JP2004130921A - Child seat - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一定年齢に達していない子供を車両に乗車させる際に用いるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
一定年齢に達していない子供(幼児や乳児)を車両に乗車させる際には、所謂チャイルドシートを車両の座席上に固定し、このチャイルドシートに子供を着席させることが法的に義務付けられており、この種のチャイルドシートの一例が、下記特許文献1に開示されている。
【0003】
この特許文献1に開示されているチャイルドシートは、ブロー成形により形成されたシェルを備えており、このシェルの一部がチャイルドシートのシートクッション及びシートバックの支持部材を構成している。このシェルのうち、シートバックを形成する部分には、シートバックの幅方向両端で開口するベルト通し穴が形成されている。
【0004】
このベルト通し穴の一方の開口端からシートバックの内部(すなわち、シェルの内部)へ車両のシートベルト装置を構成するウエビングベルトを入り込ませ、更に、シートバックの内部に入り込んだウエビングベルトをベルト通し穴の他方の開口端から引き出している。
【0005】
このようにしてウエビングベルトがシートバックの内部を通過した状態で、ウエビングベルトに設けられたタングプレートをシートベルト装置のバックル装置に装着することでチャイルドシートが座席上に取り付けられ、ウエビングベルトのうち、シートバックの内部を通過した部分が張力で座席のシートバックに押し付けることで状態で、チャイルドシートが固定される構造となっている。
【0006】
【特許文献1】
実開平5−67533号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に開示されたチャイルドシートでは、ベルト通し穴がシートバックの幅方向一端と他端で開口した構造であるため、ベルト通し穴にウエビングベルトを通す際には、ウエビングベルトを把持した状態でその手をベルト通し穴の一端から挿入し、ベルト通し穴の他端へウエビングベルトを導かなければならない。
【0008】
しかしながら、ベルト通し穴の大きさは、物理的にシートバックの厚さ寸法よりも大きくできない。このため、ベルト通し穴に手を入れること自体が困難で、仮にベルト通し穴に手を入れることができたにしても、シートバックの幅方向に沿って手をシートバックの奥まで挿入しなければならず、ウエビングベルトを通す作業が困難であった。
【0009】
本発明は、上記事実を考慮して、ウエビングベルトによる座席上への取り付けが容易なチャイルドシートを得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車両の座席上に載置される前記シートクッション部と、前記シートクッション部の後端に設けられたシートバック本体の幅方向両端から略前方側へ側壁が立設されたシートバック部と、を含めて構成され、前記座席に対応して前記車両に設けられたシートベルト装置のウエビングベルトにより前記座席上に固定されるチャイルドシートであって、ブロー成形により前記シートバック部を中空に成形すると共に、前記シートバック本体の幅方向に沿って前記側壁を貫通し且つ前記シートバック本体の幅方向内側での開口端が前記シートバック本体の前方側で開口して前記ウエビングベルトが通過するベルト挿通孔を形成した、ことを特徴としている。
【0011】
上記構成のチャイルドシートを車両に取り付ける際には、まず、チャイルドシートのシートクッション部が座席上に載置される。この状態でチャイルドシートのシートバック部のシートバック本体から延出された両側壁に形成された挿通孔にシートベルト装置のウエビングベルトが挿通され、ウエビングベルトの張力により本チャイルドシートが座席上で固定される。
【0012】
ここで、本チャイルドシートでは、側壁を含めてシートバック部が所謂ブロー成形によって中空に形成される。しかも、側壁に形成された挿通孔はシートバック本体の幅方向内方側の端部が、シートバック本体よりも前方側で開口している。したがって、一方の側壁の挿通孔に挿通されたウエビングベルトはシートバック本体よりも前方側を通過した後に他方の側壁の挿通孔に挿通される。
【0013】
このように、本チャイルドシートでは、シートバック本体の幅方向に沿った挿通孔の貫通寸法は同方向に沿った側壁の寸法程度であり、側壁のみならず本体の内部までウエビングベルトを通過させる構造に比べると、ウエビングベルトがシートバック部内を通過する距離が短い。このため、シートバック本体の内部までウエビングベルトを通過させる構造に比べると、容易に挿通孔にウエビングベルトを通すことができ、この結果、チャイルドシートの装着作業全体が容易になる。
【0014】
また、上記のように、挿通孔が側壁に形成され、挿通孔を通過したウエビングベルトが張力でシートバック本体を直接座席のシートバックに押し付ける構造にできる。このため、シートバック本体の裏面側にウエビングベルトを通すための挿通孔が形成された取付部を別途設ける構成に比べると、前後方向に沿ったシートバック本体の寸法をこの取付部の寸法分だけ短くできる。これにより、例えば、チャイルドシートを車両の後部座席に取り付けた場合に、チャイルドシートに着座した子供と、車両の前部座席のシートバックまでの距離を長くできる。
【0015】
なお、本チャイルドシートでは、少なくともシートバック部がブロー成形により成形されていればよい。すなわち、シートクッション部は、ブロー成形により成形してもよいし、ブロー成形以外の成形方法より成形してもよい。また、シートクッション部はシートバック部と一体成形してもよいし、シートクッション部をシートバック部とは別体で成形してシートクッション部をシートバック部に連結固定する構成としてもよい。
【0016】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のチャイルドシートにおいて、前記挿通孔を通過する前記ウエビングベルトに、前記挿通孔の内周方向に沿って干渉する干渉突起を前記挿通孔の内周部に形成した、ことを特徴としている。
【0017】
上記構成のチャイルドシートによれば、挿通孔に挿通されたウエビングベルトが挿通孔の内周部に形成された干渉突起に干渉される。これにより、挿通孔の内周方向に沿ったウエビングベルトの変位が規制される。このため、挿通孔の内周部及びシートバック本体でウエビングベルトに押し付けられる位置を安定させることができる。
【0018】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2記載のチャイルドシートにおいて、前記シートバック本体の前後方向に沿った開口幅寸法が前記ウエビングベルトの厚さ寸法よりも大きく、且つ、内側に前記ウエビングベルトを挟持するベルト保持部材が装着される小幅部と、前記開口幅寸法が前記小幅部よりも大きく、且つ、前記小幅部よりも前記シートバック部と前記シートクッション部との連結部分側又は当該連結部分とは反対側で前記前記小幅部に連通した大幅部と、を含めて前記挿通孔を構成したことを特徴としている。
【0019】
上記構成のチャイルドシートでは、挿通孔にウエビングベルトが挿通された状態でウエビングベルトを挟持するベルト保持部材を挿通孔の小幅部に装着することで、挿通孔を通過した部分でウエビングベルトを容易に変位させることなく、ウエビングベルトを安定させることができる。
【0020】
また、小幅部よりもシートバック部とシートクッション部との連結部分側又はその反対側では小幅部と共に挿通孔を構成する大幅部が形成されている。ここで、シートバック本体の前後方向に沿った大幅部の内幅寸法が、小幅部の内幅寸法よりも大きい。このため、挿通孔にウエビングベルトを通したり、上記のベルト保持部材を小幅部に装着したりする際に、ウエビングベルトやベルト保持部材を把持した手を挿通孔の大幅部に入れて作業を行なうことができる。これにより、チャイルドシートの取付作業をより一層容易にできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
<本実施の形態の構成>
図1には本発明の一実施の形態に係るチャイルドシート10の斜視図が示されており、図2には本チャイルドシート10の側面断面図が示されている。
【0022】
これらの図に示されるように、本チャイルドシート10はベース12を備えており、本チャイルドシート10を車両に搭載する際には、車両の座席14を構成するシートクッション16上にベース12が載置される。また、ベース12上には、シートクッション部18が取り付けられている。
【0023】
シートクッション部18はシートクッション本体20を備えている。シートクッション本体20は車両への搭載状態で略車両上下方向に沿って厚さ方向とされた厚肉の板状に形成されている。また、シートクッション本体20は、樹脂成形法の一態様であるブロー成形によって図2に示されるように全体的に中空形状に形成されている。但し、特に図示はしないが、シートクッション本体20の内部に機械的強度を維持若しくは向上させるためのリブ等を形成してもよい。
【0024】
また、シートクッション本体20の幅方向両側にはサイドサポート22が形成されている。サイドサポート22は、その厚さ方向がシートクッション本体20の幅方向に沿っており、その上端はシートクッション本体20の上面よりも上方に位置しており、シートクッション本体20上に子供が着座した際には、サイドサポート22によってチャイルドシート10の幅方向両側方からの衝撃から子供を保護できるようになっている。
【0025】
また、サイドサポート22はシートクッション本体20と一体に成形されており、上記のブロー成形でシートクッション本体20を成形する際にシートクッション本体20と共にサイドサポート22が成形される。したがって、サイドサポート22の内部はシートクッション本体20と同様に基本的に中空で、シートクッション本体20の内部に連通している。
【0026】
さらに、図1に示されるように、シートクッション本体20の上面及びサイドサポート22の互いに対向する側の面には、パッド部材24が取り付けられており、子供が着席した際に子供に与える感触を向上させている。
【0027】
一方、図1に示されるように、シートクッション本体20の後端側には、シートバック部26を構成するシートバック本体28が設けられている。
【0028】
シートバック部26はシートバック本体28を備えている。シートバック本体28は車両への搭載状態で略車両前後方向に沿って厚さ方向とされた厚肉の板状に形成されている。また、シートバック本体28は、シートクッション本体20と同様に樹脂成形法の一態様であるブロー成形によって図2に示されるように全体的に中空形状に形成されている。但し、特に図示はしないが、シートバック本体28の内部に機械的強度を維持若しくは向上させるためのリブ等を形成してもよい。
【0029】
また、シートバック本体28の幅方向両側には側壁としてのサイドサポート30が形成されている。サイドサポート30は、その厚さ方向がシートバック本体28の幅方向に沿っている。また、サイドサポート30の幅方向は概ねシートバック本体28の厚さ方向に沿っており、その基端側でシートバック本体28に一体的に連結されていると共に、幅方向先端側はシートバック本体28の厚さ方向前面よりも前方に突出している。
【0030】
これらのサイドサポート30もまたサイドサポート22と同様にチャイルドシート10の幅方向両側方からの衝撃からシートクッション本体20に着座した子供を保護できるようになっている。また、サイドサポート30はシートバック本体28と一体に成形されており、上記のブロー成形でシートバック本体28を成形する際に、シートバック本体28と共にサイドサポート30が成形される。したがって、サイドサポート30の内部はシートバック本体28と同様に基本的に中空で、シートバック本体28の内部に連通している。
【0031】
さらに、図1に示されるように、シートバック本体28の前面及びサイドサポート30の互いに対向する側の面には、パッド部材32が取り付けられており、子供が着席した際に子供に与える感触を向上させている。
【0032】
また、図1に示されるように、シートバック本体28には左右一対のスリット孔34がシートバック本体28の高さ方向に沿って断続的に複数組形成されている。これらのスリット孔34はシートバック本体28の表面側と裏面側の双方で開口し、これらのスリット孔34のうちの1組には、シートバック本体28の裏面側に設けられた図示しないチャイルドシート用シートベルト装置に取り付けられたウエビングベルトが挿通され、本チャイルドシート10に着席した子供の身体をチャイルドシート用シートベルト装置のウエビングベルトで拘束できる構造となっている。
【0033】
一方、図1に示されるように、両サイドサポート30には、挿通孔36が形成されている。挿通孔36は、その一端がサイドサポート30の厚さ方向外面で開口していると共に、他端はサイドサポート30と対向する側の面で開口している。また、挿通孔36の内周部のうち、シートバック本体28の厚さ方向沿った後方側の面が、概ねシートバック本体28の前面と面一になる位置に形成されている(すなわち、挿通孔36は、その大部分がシートバック本体28よりも前方側に形成されている)。
【0034】
さらに、挿通孔36のうち、シートバック本体28の高さ方向に沿った方向の中間部よりも上方側は小幅部38とされており、その内側にはクリップ40が装着されている。クリップ40には、サイドサポート30の厚さ方向に沿って貫通したスリット孔34が形成されており、座席14に対応して車両に搭載されたシートベルト装置のウエビングベルト42が通過する。
【0035】
一方、挿通孔36のうち、シートバック本体28の高さ方向に沿った方向の中間部よりも下方側はサイドサポート30の厚さ方向に沿った開口幅寸法が、小幅部38の開口幅寸法よりも大きな大幅部44とされている。この大幅部44には、直接ウエビングベルト42が挿通される。上記のように、小幅部38及び大幅部44を貫通したウエビングベルト42がその張力でシートバック本体28を座席14のシートバック46に押し付けることで本チャイルドシート10が座席14上に固定される構造となっている。
【0036】
また、図2、更に詳細には図3の拡大図に示されるように、大幅部44における挿通孔36の内周部のうち、サイドサポート30の厚さ方向に沿った後方側の部位には、干渉突起48が前方側へ向けて突出形成されており、大幅部44を通過するウエビングベルト42に対して上方から干渉している。
【0037】
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本チャイルドシート10の作用並びに効果について説明する。
【0038】
本チャイルドシート10を座席14に取り付ける際には、先ず、座席14のシートクッション16上にベース12が載置される。次いで、各挿通孔36に対応したクリップ40のうち、一方のクリップ40のスリット孔にウエビングベルト42が挿通される。
【0039】
この状態で、一方のサイドサポート30に形成された挿通孔36に対して他方のサイドサポート30とは反対側からウエビングベルト42の長手方向中間部に取り付けられたタングプレート(図示省略)を挿通し、シートバック本体28の前面の前方を通過させ、更に、他方のサイドサポート30に形成された挿通孔36に対して一方のサイドサポート30の側からタングプレートを挿通する。さらに、このように両挿通孔36にウエビングベルト42を通過させた状態でタングプレートがシートベルト装置のバックルに装着される。これにより、タングプレートでの折返部分を境とするウエビングベルト42の両側が両挿通孔36を通過する。
【0040】
次いで、上記のクリップ40を挿通孔36の小幅部38に装着すると共に、ウエビングベルト42のうち、クリップ40よりも先端側へ所定距離離間した位置と、タングプレートでの折返部分よりも先端側の所定部位を大幅部44の干渉突起48よりも下方側に位置させる。
【0041】
この状態でウエビングベルト42を巻き締めてウエビングベルト42の張力を増加させることにより、ウエビングベルト42の張力でシートバック本体28を座席14のシートバック46に押し付けられる。これにより、本チャイルドシート10が座席14上に固定される。
【0042】
ここで、本チャイルドシート10では、サイドサポート30を含めてシートバック部26がブロー成形により中空形状に形成され、しかも、挿通孔36がシートバック部26のうちサイドサポート30にしか形成されていない。
【0043】
したがって、本チャイルドシート10では、ウエビングベルト42がシートバック本体28内を通過することがない。したがって、挿通孔36にウエビングベルト42を通す際にタングプレートを把持した手を挿通孔36内に深く入り込まなくても挿通孔36にタングプレート、ひいてはウエビングベルト42を通すことができる。
【0044】
また、このように両挿通孔36を通過したウエビングベルト42は、その張力でシートバック本体28をその幅方向に沿って略一様に座席14のシートバック46に押し付ける。このため、座席14上でチャイルドシート10を安定させることができる。そのうえ、挿通孔36を通過したウエビングベルト42がシートバック本体28と、挿通孔36の内周部とを押圧してシートバック部26を保持するため、シートバック本体28の裏面側に挿通孔を形成した取付部を別途設ける構成に比べると、前後方向に沿ったシートバック部26の寸法を取付部の寸法分だけ短くできる。
【0045】
これにより、例えば、チャイルドシート10を車両の後部座席に取り付けた場合に、チャイルドシート10に着座した子供と、車両の前部座席のシートバックまでの距離を長くできる。
【0046】
さらに、挿通孔36にウエビングベルト42を通す場合やクリップ40を装着する場合には、挿通孔36に手を入れて作業を行なうことになるが、クリップ40が装着される小幅部38に連通した大幅部44は小幅部38に比べて開口幅寸法が充分に大きいため、大幅部44に容易に手を入れることができ、挿通孔36にウエビングベルト42を通したり、小幅部38にクリップ40を装着する際の作業性を向上できる。
【0047】
また、ウエビングベルト42の両挿通孔36を通過する部分のうち、クリップ40のスリット孔を通過していない部分は大幅部44を通過する。ここで、ウエビングベルト42の大幅部44を通過した部分には、その上方側から干渉突起48に干渉される。これにより、ウエビングベルト42の大幅部44を通過した部分が上下方向に変位することが規制される。このため、車両走行中に振動等が生じても大幅部44を通過しているウエビングベルト42が上方へずれることがない。これにより、座席14上でチャイルドシート10を確実に安定させておくことができる。
【0048】
なお、本実施の形態ではシートバック部26とシートクッション部18とを別体で構成したが、これらをブロー成形で一体成形してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るチャイルドシートは、ウエビングベルトによる座席上への取り付けが容易で、しかも、例えば、本チャイルドシートを後部座席に取り付けた場合等には、本チャイルドシートに着席した子供と前部座席のシートバックとの間隔を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るチャイルドシートの斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るチャイルドシートの側面断面図である。
【図3】挿通孔の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 チャイルドシート
18 シートクッション部
20 シートクッション本体
26 シートバック部
28 シートバック本体
30 サイドサポート(側壁)
36 挿通孔
38 小幅部
42 ウエビングベルト
44 大幅部
48 干渉突起[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a child seat used when a child who has not reached a certain age is to be boarded in a vehicle.
[0002]
[Prior art]
When a child (infant or infant) who has not reached a certain age is to be loaded on a vehicle, it is legally required that a so-called child seat be fixed on the vehicle seat and that the child be seated on this child seat. An example of a kind of child seat is disclosed in Patent Document 1 below.
[0003]
The child seat disclosed in Patent Literature 1 includes a shell formed by blow molding, and a part of the shell forms a seat cushion of the child seat and a support member of a seat back. A portion of the shell that forms the seat back is formed with a belt through hole that opens at both ends in the width direction of the seat back.
[0004]
The webbing belt constituting the seat belt device of the vehicle is inserted into the interior of the seat back (that is, the interior of the shell) from one open end of the belt through hole, and the webbing belt that has entered the interior of the seat back is passed through the belt. It is pulled out from the other open end of the hole.
[0005]
With the webbing belt passing through the inside of the seat back in this way, the child seat is attached to the seat by attaching the tongue plate provided on the webbing belt to the buckle device of the seat belt device, and among the webbing belts, The structure is such that the child seat is fixed in a state where the portion passing through the inside of the seat back is pressed against the seat back of the seat with tension.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-67533
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the child seat disclosed in Patent Document 1 has a structure in which the belt through hole is opened at one end and the other end in the width direction of the seat back, so that when the webbing belt is passed through the belt through hole, the webbing belt is gripped. In such a state, the hand must be inserted from one end of the belt through hole to guide the webbing belt to the other end of the belt through hole.
[0008]
However, the size of the belt through hole cannot be physically larger than the thickness of the seat back. For this reason, it is difficult to put a hand in the belt through hole itself, and even if a hand can be put in the belt through hole, the hand must be inserted all the way to the back of the seat back along the width direction of the seat back. Therefore, the operation of passing the webbing belt was difficult.
[0009]
An object of the present invention is to provide a child seat that can be easily mounted on a seat by a webbing belt in consideration of the above fact.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a side wall stands substantially forward from both widthwise ends of the seat cushion portion mounted on a vehicle seat and a seat back body provided at a rear end of the seat cushion portion. A seat back portion provided, and a child seat fixed on the seat by a webbing belt of a seat belt device provided in the vehicle corresponding to the seat, wherein the seat is formed by blow molding. The back part is formed to be hollow, and the opening end that penetrates the side wall along the width direction of the seat back body and opens inward in the width direction of the seat back body opens at the front side of the seat back body. A belt insertion hole through which the webbing belt passes is formed.
[0011]
When attaching the child seat having the above configuration to a vehicle, first, a seat cushion portion of the child seat is placed on the seat. In this state, the webbing belt of the seat belt device is inserted into insertion holes formed in both side walls extending from the seat back body of the seat back portion of the child seat, and the child seat is fixed on the seat by the tension of the webbing belt. .
[0012]
Here, in the present child seat, the seat back portion including the side wall is formed hollow by so-called blow molding. In addition, the insertion hole formed in the side wall has an inner end in the width direction of the seatback main body that opens forward of the seatback main body. Therefore, the webbing belt inserted through the insertion hole of one side wall is inserted into the insertion hole of the other side wall after passing ahead of the seatback body.
[0013]
As described above, in the present child seat, the penetration dimension of the insertion hole along the width direction of the seat back main body is about the dimension of the side wall along the same direction, so that the webbing belt passes not only to the side wall but also to the inside of the main body. In comparison, the distance that the webbing belt passes in the seat back portion is shorter. For this reason, the webbing belt can be easily passed through the insertion hole as compared with a structure in which the webbing belt passes through the inside of the seatback body, and as a result, the entire child seat mounting operation is facilitated.
[0014]
In addition, as described above, the insertion hole is formed in the side wall, and the webbing belt that has passed through the insertion hole can have a structure in which the seat back body is directly pressed against the seat back of the seat by the tension. For this reason, compared to a configuration in which a mounting portion having an insertion hole for passing a webbing belt is separately provided on the back surface side of the seatback main body, the dimension of the seatback main body along the front-rear direction is equal to the dimension of the mounting portion. Can be shortened. Thus, for example, when the child seat is attached to the rear seat of the vehicle, the distance between the child sitting on the child seat and the seat back of the front seat of the vehicle can be increased.
[0015]
In the present child seat, at least the seat back portion may be formed by blow molding. That is, the seat cushion portion may be formed by blow molding, or may be formed by a molding method other than blow molding. Further, the seat cushion portion may be formed integrally with the seat back portion, or the seat cushion portion may be formed separately from the seat back portion, and the seat cushion portion may be connected and fixed to the seat back portion.
[0016]
According to a second aspect of the present invention, in the child seat according to the first aspect, the webbing belt passing through the insertion hole is provided with an interference protrusion that interferes in an inner circumferential direction of the insertion hole at an inner peripheral portion of the insertion hole. It is characterized by being formed in.
[0017]
According to the child seat having the above-described configuration, the webbing belt inserted into the insertion hole is interfered by the interference protrusion formed on the inner peripheral portion of the insertion hole. Thereby, the displacement of the webbing belt along the inner circumferential direction of the insertion hole is regulated. For this reason, the position where the inner peripheral portion of the insertion hole and the seatback body are pressed against the webbing belt can be stabilized.
[0018]
According to a third aspect of the present invention, in the child seat according to the first or second aspect, an opening width dimension along a front-rear direction of the seat back body is larger than a thickness dimension of the webbing belt, and an inner side of the seat back main body has a thickness. A small-width portion on which a belt holding member for sandwiching the webbing belt is mounted, and the opening width dimension is larger than the small-width portion, and a connection portion side of the seatback portion and the seat cushion portion with respect to the small-width portion. Alternatively, the insertion hole includes a large portion communicating with the small width portion on a side opposite to the connection portion.
[0019]
In the child seat having the above configuration, the webbing belt can be easily displaced in a portion passing through the insertion hole by mounting a belt holding member for holding the webbing belt in a small width portion of the insertion hole in a state where the webbing belt is inserted in the insertion hole. Without making the webbing belt stable.
[0020]
In addition, a large portion which forms an insertion hole together with the small width portion is formed on the side of the connection portion between the seat back portion and the seat cushion portion or on the opposite side of the small width portion. Here, the inner width dimension of the large portion along the front-rear direction of the seat back body is larger than the inner width size of the small width portion. For this reason, when the webbing belt is passed through the insertion hole or when the above-mentioned belt holding member is attached to the small width portion, the hand holding the webbing belt or the belt holding member is inserted into a large part of the insertion hole to perform the work. be able to. This makes it easier to attach the child seat.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
<Configuration of the present embodiment>
FIG. 1 is a perspective view of a
[0022]
As shown in these figures, the
[0023]
The
[0024]
Side supports 22 are formed on both sides in the width direction of the
[0025]
The
[0026]
Further, as shown in FIG. 1,
[0027]
On the other hand, as shown in FIG. 1, a seat back
[0028]
The seat back 26 includes a seat back
[0029]
Side supports 30 as side walls are formed on both sides in the width direction of the seat back
[0030]
Like the
[0031]
Further, as shown in FIG. 1,
[0032]
As shown in FIG. 1, a plurality of pairs of left and right slit holes 34 are formed in the seat back
[0033]
On the other hand, as shown in FIG. 1, insertion holes 36 are formed in both side supports 30. One end of the
[0034]
Further, the
[0035]
On the other hand, in the
[0036]
2, and more specifically, as shown in the enlarged view of FIG. 3, in the inner peripheral portion of the
[0037]
<Operation and effect of the present embodiment>
Next, functions and effects of the
[0038]
When attaching the
[0039]
In this state, a tongue plate (not shown) attached to an intermediate portion in the longitudinal direction of the
[0040]
Next, the
[0041]
In this state, the tension of the
[0042]
Here, in the
[0043]
Therefore, in the
[0044]
The
[0045]
Thereby, for example, when the
[0046]
Further, when the
[0047]
Further, of the portions of the
[0048]
In the present embodiment, the seat back
[0049]
【The invention's effect】
As described above, the child seat according to the present invention can be easily mounted on the seat by the webbing belt, and further, for example, when the child seat is mounted on the rear seat, the child seated on the child seat and the front seat can be used. The distance between the front seat and the seat back can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a child seat according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view of the child seat according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of an insertion hole.
[Explanation of symbols]
10
36
Claims (3)
前記シートクッション部の後端に設けられたシートバック本体の幅方向両端から略前方側へ側壁が立設されたシートバック部と、
を含めて構成され、前記座席に対応して前記車両に設けられたシートベルト装置のウエビングベルトにより前記座席上に固定されるチャイルドシートであって、
ブロー成形により前記シートバック部を中空に成形すると共に、前記シートバック本体の幅方向に沿って前記側壁を貫通し且つ前記シートバック本体の幅方向内側での開口端が前記シートバック本体の前方側で開口して前記ウエビングベルトが通過するベルト挿通孔を形成した、
ことを特徴とするチャイルドシート。Said seat cushion portion mounted on a vehicle seat,
A seat back portion having a side wall erected substantially forward from both ends in the width direction of the seat back body provided at the rear end of the seat cushion portion,
A child seat fixed on the seat by a webbing belt of a seat belt device provided in the vehicle corresponding to the seat,
The seat back portion is formed into a hollow shape by blow molding, and the opening end penetrating the side wall along the width direction of the seat back body and being inside the seat back body in the width direction is a front side of the seat back body. Forming a belt insertion hole through which the webbing belt passes through,
A child seat, characterized in that:
ことを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。On the webbing belt passing through the insertion hole, an interference protrusion that interferes along the inner circumferential direction of the insertion hole is formed on the inner periphery of the insertion hole,
The child seat according to claim 1, characterized in that:
前記開口幅寸法が前記小幅部よりも大きく、且つ、前記小幅部よりも前記シートバック部と前記シートクッション部との連結部分側又は当該連結部分とは反対側で前記前記小幅部に連通した大幅部と、
を含めて前記挿通孔を構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のチャイルドシート。An opening width dimension along the front-rear direction of the seat back body is larger than a thickness dimension of the webbing belt, and a small width portion in which a belt holding member that sandwiches the webbing belt is mounted inside,
The opening width dimension is larger than the small width portion, and the communication portion communicates with the small width portion on the connecting portion side of the seat back portion and the seat cushion portion or on the side opposite to the connecting portion with respect to the small width portion. Department and
The child seat according to claim 1 or 2, wherein the insertion hole is configured to include:
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