JP2004129712A - 携帯型液状化粧品容器 - Google Patents

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Akitsuki Miyashiro
宮代 明月
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AKARA KK
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Abstract

【課題】内容物の十分な収容量を確保することができ、内容物の漏洩を防止した携帯型液状化粧品容器を提供すること。
【解決手段】一方に開口された注入口12dと他方に吐出孔が形成された吐出部12aを有する筒状の本体12と、本体12に嵌め込まれ、内周面に雌ねじが形成された雌ねじ部材13と、本体12に取り付けられる上蓋11と、一方の外周面に雄ねじ14aと、他方に鍔部14bが形成され、雌ねじ部材13に取り付けられて注入口12dを覆う底蓋14とからなり、雌ねじ部材13の壁部の端面は本体の壁部の端面より内側で、かつ鍔部14は少なくとも本体12と雌ねじ部材13の接合面を覆うことができる外径を有している。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯型液状化粧品容器に関し、特に、内容物の漏洩を防止した携帯型液状化粧品容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液状の化粧品、特に香水などは、付けてから2〜3時間したら蒸発してしまうので、外出前に家で用いるだけでなく、外出中に化粧直しのために外で使用されることがある。この場合、購入した化粧品をそのままの容器で持ち歩くのは不便である。このため、従来より携帯型液状化粧品容器が開発されている。
【0003】
図8は、従来の携帯型液状化粧品容器を示す分解斜視図、図9は、その上蓋を外した状態の断面図である。
携帯型液状化粧品容器40は、吐出部42a及び注入口42dを有する本体42と、本体42よりも小径で本体内に嵌め込まれる雌ねじ部材43と、雌ねじ部材43と螺合して本体42の注入口42dを覆う底蓋44と、本体42に取り付けられ吐出部42aを覆う上蓋41とから主に構成されている。
【0004】
上蓋41は、一方の端部が開口しており、他方が略半球形状を有する略円筒形状を有している。開口部分の内周面には、例えば、本体42と螺合する雌ねじが形成されている(図示せず。)。また、先端は略円錐形状部分に縮径されて、通し穴が形成されている(図示せず。)。この通し穴には、例えば、リング41aが挿通され、そのリング41aに鎖などを通して携帯型液状化粧品容器40を、例えば、ハンドバッグなどの所望の箇所に繋ぐことができるようになっている。
【0005】
本体42は、略円筒形状を有しており、一方の端部は開口して注入口42dを形成し、他方の端部には吐出部42aが設けられている。本体42の略中央には香水を収容する収容部42eが形成され、注入口42dより所定量の香水を注入、収容することができるようになっている。
【0006】
本体42の注入口42d側には、同様の略円筒形状で本体42よりも小径であり、双方の端部が開口された雌ねじ部材43が嵌め込まれている。雌ねじ部材43の本体42の内周面には底蓋44と螺合するための雌ねじ43bが形成され、また、その端部には鍔部43aが形成されている。鍔部43aは、雌ねじ部材43が本体42に嵌め込まれたときに壁部42hに当接し、雌ねじ部材43を所定の位置で固定するためのものである。
また、本体42内には香水を染み込ませるための綿材47が配置され、さらに、綿材47と本体42との間の空間においても香水を収容できる。
【0007】
吐出部42aは、略半球状の小径部分が本体42の注入口42dの他方の端部から延出することにより形成される。この小径部分の本体42側の外周面には、上蓋41を取り付けるための、例えば、雄ねじ42cが形成されている。また、小径部の先端には、香水を吐出するための吐出孔42fが形成され、その内側には、ばね42iと小球42bが回動自在に収容されている。通常、吐出孔42fは、ばね42iの弾力で押し付けられる小球42bにより塞がれている。
【0008】
底蓋44は、雌ねじ部材43の内径よりも径が小さい円筒状の小径部分が断面略楕円形状の鍔部44bから延出されている。この小径部分の側面には、雌ねじ部材43の雌ねじ43bと螺合するための雄ねじ44aが形成されている。
【0009】
また、Oリング45とOリング46は、例えば、ゴムなどの弾性素材により形成されるもので、底蓋44を本体42と螺合するときには、雌ねじ部材43と本体42との間にOリング45を介在させる。また、上蓋41を本体42に取り付けるときには、上蓋41と本体42との間にOリング46を介在させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような携帯型液状化粧品容器40の構成では、雌ねじ部材43の鍔部43aが本体42の壁部42hに接しているが、雌ねじ部材43は本体42に嵌め込まれているに過ぎない。したがって、本体42と雌ねじ部材43の接合面は外部と連通し、本体42に収容されている香水は雌ねじ部材43と本体42の壁部42gとの間の界面Bを伝わって外部に染み出る。その結果、香水が外部に漏れ出してしまうという問題がある。このため、前記のごとく、本体42には綿材47を配置して漏洩を少なくしている。しかしながら、綿材47を配置することで、収容できる香水の量は少なくなり、しかもまだ完全に香水の漏洩を防止することができない。
【0011】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、液状化粧品の十分な収容量を確保することができ、その漏洩をほとんど防止することができる携帯型液状化粧品容器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に記載された本発明は、一方に開口された注入口と、他方に先端に吐出孔が形成された吐出部と、略中央に液状化粧品を収容する収容部を有する筒状の本体と、該本体よりも小径であって該本体内に嵌め込まれ、該本体の前記注入口側の内周面に雌ねじが形成された雌ねじ部材と、前記本体に取り付けられ前記吐出部を覆う上蓋と、一方に外周面に前記雌ねじ部材の雌ねじと螺合する雄ねじと、他方に該雄ねじを支持する鍔部が形成され、前記雌ねじ部材に取り付けられて前記注入口を覆う底蓋とを備え、前記注入口における雌ねじ部材の壁部の端面は前記本体の壁部の端面より内側に設けられ、かつ前記鍔部が、少なくとも前記本体と前記雌ねじ部材の接合面を覆うことができる外径を有している携帯型液状化粧品容器であることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、本体と雌ねじ部材との接合面が底蓋の鍔部により覆われることで外部と遮断されるので、収容部に収容されている液状化粧品が本体と雌ねじ部材との界面を伝わって外部に染み出ることが防止され、液状化粧品が外部に漏れ出すことがない。また、この構成によれば、綿材を収容する必要もなく、十分な液状化粧品の量を確保することが可能となる。
【0014】
また、請求項2に記載された本発明は、一方に開口され内周面に雌ねじが形成された注入口と、略中央に液状化粧品を収容する収容部を有する筒状の本体と、一方に該本体の注入口の雌ねじと螺合する雄ねじが外周面に形成され、他方に先端に吐出孔が形成された吐出部材と、前記本体に取り付けられ前記吐出部材を覆う上蓋とを備えた携帯型液状化粧品容器であることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、そもそも本体には注入口以外に液状化粧品が漏洩する隙間が存在しないため、該注入口に吐出部材を取り付けて塞ぐことにより、液状化粧品が外部に漏洩することを防止することが可能となる。また、この構成によれば、綿材を使用する必要もなく、十分な液状化粧品の量を確保することが可能となる。
【0016】
請求項3に記載された本発明は、一方に開口され内周面に雌ねじが形成された注入口と、他方に先端に吐出孔が形成された吐出部と、略中央に液状化粧品を収容する収容部を有する筒状の本体と、該本体に取り付けられ前記吐出部を覆う上蓋と、一方に外周面に前記本体の雌ねじと螺合する雄ねじと、他方に該雄ねじを支持する鍔部が形成され、前記本体に取り付けられ前記注入口を覆う底蓋とを備え、前記注入口における本体の壁部の端面が内側に傾斜し、かつ前記鍔部が、少なくとも前記本体の外径とほぼ等しい外径を有している携帯型液状化粧品容器であることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、簡易な構造であって、本体の注入口が内側に傾斜して底蓋の鍔部により覆われることで外部とほぼ遮断されるので、収容部に収容されている液状化粧品が注入口と底蓋の間の界面を伝わって外部に染み出ることがほとんど防止され、液状化粧品が外部に漏れ出すことがない。また、この構成によれば、綿材を収容する必要もなく、十分な液状化粧品の量を確保することが可能となる。
【0018】
さらに、請求項4に記載された本発明は、前記吐出部又は前記吐出部材は、前記吐出孔の内側に回動自在に収容される小球を備えた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯型液状化粧品容器であることを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、不使用時には吐出孔は小球により密封され、液状化粧品が外部に漏洩することを防止することができ、また、適量ずつ液状化粧品を吐出すことが可能となる。
【0020】
くわえて、請求項5に記載された本発明は、前記液状化粧品は、香水、化粧水、乳液からなる群より選ばれた一つである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の携帯型液状化粧品容器であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
(実施の形態1)
本実施の形態においては、収容される液状化粧品が香水である場合について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る携帯型液状化粧品容器10を示す分解斜視図、図2は、その断面図である。
【0023】
携帯型液状化粧品容器10は、香水を注入する注入口12d及び香水を吐出する吐出部12a、香水を収容する収容部を有する本体12と、本体12に取り付けられ、吐出部12aを覆う上蓋11と、本体12と螺合可能であり、注入口12dを覆う底蓋14とから主に構成されている。
【0024】
上蓋11は、一方の端部は全面的に開口しており、他方は半球の略円筒形状をなすものである。開口部分の内側には、本体12に取り付けるための、例えば、雌ねじが形成されている(図示せず。)。また、先端は縮径されて、通し穴が形成されている(図示せず。)。この通し穴には、さらにリング11aが挿通され、そのリング11aに鎖などを通すことにより、携帯型液状化粧品容器を、例えば、ハンドバックなどの所望の箇所に繋ぐことができる。
【0025】
本体12は、全体的に略円筒形状を有しており、一方の端部は全面的に開口して注入口12dを形成し、注入口12dより所定量の液状化粧品を簡単に注入できる。
また、他方には、本体12よりも径が小さい円筒状の小径部分が延出して吐出部12aが形成されている。この吐出部12aの側面には、例えば、上蓋11を取り付けるための雄ねじ12cが形成され、その先端には、香水を吐出するための吐出孔12eとその内側には、ばね12iと小球12bが回動自在に収容されている。通常、吐出孔12eは、ばね12iの弾発力で押し付けられる小球12bにより塞がれている。
【0026】
本体12内には、同様に全体として略円筒形状を有し、本体12よりも小径であり、注入口12d側の内周面に雌ねじ13aが形成された雌ねじ部材13が嵌めこまれている。この雌ねじ部材13の壁部13bの端面は、本体12の注入口12d側の本体12の壁部12hの端面よりも内側に位置している。すなわち、図2に示すように、壁部12hの端面よりも壁部13bの端面の方がDだけ内側に位置するように構成されている。なお、雌ねじ部材13の長さを本体12の肩部12gから注入口12dまでの長さより若干短く設計しておくことにより、雌ねじ部材13は本体12の内側に収容される。
また、図中12fは、雌ねじ部材13内に形成される空間で、香水を収容する収容部を示す。
【0027】
底蓋蓋14には、本体12よりも径が小さい円筒状の小径部分が断面略楕円形状の鍔部14bから延出されている。この小径部分の外周面には、雌ねじ部材13の雌ねじ13aと螺合するための雄ねじ14aが形成されている。また、鍔部14bは、少なくとも本体12の壁部12hと雌ねじ部材13の壁部13bの接合面Bを覆うことができる長さの外径を有する。
【0028】
このような構成を有する携帯型液状化粧品容器10に香水を注入する場合、雌ねじ部材13が嵌め込まれた状態で本体12の注入口12dを上にして、その収容部12fに香水を注入する。その後、底蓋14のねじ14aを雌ねじ部材13のねじ13aと螺合させて、注入口12dを塞ぐ。このとき、底蓋13と本体12との間にはOリング15を介在させる。このOリング15は、本体12の壁部12hと雌ねじ部材13の壁部13bの長さの違いにより形成される隙間に配置される。
【0029】
このような状態において、雌ねじ部材13の壁部13bの端面は本体12の壁部12の壁部12hの端面よりも内側に位置し、かつ本体12と雌ねじ部材13の接合面Bは底蓋14の鍔部14bによって塞がれている。くわえて、底蓋14は雌ねじ部材13と螺合し、本体12に密着して取り付けられている。したがって、雌ねじ部材13と本体12の壁部13bとの間の接合面Bは外部と連通しない。このため、収容部12fに収容されている香水が界面Bを伝わって外部に染み出ることが防止され、その結果、香水が外部に漏れ出すことはない。また、このような構成により、香水の漏洩を防止できるので、収容部12fに綿材などを配置する必要もなく、十分な香水の量を収容することができる。
【0030】
また、吐出部12aは、雄ねじ12cと上蓋11の雌ねじを螺合させて、上蓋11を本体12に取り付けることにより完全に覆われる。このとき、さらに、上蓋11と本体12との間にはOリング14を介在させる。
【0031】
このように上蓋11、本体12、及び底蓋13を一体化して形成される携帯型液状化粧品容器10は、リング11aに鎖などを通し、例えば、ハンドバックの所望の箇所に繋いで携帯することができ、液状化粧品が漏れる心配がない。
【0032】
図3は、吐出部12aを示す拡大断面図である。すなわち、香水をつける場合には、上蓋11を本体12から取り外し、吐出部12aを付着場所に当接させる。収容部12fに収容された香水は、通路17を経て小球12bまで到達する。そして、本体12を付着場所に押し付けると、ばね12iの弾発力で吐出孔12eを塞いでいた小球12bが通路17の内側に若干入り込み、吐出孔12eが若干開いてそこから香水が染み出す。これにより、適量な香水を簡単に所望の箇所に付着することができる。
【0033】
(実施の形態2)
本実施の形態においては、液状化粧品が香水である場合について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る携帯型液状化粧品容器を示す分解斜視図、図5は、その断面図である。
【0034】
携帯型液状化粧品容器20は、香水を注入する注入口を有し香水を収容する本体23と、本体23と螺合可能であり、香水を吐出する吐出部材22と、本体23に取り付けられ、吐出部材22を覆う上蓋21とから主に構成されている。
【00355】
上蓋21は、一方の端部は全面的に開口しており、他方が半球の略円筒形状をなすものである。開口部分の内側には、本体23に取り付けるための、例えば、雌ねじが形成されている(図示せず。)。また、略円筒形状部分は、先端で縮径されており、その部分には、通し穴(図示せず。)が形成されている。この通し穴には、さらにリング21aが挿通され、そのリング21aに鎖などを通すことにより、携帯型液状化粧品容器20を、例えば、ハンドバックなどの所望の箇所に繋ぐことができる。
【0036】
本体23は、全体的に略円筒形状を有しており、一方の端部は全面的に開口して注入口23bを形成し、注入口23bより所定量の液状化粧品を簡単に注入できる、また、本体23の他方の端部は閉塞している。そして、注入口23b側では本体23から径が小さい円筒状の小径部分が延出し、その小径部分の外側面には、上蓋21と螺合するための雄ねじ23aが形成されている。また、図中23dは、香水を収容する収容部を示す。
【0037】
吐出部材22は、一方に径が小さい小径部分と、他方の先端が半球の略円筒形状を形成するものである。小径部分の外周面には、本体23の内周面に形成された雌ねじ23cと螺合するための雄ねじ22cが形成されている。また、先端には、収容部に収容されている香水を吐出するための吐出孔22dとその内側には、ばね22iと小球22eが回動自在に収容されている。通常、吐出孔22dは、ばね22iの弾発力で押し付けられる小球22eにより塞がれている。
【0038】
このような構成を有する携帯型液状化粧品容器20に香水を注入する場合、まず、本体23の注入口23bより注入し、収容部23dに香水を収容する。その後、吐出部材22の雄ねじ22cを本体23の雌ねじ23cに螺合させて本体23の注入口23bを塞ぐ。このとき、吐出部材22と本体23との間にはOリング25を介在させる。
【0039】
このような状態において、注入口23b以外に香水が漏洩する隙間がない本体23は、吐出部材22を螺合させて塞ぐことにより、香水が外部に漏洩することが防止される。また、このような構成により、香水の漏洩を防止できるので、収容部23dに綿材などを配置する必要もなく、十分な香水の量を確保することができる。
【0040】
そして、本体23と上蓋21とを螺合させて、上蓋21で吐出部材22を覆う。すなわち、上蓋21の雌ねじと本体23の小径部分の雄ねじ23aとを螺合させる。このとき、上蓋21と本体23との間にはOリング24を介在させる。
【0041】
このように上蓋21、吐出部材22、及び本体23を一体化することにより、リング21aに通された鎖などで、携帯型液状化粧品容器20を所望の場所、例えばペンダントのように首に掛けて使用することもでき、液状化粧品が漏れる心配がない。
【0042】
香水をつける場合には、上蓋21を本体23から取り外し、吐出部材22の先端を付着場所に当接させる。吐出部材22は携帯型液状化粧品容器10の吐出部12aと同様に構成されているので、収容部23dに収容された香水は、通路を経て小球22eまで到達する。そして、本体23を付着場所に押し付けると、小球22eが通路の内側に若干入り込み、吐出孔22dの小球22eを支持している部分が若干開いてそこから香水が染み出す。これにより、香水を付着場所に付着させることできる。
【0043】
(実施の形態3)
本実施の形態においては、液状化粧品が香水である場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る携帯型液状化粧品容器30を示す分解斜視図であり、図7は、その断面図である。
【0044】
携帯型液状化粧品容器30は、香水を注入する注入口32d及び香水を吐出する吐出部32aを有する本体32と、本体32に取り付けられ、吐出部32aを覆う上蓋31と、本体32と螺合可能であり、注入口32dを覆う底蓋34とから主に構成されている。
【0045】
上蓋31は、一方の端部は全面的に開口しており、他方は先端が半球の略円筒形状をなすものである。開口部分の内側には、本体32に取り付けるための、例えば、雌ねじが形成されている(図示せず。)。また、略円筒形状部分は、先端で縮径されており、その部分には、通し穴が形成されている(図示せず。)。この通し穴には、さらにリング31aが挿通され、そのリング31aに鎖などを通すことにより、携帯型液状化粧品容器30を、例えば、ハンドバックなどの所望の箇所に繋ぐことができる。
【0046】
本体32は、全体的に略円筒形状を有しており、一方の端部は全面的に開口して注入口32dを形成し、注入口32dより所定量の液状化粧品を簡単に注入できる。注入口32d側の内周面には雌ねじ32eが形成され、その壁部32gの端面は内側に凹んだ傾斜面を形成している。また、図中32fは、本体32内に形成される香水を収容する収容部を示す。
【0047】
本体32の他方には、本体32よりも径が小さい円筒状の小径部分が延出して吐出部32aが形成されている。小径部分の外周面には、例えば、上蓋31を取り付けるための雄ねじ32cが形成され、小径部分の先端には、香水を吐出するための吐出孔32hと吐出孔32hの内側には、ばね32iと小球32bが回動自在に収容されている。
【0048】
底蓋蓋34には、本体32よりも径が小さい円筒状の小径部分が断面略三角形状の鍔部34bから延出されている。この小径部分の外周面には、本体32の雌ねじ32eと螺合するための雄ねじ34aが形成されている。また、鍔部34bは、本体32の注入口32dとほぼ同様の傾斜面を有し、本体32の外径とほぼ等しい外径を有している。
【0049】
このような構成を有する携帯型液状化粧品容器30に香水を注入する場合、まず、本体32の注入口32dを上にして、その収容部32fに香水を注入する。その後、底蓋34の雄ねじ34aを本体32の雌ねじ32eと螺合して、本体32の注入口32dを塞ぐ。このとき、底蓋34と本体32との間にはOリング35を介在させる。
【0050】
このような状態において、本体32の注入口32d側の端面32gは内側に傾斜し、かつ注入口32dは底蓋34の鍔部34bによって塞がれる。くわえて、底蓋34は本体32に螺合して取り付けられ、双方は密着している。したがって、注入口32dと底蓋34の間の隙間は外部と連通しない。このため、収容部32fに収容されている香水が本体32と底蓋34との間の隙間を伝わって外部に染み出ることがほぼ防止され、その結果、香水が外部に漏れ出すことはない。また、このような簡単な構成で、香水の漏洩をほぼ防止できるので、収容部32fに綿材などを配置する必要がなく、十分な香水の量を収容することができる。
【0051】
以上のように本発明の携帯型液状化粧品容器について説明したが、本発明は上記実施の形態1、2、3に限定されず、種々変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態1、2、3では、液状化粧品が香水である場合について説明しているが、本発明は、液状化粧品が液体であれば、化粧水、乳液のような他の液状化粧品でも適用することができる。また、上記実施の形態1、2、3では、上蓋は螺合することにより本体に取り付けられる場合を説明したが、上蓋の内周面と本体の外周面にそれぞれ凹凸部を形成し、単に上蓋と本体を挟合するような構成としても良い。本発明に係る携帯型液状化粧品容器においては、液状化粧品が上記した漏洩しない構造を有していれば、他の構造については上記実施の形態1、2、3に限定されない。
【00525】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、十分な収容量の液状化粧品を確保することができ、液状化粧品の漏洩を防止した携帯型液状化粧品容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯型液状化粧品容器を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る携帯型液状化粧品容器の上蓋を外した状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る携帯型液状化粧品容器の吐出部を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る携帯型液状化粧品容器を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る携帯型液状化粧品容器の上蓋を外した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る携帯型液状化粧品容器を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る携帯型液状化粧品容器の上蓋を外した状態を示
す断面図である。
【図8】従来の携帯型液状化粧品容器を示す分解斜視図である。
【図9】従来の携帯型液状化粧品容器の上蓋を外した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 携帯型液状化粧品容器
11 上蓋
11a リング
12 本体
12a 吐出部
12b 小球
12c 雄ねじ
12d 注入口
12e 吐出孔
12f 収容部
12g 肩部
12h 壁部
12i ばね
13  底蓋
13a 雌ねじ
13b 壁部
14  Oリング
14a 雄ねじ
14b 鍔部
15  Oリング
17  通路
20 携帯型液状化粧品容器
21 上蓋
21a リング
22 吐出部材
22a 雄ねじ
22b 吐出孔
22c 雄ねじ
22e 小球
22i ばね
23 本体
23a 雄ねじ
23b 注入口
23c 雌ねじ
23d 収容部
24 Oリング
25 Oリング
30 携帯型液状化粧品容器
31 上蓋
31a リング
32 本体
32a 吐出部
32b 小球
32c 雄ねじ
32d 注入口
32e 雌ねじ
32f 収容部
32g 壁部
32h 吐出孔
32i ばね
34  底蓋
34a 雄ねじ
34b 鍔部
35  Oリング
40 携帯型液状化粧品容器
41 上蓋
41a リング
42 本体
42a 吐出部
42b 小球
42c 雄ねじ
42d 注入口
42e 収容部
42f 吐出孔
42g 壁部
42i ばね
43  雌ねじ部材
43a 鍔部
43b 雌ねじ
44  底蓋
44a 雄ねじ
44b 鍔部
45  Oリング
46  Oリング
47  綿材

Claims (5)

  1. 一方に開口された注入口と、他方に先端に吐出孔が形成された吐出部と、略中央に液状化粧品を収容する収容部を有する筒状の本体と、該本体よりも小径であって該本体内に嵌め込まれ、該本体の前記注入口側の内周面に雌ねじが形成された雌ねじ部材と、前記本体に取り付けられ前記吐出部を覆う上蓋と、一方に外周面に前記雌ねじ部材の雌ねじと螺合する雄ねじと、他方に該雄ねじを支持する鍔部が形成され、前記雌ねじ部材に取り付けられて前記注入口を覆う底蓋とを備え、前記注入口における雌ねじ部材の壁部の端面は前記本体の壁部の端面より内側に設けられ、かつ前記鍔部が、少なくとも前記本体と前記雌ねじ部材の接合面を覆うことができる外径を有していることを特徴とする携帯型液状化粧品容器。
  2. 一方に開口され内周面に雌ねじが形成された注入口と、略中央に液状化粧品を収容する収容部を有する筒状の本体と、一方に該本体の注入口の雌ねじと螺合する雄ねじが外周面に形成され、他方に先端に吐出孔が形成された吐出部材と、前記本体に取り付けられ前記吐出部材を覆う上蓋とを備えたことを特徴とする携帯型液状化粧品容器。
  3. 一方に開口され内周面に雌ねじが形成された注入口と、他方に先端に吐出孔が形成された吐出部と、略中央に液状化粧品を収容する収容部を有する筒状の本体と、該本体に取り付けられ前記吐出部を覆う上蓋と、一方に外周面に前記本体の雌ねじと螺合する雄ねじと、他方に該雄ねじを支持する鍔部が形成され、前記本体に取り付けられ前記注入口を覆う底蓋とを備え、前記注入口における本体の壁部の端面が内側に傾斜し、かつ前記鍔部が、少なくとも前記本体の外径とほぼ等しい外径を有していることを特徴とする携帯型液状化粧品容器。
  4. 前記吐出部又は前記吐出部材は、前記吐出孔の内側に回動自在に収容される小球を備えたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯型液状化粧品容器。
  5. 前記液状化粧品は、香水、化粧水、乳液からなる群より選ばれた一つであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の携帯型液状化粧品容器。
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