JP2002176437A - パケット転送制御方法 - Google Patents

パケット転送制御方法

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JP2002176437A
JP2002176437A JP2000373247A JP2000373247A JP2002176437A JP 2002176437 A JP2002176437 A JP 2002176437A JP 2000373247 A JP2000373247 A JP 2000373247A JP 2000373247 A JP2000373247 A JP 2000373247A JP 2002176437 A JP2002176437 A JP 2002176437A
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JP2000373247A
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Toshiyuki Sonoda
鋭志 薗田
Shigeo Kanariki
重夫 金力
Hidehiko Ino
秀彦 井野
Toshiya Ogasawara
寿也 小笠原
Hideki Kawada
英樹 河田
Atsunori Yamamoto
敦則 山本
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/22Parsing or analysis of headers

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードウェアルーティングに必要とされる大
容量かつ複数パラメータの検索を実現可能とするパケッ
ト転送制御方法及びシステムを提供する。 【解決手段】IPパケットのヘッダ情報から転送先が解
決されるパケット転送制御方法において、ハードウェア
処理によりヘッダ情報内の宛先アドレスによるツリー検
索によりアドレス解決された第1の経路情報を求め、宛
先アドレス以外でパケットを特定する情報により解決さ
れた第2の経路情報を求め、前記第1及び第2の経路情
報を組合せ、ソフトウェアへの転送処理実施の判定を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケット転送制御、特
にIP(インターネットプロトコル)ルータ等における
パケット転送を制御する方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】パケット転送をハードウェアで自律的に
行う場合において、ルーティングプロトコルや保守用プ
ロトコルなどのハードウェアによって自律的な処理が困
難なパケットを処理する場合は、パケットを一旦ソフト
ウェアで参照可能なメモリに転送した後、ソフトウェア
による解析や転送処理を行うことがある。
【0003】一方、ハードウェアのみで自律的に転送さ
れるパケットは、パケットヘッダ中の宛先アドレスを基
に二分木構造のテーブルを使用して、宛先アドレスを上
位より1ビットずつ比較しながらテーブルを辿る検索機
能(以下ツリー検索と呼ぶ)によってアドレス解決を行
う。そして、検索結果から参照される経路表上にある情
報によって転送先が決定される。
【0004】同様に、ソフトウェア処理すべきパケット
もその多くは、自装置アドレスを宛先アドレスとして送
出される。そのため宛先アドレスから同様のアドレス解
決を行い、経路表上にソフトウェア処理が必要であるこ
とを設定することによって、ソフトウェアで参照可能な
メモリに転送を行い、パケットに対しソフトウェア処理
を開始すればよい。
【0005】しかし、一般にソフトウェアによる処理は
ハードウェアによる自律転送よりも格段に遅い。このた
めにインタフェースから入力されるパケットの一部に対
してのみ、この方法で処理することが可能である。
【0006】このような装置に対して、装置が収容する
加入者や接続された他装置から、自装置を示すアドレス
宛に、設定誤り等により当該装置で処理する必要のない
プロトコルによるパケットが大量に送られた場合は、到
着したパケットの量がソフトウェアの処理能力を超える
ことになる。したがって、転送用のキューがあふれ、本
来処理すべきパケットが廃棄されるという問題が生じる
おそれがある。
【0007】この様なケースに対する対策として、ツリ
ー検索等のアドレス解決機能とは別に、CAM(Conten
t Addressable Memory)等の検索用ハードウェアを搭載
して、宛先アドレスとプロトコル種別を示す番号の両方
が一致したときのみ、ソフトウェア処理を行うようにす
る方法も考えられる。
【0008】しかし、CAMは、1つの入力データに対
して、当該入力データが設定したデータ内にあるかを否
かをハードウェアで検索可能なメモリである。そして、
設定されるデータは、当該データとデータ毎にデータの
有効範囲を決定するマスクから構成される。
【0009】このために、ツリー検索方式は、通常のR
AMを使用して実現可能であり大容量化が比較的容易で
あるのに対して、CAMを用いる場合は、設定できるデ
ータの数が限られている。このために自装置を示すアド
レスを大量に登録する必要のある装置ではこの方法は非
効率であった。
【0010】さらに、パケットを転送する装置におい
て、パケットの転送遅延や廃棄優先度等において差別化
したサービスを実現するために、パケットのヘッダや、
入力インタフェースの情報から特定の送受信アドレスや
特定のプロトコル種別を持つパケットをCAMを使用し
て検索し(以下、これらの同一条件より抽出されたパケ
ット群をフローと呼び、このための検索をフロー検索と
呼ぶ)、その結果毎に宛先への転送経路を選択したり帯
域制御を行うことがある。
【0011】このような場合、フローを検索した結果に
よって参照される経路表上に、宛先への転送経路の情報
と、帯域制御用のパラメータを対にして設定することに
より、送信機能の制御を行うことが多い。
【0012】しかし、例えばある送信元アドレスからの
パケット量の総量を制限して転送を行おうとする場合
や、あるプロトコルの通信の総量で帯域を制限するとい
った場合、上記の方式で行うには想定し得る全てのフロ
ーの各々について網目状に検索条件を設定する必要があ
る。
【0013】一般にCAMに設定可能なデータ数は多く
はなく、前記の通り網目状にフロー検索条件を設定する
ことは、装置の大きさからもコスト面からも非効率であ
った。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ハードウェアルーティングに必要とされる大容
量かつ複数パラメータの検索を実現可能とするパケット
転送制御方法及びシステムを提供することにある。
【0015】また、本発明の目的は、不要なパケットを
ソフトウェアに処理させないことにより、本来処理の必
要なパケットが廃棄されることを回避し、装置の信頼性
が向上するパケット転送制御方法及びシステムを提供す
ることにある。
【0016】さらにまた、本発明の目的は、同時にソフ
トウェアの負荷を軽減し、異常処理を含めたトータルの
ソフトウェア処理性能の向上を可能とするパケット転送
制御方法及びシステムを提供することにある。
【0017】さらに、本発明の目的は、従来方法におけ
る場合と比較して、複雑な優先制御を経済的且つ小型化
を実現することが可能とするパケット転送制御方法及び
システムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的を達
成するパケット転送制御方法は、基本的概念として、各
パケットについてツリー検索とフロー検索の両方を行
い、それぞれの検索結果から参照される経路表の情報を
ハードウェアで組み合わせて使用することによって上の
問題を解決する。
【0019】ツリー検索機能により宛先アドレスを解決
し、フロー検索機能によりプロトコルの種別を選別し、
それぞれから参照した経路表上の情報がある状態に一致
した場合のみソフトウェアで参照可能なメモリへの転送
を行う。そして、一致しない場合は、ソフトウェア処理
を行わず廃棄することで、処理すべきパケットのみをソ
フト処理することが可能となる。
【0020】さらに、宛先アドレスよりツリー検索機能
によって転送経路を検索し、宛先アドレス以外の送信元
アドレスやプロトコル種別をフロー検索機能によって識
別する。
【0021】また、帯域制御用パラメータとしてフロー
検索によって参照された経路表上のパラメータを使用す
ることにより、転送経路と独立して帯域制御を行うこと
が可能となる。
【0022】本発明の特徴は、以下に図面を参照して説
明される発明の実施の形態から更に明らかになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。なお、図に示される実施の形態
は、本発明の理解のためのものであって、本発明の適用
がかかる実施の形態に限定されるものではない。
【0024】図1は、本発明を適用するネットワークの
一構成例を示す図である。
【0025】図1において、ネットワークはエコノミー
サービスと高品質サービスを実現するルートを持つコア
網10と、既存のATM網で構成されるアクセス網2
0,30で構成される。
【0026】さらに、コア網10とアクセス網20,3
0は、汎用ATMスイッチであるATMSW40,50
に接続され、エッジノード41,51によりIPパケッ
トのハードウェアルーティングが行われる。
【0027】ハードウェアルーティングを行うための一
機能として、フロー検索処理がエッジノード41におい
て実行される。
【0028】コア網10はエコノミーサービス用のコネ
クションレスルート13、高品質サービス用のカットス
ルールート14の2つのルートを持つ。コネクシ ョ
ンレスルート13はコアノード11、12により確立す
る。コアノード 11,12はコア網10内を通過す
る時に付与されるコアアドレスを用いて、高速転送を行
う。
【0029】アクセス網20、30では、ATMの光フ
ァイバネットワークであるATM−PON21,31
が、それぞれATMに接続する複数の端末装置22、2
3,24及び、32,33,34を収容し、ATMSW
40,50に中継する機能を持つ。
【0030】図1に示すようにネットワークを構成する
ことにより、アクセス網20,30から転送されるAT
Mセル内のIPパケットを、IPパケットの宛先毎にコ
アアドレスに変換することによりコア網10内を最適な
ルートで転送出来る。
【0031】図2に実施例としてエッジノード41の機
能ブロックとATMSW40との間の接続の構成を示
す。なお、エッジノード51の機能ブロックとATMS
W50との間の接続も同様の構成である。
【0032】図2において、光SDH終端部60は、A
TMSW40を経由して入力される光信号を電気信号に
変換する処理を行う。ATM終端部61は、ATMVP
I/VCIを装置内部で使用するチャネルへ変換する、
また送信間隔レートの制御を行う。AAL5終端部62
は、AAL5の機能を有し、再送制御及び誤りの検出処
理を行う。
【0033】また、パケット蓄積・振り分け部63は、
到着したパケットの蓄積、IPパケットのIPヘッダと
データの分解/組立を行う。
【0034】かかる構成において、エッジノード41は
以下の一連の動作を行う。 1.アクセス網20やコア網10から送られるATMセ
ルのパケットがATMSW40を経由して光SDH終端
部60に送られる。 2.光SDH終端部60は、光ATMセルパケット信号
を電気信号に変換し、更に、ATMセルパケットを分解
して個々のATMセルに変換し、ATM終端部61へ出
力する。 3. ATM終端部61はATMセルのVPI/VCI
を内部で使用するチャネル(以下内部チャネルと称する)
へ変換し、AAL5終端部62へ出力する。 4.AAL5終端部62はATMセルに対し、誤り検出
等のAAL5の処理を行う。 5.パケット蓄積/振り分け部63は到着したパケット
を保持してIPヘッダ、コアヘッダ、制御情報からなる
ヘッダを切り出す。 6.アドレス解決部50はヘッダを受け取り、ヘッダ内
の必要なパラメータを抽出し、ハードウェアルーティン
グを行う。この結果としてハードウェア転送およびソフ
トウェア転送が判断され、パケット蓄積/振り分け部6
3へ出力する。 7−1.ハードウェア転送の場合 アドレス解決部50でハードウェア転送が判断されると
パケット蓄積/振り分け部63は保持していたデータと
入力されたヘッダを組立てAAL5終端部62へ出力す
る。 7−2.ソフトウェア転送の場合 アドレス解決部50でソフトウェア転送が判断されると
パケット蓄積/振り分け部63は保持していたデータと
入力されたヘッダを組立てソフトウェア処理部64を通
して、ソフトウェア転送する。8.AAL5終端部6
2、ATM終端部61、SDH終端部60は上記の逆の
機能も有するため、パケットが転送されたときと逆の順
に出力することでATMSW40を通して、コア網10
またはアクセス網20へ転送される。
【0035】図3は本発明に従うアドレス解決部50の
一実施形態を表す機能ブロック図である。
【0036】アドレス解決部50はパラメータ抽出部5
1、ツリー検索回路52、フロー検索回路53、第1の
経路表54、第2の経路表55 、判定回路56及び、
帯域制御部57を有して構成される。
【0037】パラメータ抽出部51はヘッダ内のIP
(Internet Protocol)ヘッダの情報、コアヘッダの情
報、制御情報から必要な情報を抽出する。各情報におい
て、本発明に使用する具体的なパラメータ例を以下に示
す。
【0038】IP/コアヘッダの情報は宛先アドレス、
送信元アドレス、プロトコル種別、TCP(Transmissio
n Control Protocol)/UDP(User Datagram Protoco
l)ポート番号等を用いる。
【0039】制御情報はVPI(Virtual Path Identifi
er)/VCI(Virtual Channel Identifier)を変換した
内部チャネル、セル損失優先度を示すCLP(Cell Loss
Priority)を用いる。これらのパラメータはツリー検索
回路52とフロー検索回路53において使用される。
【0040】検索方式の1つであるツリー検索回路52
は抽出したパラメータの宛先アドレスを検索条件とし
て、二分木構造のテーブルを使用して宛先を検索する。
検索結果は第1の経路表54中にある経路情報へのポイ
ンタとなる。
【0041】他の検索方式の1つであるフロー検索回路
53は抽出した全てのパラメータを任意に組み合わせた
ものを検索条件として、CAM(Content Addressable
Memory)を使用し、特定の条件を満たすフローを検索す
る。CAMは入力データがあらかじめ設定したデータ内
にあるかが検索可能なメモリである。フロー検出回路5
3の検索結果は第2の経路表55中にある経路情報への
ポインタとなる。
【0042】ここで、上記フロー検索回路53の構成例
を説明する。図4は、フロー検索回路53の構成例を示
す構成図である。
【0043】フロー検索回路53に使用するデータを予
め登録して検索条件との判定を行うCAM531と、パ
ラメータ抽出回路51におけるパケットヘッダ取り込み
部511から出力されるヘッダデータを受け取り、CA
M531を制御して一次検索結果をフィールドマッチI
Dとして出力するフィールドID検索部532と、フィ
ールドマッチIDを検索条件にCAM531を制御して
二次検索結果であるフローIDを出力するフローID検
索部533から構成される。
【0044】この構成例では、各登録データの有効/無
効の範囲を、各ビット毎に設定できる可変マスク機能を
有するCAM531を使用する。また、図4の例ではフ
ィールドID検索部532とフローID検索部533に
対しCAM531は共通に使用される。
【0045】なお、図4において転送制御部500は、
図3におけるフロー検索回路53に続く機能部、即ち第
2の経路表55、判定回路56及び帯域制御部57を総
括して示している。この転送制御部500において、フ
ィールド検索回路52とフロー検索回路53からの情報
を第1及び第2の経路表54,55に対するポインタと
して使用し、第1及び第2の経路表54からの経路情報
出力の組合せにより判定回路56でルーティングを決定
し、ヘッダ変換を行う。
【0046】ここで、光SDH終端部60のSDHは、
155.52Mbpsを基本単位とする高速ディジタル伝送
網を指す。ATM終端部61で変換されるVPI/VC
IはATM技術のコネクション識別子を示し、セル転送
の為の仮想パス(VP)、仮想チャネル(VC)の識別
に使用する。
【0047】ATMSW40から転送されるSDHのフ
レームを光SDH終端部60からアドレス解決部50の
パラメータ抽出部51におけるパケットヘッダ取り込み
部511へ順に転送する。これによりパケットヘッダ取
り込み部511はATMセル内のIPヘッダを受け取
る。
【0048】コア網10から転送されたパケットの場
合、IPヘッダの先頭にコアヘッダが含まれる。コアヘ
ッダはコア網10内を通過するパケットに対して付与さ
れる。パケットヘッダ取り込み部511は、この付与さ
れているIPヘッダの値が正常であることを確認する。
【0049】確認後、IPヘッダやコアヘッダの情報を
元にルーティングに必要な情報を取得する。フロー検索
回路53では、ルーティングに必要な情報を検索条件と
して、CAM531を用いて検索を行い、特定フローを
取得する。
【0050】転送制御部500では、パケットヘッダ取
り込み部511とフロー検索回路53のルーティング情
報から送信ヘッダを組み立てる。コア網宛のパケットと
判断した場合、送信ヘッダにコアヘッダも付与する。
【0051】転送制御部500から光SDH終端部60
へ順に転送する事でSDHのフレームを作成する。作成
されたSDHフレームは、次いでATMSW40へ送信
される。
【0052】図3に戻り説明すると、第1の経路表54
及び、第2の経路表55は経路情報のテーブルを備え
る。ツリー検索回路52によるツリー検索結果及び、フ
ロー検索回路53によるフロー検索結果のポインタによ
り、該当する経路情報がそれぞれ第1の経路表52及
び、第2の経路表53のテーブルで参照される。経路情
報は図5に一例として示す如くである。宛先情報80、
判定情報81及び帯域制限パラメータ82で構成されて
いる。
【0053】第1の経路表54及び、第2の経路表55
の経路情報内の判定情報を、判定回路56が持つ判定論
理により組み合わせて一つの経路情報に解決する。
【0054】判定回路56における判定論理は図6に一
例として示す如くである。
【0055】ここで、本発明の適用に関連する帯域制御
パラメータについて考察する。 [ポリシング用パラメータ]このパラメータは、帯域制
御部57で特定フローのパケット量監視を行う際の設定
レートや違反パケットの処理方法などを示す。帯域制御
部57はパケットの流量監視を行い、超過したパケット
については廃棄する若しくは、下記の他のパラメータで
示される優先度を下げて出力するなどの処理を行う。本
発明において、「帯域制御」の中心となるパラメータで
ある。 [コア網内でのプライオリティ]コアヘッダ中に付与さ
れ、コア網を転送される際の各装置において輻輳時の廃
棄制御やバッファからの読出し優先制御に使用されるパ
ラメータである。 [ATM網での廃棄優先度]ATM網の輻輳時において
の廃棄され易さを指示するパラメータである。具体的に
はATMヘッダのCLP(Cell Loss Priority)ビットが
該当する。 [パケット蓄積部からの読出し優先順]パケット蓄積部
のバッファからパケットデータを出力する際の、読み出
しの順序を制御するパラメータ。パケットの伝送遅延に
影響を与える。 [シェーパでの廃棄優先度]ATM終端部61で行うシ
ェーピング(受信装置に合わせてATMセルの送信間隔
を調整する)処理において、そのバッファが輻輳した際
の廃棄のされ易さを指示するパラメータである。 [シェーパバッファでの読出し優先順]上記と同じシェ
ーパのバッファにおいて、バッファから読み出される順
序を制御するパラメータである。 [ソフトホップ時のDMAチャネル]パケット蓄積,振
り分け部63からソフトウェア処理部64にパケットを
転送する際のDMAチャネル(ソフトウェアが監視する
キュー番号ともいえる)を意味する。ソフトウェアはキ
ュー毎にあらかじめ優先度を付けてパケットの解析処理
を行う。図5の経路情報のうち宛先情報80は宛先のノ
ードへ転送するための内部チャネル等を有する。判定情
報81は通常解決、ソフトホップ、条件付きソフトホッ
プ、優先度のみ有効、廃棄の五種類があり、任意の一種
を設定する。
【0056】通常解決は宛先のノードへの転送を示す。
ソフトホップはソフトウェア処理部64への転送を示
す。
【0057】条件付きソフトホップは、両検索結果によ
り条件付きのソフトウェア処理部64への転送を示す。
優先度のみ有効は帯域制御パラメータ82のみ有効と
し、宛先情報80は他の検索結果を有効とすることを示
す。また、廃棄はパケット蓄積・振り分け部63でハー
ドウェアにより廃棄することを示す。
【0058】上記の帯域制御パラメータ82は帯域制御
部57、パケット蓄積・振り分け部63、ATM終端部
61にて使用されるパラメータである。
【0059】図6に示す判定論理では、ツリー検索回路
52による検索結果及び、フロー検索回路53によるフ
ロー検索結果の廃棄(100,110)、ソフトホップ
(101,111)、通常解決(102,112)、優先度の
み有効(103,113)、解決無効(104,114)、条
件付きソフトホップ(105,115)の6種類のパラメ
ータの組合せにより決定する。
【0060】解決無効(104,114)以外は経路情報
の判定情報81に対応する。解決無効(104,114)
は経路情報が取得できないとき、つまりツリー検索/フ
ロー検索の際に、該当する設定がないときに当たる。
【0061】図6ではツリー及びフロー検索結果のパラ
メータの交わる部分が、判定回路56で判定した結果と
なることを示す。判定した結果の括弧内はどちらの経路
情報を有効とするかを示す。
【0062】以下に代表的な解決について、解決するた
めの設定とその動作を説明する。 (a)ツリー検索回路52における検索結果によるソフト
ホップ 受信するパケットにおいてツリー検索回路52は宛先ア
ドレスから経路情報のポインタが取得できるよう設定
し、第1の経路表54は該当する経路情報の判定情報8
1にソフトホップを設定する。
【0063】また、フロー検索回路53はパラメータ抽
出部51で抽出するパラメータから経路情報のポインタ
が取得されないように設定する。
【0064】パケットを受信したとき、判定回路56に
は、ツリー検索結果はソフトホップ(101)、フロー検
索結果は解決無効(114)と入力され、図6の判定論理
によりツリー検索結果によるソフトホップとなる。 (b)条件付きソフトホップを使用したツリー検索結果に
よるソフトホップ 受信するパケットにおいてツリー検索回路52は宛先ア
ドレスから経路情報のポインタが取得できるよう設定
し、第1の経路表54は該当する経路情報の判定情報に
条件付きソフトホップを設定する。
【0065】また、フロー検索回路53はプロトコル種
別が適合するときに経路情報のポインタが取得できるよ
う設定し、第2の経路表55は該当する経路情報の判定
情報に条件付きソフトホップを設定する。
【0066】プロトコル種別が適合するパケットを受信
したとき、判定回路56には、ツリー検索結果、フロー
検索結果ともに条件付きソフトホップ(105、115)
と入力され、同図の判定論理によりツリー検索結果によ
るソフトホップ(121)となる。
【0067】また、プロトコル種別が適合しないパケッ
トを受信したとき、判定回路56には、ツリー検索結果
は条件付きソフトホップ(105)、フロー検索結果は解
決無効(114)と入力され、図6の判定論理により非サ
ポートプロトコル廃棄(120)となる。
【0068】上記(a)により、設定した宛先アドレスへ
送信したパケットはソフトホップされることになる。し
かし、設定した宛先IPアドレスでかつプロトコル種別
が正常でないパケットもソフトホップされる。これを上
記(b)のプロトコル種別が適合するパケットのみソフト
ホップする論理により回避できる。 (c)両設定の合成 受信するパケットにおいてツリー検索回路52は宛先ア
ドレスから経路情報のポインタが取得できるよう設定
し、第1の経路表54は該当する経路情報の判定情報に
通常解決を設定する。
【0069】また、フロー検索回路53はある送信元ア
ドレスが適合する時や、あるプロトコル種別が適合する
ときに経路情報のポインタが取得できるよう設定し、第
2の経路表55は該当する経路情報の判定情報に優先度
のみ有効を設定する。
【0070】送信元アドレスが適合し、またはプロトコ
ル種別が適合するパケットを受信したとき、判定回路5
6には、ツリー検索結果は通常解決(102)と入力さ
れ、フロー検索結果は適合するため優先度のみ有効(1
13)と入力され、同図の判定論理により両設定の合成
(122)となる。
【0071】両設定の合成(122)は経路情報の決定
に、宛先情報80はツリー検索結果側の経路情報から、
帯域制御パラメータ82はフロー検索結果側の経路情報
からそれぞれ参照する方法をとる。
【0072】また、送信元アドレスやプロトコル種別が
適合しない該パケットを受信したとき、判定回路56に
はツリー検索結果が通常解決(102)と入力され、フロ
ー検索結果は適合しないため解決無効(114)と入力さ
れ、同図の判定論理によりツリーによる通常転送(12
3)となる。
【0073】上記(c)により、宛先アドレスに関係なく
ある送信元アドレス、またはあるプロトコル種別などの
フロー毎に帯域制御パラメータ80を取得できる。つま
り、宛先のノードに関係なく柔軟な帯域制御が行うこと
ができる。
【0074】ここで、上記フロー検索回路53の具体例
を説明する。図7は、IPヘッダより特定フローを検索
するフィールドID検索部532及びフロー検索部53
3の機能構成と動作の流れを示す図である。
【0075】[A] アドレス解決部50のパラメータ抽
出部51内のパケットヘッダ取り込み部511はIPヘ
ッダのチェックを行い、ルーティングに必要な情報を取
得する。
【0076】フロー検索回路53はパケットヘッダ取り
込み部511から送られるIPヘッダからCAM531
を用いて特定フローの検索を行う。このために、ヘッダ
データをフィールドID検索部532へ出力する。 [B] フィールドID検索部532は、フィールドID
0〜n(3a)とデータ0〜n(3b)をCAM531の検
索条件とし検索し、検索されたフィールドマッチID0
〜n(3c)をフローID検索部533ヘ出力する。
【0077】データ0〜n(3b)は、ヘッダデータ内の
送信元アドレスや宛先アドレスやプロトコル等必要な情
報をn個に分割し、さらに縮退させたデータを加えたも
のである。
【0078】ここで縮退とは、あるビット数の大きいデ
ータをコード化してビット数を減らすことをいう。本実
施例での縮退させたデータは、ヘッダデータ中で検索条
件として必要とするビット数の大きいデータを別の機能
により縮退したデータを指す。
【0079】フィールドID0〜n(3a)は、データ0
〜n(3b)にそれぞれ付けられる。その構成はフィール
ドID検索であることを示す1ビットとデータの番号0
〜nの3ビットの計4ビットからなる。
【0080】フィールドID検索部532は、n個の検
索条件をCAM531に入力し、検索にマッチすること
を示すマッチID(2a)をCAM531から受け取り、
それぞれを順次フィールドマッチID(3c)として格納
する。
【0081】また、検索条件がマッチしない場合フィー
ルドマッチID(3c)には、マッチしないことを示す特
番を入れる。マッチするとは、検索条件と同じ値がCA
M531のテーブル内に設定されていることを表す。
【0082】これらの処理により、フィールドマッチI
D0〜n(3c)を一次検索結果としてフローID検索部
533に出力する。 [C] CAM531は、マッチID(2a)、サーチID
(2b)、サーチデータ(2c)、マスクデータ(2d)から
構成されるテーブルを有する。フィールドID検索部5
32から出力された検索条件のデータ(3b)は、サーチ
データ(2c)と対応し、フィールドID(3a)はサーチ
ID(2b)と対応する。
【0083】同様に、フローID検索部532から出力
された、検索条件のフィールドマッチID0〜n(3c)
はサーチデータ(2c)と対応し、グループID0〜m
(4a)はサーチID(2b)に対応する。グループID
(4a)については、後述する。
【0084】マスクデータ(2d)はサーチID(2b)、
サーチデータ(2c)のデータの有効/無効の範囲を示
す。
【0085】つまり、マスクされていない範囲分のデー
タについて検索条件とテーブルが合致していればマッチ
したと判断する。マッチした場合マッチID(2a)を、
検索条件を出力したフィールドID検索部532かフロ
ーID検索部533に返す。 [D] フローID検索部533は、フィールドID検索
部532から出力されたフィールドマッチID0〜n
(3c)を格納するデータ(4b)と、グループID0〜m
(4a)を検索条件とする。
【0086】グループID0〜m(4a)は、データ(4
b)にそれぞれ付けられる。その構成はフローID検索
であることを示す1ビットとフローID(4c)の優先度
0〜mを示す値3ビットの計4ビットからなる。優先度
は若番が高優先とする。
【0087】データ(4b)内の各フィールドマッチID
(3c)は個々に意味を持つ値であるため、フローID検
索はフィールドマッチID0〜n(3c)の全てがマッチ
するかを検索することだけを目的としない。この各要素
毎、または複数要素毎の組み合せに特化した検索を行
い、フローID(4d)を検索することを目的とする。
【0088】前述の検索を行うため、本実施例では、C
AM531のマスクデータ(2d)で、それぞれ必要とす
るフィールドマッチID(3c)以外をマスクするよう設
定する。
【0089】また、一つの検索条件に対して、テーブル
内にマッチする条件が複数あるようには設定できないC
AMを用いる場合、もしくは複数マッチするデータを許
容してもどのデータとマッチするのかを保証しないCA
Mを用いる場合は、検索条件の優先度0〜mを示す値を
設けることにより、同じフィールドマッチID0〜n
(3c)を検索条件として複数マッチすることを避けるよ
うに設定する。
【0090】動作手順としては、CAM531はフロー
ID検索部533から送られた検索条件とテーブルから
判断して、検索にマッチすればマッチID(2a)を返
す。フローID検索部533は、CAM531から受け
取ったマッチID0〜m(2a)を順次フローID0〜m
(4c)として格納する。
【0091】取得したフローID0〜m(4c)の中か
ら、優先度に従ってフローID(4d)を取得する。
【0092】かかるフローID(4d)が、先に説明した
ように第2の経路表55に対するポインタとなる。
【0093】次に、フロー検索処理の具体例を説明す
る。
【0094】図8は、フィールドID検索部532のデ
ータ例とフィールドマッチID0(3c)の取得方法と、
CAM531のテーブル例を示す。
【0095】実施例に用いる値は以下の実施例図面にお
いて同じであり、また全てのデータ例はHEX形式で示
している。
【0096】フィールドID検索部532内のデータ
(3b)D28150,D22160,061000は取り込んだヘッダデータ
の必要部分を分解した値の例である。データ(3b)のそ
れぞれに図6に示す通り、フィールドID(3a)0,
1,2が付けられる。
【0097】CAM531のテーブル内は、設定データ
例を示す。マスクデータのビットが'0'の場合、マスク
されている状態を表し、そのビットは無効である。
【0098】マスクデータのビットが'1'の場合、マス
クされていない状態を表し、そのビットは有効である。
マスクデータの上位から4ビットはサーチID(2b)に
対応し、下位から24ビットはサーチデータ(2c)と対
応する。
【0099】つまり、検索条件に対して、マスクデータ
のビットが'1'の範囲分のサーチID(2b)とサーチデ
ータ(2c)が合致するとマッチID(2a)をフィールド
ID検索部532へ結果として出力する。
【0100】検索条件(5-1)0 D28 150は、CAM531
の登録データ(5-4)0B 0 D28 150 FFFF FFFにマッチす
る。これによりマッチID(2a)0BをフィールドID
検索部532へ結果として出力する。
【0101】フィールドID検索部532はフィールド
マッチID0(3c)0Bとして保持する。
【0102】図9はフィールドマッチID1,2(3c)
の出力方法を示す。検索条件(5-2)1D22 160はCAM5
31の登録データ(5-5)1A 1 D22 000 F FFF 000にマッ
チする。これにより、マッチID(2a)1Aをフィールド
ID検索部532へ出力し、フィールドID検索部53
2はフィールドマッチID1(3c)1Aとして保持する。
【0103】次の検索条件(5-3)2 061 000はCAM53
1のテーブルにマッチする値がない。これにより、フィ
ールドID検索部532はマッチしなかったことを示す
特番FFを、フィールドマッチID2(3c)FFとして保持
する。
【0104】フィールドID検索部532はこれらのフ
ィールドマッチID0〜2(3c)0B,1A,FFをフローID
検索部533へ出力する。
【0105】図10は、フローID検索部533の検索
条件の生成法とフローID0(4c)の取得方法を示す。
【0106】同図のフローID検索部533のデータ
(4b)は、フィールドマッチID0〜2(3c)0B,1A,FF
をデータとして格納する。図8に示す通り、グループI
D(4a)8,9,Aを付ける。
【0107】検索条件(5-6)8 0B 1A FFは、CAM53
1のテーブルにマッチする値がないので次のフローID
検索へ進む。
【0108】図11は、フローID検索部533のフロ
ーID1,2(4c)の取得方法と最終的なフローID
(4d)の出力方法を示す。検索条件(5-7)9 0B 1A FFは
CAM531の登録データ(5-9)3B 9 0B 1A 2A FFF FF
00にマッチする。これにより、マッチID(2a)3Bをフ
ローID検索部533へ出力し、フローID検索部53
3は、フローID1(4c)3Bとして保持する。
【0109】次の検索条件(5-8)A 0B 1A FFはCAM5
31の登録データ(5-10)3C A 0B 1A2A F FF 00 00にマ
ッチする。これにより、マッチID(2a)3Cをフロー
ID検索部533へ返し、フローID検索部533はフ
ローID2(4c)3Cとして保持する。
【0110】取得したフローID0〜2(4c)3B,3
Cから優先度に従い、3Bを最終的なフローID(4d)
として出力する。
【0111】最終的なフローID(4d)を転送制御部5
00へ入力する。
【0112】上記の様に、フロー検索回路53で行われ
るフロー検索は、IPヘッダに搭載される複数パラメー
タから複合した条件で「特定フロー」のみをCAM53
1を用いてハードウェアで検索する処理である。
【0113】特定フローとは、IPヘッダより経路情報
及びネットワーク管理を行なうプロトコルにおける情報
等を交換するデータを示す。ハードウェア処理は、マス
ク設定可能な各パラメータ内容を個々に検索する処理と
マスク設定可能な各パラメータの複合条件を複数回検索
する処理から構成される。
【0114】(付記1)IPパケットのヘッダ情報から
転送先が解決されるパケット転送制御方法において、ハ
ードウェア処理によりヘッダ情報内の宛先アドレスによ
るツリー検索によりアドレス解決された第1の経路情報
を求め、宛先アドレス以外でパケットを特定する情報に
より解決された第2の経路情報を求め、前記第1及び第
2の経路情報を組合せ、ソフトウェアへの転送処理実施
の判定を行うことを特徴とするパケット転送制御方法。
【0115】(付記2)付記1において、前記宛先アド
レス以外でパケットを特定する情報は、送信元アドレ
ス、プロトコル種別及びTCP/UDPにおけるポート
番号等のパケットヘッダ情報又は装置内でパケットに付
与される識別情報を含むことを特徴とするパケット転送
制御方法。
【0116】(付記3)付記1において、更に、前記第
1及び第2の経路情報のそれぞれに個々の帯域制御条件
を付与し、該第1及び第2の経路を組み合わせて最終の
帯域制御を決定することを特徴とするパケット転送制御
方法。
【0117】(付記4)IPパケットのヘッダ情報から
転送先が解決されるパケット転送制御方法において、I
Pパケットのヘッダ情報内の宛先パラメータを検索条件
としてツリー検索により宛先を検索し、前記IPパケッ
トのヘッダ情報内の複数のパラメータから経路情報及び
ネットワーク管理を行うプロトコルにおける情報等を交
換する特定フローデータを、1つの入力データに対して
設定したデータ内にあるか否かをハードウェアで検索す
る可能であるメモリ(CAM:Content Addressable Me
mory)を用いて検索し、前記ツリー検索により検索され
る宛先と、前記特定フローデータを組み合わせてソフト
ウェアへの転送処理実施の判定を行うことを特徴とする
パケット転送制御方法。
【0118】(付記5)付記4において、前記特定フロ
ーデータを前記メモリを用いて検索する処理は、マスク
可能な各パラメータ内容を個々に検索する処理と、前記
マスク可能各パラメータの復号条件を複数回検索する処
理を有することを特徴とするパケット転送制御方法。
【0119】(付記6)付記4において、前記1つの入
力データに対して設定したデータは、データとデータ毎
に有効範囲を決定するマスクを有して構成されることを
特徴とするパケット転送制御方法。
【0120】(付記7)アクセス網とコア網をエッジノ
ードで接続し、前記エッジノードでIPパケットを、当
該パケットの宛先毎にコア網アドレスに変換することに
より、前記コア網内の最適ルートで転送可能とするパケ
ット転送制御システムであって、前記エッジノードが、
ハードウェア処理によりヘッダ情報内の宛先アドレスに
よるツリー検索によりアドレス解決された第1の経路情
報を求め流手段と、宛先アドレス以外でパケットを特定
する情報により解決された第2の経路情報を求め流手段
と、前記第1及び第2の経路情報を組合せ、ソフトウェ
アへの転送処理実施の判定を行う手段を有して構成され
ることを特徴とするパケット転送制御システム。
【0121】(付記8)付記7において、前記宛先アド
レス以外でパケットを特定する情報は、送信元アドレ
ス、プロトコル種別及びTCP/UDPにおけるポート
番号等のパケットヘッダ情報又は装置内でパケットに付
与される識別情報を含むことを特徴とするパケット転送
制御システム。
【0122】(付記9)付記8において、更に、前記第
1及び第2の経路情報のそれぞれに個々の帯域制御条件
を付与し、該第1及び第2の経路を組み合わせて最終の
帯域制御を決定する手段を有することを特徴とするパケ
ット転送制御システム。
【0123】(付記10)アクセス網とコア網をエッジ
ノードで接続し、前記エッジノードでIPパケットを、
当該パケットの宛先毎にコア網アドレスに変換すること
により、前記コア網内の最適ルートで転送可能とするパ
ケット転送制御システムであって、前記エッジノード
が、IPパケットのヘッダ情報内の宛先パラメータを検
索条件としてツリー検索により宛先を検索する手段と、
1つの入力データに対して設定したデータ内にあるか否
かをハードウェアで検索する可能であるメモリ(CA
M:Content Addressable Memory)と、前記IPパケッ
トのヘッダ情報内の複数のパラメータから経路情報及び
ネットワーク管理を行うプロトコルにおける情報等を交
換する特定フローデータを、前記メモリを用いて検索す
る手段と、前記ツリー検索により検索される宛先と、前
記特定フローデータを組み合わせてソフトウェアへの転
送処理実施の判定を行う手段を有して構成されることを
特徴とするパケット転送制御システム。
【0124】(付記11)付記10において、前記特定
フローデータを前記メモリを用いて検索する手段は、マ
スク可能な各パラメータ内容を個々に検索する手段と
と、前記マスク可能各パラメータの復号条件を複数回検
索する手段を有することを特徴とするパケット転送制御
システム。
【0125】(付記12)付記10において、前記1つ
の入力データに対して設定したデータは、データとデー
タ毎に有効範囲を決定するマスクを有して構成されるこ
とを特徴とするパケット転送制御システム。
【0126】
【発明の効果】以上図面に従い、実施の形態を説明した
ように、本発明に従い大容量の設定が可能なRAMを用
いたツリー検索と、複数のパラメータにより検索可能な
CAMを用いたフロー検索を組み合わせることにより、
ハードウェアルーティングに必要とされる大容量かつ複
数パラメータの検索を実現できる。
【0127】不要なパケットをソフトウェアに処理させ
ないことにより、本来処理の必要なパケットが廃棄され
ることが避けられ、装置の信頼性が向上する。また同時
にソフトウェアの負荷が軽減されるため、異常処理を含
めたトータルのソフトウェア処理性能の向上も期待でき
る。
【0128】従来方式と比較して、複雑な優先制御を経
済的且つ小型化し実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークの一構成例を示
す図である。
【図2】エッジノード41の機能ブロックとATMSW
40との間の接続の構成を示す図である。
【図3】本発明に従うアドレス解決部50の一実施形態
を表す機能ブロック図である。
【図4】フロー検索回路53の構成例を示す構成図であ
る。
【図5】経路情報の一例を示す図である。
【図6】判定回路56における判定論理の一例を示す図
である。
【図7】IPヘッダより特定フローを検索するフィール
ドID検索部532及びフロー検索部533の機能構成
と動作の流れを示す図である。
【図8】フィールドID検索部532のデータ例とフィ
ールドマッチID0(3c)の取得方法と、CAM531
のテーブル例を示す図である。
【図9】フィールドマッチID1,2(3c)の出力方法
を示す図である。
【図10】フローID検索部533の検索条件の生成法
とフローID0(4c)の取得方法を示す図である。
【図11】フローID検索部533のフローID1,2
(4c)の取得方法と最終的なフローID(4d)の出力方
法を示す図である。
【符号の説明】
10 コア網 20、30 アクセス網 40、50 ATMSW 41、51 エッジノード 60 光SDH終端部 61 ATM終端部 62 AAL5終端部 63 パケット蓄積、振り分け部 64 ソフトウェア処理部 50 アドレス解決部 51 パラメータ抽出部 52 ツリー検索回路 53 フロー検索回路 54、55 第1及び第2の経過表 56 判定回路 57 帯域制限部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井野 秀彦 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 小笠原 寿也 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 河田 英樹 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 山本 敦則 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA01 HA08 HD05 HD09 KA05 LB05 LC09 LD17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IPパケットのヘッダ情報から転送先が解
    決されるパケット転送制御方法において、 ハードウェア処理によりヘッダ情報内の宛先アドレスに
    よるツリー検索によりアドレス解決された第1の経路情
    報を求め、 宛先アドレス以外でパケットを特定する情報により解決
    された第2の経路情報を求め、 前記第1及び第2の経路情報を組合せ、ソフトウェアへ
    の転送処理実施の判定を行うことを特徴とするパケット
    転送制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記宛先アドレス以外でパケットを特定する情報は、送
    信元アドレス、プロトコル種別及びTCP/UDPにお
    けるポート番号等のパケットヘッダ情報又は装置内でパ
    ケットに付与される識別情報を含むことを特徴とするパ
    ケット転送制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、更に、 前記第1及び第2の経路情報のそれぞれに個々の帯域制
    御条件を付与し、該第1及び第2の経路を組み合わせて
    最終の帯域制御を決定することを特徴とするパケット転
    送制御方法。
  4. 【請求項4】IPパケットのヘッダ情報から転送先が解
    決されるパケット転送制御方法において、 IPパケットのヘッダ情報内の宛先パラメータを検索条
    件としてツリー検索により宛先を検索し、 前記IPパケットのヘッダ情報内の複数のパラメータか
    ら経路情報及びネットワーク管理を行うプロトコルにお
    ける情報等を交換する特定フローデータを、1つの入力
    データに対して設定したデータ内にあるか否かをハード
    ウェアで検索する可能であるメモリ(CAM:Content
    Addressable Memory)を用いて検索し、 前記ツリー検索により検索される宛先と、前記特定フロ
    ーデータを組み合わせてソフトウェアへの転送処理実施
    の判定を行うことを特徴とするパケット転送制御方法。
  5. 【請求項5】アクセス網とコア網をエッジノードで接続
    し、前記エッジノードでIPパケットを、当該パケット
    の宛先毎にコア網アドレスに変換することにより、前記
    コア網内の最適ルートで転送可能とするパケット転送制
    御システムであって、前記エッジノードが、 IPパケットのヘッダ情報内の宛先パラメータを検索条
    件としてツリー検索により宛先を検索する手段と、 1つの入力データに対して設定したデータ内にあるか否
    かをハードウェアで検索する可能であるメモリ(CA
    M:Content Addressable Memory)と、 前記IPパケットのヘッダ情報内の複数のパラメータか
    ら経路情報及びネットワーク管理を行うプロトコルにお
    ける情報等を交換する特定フローデータを、前記メモリ
    を用いて検索する手段と、 前記ツリー検索により検索される宛先と、前記特定フロ
    ーデータを組み合わせてソフトウェアへの転送処理実施
    の判定を行う手段を有して構成されることを特徴とする
    パケット転送制御システム。
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