JP2004136787A - Vehicular control device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、進路上の障害物を検出し、その障害物と車両との関係に基づいて車両の作動を制御する車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衝突、あるいは追突事故を未然に防止するため、自車の前方の障害物を検知して、状況に応じて自動的に運転者に対して警報を発したり、制動を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この文献に記載されている技術においては、検知した障害物への衝突(追突)が予想される場合には、自動的に制動を行うことで衝突を予防するものである。この技術ではさらに、障害物情報の履歴を作成しておき、例えば、障害物との距離が接近した場合に行われるフル制動の開始条件が満たされる以前に比較的障害物との距離がある場合に行われる緩制動が行われていない場合には、障害物が順当に接近していたとは考えられないことからそのような近接位置に急に障害物を検出した場合には、ノイズとして処理することにより誤制動を抑制するというものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−129438号公報(第2〜5頁、図1〜図13)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際に衝突、追突が予想される障害物の存在範囲は、車両の進路という比較的限定された範囲にとどまる一方、衝突、追突が予想される障害物は静止しているものばかりとは限らず、対向車や先行車、さらには合流や車線変更により進路上に進入してくる車両等も考えられる。上述の技術では、こうした車両との追突を精度良く判定することが難しい。一方で、こうした車両との追突を精度良く判定しようとすると、レーンの外の障害物に対する誤検出の可能性が増大するという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、誤検出を効果的に予防して障害物に対する作動制御を有効に行うことを可能とした車両用制御装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用制御装置は、障害物を検出する障害物検出手段と、検出した障害物の情報を基にして車両の作動を制御する作動制御手段と、を備える車両用制御装置において、自車両が走行している車線エリアを判定する車線判定手段と、運転者の車線変更意志を推定する推定手段とをさらに備え、作動制御手段は、推定手段による運転者の車線変更意志の推定結果に反して車両が車線を逸脱した場合には、障害物を基にした作動制御をそれ以外の場合に比べて作動しやすくするものである。
【0007】
運転者が車線変更を意図してせず車線を逸脱した場合は、運転者が車線逸脱に気づいていない可能性が高いから、車両制御手段をそれ以外の場合に比べて作動しやすくすることで、障害物に対する車両制御を早期、かつ、確実に作動させる。
【0008】
この推定手段は、運転者の方向指示器操作を基にして車線変更意志の推定を行うことが好ましい。運転者が方向指示器を操作して車線を変更している場合には、車線変更意志の実現と推定してよい。
【0009】
あるいは、本発明に係る車両用制御装置は、障害物を検出する障害物検出手段と、検出した障害物の情報を基にして車両の作動を制御する作動制御手段と、を備える車両用制御装置において、自車両が走行している車線エリアを判定する車線判定手段をさらに備え、作動制御手段は、同一車線エリア内の走行が継続している場合には、障害物を基にした作動制御をそれ以外の場合に比べて作動しやすくするものである。
【0010】
同一車線エリア内の走行継続が予想される場合には、それ以外の場合に比べて障害物の検出精度も高く、誤作動の可能性は低くなるため、車両制御手段を作動しやすくすることで、障害物に対する車両制御を早期かつ確実に行う。
【0011】
車線判定手段は、車両前方の画像を取得する画像取得手段と、取得した画像から画像認識によって車線エリア情報を取得する画像認識手段を備えていることが好ましい。画像認識によって車線エリア情報を取得することで、道路側に特別なインフラ整備が必要なく、また、工事等の規制に伴う車線変更等にも柔軟に対応できる。
【0012】
作動制御手段は、ブレーキアシスト手段、自動制動手段、シートベルト制御手段、エアバッグ制御手段の少なくともいずれか一つの作動を制御することが好ましい。制動や速度制御による衝突回避のほか、万一、衝突した場合でもシートベルトやエアバッグを適切に制御することで乗員の危険を軽減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。
【0014】
図1は、本発明に係る車両用制御装置をそれを搭載した車両とともに示す概略構成図であり、図2は、そのブロック構成図である。車両1に搭載されている車両用制御装置である衝突軽減装置2は、車両前方を電波によりスキャンして障害物を検出する障害物検出手段たるミリ波レーダー21と、車線を認識するための車線認識手段22と、衝突時における乗員への危険を軽減する危険軽減手段としてのシートベルト装置23、エアバッグ装置24、ブレーキ装置25を備えている。ここで、図1は、右ハンドル車の例であり、シートベルト装置23としては、運転席用のシートベルト装置23bと助手席用シートベルト装置23aのみを示し、エアバッグ装置24としては、助手席用のエアバッグ装置のみを示している。
【0015】
車線認識手段22は、車両前方の画像(映像)を取得する画像取得手段であるカメラ221と取得した画像から画像認識によって車線エリア(走行レーン)情報を取得する画像認識手段である車線ECU222からなる。シートベルト装置23a、23bは、それぞれシートベルト本体231a、231bとシートベルト巻き取り装置230a、230bからなる。以下、a、bの符号は特に区別する必要がある場合を除いて省略する。エアバッグ装置24は、エアバッグ本体241と図示していない着座センサ等を含むエアバッグ制御装置240からなる。ブレーキ装置25は、各車輪に取り付けられた図示していないディスクブレーキあるいはドラムブレーキと各ブレーキを作動させる油圧式のホイールシリンダ251と各ホイールシリンダ251へ付与される油圧を制御するブレーキアクチュエータ250からなる。
【0016】
ミリ波レーダー21と、車線ECU222の出力は制御手段であるプリクラッシュECU20に入力されており、プリクラッシュECU20は、エアバッグ制御装置240、シートベルト巻き取り装置230、ブレーキアクチュエータ250の作動を制御する。さらに、ヨーレートセンサ51、Gセンサ52、車速センサ53、ブレーキスイッチ54、ウィンカースイッチ55等から車両の各種状態量が入力されている。
【0017】
この衝突軽減装置2は、図3に示されるように、ミリ波レーダー21で走行エリア3内の対象領域31をスキャンすることで、障害物4(対向車40、先行車41やガードレール等の路側物42)を検知し、自車両1との相対速度から衝突可能性を判定して、衝突が予想される場合には、各危険軽減手段を制御して所定の危険軽減動作を行わせるものである。
【0018】
以下、具体的な衝突軽減制御について図4〜図7を参照して説明する。図4はこの制御のフローチャートであり、図5は従来の技術における車線逸脱時の衝突軽減制御の制御時期を説明する図であり、図6は、本実施形態における車線逸脱時の衝突軽減制御の制御時期を説明する図であり、図7は、本実施形態における同一レーン走行継続時の衝突軽減制御の制御時期を説明する図である。
【0019】
この制御処理は、プリクラッシュECU20が車線ECU222と協働して行うものであり、イグニッションスイッチがオンになってからオフになるまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
【0020】
ステップS1では、車線ECU222がカメラ221によって取得した画像を基にして画像認識処理により、自車両1が走行しているレーンの境界である白線を検出する。ここでいう白線は、白色に塗装された連続的な線に限られるものではなく、黄色等別色に塗装されたライン、断続的な塗装ラインのほか、ガードレール、コンクリートブロック、タイル等により運転者が視覚的に車線の外側境界を認識できるようになっている場合の視覚的に識別可能な境界線を全て含む概念である。
【0021】
ステップS2では、検出した白線(境界線)位置を基にして自車両1の走行しているレーン位置を検出する。画像認識結果に加えて、さらにヨーレートセンサ51、Gセンサ52の出力を基にしてカーブの状況を推定することや、車速センサ53の出力を基に以前の認識結果を活用することで、より精度の高いレーン位置検出を行うことができる。
【0022】
次のステップS3では、ミリ波レーダー21の検出結果からスキャンエリア31内の障害物の存否および存在する場合はその位置を検出する。障害物が存在する場合には、ミリ波レーダー21の出力から、障害物までの距離と方向(角度)が得られる。ステップS4では、それぞれの障害物に対して衝突予想時間tcrashを算出する。これは、障害物までの距離を障害物と自車両1との相対速度で除すことで求めることができる。
【0023】
ステップS5では、意図に反するレーン逸脱の有無を判定する。この判定は、運転者によるウィンカースイッチの操作結果と車両の挙動とを比較することによって行われる。具体的には、運転者がウィンカースイッチ55を操作して方向指示器で指示した方向へと移動した場合には意図的なレーン逸脱と推定し、それ以外、つまり方向指示器で指示することなく、あるいは、指示方向と逆方向に移動した場合には、意図に反したレーン逸脱と推定することで行われる。
【0024】
意図に反するレーン逸脱がないと判定した場合には、ステップS6へと移動して同一レーン走行が継続しているか否かを判定する。車線逸脱、車線変更が行われない状態で所定時間以上走行を継続しており、ウィンカースイッチ、ハンドル操作もなされていない場合を同一レーン走行の継続中と判定すればよい。同一レーン走行継続中と判定した場合には、ステップS7へ移行し、衝突予想時間の閾値tthを所定値tAに設定する。このtAは、運転者が十分に注意している場合に衝突を回避しうる限界時間(通常の衝突不可避時間)より比較的長めに設定されている。一方、同一レーン走行継続中でないと判定した場合には、ステップS8へと移行し、衝突予想時間の閾値tthを所定値tBに設定する。このtBは、tAより短く設定されており、例えば、運転者が十分に注意している場合に衝突を回避しうる限界時間(通常の衝突不可避時間)に等しく設定されている。
【0025】
一方、ステップS5で意図に反するレーン逸脱ありと判定された場合には、ステップS9へと移行し、衝突予想時間の閾値tthを所定値tCに設定する。このtCは、tBより長く設定されており、例えば、運転者が不注意である場合でも衝突を回避しうる限界時間(不注意時の衝突不可避時間)に設定されている。tCはtAと等しくてもよいが、後述するように意図せずにレーンを逸脱した場合とは、衝突の危険性が比較的高い場合であることから、tCはtAより長めに設定されていることが好ましい。
【0026】
ステップS7〜S9で閾値tthを設定した後は、いずれの場合もステップS10へと移行し、求めたtcrashを設定した閾値tthと比較する。tcrashが閾値tthを超えている場合には、障害物との衝突までに運転者が衝突回避行動を採る十分な時間があることを意味するから、この場合は後続の衝突軽減制御は行わずに、処理を終了する。
【0027】
一方、tcrashが閾値tth未満の場合には、運転者の衝突回避行動が間に合わず、そのままでは衝突する可能性が高い場合であるからステップS11に移行して衝突軽減制御を行う。
【0028】
ここで行われる衝突軽減制御としては、まず、ブレーキ装置25の制御として、ブレーキアクチュエータ250を作動させて各ホイールシリンダ251へ制動油圧を付与して自動的に制動を行い、減速する自動制動制御がある。あるいは、ブレーキスイッチ54がオンになったら、通常の場合よりもアシスト油圧を大きく設定することにより、運転者のブレーキペダル踏み込みに対する応答特性を向上させ、より速やかな減速を可能とするプリクラッシュブレーキアシスト制御を行ってもよい。
【0029】
シートベルト装置23においては、シートベルト巻取装置230によりシートベルト231を巻き取ることで、衝突前に乗員を座席に拘束して、衝突時における乗員の移動を抑制し、衝突時の被害を軽減する。また、乗員に拘束によって衝突の危険が迫っていることを警告できるため、万一衝突する場合でも、乗員が衝突に備えることができ、危険軽減に効果的である。
【0030】
エアバッグ装置24においては、エアバッグ制御装置24が乗員の姿勢、体格、衝突方向、衝突時期を基に最も適切な時期、状態でエアバッグ241が作動するよう制御する。シートベルト制御と合わせてエアバッグ制御を行うことで、乗員を確実に座席に拘束するとともに、エアバッグ作動による乗員へのショックを和らげ、衝突時の被害を効果的に軽減する。
【0031】
上述したように、本実施形態では、衝突予想時間の閾値tthを運転者の車線変更意志と車両挙動の関係により調整している。この閾値tthを従来のように一定としている場合、カーブの入口等でカーブ路の路側物42を障害物と判定する誤判定が多くなってしまうため、閾値tthを比較的短く設定しておく必要があり、運転者が不注意でレーンを逸脱した場合には、衝突軽減・回避動作が間に合わない可能性がある(図5参照)。
【0032】
これに対して、本実施形態では、このように不注意でレーンを逸脱した場合(図6参照)には、閾値tthを長い不注意の衝突不可避時間以上(tC)に設定することで、レーン逸脱と同時または直後に危険軽減制御を開始するので、衝突回避の可能性が高くなり、万一衝突した場合でもそれによる乗員のショックを和らげることができ、危険を十分に軽減することができる。
【0033】
また、ハンドル操作の少ない状態で同一レーン走行を続けている場合には、運転者の注意が散漫になりやすく、不注意になる可能性がある。一方で、この場合には、ミリ波レーダー21による障害物検出の精度は向上することから、閾値tthを比較的長く(tA)設定することにより、危険軽減制御をtthがtBに設定されている場合よりも早期に開始することで、衝突回避可能性を向上させ、万一衝突した場合でもそれによる乗員のショックを和らげることで、危険を十分に軽減する(図7参照)。
【0034】
これに対して、カーブ走行中や車線変更の前後、レーンを比較的頻繁に変更しているような場合には、運転者が進路方向を十分に注意しながら走行しているものと推定されるから、衝突不可避時間は短くなる。そこで、閾値tthを短く(tB)設定することで、誤検出を抑制しつつ、確実な危険軽減制御を行うことで、システムの信頼性を向上させることができる。
【0035】
以上の説明では、レーンと車両の状態に応じて3種類に切り替える場合を例に説明したが、意図しないレーン逸脱時とそれ以外の場合で切り替える制御のみを行ってもよい。また、単一レーン走行継続中とそれ以外の場合とで制御を切り替えてもよい。
【0036】
ここでは、ミリ波レーダーを利用して進路上の障害物を検出する例を説明したが、赤外線や超音波、電波等により障害物を検出してもよい。また、画像認識によって障害物を認識することも可能である。また、車線の判定は、画像を用いるほかに、車両外から通信手段によって受信したり、車線境界や車線中央にマーカーを設置し、これを検出することによって行ってもよい。あるいは、予めマップ情報を保存しておき、ナビゲーションシステムにより判定した自車両の位置情報から車線情報を呼び出してもよい。
【0037】
また、車線変更意志の推定は、ウィンカースイッチによるほか、運転者の車両操作状況、車線変更時の運転者の視線や姿勢の変化等を基にして推定することも可能である。
【0038】
本発明に係る作動制御手段は、万が一障害物との接触を回避できない場合に乗員への危険を低減する装置、障害物との接触を回避する装置、あるいは障害物の存在を運転者に報知する装置の作動を制御するものである。以上の説明では、ブレーキ、シートベルト、エアバッグを全て制御する例を説明したが、少なくともいずれかを制御することで衝突時の乗員への危険を軽減することができる。また、音声等を用いて乗員に衝突の危険を告知する警報機能を併用してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、運転者の車線変更意志と走行レーンとの対応に応じて障害物に対する車両制御の作動状況を変更するので、通常走行時の誤作動を抑制しつつ、不用意な車線逸脱時や、注意が散漫になりやすい同一レーン走行時においては衝突物に対する車両の作動制御を作動しやすくすることで障害物に対する車両の作動制御を効果的に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用制御装置をそれを搭載した車両とともに示す概略構成図である。
【図2】図1の装置のブロック構成図である。
【図3】図1の装置の動作の概要を説明する模式図である。
【図4】図1の装置の動作、すなわち制御処理を示すフローチャートである。
【図5】従来の技術における車線逸脱時の衝突軽減制御の制御時期を説明する図である。
【図6】本実施形態における車線逸脱時の衝突軽減制御の制御時期を説明する図である。
【図7】本実施形態における同一レーン走行継続時の衝突軽減制御の制御時期を説明する図である。
【符号の説明】
1…車両、2…衝突軽減装置、3…車線エリア、4…障害物、20…プリクラッシュECU、21…ミリ波レーダー、22…車線認識手段、23(a、b)…シートベルト装置、24…エアバッグ装置、25…ブレーキ装置、31…スキャン対象領域、32…障害物領域、40…対向車、41…先行車、42…路側物、51…ヨーレートセンサ、52…Gセンサ、53…車速センサ、54…ブレーキスイッチ、55…ウィンカースイッチ、221…カメラ、222…車線ECU、230…シートベルト巻き取り装置、231…シートベルト本体、240…エアバッグ制御装置、241…エアバッグ本体、250…ブレーキアクチュエータ、251…ホイールシリンダ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle control device that detects an obstacle on a route and controls the operation of the vehicle based on a relationship between the obstacle and the vehicle.
[0002]
[Prior art]
In order to prevent a collision or a rear-end collision accident, there has been proposed a technology of detecting an obstacle in front of a vehicle and automatically issuing an alarm to a driver or braking according to a situation. (For example, see Patent Document 1). In the technology described in this document, when a collision (back-end collision) with a detected obstacle is expected, the collision is prevented by automatically performing braking. Further, in this technique, a history of obstacle information is created, and for example, if there is a relatively long distance to the obstacle before the start condition of full braking performed when the distance to the obstacle approaches is satisfied. If gentle braking is not performed, the obstacle is not considered to have approached properly, so if an obstacle is suddenly detected at such a close position, it is processed as noise. This suppresses erroneous braking.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-129438 (
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the range of obstacles where collisions and collisions are actually expected is limited to the relatively limited range of the path of the vehicle, while obstacles where collisions and collisions are expected are only stationary. Not limited thereto, an oncoming vehicle or a preceding vehicle, or a vehicle entering on the course due to merging or changing lanes may be considered. With the above-described technology, it is difficult to accurately determine such a collision with the vehicle. On the other hand, there is a problem that the possibility of erroneous detection of an obstacle outside the lane increases if it is attempted to accurately determine such a collision with the vehicle.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a vehicle control device capable of effectively preventing erroneous detection and effectively performing operation control on an obstacle.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a vehicle control device according to the present invention includes: an obstacle detection unit that detects an obstacle; and an operation control unit that controls an operation of a vehicle based on information of the detected obstacle. The vehicle control apparatus further includes: a lane determining unit that determines a lane area in which the host vehicle is traveling; and an estimating unit that estimates a driver's intention to change lanes. When the vehicle deviates from the lane contrary to the estimation result of the lane change intention, the operation control based on the obstacle is made easier to operate as compared with other cases.
[0007]
If the driver deviates from the lane without intending to change lanes, it is highly likely that the driver has not noticed the lane departure, so by making the vehicle control means easier to operate compared to other cases In addition, the vehicle control for obstacles is operated early and reliably.
[0008]
This estimating means preferably estimates the lane change intention based on the driver's operation of the turn signal. If the driver changes the lane by operating the turn signal, it may be estimated that the lane change intention is realized.
[0009]
Alternatively, a vehicle control device according to the present invention includes: an obstacle detection unit that detects an obstacle; and an operation control unit that controls operation of the vehicle based on information of the detected obstacle. In the above, further comprising a lane determination means for determining the lane area where the vehicle is traveling, the operation control means, when traveling in the same lane area continues, the operation control based on the obstacle This makes it easier to operate as compared to other cases.
[0010]
When it is expected that the vehicle will continue traveling in the same lane area, the accuracy of obstacle detection will be higher and the possibility of malfunction will be lower than in other cases. In addition, the vehicle is quickly and reliably controlled for obstacles.
[0011]
The lane determining means preferably includes an image acquiring means for acquiring an image in front of the vehicle, and an image recognizing means for acquiring lane area information by image recognition from the acquired image. By acquiring lane area information by image recognition, no special infrastructure development is required on the road side, and it is possible to flexibly cope with lane changes due to regulations on construction and the like.
[0012]
It is preferable that the operation control means controls the operation of at least one of brake assist means, automatic braking means, seat belt control means, and airbag control means. In addition to avoiding collisions by braking and speed control, even in the event of a collision, proper control of the seat belt and airbag can reduce occupant danger.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In order to facilitate the understanding of the description, the same components are denoted by the same reference numerals as much as possible in each drawing, and duplicate description is omitted.
[0014]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a vehicle control device according to the present invention together with a vehicle mounted with the vehicle control device, and FIG. 2 is a block configuration diagram thereof. A
[0015]
The
[0016]
The outputs of the millimeter-
[0017]
As shown in FIG. 3, the
[0018]
Hereinafter, specific collision mitigation control will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is a flowchart of this control, FIG. 5 is a diagram for explaining the control timing of the collision mitigation control at the time of lane departure in the related art, and FIG. 6 is a diagram of the collision mitigation control at the time of lane departure according to the present embodiment. FIG. 7 is a diagram illustrating the control timing of the collision mitigation control when traveling in the same lane according to the present embodiment.
[0019]
This control process is performed by the
[0020]
In step S1, the
[0021]
In step S2, the lane position where the
[0022]
In the next step S3, the presence or absence of an obstacle in the
[0023]
In step S5, it is determined whether there is any lane departure that is unintended. This determination is made by comparing the operation result of the blinker switch by the driver with the behavior of the vehicle. Specifically, when the driver operates the
[0024]
When it is determined that there is no lane departure unintended, the process proceeds to step S6, and it is determined whether or not the same lane traveling is continued. It is only necessary to determine that the vehicle is traveling in the same lane if the vehicle has been traveling for a predetermined time or longer without lane departure or lane change, and neither the blinker switch nor the steering wheel operation has been performed. If it is determined that the same lane running continuously, the process proceeds to step S7, it sets the threshold value t th of the estimated collision time to a predetermined value t A. The t A is, the driver is relatively longer in the limit can avoid collision time (normal collision unavoidable time) when you are careful enough. On the other hand, if it is determined that the vehicle is not traveling in the same lane, the process proceeds to step S8, and the threshold value t th of the expected collision time is set to the predetermined value t B. The t B is shorter than t A, for example, the driver is set equal to extreme caution if that limit can avoid collision time (normal collision unavoidable time).
[0025]
On the other hand, if it is determined that there is a lane departure unintended In step S5, the operation proceeds to step S9, sets the threshold value t th of the estimated collision time to a predetermined value t C. The t C is, t is set longer than the B, for example, it is set to limit the driver can avoid a collision even if it is inadvertently time (collision unavoidable time during inadvertent). Although t C may be equal to t A , t C is set to be longer than t A because the case of unintentionally departure from the lane is a case where the risk of collision is relatively high as described later. Preferably, it is set.
[0026]
After setting the threshold value t th at step S7~S9 also shifted to step S10 in any case, it is compared with a threshold value t th set of t with crash obtained. If t crash exceeds the threshold value t th , it means that there is enough time for the driver to take a collision avoidance action before colliding with an obstacle, and in this case, subsequent collision mitigation control is performed. Instead, the process ends.
[0027]
On the other hand, if t crash is less than the threshold value t th , the collision avoidance action of the driver is not in time, and there is a high possibility that the vehicle will collide without change. Therefore, the process proceeds to step S11 to perform the collision mitigation control.
[0028]
As the collision mitigation control performed here, first, as a control of the brake device 25, an automatic braking control in which a brake hydraulic pressure is applied to each
[0029]
In the
[0030]
In the
[0031]
As described above, in the present embodiment, the threshold value tth of the estimated collision time is adjusted based on the relationship between the driver's intention to change lanes and the vehicle behavior. If the threshold value tth is fixed as in the related art, the erroneous determination of determining the
[0032]
On the other hand, in the present embodiment, when the lane is inadvertently deviated from the lane (see FIG. 6), the threshold value tth is set to be longer than the long inadvertent collision inevitable time (t C ). Since the risk reduction control is started at the same time as or immediately after the lane departure, the possibility of collision avoidance is increased, and even if a collision occurs, the shock of the occupant due to the collision can be reduced, and the danger can be reduced sufficiently .
[0033]
Further, when the vehicle is traveling on the same lane with few steering operations, the driver's attention is likely to be distracted, and the driver may be inattentive. On the other hand, in this case, since the accuracy of the obstacle detection by the
[0034]
On the other hand, in the case where the lane is changed relatively frequently during a curve running or before or after a lane change, it is presumed that the driver is running while paying careful attention to the course direction. Therefore, the collision unavoidable time is shortened. Therefore, by setting the threshold value t th to be short (t B ), the reliability of the system can be improved by performing reliable risk reduction control while suppressing erroneous detection.
[0035]
In the above description, the case of switching to three types according to the state of the lane and the vehicle has been described as an example. However, only the control for switching between an unintended lane departure and other cases may be performed. Further, the control may be switched between during the continuation of the single lane traveling and in other cases.
[0036]
Here, the example in which the obstacle on the course is detected using the millimeter wave radar has been described, but the obstacle may be detected by infrared rays, ultrasonic waves, radio waves, or the like. In addition, it is also possible to recognize an obstacle by image recognition. In addition, the determination of the lane may be performed by receiving the image from outside the vehicle by a communication unit or by installing a marker at the lane boundary or the center of the lane and detecting the detected lane. Alternatively, the map information may be stored in advance, and the lane information may be called from the position information of the own vehicle determined by the navigation system.
[0037]
In addition to the blinker switch, the lane change intention can be estimated based on the driver's vehicle operation status, changes in the driver's line of sight and attitude when changing lanes, and the like.
[0038]
The operation control means according to the present invention notifies a driver of a device for reducing danger to an occupant in the event that contact with an obstacle cannot be avoided, a device for avoiding contact with an obstacle, or the presence of an obstacle. It controls the operation of the device. In the above description, an example in which all of the brake, the seatbelt, and the airbag are controlled has been described. However, by controlling at least one of them, the danger to the occupant at the time of a collision can be reduced. Further, an alarm function for notifying the occupant of the danger of collision using voice or the like may be used in combination.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the operation state of the vehicle control for the obstacle is changed according to the correspondence between the driver's lane change intention and the driving lane, so that the malfunction during normal driving can be suppressed. In the case of careless lane departure or running on the same lane where distractions are likely to be distracted, it is possible to make the operation control of the vehicle against obstacles function effectively by making it easier to operate the operation control of the vehicle against collision objects. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a vehicle control device according to the present invention together with a vehicle equipped with the control device.
FIG. 2 is a block diagram of the apparatus of FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining the outline of the operation of the device in FIG. 1;
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the apparatus shown in FIG. 1, that is, a control process.
FIG. 5 is a diagram illustrating a control timing of a collision mitigation control at the time of lane departure according to the related art.
FIG. 6 is a diagram illustrating the control timing of the collision mitigation control when the vehicle departs from the lane in the present embodiment.
FIG. 7 is a diagram illustrating the control timing of the collision mitigation control when traveling in the same lane according to the present embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
自車両が走行している車線エリアを判定する車線判定手段と、運転者の車線変更意志を推定する推定手段とをさらに備え、前記作動制御手段は、前記推定手段による運転者の車線変更意志の推定結果に反して車両が車線を逸脱した場合には、前記障害物を基にした作動制御をそれ以外の場合に比べて作動しやすくする車両用制御装置。In a vehicle control device including: an obstacle detection unit that detects an obstacle; and an operation control unit that controls an operation of the vehicle based on information of the detected obstacle.
The vehicle further includes lane determining means for determining a lane area in which the host vehicle is traveling, and estimating means for estimating a driver's lane change intention.The operation control means includes a driver's lane change intention by the estimating means. When the vehicle deviates from the lane contrary to the estimation result, the vehicle control device makes the operation control based on the obstacle easier to operate than other cases.
自車両が走行している車線エリアを判定する車線判定手段をさらに備え、前記作動制御手段は、同一車線エリア内の走行が継続している場合には、前記障害物を基にした作動制御をそれ以外の場合に比べて作動しやすくする車両用制御装置。In a vehicle control device including: an obstacle detection unit that detects an obstacle; and an operation control unit that controls an operation of the vehicle based on information of the detected obstacle.
The vehicle further includes lane determining means for determining a lane area in which the host vehicle is traveling, and the operation control means performs operation control based on the obstacle when traveling in the same lane area is continued. A control device for vehicles that makes it easier to operate compared to other cases.
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