JP2004129146A - 誘電体共振器フィルタ - Google Patents

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Teruhiro Ito
伊藤 彰宏
Akira Enohara
榎原 晃
Minoru Yasusaka
安坂 稔
Toshihito Tachibana
橘 稔人
Makoto Fujikawa
藤川 誠
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】通過帯域より高域での不要モードを緩和し、低損失で急峻な通過帯域を有する特性の優れた誘電体共振器フィルタを提供する。
【解決手段】不要モードを発生する原因となっている段間結合調整手法に着目し、段間結合調整手法を行う位置を、誘電体共振器間の中心位置上で金属筐体位置の中心からある距離をもって下方へ下げることで、誘電体共振器の不要モードと段間結合調整ボルトが結合することによって生じる不要モードを低減し、なおかつフィルタ特性の調整作業を簡略化することが可能な誘電体共振器フィルタを得る。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信基地局において受信フィルタ,送信フィルタ,アンテナ共用器等として用いられる誘電体共振器フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで、携帯電話などの移動体通信やインターネットモバイルなどの急速な発展により、誘電体共振器をもちいた誘電体フィルタの需要が伸びている。このような誘電体フィルタは、特定の周波数帯域の信号のみを通過させるための帯域通過フィルタ(バンドパスフィルタ)として用いられている。
【0003】
例えば、受信系においては仕様が異なる周波数帯域を使用する通信システムの信号を除去するために受信フィルタが用いられ、送信系においては、その仕様が異なる周波数帯域を使用するシステムに不要な電波を送信しないために送信フィルタが用いられている。誘電体フィルタは、小型・軽量であるので基地局塔頂部への設置が容易で、基地局としての受信感度・電力効率を確保しうる程度に低損失で、隣接する通信システムの周波数帯域との間隔の狭小化に対応するような急峻なフィルタ特性を有する。誘電体フィルタは複数個の誘電体共振器を結合して構成されており、種々の形状のものが提案されている。
【0004】
図7は、従来の3段式誘電体共振器フィルタの例を概略的に示す外形図である。図7に示すように、誘電体共振器フィルタの筐体1には外部からの高周波信号を入出力するための同軸コネクター入出力端子2、3、共振器間の電磁界結合の結合強度を調整するための段間結合調整ボルト4a、4b、各誘電体共振器の共振周波数を調整するための共振周波数調整部材5a〜5cが取り付けられている。
【0005】
図8(a)は図7の一点破線で示すA面,図8(b)は図7の一点破線で示すB面でそれぞれ切断した誘電体共振器フィルタの断面図である。同図に示すように、従来の誘電体共振器フィルタは、誘電体粉末を焼結することにより成形された3個の円柱状の誘電体共振器6a〜6cを備えている。各誘電体共振器6a〜6cの共振周波数は、円柱形状の高さ及び直径により決定される。
【0006】
この例では、3個の誘電体共振器6a〜6cが3段の帯域通過フィルタとして動作する。誘電体共振器フィルタの筐体1は、底壁と側壁とによって構成される筐体本体7と、筐体蓋8と、筐体本体7によって囲まれる空間を小部屋に仕切る互いに連結された隔壁9a、9bとによって構成されている。そして、各誘電体共振器6a〜6cは、筐体7の隔壁9a、9bによって仕切られた各小部屋に1つずつ配設されている。また、2つの隔壁9a、9bと筐体本体7の側壁との間には、各共振器間の電磁界結合をとるための段間結合調整窓10a、10bが設けられている。
【0007】
各段間結合調整窓10a、10bには、共振器間の電磁界結合の結合強度を調整するための段間結合調整ボルト4a、4bが配設されている。この段間結合調整ボルトは筐体本体の高さの1/2の位置に配置されている。また、筐体本体7には、外部からの高周波信号を入出力するための同軸コネクターによる入出力端子2,3が配設されており、入出力端子2,3の中心導体には入出力結合プローブ11,12が接続されている。
【0008】
さらに、筐体蓋8には、各誘電体共振器6a〜6cの共振周波数を調整するための,導体板13a〜13c及びボルト14a〜14cが一体となった共振周波数調整部材5a〜5cが取り付けられている。この共振周波数調整部材5a〜5cは、各々の中心軸が誘電体共振器6a〜6cの中心軸と同じ平面位置にあるように(つまり同心位置に)配設されている。
【0009】
一般に、誘電体共振器フィルタでは、通過帯域幅、減衰特性などの周波数特性は各共振器の共振周波数,品質係数Q値,各誘電体共振器間の結合量等により決まるため、設計の際には、フィルタの周波数特性の仕様から各誘電体共振器の形状等が算出される。
【0010】
しかし、現実には、誘電体共振器や筐体の形状誤差や取り付け誤差のために設計通りのフィルタ特性が得られない。そこで、上記従来の誘電体共振器フィルタには、共振周波数調整部材5a〜5cが設けられて、各誘電体共振器6a〜6cの共振周波数が可変となっている。
【0011】
また、段間結合調整ボルト4a、4bが設けられて段間結合強度が可変になっている。これらの調整により、所望のフィルタ特性の実現が図られている。
【0012】
また、共振周波数調整部材5a〜5cの構造としては、図8に示すごとく、誘電体共振器6a〜6cに対向する導体板13a〜13cと、導体板13a〜13cと誘電体共振器6a〜6cとの間の距離をボルト14a〜14cによって調整することにより、誘電体共振器6a〜6cの周波数特性を可変にする構造が多く採用されている(例えば特許文献1参照)。
【0013】
このような構造を有する誘電体共振器フィルタは、以下のように動作する。
【0014】
例えば信号源やアンテナから伝送されてきた高周波信号が入出力端子2から筐体1内に入力されると、高周波信号がフィルタの通過帯域内の周波数の信号の場合、入出力結合プローブ11の作用により、入力段の誘電体共振器6aの電磁界モードと結合し、基本共振モードであるTE01δが励起される。
【0015】
この共振モードは段間結合調整窓10a,10bを通じて次段の誘電体共振器6b,6cへと次々と結合してゆき、誘電体共振器6cに励起された電磁界モードは出力側の入出力プローブ12と結合し、高周波信号が入出力端子3から出力される。
【0016】
一方、フィルタの通過帯域外の高周波信号は誘電体共振器の共振モードと結合することはできずに反射され、入出力端子2から送り返される。
【0017】
【特許文献1】
特開2002−50902号公報(段落番号[0037]、第1図)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の誘電体共振器フィルタにおいては、以下のような課題があった。
【0019】
図9は、図8に示す誘電体共振器フィルタの周波数に対する基本特性を示す図である。同図において、横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸は通過特性(S21)(dB)を表している。ここで、フィルタの通過帯域の中心周波数は2320MHz、通過帯域は2315MHzから2325MHzであり、通過帯域での挿入損失は0.58dBである。
【0020】
前記基本特性を有する誘電体共振器フィルタの通過帯域よりも高域側の特性を図10に示す。同図において、横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸は通過特性(S21)(dB)を表している。通過帯域の中心周波数から450MHz離れた2770MHz付近の周波数域で不要モードが出現している。
【0021】
この不要モードの出現位置は、通過帯域の中心周波数から450MHz離れたところに出現している。実際のフィルタ調整を行う際には、この不要モードを与えられた仕様を満たすように調整しなければならないので、フィルタ調整の大きな障害となる。
【0022】
また、前記従来の誘電体共振器フィルタにおいては、誘電体共振器の基本共振モードと異なる高次モード同士の結合により、フィルタの通過帯域よりも周波数が高い帯域に不要な高調波成分が発生するという問題がある。本来、通過帯域よりも周波数の高い成分はローパスフィルタによって除去されるのであるが、ローパスフィルタによって除去しうる信号のレベルには上限がある。さらに、ローパスフィルタのカットオフ周波数近辺では、不要な信号を大きく除去できない。したがって、携帯電話の基地局用フィルタ等では、通過帯域の仕様以外にも、この高調波成分に関して厳しく仕様が定められており、高調波成分のレベルを抑制しなければならない。
【0023】
このため、フィルタ調整時には多大な調整時間と労力が必要である。例えば、導体棒を任意の位置でフィルタ内に挿入し、誘電体共振器の不要モードを抑制する手法が行われている。そして最悪の場合、フィルタ調整作業が終了しても、高調波成分のスペックを満たすことができない可能性も出てくる。
【0024】
前記従来の誘電体共振器フィルタでは、段間結合調整時に段間結合調整ボルトを挿入することによって、高域側の不要モードが通過帯域に接近してくる。図11(a)、(b)は段間結合調整ボルトを(a)0mm、(b)15mmと挿入した際の誘電体共振器フィルタの高調波特性を電磁界シミュレーションにより求めたものを示す。同図において、横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸は通過特性(S21)(dB)を表している。段間結合調整ボルトを挿入することで、通過帯域よりも高域側の不要モード成分が図11の(a)から(b)へと挿入長を大きくすることで、通過帯域である2.3GHz帯に近づいていることがわかる。
【0025】
前記の課題を解決するために本発明では、不要モードを発生する原因を段間結合調整機構の不足と考え、段間結合調整機構に着目した。段間結合調整によって発生した不要モードを低減し、なおかつフィルタの調整作業を簡略化することが可能な誘電体共振器フィルタを得ることを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、誘電体共振器フィルタの段間結合調整ボルトを誘電体と誘電体との間で、前記誘電体共振器フィルタの高さ方向における位置を変更することにより各誘電体共振器の段間結合を変化させる段間結合調整機構を具備することで、誘電体共振器フィルタの不要モードを抑制する形態をとったものである。
【0027】
特に基本伝搬モードであるTE01δモードの電磁界結合強度を最大に取ることができる位置から、誘電体と段間結合調整ボルト間の距離を変えずに、誘電体共振器フィルタの高さ方向において段間結合調整ボルトの位置を変えることで高次の伝搬モードの結合の抑制し、誘電体共振器フィルタの不要モードを抑制する形態をとったものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。もちろんこの発明は以下の例によって制限されるものではない。また、説明に使用する図面内の寸法、寸法比率及び位置関係は必ずしも正確ではない。
【0029】
(実施例)
以下、本発明の実施例を図1により説明する。
【0030】
図1は本発明の実施形態における誘電体共振器フィルタの構造を概略的に示す図である。図1に示すように、誘電体共振器フィルタの筐体16には外部からの高周波信号を入出力するための同軸コネクター入出力端子17、18、共振器間の電磁界結合の結合強度を調整するための段間結合調整ボルト19a、19b、各誘電体共振器の共振周波数を調整するための共振周波数調整部材20a〜20cが取り付けられている。
【0031】
図2(a)は図1の一点破線で示すC面,図2(b)は図1の一点破線で示すD面でそれぞれ切断した誘電体共振器フィルタの断面図である。図2に示すように、本実施形態の誘電体共振器フィルタは、誘電体粉末を焼結することにより成形された3個の円柱状の誘電体共振器21a〜21cを備えている。各誘電体共振器21a〜21cの共振周波数は、円柱形状の高さ及び直径により決定される。
【0032】
この例では、3個の誘電体共振器21a〜21cが3段の帯域通過フィルタとして動作する。誘電体共振器フィルタの筐体16は、底壁と側壁とによって構成される筐体本体22と、筐体蓋23と、筐体本体22によって囲まれる空間を小部屋に仕切る互いに連結された隔壁24a、24bとによって構成されている。そして、各誘電体共振器21a〜21cは、筐体本体22の隔壁24a、24bによって仕切られた各小部屋に1つずつ配設されている。また、2つの隔壁24a、24bと筐体本体22の側壁との間には、各共振器間の電磁界結合をとるための段間結合調整窓25a、25bが設けられている。
【0033】
各段間結合調整窓25a、25bには、共振器間の電磁界結合の結合強度を調整するための段間結合調整ボルト19a、19bが配設されている。この段間結合調整ボルト19a、19bは筐体本体22の高さの1/2から7mm下げた位置に配置されている。また、筐体本体22には、外部からの高周波信号を入出力するための同軸コネクターによる入出力端子17,18が配設されており、入出力端子17,18の中心導体には入出力結合プローブ26,27が接続されている。
【0034】
さらに、筐体蓋23には、各誘電体共振器21a〜21cの共振周波数を調整するための,導体板及びボルトが一体となった共振周波数調整部材20a〜20cが取り付けられている。この共振周波数調整部材20a〜20cは、各々の中心軸が誘電体共振器21a〜21cの中心軸と同じ平面位置にあるように(つまり同心位置に)配設されている。
【0035】
一般に、誘電体共振器フィルタでは、通過帯域幅、減衰特性などの周波数特性は各共振器の共振周波数,Q値,各誘電体共振器間の結合量等により決まるため、設計の際には、フィルタの周波数特性の仕様から各誘電体共振器の形状等が算出される。
【0036】
しかし、現実には、誘電体共振器や筐体の形状誤差や取り付け誤差のために設計通りのフィルタ特性が得られない。そこで、前記誘電体共振器フィルタには、共振周波数調整部材20a〜20cが設けられて、各誘電体共振器21a〜21cの共振周波数が可変となっている。
【0037】
また、段間結合調整ボルト19a、19bが設けられて段間結合強度が可変になっている。これらの調整により、所望のフィルタ特性の実現が図られている。
【0038】
また、共振周波数調整部材20a〜20cの構造としては、図2に示すごとく、誘電体共振器21a〜21cに対向する導体板と、導体板と誘電体共振器21a〜21cとの間の距離をボルトによって調整することにより、誘電体共振器21a〜21cの周波数特性を可変にする構造が多く採用されている。
【0039】
このような構造を有する誘電体共振器フィルタは、以下のように動作する。
【0040】
例えば信号源やアンテナから伝送されてきた高周波信号が入出力端子17から筐体16内に入力されると、高周波信号がフィルタの通過帯域内の周波数の信号の場合、入出力結合プローブ26の作用により、入力段の誘電体共振器21aの電磁界モードと結合し、基本共振モードであるTE01δが励起される。
【0041】
この共振モードは段間結合調整窓25a,25bを通じて次段の誘電体共振器21b,21cへと次々と結合してゆき、誘電体共振器21cに励起された電磁界モードは出力側の入出力プローブ27と結合し、高周波信号が入出力端子18から出力される。
【0042】
一方、フィルタの通過帯域外の高周波信号は誘電体共振器の共振モードと結合することはできずに反射され、入出力端子26から送り返される。
【0043】
本発明で実施したことは図1に示すように、誘電体共振器フィルタに取り付けられている段間結合調整ボルトの位置を、筐体本体の高さの1/2の位置から7mm下げたことである。
【0044】
図3に前記実施形態における上記誘電体共振器フィルタの通過帯域よりも高域の周波数特性を電磁界シミュレーションにより求めたものを示す。同図(a)において、横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸は通過特性(S21)(dB)を表し、段間結合調整ボルトは筐体の内面から15mm挿入している。ここで、筐体の寸法は長さ130mm、幅42mm、高さ37mmである。比較のために同図(b)に、段間結合調整ボルトを筐体本体の高さの1/2の位置とした誘電体共振器フィルタの通過特性を示してある。図3からわかるように段間結合調整ボルトの位置を下に下げるだけで、不要モードが抑制されていることがわかる。
【0045】
これは図4のように基本伝搬モードであるTE01δモードの電磁界結合の強度は、段間結合調整ボルトの高さを変化させても電磁界結合強度は保たれるが、高次の伝搬モードは段間結合調整ボルトの高さ位置が変わることで影響が抑制されるためである。
【0046】
ここで、本実施形態の特徴として、フィルタ調整時の段間結合の強度は段間結合調整ボルトの位置によらないことである。ここでは段間結合調整ボルトの材質として、M2.6の真鍮ボルトを使用している。
【0047】
前記実施形態における上記誘電体共振器フィルタの通過特性を図5に示す。同図において、横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸は通過特性(S21)(dB)を表している。ここで、フィルタの通過帯域の中心周波数は2320MHz、通過帯域は2315MHzから2325MHzであり、通過帯域での挿入損失は0.56dBである。
【0048】
前記基本特性を有する誘電体共振器フィルタの通過帯域よりも高域側の特性を図6に示す。同図において、横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸は通過特性(S21)(dB)を表している。通過帯域の中心周波数から500MHz離れた2820MHz付近の周波数域で不要モードが出現し、通過帯域よりも不要モードを離すことができる。
【0049】
なお、本実施例でのフィルタは2.3GHz帯で設計されたものであるが、誘電体共振器、筐体当の寸法、配置などを適切に設計することにより他の周波数帯に適用可能であることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、誘電体共振器フィルタに付設される段間結合調整機構の位置を変えることで、通過帯域よりも高域側の不要モードを抑制することができ、調整作業が簡略化できる誘電体共振器フィルタの提供を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における誘電体共振器フィルタの構造を概略的に示す外観図
【図2】(a)同実施形態における誘電体共振器フィルタの断面図(C面断面)
(b)同実施形態における誘電体共振器フィルタの断面図(D面断面)
【図3】同実施形態における誘電体共振器フィルタの電磁界シミュレータによる周波数特性を示す図
【図4】誘電体共振器のTE01δモードの電磁界モードを示す概略図
【図5】同実施形態における誘電体共振器フィルタの周波数基本特性を示す図
【図6】同実施形態における誘電体共振器フィルタの通過帯域よりも高域での周波数特性を示す図
【図7】従来の誘電体共振器フィルタを概略的に示す外観図
【図8】(a)同実施形態における誘電体共振器フィルタの断面図(A面断面)
(b)同実施形態における誘電体共振器フィルタの断面図(B面断面)
【図9】従来の誘電体共振器フィルタの周波数基本特性を示す図
【図10】従来の誘電体共振器フィルタの通過帯域よりも高域での周波数特性を示す図
【図11】従来の誘電体共振器フィルタの電磁界シミュレータによる周波数特性を示す図
【符号の説明】
1 筐体
2 同軸コネクター入出力端子
3 同軸コネクター入出力端子
4 段間結合調整ボルト
5 共振周波数調整部材
6 誘電体共振器
7 筐体
8 筐体本体
9 筐体蓋
10 段間の隔壁
11 段間結合調整窓
12 段間結合調整ボルト
13 同軸コネクターによる入出力端子
14 同軸コネクターによる入出力端子
15 入出力結合プローブ
16 入出力結合プローブ
17 共振周波数調整部材
18 筐体
19 同軸コネクター入出力端子
20 同軸コネクター入出力端子
21 段間結合調整ボルト
22 共振周波数調整部材
23 誘電体共振器
24 筐体
25 筐体本体
26 筐体蓋
27 段間の隔壁
28 段間結合調整窓
29 段間結合調整ボルト
30 同軸コネクターによる入出力端子
31 同軸コネクターによる入出力端子
32 入出力結合プローブ
33 入出力結合プローブ
34 共振周波数調整部材

Claims (3)

  1. 複数の誘電体共振器と、前記誘電体共振器の周囲を覆い、電磁界シールドとして機能する筐体とを備える誘電体共振器フィルタであって、前記筐体に囲まれる空間内に配置され、前記誘電体共振器フィルタの高さ方向における位置を変更することにより各誘電体共振器の段間結合を変化させる段間結合調整機構を具備した誘電体共振器フィルタ。
  2. 誘電体共振器フィルタにおいて、段間結合調整機構は各誘電体共振器の間に位置し,導体棒であることを特徴とする請求項1記載の誘電体共振器フィルタ。
  3. 段間結合調整機構は各誘電体共振器の間に位置し,誘電体共振器フィルタの高さ方向における位置を、基本モードであるTE01δモード以外の高次の電磁界モードの結合が小さい位置とすることを特徴とする請求項1又は2記載の誘電体共振器フィルタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10559865B2 (en) 2015-07-07 2020-02-11 Nec Corporation Band pass filter comprising sets of first and second dielectric resonators disposed within a housing, where the first and second dielectric resonators have an adjustable interval there between

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