JP2004129750A - 化粧板 - Google Patents

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JP2004129750A
JP2004129750A JP2002295716A JP2002295716A JP2004129750A JP 2004129750 A JP2004129750 A JP 2004129750A JP 2002295716 A JP2002295716 A JP 2002295716A JP 2002295716 A JP2002295716 A JP 2002295716A JP 2004129750 A JP2004129750 A JP 2004129750A
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Jinji Naito
内藤 仁治
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ISHIMOKU KK
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ISHIMOKU KK
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Abstract

【課題】エッジ用化粧材等の別部材を接着等の手段で取り付けることなく、外周面を印象的に化粧加工できるよう形成し、低コストで、且つ化粧材の取付作業の手間暇を一掃でき、又化粧材が剥れる惧れがない化粧板を提供する。
【解決手段】木製の化粧板であって、外周面1に溝2を周方向に延ばして環状に形成すると共に、この溝2を着色する。外周面1の凸面部8を研磨して木地の地肌の色に形成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木製の化粧板に関し、更に詳しくは例えばテーブル天板やカウンター天板、或いは収納庫の扉等に好適なよう形成した化粧板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の化粧板としては、外周面に本体とは異なる材質製のエッジ用化粧材を、この化粧材の断面部分が表面と面取り部の接続部にあらわれるように貼り付け、エッジ用化粧材の裏打ち材に特徴ある色を付与することで、アクセントを付けることができるよう形成したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5ー18162号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
外周面を化粧加工したこの種の化粧板は、製造コストを抑えながら、従来品には見られない斬新性や奇抜性等の特色を有するよう形成されているのが望ましい。
しかるに例えば特許文献1記載の従来品の場合は、エッジ用化粧材を外周面に貼り付け、裏打ち材を使用して化粧加工するものであったから、これによるとエッジ用化粧材や裏打ち材が必要になる分、部品コストがかかり、製造コストが高くなる、という問題点があった。又この従来品の場合は、エッジ用化粧材の貼り付け作業に手間暇がかかり、又接着剤が劣化するのに伴ってエッジ用化粧材が剥れる惧れがあった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の技術的課題は、エッジ用化粧材等の別部材を接着等の手段で取り付けることなく、外周面を印象的に化粧加工できるよう形成し、低コストで、且つ化粧材の取付作業の手間暇を一掃でき、又化粧材が剥れる惧れがない化粧板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0007】
即ち本発明は、図1等に示されるように、木製の化粧板であって、外周面1に溝2が周方向に延びて環状に形成されると共にこの溝2が着色され、外周面1の凸面部8が研磨されて木地の地肌の色に形成されていることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
本発明は、具体的にはパーティクルボード、或いは欅、杉等の天然の無垢材を、例えば長方形、正方形、円形、楕円形等に形成し、これをテーブル天板や、カウンター天板、収納家具の扉や引き出し等に加工することで実現される。ここで、環状とは、溝2が外周面1にぐるっと形成されている状態を意味し、従って円形のほか、楕円形、方形等を含む。又本発明の場合、溝2の断面形状は任意であり、例えば凹溝、V字溝、U字溝等に形成されるので良い。又本発明の場合、溝2の数や幅は任意であり、同じ幅の溝2や、或いは幅を適宜違えた溝2で形成したり、又溝2と溝2の間の凸面部8の幅についても適宜選定されるので良い。
【0009】
又本発明の場合は、表面3より裏面4の面積が大きい状態に外周面1が傾斜状に形成されているのが好ましい(請求項2)。
【0010】
なぜならこれによると、本発明品をテーブル天板やカウンター天板に実現したとき、外周面1を斜め上方から見易くなり、外周面1の特色を看者に印象付けることができるからである。
【0011】
又本発明の場合は、外周面1の凸面部8が、溝2と異なる色で着色されているのが好ましい(請求項3)。
【0012】
なぜならこれによると、溝2の色と凸面部8の色とを対比させて多種多様なデザインの本発明品を提供できるからである。又これによると、溝2には先に着色してあるから、溝2より突き出されている凸面部8に色を正確且つ綺麗に塗ることができるからである。
【0013】
又本発明の課題を達成する他の構成としては、図5〜図7に示されるように、例えば方形状に形成されている木製の化粧板であって、外周面1の少なくとも一辺に溝2が形成されると共にこの溝2が着色され、又この溝2が形成された外周面1の凸面部8が研磨されて木地の地肌の色に形成されていることを特徴とするものがある(請求項4)。
【0014】
ここで、少なくとも一辺に溝2が形成される、とは、本発明を扉等に実現したとき、開扉時に露出する、例えば上辺部14や側辺部15の少なくとも一辺に溝2が形成されている、ということを意味する。この場合、本発明品はその取付箇所に応じて、隣り合う二辺や、或いは三辺等に溝2が形成されるので良く、開扉時に露出しない箇所、例えば蝶番で枠等に取り付けられる一辺には、溝2の加工を省略するのが良い。
【0015】
又この本発明の場合、外周面1の凸面部8が、溝2と異なる色で着色されているのが好ましい(請求項5)。
【0016】
なぜならこれによると、溝2の色と凸面部8の色とを対比させて多種多様なデザインの扉や引き出しの前板等を提供できるからである。又これによると、溝2には先に着色してあるから、溝2より突き出されている凸面部8に色を正確に且つ綺麗に塗ることができるからである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0018】
本発明は木製の化粧板であり、この実施形態では図1Aに示されるように、テーブル天板に実現されている。この実施形態では、具体的にはパーティクルボードが円形に形成され、その外周面1に溝2が周方向に延びて環状に形成されている。
【0019】
3はテーブル天板の表面であり、4は裏面である。上記の外周面1は、表面3より裏面4の面積が大きい状態に傾斜状に形成されている。又上記の溝2は、この実施形態では図2に示されるように、外周面1に同じ深さ、同じ幅で凹溝状に複数形成されている。テーブル天板の表面3には、硬質性の化粧シート5が貼られている。又外周面1の上縁部6は、この実施形態では面取りされている。
【0020】
7は、溝2に塗られた例えば赤色の塗膜である。本発明品は、溝2がこのように赤色等に着色され、又外周面1の凸面部8は研磨されて木地の地肌の色であるベージュに形成されている。
【0021】
次に本発明の加工の一例を、図2、図3に従って説明する。
【0022】
先ず作業者は、パーティクルボードを円形に加工し、表面3に例えば白色で硬質性の化粧シート5を貼る。次に作業者は、このパーティクルボードをルータ(router)のワーク載置面に水平状に吸着させ、図2に示されるように、周面に刃9を有し縦軸10を中心に回転するフライス11をプログラム通りに移動させ、外周面1に溝2を加工する。
【0023】
そして次に作業者は、外周面1に例えば赤色の塗料を塗布し、塗料が乾燥した後、外周面1の凸面部8を研磨機械で研磨し、木地の地肌を露出させる。なお外周面1の保護と仕上がりを良くするため、外周面1にはニス等の透明塗料が適宜塗布される。
【0024】
以上の処において、本発明は、図4に示されるように、外周面1の凸面部8が、溝2と異なる色で着色されているのでも良い。この実施形態の場合は、溝2の塗膜7が赤色に、凸面部8の塗膜12が化粧シート5に合わせて白色に着色されている。
【0025】
次に請求項4記載の本発明の好適な一実施形態を、図5〜図7に従って説明する。上例と同一部材、同一箇所については、同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0026】
この実施形態の本発明は、パーティクルボードが方形状に形成され、キャビネット13の下部の観音扉13aに本発明を実現している例である。この実施形態の本発明品は、表側に硬質性の化粧シート5が貼られ、図7に示されるように、開扉時に見える外周面1である上辺部14と、開放側の側辺部15の二辺に、同じ幅の溝2が夫々計3本、角部16で連ねられて形成されている。そしてこの溝2が、例えば赤色に着色されている。7は、赤色の塗膜である。
【0027】
又溝2が形成されている外周面1の凸面部8は、夫々研磨され、木地の地肌の色であるベージュに形成されている。なお17(図5参照)は、観音扉13aに取り付けられている摘みである。
【0028】
次にこの本発明の加工の一例を説明する。
【0029】
先ず作業者は、パーティクルボードを方形状に加工し、表面3に化粧シート5を貼る。次にこのパーティクルボードをルータ(router)のワーク載置面に水平状に吸着させ、上辺部14と側辺部15に対応する外周面1の二辺に、図2に示されるような、周面に刃9を有し縦軸10を中心に回転するフライス11を使用して溝2を形成する。
【0030】
そして作業者は、上記の外周面1の二辺に例えば赤色の塗料を塗布し、この塗料が乾燥した後、外周面1の二辺の凸面部8を研磨機械で研磨し、木地の地肌を露出させる。なお外周面1には、ニス等の透明塗料を適宜塗布すると良い。
【0031】
なおこの本発明の場合も、上例と同様、デザインを多種多様化できるよう、外周面1の凸面部8に、溝2と異なる色を着色させるのでも良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、エッジ用化粧材等の別部材を使用することなく外周面を化粧加工できるよう形成しているものである。
従って本発明によれば、低コストで、且つ化粧材の取付作業の手間暇を一掃でき、又化粧材が剥れる惧れがない化粧板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明化粧板の好適な一実施形態を示し、Aはテーブル天板に実現した状態の正面図、Bは一部を切欠した要部断面図である。
【図2】同上化粧板の加工の一例を説明するための要部正面図である。
【図3】同上化粧板の加工の一例を説明するための流れ図である。
【図4】同上化粧板の他の実施形態を示す要部断面図である。
【図5】同上化粧板の他の構成を示す一部を切欠した要部正面図である。
【図6】Aは、図5のA―A線における要部拡大断面図、Bは図5のB―B線における要部拡大断面図である。
【図7】図5の本発明品の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1  外周面
2  溝
3  表面
4  裏面
5  化粧シート
6  上縁部
7  塗膜
8  凸面部

Claims (5)

  1. 木製の化粧板であって、外周面に溝が周方向に延びて環状に形成されると共にこの溝が着色され、外周面の凸面部が研磨されて木地の地肌の色に形成されていることを特徴とする化粧板。
  2. 請求項1記載の化粧板であって、表面より裏面の面積が大きい状態に外周面が傾斜状に形成されていることを特徴とする化粧板。
  3. 請求項1又は2記載の化粧板であって、外周面の凸面部が、溝と異なる色で着色されていることを特徴とする化粧板。
  4. 方形状に形成されている木製の化粧板であって、外周面の少なくとも一辺に溝が形成されると共にこの溝が着色され、又この溝が形成された外周面の凸面部が研磨されて木地の地肌の色に形成されていることを特徴とする化粧板。
  5. 請求項4記載の化粧板であって、外周面の凸面部が、溝と異なる色で着色されていることを特徴とする化粧板。
JP2002295716A 2002-10-09 2002-10-09 化粧板 Pending JP2004129750A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106023137A (zh) * 2016-05-03 2016-10-12 华中科技大学 一种基于轮廓优化的木材计数方法
JPWO2015064114A1 (ja) * 2013-11-01 2017-03-09 兼房株式会社 回転切削工具による被加工材表面の加工方法

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