JP2004129295A - ルータ装置、データ通信ネットワークシステム及びデータ転送方法 - Google Patents

ルータ装置、データ通信ネットワークシステム及びデータ転送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データグラムの内容を参照する前に転送先を知ることにより、転送効率の向上を図ったルータ装置を提供すること。
【解決手段】ルータ装置は、仮想コネクションネットワーク41,42とのインタフェース10を有する。それらインタフェース10は、コネクション識別子解析部12を備える。コネクション識別子解析部12は、入力データグラムの仮想コネクション識別子と転送先インタフェース10との対応関係を記憶しており、入力データグラムの仮想コネクション識別子から転送先インタフェース10を決定する。転送部30は、コネクション識別子解析部12により決定されたインタフェース10へ入力データグラムを転送する。
【選択図】   図2

Description

 本発明は、ネットワーク間にデータグラムを転送するルータ装置、複数のルータ装置を含むデータ通信ネットワークシステム及びデータ転送方法に関する。
 ルータ装置は、LAN間を接続する際に用いるもので、一方のLANから他方のLANにデータグラムを転送する役割を果たす。データグラムには転送すべき通信情報データに加えてその送信元および最終宛先のネットワーク層アドレス(例えばIPの場合はIPアドレス)が記載されており、ルータ装置ではそのアドレス情報を用いてデータグラムの出力インタフェースおよび次の転送先ノード(ルータ装置もしくは通信端末となるホスト)を決定している。
 従来のルータ装置のデータグラム転送方法を図17を用いて説明する。
 まず、非仮想コネクション型LANであるイーサネット(R)に接続するルータ装置を例に取って、データグラム転送の手順を示す。LANからイーサネット(R)フレーム(データリンクフレーム)を受信すると、受信部911において、そのデータリンクフレームをネットワーク層で扱うデータグラムに変更する。次に、データグラム解析部921で、データグラムの最終宛先のアドレスから出力インタフェースと次の転送ノード(ホストかルータ装置)のネットワーク層アドレスを決定し、該当する出力インタフェースのデータグラム処理部922に転送部930を介してデータグラムを渡す。データグラムを渡されたデータグラム処理部922では、ネットワーク層の処理(IPの場合は、TTL(Time To Live)を減らす処理、チェックサム計算、オプションの処理等)を行なう。最後に、送信部913において、次の転送ノードのネットワーク層アドレスからイーサネット(R)アドレス(データリンク層アドレス)を決定し、そのアドレスとデータグラムからイーサネット(R)フレームを構築して、LANに出力する。
 仮想コネクション型LANであるATMでも、ほぼ同様にデータグラム転送が行なわれる。まず、LANからATMセルを受信するとAALフレーム(データリンクフレーム)に変更し、そのフレームをネットワーク層で扱うデータグラムに変更する。次に、データグラムの最終宛先のアドレスから出力インタフェースと次の転送ノードのネットワーク層アドレスを決定し、ネットワーク層の処理を行なう。最後に、送信部において、次の転送ノードのネットワーク層アドレスから転送する仮想コネクション識別子を決定し、その識別子とデータグラムからATMセルを構築して、LANに出力する。
 上記のように仮想コネクション型LANに接続するルータ装置でも非仮想コネクション型LANに接続するルータ装置でも、データグラムを転送する場合には、データグラム解析部でデータグラムの内容(IPの場合は、送信元アドレス、宛先アドレス、サービスタイプ(Type Of Service)などのヘッダ情報ならびにポートアドレス等の上位レイヤ情報)を参照することでその出力先を決定している。そのため、データグラム解析部で転送処理の時間がかかり、データグラムの高速転送ができなかった。
 ところで、転送するデータグラムの要求サービス品質が異なる場合には、データグラムをその到着順序に従って処理するだけでなく、それらの要求サービス品質を考慮した処理を行なうことが望ましい。そのために設けられた機能がスケジューラであり、データグラムを到着順序だけではなく、要求サービス品質も考慮して、次の機能に渡す順序を制御する。
 ところが、各データグラムに要求されるサービス品質に関する情報はデータグラムの内容を参照して得るようになっているため、図18に示すように、データグラム解析部921の処理を受けた後にその結果に基づき優先制御処理(スケジューリング)を施さざるを得ない。これは、次段ノードへの送信インタフェースの容量が十分でない場合、サービス品質の上位のものから優先的に出力処理する場合には有効となる。
 しかし、データグラム解析部の解析処理の能力自体が十分にないような場合には、そこでの処理待ち時間が性能上問題となる可能性があるにもかかわらず、優先度情報がまだわかる前であるため、サービス品質を考慮したスケジューリング等は行なえず、スケジューラでは到着順処理を行なわざるを得ないという問題点があった。
 上記のように従来のルータ装置では、データグラムの内容を参照するまで、転送先を決定できなかった。
 本発明は、データグラムの内容を参照する前に転送先を知ることにより、転送効率の向上を図ったルータ装置、データ通信ネットワークシステム及びデータ転送方法を提供することを目的とする。
 本発明は、ネットワーク間にデータグラムを転送するルータ装置において、少なくとも1つの仮想コネクションネットワーク及び少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースと、仮想コネクション識別子と転送先となる接続インタフェースとの対応関係及び仮想コネクション識別子とネットワークアドレスとの対応関係を記憶するための記憶手段と、仮想コネクションから入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定するための第1のコネクション識別子解析手段と、前記仮想コネクションから入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となるネットワークアドレスを決定するための第2のコネクション識別子解析手段と、前記第1のコネクション識別子解析手段により前記転送先となる接続インタフェースが決定された場合に、他の仮想コネクションに接続された該接続インタフェースへ、前記データグラムを転送するための第1の転送手段と、前記第2のコネクション識別子解析手段により前記転送先となるネットワークアドレスが決定された場合に、該転送先となるネットワークアドレスへ向かう少なくとも1つの非仮想コネクションに接続された前記接続インタフェースへ、前記データグラムを転送するための第2の転送手段とを具備することを特徴とする。 
 また、本発明は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワーク及び少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースを備えたルータ装置を用いて、ネットワーク間にデータグラムを転送するデータ転送方法において、前記ルータ装置の記憶手段に、仮想コネクション識別子と転送先となる接続インタフェースとの対応関係及び仮想コネクション識別子とネットワークアドレスとの対応関係を記憶する記憶ステップと、仮想コネクションから前記ルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第1の決定ステップと、仮想コネクションから前記ルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となるネットワークアドレスを決定する第2の決定ステップと、前記第1の決定ステップにより前記転送先となる接続インタフェースが決定された場合に、他の仮想コネクションに接続された該接続インタフェースへ、前記データグラムを転送する第1の転送ステップと、前記第2の決定ステップにより前記転送先となるネットワークアドレスが決定された場合に、該転送先となるネットワークアドレスへ向かう少なくとも1つの非仮想コネクションに接続された前記接続インタフェースへ、前記データグラムを転送する第2の転送ステップとを含むことを特徴とする。 
 また、本発明は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースを備えた少なくとも2つのルータ装置を用いて、ネットワーク間にデータグラムを転送するデータ転送方法において、或るルータ装置に設けられた記憶手段に、仮想コネクション識別子と転送先となる接続インタフェースとの対応関係を記憶する記憶ステップと、仮想コネクションから前記或るルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する決定ステップと、この決定ステップにより決定された前記転送先となる接続インタフェースへ、前記データグラムを転送する転送ステップと、前記データグラムを、前記転送先となる接続インタフェースから、他のルータ装置へ接続された第2の仮想コネクション上へ、他の仮想コネクション識別子に沿って送出する第1の送出ステップと、前記他のルータ装置において、前記第2の仮想コネクション上にて、前記或るルータ装置の前記転送先となる接続インタフェースからの前記データグラムを受信する受信ステップと、前記データグラムから、前記転送先となる接続インタフェースにおける前記他の仮想コネクション識別子を削除する削除ステップと、前記他のルータ装置において、前記他の仮想コネクション識別子を用いることなく、且つ、他の仮想コネクション識別子を付加することなく、該他のルータ装置から外部へ前記データグラムを送出する第2の送出ステップとを含むことを特徴とする。 
 また、本発明は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースを備えたルータ装置を用いて、ネットワーク間にデータグラムを転送するデータ転送方法において、前記ルータ装置の記憶手段に、仮想コネクション識別子と転送先となる接続インタフェースとの対応関係を記憶する記憶ステップと、仮想コネクションから入力されたデータグラムの転送先となる接続インタフェースを、該データグラムが受信された仮想コネクションの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段を参照して決定する決定ステップと、決定された前記転送先となる接続インタフェースへ、前記データグラムを転送する転送ステップと、前記仮想コネクション識別子を用いることなく、且つ、他の仮想コネクション識別子を付加することなく、前記ルータ装置から前記データグラムを送出する送出ステップとを含むことを特徴とする。 
 また、本発明は、ネットワーク間にデータグラムを転送する複数のルータ装置を含むデータ通信ネットワークシステムにおいて、第1のルータ装置は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースからなる第1のセットと、第1の入力仮想コネクション識別子と第1の転送先となる接続インタフェースとの第1の対応関係を記憶するための第1の記憶手段と、第1の入力仮想コネクションから入力された第1のデータグラムの第1の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第1の記憶手段を参照して、該データグラムの第1の転送先となる接続インタフェースを決定するための第1のコネクション識別子解析手段と、この第1のコネクション識別子解析手段により決定された前記第1の転送先となる接続インタフェースへ、前記第1のデータグラムを転送するための第1の転送手段とを具備し、第2のルータ装置は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースからなる第2のセットと、第2の入力仮想コネクション識別子と、前記複数の接続インタフェースからなる第2のセットに少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークが接続する場合に使用すべき次段ネットワークアドレスとの対応関係を記憶するための第2の記憶手段と、第2の入力仮想コネクションから入力された第2のデータグラムの第2の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第2の記憶手段を参照して、該データグラムの第2の転送先となる接続インタフェースを決定するための第2のコネクション識別子解析手段と、この第2のコネクション識別子解析手段により決定された前記第2の転送先となる接続インタフェースへ、前記第2のデータグラムを転送するための第2の転送手段とを具備することを特徴とする。 
 また、本発明は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースを備えた第1のルータ装置及び第2のルータ装置を用いて、ネットワーク間にデータグラムを転送するデータ転送方法において、前記第1のルータ装置に設けられた記憶手段に、第1の仮想コネクション識別子と第1の転送先となる接続インタフェースとの対応関係を記憶する第1の記憶ステップと、第1の仮想コネクションから前記第1のルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、該第1のルータ装置に設けられた前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第1の決定ステップと、この第1の決定ステップにより決定された前記第1の転送先となる接続インタフェースへ、前記第1の仮想コネクションから入力された前記データグラムを転送する第1の転送ステップと、前記第2のルータ装置に設けられた記憶手段に、第2の仮想コネクション識別子と、第2の転送先となる接続インタフェースであって、前記第2のルータ装置の接続インタフェースに少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークが接続する場合に使用すべき次段ネットワークアドレスに接続されている第2の転送先となる接続インタフェースとの対応関係を記憶するための第2の記憶手段と、第2の仮想コネクションから前記第2のルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、該第2のルータ装置に設けられた前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第2の決定ステップと、この第2の決定ステップにより決定された前記第2の転送先となる接続インタフェースへ、前記第2の仮想コネクションから入力された前記データグラムを転送する第2の転送ステップとを含むことを特徴とする。 
 また、本発明は、ネットワーク間にデータグラムを転送する複数のルータ装置を含むデータ通信ネットワークシステムにおいて、第1のルータ装置は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースからなる第1のセットと、第1の入力仮想コネクション識別子と第1の転送先となる接続インタフェースとの第1の対応関係を記憶するための第1の記憶手段と、第1の入力仮想コネクションから入力された第1のデータグラムの第1の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第1の記憶手段を参照して、該データグラムの第1の転送先となる接続インタフェースを決定するための第1のコネクション識別子解析手段と、この第1のコネクション識別子解析手段により決定された前記第1の転送先となる接続インタフェースへ、前記第1のデータグラムを転送するための第1の転送手段とを具備し、第2のルータ装置は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースからなる第2のセットと、第2の入力仮想コネクション識別子と第2の転送先となる接続インタフェースと第2の出力仮想コネクション識別子との第2の対応関係を記憶するための第2の記憶手段と、第2の入力仮想コネクションから入力された第2のデータグラムの第2の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第2の記憶手段を参照して、該データグラムの第2の転送先となる接続インタフェースを決定するための第2のコネクション識別子解析手段と、前記第2の出力仮想コネクション識別子を前記第2のデータグラムに付加することなく、前記第2のコネクション識別子解析手段により決定された前記第2の転送先となる接続インタフェースへ、該第2のデータグラムを転送するための第2の転送手段とを具備することを特徴とする。 
 また、本発明は、少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークのそれぞれに接続するための複数の接続インタフェースを備えた第1のルータ装置及び第2のルータ装置を用いて、ネットワーク間にデータグラムを転送するデータ転送方法において、前記第1のルータ装置に設けられた記憶手段に、第1の仮想コネクション識別子と第1の転送先となる接続インタフェースとの対応関係を記憶する第1の記憶ステップと、第1の仮想コネクションから前記第1のルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、該第1のルータ装置に設けられた前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第1の決定ステップと、この第1の決定ステップにより決定された前記第1の転送先となる接続インタフェースへ、前記第1の仮想コネクションから入力された前記データグラムを転送する第1の転送ステップと、前記第2のルータ装置に設けられた記憶手段に、第2の仮想コネクション識別子と第2の転送先となる接続インタフェースとの対応関係を記憶するための第2の記憶手段と、第2の仮想コネクションから前記第2のルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、該第2のルータ装置に設けられた前記記憶手段を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第2の決定ステップと、前記第2の仮想コネクションから入力された前記第2のデータグラムに第2の出力仮想コネクション識別子を付加することなく、前記第2の決定ステップにより決定された前記第2の転送先となる接続インタフェースへ、該データグラムを転送する第2の転送ステップとを含むことを特徴とする。
 本発明では、データグラムの内容を見ることなく、入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段を参照して、データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定し、この決定された接続インタフェースへ向けて前記データグラムを転送することができる。なお、前記転送手段は、ネットワークのプロトコルに応じたネットワーク層処理をデータグラムに対して施す手段を含んでも良い。
 このネットワーク層処理をデータグラムに対して施す手段は、各接続インタフェース毎に存在することがより好ましい。入力されたデータグラムが、仮想コネクション識別子に基づいて高速に出力インタフェースに振り分けられ、各出力インタフェースでネットワーク層処理が並列に施されることになるからである。
 以上のように、データグラムを参照する前に、仮想コネクション識別子から情報を得ることで、ルータ装置の手間が減り、ルータ装置の転送効率を向上させることができる。
 本発明によれば、データグラムの内容を見る処理を行なうことなく、入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子から、転送先を決定することができ、ルータ装置の転送効率を向上させることができる。
 以下、図面を参照しながら発明の実施の形態を説明する。
 本発明は、ルータ装置において、受信したデータリンクフレームから取り出したデータグラムの内容を参照して得た転送先のネットワーク層アドレスに基いてデータグラム転送を行なう代わりに、受信データリンクフレームの仮想コネクション識別子を参照することで、データグラム転送を行なうものである。
 受信データリンクフレームの仮想コネクション識別子に基いて当該データグラムの転送先を決定するためには、データグラムの送信ノードが特定の仮想コネクションには特定のデータグラムしか流さないようにしておけば良い。
 特定のデータグラムとは、例えば次に列挙する情報のうち1又は複数の情報が同一であるようなデータグラムであるとする。 
 ・プロトコル・タイプ(例えば、IP、IPX) 
 ・IPバージョン(例えば、IPv4、IPv6) 
 ・プロトコル識別子(例えばTCP、UDP) 
 ・宛先アドレス 
 ・宛先アドレスとマスクの論理和を取ったもの 
 ・宛先トランスポート層ポート 
 ・送信元アドレス 
 ・送信元アドレスとマスクの論理和を取ったもの 
 ・送信元トランスポート層ポート 
 ・ST−2のストリームID(Stream ID;IPv5の場合) 
 ・フローID(flow ID;IPv6の場合) 
 ・TOS(Type of service;IPv4の場合) 
 ・トラフィック・クラス(Traffic Class;IPv6の場合)
 特定の仮想コネクションに特定のデータグラムを流すようにすることは、例えば、図1に示すような構成を有する送信ノードを用いることで実現できる。
 以下、図1の送信ノードが、データグラムを送出する手順を説明する。
 例えば宛先Aへのデータグラムを送信する場合、データグラム解析部1で、宛先と出力I/Fと出力仮想コネクション識別子の対応を登録した経路表2を宛先Aをキーとして参照し、宛先Aへのデータグラムの出力I/Fはatm1、出力仮想コネクションは1であることを決定する。そして、データグラムをatm1に該当するI/Fに送る。I/Fの送信部4では、データグラムをデータリンクフレームであるAALフレームに組み立て、ATMセルに分割し、仮想コネクション1に送出する。
 ここではデータグラム解析部1の経路表2は「宛先」をキーに検索しているが、「宛先」だけでなく「サービス品質」や「送信元アドレス」のような他の情報からも検索できる経路表を持っていても良い。
 以下に説明するように本発明のルータ装置の各実施形態では、例えば図1のような送信ノードを使うことにより、特定の仮想コネクションには特定のデータグラムのみ流すように設定されているものとする。
 (第1の実施形態)
 図2に、本発明の第1の実施形態に係るルータ装置の構成例を示す。
 本実施形態のルータ装置は、2つの仮想コネクションLAN41,42と1つの非仮想コネクションLAN43に接続している。ここでは、仮想コネクション型LANは、ATM−LANを例とし、非仮想コネクション型LANは、イーサネット(R)を例として説明する。
 本実施形態のルータ装置は、図2のように、接続するそれぞれのLANに対して、受信部11、送信部13、データグラム解析部21、データグラム処理部22、転送部30を持つ。仮想コネクション型LANに接続するインターフェイスについては、コネクション識別子解析部12を持つ。また、これらのLAN対応部分の間を相互接続するための転送部30を持つ。
 なお、図中では、受信部などの複数ある各ブロックがどのLANに対するブロックであるかを区別するため、例えば受信部111、112、113のように記してある。
 図中101〜103は、I/Fである。
 ここでは、データグラムを転送するネットワークプロトコルとして、IP(Internet Protocol)を例に取る。もちろん、本発明は、IPのみに適用可能なわけではなく、IPXなどの他のネットワークプロトコルにも適用可能である。
 受信部11は、LANからデータリンクフレームを受信し、そのLANに適合した処理を行なう。イーサネット(R)LANである場合は、自分宛てのデータリンクフレームを抽出し、データリンクフレームの誤り検出をするためにCRCチェックを行なう。その後、データグラムの構成を行ない、どのネットワークプロトコルを使用するかをデータリンクフレームから特定する。構成したデータグラムと受信した仮想コネクション識別子をコネクション識別子解析部12に渡す。
 ATM−LANであるならば、ATMセルのエラーを検出し、AALフレームに組み立てエラー検出を行ない、どのネットワークプロトコルを使用するか決定し、データグラム構成を行なう。構成したデータグラムと受信したVPI/VCIをコネクション識別子解析部12に渡す。
 データグラム解析部21は、データグラムの内容(送信元アドレス、宛先アドレス、フローID、TOSなどのヘッダ情報ならびにポートアドレス等の上位レイヤ情報)を参照して、出力インターフェイスと次段ノードのネットワークアドレスを決定する。この機能を実現するために、例えば、図3のようにデータグラム解析部21にはデータグラムの宛先アドレスから出力インターフェイスと次段ネットワークアドレスを参照できる経路表210を用意する。
 出力インターフェイスが仮想コネクション型LANである場合には、次段ネットワークアドレスの代わりに出力仮想コネクション識別子を入れることもできる。
 ここでは、経路表に次段ネットワークアドレスが書いてある場合と、出力仮想コネクション識別子が書いてある場合の両方を説明するために、出力I/Fが非仮想コネクション型LANでは次段ネットワークアドレスが書いてあり、出力I/Fが仮想コネクション型LANでは出力仮想コネクション識別子が書いてあるものを説明する。
 データグラム解析部21は、このような経路表に従って決定した出力インターフェイスのデータグラム処理部22に、転送部30を通してデータグラムを渡す。
 上記の経路表は、宛先アドレスによってのみ参照するものであるが、前述したように種々のデータグラムの内容から出力インターフェイスがわかるように構成しても良い。
 コネクション識別子解析部12は、仮想コネクション型LANに接続するインターフェイスにのみ存在する。データグラム解析部21では、データグラムの内容から出力インターフェイスを決定したが、コネクション識別子解析部12は、データグラムの内容を参照する代わりに、受信したデータリンクフレームの仮想コネクション識別子を参照して、出力インターフェイスを決定する。さらに、次段ネットワークアドレスあるいは出力仮想コネクション識別子を決定しても良い。この機能を行なうために、例えば、図4のようにコネクション識別子解析部12には仮想コネクション識別子から出力I/Fと次段ネットワークアドレスあるいは出力仮想コネクション識別子を参照できる転送表120を用意する。
 この転送表の設定は、手動で行なっても良いし、自動的に送信ノードとのプロトコルで行なっても良い。自動的に構成する場合は、自ルータ装置と隣接ノードの間で仮想コネクション識別子とその仮想コネクションで運ばれるデータグラムの種類(宛先ネットワークアドレスやトランスポート層ポートなど)を交換することで実現できる。
 この転送表に従って、データグラムをデータグラム解析部21に送るか、あるいは転送部30を介して送信するI/Fのデータグラム処理部22に送出するかを決定する。すなわち、この転送表に存在するコネクションで受信したデータグラムは、対応する出力I/Fに属するデータグラム処理部22に渡す。一方、この転送表にないコネクション識別子を持つデータリンクフレームやデータグラム解析部21に渡すように書いてあるデータグラムは、データグラム解析部21に渡してデータグラムの内容を見ることになる。
 転送部30は、データグラム解析部21またはコネクション識別子解析部12からデータグラムを受け取り、そのデータグラムを指定された出力I/Fに属するデータグラム処理部22に渡す。その際、データグラムのみでなく、データグラム解析部21の経路表あるいはコネクション識別子解析部12の転送表から検索した次段ノードのネットワークアドレスか出力仮想コネクション識別子もデータグラム処理部22に渡す。
 転送部30は、バスあるいはスイッチなどにより構成することができる。データグラム処理部22は、データグラムのヘッダの書き換え(IPの場合は、TTL(Time To Live)を減らす処理、オプション処理、チェックサム計算)を行なう。また、LANの最大フレーム長よりデータグラムが大きい場合、最大フレーム長に収まるようにデータグラムを分割する。これらの処理は、どのネットワークプロトコルを使用しているかで処理内容が異なる。
 送信部13は、LANへデータグラムを送信するため、そのLANに適合した処理を行なう。例えば、ATM−LANの場合は、データリンクフレーム(AALフレーム)に変更し、ATMセルの大きさに分割して指定された出力コネクション識別子を付けて送出する。
 出力仮想コネクション識別子が経路表および転送表のいずれでも指定されていない場合は、経路表または転送表で次段ノードのネットワークアドレスが指定される。送信部13に設けたネットワークアドレスと仮想コネクション識別子の対応関係を登録した表を参照して、指定された次段ノードのネットワークアドレスから出力仮想コネクション識別子を決定する。その決定された出力仮想コネクションを使ってLANにセルを出力する。
 出力仮想コネクション識別子が経路表あるいは転送表から得られた場合は、その識別子を使って、データグラムからATMセルを構築し、LANに出力する。
 次に、本実施形態のルータ装置のデータグラム転送の動作を説明する。
 図5のようにI/F1に仮想コネクションが3本(仮想コネクション1,2,10)、I/F2に仮想コネクションが1本(仮想コネクション3)設定されていて、I/F1のコネクション識別子解析部12の転送表およびデータグラム解析部21の経路表はそれぞれ図中に示すように設定されているものとする。これらの設定は、前述した転送表と同様に、手動で行なっても構わないし、自動的に行なうプロトコルで設定しても構わない。
 仮想コネクション1には、宛先Aのデータグラムしか送られて来ないように設定し、仮想コネクション2には、宛先Bのデータグラムしか送られて来ないように設定したものとする。この設定は、例えば図1で説明したような送信装置を用いることにより実現する。宛先AはI/F2の方向にあり、宛先BはI/F3の方向にあるとする。ここでは、1つの仮想コネクションに1つの宛先のデータグラムしか送られて来ないような設定を仮定しているが、例えば図1で説明したような送信装置により仮想コネクションへ送信するデータグラムを送信元アドレスと宛先アドレスが同一のものに設定するというように、ルータ装置と隣接ノード間で、前述したように特定のデーらグラムしか流さないように設定することができる。
 ここで、仮想コネクション1にデータグラムが流れて来たものとする。まず、受信部111がこのデータグラムを受け取り、受信したデータグラムとその仮想コネクション識別子をコネクション識別子解析部121に渡す。
 コネクション識別子解析部121は、当該データグラムが仮想コネクション1から入力されたデータグラムとわかるので、仮想コネクション1(入力コネクション識別子1)をキーとして転送表1201を参照する。この参照により、当該データグラムは、I/F2の仮想コネクション3に出力すれば良いことがわかる。
 このように、本実施形態によれば、データグラムを参照しなくても出力先を決めることができる。
 上記のようにして出力先が決まると、このデータグラムと出力仮想コネクション識別子3(仮想コネクション3)は、転送部30を通して、I/F2のデータグラム処理部222に渡される。このデータグラムは、データグラム処理部222でネットワーク層処理を施された後、送信部132を通り、先の転送表から決定された仮想コネクション3に送信される。
 このようにして、仮想コネクション型LANから仮想コネクション型LANへの転送が終了する。
 もし、転送表で出力仮想コネクション識別子ではなく、次段ノードのネットワークアドレスが転送部30に渡されたとすると、転送部30は、データグラムと次段ノードのネットワークアドレスをデータグラム処理部22に渡す。そして、データグラム処理部22で、データグラムにネットワーク層処理を行なった後、送信部13に渡す。送信部13では、次段ノードのネットワークアドレスから出力仮想コネクション識別子を決定した後、データグラムをLANに転送する。
 次に、仮想コネクション型LANから非仮想コネクション型LANへの転送例を説明する。
 I/F1の仮想コネクション2からデータグラムが入力されたものとする。受信部111がデータグラムを受信した後、コネクション識別子解析部121では、データグラムの仮想コネクション識別子2をキーにして転送表1201を参照する。この参照により、出力I/F3および次段ノードのネットワークアドレスCと決定される。そして、コネクション識別子解析部121は、データグラムおよび次段ノードのネットワークアドレスを、転送部30を通して、I/F3のデータグラム処理部223に渡す。このデータグラム処理部223でネットワーク層処理を行なった後、データグラムおよび次段ノードのネットワークアドレスを送信部133に渡す。送信部133では、次段ノードのネットワークアドレスからデータリンクアドレスを決定した後、データグラムをLANに転送する。
 以上では、データグラムの内容を参照せずに、コネクション識別子を使って転送先を決定したが、従来の方法も使えるようにできる。コネクション識別子で、転送先がわからない場合は、データグラム解析部211にデータグラムを渡し、データグラムの内容から、転送先を決定することもできる。
 仮想コネクション10から入力されたデータリンクフレームは、受信部111により受信され、ここでデータグラムに変更された後、コネクション識別子解析部121で転送表1201の参照が行なわれる。ここでは参照の結果、転送表1201に該当する項目がないので、データグラムをデータグラム解析部21に渡す。転送表1201にデータグラム解析部211に渡すように書いてある場合も、データグラムをデータグラム解析部211に渡す。
 データグラム解析部211は、データグラムの内容を参照し、このデータグラムが宛先B行きであることを認識する。次に、経路表2101を参照し、宛先B宛てのデータグラムは出力I/F3であり、次段ネットワークアドレスがCであることがわかる。そこで、転送部30を通して、I/F3のデータグラム処理部223から送信部133へとデータグラムおよび次段ノードのネットワークアドレスCを渡し、非仮想コネクション型LANに送出する。
 以上のように、ルータ装置が入力されたデータグラムの仮想コネクションIDから入力データグラムの宛先アドレスを知ることができる。そこで、出力I/F、次段ルータ装置のアドレス、出力先が仮想コネクションネットワークの場合の出力仮想コネクションIDをデータグラムの内容を見ることなく、決定することができる。これにより転送の効率を向上させることができる。
 図2では、データグラム解析部21とデータグラム処理部22をそれぞれのインターフェイスに対応して設けた例を示したが、1つのルータ装置に複数のインターフェイスで1組のデータグラム解析部21およびデータグラム処理部22を共用する例も考えられる。そのようなルータ装置の例を図6に示す。
 以下、図6のルータ装置で、データグラム転送を行なう手順を説明する。なお、それぞれのブロックでの動作の詳細は、図5のルータ装置と同様である。
 仮想コネクション1には宛先Dのデータグラムが流れ、仮想コネクション10には様々なデータグラムが流れて来るものとする。これらの設定は、図1で説明したような送信装置を使って実現できる。
 仮想コネクション1からデータリンクフレームが入力されると、受信したデータリンクフレームを受信部112がデータグラムに変更する。仮想コネクション1で受信したデータグラムは、コネクション識別子解析部122にて転送表1202を参照することにより、出力I/F3に送出するものであり、次段ネットワークアドレスをCとするものであることがわかる。次に、データグラムは、転送部30からデータグラム処理部22を通り、転送部30、送信部133と渡り、図5の例と同様にして送信される。
 仮想コネクション10でデータリンクフレームが受信されると、受信部112でデータグラムに変更される。そして、コネクション識別子解析部122にて転送表1202を検索する。検索の結果、この転送表に仮想コネクション10がないことを確認すると、転送部30を介しデータグラム解析部21にデータグラムを渡す。データグラム解析部21では、経路表210を参照することにより、出力I/F3および次段ネットワークアドレスBとわかる。そして、先程と同様にデータグラムは、処理部22を通り、転送部30から送信部133へと渡され、送信される。
 図6のルータ装置の変形例を図7に示す。このルータ装置は、データリンクフレームからデータグラムへの変更とデータグラムからデータリンクフレームへの変更を受信部11と送信部13の機能から取り除き、その代わりに転送部30とデータグラム解析部21の間および転送部30とデータグラム処理部22の間に該機能を有するデータリンクフレーム・データグラム変換部50を設けたものである。
 仮想コネクション1あるいは仮想コネクション10からデータリンクフレームが入力し、送信部133から送信されるまでの動作は、図6のルータ装置の動作から容易に理解することができるので、その詳細は省略する。
 図7のルータ装置では、図6のルータ装置と異なり、データグラム解析部21とデータグラム処理部22とデータリンクフレーム・データグラム変換部50の処理をせずに、データ転送を行なうことができる。
 すなわち、I/F2の仮想コネクション2から受信したデータリンクフレームは、受信部112でデータリンクのチェックサム等データリンク層の処理を施される。その後、コネクション解析部122にて転送表1202を参照する。参照の結果、このデータリンクフレームは、I/F1の仮想コネクション3に出せば良いことがわかる。このデータリンクフレームは、転送部30から送信部131に渡され、送信部131にてデータリンクの処理を施された後、仮想コネクション型LANに送出される。
 (第2の実施形態)
 第2の実施形態では、ルータ装置でデータグラムを転送するときに、データグラムのサービス品質毎に入力部で優先制御処理を行なうルータ装置を示す。
 図8に、本実施形態のルータ装置の構成を示す。受信部(11)、コネクション識別子解析部(12)、データグラム解析部(21)、データグラム処理部(22)、転送部(30)、送信部(13)の構成・機能は、基本的には、第1の実施形態のルータ装置と同様である。
 本実施形態と第1の実施形態の相違は、スケジューラ60,61とコネクション識別子解析部(12)の内部構成にある。
 スケジューラ60,61は、データグラムを受け取った順序ではなく、それぞれのデータグラムの要求サービス品質により出力順序を変更するものである。例えば、データグラムを要求サービス品質毎のバッファに分けて、サービス品質によりバッファからの抜きだし速度を変更することで、データグラムの出力順序を変更することができる。
 コネクション識別子解析部12には、図9のようなQOS表126を設ける。このQOS表126は、コネクション識別子からサービス品質を決めるものである。このQOS表126を変更することで、コネクション識別子から決定することのできる情報が変わる。
 このルータ装置のデータグラム転送の具体例を図10を用いて説明する。
 第1の実施形態と同様に、仮想コネクション1,2が設定されており、仮想コネクション1にはサービス品質1のデータグラムのみが入力され、仮想コネクション2にはサービス品質2のデータグラムのみが入力されるように設定されているものとする。この設定は、例えば、図1で説明したような送信装置を用いて行なうことで実施できる。なお、サービス品質2よりサービス品質1の方が、優先順位が高いものとする。
 QOS表126には、仮想コネクション1はサービス品質1に対応し、仮想コネクション2はサービス品質2に対応するように設定してある。この設定は、手動で行なっても良いし、自動的に設定するプロトコルを使用しても良い。自動的に構成する場合は、自ルータ装置と隣接ノードの間で仮想コネクション識別子とその仮想コネクションで運ばれるデータグラムのサービス品質を交換することで実現できる。
 データグラム解析部21の経路表210には図のように設定されているものとする。
 ここで、仮想コネクション1でデータグラムを受信すると、受信部111が受け、受信部111でデータリンク層の処理をする。その後、コネクション識別子解析部121がQOS表1261を参照する。ここでは、参照の結果、このデータグラムがサービス品質1であることを認識する。
 このように、本実施形態によれば、データグラムを参照しなくてもサービス品質を決めることができる。
 次に、スケジューラ601でデータグラムをバッファ1に入れる。スケジューラ601は、データグラムの優先順位に従って、バッファからデータグラムを抜きだし、転送部30を通して、データグラム解析部21に送る。
 抜きだしの順序は、例えば、優先順位の高いサービス品質1のデータグラムがバッファにあった場合はそれから抜きだし、次に、サービス品質2のバッファから抜き出す、という方法がある。
 データグラム解析部21に送られたデータグラムは、第1の実施形態と同様に、経路表210の参照により、データグラムの宛先から出力I/Fおよび次のノードのネットワークアドレスが決定された後、データグラム処理部22を通り、出力先のスケジューラ612に渡され、送信部132で送信され、転送が終了する。
 出力I/Fのスケジューラ612から送信部132へのデータグラム転送も優先順位にしたがって行なえることは言うまでもない。
 仮想コネクション2から入力されたデータグラムについても同様に、受信部111を通り、コネクション識別子解析部121でのQOS表1261の検索によりサービス品質2であることがわかる。そして、スケジューラ601のサービス品質2のバッファにデータグラムを入れ、その後、上記と同様に処理を行なう。
 また、仮想コネクション10から入力されたデータグラムについては、コネクション識別子解析部121のQOS表1261に対応する仮想コネクション識別子が書かれていないので、スケジューラ601の一番低い優先順位のバッファに入れ、その後、上記と同様に処理を行なう。
 以上のように、ルータ装置が入力されたデータグラムの仮想コネクションIDから入力データグラムのQOSクラスを知ることができる。そこで、データグラムを参照することなく、それぞれのQOSクラスに分類することができる。これにより、入力段でデータグラムスケジューリングする場合、データグラム転送部30、データグラム解析部21、データグラム処理部22が遅くてもQOSクラスにしたがった、スケジューリングが可能になる。
 図11に、データグラム解析部21とデータグラム処理部22がI/F毎にある場合の例を示す。この例でも、先程示した図10の例と同様に、受信したデータリンクフレームを受信部11にてデータリンク層処理した後、コネクション識別子解析部12にてQOS表によりサービス品質を決定し、決定されたサービス品質に応じてデータグラムをスケジューラ60に渡すところまでは、同様である。
 ここでは、スケジューラ60から出力されたデータグラムは、データグラム解析部21に渡され、ここでデータグラムの宛先アドレスから出力I/Fと次段ノードのネットワークアドレスか出力仮想コネクション識別子が決定される。その後、転送部30により、出力I/Fのデータグラム処理部22に転送され、スケジューラ61に渡されて、出力される。
 出力I/Fのスケジューラ61から送信部13へのデータグラム転送も優先順位にしたがって行なえることは言うまでもない。
 (第3の実施形態)
 第1の実施形態では、データグラムの内容を参照せずに、転送先を決定することができた。また、第2の実施形態では、データグラムの内容を参照せずに、サービス品質を決定することができた。
 本実施形態では、データグラムの内容を参照せずに、転送先とサービス品質の両方を決定できるようにした例を示す。
 図12は、本実施形態のルータ装置の構成を示す図である。
 I/F1の仮想コネクション1にはサービス品質1で宛先Aのデータグラムが入力され、仮想コネクション2にはサービス品質2のデータグラムが入力されるように設定する。この仮想コネクションの送信側は、図1で説明したような送信ノードであるものとする。
 コネクション識別子解析部12の転送表1291とデータグラム解析部21の経路表210は、図中に示したように設定されているものとする。I/F1の仮想コネクション1と2から入力されたデータグラムの転送手順を説明する。
 I/F1の受信部111で仮想コネクション1からデータグラムを受信すると、受信部111にてこのデータグラムにデータリンク処理をした後、コネクション識別子解析部121に渡す。コネクション識別子解析部121では転送表1291を参照する。この参照により、仮想コネクション1から来たデータグラムは、サービス品質1で出力I/F2であり、出力仮想コネクションが3であることがわかる。
 このデータグラムは、スケジューラ601のサービス品質1のバッファに入れられ、スケジューラ601による転送順序の優先制御を受け、転送部30へ出力仮想コネクション識別子3とともに渡される。その後、データグラム処理部22でネットワーク処理を行ない、データグラム等をI/F2のスケジューラ612に渡してスケジュールを行ない、それらを送信部132に渡して仮想コネクション3に出力する。
 スケジューラ601から転送部30へは、データグラムと仮想コネクション識別子3を渡したが、これらの他にサービス品質1も渡すことで、スケジューラ612での優先制御に利用することができる。
 仮想コネクション2で受信したデータグラムは、受信部111からコネクション識別子解析部121へと渡される。コネクション識別子解析部12で転送表1291を検索すると、サービス品質は2であり、出力I/Fおよびアドレスは決まっていないことがわかる。
 そこで、スケジューラ601のサービス品質2のバッファに入れ、次に、出力I/Fが決まっていないので、転送部30を通してデータグラム解析部21に渡す。データグラム解析部21では、データグラムの宛先を参照し、この宛先がBであることがわかると、出力I/Fと次段ノードのネットワークアドレスを経路表210から検索する。この場合は、出力I/Fが3で次段ノードのネットワークアドレスがDであることがわかる。
 次に、データグラム処理部22にデータグラムを渡してネットワーク処理した後、転送部30を通して、I/F3のスケジューラ613に渡す。そして、送信部133で、次段のネットワークアドレスからデータリンクアドレスを解析した後、データリンクフレームを構築して、LANへ送出する。
 上記の例では、コネクション識別子解析部12の転送表は、入力仮想コネクション識別子から、サービス品質、出力I/F、次段ノードのネットワークアドレスの全てを決定できるか、サービス品質のみを決定できるものであったが、出力I/F、次段ノードのネットワークアドレスを決定できるものも考えられる。
 以上のように、ルータ装置が入力されたデータグラムの仮想コネクションIDから入力データグラムの宛先アドレスとサービス品質を知ることができる。これにより、ルータ装置の効率を大幅に向上させることができる。
 図13は、図12と同様に、データグラムの内容を参照せずに、転送先とサービス品質を決定することができるようにした他の実施形態である。
 図13は、図12のデータグラム解析部21とデータグラム処理部22がI/F毎にある実施形態である。
 以下、図13の動作については、図12との相違点を説明する。
 図12では、スケジューラ601から転送部30に渡していたが、図13のルータ装置では、スケジューラ601が、データグラム解析部211に渡すか、転送部30に渡すかを決定する。
 それぞれの仮想コネクションで受信するデータグラムは、図12と同様に設定しているとする。
 図13の仮想コネクション1で受信するデータグラムは、コネクション識別子解析部の転送表で出力I/Fがわかる。そこで、データグラムと次段ネットワークアドレスか出力仮想コネクション識別子を転送部30を通して、出力I/Fのデータグラム処理部222に渡す。
 仮想コネクション2で受信するデータグラムは、コネクション識別子解析部の転送表で出力I/Fがわからない。そこで、データグラム解析部211に渡し、データグラムの宛先から、経路表2101を検索し、出力I/Fと次段ネットワークアドレスか出力仮想コネクション識別子を決定した後、転送部30を通して、出力I/Fのデータグラム処理部223に渡す。
 なお、以上の各実施形態において、ルータ装置に接続する仮想コネクション型LANや非仮想コネクション型LANの数は任意である。また、LANとしては、ATM−LANやイーサネット(R)の他にも種々のものを接続することができる。
 (第4の実施形態)
 次に、ATM網を接続するルータにおいて、ネットワーク層のデータグラムを見る事なく、入力の仮想コネクション識別子(VPI/VCI)を用いて、出力のI/Fと仮想コネクション識別子を決定し、AALフレーム(AAL PDU又はAAL SDU)として転送するルータの例を図14を使って説明する。
 図14では、1つの汎用バス(図中1021)に複数のATM NIC(ネットワークインタフェースカード)1000とネットワーク層処理をするCPUボード1100が接続する。さらに、非仮想コネクション用のNIC(ここではイーサネット(R)NIC)2000が接続しても良い。ここでは、汎用バスを例に取っているが、スイッチを用いても構わない。CPUボード1100では、ネットワーク層プロトコル処理をソフトウェアで処理する。ATM NIC1000では、AALフレームからATMセルへの分割とATMセルからAALフレームへの組み立てを行なう。
 ATM NICとATM又は非仮想コネクション用NICとの間、及び、CPUボード間の転送には、2通りの方法がある。
 1つ目の方法は、ATM NIC1000の受信バッファ1003と送信バッファ1006をCPUの持つメモリと同様に見えるように共有メモリとしてCPUに見せるものである。これにより、ATM NIC1000とCPUボード1100間は、CPUから読み書きができるようになる。また、ATM NIC間は、CPUがATM NIC1000から読みだし、別のATM NIC1000に書き込むことで、転送可能となる。また、ATM NICとイーサネット(R)用NIC間は、一方のATM NIC100をイーサネット(R)用NIC2000に置き換えることで、同様に転送できる。
 2つ目の方法は、ATM NIC1000から読み出したい場合は、バス送信部1004にATM NIC1000の受信バッファ1003のアドレスとデータサイズと転送先のメモリアドレスを指定することで、CPUボード1100あるいは別のATM NIC1000、またはイーサネット(R)用NIC2000にデータ転送を行うものである。ATM NIC1000に書き込む場合は、バス送信部1004に転送先のATM NIC1000の送信バッファ1006のメモリアドレスと送信元のメモリアドレスと転送データサイズを書くことで、送信バッファ1006に転送される。また、上記転送先のATM NIC1000をイーサネット(R)用NIC2000に置き換えることで、同様に転送できる。
 以下では、ATM網から受信したセルが、ネットワーク層処理を行なって転送される手順と、AALフレームのまま転送される手順を示す。
 ATM NIC1000は、ATM網からATMセルをATM受信部1001で受信し、そのATMセルをAAL受信処理部1002でAALフレームに組み立て、受信バッファ1003にAAL PDUとそれを受信したVPI/VCIを記憶させる。受信バッファ1003にデータが入るとバス送信部1004がCPUボード1100にデータを受信した事と入力I/Fを知らせる。CPUボード1100は、データを受信した事を認識した後に、入力VPI/VCIを読みだす。なお、入力VPI/VCIは、データ受信を知らせるときにATM NIC1000がCPUボード1100に知らせても構わない。次に、CPUボード1100内のコネクション識別子解析部1105は、入力I/F、VPI/VCIより出力I/F、VPI/VCI又は次段ネットワーク層アドレスを決定する。
 ここからの処理は、ネットワーク層処理をした場合と、AALフレームのまま転送(AAL転送)する場合に分かれる。まず、ネットワーク層処理をする場合を説明する。
 (1)ネットワーク層処理をする場合
 コネクション識別子解析部1105で出力I/FがCPUボード1100となっていた場合は、ATM NIC1000の受信バッファ1003からネットワーク層プロトコル選択部1101にAALフレームを転送する。
 ネットワーク層プロトコル選択部1101で、AALフレーム中のプロトコルタイプフィールドにより、対応するネットワーク層処理部(IP処理部1103、IPX処理部1104など)にAALフレーム中のデータのヘッダ/トレイラを取り除きデータグラムに変換して渡す。ネットワーク層処理部では、それぞれのネットワーク層固有の処理を行なう。例えば、IP処理部1103では、パケット中のTTLフィールドを減らし、宛先アドレスから、次に送るべきルータを選択する。
 ネットワーク層処理部で処理されたデータグラムは、ネットワーク層プロトコル多重化部1102でデータグラムにネットワーク層を示すプロトコルタイプフィールドを持つヘッダを取り付ける。そして、上記で選択されたルータのアドレスから出力VPI/VCIを求め、ヘッダが取り付けられたデータグラムをAALフレームに変換する。このAALフレームを出力するI/Fの送信バッファ1006に転送先のメモリアドレスを指定して、転送する。さらに、上記で求められた出力VPI/VCIを追加して送信バッファ1006に書き込み、AAL送信処理部1007が送信バッファ1006中のAALフレームをATMセルに分割した後、ATM送信部1008がこのATMセルを送信バッファ1006に書き込まれた出力VPI/VCIを用いてATM網に出力する。
 上記では、出力するAALフレームと出力VPI/VCIを別々に出力ATMNICに転送していたが、AALフレームと出力VPI/VCIを同時に転送することも出来る。
 出力I/Fがイーサネット(R)用NIC2000の場合は、ネットワーク層処理部で処理されたデータグラムを変換して得られたAALフレームを送信バッファ2005に転送する。そして、AALフレームへの変換を行う際に、選択されたルータのアドレス(次段ネットワーク層アドレス)からイーサネット(R)アドレスを決定し、このイーサネット(R)アドレスを追加して送信バッファ2005に書き込む。その後、送信バッファ2005のAALフレームがこのイーサネット(R)アドレスを付加されて、イーサネット(R)送信部2006より送信される。
 (2)AAL転送をする場合
 コネクション識別子解析部1105で出力I/FがCPUボード1100以外のときは、コネクション管理表に書かれている出力I/Fに汎用バスを通してAALフレームを送る様に、出力I/Fの送信バッファ1006の位置と出力I/Fを指定する。上記の2つの転送方法のいずれかで、ATM NICから別のATM NICにAALフレームを転送させ、送信I/Fの送信バッファ1006に記憶させる。このときにコネクション識別子解析部1105が、送信すべきVPI/VCIを送信バッファ1006に記入する。次に、AAL送信処理部1007が、AALフレームからATMセルへと変換し、ATM送信部1008が送信バッファ1006に記入されたVPI/VCIを用いてATMセルをATM網に送出する。
 上記では、出力するAALフレームと出力VPI/VCIを別々に出力ATMNICに転送していたが、受信バッファ1003の入力VPI/VCIをコネクション識別子解析部1105が、出力VPI/VCIに変更し、AALフレームと出力VPI/VCIを同時に送信バッファに転送することもできる。
 出力I/Fがイーサネット(R)用NIC2000の場合は、以下の2通りのAAL転送の方法がある。一つは、上述した出力I/FがATM NICの場合と同様に、ATMセルを受信したATM NICからコネクション管理表に書かれている出力I/Fのイーサネット(R)用NICへAALフレームを転送させると共に、コネクション識別子解析部1105が、コネクション管理表に書かれている次段ネットワーク層アドレスを送信バッファ2005に記入する方法である。この場合のイーサネット(R)送信部2006には、次段ネットワーク層アドレスからイーサネット(R)アドレスを決定する機能が付加されており、送信バッファ2005に記入された次段ネットワーク層アドレスから対応するイーサネット(R)アドレスを求め、これを送信バッファ2005中のAALフレームに付加してネットワークへ送信する。
 もう一つは、ネットワーク層プロトコル多重化部1102の機能として提供されている(ネットワーク層処理をする場合の説明参照)機能のうち、次段ネットワーク層アドレスからイーサネット(R)アドレスを決定する機能のみを流用する方法である。この場合、ATMセルを受信したATM NICからAALフレームを転送させると共に、コネクション管理表に書かれている次段ネットワーク沿うアドレスから対応するいー座ネットアドレスを求め、このイーサネット(R)アドレスを送信バッファ2005に記入することになる。
 上記の方法により、通常のATM NIC又は非仮想コネクション用NICを複数枚汎用バスに指す事により、ネットワーク層処理をする事なく、AALフレームのまま転送する事により、高速な転送を行なう事が出来る。
 次に、上記で説明した図14を変形した実施形態を図15に示す。動作はほぼ同じであるので相違する点だけを示す。図14では、コネクション識別子解析部1105をCPUボード1100内に設けていたのに対し、図15では各ATMNIC1000にコネクション識別子解析部1009が存在する事である。これにより、ATM NIC1000の追加機構は必要になるが、CPUボード1100での処理が必要なくなるため、CPUの処理が軽くなる。
 図16は、汎用バスを複数本用意することにより、ATM NIC間又はATM NICと非仮想コネクション用NICとの間のAALフレーム転送により他の汎用バスに接続するカードに影響を与えないようにするものである。上記で説明したATM NIC1000及びイーサネット(R)用NIC2000は、汎用バス2に接続する。ATM NIC1000及びイーサネット(R)用NIC2000以外のディスプレーカード等は汎用バス1に接続する。汎用バス間は、ブリッジ1200で接続する。これにより、ATM NIC間又はATM NICと非仮想コネクション用NICとの間で転送するAALフレームは、汎用バス2内でのみ転送され、ブリッジ1200により、汎用バス1には到達する事がないので、CPU1100やディスプレーカード1300のように汎用バス2以外に接続するものに影響を与えないため、AAL転送による影響を少なくする事ができる。
 また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において種々変形して実施することができる。
本発明の実施形態に用いる送信装置の構成例を示す図 本発明の第1の実施形態に係るルータ装置の構成を示す図 同実施形態のデータグラム識別子解析部の構成を示す図 同実施形態のコネクション識別子解析部の構成を示す図 同実施形態のデータグラム転送の動作を説明するための図 同実施形態のルータ装置の他の構成例を示す図 同実施形態のルータ装置のさらに他の構成例を示す図 本発明の第2の実施形態に係るルータ装置の構成を示す図 同実施形態のコネクション識別子解析部の構成を示す図 同実施形態のデータグラム転送の動作を説明するための図 同実施形態のルータ装置の他の構成例を示す図 本発明の第3の実施形態に係るルータ装置の構成を示す図 同実施形態のルータ装置の他の構成例を示す図 本発明の第4の実施形態に係るルータ装置の構成を示す図 同実施形態のルータ装置の他の構成例を示す図 汎用バスを複数本用いた接続形態の一例を示す図 従来のルータ装置の一例を示す図 従来のルータ装置の他の例を示す図
符号の説明
 1…データグラム解析部、3…I/F、4…送信部、101〜103…I/F、111〜113…受信部、12,121〜123…コネクション識別子解析部、131〜133…送信部、21,211〜213…データグラム解析部、22,221〜223…データグラム処理部、30…転送部、41,42…仮想コネクション型LAN、43,44…非仮想コネクション型LAN、50…データリンク・データフレーム変換部、601,602,611〜613…スケジューラ、1000…ATM NIC、1001…ATM受信部、1002…AAL受信処理部、1003…受信バッファ、1004…バス送信部、1005…バス受信部、1006…送信バッファ、1007…AAL送信処理部、1008…ATM送信部、1009…コネクション識別子解析部、1100…CPUボード、1101…ネットワーク層プロトコル選択部、1102…ネットワーク層プロトコル多重化部、1103…IP処理部、1104…IPX処理部、1105…コネクション識別子解析部、1021,1029,1031…汎用バス、1023,1025…ATM網、1027…内部バス、1200…ブリッジ、1300…ディスプレーカード、2000…イーサネット(R)用NIC、2001…イーサネット(R)受信部、2002…受信バッファ、2003…バス送信部、2004…バス受信部、2005…送信バッファ、2006…イーサネット(R)送信部

Claims (15)

  1.  ネットワーク間でデータグラムを転送するルータ装置において、
     少なくとも1つの仮想コネクションネットワーク及び少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースと、
     仮想コネクション識別子と転送先となる接続インタフェースとの対応関係及び仮想コネクション識別子とネットワークアドレスとの対応関係を記憶するための記憶手段と、
     ある仮想コネクションから、仮想コネクションネットワークに接続された前記接続インタフェースを介して入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定するための第1のコネクション識別子解析手段と、
     前記仮想コネクションから入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該データグラムの転送先となるネットワークアドレスを決定するための第2のコネクション識別子解析手段と、
     前記第1のコネクション識別子解析手段により前記転送先となる接続インタフェースが決定された場合に、該接続インタフェース宛てに前記データグラムを転送する第1の転送手段と、
     前記第2のコネクション識別子解析手段により前記転送先となるネットワークアドレスが決定された場合に、該ネットワークアドレスが示す少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークに接続された前記接続インタフェース宛てに前記データグラムを転送する第2の転送手段とを具備することを特徴とするルータ装置。
  2.  前記転送先となる接続インタフェースは、転送先として決定したネットワークアドレスに基づいて決定されるデータリンクアドレス宛てに前記データグラムを送出することを特徴とする請求項1に記載のルータ装置。
  3.  前記データグラムの転送先は、該データグラムの内容を参照することなく決定されることを特徴とする請求項1に記載のルータ装置。
  4.  少なくとも1つの仮想コネクションネットワーク及び少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースを備えたルータ装置を用いた、ネットワーク間でデータグラムを転送するデータ転送方法において、
     前記ルータ装置の記憶手段に、前記仮想コネクションネットワークにおける仮想コネクション識別子と前記接続インタフェースとの対応関係及び前記仮想コネクション識別子と前記非仮想コネクションネットワークにおけるネットワークアドレスとの対応関係を記憶する記憶ステップと、
     ある仮想コネクションから、仮想コネクションネットワークに接続された前記接続インタフェースを介して前記ルータ装置へ入力されたデータグラムに与えられた仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第1の決定ステップと、
     ある仮想コネクションから、仮想コネクションネットワークに接続された前記接続インタフェースを介して前記ルータ装置へ入力されたデータグラムに与えられた仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該データグラムの転送先となるネットワークアドレスを決定する第2の決定ステップと、
     前記第1の決定ステップにより前記転送先となる接続インタフェースが決定された場合に、該接続インタフェース宛てに前記データグラムを転送する第1の転送ステップと、
     前記第2の決定ステップにより前記転送先となるネットワークアドレスが決定された場合に、該ネットワークアドレスが示す少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークに接続された前記接続インタフェース宛てに前記データグラムを転送する第2の転送ステップとを含むことを特徴とするデータ転送方法。
  5.  前記第2の転送ステップでは、転送先として決定したネットワークアドレスに基づいて決定されるデータリンクアドレス宛てに前記データグラムを送出することを特徴とする請求項4に記載のデータ転送方法。
  6.  前記第2の決定ステップでは、前記データグラムの転送先は、前記データグラムの内容を参照することなく決定されることを特徴とする請求項4に記載のデータ転送方法。
  7.  少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースを備えた少なくとも2つのルータ装置を用いた、ネットワーク間でデータグラムを転送するデータ転送方法において、
     あるルータ装置に設けられた記憶手段に、前記仮想コネクションネットワークにおける仮想コネクション識別子と、前記接続インタフェースとの対応関係を記憶する記憶ステップと、
     ある仮想コネクションから、仮想コネクションネットワークに接続された前記接続インタフェースを介して前記あるルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する決定ステップと、
     この決定ステップにより決定された接続インタフェース宛てに前記データグラムを転送する転送ステップと、
     前記データグラムを、該接続インタフェースと他のルータ装置の間に設定された第2の仮想コネクションを介して送出する第1の送出ステップと、
     前記他のルータ装置において、前記第2の仮想コネクションを介して、前記あるルータ装置が送出した前記データグラムを受信する受信ステップと、
     前記データグラムから、前記仮想コネクションネットワークにおける仮想コネクション識別子を削除する削除ステップと、
     前記他のルータ装置において、前記仮想コネクションネットワークにおける仮想コネクション識別子を用いることなく、該他のルータ装置から該ルータ装置が接続されたネットワークへ前記データグラムを送出する第2の送出ステップとを含むことを特徴とするデータ転送方法。
  8.  前記第2の送出ステップは、前記他のルータ装置から前記データグラムを送出するとき、該データグラムを非仮想コネクションにより送出することを特徴とする請求項7に記載のデータ転送方法。
  9.  前記第2の送出ステップでは、前記他のルータ装置から前記データグラムを送出するとき、該データグラムに関連付けられたネットワークアドレスが示すネットワークへ向けて該データグラムを送出することを特徴とする請求項7または8に記載のデータ転送方法。
  10.  前記第2の送出ステップでは、前記他のルータ装置から前記データグラムを送出するとき、該データグラムの内容を参照することなく、該データグラムに関連付けられたネットワークアドレスが示すネットワークへ向けて該データグラムを送出することを特徴とする請求項7に記載のデータ転送方法。
  11.  少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースを備えたルータ装置を用いた、ネットワーク間でデータグラムを転送するデータ転送方法において、
     前記ルータ装置の記憶手段に、前記仮想コネクションネットワークにおける仮想コネクション識別子と接続インタフェースとの対応関係を記憶する記憶ステップと、
     前記仮想コネクションネットワークに設定されたある仮想コネクションから入力されたデータグラムを転送すべき接続インタフェースを、該データグラムが受信されたときの仮想コネクションの仮想コネクション識別子に基づき、前記記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して決定する決定ステップと、
     決定された前記転送すべき接続インタフェースへ、前記データグラムを転送する転送ステップと、
     前記仮想コネクションネットワークにおける仮想コネクション識別子を用いることなく、前記ルータ装置から前記データグラムを送出する送出ステップとを含むことを特徴とするデータ転送方法。
  12.  ネットワーク間でデータグラムを転送するための複数のルータ装置を含むデータ通信ネットワークシステムにおいて、
     第1のルータ装置は、
     少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースからなる第1の接続インタフェース群と、
     仮想コネクションネットワークにおける第1の入力仮想コネクション識別子と、前記データグラムを転送すべき第1の転送先となる接続インタフェースとの第1の対応関係を記憶するための第1の記憶手段と、
     仮想コネクションネットワークに設定された第1の入力仮想コネクションから入力された第1のデータグラムが持つ第1の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の対応関係を参照して、該データグラムの第1の転送先となる接続インタフェースを決定する第1のコネクション識別子解析手段と、
     この第1のコネクション識別子解析手段により決定された前記第1の転送先となる接続インタフェース宛てに、前記第1のデータグラムを転送する第1の転送手段とを具備し、
     第2のルータ装置は、
     少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースからなる第2の接続インタフェース群と、
     仮想コネクションネットワークにおける第2の入力仮想コネクション識別子と、前記複数の接続インタフェースからなる第2の接続インタフェース群に少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークを接続する場合に使用する次段ネットワークアドレスとの第2の対応関係を記憶するための第2の記憶手段と、
     仮想コネクションネットワークに設定された第2の入力仮想コネクションから入力された第2のデータグラムが持つ第2の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の対応関係を参照して、該データグラムの第2の転送先となる接続インタフェースを決定する第2のコネクション識別子解析手段と、
     この第2のコネクション識別子解析手段により決定された前記第2の転送先となる接続インタフェース宛てに、前記第2のデータグラムを転送する第2の転送手段とを具備することを特徴とするデータ通信ネットワークシステム。
  13.  少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースを備えた第1のルータ装置及び第2のルータ装置を用いて、ネットワーク間でデータグラムを転送するためのデータ転送方法において、
     前記第1のルータ装置に設けられた第1の記憶手段に、仮想コネクションネットワークにおける第1の仮想コネクション識別子と、前記データグラムを転送すべき第1の転送先となる接続インタフェースとの第1の対応関係を記憶する第1の記憶ステップと、
     仮想コネクションネットワークに設定された第1の仮想コネクションから前記第1のルータ装置へ入力されたデータグラムが持つ仮想コネクション識別子に基づき、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の対応関係を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第1の決定ステップと、
     この第1の決定ステップにより決定された前記第1の転送先となる接続インタフェース宛てに、前記第1の仮想コネクションから入力された前記データグラムを転送する第1の転送ステップと、
     前記第2のルータ装置に設けられた第2の記憶手段に、仮想コネクションネットワークにおける第2の仮想コネクション識別子と、前記第2のルータ装置の接続インタフェースに少なくとも1つの非仮想コネクションネットワークを接続する場合に使用する次段ネットワークアドレスに接続されている、前記データグラムを転送すべき第2の転送先となる接続インタフェースとの第2の対応関係を記憶するための第2の記憶ステップと、
     仮想コネクションネットワークに設定された第2の仮想コネクションから前記第2のルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の対応関係を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第2の決定ステップと、
     この第2の決定ステップにより決定された前記第2の転送先となる接続インタフェース宛てに、前記第2の仮想コネクションから入力された前記データグラムを転送する第2の転送ステップとを含むことを特徴とするデータ転送方法。
  14.  ネットワーク間でデータグラムを転送するための複数のルータ装置を含むデータ通信ネットワークシステムにおいて、
     第1のルータ装置は、
     少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースからなる第1の接続インタフェース群と、
     仮想コネクションネットワークにおける第1の入力仮想コネクション識別子と、前記データグラムを転送すべき第1の転送先となる接続インタフェースとの第1の対応関係を記憶するための第1の記憶手段と、
     仮想コネクションネットワークに設定された第1の入力仮想コネクションから入力された第1のデータグラムが持つ第1の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の対応関係を参照して、該データグラムの第1の転送先となる接続インタフェースを決定する第1のコネクション識別子解析手段と、
     この第1のコネクション識別子解析手段により決定された前記第1の転送先となる接続インタフェース宛てに、前記第1のデータグラムを転送する第1の転送手段とを具備し、
     第2のルータ装置は、
     少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースからなる第2の接続インタフェース群と、
     仮想コネクションネットワークにおける第2の入力仮想コネクション識別子と、前記データグラムを転送すべき第2の転送先となる接続インタフェースと、仮想コネクションネットワークにおける第2の出力仮想コネクション識別子との第2の対応関係を記憶するための第2の記憶手段と、
     第2の入力仮想コネクションから入力された第2のデータグラムが持つ第2の入力仮想コネクション識別子に基づき、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の対応関係を参照して、該データグラムの第2の転送先となる接続インタフェースを決定するための第2のコネクション識別子解析手段と、
     前記第2の出力仮想コネクション識別子を前記第2のデータグラムに付加することなく、前記第2のコネクション識別子解析手段により決定された前記第2の転送先となる接続インタフェース宛てに、該第2のデータグラムを転送する第2の転送手段とを具備することを特徴とするデータ通信ネットワークシステム。
  15.  少なくとも1つの仮想コネクションネットワークを含む複数のネットワークに接続するための複数の接続インタフェースを備えた第1のルータ装置及び第2のルータ装置を用いた、ネットワーク間でデータグラムを転送するデータ転送方法において、
     前記第1のルータ装置に設けられた第1の記憶手段に、仮想コネクションネットワークにおける第1の仮想コネクション識別子と、前記データグラムの第1の転送先となる接続インタフェースとの第1の対応関係を記憶する第1の記憶ステップと、
     仮想コネクションネットワークに設定された第1の仮想コネクションから前記第1のルータ装置へ入力されたデータグラムが持つ仮想コネクション識別子に基づき、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の対応関係を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第1の決定ステップと、
     この第1の決定ステップにより決定された前記第1の転送先となる接続インタフェース宛てに、前記第1の仮想コネクションから入力された前記データグラムを転送する第1の転送ステップと、
     前記第2のルータ装置に設けられた第2の記憶手段に、仮想コネクションネットワークにおける第2の仮想コネクション識別子と、前記データグラムを転送すべき第2の転送先となる接続インタフェースとの第2の対応関係を記憶する第2の記憶ステップと、
     第2の仮想コネクションから前記第2のルータ装置へ入力されたデータグラムの仮想コネクション識別子に基づき、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の対応関係を参照して、該データグラムの転送先となる接続インタフェースを決定する第2の決定ステップと、
     前記第2の仮想コネクションから入力された前記第2のデータグラムに第2の出力仮想コネクション識別子を付加することなく、前記第2の決定ステップにより決定された前記第2の転送先となる接続インタフェース宛てに、該データグラムを転送する第2の転送ステップとを含むことを特徴とするデータ転送方法。

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