【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属光沢調熱変色性ラベルに関する。更に詳細には、金色、銀色、メタリック色等の輝度の高い金属光沢を呈する像が温度変化により消色し、該像により隠蔽されたメッセージや図柄等を視認させるように構成した金属光沢調熱変色性ラベルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、感温変色性色素を用いてメッセージ部分を隠蔽してなるメッセージカードが提案されている（実開昭６０−１４１２７２号公報）。
前記提案はメッセージ部分に感温変色性色素を直接塗着するか、又は片面に感温変色性色素を塗着した粘着シールを貼付することにより隠蔽し、感温変色性色素が体温と同程度の温度になったときに、隠蔽部分が消色又は変色してメッセージが現出するものである。
しかし、前記隠蔽方法においては、メッセージ等を完全に隠蔽する為に感温変色性色素を厚く塗着したり、黒色や茶色等の暗色を用いる必要があり、加熱消色させた際も完全に消色せず色残りを生じ、隠蔽したメッセージ等が視認し難くなるという問題がある。
また、前記隠蔽方法においては、抜き柄や線画によって隠蔽部分を形成することができないので、デザイン面での制約があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の熱変色性材料の色変化に較べ、薄い塗着や黒色や茶色等の暗色以外の色でもメッセージ等をより確実に隠蔽することができると共に、抜き柄や線画によって様々なデサインで隠蔽部分を形成し、光輝性を有し、キラキラ光る様相を呈する色彩に富んだ金属光沢調熱変色性ラベルを提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の金属光沢調熱変色性ラベル１は、透明性を有する支持体４上に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層３を形成し、該可逆熱変色層３上に金属光沢顔料を含む金属光沢層２を積層させてなり、前記支持体４の裏面に粘着層６を設けることを要件とする。
また、透明性を有する支持体４上に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層３を形成し、該可逆熱変色層３上に粘着層６を積層させてなり、前記支持体４の逆側に金属光沢顔料を含む金属光沢層２を設けることを要件とする。
また、透明性を有する支持体４の表面に、金属光沢顔料を含む金属光沢層２を形成し、該金属光沢層２上に電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層３を形成し、該可逆熱変色層３上に粘着層６を積層させてなることを要件とする。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１が、
（ＨＰ１）−（ＨＰ２）＞４０ 〔１〕
ＨＰ１：可逆熱変色層の発色時の隠蔽率
ＨＰ２：可逆熱変色層の消色時の隠蔽率
を満たすこと、前記金属光沢層２が抜き柄、又は線画で形成されること、前記金属光沢調熱変色性ラベル１が、
（Ｖ１）−（Ｖ２）＞０．５ 〔２〕
Ｖ１：可逆熱変色層と金属光沢層との積層部の着色時における明度値
Ｖ２：金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の着色時における明度値
を満たすと共に、金属光沢層２が積層されていない可逆熱変色層３の明度値が着色時５以下であること等を要件とし、前記金属光沢調熱変色性ラベル１の使用方法を説明した文章を設けたラベルを併設してなること、前記金属光沢調熱変色性ラベル１に、該金属光沢調熱変色性ラベル１の使用方法を説明した文章を設けたこと等を要件とする。
【０００５】
前記可逆熱変色層３上に設ける金属光沢層２について説明する。
前記金属光沢層２は、天然雲母、合成雲母、偏平ガラス片、又は薄片状酸化アルミニウムから選ばれる材料を芯物質とし、金属酸化物で被覆した金属光沢顔料或いはコレステリック液晶型光輝性顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた層である。
【０００６】
天然雲母の微粒子を芯物質とする金属光沢顔料は、天然雲母粒子の表面に酸化チタンを被覆したもの、前記酸化チタンの上層に酸化鉄を被覆させたもの、或いは非熱変色性染顔料を被覆（好適には、０．５〜１０重量％を被覆）させたもの、等が有効であり、更に具体的には、天然雲母の表面を４１〜４４重量％の酸化チタンで被覆した粒度が５〜５０μｍの金色金属光沢顔料、天然雲母の表面を３０〜３８重量％の酸化チタンで被覆し、その上に０．５〜１０重量％の非熱変色性有色顔料を被覆した粒度が５〜６０μｍの金色金属光沢顔料、天然雲母の表面を１６〜３９重量％の酸化チタンで被覆した粒度が５〜１００μｍの銀色金属光沢顔料、天然雲母の表面を４５〜５８重量％の酸化チタンで被覆したメタリック色金属光沢顔料、天然雲母の表面を４５〜５８重量％の酸化チタンで被覆し、その上に０．５〜１０重量％の非熱変色性有色染顔料を被覆したメタリック色金属光沢顔料等が挙げられる。
前記天然雲母の表面を金属酸化物で被覆したものとしては、具体的には、メルク社製の商品名「イリオジン」品番：１００（粒度分布１０〜６０μｍ：シルバー）、２０５（粒度分布１０〜６０μｍ：プラチナゴールド）、２２５（粒度分布１０〜６０μｍ：パールブルー）、２３５（粒度分布１０〜６０μｍ：パールグリーン）、エンゲルハード社製の商品名「ルミナカラーズ」品番：ルミナゴールド（粒度分布１０〜４８μｍ：金色）、ルミナレッド（粒度分布１０〜４８μｍ：メタリックレッド）、ルミナレッドブルー（粒度分布１０〜４８μｍ：メタリックブルー）、ルミナアクアブルー（粒度分布１０〜４８μｍ：メタリックブルー）、ルミナグリーン（粒度分布１０〜４８μｍ：メタリックグリーン）、ルミナターコイズ（粒度分布１０〜４８μｍ：メタリックグリーン）等を例示できる。
【０００７】
合成雲母の微粒子を芯物質とする金属光沢顔料は、前記天然雲母の系に較べて、不純物や鉄等の着色因子となる金属イオンの含有量が少なく、光輝性に富み、キラキラ光る様相を呈する。具体的には、合成雲母の表面を酸化チタンを主成分とする金属酸化物で被覆してなる、平均の厚みが０．１〜５μｍであり、平均粒子径が２〜１０００μｍのものが有効である。前記金属酸化物の被覆率によって、金色、銀色、或いはメタリック色の金属光沢を呈し、透明性に富み、下層の可逆熱変色層３の色調を明瞭に視認させることができる。
合成雲母としては、ＫＭｇ３ （ＡｌＳｉ３ Ｏ１０）Ｆ２ が挙げられる。前記雲母の形状は特定されないが、偏平形状や鱗片形状のものを例示できる。合成雲母の表面を被覆する金属酸化物としては、チタン、ジルコニウム、クロム、バナジウム、鉄等の金属酸化物を例示できるが、好適には酸化チタンを主成分とする金属酸化物が挙げられ、平均の厚みが０．１〜５μｍであり、平均粒子径が２〜１０００μｍ、好ましくは、２〜５００μｍ、更に好ましくは、２〜２００μｍのものが有効である。ここで、前記平均粒子径は、レーザー回折説法で測定した平均粒子径を示し、体積基準のメジアン径が累積分布の５０％に相当する粒子径である。
前記合成雲母の表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料としては、具体的には、日本光研工業（株）製の商品名「アルティミカ」品番：ＳＢ−１００（５〜３０μｍ：銀色）、ＳＤ−１００（１０〜６０μｍ：銀色）、ＳＥ−１００（１５〜１００μｍ：銀色）、ＳＦ−１００（４４〜１５０μｍ：銀色）、ＳＨ−１００（１５０〜６００μｍ：銀色）、ＹＢ−１００（５〜３０μｍ：金色）、ＹＤ−１００（１０〜６０μｍ：金色）、ＹＥ−１００（１５〜１００μｍ：金色）、ＹＦ−１００（４４〜１５０μｍ：金色）、ＲＢ−１００（５〜３００μｍ：メタリックレッド）、ＲＤ−１００（１０〜６０μｍ：メタリックレッド）、ＲＥ−１００（１５〜１００μｍ：メタリックレッド）、ＲＦ−１００（４４〜１５０μｍ：メタリックレッド）、ＲＢＢ−１００（５〜３０μｍ：メタリックパープル）、ＲＢＤ−１００（１０〜６０μｍ：メタリックパープル）、ＲＢＥ−１００（１５〜１００μｍ：メタリックパープル）、ＲＢＦ−１００（４４〜１５０μｍ：メタリックパープル）、ＶＢ−１００（５〜３０μｍ：メタリックバイオレット）、ＶＤ−１００（１０〜６０μｍ：メタリックバイオレット）、ＶＥ−１００（１５〜１００μｍ：メタリックバイオレット）、ＶＦ−１００（４４〜１５０μｍ：メタリックバイオレット）、ＢＢ−１００（５〜３０μｍ：メタリックブルー）、ＢＤ−１００（１０〜６０μｍ：メタリックブルー）、ＢＥ−１００（１５〜１００μｍ：メタリックブルー）、ＢＦ−１００（４４〜１５０μｍ：メタリックブルー）、ＧＢ−１００（５〜３０μｍ：メタリックグリーン）、ＧＤ−１００（１０〜６０μｍ：メタリックグリーン）、ＧＥ−１００（１５〜１００μｍ：メタリックグリーン）、ＧＦ−１００（４４〜１５０μｍ：メタリックグリーン）等を例示できる。
【０００８】
偏平ガラス片を芯物質とし、その表面を酸化チタンで被覆した金属光沢顔料としては、酸化チタンの被覆率により金色、銀色、或いはメタリック色の金属光沢顔料を挙げることができ、更に具体的には、鱗片状のガラス片を酸化チタンで被覆した日本板硝子（株）製の商品名「メタシャイン」品番：ＲＣＦＳＸ−５４５０ＴＳ（６０４１）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度４５０±１４５μｍ、金色〕、ＲＣＦＳＸ−５２００ＴＳ（６０４２）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度２００±７０μｍ、銀色〕、ＲＣＦＳＸ−５１４０ＴＳ（６０４３）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度１４０±４５μｍ、銀色〕、ＲＣＦＳＸ−５０８０ＴＳ（６０４４）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度８０±３０μｍ、銀色〕、ＲＣＦＳＸ−２０８０ＴＳ（６０４６）〔平均厚さ２±１μｍ、平均粒度８０±３０μｍ、銀色〕、ＲＣＦＳＸ−Ｋ１２０ＴＳ（６０４３）〔平均厚さ２０±５μｍ、平均粒度１２０±２０μｍ、銀色〕、ＲＣＦＳＸ−５０９０ＲＣ（８０５２）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度９０±３０μｍ、金色〕、ＲＣＦＳＸ−５０９０ＲＣ（８０５３）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度９０±３０μｍ、メタリックグリーン〕、ＲＣＦＳＸ−５０９０ＲＣ（８０６９）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度９０±３０μｍ、メタリックブルー〕、ＲＣＦＳＸ−５０９０ＲＣ（８０７０）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度９０±３０μｍ、メタリックパープル〕、ＲＣＦＳＸ−５０９０ＲＣ（８０７１）〔平均厚さ５±２μｍ、平均粒度９０±３０μｍ、メタリックレッド〕、ＲＣＦＳＸ−１０４０ＲＣ（９５４３）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度４０μｍ、銀色〕、ＲＣＦＳＸ−１０４０ＲＣ（９５４４）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度４０μｍ、金色〕、ＲＣＦＳＸ−１０４０ＲＣ（ ９５４６）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度４０μｍ、メタリックレッド〕、ＲＣＦＳＸ−１０４０ＲＣ（９５４８）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度４０μｍ 、メタリックブルー〕、ＲＣＦＳＸ−１０４０ＲＣ（９５４９）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度４０μｍ、メタリックグリーン〕、ＲＣＦＳＸ−１０２０ＲＣ（９５５０）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度２０μｍ、銀色〕、ＲＣＦＳＸ−１０２０ＲＣ（９５５１）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度２０μｍ、金色〕、ＲＣＦＳＸ−１０２０ＲＣ（９５５３）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度２０μｍ、メタリックレッド〕、ＲＣＦＳＸ−１０２０ＲＣ（９５５５）〔平均厚さ１μｍ、平均粒度２０μｍ、メタリックブルー〕等を例示できる。
【０００９】
薄片状酸化アルミニウムを芯物質として、その表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料について述べる。
この種の金属光沢顔料は、芯物質が薄片状酸化アルミニウムであるから、天然雲母の系と比較して不純物の含有量が少なく、光輝性に優れている。
前記酸化アルミニウムの表面を被覆する金属酸化物としては、チタン、ジルコニウム、クロム、バナジウム、鉄等の金属酸化物を例示できるが、好適には酸化チタンを主成分とする金属酸化物が適用され、前記金属酸化物の被覆率によって、金色、銀色、メタリック色等の金属光沢顔料が挙げられる。前記金属光沢顔料は平均の厚みが０．１〜５μｍであり、平均粒子径が２〜２００μｍである。
前述の厚みと平均粒子径を示す金属光沢顔料を用いることにより、金属光沢層２の均一な光輝性と可逆感温多色変色層の変色による明瞭な色変化を呈することができる。ここで、前記平均粒子径は、レーザー回折説法で測定した平均粒子径を示し、体積基準のメジアン径が累積分布の５０％に相当する粒子径である。
前記薄片状酸化アルミニウムの表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料としては、具体的には、メルク社製の商品名「シラリック」品番：Ｔ５０−１０（１０〜３０μｍ：銀色）、Ｔ６０−１０ＷＮＴ（１０〜３０μｍ：銀色）、Ｔ６０−２０ＷＮＴ（１０〜３０μｍ：金色）、Ｔ６０−２４ＷＮＴ（１０〜３０μｍ：メタリックグリーン）、Ｔ６０−２３ＷＮＴ（１０〜３０μｍ：メタリックブルー）等を例示できる。
【００１０】
前記コレステリック液晶型光輝性顔料について説明する。
コレステリック液晶型光輝性顔料として用いられる液晶ポリマーは光の干渉効果によって広いスペクトル領域で入射する光の一部の領域のみが反射し、これ以外の領域は全て光が透過する性質を有する。反射スペクトルの領域は、らせん状のポリマーのピッチ幅、及び材料の屈折率によって決まり、また、反射スペクトル領域は左、及び右らせんに偏光した光線成分に分割され、その際、らせんの回転方向に応じて一方は反射され、他方は透過させることが可能となる。これによりコレステリック液晶型光輝性材料は全体的なスペクトル領域にわたり、透過、及び反射する性質、即ち、優れた金属光沢と視点により色調が変化するカラーフロップ性を有する。
また、前記コレステリック液晶型光輝性顔料は、光輝性と共に透明性も有する。
前記コレステリック液晶型光輝性顔料として具体的には、メソジェンを側鎖に持つシロキサン骨格をベースとした材料を例示できる。
【００１１】
前記コレステリック液晶型光輝性顔料として、具体的にはワッカーケミー社製の商品名「ヘリコーンＨＣ」、品番：Ｓａｐｐｈｉｒｅ（ＳＬＭ９００２０）〔青色→暗色〕、Ｓｃａｒａｂｅｕｓ（ＳＬＭ９０１２０）〔緑色→青色〕、Ｊａｄｅ（ＳＬＭ９０２２０）〔金色→緑青色〕、Ｍａｐｌｅ（ＳＬＭ９０３２０）〔赤銅色→緑色〕等を例示できる。
【００１２】
前記コレステリック液晶型光輝性顔料は平均の厚みが３〜１５μｍ、好ましくは５〜１０μｍの範囲であり、平均の粒度が１〜１００μｍ、好ましくは１０〜６０μｍの範囲が好適に用いられる。
平均の厚み、粒度が前記範囲外の場合、光輝性やカラーフロップ性が損なわれたり、層中での光輝性顔料の配向及び安定性に悪影響を及ぼすこともあり、実用が制限される。
【００１３】
前記した各種金属光沢顔料は、ビヒクル中に適宜量を分散させて、塗料又は印刷インキ形態として、従来より公知の塗布方法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装等の手段により、透明性を有する支持体４上又は可逆熱変色層３に金属光沢層２を形成する。
また前記透明性金属光沢顔料は一種類、又は二種類以上を併用して用いることもでき、更に従来より公知のアルミニウム等の金属光沢顔料、染料、顔料、蛍光顔料、蓄光顔料等を併用して用いることもできる。
更には、前記金属光沢顔料を熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を金属光沢層として用いてもよい。
【００１４】
前記可逆熱変色層３は、層中に可逆熱変色性組成物を含むものであり、前記組成物は電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体の三成分を含む組成物が好適に用いられる。具体的には、特公昭５１−３５４１４号公報、特公昭５１−４４７０６号公報、特開平７−１８６５４０号公報に記載されている可逆熱変色性組成物が挙げられる。
また、本出願人が提案した特公平１−２９３９８号公報に記載した如き、温度変化による色濃度−温度曲線に関し、３℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感度の熱変色性組成物が挙げられる。
前記は所定の温度（変色点）を境としてその前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態は、その状態が発現するのに要する熱又は冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、所謂、温度変化による温度−色濃度について小さいヒステリシス幅（ΔＨ）を示して変色するタイプである。
【００１５】
又、本出願人が提案した特公平４−１７１５４号公報に記載されている、大きなヒステリシス特性を示して変色する感温変色性色彩記憶性熱変色性組成物、即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイプの変色材であり、低温側変色点と高温側変色点の間の常温域において、前記低温側変色点以下又は高温側変色点以上の温度で変化させた状態を記憶保持できる特徴を有する熱変色性組成物も有効である。
【００１６】
前記した可逆熱変色性組成物は、そのままの適用でも有効であるが、マイクロカプセルに内包して使用するのが好ましい。それは、種々の使用条件において可逆熱変色性組成物は同一の組成に保たれ、同一の作用効果を奏することができるからである。
前記微小カプセルに内包させることにより、化学的、物理的に安定なマイクロカプセル顔料を構成でき、粒子径０．１〜１００μｍ、好ましくは３〜３０μｍの範囲が実用性を満たす。
尚、マイクロカプセル化は、従来より公知の界面重合法、ｉｎ Ｓｉｔｕ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
【００１７】
前記可逆熱変色性組成物をビヒクル中に分散したインキや塗料を用いて、前記した従来より公知の方法により可逆熱変色層３を形成できる。
更には、前記可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料を、熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を可逆熱変色層３として用いてもよい。尚、この場合は可逆熱変色層３が支持体の役割を果たすので透明支持体４は必要としない。
【００１８】
また、電子供与性呈色性有機化合物、フェノール性水酸基を有する化合物及び前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体の三者の均質相溶体を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等に微粒子状に分散させて得られる、特開平６−１３５１４４号公報に記載の熱変色性材料を用いて可逆熱変色層３を形成することもできる。
【００１９】
前述した可逆熱変色層３には、非熱変色性有色染顔料の適宜量を混在させて熱変色層３の色変化を多彩に構成することもできる。
【００２０】
前記支持体４としては透明性を有するものであれば汎用のものを使用でき、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等が例示できる。
また、支持体４が透明性を示すので、金属光沢層２の上層に設けることもできるし、可逆熱変色層３と金属光沢層２の間に介在させることもできる。尚、前記透明性とは無色透明の他、半透明、着色透明、着色半透明であってもよい。
【００２１】
前記粘着層６に用いられる粘着剤としては、従来より汎用のアクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、スチレン−ブタジエン共重合体、ビニルエーテル共重合体、天然ゴム等、更には公知のタック付与剤等を適宜単独または併用して使用できる。
【００２２】
前記金属光沢調熱変色ラベル１の最上層にはトップコート層（保護層５）を設けて耐久性や耐水性を向上させることもできる。
更に、前記金属光沢調熱変色ラベル１の最上層、或いは、各層間には光安定剤層を適宜設けることができる。具体的には、前記光安定剤層は紫外線吸収剤、酸化防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スーパーオキシドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線吸収剤、赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態に固着した層であり、前記した可逆熱変色層３或いは金属光沢層２の調製に準じて形成できる。
尚、前記最上層に光安定剤層を設けることで、耐久性や耐水性に加えて可逆熱変色層３の耐光性も付与できるためより好適である。
【００２３】
次に、金属光沢調熱変色ラベル１の隠蔽率について説明する。
前記金属光沢調熱変色ラベル１を隠蔽用に用いる場合、隠蔽部を確実に隠し、温度変化により鮮明に現出させるためには、
（ＨＰ１）−（ＨＰ２）＞４０ 〔１〕
ＨＰ１：可逆熱変色層の発色時の隠蔽率
ＨＰ２：可逆熱変色層の消色時の隠蔽率
を満たすことが好ましい。これは、前記金属光沢調熱変色ラベル１の金属光沢色から透明への変化が可逆熱変色層３の光吸収によって生じることから、可逆熱変色層３の発色時の隠蔽率（ＨＰ１）と、消色時の隠蔽率（ＨＰ２）との差が４０より低い場合、発色時に隠蔽部が透けて見えてしまったり、消色時に残色によって光が反射或いは吸収され、隠蔽部に金属光沢像が常に視覚され、隠蔽文字が視認し難くなることがあるためである。
【００２４】
前記隠蔽率とは、メッセージ等隠蔽したい部分を覆い隠す性能を表したものであり、色差計にて測定された視感反射率（Ｙ値）から導き出される値である。
隠蔽率の算出方法としては、黒地、白地の各隠蔽率試験用紙に前記ラベルを貼り合わせて色差計（東京電色株式会社製、ＴＣ−３６００色差計）にて視感反射率（Ｙ値）を測定した後、次式によって算出する。
ＨＰ＝（Ｂ／Ｗ）×１００
ＨＰ：隠蔽率（％）
Ｂ：黒地の隠蔽率試験用紙にラベルを貼り合わせて測定した視感反射率（Ｙ値）
Ｗ：白地の隠蔽率試験用紙にラベルを貼り合わせて測定した視感反射率（Ｙ値）
前記隠蔽率の値が高い程、濁度が高くなり隠蔽したメッセージ等を確実に隠蔽することができる。
又、隠蔽率の値が低い程、透明度が高くなり隠蔽したメッセージ等の色調や内容が識別できるようになる。
白地の隠蔽率試験用紙としては白色合成紙を用い、黒地の隠蔽率試験用紙としては前記白色合成紙上に黒色の塗料を塗布したものを用いる。尚、前記隠蔽率試験用紙としては、白地の場合は反射率が８０±１、黒地の場合は反射率が２以下のものが用いられる。
【００２５】
前記金属光沢調熱変色ラベル１の明度値は、
（Ｖ１）−（Ｖ２）＞０．５ 〔２〕
Ｖ１：可逆熱変色層と金属光沢層との積層部の着色時における明度値
Ｖ２：金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の着色時における明度値
を満たすことが好ましい。
前記式〔２〕の値が０．５以下の場合、積層部が金属光沢顔料に相応する色彩を明瞭に視覚させ難くなったり、積層部の金属光沢色が明瞭に視覚されても、金属光沢層２の積層部と積層されていない部分のコントラストが現出し難く、デザイン性に欠けたものとなる。
また、抜き柄、線画等により金属光沢層２を積層していない可逆熱変色層３においては、発色状態の色濃度における明度値が６以下であることが好ましい。６より大きい値では可逆熱変色層３の下部が透けてしまい隠蔽性が不充分となる。
【００２６】
また、金属光沢層２を積層してなる可逆熱変色層３は、発色状態の色濃度における明度値が６以下、消色状態の無色の明度値が８以上の層が効果的である。発色状態の色濃度の明度値が６以下の場合、上層にある金属光沢層２を透過した光を十分吸収する能力があり、金属光沢顔料に相応する色彩を明瞭に視覚させる。しかし、発色状態の明度値が６を越える場合、金属光沢層２を透過した光を十分吸収できなくなり、一部は反射してしまうため、明瞭な金属光沢色に見えなくなる。一方、消色状態の無色の明度値が８以上の場合、金属光沢顔料を透過した光を十分反射する能力があるため、金属光沢層２で反射した光と可逆熱変色層３で反射した光が混合し、白色光に戻るため無色に見える。しかし、消色状態の明度値が８未満の場合、金属光沢層２を透過した光を十分反射できなくなり、一部吸収するため無色にはならず、着色状態にあって金属色が残る。
【００２７】
更に、可逆熱変色層３が熱変色性材料と非変色性染顔料が混合された系では、発色状態の色濃度の明度値（Ｖ’１）が６以下、消色状態の明度値（Ｖ’２）が８以上であり、且つ、（Ｖ’２）−（Ｖ’１）＞１の関係を満たすことが必要である。
この系では、可逆熱変色層３の消色状態が前記非変色性染顔料の混合により有色となるため、明度値が小さくなり、前記染顔料の色によって変動する。例えば、黄色、橙色等では比較的明度値が大きく、逆に赤色、紫色等では明度値は小さくなる。しかし、満足する色変化を得るためには消色状態の明度値と発色状態の明度値の差が１より大きくなる必要があり、１以下の場合にはコントラストが小さすぎて鮮明な色変化を示さない。このような条件下で６以上の明度値であれば、例えば、金色から有色、有色から金色の可逆的変化を呈することができる。しかし、６未満では下地の混合色層の色濃度が濃くなりすぎ、透過光を吸収するので金色が消色状態でも見えてしまう。
【００２８】
前記した可逆熱変色層３の発消色時の明度値とは、無彩色の配列において、完全な黒を０、完全な白を１０として、その間の明るさの感覚の差が等間隔になるように分割したマンセル色票計の明度値を示し、有彩色の明度値は有彩色の明るさの感覚がこれと等しい無彩色の明度値を示す。即ち、明度値が小さい程、黒色に近く、明度値が大きい程白色に近いため、可視光線をどの程度吸収し、どの程度反射するかの指標に使うことができ、この指標は金属光沢層２を透過した光線がその下層にある可逆熱変色層３でどのように反射、吸収するかを示すことになる。
【００２９】
従って、積層部の可逆熱変色層３が６以下の明度値であれば、金属光沢顔料を透過した可視光線を充分吸収できる能力をもち、その結果として金属光沢顔料を透過した可視光線を充分吸収して所望の金属光沢色を視覚させる。逆に８以上の明度値では、金属光沢層２を透過した可視光線を反射することになるので、金属光沢層２で反射した光と可逆熱変色層３で反射した光の両方を一緒に視覚することになるため、金属光沢色を視覚させない。即ち、熱変色性材料の変色温度以下で金属光沢色に見え、変色温度以上で金属光沢色が消える特性を有するか否かの指標である。
尚、本発明に示す明度値は、東京電色株式会社製ＴＣ−３６００色差計を用いて求めた値であり、白色の塩化ビニールシート表面に試料をスプレー塗装し、乾燥後の厚み４０μｍの可逆熱変色層３を形成して、発色状態及び消色状態の明度値を測定して得られる。
【００３０】
本発明の金属光沢調熱変色性ラベル１は、手紙、カード、ノート等に書かれたメッセージや文章等の文字、図柄や模様などの像に貼付して隠蔽する目的で使用できる。特にクリスマスカード、バースデーカード等のグリーティングカードや年賀状に使用する場合には、前記金属光沢調熱変色性ラベル１に描かれる像を干支やサンタクロースやバースデーケーキ等、カードの目的に関係する図柄で形成することにより季節感や統一感を与えると共に、金属光沢調熱変色性ラベル１が透過してメッセージ等が現れるという意外性を付与できる。
【００３１】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１において、金属光沢層２は可逆熱変色層３の上層、即ち、視覚される側に金属光沢層２を設け、下層に可逆熱変色層３を設けることにより、金属光沢を十分に発現でき、金属光沢層２の光反射効果により隠蔽性が向上する。更に、下層に設けた可逆熱変色層３の色変化によりラベル１の様相が変化すると共に、ラベル１全体が透過され、隠蔽されるメッセージ等が鮮明に現れる構成となる。
また、前記金属光沢層２を抜き柄又は線画で構成することにより、前記金属光沢調熱変色性ラベル１のデザイン性が向上すると共に、金属光沢顔料の使用量が減るのでコストを下げることもできる。
更に、前記金属光沢層２は、光吸収（或いは光反射）機能と光遮蔽性機能により、可逆熱変色層３の機能低下に悪影響を及ぼす紫外線や可視光線の少なくとも一部を吸収或いは反射し、可逆熱変色層３の耐光性を向上させる効果も有する。
【００３２】
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を隠蔽したい文字や像が隠れるように貼付することで確実に隠蔽でき、第三者に内容を見られることがなくなる。また、前記ラベル１を指や掌等で加温すると隠蔽部が透過されるので、特別な道具を必要とせず、手間等もかからない。
【００３３】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１をバースデーカード等の対象物に貼付し、メッセージ等を隠蔽した際、受取人に該金属光沢調熱変色性ラベル１の加温によりメッセージが現れることを知らせる目的で、該金属光沢調熱変色性ラベル１の使用方法が書かれた非熱変色ラベルを併設し貼付したり、前記金属光沢調熱変色性ラベル１に非変色文字で使用方法を記載することで、受取人が前記ラベル１の加温によりメッセージが現出することを知り、隠蔽される文字や像を確実に視認できる。
【００３４】
【発明の実施の形態】
以下に実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施例中の部は重量部である。
【００３５】
【実施例】
実施例１
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、３４℃以上で無色、３０℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料４０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン５７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層３を設けた。
次に、前記可逆熱変色層３上に、金属光沢顔料（商品名：ルミナレッド、エンゲルハード社製）２０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン７７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得た金属光沢インキを用いて、スクリーン印刷によりベタ柄の金属光沢層２を設けた。
更に、前記金属光沢層２の表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設け、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図１）。
【００３６】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温でベタ柄のメタリックピンク色を呈し、３４℃以上に加温するとメタリックピンク色が消色して透明となった。更に、透明に変色した金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると再びベタ柄のメタリックピンク色を呈した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６８．８であり、条件を満たすものであった。
【００３７】
実施例２
厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に実施例１と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層３を設けた後、その上層に粘着層６を積層した。
更に、前記支持体４の裏面に、実施例１と同様の金属光沢インキを用いてベタ柄の金属光沢層２を設け、更に粘着層６を積層させることで金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図２）。
【００３８】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１は、実施例１と同様に室温でベタ柄のメタリックピンク色を呈し、３４℃以上に加温するとメタリックピンク色が消色して透明となった。更に、透明に変色した金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると再びベタ柄のメタリックピンク色を呈した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６３．８であり、条件を満たすものであった。
【００３９】
実施例３
厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に実施例１と同様の金属光沢インキ、及び可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の金属光沢層２、可逆熱変色層３を積層させ、更に粘着層６を積層することで金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図３）。
【００４０】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１は、実施例１と同様に室温でベタ柄のメタリックピンク色を呈し、３４℃以上に加温するとメタリックピンク色が消色して透明となった。更に、透明に変色した金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると再びベタ柄のメタリックピンク色を呈した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６４．８であり、条件を満たすものであった。
【００４１】
実施例４
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、実施例１と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の印刷層を設けた後に、実施例１と同様の金属光沢インキを用いて「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層２を積層した。
更に、前記金属光沢層２の表面に厚み２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設け、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図４）。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル１とは別に、支持体４の表面に「獅子舞シールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル１の使用方法を非変色性インキを用いて印刷し、更に表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙８上に併設した。
【００４２】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温で黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を同一の剥離紙８上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い３４℃以上に加温すると、メタリックピンク色の「獅子舞」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００４３】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６８．８であり、条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時４．４０、であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時２．９０で、式〔２〕に当てはめると１．５０であり、いずれも条件を満たすものであった。
【００４４】
実施例５
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、３４℃以上で無色、３０℃以下で青色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料４０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン５７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層３を設けた後に、前記可逆熱変色層３上に、金属光沢顔料（商品名：ルミナレッド、エンゲルハード社製）２０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン７７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷によりバースデーケーキの抜き柄の金属光沢層２を積層した。
更に、支持体４上の可逆熱変色層３が印刷されていない部分に、一般の非変色性インキを用いて、金属光沢調熱変色性ラベル１の使用方法「バースデーケーキシールをあたためてください」の文字柄を印刷し、非変色層７を設けた。
次に、前記金属光沢層２及び非変色層７の上に、厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設け、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図５）。
【００４５】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、バースデーカードに書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温で青色の背景にメタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１に設けられている使用方法に従い３４℃以上に加温すると、メタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄と青色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると、再び青色の背景にメタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄が視認され、バースデーカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００４６】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６３．８であり、条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時４．８８であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時３．６１で、式〔２〕に当てはめると１．２７となり、いずれも条件を満たすものであった。
【００４７】
実施例６
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、実施例１と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層３を設けた。
この可逆熱変色層３上に、金属光沢顔料（商品名：シラリックＴ５０−１０、メルク社製）１０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン８７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「門松」の抜き柄の金属光沢層２を設けた。
更に、前記金属光沢層２の表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設け、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図４）。
また、前記支持体４上に前記金属光沢調熱変色性ラベル１とは別に、支持体４の表面に一般のスクリーン印刷用インキを用いて、「門松シールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル１の使用法を印刷し、更に表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙８上に併設した。
【００４８】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、年賀状に非熱変色性インキで印刷された「コマ」柄を覆うように貼付すると共に、該年賀状の非印字部に前記注意書きラベルを貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温で黒色の背景にメタリックシルバー色の「門松」柄が視認され、前記「コマ」柄は隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を注意書きラベルの使用方法に従い３４℃以上に加温すると、メタリックシルバー色の「門松」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明な「コマ」柄を視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックシルバー色の「門松」柄が視認され、年賀状に印刷された「コマ」柄を隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００４９】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６１．５であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時５．７８であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時２．９０で、式〔２〕に当てはめると２．８８となり、いずれも条件を満たしていた。
【００５０】
実施例７
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、実施例１と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層３を設けた。
前記可逆熱変色層３上に、金属光沢顔料〔商品名：メタシャインＲＣＦＳＸ−５０９０ＲＣ（８０５３）、日本板硝子（株）製〕１５部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン８２部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「サンタクロース」の抜き柄の金属光沢層２を設けた。
更に、金属光沢層２の表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムでラミネート処理し保護層５を設け、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図４）。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル１とは別に、支持体４の表面に一般スクリーン印刷用インキを用い、「サンタクロースシールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル１の使用法を印刷し、更に表面に厚さ厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムでラミネート処理し保護層５を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙８上に併設した。
【００５１】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、クリスマスカードに書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温で黒色の背景にメタリックグリーン色の「サンタクロース」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を同一の剥離紙８上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い３４℃以上に加温すると、メタリックグリーン色の「サンタクロース」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックグリーン色の「サンタクロース」柄が視認され、クリスマスカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００５２】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６８．９であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時４．４９であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時２．９０で、式〔２〕に当てはめると１．５９となり、いずれも条件を満たしていた。
【００５３】
実施例８
厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、３２℃以上で無色、１５℃以下で黒色を呈する色彩記憶保持型可逆熱変色性顔料４０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン５７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層３を設けた。更に、前記可逆熱変色層３上に粘着層６及び剥離紙８を順次積層させた。
次に、前記支持体４の裏面（可逆熱変色層３を印刷していない面）に、金属光沢顔料（商品名：ルミナゴールド、エンゲルハード社製）２０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン７７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「奴凧」の抜き柄の金属光沢層２を設けた。
更に、金属光沢層２の表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設け、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図６）。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル１とは別に、支持体４の裏面（金属光沢層２が印刷された側）に一般のスクリーン印刷用インキを用いて「やっこだこシールをあたためてください」という金属光沢調熱変色性ラベル１の使用法を印刷し、更に表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙８上に併設した。
【００５４】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温で黒色の背景にメタリックゴールド色の「奴凧」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を同一の剥離紙８上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い３２℃以上に加温すると、メタリックゴールド色の「奴凧」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を１５℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックゴールド色の「奴凧」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。
また、常温（２５℃）においては前記いずれかの様相を互変的に記憶保持した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００５５】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６８．８であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時５．１０であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時２．９０で、式〔２〕に当てはめると２．２０となり、いずれも条件を満たしていた。
【００５６】
実施例９
厚さ５０μｍの透明塩化ビニルフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、金属光沢顔料（商品名：ルミナブルー、エンゲルハード社製）１０部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂２５部、希釈溶剤６４部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得られたインキを用いてスクリーン印刷し、抜き柄の「雪だるま」の金属光沢層２を設けた。
前記金属光沢層２上に２８℃以上で無色、２６℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料１５部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂３０部、５４部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いてスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層３を積層させ、更に粘着層６、剥離紙８を順次積層させ金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図７）。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル１とは別に、支持体４の表面に一般のスクリーン印刷用インキを用いて「ゆきだるまシールをあたためてください」という金属光沢調熱変色性ラベル１の使用法を印刷した非変色層７を設け、更に表面に粘着層６を積層させた注意書きラベル１を同一の剥離紙８上に併設した。
【００５７】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、グリ−ティングカードに書かれたメッセージを覆うように貼付すると共に、該グリ−ティングカードの非印字部に前記注意書きラベル１を貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温で黒色の背景にメタリックブルー色の「雪だるま」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を注意書きラベルの使用方法に従い２８℃以上に加温すると、メタリックブルー色の「雪だるま」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を２６℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックブルー色の「雪だるま」柄が視認され、グリーティングカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００５８】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると６９．７であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時３．６５であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時２．９０で、式〔２〕に当てはめると０．７５となり、いずれも条件を満たしていた。
【００５９】
実施例１０
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、３０℃以上で無色、２６℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料５５部、アクリル樹脂４３部、消泡剤２部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキ、及び、金属光沢顔料〔商品名：ヘリコーンＨＣ（Ｓｃａｒａｂｕｓ、ＳＬＭ９０１２０）、ワッカーケミー社製〕４０部、アクリル樹脂５８部、消泡剤２部を均一に攪拌分散させて得られた金属光沢インキを用いて、グラビア印刷により実施例７と同様にベタ柄の可逆熱変色層３と「サンタクロース」の抜き柄の金属光沢層２を積層して設けた。更に、前記金属光沢層２の表面にグラビア印刷にて透明性保護層５を設け、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図４）。
【００６０】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、クリスマスカードに書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温で黒色の背景に、角度によって輝度の高いメタリックグリーン色、及び、メタリックブルー色の「サンタクロース」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以上に加温すると、メタリック色の「サンタクロース」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を２６℃以下に冷却すると、再び黒色の背景に、角度によって輝度の高いメタリックグリーン色、及び、メタリックブルー色の「サンタクロース」柄が視認され、クリスマスカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００６１】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると７２．２であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時４．４３であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時２．９０で、式〔２〕に当てはめると１．５３となり、いずれも条件を満たしていた。
【００６２】
実施例１１
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、厚さ２５μｍの透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、３４℃以上で無色、３０℃以下でピンク色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料４０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン５７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層３を設けた。
前記可逆熱変色層３上に、金属光沢顔料（商品名：ルミナレッド、エンゲルハード社製）２０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン７７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層２を設けた。
【００６３】
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル１は、室温でピンク色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以上に加温すると、メタリックピンク色の「獅子舞」柄とピンク色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル１を３０℃以下に冷却すると、再びピンク色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
【００６４】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると４３．７であり、条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時５．３３であり、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は着色時４．１１で、式〔２〕に当てはめると１．２２となり、いずれの条件も満たすのもであった。
【００６５】
比較例１
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、実施例１と同様の可逆熱変色性インキを用いて、ベタ柄の可逆熱変色層３を設けた後、前記可逆熱変色層３の表面に厚さ２０μｍの透明ＰＰフィルムをラミネート処理し保護層５を設け、可逆熱変色性ラベル１を得た。
【００６６】
得られた可逆熱変色性ラベル１を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記可逆熱変色性ラベル１はメッセージを隠顕する事ができるものの、可逆熱変色層３の着色時の外観が黒暗色のベタ柄であり、デザイン性に欠けたものとなった。
【００６７】
比較例２
３４℃以上で無色、３０℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料１０部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン８７部、増粘剤２部、及び消泡剤１部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキを用いる他は実施例４と同様の構成で、金属光沢調熱変色性ラベル１を得た（図４）。
【００６８】
前記金属光沢調熱変色性ラベル１の透過率を測定し、式〔１〕に当てはめると３７．４であり、条件を満たしていなかった。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付すると、室温で薄い黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認されるものの、前記メッセージを隠蔽することができなかった。
【００６９】
比較例３
下層に剥離紙８と粘着層６を有する、透明ＰＥＴフィルムを支持体４とし、該支持体４の表面に、３４℃以上で無色、３０℃以下で淡いピンク色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、増粘剤、及び消泡剤を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層３を設けた。
前記可逆熱変色層３上に、金属光沢顔料（商品名：ルミナレッド、エンゲルハード社製）、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、増粘剤、及び消泡剤を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層２を設けた。
【００７０】
前記金属光沢層２と可逆熱変色層３との積層部分の明度値は、着色時６．８２で、金属光沢層２が積層されていない部分の可逆熱変色層３の明度値は、着色時６．５０と隠蔽下限明度値である６を超え、更に、式〔２〕に当てはめると０．３２となり、いずれの条件も満たしていなかった。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル１を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付すると、室温で淡いピンク色の背景とメタリックピンク色の「獅子舞」柄にコントラストが無い為、ピンク色のベタ柄調に視認された。また、可逆熱変色層３の着色時の明度値が高い為、前記メッセージを隠蔽することができなかった。
【００７１】
【発明の効果】
本発明は、透明性を有する支持体４上に、金色、銀色、その他多彩なメタリック色等の輝度の高い金属光沢色と、可逆熱変色層３とを積層することにより、様々な装飾性を付与することができると共に、可逆熱変色層３の色変化においてメッセージ等を隠蔽及び視認することが可能となる金属光沢調熱変色性ラベル１を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の金属光沢調熱変色性ラベルの一実施例の縦断面説明図である。
【図２】本発明の金属光沢調熱変色性ラベルの他の実施例の縦断面説明図である。
【図３】本発明の金属光沢調熱変色性ラベルの他の実施例の縦断面説明図である。
【図４】本発明の金属光沢調熱変色性ラベルの他の実施例の縦断面説明図である。
【図５】本発明の金属光沢調熱変色性ラベルの他の実施例の縦断面説明図である。
【図６】本発明の金属光沢調熱変色性ラベルの他の実施例の縦断面説明図である。
【図７】本発明の金属光沢調熱変色性ラベルの他の実施例の縦断面説明図である。
【符号の説明】
１ 金属光沢調熱変色性ラベル
２ 金属光沢層
３ 可逆熱変色層
４ 支持体
５ 保護層
６ 粘着層
７ 非変色層
８ 剥離紙[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a metal gloss thermochromic label. More specifically, a metallic luster heat-control device configured so that an image exhibiting a high-brightness metallic luster such as gold, silver, or a metallic color is erased by a temperature change, and a message or a pattern hidden by the image is visually recognized. Related to discolorable labels.
[0002]
[Prior art]
Hitherto, there has been proposed a message card in which a message portion is hidden using a thermochromic dye (Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 60-141272).
The suggestion is to apply the thermochromic dye directly to the message part, or to conceal by applying an adhesive sticker coated with the thermochromic dye on one side, so that the thermochromic dye is about the same as body temperature. At this temperature, the concealed portion is erased or discolored, and a message appears.
However, in the concealing method, it is necessary to apply a thermochromic pigment thickly to completely conceal a message or the like, or to use a dark color such as black or brown. There is a problem that the color remains without being erased, and the hidden message or the like becomes difficult to visually recognize.
Further, in the concealing method, since the concealed portion cannot be formed by a blank pattern or a line drawing, there is a limitation in design.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention can more reliably conceal a message or the like even in a color other than a dark color such as thin coating or black or brown as compared with the color change of a conventional thermochromic material, and has various patterns depending on a blank pattern or a line drawing. An object of the present invention is to provide a metallic glossy thermochromic label which is rich in color and has a glittering appearance by forming a concealed portion by design.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The metal glossy thermochromic label 1 of the present invention comprises an organic compound that reversibly causes a color reaction between an electron-donating color-forming organic compound and an electron-accepting compound on a transparent support 4. A reversible thermochromic layer 3 containing a thermochromic composition comprising a medium is formed, and a metallic gloss layer 2 containing a metallic gloss pigment is laminated on the reversible thermochromic layer 3. The provision of the adhesive layer 6 is a requirement.
In addition, a thermochromic composition comprising an electron-donating color-forming organic compound, an electron-accepting compound, and an organic compound medium that reversibly causes a color reaction between the two is included on the transparent support 4. A reversible thermochromic layer 3 is formed, an adhesive layer 6 is laminated on the reversible thermochromic layer 3, and a metal gloss layer 2 containing a metal gloss pigment is provided on the opposite side of the support 4. .
Further, a metallic gloss layer 2 containing a metallic gloss pigment is formed on the surface of a transparent support 4, and an electron-donating color-forming organic compound and an electron-accepting compound are formed on the metallic gloss layer 2. A reversible thermochromic layer 3 containing a thermochromic composition comprising an organic compound medium that reversibly causes a color reaction is formed, and an adhesive layer 6 is laminated on the reversible thermochromic layer 3. I do.
Further, the metal glossy thermochromic label 1 is
(HP1)-(HP2)> 40 [1]
HP1: Hiding ratio at the time of color development of reversible thermochromic layer
HP2: Hiding ratio at the time of decoloration of the reversible thermochromic layer
Satisfying, the metallic gloss layer 2 is formed by a blank pattern or a line drawing, and the metallic gloss thermochromic label 1 is
(V1)-(V2)> 0.5 [2]
V1: Lightness value at the time of coloring of the laminated portion of the reversible thermochromic layer and the metallic gloss layer
V2: Lightness value at the time of coloring of the reversible thermochromic layer on which the metallic gloss layer is not laminated
And a description of a method of using the metal glossy thermochromic label 1 on condition that the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 on which the metallic gloss layer 2 is not laminated is 5 or less when colored. It is required that a label explaining the method of using the metallic glossy thermochromic label 1 be provided on the metallic glossy thermochromic label 1.
[0005]
The metallic gloss layer 2 provided on the reversible thermochromic layer 3 will be described.
The metallic gloss layer 2 is made of a material selected from natural mica, synthetic mica, flat glass flakes, or flaky aluminum oxide as a core material, and is coated with a metal oxide pigment or a cholesteric liquid crystal type glitter pigment as a binder resin. Is a layer fixed in a dispersed state.
[0006]
Metallic luster pigments having fine particles of natural mica as a core substance are those coated with titanium oxide on the surface of natural mica particles, those coated with iron oxide on the upper layer of titanium oxide, or coated with a non-thermochromic dye / pigment. (Preferably, 0.5 to 10% by weight) is effective. More specifically, the particle size of natural mica whose surface is coated with 41 to 44% by weight of titanium oxide is 5%. ５０50 μm gold metallic luster pigment, natural mica surface coated with 30 to 38% by weight titanium oxide, and 0.5 to 10% by weight non-thermochromic colored pigment coated thereon, particle size 5 to 60 μm Gold metallic luster pigment, natural mica surface coated with 16 to 39% by weight of titanium oxide, silver metal luster pigment having a particle size of 5 to 100 μm, natural mica surface coated with 45 to 58% by weight of titanium oxide Color metallic luster pigment, natural cloud Surface was coated with 45-58 wt% of titanium oxide, on a 0.5 to 10% by weight of non-thermochromic colored dye or pigment metallic color metallic luster pigment obtained by coating a thereof.
Specific examples of the natural mica having a surface coated with a metal oxide include “Iriodin” (trade name, manufactured by Merck Ltd.), product number: 100 (particle size distribution: 10 to 60 μm: silver), 205 (particle size distribution: 10 to 60 μm). : Platinum gold), 225 (particle size distribution 10 to 60 μm: pearl blue), 235 (particle size distribution 10 to 60 μm: pearl green), product name “Lumina Colors” manufactured by Engelhard Co. Product number: Lumina gold (particle size distribution 10 to 48 μm: Luminal red (particle size distribution 10 to 48 μm: metallic red), lumina red blue (particle size distribution 10 to 48 μm: metallic blue), lumina aqua blue (particle size distribution 10 to 48 μm: metallic blue), lumina green (particle size distribution 10) -48 μm: metallic green), luminous turquoise (particle size distribution 1) ～48Myuemu: metallic green) and the like can be exemplified.
[0007]
The metallic luster pigment containing fine particles of synthetic mica as a core substance has a smaller content of metal ions serving as coloring factors such as impurities and iron as compared with the natural mica system, and is rich in glitter and has a glittering appearance. . Specifically, it is effective that the surface of the synthetic mica is coated with a metal oxide containing titanium oxide as a main component, the average thickness is 0.1 to 5 μm, and the average particle diameter is 2 to 1000 μm. is there. Depending on the coverage of the metal oxide, it exhibits a metallic luster of gold, silver or metallic color, is highly transparent, and allows the color tone of the lower reversible thermochromic layer 3 to be clearly visible.
As synthetic mica, KMg 3 (AlSi 3 O 10 ) F 2 Is mentioned. The shape of the mica is not specified, but examples thereof include a flat shape and a scale shape. Examples of the metal oxide covering the surface of the synthetic mica include metal oxides such as titanium, zirconium, chromium, vanadium, and iron.Preferably, a metal oxide containing titanium oxide as a main component is used. Is 0.1 to 5 μm, and the average particle diameter is 2 to 1000 μm, preferably 2 to 500 μm, and more preferably 2 to 200 μm. Here, the average particle diameter indicates an average particle diameter measured by a laser diffraction method, and is a particle diameter whose volume-based median diameter corresponds to 50% of the cumulative distribution.
Specific examples of the metallic luster pigment in which the surface of the synthetic mica is coated with a metal oxide include “Altimica”, a product name of Nippon Koken Kogyo Co., Ltd., SB-100 (5 to 30 μm: silver), SD-100 (10-60 μm: silver), SE-100 (15-100 μm: silver), SF-100 (44-150 μm: silver), SH-100 (150-600 μm: silver), YB-100 (5-5 30 μm: gold, YD-100 (10 to 60 μm: gold), YE-100 (15 to 100 μm: gold), YF-100 (44 to 150 μm: gold), RB-100 (5 to 300 μm: metallic red), RD-100 (10 to 60 μm: metallic red), RE-100 (15 to 100 μm: metallic red), RF-100 (44 to 150 μm: metallic red) , RBB-100 (5 to 30 µm: metallic purple), RBD-100 (10 to 60 µm: metallic purple), RBE-100 (15 to 100 µm: metallic purple), RBF-100 (44 to 150 µm: metallic purple), VB -100 (5 to 30 μm: metallic violet), VD-100 (10 to 60 μm: metallic violet), VE-100 (15 to 100 μm: metallic violet), VF-100 (44 to 150 μm: metallic violet), BB-100 (5-30 μm: metallic blue), BD-100 (10-60 μm: metallic blue), BE-100 (15-100 μm: metallic blue), BF-100 (44-150 μm: metallic blue), GB-100 (5 ~ 30 μm Metallic green), GD-100 (10~60μm: metallic green), GE-100 (15~100μm: metallic green), GF-100 (44~150μm: metallic green) and the like can be exemplified.
[0008]
The flat glass piece as a core material, and as the metallic luster pigment whose surface is coated with titanium oxide, gold, silver, or metallic luster pigments can be mentioned depending on the coverage of titanium oxide, and more specifically, Nippon Sheet Glass Co., Ltd. made from Nippon Sheet Glass Co., Ltd. with a scale-like glass piece coated with titanium oxide, trade name "Metashine" Part No .: RCFSX-5450TS (6041) [Average thickness 5 ± 2 μm, Average particle size 450 ± 145 μm, gold color], RCFSX-5200TS (6042) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 200 ± 70 μm, silver color], RCFSX-5140TS (6043) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 140 ± 45 μm, silver color], RCFSX-5080TS ( 6044) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 80 ± 30 μm, silver color], RCFSX-2080TS (6046) [flat Thickness 2 ± 1 μm, average particle size 80 ± 30 μm, silver color), RCFSX-K120TS (6043) [average thickness 20 ± 5 μm, average particle size 120 ± 20 μm, silver color], RCFSX-5090RC (8052) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 90 ± 30 μm, gold), RCFSX-5090RC (8053) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 90 ± 30 μm, metallic green], RCFSX-5090RC (8069) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 90 ± 30 μm, metallic blue], RCFSX-5090RC (8070) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 90 ± 30 μm, metallic purple], RCFSX-5090RC (8071) [average thickness 5 ± 2 μm, average particle size 90 ± 30 μm, metallic red], RCFSX-1040RC (9543) [flat Thickness 1 μm, average particle size 40 μm, silver), RCFSX-1040RC (9544) [average thickness 1 μm, average particle size 40 μm, gold], RCFSX-1040RC (9546) [average thickness 1 μm, average particle size 40 μm, metallic red], RCFSX-1040RC (9548) [Average thickness 1 μm, average particle size 40 μm, metallic blue], RCFSX-1040RC (9549) [Average thickness 1 μm, average particle size 40 μm, metallic green], RCFSX-1020RC (9550) [Average thickness 1 μm RCFSX-1020RC (9551) [Average thickness 1 μm, average particle size 20 μm, gold], RCFSX-1020RC (9553) [Average thickness 1 μm, average particle size 20 μm, metallic red], RCFSX-1020RC ( 555) [average thickness 1 [mu] m, an average particle size of 20 [mu] m, metallic blue] the like can be exemplified.
[0009]
A description will be given of a metallic luster pigment whose surface is coated with a metal oxide using flaky aluminum oxide as a core substance.
Since the core substance of the metallic luster pigment is flaky aluminum oxide, the metallic luster pigment contains less impurities and is excellent in glitter as compared with a natural mica-based pigment.
Examples of the metal oxide coating the surface of the aluminum oxide include metal oxides such as titanium, zirconium, chromium, vanadium, and iron.Preferably, a metal oxide containing titanium oxide as a main component is applied, Depending on the coverage of the metal oxide, metal luster pigments such as gold, silver, and metallic colors may be used. The metallic luster pigment has an average thickness of 0.1 to 5 μm and an average particle size of 2 to 200 μm.
By using the metallic luster pigment having the above-described thickness and average particle diameter, uniform luster of the metallic luster layer 2 and a clear color change due to discoloration of the reversible thermosensitive multicolor discoloring layer can be exhibited. Here, the average particle diameter indicates an average particle diameter measured by a laser diffraction method, and is a particle diameter whose volume-based median diameter corresponds to 50% of the cumulative distribution.
Specific examples of the metallic luster pigment in which the surface of the flaky aluminum oxide is coated with a metal oxide include “Silicalic” (trade name) manufactured by Merck Ltd. Part No .: T50-10 (10 to 30 μm: silver), T60-10WNT (10-30 μm: silver), T60-20WNT (10-30 μm: gold), T60-24WNT (10-30 μm: metallic green), T60-23WNT (10-30 μm: metallic blue), and the like.
[0010]
The cholesteric liquid crystal type glitter pigment will be described.
The liquid crystal polymer used as the cholesteric liquid crystal type brilliant pigment has such a property that only a part of the incident light in a wide spectral range is reflected by the interference effect of light, and all the other regions transmit light. The area of the reflection spectrum is determined by the pitch width of the helical polymer and the refractive index of the material, and the area of the reflection spectrum is divided into left and right helically polarized light components, with the helix rotating in the direction of rotation. Accordingly, one can be reflected and the other can be transmitted. As a result, the cholesteric liquid crystal-type brilliant material has the property of transmitting and reflecting over the entire spectral range, that is, excellent metallic luster and color flop properties in which the color tone changes depending on the viewpoint.
Further, the cholesteric liquid crystal type glitter pigment has transparency as well as glitter.
Specific examples of the cholesteric liquid crystal type glitter pigment include a material based on a siloxane skeleton having a mesogen in a side chain.
[0011]
Specific examples of the cholesteric liquid crystal type brilliant pigment include “Helicone HC” (trade name, manufactured by Wacker Chemie, product number: Sapphire (SLM90020) [blue → dark color], Scarabeus (SLM90120) [green → blue], Jade (SLM90220) ) [Gold → green-blue], Maple (SLM90320) [copper → green], and the like.
[0012]
The cholesteric liquid crystal glittering pigment has an average thickness of 3 to 15 μm, preferably 5 to 10 μm, and an average particle size of 1 to 100 μm, preferably 10 to 60 μm.
If the average thickness and particle size are out of the above ranges, the glitter and color flop properties are impaired, and the orientation and stability of the glitter pigment in the layer may be adversely affected, which limits practical use.
[0013]
The above-mentioned various metallic luster pigments are appropriately dispersed in a vehicle, and are applied in the form of a paint or a printing ink in a conventionally known application method, for example, screen printing, offset printing, gravure printing, coater, tampo printing, transfer and the like. The metallic luster layer 2 is formed on the transparent support 4 or on the reversible thermochromic layer 3 by printing means, brush coating, spray coating, electrostatic coating, electrodeposition coating or the like.
Further, the transparent metallic gloss pigment may be used alone or in combination of two or more types.Furthermore, conventionally known metallic gloss pigments such as aluminum, dyes, pigments, fluorescent pigments, phosphorescent pigments and the like may be used in combination. It can also be used.
Further, a molded article formed by blending the metallic luster pigment in a thermoplastic resin or a thermosetting resin may be used as the metallic luster layer.
[0014]
The reversible thermochromic layer 3 contains a reversible thermochromic composition in the layer, and the composition reversibly causes a color reaction between the electron-donating color-forming organic compound and the electron-accepting compound. A composition containing three components of an organic compound medium is suitably used. Specific examples include the reversible thermochromic compositions described in JP-B-51-35414, JP-B-51-44706, and JP-A-7-186540.
In addition, as described in Japanese Patent Publication No. 29398/1990 proposed by the present applicant, a highly sensitive thermochromic composition having a hysteresis width of 3 ° C. or less with respect to a color density-temperature curve due to a temperature change can be cited. .
The color changes before and after a predetermined temperature (color changing point) as a boundary, and only one specific state can exist in a normal temperature range between the two states before and after the change. That is, the other state is maintained while the heat or cold required for the state to develop is applied, but returns to the state exhibited in the normal temperature range when the application of the heat or cold disappears, so-called, This type changes color by showing a small hysteresis width (ΔH) for temperature-color density due to temperature change.
[0015]
Further, a thermochromic color-memorizing thermochromic composition, which is described in Japanese Patent Publication No. 4-17154 proposed by the present applicant, which exhibits large hysteresis characteristics and discolors, A type in which the shape of the curve on which the change is plotted changes color following a significantly different path depending on whether the temperature rises from a temperature lower than the discoloration temperature range or vice versa. Thermal discoloration material having a characteristic that, in a normal temperature range between a low-temperature discoloration point and a high-temperature discoloration point, a state changed at a temperature equal to or lower than the low-temperature discoloration point or higher than the high-temperature discoloration point can be stored and stored. Anionic compositions are also effective.
[0016]
Although the above-mentioned reversible thermochromic composition is effective even when applied as it is, it is preferable to use it in a microcapsule. This is because the reversible thermochromic composition can be maintained under the same composition under the various use conditions and can exert the same effect.
By being encapsulated in the microcapsules, chemically and physically stable microcapsule pigments can be formed, and the particle size of 0.1 to 100 μm, preferably 3 to 30 μm satisfies the practicality.
The microencapsulation is performed by a conventionally known interfacial polymerization method, in-situ polymerization method, in-liquid curing coating method, phase separation method from an aqueous solution, phase separation method from an organic solvent, melting dispersion cooling method, air suspension. There are a coating method, a spray drying method and the like, which are appropriately selected according to the application. Further, a secondary resin film may be provided on the surface of the microcapsules according to the purpose to impart durability, or the surface characteristics may be modified for practical use.
[0017]
The reversible thermochromic layer 3 can be formed by the above-described conventionally known method using an ink or paint in which the reversible thermochromic composition is dispersed in a vehicle.
Further, a molded product formed by blending the microcapsule pigment containing the reversible thermochromic composition in a thermoplastic resin or a thermosetting resin may be used as the reversible thermochromic layer 3. In this case, since the reversible thermochromic layer 3 serves as a support, the transparent support 4 is not required.
[0018]
In addition, the electron-donating color-forming organic compound, the compound having a phenolic hydroxyl group, and the reaction medium that determines the temperature at which the color reaction occurs between the two are mixed in fine particles in a vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin or the like. The reversible thermochromic layer 3 can also be formed by using a thermochromic material described in JP-A-6-135144, which is obtained by dispersing the thermochromic material in a state.
[0019]
The color change of the thermochromic layer 3 can be varied by mixing an appropriate amount of the non-thermochromic colored dye in the reversible thermochromic layer 3 described above.
[0020]
As the support 4, a general-purpose support can be used as long as it has transparency, and examples thereof include polyester, polyethylene, polypropylene, polyethylene terephthalate, polyvinyl chloride, and polyvinylidene chloride.
Since the support 4 shows transparency, it can be provided on the metallic gloss layer 2 or can be interposed between the reversible thermochromic layer 3 and the metallic gloss layer 2. The transparency may be translucent, colored transparent, or colored translucent other than colorless and transparent.
[0021]
As the pressure-sensitive adhesive used for the pressure-sensitive adhesive layer 6, a general-purpose acrylic resin, a urethane resin, a styrene-butadiene copolymer, a vinyl ether copolymer, a natural rubber, and the like, and a known tackifier may be appropriately used. It can be used alone or in combination.
[0022]
A top coat layer (protective layer 5) may be provided on the uppermost layer of the metallic glossy thermochromic label 1 to improve durability and water resistance.
Further, a light stabilizer layer may be appropriately provided between the uppermost layer of the metallic glossy thermochromic label 1 or each layer. Specifically, the light stabilizer layer is selected from an ultraviolet absorber, an antioxidant, an antioxidant, a singlet oxygen quencher, a superoxide anion quencher, an ozone decolorant, a visible light absorber, and an infrared absorber. This is a layer in which the light stabilizer is fixed in a dispersed state, and can be formed in accordance with the preparation of the reversible thermochromic layer 3 or the metallic gloss layer 2 described above.
It is more preferable to provide a light stabilizer layer on the uppermost layer, since light resistance of the reversible thermochromic layer 3 can be imparted in addition to durability and water resistance.
[0023]
Next, the concealment ratio of the metallic glossy thermochromic label 1 will be described.
When the metallic glossy thermochromic label 1 is used for concealment, in order to securely conceal the concealment part and make it appear clearly by a temperature change,
(HP1)-(HP2)> 40 [1]
HP1: Hiding ratio at the time of color development of reversible thermochromic layer
HP2: Hiding ratio at the time of decoloration of the reversible thermochromic layer
It is preferable to satisfy the following. This is because the change from the metallic gloss color to the transparent color of the metallic gloss coloring label 1 is caused by light absorption of the reversible thermochromic layer 3, and the concealing rate (HP1) of the reversible thermochromic layer 3 at the time of color development is as follows: If the difference from the concealing ratio (HP2) at the time of decoloring is lower than 40, the concealing part will be seen through at the time of color development, or light will be reflected or absorbed by the residual color at the time of decoloring, and the metallic gloss image will appear on the concealing part. This is because the concealment character is always visible and the concealment character may be difficult to visually recognize.
[0024]
The concealment ratio represents a performance of concealing a portion to be concealed such as a message, and is a value derived from a luminous reflectance (Y value) measured by a color difference meter.
As a method of calculating the concealment ratio, the label is attached to each of the black and white concealment ratio test sheets, and the luminous reflectance (Y value) is measured by a color difference meter (TC-3600 color difference meter, manufactured by Tokyo Denshoku Co., Ltd.). Is measured, and is calculated by the following equation.
HP = (B / W) × 100
HP: Concealment ratio (%)
B: Luminous reflectance (Y value) measured by attaching a label to a black background concealment rate test sheet
W: Luminous reflectance (Y value) measured by attaching a label to a white background concealment rate test sheet
The higher the value of the concealment ratio, the higher the turbidity and the more concealed messages can be concealed.
Further, the lower the value of the concealment ratio, the higher the transparency, and the color tone and the content of the concealed message and the like can be identified.
White synthetic paper is used as the white opacity test paper, and black paint applied to the white synthetic paper is used as the black opacity test paper. As the concealment rate test sheet, a sheet having a reflectance of 80 ± 1 for a white background and a reflectance of 2 or less for a black background is used.
[0025]
The brightness value of the metallic glossy thermochromic label 1 is:
(V1)-(V2)> 0.5 [2]
V1: Lightness value at the time of coloring of the laminated portion of the reversible thermochromic layer and the metallic gloss layer
V2: Lightness value at the time of coloring of the reversible thermochromic layer on which the metallic gloss layer is not laminated
It is preferable to satisfy the following.
When the value of the formula [2] is 0.5 or less, it is difficult to clearly see the color corresponding to the metallic gloss pigment in the laminated portion, or even if the metallic gloss color of the laminated portion is clearly seen, Contrast between the layered portion of the layer 2 and the non-layered portion is difficult to appear, resulting in lack of design.
Further, in the reversible thermochromic layer 3 in which the metallic gloss layer 2 is not laminated due to a blank pattern, a line drawing, or the like, it is preferable that the lightness value in the color density in the color-developed state is 6 or less. If the value is more than 6, the lower part of the reversible thermochromic layer 3 is transparent, and the concealing property is insufficient.
[0026]
As the reversible thermochromic layer 3 formed by laminating the metallic glossy layer 2, a layer having a lightness value of 6 or less in a color density in a color-developing state and a colorless value of 8 or more in a decolored state is effective. When the lightness value of the color density in the color-developed state is 6 or less, it has a capability of sufficiently absorbing light transmitted through the upper metallic luster layer 2, and allows a color corresponding to the metallic luster pigment to be clearly seen. However, when the lightness value in the color-developed state exceeds 6, light transmitted through the metallic gloss layer 2 cannot be sufficiently absorbed, and a part of the light is reflected, so that the metallic gloss color cannot be seen clearly. On the other hand, when the colorless lightness value in the decolored state is 8 or more, the light reflected by the metallic gloss layer 2 and the light reflected by the reversible thermochromic layer 3 are capable of sufficiently reflecting the light transmitted through the metallic gloss pigment. Are mixed and return to white light, so they appear colorless. However, when the lightness value in the decolored state is less than 8, the light transmitted through the metallic gloss layer 2 cannot be sufficiently reflected, and the light is not colorless because it is partially absorbed, and the metallic color remains in the colored state.
[0027]
Further, in a system in which the thermochromic material 3 and the non-chromogenic dye / pigment are mixed in the reversible thermochromic layer 3, the lightness value (V'1) of the color density in the color-developed state is 6 or less, and the lightness value (V) in the decolored state. '2) must be 8 or more and satisfy the relationship of (V'2)-(V'1)> 1.
In this system, the decolorized state of the reversible thermochromic layer 3 becomes colored by mixing the non-color-changing dye / pigment, so that the lightness value decreases and varies depending on the color of the dye / pigment. For example, the brightness value is relatively large in yellow, orange, and the like, while the brightness value is small in red, purple, and the like. However, in order to obtain a satisfactory color change, the difference between the lightness value in the decolored state and the lightness value in the color-developed state needs to be larger than 1. When the difference is 1 or less, the contrast is too small to produce a clear color change. Not shown. A lightness value of 6 or more under such conditions can exhibit, for example, a reversible change from gold to color and from color to gold. However, if it is less than 6, the color density of the underlying mixed color layer is too high, and the transmitted light is absorbed, so that the gold color can be seen even in the decolored state.
[0028]
The lightness value of the reversible thermochromic layer 3 at the time of color development and decoloration is as follows: in an achromatic arrangement, complete black is set to 0, complete white is set to 10, and the difference in the sense of brightness between them is equally spaced. The lightness value of the Munsell color chart meter divided as described above is shown, and the lightness value of the chromatic color indicates the lightness value of an achromatic color in which the sense of brightness of the chromatic color is equal to this. In other words, the smaller the lightness value, the closer to black, and the larger the lightness value, the closer to white, so that it can be used as an index of how much visible light is absorbed and how much it is reflected. This indicates how the light transmitted through is reflected and absorbed by the reversible thermochromic layer 3 underneath.
[0029]
Therefore, if the reversible thermochromic layer 3 of the laminated portion has a brightness value of 6 or less, it has the ability to sufficiently absorb visible light transmitted through the metallic luster pigment, and as a result, sufficiently absorbs visible light transmitted through the metallic luster pigment. To give the desired metallic luster color. Conversely, a lightness value of 8 or more reflects visible light transmitted through the metallic gloss layer 2, so that both the light reflected by the metallic gloss layer 2 and the light reflected by the reversible thermochromic layer 3 are visually recognized together. The metallic luster color is not visible. That is, it is an index as to whether or not the material has a characteristic of appearing as a metallic glossy color below the discoloration temperature of the thermochromic material and disappearing above the discoloration temperature.
The lightness value shown in the present invention is a value obtained by using a TC-3600 color difference meter manufactured by Tokyo Denshoku Co., Ltd., and a sample is spray-coated on a white vinyl chloride sheet surface, and a reversible film having a thickness of 40 μm after drying is obtained. It is obtained by forming the thermochromic layer 3 and measuring lightness values in a color-developed state and a decolored state.
[0030]
The metallic glossy thermochromic label 1 of the present invention can be used for the purpose of sticking and concealing characters such as messages and texts written on letters, cards and notebooks, images such as designs and patterns, and the like. In particular, when used for greeting cards such as Christmas cards and birthday cards and for New Year's cards, the image drawn on the metallic glossy thermochromic label 1 is formed with a symbol related to the purpose of the card, such as a zodiac sign, Santa Claus, or a birthday cake. By doing so, a sense of season and a sense of unity can be given, and the unexpectedness that the message and the like appear through the metallic glossy thermochromic label 1 can be given.
[0031]
In the metallic luster thermochromic label 1, the metallic luster layer 2 is provided on the upper side of the reversible thermochromic layer 3, that is, the metallic luster layer 2 is provided on the visible side, and the reversible thermochromic layer 3 is provided on the lower layer. The metallic luster can be sufficiently exhibited, and the opacity is improved by the light reflection effect of the metallic luster layer 2. Further, the appearance of the label 1 is changed by the color change of the reversible thermochromic layer 3 provided below, and a message or the like that is transmitted and concealed through the entire label 1 appears clearly.
Further, by forming the metallic gloss layer 2 with a blank pattern or a line drawing, the design of the metallic gloss thermochromic label 1 is improved, and the amount of the metallic gloss pigment used is reduced, so that the cost can be reduced. .
Further, the metallic luster layer 2 absorbs or reflects at least a part of ultraviolet light or visible light which adversely affects the function of the reversible thermochromic layer 3 by a light absorbing (or light reflecting) function and a light shielding function, It also has the effect of improving the light resistance of the reversible thermochromic layer 3.
[0032]
In addition, the metal glossy thermochromic label 1 can be securely concealed by sticking it so that characters or images to be concealed are hidden, so that the contents cannot be seen by a third party. Further, when the label 1 is heated with a finger, a palm, or the like, the concealing portion is transmitted, so that no special tool is required and no labor is required.
[0033]
When the metallic glossy thermochromic label 1 is affixed to an object such as a birthday card and a message or the like is concealed, the purpose is to notify a recipient that a message will appear when the metallic glossy thermochromic label 1 is heated. By attaching and attaching a non-thermochromic label on which the method of using the metallic glossy thermochromic label 1 is written, or by describing the method of use with non-coloring characters on the metallic glossy thermochromic label 1 The recipient knows that the message will appear due to the heating of the label 1, and the characters and images to be concealed can be visually recognized reliably.
[0034]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Examples are shown below, but the present invention is not limited thereto. The parts in the examples are parts by weight.
[0035]
【Example】
Example 1
A transparent PET film having a thickness of 25 μm and having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as the support 4, and the surface of the support 4 is colorless at 34 ° C. or more and black at 30 ° C. or less. A reversible thermochromic ink obtained by uniformly stirring and dispersing 40 parts of microcapsule pigment, 57 parts of ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, 2 parts of thickener, and 1 part of defoamer is screen-printed, and solid printed. A pattern reversible thermochromic layer 3 was provided.
Next, on the reversible thermochromic layer 3, 20 parts of a metallic gloss pigment (trade name: Lumina Red, manufactured by Engelhard Co.), 77 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer emulsion, 2 parts of a thickener, and defoaming Using a metallic luster ink obtained by uniformly stirring and dispersing 1 part of the agent, a solid luster metallic luster layer 2 was provided by screen printing.
Further, a protective layer 5 was provided by laminating a transparent PP film having a thickness of 20 μm on the surface of the metallic luster layer 2 to obtain a metallic luster thermochromic label 1 (FIG. 1).
[0036]
The resulting metallic glossy thermochromic label 1 exhibited a solid metallic pink color at room temperature, and when heated to 34 ° C. or higher, the metallic pink color disappeared and became transparent. Further, when the metal glossy thermochromic label 1 which was transparently discolored was cooled to 30 ° C. or lower, the solid pink metallic pink color was exhibited again. This change in appearance could be repeated.
The transmittance of the metallic glossy thermochromic label 1 was measured and applied to the formula [1], which was 68.8, which satisfied the condition.
[0037]
Example 2
A transparent PET film having a thickness of 25 μm was used as the support 4, and a solid pattern reversible thermochromic layer 3 was provided on the surface of the support 4 by using the same reversible thermochromic ink as in Example 1, and the upper layer was formed thereon. The adhesive layer 6 was laminated.
Further, on the back surface of the support 4, a metal luster layer 2 having a solid pattern is provided by using the same metal luster ink as in Example 1, and the adhesive layer 6 is further laminated to form the metal luster thermochromic label 1. (FIG. 2).
[0038]
The obtained metallic glossy thermochromic label 1 exhibited a solid metallic pink color at room temperature similarly to Example 1, and when heated to 34 ° C. or higher, the metallic pink color was erased and became transparent. Further, when the metal glossy thermochromic label 1 which was transparently discolored was cooled to 30 ° C. or lower, the solid pink metallic pink color was exhibited again. This change in appearance could be repeated.
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 63.8, which satisfied the condition.
[0039]
Example 3
A transparent PET film having a thickness of 25 μm was used as the support 4, and the same metallic luster ink as in Example 1 and a reversible thermochromic ink were used on the surface of the support 4 to form a solid metal luster layer 2, reversible thermochromic By laminating the layer 3 and further laminating the adhesive layer 6, a metal glossy thermochromic label 1 was obtained (FIG. 3).
[0040]
The obtained metallic glossy thermochromic label 1 exhibited a solid metallic pink color at room temperature similarly to Example 1, and when heated to 34 ° C. or higher, the metallic pink color was erased and became transparent. Further, when the metal glossy thermochromic label 1 which was transparently discolored was cooled to 30 ° C. or lower, the solid pink metallic pink color was exhibited again. This change in appearance could be repeated.
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 64.8, which satisfied the condition.
[0041]
Example 4
A transparent PET film having a thickness of 25 μm and having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as the support 4, and a solid pattern is formed on the surface of the support 4 using the same reversible thermochromic ink as in Example 1. After providing the printing layer, a metal glossy layer 2 having a “Lion Dance” blank pattern was laminated using the same metal glossy ink as in Example 1.
Further, a protective layer 5 was provided by laminating a transparent PP film having a thickness of 20 μm on the surface of the metallic gloss layer 2 to obtain a metallic gloss thermochromic label 1 (FIG. 4).
Separately from the metal glossy thermochromic label 1, the method of using the metal gloss thermochromic label 1 saying "Please warm up the lion dance seal" on the surface of the support 4 using a non-color-changing ink. The label was printed, and a 20 μm-thick transparent PP film was laminated on the surface, and a cautionary label provided with a protective layer 5 was provided on the same release paper 8.
[0042]
The resulting metallic glossy thermochromic label 1 was affixed to cover the message written on the New Year's card. In the metallic glossy thermochromic label 1, a metallic pink “lion dance” pattern was visually recognized on a black background at room temperature, and the message was concealed. Next, the metallic glossy thermochromic label 1 is heated to 34 ° C. or more in accordance with the usage of the precautionary label attached to the same release paper 8 to obtain a metallic pink “lion dance” pattern and a black background. Disappeared, and the clear message that appeared appeared.
Further, when the metallic glossy thermochromic label 1 was cooled to 30 ° C. or lower, the metallic pink “lion dance” pattern was visually recognized again on the black background, and the message written on the New Year's card could be concealed. This change in appearance could be repeated.
[0043]
The transmittance of the metallic glossy thermochromic label 1 was measured and applied to the formula [1], which was 68.8, which satisfied the condition.
The brightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 4.40 when colored, and the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated. Was 2.90 when colored, and when applied to the formula [2], it was 1.50, all of which satisfied the conditions.
[0044]
Example 5
A transparent PET film having a thickness of 25 μm and having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as the support 4, and the surface of the support 4 is colorless at 34 ° C. or higher and exhibits a blue color at 30 ° C. or lower. The ink obtained by uniformly stirring and dispersing 40 parts of the microcapsule pigment, 57 parts of the ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, 2 parts of the thickener, and 1 part of the defoamer is screen-printed, and the reversible heat of the solid pattern is obtained. After the discoloration layer 3 is provided, 20 parts of a metallic gloss pigment (trade name: Lumina Red, manufactured by Engelhard Co.), 77 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, and a thickener 2 And the ink obtained by uniformly stirring and dispersing 1 part of the defoaming agent, the metallic gloss layer 2 of the cut pattern of the birthday cake was laminated by screen printing.
Further, using a general non-color-changing ink on a portion of the support 4 on which the reversible thermochromic layer 3 is not printed, use the metal glossy thermochromic label 1 as a method of "warm the birthday cake seal." And the non-color-changing layer 7 was provided.
Next, a protective layer 5 was provided by laminating a transparent PP film having a thickness of 20 μm on the metallic gloss layer 2 and the non-discoloring layer 7 to obtain a metallic gloss thermochromic label 1 (FIG. 5).
[0045]
The obtained metallic gloss thermochromic label 1 was affixed so as to cover the message written on the birthday card. In the metallic glossy thermochromic label 1, at room temperature, a metallic purple "birthday cake" pattern was visually recognized on a blue background, and the message was concealed.
Next, when heated to 34 ° C. or higher in accordance with the method of use provided for the metallic luster thermochromic label 1, the metallic purple “birthday cake” pattern and the blue background were erased, and the vivid color appeared. I was able to see the message.
Further, when the metal glossy thermochromic label 1 is cooled to 30 ° C. or lower, the metallic purple “birthday cake” pattern is visually recognized again on the blue background, and the message written on the birthday card can be concealed. Was. This change in appearance could be repeated.
[0046]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 63.8, which satisfied the condition.
The brightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 4.88 when colored, and the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is It was 3.61 at the time of coloring, and when applied to the formula [2], it was 1.27, all of which satisfied the conditions.
[0047]
Example 6
A transparent PET film having a thickness of 25 μm and having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as the support 4, and a solid pattern is formed on the surface of the support 4 using the same reversible thermochromic ink as in Example 1. The reversible thermochromic layer 3 was provided.
On the reversible thermochromic layer 3, 10 parts of a metallic luster pigment (trade name: Silalic T50-10, manufactured by Merck), 87 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer tree emulsion, 2 parts of a thickener, and 1 part of an antifoaming agent Using the ink obtained by uniformly stirring and dispersing the portions, a metallic glossy layer 2 having a cut pattern of "Kadomatsu" was provided by screen printing.
Further, a protective layer 5 was provided by laminating a transparent PP film having a thickness of 20 μm on the surface of the metallic luster layer 2 to obtain a metallic luster thermochromic label 1 (FIG. 4).
In addition to the metallic glossy thermochromic label 1 on the support 4, using a general screen printing ink on the surface of the support 4, the metal glossy tone of “Please warm the Kadomatsu seal” The usage of the thermochromic label 1 was printed, and a 20 μm-thick transparent PP film was laminated on the surface, and a cautionary label provided with a protective layer 5 was provided on the same release paper 8.
[0048]
The obtained metallic glossy thermochromic label 1 was affixed to the New Year's card so as to cover the "frame" pattern printed with the non-thermochromic ink, and the cautionary label was affixed to the non-printed portion of the New Year's card. . In the metallic luster thermochromic label 1, a metallic silver "Kadomatsu" pattern was visually recognized on a black background at room temperature, and the "coma" pattern was concealed.
Next, when the metal glossy thermochromic label 1 was heated to 34 ° C. or more in accordance with the usage of the cautionary label, the metallic silver “Kadomatsu” pattern and the black background were erased, and the clear “frame” appeared. I was able to see the pattern.
Further, when the metal glossy thermochromic label 1 is cooled to 30 ° C. or lower, the metallic silver “Kadomatsu” pattern is visually recognized again on the black background, and the “top” pattern printed on the New Year's card can be concealed. Was. This change in appearance could be repeated.
[0049]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 61.5, which satisfied the condition.
The brightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 5.78 when colored, and the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is: When applied to the formula [2] at 2.90 at the time of coloring, it was 2.88, and all of the conditions were satisfied.
[0050]
Example 7
A transparent PET film having a thickness of 25 μm and having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as the support 4, and a solid pattern is formed on the surface of the support 4 using the same reversible thermochromic ink as in Example 1. The reversible thermochromic layer 3 was provided.
On the reversible thermochromic layer 3, 15 parts of a metallic gloss pigment (trade name: Metashine RCFSX-5090RC (8053), manufactured by Nippon Sheet Glass Co., Ltd.), 82 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, and a thickener 2 And an ink obtained by uniformly stirring and dispersing 1 part of an antifoaming agent, a screen-printed metal glossy layer 2 of "Santa Claus" was provided.
Further, a protective layer 5 was provided by laminating the surface of the metallic gloss layer 2 with a transparent PP film having a thickness of 20 μm to obtain a metallic gloss thermochromic label 1 (FIG. 4).
In addition to the metal glossy thermochromic label 1, using a general screen printing ink on the surface of the support 4, the use of the metal glossy thermochromic label 1 "Please warm up the Santa Claus seal" Was printed, and a precautionary label provided with a protective layer 5 by laminating the surface with a transparent PP film having a thickness of 20 μm was provided on the same release paper 8.
[0051]
The obtained metallic glossy thermochromic label 1 was attached so as to cover the message written on the Christmas card. In the metallic glossy thermochromic label 1, a metallic green "Santa Claus" pattern was visually recognized on a black background at room temperature, and the message was concealed.
Next, the metallic glossy thermochromic label 1 is heated to 34 ° C. or higher in accordance with the usage of the precautionary label attached on the same release paper 8, so that the metallic green “Santa Claus” pattern and the black background appear. The color disappeared, and the clear message that appeared appeared.
Further, when the metal glossy thermochromic label 1 was cooled to 30 ° C. or lower, the metallic green “Santa Claus” pattern was visually recognized again on the black background, and the message written on the Christmas card could be concealed. This change in appearance could be repeated.
[0052]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 68.9, which satisfied the condition.
The brightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 4.49 when colored, and the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is When applied to the formula [2] at 2.90 at the time of coloring, the result was 1.59, all of which satisfied the condition.
[0053]
Example 8
A transparent PET film having a thickness of 25 μm is used as the support 4. On the surface of the support 4, 40 parts of a color-memory-retaining reversible thermochromic pigment exhibiting colorless at 32 ° C. or more and black at 15 ° C. or less, ethylene-vinyl acetate An ink obtained by uniformly stirring and dispersing 57 parts of the copolymer resin emulsion, 2 parts of the thickener, and 1 part of the defoaming agent was screen-printed to provide a solid pattern reversible thermochromic layer 3. Further, an adhesive layer 6 and a release paper 8 were sequentially laminated on the reversible thermochromic layer 3.
Next, on the back surface of the support 4 (the surface on which the reversible thermochromic layer 3 is not printed), 20 parts of a metallic luster pigment (trade name: Lumina Gold, manufactured by Engelhard Co.), an ethylene-vinyl acetate copolymer emulsion Using an ink obtained by uniformly stirring and dispersing 77 parts, 2 parts of a thickening agent, and 1 part of an antifoaming agent, a metallic luster layer 2 having a "Kite" blank was provided by screen printing.
Further, a protective layer 5 was provided by laminating a transparent PP film having a thickness of 20 μm on the surface of the metallic gloss layer 2 to obtain a metallic gloss thermochromic label 1 (FIG. 6).
Also, separately from the metallic glossy thermochromic label 1, on the back surface of the support 4 (the side on which the metallic glossy layer 2 is printed), use a general screen printing ink to "warm up the seal". The label was printed on the same method as that of the metal glossy thermochromic label 1, and a 20-μm-thick transparent PP film was laminated on the surface and a protective layer 5 was provided on the same release paper 8 as a precautionary note.
[0054]
The resulting metallic glossy thermochromic label 1 was affixed to cover the message written on the New Year's card. The metallic glossy thermochromic label 1 had a metallic gold "flight kite" pattern visually recognized on a black background at room temperature, and the message was concealed. Next, the metallic luster thermochromic label 1 is heated to 32 ° C. or more in accordance with the usage of a precautionary label attached on the same release paper 8 to obtain a metallic gold “fist kite” pattern and a black background. Disappeared, and the clear message that appeared appeared.
Further, when the metallic glossy thermochromic label 1 was cooled to 15 ° C. or lower, the metallic gold “flight kite” pattern was visually recognized again on the black background, and the message written on the New Year's card could be concealed.
At room temperature (25 ° C.), any one of the above aspects was alternately stored. This change in appearance could be repeated.
[0055]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 68.8, which satisfied the condition.
The brightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 5.10 when colored, and the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is At the time of coloring, it was 2.90, and when applied to the formula [2], it was 2.20, all of which satisfied the condition.
[0056]
Example 9
A transparent vinyl chloride film having a thickness of 50 μm was used as the support 4, and 10 parts of a metallic luster pigment (trade name: Lumina Blue, manufactured by Engelhard Co.) and 25 parts of a vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin were provided on the surface of the support 4. , 64 parts of a diluting solvent and 1 part of an antifoaming agent were uniformly stirred and dispersed, and screen-printed using an ink obtained to provide a metallic luster layer 2 of a "snowman" having a cut pattern.
15 parts of a reversible thermochromic microcapsule pigment which is colorless at 28 ° C. or higher and black at 26 ° C. or lower, 30 parts, 54 parts of a vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin, and 1 part of an antifoaming agent on the metallic luster layer 2 Are screen-printed using an ink obtained by uniformly stirring and dispersing the ink, a solid pattern reversible thermochromic layer 3 is laminated, and an adhesive layer 6 and a release paper 8 are further laminated in that order to obtain a metallic gloss thermochromic label 1. (FIG. 7).
In addition to the metal gloss thermochromic label 1, the use of the metal gloss thermochromic label "Please warm up a snowman seal" on the surface of the support 4 using a general screen printing ink. A precautionary label 1 having a non-discoloring layer 7 on which a printing method is printed and a pressure-sensitive adhesive layer 6 laminated on the surface is provided on the same release paper 8.
[0057]
The obtained metallic glossy thermochromic label 1 was affixed so as to cover the message written on the greeting card, and the cautionary label 1 was affixed to the non-printed portion of the greeting card. In the metallic luster thermochromic label 1, a metallic blue "snowman" pattern was visually recognized on a black background at room temperature, and the message was concealed.
Next, when the metal glossy thermochromic label 1 is heated to 28 ° C. or more according to the usage of the precautionary label, the metallic blue “snowman” pattern and the black background are erased, and a clear message appears. Could be visually recognized.
Further, when the metallic glossy thermochromic label 1 was cooled to 26 ° C. or lower, the metallic blue “snowman” pattern was visually recognized again on the black background, and the message written on the greeting card could be concealed. . This change in appearance could be repeated.
[0058]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to the formula [1], which was 69.7, which satisfied the condition.
The brightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 3.65 when colored, and the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is: When applied to the formula [2] at 2.90 at the time of coloring, the value was 0.75, all of which satisfied the condition.
[0059]
Example 10
A transparent PET film having a thickness of 25 μm and having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as the support 4, and the surface of the support 4 is colorless at 30 ° C. or more and black at 26 ° C. or less. Reversible thermochromic ink obtained by uniformly stirring and dispersing 55 parts of a microcapsule pigment, 43 parts of an acrylic resin, and 2 parts of an antifoaming agent; Using a metallic glossy ink obtained by uniformly stirring and dispersing 40 parts, 58 parts of an acrylic resin, and 2 parts of an antifoaming agent by gravure printing, as in Example 7, a solid pattern reversible thermochromic layer. 3 and a metallic luster layer 2 having a blank pattern of "Santa Claus". Further, a transparent protective layer 5 was provided on the surface of the metallic luster layer 2 by gravure printing to obtain a metallic luster thermochromic label 1 (FIG. 4).
[0060]
The obtained metallic glossy thermochromic label 1 was attached so as to cover the message written on the Christmas card. In the metallic luster thermochromic label 1, a metallic green color and a metallic blue "Santa Claus" pattern having high brightness depending on the angle were visually recognized on a black background at room temperature, and the message was concealed.
Next, when the metal glossy thermochromic label 1 was heated to 30 ° C. or higher, the metallic “Santa Claus” pattern and the black background disappeared, and the clear message that appeared could be visually recognized.
Further, when the metal glossy thermochromic label 1 is cooled to 26 ° C. or less, a metallic green color and a metallic blue “Santa Claus” pattern having a high luminance depending on the angle are visually recognized again on a black background, and the Christmas card is used. I was able to hide the written message. This change in appearance could be repeated.
[0061]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to the formula [1], which was 72.2, which satisfied the condition.
The brightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 4.43 when colored, and the brightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is When applied to the formula [2] at 2.90 at the time of coloring, the value was 1.53, and all of the conditions were satisfied.
[0062]
Example 11
A transparent PET film having a thickness of 25 μm and having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as the support 4, and the surface of the support 4 is colorless at 34 ° C. or more and pinkish at 30 ° C. or less. Ink obtained by uniformly stirring and dispersing 40 parts of a water-soluble microcapsule pigment, 57 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, 2 parts of a thickener, and 1 part of an antifoaming agent is screen-printed to obtain a solid pattern reversible. The thermochromic layer 3 was provided.
On the reversible thermochromic layer 3, 20 parts of a metallic gloss pigment (trade name: Lumina Red, manufactured by Engelhard Co.), 77 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, 2 parts of a thickener, and 1 part of an antifoaming agent Was screen-printed using an ink obtained by uniformly agitating and dispersing the ink to form a metallic shiny layer 2 having a "lion dance" cut pattern.
[0063]
The resulting metallic glossy thermochromic label 1 was affixed to cover the message written on the New Year's card. In the metallic luster thermochromic label 1, a metallic pink “lion dance” pattern was visually recognized on a pink background at room temperature, and the message was concealed.
Next, when the metal glossy thermochromic label 1 is heated to 30 ° C. or more, the metallic pink “lion dance” pattern and the pink background are erased, and the clear message that appears can be visually recognized. Was.
Further, when the metallic glossy thermochromic label 1 was cooled to 30 ° C. or lower, the metallic pink “lion dance” pattern was visually recognized again on the pink background, and the message written on the New Year's card could be concealed. . This change in appearance could be repeated.
[0064]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 43.7, which satisfied the condition.
The lightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 5.33 when colored, and the lightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is When applied to the formula [2] at 4.11 at the time of coloring, it was 1.22, which satisfied both conditions.
[0065]
Comparative Example 1
A transparent PET film having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a lower layer is used as a support 4, and the same reversible thermochromic ink as in Example 1 is used on the surface of the support 4 to form a solid reversible thermochromic ink. After the layer 3 was provided, a transparent PP film having a thickness of 20 μm was laminated on the surface of the reversible thermochromic layer 3 to provide a protective layer 5, thereby obtaining a reversible thermochromic label 1.
[0066]
The obtained reversible thermochromic label 1 was attached so as to cover the message written on the New Year's card. Although the reversible thermochromic label 1 was capable of concealing a message, the appearance of the reversible thermochromic layer 3 when colored was a black dark solid pattern, and lacked design.
[0067]
Comparative Example 2
Uniform stirring of 10 parts of a reversible thermochromic microcapsule pigment that is colorless at 34 ° C or higher and black at 30 ° C or lower, 87 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, 2 parts of a thickener, and 1 part of an antifoaming agent A metal glossy thermochromic label 1 was obtained in the same manner as in Example 4 except that the reversible thermochromic ink obtained by dispersion was used (FIG. 4).
[0068]
The transmittance of the metal glossy thermochromic label 1 was measured and applied to equation [1], which was 37.4, which did not satisfy the condition.
When the obtained metallic luster thermochromic label 1 is affixed so as to cover the message written on the New Year's card, the metallic pink “lion dance” pattern is visually recognized on a thin black background at room temperature. Could not be concealed.
[0069]
Comparative Example 3
A reversible thermochromic microcapsule having a transparent PET film having a release paper 8 and an adhesive layer 6 as a support and having a colorless color at 34 ° C or more and a pale pink color at 30 ° C or less on the surface of the support 4. An ink obtained by uniformly stirring and dispersing a pigment, an ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, a thickener, and an antifoaming agent was screen-printed to provide a solid pattern reversible thermochromic layer 3.
A metal luster pigment (trade name: Lumina Red, manufactured by Engelhard Co.), an ethylene-vinyl acetate copolymer resin emulsion, a thickener, and a defoaming agent are uniformly stirred and dispersed on the reversible thermochromic layer 3. Using the prepared ink, a metal glossy layer 2 having an unprinted pattern of "lion dance" was provided by screen printing.
[0070]
The lightness value of the laminated portion of the metallic gloss layer 2 and the reversible thermochromic layer 3 is 6.82 when colored, and the lightness value of the reversible thermochromic layer 3 in the portion where the metallic gloss layer 2 is not laminated is the colored value. 6.50, which is higher than the concealment lower limit lightness value of 6, and 0.32 when applied to the formula [2], none of the conditions was satisfied.
When the resulting metallic glossy thermochromic label 1 is affixed so as to cover the message written on the New Year's card, there is no contrast between the pale pink background and the metallic pink "lion dance" pattern at room temperature. It was visually recognized as a solid pattern tone. Further, since the lightness value of the reversible thermochromic layer 3 at the time of coloring was high, the message could not be hidden.
[0071]
【The invention's effect】
The present invention provides various decorative properties by laminating a high-brightness metallic luster color such as gold, silver, and various other metallic colors and a reversible thermochromic layer 3 on a transparent support 4. It is possible to provide the metal glossy thermochromic label 1 which can be provided and which can conceal and visually recognize a message or the like in the color change of the reversible thermochromic layer 3.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory longitudinal sectional view of one embodiment of a metal glossy thermochromic label of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory longitudinal sectional view of another embodiment of the metallic glossy thermochromic label of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory longitudinal sectional view of another embodiment of the metal glossy thermochromic label of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory longitudinal sectional view of another embodiment of the metal glossy thermochromic label of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory longitudinal sectional view of another embodiment of the metal glossy thermochromic label of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory longitudinal sectional view of another embodiment of the metallic glossy thermochromic label of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory longitudinal sectional view of another embodiment of the metal glossy thermochromic label of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Metallic glossy thermochromic label
2 Metallic luster layer
3 Reversible thermochromic layer
4 Support
5 Protective layer
6 Adhesive layer
7 Non-discoloration layer
8 Release paper
