JP2004129331A - ケーブル配線クロージャ用端面シール部材 - Google Patents

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山内 雅和
Akitaka Kimura
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Abstract

【課題】ケーブル配線用クロージャを構成する端面シール部材において、シール部をシェルケースに固定するための手段を提供する。
【解決手段】ケーブル配線用クロージャを構成するケーブル接続部の周囲を被包する筒状ケースの端面に形成した側壁部に配置され、ケーブルを嵌挿する円筒状通路が形成されケーブル外周に圧接される端面シール部材であって、前記シール部11が低弾性率高分子組成物より構成され、かつ、該シール部がその円筒通路内部からシェルケースに達する貫通穴に平頭ピン16を挿入することによりシェルケース13に固定されてなるケーブル配線クロージャ用端面シール部材10。平頭ピン挿入の有無が目視で確認可能であり、挿入忘れを防止できる。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブルやメタルケーブルなどの通信ケーブルの接続部を覆って保護するケーブル配線用クロージャにおける端面シール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ケーブルの接続装置には、ケーブルの接続部を覆って保護する収容箱が用いられる。この箱体は、従来、図6に例示されるように、縦に割れる筒状ケース1、2とその端部を閉塞しケーブルを貫通させる端面板3からなり、ケースの分割面を突き合わせて取付固定手段で連結して密着一体化し、連結部を含むケーブル接続部を気密または水密状態に維持するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この端面板3は、図7の(b)で示されるように、シールベース(シェルケース)34とシールスペーサ(シール部)30とが一体化して構成されており、このものは同図(a)のように、ヒンジ部35を有して分割され展開可能になっている(特許文献1参照)。
【0003】
前記シール部は、気密性あるいは水密性のシール性を確保するために粘弾性体から構成されており、そこにケーブル貫通用の穴が設けられているが、従来、外径の異なるケーブルを使用する場合、穴部の径を大きくする加工、またはケーブルにシーリングテープを巻きつけるなどの準備加工を必要としていた。このために、たとえ外径の異なるケーブルを使用する場合であっても、シール性を確保できる低弾性率高分子組成物として、例えば、硬度(JIS A)0〜10度、伸び300〜2000%、引張強度10〜60kg/cmの加硫ゴム組成物をシール部に使用することが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
さらに、ケーブル配線用クロージャにおいてシール材として用いられる低弾性率高分子組成物としては、例えば、次の1)〜4)に挙げるものが知られている。
1)エチレン−プロピレン−ジエンゴム100重量部、流動点が−35℃以下であるプロセスオイル200重量部以上、および平均粒子径80μm以下のカーボンブラック20重量部以上を含有する組成物であって、当該組成物はそのエチレン−プロピレン−ジエンゴムが加硫されており、かつJIS K6253(タイプAデュロメーター)で規定される硬度が20以下であることを特徴とする低弾性率ゴム組成物(特許文献3参照)。
【0005】
2)(A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物および/またはスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、(B)エチレン−プロピレン−ジエンを含むゴム成分、および(C)前記高分子材料(A)と(B)の合計量100重量部に対し軟化剤200重量部以上を含有し、前記(B)の少なくとも一部が動的架橋により架橋されている低弾性率高分子組成物(特許文献4参照)。
【0006】
3)(A) スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、およびスチレン−エチレン−(エチレン−プロピレン)−スチレンブロック共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む熱可塑性エラストマーと、(B) オレフィン系ポリマーと、(C) エチレン−プロピレン−ジエンゴムを50重量%以上含むゴム成分と、(D) 所定量以上の軟化剤と、を含有し、上記ゴム成分(C) の少なくとも一部が動的架橋によって架橋されたものである(特許文献5参照)。
【0007】
4)(A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、およびスチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む熱可塑性エラストマーと、(B)オレフィン系ポリマーと、(C)エチレン−プロピレン−ジエンゴムを50重量%以上含むゴム成分と、(D)軟化剤と、(E)カーボンブラックとを含有し、上記軟化剤(D)の含有量が上記(A)、(B)および(C)の合計量100重量部に対して200重量部以上であり、上記(E)の含有量が上記(A)、(B)および(C)の合計量100重量部に対して5〜50重量部であり、かつ、上記ゴム成分(C)の少なくとも一部が架橋されている低弾性率高分子組成物(特許文献6参照)。
【0008】
前記シール材は粘弾性体であるためにシェルケース内にはめ込むだけでも一見したところ一体化したような状態になるが、これだけではシール性や安定性に欠けることになる。そこで、従来のケーブル配線用クロージャでは、シェルケースにシール用粘弾性体の取り付けて一体化させるために、後述する図4および5に示すように、当該シール部20を横方向(ケーブルの挿通方向と同じ方向)に貫通する穴60を設け、その貫通穴に樹脂製のピンを挿入することにより、樹脂製シェルケース30に固定することが行われている。シール部には、複数のケーブルを挿通できるように、略波形状を複数個、突設しており(図7参照)、その突説ごとにケーブル挿通路と同方向に貫通穴を設けて横ピンを挿入し、シェルケースに取り付けられている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−262161号公報(請求項1、段落[0002]、段落[0005]〜[0009]、図1〜3)
【特許文献2】
特開平10−42443号公報(請求項1、図1)
【特許文献3】
特開2001−253983号公報(請求項1および2、段落[0020]、実施例1〜4)
【特許文献4】
特開2001−261964号公報(請求項1および9、段落[0027]、実施例1〜4)
【特許文献5】
特開2001−279052号公報(請求項1および7、段落[0046]、実施例1〜5)
【特許文献6】
特開2001−354828号公報(請求項1および7、段落[0046]、実施例1〜6)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、従来、シール部に横ピンを挿入する作業とその挿入されたピンをシェルケースに嵌合させる作業とにより、シール部をシェルケースに取り付ける場合、作業後はピンがシール部内に隠れてしまうため、シェルケースの外側かは勿論のこと、ケーブル通路側から目視してもピンの存在を確認することはできない。従って、繁雑多忙な作業中にピンの挿入忘れが起こり嵌合不良を生じていても、簡単には発見できないという問題がある。このために、前記取り付け作業を進行させるに際して非能率化や、嵌合不良が発生する原因にもつながっている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは、シール性のよい低弾性率高分子組成物より形成されたシール部を樹脂製シェルケースに固定するための手段を種々検討して、本発明のケーブル配線クロージャ用端面シール材を完成したものである。
すなわち、本発明は、次のケーブル配線クロージャ用端面シール部材に関するものである。
【0012】
1)ケーブル配線用クロージャを構成するケーブル接続部の周囲を被包する筒状ケースの端面に形成した側壁部に配置され、ケーブルを嵌挿する円筒状通路が形成されたシール部とそれを内包するシェルケースよりなるケーブル配線クロージャ用端面シール部材において、
前記シール部が低弾性率高分子組成物より成形され、そのケーブル挿通路の進行方向に対して直交する側の円筒内部位からシェルケースの外側までの貫通穴に平頭ピンを挿入することにより、シール部がシェルケースに固定されていることを特徴とするケーブル配線クロージャ用端面シール部材。
【0013】
2)前記低弾性率高分子組成物が、JIS K 6301(加硫ゴム物理試験方法)により測定するとき、JIS A硬度が0〜10度、伸びが300〜2000%および引張強度が10〜70kg/cmである加硫ゴム組成物である請求項1記載のケーブル配線クロージャ用端面シール部材。
本発明は、従来のようにシール部が、挿通路間の突設部位においてその横方向設けられた貫通穴にピンを挿入してシェルケースに固定するのではなく、ケーブルを挟み込む円筒部分に穴を設け、その穴にシェルケースに達するように平頭ピンを挿入することにより(つまり、平頭ピンはケーブル通路方向に対し直交する方向に挿入される)、固定することを特徴とする。当該平頭ピンは、シェルケースを貫通しその先端がシェルケースの外側まで達するように挿入して固定する。
【0014】
このような固定手段を採ることにより、シール部をシェルケースに取り付けるための作業性が大幅に改善される。また、組み立て後において、シェルケースの表面からピンの有無が目視で確認できることから、取り付けミスがあっても容易に発見することができる。
また、従来の横方向からの貫通ピンを設けていた箇所には、そのピンに代えてシェルケース側からリブを挿入することによりケーブルを取り囲む部分の剛性を高めることも可能であり、シール部を形成する粘弾性体の柔軟性を充分に活かし、シール性を一層向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のケーブル配線クロージャ用端面シール部材は、ケーブル接続部の周囲を被包する筒状ケースの端面に一体に形成した側壁部の中央部にある嵌合溝部にケーブルを嵌挿する端面部を着脱自在に嵌着し、該端面部にケーブルを挿通するケーブル通路が形成され、ケーブル外周に圧接する分割シール部材であって、ケーブル配線用クロージャに設置されるものである。
【0016】
次に、本発明におけるケーブル配線用クロージャにおいてシール部として用いられる低弾性率高分子組成物としては、従来と同様に、硬度(JIS A)0〜10度、伸び300〜2000%、引張強度10〜60kg/cmの加硫ゴム組成物が使用できる。さらに、従来公知である次の低弾性率高分子組成物が挙げられる。
1)エチレン−プロピレン−ジエンゴム100重量部、流動点が−35℃以下であるプロセスオイル200重量部以上、および平均粒子径80μm以下のカーボンブラック20重量部以上を含有する組成物であって、当該組成物はそのエチレン−プロピレン−ジエンゴムが加硫されており、かつJIS K6253(タイプAデュロメーター)で規定される硬度が20以下である低弾性率ゴム組成物(特許文献3参照)。
【0017】
2)(A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物および/またはスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、(B)エチレン−プロピレン−ジエンを含むゴム成分、および(C)前記高分子材料(A)と(B)の合計量100重量部に対し軟化剤200重量部以上を含有し、前記(B)の少なくとも一部が動的架橋により架橋されている低弾性率高分子組成物(特許文献4参照)。
【0018】
3)(A) スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、およびスチレン−エチレン−(エチレン−プロピレン)−スチレンブロック共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む熱可塑性エラストマーと、(B) オレフィン系ポリマーと、(C) エチレン−プロピレン−ジエンゴムを50重量%以上含むゴム成分と、(D) 所定量以上の軟化剤と、を含有し、上記ゴム成分(C) の少なくとも一部が動的架橋によって架橋されたものである低弾性率高分子組成物(特許文献5参照)。
【0019】
4)(A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、およびスチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む熱可塑性エラストマーと、(B)オレフィン系ポリマーと、(C)エチレン−プロピレン−ジエンゴムを50重量%以上含むゴム成分と、(D)軟化剤と、(E)カーボンブラックとを含有し、上記軟化剤(D)の含有量が上記(A)、(B)および(C)の合計量100重量部に対して200重量部以上であり、上記(E)の含有量が上記(A)、(B)および(C)の合計量100重量部に対して5〜50重量部であり、かつ、上記ゴム成分(C)の少なくとも一部が架橋されている低弾性率高分子組成物(特許文献6参照)。
【0020】
本発明におけるシール部は、射出成形やプレス成形により、従来法に準じて作製することができ、またシェルケースも合成樹脂材料により成形される。
【0021】
【実施例】
本端面シール部材10の実施形態を、図面を参酌しつつ説明する。図1は、本端面シール部材10を、ケーブル嵌挿側からみたときの正面図であり、低弾性率高分子組成物よりなるシール部11がシェルケース13により圧接されている状態を示す。
この端面シール部材10は、シェルケース外枠部13´の頂点にヒンジ部14を設けることにより中心部線を境にして左右に展開できるように構成されており、ケーブルを挿通路12に嵌挿したあとに、ヒンジ部14の反対側に設けた係止部15をロックすることにより、シール部11の内部は気密または水密状態に維持される。このように、ケーブル挿通路が間隔をあけて複数対向して形成されており、該分割シール部材を二分割し得るヒンジ部のある開閉式端面シェルケースにそれぞれ嵌着して、突き合わせ接合面を接離自在に対接する構造になっている。
【0022】
本発明は、シール部11をシェルケース13に固定するための手段に係るものであり、この点を図2により説明する。図2は、本端面シール部材10の内部構造を示したものであり、シール部11が平頭ピン16によりシェルケースに固定されている状態を片側のみ図示したものである。シール部11の片側には、複数のケーブル挿通路が半円筒状に設けられており、その円筒内部とシェルケース13を連通して平頭ピン16を挿入することにより、両者が固定されている。作業としては、粘弾性体の成型物であるシール部1を合成樹脂製にシェルケース13に内包させた後に、平頭ピン16をケーブル挿通路方向に対して直交する方向に挿入して固定することが特徴である。
【0023】
本発明の固定手段によると、平頭ピン16の頭部は、組み立て後もシール部によって隠蔽されることがないから、その頭部をシール部の内側から確認することができる。また、平頭ピン16は、シェルケース3を連通して挿入することにより、その先端部をシェルケース13の外側からも容易に確認することができる(図3参照)。従って、現場等においてシール部11をシェルケース13に組み込んで固定する作業に際して、平頭ピンが実際に挿入されているかどうかを容易に確認することができるので、挿入忘れが発生する恐れがなくなる。
【0024】
これに対して、従来の端面シール部材におけるシール部20とシェルケース30との固定方式を図4(ケーブル挿通路に直角する方向の内部断面図)に示す。この従来方式は、シール部20に設けられた複数のケーブル挿通路間の突設部に、ケーブル挿通路方向と平行する貫通穴を設け、この穴に貫通ピン60を通してシェルケース30の両側に連結して固定する方式である。この方式によると、必然的に貫通ピン60はシール部20に埋設されことになるから(図5参照)、シール部を左右に分割して内部を目視してもその存在の有無を確認することはできない。また、貫通ピン60は、シェルケース30の内側部に設けた係合部に組み込んで固定されるので、シェルケース30の外側からみてもやはり貫通ピン60が挿入されているかどうかを確認することができない。
【0025】
本発明は、上述のように従来の方法とは固定手段が異なっており、しかも従来の横方向からの貫通ピンを設けていた箇所に、そのピンに代えてシェルケース側からリブを挿入するようにすれば、ケーブルを取り囲む部分の剛性を高めることができる。これによって、シール部を形成する粘弾性体の柔軟性を充分に活かし、シール性をさらに向上させることもできる。
本発明の端面シール部材によるケーブルの接続は、従来の手順と変わるところはない。例えば、ケーブル外皮の必要な個所の連結片を切断して支持線とケーブル部分とを切り離し、ケース内のケーブルを接続してケーブルの分岐接続処理したのち、シール部11を固定したシェルケース13(13´)を、ヒンジ部14を中心として開放し、シール部11の接合面を開いてケーブルをシールリブ間のケーブル挿通路に沿って挿入したのち、シェルケース13(13´)を係止部15により係合してシェルケースを閉じると、シール間にケーブルが挟持されて、各シールリブがケーブルの外周に纏わりつきシール性を確実に確保することができる。
【0026】
そして、前記分割ケーブルシール部をケースの側壁部の中央部にある嵌合溝部に嵌装し、二分割ケースを端面板に被せて嵌着し、ケースに備えられたロック機構を締結して密封性も大幅に高めて安全に用いられるものであり、該端面板を通過するケーブルは、ケーブルシール部のそれぞれの突き合わせ接合面を圧接した状態にシールしたことで、ケーブル配線用クロージャを確実に使用することができる。
【0027】
【発明の効果】
上述のように、本発明は、ケーブル配線用クロージャを構成するケーブル接続部の周囲を被包する筒状ケースの端面に形成した側壁部に配置され、ケーブルを嵌挿する円筒状通路が形成されたシール部とそれを内包するシェルケースよりなるケーブル配線クロージャ用端面シール部材において、低弾性率高分子組成物から形成されるシール部をシェルケースに固定するための改良手段を提供する。すなわち、該シール部がその挿通路内部に、挿入方向に対して直行する方向に設けられた貫通穴に平頭ピンを挿入することによりシェルケースに固定する方式を採用するものであって、作業性の向上と嵌合不良の発生防止に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル配線クロージャ用端面シール部材のケーブルを嵌挿側からの正面図を示す。
【図2】本発明のケーブル配線クロージャ用端面シール部材におけるシール部とシェルケースの固定方式を示す。
【図3】本発明のケーブル配線クロージャ用端面シール部材をシェルケースの外側からみた固定状態を示す。
【図4】従来のケーブル配線クロージャ用端面シール部材におけるシール部とシェルケースの固定方式を示す。
【図5】図4の固定方式の内部構造を示す。
【図6】ケーブル配線用クロージャの使用展開図を示す(特許文献1参照)。
【図7】図1の例で使用される端面板で、(a)は一部を分離した展開状態の正面図、(b)はその組立状態の正面図、(c)はその平面図を示す(特許文献1参照)。
【符号の説明】
10 ケーブル配線クロージャ用端面シール部材
11 シール部
12 ケーブル挿通路
13 シェルケース
13´シェルケース外枠部
14 ヒンジ部
15 係合部
16 平頭ピン

Claims (2)

  1. ケーブル配線用クロージャを構成するケーブル接続部の周囲を被包する筒状ケースの端面に形成した側壁部に配置され、ケーブルを嵌挿する円筒状通路が形成されたシール部とそれを内包するシェルケースよりなるケーブル配線クロージャ用端面シール部材において、
    前記シール部が低弾性率高分子組成物より成形され、そのケーブル挿通路の進行方向に対して直交する側の円筒内部からシェルケースの外側までの貫通穴に平頭ピンを挿入することにより、シール部がシェルケースに固定されていることを特徴とするケーブル配線クロージャ用端面シール部材。
  2. 前記低弾性率高分子組成物が、JIS K 6301(加硫ゴム物理試験方法)により測定するとき、JIS A硬度が0〜10度、伸びが300〜2000%および引張強度が10〜70kg/cmである加硫ゴム組成物である請求項1記載のケーブル配線クロージャ用端面シール部材。
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