JP2004131247A - Image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にマルチジョブ機能を有するデジタル画像処理方式を採用する複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置のうち、特に複数の排紙トレイを有する画像形成装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、一般的に広く普及している複写機,プリンタ,FAX等の画像形成装置では形成された画像を記録紙(シート)に印字した後、この記録紙を画像形成装置外の排紙トレイに排出している。また、画像形成装置自体に、あるいはオプションとして記録紙の束に対してステイプルやシフトといったシート後処理機能を備えたフィニッシャを備えているものも多く普及している。このフィニッシャは単一の排紙トレイだけではなく、複数の排紙トレイを設けることによって、大量の記録紙の排紙の積載性を高めている。
【0003】
しかし複数の排紙トレイを設けた画像形成装置においては、以下の図24〜図26に示すような問題が発生する。
【0004】
図24〜図26は、従来の画像形成装置における排紙先制御方法の問題点を説明する図である。
【0005】
図24に示すように、排紙トレイA2401aと排紙トレイB2401bといった2つの排紙トレイを備えた画像形成装置において、排紙トレイA2401aの優先順位が高い場合、まず、図24(a)のように、トレイAに画像が形成された記録紙が排出される。ここでは、排紙トレイA2401a上に、図中3001に示すようにジョブ毎に排出された記録紙の束を「ジョブ1」,「ジョブ2」,「ジョブ3」と時系列毎に番号を付けて図示している。
【0006】
図24(a)に示すように、排紙トレイA2401aの優先順位が高いため、「ジョブ1」,「ジョブ2」,「ジョブ3」は、排紙トレイB2401bではなく排紙トレイA2401aに出力されている。
【0007】
次に、図示しないトレイフルセンサが排紙トレイA2401aのトレイフルを検知した場合、図24(b)に示すように、まだトレイフルとなっていない排紙トレイB2401bに「ジョブ4」が出力されている。
【0008】
また、「ジョブ4」の出力中に排紙トレイA2401aに排出された記録紙「ジョブ1」,「ジョブ2」,「ジョブ3」をユーザが取り除き、排紙トレイA2401a上に記録紙が存在しない状態になると、「ジョブ4」を出力し終わった後、次に出力する「ジョブ5」からは、既に排紙トレイA2401aのトレイフルは解除されているため、排紙トレイA2401aのほうが優先順位が高いため、排紙トレイA2401aに出力される。
【0009】
この結果、図24(c)のように、「ジョブ4」のみトレイBに出力され、「ジョブ4」の後続のジョブ、「ジョブ5」,「ジョブ6」,「ジョブ7」は、排紙トレイA2401aに出力される。
【0010】
このため、もし「ジョブ4」の出力枚数が少なく、また排紙トレイB2401bが、排紙トレイA2401aの下方に存在するため、排紙トレイB2401b上の記録紙が目立たない状態であった場合には、ユーザが排紙トレイB2401b上の記録紙「ジョブ4」の存在を見逃してしまい、「ジョブ5」,「ジョブ6」,「ジョブ7」の記録紙を取り除いてしまうというケアレスミスを発生させる可能性があった。
【0011】
これは複数の排紙トレイがあるうち、ある排紙トレイの優先順位が高いために発生する問題である。この問題は、最後に排出された排紙トレイに対して優先的に記録紙の排出を行うようにすれば問題が解決するように思われるが、それでも以下のような問題が発生する。
【0012】
特開2001−294362号公報に記載されているように、画像形成処理が行なわれる記録用紙は高温の定着部を通過するため、その用紙の含水率や繊維の状態等によっては、平面状ではなくカール(湾曲)した状態で排出されることがある。
【0013】
このようにカールした記録用紙が排出トレイ上に積載されると、記録用紙の見かけの積載高が高くなるため、センサ等が実際の許容積載枚数に達する前に検知してしまう可能性があり、まだ排出トレイ上に記録用紙を積載可能であるにもかかわらず、早い段階で画像形成処理が停止されてしまうという問題点がある。また、上述したようにカールした記録用紙は、後続して積載される記録紙の重みや自重等によってカールの度合がゆるやかになる(すなわち平面状になる)ため、時間の経過と共に記録用紙の積載高が徐々に低くなっていくことがある。
【0014】
そのため、上述したような従来の画像形成装置では、あるセットの記録用紙に画像形成処理を行なっている最中に排出トレイ上の記録用紙が許容積載高に達したことをセンサ等が検知したため、そのセットの最終の記録用紙まで画像形成処理を行なった後に停止したところ、停止した時には既に排出トレイ上の記録用紙は許容積載高に達していなかったということも起こり得ることが指摘されている。このような場合、図25に示すような状況が発生しうる。
【0015】
図25(a)のように、排紙トレイA2401aに「ジョブ1」「ジョブ2」「ジョブ3」を排出し,排紙トレイA2401aがトレイフルとなり、次にトレイBに「ジョブ4」を出力する。
【0016】
図24の説明では、排紙トレイA2401a上の「ジョブ1」,「ジョブ2」,「ジョブ3」の記録紙を取り除いたが,今回は取り除かずにそのまま「ジョブ5」の出力を行い、トレイBがトレイフルになるのを待つ。その結果、図25(b)のように、排紙トレイA2401aには「ジョブ1」,「ジョブ2」,「ジョブ3」が、トレイBには「ジョブ4」,「ジョブ5」が出力される。さらに、図25(c)に示すように、トレイBに「ジョブ6」を出力し、トレイB上でトレイフルを検知し、全てのトレイでトレイフルを検知したので、記録紙の排出を画像形成装置は停止し、これ以上排紙トレイに記録紙を排出して,トレイから記録紙があふれないようにする。
【0017】
しかしながら、上述したように画像形成装置の高温な定着器を通った記録紙は,はじめカールしているが、トレイ上の後続して積載される記録紙の重みや自重によって平面になり、過去にトレイフルと検知した場合でも、その後トレイフルが解除される可能性がある。
【0018】
例えば、図25(b)〜(c)に示される3101が排紙トレイA2401aでトレイフルを検知する積載高だとする。図25(a),(b)で「ジョブ3」が排出された時点では、排紙トレイ2401aに排紙された記録紙束が3101の高さに達していたため、排紙トレイA2401aではトレイフルを検知していたが、図25(c)の時点で、排紙トレイA2401a上の記録紙のカールが取れ、排紙トレイA2401aのトレイフルが解除され、排紙トレイA2401aに対して、記録紙を排出できるようになる。
【0019】
その結果、図25(c)に示すように、排紙トレイA2401a上の記録紙のカールが取れ、排紙トレイA2401aに対して、「ジョブ6」の後続の記録紙「ジョブ7」が排出されるため、排紙トレイA2401a上には「ジョブ1」,「ジョブ2」,「ジョブ3」,「ジョブ7」が、排紙トレイB2401b上には「ジョブ4」,「ジョブ5」,「ジョブ6」が排出され、ユーザは時系列順に記録紙を整理するには、自ら並べ替える必要が生じてしまう。
【0020】
また、図25(c)では、複数の排紙トレイがあるうち、最後に排出された排紙トレイに対して優先的に記録紙の排出を行うように制御していたが、図24のように、ある排紙トレイの優先順位が高い場合には、図25(d)のようなことも発生し、さらに問題は大きくなる。
【0021】
図25(d)では、トレイBに「ジョブ5」を排出し終わった時点で、排紙トレイA2401a上の記録紙のカールが取れ、排紙トレイA2401aのトレイフルが解除される。そのため「ジョブ5」の後続の「ジョブ6」は優先順位の高い排紙トレイA2401aに出力されてしまっている。また、「ジョブ6」を出力し終わった後は、排紙トレイA2401aは再びトレイフルとなるため、「ジョブ6」の後続の「ジョブ7」は再びトレイBに出力される。
【0022】
その結果、排紙トレイA2401a上には「ジョブ1」,「ジョブ2」,「ジョブ3」,「ジョブ6」が、排紙トレイB2401b上には「ジョブ4」,「ジョブ5」,「ジョブ7」が出力され、図25(c)の場合以上にユーザ自身が行う、記録紙を時系列順に並べ替えるという作業が発生してしまう。
【0023】
さらに、今日の画像形成装置では、複写機能だけではなく、電話回線を介したFAX、LANを介したネットワークプリント機能など、ありとあらゆるニーズをひとつの画像形成装置でまかなうマルチファンクション機能も一般的になってきている。そして複数のユーザが同時にひとつの画像形成装置を共有し、コスト減、省スペース化を実現している。
【0024】
このような従来の画像形成装置においては、例えば特開平2−233056公報などのように、複数のユーザがひとつの画像形成装置を共有し、排紙トレイをユーザ毎、ジョブ毎に振り分けることによって、仕分けを容易にする発明が提案されている。
【0025】
しかし、このような従来の画像形成装置においては、同一排紙トレイを複数のユーザが共有することについてはあまり考慮されていない。例えば、図26に示すような問題が生じる。
【0026】
図26では、ユーザ毎のジョブを示すために、記録紙の束に対して、ユーザA,ユーザBと表示して異なるユーザが出力した記録紙の束であることを図示している。
【0027】
ユーザAは、排紙トレイA2401a,排紙トレイB2401bの両方に出力できるように、ユーザBは排紙トレイB2401bのみに出力できるようにあらかじめ設定がなされている。
【0028】
例えば、時系列的に「ユーザA(1)」,「ユーザB(1)」,「ユーザB(2)」,「ユーザA(2)」,「ユーザA(3)」,「ユーザA(4)」と出力した場合、まず図26(a)では、排紙トレイA2401aに対して「ユーザA(1)」のジョブが出力される。その後、ユーザBが記録紙を排紙するが、ユーザBはトレイBのみ出力可能であるため、図26(b)のように、トレイBに「ユーザB(1)」,「ユーザB(2)」が出力される。
【0029】
次に、ユーザAが「ユーザA(2)」を出力するが、ユーザAは排紙トレイA2401a,排紙トレイB2401bに出力できるため,最後に排出された排紙トレイに対して優先的に記録紙の排出を行う場合には、排紙トレイB2401bに「ユーザA(2)」の記録紙が排出される。これにより、排紙トレイB2401bはトレイフルとなり、図26(c)のように、排紙トレイA2401aに対して「ユーザA(3)」,「ユーザA(4)」が出力され、排紙トレイA2401aには「ユーザA(1)」,「ユーザA(3)」,「ユーザA(4)」が出力され、排紙トレイB2401bには「ユーザB(1)」,「ユーザB(2)」,「ユーザA(2)」が出力されることになり、ユーザAが出力した記録紙は、時系列順に並ばないことになってしまい、後からユーザ自身が手作業により整理する必要が生じてしまう。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の画像形成装置では、複数の排紙トレイで、複数のユーザ或いはジョブ種毎に排紙トレイの仕分けを行った場合に、時系列順に出力結果を得られない場合が生じていた。
【0031】
これを解決するためには、ユーザの数,ジョブ種の数に相当する排紙トレイを用意することによって可能であるが、数少ないユーザしか存在しない環境、数多くのユーザが存在する環境と様々な環境があることや、途中でユーザの数の増加等の理由により、排紙トレイの数が定められないという問題がある。
【0032】
また、排紙トレイを多く設けることは機器のコスト高につながる点、そして単一空間(単一の排紙トレイ)上の記録用紙の積載量の低下といった問題が発生してしまう。
【0033】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、処理対象のシートが属するグループを判別し、該判別されたグループに属するシートの排紙先を、グループ毎の排紙先履歴情報に基づく排紙先とするように優先し、かつ該排紙先にトレイフルが発生した場合、他の排紙先が存在しても、過去の履歴からその排紙先にシートを出力していた場合には、トレイ切り替えを行わないようにプリント動作の給排紙制御を行うことにより、複数のユーザあるいはジョブ種等のグループ毎で複数の排紙トレイを共有した場合でも、各ユーザ,ジョブ種等のグループ毎に対して、記録用紙(シート)の時系列の積載順を保証する画像形成装置を提供することである。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シートを複数の排紙先に選択的に排出可能な画像形成装置であって、処理対象のシートが属するグループを判別する判別手段と、既に排出済みのシートの排紙先の履歴情報をグループに対応して記憶する第1の記憶手段と、前記判別手段により判別されたグループに属するシートの排紙先を、前記第1の記憶手段により記憶された排紙先とするようにプリント動作の給排紙制御を行う第1の制御手段とを有することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像入出力システムの全体構成を示すブロック図である。
【0036】
図において、200はリーダ部(画像入力(リーダ)装置)で、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部200は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット(DFユニット)250とで構成される。
【0037】
300はプリンタ部(画像出力(プリンタ)装置)で、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320と、印字された記録紙を機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330、及びステイプル処理、ソート処理を行うフィニッシャ部(フィニッシャユニット)500とで構成される。
【0038】
110は制御装置で、リーダ部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワーク400を介して、ホストコンピュータ4001,4002と接続されている。
【0039】
制御装置110は、リーダ部200を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録紙に出力してコピー機能を提供する。また、リーダ部200から読取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータ4001,4002へ送信するスキャナ機能、ホストコンピュータ4001,4002からネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
【0040】
PDLではページの区切りを示すコマンドが各言語ごとに定義されている。例えば、PostScript(登録商標)では「ShowPage」、PCLでは「FormFeed」というコマンドが定義されている。これらのコマンドが通知された場合に、はじめて1ページの区切りが判明する。またジョブの終了をホストコンピュータからのデータ転送が途切れてからのタイムアウトによって判別する方法も存在する。
【0041】
150は操作部で、制御装置110に接続され、各種キー及び液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システムを操作するためのユーザI/Fを提供する。
【0042】
図2は、図1に示したリーダ部200及びプリンタ部300の断面図である。
【0043】
まず、リーダ部200について説明する。
【0044】
リーダ部200において、原稿給紙ユニット(フィーダ)250は、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出トレイ219に排出するものである。
【0045】
原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214,215,216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD218によって読み取られる。
【0046】
CCD218から出力される画像データは、所定の処理が施された後、制御装置110へ転送される。リーダ部は原稿検出センサ230を備え、この原稿検出センサ230によって原稿の有無を検知する。この原稿検出センサはレバーによるセンサ、あるいは光学センサによって構成されている。
【0047】
制御装置110とリーダ装置200は、図3に示すコマンドのやり取りを行っている。
【0048】
図3は、図1に示した制御装置110とリーダ装置200との通信シーケンスを示す模式図である。
【0049】
まず、制御装置110はリーダ装置200に対して、フィーダ250上の原稿を給紙させるために原稿給紙実行要求8001を発行する。それに対しリーダ装置200はフィーダ250上の原稿を給紙した時点で原稿給紙終了ステータス通知8002を制御装置110に対して発行する。この時リーダ装置200はセンサ230上に原稿が存在するかどうかを検知し、センサ230上に紙が存在していれば「次原稿あり」を通知し、原稿が無ければ「次原稿なし」を通知する。つまり、原稿の有無は原稿給紙実行要求8001時に判明し、次原稿の有無は原稿給紙終了ステータス通知8002時に判明することになる。
【0050】
そして、制御装置110はスキャン実行要求8003をリーダ部200に発行し、原稿の画像読み取りを要求する。その後、リーダ部200は実際に画像読み取りを開始する時にスキャン実行準備終了通知8004、画像読み取り終了後にスキャン終了ステータス通知8005を制御装置110に対して通知する。
【0051】
再び、図2を参照して、プリンタ部300について説明する。
【0052】
プリンタ部300において、321はレーザドライバで、レーザ発光部322を駆動するものであり、制御装置110から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部322に発光させる。このレーザ光は感光ドラム323に照射され、感光ドラム323にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム323の潜像の部分には現像器324によって現像剤が付着される。
【0053】
また、プリンタ部300は用紙格納部として、それぞれ引き出し状の形状をしたカセット311,カセット312,カセット313,カセット314そして、機外に露出しているトレイ上の手差し給紙段315を備えている。
【0054】
用紙格納部には、それぞれ給紙センサがついており、それぞれカセット311にはセンサ351、カセット312にはセンサ352、カセット313にはセンサ353、カセット314にはセンサ354、手差し給紙段315にはセンサ355が装着されている。
【0055】
ここで、図4を参照して図2に示したカセット311〜314について説明する。
【0056】
図4は、図2に示したカセット311〜314の機構を示した図である。
【0057】
図4に示すように、用紙格納部(カセット311〜314)は、カセットの開閉を検知するカセット開閉センサ1201、補給された用紙を給紙するための給紙ローラ1202、複数枚の用紙を給紙しないように紙を分離する分離ローラ1203、分離した用紙を搬送路へ送る搬送ローラ1204、用紙の給紙が成功したか否かを検知する給紙センサ1208(図2に示した給紙センサ351〜354に対応、手差し給紙段315の給紙センサ355も同様)、補給した用紙を給紙ローラに接するために紙束を持ち上げるリフタ1205、リフトアップ位置を検知するリフト位置検知センサ1206、紙があるか否かを検知する紙検知センサ1207等から構成されている。
【0058】
再び、図2を参照してプリンタ部300について説明する。
【0059】
プリンタ部300は、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311、カセット312、カセット313、カセット314、手差し給紙段315のいずれかから記録紙を給紙し、転写部325へ搬送路331によって、感光ドラム323に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は搬送ベルト326によって、定着部327に搬送され、定着部327の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。その後、定着部327を通過した記録紙は搬送路335、搬送路334を通り排出される。あるいは、印字面を反転して排出する場合には、搬送路336、搬送路338まで導かれ、そこから記録紙を逆方向に搬送し、搬送路337、搬送路334を通る。
【0060】
また、両面記録が設定されている場合は、定着部327を通過したあと、搬送路336からフラッパ329によって、搬送路333に記録紙は導かれ、その後記録紙を逆方向に搬送し、フラッパ329によって、搬送路338、再給紙搬送路332へ導かれる。再給紙搬送路332へ導かれた記録紙は上述したタイミングで搬送路331を通り、転写部325へ給紙される。
【0061】
搬送路334より排出された記録紙はフィニッシャ部500へ搬送される。
【0062】
搬送された記録紙は、まずバッファユニット501へ送られる。ここでは、場合に応じて搬送されてきた記録紙をバッファローラに巻きつけてバッファリングする。例えば、この下流で行われるステイプル等処理に時間がかかる場合は、このバッファユニットを利用することによって本体から搬送されてくる記録紙の搬送速度を一定に保つことができ、スループットの向上に役立たせることが可能である。
【0063】
そして、記録紙は、この後上流排出ローラ対502、下流排出ローラ対503で排紙トレイA507aに排出される。
【0064】
また、ステイプルモードの場合は、上流排出ローラ対502で搬送され記録紙後端がこれを抜けた直後、ローレットベルト504によって引き戻され、スタックトレイ505に排出される。
【0065】
そして、所定の枚数分記録紙が積載されたあと、ステイプルユニット506によってステイプル処理が行われた後に、下流排出ローラ対503により排紙トレイA507aに排出される。また、シフトソート時にはスタックトレイに積まれた用紙を左右にずらし、排紙トレイA507aに排出することによって、部の切れ目を表現する。
【0066】
なお、排紙トレイA507a,排紙トレイB507bの2ビンは、連動して不図示の駆動ユニットにより上下に移動させることが可能である。
【0067】
また、図2においては、排紙トレイA507aに記録紙が排出される位置にあるが、これを上方向に移動して排紙トレイB507bに排出させることも可能である。
【0068】
各排紙トレイA507a,排紙トレイB507bには、排紙トレイ上に記録用紙の有無を検知する紙有無検知センサ508a,508bが存在する。また、排紙トレイ上に記録紙が積載される際、これ以上積載されると排紙トレイ上から記録紙が落下する恐れを防止するために、トレイフルセンサ509a,509bが存在する。
【0069】
図5は、図1に示した制御装置110とプリンタ装置300との通信シーケンスを示す模式図である。
【0070】
まず、1ページを印字する場合、制御装置110はプリンタ装置300に対して、印字準備要求9001を発行する。印字準備要求9001を受け取ったプリンタ装置300は、定着器温度制御や前回転等のプリント前処理を開始する。プリント前処理が完了した後、プリンタ装置300は、制御装置110に対して、印字準備ステータス9002を発行する。
【0071】
印字準備ステータス9002を受け取った制御装置110は、用紙の給紙を要求するために、プリンタ装置300に対して給紙実行要求9003を発行する。この時にカセット311,312,313,314,手差し給紙段315のいずれから給紙するのかをプリンタ部300に通知する。更に同時に排紙トレイA507a、B507bのいずれに排出するかの情報も負荷する。そして、シフトソートモード時にはシフト位置、ステイプルソートモード時ではステイプル位置の情報を付加して通知する。また、ジョブの最後のようにスタックトレイ505に排出された紙束の後処理を行い排紙トレイ507に排出する場合には、排出要求の情報も付加することになる。
【0072】
給紙実行要求9003を受け取ったプリンタ装置300は用紙の給紙を開始し、各用紙格納部に装着されているセンサ351,352,353,354,355のそれぞれのセンサに対して、給紙した用紙の後端を検知した後に、制御装置110に対して給紙結果ステータス9004を発行する。紙無しなどのエラーが発生した場合には給紙結果ステータスでプリンタ装置300は制御装置110に対してエラーを通知する。
【0073】
用紙の給紙を行ったプリンタ装置300は、次に所定の位置まで用紙が達したら、印字開始許可(印字開始準備完了9005)を発行する。プリンタ装置300から印字開始許可(印字開始準備完了9005)を受け取った制御装置110は、実際に画像形成が可能な状態になった時点で印字実行要求9006をプリンタ装置300に対して発行し、画像の形成、定着を要求する。その後、制御装置110とプリンタ装置300間でImageのハード信号同期が行われ、画像形成、さらには定着が行われる。
【0074】
画像形成が行われた用紙が片面の場合は機外排出のタイミング、あるいは両面の場合には片面完了(中間トレイ排出)のタイミングで、プリンタ装置300は制御装置110に対して印字結果ステータス9007を発行する。この際機外排出された用紙はスタックトレイ505上でしかるべき紙束の後処理を行い排紙トレイ507に排紙する。
【0075】
そして、用紙が機外に排出され、後続の出力画像が存在しない場合に、制御装置110はプリンタ装置300に対して印字終了通知9008を発行し、印刷後処理の実行をプリンタ装置300に要求する。
【0076】
つまり、制御装置110が給紙実行要求9003を発行してから、プリンタ部300から給紙結果ステータス9004をもらうまでの間は、プリンタ部300は各給紙格納部からの給紙動作が開始されているため(給紙動作中のため)、その間給紙格納部が開かれると給紙ジャムが発生する。
【0077】
また制御装置110はプリンタ装置300に対して給紙実行要求9003を発行する直前に、排紙トレイA507a、排紙トレイB507bに用紙が排出できるか確認する必要がある。
【0078】
以下、図6を参照して、図1に示した操作部150について説明する。
【0079】
図6は、図1に示した操作部150の構成を示す平面図である。
【0080】
図において、600はLCDタッチパネルで、主なモード設定、状況表示はここで行われる。601は0〜9までの数値を入力するためのテンキーである。602はIDキーで、装置が部門管理されている場合に部門番号と暗証モードを入力する際に使用されるものである。
【0081】
603は設定されたモードをリセットするためのリセットキー、604は各モードについての説明画面を表示するためのガイドキー、605はユーザモード画面に入るためのユーザモードキー、606は割り込みコピーを行うための割り込みキーになっている。
【0082】
607はコピー動作をスタートさせるためのスタートキー、608は実行中のコピージョブを中止させるためのストップキーである。
【0083】
609はソフト電源SWで、押下することによりLCDタッチパネル600のバックライトが消え装置は低電力状態に移行する。610は節電キーで、これを押下することで節電状態に入り、再度押下することで節電状態から復帰する。
【0084】
611,612はコピー、ボックスに移行させるためのファンクションキーである。図6ではコピーの標準画面が表示された状態を示しており、他のファンクションキー612を押下することでそれぞれの機能の標準画面が表示される。
【0085】
614は、LCDタッチパネル600のコントラストを調整するための調整キーである。615はカウンタ確認キーで、このキーを押下することでそれまでに使用したコピー枚数の集計を表示するカウント画面がLCDタッチパネル600上に表示される。
【0086】
616はジョブの実行中、画像メモリへの画像蓄積中を示すLED、617がジャム、ドアオープン等装置がエラー状態にあることを示すエラーLED、618は装置のメインスイッチがONになっていることを示す電源LEDになっている。
【0087】
<制御装置の説明>
以下、図7を参照して、図1に示した制御装置110の機能を説明する。
【0088】
図7は、図1に示した制御装置110の構成を示すブロック図である。
【0089】
図において、111はメインコントローラで、主にCPU112と、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路とから構成される。
【0090】
CPU112とバスコントローラ113は、制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROM I/F115を経由して読み込んだプログラムに基づいて動作する。このCPU112により実行されるプログラムには、ホストコンピュータから受信したPDL(Page Description Language;ページ記述言語)コードデータを解釈してラスタイメージデータに伸張する動作も記述されており、ソフトウエアによって処理される。バスコントローラ113は、各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
【0091】
116はDRAMで、DRAMインタフェース(DRAM I/F)117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
【0092】
121はネットワークコントローラ(Network Controller)で、I/F123によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)があげられる。
【0093】
また、125は汎用高速バスで、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスがあげられる。
【0094】
126はI/O制御部で、リーダ部200,プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、I/Oバス128によって外部I/F回路(スキャナI/F140,プリンタI/F145)に接続されている。
【0095】
132はパネルI/Fで、LCDコントローラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成される。
【0096】
操作部150は、液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置(図6に示したLCDタッチパネル600)と、複数個のハードキー(図6に示した各種キー)を有する。これらのタッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は、前述したパネルI/F132を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F132から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
【0097】
133はリアルタイムクロックモジュールで、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ用電池134によってバックアップされている。
【0098】
161はE−IDEインタフェース(コネクタ)で、外部記憶装置を接続するためのものである。このE−IDEインタフェースを介してハードディスクやCD−ROMドライブを接続し、プログラムや画像データを書き込んだり読み込んだりすることができる。
【0099】
142,147はコネクタで、それぞれリーダ部200,プリンタ部300に接続され、同調歩同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F(144,149)とから構成される。
【0100】
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダ部200と接続され、またスキャナバス141によってメインコントローラ111と接続されており、リーダ部200から受け取った画像を、その後の過程における処理の内容によって、最適な2値化を行ったり、主走査・副走査の変倍処理を行ったりする機能を有し、さらにリーダ部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する機能も有する。
【0101】
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
【0102】
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、またプリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されており、メインコントローラ111から出力された画像データにスムージング処理をして、プリンタ部300へ出力する機能を有し、さらにプリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
【0103】
また、DRAM116上に伸張されたラスタイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
【0104】
<メインコントローラの説明>
図8は、図7に示したメインコントローラ111の構成を示すブロック図である。
【0105】
図において、401はプロセッサコア(CPU)で、図7に示したCPU112に相当するものであり、64ビットのプロセッサバス(SCバス)を介して、システムバスブリッジ(SBB)402に接続される。
【0106】
SBB402は、図7に示したバスコントローラ113に相当するものであり、4×4の64ビットクロスバスイッチであり、プロセッサコア401の他に、キャッシュメモリを備えたSDRAMやROMを制御するメモリコントローラ403と専用のローカルバス(MCバス)で接続されており、さらにグラフィックバスであるGバス(GBus)404、IOバスであるBバス(BBus)405と接続され、全部で4つのバスに接続される。SBB402は、これら4モジュール間を、可能な限り、同時平行接続を確保することができるように設計されている。また、SBB402は、データの圧縮伸張ユニット(codec)418とも、codec I/Fを介して接続されている。
【0107】
Gバス404は、Gバスアービタ(GBA)406により協調制御されており、スキャナやプリンタと接続するためのスキャナ・プリンタコントローラ(SPC)408に接続される。
【0108】
また、Bバス405は、Bバスアービタ(BBA)407により協調制御されており、SPC408のほか、電力管理ユニット(パワーマネージメントユニット(PMU))409,インタラプトコントローラ(IC)410,UARTを用いたシリアルインタフェースコントローラ(SIC)411,USBコントローラ(USBC)412,IEEE1284を用いたパラレルインタフェースコントローラ(PIC)413,イーサネット(登録商標)を用いたLANコントローラ(LANC)414,LCDパネル,キー,汎用入出力コントローラ(汎用IOコントローラ(PC))415,PCIバスインタフェース(PCIC)416にも接続されている。
【0109】
また、PC415には、表示パネルやキーボードを備えた操作パネル417が接続される。
【0110】
<インタラプトコントローラの説明>
インタラプトコントローラ410は、Bバス405に接続され、メインコントローラチップ内の各機能ブロック及びチップ外部からのインタラプトを集積して、CPU401がサポートする6レベルの外部インタラプト及びノンマスカブルインタラプト(NMI)に再分配する。また、上記各機能ブロックとは、電力管理ユニット409,シリアルインタフェースコントローラ411,USBコントローラ412,パラレルインタフェースコントローラ413,イーサネット(登録商標)コントローラ414,汎用IOコントローラ415,PCIインタフェースコントローラ416,スキャナ/プリンタコントローラ408等である。
【0111】
<メモリコントローラの説明>
メモリコントローラ403は、メモリコントローラ専用のローカルバスであるMCバスに接続され、シンクロナスDRAM(SDRAM)やフラッシュROMやROMを制御する。
【0112】
<システムバスブリッジの説明>
図9は、図8に示したシステムバスブリッジ(SBB)402の構成を示すブロック図である。
【0113】
SBB402は、Bバス(入出力バス),Gバス(グラフィックバス),SCバス(プロセッサローカルバス)及びMCバス間の相互接続をクロスバススイッチを用いて提供する、マルチチャネル双方向バスブリッジである。クロスバススイッチにより、2系統の接続を同時に確立することが出来、並列性の高い高速データ転送を実現出来る。
【0114】
図に示すように、SBB402は、Bバス405と接続するためのBバスインタフェース2009と、Gバス404と接続するためのGバスインタフェース2006と、プロセッサコア401と接続するためのCPUインタフェーススレーブポート2002と、メモリコントローラ403と接続するためのメモリインタフェースマスタポート2001と,圧縮伸張ユニット418と接続するためのCODECバスインタフェース2014を備えるほか、アドレスバスを接続するアドレススイッチ2003,データバスを接続するデータスイッチ2004を含む。
【0115】
また、SBB402は、プロセッサコアのキャッシュメモリを無効化するキャッシュ無効化ユニット2005を備えている。
【0116】
<PCIバスインタフェースの説明>
図8に示すように、PCIバスインタフェース416は、メインコントローラ内部汎用IOバスであるBバス405と、チップ外部IOバスであるPCIバスの間をインタフェースするブロックである。
【0117】
<Gバスアービタ、Bバスアービタの説明>
図8に示したGバス404のアービトレーションは、中央アービトレーション方式であり、各バスマスタに対して専用のリクエスト信号とグラント信号を持つ。このアービタは制御方法をプログラミングすることが出来る。また、バスマスタへの優先権の与え方として、すべてのバスマスタを同じ優先権として、公平にバス権を与える公平アービトレーションモードと、いずれかひとつのバスマスタの優先権を上げ、優先的にバスを使用させる優先アービトレーションモード、のどちらかを指定できる。
【0118】
また、図8に示したBバスアービタ407は、IO汎用バスであるBバス405のバス使用要求を受け付け、調停の後、使用許可を選択された一つのマスタに対して与え、同時に2つ以上のマスタがバスアクセスを行うことを禁止する。アービトレーション方式は、3段階のプライオリティを持ち、それぞれのプライオリティに複数のマスタをプログラマブルに割り当てられる構成になっている。
【0119】
<スキャナコントローラ/プリンタコントローラ>
図10は、図8に示したスキャナ・プリンタコントローラ408の構成を示すブロック図である。
【0120】
スキャナ・プリンタコントローラ408は、VIDeoI/Fによってスキャナおよびプリンタと接続され、内部バスGバス404およびBバス405にインタフェースするブロックである。大別して以下の3つのブロック(スキャナコントローラ,プリンタコントローラ,Gバス/Bバス I/Fユニット(GBI))から構成される。
【0121】
・スキャナコントローラ
まず、スキャナコントローラについて説明する。
【0122】
図10において、4302はスキャナコントローラで、スキャナとビデオI/F(Scanner VIDeo I/F)で接続され、動作制御およびデータ転送制御を行うものであり、Gバス/BバスI/Fユニット(GBI)4301Aとは、IFバス(IF−Bus)で接続され、データ転送およびレジスタのリード/ライトが行われる。
【0123】
・プリンタコントローラ
次に、プリンタコントローラについて説明する。
【0124】
図10において、4303はプリンタコントローラで、プリンタとビデオI/Fで接続され、動作制御およびデータ転送制御を行うものであり、GBI 4301Bとは、IFバス(IF−Bus)で接続され、データ転送およびレジスタのリード/ライトが行われる。
【0125】
・Gバス/Bバス I/Fユニット(GBI)
次に、Gバス/Bバス I/Fユニット(GBI)について説明する。
【0126】
図10において、4301A,4301BはGバス/Bバス I/Fユニット(GBI)で、スキャナコントローラ4302,プリンタコントローラ4303をGバスまたはBバスに接続するためのユニットであり、スキャナコントローラ4302とプリンタコントローラ4303にそれぞれ独立して接続され、GバスとBバスの両方に接続されている。
【0127】
・CPバス(CP−Bus)
図10に示すCPバス(CP−Bus)は、スキャナとプリンタの画像データおよび水平垂直同期のための同期信号を直結するためのバスである。
【0128】
<電力管理ユニットの説明>
図8に示したメインコントローラ111は、CPUを内蔵した大規模なASICである。このため、内部のロジックが全部同時に動作してしまうと、大量の熱を発生し、チップ自体が破壊されてしまう恐れがある。これを防ぐために、メインコントローラ111は、ブロック毎の電力の管理、即ちパワーマネージメントを行い、さらにチップ全体の消費電力量の監視を行う。
【0129】
このパワーマネージメントは、それぞれのブロックが各自個別に行う。各ブロックの消費電力量の情報は、パワーマネージメントレベルとして、電力管理ユニット(PMU)409に集められる。PMU409では、各ブロックの消費電力量を合計し、その値が限界消費電力を超えないように、メインコントローラ111の各ブロックの消費電力量を一括して監視する。
【0130】
次に、片面画像形成および両面画像形成における給紙制御について説明する。
【0131】
まず、図11,図12を参照して、片面画像形成および両面画像形成における記録紙の搬送経路について説明する。
【0132】
図11は、図1に示したプリンタ部300の片面画像形成における記録紙の搬送経路を説明する模式図であり、図11(a)は記録紙の搬送経路を示し、図11(b)は表面排紙モードによる片面画像形成の記録紙の搬送経路を示し、図11(c)は背面排紙モードによる片面画像形成の記録紙の搬送経路を示す。
【0133】
図12は、図1に示したプリンタ部300の両面画像形成の記録紙を搬送する搬送経路を示す模式図である。なお、ここでは、手差し給紙段315から給紙した場合に限定して示すが、他のカセットから給紙した場合も同様である。
【0134】
プリンタ部300においては、図11(a)に示すように、記録紙搬送経路が、手差し給紙段315または各カセット311〜314から感光ドラム323と転写部325との間に至る搬送路331と、感光ドラム323上のトナー像が転写された記録紙を定着部(図示せず)を経て外部(排紙ビン)に向けて搬送するための搬送路335と、感光ドラム323上のトナー像が転写された記録紙を定着部(図示せず)を経て記録紙を搬送路338または搬送路333に導くための搬送路336と、搬送路338に導かれた記録紙を外部へ排出するための搬送路337と、搬送路333へ導かれた用紙を搬送路331へ導いて感光ドラム323と転写部325との間に再給紙を行うための再給紙搬送路332とから構成される。
【0135】
片面画像形成の場合、図11(b)に示すように、まず、手差し給紙段315から給紙された記録紙Sが、搬送路331を経て感光ドラム323と転写部325の間に搬送される。そして、この記録紙Sは、その表面に感光ドラム323上のトナー像が転写されたあとに、定着部に送られ、トナー像が定着部により記録紙S上に定着される。画像が定着された記録紙Sは、搬送路335を経て外部(排紙ビンまたは排紙処理ユニット330)に排紙される。
【0136】
また、背面排紙を行う場合には図11(c)に示すように、定着後の記録紙Sは、搬送路336を経ていったん搬送路338に導かれたあとに、搬送路337を介して排紙される。これにより、記録紙Sは外部へ背面排紙される。なお、図中、記録紙Sにおいて△印が付された面は、画像形成面を示す。
【0137】
両面画像形成の場合、図12(a)に示すように、手差し給紙段315から給紙された記録紙Sが、搬送路331を経て感光ドラム323と転写部325の間に搬送され、この記録紙Sの表面に感光ドラム323上のトナー像が転写された後に、定着部に送られる。
【0138】
定着部により画像が定着された記録紙Sは、搬送路336を経て搬送路333へ一旦導かれた後に、再給紙搬送路332へ導かれる。ここで、複数枚の記録紙に両面画像形成を行う場合には、所定枚数分の記録紙Sが順に給紙される。所定枚数分の記録紙Sが給紙されると、図12(b)に示すように、再給紙搬送路332上の記録紙は搬送路331を経て感光ドラム323に再給紙される。
【0139】
そして、再給紙された記録紙の裏面にトナー像が転写され、この両面に画像が形成された記録紙Sは定着部を経て外部に排紙される。次いで、再給紙搬送路332上の次の記録紙Sが再給紙される。なお、図中、記録紙Sにおいて△印が付された面は、最初に画像が形成された面を示し、ほぼ半円形状の印が付された面は、再給紙により画像形成された面を示す。
【0140】
以下、図13,図14,図15,図16を参照して、本発明の各ジョブ識別子ごとに使用できる排紙トレイを指示する手段について説明する。
【0141】
図13は、図6に示した操作部150における標準画面(ユーザインタフェース)を示す模式図であり、図6に示したLCDタッチパネル600上に表示される。なお、この図13は、デフォルトの操作画面であり、コピー等のジョブ投入を行うための指示画面となっている。
【0142】
図14は、図6に示したユーザモードボタン605を押下した時に現れるダイアログ画面(ユーザインタフェース)を示す模式図であり、図6に示したLCDタッチパネル600上に表示される。
【0143】
図14に示すように、このダイアログ画面には、いくつかのユーザモード(ユーザが設定できるモード)がカテゴリ別にボタンに割り振られている。14001は、全てのジョブ種に関連する共通仕様設定ボタンであり、このボタンを押下することにより、図15に示すダイアログ画面に移行する。
【0144】
図15は、図14の共通仕様設定ボタン14001の押下時に現れるダイアログ画面(ユーザインタフェース)を示す模式図であり、図6に示したLCDタッチパネル600上に表示される。
【0145】
図15に示すように、このダイアログ画面には、いくつかのモード設定の項目があり、そのうち15001は本発明の各ジョブ識別子(ジョブ種)毎に使用できる排紙トレイの設定「専用トレイの設定」ボタンであり、このボタンを押下することにより、図16に示すダイアログ画面が表示される。
【0146】
図16は、図15に示した「専用トレイの設定」ボタン15001の押下時に現れるダイアログ画面(後述する図17に示すジョブ識別子毎に使用できる排紙トレイの設定に関するユーザインタフェース)を示す模式図であり、図6に示したLCDタッチパネル600上に表示される。
【0147】
このダイアログ画面は、本発明の各ジョブ識別子(ジョブ種,ユーザ,部署等のジョブから識別可能なグループ)毎に使用できる排紙トレイを指示する手段に対応する。ここでは、ジョブ識別子をジョブ種とし、即ち、ユーザ毎,部署毎に排紙トレイを分けるのではなく、コピー,PDLプリント,その他といったジョブの種類毎に使用できる排紙トレイを指定するものとする。
【0148】
16001はコピージョブで排紙トレイA507aを使用するためのボタンであり、16002はコピージョブで排紙トレイB507bを使用するためのボタンであり、16003はPDLプリントジョブで排紙トレイA507aを使用するためのボタンであり、16004はPDLプリントジョブで排紙トレイB507bを使用するためのボタンであり、16005はその他のジョブで排紙トレイA507aを使用するためのボタンであり、16006はその他のジョブで排紙トレイB507bを使用するためのボタンであり、黒地に白文字で表示されているボタンは選択を表しており、白地に黒文字で表示されているボタンは非選択を表している。
【0149】
図16の場合には、コピーが排紙トレイA507a,B507bに出力可能、PDLプリントが排紙トレイA507aに出力可能、その他(FAXなど)が排紙トレイB507bに出力可能となっている。
【0150】
また、これら排紙トレイ選択ボタン16001〜16006は、トグルボタンになっており,ボタンを押下するたびに、選択,非選択が切り替わるようになっている。さらに、各ジョブ種毎のペアのうちいずれか(コピー用の選択ボタン16001と16002のペアのうちいずれか,PDLプリント用の選択ボタン16003と16004のペアのうちいずれか,その他用の選択ボタン16005と16006のペアのうちいずれか)が選択されていないと、出力する排紙トレイを特定できないため、どれか必ず一つの排紙トレイを選択するよう保護が入っている。即ち、各ジョブ種毎に「排紙トレイA507a,排紙トレイB507bの両方に出力できる」「排紙トレイA507aのみ出力できる」「排紙トレイB507bのみ出力できる」という設定が行える。
【0151】
この各ジョブ種ごとの設定を有効にする場合には、OKボタン16008を押下し、設定を有効にすることなく図16の画面を抜けるには、キャンセルボタン16007を押下する。
【0152】
図17,図18は、図1に示した制御装置110において本発明の排紙トレイ制御を管理するデータの構造を示す模式図であり、図7に示したDRAM116内に格納される。なお、図17は制御装置110がこれから給紙する紙を示すデータの構造に対応し,図18は排紙トレイ制御を管理するデータの構造に対応する。
【0153】
まず、図17を用いて,紙を示すデータの構造について説明する。
【0154】
図17において、17001は、制御装置110がこれから給紙する紙を示すデータ構造であり、内部にジョブ識別子(ジョブID)17002を包含している。このジョブ識別子17002は、図16の各ジョブ識別子毎に使用できる排紙トレイの設定に関するインタフェースで示したように、本実施形態では、ジョブ識別子をジョブ種としているため、「コピー」,「PDLプリント」,「その他」のジョブ種の違いを識別するのに用いられる。このジョブ識別子17002から、その紙を示すデータ構造17001に対応するジョブがどの専用トレイの設定のジョブ種であるかを導く手段はさまざまである。例えば、ジョブ識別子17002が「0001以上1000未満」が「コピー」ジョブ、「1001以上2000未満」が「PDLプリント」ジョブ、それ以外のジョブ識別子は「その他」ジョブに該当するといったように決めておけば良い。そのルール付けについてはここでは問わない。
【0155】
次に、図18を用いて排紙トレイ制御を管理するデータの構造について説明する。
【0156】
図18では、図16の各ジョブ識別子毎に使用できる排紙トレイの設定に関するインタフェースで示したように、そのインタフェースでの指示を制御装置110に保持した場合のデータ構造を模式的に示している。
【0157】
排紙トレイ制御のデータ構造18001は、ジョブ識別子毎、本実施形態では図16で説明したジョブ種毎に「コピー」ジョブ18002,「PDLプリント」ジョブ18003,「その他」ジョブ18004の領域に分けて管理しており、、図16で選択された排紙トレイボタン16001〜16006に対応する排紙トレイ(排紙トレイA507a又は排紙トレイB507b)が各ジョブ種毎に存在する出力可能排紙トレイリスト18005,18006,18007にそれぞれ登録するよう制御する。
【0158】
つまり、図16に示したように、コピーが排紙トレイA507a,排紙トレイB507bに出力可能、PDLプリントが排紙トレイA507aに出力可能、その他(FAXなど)が排紙トレイB507bに出力可能と設定された場合、コピーの出力可能排紙トレイリスト18005には排紙トレイA507aを示す要素18008と排紙トレイB507bを示す要素18009が接続される。また、この出力可能排紙トレイリスト18005では、リストの先頭にある要素(排紙トレイA507aを示す要素18008)に相当する排紙トレイ(排紙トレイA507a)が、現在出力している排紙トレイとなっている。
【0159】
同様にPDLプリントの出力可能排紙トレイリスト18006には、排紙トレイA507aを示す要素18010が接続される。また、その他の出力可能排紙トレイリスト18007には排紙トレイB507bを示す要素18011が接続されている。なお、ジョブ識別子の種類(ジョブ種等のグループ)毎に一番最近記録用紙の排出をした排紙先を、出力可能排紙トレイリスト18005,18006,18007の先頭の要素(ここでは要素18008,18010,18011)とするように接続する。このようなデータ構造で、図16に示したユーザインタフェースでの設定値が制御装置110内に保持される。
【0160】
また、出力可能排紙トレイリストに接続される排紙トレイに相当する要素18008,18009,18010,18011は、要素内に出力履歴フラグ18012,18013,18014,18015を包含している。この出力履歴フラグは、各ジョブ種毎に「排紙トレイ上にそのジョブ種の記録用紙が出力された」場合に「ON」となり、「該当する排紙トレイから記録用紙が取り除かれた」場合に「OFF」となる。即ち、出力履歴フラグ18012,18013,18014,18015は、給排紙制御を行う紙が属するジョブ識別子の種類(ジョブ種等のグループ)が過去に排出した排紙先を記憶するものである。以上のような排紙先の履歴情報を含むデータの記憶管理制御を行っている。このフラグの動きは以下に示す図19で説明する。
【0161】
図19は、図18で説明した制御装置110内の排紙トレイ制御のデータ構造(左側)と排紙トレイA507a,排紙トレイB507b上の記録紙束の状態(右側)を示す模式図であり、同時刻での実際の制御装置内のデータ構造の状態と排紙トレイの状態とを表現するものである。ただし、図18では「コピー」,「PDLプリント」,「その他」と3つのジョブ種について示していたが、この図では簡略化のために「PDLプリント」は省略し「コピー」,「その他」の2つのジョブ種のみで説明を行うものとする。
【0162】
以下、「コピージョブ1」,「その他ジョブ1」,「コピージョブ2」,「コピージョブ3」,「コピージョブ4」の順にジョブが処理される場合を例にして説明する。
【0163】
まず、図19(a)において、排紙トレイ制御のデータ構造は、コピーの排紙トレイ制御のデータ構造18002内の出力可能排紙トレイリスト18005に追加されている要素18008,18009のうち、先頭の要素18008は、排紙トレイA507aに相当するため、最初に処理される「コピージョブ1」は排紙トレイA507aに出力され、その際に、コピージョブは排紙トレイA507aに記録紙を出力したことを示すために、コピージョブの出力可能排紙トレイリスト18005の排紙トレイA507aに相当する要素18008内の出力履歴フラグ18012を「ON」に設定する。
【0164】
また、その他の排紙トレイ制御のデータ構造18004内の出力可能排紙トレイリスト18007に追加されている要素は、要素18011の1つのみで、さらに要素18011は排紙トレイB507bに相当するため、「その他ジョブ1」19002は排紙トレイB507bに出力され、その際に、その他ジョブは排紙トレイB507bに記録用紙を出力したことを示すために、その他ジョブの出力可能排紙トレイリスト18007の排紙トレイB507bに相当する要素18011内の出力履歴フラグ18015を「ON」に設定する。
【0165】
その結果、図19(a)での排紙トレイの状態は、排紙トレイA507aに「コピージョブ1」19001が1つ、排紙トレイB507bに「その他ジョブ1」19002が1つ出力された状態となる。
【0166】
次に、図19(a)の状態の後の図19(b)の状態について説明する。
【0167】
図19(a)の時点では、コピーの排紙トレイ制御のデータ構造18002内の出力可能排紙トレイリスト18005に追加されている要素18008,18009のうち、先頭の要素18008は、排紙トレイA507aに相当し、要素18008内の出力履歴フラグ18012は「ON」のままであった。
【0168】
そして、まだ排紙トレイA507aはトレイフルではないため、そのまま「コピージョブ2」19003,「コピージョブ3」19004は排紙トレイA507a上に出力される。
【0169】
そして、次に「コピージョブ4」19005を排紙トレイA507aに出力する時点で、トレイフルセンサ509aにより、排紙トレイA507aのトレイフルを検知した場合、制御装置110は排紙トレイ制御のデータ構造18002内の出力可能排紙トレイリスト18005に追加されている要素18008,18009のうち、まだ要素内の出力履歴フラグが「OFF」の要素はないかを検索する。この際、排紙トレイB507bに相当する要素18009の出力履歴フラグ18013は「OFF」のため、制御装置110は排紙トレイB507bにコピージョブを出力可能であると判断する。そして、制御装置110は排紙トレイB507bに記録用紙を出力する。
【0170】
そして、図19(b)に示すように、コピーの排紙トレイ制御のデータ構造18002内の出力可能排紙トレイリスト18005の要素の順番を排紙トレイB507bに相当する要素18009を先頭に、排紙トレイA507aに相当する要素18008を最後に並び替える。
【0171】
さらに、排紙トレイB507bにコピージョブの記録紙を排出したことを記録するために、コピーの排紙トレイ制御のデータ構造18002内の出力可能排紙トレイリスト18005の排紙トレイB507bに相当する要素18009内の出力履歴フラグ18013の値を「ON」に設定する。
【0172】
よって、図19(b)での排紙トレイの状態は、排紙トレイA507a上の「コピージョブ1」19001の上に、コピージョブが2つ(「コピージョブ2」19003,「コピージョブ3」19004)出力され、この状態で、トレイフルセンサ509aにより排紙トレイA507aのトレイフルが検知され、次のコピージョブである「コピージョブ4」19005が、排紙トレイB507bに出力された状態となる。
【0173】
次に、図19(b)の状態から、排紙トレイA507aと排紙トレイB507bに出力されたコピージョブに相当する記録紙の束(コピージョブ1〜4)を全て取り除いた図19(c)の状態について説明する。
【0174】
ユーザがコピージョブ1〜4を全て取り除くと、排紙トレイA507aは記録紙の束は一つも残らずに取り除かれた状態となり、排紙トレイB507bは「その他ジョブ1」19002が残った状態となる。
【0175】
この際、紙有無検知センサ508aは排紙トレイA507aから記録紙がなくなったことを検知する。そして、制御装置110は排紙トレイ制御のデータ構造18002,18004等全てのジョブ種の出力可能排出トレイリスト18005,18007から排紙トレイA507aに相当する要素を検索し、その要素内の出力履歴フラグの値を「OFF」にする。
【0176】
ここでは、排紙トレイA507aに相当する要素が出力可能排出トレイリストに登録されているのは、コピージョブ内にある要素18008であるので、その要素18008内の出力履歴フラグ18012を「OFF」にする。
【0177】
以上、図19を使って、出力可能排出トレイリストの動き,出力履歴フラグの動きについて説明を行った。本形態は、図19の各例のような出力状態となるよう排紙制御を行う。
【0178】
以下、図20,図21のフローチャートを参照して、図19で触れた制御装置110の動作について説明する。
【0179】
図20は、本発明の画像形成装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図5に示した制御装置110とプリンタ装置300との通信シーケンスにおいて、給紙実行要求9003を発行する直前(実際に用紙格納部から紙を給紙する直前)、或いは後述する図21の処理後に、制御装置110により(図7に示したCPU112によりROM114又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて)実行される制御フローに対応する。なお、S20001〜S20013は各ステップを示す。
【0180】
ステップS20001で処理が開始されると、ステップS20002に進み、給紙する紙が存在するか否かを確認する。つまり、図17に示した制御装置110が給紙する紙17001が存在するかどうかを確認する。ここで、給紙する紙17001が存在しないと判断した場合には、ステップS20013に進み、処理を終了する。
【0181】
一方、ステップS20002で、給紙する紙17001が存在すると判断した場合には、ステップS20003に進み、図17で示した制御装置110がこれから給紙する紙17001の内部にあるジョブID17002から、その紙がどのジョブ識別子の種類(ジョブ種)に属するかを調べ、ステップS20004に進む。
【0182】
ステップS20004において、ステップS20003から導いたジョブ識別子の種類(ジョブ種)から、図18に示した排紙トレイ制御を管理するデータ構造18001のうち,そのジョブ識別子の種類(ジョブ種)の出力可能排紙トレイリストから現在出力中の排紙トレイ(そのジョブ識別子の種類(ジョブ種)に属する紙が一番最後に(一番最近)排出された排紙トレイ)を導く。つまり、図19(a)の場合、コピーでは出力可能排紙トレイリスト18005の先頭の要素18008は排紙トレイA507aを示し,その他では出力可能トレイリスト18007の先頭の要素18011は排紙トレイB507bを示しており、それぞれが現在出力中の排紙トレイ(そのジョブ種に属する紙が一番最後に(一番最近)排出された排紙トレイ)となる。
【0183】
次に、ステップS20005において、ステップS20004から導いた現在出力中の排紙トレイ(そのジョブ識別子の種類(ジョブ種)に属する紙が一番最後に排出された排紙トレイ)が現在トレイフルの状態であるかを判断する。トレイフルかどうかは図2に示したトレイフルセンサ509a,509bによって検知することができる。もし現在出力中の排紙トレイがトレイフルであると判断した場合には、ステップS20006へ進み、一方、現在出力中の排紙トレイがトレイフルでないと判断した場合には、ステップS20010に進む。
【0184】
ステップS20006では、ステップS20005で現在出力中の排紙トレイがトレイフルであると判断されたため、該当するジョブ識別子の種類(ジョブ種)の出力可能排紙トレイリストから他に出力できる排紙トレイがあるかどうか導く。つまり、図19(a)の場合では、コピーの記録紙が排紙トレイA507aに出力されつづけ、排紙トレイA507aがトレイフルとなり、コピーに該当する出力可能排紙トレイリスト18005に排紙トレイA507a以外の排紙トレイに相当する要素が追加されているかを確認し、排紙トレイB507bに該当する要素18006が存在するため、コピージョブでは現在出力中の排紙トレイA507aの他に出力可能な排紙トレイとして排紙トレイB507bが存在することが導かれる。また、その他に該当する出力可能排紙トレイリスト18007に存在する要素は排紙トレイB507bに相当する要素18011のみなので、もし排紙トレイB507bがトレイフルとなった場合には、その他のジョブでは他に出力できる排紙トレイがないことが導かれる。
【0185】
次に、ステップS20007において、ステップS20006で導いた結果から、他に出力可能な排紙トレイがあるか否かを判断し、他に出力可能な排紙トレイがないと判断した場合には、ステップS20012に進み、トレイフルで給紙を停止し、ステップS20013に進み、処理を終了する。
【0186】
一方、ステップS20007で、他に出力可能な排紙トレイがあると判断した場合には、ステップS20008へ進み、ステップS20006で導いた他に出力可能な排紙トレイに相当する出力履歴フラグの値が「OFF」か否かを判断する。もしこの値が「ON」である(「OFF」でない)と判断した場合には、過去にこの排紙トレイに排出し、且つまだその紙が取り除かれていない可能性があるため、それを考慮し、その排紙トレイに出力することは、排出した記録紙が時系列に揃わないため、それを防止すべく出力しないよう制御する。
【0187】
よって、ステップS20008で、他に出力可能な排紙トレイに相当する出力履歴フラグの値が「ON」である(「OFF」でない)と判断した場合には、ステップS20012に進み、トレイフルで給紙を停止し、ステップS20013に進み、処理を終了する。これにより、時系列的な整合性を維持できなくなることを防止できる。
【0188】
一方、ステップS20008で、他に出力可能な排紙トレイに相当する出力履歴フラグの値が「OFF」であると判断した場合には、ステップS20009に進む。
【0189】
この場合、現在の排紙中の排紙トレイがトレイフルで、且つ他に出力可能な排紙トレイが存在し、その排紙トレイにはまだそのジョブ識別子の種類(ジョブ種)は紙を出力していないことが確定しているため、まず現在の排紙中の排紙トレイを次の出力可能な排紙トレイに切り替えるために、ステップS20009では、該当する出力可能排紙トレイリストの並び替えを行う。つまり、図19の場合、図19(a)の状態では、コピーの出力可能排紙トレイリスト18005の先頭の要素は排紙トレイA507aに相当する要素18008で、次は排紙トレイB507bに相当する要素は要素18009であったが、図19(b)の状態ではトレイフルによる排紙トレイの切り替えが行われたため、出力可能排紙トレイリスト18006の先頭の要素は排紙トレイB507bに相当する要素18009で、次は排紙トレイA507aに相当する要素18008と並び替えられた。
【0190】
次に、ステップS20010において、該当するジョブ種と出力可能な排紙トレイに相当する出力履歴フラグの値を「ON」にする。つまり、図19(b)の場合では、コピーの記録用紙が排紙トレイB507bに出力されたため,コピーで排紙トレイB507bに相当する要素18009内の出力履歴リスト18013の値が「ON」にされた。
【0191】
次に、ステップS20011において、定まった排紙トレイに対して、給紙動作を開始し、ステップS20013に進み、処理を終了する。
【0192】
以上のような出力履歴フラグのON/OFF制御も含む、出力済みのシートの排紙先の履歴情報に基づいた給排紙制御を実行する。
【0193】
以下、図21のフローチャートを参照して、排紙トレイから記録用紙を取り除いたとき、つまり用紙有無検知センサ508a、508bが紙無しを検知したとき、あるいはトレイフルセンサにより、トレイフルが解除された場合の動作について説明する。
【0194】
図21は、本発明の画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示した紙有無検知センサ508a,508bが紙無しを検知したとき、あるいはトレイフルセンサ509a,509bによりトレイフルの解除が検知されたときに制御装置110により(図7に示したCPU112によりROM114又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて)実行される制御フローに対応する。なお、S21001〜S21009は各ステップを示す。
【0195】
図2に示した紙有無検知センサ508a,508bで紙無し、あるいはトレイフルセンサ509a,509bでトレイフルの解除が検知され、ステップS21001において処理が開始されると、ステップS21002に進み、ステップS21002〜S21008までの動作を排紙トレイの数分繰り返す。つまり排紙トレイの数が2つであれば2回、3つであれば3回、ステップS21002〜S21008内のステップを繰り返し動作する。
【0196】
以下、ステップS21002〜S21008内の処理について説明する。
【0197】
ステップS21003において、検索中の排紙トレイ上に紙が存在するか否かを確認する。例えば、図19(c)の場合、排紙トレイA507aの記録紙の束は全て取り除かれたが、排紙トレイB507bにはまだ記録紙の束が存在する場合、ステップS21003では排紙トレイA507aの検索時に、紙はないと判断し、排紙トレイB507bの検索時には、紙があると判断することになる。
【0198】
ステップS21003で、カレント(検索中)の排紙トレイ上に紙が存在すると判断した場合には、ステップS21008へ進み、ステップS21002に戻って、次の排紙トレイの処理を行う。
【0199】
一方、ステップS21003で、カレント(検索中)の排紙トレイ上に紙が存在しないと判断した場合には、ステップS21004へ進み、ステップS21004〜S21007の処理を、ジョブ識別子の種類(ジョブ種)分繰り返す。つまり図19のように、「コピー」と「その他」の2つのジョブ種に分かれている場合には2回、図18のように、「コピー」,「プリント」,「その他」と3つのジョブ種に分かれている場合には3回繰り返す。
【0200】
以下、ステップS21004〜S21007内の処理について説明する。
【0201】
ステップS21005において、ジョブ種毎に存在する出力可能排出トレイリスト上に、紙が取り除かれた排紙トレイに相当する要素が存在するかを確認する。つまり図19(c)の場合で説明すると、排紙トレイA507aの紙が取り除かれた場合、まずコピーに相当する出力可能排出トレイリスト18005では、排紙トレイA507aに相当する要素18008が存在すると判断し、その他に相当する出力可能排出トレイリスト18007では、排紙トレイA507aに相当する要素は存在しないと判断する。
【0202】
ステップS21005で、ジョブ識別子の種類(ジョブ種)毎に存在する出力可能排出トレイリスト上に紙が取り除かれた排紙トレイに相当する要素が存在しないと判断した場合には、ステップS21007に進み、ステップS21004に戻って、次のジョブ種で検索をする。
【0203】
一方、ステップS21005で、ジョブ識別子の種類(ジョブ種)毎に存在する出力可能排出トレイリスト上に紙が取り除かれた排紙トレイに相当する要素が存在すると判断した場合には、ステップS21006に進み、ステップS21005で該当した要素の出力履歴フラグの値を「OFF」にする。この場合、その排紙トレイ上に紙が存在しないため、この排紙トレイには紙を出力してよいことになる。また、このように、紙無しになってはじめてフラグを「OFF」にするため、従来の技術の欄で説明した図25のように、記録用紙のカールが取れて、途中でトレイフルが解除されて、その排紙トレイに紙が出力されてしまう、といった恐れも存在しない。
【0204】
そして、ステップS21006の処理の後、ステップS21007に進み、ステップS21004に戻って、次のジョブ種で検索を行う。
【0205】
このようなステップS21004〜S21007の動作をジョブ識別子の種類(ジョブ種)の数分,ステップS21002〜S21008の動作を排紙トレイの数分繰り返し、該当する要素の出力履歴フラグの値を「OFF」にして、ステップS21009に進み,図20で説明した動作を行う。これによって、ステップS20012においてトレイフル状態で給紙停止をしていた制御装置110は、給紙を再開することが可能となる。
【0206】
以下、図22を参照して、本発明の画像形成装置における排紙トレイの制御方法によって、排紙トレイ上の記録用紙がジョブ識別子の種類(ジョブ種)ごとに時系列に並ぶことを示す。
【0207】
図22は、本発明の画像形成装置における排紙トレイの制御方法によって排紙トレイ上に記録用紙をジョブ種ごとに時系列に並ぶよう排紙可能なことを説明する模式図である。なお、以下の説明は、図16に示したジョブ種ごとに排出可能なインタフェースにおいて、コピーは「排紙トレイA507a」,「排紙トレイB507b」、プリントは「排紙トレイA507a」、その他は「排紙トレイB507b」に出力できるように設定されているものとして行う。
【0208】
図22(a)は以下のような状態となっている。
【0209】
時系列順に説明すると、まず1番目の出力の「コピー1」の出力束(1ジョブ分に相当)22001が排紙トレイA507aへ、2番目の出力の「その他1」の出力束22002が排紙トレイB507bへ、3番目の出力の「コピー2」の出力束22003が排紙トレイA507aへ、4番目の「プリンタ1」の出力束22004が排紙トレイA507aへ出力され、結果、排紙トレイA507aはトレイフルとなる。
【0210】
そして、5番目の出力の「コピー3」の出力束22005は排紙トレイA507aがトレイフルなので排紙トレイB507bへ、最後(6番目)に「その他2」の出力束22006が排紙トレイB507bに出力され、排紙トレイB507bもトレイフルとなる。
【0211】
このように、排紙トレイA507a,排紙トレイB507bともにトレイフルとなって、次に新たな出力としてコピージョブの「コピー4」が投入されたが、図20のステップS20012のトレイフルで給紙停止状態になった状態を、図22(a)は表現している。
【0212】
この図22(a)の状態で、コピーモードのジョブに相当する記録用紙の束(コピー1〜3)をすべて取り除いた場合、図22(b)の状態に遷移し、また、その他のモードのジョブに相当する記録用紙の束(その他1、2)をすべて取り除いたときは図22(d)の状態に遷移し、また、プリンタモードのジョブに相当する記録用紙の束(プリンタ1)をすべて取り除いたときは図22(c)の状態に遷移する。そして、図22の(c)の状態からさらに、排紙トレイA507a上のコピーモードジョブの「コピー1」22001,「コピー2」22003の記録用紙の束を取り除くと、図22(e)の状態に遷移する。
【0213】
まず、図22(b)の状態について説明する。
【0214】
図22(b)の状態は、上述したように図22(a)からコピーモードのジョブに相当する記録用紙の束をすべて取り除いた状態であり、排紙トレイA507aには「プリンタ1」22004が、排紙トレイB507bには「その他1」22002,「その他2」22006が積載されている。また、コピーモードのジョブに相当する記録用紙の束をすべて取り除いたことにより、排紙トレイA507a,排紙トレイB507bともにトレイフルは解除されたので図21に示した処理が動作する。しかし、排紙トレイA507a,排紙トレイB507bともにまだコピーモードのジョブ以外のジョブ種の記録用紙の束(プリントモード、その他のモードの各ジョブの出力束)が存在するので、図21のステップS21003の排紙トレイ上に紙があるかのチェックではじかれ(ステップS21004〜S21007の処理をスキップしてステップS21008に移行させるため)、制御装置110内の排紙トレイ制御を管理するデータ構造の出力履歴フラグの操作はどれも行われない。
【0215】
そして、図20に示した処理に進み、ステップS20002で出力すべきジョブの「コピー4」22007の紙がトレイフルで給紙停止中だったので、給紙する紙が存在すると判断されてステップS20003に進み、出力すべきジョブのジョブ種(グループ)の判別処理を行い、ジョブ種(グループ)がコピーであることを確認し、該確認結果に基づき、既に出力済みのジョブ(上記1番目〜6番目の各ジョブ)のうちの、上記ジョブ種(グループ)に属するジョブ(コピー1、コピー2、コピー3)で、且つ、その候補の中でも、最後に出力したジョブ(一番最近に出力したジョブという意味)の排紙先が何処かを確認する。ここでは、コピージョブを最後に出力した排紙トレイは、図22(a)で「コピー3」のジョブ22005を排紙トレイB507bに出力したので、出力すべき「コピー4」のジョブの排紙先を排紙トレイB507bと決定する。ステップS20005で出力対象である排紙トレイ507bのトレイはトレイフルか否かを確認すると、排紙トレイB507bのトレイフルは解除されているため、ステップS2010に進み、当該ジョブの出力を許可し、図22(b)に示すように、排紙トレイB507bに対して、「コピー4」22007を出力するよう制御する。即ち、制御装置110は「コピー4」22007を排出するように、図5に示したように、プリンタ装置300に対して給紙実行要求9003を発行し、該ジョブのプリント処理を実行させ上記トレイへ排紙させる。
【0216】
次に、図22(d)の状態について説明する。
【0217】
次に図22(d)の状態は、図22(a)からその他のモードに相当するジョブ(その他1、2のジョブ)の記録用紙の束をすべて取り除いた状態であり、排紙トレイA507aには「コピー1」22001,「コピー2」22003,「プリンタ1」22004が存在し、排紙トレイB507bには「コピー3」22005が存在している。また、「その他1」22002,「その他2」22006の記録用紙の束を取り除いたことにより、排紙トレイB507bのトレイフルは解除されたので図21に示した処理が動作する。しかし、排紙トレイA507aには「コピー1」22001,「コピー2」22003,「プリンタ1」22004が、排紙トレイB507bには「コピー3」22005の記録用紙の束が存在するので、図21のステップS21003の排紙トレイ上に紙があるか否かのチェックではじかれ(ステップS21004〜S21007の処理を飛ばしてステップS21008に進むため)、制御装置110内の排紙トレイ制御を管理するデータ構造の出力履歴フラグの操作はどれも行われない。
【0218】
そして、図20に示した処理に進み、ステップS20002で、これらから新たに出力すべき「コピー4」のジョブ22007の為の紙がトレイフルで給紙停止中だったので、給紙する紙が存在するためステップS20003に進み、上記と同様な手順により、出力すべきジョブのジョブ種がコピーであることを確認し、既に出力済みのジョブのうちの上記ジョブ種に相当するコピージョブのうちの最後に出力したジョブの排紙先を確認し、その排紙先を「コピー4」のジョブの排紙先と決定する。上記ジョブ種(グループ)で最後に出力したジョブは「コピー3」であり、その排紙トレイは、図22(a)で「コピー3」22005を排紙トレイB507bに出力したので、排紙トレイB507bとなる。、そして、ステップS20005で注目排紙先のトレイはトレイフルか否かを確認すると、排紙トレイB507bのトレイフルは解除されているため、「コピー4」のジョブの出力を許可し、図22(d)に示すように排紙トレイB507bに対して、「コピー4」22007を出力するよう制御する。即ち、制御装置110は「コピー4」22007を排出するように、図5に示したように、プリンタ装置300に対して給紙実行要求9003を発行し、プリント動作を実行させ、排紙トレイB507bへの排紙を行わせる。
【0219】
次に、図22(c)の状態について説明する。
【0220】
図22(c)の状態は、上述したように図22(a)からプリントモードのジョブに相当する記録用紙の束(「プリンタ1」22004)をすべて取り除いた状態であり、排紙トレイA507aには「コピー1」22001,「コピー2」22003が存在し,排紙トレイB507bには「その他1」22002,「コピー3」22005,「その他2」22006が存在している。
【0221】
上述したように「プリンタ1」22004の記録用紙の束を取り除いたことによって、排紙トレイA507aのトレイフルは解除されて、図21に示した処理が開始される。
【0222】
しかし、排紙トレイA507aには「コピー1」22001,「コピー2」22003が、排紙トレイB507bには「その他1」22002,「コピー3」22005,「その他2」22006の記録用紙の束が存在するので、図21のステップS21003の排紙トレイ上に紙があるか否かのチェックではじかれ(ステップS21004〜S21007の処理を飛ばしてステップS21008に進むため)、制御装置110内の排紙トレイ制御を管理するデータ構造の出力履歴フラグの操作はどれも行わない。
【0223】
そして、図20に示した処理に進み、ステップS20002で、出力すべきジョブの「コピー4」22007の紙がトレイフルで給紙停止中だったので、給紙する紙が存在すると判断されてステップS20003に進み、ジョブ種がコピーであることを確認し、ステップS20003で確認し、コピージョブを最後に出力した排紙トレイは、図22(a)で「コピー3」22005を排紙トレイB507bに出力したので、排紙先として排紙トレイB507bとなり、ステップS20005で該トレイはトレイフルか否かを確認すると、排紙トレイB507bのトレイフルは解除されていないため、ステップS20006に進む。ステップS20006,S20007では、他に排出できる排紙トレイがあるか確認し、排紙トレイA507aに出力できるのでステップS20008に進み、出力履歴フラグが「OFF」か否かチェックを行うが、出力履歴フラグは「ON」のままなので、この時点では、排紙トレイA507aに出力対象のジョブを出力可能であっても、出力しないよう制御し、ステップS20012に進み、トレイフルの給紙停止に移行し、何れのトレイにも「コピー4」22007を出力しないよう制御する。そして、時系列順を確保できる状態になるまで出力を待機させる。これにより、各グループ毎(この例では各ジョブ種毎)の記録紙の出力を時系列順に維持できずに、1つのグループ内のジョブが時系列順を維持できない状態で、ばらばらに出力されてしまう等の不具合を未然に防止できる。
【0224】
引き続き、図22(e)の状態について説明する。
【0225】
図22(e)の状態は、上述の図22(c)の積載状態から記録用紙の束「コピー1」22001,「コピー2」22003を取り除いた状態であり、排紙トレイA507aは、全ての記録用紙の束が取り除かれ、排紙トレイB507bには「コピー3」22005が存在している。この状態で、排紙トレイA507aの紙有無センサ508aが紙無しを検知したので、図21に示した処理が動作する。
【0226】
排紙トレイA507a上の紙は全て取り除かれたので、図21のステップS21003の排紙トレイ上に紙があるか否かのチェックに進み、制御装置110内の排紙トレイ制御を管理するデータ構造の出力履歴フラグの操作を行う。この場合、排紙トレイA507aに相当する出力可能排紙トレイリストに存在する要素は、図18で示した場合では、コピーに属する要素18008とプリントに属する要素18010が存在し、それぞれの要素内の出力履歴フラグ18012,18014の値を「OFF」にする。
【0227】
そして、図20に示した処理に進み、ステップS20002で「コピー4」22007の紙がトレイフルで給紙停止中だったので、そのジョブの為に給紙する紙が存在するためステップS20003に進み、上記同様に、ジョブ種がコピーであることをステップS20003で確認し、コピージョブが最後に出力した排紙トレイは、図22(a)で「コピー3」22005を排紙トレイB507bに出力したように、排紙トレイB507bとなり、ステップS20005で現在出力中のトレイはトレイフルか否かを確認すると、排紙トレイB507bのトレイフルは解除されていないため、ステップS20006に進む。ステップS20006,S20007では他に排出できる排紙トレイがあるか確認し、排紙トレイA507aに出力できるのでステップS20008に進み、出力履歴フラグが「OFF」か否かのチェックを行うが、先の図21の処理において排紙トレイA507aに相当する要素の出力履歴フラグは「OFF」になっているので、排紙トレイA507aに出力することができ、ステップS20009,S20010に進み、出力可能排紙トレイリストの並び替えを行うよう管理データを書き換える。図18に示した設定で説明すると、コピーの排紙トレイA507aに相当する出力可能排紙トレイリストの要素18008内の出力履歴フラグ18012の値を「ON」にし、ステップS20011に進み、排紙トレイA507aに「コピー4」22007を出力する。即ち、制御装置110は「コピー4」22007を排出するように排紙先を決定し、図5に示したように、プリンタ装置300に対して給紙実行要求9003を発行し、プリント動作及び上記排紙先への排出動作を実行させる。このように、ユーザによるトレイからのシートの取出作業等により、図22(d)のような状態から図22(e)のような状態に遷移することで、時系列順の出力を維持可能な状態になったことに応じて、出力を待機していたジョブの出力を実行させる。
【0228】
以上説明した本発明の画像形成装置における排紙先(トレイ)制御方法より、同一ジョブ種であれば、時系列順に排紙されるので、記録紙が混ざってしまうという不具合を防ぐことが可能となる等の効果を奏す。
【0229】
また、上記実施形態では、ジョブ種毎に使用できる排紙トレイを設定するとともにジョブ識別子の種類をジョブ種とし、ジョブ識別子の種類(ジョブ種)毎に時系列に排紙されるように構成したが、本実施形態の「ジョブ種」は「グループ」の一例である。他の例として、「ユーザ」、「部門」等を「グループ」としてもよく、ユーザ毎,部署毎等の様々なグループ毎に使用できる排紙トレイを設定するとともにジョブ識別子の種類をユーザ,部署等の様々なグループとし、ジョブ識別子の種類(ユーザ,部署等の様々なグループ)毎に時系列に排紙されるように構成してもよい。
【0230】
例えば、「グループ」を「ジョブ種」で管理するならば、コピージョブが第1グループに属し、ファクシミリジョブが第2グループに属し、プリントジョブが第3グループに属すようグループ化の設定を行い、各モードのジョブを夫々該グループ化の設定に従い処理する。又、「グループ」を「ユーザ」で管理するならば、例えば、ユーザAを第1グループ、ユーザBを第2グループ、ユーザCを第3グループに所属するようグループ化の設定を行い、各人のジョブを該グループ化に従い処理する。又、「グループ」を「部門」で管理するなら、例えば、第1部門の構成員のユーザA、ユーザB、ユーザCを第1グループに所属させ、第2部門の構成員のユーザC、ユーザDを第2グループに、第3部門の構成のユーザE、F、Gを第3グループに所属させるようグループ化の設定を行い、各部門の各人からのジョブを夫々該グループ化情報に従って給排紙制御する。又、このように「ジョブ種毎」、「ユーザ毎」、「部門毎」等の如何なる条件項目を「グループ」とするかをユーザインタフェースを介してユーザにより設定可能とする。そして、該ユーザのグループの登録の仕方に対応して出力履歴フラグの管理運用も定め、上述の排紙制御を行う。
【0231】
又、このように、ジョブ識別子を、ユーザ,部署等のグループとする場合は、図16に示したユーザインタフェースは、そのグループ(ユーザ,部署等のグループ)毎にトレイA,トレイBを設定するボタンを有するものとする。
【0232】
また、この場合、図18に示した排紙トレイ制御のデータ構造18001は、ジョブ識別子であるグループ毎の領域に分かれており、図16のユーザインタフェースで選択された排紙トレイボタンに対応する排紙トレイが各ジョブ識別子であるグループ毎に存在する出力可能排紙トレイリストにそれぞれ登録されるものとする。
【0233】
そして、図17の紙17001内のジョブ識別子17002から得られるグループと、図18のジョブのグループが一致するようにすれば、さまざまなグループ毎に排紙トレイの制御が行えるように応用することが本発明の排紙トレイの制御方法は可能である効果を奏す。
【0234】
以上のようにすることで、操作性が向上し、且つ、様々なユーザからのニーズに柔軟に対応する等の効果が得られる。
【0235】
なお、画像入出力システム100は、リーダ装置200,操作部150,制御装置110,プリンタ装置300を含んだ1つの装置(或いはシステム)として構成しても良いし、リーダ装置200,制御装置110,プリンタ装置300の全て又は一部を別体構成とし、リーダ装置200,制御装置110,プリンタ装置300がデータ通信し合い本実施形態を実現してもよい。
【0236】
また、図16に示したユーザインタフェースによるグループ毎の排紙トレイ設定は、PC4001,4002等からも行うことが可能に構成してもよい。このように、各装置、各ユニットが別体型、内蔵型、如何なる構成でも本願各実施形態を実現可能であり、同等の効果を得ることが出来る。
【0237】
また、上記各実施形態では、図2に示したように、プリンタ部(プリンタエンジン)300がレーザビーム方式である場合を例にして説明したが、レーザビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)でも、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方式であってもその他の印字方式であっても適用可能である。
【0238】
さらに、上記各実施形態(変形例)を組み合わせた構成も本発明に含まれるものである。
【0239】
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザの任意の設定により、各グループ(ジョブ種,ユーザ,部署等)毎に、利用可能な排紙トレイの設定が行え、そのグループが同一の排紙トレイを共有したとしても、グループ毎の記録用紙の出力は必ず時系列順を守ることが可能となる等の効果を奏す。
【0240】
また、画像形成処理が行なわれる記録用紙は高温の定着部を通過するため、その用紙の含水率や繊維の状態等によっては、平面状ではなくカール(湾曲)した状態で排出されることによる、トレイフルの検知の誤動作が発生したとしても、過去に排出したトレイの履歴を覚えているため、従来の技術の欄において図25で指摘した時系列順に記録用紙が並べられないといった不具合も解消し、また図26で指摘したユーザ毎に排紙トレイを振り分けたときも同様に制御装置110が時系列順に記録用紙が並ぶように排紙トレイ507に出力するので、ユーザが出力した記録用紙の束を後から時系列順に整理するという煩雑な作業をなくすことができ利便性を向上することができる等の効果を奏す。
【0241】
以下、図23に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0242】
図23は、本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0243】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0244】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0245】
本実施形態における図20,図21に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0246】
以上のように、前述した実施形態の機能(図20,図21のフローチャートに示す機能等)を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0247】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0248】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0249】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0250】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0251】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0252】
さらに、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0253】
以上の本発明の実施態様のその主なる要素の例を以下に列挙する。
【0254】
(1)
シートを複数の排紙先に選択的に排出可能な画像形成装置であって、処理対象のシートが属するグループを判別する判別手段と、既に排出済みのシートの排紙先の履歴情報をグループに対応して記憶する第1の記憶手段と、前記判別手段により判別されたグループに属するシートの排紙先を、前記第1の記憶手段により記憶された排紙先とするようにプリント動作の給排紙制御を行う第1の制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体を提供する。
【0255】
又、シートを複数の積載部(排紙トレイ等の収納ユニットを含む)に対して選択的に排出可能な画像形成装置であって、処理すべきシートの排出先を前記複数の積載部の中から決定(選択)する際に、前記複数の積載部のうちの、前記処理すべきシートが属すグループと同じグループに属するシートが排出された積載部を、前記処理すべきシートの排紙先として選択するよう制御する画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体。
【0256】
これにより、従来例のような構成での問題を解消できると共に、上述した各効果を奏する。
【0257】
尚、シートは、「記録用紙」以外にも、フィルムやOHPシートなどの各種の記録媒体を含む。又、複数グループ存在するなら、複数のグループの各グループに対応して夫々履歴情報を保持する。
【0258】
(2)
又、複数の排紙先に対して画像形成を行った記録用紙を排紙可能な画像形成装置であって、給排紙制御を行う紙が属するグループを判別する判別手段(図7に示したCPU112)と、前記グループ毎に一番最近記録用紙の排出をした排紙先を記憶する第1の記憶手段(図7に示したDRAM116,図18に示した出力可能排紙トレイリスト18005,18006,18007の先頭の要素18008,18010,18011)と、前記判別手段により判別されたグループに属する紙の排紙先を、前記第1の記憶手段により記憶された排紙先とするようにプリント動作の給排紙制御を行う第1の制御手段(図7に示したCPU112)とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。これにより、従来例のような構成での問題を解消できると共に、上述した各効果を奏す。尚、履歴情報として、グループ毎に一番最近記録用紙の排出をした排紙先を記憶する構成にしたが、一番最近の排紙先の履歴以外にも、それ以前の排紙先の履歴を各グループ毎に複数個記憶しておくようにしてもよい。又、各グループ毎に記憶しなくても、出力処理順に順次排紙先の履歴を登録しておき、その履歴情報の中から、出力対象のシートが属すグループで且つ、その中でも一番最近の履歴情報を検索し、上記の制御を行うようにしても良い。
【0259】
(3)
更に、上記項目(1)、(2)の何れかの構成にて、前記グループ毎に排出可能な排紙先を指定する指示手段(図16に示したユーザインタフェース)と、前記指示手段によって指示されたグループ毎に排出可能な排紙先を記憶する第2の記憶手段(図7に示したDRAM116,図18に示した図18に示した出力可能排紙トレイリスト18005,18006,18007の要素18008,18009,18010,18011)と、前記各排紙先上の積載可不可を検知する第1の検知手段(図2に示したトレイフルセンサ509a,509b)とを有し、前記第1の制御手段(図7に示したCPU112)は、前記第1の記憶手段により記憶されたグループで一番最近記録用紙の排出をした排紙先が、前記第1の検知手段によって積載不可であると検知され(図20のステップS20005でYESの際)、且つ前記第1の記憶手段に記憶された排紙先以外の排紙先が前記第2の記憶手段に記憶されていた場合(図20のステップS20007でYESの場合)には、該第2の記憶手段に記憶された排紙先に排紙するプリント動作の給排紙制御を行う(図20のステップS20011)ことを特徴とする画像形成装置を提供する。これにより、上記効果が更に向上する。
【0260】
(4)
更に、上記項目(1)〜(3)の少なくとも何れかの構成にて、前記各排紙先上の用紙の有無を検知する第2の検知手段(図19に示した紙無し検知センサ508a,508b)と、前記判別手段によって判別された給排紙制御を行う紙が属するグループが過去に排出した排紙先を記憶する第3の記憶手段(図7に示したDRAM116,図18に示した出力履歴フラグ18012,18013,18014,18015)と、前記第2の検知手段により用紙無しである排紙先を検知した時に、前記第3の記憶手段によって記憶された排紙先のうち前記第2の検知手段から得られた用紙無しである排紙先と一致するものは第3の記憶手段から削除する第2の制御手段とを有し、前記第1の制御手段(図7に示したCPU112)は、前記第1の記憶手段により記憶されたグループで一番最近記録用紙の排出をした排紙先が、前記第1の検知手段によって積載不可であると検知され(図20のステップS20005でYESの際)、且つ前記第1の記憶手段に記憶された排紙先以外の排紙先が前記第2の記憶手段に記憶されている場合(図20のステップS20007でYESの場合)であっても、該第1の記憶手段に記憶された以外の排出先が、前記第3の記憶手段によって記憶された排紙先である場合(図20のステップS20008でNOの場合)には、その排紙先には排出をしないようにプリント動作の給排紙制御を行う(図20のステップS20012)ことを特徴とする画像形成装置を提供する。これにより、上述の効果を更に奏することが出来る。
【0261】
(5)
複数の排紙先に対して画像形成を行った記録用紙を排紙可能な画像形成装置における排紙先制御方法であって、給排紙制御を行う紙が属するグループを判別する判別工程(図20のステップS20003)と、前記グループ毎に一番最近記録用紙の排出をした排紙先を第1の記憶手段に記憶登録させる第1の登録手段(図20のステップS20009)と、前記判別工程により判別されたグループに属する紙の排紙先を、前記第1の記憶手段に登録された排紙先とするようにプリント動作の給排紙制御を行う第1の給排紙制御工程(図20のステップS20005〜S20012)とを有することを特徴とする排紙先制御方法を提供する。これにより、上述の項目(1)や(2)等と同等の効果を奏する。
【0262】
(6)
更に、上記項目(5)の構成で、前記グループ毎に排出可能な排紙先を指定する指示工程(図示しない工程)と、該指示されたグループ毎に排出可能な排紙先を第2の記憶手段に登録する第2の登録工程(図示しない工程)と、前記各排紙先上の積載可不可を検知する第1の検知工程(図20のステップS20005でYES)とを有し、前記第1の給排紙制御工程(図20のステップS20005〜S20012)は、前記第1の記憶手段により記憶されたグループで一番最近記録用紙の排出をした排紙先が、前記第1の検知工程によって積載不可であると検知され(図20のステップS20005でYESと判断され)、且つ前記第1の記憶手段に登録された排紙先以外の排紙先が前記第2の記憶手段に登録されていた場合(図20のステップS20007でYESの場合)には、該第2の記憶手段に登録された排紙先に排紙するプリント動作の給排紙制御を行う(図20のステップS20011)ことを特徴とする排紙先制御方法を提供する。これにより、上記項目(3)等と同等効果を奏す。
【0263】
(7)
更に、上記項目(5)、(6)の少なくとも何れかの構成で、前記各排紙先上の用紙の有無を検知する第2の検知工程(図21のステップS21003でNO)と、前記判断工程によって判断された給排紙制御を行う紙が属するグループが過去に排出した排紙先を第3の記憶手段に登録する第3の登録工程(図20のステップS20010)と、前記第2の検知工程により用紙無しである排紙先を検知した時に、前記第3の記憶手段に登録された排紙先のうち前記第2の検知工程から得られた用紙無しである排紙先と一致するものは第3の記憶手段から削除する削除工程(図21のステップS21006)とを有し、前記第1の給排紙制御工程(図20のステップS20005〜S20012)は、前記第1の記憶手段に登録されたグループで一番最近記録用紙の排出をした排紙先が、前記第1の検知工程によって積載不可であると検知され(図20のステップS20005でYESと判断され)、且つ前記第1の記憶手段に記憶された排紙先以外の排紙先が前記第2の記憶手段に記憶されている場合(図20のステップS20007でYESの場合)であっても、該第1の記憶手段に記憶された以外の排出先が、前記第3の記憶手段に登録された排紙先である場合(図20のステップS20008でNOの場合)には、その排紙先には排出をしないようにプリント動作の給排紙制御を行う(図20のステップS20012)ことを特徴とする排紙先制御方法を提供する。これにより上記の効果と同等効果を奏す。
【0264】
(8)
上記項目(5)〜(7)の構成のいずれかに記載された排紙先制御方法を実行するためのプログラム。
【0265】
(9)
上記項目(5)〜(7)の構成のいずれかに記載された排紙先制御方法を実行するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
【0266】
従って、複数のユーザ或いはジョブ種毎で複数の排紙トレイを共有した場合でも、各ユーザ或いはジョブ種毎に対しては、記録用紙の時系列の積載順を保証するユーザへの利便性を高めた画像形成装置および画像形成装置の制御方法および記録媒体を提供することが可能となる等の効果を奏す。
【0267】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の制御手段が、処理対象のシートが属するグループを判別し、該判別されたグループに属する紙の排紙先を、既に排出済みのシートの排紙先の履歴情報に基づいて、グループ毎に一番最近記録用紙の排出をした排紙先とするようにプリント動作の給排紙制御を行うので、複数のユーザあるいはジョブ種等のグループ毎で複数の排紙トレイを共有した場合でも、各ユーザ,ジョブ種等のグループ毎に対して、記録用紙の時系列の積載順を保証することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像入出力システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したリーダ部及びプリンタ部の断面図である。
【図3】図1に示した制御装置とリーダ装置との通信シーケンスを示す模式図である。
【図4】図2に示したカセットの機構を示した斜視図である。
【図5】図1に示した制御装置とプリンタ装置との通信シーケンスを示す模式図である。
【図6】図1に示した操作部の構成を示す平面図である。
【図7】図1に示した制御装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示したメインコントローラの構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示したシステムバスブリッジ(SBB)の構成を示すブロック図である。
【図10】図8に示したスキャナ・プリンタコントローラの構成を示すブロック図である。
【図11】図1に示したプリンタ部の片面画像形成における記録紙の搬送経路を説明する模式図である。
【図12】図1に示したプリンタ部の両面画像形成の記録紙を搬送する搬送経路を示す模式図である。
【図13】図6に示した操作部における標準画面(ユーザインタフェース)を示す模式図である。
【図14】図6に示したユーザモードボタンを押下した時に現れるダイアログ画面(ユーザインタフェース)を示す模式図である。
【図15】図14の共通仕様設定ボタンの押下時に現れるダイアログ画面(ユーザインタフェース)を示す模式図である。
【図16】図15に示した「専用トレイの設定」ボタンの押下時に現れるダイアログ画面(後述する図17に示すジョブ識別子毎に使用できる排紙トレイの設定に関するユーザインタフェース)を示す模式図である。
【図17】図1に示した制御装置において本発明の排紙トレイ制御を管理するデータの構造を示す模式図である。
【図18】図1に示した制御装置において本発明の排紙トレイ制御を管理するデータの構造を示す模式図である。
【図19】図18で説明した制御装置内の排紙トレイ制御のデータ構造(左側)と排紙トレイA,排紙トレイB上の記録紙束の状態(右側)を示す模式図である。
【図20】本発明の画像形成装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図22】本発明の画像形成装置における排紙トレイの制御方法によって排紙トレイ上に記録用紙をジョブ種ごとに時系列に並ぶよう排紙可能なことを説明する模式図である。
【図23】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図24】従来の画像形成装置における排紙先制御方法の問題点を説明する図である。
【図25】従来の画像形成装置における排紙先制御方法の問題点を説明する図である。
【図26】従来の画像形成装置における排紙先制御方法の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
100 画像入出力システム
110 制御装置(コントローラ部)
111 メインコントローラ
112 CPU
114 ROM
116 DRAM
150 操作部
200 リーダ装置(リーダ部)
300 画像出力装置(プリンタ部)
4001,4002 ホストコンピュータ(PC)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to the control of an image forming apparatus having a plurality of paper discharge trays among image forming apparatuses such as a copying machine, a printer, and a facsimile that employ a digital image processing method having a multi-job function.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, and a facsimile, which is widely used today, a formed image is printed on a recording sheet (sheet), and then the recording sheet is output to a discharge tray outside the image forming apparatus. Discharging. In addition, many image forming apparatuses are provided with a finisher having a sheet post-processing function such as stapling and shifting for a bundle of recording sheets as an option, or as an option. The finisher has not only a single discharge tray but also a plurality of discharge trays, thereby improving the stackability of discharging a large amount of recording paper.
[0003]
However, in an image forming apparatus provided with a plurality of paper discharge trays, the following problems occur as shown in FIGS.
[0004]
FIG. 24 to FIG. 26 are diagrams for explaining the problem of the discharge destination control method in the conventional image forming apparatus.
[0005]
As shown in FIG. 24, in an image forming apparatus provided with two discharge trays such as a discharge tray A2401a and a discharge tray B2401b, when the priority of the discharge tray A2401a is high, first, as shown in FIG. Then, the recording paper having the image formed on the tray A is discharged. Here, a bundle of recording sheets discharged for each job is numbered “
[0006]
As shown in FIG. 24A, since the priority of the paper discharge tray A2401a is high, “
[0007]
Next, when the tray full sensor (not shown) detects the tray full of the discharge tray A2401a, as shown in FIG. 24B, "
[0008]
Further, the user removes the recording sheets “
[0009]
As a result, as shown in FIG. 24C, only “
[0010]
For this reason, if the output number of “Job 4” is small and the discharge tray B2401b is below the discharge tray A2401a, the recording paper on the discharge tray B2401b is inconspicuous. It is possible to cause a careless mistake in which the user overlooks the presence of the recording paper “Job 4” on the discharge tray B2401b and removes the recording papers of “
[0011]
This is a problem that occurs because there is a plurality of paper output trays and a certain paper output tray has a high priority. It seems that this problem can be solved by preferentially discharging the recording paper to the last discharge tray, but the following problem still occurs.
[0012]
As described in JP-A-2001-294362, a recording sheet on which an image forming process is performed passes through a high-temperature fixing unit. It may be discharged in a curled (curved) state.
[0013]
When the curled recording paper is stacked on the discharge tray in this manner, the apparent stacking height of the recording paper becomes high, so that the sensor or the like may detect before reaching the actual allowable number of stacked papers. There is a problem that the image forming process is stopped at an early stage even though the recording sheets can still be stacked on the discharge tray. Further, as described above, the curled recording paper is gradually curled (that is, becomes flat) due to the weight of the recording paper subsequently loaded, its own weight, and the like. The height may gradually decrease.
[0014]
Therefore, in the conventional image forming apparatus as described above, the sensor or the like detects that the recording paper on the discharge tray has reached the allowable stacking height while performing image forming processing on a certain set of recording paper. It has been pointed out that when the image forming process is performed after the image forming process is performed up to the last recording sheet of the set, the recording sheet on the discharge tray may not have already reached the allowable stacking height when the image recording process is stopped. In such a case, a situation as shown in FIG. 25 may occur.
[0015]
As shown in FIG. 25A, “
[0016]
In the description of FIG. 24, the recording sheets of “
[0017]
However, as described above, although the recording paper that has passed through the high-temperature fixing device of the image forming apparatus is initially curled, it becomes flat due to the weight and its own weight of the subsequently stacked recording paper on the tray, Even if it is detected that the tray is full, the tray full may be canceled afterwards.
[0018]
For example, suppose that 3101 shown in FIGS. 25B to 25C is a stacking height for detecting a tray full in the discharge tray A2401a. 25A and 25B, when the “
[0019]
As a result, as shown in FIG. 25C, the recording paper on the paper discharge tray A2401a is decurled, and the recording paper "job 7" subsequent to the "
[0020]
In FIG. 25C, control is performed such that recording paper is preferentially discharged to the last discharge tray among a plurality of discharge trays, as shown in FIG. In the case where the priority of a certain paper discharge tray is high, the situation shown in FIG. 25D also occurs, and the problem is further increased.
[0021]
In FIG. 25D, at the time point when the “
[0022]
As a result, “
[0023]
Furthermore, in today's image forming apparatuses, not only a copying function, but also a multi-function function, such as a facsimile via a telephone line and a network print function via a LAN, which can meet all kinds of needs with one image forming apparatus has become common. ing. A plurality of users share one image forming apparatus at the same time, thereby realizing cost reduction and space saving.
[0024]
In such a conventional image forming apparatus, for example, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2-233056, a plurality of users share one image forming apparatus, and a discharge tray is assigned to each user and each job. An invention that facilitates sorting has been proposed.
[0025]
However, in such a conventional image forming apparatus, little consideration has been given to sharing the same discharge tray by a plurality of users. For example, a problem as shown in FIG. 26 occurs.
[0026]
In FIG. 26, in order to indicate a job for each user, the recording paper bundle is illustrated as a user A and a user B, and is a bundle of recording paper output by different users.
[0027]
The user A is set in advance so that the user A can output to both the
[0028]
For example, “user A (1)”, “user B (1)”, “user B (2)”, “user A (2)”, “user A (3)”, “user A ( 4), first, in FIG. 26A, the job of “user A (1)” is output to the discharge tray A2401a. After that, the user B discharges the recording paper, but since the user B can output only the tray B, “user B (1)” and “user B (2) are stored in the tray B as shown in FIG. ) "Is output.
[0029]
Next, the user A outputs “user A (2)”. Since the user A can output to the
[0030]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional image forming apparatus, when the discharge trays are sorted for a plurality of users or job types by a plurality of discharge trays, the output result may not be obtained in chronological order. I was
[0031]
In order to solve this, it is possible to prepare a discharge tray corresponding to the number of users and the number of job types. However, there are various environments including an environment where only a few users exist, an environment where many users exist, and various environments. However, there is a problem that the number of paper discharge trays cannot be determined due to reasons such as the number of users and the number of users increasing on the way.
[0032]
Further, providing a large number of paper discharge trays leads to an increase in the cost of the apparatus, and also causes problems such as a reduction in the amount of recording paper loaded on a single space (a single paper discharge tray).
[0033]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is to determine a group to which a sheet to be processed belongs and to determine a sheet discharge destination of the sheet belonging to the determined group. If the tray is prioritized based on the discharge history information for each discharge destination and a tray full occurs at the discharge destination, even if there are other discharge destinations, the discharge destination is determined based on the past history. When a plurality of paper output trays are shared by a plurality of users or groups of job types, etc. However, an object of the present invention is to provide an image forming apparatus which guarantees a time-sequential stacking order of recording sheets (sheets) for each group of each user and job type.
[0034]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is an image forming apparatus capable of selectively discharging sheets to a plurality of discharge destinations, comprising: a determination unit configured to determine a group to which a sheet to be processed belongs; A first storage unit that stores information corresponding to a group, and a discharge destination of a sheet belonging to the group determined by the determination unit is set to a discharge destination stored by the first storage unit. A first control unit for performing paper supply / discharge control of a printing operation.
[0035]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of an image input / output system to which an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention can be applied.
[0036]
In the figure, a reader unit (image input (reader) device) 200 optically reads a document image and converts it into image data. The
[0037]
[0038]
[0039]
The
[0040]
In PDL, a command indicating a page break is defined for each language. For example, a command “ShowPage” is defined in PostScript (registered trademark), and a command “FormFeed” is defined in PCL. When these commands are notified, the break of one page is determined for the first time. There is also a method of determining the end of a job based on a timeout after the data transfer from the host computer is interrupted.
[0041]
An
[0042]
FIG. 2 is a sectional view of the
[0043]
First, the
[0044]
In the
[0045]
When the document is conveyed onto the
[0046]
The image data output from the
[0047]
The
[0048]
FIG. 3 is a schematic diagram showing a communication sequence between the
[0049]
First, the
[0050]
Then, the
[0051]
Referring to FIG. 2 again, the
[0052]
In the
[0053]
Further, the
[0054]
Each paper storage unit is provided with a paper feed sensor. The
[0055]
Here, the
[0056]
FIG. 4 is a diagram showing a mechanism of the
[0057]
As shown in FIG. 4, a paper storage unit (
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
If double-sided recording is set, after passing through the fixing
[0061]
The recording paper discharged from the
[0062]
The transported recording paper is first sent to the
[0063]
Then, the recording paper is thereafter discharged to the
[0064]
In the staple mode, immediately after the recording paper is conveyed by the upstream
[0065]
After a predetermined number of recording papers are stacked, staple processing is performed by the
[0066]
The two bins of the paper
[0067]
Further, in FIG. 2, the recording paper is located at a position where the recording paper is discharged to the paper
[0068]
Each of the paper discharge trays A 507a and
[0069]
FIG. 5 is a schematic diagram showing a communication sequence between the
[0070]
First, when printing one page, the
[0071]
The
[0072]
Upon receiving the paper
[0073]
When the paper reaches the predetermined position, the
[0074]
The
[0075]
Then, when the sheet is discharged out of the apparatus and there is no subsequent output image, the
[0076]
That is, from the time the
[0077]
Further, immediately before issuing the paper
[0078]
Hereinafter, the
[0079]
FIG. 6 is a plan view showing the configuration of the
[0080]
In the figure,
[0081]
603 is a reset key for resetting the set mode, 604 is a guide key for displaying an explanation screen for each mode, 605 is a user mode key for entering a user mode screen, and 606 is for performing interrupt copy. Has become the interrupt key.
[0082]
[0083]
[0084]
[0085]
[0086]
An
[0087]
<Description of control device>
Hereinafter, the function of the
[0088]
FIG. 7 is a block diagram showing a configuration of the
[0089]
In the figure,
[0090]
The
[0091]
A
[0092]
[0093]
[0094]
[0095]
A panel I /
[0096]
The
[0097]
A real-
[0098]
[0099]
[0100]
The scanner I /
[0101]
Data transfer from the
[0102]
The printer I /
[0103]
The transfer of the raster image data expanded on the
[0104]
<Description of main controller>
FIG. 8 is a block diagram showing a configuration of
[0105]
In the figure,
[0106]
The
[0107]
The
[0108]
The B bus 405 is cooperatively controlled by a B bus arbiter (BBA) 407. In addition to the
[0109]
Further, an
[0110]
<Description of interrupt controller>
The interrupt
[0111]
<Description of memory controller>
The
[0112]
<Explanation of system bus bridge>
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of the system bus bridge (SBB) 402 shown in FIG.
[0113]
The
[0114]
As shown in the figure, the
[0115]
Further, the
[0116]
<Description of PCI bus interface>
As shown in FIG. 8, the
[0117]
<Description of G bus arbiter and B bus arbiter>
The arbitration of the
[0118]
The
[0119]
<Scanner controller / Printer controller>
FIG. 10 is a block diagram showing a configuration of the scanner /
[0120]
The scanner /
[0121]
・ Scanner controller
First, the scanner controller will be described.
[0122]
In FIG. 10,
[0123]
・ Printer controller
Next, the printer controller will be described.
[0124]
In FIG. 10,
[0125]
・ G bus / B bus I / F unit (GBI)
Next, the G bus / B bus I / F unit (GBI) will be described.
[0126]
Referring to FIG. 10,
[0127]
・ CP bus (CP-Bus)
The CP bus (CP-Bus) shown in FIG. 10 is a bus for directly connecting image data of the scanner and the printer and a synchronization signal for horizontal / vertical synchronization.
[0128]
<Description of power management unit>
The
[0129]
This power management is performed individually by each block. Information on the power consumption of each block is collected in a power management unit (PMU) 409 as a power management level. The
[0130]
Next, paper feed control in one-sided image formation and two-sided image formation will be described.
[0131]
First, with reference to FIGS. 11 and 12, a description will be given of the recording paper transport path in one-sided image formation and two-sided image formation.
[0132]
FIG. 11 is a schematic diagram illustrating a recording paper transport path in the one-sided image formation of the
[0133]
FIG. 12 is a schematic diagram illustrating a transport path for transporting recording paper for double-sided image formation in the
[0134]
In the
[0135]
In the case of single-sided image formation, as shown in FIG. 11B, first, the recording paper S fed from the manual
[0136]
In addition, when the back side discharge is performed, as shown in FIG. 11C, the recording paper S after fixing is guided to the
[0137]
In the case of double-sided image formation, as shown in FIG. 12A, the recording paper S fed from the manual
[0138]
The recording paper S on which the image has been fixed by the fixing unit is once guided to the
[0139]
Then, the toner image is transferred to the back surface of the re-fed recording paper, and the recording paper S on which images are formed on both sides is discharged outside through a fixing unit. Next, the next recording sheet S on the
[0140]
Hereinafter, with reference to FIG. 13, FIG. 14, FIG. 15, and FIG. 16, a description will be given of a unit for designating a discharge tray that can be used for each job identifier according to the present invention.
[0141]
FIG. 13 is a schematic diagram showing a standard screen (user interface) on the
[0142]
FIG. 14 is a schematic diagram showing a dialog screen (user interface) that appears when the
[0143]
As shown in FIG. 14, on this dialog screen, several user modes (modes that can be set by the user) are assigned to buttons for each category.
[0144]
FIG. 15 is a schematic diagram showing a dialog screen (user interface) that appears when the common
[0145]
As shown in FIG. 15, this dialog screen has several mode setting items, of which 15001 is a setting of a discharge tray that can be used for each job identifier (job type) of the present invention. Button, and when this button is pressed, a dialog screen shown in FIG. 16 is displayed.
[0146]
FIG. 16 is a schematic diagram showing a dialog screen (a user interface related to setting of a discharge tray that can be used for each job identifier shown in FIG. 17 described later) that appears when the “special tray setting”
[0147]
This dialog screen corresponds to a unit for designating a discharge tray that can be used for each job identifier (a group that can be identified from jobs such as a job type, a user, and a department) according to the present invention. Here, it is assumed that the job identifier is a job type, that is, a discharge tray that can be used for each job type such as copy, PDL print, and the like is specified instead of separating the discharge trays for each user and each department. .
[0148]
[0149]
In the case of FIG. 16, a copy can be output to the discharge trays A507a and B507b, a PDL print can be output to the discharge tray A507a, and the other (FAX, etc.) can be output to the discharge tray B507b.
[0150]
The discharge
[0151]
To enable the setting for each job type, the user presses an
[0152]
FIGS. 17 and 18 are schematic diagrams showing a structure of data for managing the discharge tray control of the present invention in the
[0153]
First, the structure of data indicating paper will be described with reference to FIG.
[0154]
In FIG. 17,
[0155]
Next, the structure of data for managing the discharge tray control will be described with reference to FIG.
[0156]
FIG. 18 schematically shows a data structure in a case where an instruction on the interface is held in the
[0157]
The
[0158]
That is, as shown in FIG. 16, the copy can be output to the
[0159]
Similarly, an
[0160]
[0161]
FIG. 19 is a schematic diagram showing the data structure of the discharge tray control (left side) in the
[0162]
Hereinafter, an example in which jobs are processed in the order of “
[0163]
First, in FIG. 19A, the data structure of the paper discharge tray control is the top of the
[0164]
In addition, only one of the
[0165]
As a result, the state of the discharge tray in FIG. 19A is a state in which one “
[0166]
Next, the state of FIG. 19B after the state of FIG. 19A will be described.
[0167]
At the time of FIG. 19A, among the
[0168]
Since the
[0169]
Then, when the “
[0170]
Then, as shown in FIG. 19B, the order of the elements of the printable
[0171]
Further, in order to record the fact that the recording sheet of the copy job has been discharged to the discharge tray B507b, an element corresponding to the discharge tray B507b of the outputable
[0172]
Therefore, the state of the discharge tray in FIG. 19B is that two copy jobs (“
[0173]
Next, from the state of FIG. 19B, all the bundles of recording sheets (
[0174]
When the user removes all of the
[0175]
At this time, the paper presence /
[0176]
Here, since the element corresponding to the paper
[0177]
The movement of the outputable discharge tray list and the movement of the output history flag have been described above with reference to FIG. In the present embodiment, the paper discharge control is performed so that the output state is as shown in each example of FIG.
[0178]
Hereinafter, the operation of the
[0179]
FIG. 20 is a flowchart illustrating an example of a first control processing procedure in the image forming apparatus of the present invention. In the communication sequence between the
[0180]
When the process starts in step S20001, the process advances to step S20002 to check whether there is any paper to be fed. That is, it is checked whether there is a
[0181]
On the other hand, if it is determined in step S20002 that there is
[0182]
In step S20004, based on the job identifier type (job type) derived from step S20003, in the
[0183]
Next, in step S20005, the currently output paper discharge tray derived from step S20004 (the paper discharge tray from which the paper belonging to the type of the job identifier (job type) has been discharged last) is currently in a tray full state. Determine if there is. Whether or not the tray is full can be detected by the tray
[0184]
In step S20006, since it is determined in step S20005 that the output tray currently being output is full, there is another output tray that can be output from the outputable output tray list of the corresponding job identifier type (job type). Guide whether or not. In other words, in the case of FIG. 19A, the recording sheets of the copy continue to be output to the
[0185]
Next, in step S20007, it is determined from the result derived in step S20006 whether there is another output tray that can be output. If it is determined that there is no other output tray that can be output, step S20007 is performed. The process advances to step S20012 to stop paper feeding when the tray is full, advances to step S20013, and ends the process.
[0186]
On the other hand, if it is determined in step S20007 that there is another output tray that can be output, the process proceeds to step S20008, and the value of the output history flag corresponding to the other output tray that can be output in step S20006 is set. It is determined whether it is "OFF". If it is determined that this value is “ON” (not “OFF”), it is possible that the sheet has been ejected to this sheet ejection tray in the past and that the sheet has not yet been removed. However, the output to the discharge tray is controlled so that the output recording paper is not output in order to prevent the recording paper from being output because the discharged recording paper is not aligned in chronological order.
[0187]
Therefore, if it is determined in step S20008 that the value of the output history flag corresponding to another output tray that can be output is “ON” (not “OFF”), the process advances to step S20012 to feed the tray in full. Is stopped, the process proceeds to step S20013, and the process ends. Thus, it is possible to prevent the time series consistency from being lost.
[0188]
On the other hand, if it is determined in step S20008 that the value of the output history flag corresponding to another output tray that can be output is “OFF”, the process proceeds to step S20009.
[0189]
In this case, the discharge tray currently being discharged is full, and there is another discharge tray that can be output, and the type of the job identifier (job type) is still output to the discharge tray. First, in step S20009, in order to switch the currently output paper discharge tray to the next outputable paper discharge tray, the corresponding outputable paper discharge tray list is rearranged. Do. In other words, in the case of FIG. 19, in the state of FIG. 19A, the first element of the copy outputable discharge
[0190]
Next, in step S <b> 20010, the value of the output history flag corresponding to the applicable job type and the output tray that can be output is set to “ON”. That is, in the case of FIG. 19B, since the recording paper of the copy has been output to the paper
[0191]
Next, in step S20011, the sheet feeding operation is started for the determined sheet discharge tray, and the process advances to step S20013 to end the process.
[0192]
The paper supply / discharge control based on the history information of the discharge destination of the output sheet including the ON / OFF control of the output history flag as described above is executed.
[0193]
Hereinafter, referring to the flowchart of FIG. 21, when the recording paper is removed from the discharge tray, that is, when the paper presence /
[0194]
FIG. 21 is a flowchart showing an example of a second control processing procedure in the image forming apparatus of the present invention. When the paper presence /
[0195]
When the absence of paper is detected by the paper presence /
[0196]
Hereinafter, the processing in steps S21002 to S21008 will be described.
[0197]
In step S21003, it is determined whether there is any paper on the paper discharge tray being searched. For example, in the case of FIG. 19C, if the bundle of recording sheets on the
[0198]
If it is determined in step S21003 that there is a sheet on the current (searching) sheet discharge tray, the process advances to step S21008, and returns to step S21002 to process the next sheet discharge tray.
[0199]
On the other hand, if it is determined in step S21003 that there is no paper on the current (searching) paper discharge tray, the process advances to step S21004, and the processing in steps S21004 to S21007 is performed for the type (job type) of the job identifier. repeat. In other words, if the job is divided into two job types, “copy” and “other”, as shown in FIG. 19, the three jobs “copy”, “print”, “other” are executed twice as shown in FIG. If the seeds are separated, repeat three times.
[0200]
Hereinafter, the processing in steps S21004 to S21007 will be described.
[0201]
In step S21005, it is checked whether or not an element corresponding to the discharge tray from which the paper has been removed exists on the outputable discharge tray list that exists for each job type. In other words, in the case of FIG. 19C, when the paper in the
[0202]
If it is determined in step S21005 that there is no element corresponding to the output tray from which the paper has been removed on the output available output tray list that exists for each type of job identifier (job type), the process advances to step S21007. Returning to step S21004, a search is performed for the next job type.
[0203]
On the other hand, if it is determined in step S21005 that there is an element corresponding to the output tray from which the paper has been removed on the output available output tray list for each type of job identifier (job type), the process advances to step S21006. In step S21005, the value of the output history flag of the corresponding element is set to “OFF”. In this case, since there is no paper on the paper discharge tray, paper can be output to this paper discharge tray. Further, in order to set the flag to "OFF" only when the paper is empty, the recording paper is decurled and the tray full is released halfway as shown in FIG. There is no fear that paper is output to the paper discharge tray.
[0204]
Then, after the process of step S21006, the process proceeds to step S21007, returns to step S21004, and searches for the next job type.
[0205]
The operations in steps S21004 to S21007 are repeated for the number of job identifier types (job types), and the operations in steps S21002 to S21008 are repeated for the number of output trays, and the value of the output history flag of the corresponding element is set to “OFF”. Then, the process proceeds to step S21009 to perform the operation described with reference to FIG. As a result, the
[0206]
Hereinafter, with reference to FIG. 22, it will be described that the recording sheets on the discharge tray are arranged in chronological order for each type of job identifier (job type) by the method of controlling the discharge tray in the image forming apparatus of the present invention.
[0207]
FIG. 22 is a schematic diagram illustrating that recording paper can be discharged onto the discharge tray in a time-series manner for each job type by the discharge tray control method in the image forming apparatus of the present invention. Note that, in the following description, in the interface that can be discharged for each job type shown in FIG. 16, copy is “
[0208]
FIG. 22A shows the following state.
[0209]
To explain in chronological order, first, the output bundle “
[0210]
The fifth output “
[0211]
As described above, both the discharge trays A 507a and
[0212]
In the state of FIG. 22A, if all the bundles of recording sheets (
[0213]
First, the state of FIG. 22B will be described.
[0214]
The state in FIG. 22B is a state in which all the bundles of recording sheets corresponding to the job in the copy mode have been removed from FIG. 22A as described above, and “
[0215]
Then, the process proceeds to the process shown in FIG. 20, and since the paper of “
[0216]
Next, the state of FIG. 22D will be described.
[0217]
Next, the state of FIG. 22D is a state in which all the recording paper bundles of the jobs corresponding to the other modes (other 1 and 2 jobs) have been removed from FIG. “
[0218]
Then, the process proceeds to the process shown in FIG. 20, and in step S20002, since the paper for the “
[0219]
Next, the state of FIG. 22C will be described.
[0220]
The state shown in FIG. 22C is a state in which all the bundles of recording sheets (“
[0221]
As described above, by removing the bundle of recording sheets of the “
[0222]
However, a bundle of recording sheets of “
[0223]
Then, the process proceeds to the process shown in FIG. 20, and in step S20002, since the sheet of “
[0224]
Subsequently, the state of FIG. 22E will be described.
[0225]
The state shown in FIG. 22E is a state in which the recording paper bundles “
[0226]
Since all the paper on the
[0227]
Then, the process proceeds to the process illustrated in FIG. 20. Since the paper of “
[0228]
According to the discharge destination (tray) control method in the image forming apparatus of the present invention described above, the same job type is discharged in chronological order, so that it is possible to prevent a problem that recording papers are mixed. It has effects such as becoming.
[0229]
Further, in the above-described embodiment, a discharge tray that can be used is set for each job type, the type of the job identifier is set as the job type, and the paper is discharged in chronological order for each type (job type) of the job identifier. However, the “job type” in the present embodiment is an example of a “group”. As another example, “user”, “department”, etc. may be set as “group”, and a discharge tray that can be used for each group such as each user and each department is set, and the type of the job identifier is set to “user”, “department”. And the like, and the sheets may be discharged in chronological order for each type of job identifier (various groups of users, departments, etc.).
[0230]
For example, if “group” is managed by “job type”, grouping is set so that the copy job belongs to the first group, the facsimile job belongs to the second group, and the print job belongs to the third group. Each mode job is processed according to the grouping setting. If “group” is managed by “user”, for example, grouping is set so that user A belongs to the first group, user B belongs to the second group, and user C belongs to the third group. Are processed according to the grouping. If “group” is managed by “department”, for example, user A, user B, and user C of members of the first department belong to the first group, and user C, user of user of the second department Grouping is set so that D belongs to the second group and users E, F, and G of the third department belong to the third group, and jobs from each department are supplied according to the grouping information. Controls paper ejection. Further, it is possible for the user to set what condition items such as “for each job type”, “for each user”, “for each department” and the like as “group” through the user interface. Then, the management operation of the output history flag is determined corresponding to the method of registering the group of the user, and the above-described paper discharge control is performed.
[0231]
When the job identifier is a group such as a user or a department, the user interface shown in FIG. 16 sets the trays A and B for each group (user, department, etc.). It shall have a button.
[0232]
Also, in this case, the
[0233]
If the group obtained from the
[0234]
By doing as described above, effects such as improved operability and flexibly responding to various user needs can be obtained.
[0235]
Note that the image input /
[0236]
Further, the discharge tray setting for each group by the user interface shown in FIG. 16 may be configured to be able to be performed also from the
[0237]
Further, in each of the above embodiments, as shown in FIG. 2, the case where the printer unit (printer engine) 300 is a laser beam system has been described as an example, but an electrophotographic system other than the laser beam system (for example, an LED system) ), The liquid crystal shutter method, the ink jet method, the thermal transfer method, and other printing methods are applicable.
[0238]
Further, a configuration in which the above embodiments (modifications) are combined is also included in the present invention.
[0239]
As described above, according to the present embodiment, available paper output trays can be set for each group (job type, user, department, etc.) by user's arbitrary setting, and the same group can be set. Even if the paper discharge tray is shared, the output of the recording paper for each group can be always kept in chronological order.
[0240]
Further, since the recording paper on which the image forming process is performed passes through the high-temperature fixing unit, depending on the moisture content of the paper and the state of the fibers, the recording paper is discharged in a curled (curved) state instead of a planar state. Even if a malfunction of tray full detection occurs, since the history of the trays ejected in the past is remembered, the problem that the recording papers are not arranged in chronological order pointed out in FIG. Also, when the paper output tray is sorted for each user pointed out in FIG. 26, the
[0241]
Hereinafter, the configuration of a data processing program readable by the image forming apparatus according to the present invention will be described with reference to a memory map shown in FIG.
[0242]
FIG. 23 is a diagram illustrating a memory map of a storage medium that stores various data processing programs that can be read by the image forming apparatus according to the present invention.
[0243]
Although not shown, information for managing a group of programs stored in the storage medium, for example, version information, a creator, and the like are also stored, and information dependent on the OS or the like on the program reading side, for example, a program is identified and displayed. Icons and the like may also be stored.
[0244]
Further, data dependent on various programs is also managed in the directory. Further, when the program or data to be installed is compressed, a program or the like for decompressing may be stored.
[0245]
The functions shown in FIGS. 20 and 21 in this embodiment may be performed by a host computer by a program installed from the outside. In this case, the present invention is applied even when a group of information including a program is supplied to the output device from a storage medium such as a CD-ROM, a flash memory, or an FD, or from an external storage medium via a network. Things.
[0246]
As described above, the storage medium storing the program code of the software for realizing the functions of the above-described embodiment (the functions shown in the flowcharts of FIGS. 20 and 21) is supplied to the system or the apparatus, and the system or the apparatus is provided. It is needless to say that the object of the present invention can also be achieved when the computer (or CPU or MPU) reads and executes the program code stored in the storage medium.
[0247]
In this case, the program code itself read from the storage medium implements the novel function of the present invention, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention.
[0248]
Examples of the storage medium for supplying the program code include a floppy (registered trademark) disk, hard disk, optical disk, magneto-optical disk, CD-ROM, CD-R, DVD-ROM, magnetic tape, nonvolatile memory card, ROM, EEPROM, silicon disk and the like can be used.
[0249]
When the computer executes the readout program code, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an OS (Operating System) running on the computer based on the instruction of the program code. It goes without saying that a part or all of the actual processing is performed and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
[0250]
Further, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided on a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function expansion is performed based on the instruction of the program code. It goes without saying that a CPU or the like provided in the board or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the processing realizes the functions of the above-described embodiments.
[0251]
Further, the present invention may be applied to a system including a plurality of devices or to an apparatus including a single device. Needless to say, the present invention can be applied to a case where the present invention is achieved by supplying a program to a system or an apparatus. In this case, by reading a storage medium storing a program represented by software for achieving the present invention into the system or the apparatus, the system or the apparatus can enjoy the effects of the present invention. .
[0252]
Further, by downloading and reading out a program represented by software for achieving the present invention from a database on a network by a communication program, the system or apparatus can enjoy the effects of the present invention. .
[0253]
Examples of the main elements of the above embodiment of the present invention are listed below.
[0254]
(1)
An image forming apparatus capable of selectively discharging sheets to a plurality of discharge destinations, comprising: a determination unit configured to determine a group to which a sheet to be processed belongs; and history information of discharge destinations of already discharged sheets into a group. A first storage unit that stores the corresponding sheet, and a feeding operation of the printing operation such that the discharge destination of the sheet belonging to the group determined by the determination unit is the discharge destination stored by the first storage unit. An image forming apparatus, comprising: a first control unit that performs sheet discharge control; a control method thereof; and a storage medium.
[0255]
An image forming apparatus capable of selectively discharging sheets to a plurality of stacking units (including a storage unit such as a paper discharge tray), wherein a discharge destination of a sheet to be processed is selected from the plurality of stacking units. When determining (selecting) a sheet from among the plurality of stacking units, a stacking unit from which sheets belonging to the same group as the group to which the sheet to be processed belongs is discharged as a discharge destination of the sheet to be processed. An image forming apparatus for controlling selection, a control method thereof, and a storage medium.
[0256]
As a result, the problems in the configuration as in the conventional example can be solved, and the above-described effects can be obtained.
[0257]
The sheet includes various recording media such as a film and an OHP sheet in addition to the “recording paper”. If there are a plurality of groups, history information is held for each of the plurality of groups.
[0258]
(2)
An image forming apparatus capable of discharging recording paper on which images have been formed to a plurality of paper discharge destinations, and a determination unit (FIG. 7) for determining a group to which the paper to be subjected to paper supply / discharge control belongs. CPU 112) and first storage means (
[0259]
(3)
Further, in any one of the above items (1) and (2), an instruction means (user interface shown in FIG. 16) for designating a dischargeable destination for each group, and an instruction by the instruction means Storage means (
[0260]
(4)
Further, in at least one of the above-mentioned items (1) to (3), a second detecting means (paper-out detecting
[0261]
(5)
A discharge destination control method in an image forming apparatus capable of discharging recording paper on which an image has been formed to a plurality of discharge destinations, the method comprising: 20, step S20003), first registration means (step S20009 in FIG. 20) for storing and registering, in the first storage means, a discharge destination where recording paper has been discharged most recently for each group, A first paper supply / discharge control step of performing paper supply / discharge control of a printing operation so that the paper discharge destination of the paper belonging to the group determined by the above becomes the paper discharge destination registered in the first storage means (FIG. 20. Steps S20005 to S20012) are provided. Thereby, the same effects as those of the above items (1) and (2) can be obtained.
[0262]
(6)
Further, in the configuration of the above item (5), an instruction step (a step not shown) for designating a discharge destination that can be discharged for each group, and a discharge destination that can be discharged for each of the designated groups are defined as a second destination. A second registration step (step not shown) for registering in the storage means, and a first detection step (YES in step S20005 in FIG. 20) for detecting whether stacking is possible on each of the discharge destinations. In the first paper supply / discharge control step (steps S20005 to S20012 in FIG. 20), the paper discharge destination that most recently discharged the recording paper in the group stored by the first storage unit is the first detection. It is detected by the process that stacking is impossible (YES in step S20005 in FIG. 20), and a discharge destination other than the discharge destination registered in the first storage means is registered in the second storage means. (See FIG. 20). In the case of YES in step S20007), a paper supply / discharge control of a print operation for discharging to a paper discharge destination registered in the second storage unit is performed (step S20011 in FIG. 20). A paper tip control method is provided. Thereby, an effect equivalent to the above item (3) and the like is achieved.
[0263]
(7)
Further, in at least one of the above items (5) and (6), a second detection step of detecting the presence or absence of a sheet on each of the discharge destinations (NO in step S21003 in FIG. 21) and the determination A third registration step (step S20010 in FIG. 20) of registering, in a third storage unit, a discharge destination previously discharged by the group to which the paper to be subjected to the paper supply / discharge control determined in the step belongs. When the paper discharge destination where there is no paper is detected in the detection step, the paper discharge destination registered in the third storage unit matches the paper discharge destination where there is no paper obtained in the second detection step. The first sheet supply / discharge control step (steps S20005 to S20012 in FIG. 20) includes a deletion step (step S21006 in FIG. 21) for deleting the object from the third storage means. Group registered in The discharge destination where the recording paper has been discharged most recently is detected by the first detection step as unloadable (YES in step S20005 in FIG. 20), and is stored in the first storage means. Even if a discharge destination other than the output destination is stored in the second storage unit (YES in step S20007 of FIG. 20), the destination other than that stored in the first storage unit is used. Is the paper discharge destination registered in the third storage means (NO in step S20008 in FIG. 20), the printing operation is performed so as not to discharge the paper to the paper discharge destination. There is provided a paper discharge destination control method characterized by performing paper discharge control (step S20012 in FIG. 20). As a result, an effect equivalent to the above effect is obtained.
[0264]
(8)
A program for executing the discharge destination control method described in any one of the above items (5) to (7).
[0265]
(9)
A computer-readable storage medium storing a program for executing the paper discharge destination control method described in any one of the above items (5) to (7).
[0266]
Therefore, even when a plurality of paper output trays are shared by a plurality of users or job types, the convenience for a user who guarantees the time-sequential stacking order of recording paper is improved for each user or each job type. Thus, it is possible to provide an image forming apparatus, a control method for the image forming apparatus, and a recording medium.
[0267]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the first control means determines the group to which the sheet to be processed belongs, and sets the discharge destination of the paper belonging to the determined group to the already discharged sheet. Based on the history information of the paper discharge destination, the supply / discharge control of the printing operation is performed so that the recording paper is discharged most recently for each group. Thus, even when a plurality of paper output trays are shared, it is possible to guarantee the time-sequential stacking order of recording paper for each user, group of job types, and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating an overall configuration of an image input / output system to which an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention can be applied.
FIG. 2 is a sectional view of a reader unit and a printer unit shown in FIG.
FIG. 3 is a schematic diagram showing a communication sequence between the control device and the reader device shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a mechanism of the cassette shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a schematic diagram showing a communication sequence between the control device and the printer device shown in FIG. 1;
FIG. 6 is a plan view illustrating a configuration of an operation unit illustrated in FIG. 1;
FIG. 7 is a block diagram illustrating a configuration of a control device illustrated in FIG. 1;
FIG. 8 is a block diagram showing a configuration of a main controller shown in FIG.
FIG. 9 is a block diagram illustrating a configuration of a system bus bridge (SBB) illustrated in FIG. 8;
FIG. 10 is a block diagram showing a configuration of the scanner / printer controller shown in FIG.
11 is a schematic diagram illustrating a recording paper conveyance path in the single-sided image formation of the printer unit illustrated in FIG. 1;
FIG. 12 is a schematic diagram illustrating a transport path for transporting recording paper for double-sided image formation in the printer unit illustrated in FIG. 1;
13 is a schematic diagram showing a standard screen (user interface) on the operation unit shown in FIG.
14 is a schematic diagram showing a dialog screen (user interface) that appears when the user mode button shown in FIG. 6 is pressed.
15 is a schematic diagram showing a dialog screen (user interface) that appears when the common specification setting button in FIG. 14 is pressed.
16 is a schematic diagram showing a dialog screen (a user interface related to setting of a discharge tray that can be used for each job identifier shown in FIG. 17, which will be described later) that appears when a “special tray setting” button shown in FIG. 15 is pressed. .
FIG. 17 is a schematic diagram showing the structure of data for managing the discharge tray control of the present invention in the control device shown in FIG. 1;
FIG. 18 is a schematic diagram showing a data structure for managing the discharge tray control of the present invention in the control device shown in FIG. 1;
19 is a schematic diagram showing a data structure (left side) of the discharge tray control in the control device described in FIG. 18 and a state (right side) of a recording sheet bundle on the discharge trays A and B. FIG.
FIG. 20 is a flowchart illustrating an example of a first control processing procedure in the image forming apparatus of the present invention.
FIG. 21 is a flowchart illustrating an example of a second control processing procedure in the image forming apparatus of the present invention.
FIG. 22 is a schematic diagram illustrating that recording paper can be discharged onto the discharge tray in a time-series manner for each job type by the discharge tray control method in the image forming apparatus of the present invention.
FIG. 23 is a diagram illustrating a memory map of a storage medium that stores various data processing programs that can be read by the image forming apparatus according to the present invention.
FIG. 24 is a diagram illustrating a problem of a paper discharge destination control method in a conventional image forming apparatus.
FIG. 25 is a diagram illustrating a problem of a paper discharge destination control method in a conventional image forming apparatus.
FIG. 26 is a diagram illustrating a problem of a paper discharge destination control method in a conventional image forming apparatus.
[Explanation of symbols]
100 image input / output system
110 control device (controller part)
111 Main controller
112 CPU
114 ROM
116 DRAM
150 Operation unit
200 Reader device (reader part)
300 Image output device (printer)
4001, 4002 Host computer (PC)
Claims (1)
処理対象のシートが属するグループを判別する判別手段と、
既に排出済みのシートの排紙先の履歴情報をグループに対応して記憶する第1の記憶手段と、
前記判別手段により判別されたグループに属するシートの排紙先を、前記第1の記憶手段により記憶された排紙先とするようにプリント動作の給排紙制御を行う第1の制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。An image forming apparatus capable of selectively discharging a sheet to a plurality of discharge destinations,
Determining means for determining a group to which a sheet to be processed belongs;
First storage means for storing history information of the discharge destination of already discharged sheets in association with the group;
First control means for performing supply / discharge control of a printing operation so that the discharge destination of the sheet belonging to the group determined by the determination means is the discharge destination stored by the first storage means;
An image forming apparatus comprising:
Priority Applications (1)
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- 2002-10-10 JP JP2002297701A patent/JP2004131247A/en active Pending
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