JP2004134195A - カード用コネクタ - Google Patents

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Hitoshi Kikuchi
菊池 仁
Yasuyuki Mizunuma
水沼 安幸
Ichito Takei
武井 一統
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Abstract

【課題】コネクタのサイズとカード挿入検知の誤差を小さくし、金型費用の低減を可能にしたカード用コネクタを提供する。
【解決手段】カードが挿入されるカード挿入スペース15と、カード側のコンタクトに嵌合するためのピンコンタクトが配設されたコンタクト部13と、カード挿入スペース15に挿入されたカードの挿入状態及びライトプロテクト設定状態を検知するためのスイッチ部20とを有するハウジング10を備える。ハウジング10の後縁部(カード挿入スペースの最奥部)付近にスイッチ部20を設けて、そのスイッチ部20の3種類の各端子(カード挿入検知用端子21a、コモン端子22a、ライトプロテクト検知用端子23a)をハウジング10の後縁面からカード挿入方向に沿って外部へ引き出す構造とした。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリカード等のカードを装着するカード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の分野の技術としては、例えば図8(a),(b)に示すようなものがあった。
【0003】
図8(a),(b)は、従来のカード用コネクタの構造を示す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はカード挿入口側の側面図である。図9は、図8に示す従来のスイッチ部を用いたカード検知機能を示す模式図である。
【0004】
同図において、100は、ピンコンタクト群が配列されたコンタクト部130と、ライトプロテクト及びカード挿入を検知するためのスイッチ部200とを収納するハウジングである。
【0005】
スイッチ部200は、カード挿入検知用端子210aと、コモン端子220aと、ライトプロテクト検知用端子230aとを備え、ハウジング100におけるカード挿入スペースの横側に配置されている。そして、これら各端子210a,220a,230aは、図9に示すように、当該カード用コネクタが取り付けられた電子機器の検知回路400に電気的に接続される。検知回路400では、コモン端子220aとカード挿入検知用端子210aで電流のオン/オフ状態を検出してカード300の挿入状態を検知し、さらにライトプロテクト検知用端子230aとコモン端子220aで電流のオン/オフ状態を検出してカード300のライトプロテクト(書き込み禁止)設定の有無を検知するようになっている。
【0006】
次に、上記カード用コネクタのカード挿入動作について、図10及び図11(a),(b),(c)を参照しつつ説明する。
【0007】
図10及び図11(a)に示す状態は、カード300の挿入前の状態を示し、このときは、ライトプロテクト検知用端子230aより一体的に延びる板バネ230bの端面230cが、コモン端子220aより一体的に延びる板バネ220bの一方の端面220cに接触し、且つこの板バネ220bの他方の端面220dが、カード挿入検知用端子210aより一体的に延びる板バネ210bの端面210cより離れている状態にある。
【0008】
その後、例えばライトプロテクト手段310がロック状態に設定されたカード300がコネクタに挿入されていく過程で、まずライトプロテクト検知用端子230a側の端面230cが、コモン端子220a側の端面220cから一旦離れて非接触状態となる。
【0009】
さらにカード300がコネクタに挿入されていくと、コモン端子220a側の端面220dが、カード挿入検知用端子210a側の端面210cに接触する。その結果、検知回路400では、カード300が完全にコネクタに挿入されたことを検知する。さらに、ライトプロテクト検知用端子230a側の端面230cが、コモン端子220a側の端面220cに再び接触する(図11(c)参照)。これによって、検知回路400では、カード300にライトプロテクトが設定されていることを検知する。
【0010】
また、他の従来技術としては、2枚のカードが挿入される嵌合口を有すると共にコンタクトが挿入される挿入溝を有するハウジングと、このハウジングに保持・固定されると共にカードとの接触部とハウジングに固定される固定部と基板に接続する接続部とからなるコンタクトで構成されるメモリーカード用コネクタにおいて、前記コンタクトの接触部側を延設した係合部を設け、前記ハウジングの挿入溝に前記コンタクトの係合部と係合する係止部を設けるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
また、他の従来技術としては、コネクタ本体は左右側壁及び奥壁よりなり、左右側壁には使用されるメモリーカードの側壁に合わせた受容部がその全長に亘って形成され、側壁の内側面にはカード識別端子が複数段配置され、奥壁にはカードの蓄積情報を取り出し、又はカードに電子情報を書き込むための端子が適宜配置され、通常の書込み禁止のための保護端子が他側の側壁の適所に配置され、カード識別端子はばね状の金属帯片からなり、複数段に亘ってコンタクトの一側壁に配置されるとともに、夫々の識別端子の接触によりカードの存在を識別する識別タブが、カードを挿入しない状態では端子と離間して、側壁内に配置されているものがあった(例えば、特許文献2参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開2002−8755
【0013】
【特許文献2】
特開2001−351709
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカード用コネクタでは、次のような問題点があった。
【0015】
(1)コモン端子220a側の端面220dとカード挿入検知用端子210a側の端面210cとの接触は、可能な限りカード300が完全にコネクタに挿入された状態で行われるのが好ましい。しかし、上記従来のカード用コネクタでは、図10及び図11(b)に示すように、カード300がコネクタに完全挿入される1.7mm前の時点で、コモン端子220a側の端面220dが、カード挿入検知用端子210a側の端面210cに接触して、カード300が完全に挿入されたように検知してしまう、といった問題があった。
【0016】
このようにカード挿入検知の誤差(上記従来例では1.7mm)が大きいと、カード300がコネクタから1.7mm以上抜けないと、カード300が抜けたことを検知することができない。そのため、カード300が稼働中(メモリの読み出し/書き込み等)にコネクタから抜けた場合に、カード300が損傷する可能性が大きかった。
【0017】
(2)スイッチ部200の各端子210a,220a,230aは、カード挿入スペースの横側に設けられて、ハウジングの側面(カード挿脱方向に直角)から突出する形で外部へ引き出されている。それに合わせて、各端子210a,220a,230aに一体形成された板バネ210b,220b,230bが配置されている。このような配置構造がコネクタの横幅を大きくする原因になっていた(図8のコネクタの横幅W12=30.50mm、図8のカードガイド部の左横幅W11=4.46mm、図10のスイッチ部200の横幅W14=4mm)。
【0018】
(3)上記従来のカード用コネクタを金型により製造するに際して、図12に示すように、3種類の端子210a,220a,230aから成るスイッチ部200を、金型抜き方向D11,D12に直角の、ハウジング100の下側方向D13から挿入・圧入をするため、金型費用が増加する。
【0019】
本発明は、上述の如き従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、(1)コネクタのサイズを小さくし、(2)カード挿入検知の誤差を小さくし、(3)金型費用の低減を可能にした、カード用コネクタを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカード用コネクタでは、カードが挿入されるカード挿入スペースと、カード側のコンタクトに嵌合するためのピンコンタクトが配設されたコンタクト部と、前記カード挿入スペースに挿入されたカードの挿入状態を検知するためのスイッチ部とを有するハウジングを備えたカード用コネクタにおいて、前記スイッチ部は、前記カード挿入スペースの後端面に沿って、カード挿入方向に対して略直角に延設され、前記カード挿入スペースに挿入されるカードの先端面に押圧されて変位する板状の金属板バネと、前記カード挿入スペースの後端面より後方の位置で前記カード挿入方向に対して垂直方向に立設され、変位した前記金属板バネが当接される金属突起部と、前記金属板バネと一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第一の端子と、前記金属突起部と一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第二の端子とを有し、前記第一及び第二の端子を前記ハウジングの後縁面より外部へ引き出す構造としたことを特徴とする。
【0021】
本発明のカード用コネクタでは、カードが挿入されるカード挿入スペースと、カード側のコンタクトに嵌合するためのピンコンタクトが配設されたコンタクト部と、前記カード挿入スペースに挿入されたカードの挿入状態及びライトプロテクト設定状態を検知するためのスイッチ部とを有するハウジングを備えたカード用コネクタにおいて、前記スイッチ部は、前記カード挿入スペースの後端面に沿って、カード挿入方向に対して略直角に延設され、前記カード挿入スペースに挿入されるカードの先端面に押圧されて変位する板状の第一の金属板バネと、前記カード挿入スペースの後端面より後方の位置で前記カード挿入方向に対して垂直方向に立設され、変位した前記第一の金属板バネが当接される金属突起部と、前記カード挿入スペースの一側面に沿ってカード挿入方向に延設され、前記第一の金属板バネより前方の位置で、前記カード挿入スペースに挿入されるカードの側壁面またはライトプロテクト設定/非設定用のロック手段に押圧されて変位する板状の第二の金属板バネと、前記第二の金属板バネに並行して設置され、変位した前記第二の金属板バネが当接される金属当接部と、前記第一及び第二の金属板バネに一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第一の端子と、前記金属突起部と一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第二の端子と、前記金属当接部と一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第三の端子とを有し、前記第一、第二及び第三の端子を前記ハウジングの後縁面より外部へ引き出す構造としたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1(a),(b)は、本発明の第一実施形態に係るカード用コネクタを示す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はカード挿入口側の側面図である。図2は、図1に示すスイッチ部を用いたカード検知機能を示す模式図である。
【0024】
このカード用コネクタは、カード挿入スペース15が形成されたブロック体10と、該ブロック体10の両側部よりカードの挿脱方向に延設されたカードガイド部11,12とが一体形成された樹脂製のハウジングで構成されている。ブロック体10内部には、カード30側のコンタクトに嵌合するためのピンコンタクト13が複数配設されたコンタクト部と、カード挿入スペース15に挿入されたカードの挿入状態及びライトプロテクト設定状態を検知するためのスイッチ部20とが収納され、またカードガイド部11,12内には、カード30を装着してコンタクト部へ案内するためのガイド溝11a,12bが形成されている。
【0025】
スイッチ部20は、カード挿入検知用端子21aと、コモン端子22aと、ライトプロテクト検知用端子23aとを備え、これら端子21a,22a,23aの全てが、ブロック体10の後縁面からカード挿入方向に沿って突出する形で配置されている。
【0026】
そして、これら各端子21a,22a,23aは、図2に示すように、当該カード用コネクタが取り付けられた電子機器の検知回路40に電気的に接続される。検知回路40では、コモン端子22aとカード挿入検知用端子21aで電流のオン/オフ状態を検出してカード30の挿入状態を検知し、さらにコモン端子22aとライトプロテクト検知用端子23aで電流のオン/オフ状態を検出してカード30のライトプロテクト(書き込み禁止)設定の有無を検知するようになっている。
【0027】
図3は、本実施形態の特徴を成すスイッチ部20の詳細な構造を示す斜視図である。
【0028】
同図に示すように、スイッチ部20には、カード挿入方向にそれぞれ小、中、大の長さで延設された金属製の板状支持体21,22,23が間隔を置いて並行配置されている。板状支持体21の一側面(図3では左側面)からはリード状のカード挿入検知用端子21aがカード挿入方向に沿って延設され、さらに板状支持体21の反対側面(図3では右側面)から垂直方向に折曲されて金属突起部21bが構成され、その先端部には、板状支持体22側の板バネ22cの金属当接部22d(後述)に対向する金属当接部21cが形成されている。
【0029】
板状支持体22側では、該板状支持体22の一側面(図3では左側面)からリード状のコモン端子22aがカード挿入方向に沿って延設されている。また、板状支持体22の長手側面から垂直方向に折曲されて、カード挿入方向(図3では左側)に沿って片持ち梁状に延びる板状金属片22bを有し、該板状金属片22bが更にカード挿入方向に対して略直角方向に屈曲されて、カード挿入スペース15の後端面15aに沿って延びて板バネ22cが構成され、その先端部には金属当接部22dが形成されている。
【0030】
カード挿入スペース15に挿入されるカード30の先端面によって金属当接部22dが押圧されることで、板バネ22cが変位して、板状支持体22側の金属当接部22dが板状支持体21側の金属当接部21cに接触するようになっている。
【0031】
また、板状支持体22の長手側面から垂直方向に折曲されて、カード脱出方向(図3では右側)に沿って片持ち梁状に延びる板状金属片22eを有し、該板状金属片22eが更にカード挿入スペース15側へ山状に屈曲されて板バネ部22fが構成され、その先端部には金属当接部22gが形成されている。
【0032】
そして、板状支持体23側では、該板状支持体23の長手側面から垂直方向に折曲されて、カード脱出方向に沿って片持ち梁状に延びる板状金属片23bを有し、その先端部には金属当接部23cが形成されている。
【0033】
カード挿入スペース15に挿入されるカード30の側壁面またはライトプロテクト設定/非設定用のロック手段31(図4参照)によって、板バネ部22fの頂面が押圧されることで、板バネ部22fが変位して、板状支持体22側の金属当接部22gが板状支持体23側の金属当接部23cに当接するようになっている。
【0034】
次に、上記構成の本実施形態に係るカード用コネクタのカード挿入動作について、図4及び図5(a),(b),(c),(d)を参照しつつ説明する。
【0035】
図4及び図5(a)に示す状態は、カード30の挿入前の状態を示し、このときは、板状支持体22側の金属当接部22dは板状支持体21側の金属当接部21cに接触していない状態にあり、同様に、板状支持体22側の金属当接部22gが板状支持体23側の金属当接部23cに接触していない状態にある。
【0036】
その後、例えばロック手段31をロック位置(ライトプロテクト設定位置)に設定したカード30がカード挿入スペース15に挿入されていく過程で、まずカード30の側壁面によって板バネ部22fの頂面が押圧されることで、板バネ部22fが変位して、板状支持体22側の金属当接部22gが板状支持体23側の金属当接部23cに当接する。
【0037】
さらにカード30がカード挿入スペース15に挿入されていき、カード30の先端面が、カード挿入スペース15の後端面15a付近まで到達したとき、カード30の先端面によって金属当接部22dが押圧されて板バネ22cが変位し、そして後端面15aから略0.4mm前の位置まで到達したときに(図5(b)参照、W4=0.4mm)、板状支持体22側の金属当接部22dが板状支持体21側の金属当接部21cに接触する。その結果、検知回路40では、カード30が完全にコネクタに挿入されたことを検知する。
【0038】
これと同時に、山状に屈曲された板バネ部22fが、カード30の側壁に設けられたロック手段31スライド用の溝32に嵌合するため、板バネ部22fの頂面の押圧が解除されて板バネ部22fが元の位置に戻る結果、板状支持体22側の金属当接部22gが板状支持体23側の金属当接部23cから離れて非接触状態になる(図5(b)参照)。その結果、検知回路40では、カード30がライトプロテクト設定状態にあることを検知する。
【0039】
なお、ロック手段31をフリー位置(ライトプロテクト非設定位置)に設定したカード30がカード挿入スペース15に挿入される場合は、山状の板バネ部22fがロック手段31に当接されているので、板バネ部22fの頂面の押圧が解除されず板バネ部22fが元の位置に戻ることはない(図5(c)参照)。その結果、板状支持体22側の金属当接部22gと板状支持体23側の金属当接部23cとは接触状態を維持するため、検知回路40では、カード30がライトプロテクト非設定状態にあることを検知する。
【0040】
図5(d)に示す状態は、最終的にカード30が挿入完了した状態であり、カード30の先端面がカード挿入スペース15の後端面15aの位置まで完全に到達している。
【0041】
次に、本実施形態の利点を説明する。
【0042】
従来のスイッチ部は、3種類の各端子をカード挿入スペースの横側に設けて、ハウジングの側面から外部へ突出する形で引き出す構造であるが、これに対して本実施形態では、ハウジングの後縁部(カード挿入スペースの最奥部)付近にスイッチ部を設けて、3種類の各端子をハウジングの後縁面から外部へ引き出す構造としたので、次のような利点を得ることができる。
【0043】
(1)スイッチ部20の横幅がコンパクトになり(従来の図8(b)のW11=4.46mmに対して、本実施形態の図1(b)のW1=1.95mm)、その結果、コネクタの横幅を小さくすることができる(従来の図8のW12=30.50mmに対して、本実施形態の図1のW2=27.70mm)。
【0044】
(2)板状支持体22側の金属当接部22dと板状支持体21側の金属当接部21cと接触、つまりカード挿入検知用端子21aとコモン端子22aとの電気的導通は、カード30の先端面がカード挿入スペースの後端面15aの直前に到達するときとなるので、従来よりもカードが完全に挿入された状態で行われる。すなわち、カード挿入検知の誤差は無視できる程度に小さくなり(上記従来例の図11のW16=1.7mmに対して、本実施形態の図5のW4=0.4mm)、その結果、従来では1.7mm抜けないと、カードが引き抜かれたことを検知することができないが、本実施形態では、0.4mm抜けた時点で検知することができる。これは、稼働中のカードがコネクタから引き抜かられた場合において、カード損傷の可能性が従来例よりも小さくなることを意味する。
【0045】
(3)本実施形態のカード用コネクタを金型により製造するに際して、図6に示すように、3種類の端子21a,22a,23a等から成るスイッチ部20を、金型抜き方向D1,D2の二方向から挿入・圧入することができるため、金型費用の低減が可能になる。
【0046】
なお、本発明は、図7(a),(b)に示すように、2つのカード挿入スペースを有し、それに対応してそれぞれコンタクト部51,52が形成されたハウジング50を有するカード用コネクタにも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、次のような効果を奏する。
【0048】
(1)スイッチ部の横幅がコンパクトになるので、コネクタのサイズを小さくすることができる。
【0049】
(2)カード挿入検知の誤差を極小さくすることができるので、稼働中のカードがコネクタから引き抜かられた場合において、カード損傷の可能性が小さくなる。
【0050】
(3)スイッチ部を金型抜き方向から挿入・圧入することができるため、金型費用の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るカード用コネクタを示す図である。
【図2】図1に示すスイッチ部を用いたカード検知機能を示す模式図である。
【図3】実施形態の特徴を成すスイッチ部20の詳細な構造を示す斜視図である。
【図4】実施形態に係るカード用コネクタのカード挿入動作を示す図である。
【図5】実施形態に係るカード用コネクタのカード挿入動作を示す図である。
【図6】実施形態の効果を説明する図である。
【図7】実施形態の変形例を示す図である。
【図8】従来のカード用コネクタの構造を示す図である。
【図9】図8に示す従来のスイッチ部を用いたカード検知機能を示す模式図である。
【図10】従来のカード用コネクタのカード挿入動作を示す図である。
【図11】従来のカード用コネクタのカード挿入動作を示す図である。
【図12】従来例の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ブロック体
13 ピンコンタクト
15 カード挿入スペース
15a カード挿入スペースの後端面
20 スイッチ部
21a カード挿入検知用端子(第二の端子)
21,22,23 板状支持体
21b 金属突起部
21c 金属当接部
22a コモン端子(第一の端子)
22b 板状金属片
22c 金属板バネ(第一の金属板バネ)
22d 金属当接部
22e 板状金属片(第二の金属板バネ)
22f 板バネ部(第二の金属板バネ)
22g 金属当接部
23a ライトプロテクト検知用端子(第三の端子)
23b 板状金属片
23c 金属当接部
30 メモリカード
31 ライトプロテクト設定/非設定用のロック手段

Claims (2)

  1. カードが挿入されるカード挿入スペースと、カード側のコンタクトに嵌合するためのピンコンタクトが配設されたコンタクト部と、前記カード挿入スペースに挿入されたカードの挿入状態を検知するためのスイッチ部とを有するハウジングを備えたカード用コネクタにおいて、
    前記スイッチ部は、
    前記カード挿入スペースの後端面に沿って、カード挿入方向に対して略直角に延設され、前記カード挿入スペースに挿入されるカードの先端面に押圧されて変位する板状の金属板バネと、
    前記金属板バネと一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第一の端子と、
    前記カード挿入スペースの後端面より後方の位置で前記カード挿入方向に対して垂直方向に立設され、変位した前記金属板バネが当接される金属突起部と、
    前記金属突起部と一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第二の端子とを有し、
    前記第一及び第二の端子を前記ハウジングの後縁面より外部へ引き出す構造としたことを特徴とするカード用コネクタ。
  2. カードが挿入されるカード挿入スペースと、カード側のコンタクトに嵌合するためのピンコンタクトが配設されたコンタクト部と、前記カード挿入スペースに挿入されたカードの挿入状態及びライトプロテクト設定状態を検知するためのスイッチ部とを有するハウジングを備えたカード用コネクタにおいて、
    前記スイッチ部は、
    前記カード挿入スペースの後端面に沿って、カード挿入方向に対して略直角に延設され、前記カード挿入スペースに挿入されるカードの先端面に押圧されて変位する板状の第一の金属板バネと、
    前記カード挿入スペースの後端面より後方の位置で前記カード挿入方向に対して垂直方向に立設され、変位した前記第一の金属板バネが当接される金属突起部と、
    前記カード挿入スペースの一側面に沿ってカード挿入方向に延設され、前記第一の金属板バネより前方の位置で、前記カード挿入スペースに挿入されるカードの側壁面またはライトプロテクト設定/非設定用のロック手段に押圧されて変位する板状の第二の金属板バネと、
    前記第一及び第二の金属板バネに一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第一の端子と、
    前記第二の金属板バネに並行して設置され、変位した前記第二の金属板バネが当接される金属当接部と、
    前記金属突起部と一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第二の端子と、
    前記金属当接部と一体的に形成され、且つカード挿入方向に沿って延設されたリード状の第三の端子とを有し、
    前記第一、第二及び第三の端子を前記ハウジングの後縁面より外部へ引き出す構造としたことを特徴とするカード用コネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114100A (ja) * 2010-02-12 2010-05-20 Molex Inc カード用コネクタ
JP2010153387A (ja) * 2010-02-15 2010-07-08 Molex Inc カード用コネクタ
JP2010224966A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Fujitsu Component Ltd カード用コネクタ

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