JP2004138749A - 光送受信モジュール及びその実装方法並びに光送受信装置 - Google Patents

光送受信モジュール及びその実装方法並びに光送受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子、受光素子と光ファイバとの光学結合が、1個の集光レンズを用いた調整のみで実現でき、また小型化が容易な光送受信モジュールを提供する。
【解決手段】第1の光学膜103eがプリズム素子103の側面103aaの方向から入射した送信光をプリズム素子の先端面1031の方向に反射するとともに、プリズム素子の先端面の方向から入射した受信光を透過し、第2の光学膜103fが第1の光学膜を透過した受信光をプリズム素子の側面の方向に反射する。放熱基板102は発光素子104と受光素子105が取り付けられ、プリズム素子と平行になるようにメイン基板101上に固定される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ伝送路に接続して光信号を送受信する光送受信モジュール及びその実装方法並びに光送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光伝送システムにおいて1本の光ファイバを用いて双方向伝送を行う場合には、発光素子から出射される送信光を光ファイバに結合し、また、その光ファイバから出射される受信光を受光素子へ結合させる必要があるが、その結合方法に関して、さまざまな方法が考案されてきた。
【0003】
下記の特許文献1に記載されたものはその一例である。この従来例について図18を参照して説明する。図18は前記公報に記載されているもので、従来の光信号伝送系における光送受信モジュールの構成を示すブロック図である。図18に示すように、ファイバ42を内蔵するフェルール41の先端面の光軸上に、第1の波長λの送信光を光軸方向に通過させ、かつ第2の波長λの受信光を光軸と垂直方向に反射させるプリズム形の波長合分波カプラ43を固定するとともに、光軸方向及び光軸と垂直方向にそれぞれ発光素子22、受光素子31を配置し、これらを単一のケース部材11で固定支持しており、また、波長合分波カプラ43と発光素子22、受光素子31との間の各光軸上にそれぞれレンズ13、33を配置したものである。発光素子22からの送信光λは波長合分波カプラ43をそのまま光軸方向に通過して光ファイバ42に送信され、一方、光ファイバ42からの受信光λは波長合分波カプラ43で光軸と垂直方向に反射され、受光素子31に受信される。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−180671号公報(段落0007、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の光送受信モジュールにおいては、発光素子22、受光素子31と光ファイバ42との光結合を精度よく行うためには2つのレンズ13、33やフェルール42を微調整する必要があり、調整箇所が多いことに加えて、発光素子22、受光素子31をそれぞれ円筒型のパッケージに実装して、ケースで固定するため、モジュールの小型化が困難であった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、発光素子、受光素子と光ファイバとの光学結合が、1個の集光レンズを用いた調整(アライメント)のみで実現でき、また小型化が容易な光送受信モジュール及びその実装方法並びに光送受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明の光送受信モジュールは上記目的を達成するために、
複数の光透過性の基板が積層されるとともに、平行な先端面及び他端面と側面を有し、前記他端面がメイン基板上に固定されるプリズム素子と、
前記複数の基板の第1の界面に配置され、前記プリズム素子の側面の方向から入射した送信光を前記プリズム素子の先端面の方向に反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した受信光を透過する第1の光学膜と、
前記複数の基板の第2の界面に配置され、前記第1の光学膜を透過した受信光を前記プリズム素子の側面の方向に反射する第2の光学膜と、
側面が前記プリズム素子の側面と平行になるように前記メイン基板上に固定されるか又は前記メイン基板と一体で形成された放熱基板と、
送信光が前記第1の光学膜により反射されるように前記放熱基板に取り付けられた発光素子と、
前記第2の光学膜により反射された受信光を受光するように前記放熱基板に取り付けられた受光素子と、
前記プリズム素子の先端面と光ファイバの間に設けられた集光レンズとを、
有する構成とした。
上記構成により、いずれも単純な形状の、発光素子、受光素子を実装した放熱基板と、光学膜を備えたプリズム素子を、メイン基板上に集積化して実装することで小型化できるとともに、発光素子、受光素子と光ファイバとの光学的結合が、1つの集光レンズを用いた調整(アライメント)のみで実現できる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光送受信モジュールにおいて、
前記第1の光学膜が、前記発光素子の出射する送信光を、ある一定の割合で前記プリズム素子の先端面の方向に反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した前記送信光と同じ波長の受信光を、ある一定の割合で透過するハーフミラーであり、
前記第2の光学膜は、前記第1の光学膜を透過した受信光を前記受光素子の方向へ全反射する全反射ミラーであることを特徴とする。
上記構成により、同一波長の時間多重通信用送受信モジュールに適用できる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の光送受信モジュールにおいて、
前記第1の光学膜が、前記発光素子の出射する第1の波長の送信光を前記プリズム素子の先端面の方向に全反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した前記第1の波長と異なる第2の波長の受信光を全透過する第1の波長フィルタであり、
前記第2の光学膜が、前記第1の波長フィルタを全透過した受信光を前記受光素子の方向へ全反射するとともに、前記発光素子の出射する送信光のうち光ファイバへの結合に寄与しなかった迷光を全透過する第2の波長フィルタであることを特徴とする。
上記構成により、送信波長と受信波長が異なる波長多重通信用送受信モジュールに適用でき、また、2枚の波長フィルタを用いることで発光素子の出射光及び受光素子の入射光の損失を低減できるとともに、送信光が受光素子に入射することによる光クロストークを改善することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明の光送受信モジュールは、
複数の光透過性の基板を積層した略直方体のプリズム素子と、
前記複数の基板のいずれかの界面に配置され、前記プリズム素子の側面の方向から入射した第1の波長の送信光を前記プリズム素子の先端面の方向に反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した前記第1の波長と異なる第2の波長の受信光を反射する全反射ミラーと、
前記送信光が入射する前記プリズム素子の側面に配置され、前記送信光を前記全反射ミラーの方向に全透過するとともに、前記全反射ミラーにより全反射された受信光を前記送信光とは異なる方向に回折する透過型ホログラム素子と、
前記プリズム素子と平行になるように前記プリズム素子と共にメイン基板上に固定される略直方体の放熱基板と、
送信光が前記透過型ホログラム素子を透過して前記全反射ミラーにより反射されるように前記放熱基板に取り付けられた発光素子と、
前記透過型ホログラム素子により回折された受信光を受光するように前記放熱基板に取り付けられた受光素子と、
前記プリズム素子の先端面と光ファイバの間に設けられた集光レンズとを、
有する構成とした。
上記構成により、送信波長と受信波長が異なる波長多重通信用送受信モジュールに適用でき、また、プリズム素子に1つの光学膜のみとホログラム素子を備えるので、構成を簡略化できる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記発光素子が、送信光の出射方向が前記プリズム素子の側面の垂直線に対してわずかに傾くように実装されていることを特徴とする。
上記構成により、発光素子の出射光や光ファイバからの受信光がプリズム素子の両端面と発光素子の両端面との間で生じる多重反射を抑制することができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1から3又は5のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記第1の光学膜のメイン基板に対する角度が略45度であり、前記第2の光学膜のメイン基板に対する角度が45度から所定の値だけずれた角度であることを特徴とする。
上記構成により、光ファイバからの受信光の受光素子の端面による反射光が光ファイバ側に戻ることを抑制することができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記プリズム素子の側面の送受信光が透過する位置に反射防止膜が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、送受信光の反射などを抑制することができる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記放熱基板上の前記受光素子の近傍にプリアンプが実装され、前記受光素子の出力電流を増幅して出力するよう構成されている。
上記構成により、プリアンプも含めてさらに集積化ができるとともに、高速変調時の送受信信号間の電気クロストークを低減できる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記発光素子の後方出射光を受光するように前記放熱基板上に出力モニタ用受光素子が実装されたことを特徴とする。
上記構成により、出力モニタ用受光素子も含めてさらに集積化ができる。
【0016】
請求項10に記載の発明は、請求項1から3、5から8のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記発光素子の出射光の前記第1の光学膜を透過した光を受光するように、前記プリズム素子の放熱基板側と反対側の面に出力モニタ用受光素子が実装されたことを特徴とする。
上記構成により、時間多重通信用送受信モジュールにおいて、出力モニタ用受光素子を表面入射型の標準的で安価な受光素子を集積化して実装できる。
【0017】
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記発光素子は、半導体レーザを構成する層と平行にレーザ光を出射する形式であって、表面が前記放熱基板の先端面に取り付けられていることを特徴とする。
上記構成により、安価な半導体レーザを用いることができる。
【0018】
請求項12に記載の発明は、請求項1から10のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記発光素子が、面発光型であって前記受光素子が取り付けられている前記放熱基板の同じ側面に取り付けられていることを特徴とする。
上記構成により、発光素子と受光素子の実装面が同一であるため、実装工程を簡略化できる。
【0019】
請求項13に記載の発明は、請求項1又は8に記載の光送受信モジュールにおいて、
前記放熱基板上に前記発光素子のみを実装して、前記受光素子及びプリアンプを前記放熱基板の代わりに、前記プリズム素子の前記放熱基板に対向する側面に実装することを特徴とする。
上記構成により、発光素子と受光素子の実装基板を分けることで、送受信信号間の電気クロストークを低減できる。
【0020】
請求項14に記載の発明は、請求項1又は8に記載の光送受信モジュールにおいて、
前記放熱基板と前記プリズム素子を各対向面が接するように前記メイン基板上に実装して、前記受光素子及びプリアンプを前記放熱基板の代わりに、前記プリズム素子の前記放熱基板に接する面の反対側の側面に実装することを特徴とする。
上記構成により、発光素子と受光素子の実装基板を分けることで、送受信信号間の電気クロストークを低減できるとともに、発光素子の出射端面とプリズム素子の距離を短くすることで、発光素子の出射光の光ファイバへの結合効率を向上させることができ、またプリズム素子を放熱基板とメイン基板とで固定することで、光学膜の角度ずれを低減できる。
【0021】
請求項15に記載の発明は、請求項10から14のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記受光素子が、受信光と送信光の両方を受光して前記出力モニタ用受光素子の機能を兼用するよう構成されている。
上記構成により、時間多重双方向通信時において、受光素子が送信時には出力モニタ用として機能し、受信時には受信用として機能し、部品点数を削減することで、構成の簡略化及び低コスト化することができる。
【0022】
請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記プリズム素子の先端面に前記集光レンズが一体で形成され、前記プリズム素子から光ファイバへ直接光学結合するよう構成されている。
上記構成により、プリズム素子が集光レンズの機能も兼用することができ、構成を簡略化できる。
【0023】
請求項17に記載の発明は、請求項1から15のいずれか1つに記載の光送受信モジュールにおいて、
前記メイン基板に実装される前記放熱基板及びプリズム素子をキャップで覆うことにより気密封止するとともに、前記キャップの光ファイバ側の開口窓に前記集光レンズを設けたことを特徴とする。
上記構成により、封止をするキャップが集光レンズの固定具の機能を兼用することができ、構成の簡略化ができる。
【0024】
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の光送受信モジュールの実装方法であって、
前記発光素子、受光素子、プリアンプを前記放熱基板又は前記プリズム素子に対して位置合わせして実装するとともに、前記放熱基板を前記メイン基板に対して位置合わせして実装した後に、前記発光素子、受光素子、プリアンプに電気的に接続を行って給電可能にし、
次に前記プリズム素子を前記メイン基板に対して、前記発光素子及び受光素子それぞれのアクティブ領域の位置と前記第1、第2の光学膜又は全反射ミラーの中心部とを位置合わせして実装し、
次に前記発光素子を発光させて、集光レンズとの結合が最大になるように集光レンズを位置合わせして実装し、
最後に前記発光素子の出射光の光ファイバへの結合効率が最大になるよう光ファイバの位置を微調整して固定することを特徴とする。
上記方法により、発光素子、受光素子の光ファイバへの結合を1つの集光レンズと光ファイバの光学的調整のみで実現できる。
【0025】
請求項19に記載の発明の光送受信装置は、請求項1から請求項17のいずれか1つに記載の光送受信モジュールを1個又は複数個有することを特徴とする。上記構成により、光送受信装置を小型化でき、また、光送受信モジュールを集積化した多ポート光送受信装置を実現できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について図1、図2及び図3を参照して説明する。図1は本発明の光送受信用モジュールを側面から見た図であり、図2は図1に示す光ファイバ107側からメイン基板101の方に向かって見た図(集光レンズ106は示されていない)である。図1及び図2において、メイン基板101は熱伝導性の高い基板であり、また、光ファイバ107と反対側に外部との電気的に接続のためのピン101aを備えている。
【0027】
メイン基板101の上面(光ファイバ107側の面)101bには、放熱基板102とプリズム素子103が実装されている。放熱基板102とプリズム素子103は直方体などの形状であって、メイン基板101の上面101bと接している面102a、103aをそれぞれ基準面とし、直方体の長手方向がメイン基板101に対して垂直になるように固定されている。また、放熱基板102とプリズム素子103はそれぞれ互いに平行な側面102b、103aaを有する。また、放熱基板102は熱伝導性が高く、熱膨張率が小さいものであり、プリズム素子103はSなどの光透過性の複数の基板(図3で後述)に誘電多層膜を蒸着したものを積層した積層体構造で構成されている。なお、放熱基板102はメイン基板101と一体で形成してもよい。
【0028】
放熱基板102の光ファイバ107側の先端面102cには、発光素子104が出射方向をプリズム素子103の平行面103aaの方向に向けるように実装されている。また、放熱基板102のプリズム素子103側の平行面102bには、受光素子105が受光面をプリズム素子103側に向けるように実装されている。さらに、発光素子104と受光素子105の電極は、メイン基板101の出力ピンに電気的に接続されている(図示省略)。
【0029】
ここで、発光素子104の出射方向については、図2に示すようにプリズム素子103の面103aaとの垂直線に対して数度傾くように実装されると、発光素子104の出射光や光ファイバ107からの受信光が、プリズム素子103の両側面と発光素子104の出射面との間で起こす多重反射を抑制させることができる。
【0030】
図3はプリズム素子103の各基板を分解して示す斜視図である。図3に示すようにプリズム素子103は第1基板103b、第2基板103c、第3基板103dを図に向かって左側より順に積層した構造をもっており、図3において、第1基板103bの右面と第2基板103cの左面は基準面に対し略45度をなし、第2基板103cの右面と第3基板103dの左面は基準面に対し所定の鋭角θをなしている。また、第1基板103bと第2基板103cの界面にはハーフミラー103eを備えており、第2基板103cと第3基板103dの界面には全反射ミラー103fを備えている。第1基板103bの左面、第3基板103dの右面は、それぞれプリズム素子103の先端面1031、メイン基板101との基準面103aである。
【0031】
ここで、全反射ミラー103fの基準面に対する角度θは、受光素子105の実装位置によるが、光ファイバ107からの受信光が受光素子105の受光面により反射されて光ファイバ107側に戻ることを抑制するためにも、45度より10度前後ずらした角度が望ましい。また、上記送受信光の反射などを抑制する目的で、プリズム素子103の外壁の送受信光が透過する位置に反射防止膜(不図示)を被膜している。
【0032】
次に上記構成の光送受信モジュールの実装手順について述べる。メイン基板101に実装された、又は一体化された放熱基板102に発光素子104と受光素子105を互いに位置精度よく実装し、その後に素子104、105と、放熱基板102又はメイン基板101間を電気的に接続をして、素子104、105に給電できる状態にする。
【0033】
次に素子104、105それぞれのアクティブ領域の位置と、プリズム素子103のハーフミラー103eと全反射ミラー103fの中心部を合わせるようにプリズム素子103をメイン基板101に実装した後に、発光素子104を発光させ、集光レンズ106との結合が最大になるように集光レンズ106をメイン基板101に対して固定し、最後に発光素子104の出射光の光ファイバ107への結合効率が最大となるように光ファイバ107の位置を微調整し、メイン基板101に対して固定する。
【0034】
ここで、受光素子105は発光素子104の実装位置に対してあらかじめ精度良く実装されており、プリズム素子103のハーフミラー103e、全反射ミラー103fは互いに精度よく位置しているため、受光素子105と光ファイバ107との光学的結合も同時に実現できる。以上に述べた実装方法は、以下の実施の形態すべてにおいても、同様な方法で実現できる。
【0035】
次に、この光送受信モジュールの動作について述べる。まず、発光素子104から出射した光はプリズム素子103のハーフミラー103eで、ある一定の割合で光ファイバ107側に反射し、残りの光が透過する。反射した光は先端面1031を経由して集光レンズ106で集光され、光ファイバ107に結合し、送信される。一方、光ファイバ107を伝送されてきた受信光は集光レンズ106で集光され、プリズム素子103の先端面1031を経由してハーフミラー103eを、ある一定の割合で透過し、残りの光は発光素子104側に反射する。ハーフミラー103eを透過した受信光は、プリズム素子103の全反射ミラー103fで放熱基板102側に全反射して、受光素子105に入射する。なお、本形態での送信信号と受信信号はバースト信号であり、時間で分割されて伝送される(時分割多重)。
【0036】
以上のように、メイン基板101に対し垂直に位置した放熱基板102上に、送信用発光素子104と受信用受光素子105を精度よく実装し、2つの光学膜(ハーフミラー103e、全反射ミラー103f)を備えたプリズム素子103を、放熱基板102に対し精度よくメイン基板101上に実装することにより、光送受信モジュールを集積化、小型化でき、また光ファイバ107との結合についても、発光素子104、集光レンズ106、光ファイバ107の光軸調整を行うだけで、受光素子105と光ファイバ107との結合も同時に実現でき、実装を簡略化することができる。
【0037】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について図4を参照して説明する。図4は第2の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第1の実施の形態と同じであるが、図1及び図3におけるプリズム素子103のハーフミラー103eの実装位置に代わりに第1の波長フィルタ103gが、また、全反射ミラー103fの実装位置に代わりに第2の波長フィルタ103hが挿入されている。また、発光素子104の発振する送信波長と、受光素子105の受光する受信波長は異なり(波長多重)、第1の波長フィルタ103gは送信波長を全反射し、受信波長は全透過する特性を有しており、他方、第2の波長フィルタ103hは送信波長を全透過し、受信波長は全反射する特性を有している。
【0038】
以下に本実施の形態の動作について述べる。まず、発光素子104から出射した送信光は第1の波長フィルタ103gにより光ファイバ107側に全反射される。反射した送信光は集光レンズ106で集光され、光ファイバ107に結合し、送信される。一方、光ファイバ107を伝送されてきた受信光は集光レンズ106で集光され、第1の波長フィルタ103gを全透過し、第2の波長フィルタ103hで放熱基板102側に全反射して受光素子105に入射する。以上のように2つの波長フィルタ103g、103hを用い、送信波長と受信波長を互いに異なる波長とすることで、発光素子104の出射光及び受光素子105の入射光の損失を削減でき、全2重である波長多重通信用送受信モジュールに適用できる。
【0039】
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について図5を参照して説明する。図5は第3の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第1の実施の形態と同じであるが、図1及び図3におけるプリズム素子103のハーフミラー103eの実装位置に代わりに全反射ミラー103fが挿入されており、第2の光学膜は実装せず、第2基板、第3基板は一体化された構成となっている。また、プリズム素子103の放熱基板102側の面103aaにおいて、発光素子104の出射光が照射する位置には、透過型ホログラム103jを形成している。ここで、発光素子104の発振する送信波長と、受光素子105の受光する受信波長は異なり、透過型ホログラム103jは送信波長を全透過し、受信波長は受光素子105の方向へ回折する特性を有している。
【0040】
以下に本実施の形態の動作について述べる。まず、発光素子104から出射した光は透過型ホログラム103jを透過した後、全反射ミラー103fで光ファイバ107側に全反射する。反射した光は集光レンズ106で集光され、光ファイバ107に結合し、送信される。一方、光ファイバ107を伝送されてきた受信光は集光レンズ106で集光され、全反射ミラー103fで全反射し、透過型ホログラム103jで受光素子105の方向へ回折して受光素子105に入射する。以上のようにプリズム素子103に形成した、全反射ミラー103fと透過型ホログラム103jを用いることで、波長多重通信用送受信モジュールに適用でき、構成を簡略化することができる。
【0041】
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態について図6を参照して説明する。図6は第4の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第1又は第2の実施の形態と同じであるが、放熱基板102の面102b上の受光素子105の近傍にプリアンプ108を実装し、受光素子105とプリアンプ108の入力端子、プリアンプ108の出力端子とメイン基板101の出力ピンをそれぞれ電気的に接続(図示省略)した構成である。
【0042】
本実施の形態の動作は、第1又は第2の実施の形態とほぼ同じであるが、受光素子105の出力電流をプリアンプ108で増幅して、メイン基板101の出力ピン101aに出力するとしたものである。以上のように、プリアンプ108を受光素子105の近傍に実装することで、電気クロストークを低減することができる。
【0043】
<第5の実施の形態>
以下、本発明の第5の実施の形態について図7を参照して説明する。図7は第5の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第1、第2及び第3の実施の形態と同じであるが、放熱基板102の先端面102c上の発光素子103の出射方向に向かって後方に、出力モニタ用受光素子109を実装している。この出力モニタ用受光素子109は側面から入射した光を受光できるものである。
【0044】
第5の実施の形態の動作について、送信、受信に関しては第1及び第2の実施の形態と同様であるので、ここでは省略し、出力モニタ用受光素子109と発光素子104による出力制御の動作について次に述べる。発光素子104は送信光出射方向に対して後方にも出射するが、この後方出射光を受光した出力モニタ用受光素子109の出力電流をモニタしておき、この出力電流が一定になるように、発光素子104のバイアス電流を制御することにより、出力光レベルを一定にする制御を行う。以上のように、送信用発光素子104と受信用受光素子105が実装される放熱基板102上に出力モニタ用受光素子109を加えて実装することにより、光送受信モジュールをさらに集積化でき、実装を簡略化することができる。
【0045】
<第6の実施の形態>
以下、本発明の第6の実施の形態について図8を参照して説明する。図8は第6の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第1の実施の形態と同じであるが、第1の実施の形態において、プリズム素子103の放熱基板102と逆側の面103abと、発光素子104の出射光の光軸と交差する点付近に、出力モニタ用受光素子110を実装している。この受光素子110は表面に受光面のある標準的なものである。
【0046】
本実施の形態の動作は、ハーフミラー103eを有する第1及び第5の実施の形態とほぼ同じであるが、発光素子104の出射光の出力モニタ用受光素子110への受光経路のみが異なる。発光素子104の出射光のうち、ハーフミラー103eを透過した光が、出力モニタ用受光素子110に入射される。ここで、出力モニタ用受光素子110の実装位置は発光素子104の出射光の光軸上でなく、少しずれた位置に実装することにより、出力モニタ用受光素子110の受光面での反射光がプリズム素子103側に戻り、迷光となるのを抑制できる。
【0047】
以上のように、プリズム素子103の放熱基板102と逆側の面103ab上において、発光素子104の出射光のうちハーフミラー103eの透過光を受光できる位置に出力モニタ用受光素子110を実装することにより、表面入射可能な標準的な受光素子を使用することができ、また出力モニタ用受光素子110の受光面による反射光の発光素子104への影響を低減することができる。
【0048】
<第7の実施の形態>
以下、本発明の第7の実施の形態について第6の実施の形態と同じく図8を参照して説明する。主な構成は第6の実施の形態と同じであるが、第6の実施の形態におけるプリズム素子のハーフミラー103eの実装位置に代わりに第3の波長フィルタ103iを、全反射ミラー103fの実装位置に代わりに第2の波長フィルタ103hを実装したものである。ここで、第3の波長フィルタ103iの波長特性を図9に示し、受信波長においては全透過し、送信波長においてはある一定の割合で反射し、残りの光を透過するという特性を有する。
【0049】
第7の実施の形態の動作は、第6の実施の形態と同様であり、光ファイバ107からの受信光は第3の波長フィルタ103iで全透過し、第2の波長フィルタ103hで全反射して受光素子105に入射し、一方、発光素子104の出射光は第3の波長フィルタ103iによりある一定の割合で反射し、残りが透過し、その透過光の一部を出力モニタ用受光素子110で受光する点が異なる。
【0050】
以上のように、発光素子104の出射光を光ファイバ107側に反射する波長フィルタ103iの反射率を、ある一定の値として一部透過するようにし、その透過光を、プリズム素子103の放熱基板102と逆側の面103abに実装した出力モニタ用受光素子110で受光することにより、波長多重通信用送受信モジュールにおいても第5の実施の形態と同様に、表面入射可能な標準的な受光素子を使用することができ、構成を簡略化できる。
【0051】
<第8の実施の形態>
以下、本発明の第8の実施の形態について図10を参照して説明する。図10は第8の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第1から第7の実施の形態と同じであるが、発光素子104の代わりに設けられた発光素子が面発光素子111であり、放熱基板102上の受光素子105と同じ実装面102bに面発光素子111を実装している。
【0052】
第8の実施の形態の動作は、第1から第7の実施の形態と同様であり、面発光素子111の出射光は、面発光素子111の上方向であるプリズム素子103側に出射し、ハーフミラー103e又は第1の波長フィルタ103g又は第3の波長フィルタで反射して、集光レンズ106で集光され、光ファイバ107に結合される。以上のように発光素子として、面発光素子111を適用することで、受光素子105と面発光素子111の実装面102b及び実装方向を同じにすることができ、実装を簡略化することができる。
【0053】
<第9の実施の形態>
以下、本発明の第9の実施の形態について図11を参照して説明する。図11は第9の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第4の実施の形態と同じであるが、異なる点は、図6における放熱基板102には発光素子104のみを実装し、受光素子105、プリアンプ108はプリズム素子103の放熱基板102側の面103aaに実装している点であり、プリアンプ108の電気端子は、プリズム素子103上のパターン(図示せず)へ接続されている。
【0054】
以上のように発光素子104を放熱基板102上に実装し、受光素子105とプリアンプ108をプリズム素子103に実装することで、受光素子105とプリズム素子103間の距離を短くでき、また、送信用の電気配線パターン、受信用の電気配線パターン間に距離をおくことができ、送受信信号間の電気クロストークを抑制することができる。
【0055】
<第10の実施の形態>
以下、本発明の第10の実施の形態について図12及び図13を参照して説明する。図12は第10の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示しており、図13は図12のプリズム素子112の各基板112b、112c、112dを分解して示す斜視図である。図13に示すようにプリズム素子112は第1基板112b、第2基板112c、第3基板112dを図に向かって左側より順に積層した構造で構成され、第1基板112bの右面とそれに接する第2基板113cと第3基板112dの左下の面は基準面112aに対し反時計回りに略45度の角度で形成され、第2基板112cの右下面とそれに接する第3基板112dの左上面は基準面に対して時計回りに所定の鋭角θで形成されている。
【0056】
また、第1及び第6の実施の形態のように送受信光の波長が同じ場合には、第1基板112bと第2基板の界面にはハーフミラー112eを、第2基板112cと第3基板112dの界面には全反射ミラー112fを備えており、一方、第2及び第7の実施の形態のように送受信光の波長が異なる場合には、第1基板112bと第2基板の界面には第1の波長フィルタ112gを、第2基板112cと第3基板112dの界面には第2の波長フィルタ112hを備えている。
【0057】
その他の構成については、図12に示すようにメイン基板101上に放熱基板102とプリズム素子112の各対向面102b、112aaが接するように実装されており、また、第1の実施の形態と同様に、放熱基板102上の光ファイバ107側の面102cに発光素子104が実装されており、プリズム素子112の放熱基板102と逆側の面112abに受光素子105とプリアンプ108と出力モニタ用受光素子110が実装されている。電気的配線については第9の実施の形態と同様に、受光素子105又はプリアンプ108の電気端子はプリズム素子103上のパターンへ接続(図示せず)されている。
【0058】
本実施の形態の動作は、第1から第9の実施の形態と同様であるが、光ファイバ107を伝送されてきた受信光の受光素子105への光経路のみが異なり、受信光は集光レンズ106で集光され、ハーフミラー112e又は第1の波長フィルタ112gを全透過した後、全反射ミラー112f又は第2の波長フィルタ112hで放熱基板102と逆側に全反射して受光素子105に入射するように構成されている。
【0059】
以上のように、発光素子104を実装した放熱基板102と、受光素子105などを放熱基板102とは反対の面112abに実装したプリズム素子112を互いに接するように実装することで、プリズム素子112の固定をメイン基板101と放熱基板102とで行うため、放熱基板102上の発光素子104とプリズム素子112の各光学膜の実装角度精度を高めることができ、また、発光素子104とプリズム素子112間の距離を短くすることができ、さらに、送信用の電気配線パターン、受信用の電気配線パターン間により距離をおくことができ、送受信信号間の電気クロストークを抑制することができる。
【0060】
<第11の実施の形態>
以下、本発明の第11の実施の形態について図14を参照して説明する。図14は第11の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。主な構成は第10の実施の形態と同様であるが、ハーフミラー又は波長フィルタとしての光学膜112e、112gを透過する送信光の一部と、全反射ミラー又は波長フィルタとしての光学膜112f、112hで反射する受信光との両方を受光できる位置に、受光素子105を実装したものである。
【0061】
本実施の形態は第1の実施の形態のように、時分割多重用の光モジュールに適用されるものであり、受光素子105の動作に関しては、送信時には出力モニタ用受光素子として機能し、受信時には受信光受光用として機能する。他の動作は第1から第9の実施の形態と同様である。以上のように、受光素子105を受信光と送信光の一部を受光できる位置に実装することにより、1つの受光素子105が出力モニタ用及び受信用として機能させることができ、構成部品を削減することができる。
【0062】
<第12の実施の形態>
以下、本発明の第12の実施の形態について図15を参照して説明する。図15は第12の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。メイン基板101に実装する放熱基板102、プリズム素子103、112の実装位置、及び発光素子104、受光素子105、出力モニタ用受光素子110、プリアンプ108の実装位置は第1から11の実施の形態のいずれかと同じであるので、ここでは省略する。図15はこの中で第10の実施の形態の場合の構成を示している。
【0063】
第1から11の実施の形態と異なる点は、第10の実施の形態におけるプリズム素子112の光ファイバ107側の面112bにレンズ112iを形成したという点である。つまり集光レンズ106を別に設ける必要がなく、プリズム素子112が集光レンズの機能も兼ね備えた構成になっている。以上のように、プリズム素子112の光ファイバ側の面112bにレンズ112iを形成することにより、構成部品を削減することができる。
【0064】
<第13の実施の形態>
以下、本発明の第13の実施の形態について図16を参照して説明する。図16は第13の実施の形態の光送受信モジュールの構成を示している。メイン基板101に実装する放熱基板102、プリズム素子103、112の実装位置、及び発光素子104、受光素子105、出力モニタ用受光素子110、プリアンプ108の実装位置は第1から11の実施の形態のいずれかであるので、ここでは省略する。図16はこの中で第10の実施の形態の場合の構成を示している。
【0065】
第10の実施の形態における集光レンズ106を固定する方法について以下に述べる。図16において、すべての構成部品を実装したメイン基板101は、耐湿性を高めるために、封止用キャップ113により気密封止を行うが、プリズム素子103又は112と光ファイバ107間に位置する封止用キャップ113の開口窓に集光レンズ106を設置する。ただし、集光レンズ106の位置はそれぞれの実施の形態と同様になるように、キャップの高さをあらかじめ決めておく必要がある。
【0066】
以上のように、メイン基板101の上部に実装する封止用キャップ113の、プリズム素子112と光ファイバ107間に位置する開口窓に集光レンズ106を設置することにより、気密封止用キャップ113を集光レンズ106の保持具としても機能させることができ、構成を簡略化することができる。
【0067】
<第14の実施の形態>
以下、本発明の第14の実施の形態について図17を参照して説明する。図17は本発明の光送受信装置の構成を示している。光送受信モジュール114内部の構成は第1から13の実施の形態のいずれかである。図17はこの中で第13の実施の形態の場合の構成を示している。光送受信モジュール114は光伝送装置のメイン樹脂基板115の上に1個又は複数個実装され、光送受信装置筐体116内に収容されている。筐体116の前面パネルには光入出力ポートの機能を持つ光ファイバコネクタプラグ117が取り付けられている。以上のように、メイン基板101、放熱基板102、プリズム素子103を含む光送受信モジュールを光送受信装置筐体に収容することで、光送受信装置を小型化することができ、また複数個実装することにより、多ポート光送受信装置を実現できる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、いずれも単純な形状の、発光素子、受光素子を実装した放熱基板と、光学膜を備えたプリズム素子を、メイン基板上に集積化して実装することで小型化できるとともに、発光素子、受光素子と光ファイバとの光学的結合が、1つの集光レンズを用いた調整(アライメント)のみで実現できる。
請求項2に記載の発明によれば、同一波長の時間多重通信用送受信モジュールに適用できる。
請求項3に記載の発明によれば、送信波長と受信波長が異なる波長多重通信用送受信モジュールに適用でき、また、2枚の波長フィルタを用いることで発光素子の出射光及び受光素子の入射光の損失を低減できるとともに、送信光が受光素子に入射することによる光クロストークを改善することができる。
請求項4に記載の発明によれば、送信波長と受信波長が異なる波長多重通信用送受信モジュールに適用でき、また、プリズム素子に1つの光学膜のみとホログラム素子を備えるので、構成を簡略化できる。
請求項5に記載の発明によれば、発光素子の出射光や光ファイバからの受信光がプリズム素子の両端面と発光素子の両端面との間で生じる多重反射を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、光ファイバからの受信光の受光素子の端面による反射光が光ファイバ側に戻ることを抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、送受信光の反射などを抑制することができる。
請求項8に記載の発明によれば、プリアンプも含めてさらに集積化ができるとともに、高速変調時の送受信信号間の電気クロストークを低減できる。
請求項9に記載の発明によれば、出力モニタ用受光素子も含めてさらに集積化ができる。
請求項10に記載の発明によれば、時間多重通信用送受信モジュールにおいて、出力モニタ用受光素子を表面入射型の標準的で安価な受光素子を集積化して実装できる。
請求項11に記載の発明によれば、安価な半導体レーザを用いることができる。
請求項12に記載の発明によれば、発光素子と受光素子の実装面が同一であるため、実装工程を簡略化できる。
請求項13に記載の発明によれば、発光素子と受光素子の実装基板を分けることで、送受信信号間の電気クロストークを低減できる。
請求項14に記載の発明によれば、発光素子と受光素子の実装基板を分けることで、送受信信号間の電気クロストークを低減できるとともに、発光素子の出射端面とプリズム素子の距離を短くすることで、発光素子の出射光の光ファイバへの結合効率を向上させることができ、またプリズム素子を放熱基板とメイン基板とで固定することで、光学膜の角度ずれを低減できる。
請求項15に記載の発明によれば、時間多重双方向通信時において、受光素子が送信時には出力モニタ用として機能し、受信時には受信用として機能し、部品点数を削減することで、構成の簡略化及び低コスト化することができる。
請求項16に記載の発明によれば、プリズム素子が集光レンズの機能も兼用することができ、構成を簡略化できる。
請求項17に記載の発明によれば、封止をするキャップが集光レンズの固定具の機能を兼用することができ、構成の簡略化ができる。
請求項18に記載の発明によれば、発光素子、受光素子の光ファイバへの結合を1つの集光レンズと光ファイバの光学的調整のみで実現できる。
請求項19に記載の発明によれば、光送受信装置を小型化でき、また、光送受信モジュールを集積化した多ポート光送受信装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図2】図1の光送受信モジュールを光ファイバ側から見た構成を示す図
【図3】図1のプリズム素子の各基板を分解して示す斜視図
【図4】本発明の第2の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図5】本発明の第3の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図6】本発明の第4の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図7】本発明の第5の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図8】本発明の第6及び第7の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図9】本発明の第7の実施の形態における第3の波長フィルタの透過率特性を示す図
【図10】本発明の第8の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図11】本発明の第9の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図12】本発明の第10の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図13】本発明の第10の実施の形態におけるプリズム素子の各基板を分解して示す斜視図
【図14】本発明の第11の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図15】本発明の第12の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図16】本発明の第13の実施の形態における光送受信モジュールを側面から見た構成を示す図
【図17】本発明の第14の実施の形態における光送受信装置の構成を示す図
【図18】従来の光送受信モジュールの構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 メイン基板
102 放熱基板
102a 放熱基板の基準面
103、112 プリズム素子
103a、112a プリズム素子の基準面
103b、112b プリズム素子の第1基板
103c、112c プリズム素子の第2基板
103d、112d プリズム素子の第3基板
103e、112e プリズム素子内のハーフミラー
103f、112f プリズム素子内の全反射ミラー
103g、112g プリズム素子内の第1の波長フィルタ
103h、112h プリズム素子内の第2の波長フィルタ
103i プリズム素子内の第3の波長フィルタ
103j プリズム素子内の透過型ホログラム
104 発光素子
105 受光素子
106 集光レンズ
107 光ファイバ
108 プリアンプ
109 出力モニタ用受光素子(側面入射タイプ)
110 出力モニタ用受光素子(表面入射タイプ)
111 面発光素子
112i プリズム素子端面に形成したレンズ
113 封止用キャップ
114 光送受信モジュール
115 メイン樹脂基板
116 光送受信装置筐体
117 光ファイバコネクタプラグ
1031 先端面

Claims (19)

  1. 複数の光透過性の基板が積層されるとともに、平行な先端面及び他端面と側面を有し、前記他端面がメイン基板上に固定されるプリズム素子と、
    前記複数の基板の第1の界面に配置され、前記プリズム素子の側面の方向から入射した送信光を前記プリズム素子の先端面の方向に反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した受信光を透過する第1の光学膜と、
    前記複数の基板の第2の界面に配置され、前記第1の光学膜を透過した受信光を前記プリズム素子の側面の方向に反射する第2の光学膜と、
    側面が前記プリズム素子の側面と平行になるように前記メイン基板上に固定されるか又は前記メイン基板と一体で形成された放熱基板と、
    送信光が前記第1の光学膜により反射されるように前記放熱基板に取り付けられた発光素子と、
    前記第2の光学膜により反射された受信光を受光するように前記放熱基板に取り付けられた受光素子と、
    前記プリズム素子の先端面と光ファイバの間に設けられた集光レンズとを、
    有する光送受信モジュール。
  2. 前記第1の光学膜は、前記発光素子の出射する送信光を、ある一定の割合で前記プリズム素子の先端面の方向に反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した前記送信光と同じ波長の受信光を、ある一定の割合で透過するハーフミラーであり、
    前記第2の光学膜は、前記第1の光学膜を透過した受信光を前記受光素子の方向へ全反射する全反射ミラーであることを特徴とする請求項1に記載の光送受信モジュール。
  3. 前記第1の光学膜は、前記発光素子の出射する第1の波長の送信光を前記プリズム素子の先端面の方向に全反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した前記第1の波長と異なる第2の波長の受信光を全透過する第1の波長フィルタであり、
    前記第2の光学膜は、前記第1の波長フィルタを全透過した受信光を前記受光素子の方向へ全反射するとともに、前記発光素子の出射する送信光のうち光ファイバへの結合に寄与しなかった迷光を全透過する第2の波長フィルタであることを特徴とする請求項1に記載の光送受信モジュール。
  4. 複数の光透過性の基板を積層した略直方体のプリズム素子と、前記複数の基板のいずれかの界面に配置され、前記プリズム素子の側面の方向から入射した第1の波長の送信光を前記プリズム素子の先端面の方向に反射するとともに、前記プリズム素子の先端面の方向から入射した前記第1の波長と異なる第2の波長の受信光を反射する全反射ミラーと、
    前記送信光が入射する前記プリズム素子の側面に配置され、前記送信光を前記全反射ミラーの方向に全透過するとともに、前記全反射ミラーにより全反射された受信光を前記送信光とは異なる方向に回折する透過型ホログラム素子と、
    前記プリズム素子と平行になるように前記プリズム素子と共にメイン基板上に固定される略直方体の放熱基板と、
    送信光が前記透過型ホログラム素子を透過して前記全反射ミラーにより反射されるように前記放熱基板に取り付けられた発光素子と、
    前記透過型ホログラム素子により回折された受信光を受光するように前記放熱基板に取り付けられた受光素子と、
    前記プリズム素子の先端面と光ファイバの間に設けられた集光レンズとを、
    有する光送受信モジュール。
  5. 前記発光素子は、送信光の出射方向が前記プリズム素子の側面の垂直線に対してわずかに傾くように実装されている請求項1から4のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  6. 前記第1の光学膜のメイン基板に対する角度が略45度であり、前記第2の光学膜のメイン基板に対する角度が45度から所定の値だけずれた角度である請求項1から3又は5のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  7. 前記プリズム素子の側面の送受信光が透過する位置に反射防止膜が設けられた請求項1から6のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  8. 前記放熱基板上の前記受光素子の近傍にプリアンプが実装され、前記受光素子の出力電流を増幅して出力するよう構成されている請求項1から7のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  9. 前記発光素子の後方出射光を受光するように前記放熱基板上に出力モニタ用受光素子が実装された請求項1から8のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  10. 前記発光素子の出射光の前記第1の光学膜を透過した光を受光するように、前記プリズム素子の放熱基板側と反対側の面に出力モニタ用受光素子が実装された請求項1から3、5から8のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  11. 前記発光素子は、半導体レーザを構成する層と平行にレーザ光を出射する形式であって、表面が前記放熱基板の先端面に取り付けられている請求項1から10のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  12. 前記発光素子は、半導体レーザを構成する層の厚み方向にレーザ光を出射する形式であって、出射面の反対側の面が、前記受光素子が取り付けられている前記放熱基板の同じ側面に取り付けられている請求項1から10のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  13. 前記放熱基板上に前記発光素子のみを実装して、前記受光素子及びプリアンプを前記放熱基板の代わりに、前記プリズム素子の前記放熱基板に対向する側面に実装することを特徴とする請求項1又は8に記載の光送受信モジュール。
  14. 前記放熱基板と前記プリズム素子を各対向面が接するように前記メイン基板上に実装して、前記受光素子及びプリアンプを前記放熱基板の代わりに、前記プリズム素子の前記放熱基板に接する面の反対側の側面に実装することを特徴とする請求項1又は8に記載の光送受信モジュール。
  15. 前記受光素子は、受信光と送信光の両方を受光して前記出力モニタ用受光素子の機能を兼用するよう構成されている請求項10から14のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  16. 前記プリズム素子の先端面に前記集光レンズが一体で形成され、前記プリズム素子から光ファイバへ直接光学結合するよう構成されている請求項1から15のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  17. 前記メイン基板に実装される前記放熱基板及びプリズム素子をキャップで覆うことにより気密封止するとともに、前記キャップの光ファイバ側の開口窓に前記集光レンズを設けた請求項1から15のいずれか1つに記載の光送受信モジュール。
  18. 前記発光素子、受光素子、プリアンプを前記放熱基板又は前記プリズム素子に対して位置合わせして実装するとともに、前記放熱基板を前記メイン基板に対して位置合わせして実装した後に、前記発光素子、受光素子、プリアンプに電気的に接続を行って給電可能にし、
    次に前記プリズム素子を前記メイン基板に対して、前記発光素子及び受光素子それぞれのアクティブ領域の位置と前記第1、第2の光学膜又は全反射ミラーの中心部とを位置合わせして実装し、
    次に前記発光素子を発光させて、集光レンズとの結合が最大になるように集光レンズを位置合わせして実装し、
    最後に前記発光素子の出射光の光ファイバへの結合効率が最大になるよう光ファイバの位置を微調整して固定することを特徴とする請求項17に記載の光送受信モジュールの実装方法。
  19. 請求項1から請求項17のいずれか1つに記載の1個又は複数個の光送受信モジュールを有する光送受信装置。
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