JP2004129794A - ボーリング競技用テーピングテープ - Google Patents

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JP2004129794A
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ball
taping tape
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Katsumi Nagamura
永村 勝己
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AAKU INTERNATIONAL KK
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AAKU INTERNATIONAL KK
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Abstract

【課題】ボール投球の際に、手がボール保持穴及びボール表面と接する部分に自由自在の伸縮性と大きな摩擦力を与えることにより、ボールに対するグリップ力・引っ掛かり性を増幅してコントロール技術を常に一定のハイレベルに維持・制御できるようにする。
【解決手段】合成繊維編物生地1の表面に合成樹脂膜2をコーティングし、裏面には糊材3を塗布するとともに剥離紙4を添着したボーリング競技用テーピングテープを確保する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はボーリング競技用テーピングテープに関し、更に詳細には、手の五指や掌に巻き付けたり添着して投球の際にボールに対するグリップ力を増幅することを確保するボーリング競技用テーピングテープに係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、テーピングテープとしては綿編物生地の裏面に糊材を塗布し、かつ、該糊材塗布面に剥離紙を添着してなるものが知られている。
【0003】
そして、このテーピングテープも所望する適宜な大きさに切り取り、剥離紙を剥がして親指・中指・薬指に巻き付けて使用に供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術によるテーピングテープは、本来、ボールに穿った三つのボール保持穴と前記3本の指との摩擦によって生じた擦り傷の悪化を防ぐための応急措置として絆創膏代わりに該傷口に使用されているものであり、これを単にこのような擦り傷等を受けないよう予め前記3本の指に適用しているに過ぎない。
【0005】
従って、前記従来のテーピングテープの構成では三つのボール保持穴及びボール表面に対するグリップ力・引っ掛け性・摩擦力等は全く考慮されておらず、これを指に巻き付けて使用することは逆に滑りやスリップ性を増し、現在のボーリング競技における極めて微妙なボールコントロール技術に対応できないものとなっている。
【0006】
また、伸縮性が一方向のみに機能するだけで巻き付けに自在性がなく、特に関節部に対しての使用は不適である。
【0007】
そこで、本発明者は前記従来技術の問題点に鑑みて手がボール保持穴及びボール表面に対して接する部分の摩擦力を大きくすることにより、ボールに対するグリップ力・引っ掛かり性を増幅し、かつ、あらゆる方向に対しても伸縮性を機能させてコントロール技術を常に一定のハイレベルにすることを保全したテーピングテープを開発するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
而して、上記の問題点を改善すべくなした本発明の要旨は、合成繊維編物生地の表面に合成樹脂膜をコーティングし、裏面には糊材を塗布するとともに該糊材塗布面に剥離紙を添着したことを特徴とするボーリング競技用テーピングテープにある。
【0009】
本発明によると合成繊維編物生地は高分子化合物から紡糸した繊維を更に編物としたことと相俟って、絹に似た光沢性を有し頗る伸縮性に富み、しかも、軽くて強い性能を有する。
【0010】
また、合成樹脂膜は高分子化合物重合体であって、耐熱性が大きく電気を絶縁し、かつ、水をよくはじく性状を呈する。
【0011】
本発明によるテーピングテープは、前述の構成によるシート状物を一定幅・一定長に切断し、これをロール巻きにして提供される。そして、所望する形状・大きさ等に予め切り取り、剥離紙を剥がして糊材面を五指や掌に巻き付けたり添着する。このとき、前記テーピングテープは伸縮率の高いことと糊材の接着力とが相俟って、五指や掌の外観・形状に沿って確実に固定できる。
【0012】
そして、使用する際はボール保持穴には親指・中指・薬指がそれぞれ相応し、人差し指・小指・掌はボール表面にそれぞれ相応して接することになる。
【0013】
本発明によるテーピングテープはその構成及び機能からして五指及び掌の一部又は全部に適用できるものである。
【0014】
一般に、ボーリング用ボールはウレタン樹脂で製されている。従って、本テーピングテープを親指・中指・薬指に使用した場合には、相応する各々のボール保持穴に対して摩擦係数の大なる合成樹脂膜が強く接しグリップ力が強くなり、また、人差し指・小指・掌に使用した場合には相応するボール表面に対しても同様に引っ掛かり性が強く働く。
【0015】
要するに、本発明に係るテーピングテープは手の何れの部分に使用してもボール保持穴及びボール表面との間に大きな摩擦力が発生し、滑り抵抗が生ずる。
従って、ボール保持穴に相応する指とボール表面に相応する指や掌にそれぞれ単独に使用することも、或いはこれらの部分に同時併用することもできグリップ力や引っ掛かり性の強さとのバランス調整ができる。
このことは結局、ボールコントロール技術を常に一定のハイレベルに維持するとともに、ボール回転数・回転力を一層高め、ピン破壊力・ピンアクションを大きくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施態様を示す断面図である。なお、符号1は合成繊維編物生地、2は合成樹脂膜、3は糊材、4は剥離紙である。
【0017】
本発明のテーピングテープは合成繊維編物生地1としてナイロンポリウレタンを、また、糊材3はアクリル系合成ゴムをそれぞれ適用した。
【0018】
そして、合成樹脂膜2はシリコーンとポリウレタンの2種を各々適用してコーティングして製したところ、前者の方がより強いグリップ力・引っ掛かり性を得た。
【0019】
【発明の効果】
本発明によると、グリップ力・引っ掛かり性が極めて強くボール回転数・ボール回転力・ボール速度を高められピン破壊力・ピンアクションが大きくなり、常にハイレベルなボールコントロールの維持・制御に役立つ。
【0020】
また、あらゆる方向に伸縮性が機能するので、五指や掌の形状に相応した巻き付け・添着が正確にでき、使用中においても関節等の動作に伴って自由自在に伸縮する。なお、摩擦によって生ずる擦り傷の予防としても適用できる。
【0021】
さらに、耐摩擦性・耐絶縁性・耐撥水性・耐熱性に優れて強く、かつ、光沢性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本体の一実施態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1  合成繊維編物生地
2  合成樹脂膜
3  糊材
4  剥離紙

Claims (2)

  1. 合成繊維編物生地(1)の表面に合成樹脂膜(2)をコーティングし、裏面には糊材(3)を塗布するとともに剥離紙(4)を添着したことを特徴とするボーリング競技用テーピングテープ。
  2. 合成樹脂膜(2)がシリコーン又はポリウレタンである請求項1記載のボーリング競技用テーピングテープ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101293008B1 (ko) 2012-07-20 2013-08-16 강현만 볼링볼 투구용 골무

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