形態の電子機器1をオークション等で中古売却する場合は、総使用時間に応じた価格決定を行える。なお、本実施形態では、使用時間計測にマイクロコンピュータ11に搭載されたタイマー機能を利用したが、タイマー手段を別途設けても良い。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電子機器および総使用時間記録プログラムでは、機器使用開始時からの総使用時間が総使用時間記憶手段に記録されるため、当該総使用時間記憶手段に記憶された総使用時間を参考にすれば、メンテナンス効率を向上させることができる。また、適正な課金または価格を決定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子機器の概略構成を示すブロック図
【図2】一実施形態の電子機器で動作する各プログラムを示すフローチャート
【図3】従来の電子機器で動作するプログラムを示すフローチャート
【符号の説明】
1 電子機器
11 マイクロコンピュータ
13 総使用時間カウント部
15 記憶部
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロコンピュータを搭載した電子機器および総使用時間記録プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子機器では、図3に示すように、用途に応じた機能を果たすメイン処理4が繰り返し行われる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−222568号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子機器にあっては、定期的にメンテナンスを行っても実際の使用時間にはユーザ毎にばらつきがあるため、機器の使用開始時からの総使用時間を記録する手段を有さない限り効率の良いメンテナンスが困難であるという問題点があった。また、機器に保証がある場合、ほとんど使用していなくても保証期間を経過すると保証を受けることができなくなる。また、機器をレンタルする場合、使用頻度にかかわらず同一料金が課せられている。また、例えば総走行距離メーターを備えた車両等では中古売却する場合に総走行距離を勘案した査定ができるが、例えばパソコンでは総使用時間を勘案した査定は困難である。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、機器の総使用時間を記録することのできる電子機器および総使用時間記録プログラムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、マイクロコンピュータを備えた電子機器であって、前記マイクロコンピュータのタイマー機能を利用して、当該電子機器の使用開始時からの総使用時間をカウントする総使用時間カウント手段と、前記総使用時間カウント手段によってカウントされた総使用時間を記憶する総使用時間記憶手段と、を備えている。このように、総使用時間記憶手段に記憶された総使用時間を参考にすれば、メンテナンス効率を向上させることができる。また、適正な課金または価格を決定することもできる。
【0007】
また、本発明に係る電子機器は、前記総使用時間カウント手段は、前記マイクロコンピュータのタイマーの値を一定周期毎に読み取り、当該電子機器の電源がオンになっていればカウントアップし、一定時間毎にカウント値を前記総使用時間記憶手段に書き込むことが望ましい。したがって、カウント値を確認することで総使用時間を把握することができる。
【0008】
また、本発明に係る総使用時間記録プログラムは、コンピュータに、マイクロコンピュータのタイマー機能を利用して、電子機器の使用開始時からの総使用時間をカウントする総使用時間カウントステップと、前記総使用時間カウントステップでカウントされた総使用時間を総使用時間記憶手段に書き込む総使用時間書込ステップと、を実行させるためのものである。
【0009】
さらに、本発明に係る総使用時間記録プログラムは、前記総使用時間カウントステップは、前記マイクロコンピュータのタイマーの値を一定周期毎に読み取り、前記電子機器の電源がオンになっていればカウントアップし、前記総使用時間書込ステップと、一定時間毎にカウント値を前記総使用時間記憶手段に書き込む。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子機器および総使用時間記録プログラムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の電子機器1は、マイクロコンピュータ11と、特許請求の範囲の総使用時間カウント手段に該当する総使用時間カウント部13と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等のデータ書き換え可能なメモリによって構成された総使用時間記憶手段に該当する記憶部15とを備えて構成されている。なお、記憶部15には、図2のフローチャートに示すように、本機器1のメイン処理4を行うプログラムと、本機器1の総使用時間を計測する総使用時間記録処理5を行うプログラム(総使用時間記録プログラム)が記憶されており、特に、総使用時間記録プログラムは総使用時間カウント部13によって動作される。
【0012】
総使用時間記録処理プログラムによって動作する総使用時間カウント部13は、マイクロコンピュータ11に備わっているタイマー機能を利用して電子機器1の総使用時間を計測し記録する。すなわち、マイクロコンピュータ11のタイマーの値を一定周期毎に読み取り、電子機器1の電源がオンになっていれば、総使用時間カウンタをカウントアップしていく。また、一定時間毎に記憶部15の空き領域に総使用時間を示すカウンタ値を書き込む。なお、記憶部15の空き領域に書き込まれた総使用時間カウンタ値を外部から読み出す場合は、通信インタフェース(図示せず)を介してマイクロコンピュータ11と通信を行って読み出す。
【0013】
以上説明したように、本実施形態の電子機器1および総使用時間記録処理プログラムによれば、マイクロコンピュータ11に搭載されたタイマー機能を利用して機器使用開始時からの総使用時間を記録し、当該記録された総使用時間を外部から読み出せるため、機器のメンテナンス効率を向上させることができる。また、ユーザ毎に使用のばらつきがあっても、総使用時間に応じた機器保証内容の新設が可能となるため、特に部品寿命がある機器に有効となる。例えば、総使用時間1000時間まで正常動作を保証し、総使用時間500時間までは部品交換8割引を保証することが可能となる。
【0014】
また、本実施形態の電子機器1のレンタルする場合は、総使用時間に応じた課金を行える。また、本実施形態の電子機器1をオークション等で中古売却する場合は、総使用時間に応じた価格決定を行える。なお、本実施形態では、使用時間計測にマイクロコンピュータ11に搭載されたタイマー機能を利用したが、タイマー手段を別途設けても良い。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電子機器および総使用時間記録プログラムでは、機器使用開始時からの総使用時間が総使用時間記憶手段に記録されるため、当該総使用時間記憶手段に記憶された総使用時間を参考にすれば、メンテナンス効率を向上させることができる。また、適正な課金または価格を決定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子機器の概略構成を示すブロック図
【図2】一実施形態の電子機器で動作する各プログラムを示すフローチャート
【図3】従来の電子機器で動作するプログラムを示すフローチャート
【符号の説明】
1 電子機器
11 マイクロコンピュータ
13 総使用時間カウント部
15 記憶部
Claims (4)
- マイクロコンピュータを備えた電子機器であって、
前記マイクロコンピュータのタイマー機能を利用して、当該電子機器の使用開始時からの総使用時間をカウントする総使用時間カウント手段と、
前記総使用時間カウント手段によってカウントされた総使用時間を記憶する総使用時間記憶手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記総使用時間カウント手段は、
前記マイクロコンピュータのタイマーの値を一定周期毎に読み取り、当該電子機器の電源がオンになっていればカウントアップし、一定時間毎にカウント値を前記総使用時間記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - コンピュータに、
マイクロコンピュータのタイマー機能を利用して、電子機器の使用開始時からの総使用時間をカウントする総使用時間カウントステップと、
前記総使用時間カウントステップでカウントされた総使用時間を総使用時間記憶手段に書き込む総使用時間書込ステップと、
を実行させるための総使用時間記録プログラム。 - 前記総使用時間カウントステップは、前記マイクロコンピュータのタイマーの値を一定周期毎に読み取り、前記電子機器の電源がオンになっていればカウントアップし、
前記総使用時間書込ステップと、一定時間毎にカウント値を前記総使用時間記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項3記載の総使用時間記録プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002304453A JP2004139416A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 電子機器および総使用時間記録プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002304453A JP2004139416A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 電子機器および総使用時間記録プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004139416A true JP2004139416A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32451873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002304453A Pending JP2004139416A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 電子機器および総使用時間記録プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004139416A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007026405A1 (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-08 | Fujitsu Limited | 稼動時間を測定する情報処理装置 |
-
2002
- 2002-10-18 JP JP2002304453A patent/JP2004139416A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007026405A1 (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-08 | Fujitsu Limited | 稼動時間を測定する情報処理装置 |
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