JP2004133862A - AS−iアナログ電流入力スレーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力・流量・温度等の検出量を電流ループに電流信号として出力する電流出力センサ12からの電流信号を抵抗器6の両端電圧として入力し、電流信号のデジタル変換値を含むデジタル信号をI/V変換器5、A/D変換器4、マイコン3Aを介し求め、AS−iライン03に接続された図外のAS−iマスタの要求に応じてAS−iスレーブIC2を介しAS−iマスタへ送信するAS−iアナログ電流入力スレーブ02Ai−1にて、コミュニケータ13と電流出力センサ12間の通信に最小限必要な負荷抵抗をスレーブ02Ai−1の外側で電流ループ内に追加挿入する必要をなくする。
【解決手段】システムの立上がり時にAS−iマスタの指令によりAS−iスレーブIC2がマイコン3Aを介しアナログスイッチ8を開放し、抵抗器7を電流ループに挿入することで上記抵抗条件を満たし、コミュニケータとセンサ間の通信を可能にする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力・流量・温度等のプロセス変量の検出量を電流ループ上に電流信号として出力するセンサ機器から入力された電流信号をデジタルのAS−i信号(但しAS−iはActuator Sensor−interface の略)に変換し、電源線とデジタル伝送路を兼ねるAS−iラインを介してAS−iマスタへ送信するAS−iアナログ電流入力スレーブに関するもので、特にAS−iマスタとAS−iスレーブとをAS−iラインで結合してなるAS−iネットワークの構成の変化により前記電流ループの全抵抗値が変化しようとする場合にも、全抵抗値を容易に適正範囲に調整できるようにしたAS−iアナログ電流入力スレーブに関する。
【0002】
なお、以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0003】
【従来の技術】
AS−iは、主としてFA (Factory Automation) ネットワークにおいて、センサやアクチュエータを接続するためのビットレベルの信号を取り扱う、EN規格(非特許文献1参照)で規定された、フィールドネットワークの中では最下位層に位置する省配線化オープンネットワーク、またはこれに関連して用いられる機器をいう。
【0004】
図9は近年拡張された規格仕様に基づくAS−iネットワークの一般的な構成を示す。このAS−iネットワークは、通常、電源線とデジタル伝送路を兼ねた2本の電線からなるAS−iライン03にAS−i電源04、AS−iマスタ01、各種のAS−iスレーブ02(02Ai,02Ao,02D,02D’)を接続して構成される。
【0005】
ここでAS−i電源04は、AS−iマスタ01及び各AS−iスレーブ02(02Ai,02Ao,02D,02D’)への電源供給を行う。なお、このAS−i電源04にはAS−i通信信号を減衰させないためのデカップリング回路が内蔵されている。また、AS−iスレーブ02(02Ai,02Ao,02D,02D’)には必要に応じてAS−i電源04の他に補助電源05を接続することが認められている。
【0006】
図中のAS−iスレーブ02のうち、AS−iスレーブ02Dは規格仕様の拡張前から規定されているAS−iデジタルスレーブで、外部のビット出力機器(センサ等)またはビット入力機器(負荷、アクチュエータ等)との間で1台当り最大4ビットの入力または(および)出力を行う。
【0007】
従って図では細分して示してはいないが、このAS−iデジタルスレーブ02Dには4ビットまでの入力のみを行うもの、4ビットまでの出力のみを行うもの、4ビットまでの入力および出力を行うものが存在する。
【0008】
次にAS−iスレーブ02Aiと02Aoは拡張された規格仕様で追加されたAS−iアナログスレーブで、アナログ入力スレーブ02Aiは外部のアナログ出力機器(センサ等)から1台当り最大4チャネルのアナログ信号(例えば、電流、電圧、温度等)を入力し、アナログ出力スレーブ02Aoは外部のアナログ入力機器へ1台当り最大4チャネルのアナログ信号を出力することができる。但し、入・出力混在のアナログスレーブは認められていない。
【0009】
また、AS−iスレーブ02D’も規格仕様の拡張によって追加されたAS−i拡張アドレスデジタルスレーブで、通常の5ビットのアドレスの他に出力データの1ビットを拡張アドレスとして扱うAS−iデジタルスレーブである。
【0010】
従って図では細分して示してはいないが、このAS−i拡張アドレスデジタルスレーブ02D’にも3ビットまでの出力のみを行うもの、4ビットまでの入力および3ビットまでの出力を行うものが存在する。
【0011】
AS−iマスタ01は、上位のプログラムコントローラ(PLC)等に対する下位機器として動作し得るようになっている。そして予めAS−iマスタ01に必要なプログラムを組込むことによって、AS−iマスタ01はAS−i通信によりAS−iライン03に接続されている各AS−iスレーブ02を制御し、例えばAS−iスレーブ02に外部のセンサ等からの入力を行わせたり、この入力によって要求される外部の負荷、アクチュエータ等への出力を行わせたりするようにしている。
【0012】
AS−iスレーブ02は、5ビットのアドレスメモリを持ち、通常はこのアドレスメモリによって1〜31のアドレスをオフラインで設定できる。これにより、AS−i通信の識別を行う。従って通常は、AS−iマスタ01の1台当りAS−iスレーブ02を最大31台接続することができる。
【0013】
しかし、前述した規格仕様の拡張によってビット信号を扱うAS−iデジタルスレーブに関しては、5ビットのアドレスの他に出力データの1ビットを拡張アドレスとして扱うことができるようになり、前記した拡張アドレスを持ったAS−iデジタルスレーブ02D’は、AS−iマスタ1台当り最大62台を接続できるようになった。
【0014】
従つて、AS−iマスタ1台に接続できるAS−iスレーブ02の台数は、
(アナログスレーブ02Aiおよび02Aoの台数)
+(通常のデジタルスレーブ02Dの台数)
+((拡張アドレスデジタルスレーブ02D’の台数)/2)≦31
の条件で定まる。
【0015】
図8は外部のセンサ機器である電流出力センサ12から1チャネルのアナログ信号としての電流信号を入力するAS−iアナログ電流入力スレーブ02Ai−0の構成例を示す。この電流入力スレーブ02Ai−0は図外のAS−iマスタ01から延びるAS−iライン03に接続されており、図9のAS−iアナログ入力スレーブ02Aiの一形態に相当する。
【0016】
図8において、電流出力センサ12は圧力・流量・温度等のプロセス変量を検出してその検出量に対応する電流信号を、本例では抵抗器30、スレーブ02Ai−0の外部端子9、抵抗器6、スレーブ02Ai−0の外部端子10、抵抗器31を連ねた電流ループに出力する。
【0017】
コミュニケータ13は図外のモニタ(数値等の表示手段)を内蔵して電流出力センサ12の両端に接続され、電流出力センサ12と例えばHART等の通信機能によって通信を行い、電流出力センサ12に対する設定や較正を行う。
【0018】
また、I/V変換器5は電流出力センサ12の電流信号を抵抗器6の両端電圧として受取って電圧信号に変換し、A/D変換器4はI/V変換器5の出力信号(電圧信号)をデジタル値に変換する。
【0019】
マイコン3は常時、所定周期でA/D変換器4、I/V変換器5を介しセンサ12の電流信号のデジタル値(電流信号データ)を検出している。そして次に述べるAS−iスレーブIC2の要求に応じて最新の電流信号データを制御ビット1ビットを含む4ビットづつのデータに加工し、AS−iスレーブIC2から順次、出力される4ビットデータ(D3〜D0)に従い、そのつど対応する4ビットの前記加工データをAS−iスレーブIC2に返す。
【0020】
AS−iスレーブIC2は、AS−iライン03に接続され、電流入力スレーブ内の機器への電源供給を行うと共にAS−iライン03を介してAS−iマスタ01とAS−i通信を行う。
【0021】
即ち、AS−iスレーブIC2は、このAS−i通信によってAS−iマスタ01から与えられる指令に応じて上記のようにマイコン3から電流出力センサ12の最新の電流信号についての4ビットづつの加工データを順次入力し、そのつど入力した4ビットデータ分をAS−iマスタ01へ送信する。
【0022】
なお、32、33はそれぞれ電流出力センサ12からの電流信号を抵抗30、31の両端電圧によって受信する計器である。
【0023】
また、図7はAS−iアナログ電流入力スレーブ02Ai−0への電流信号の入力回路の別の構成例を示す。図7においては図8の受信計器32、33が省略され、電流出力センサ12の電流ループ内の電流入力スレーブ02Ai−0の外側に、この電流入力スレーブの電流検出用抵抗器6とは別に抵抗器7が挿入されている。
【0024】
このように電流出力センサ12の電流ループに別の抵抗器7を挿入する理由はコミュニケータ13の通信機能を生かすには電流ループ内の全抵抗値が所定の下限値(本例では250Ω)以上でなければならないためである。
【0025】
このように、従来のAS−iアナログ電流入力スレーブ02Ai−0は入力電流ループ内に一定値以上の抵抗を有し、外部に接続された電流出力センサ12の出力電流(電流信号)を検出している。
【0026】
【非特許文献1】
EN50295
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のAS−iアナログ電流入力スレーブには次のような問題がある。
【0028】
▲1▼AS−iアナログ電流入力スレーブに電流信号を入力する電流出力センサ12に通信機能(例えばHART)を持つコミュニケータ13のような手段を接続し、センサ12とコミュニケータ13との間で通信を行わせる場合、電流ループ内の全抵抗値が通信を行うために最小限必要な値(本例では250Ω)より小さいときには図7のように電流入力スレーブの電流ループ内に、このAS−iアナログ電流入力スレーブの利用者側で負荷抵抗を追加しなければならない。
【0029】
▲2▼他方、図8のような構成で電流ループ内の全抵抗値が上述の通信を行うために必要な値以上の場合、上述の負荷抵抗の追加は不要であるが、電流ループ内に接続できる負荷の抵抗、例えば受信計器32,33用の抵抗器30,31に関する制約が多くなる。
【0030】
図8において、例えば上述の通信を行うために必要な電流ループ内の許容最小抵抗値が250Ωで、電流ループ内の抵抗器30,31以外の抵抗値がこれに等しいと仮定し、4〜20mA仕様の電流出力センサ12を接続し、各々、250Ωの抵抗器30,31を介して電流ループ内の2箇所で受信計器32,33のための1〜5Vの電圧出力を得たいという場合、電流出力センサ12は全抵抗値750Ωの電流ループに電流信号を流し得るものでなければならない。このためには電流信号を出力する電源の電圧を高めた特別仕様の電流出力センサ12が必要になる場合があって煩わしい。
【0031】
本発明はこのような問題を解消し、AS−iアナログ電流入力スレーブが入力する電流出力センサ12からの電流信号の電流ループ内に電流入力スレーブの利用者側で負荷抵抗を挿入したり、電流信号用の電源電圧を高めた特別仕様の電流出力センサ12を用いたりする必要がなく、電流ループの全抵抗値を容易に許容範囲内に調整することができるAS−iアナログ電流入力スレーブを提供することを課題とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1のAS−iアナログ電流入力スレーブは、
AS−iマスタ(01)によって電源線とデジタル伝送路を兼ねるAS−iライン(03)を介し制御されるAS−iスレーブであって、
圧力・流量・温度等のプロセス変量の検出量を電流ループに電流信号として出力するセンサ機器(電流出力センサ12)からの該電流信号を、該電流ループに挿入され、且つ自身に内蔵する所定値の抵抗器(6)の両端電圧として入力し、前記AS−iマスタの要求に応じて少なくとも前記のように入力した電流信号の(I/V変換器5、A/D変換器4、マイコン3もしくは3Aまたは3Bを介して得られる)デジタル変換値を含むデジタル信号を(AS−iスレーブIC2を介し)前記AS−iマスタへ送信する前記AS−iスレーブとしてのAS−iアナログ電流入力スレーブにおいて、
前記電流ループに前記抵抗器とは別に挿入され、該電流ループ内の全抵抗値を所定幅で可変する抵抗値可変手段を備えたもの(アナログ電流入力スレーブ02Ai−1ないし02Ai−5)とする。
【0033】
また請求項2のAS−iアナログ電流入力スレーブは、請求項1に記載のAS−iアナログ電流入力スレーブにおいて、
前記抵抗値可変手段が前記AS−iマスタの制御のもとで前記可変を行うもの(アナログスイッチ8に並列接続された抵抗器7、デジタルポテンショメータ7Bなど)であるようにする。
【0034】
また請求項3のAS−iアナログ電流入力スレーブは、請求項1に記載のAS−iアナログ電流入力スレーブにおいて、
前記抵抗値可変手段が手動操作によって前記可変を行うもの(可変抵抗器7A、外部スイッチ8Aに並列接続された抵抗器7など)であるようにする。
【0035】
本発明の作用は、最近、ヨーロッパで省配線化を実現したビットレベルの信号を取り扱うオープンネットワークとしてデファクトスタンダードとなっているAS−i(Actuator Sensor−interface)のネットワーク、即ちAS−iマスタが電源線とデジタル伝送路を兼ねたAS−iラインを介してこのAS−iライン上にマルチドロップ状に接続されたAS−iアナログ電流入力スレーブを含むAS−iスレーブを制御するネットワークをより利用しやすくするために、特に、
電流出力センサ12が出力しAS−iアナログ電流入力スレーブが入力する電流信号のループのAS−iアナログ電流入力スレーブの内側部分に電流信号検出用の抵抗器6とは別に、電流出力センサ12とコミュニケータ13との通信を可能とするために電流ループの全抵抗値として最小限必要な抵抗値が得られる抵抗値可変手段を挿入し、
電流ループに受信計器32,33用の抵抗器30,31などが挿入されることによって、電流ループ内の全抵抗値が電流出力センサ12の電源電圧から定まる許容最大値を越える場合にも、抵抗値可変手段による抵抗値の可変によって電流ループ内の全抵抗値を許容最大値以内に納めることができるようにするものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施例としての構成を示し、この図は図7に対応している。図1においては図7と比較して、AS−iアナログ電流入力スレーブが02Ai−1に、マイコンが3Aにそれぞれ置き換わると共に、電流出力センサ12からの電流信号のループの電流入力スレーブ02Ai−1の内側部分に、この電流入力スレーブ02Ai−1の電流検出用抵抗器6とは別に抵抗器7が挿入され、且つ抵抗器7とマイコン3Aによって開閉されるアナログスイッチ8とが並列に接続されている。
【0037】
ここで、抵抗器6及び7の合計の抵抗値は、コミュニケータ13と電流出力センサ12との通信を行うために必要な下限値(本例では250Ω)となっている。これにより、電流信号のループに(電流入力スレーブ02Ai−1の外部で)負荷抵抗を追加することなくコミュニケータ13と電流出力センサ12との通信が可能となっている。
【0038】
AS−iスレーブIC2は、図外のD3〜D0の4つ(4ビット)のデータポートと、P3〜P0の4つ(4ビット)のパラメータポートと、データポート,パラメータポートのそれぞれを指定する2つのストローブ信号出力用ポートとを持ち、予め出力するストローブ信号によってデータポートの入出力を行うか、パラメータポートの入出力を行うかを指定する。
【0039】
そして、AS−iスレーブIC2がその相手となる制御対象(本例ではマイコン)に所定の処理を行わせたい場合は、AS−iスレーブIC2はパラメータポートを指定するストローブ信号に続き、その処理を指定する4ビットパラメータ(P3〜P0)を相手に出力する。そして、相手から対応する4ビット信号をパラメータポートで受取り相手がその処理を実行することを承知したことを認識する。
【0040】
また、AS−iスレーブIC2がその相手となる制御対象(本例ではマイコン)からデータを受取ろうとする場合は、AS−iスレーブIC2はデータポートを指定するストローブ信号に続き、受取るべきデータを指定する4ビットデータ(D3〜D0)を相手に出力する。そして、相手から対応する4ビットデータをデータポートで受取る。
【0041】
AS−iスレーブIC2がマイコン3Aから電流出力センサ12の電流信号データを受取るときは、従来技術で述べたように電流信号データの全ビット長に応じてこの動作が繰り返されることになる。
【0042】
次に図1の動作を述べる。図1の場合、電流出力センサ12からの電流信号のルーブ内には抵抗器6,7以外の負荷抵抗は挿入されておらず、また抵抗器7の非短絡時の電流ルーブの全抵抗値が電流出力センサ12の電源電圧で定まる許容上限値を越えてはいないので、コミュニケータ13と電流出力センサ12との通信を可能とするためには常時、アナログスイッチ8を開いておく必要がある。
【0043】
そこで、図1のAS−iネットワークのシステムの立上がり時にAS−iマスタ01(図外)がこのAS−iアナログ電流入力スレーブ02Ai−1に対してアナログスイッチ8を開放する指令を発するようにする。
【0044】
これにより、AS−iスレーブIC2は先ずパラメータポート指定のストローブ信号に続き、アナログスイッチ8を開放することを指定する4ビットパラメータ(P3〜P0)をマイコン3Aに出力する。なおこの場合、4ビットパラメータ(P3〜P0)のうちの1ビット、例えばP0でアナログスイッチ8の開閉が指定される。
【0045】
マイコン3Aはこのパラメータを受け、対応する4ビットデータをパラメータポートでAS−iスレーブIC2に返し、アナログスイッチ8を開放する。
【0046】
以後AS−iスレーブIC2は、電流ルーブ内の全抵抗値が許容上限値を越えずAS−iマスタからアナログスイッチ8を短絡すべき旨の指令を受けないかぎり、アナログスイッチ8を開放とした状態のままAS−iマスタ01の指令(要求)に応じて前述のように電流出力センサ12の電流信号データを含むデジタル信号をAS−iマスタ01へ送信する。
【0047】
図2は、本発明の第2の実施例としての構成を示す。図2においては図1に対し、AS−iアナログ電流入力スレーブが02Ai−2に置き換わり、さらに電流出力センサがスレーブ02Ai−2内に電源回路20を持つ2線式電流出力センサ12Aに置き換わっている。
【0048】
電源回路20は2線式電流出力センサ12Aに対し、電流入力スレーブ02Ai−2の外部端子22から電圧及び電流の供給を行う。
【0049】
この電流は2線式電流出力センサ12Aにより制御され、外部端子23に流入し、抵抗器6、抵抗器7を通ってグランド電位部Vssに到達する。このように電流出力センサ12Aからの電流信号のループは図1とは異なるが、電流ループに要求される抵抗値の条件、従ってAS−iマスタ01(図外)の指令によりAS−iスレーブIC2がマイコン3Aを介して行うアナログスイッチ8の開閉動作については図1と同様である。
【0050】
図3は、本発明の第3の実施例としての構成を示す。この図3では図1と同様AS−iアナログ電流入力スレーブ02Ai−1が使用されているが、電流出力センサ12からの電流信号のループ内に図8と同様、電流信号を電圧変換する受信計器32、33用の抵抗器30、31が挿入され、且つアナログスイッチ8が閉じられている。
【0051】
ここで、抵抗器30,31は各々250Ω、コミュニケータ13が電流出力センサ12と通信を行うために必要な電流ループの全抵抗値の下限を250Ωとする。
【0052】
抵抗器30及び31が無いときにもコミュニケータ13が通信できるようにするため、抵抗器6を50Ω、抵抗器7を200Ωとし、2つの抵抗値の合計を250Ωとする。また、電流出力センサ12の電源電圧から定まる電流ループの全抵抗値の最大許容値を600Ωとする。
【0053】
アナログスイッチ8が開放されている場合、電流ループ内抵抗の合計値は750Ωとなり電流出力センサ12の最大許容抵抗値600Ωを超えてしまう。従ってこの場合、アナログスイッチ8を短絡することにより、電流ループ内抵抗の合計値が550Ωとなり電流出力センサ12の最大許容抵抗値以下に抑えることができ、また、コミュニケータ13の通信に必要な下限の抵抗値250Ωも満足することができる。
【0054】
そこで図3のAS−iネットワークではシステムの立上がり時に図外のAS−iマスタ01がAS−iアナログ電流入力スレーブ02Ai−1へアナログスイッチ8を短絡すべき旨の指令を送信し、これによりAS−iスレーブIC2がマイコン3Aを介してアナログスイッチ8を短絡させるようにする。
【0055】
図4は本発明の第4の実施例としての構成を示す。図4では図1における抵抗器7及びアナログスイッチ8の代わりに手動の可変抵抗器7Aにより電流ループ内の抵抗値を調整するようにしたものであり、これに伴いマイコンが3に、AS−iアナログ電流入力スレーブが02Ai−3にそれぞれ置き換わっている。
【0056】
この場合、マイコン3は電流ループ内の抵抗値の調整に関わることはない。
【0057】
図5は、本発明の第5の実施例としての構成を示す。図5では図1におけるアナログスイッチ8の代わりに手動の外部スイッチ8Aにより電流ループ内の抵抗値を調整するようにし、これに伴いマイコンが3に、AS−iアナログ電流入力スレーブが02Ai−4にそれぞれ置き換わっている。
【0058】
この場合も図4と同様に、マイコン3は電流ループ内の抵抗値の調整に関わることはない。
【0059】
図6は、本発明の第6の実施例としての構成を示す。図6では、図1におけるアナログスイッチ8の代わりにデジタルポテンショメータ7Bを設け、マイコン3Bの制御により電流ループ内の抵抗値を調整するようにしたもので、これに伴いマイコンが3BにAS−iアナログ電流入力スレーブが02Ai−5にそれぞれ置き換わっている。
【0060】
図6ではAS−iネットワークのシステムの立上がり時に図外のAS−iマスタ01が、AS−iスレーブIC2に対してデジタルポテンショメータ7Bを所定の抵抗値に可変すべき旨の指令を送ることで、AS−iスレーブIC2が例えば、マイコン3Bに与えるパラメータ(P3〜P0)の2ビットを使い、マイコン3Bにデジタルポテンショメータ7Bの4通りの抵抗値を選択させるようにすることが可能となる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、圧力・流量・温度等のプロセス変量の検出量を電流ループに電流信号として出力する電流出力センサ12からの電流信号を、電流ループに挿入され、且つ自身が内蔵する所定値の抵抗器6の両端電圧に変えて入力し、AS−iマスタ01の要求に応じて入力した電流信号のデジタル変換値を含むデジタル信号をAS−iマスタ01へ送信するAS−iアナログ電流入力スレーブにおいて、
このAS−iアナログ電流入力スレーブの内部の電流ループ上に、電流信号検出用の抵抗器6とは別に電流ループ内の全抵抗値を所定幅で可変する抵抗値可変手段を備えるようにしたので、
電流出力センサ12にコミュニケータ13を接続し、コミュニケータ13と電流出力センサ12との間で通信を行う場合にも、AS−iアナログ電流入力スレーブの利用者側で電流ループ内にこの通信に必要な負荷抵抗を追加挿入することなく通信を行うことができる。
【0062】
また、電流ループ内に受信計器32,33用の抵抗器30,31等の負荷抵抗を接続しようして電流ループ内の全抵抗値が電流出力センサ12の電源電圧から許容される最大値を越える場合にも、上記抵抗値可変手段により電流ループ内の全抵抗値の一部を調整することで、接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての要部の構成図
【図2】本発明の第2の実施例としての要部の構成図
【図3】本発明の第3の実施例としての要部の構成図
【図4】本発明の第4の実施例としての要部の構成図
【図5】本発明の第5の実施例としての要部の構成図
【図6】本発明の第6の実施例としての要部の構成図
【図7】図1に対応する従来の構成図
【図8】図3に対応する従来の構成図
【図9】AS−iネットワークの一般的な構成図
【符号の説明】
01            AS−iマスタ
02            AS−iスレーブ
02Ai(02Ai−1,〜 02Ai−5)AS−iアナログ電流入力スレーブ
03            AS−iライン
2             AS−iスレーブIC
3,3A,3B       マイコン
4             A/D変換器
5             I/V変換器
6,7           抵抗器
7A            可変抵抗器
7B            デジタルポテンショメータ
8             アナログスイッチ
8A            外部スイッチ
9,10          アナログ電流入力スレーブの外部端子
12            電流出力センサ
12A           2線式電流出力センサ
13            コミュニケータ
20            電源回路
22,23         アナログ電流入力スレーブの外部端子
30,31         抵抗器
32,33         受信計器

Claims (3)

  1. AS−iマスタによって電源線とデジタル伝送路を兼ねるAS−iラインを介し制御されるAS−iスレーブであって、
    圧力・流量・温度等のプロセス変量の検出量を電流ループに電流信号として出力するセンサ機器からの該電流信号を、該電流ループに挿入され、且つ自身に内蔵する所定値の抵抗器の両端電圧として入力し、前記AS−iマスタの要求に応じて少なくとも前記のように入力した電流信号のデジタル変換値を含むデジタル信号を前記AS−iマスタへ送信する前記AS−iスレーブとしてのAS−iアナログ電流入力スレーブにおいて、
    前記電流ループに前記抵抗器とは別に挿入され、該電流ループ内の全抵抗値を所定幅で可変する抵抗値可変手段を備えたことを特徴とするAS−iアナログ電流入力スレーブ。
  2. 請求項1に記載のAS−iアナログ電流入力スレーブにおいて、前記抵抗値可変手段が前記AS−iマスタの制御のもとで前記可変を行うものであることを特徴とするAS−iアナログ電流入力スレーブ。
  3. 請求項1に記載のAS−iアナログ電流入力スレーブにおいて、前記抵抗値可変手段が手動操作によって前記可変を行うものであることを特徴とするAS−iアナログ電流入力スレーブ。
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