JP2004136078A - Device for sealing control substrate case for game machine - Google Patents

Device for sealing control substrate case for game machine Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent an illegal conduct from outside by securely sealing a substrate case for housing a control substrate. <P>SOLUTION: In the subject device for sealing the control substrate case of the game machine, engagement holes 51 are opened at two spots through the right lateral side of a cover 45, and the lower portions of a separating part 52 having a T-shaped cross section are fixed at positions corresponding to the engagement holes 51 on the right lateral side of a base 43. Inserting holes are provided through the separating part 52, and the engagement holes 51 are positioned to be communicated to the inserting holes of the separating part 52 in the state of covering the base 43 with the cover 45. Besides, engagement pins 54 are inserted into the communicated inserting holes laterally with respect to the substrate case 41, and the top ends of the engagement pins 54 are fitted into the engagement holes 51 to seal the substrate case 41. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベースとカバーとに分割され遊技機筐体に固定される基板ケースに設けられ、遊技機用の制御基板を基板ケース内に収容して基板ケースを封印する遊技機用制御基板ケースの封印装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機は、マイクロコンピュータにより制御されるようになっており、このマイクロコンピュータは予め所定パターンのプリント配線が施された制御基板上に、ＣＰＵやＲＯＭ、ＲＡＭ等のチップ部品が実装されて構成され、この制御基板が、図３０に示すような基板ケース２００内に収容されて遊技機筐体内の所定位置に配設される（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
ところで、この基板ケース２００は、図３０に示すように、透明樹脂製のベース２０１とカバー２０２とに分割され、基板ケース２００内に制御基板を収めた後、かしめ部２０３においてベース２０１とカバー２０２とをかしめて封印し、このかしめ部２０３を壊さない限り基板ケース２００を開けることができない構造になっている。ここで、図３０には示されていないホルダが遊技機筐体内部の所定位置に固着され、基板ケース２００のベース２０１はこのホルダを介して遊技機筐体に固定されている。
【０００４】
そして、かしめ部２０３は、図３０に示すように、例えば基板ケース２００の右側面に設けられた６個の封印部材２０４〜２０９を備え、更にこれら各封印部材２０４〜２０９は、カバー２０２の右側面に一体的に形成されたほぼ円筒状を成すカバー側封印部２０４ａ〜２０９ａと、ベース２０１の右側面であって各カバー側封印部２０４ａ〜２０９ａそれぞれとの対向位置に一体的に形成されたベース側封印部２０４ｂ〜２０９ｂとを備え、ねじにより各カバー側封印部２０４ａ〜２０９ａそれぞれと各ベース側封印部２０４ｂ〜２０９ｂそれぞれとが締結されて封印されるようになっている。但し、図３０において、２１０，２１１，２１２はカバー２０２に形成された透孔から導出されたピンヘッダであり、基板ケース２００内の制御基板に配設されており、外部ケーブルに接続される。
【０００５】
このとき、当初内蔵されている正規のＲＯＭを取り外して不正な変造ＲＯＭが取り付けられることを防止するために、まず１番目の封印部材２０４の両封印部２０４ａ，２０４ｂがねじ止めされてケース２００が封印され、この封印状態のまま制御基板が基板ケース２００ごとパチンコホールに搬送される。更に、パチンコホールにおいて、２番目の両封印部２０５ａ，２０５ｂがねじ止めされて封印状態のケース２００がホルダを介して遊技機筐体に固定される。
【０００６】
そして、監督機関が変造ＲＯＭを取り締まるために、パチンコホールにおいてチェックする際に、ねじ止めされている１番目及び２番目の封印部材２０４，２０５が切断されて封印解除され、チェック終了後に３番目の封印部材２０６の両封印部２０６ａ，２０６ｂがねじ止めされ、このような監督機関による変造ＲＯＭの取り締まりごとに４番目、５番目の封印部材２０７，２０８が順次ねじ止めされて封印され、合計３回の監督機関によるチェックまで許容される構造になっている。
【０００７】
尚、制御基板を基板ケース２００ごと回収する際に、５番目の封印部材２０８が切断されて基板ケース２００が遊技機筐体から取り外し可能な状態にされると共に、６番目の封印部材２０９がねじ止めされて基板ケース２００が封印状態のまま搬送可能な状態にされ、制御基板が基板ケース２００ごと回収される。
【０００８】
【特許文献１】
特開２０００−１４９０８号公報（段落［０００３］及び図１，３）
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したような従来のかしめ部２０３は、ねじ止めによって封印するものであるため、ねじ頭に形成されているマイナスドライバの係合溝を、逆動できないような傾斜構造にしてあるものの、円筒状のカバー側封印部２０４ａ〜２０９ａに外部から特殊工具を挿入して締結状態のねじを逆動操作して緩めることが可能であり、制御基板に対して何らかの不正行為を施すことができ、いわゆるゴト行為を防止することができないおそれがあった。
【００１０】
特に、不正行為が行われるのは、１番目の封印部材２０４の両封印部２０４ａ，２０４ｂがねじ止めされて基板ケース２００が封印されてから、パチンコホールに搬送されるまでの間に実行されることが多く、１番目の封印部２０４ａ，２０４ｂの構造に対する不正防止のための改善策が望まれる。
【００１１】
そこで、本発明は、制御基板を収容する基板ケースを確実に封印し、外部からの不正行為を防止できるようにすることを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、ベースとカバーとに分割され遊技機筐体に固定される基板ケースに設けられ、遊技機用の制御基板を前記基板ケース内に収容して前記基板ケースを封印する遊技機用制御基板ケースの封印装置において、前記ベースまたは前記カバーの一方の一側面に形成された嵌挿孔と、前記ベースを前記カバーで覆った状態における前記ベースまたは前記カバーの他方の前記嵌挿孔に連通する位置に形成された係合孔と、連通状態の前記嵌挿孔及び前記係合孔に前記基板ケースに対して横方向から挿入され先端部が前記係合孔に嵌入して前記基板ケースを封印する係合ピンとを備えていることを特徴としている（請求項１）。
【００１３】
このような構成によれば、ベースをカバーで覆うことにより、嵌挿孔と係合孔とが連通し、この連通状態の嵌挿孔に基板ケースに対して横方向から係合ピンが挿入されて係合孔に嵌入され、基板ケースが封印される。
【００１４】
このとき、基板ケースの横方向から係合ピンを挿入して封印するため、縦方向から係合ピンを挿入する場合に比べて係合ピンの状態を目視し易く、不正の痕跡を早期に発見することができ、基板ケースを透明にしておけば、不正の痕跡をより容易に発見することができる。
【００１５】
また、請求項１に記載の発明において、本発明は、前記嵌挿孔の外側に形成され前記係合ピンを外部からアクセスできないように覆う包被体を備えていることを特徴としている（請求項２）。このような構成によれば、包被体により係合ピンが覆われているため、外部からの工具を使った係合ピンへのアクセスを未然に防止することができ、不正行為を確実に防止することができる。
【００１６】
また、請求項２に記載の発明において、本発明は、前記包被体が内側に仕切壁を有し、前記仕切壁に前記係合ピンが挿通される挿通孔が透設され、前記挿通孔を介して前記係合ピンが前記嵌挿孔に嵌挿されて前記係合孔に嵌入することを特徴としている（請求項３）。
【００１７】
このような構成によれば、係合ピンは、封印時に包被体内側の仕切壁の位置まで挿入されるため、外部から係合ピンにアクセスすることは不可能になり、不正行為をより確実に防止することができる。
【００１８】
また、請求項３に記載の発明において、本発明は、前記挿通孔の内周に摺接し、前記挿通孔に挿通した状態であって前記嵌挿孔に嵌挿しない状態に前記係合ピンを保持する突部が、前記係合ピンの外周に形成されていることを特徴としている（請求項４）。
【００１９】
このような構成によれば、係合ピンの突部を挿通孔の内周に摺接させておくことで、嵌挿孔に嵌挿しない状態に係合ピンが保持されるため、基板ケースを封印した状態でもなく、挿通孔に完全には挿通されていない状態に係合ピンを保持しておくことができ、係合ピンの紛失を未然に防止することができる。
【００２０】
また、請求項１ないし４のいずれかに記載の発明において、本発明は、前記嵌挿孔が、切離可能に前記ベースまたは前記カバーの他方に設けられた切離部に形成されていることを特徴としている（請求項５）。このような構成によれば、封印を解除する必要が生じた場合に、切離部をベースまたはカバーから切離することで、切離部を除去することができる。
【００２１】
また、請求項１ないし５のいずれかに記載の発明において、前記切離部が、外部から目視可能な位置に形成されたリブ状体を備えていることを特徴としている（請求項６）。このような構成によれば、リブ状体を例えばニッパにより切断することで、切離部を容易に除去することができ、しかもリブ状体が目視可能であるため、切離部に対して不正が行われたときに、不正行為を容易に見つけることができる。
【００２２】
また、請求項１ないし６のいずれかに記載の発明において、前記ベースまたは前記カバーの他方の内側であって、前記係合孔の周縁に筒状の目隠し体が形成されていることを特徴としている（請求項７）。このような構成によれば、ベースとカバーとの隙間から針金等の異物を挿入して内側から係合ピンを押し出すといった不正行為を行おうとした場合に、目隠し体が邪魔になって係合ピンに対する不正を行いにくくなり、このような内側からの係合ピンに対する不正行為を未然に防止することができる。
【００２３】
また、請求項１ないし７のいずれかに記載の発明において、本発明は、前記基板ケースを前記遊技機筐体に固定するための基板ホルダと、前記ベースまたは前記カバーの一方の前記一側面に切断可能な支持部を介して形成された筒状の一方封印部と、前記ベースまたは前記カバーの他方の前記一側面であって前記一方封印部との対向位置に切断可能な支持部を介して形成された筒状の他方封印部と、前記ベースを前記カバーで覆った状態における前記一方封印部及び前記他方封印部それぞれの対向面に透設された透孔と、前記基板ホルダの、前記ベースを前記カバーで覆った状態における前記一方封印部及び前記他方封印部の前記透孔に連通する位置に透設された係止孔と、連通状態の前記両透孔及び前記係止孔に前記基板ケースに対して縦方向から挿入され先端部が前記係止孔を介して前記基板ホルダに係止して前記基板ケースを前記基板ホルダに固定するロックピンとを更に備えていることを特徴としている（請求項８）。
【００２４】
このような構成によれば、ベースをカバーで覆った状態で、一方封印部及び他方封印部の透孔と基板ホルダの係止孔に、基板ケースの縦方向からロックピンを挿入し、ロックピンの先端部を基板ホルダに係止させることにより、基板ケースが基板ホルダに固定されるため、遊技機筐体内部において基板ケースが基板ホルダに固定する際の作業スペースが狭い場合であっても、ロックピンを両封印部の透孔及び基板ホルダの係止孔に容易に挿入することができ、基板ケースを基板ホルダに固定することができる。
【００２５】
また、請求項８に記載の発明において、本発明は、前記係止孔が、一方向に短尺でこれに直交する他方向に長尺の非円形をなし、前記ロックピンの先端部に外方へ向かうばね力を持って形成された係止片を備え、前記ロックピンの先端部を前記係止孔に挿入する際には、短尺の前記一方向に対して前記係止片をそのばね力に抗して圧縮することで挿入可能な状態になり、前記ロックピンの先端部を前記係止孔から引き抜く際には、前記係止孔に対して前記ロックピンをほぼ９０゜回転することで長尺の前記他方向に対して前記係止孔から引き抜き可能な状態になることを特徴としている（請求項９）。
【００２６】
このような構成によれば、一方封印部または他方封印部を切断してもロックピンをほぼ９０゜回転して長尺の他方向に対して係止孔から引き抜き可能な状態にしない限り、ロックピンは係止孔に係止したままであるため、一方封印部または他方封印部が不正に切断された場合であっても、ベースとカバーの封印を簡単に解除することはできず、不正行為に対する抑止効果を発揮することができる。
【００２７】
また、請求項８または９に記載の発明において、本発明は、前記ロックピンが、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の横断面内形とほぼ同じ外形の頭部を有し、前記頭部には切欠または突起から成るガイド部が形成され、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内側には前記ガイド部が嵌挿する凸条または凹溝から成る被ガイド部が形成され、前記ガイド部及び前記被ガイド部の形成位置が、前記ロックピン並びにこれが挿入されるべき前記一方封印部または前記他方封印部毎に異なっていることを特徴としている（請求項１０）。
【００２８】
このような構成によれば、ガイド部及び被ガイド部の形成位置がロックピン並びに透孔毎に異なっているため、例えば一方封印部または／及び他方封印部を不正に切断した後に、正規のものと異なるロックピンを使用して不正がなかったように偽装工作をしようとしても、ガイド部及び被ガイド部の形成位置の異なるロックピンを挿入することはできず、このような偽装を防止して不正行為の発見を容易に行うことができる。
【００２９】
また、請求項８または９に記載の発明において、本発明は、前記ロックピンが、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の横断面内形とほぼ同じ外形の頭部を有し、前記頭部、及び、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内側には、前記ロックピンの軸回りの回転を阻止する回転阻止部がそれぞれ形成されていることを特徴としている（請求項１１）。
【００３０】
また、請求項１０に記載の発明において、本発明は、前記頭部及び、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内側には、前記ロックピンの軸回りの回転を阻止する回転阻止部がそれぞれ形成されていてもよい（請求項１２）。
【００３１】
このような構成によれば、ロックピンの頭部の外形、及び、一方封印部または他方封印部のうち先にロックピンを挿入する方の横断面内形とがほぼ同じであり、各々に回転阻止部がそれぞれ形成されているため、頭部は備えていても外形の異なる他のロックピンを不正に挿入しようとしても挿入することができず、このような不正行為を未然に防止することができる。
【００３２】
また、請求項８ないし１０のいずれかに記載の発明において、本発明は、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内径が、連通状態の前記係止孔に向かうに連れて小さくなるように形成され、前記ロックピンに、前記ロックピンが挿入された前記一方封印部または前記他方封印部の内周に圧接して前記ロックピンに対して引き抜き方向への抵抗となる抵抗片が形成されていることを特徴としている（請求項１３）。このとき、請求項１４に記載のように、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内径が、連通状態の前記係止孔に向かうに連れて小さくなるように形成されているのが好ましい。
【００３３】
このような構成によれば、係止孔に係止されているロックピンを不正に引き抜こうとしても、抵抗片が抵抗となってロックピンを容易に引き抜くことができないため、ロックピンの不正な引き抜きを防止することができる。
【００３４】
また、請求項８に記載の発明において、本発明は、前記ロックピンが、連結部材を介して前記ベースまたは前記カバーのいずれかに連結されていることを特徴としている（請求項１５）。このような構成によれば、ロックピンが連結部材によりベースまたはカバーに連結されているため、基板ケースの基板ホルダへの固定作業時にロックピンを紛失するおそれがなく、固定作業を非常に効率よく行うことができる。
【００３５】
また、請求項１５に記載の発明において、本発明は、前記連結部材の外部から目視可能でロックピンを切断し易い位置に、不正行為の確認用マークが形成されていることを特徴としている（請求項１６）。このような構成によれば、ロックピンを連結部材から不正に切り離し、その後元の連結部材に連結されていたものとは異なるロックピンを使用して不正がなかったように偽装工作をしようとしても、かかる偽装を防止して不正行為の発見を容易に行うことができる。
【００３６】
また、請求項８ないし１６のいずれかに記載の発明において、本発明は、前記ベース及び前記カバーが透明部材により形成され、前記ロックピンが外部から透視可能な色に着色されていることを特徴としている（請求項１７）。このような構成によれば、ロックピンを外部から容易に透視して目視することができるため、ロックピン周辺に不正行為が行われても、不正の痕跡をよりいっそう早期かつ容易に発見することができる。
【００３７】
また、請求項１に記載の発明において、本発明は、箱体の一部分を成し切断可能な支持部を介して前記ベースまたは前記カバーの一方の前記一側面に支持された係合部と、前記箱体の他の部分を成し切断可能な支持部を介して前記ベースまたは前記カバーの他方の前記一側面に支持された被係合部とを備え、前記ベースを前記カバーで覆ったときに前記係合部と前記被係合部との重合により構成される前記箱体の一側面が重畳するように前記係合部及び前記被係合部の一部が形成され、前記係合部及び前記被係合部の重畳部分の片方に前記嵌挿孔または前記係合孔の片方が透設されると共に、前記係合部及び前記被係合部の重畳部分のもう片方に前記嵌挿孔または前記係合孔のもう片方が透設され、前記箱体内部に前記係合ピンが収容されることを特徴としている（請求項１８）。
【００３８】
このような構成によれば、ベースをカバーで覆うことにより、係合部と被係合部とが重合して箱体が構成され、この箱体の一側面に形成されている嵌挿孔及び係合孔に、基板ケースの横方向から係合ピンが挿入され、箱体内部に係合ピンが収容される。そのため、係合ピンに対して外部からアクセスすることが困難となり、不正行為を確実に防止することができる。このとき、係合部及び被係合部を透明にしておけば、箱体内部の係合ピンを透視できることから、不正の痕跡を早期かつ容易に発見することができる。
【００３９】
また、請求項１ないし１８のいずれかに記載の発明において、本発明は、前記係合ピンが、連結部材を介して前記ベースまたは前記カバーのいずれかに連結されていることを特徴としている（請求項１９）。このような構成によれば、係合ピンが連結部材によりベースまたはカバーに連結されているため、封印作業時に係合ピンを紛失するおそれがなく、封印作業を非常に効率よく行うことができる。
【００４０】
また、請求項１ないし１９のいずれかに記載の発明において、本発明は、前記ベース及び前記カバーが透明部材により形成され、前記係合ピンが外部から透視可能な色に着色されていることを特徴としている（請求項２０）。このような構成によれば、係合ピンを外部から容易に透視して目視することができるため、係合ピン周辺に不正行為が行われても、不正の痕跡をよりいっそう早期かつ容易に発見することができる。
【００４１】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
この発明を遊技機であるスロットマシンに適用した場合における第１実施形態について図１ないし図９を参照して説明する。但し、図１はスロットマシンの正面図、図２及び図３はそれぞれケースの一部の分解斜視図及び組立状態の斜視図、図４及び図５は一部のそれぞれ異なる状態における断面図、図６及び図７は他の一部のそれぞれ異なる状態における断面図、図８は図５の一部の斜視図、図９は図７の一部のある状態における斜視図である。
【００４２】
本実施形態におけるスロットマシンは、例えば図１に示すように構成されている。即ち、図１に示すように、スロットマシン１では、筐体３の前面が前面パネル５により開閉自在に閉塞され、この前面パネル５のほぼ中央高さの位置に操作板７が配設されると共に、この操作板７の上方に正面板９が配設されている。
【００４３】
そして、この正面板９には３個のリール窓１１が並設され、各リール窓１１の内側には左、中、右の各回転リールが配置され、右端のリール窓１１の横には、ゲームの演出用画面を表示する液晶ディスプレイ１３が配設されており、各リール窓１１からは、各リールの図柄が各々３個ずつ見えるように設定されている。
【００４４】
更に、この操作板７には、クレジットされているメダルから投入を行うクレジットメダルボタン１５、各リールの回転を開始させるためのスタートレバー１７、第１ないし第３ストップボタン１９，２１，２３、及び、メダル投入口２５や精算ボタン２７が設けられている。また、正面板９には入賞ラインが描かれると共に、入賞ライン中の有効ラインを表示する有効表示ランプ３１、ボーナスゲームの状態などを表示する種々の演出表示ランプ３３、クレジットメダルの枚数を表示するメダル枚数表示器３５が正面板９に配設され、操作板７の下方にはメダル払出口３７やメダル受け３９が設けられている。
【００４５】
ところで、筐体３内部の上側には、ＣＰＵやＲＯＭ、ＲＡＭ等のチップ部品が実装された制御基板を収容した基板ケースが配設される。図２及び図３に示すように、この基板ケース４１は、透明樹脂製のベース４３とカバー４５とに分割され、基板ケース４１内に制御基板４７が収められた後、右側のかしめ部においてベース４３とカバー４５とがかしめられて封印され、筐体３内部に固着された基板ホルダ４９に基板ケース４１が固定され、かしめ部を壊さない限り基板ケース４１を開けることができない構造になっている。尚、ベース４３及びカバー４５の左側には、凹凸の組み合わせから成る係止部及び被係止部が形成され、これら係止部及び被係止部によりベース４３及びカバー４５の左側が係脱自在に係合されている。
【００４６】
ところで、かしめ部には２種類の封印構造が採用されており、その１つは係合ピンを基板ケース４１の横方向から挿入して封印（以下、これを横方向封印と称する）する構造であり、もう１つはロックピンを基板ケース４１の縦方向から挿入して基板ホルダ４９に固定すると同時に基板ケース４１を封印（以下、これを縦方向封印と称する）する構造である。ここで、基板ホルダ４９は、基板ケース４１を遊技機筐体３に固定するために、遊技機筐体３内部の所定位置に固着されて設けられている。
【００４７】
図２ないし図５及び図８に示すように、前者の横方向封印構造は、係合孔５１と、切離部５２と、この切離部５２に形成された嵌挿孔５３と、係合ピン５４とを備えている。係合孔５１はカバー４５の右側面の２カ所に透設されている。両切離部５２は断面Ｔ字状を有し、下部がベース４３の右側面の両係合孔５１それぞれに対応する位置に固着されている。そして、両切離部５２の上部には嵌挿孔５３がそれぞれ透設され、ベース４３をカバー４５で覆った状態において、両切離部５２の嵌挿孔５３に連通するように係合孔５１が位置している。この連通状態の嵌挿孔５３に、基板ケース４１に対して横方向から係合ピン５４が挿入され、係合ピン５４の先端部が係合孔５１に嵌入されて基板ケース４１が封印されるようになっている。
【００４８】
ところで、図２ないし図５に示すように、係合孔５１の外側には、係合ピン５４を外部からアクセスできないように覆う包被体５６が設けられており、この包被体５６は、底面が開口した中空の直方体状を有する基部５６ａと、この基部５６ａの右側面に連接されたほぼ円筒状の円筒部５６ｂとから成り、基部５６ａと円筒部５６ｂとの間を仕切る仕切壁５６ｅには、係合ピン５４が挿通される挿通孔５６ｃが透設され、この挿通孔５６ｃを介して係合ピン５４が嵌挿孔５３に嵌挿されて係合孔５１に係合する。但し、円筒部５６ｂの下部には、図４及び図５に示すように、後述する連結部材の紐状体を導入するための凹溝５６ｄが形成されている。尚、この凹溝５６ｄに代えてスリットを形成しても構わない。
【００４９】
このとき、特に図４に示されるように、係合ピン５４のほぼ中央部外周には、挿通孔５６ｃの内周に摺接するリング状の突部５７が形成され、挿通孔５６ｃに挿通した状態において突部５７が挿通孔５６ｃに係止して係合ピン５４を嵌挿孔５３に嵌挿しない状態に保持できるようになっている。尚、この突部５７は、リング状でなくてもよく、係合ピン５４の外周に複数個突出して形成されたものであってもよく、要するに挿通孔５６ｃに挿通した状態において、挿通孔５６ｃに係止して係合ピン５４を嵌挿孔５３には嵌挿しない状態に保持できるものであればよい。
【００５０】
更に、図２に示すように、係合ピン５４の先端は矢印状を成し、係合ピン５４が係合孔５１に挿入されると、特に図５に示されるように、矢印状の係合ピン５４の先端がカバー４５の右側面内側に係合して、係合ピン５４の引抜きが阻止されるようになっている。
【００５１】
ところで、図２ないし図５に示すように、係合ピン５４は、連結部材５９を介してカバー４５に連結されている。即ち、連結部材５９は、長尺平板状の基体５９ａと、この基体５９ａの一側に一体形成された断面Ｌ字状の取付片５９ｂと、基体５９ａの他側に一体形成された可撓性を有する紐状体５９ｃとにより構成され、紐状体５９ｃの先端に係合ピン５４の頭部が取り付くように連結部材５９に係合ピン５４が一体形成されている。
【００５２】
そして、連結部材５９の取付片５９ｂが、カバー４５の右端に形成された切欠部６０に挿通され、取付片５９ｂに透設された円形孔６１にカバー４５の右側内面に一体形成された円柱状突部６２が嵌挿され、この突部６２が加熱溶融され、連結部材５９の取付片５９ｂがカバー４５の右側内面に固着されるようになっている。
【００５３】
このように、連結部材５９を介して係合ピン５４をカバー４５に連結しておけば、基板ケース４１の封印作業時に係合ピン５４を紛失するおそれがなく、封印作業を非常に効率よく行うことができる。
【００５４】
また、基板ケース４１のベース４３及びカバー４５が上記したように透明であるのに対し、係合ピン５４及び連結部材５９が透明の基板ケース４１を介して透視できるような色、例えば黒色や茶色に着色されている。こうすることで、係合ピン５４を外部から容易に透視して目視することができるため、係合ピン５４の周辺に不正行為が行われても、不正の痕跡をよりいっそう早期かつ容易に発見することができるのである。尚、このときの着色は、黒色や茶色に限定されるものではなく、要するに透明の基板ケース４１を介して透視できる色であれば、何色であってもよい。
【００５５】
更に、特に図８に示されるように、切離部５２のほぼ中央部には、ニッパにより切離部５２をベース４３から切離し易くするための凹部６５が形成されており、係合ピン５４により封印された基板ケース４１の封印を解除するときに、切離部５２の凹部６５の両側がニッパで切断されてベース４３から切離され、基板ケース４１の封印が解除される。
【００５６】
続いて、縦方向封印構造について説明すると、図２、図３、図６及び図７に示すように、上記したような２カ所の横方向封印構造の間に形成された４カ所の封印構造から成り、カバー４５の右側面に切断可能な支持部６７を介して形成されたほぼ円筒状の一方封印部としての４個のカバー側封印部６８Ｂ，６８Ｃ，６８Ｄ，６８Ｅと、ベース４３の右側面であってカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅとの対向位置に切断可能な支持部６９を介して形成された円筒状の他方封印部としての４個のベース側封印部７０Ｂ，７０Ｃ，７０Ｄ，７０Ｅと、ベース４３をカバー４５で覆った状態におけるカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅ及びベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅそれぞれの対向面に透設された透孔７１，７２と、ベース４３をカバー４５で覆った状態における各透孔７１，７２に連通するように基板ホルダ４９に透設された４個の係止孔７３と、連通状態の透孔７１，７２及び係止孔７３に基板ケース４１に対して縦方向から挿入され先端部が係止孔７３を介して基板ホルダ４９に係止して基板ケース４１を基板ホルダ４９に固定する４個のロックピン７４とを備えている。
【００５７】
ここで、図２、図３、図６、図７に示すように、各ロックピン７４は、上記した係合ピン５４と同様に、その頭部が連結部材５９の紐状体５９ｃに取り付くように一体形成され、連結部材５９を介してカバー４５に連結されており、係合ピン５４と同色を有している。
【００５８】
そして、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅには、ロックピン７４の紐状体５９ｃの導入用凹溝７５が形成されている。また、図２に示すように、各ロックピン７４の先端は矢印状を成し、ロックピン７４が係止孔７３に挿入されると、特に図７に示されるように、ロックピン７４の矢印状の先端が基板ホルダ４９に係止して、ロックピン７４の引抜きが阻止されるようになっている。尚、この凹溝７５に代えてスリットを形成してもよい。
【００５９】
更に、特に図６及び図７に示されるように、ロックピン７４のほぼ中央部外周には、係合ピン５４と同様に、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの透孔７１の内周に摺接するリング状の突部が形成され、ロックピン７４を透孔７１に挿通した状態において、突部が透孔７１に係止してロックピン７４をベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅの透孔７２には嵌挿しない状態に保持でき、図９に示すように、支持片６７，６９及び紐状体５９ｃが切断されてカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅ及びベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅが、それぞれカバー４５及びベース４３から切り離されると、これにより基板ケース４１の封印が解除されると同時に、基板ケース４１が基板ホルダ４９から取り外し可能になる。
【００６０】
また、上記した縦方向封印構造において、特に図９に示されるように基板ホルダ４９に透設された４個の係止孔７３が、ベース４３及びカバー４５の右側面に平行な方向（本発明における一方向に相当）に短尺で、かつ、ベース４３及びカバー４５の右側面に直交する方向（本発明おける他方向に相当）に長尺の長円形をなすように形成されている。このとき、係止孔７３の長尺寸法は、ロックピン７４の先端の最大寸法よりも大きくなるように設定されている。
【００６１】
そして、各ロックピン７４の先端部は、特に図２に示されるように、外方へ向かうばね力を持って形成された矢印状の係止片７４ａを備えるため、ロックピン７４の先端部を長円形の係止孔７３に挿入する際には、係止孔７３の短尺方向に対して係止片７４ａをそのばね力に抗して圧縮すれば挿入可能な状態になる。尚、この係止片７４ａと同様の矢印状の係止片は係合ピン５４の先端部にも設けられている。
【００６２】
また、係止孔７３に一旦挿入したロックピン７４の先端部を係止孔７３から引き抜こうとしても、係止孔７３に対してロックピン７４をほぼ９０゜回転し、長尺方向に対して係止孔７３から引き抜き可能な状態にしない限り、ロックピン７４を係止孔７３から引き抜くことはできない。
【００６３】
こうすると、図９に示すように、支持片６７をニッパにより切断してカバー側封印部６８Ｂ及びベース側封印部７０Ｂをカバー４５から切り離すと、ロックピン７４先端の係止片７４ａの最大寸法方向が係止孔７３の長尺方向に平行になるように、ロックピン７４を係止孔７３に対して回転することで、始めて、切断したカバー側封印部６８Ｂ及びベース側封印部７０Ｂと共に係止孔７３からロックピン７４を引き抜くことが可能になる。このことは、その他のカバー側封印部６８Ｃ〜６８Ｅについても同様である。このとき、ベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅの透孔７２はロックピン７４の先端の最大寸法よりも大きく遊通可能に設定しておくと、ベース側封印部７０Ｂをベース４３から切断しなくても、切断したカバー側封印部６８Ｂと共にロックピン７４を係止孔７３及び透孔７２から引き抜くことができ、カバー側封印部６８Ｂを切断するだけでよく、切断作業を簡略化できる。
【００６４】
ところで、従来の場合と同様に、当初内蔵されている制御基板４７上の正規のＲＯＭを取り外して不正な変造ＲＯＭが取り付けられることを防止するために、まず１番目の横方向封印構造（図２，３中の“Ａ”の位置）である包被体５６の挿通孔５６ｃに係合ピン５４が基板ケース４１の横方向から挿通され、嵌挿孔５３及び係合孔５１に係合ピン５４が嵌入されて基板ケース４１が封印され、この封印状態のまま制御基板４７が基板ケース４１ごとパチンコホールに搬送される。
【００６５】
更に、パチンコホールにおいて、１番目の縦方向封印構造（図２，３中の“Ｂ”の位置）であるカバー側封印部６８Ｂにロックピン７４が挿入され、カバー側封印部６８Ｂ及びベース側封印部７０Ｂの透孔７１，７２、更には基板ホルダ４９の係止孔７３にロックピン７４が基板ケース４１の縦方向から挿入され、ロックピン７４の先端部が基板ホルダ４９に係止されて封印状態の基板ケース４１が基板ホルダ４９に固定される。
【００６６】
監督機関が変造ＲＯＭを取り締まるために、図９に示すように、支持片６７，６９が切断されてカバー側封印部６８Ｂ及びベース側封印部７０Ｂがそれぞれカバー４５及びベース４３から切り離され、紐状体５９ｃが切断されて基板ケース４１が基板ホルダ４９から取り外し可能な状態とされる。更に、封印状態の横方向封印構造における切離部５２の凹部６５の両側がニッパにより切断されて切離部５２がベース４３から切離され、基板ケース４１の封印が完全に解除される。
【００６７】
こうして、完全に封印解除されてカバー４５が開放可能な状態とされた後、所定のチェック作業が実行され、チェック終了後には２番目の縦方向封印構造（図２，３中の“Ｃ”の位置）であるカバー側封印部６８Ｃにロックピン７４が挿入され、カバー側封印部６８Ｃ及びベース側封印部７０Ｃの透孔７１，７２、更には基板ホルダ４９の係止孔７３にロックピン７４が基板ケース４１の縦方向から挿入され、ロックピン７４の先端部が基板ホルダ４９に係止されて基板ケース４１が再び封印されると同時に基板ホルダ４９に固定される。
【００６８】
このような監督機関による変造ＲＯＭの取り締まりごとに、３番目、４番目の縦方向封印構造（図２，３中の“Ｄ”、“Ｅ”の位置）であるカバー側封印部６８Ｄ，６８Ｅにロックピン７４が挿入され、上記した１番目及び２番目の縦方向封印構造の場合と同様にして、ロックピン７４により基板ケース４１が封印されると同時に基板ホルダ４９に固定される。
【００６９】
尚、制御基板４７を基板ケース４１ごと回収する際には、封印状態の４番目のカバー側封印部６８Ｅ，ベース側封印部７０Ｅが、それらを支持する各支持部６７，６９において切断されてカバー側封印部６８Ｅ及びベース側封印部７０Ｅがそれぞれカバー４５及びベース４３から切り離され、ロックピン７４が切込み部分で切断されて基板ケース４１の封印が解除されると同時に、基板ケース４１が基板ホルダ４９から取り外し可能な状態とされ、２番目の横方向封印構造（図２，３中の“Ｆ”の位置）である包被体５６の挿通孔５６ｃに係合ピン５４が基板ケース４１の横方向から挿通され、嵌挿孔５３及び係合孔５１に係合ピン５４が嵌入されて基板ケース４１が封印され、基板ケース４１が封印状態のまま搬送可能な状態にされ、制御基板４７が基板ケース４１ごと回収される。
【００７０】
従って、第１実施形態によれば、基板ケース４１の横方向から係合ピン５４を挿入して封印する構造を有するため、縦方向から挿入する場合に比べて係合ピン５４の状態を目視し易く、不正の痕跡を早期に発見することができ、基板ケース４１が透明であることから、不正の痕跡をより容易にかつ早期に発見することができる。
【００７１】
また、包被体５６により係合ピン５４を覆っているため、外部からの工具を使った係合ピン５４へのアクセスを未然に防止することができ、不正行為を確実に防止することができる。
【００７２】
更に、ベース４３をカバー４５で覆った状態で、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅ及びベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅの透孔７１，７２と、基板ホルダ４９の係止孔７３に、基板ケース４１の縦方向からロックピン７４を挿入し、ロックピン７４の先端部を基板ホルダ４９に係止させて基板ケース４１を基板ホルダ４９に固定することにより、遊技機筐体３の内部において基板ケース４１が基板ホルダ４９に固定する際の作業スペースが狭い場合であっても、ロックピン７４による基板ケース４１の封印作業及び基板ホルダ４９への固定作業を容易に行うことができる。
【００７３】
また、係合ピン５４及びロックピン７４を連結部材５９によりカバー４５に連結しているため、基板ケース４１の封印作業時及び基板ホルダ４９への固定作業時に、係合ピン５４やロックピン７４を紛失するおそれがなく、封印作業及び固定作業を非常に効率よく行うことができる。しかも、連結部材５９の可撓性を有する紐状体５９ｃを介して係合ピン５４やロックピン７４を連結部材５９の基体５９ａに一体形成しているため、不正行為を行いにくい構成となっている。
【００７４】
更に、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅを切断しても、ロックピン７４を係止孔７３の短尺方向からほぼ９０゜回転し、係止孔７３の長尺方向に対して係止孔７３から引き抜き可能な状態にしない限り、ロックピン７４は係止孔７３に係止したままであるため、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅが不正に切断された場合であっても、ベース４３とカバー４５の封印を簡単に解除することはできず、不正行為に対する抑止効果を十分に発揮することができる。
【００７５】
（第２実施形態）
この発明の第２実施形態について図１０ないし図１４を参照して説明する。但し、図１０はケースの一部の分解斜視図、図１１及び図１２は一部の接合状態における斜視図及び平面図、図１３及び図１４はそれぞれ異なる一部の接合状態における断面図である。尚、本実施形態もスロットマシンに適用した例であって、本実施形態におけるスロットマシンの構成は、図１に示すものと基本的に同じであるため、以下の説明では図１も参照することとし、主として上記した第１実施形態と相違する点について説明する。
【００７６】
本実施形態では、基板ケース４１を構成するベース４３及びカバー４５に形成されたかしめ部の構成が、上記した第１実施形態と大きく相違している。即ち、図１０に示すように、第１実施形態における２カ所の横方向封印構造に相当するものとして、箱体８０の底部を成す係合部８１が、切断可能な支持部８２を介してカバー４５の右側面の２カ所に一体形成され、箱体８０の底部以外の部分を成す被係合部８４が、切断可能な支持部８５を介してベース４３の右側面の２カ所に一体形成され、ベース４３をカバー４５で覆ったときに係合部８１と被係合部８４との重合により形成される箱体８０の右側面が重畳するように、係合部８１及び被係合部８４の一部が形成され、重畳する係合部８１及び被係合部８４の一部にそれぞれ嵌挿孔８７及び係合孔８８が透設され、箱体８０の内部に係合ピン８９が収容されるようになっている。ここで、嵌挿孔８７に嵌挿した係合ピン８９の径大の頭部が外部に突出することのないように、嵌挿孔８７にはざぐりが形成されている。
【００７７】
このとき、被係合部８４の右側面には重畳片９０が一体形成され、この重畳片９０に嵌挿孔８７が透設され、係合部８１の右側面には重畳片９０が嵌挿する形状の凹部９１が形成され、この凹部９１に係合孔８８が透設されており、ベース４３をカバー４５で覆うことにより、図１１ないし図１３に示すように、係合部８１と被係合部８４とが重合して箱体８０が形成され、その際重畳片９０が凹部９１に嵌挿し、外側の嵌挿孔８７が内側の係合孔８８と連通した状態となる。ここで、係合部８１及び被係合部８４はベース４３やカバー４５と同様に透明樹脂製である。
【００７８】
そして、インサート成型により可撓性を有する紐状の連結部材９２がベース４３に一体形成され、連結部材９２の先端に係合ピン８９が一体的に取り付けられてベース４３に連結され、図１１ないし図１３に示すように、この係合ピン８９が連通状態の嵌挿孔８７及び係合孔８８に嵌入され、係合ピン８９の先端が係合部８１の内側に係合して基板ケース４１が封印されるようになっている。
【００７９】
ところで、係合ピン８９の先端部分は円錐台状に形成されると共に先端側から十字状の割れ目９３が形成され、これにより係合ピン８９の先端部分が拡縮自在となっており、嵌挿孔８７及び係合孔８８に係合ピン８９を容易に挿通でき、かつ、係合ピン８９の先端を係合部８１の内側に係合させることができる。また、係合ピン８９及び連結部材９２は、外部から透視可能な色、例えば黒色や茶色に着色されており、透明な係合部８１及び被係合部８４を介して係合ピン８９を透視でき、係合ピン８９の周辺における不正行為を外部から容易に発見することができる。
【００８０】
続いて、第１実施形態における４カ所の縦方向封印構造に相当するものとして、図１０に示すように、上記した箱体８０と同様の箱体９５の底部を成す係合部９６が、切断可能な支持部９７を介してカバー４５の右側面の４カ所に一体形成され、箱体９５の底部以外の部分を成す被係合部９８が、切断可能な支持部９９を介してベース４３の右側面の４カ所に一体形成され、ベース４３をカバー４５で覆ったときに係合部９６と被係合部９８との重合により形成される箱体９５の右側面が重畳するように、各係合部９６及び各被係合部９８の一部が形成されている。
【００８１】
このとき、被係合部９８の右側面には上記した重畳片９０よりも肉薄の舌片１００が一体形成され、この舌片１００に挿入孔１０１が透設されている。更に、基板ホルダ４９には舌片１００に重合する重合片１０２が一体形成され、この重合片１０２に嵌挿孔１０３が透設されている。ここで、これら舌片１００及び重合片１０２が重合したときに、上記した重畳片９０とほぼ同じ肉厚になるように舌片１００及び重合片１０２の厚みが設定されている。そして、係合部９６の右側面には舌片１００及び重合片１０２が嵌挿する形状の凹部１０５が形成され、この凹部１０５に係合孔１０６が透設されている。
【００８２】
また、被係合部９８の底部には、基板ホルダ４９の重合片１０２の隣接位置に形成された位置決め凹部１０７に嵌入する嵌入凸部１０８が一体形成されており、ベース４３をカバー４５で覆い、基板ホルダ４９の位置決め凹部１０７に被係合部９８の嵌入凸部１０８を嵌入することにより、図１０及び図１４に示すように、係合部９６と被係合部９８とが重合して箱体９５が形成され、その際舌片１００及び重合片１０２が凹部１０５に嵌挿し、外側の嵌挿孔１０３が内側の挿入孔１０１及び係合孔１０６と連通した状態となり、連通状態の嵌挿孔１０３、挿入孔１０１及び係合孔１０６に係合ピン１１０が嵌入され、係合ピン１１０の先端が係合部９６の内側に係合して基板ケース４１が封印されるようになっている。このとき、箱体９５の内部に係合ピン１１０が収容される。尚、嵌挿孔１０３にも、嵌挿した係合ピン１１０の径大の頭部が外部に突出することのないように、ざぐりが形成されている。
【００８３】
ところで、係合ピン１１０は、上記した係合ピン８９と同様に、インサート成型によりベース４３に一体形成された可撓性を有する紐状の連結部材１１１の先端に一体的に取り付けられてベース４３に連結され、係合ピン１１０の先端部分は円錐台状に形成されると共に先端側から十字状の割れ目１１２が形成され、これにより係合ピン１１０の先端部分が拡縮自在となっており、嵌挿孔１０３、挿入孔１０１及び係合孔１０６に係合ピン１１０を容易に挿通でき、かつ、係合ピン１１０の先端を係合部９６の内側に係合させることができるようになっている。また、係合ピン１１０及び連結部材１１１は、上記した係合ピン８９及び連結部材９２と同様に、外部から透視可能な例えば黒色や茶色に着色されている。
【００８４】
従って、第２実施形態によれば、上記した第１実施形態と同様に、基板ケース４１の横方向から係合ピン８９，１１０を挿入して封印するため、縦方向から挿入する場合に比べて係合ピン８９，１１０の状態を目視し易く、不正の痕跡を早期に発見することができ、基板ケース４１が透明であることから、不正の痕跡を容易にかつ早期に発見することができるという効果が得られる。
【００８５】
更に、基板ケースの横方向から係合ピン８９，１１０が挿入され、箱体８０，９５の内部に係合ピン８９，１１０が収容されるため、係合ピン８９，１１０に対して外部からアクセスすることが困難となり、不正行為を確実に防止することができ、このとき係合部８１，９６及び被係合部８４，９８が透明であることから、箱体８０，９５の内部の係合ピン８９，１１０を透視することができ、不正の痕跡をいっそう早期かつ容易に発見することができる。
【００８６】
（第３実施形態）
この発明の第３実施形態について図１５ないし図１７を参照して説明する。但し、図１５はケースの一部の分解斜視図、図１６及び図１７は一部の接合状態における断面及び平面図である。尚、本実施形態もスロットマシンに適用した例であって、本実施形態におけるスロットマシンの構成は、図１に示すものと基本的に同じであるため、以下の説明では図１も参照することとし、主として上記した第１、第２実施形態と相違する点について説明する。
【００８７】
本実施形態においても、基板ケース４１を構成するベース４３及びカバー４５に形成されたかしめ部の構成が、上記した第１実施形態と大きく相違している。但し、本実施形態においても、係合部及び被係合部により箱体を構成する点は第２実施形態と同様であるが、構成が若干相違している。
【００８８】
即ち、第１実施形態における２カ所の横方向封印構造に相当するものとして、図１５に示すように、箱体１１５の上部を成す係合部１１６が、切断可能な支持部１１７を介してカバー４５の右側面の２カ所に一体形成され、箱体１１５の上部以外の部分を成す被係合部１１８が、切断可能な支持部１１９を介してベース４３の右側面の２カ所に一体形成され、ベース４３をカバー４５で覆ったときに係合部１１６と被係合部１１８との重合により形成される箱体１１５の右側面が重畳するように、係合部１１６及び被係合部１１８の一部が形成され、重畳する係合部１１６及び被係合部１１８の一部にそれぞれ嵌挿孔１２０及び係合孔１２１が透設され、箱体１１５の内部に係合ピン１２２が収容されるようになっている。
【００８９】
このとき、被係合部１１８の右側面には重畳片１２５が一体形成され、この重畳片１２５に嵌挿孔１２０が透設され、係合部１１６の右側面には重畳片１２５が嵌挿する形状の凹部１２６が形成され、この凹部１２６に係合孔１２１が透設されており、ベース４３をカバー４５で覆うことにより、図１５ないし図１７に示すように、係合部１１６と被係合部１１８とが重合して箱体１１５が形成され、その際重畳片１２５が凹部１２６に嵌挿し、外側の嵌挿孔１２０が内側の係合孔１２１と連通した状態となる。ここで、係合部１１６及び被係合部１１８はベース４３やカバー４５と同様に透明樹脂製であり、嵌挿孔１２０に嵌挿した係合ピン１２２の径大の頭部が外部に突出することのないように、嵌挿孔１２０にはざぐりが形成されている。
【００９０】
そして、インサート成型により可撓性を有する紐状の連結部材１２８がベース４３に一体形成され、連結部材１２８の先端に係合ピン１２２が一体的に取り付けられてベース４３に連結され、図１５ないし図１７に示すように、この係合ピン１２２が連通状態の嵌挿孔１２０及び係合孔１２１に嵌入され、係合ピン１２２の先端が係合部１１６の内側に係合して、係合ピン１２２が箱体１１５内に収容された状態で基板ケース４１が封印されるようになっている。
【００９１】
ところで、係合ピン１２２の先端部分は円錐台状に形成されると共に先端側から十字状の割れ目１２９が形成され、これにより係合ピン１２２の先端部分が拡縮自在となっており、嵌挿孔１２０及び係合孔１２１に係合ピン１２２を容易に挿通でき、かつ、係合ピン１２２の先端を係合部１１６の内側に係合させることができる。また、係合ピン１２２及び連結部材１２８は、不正行為を外部から発見し易いように、外部から透視可能な色、例えば黒色や茶色に着色されている。
【００９２】
続いて、第１実施形態における４カ所の縦方向封印構造に相当するものとして、図１５に示すように、上記した箱体１１５と同様の箱体１３１が係合部１３２及び被係合部１３３により形成されるようになっており、係合部１３２は上記した係合部１１６と同様の形状を有し、カバー４３の右側面であって両係合部１１６の間の４カ所に係合部１３２が切断可能な支持部１３４を介して一体形成されている。一方、被係合部１３３は上記した被係合部１１８と同様の形状を有し、基板ホルダ４９の４カ所に一体形成されている。このように、被係合部１１８と同様の形状を有する被係合部１３３が基板ホルダ４９に形成されている点が、特に上記した第２実施形態と相違している。
【００９３】
更に、被係合部１３３の右側面には、上記した重畳片１２５と同様の重畳片１３５が一体形成され、この重畳片１３５に嵌挿孔１３６が透設され、係合部１３２の右側面には重畳片１３５が嵌挿する形状の凹部１３８が形成され、この凹部１３８に係合孔１３９が透設されており、ベース４３をカバー４５で覆うことにより、図１５ないし図１７に示すように、係合部１３２と被係合部１３３とが重合して箱体１３１が形成され、その際重畳片１３５が凹部１３８に嵌挿し、外側の嵌挿孔１３６が内側の係合孔１３９と連通した状態となる。
【００９４】
そして、上記した係合ピン１２２と同様に、インサート成型によりベース４３に一体形成された可撓性を有する紐状の連結部材１４０の先端にも係合ピン１４１が一体的に取り付けられてベース４３に連結され、図１５ないし図１７に示すように、連通状態の嵌挿孔１３６及び係合孔１３９にこの係合ピン１４１が嵌入され、係合ピン１４１の先端が係合部１３２の内側に係合して、係合ピン１４１が箱体１３１内に収容された状態で基板ケース４１が封印されるようになっている。ここで、係合ピン１４１及び連結部材１４０も、外部から透視可能な色（例えば、黒色や茶色）に着色されている。
【００９５】
ここで、係合部１３２及び被係合部１３３はベース４３やカバー４５と同様に透明樹脂製であり、嵌挿孔１３６に嵌挿した係合ピン１４１の径大の頭部が外部に突出することのないように、嵌挿孔１３６にもざぐりが形成されている。
【００９６】
従って、第３実施形態によれば、上記した第２実施形態と同等の効果を得ることができる。
【００９７】
（第４実施形態）
この発明の第４実施形態について図１８及び図１９を参照して説明する。但し、図１８はケースの一部の断面図、図１９はケースの他の一部を内側から見た図である。尚、本実施形態もスロットマシンに適用した例であって、本実施形態におけるスロットマシンの構成は、図１に示すものと基本的に同じであるため、以下の説明では図１も参照することとし、主として上記した第１実施形態と相違する点について説明する。
【００９８】
図４及び図５と対比すればよくわかるように、本実施形態では、図１８及び図１９に示すように、本実施形態では、２カ所の横方向封印構造において、基板ケース４１のカバー４５の内側であって係合孔５１の周縁に、円筒状の目隠し体１５０が形成され、この目隠し体１５０により、挿通孔５６ｃ及び嵌挿孔５３に挿通されて係合孔５１に係合した係合ピン５４の先端が包被されるようになっている点が、上記した第１実施形態と相違している。
【００９９】
従って、第４実施形態によれば、上記した第１実施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、例えばベース４３とカバー４５との隙間から針金等の細長い異物を挿入し、基板ケース４１の内側から係合ピン５４を押し出すといった不正行為を行おうとした場合に、目隠し体１５０が邪魔になって係合ピン５４に対する不正を行いにくくなるため、このような内側からの係合ピン５４に対する不正行為を未然に防止することができる。
【０１００】
（第５実施形態）
この発明の第５実施形態について図２０ないし図２３を参照して説明する。但し、図２０はロックピンの平面図、図２１は透孔の平面図、図２２及び図２３はロックピンの異なる状態における切断斜視図である。尚、本実施形態もスロットマシンに適用した例であって、本実施形態におけるスロットマシンの構成は、図１に示すものと基本的に同じであるため、以下の説明では図１も参照することとし、主として上記した第１実施形態と相違する点について説明する。
【０１０１】
本実施形態では、図２０ないし図２３に示すように、４カ所の縦方向封印構造において、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅ及びベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅの透孔７１，７２にそれぞれ挿入されるロックピンを７４Ｂ，７４Ｃ，７４Ｄ，７４Ｅとすると、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅそれぞれに、平面視形状ほぼＤ字状で透孔７１，７２に挿入可能な外形を有する頭部７４１が一体形成されると共に、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅそれぞれが挿入されるカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの横断面の内形もこれと同じくほぼＤ字状に形成されている。このように、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの頭部７４１の外形及びカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの横断面内形がほぼＤ字状をなすことで、ほぼＤ字状の頭部７４１の直線部分及びカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの横断面内形の直線部分が、それぞれ本発明における回転阻止部７４２，７４３として機能し、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの透孔７１，７２内での軸回りの回転が阻止される。
【０１０２】
また、特に図２０，２１の（ａ）〜（ｄ）に示されるように、頭部７４１には切欠から成るガイド部７４５が形成され、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの内側にはガイド部７４５が嵌挿する軸方向への凸条から成る被ガイド部７４６が形成されている。このとき、ガイド部７４５及び被ガイド部７４６の形成位置が、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅ（図２０（ａ）〜（ｄ））並びにこれが挿入されるべきカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅ（図２１（ａ）〜（ｄ））毎に異なっている。
【０１０３】
更に、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの内径が、連通状態の係止孔７３に向かうに連れて小さくなるように形成され、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの頭部７４１に、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの挿入時にカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅそれぞれの内周に圧接してロックピン７４Ｂ〜７４Ｅに対して引き抜き方向への抵抗となる可撓性を有する鍔状の抵抗片７４７が形成されている。尚、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの頭部７４１中央の凹部７４８は、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅを先端の尖った工具で透孔７１，７２内に押し込む際に、工具のずれを防止して押し込みを容易にするためのガイドとなる。
【０１０４】
このような抵抗片７４７を形成することで、内径が徐々に小さくなるカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅにロックピン７４Ｂ〜７４Ｅを押し込んだときに、図２３に示すように、抵抗片７４７がカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの内周に圧接してめくれ上がった状態に変形しつつロックピン７４Ｂ〜７４Ｅが挿入される。そして、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの挿入が完了すると、抵抗片７４７はめくれ上がったままであるため、この状態でロックピン７４Ｂ〜７４Ｅを引き抜こうとしても抵抗片７４７がカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの内周との摩擦により、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅを引き抜くことは困難になる。
【０１０５】
従って、第５実施形態によれば、例えばカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅ及びベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅを不正に切断した後に、正規のものと異なるロックピンを使用して不正がなかったように偽装工作をしようとしても、そのロックピンのガイド部７４５の位置と被ガイド部７４６の位置とが合致しないため、そのロックピンを挿入することができず、このような偽装を防止して不正行為の発見を容易に行うことができる。
【０１０６】
更に、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの頭部７４１の外形、及び、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅの横断面内形とがほぼ同じであり、各々に回転阻止部７４２，７４３がそれぞれ形成されているため、頭部は備えていてもその外形の異なる他の不正なロックピンを挿入しようとしても、頭部の形状が異なるロックピンをカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅに挿入することはできず、このような不正行為を未然に防止することができる。
【０１０７】
また、係止孔７１，７２に係止されている各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅを不正に引き抜こうとしても、抵抗片７４７が抵抗となって各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅを容易に引き抜くことができないため、各ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの不正な引き抜きを防止することができる。
【０１０８】
なお、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅ側のガイド部７４５を突起により構成し、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅ側の被ガイド部７４６を凹溝により構成しても構わない。
【０１０９】
また、上記した第５実施形態では、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの頭部７４１がガイド部７４５及び回転阻止部７４２の両方を備え、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅが被ガイド部７４６及び回転阻止部７４３の両方を備えた例を示したが、これら回転阻止部７４２，７４３は必ずしも備えていなくてもよい。逆に、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの頭部７４１及びカバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅが回転阻止部７４２，７４３だけを備え、ガイド部７４５及び被ガイド部７４６を備えていなくても構わない。更に、ロックピン７４Ｂ〜７４Ｅの頭部７４１が抵抗片７４７を備えていなくてもよいのは勿論である。
【０１１０】
また、カバー側封印部６８Ｂ〜６８Ｅは、上記したようにその内径が次第に小さくなるように形成されている必要はなく、少なくとも抵抗片７４７を除外した頭部７４１の外径と同じか若干大きめの内径であって均一に形成されていてもよい。
【０１１１】
（第６実施形態）
この発明の第６実施形態について図２４ないし図２９を参照して説明する。但し、図２４及び図２５はベースの一部を異なる方向から見た斜視図、図２６はカバーの一部の斜視図、図２７及び図２８はベース及びカバーの一部を分解した状態で異なる方向から見た斜視図、図２９はベース及びカバーを組み合わせた状態での一部の斜視図である。尚、本実施形態もスロットマシンに適用した例であって、本実施形態におけるスロットマシンの構成は、図１に示すものと基本的に同じであるため、以下の説明では図１も参照することとし、主として上記した第１実施形態と相違する点について説明する。
【０１１２】
本実施形態では、１番目の横方向封印構造（図２，３中の“Ａ”の位置）における切離部を、特に図２４及び図２５に示すように変更した点が、第１実施形態と相違する。
【０１１３】
即ち、第１実施形態における切離部５２は断面Ｔ字状（図２，４，５を参照）であったのに対し、図２４及び図２５に示すように、本実施形態における切離部１６０は、ベース４３の右側面に、この右側面に沿ってカバー４５側に延びる四角形の平板状基部１６１と、この基部１３１に透設された嵌挿孔１６２と、上面を除き基部１６１の右側を囲むように基部１６１の右側に一体形成され基部１６１ともどもカバー４５側の包被体５６内に嵌挿される側面視コ字状の枠部１６３と、枠部１６３の下面のベース側封印部７０Ｂ寄りの位置にベース４３の右側面に直交してベース４３に一体形成された第１リブ状体１６４と、枠部１６３のベース側封印部７０Ｂの反対側面からその下方にかけてベース４３の右側面に平行にベース４３に一体形成された第２リブ状体１６５とを備えている。
【０１１４】
このように、本実施形態では、ベース４３をカバー４５により包被して基部１６１及び枠部１６３が包被体５６内に嵌挿された状態であっても、外部から目視可能な位置に第１、第２リブ状体１６４，１６５は形成されている。
【０１１５】
尚、本実施形態では、各ベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅは、第１実施形態のようにそれぞれ切断可能な支持部６９を介してベース４３に取り付けられているのではなく、各ベース側封印部７０Ｂ〜７０Ｅが連続的な支持部１６９によりベース４３に一体形成されて支持されている。更に、枠部１６３の下部には、ニッパにより両リブ状体１６４，１６５を切断し易いように、第１実施形態の凹部６５と同様の凹部１６７が形成されている。また、図２４中に１点鎖線で示すように、ニッパによる切断を容易にするための透孔１６８を第２リブ状体１６５のほぼ中央部の目視可能な位置に透設しておいても構わない。
【０１１６】
一方、特に図２６に示されるように、第２リブ状体１６５の嵌挿を可能にするための溝１７１が、包被体５６の基部５６ａにおけるカバー側封印部６８Ｂと反対側面に形成されている。
【０１１７】
従って、第６実施形態によれば、第１，第２リブ状体１６４，１６５をニッパにより切断することで、切離部１６０を除去することができ、しかも第１，第２リブ状体１６４，１６５が外部から目視可能であるため、切離部１６０に対して不正が行われたときに、不正行為を容易に見つけることができる。
【０１１８】
なお、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【０１１９】
例えば、上記した第１実施形態において、連結部材５９をベース４３側に固着してもよく、その際上記した熱溶着ではなくインサート成型により連結部材５９をベース４３またはカバー４５に一体形成するようにしても構わないのは勿論である。
【０１２０】
また、上記した第２、第３実施形態とは逆に、係合部をベース４３側に、被係合部をカバー４５側にそれぞれ形成してもよい。
【０１２１】
更に、上記した各実施形態において、連結部材５９の外部から目視可能でロックピン７４を切断し易い位置に、不正行為の確認用マークを形成してもよい。ここで、各認容マークの形成位置とは、主として切欠部６０から露出する基体５９ａの取付片５９ｂとの接続部分であり、ここに連結部材５９の材質を表わす　“＞ＰＰ＜”の文字やその他の文字、記号、或いは紐状体５９ｃの方向への多数の溝を確認用マークとして形成する。
【０１２２】
こうすれば、ロックピン７４を連結部材５９から不正に切り離し、その後元の連結部材５９に連結されていたものとは異なるロックピンを使用して不正がなかったように偽装工作をしようとしても、かかる不正行為を容易に発見することができる。
【０１２３】
更に、上記した各実施形態を適宜組み合わせることも可能であり、必要に応じた組み合わせを行ってもよいのは勿論である。
【０１２４】
また、上記した各実施形態では、本発明をスロットマシンに適用した場合について説明したが、パチンコ機といった他の遊技機にも本発明を適用することができ、その場合にも上記した各実施形態と同等の効果を得ることができる。
【０１２５】
【発明の効果】
以上のように、請求項１に記載の発明によれば、ベースをカバーで覆うことにより、嵌挿孔と係合孔とが連通し、この連通状態の嵌挿孔に基板ケースに対して横方向から係合ピンが挿入されて係合孔に嵌入され、基板ケースが封印されるため、基板ケースの横方向から係合ピンを挿入して封印することで、縦方向から挿入する場合に比べて係合ピンの状態を目視し易く、不正の痕跡を早期に発見することができ、基板ケースを透明にしておけば、不正の痕跡をより容易に発見することが可能になる。
【０１２６】
また、請求項２に記載の発明によれば、包被体により係合ピンが覆われているため、外部からの工具を使った係合ピンへのアクセスを未然に防止することができ、不正行為を確実に防止することが可能になる。
【０１２７】
また、請求項３に記載の発明によれば、係合ピンは、封印時に包被体内側の仕切壁の位置まで挿入されるため、外部から係合ピンにアクセスすることは不可能になり、不正行為をより確実に防止することが可能になる。
【０１２８】
また、請求項４に記載の発明によれば、係合ピンの突部を挿通孔の内周に摺接させておくことで、嵌挿孔に嵌挿しない状態に係合ピンが保持されるため、基板ケースを封印した状態でもなく、挿通孔に完全に挿通された状態でもなく係合ピンを保持しておくことができ、係合ピンの紛失を未然に防止することが可能になる。
【０１２９】
また、請求項５に記載の発明によれば、封印を解除する必要が生じた場合に、切離部をベースまたはカバーから切離することで、切離部を除去することができ、基板ケースの封印を簡単に解除することが可能になる。
【０１３０】
また、請求項６に記載の発明によれば、リブ状体を例えばニッパにより切断することで、切離部を容易に除去することができ、しかもリブ状体が目視可能であるため、切離部に対して不正が行われたときに、不正行為を容易に見つけることが可能になる。
【０１３１】
また、請求項７に記載の発明によれば、ベースとカバーとの隙間から針金等の異物を挿入して内側から係合ピンを押し出すといった不正行為を行おうとした場合に、目隠し体が邪魔になって係合ピンに対する不正を行いにくくなり、このような内側からの係合ピンに対する不正行為を未然に防止することが可能になる。
【０１３２】
また、請求項８に記載の発明によれば、ベースをカバーで覆った状態で、一方封印部及び他方封印部の透孔と基板ホルダの係止孔に、基板ケースの縦方向からロックピンを挿入し、ロックピンの先端部を基板ホルダに係止させることにより、基板ケースが基板ホルダに固定されるため、遊技機筐体内部において基板ケースが基板ホルダに固定する際の作業スペースが狭い場合であっても、ロックピンを両封印部の透孔及び基板ホルダの係止孔に容易に挿入することができ、基板ケースを基板ホルダに固定することが可能になる。
【０１３３】
また、請求項９に記載の発明によれば、一方封印部または他方封印部を切断してもロックピンをほぼ９０゜回転して長尺の他方向に対して係止孔から引き抜き可能な状態にしない限り、ロックピンは係止孔に係止したままであるため、一方封印部または他方封印部が不正に切断された場合であっても、ベースとカバーの封印を簡単に解除することはできず、不正行為に対する抑止効果を発揮することが可能になる。
【０１３４】
また、請求項１０に記載の発明によれば、ガイド部及び被ガイド部の形成位置がロックピン並びに透孔毎に異なっているため、例えば一方封印部または／及び他方封印部を不正に切断した後に、正規のものと異なるロックピンを使用して不正がなかったように偽装工作をしようとしても、ガイド部及び被ガイド部の形成位置の異なるロックピンを挿入することはできず、このような偽装を防止して不正行為の発見を容易に行うことが可能になる。
【０１３５】
また、請求項１１，１２に記載の発明によれば、ロックピンの頭部の外形、及び、一方封印部または他方封印部のうち先にロックピンを挿入する方の横断面内形とがほぼ同じであり、各々に回転阻止部がそれぞれ形成されているため、頭部は備えていても外形の異なる他のロックピンを不正に挿入しようとしても挿入することができず、このような不正行為を未然に防止することが可能になる。
【０１３６】
また、請求項１３，１４に記載の発明によれば、係止孔に係止されているロックピンを不正に引き抜こうとしても、抵抗片が抵抗となってロックピンを容易に引き抜くことができないため、ロックピンの不正な引き抜きを防止することが可能になる。
【０１３７】
また、請求項１５に記載の発明によれば、ロックピンが連結部材によりベースまたはカバーに連結されているため、基板ケースの基板ホルダへの固定作業時にロックピンを紛失するおそれがなく、固定作業を非常に効率よく行うことが可能になる。
【０１３８】
また、請求項１６に記載の発明によれば、ロックピンを連結部材から不正に切り離し、その後元の連結部材に連結されていたものとは異なるロックピンを使用して不正がなかったように偽装工作をしようとしても、かかる偽装を防止して不正行為の発見を容易に行うことが可能になる。
【０１３９】
また、請求項１７に記載の発明によれば、ロックピンを外部から容易に透視して目視することができるため、ロックピン周辺に不正行為が行われても、不正の痕跡をよりいっそう早期かつ容易に発見することが可能になる。
【０１４０】
また、請求項１８に記載の発明によれば、ベースをカバーで覆うことにより、係合部と被係合部とが重合して箱体が構成され、この箱体の一側面に形成されている嵌挿孔及び係合孔に、基板ケースの横方向から係合ピンが挿入され、箱体内部に係合ピンが収容されるため、係合ピンに対して外部からアクセスすることが困難となり、不正行為を確実に防止することができ、係合部及び被係合部を透明にしておけば、箱体内部の係合ピンを透視できることから、不正の痕跡を早期かつ容易に発見することが可能になる。
【０１４１】
また、請求項１９に記載の発明によれば、係合ピンが連結部材によりベースまたはカバーに連結されているため、封印作業時に係合ピンを紛失するおそれがなく、封印作業を非常に効率よく行うことが可能になる。
【０１４２】
また、請求項２０に記載の発明によれば、係合ピンを外部から容易に透視して目視することができるため、係合ピン周辺に不正行為が行われても、不正の痕跡をよりいっそう早期かつ容易に発見することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１実施形態におけるスロットマシンの正面図である。
【図２】この発明の第１実施形態におけるケースの一部の分解斜視図である。
【図３】この発明の第１実施形態におけるケースの一部の組立状態の斜視図である。
【図４】この発明の第１実施形態における一部のある状態における断面図である。
【図５】この発明の第１実施形態における一部の異なる状態における断面図である。
【図６】この発明の第１実施形態における他の一部のある状態における断面図である。
【図７】この発明の第１実施形態における他の一部の異なる状態における断面図である。
【図８】図５の一部の斜視図である。
【図９】図７の一部のある状態における斜視図である。
【図１０】この発明の第２実施形態におけるケースの一部の分解斜視図である。
【図１１】この発明の第２実施形態における一部の接合状態における斜視図である。
【図１２】この発明の第２実施形態における一部の接合状態における平面図である。
【図１３】この発明の第２実施形態における他の一部の接合状態における断面図である。
【図１４】この発明の第２実施形態における異なる一部の接合状態における断面図である。
【図１５】この発明の第３実施形態における一部の分解斜視図である。
【図１６】この発明の第３実施形態における一部の断面図である。
【図１７】この発明の第３実施形態における一部の平面図である。
【図１８】この発明の第４実施形態におけるケースの一部の断面図である。
【図１９】この発明の第４実施形態におけるケースの他の一部を内側から見た図である。
【図２０】この発明の第５実施形態におけるロックピンの平面図である。
【図２１】この発明の第５実施形態における透孔の平面図である。
【図２２】この発明の第５実施形態におけるロックピンのある状態における切断斜視図である。
【図２３】この発明の第５実施形態におけるロックピンの異なる状態における切断斜視図である。
【図２４】この発明の第６実施形態におけるベースの一部をある方向から見た斜視図である。
【図２５】この発明の第６実施形態におけるベースの一部を異なる方向から見た斜視図である。
【図２６】この発明の第６実施形態におけるカバーの一部の斜視図である。
【図２７】この発明の第６実施形態におけるベース及びカバーの一部を分解した状態であ方向から見た斜視図である。
【図２８】この発明の第６実施形態におけるベース及びカバーの一部を分解した状態である方向から見た斜視図である。
【図２９】この発明の第６実施形態におけるベース及びカバーを組み合わせた状態での一部の斜視図である。
【図３０】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
１　　スロットマシン（遊技機）
３　　筐体（遊技機筐体）
４１　基板ケース
４３　ベース
４５　カバー
４７　制御基板
４９　基板ホルダ
５１，８８，１２１　係合孔
５２，１６０　切離部
５３，８７，１２０　嵌挿孔
５４，８９，１２２　係合ピン
５６　包被体
５６ｃ　挿通孔
５６ｅ　仕切壁
５７　突部
５９，９２，１２８　連結部材
５９ｃ　紐状体
６８Ｂ，６８Ｃ，６８Ｄ，６８Ｅ　カバー側封印部（一方封印部）
７０Ｂ，７０Ｃ，７０Ｄ，７０Ｅ　ベース側封印部（他方封印部）
７１，７２　透孔
７３　係止孔
７４　ロックピン
８１，１１６　係合部
８２，８５，１１７，１１９　支持部
８４，１１８　被係合部
８０，１１５　箱体
１５０　目隠し体
１６４　第１リブ状体
１６５　第２リブ状体
７４１　頭部
７４２，７４３　回転阻止部
７４５　ガイド部
７４６　被ガイド部
７４７　抵抗片[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a control board case for a gaming machine which is provided on a board case which is divided into a base and a cover and which is fixed to a gaming machine housing, and accommodates a control board for the gaming machine in the board case and seals the board case. Related to a sealing device.
[0002]
[Prior art]
Generally, gaming machines such as slot machines and pachinko machines are controlled by a microcomputer. The microcomputer is provided with a CPU, ROM, RAM, etc., on a control board on which printed wiring of a predetermined pattern is provided in advance. The control board is accommodated in a board case 200 as shown in FIG. 30 and arranged at a predetermined position in a gaming machine housing (for example, see Patent Document 1).
[0003]
By the way, as shown in FIG. 30, the board case 200 is divided into a base 201 and a cover 202 made of a transparent resin. After the control board is accommodated in the board case 200, the base 201 and the cover 202 The structure is such that the substrate case 200 cannot be opened unless the caulking portion 203 is broken. Here, a holder (not shown in FIG. 30) is fixed to a predetermined position inside the gaming machine housing, and the base 201 of the board case 200 is fixed to the gaming machine housing via this holder.
[0004]
As shown in FIG. 30, the caulking portion 203 includes, for example, six sealing members 204 to 209 provided on the right side surface of the substrate case 200. The cover-side sealing portions 204a to 209a having a substantially cylindrical shape integrally formed on the surface thereof, and the cover-side sealing portions 204a to 209a on the right side of the base 201 are integrally formed at positions facing the respective cover-side sealing portions 204a to 209a. The base-side sealing portions 204b to 209b are provided, and the cover-side sealing portions 204a to 209a and the base-side sealing portions 204b to 209b are fastened and sealed by screws. However, in FIG. 30, reference numerals 210, 211, and 212 denote pin headers derived from through holes formed in the cover 202, which are provided on a control board in the board case 200 and are connected to external cables.
[0005]
At this time, in order to prevent an illegally modified ROM from being attached by removing the originally incorporated regular ROM, first, both sealing portions 204a and 204b of the first sealing member 204 are screwed and the case 200 is removed. The control board is conveyed to the pachinko hall together with the board case 200 in this sealed state. Further, in the pachinko hall, the second sealing portions 205a and 205b are screwed and the sealed case 200 is fixed to the gaming machine housing via the holder.
[0006]
Then, when the supervisory authority checks in the pachinko hall to crack down on the altered ROM, the first and second sealing members 204 and 205, which are screwed, are cut off and the sealing is released, and after the checking is completed, the third time. Both sealing portions 206a and 206b of the sealing member 206 are screwed, and the fourth and fifth sealing members 207 and 208 are sequentially screwed and sealed each time such a control of the altered ROM by the supervisory authority, for a total of three times. It is structured so that it can be checked by a supervisory authority.
[0007]
When the control board is collected together with the board case 200, the fifth sealing member 208 is cut to make the board case 200 detachable from the gaming machine housing, and the sixth sealing member 209 is screwed. The board is stopped so that the board case 200 can be transported in a sealed state, and the control board is collected together with the board case 200.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-14908 (paragraph [0003] and FIGS. 1 and 3)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the above-described conventional caulking portion 203 is sealed by screwing, the engaging groove of the flathead screwdriver formed on the screw head has an inclined structure that cannot be reversed, It is possible to insert a special tool from the outside into the cylindrical cover-side sealing portions 204a to 209a and to reversely loosen the screw in the fastened state, thereby making it possible to perform any wrongdoing on the control board. There was a possibility that the so-called goto action could not be prevented.
[0010]
In particular, the misconduct is performed between the time when both the sealing portions 204a and 204b of the first sealing member 204 are screwed and the substrate case 200 is sealed and before the substrate is conveyed to the pachinko hall. In many cases, it is desired to improve the structure of the first sealing portions 204a and 204b to prevent fraud.
[0011]
Accordingly, it is an object of the present invention to securely seal a board case accommodating a control board, thereby preventing external misconduct.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is provided in a board case which is divided into a base and a cover and is fixed to a game machine housing, and a control board for a game machine is accommodated in the board case and In a sealing device for a control board case for a gaming machine for sealing a board case, a fitting insertion hole formed on one side surface of the base or the cover, and the base or the cover in a state where the base is covered with the cover. An engagement hole formed at a position communicating with the other insertion hole, and a front end portion inserted into the insertion hole and the engagement hole in a communicating state from the lateral direction with respect to the substrate case, and And an engagement pin that fits into the hole and seals the substrate case.
[0013]
According to such a configuration, by covering the base with the cover, the insertion hole and the engagement hole communicate with each other, and the engagement pin is inserted into the insertion hole in the communication state from the lateral direction with respect to the board case. And the board case is sealed.
[0014]
At this time, since the engagement pins are inserted from the lateral direction of the board case and sealed, the state of the engagement pins is easier to see than when the engagement pins are inserted from the vertical direction, and traces of fraud are found earlier. If the substrate case is made transparent, traces of fraud can be found more easily.
[0015]
Further, according to the first aspect of the present invention, the present invention is characterized in that there is provided a wrapping body formed outside the fitting hole so as to cover the engagement pin so that the engagement pin cannot be accessed from outside. Item 2). According to such a configuration, since the engagement pin is covered by the wrapping body, it is possible to prevent access to the engagement pin using a tool from the outside beforehand, and to reliably prevent fraud. can do.
[0016]
Further, in the invention according to claim 2, the present invention provides that the wrapping body has a partition wall inside, and an insertion hole through which the engaging pin is inserted is provided through the partition wall, The engagement pin is inserted into the insertion hole through the through hole to be inserted into the engagement hole (claim 3).
[0017]
According to such a configuration, since the engagement pin is inserted to the position of the partition wall inside the wrapping body at the time of sealing, it is impossible to access the engagement pin from the outside, and the misconduct is more reliably performed. Can be prevented.
[0018]
Further, in the invention according to claim 3, the present invention is configured such that the engaging pin is slidably in contact with the inner periphery of the insertion hole, is inserted into the insertion hole, and is not inserted into the insertion hole. The holding projection is formed on the outer periphery of the engagement pin (claim 4).
[0019]
According to such a configuration, the protrusion of the engagement pin is slid on the inner periphery of the insertion hole so that the engagement pin is held in a state of not being inserted into the insertion hole. The engagement pin can be held in a state where the engagement pin is not completely inserted into the insertion hole even in a sealed state, and loss of the engagement pin can be prevented.
[0020]
In the invention according to any one of claims 1 to 4, according to the present invention, the insertion hole is formed in a detachable portion provided on the other of the base and the cover so as to be detachable. (Claim 5). According to such a configuration, when it becomes necessary to release the seal, the separation portion can be removed by separating the separation portion from the base or the cover.
[0021]
Further, in the invention according to any one of claims 1 to 5, the cutoff portion is provided with a rib-like body formed at a position visible from the outside (claim 6). According to such a configuration, the cut-off portion can be easily removed by cutting the rib-like body with, for example, a nipper, and the rib-like body is visible. When fraudulent, the misconduct can be easily found.
[0022]
Further, in the invention according to any one of claims 1 to 6, a cylindrical blind body is formed inside the other of the base and the cover and around a periphery of the engagement hole. (Claim 7). According to such a configuration, when an illegal act such as inserting a wire or other foreign matter through the gap between the base and the cover and pushing out the engagement pin from the inside is performed, the blindfold body becomes an obstacle and the engagement pin is disturbed. It is difficult to perform wrongdoing on the engaging pin, and it is possible to prevent such wrongful act on the engaging pin from inside.
[0023]
Further, in the invention according to any one of claims 1 to 7, the present invention provides a board holder for fixing the board case to the gaming machine housing, and the one side of the base or the cover. A cylindrical one-side sealing portion formed through a cuttable support portion, and a support portion that can be cut at a position opposite to the one-side seal portion on the other one side surface of the base or the cover. The formed cylindrical other sealing portion, a through hole provided in a facing surface of each of the one sealing portion and the other sealing portion in a state where the base is covered with the cover, and the base of the substrate holder. A locking hole provided at a position communicating with the through hole of the one sealing portion and the other sealing portion in a state where the cover is covered with the cover; Vertical to case Tip is inserted from direction is characterized by comprising the substrate case engaged to the substrate holder through the locking hole further a locking pin which is fixed to the substrate holder (claim 8).
[0024]
According to such a configuration, while the base is covered with the cover, the lock pin is inserted into the through hole of the one sealing portion and the other sealing portion and the locking hole of the substrate holder from the longitudinal direction of the substrate case, and Since the substrate case is fixed to the substrate holder by locking the leading end of the substrate case to the substrate holder, even when the work space for fixing the substrate case to the substrate holder inside the gaming machine housing is narrow, The lock pins can be easily inserted into the through holes of both sealing portions and the locking holes of the substrate holder, and the substrate case can be fixed to the substrate holder.
[0025]
Further, in the invention according to claim 8, the present invention is characterized in that the locking hole is formed in a non-circular shape that is short in one direction and long in the other direction orthogonal to the locking hole, and is outwardly formed at the tip of the lock pin. A locking piece formed with a spring force toward the locking pin. When the tip of the lock pin is inserted into the locking hole, the locking piece is moved by the spring force in the short one direction. When the tip of the lock pin is pulled out from the lock hole, the lock pin is rotated by approximately 90 ° with respect to the lock hole when the lock pin is pulled out from the lock hole. It is characterized in that it can be pulled out from the locking hole in the long other direction (claim 9).
[0026]
According to such a configuration, even if the one sealing portion or the other sealing portion is cut, unless the lock pin is rotated by approximately 90 ° so as to be able to be pulled out from the locking hole in the other direction of the long length, the lock pin is locked. Since the pin remains locked in the locking hole, the seal between the base and cover cannot be easily released even if one of the sealing parts or the other sealing part is cut off illegally. A deterrent effect can be exhibited.
[0027]
In the invention according to claim 8 or 9, the lock pin is substantially the same as the inner shape in the cross section of the one of the one sealing portion or the other sealing portion, into which the lock pin is inserted first. A guide part having a notch or a protrusion is formed on the head, and the guide part is provided inside the one of the one sealing part or the other sealing part where the lock pin is inserted first. A guided portion comprising a ridge or a groove into which the portion is inserted is formed, and the formation position of the guide portion and the guided portion is the lock pin and the one sealing portion or the other sealing portion into which the lock pin is to be inserted. It is characterized in that it is different every time (claim 10).
[0028]
According to such a configuration, since the formation positions of the guide portion and the guided portion are different for each of the lock pin and the through hole, for example, after illegally cutting the one sealing portion and / or the other sealing portion, Even if an attempt is made to perform a camouflage operation using a lock pin different from that described above, lock pins having different formation positions of the guide portion and the guided portion cannot be inserted, and such camouflage is prevented. Misconduct can be easily detected.
[0029]
In the invention according to claim 8 or 9, the lock pin is substantially the same as the inner shape in the cross section of the one of the one sealing portion or the other sealing portion, into which the lock pin is inserted first. A head having an outer shape, and the rotation of the lock pin around an axis is prevented on the inside of the head and the one of the one sealing portion or the other sealing portion into which the lock pin is inserted first. It is characterized in that the rotation preventing portions are respectively formed (claim 11).
[0030]
Further, in the invention according to claim 10, the invention is characterized in that the head and a shaft of the lock pin are provided inside the one of the one sealing portion or the other sealing portion where the lock pin is inserted first. Each of the rotation preventing portions for preventing the surrounding rotation may be formed (claim 12).
[0031]
According to such a configuration, the outer shape of the head of the lock pin and the inner shape of the cross section of the one of the one sealing portion or the other sealing portion where the lock pin is inserted first are substantially the same, and the rotation Since the blocking portions are respectively formed, even if the head is provided, even if another lock pin having a different external shape is attempted to be inserted incorrectly, it cannot be inserted, and such an illegal act can be prevented beforehand. it can.
[0032]
Further, in the invention according to any one of claims 8 to 10, the present invention provides a method as described above, wherein the inner diameter of the one sealing portion or the other sealing portion, into which the lock pin is inserted first, is in a communicating state. The lock pin is formed so as to become smaller toward the hole, and the lock pin is pressed against the inner periphery of the one sealing portion or the other sealing portion in which the lock pin is inserted, and is drawn in the pulling direction with respect to the lock pin. (13) is characterized in that a resistance piece having a resistance of (1) is formed. At this time, as described in claim 14, the inside diameter of the one of the one sealing portion or the other sealing portion, into which the lock pin is inserted first, decreases toward the communicating locking hole. It is preferable that it is formed as follows.
[0033]
According to such a configuration, even if an attempt is made to illegally pull out the lock pin locked in the locking hole, the resistance piece acts as a resistance and the lock pin cannot be easily pulled out. Pulling out can be prevented.
[0034]
In the invention described in claim 8, the present invention is characterized in that the lock pin is connected to either the base or the cover via a connecting member (claim 15). According to such a configuration, since the lock pin is connected to the base or the cover by the connecting member, there is no possibility of losing the lock pin when the board case is fixed to the board holder, and the fixing work can be performed very efficiently. It can be carried out.
[0035]
In the invention according to claim 15, the present invention is characterized in that a fraud confirmation mark is formed at a position where the lock pin is visible from the outside of the connecting member and is easy to cut the lock pin ( Claim 16). According to such a configuration, even if an attempt is made to improperly separate the lock pin from the connecting member, and then use a lock pin different from the one connected to the original connecting member to perform a camouflage operation as if there was no fraud. In addition, it is possible to easily detect fraud by preventing such forgery.
[0036]
In the invention according to any one of claims 8 to 16, the present invention is characterized in that the base and the cover are formed of a transparent member, and the lock pin is colored in a color that can be seen from the outside. (Claim 17). According to such a configuration, since the lock pin can be easily seen through from the outside and visually observed, even if a fraudulent act is performed around the lock pin, it is possible to find traces of fraud earlier and more easily. Can be.
[0037]
Further, in the invention according to claim 1, the present invention provides an engaging portion supported on the one side surface of the base or the cover via a cuttable support portion forming a part of a box, An engaged portion supported by the other side of the base or the cover via a cuttable support portion forming another portion of the box body, and the base is covered with the cover. The engaging portion and a part of the engaged portion are formed such that one side surface of the box body formed by overlapping the engaging portion and the engaged portion overlaps with each other. The fitting hole or one of the engaging holes is provided in one of the overlapping portions of the engaged portions, and the other of the overlapping portions of the engaging portions and the engaged portions is fitted in the other one of the overlapping portions. The other end of the hole or the engagement hole is provided so that the engagement pin is housed inside the box. It is characterized in bets (claim 18).
[0038]
According to such a configuration, by covering the base with the cover, the engaging portion and the engaged portion are overlapped to form a box body, and a fitting hole formed on one side surface of the box body and The engagement pin is inserted into the engagement hole from the side of the board case, and the engagement pin is housed inside the box. For this reason, it is difficult to access the engagement pin from outside, and it is possible to reliably prevent fraud. At this time, if the engaging portion and the engaged portion are made transparent, the engaging pin inside the box can be seen through, so that a trace of fraud can be found quickly and easily.
[0039]
In the invention according to any one of claims 1 to 18, the present invention is characterized in that the engaging pin is connected to either the base or the cover via a connecting member ( Claim 19). According to such a configuration, since the engaging pin is connected to the base or the cover by the connecting member, there is no possibility that the engaging pin is lost during the sealing operation, and the sealing operation can be performed very efficiently.
[0040]
Further, in the invention according to any one of claims 1 to 19, the present invention is configured such that the base and the cover are formed of a transparent member, and the engagement pins are colored in a color that can be seen from the outside. It is a feature (claim 20). According to such a configuration, since the engaging pin can be easily seen through from the outside and visually observed, even if a fraudulent act is performed around the engaging pin, traces of fraud can be found earlier and more easily. can do.
[0041]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
A first embodiment in which the present invention is applied to a slot machine which is a game machine will be described with reference to FIGS. However, FIG. 1 is a front view of the slot machine, FIGS. 2 and 3 are exploded perspective views of a part of the case and a perspective view of an assembled state, respectively, and FIGS. 4 and 5 are cross-sectional views of a part in different states. 6 and 7 are cross-sectional views of another part in different states, FIG. 8 is a perspective view of a part of FIG. 5, and FIG. 9 is a perspective view of a part of FIG.
[0042]
The slot machine according to the present embodiment is configured as shown in FIG. 1, for example. That is, as shown in FIG. 1, in the slot machine 1, the front surface of the housing 3 is openably and closably closed by the front panel 5, and the operation plate 7 is disposed at a position substantially at the center of the front panel 5. In addition, a front plate 9 is disposed above the operation plate 7.
[0043]
On the front plate 9, three reel windows 11 are juxtaposed, and left, middle and right rotating reels are arranged inside each reel window 11, and beside the reel window 11 on the right end, A liquid crystal display 13 for displaying a game effect screen is provided, and each reel window 11 is set so that three symbols on each reel can be seen.
[0044]
The operation plate 7 further includes a credit medal button 15 for inserting a credited medal, a start lever 17 for starting rotation of each reel, first to third stop buttons 19, 21, 23, and , A medal slot 25 and a settlement button 27 are provided. In addition, a pay line is drawn on the front panel 9, a valid display lamp 31 for displaying a valid line in the pay line, various effect display lamps 33 for displaying a state of a bonus game, and the number of credit medals. A medal number display 35 is provided on the front plate 9, and a medal payout port 37 and a medal receiver 39 are provided below the operation plate 7.
[0045]
By the way, a board case that accommodates a control board on which chip components such as a CPU, a ROM, and a RAM are mounted is disposed above the inside of the housing 3. As shown in FIGS. 2 and 3, the board case 41 is divided into a transparent resin base 43 and a cover 45. After the control board 47 is housed in the board case 41, the base case is formed at the right caulking portion. 43 and the cover 45 are caulked and sealed, and the substrate case 41 is fixed to the substrate holder 49 fixed inside the housing 3, so that the substrate case 41 cannot be opened unless the caulked portion is broken. . A locking portion and a locked portion composed of a combination of irregularities are formed on the left side of the base 43 and the cover 45, and the left side of the base 43 and the cover 45 can be freely disengaged by the locking portion and the locked portion. Is engaged.
[0046]
By the way, two types of sealing structures are employed in the caulking portion, one of which is a structure in which an engaging pin is inserted from the lateral direction of the board case 41 to seal (hereinafter, this is referred to as a lateral sealing). The other is a structure in which a lock pin is inserted from the vertical direction of the substrate case 41 and fixed to the substrate holder 49, and at the same time, the substrate case 41 is sealed (hereinafter, this is referred to as a vertical seal). Here, the substrate holder 49 is fixedly provided at a predetermined position inside the gaming machine housing 3 in order to fix the substrate case 41 to the gaming machine housing 3.
[0047]
As shown in FIG. 2 to FIG. 5 and FIG. 8, the former lateral sealing structure includes an engagement hole 51, a separation portion 52, a fitting hole 53 formed in the separation portion 52, And a pin 54. The engagement holes 51 are provided at two places on the right side surface of the cover 45. The two cut-off portions 52 have a T-shaped cross section, and lower portions are fixed to positions on the right side surface of the base 43 corresponding to the two engagement holes 51, respectively. Fitting holes 53 are respectively provided in the upper portions of the two cutout portions 52, and when the base 43 is covered with the cover 45, the engaging holes 53 communicate with the fitting holes 53 of the both cutout portions 52. 51 are located. The engaging pin 54 is inserted into the communicating insertion hole 53 from the lateral direction with respect to the board case 41, and the tip of the engaging pin 54 is fitted into the engaging hole 51, thereby sealing the board case 41. It has become.
[0048]
By the way, as shown in FIGS. 2 to 5, a wrapping body 56 that covers the engagement pin 54 so as not to be accessible from the outside is provided outside the engagement hole 51. A partition wall 56e is composed of a base 56a having a hollow rectangular parallelepiped shape with an open bottom surface, and a substantially cylindrical cylindrical portion 56b connected to the right side surface of the base 56a. The partition wall 56e partitions between the base 56a and the cylindrical portion 56b. The insertion hole 56c through which the engagement pin 54 is inserted is provided through the engagement hole 54, and the engagement pin 54 is inserted into the insertion hole 53 through this insertion hole 56c to engage with the engagement hole 51. However, as shown in FIGS. 4 and 5, a concave groove 56d for introducing a cord-like body of a connecting member, which will be described later, is formed below the cylindrical portion 56b. Note that a slit may be formed instead of the concave groove 56d.
[0049]
At this time, as shown in FIG. 4 in particular, a ring-shaped protruding portion 57 which is in sliding contact with the inner periphery of the insertion hole 56c is formed substantially at the outer periphery of the central portion of the engagement pin 54, and is inserted into the insertion hole 56c. In this case, the projection 57 is locked in the insertion hole 56c so that the engagement pin 54 can be held in a state where it is not inserted into the insertion hole 53. The protrusion 57 may not be formed in a ring shape, and may be formed by projecting a plurality of protrusions on the outer periphery of the engagement pin 54. In short, when the protrusion 57 is inserted through the insertion hole 56c, And the engagement pin 54 can be held so as not to be inserted into the insertion hole 53.
[0050]
Further, as shown in FIG. 2, the tip of the engagement pin 54 has an arrow shape, and when the engagement pin 54 is inserted into the engagement hole 51, as shown in FIG. The tip of the mating pin 54 is engaged with the inside of the right side surface of the cover 45 so that the engagement pin 54 is prevented from being pulled out.
[0051]
By the way, as shown in FIGS. 2 to 5, the engagement pin 54 is connected to the cover 45 via a connection member 59. That is, the connecting member 59 is composed of an elongated flat base 59a, an L-shaped mounting piece 59b integrally formed on one side of the base 59a, and a flexible integrally formed on the other side of the base 59a. The engaging pin 54 is formed integrally with the connecting member 59 so that the head of the engaging pin 54 is attached to the tip of the cord 59c.
[0052]
Then, the mounting piece 59b of the connecting member 59 is inserted into a cutout 60 formed at the right end of the cover 45, and is formed into a circular hole 61 provided in the mounting piece 59b and integrally formed on the right inner surface of the cover 45. The protrusion 62 is inserted and the protrusion 62 is heated and melted, so that the mounting piece 59b of the connecting member 59 is fixed to the right inner surface of the cover 45.
[0053]
In this manner, if the engagement pins 54 are connected to the cover 45 via the connection members 59, there is no risk of the engagement pins 54 being lost during the sealing operation of the board case 41, and the sealing operation is performed very efficiently. be able to.
[0054]
Further, while the base 43 and the cover 45 of the board case 41 are transparent as described above, the engaging pin 54 and the connecting member 59 can be seen through the transparent board case 41, for example, black or brown. Is colored. By doing so, the engaging pin 54 can be easily seen through from the outside and can be visually observed. Therefore, even if an illegal act is performed around the engaging pin 54, traces of the illegality can be found earlier and more easily. You can do it. The coloring at this time is not limited to black or brown, but may be any color as long as it can be seen through the transparent substrate case 41.
[0055]
Further, as shown particularly in FIG. 8, a concave portion 65 is formed in the substantially central portion of the separating portion 52 so that the separating portion 52 can be easily separated from the base 43 by a nipper. When the sealing of the sealed substrate case 41 is released, both sides of the concave portion 65 of the separation portion 52 are cut off by the nipper and separated from the base 43, and the sealing of the substrate case 41 is released.
[0056]
Next, the vertical sealing structure will be described. As shown in FIGS. 2, 3, 6, and 7, the four sealing structures formed between the two horizontal sealing structures as described above will be described. And four cover-side sealing portions 68B, 68C, 68D and 68E as substantially cylindrical one-side sealing portions formed on the right side surface of the cover 45 via a cuttable support portion 67, and the right side surface of the base 43. And four base-side sealing portions 70B, 70C, 70D, and 70E as cylindrical other sealing portions formed at positions facing the cover-side sealing portions 68B to 68E via cuttable support portions 69. In a state where the base 43 is covered with the cover 45, the cover 43 covers the through holes 71 and 72 provided on the opposing surfaces of the cover-side sealing portions 68B to 68E and the base-side sealing portions 70B to 70E. Condition And four locking holes 73 penetrated through the substrate holder 49 so as to communicate with the respective through holes 71, 72, and the communicating through holes 71, 72 and the locking holes 73 vertically with respect to the substrate case 41. And four lock pins 74 which are inserted from the direction and which are locked to the substrate holder 49 through the locking holes 73 to fix the substrate case 41 to the substrate holder 49.
[0057]
Here, as shown in FIGS. 2, 3, 6, and 7, each lock pin 74 has its head attached to the cord-like body 59 c of the connecting member 59, similarly to the above-described engagement pin 54. And is connected to the cover 45 via a connecting member 59, and has the same color as the engaging pin 54.
[0058]
The cover-side sealing portions 68B to 68E are formed with introduction grooves 75 for the cord-like body 59c of the lock pin 74. Further, as shown in FIG. 2, the tip of each lock pin 74 has an arrow shape. When the lock pin 74 is inserted into the locking hole 73, as shown in FIG. The leading end of the lock is locked to the substrate holder 49 so that the lock pin 74 is prevented from being pulled out. Note that a slit may be formed instead of the concave groove 75.
[0059]
Further, as shown in FIGS. 6 and 7, the outer periphery of the lock pin 74 substantially slides in contact with the inner periphery of the through-hole 71 of the cover-side sealing portion 68B to 68E, similarly to the engagement pin 54. In the state where a ring-shaped protrusion is formed and the lock pin 74 is inserted through the through hole 71, the protrusion locks the through hole 71 and the lock pin 74 is inserted into the through hole 72 of the base-side sealing portions 70B to 70E. As shown in FIG. 9, the support pieces 67 and 69 and the string-shaped body 59 c are cut, and the cover-side sealing portions 68 B to 68 E and the base-side sealing portions 70 B to 70 E are respectively When separated from the base 43, the sealing of the substrate case 41 is thereby released, and at the same time, the substrate case 41 can be removed from the substrate holder 49.
[0060]
Further, in the above-described vertical sealing structure, in particular, as shown in FIG. 9, the four locking holes 73 provided through the substrate holder 49 are parallel to the right side surfaces of the base 43 and the cover 45 (the present invention). (Corresponding to one direction), and is formed to be an elongated oval in a direction (corresponding to the other direction in the present invention) orthogonal to the right side surfaces of the base 43 and the cover 45. At this time, the long dimension of the locking hole 73 is set to be larger than the maximum dimension of the tip of the lock pin 74.
[0061]
The distal end of each lock pin 74 is provided with an arrow-shaped locking piece 74a formed with an outward spring force, as shown in FIG. When the locking piece 74a is inserted into the oval locking hole 73 in the short direction of the locking hole 73, the locking piece 74a is compressed against the spring force to be in an insertable state. An arrow-shaped locking piece similar to the locking piece 74a is also provided at the tip of the engaging pin 54.
[0062]
Further, even if the end of the lock pin 74 once inserted into the lock hole 73 is to be pulled out from the lock hole 73, the lock pin 74 is rotated by approximately 90 ° with respect to the lock hole 73, and The lock pin 74 cannot be pulled out from the locking hole 73 unless it can be pulled out from the locking hole 73.
[0063]
As a result, as shown in FIG. 9, when the support piece 67 is cut with a nipper to separate the cover-side sealing portion 68B and the base-side sealing portion 70B from the cover 45, the maximum dimension direction of the locking piece 74a at the tip of the lock pin 74 is reduced. First, the lock pin 74 is rotated with respect to the lock hole 73 so that the lock pin 73 is parallel to the longitudinal direction of the lock hole 73, and the lock pin 74 is locked together with the cut cover side sealing portion 68B and the base side sealing portion 70B. The lock pin 74 can be pulled out from the hole 73. This is the same for the other cover-side sealing portions 68C to 68E. At this time, if the through-hole 72 of the base-side sealing portions 70B to 70E is set to be larger than the maximum dimension of the tip of the lock pin 74 so that the through-hole 72 can pass through, the base-side sealing portion 70B does not need to be cut from the base 43. The lock pin 74 can be pulled out from the locking hole 73 and the through hole 72 together with the cut cover side sealing portion 68B, and only the cover side sealing portion 68B needs to be cut, and the cutting operation can be simplified.
[0064]
By the way, as in the conventional case, in order to prevent the illegal ROM from being attached by removing the regular ROM on the control board 47 built in at first, the first horizontal sealing structure (FIG. An engagement pin 54 is inserted from the lateral direction of the board case 41 into the insertion hole 56c of the envelope body 56 (position "A" in FIG. 3, 3), and the engagement pin 54 is inserted into the insertion hole 53 and the engagement hole 51. Is inserted and the board case 41 is sealed, and the control board 47 is transported together with the board case 41 to the pachinko hole in the sealed state.
[0065]
Further, in the pachinko hall, the lock pin 74 is inserted into the cover-side sealing portion 68B, which is the first vertical sealing structure (the position “B” in FIGS. 2 and 3), and the cover-side sealing portion 68B and the base-side sealing. A lock pin 74 is inserted into the through-holes 71 and 72 of the portion 70B and further into a locking hole 73 of the substrate holder 49 from the vertical direction of the substrate case 41, and a tip of the lock pin 74 is locked by the substrate holder 49 and sealed. The substrate case 41 in the state is fixed to the substrate holder 49.
[0066]
As shown in FIG. 9, the support pieces 67 and 69 are cut off, and the cover-side sealing portion 68B and the base-side sealing portion 70B are cut off from the cover 45 and the base 43, respectively. The body 59c is cut so that the substrate case 41 can be removed from the substrate holder 49. Further, both sides of the concave portion 65 of the separating portion 52 in the sealed state in the lateral direction sealing structure are cut by the nipper, the separating portion 52 is separated from the base 43, and the sealing of the substrate case 41 is completely released.
[0067]
In this way, after the seal is completely released and the cover 45 can be opened, a predetermined check operation is performed. After the check, a second vertical sealing structure (“C” in FIGS. 2 and 3) is completed. The lock pin 74 is inserted into the cover-side sealing portion 68C (position), and the lock pin 74 is inserted into the through holes 71 and 72 of the cover-side sealing portion 68C and the base-side sealing portion 70C, and further, into the locking hole 73 of the substrate holder 49. The board case 41 is inserted from the vertical direction, the tip of the lock pin 74 is locked by the board holder 49, and the board case 41 is again sealed and fixed to the board holder 49.
[0068]
Each time such a supervisory agency cracks down on the altered ROM, the cover-side sealing portions 68D, 68E, which are the third and fourth vertical sealing structures (positions "D" and "E" in FIGS. 2 and 3). The lock pin 74 is inserted, and the board case 41 is sealed by the lock pin 74 and fixed to the board holder 49 at the same time as in the first and second vertical sealing structures described above.
[0069]
When the control board 47 is collected together with the board case 41, the fourth cover-side sealing portion 68E and the base-side sealing portion 70E in the sealed state are cut off at the support portions 67 and 69 for supporting them. The side sealing portion 68E and the base side sealing portion 70E are separated from the cover 45 and the base 43, respectively, and the lock pin 74 is cut at the cut portion to release the sealing of the substrate case 41, and at the same time, the substrate case 41 is The engaging pin 54 is inserted into the insertion hole 56c of the envelope 56 which is the second lateral sealing structure (the position "F" in FIGS. 2 and 3). The board case 41 is sealed by inserting the engaging pin 54 into the fitting hole 53 and the engaging hole 51, and the board case 41 is brought into a state in which the board case 41 can be transported in a sealed state. Plate 47 is recovered together with the substrate case 41.
[0070]
Therefore, according to the first embodiment, since the structure is such that the engagement pin 54 is inserted from the lateral direction of the board case 41 and sealed, the state of the engagement pin 54 is visually observed as compared with the case where the insertion is performed from the vertical direction. It is easy to detect traces of fraud early, and since the substrate case 41 is transparent, traces of fraud can be found more easily and earlier.
[0071]
In addition, since the engaging pin 54 is covered by the wrapping body 56, access to the engaging pin 54 using a tool from the outside can be prevented beforehand, and illegal acts can be reliably prevented. .
[0072]
Further, with the base 43 covered with the cover 45, the through holes 71 and 72 of the cover-side sealing portions 68 </ b> B to 68 </ b> E and the base-side sealing portions 70 </ b> B to 70 </ b> E, and the locking holes 73 of the substrate holder 49, By inserting the lock pin 74 from the vertical direction and locking the tip of the lock pin 74 to the board holder 49 to fix the board case 41 to the board holder 49, the board case 41 is Even when the working space for fixing to the substrate holder 49 is narrow, the sealing operation of the substrate case 41 by the lock pin 74 and the fixing operation to the substrate holder 49 can be easily performed.
[0073]
In addition, since the engagement pin 54 and the lock pin 74 are connected to the cover 45 by the connection member 59, the engagement pin 54 and the lock pin 74 are used during the sealing operation of the substrate case 41 and the fixing operation to the substrate holder 49. The sealing operation and the fixing operation can be performed very efficiently without fear of loss. In addition, since the engaging pin 54 and the lock pin 74 are integrally formed on the base 59a of the connecting member 59 via the flexible cord-like body 59c of the connecting member 59, it is difficult to perform an illegal act. I have.
[0074]
Further, even if the cover side sealing portions 68B to 68E are cut, the lock pin 74 is rotated by about 90 ° from the short direction of the locking hole 73, and pulled out from the locking hole 73 in the long direction of the locking hole 73. Unless possible, the lock pin 74 remains locked in the locking hole 73. Therefore, even if the cover-side sealing portions 68B to 68E are illegally cut, the base 43 and the cover 45 are sealed. Cannot be easily canceled, and a sufficient deterrent effect against wrongdoing can be achieved.
[0075]
(2nd Embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. However, FIG. 10 is an exploded perspective view of a part of the case, FIGS. 11 and 12 are perspective views and plan views in a partially joined state, and FIGS. 13 and 14 are cross-sectional views in different partially joined states. . Note that this embodiment is also an example in which the present invention is applied to a slot machine, and the configuration of the slot machine in this embodiment is basically the same as that shown in FIG. 1. Therefore, also refer to FIG. 1 in the following description. The following mainly describes points different from the first embodiment.
[0076]
In the present embodiment, the configuration of the caulking portion formed on the base 43 and the cover 45 constituting the board case 41 is significantly different from the above-described first embodiment. That is, as shown in FIG. 10, as an equivalent to the two lateral sealing structures in the first embodiment, an engaging portion 81 forming the bottom of the box 80 is covered by a support portion 82 which can be cut. Engaged portions 84 integrally formed at two places on the right side of the base 45 and forming a portion other than the bottom of the box 80 are integrally formed at two places on the right side of the base 43 via a cutable support 85. When the base 43 is covered with the cover 45, the engaging portion 81 and the engaged portion 84 are overlapped so that the right side surface of the box 80 formed by the overlapping of the engaging portion 81 and the engaged portion 84 overlaps. Are formed, a fitting hole 87 and an engaging hole 88 are respectively provided through the overlapping engaging portion 81 and a part of the engaged portion 84, and an engaging pin 89 is housed inside the box 80. It is supposed to be. Here, a counterbore is formed in the fitting hole 87 so that the large-diameter head of the engaging pin 89 fitted in the fitting hole 87 does not protrude outside.
[0077]
At this time, the overlapping piece 90 is integrally formed on the right side surface of the engaged portion 84, a fitting hole 87 is provided in the overlapping piece 90, and the overlapping piece 90 is fitted on the right side surface of the engaging portion 81. An engaging hole 88 is formed in the concave portion 91, and the base 43 is covered with the cover 45 so that the engaging portion 81 is covered with the engaging portion 81 as shown in FIGS. The box portion 80 is formed by superimposition of the engaging portion 84 and the overlapping piece 90 is fitted into the concave portion 91, and the outer fitting hole 87 communicates with the inner engaging hole 88. Here, the engaging portion 81 and the engaged portion 84 are made of a transparent resin like the base 43 and the cover 45.
[0078]
Then, a flexible string-shaped connecting member 92 is integrally formed on the base 43 by insert molding, and an engaging pin 89 is integrally attached to a distal end of the connecting member 92 and connected to the base 43. As shown in FIG. 13, the engaging pin 89 is fitted into the communicating insertion hole 87 and the engaging hole 88, and the distal end of the engaging pin 89 engages with the inside of the engaging portion 81, and Is to be sealed.
[0079]
By the way, the tip of the engaging pin 89 is formed in a truncated cone shape and a cross-shaped crack 93 is formed from the tip side, whereby the tip of the engaging pin 89 is freely expandable and contractable. The engaging pin 89 can be easily inserted into the engaging hole 87 and the engaging hole 88, and the tip of the engaging pin 89 can be engaged with the inside of the engaging portion 81. Further, the engaging pin 89 and the connecting member 92 are colored in a color that can be seen from the outside, for example, black or brown, and see through the engaging pin 89 through the transparent engaging portion 81 and the engaged portion 84. It is possible to easily detect an illegal act around the engagement pin 89 from the outside.
[0080]
Subsequently, as shown in FIG. 10, an engaging portion 96 forming the bottom of a box 95 similar to the above-described box 80 is cut off as equivalent to the four vertical sealing structures in the first embodiment. Engaged parts 98 integrally formed at four places on the right side surface of the cover 45 via a possible support part 97 and forming a part other than the bottom part of the box body 95 are connected to the base 43 via a cuttable support part 99. Each is integrally formed at four places on the right side surface, and the respective right side surfaces of the box body 95 formed by superimposition of the engaging portion 96 and the engaged portion 98 when the base 43 is covered with the cover 45 overlap each other. An engaging portion 96 and a part of each engaged portion 98 are formed.
[0081]
At this time, a tongue piece 100 which is thinner than the above-mentioned overlapping piece 90 is integrally formed on the right side surface of the engaged portion 98, and an insertion hole 101 is formed through the tongue piece 100. Further, a superposed piece 102 that is superposed on the tongue piece 100 is formed integrally with the substrate holder 49, and a fitting hole 103 is provided through the superposed piece 102. Here, the thickness of the tongue piece 100 and the overlapped piece 102 is set so that when the tongue piece 100 and the overlapped piece 102 are superimposed, the thickness of the tongue piece 100 and the overlapped piece 102 is substantially the same as the thickness of the overlapping piece 90 described above. On the right side surface of the engaging portion 96, a concave portion 105 having a shape into which the tongue piece 100 and the overlapping piece 102 are fitted is formed, and an engaging hole 106 is formed in the concave portion 105.
[0082]
Further, a fitting projection 108 that fits into a positioning recess 107 formed at a position adjacent to the overlapping piece 102 of the substrate holder 49 is integrally formed at the bottom of the engaged portion 98, and the base 43 is covered with the cover 45. By fitting the fitting projection 108 of the engaged portion 98 into the positioning recess 107 of the substrate holder 49, the engaging portion 96 and the engaged portion 98 overlap as shown in FIGS. A box body 95 is formed. At this time, the tongue piece 100 and the overlapping piece 102 are inserted into the concave portion 105, and the outer insertion hole 103 is in communication with the inner insertion hole 101 and the engagement hole 106. The engagement pin 110 is fitted into the insertion hole 103, the insertion hole 101, and the engagement hole 106, and the tip of the engagement pin 110 is engaged with the inside of the engagement portion 96 to seal the board case 41. I have. At this time, the engagement pin 110 is housed inside the box 95. A counterbore is also formed in the fitting hole 103 so that the large-diameter head of the fitted engaging pin 110 does not protrude outside.
[0083]
By the way, similarly to the above-described engagement pin 89, the engagement pin 110 is integrally attached to the distal end of a flexible string-shaped connecting member 111 integrally formed on the base 43 by insert molding, and The tip of the engaging pin 110 is formed in a truncated cone shape, and a cross-shaped split 112 is formed from the tip side, so that the tip of the engaging pin 110 is freely expandable and contractable. The engagement pin 110 can be easily inserted into the insertion hole 103, the insertion hole 101, and the engagement hole 106, and the tip of the engagement pin 110 can be engaged with the inside of the engagement portion 96. . The engaging pin 110 and the connecting member 111 are colored, for example, black or brown, which can be seen from the outside, similarly to the engaging pin 89 and the connecting member 92 described above.
[0084]
Therefore, according to the second embodiment, as in the first embodiment described above, the engagement pins 89 and 110 are inserted from the lateral direction of the board case 41 and sealed, so that compared to the case of inserting from the vertical direction. The state of the engaging pins 89 and 110 is easily visible, and traces of fraud can be found at an early stage. Since the substrate case 41 is transparent, traces of fraud can be found easily and at an early stage. The effect is obtained.
[0085]
Furthermore, since the engaging pins 89 and 110 are inserted from the lateral direction of the board case, and the engaging pins 89 and 110 are housed in the boxes 80 and 95, the engaging pins 89 and 110 are externally accessed. It is difficult to carry out the wrongdoing, and it is possible to reliably prevent fraud. At this time, since the engaging portions 81 and 96 and the engaged portions 84 and 98 are transparent, the inside of the boxes 80 and 95 The pins 89 and 110 can be seen through, and traces of fraud can be found earlier and more easily.
[0086]
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 15 is an exploded perspective view of a part of the case, and FIGS. 16 and 17 are a cross-sectional view and a plan view in a partially joined state. Note that this embodiment is also an example in which the present invention is applied to a slot machine, and the configuration of the slot machine in this embodiment is basically the same as that shown in FIG. 1. Therefore, also refer to FIG. 1 in the following description. The following mainly describes the differences from the first and second embodiments.
[0087]
Also in the present embodiment, the configuration of the swaging portion formed on the base 43 and the cover 45 constituting the board case 41 is significantly different from that of the first embodiment. However, also in this embodiment, the point that a box is formed by the engaging portion and the engaged portion is the same as that of the second embodiment, but the configuration is slightly different.
[0088]
That is, as shown in FIG. 15, the engaging portion 116 forming the upper part of the box body 115 is covered by the cut-off support portion 117 via the cut-off support portion 117 as equivalent to the two lateral sealing structures in the first embodiment. Engaged portions 118 integrally formed at two places on the right side of the base 45 and forming a part other than the upper part of the box body 115 are integrally formed at two places on the right side of the base 43 via a cutable support 119. When the base 43 is covered with the cover 45, the engaging part 116 and the engaged part 118 are overlapped so that the right side surface of the box 115 formed by the overlapping of the engaging part 116 and the engaged part 118 overlaps. Are formed, a fitting insertion hole 120 and an engaging hole 121 are respectively provided through the overlapping engaging portion 116 and a part of the engaged portion 118, and the engaging pin 122 is housed inside the box 115. It is supposed to be.
[0089]
At this time, an overlapping piece 125 is integrally formed on the right side surface of the engaged portion 118, a fitting hole 120 is provided in the overlapping piece 125, and the overlapping piece 125 is fitted on the right side surface of the engaging portion 116. A concave portion 126 is formed in the shape of an opening, and an engaging hole 121 is formed in the concave portion 126. By covering the base 43 with the cover 45, as shown in FIGS. The box 115 is formed by superimposition of the engaging portion 118, and at this time, the overlapping piece 125 is inserted into the concave portion 126, and the outer insertion hole 120 communicates with the inner engagement hole 121. Here, the engaging portion 116 and the engaged portion 118 are made of transparent resin like the base 43 and the cover 45, and the large-diameter head of the engaging pin 122 inserted into the insertion hole 120 projects outside. A counterbore is formed in the insertion hole 120 so as not to cause the insertion.
[0090]
Then, a flexible string-shaped connecting member 128 is integrally formed on the base 43 by insert molding, and an engaging pin 122 is integrally attached to a distal end of the connecting member 128 and connected to the base 43. As shown in FIG. 17, the engagement pin 122 is fitted into the communicating insertion hole 120 and the engagement hole 121, and the tip of the engagement pin 122 engages with the inside of the engagement portion 116, and The board case 41 is sealed while the pins 122 are housed in the box 115.
[0091]
By the way, the tip of the engaging pin 122 is formed in a truncated cone shape, and a cross-shaped crack 129 is formed from the tip side, so that the tip of the engaging pin 122 is freely expandable and contractable. The engaging pin 122 can be easily inserted into the engaging hole 120 and the engaging hole 121, and the tip of the engaging pin 122 can be engaged with the inside of the engaging portion 116. In addition, the engaging pin 122 and the connecting member 128 are colored in a color that can be seen from the outside, for example, black or brown so that fraudulent acts can be easily found from the outside.
[0092]
Subsequently, as shown in FIG. 15, a box 131 similar to the above-described box 115 is provided with an engaging portion 132 and an engaged portion 133 as equivalent to the four vertical sealing structures in the first embodiment. The engaging portion 132 has the same shape as the engaging portion 116 described above, and engages at four places on the right side surface of the cover 43 and between the two engaging portions 116. The part 132 is formed integrally with a support part 134 that can be cut. On the other hand, the engaged portion 133 has the same shape as the above-described engaged portion 118, and is integrally formed at four places of the substrate holder 49. Thus, the point that the engaged portion 133 having the same shape as the engaged portion 118 is formed on the substrate holder 49 is particularly different from the above-described second embodiment.
[0093]
Further, on the right side surface of the engaged portion 133, an overlapping piece 135 similar to the above-described overlapping piece 125 is integrally formed, and a fitting hole 136 is provided through the overlapping piece 135. 15 is formed with a recess 138 having a shape into which the overlapping piece 135 is fitted. An engagement hole 139 is provided in the recess 138, and the base 43 is covered with a cover 45, as shown in FIGS. In addition, the engaging portion 132 and the engaged portion 133 are overlapped to form a box body 131, in which case the overlapping piece 135 is inserted into the concave portion 138, and the outer insertion hole 136 is connected to the inner engagement hole 139. It will be in the state of communication.
[0094]
Similarly to the above-described engagement pin 122, the engagement pin 141 is also integrally attached to the distal end of a flexible string-like connecting member 140 formed integrally with the base 43 by insert molding, and As shown in FIGS. 15 to 17, the engaging pin 141 is fitted into the communicating insertion hole 136 and the engaging hole 139, and the tip of the engaging pin 141 is positioned inside the engaging portion 132. The board case 41 is sealed in a state in which the engagement pins 141 are housed in the box 131 by being engaged. Here, the engagement pin 141 and the connecting member 140 are also colored in a color (for example, black or brown) that can be seen from the outside.
[0095]
Here, the engaging portion 132 and the engaged portion 133 are made of a transparent resin like the base 43 and the cover 45, and the large-diameter head of the engaging pin 141 inserted into the insertion hole 136 projects outside. A counterbore is also formed in the fitting hole 136 so as not to make the hole.
[0096]
Therefore, according to the third embodiment, the same effects as those of the above-described second embodiment can be obtained.
[0097]
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 18 is a sectional view of a part of the case, and FIG. 19 is a view of another part of the case as viewed from the inside. Note that this embodiment is also an example in which the present invention is applied to a slot machine, and the configuration of the slot machine in this embodiment is basically the same as that shown in FIG. 1. Therefore, also refer to FIG. 1 in the following description. The following mainly describes points different from the first embodiment.
[0098]
As is clear from comparison with FIGS. 4 and 5, in the present embodiment, as shown in FIGS. 18 and 19, in the present embodiment, the cover 45 of the board case 41 is provided in two lateral sealing structures. A cylindrical blindfold 150 is formed inside and at the periphery of the engagement hole 51, and the blindfold 150 is inserted into the insertion hole 56 c and the insertion hole 53 to engage with the engagement hole 51. The point that the tip of the pin 54 is covered is different from the first embodiment described above.
[0099]
Therefore, according to the fourth embodiment, it is possible to obtain the same effect as that of the first embodiment described above, for example, by inserting an elongated foreign object such as a wire through the gap between the base 43 and the cover 45, When an illegal act such as pushing out the engagement pin 54 from the inside of the substrate case 41 is performed, the blindfold 150 becomes a hindrance, and it becomes difficult to perform an illegal operation on the engagement pin 54. Fraud on the pin 54 can be prevented.
[0100]
(Fifth embodiment)
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 20 is a plan view of the lock pin, FIG. 21 is a plan view of the through hole, and FIGS. 22 and 23 are cutaway perspective views of the lock pin in different states. Note that this embodiment is also an example in which the present invention is applied to a slot machine, and the configuration of the slot machine in this embodiment is basically the same as that shown in FIG. 1. Therefore, also refer to FIG. 1 in the following description. The following mainly describes points different from the first embodiment.
[0101]
In the present embodiment, as shown in FIGS. 20 to 23, in the four vertical sealing structures, they are inserted into the through holes 71 and 72 of the cover-side sealing portions 68B to 68E and the base-side sealing portions 70B to 70E, respectively. Assuming that the lock pins are 74B, 74C, 74D and 74E, a head 741 having a substantially D-shape in plan view and having an outer shape insertable into the through holes 71 and 72 is integrally formed with each of the lock pins 74B to 74E. At the same time, the inner shape of the cross section of the cover-side sealing portions 68B to 68E into which the lock pins 74B to 74E are inserted is also substantially D-shaped. As described above, since the outer shape of the head 741 of each of the lock pins 74B to 74E and the inner shape of the cross section of the cover-side sealing portions 68B to 68E are substantially D-shaped, the linear portion of the substantially D-shaped head 741 is formed. And the linear portions of the cover-side sealing portions 68B to 68E in the cross section function as the rotation preventing portions 742 and 743 in the present invention, respectively, and the lock pins 74B to 74E around the axes in the through holes 71 and 72. Rotation is blocked.
[0102]
As shown in FIGS. 20 and 21, (a) to (d), a guide portion 745 formed of a notch is formed in the head portion 741, and the guide portion 745 is provided inside the cover side sealing portions 68B to 68E. A guided portion 746 formed of a ridge in the axial direction into which is inserted is formed. At this time, the formation positions of the guide portion 745 and the guided portion 746 are the lock pins 74B to 74E (FIGS. 20A to 20D) and the cover-side sealing portions 68B to 68E (FIG. a) to (d)).
[0103]
Further, the inner diameter of the cover-side sealing portions 68B to 68E is formed so as to decrease toward the communicating locking hole 73, and the insertion of the lock pins 74B to 74E into the head portions 741 of the lock pins 74B to 74E. A flange-shaped resistance piece 747 having flexibility, which is sometimes pressed against the inner periphery of each of the cover-side sealing portions 68B to 68E and serves as resistance against the lock pins 74B to 74E in the pull-out direction, is formed. The recess 748 at the center of the head 741 of each of the lock pins 74B to 74E prevents the tool from being displaced when the lock pins 74B to 74E are pushed into the through holes 71 and 72 with a sharp-pointed tool. It will be a guide to make it easier.
[0104]
By forming such a resistance piece 747, when the lock pins 74B to 74E are pushed into the cover-side sealing portions 68B to 68E whose inner diameter gradually decreases, as shown in FIG. The lock pins 74B to 74E are inserted while being deformed into a state of being turned up by being pressed against the inner periphery of the sealing portions 68B to 68E. When the insertion of the lock pins 74B to 74E is completed, the resistance piece 747 is kept turned up. Therefore, even if the lock pins 74B to 74E are to be pulled out in this state, the resistance piece 747 is not inserted into the cover side sealing portions 68B to 68E. It becomes difficult to pull out the lock pins 74B to 74E due to friction with the circumference.
[0105]
Therefore, according to the fifth embodiment, for example, after illegally cutting the cover-side sealing portions 68B to 68E and the base-side sealing portions 70B to 70E, there is no illegality by using a lock pin different from a regular one. Even if an attempt is made to disguise, the lock pin cannot be inserted because the position of the guide portion 745 of the lock pin and the position of the guided portion 746 do not match. Can easily be found.
[0106]
Further, the outer shape of the head 741 of each of the lock pins 74B to 74E and the inner shape of the cross section of the cover-side sealing portions 68B to 68E are substantially the same, and the rotation preventing portions 742 and 743 are respectively formed. Therefore, even if the user has a head and tries to insert another incorrect lock pin having a different outer shape, the lock pin having a different head shape cannot be inserted into the cover-side sealing portions 68B to 68E. Such misconduct can be prevented beforehand.
[0107]
Further, even if the lock pins 74B to 74E locked in the locking holes 71 and 72 are attempted to be illegally pulled out, the lock pieces 74B to 74E cannot be easily pulled out due to the resistance piece 747 acting as a resistance. Thus, it is possible to prevent the lock pins 74B to 74E from being illegally pulled out.
[0108]
Note that the guide portions 745 on the lock pins 74B to 74E side may be configured by protrusions, and the guided portions 746 on the cover side sealing portions 68B to 68E side may be configured by concave grooves.
[0109]
In the above-described fifth embodiment, the heads 741 of the lock pins 74B to 74E include both the guide portion 745 and the rotation prevention portion 742, and the cover-side sealing portions 68B to 68E include the guided portion 746 and the rotation prevention portion 743. Although the example in which both are provided is shown, the rotation preventing portions 742 and 743 may not necessarily be provided. Conversely, the head portions 741 of the lock pins 74B to 74E and the cover-side sealing portions 68B to 68E may include only the rotation preventing portions 742 and 743 and do not include the guide portion 745 and the guided portion 746. Further, it goes without saying that the head 741 of each of the lock pins 74B to 74E does not need to include the resistance piece 747.
[0110]
Further, the cover side sealing portions 68B to 68E do not need to be formed so that the inner diameter thereof is gradually reduced as described above, and are at least slightly larger than or equal to the outer diameter of the head portion 741 excluding the resistance piece 747. The inner diameter may be uniform.
[0111]
(Sixth embodiment)
A sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 24 and 25 are perspective views of a part of the base viewed from different directions, FIG. 26 is a perspective view of a part of the cover, and FIGS. 27 and 28 are different when the base and the cover are partially disassembled. FIG. 29 is a partial perspective view in a state where the base and the cover are combined. Note that this embodiment is also an example in which the present invention is applied to a slot machine, and the configuration of the slot machine in this embodiment is basically the same as that shown in FIG. 1. Therefore, also refer to FIG. 1 in the following description. The following mainly describes points different from the first embodiment.
[0112]
The present embodiment differs from the first embodiment in that the cut-off portion in the first horizontal sealing structure (the position “A” in FIGS. 2 and 3) is changed as shown in FIGS. 24 and 25 in particular. Is different from
[0113]
That is, while the cut-off portion 52 in the first embodiment has a T-shaped cross section (see FIGS. 2, 4, and 5), as shown in FIGS. Reference numeral 160 denotes a rectangular flat base 161 extending on the right side of the base 43 toward the cover 45 along the right side, a fitting hole 162 penetrating the base 131, and a right side of the base 161 excluding the upper surface. Frame 163 integrally formed on the right side of the base 161 so as to surround the base 161 and fitted together with the base 161 in the envelope body 56 on the cover 45 side, and a base-side sealing portion 70B on the lower surface of the frame 163. The first rib-like body 164 integrally formed on the base 43 at a position closer to the right side of the base 43 and the right side of the base 43 from the side opposite to the base side sealing portion 70B of the frame 163 to the lower side. In parallel with base 43 And a second rib member 165.
[0114]
As described above, in this embodiment, even when the base 43 is covered with the cover 45 and the base 161 and the frame 163 are inserted into the covering body 56, the base 43 is located at a position visible from the outside. The first and second ribs 164 and 165 are formed.
[0115]
Note that, in the present embodiment, the base-side sealing portions 70B to 70E are not attached to the base 43 via the cuttable support portions 69 as in the first embodiment. 70B to 70E are integrally formed and supported on the base 43 by the continuous support portion 169. Further, a recess 167 similar to the recess 65 of the first embodiment is formed below the frame 163 so that the ribs 164 and 165 can be easily cut by the nipper. Further, as shown by a one-dot chain line in FIG. 24, a through hole 168 for facilitating cutting by the nipper may be provided in a visible position substantially in the center of the second rib-like body 165. I do not care.
[0116]
On the other hand, as shown in FIG. 26 in particular, a groove 171 for allowing the second rib-like body 165 to be inserted is formed on the side of the base 56a of the envelope 56 opposite to the cover-side sealing portion 68B. I have.
[0117]
Therefore, according to the sixth embodiment, the cut-off portion 160 can be removed by cutting the first and second ribs 164 and 165 with the nipper, and the first and second ribs 164 can be removed. , 165 are visible from the outside, so that when an illegal operation is performed on the separating section 160, an illegal act can be easily found.
[0118]
Note that the present invention is not limited to the above embodiments, and various changes other than those described above can be made without departing from the gist of the present invention.
[0119]
For example, in the above-described first embodiment, the connecting member 59 may be fixed to the base 43 side. In this case, the connecting member 59 is formed integrally with the base 43 or the cover 45 by insert molding instead of the above-described heat welding. Of course, it does not matter.
[0120]
Further, contrary to the above-described second and third embodiments, the engaging portion may be formed on the base 43 side, and the engaged portion may be formed on the cover 45 side.
[0121]
Further, in each of the above-described embodiments, a fraud confirmation mark may be formed at a position where the lock pin 74 is easily visible from the outside of the connecting member 59 and is easily cut. Here, the formation position of each acceptance mark is mainly a connection portion between the base 59a and the attachment piece 59b exposed from the notch portion 60. Here, the characters "> PP <" indicating the material of the connection member 59 and other characters are used. Or a number of grooves in the direction of the string-like body 59c are formed as confirmation marks.
[0122]
In this case, even if the lock pin 74 is illegally cut off from the connecting member 59, and then the lock pin 74 is different from the one connected to the original connecting member 59, an attempt is made to disguise as if there was no wrongdoing, Such misconduct can be easily found.
[0123]
Further, the respective embodiments described above can be appropriately combined, and it is a matter of course that any combination may be performed as needed.
[0124]
Further, in each of the embodiments described above, the case where the present invention is applied to the slot machine has been described. However, the present invention can be applied to other gaming machines such as a pachinko machine. The same effect as can be obtained.
[0125]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, by covering the base with the cover, the insertion hole and the engagement hole communicate with each other. Since the engagement pin is inserted from the direction and inserted into the engagement hole and the board case is sealed, the insertion of the engagement pin from the side of the board case and sealing is performed, compared with the case where the board is inserted from the vertical direction. Thus, the state of the engaging pin can be easily visually checked, and the trace of fraud can be found at an early stage. If the substrate case is transparent, the trace of fraud can be more easily found.
[0126]
According to the second aspect of the present invention, since the engaging pin is covered by the wrapping body, it is possible to prevent access to the engaging pin using a tool from the outside beforehand, and to prevent unauthorized access. Actions can be reliably prevented.
[0127]
According to the third aspect of the present invention, the engaging pin is inserted up to the position of the partition wall inside the envelope at the time of sealing, so that it is impossible to access the engaging pin from the outside, It is possible to more reliably prevent fraud.
[0128]
According to the fourth aspect of the present invention, the protrusion of the engagement pin is slidably contacted with the inner periphery of the insertion hole, so that the engagement pin is held so as not to be inserted into the insertion hole. Therefore, the engagement pins can be held in a state in which the board case is not sealed or completely inserted into the insertion hole, and loss of the engagement pins can be prevented.
[0129]
According to the fifth aspect of the present invention, when it is necessary to release the seal, the separation portion can be removed by separating the separation portion from the base or the cover. Can be easily released.
[0130]
According to the invention as set forth in claim 6, the cut-off portion can be easily removed by cutting the rib-like body with, for example, a nipper, and the rib-like body can be visually observed. When wrongdoing is performed on a department, it becomes possible to easily detect wrongdoing.
[0131]
Further, according to the invention as set forth in claim 7, when an illegal act such as inserting a wire or other foreign matter through the gap between the base and the cover and pushing out the engagement pin from the inside is performed, the blindfold body is obstructed. As a result, it is difficult to perform wrongdoing on the engaging pins, and it is possible to prevent such wrongful acts on the engaging pins from inside.
[0132]
According to the invention described in claim 8, with the base covered with the cover, the lock pin is inserted into the through hole of the one sealing part and the other sealing part and the locking hole of the substrate holder from the longitudinal direction of the substrate case. When inserting and locking the tip of the lock pin to the board holder, the board case is fixed to the board holder, so if the work space for fixing the board case to the board holder inside the gaming machine housing is narrow Even in this case, the lock pins can be easily inserted into the through holes of both sealing portions and the locking holes of the substrate holder, and the substrate case can be fixed to the substrate holder.
[0133]
According to the ninth aspect of the present invention, the lock pin can be rotated by approximately 90 ° and pulled out from the locking hole in the other direction in the long direction even if the one sealing portion or the other sealing portion is cut. Unless the lock pin remains locked in the lock hole, the seal between the base and the cover cannot be easily released even if one of the seals or the other is illegally cut. No, it is possible to exert a deterrent effect against wrongdoing.
[0134]
According to the tenth aspect of the present invention, since the formation positions of the guide portion and the guided portion are different for each of the lock pin and the through hole, for example, the one sealing portion and / or the other sealing portion are illegally cut. Later, even if an attempt is made to disguise using a lock pin different from the regular one as if there was no wrongdoing, it is impossible to insert lock pins having different formation positions of the guide part and the guided part, and such a lock pin cannot be inserted. Impersonation can be easily detected by preventing forgery.
[0135]
According to the eleventh and twelfth aspects of the present invention, the outer shape of the head of the lock pin and the inner shape of the cross section of the one sealing portion or the other sealing portion into which the lock pin is inserted first are substantially the same. The same is true, and each of them is provided with a rotation preventing portion. Therefore, even if a head is provided, even if another lock pin having a different outer shape is illegally inserted, it cannot be inserted. Can be prevented beforehand.
[0136]
According to the thirteenth and fourteenth aspects of the invention, even if the lock pin locked in the locking hole is attempted to be illegally pulled out, the resistance piece becomes a resistance and the lock pin cannot be easily pulled out. Therefore, it is possible to prevent the lock pin from being illegally pulled out.
[0137]
According to the invention of claim 15, since the lock pin is connected to the base or the cover by the connecting member, there is no possibility that the lock pin is lost at the time of fixing the substrate case to the substrate holder, and the fixing operation is not performed. Can be performed very efficiently.
[0138]
According to the invention of claim 16, the lock pin is incorrectly cut off from the connecting member, and then the lock pin is disguised as using the lock pin different from the one connected to the original connecting member. Even if an attempt is made to work, it is possible to prevent such forgery and easily detect fraud.
[0139]
According to the seventeenth aspect of the present invention, the lock pin can be easily seen through from the outside and can be visually observed. It can be easily discovered.
[0140]
According to the eighteenth aspect of the present invention, by covering the base with the cover, the engaging portion and the engaged portion overlap to form a box body, and the box body is formed on one side surface of the box body. Since the engaging pin is inserted into the fitting hole and the engaging hole from the lateral direction of the board case and the engaging pin is housed inside the box, it becomes difficult to access the engaging pin from outside. If the engaging portion and the engaged portion are made transparent, the engaging pin inside the box can be seen through, so that the improper trace can be found quickly and easily. Becomes possible.
[0141]
According to the invention of claim 19, since the engaging pin is connected to the base or the cover by the connecting member, there is no possibility of losing the engaging pin during the sealing operation, and the sealing operation can be performed very efficiently. It is possible to do.
[0142]
According to the twentieth aspect of the present invention, since the engagement pin can be easily seen from the outside and can be visually observed, even if a wrongdoing is performed around the engagement pin, the trace of the illegality is further increased. It becomes possible to discover early and easily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a slot machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of a part of the case according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of a part of the case according to the first embodiment of the present invention in an assembled state.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state in a part of the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view in a partially different state in the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the first embodiment of the present invention in another state;
FIG. 7 is a cross-sectional view of another part of the first embodiment of the present invention in a different state.
FIG. 8 is a perspective view of a part of FIG. 5;
9 is a perspective view of a part of FIG. 7 in a certain state.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a part of a case according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing a partially joined state according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a plan view in a partially joined state according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional view of another partially joined state in the second embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a different part in a joined state according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a partially exploded perspective view of a third embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a partial cross-sectional view of a third embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a partial plan view of a third embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a partial cross-sectional view of a case according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a view of another part of the case according to the fourth embodiment of the present invention as viewed from the inside.
FIG. 20 is a plan view of a lock pin according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a plan view of a through hole according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 22 is a cutaway perspective view of a fifth embodiment of the present invention with a lock pin;
FIG. 23 is a cutaway perspective view of a lock pin in a different state according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 24 is a perspective view of a part of a base according to a sixth embodiment of the present invention as viewed from a certain direction.
FIG. 25 is a perspective view of a part of a base according to a sixth embodiment of the present invention as viewed from a different direction.
FIG. 26 is a perspective view of a part of a cover according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 27 is a perspective view of a base and a cover according to a sixth embodiment of the present invention in a state where a part of the base and the cover are exploded;
FIG. 28 is a perspective view of a base and a cover according to a sixth embodiment of the present invention viewed from a direction in which a part of the base and the cover are disassembled.
FIG. 29 is a partial perspective view showing a state where a base and a cover are combined in a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 30 is a perspective view of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 slot machine (game machine)
3 housing (game machine housing)
41 PCB case
43 base
45 cover
47 Control board
49 Substrate holder
51,88,121 engagement hole
52,160 separation part
53, 87, 120 insertion hole
54, 89, 122 engaging pin
56 Envelope
56c insertion hole
56e partition wall
57 protrusion
59, 92, 128 Connecting member
59c string
68B, 68C, 68D, 68E Sealing part on cover side (one sealing part)
70B, 70C, 70D, 70E Sealing part on base side (other sealing part)
71,72 Through hole
73 Lock hole
74 Lock Pin
81, 116 engaging part
82, 85, 117, 119 Support
84,118 Engaged part
80,115 box
150 Blindfolded body
164 first rib-shaped body
165 second rib-shaped body
741 head
742,743 Rotation prevention part
745 Guide part
746 Guided part
747 Resistance piece

Claims (20)

ベースとカバーとに分割され遊技機筐体に固定される基板ケースに設けられ、遊技機用の制御基板を前記基板ケース内に収容して前記基板ケースを封印する遊技機用制御基板ケースの封印装置において、
前記ベースまたは前記カバーの一方の一側面に形成された嵌挿孔と、
前記ベースを前記カバーで覆った状態における前記ベースまたは前記カバーの他方の前記嵌挿孔に連通する位置に形成された係合孔と、
連通状態の前記嵌挿孔及び前記係合孔に前記基板ケースに対して横方向から挿入され先端部が前記係合孔に嵌入して前記基板ケースを封印する係合ピンと
を備えていることを特徴とする遊技機用制御基板ケースの封印装置。Sealing of a control board case for a gaming machine, which is provided in a board case divided into a base and a cover and fixed to a housing of the gaming machine, for accommodating a control board for the gaming machine in the board case and sealing the board case. In the device,
A fitting hole formed on one side surface of the base or the cover,
An engagement hole formed at a position communicating with the other insertion hole of the base or the cover in a state where the base is covered with the cover,
An engaging pin that is inserted in the communicating insertion hole and the engagement hole from a lateral direction with respect to the board case, and a tip end of the insertion pin fits into the engagement hole to seal the board case. A sealing device for control board cases for gaming machines. 前記嵌挿孔の外側に形成され前記係合ピンを外部からアクセスできないように覆う包被体を備えていることを特徴とする請求項１に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。2. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 1, further comprising a wrapping body formed outside the fitting hole so as to cover the engaging pin so that the engaging pin cannot be accessed from the outside. 前記包被体が内側に仕切壁を有し、前記仕切壁に前記係合ピンが挿通される挿通孔が透設され、前記挿通孔を介して前記係合ピンが前記嵌挿孔に嵌挿されて前記係合孔に嵌入することを特徴とする請求項２に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The enveloping body has a partition wall inside, and an insertion hole through which the engagement pin is inserted is provided through the partition wall, and the engagement pin is inserted into the insertion hole through the insertion hole. 3. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 2, wherein the sealing member is inserted into the engagement hole. 前記挿通孔の内周に摺接し、前記挿通孔に挿通した状態であって前記嵌挿孔に嵌挿しない状態に前記係合ピンを保持する突部が、前記係合ピンの外周に形成されていることを特徴とする請求項３に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。A protrusion that slides on the inner periphery of the insertion hole, holds the engagement pin in a state of being inserted through the insertion hole, and not being inserted into the insertion hole, is formed on an outer periphery of the engagement pin. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 3, wherein: 前記嵌挿孔が、切離可能に前記ベースまたは前記カバーの他方に設けられた切離部に形成されている
ことを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The control board for a gaming machine according to any one of claims 1 to 4, wherein the insertion hole is formed in a separation portion provided on the other of the base and the cover so as to be separable. Case sealing device. 前記切離部が、外部から目視可能な位置に形成されたリブ状体を備えていることを特徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The sealing device for a control board case for a gaming machine according to any one of claims 1 to 5, wherein the separation portion includes a rib-like body formed at a position visible from the outside. 前記ベースまたは前記カバーの他方の内側であって、前記係合孔の周縁に筒状の目隠し体が形成されていることを特徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The gaming machine control according to any one of claims 1 to 6, wherein a tubular blind body is formed inside the other of the base and the cover and around a periphery of the engagement hole. Board case sealing device. 前記基板ケースを前記遊技機筐体に固定するための基板ホルダと、
前記ベースまたは前記カバーの一方の前記一側面に切断可能な支持部を介して形成された筒状の一方封印部と、
前記ベースまたは前記カバーの他方の前記一側面であって前記一方封印部との対向位置に切断可能な支持部を介して形成された筒状の他方封印部と、
前記ベースを前記カバーで覆った状態における前記一方封印部及び前記他方封印部それぞれの対向面に透設された透孔と、
前記基板ホルダの、前記ベースを前記カバーで覆った状態における前記一方封印部及び前記他方封印部の前記透孔に連通する位置に透設された係止孔と、
連通状態の前記両透孔及び前記係止孔に前記基板ケースに対して縦方向から挿入され先端部が前記係止孔を介して前記基板ホルダに係止して前記基板ケースを前記基板ホルダに固定するロックピンと
を更に備えていることを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。A board holder for fixing the board case to the gaming machine housing,
A cylindrical one-side sealing portion formed through a support portion that can be cut on the one side surface of the base or the cover,
A cylindrical other sealing portion formed via a support portion that can be cut at a position facing the one sealing portion on the other side surface of the base or the cover,
A through-hole provided on the opposing surface of each of the one sealing portion and the other sealing portion in a state where the base is covered with the cover,
A locking hole provided in a position communicating with the through-hole of the one sealing portion and the other sealing portion in a state where the base is covered with the cover,
The leading end is inserted into the through hole and the locking hole in the communicating state from the vertical direction with respect to the substrate case, and the distal end portion is locked to the substrate holder through the locking hole, and the substrate case is fixed to the substrate holder. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to any one of claims 1 to 7, further comprising a lock pin for fixing. 前記係止孔が、一方向に短尺でこれに直交する他方向に長尺の非円形をなし、前記ロックピンの先端部に外方へ向かうばね力を持って形成された係止片を備え、
前記ロックピンの先端部を前記係止孔に挿入する際には、短尺の前記一方向に対して前記係止片をそのばね力に抗して圧縮することで挿入可能な状態になり、
前記ロックピンの先端部を前記係止孔から引き抜く際には、前記係止孔に対して前記ロックピンをほぼ９０゜回転することで長尺の前記他方向に対して前記係止孔から引き抜き可能な状態になる
ことを特徴とする請求項８に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The locking hole has a non-circular shape that is short in one direction and long in the other direction orthogonal to the one direction, and has a locking piece formed at the tip of the lock pin with a spring force directed outward. ,
When the tip of the lock pin is inserted into the locking hole, the locking piece can be inserted by compressing the locking piece against the spring force in the short one direction,
When pulling out the tip of the lock pin from the lock hole, the lock pin is rotated by approximately 90 ° with respect to the lock hole to pull out the lock hole from the lock hole in the other direction. 9. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 8, wherein the sealing device is in a possible state. 前記ロックピンが、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の横断面内形とほぼ同じ外形の頭部を有し、
前記頭部には切欠または突起から成るガイド部が形成され、
前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内側には、前記ガイド部が嵌挿する凸条または凹溝から成る被ガイド部が形成され、
前記ガイド部及び前記被ガイド部の形成位置が、前記ロックピン並びにこれが挿入されるべき前記一方封印部または前記他方封印部毎に異なっている
ことを特徴とする請求項８または９に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The lock pin has a head having substantially the same outer shape as the inner shape of the cross section of the one of the one sealing portion or the other sealing portion in which the lock pin is inserted first,
A guide portion comprising a notch or a protrusion is formed on the head,
On the inside of the one sealing portion or the other sealing portion where the lock pin is inserted first, a guided portion formed by a ridge or a groove into which the guide portion is inserted is formed,
10. The game according to claim 8, wherein formation positions of the guide portion and the guided portion are different for each of the lock pin and the one sealing portion or the other sealing portion into which the lock pin is to be inserted. Sealing device for machine control board case. 前記ロックピンが、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の横断面内形とほぼ同じ外形の頭部を有し、
前記頭部、及び、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内側には、前記ロックピンの軸回りの回転を阻止する回転阻止部がそれぞれ形成されている
ことを特徴とする請求項８または９に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The lock pin has a head having substantially the same outer shape as the inner shape of the cross section of the one of the one sealing portion or the other sealing portion in which the lock pin is inserted first,
The head, and inside the one of the one sealing portion or the other sealing portion into which the lock pin is inserted first, a rotation preventing portion for preventing rotation of the lock pin around an axis is formed, respectively. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 8 or 9, wherein 前記頭部及び、前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内側には、前記ロックピンの軸回りの回転を阻止する回転阻止部がそれぞれ形成されている
ことを特徴とする請求項１０に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。Inside the head and the one of the one sealing portion or the other sealing portion, in which the lock pin is inserted first, a rotation blocking portion that blocks rotation of the lock pin around an axis is formed. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 10, wherein: 前記ロックピンに、前記ロックピンが挿入された前記一方封印部または前記他方封印部の内周に圧接して前記ロックピンに対して引き抜き方向への抵抗となる抵抗片が形成されていることを特徴とする請求項８ないし１２のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The lock pin is formed with a resistance piece that is in pressure contact with the inner periphery of the one sealing portion or the other sealing portion into which the lock pin is inserted and that serves as a resistance in a pull-out direction with respect to the lock pin. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to any one of claims 8 to 12, wherein: 前記一方封印部または前記他方封印部のうち先に前記ロックピンを挿入する方の内径が、連通状態の前記係止孔に向かうに連れて小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項１３に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。The inside diameter of the one of the one sealing portion or the other sealing portion, into which the lock pin is inserted first, is formed so as to decrease toward the locking hole in a communicating state. Item 14. A sealing device for a control board case for a gaming machine according to Item 13. 前記ロックピンが、連結部材を介して前記ベースまたは前記カバーのいずれかに連結されていることを特徴とする請求項８に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。9. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 8, wherein the lock pin is connected to either the base or the cover via a connecting member. 前記連結部材の外部から目視可能でロックピンを切断し易い位置に、不正行為の確認用マークが形成されていることを特徴とする請求項１５に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。16. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 15, wherein a mark for confirming cheating is formed at a position where the lock pin can be easily seen from the outside of the connecting member and the lock pin is easily cut. 前記ベース及び前記カバーが透明部材により形成され、前記ロックピンが外部から透視可能な色に着色されている
ことを特徴とする請求項８ないし１６のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。17. The control board case for a gaming machine according to claim 8, wherein the base and the cover are formed of a transparent member, and the lock pin is colored in a color that can be seen from the outside. Sealing device. 箱体の一部分を成し切断可能な支持部を介して前記ベースまたは前記カバーの一方の前記一側面に支持された係合部と、
前記箱体の他の部分を成し切断可能な支持部を介して前記ベースまたは前記カバーの他方の前記一側面に支持された被係合部と
を備え、
前記ベースを前記カバーで覆ったときに前記係合部と前記被係合部との重合により構成される前記箱体の一側面が重畳するように前記係合部及び前記被係合部の一部が形成され、前記係合部及び前記被係合部の重畳部分の片方に前記嵌挿孔または前記係合孔の片方が透設されると共に、前記係合部及び前記被係合部の重畳部分のもう片方に前記嵌挿孔または前記係合孔のもう片方が透設され、前記箱体内部に前記係合ピンが収容される
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。An engaging portion which is supported by the one side surface of the base or the cover via a cuttable supporting portion which forms a part of a box;
An engaged portion supported on the other one side surface of the base or the cover via a cuttable support portion forming another portion of the box body,
When the base is covered with the cover, one side of the engaging portion and the engaged portion are overlapped so that one side surface of the box body formed by overlapping the engaging portion and the engaged portion overlaps. A portion is formed, and one of the overlapping portion of the engaging portion and the engaged portion is provided with one of the fitting insertion hole or the engaging hole therethrough, and the one of the engaging portion and the engaged portion is 2. The gaming machine according to claim 1, wherein the other of the overlapping portion is provided with the other of the fitting hole or the engaging hole, and the engaging pin is housed inside the box. 3. Sealing device for control board case. 前記係合ピンが、連結部材を介して前記ベースまたは前記カバーのいずれかに連結されていることを特徴とする請求項１ないし１８のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。19. The sealing device for a control board case for a gaming machine according to claim 1, wherein the engaging pin is connected to one of the base and the cover via a connecting member. 前記ベース及び前記カバーが透明部材により形成され、前記係合ピンが外部から透視可能な色に着色されている
ことを特徴とする請求項１ないし１９のいずれかに記載の遊技機用制御基板ケースの封印装置。20. The control board case for a gaming machine according to claim 1, wherein the base and the cover are formed of a transparent member, and the engaging pins are colored in a color that can be seen from the outside. Sealing device.
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