JP2004128559A - 無線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の無線機を有する無線通信端末において、一部の無線システムが発信規制などを受けても、サービス品質が低下しないようにする。
【解決手段】無線通信端末は、ソフトウェア無線機1と、ソフトウェア無線機1用のアンテナ2と、携帯電話3と、携帯電話3用のアンテナ4と、表示装置&入力装置5とを備えている。ソフトウェア無線機1は、無線部11と、リソース部12と、リソースコントローラ13と、コントローラ14と、記憶部15と、を有する。携帯電話3が発信規制を受けたことを、制御信号線L1を介してソフトウェア無線機1に通知し、スポットエリアでのサービスの提供を継続して受けるか否かをソフトウェア無線機1自身で判断するようにしている。
これにより、通信サービスの質が低下したり、周囲に不要な電波を送信するおそれがある場合には、ソフトウェア無線機1からの電波送信を規制することができ、通信サービスの質を向上できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線信号の信号処理内容を再定義可能なリソース部を有するソフトウェア無線機を備えた無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の移動通信システムの爆発的な普及に伴い,無線通信装置の利用形態も従来の音声通話から、E−mail、データ通信及びWebのブラウジングなど、多様性を帯びている。このような利用形態の多様化に伴い、例えば、携帯電話とPHSなどの異なる複数の無線システムを1台の電話機で利用する、いわゆる「マルチモード端末」への要求が高まっている。
【0003】
従来の携帯電話機やPHS電話機などの無線通信端末は、あらかじめ規格によって規定された変調方式や伝送レート専用に設計・製造されていた。したがって、予め決まった無線システムの変調方式や伝送レート以外の変調方式や伝送レートに対応することはできなかった。
このため、従来の無線通信端末を用いて異なる変調方式の信号を生成するには、複数の変復調回路を1台の端末に設け、これら変復調回路を切り替えて利用する必要がある。
【0004】
現在、携帯電話とPHSを1台の端末で利用可能なデュアルモード端末が製造され、市場に投入されているが、これは、上記の従来技術を用いて製造された2つの無線システムに対応した2つの無線装置を、ハードアェア的に1つの筐体に収めて両方のシステムを利用可能としたものである。
【0005】
しかしながら、このような構成で無線装置を実現した場合、あくまでも装置内部は従来の無線装置が2つ存在するだけなので、新規に別の無線システムへの対応を行ったり、あるいは既に内蔵されている機能をバージョンアップするなどといった機能向上が不可能であった。
【0006】
以上のような欠点を解決するための1つの手法として、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを用いて無線機の一部機能をソフトウェア処理によって実現することで、ソフトウェアの入れ替えによってハードウェアの変更なしに、変調方式や伝送レートなどの無線特性を変更可能な無線機、いわゆるソフトウェア無線機が提案されて実用化が検討されている(特許文献1)。
【0007】
近い将来、プログラマブルなハードウェアを用いた端末と、これにインストールされる各システムに対応したソフトウェアが複数のベンダーにより開発され、ユーザは、これらを組み合わせて利用する可能性が高い。このソフトウェア無線機の技術を用いることで、ソフトウェアの入れ替えやプログラマブルなハードウェアの定義の変更によって携帯電話やPHSなどのシステム変更に対応し、あるいは、システムに導入された最新の機能を取り入れることが可能となり、無線装置の利便性は格段に向上する。
【0008】
また、携帯電話やPHSの機能を持つだけでなく、Webのブラウジングなどの多様なメディアの情報の取り扱いが可能な高機能な端末が近い将来実現されることが予想される。任意のスポットエリアへの情報配信サービス等においては、このような自由度の高い端末は非常に有用である。
【0009】
ソフトウェア無線機では、ソフトウェア無線機内のリソース部に機能を定義することで所望の機能が実現される。しかしながら、自由度が高い半面、汎用性の高いリソース部を持たなければならない。したがって、ある無線システム用に構成された専用端末と比較すると、端末の大きさや価格の面で不利になるという欠点がある。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−189763号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来技術において多機能な端末を提供、つまり多くのサービスを収容するためには、自由度の高い端末が必要とされる。ソフトウェア無線機の技術によって、自由度の高い端末を提供することができるが、この場合においても、多くの機能を収容するためには、多大な端末リソースが必要とされる。これは、ソフトウェア無線機技術による携帯端末のリソースの定義情報や携帯端末にロードしたデータ等は、携帯端末のリソースに実装されるか、もしくは記憶装置などに保存されるためである。ソフトウェア無線機が持つべき機能は、サービスの多様化に伴い膨れ上がる傾向にある。
【0012】
ソフトウェア無線機技術による携帯端末のリソースの定義情報や携帯端末にロードしたデータ等は、たいていの場合において、端末使用者が購入した資産である。したがって、さらに端末機能の追加の必要が生じ、端末リソースの不足が起こっても、既に持っている資産を廃棄する訳にはいかない。
【0013】
このような理由から、ソフトウェア無線機技術を用いた端末装置は、端末装置のすべての機能を再定義可能とするのではなく、既存の無線システム用の無線機とソフトウェア無線機技術による無線機とをともに備えることになると思われる。
【0014】
無線端末などの無線通信装置は、電波を発するに際して、無線通信装置としての適合証明、もしくは型式認定を受ける必要がある。無線通信装置の種別は、大まかに、端末設備内で電波を使用する無線設備と、電波を使用して接続する端末設備(空間分界点の端末設備)とに分けられる。
【0015】
端末設備内で電波を使用する無線設備としては、▲1▼微弱電波使用端末、▲2▼小電力コードレス電話、▲3▼テレメータ用等特定小電力無線端末、▲4▼小電力セキュリティ端末、▲5▼中速無線LAN端末、▲6▼デジタルコードレス電話、▲7▼PHS兼用機、▲8▼高速無線LAN等が挙げられる。
【0016】
また、電波を使用して接続する端末設備としては、(1)PHS、(2)無線呼出し端末、(3)アナログ方式の携帯無線通信、(4)PDC方式の携帯無線通信、(5)CDMA方式の携帯無線通信、(6)マリネット通信、(7)簡易陸上移動無線電話、(8)テレターミナル通信端末、(9)オーブコム衛星通信端末、(10)衛星移動電話端末等が挙げられる。
【0017】
端末設備内で電波を使用する無線設備については、電波法第38条の2第1項の技術基準適合証明を受けなければならない。なお技術基準適合証明は、(財)テレコムエンジニアリング(TELEC)が行っている。また、電波を使用して接続する端末設備については、総務省が郵政省令で定める技術基準適合認定・認証を受けなければならない。
【0018】
無線端末に関する法律上の名称は長く分かりにくいため、以後本明細書中では、端末設備内で電波を使用する無線設備を「簡易無線機」、電波を使用して接続する端末設備を「携帯電話」あるいはセルラー無線機と呼ぶこととする。
【0019】
現在、電車の車内におけるコンテンツ配信、駅の改札口付近に設けたスポットエリアを使用した情報配信などのサービスが広がりつつある。このようなサービスにおいては、ソフトウェア無線機のような自由度の高い端末は、無線装置の利便性向上の観点から、非常に有用である。例えば、スポットエリアで情報配信サービスをおこなうサービスプロバイダは、スポットエリアでは、電波利用に関する法的規制が比較的緩やかな簡易無線機を使用し、さらに、エリアが広い携帯電話を併用することで、予約型の情報配信サービスを行うことが出来るようになる。
【0020】
なお、PHS、PDC方式、CDMA方式などの携帯電話端末は、重要通信を確保するために、移動電話用設備からの発信の規制を要求する信号を受信した場合は、発信しない機能を備えなければならない。これは、電気通信事業者が重要通信を優先的に取り扱わなければならないと電気通信事業法第8条で定められているためである。発信の規制を要求する信号は、報知情報メッセージによって伝送される。規制の内容は、例えば、一般端末に対するアクセス、ゾーンアクセス制御やアクセス周期制限、等である。
【0021】
このことは、携帯電話の事業者は、携帯電話の事業者の都合によって、携帯電話端末の発信の規制を行うことが可能であることを示している。
【0022】
したがって、携帯電話と簡易無線機とを併用して情報提供を行っているサービスプロバイダにとっては、携帯電話の通信規制などによって、情報提供のための制御が上手く機能しなくなり、サービス品質を低下させてしまう恐れがある。
【0023】
これは、情報提供サービス専用端末のように、事前に十分に設計されていれば問題は生じない。しかしながら、ソフトウェア無線機技術を用いた端末装置では、既に販売された端末装置が使用されることになる。つまり、ソフトウェア無線機技術を用いた端末固有の問題であると言える。
【0024】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソフトウェア無線機を含む複数の無線機を有する無線通信端末において、一部の無線機が発信規制などを受けても、他の無線機の通信サービスの品質が低下しないようにした無線通信端末を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有するリソース部と、前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行うリソース制御部と、前記第1無線部、前記リソース部及び前記リソース制御部を制御する第1制御部と、を有するソフトウェア無線機と、所定の技術基準適合認定によって許可され、無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部を制御する第2制御部と、を有するセルラー方式無線機と、通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1及び第2制御部間で伝送する制御信号線と、を備える。
【0026】
本発明では、複数の無線機内の制御部同士を制御信号線で接続するため、一方の無線機が発信規制を受けても、他方の無線機がその影響を受けるおそれがなく、通信サービスの質向上が図れる。
【0027】
また、無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有するリソース部と、前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行うリソース制御部と、前記第1無線部、前記リソース部及び前記リソース制御部を制御する第1制御部と、を有するソフトウェア無線機と、所定の技術基準適合証明によって許可され、無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部を制御する第2制御部と、を有する簡易無線機と、通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1及び第2制御部間で伝送する制御信号線と、を備える。
【0028】
また、無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有するリソース部と、前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行うリソース制御部と、前記第1無線部、前記リソース部及び前記リソース制御部を制御する第1制御部と、を有するソフトウェア無線機と、所定の技術基準適合認定によって許可され、無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部を制御する第2制御部と、を有する第1無線機と、所定の技術基準適合証明によって許可され、無線信号を送受信する第3無線部と、前記第3無線部を制御する第3制御部と、を有する第2無線機と、通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1、第2及び第3の制御部間で伝送する制御信号線と、を備える。
【0029】
また、無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有する第1リソース部と、前記第1リソース部の前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行う第1リソース制御部と、前記第1無線部、前記第1リソース部及び前記第1リソース制御部を制御する第1制御部と、を有する第1ソフトウェア無線機と、無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有する第2リソース部と、前記第2リソース部の前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行う第2リソース制御部と、前記第2無線部、前記第2リソース部及び前記第2リソース制御部を制御する第2制御部と、を有する第2ソフトウェア無線機と、通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1及び第2制御部間で伝送する制御信号線と、を備える。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る無線通信端末について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0031】
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る無線通信端末の第1の実施形態の概略構成を示す図である。図1の無線通信端末は、ソフトウェア無線機1と、ソフトウェア無線機1用のアンテナ2と、携帯電話3と、携帯電話3用のアンテナ4と、表示装置&入力装置5とを備えている。
【0032】
ソフトウェア無線機1は、無線信号を送受信する無線部11と、無線部11で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有するリソース部12と、リソース部12内の再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行うリソースコントローラ13と、無線部11、リソース部12及びリソースコントローラ13を制御するコントローラ14と、リソース部12に実装される機能や送受信データを格納する記憶部15と、を有する。
【0033】
携帯電話3は、郵政省令で定められた技術基準適合認定によって許可されたものであり、その内部にコントローラ16と無線部17とを有する。
【0034】
図1の無線通信端末は、LSI化により小型化を図っている。LSIの内部には、プロセッサ、メモリ及びロジック回路などが含まれており、これらのプロセッサ、メモリ及びロジック回路を使用して、無線信号処理、プロトコル処理、及びマンマシンインタフェースなどの種々の処理を実行する。
【0035】
なお、図1では、ソフトウェア無線機1、携帯電話3及び表示装置&入力装置5の間で送受信される制御線や信号線の詳細を省略している。
【0036】
ソフトウェア無線機1のアンテナ2で受信された電波は、無線部11で周波数変換されてデジタル化され、リソース部12に送出される。リソース部12は、無線部11からのデジタル化された受信信号に対して復調処理を施す。
【0037】
一方、ソフトウェア無線機1のアンテナ2から電波を送信する場合、リソース部12で変調処理を行った後、その変調信号を無線部11で高周波信号に変換してアンテナ2から放射する。
【0038】
リソース部12は、具体的な実装形態としては、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)や書き換え可能なロジック(FPGA)などで構成される。これらDSPやFPGAを用いることにより、所望の機能ブロックをフレキシブルに割り当てることができる。
【0039】
リソースコントローラ13は、リソース部12の機能の設定変更等を制御する。より具体的には、リソースコントローラ13は、リソースの使用状況を記録するリソース管理テーブル、リソースマネージャ及びリソース変更部などで構成され、リソースマネージャは、所有するリソースの使用状況をモニタしてリソース管理テーブルを更新する。
【0040】
リソースマネージャは、新たに追加される機能を実現するための構成情報に基づいて、その機能を実現するのに必要なリソース量を把握する。また、リソース管理テーブルを用いて剰余リソースを把握し、最適なリソース分配を行う。リソース機能の変更は、リソース変更部により行われる。記憶部15は、具体的には、ハードディスク装置や半導体メモリなどで構成される。
【0041】
図2はリソース部12の内部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、リソース部12は、再定義可能部21と、再定義不可能部22とを有する。再定義不可能部22は、CRC付加部23、CRCチェック部24、相関器25、畳み込み符号化器26、演算器27及びビダビデコーダ28を含むロジック回路と、DSP29と、メモリ30とを有する。再定義可能部21は、任意のロジック回路を形成可能なPLD31を有する。
【0042】
図1の無線通信端末は、携帯電話3内のコントローラ16とソフトウェア無線機1内のコントローラ14とを接続する制御信号線L1を備えている。この制御信号線L1は、通信を確立するのに必要な制御信号を伝送する。
【0043】
ここで、制御信号とは、無線通信端末の通信確立に必要な信号である。具体的には、報知されている情報(報知情報)や当該端末宛てに送られてきた固有の通知情報であり、例えば、報知情報としては、無線チャネル構造に関する情報、制御用キャリア構成に関する情報、システム運用情報、輻輳規制情報、国番号・システム種別、一斉呼び出しエリア種別及びオプション情報などが挙げられる。
【0044】
また、基地局から特定の端末に対して送られる固有の通知情報としては、チャネル再確立要求、チャネル割り当て通知、チャネル割り当て拒否及び着呼などが挙げられる。
【0045】
報知情報は、ブロードキャストチャネル(いわゆるB−CH)によって報知される。通知情報は、リンク確立後に、端末の要求もしくは基地局からの要求によって、伝送される。上述の情報は、名称の多少の違いはあるものの、他の無線システムにおいても、それぞれ対応する情報が存在する。
【0046】
これらの制御情報は、一般に制御メッセージを用いて伝送される。メッセージフォーマットは、各無線システムによって個別に規定されている。
【0047】
図3はPHSシステムにおけるリンクチャネル割り当て拒否メッセージのフォーマットの一例を示している。本メッセージは、ARIBの規格書であるRCRSTD−28に記載されている。メッセージには、メッセージ種別31と、そのメッセージに付随した情報32が含まれている。メッセージは、秘匿鍵設定、機能要求、着呼応答、無線チャネル切断、無線チャネル切断完了、無線状態報告及びチャネル切り替え指示などについて、個別に厳密に定義されている。
【0048】
これらの制御情報は、無線システム固有の情報である。したがって、通信が、単一の無線システムのみで閉じている場合には、システム固有の制御情報を他が把握する必要はない。
【0049】
しかしながら、ソフトウェア無線機技術による無線通信端末では、複数の無線システムを併用するアプリケーションの実行が可能であり、このような、複数の無線システムを併用するアプリケーションでは、より質の高いサービスを提供するために、各システムの制御情報を把握すること必要となる。
【0050】
本実施形態によれば、ソフトウェア無線機技術に基づく無線通信端末において、通信規制や無線回線伝送品質などの無線システム毎の制御情報を把握することが可能となり、複数の無線システムを併用するアプリケーションにおいて、質の高いサービスを提供することが可能となる。
【0051】
制御情報によって、ゾーン毎に時間帯によって情報が変更されることがある。ここでゾーンとは、例えば一斉呼び出しエリア内や、個別のセルカバリッジを指す。無線通信装置のコントローラ14は、時間経過によって情報が変更された場合に、制御情報をコントローラ14に接続されている制御線を介して、他のコントローラ14に伝達してやることで、無線通信端末内の信号の伝送量を削減することができる。
【0052】
また、制御情報は、タイムスタンプによってバージョンの管理をすることで、常に有用な情報を選別することが可能となるのは言うまでもない。
【0053】
次に、制御メッセージの具体的な伝達方法の例を示す。図4はPHSにおける着呼時の制御シーケンスの例を示している。図4のシーケンスは、ARIBの規格書であるRCR STD−28に記載されており、詳細な説明は省略する。これらの制御信号のやり取りを経て、通信が確立される。
【0054】
次に、発信の規制に関する制御情報について述べる。電気通信事業者は、電気通信事業法第8条で、重要通信を優先的に取り扱わなければならないと定めている。この場合必要があるときには、基地局は、一般端末の発信を規制する信号を送信することが出来る。
【0055】
発信の規制は、例えば、PHSシステムでは、システム情報報知メッセージの第5、第6オクテット、PDCシステムでは、報知情報メッセージの第4〜第6オクテット、CDMAシステムでは、アクセスパラメータメッセージのPSIST、MSGPSISTにより要求される。この規制メッセージによって、例えばPDCシステムの場合には、一般端末に対するアクセス、優先端末に対するアクセス、他ゾーンアクセス制御、自ゾーンアクセス、アクセス周期などが基地局主導で規制される。
【0056】
図5は図1の無線通信端末のセルカバリッジを示す図である。図示のように、ソフトウェア無線機1で作り込まれる簡易無線機のセルカバリッジ33は、携帯電話3のセルカバリッジ34に比べて非常に狭く、スポットエリアである。この種のスポットエリアは、例えば、列車内、駅の改札口付近及び専用自動車道路の料金所付近などに設けられる。
【0057】
各種の情報を提供するサービスプロバイダは、スポットエリア内で高速な信号伝送を行い、簡易無線機を所有するユーザに、所望の情報(例えばコンテンツ配信や情報配信などのサービス)を提供する。
【0058】
ところが、スポットエリアは狭いため、携帯電話3などの広域性をもつ無線システムとの連携によって、情報配信サービスにおけるサービス品質を向上させることができる。
【0059】
携帯電話3は、その信号伝送速度が数kbps〜数百kbpsに限られるものの、そのサービスエリアの広さのために広く普及している。
【0060】
一般に、携帯電話3は、全国規模でサービスを展開している。例えば、ユーザは、携帯電話3を用いて予め所望の情報のリストプロバイダに申告しておき、スポットエリアを通過した場合、あるいは立ち寄ったときに、所望の情報を取得する。このように、携帯電話3と簡易無線機とを組み合わせることにより、予約サービスを提供でき、ユーザの利便性を向上できる。
【0061】
ユーザは、スポットエリアでは、電波利用に関する法的規制が比較的緩やかな簡易無線機を利用することができる。スポットエリアでの情報配信サービスでは、スポットエリアの数を増やすほど、ユーザがスポットエリアを通過する確率が上昇するため、より魅力的なサービスを提供することができる。
【0062】
図6は図1の無線通信端末を利用した無線通信システムの一例を示す図である。図示のように、スポットエリア51でサービスを提供するサービスプロバイダのサーバ52は、有線でバックボーンネットワーク53と接続されている。このサーバ52は、ユーザが所持する無線通信端末1と通信を行う基地局54との間で無線通信を行うことができる。
【0063】
図6の無線通信システムの場合、ユーザは、移動中にスポットエリアに到達すると、簡易無線機によりサービスプロバイダのサービスを受けられるとともに、スポットエリア外でも、携帯電話3により同様のサービスを受けられる。
【0064】
複数設けられたスポットで使用される簡易無線機は、どのような仕様であっても構わない。簡易無線機の機能は、スポットエリアで情報配信サービスを行うサービスプロバイダが任意に決めることができる。
【0065】
ところが、ユーザの立場からすると、情報配信サービスで使用される簡易無線機の規格がまちまちであると、ユーザが所有する簡易無線機に対応したスポットエリアでしかサービスを受けられず、ユーザの利便性を著しく損ねてしまう。
【0066】
ソフトウェア無線機1は、DSPや機能の変更が容易なハードウェアにより無線信号処理を行うことにより、任意の簡易無線機を実現可能であるが、自由度が高い分、回路規模が大きくなり、価格も高くなるおそれがある。
【0067】
このような理由から、図1に示すように、ソフトウェア無線機1と携帯電話3を組み合わせて無線通信端末を構成することが多い。
【0068】
携帯電話3の事業者とスポットエリアにおける情報配信サービスプロバイダとは、一般に別業者である。スポットエリアにおける情報配信サービスプロバイダは、携帯電話3を利用することで広域性を確保し、サービス品質の向上を図っている。
【0069】
ところが、サービスプロバイダは、ユーザが契約している携帯電話3を利用しているだけであり、携帯電話3の事業者にとってはサービスプロバイダ自身が一ユーザにすぎない。したがって、携帯電話3の事業者の都合によって、上述した発信規制が行われることがある。
【0070】
このような発信規制は、携帯電話3と簡易無線機を併用して情報提供を行っているサービスプロバイダにとっては、情報提供のための制御がうまく機能しなくなる原因になり、スポットエリアにおける情報配信サービスの質を低下させるおそれがある。
【0071】
そこで、図1の無線通信端末では、携帯電話3が発信規制を受けたことを、制御信号線L1を介してソフトウェア無線機1に通知し、スポットエリアでのサービスの提供を継続して受けるか否かをソフトウェア無線機1自身で判断するようにしている。
【0072】
これにより、通信サービスの質が低下したり、周囲に不要な電波を送信するおそれがある場合には、ソフトウェア無線機1からの電波送信を規制することができ、通信サービスの質を向上できる。
【0073】
(第2の実施形態)
図7は本発明に係る無線通信端末の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図7では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0074】
図7の無線通信端末は、携帯電話3とソフトウェア無線機1の他に、既存の簡易無線機35を備えている。簡易無線機35は例えばBluetooth機器であり、ソフトウェア無線機1によって作り込まれる簡易無線機35は例えば無線LANシステムである。
【0075】
図7の簡易無線機35は、簡易無線機35全体を制御するコントローラ36と無線部37とを有する。このコントローラ36と、携帯電話3内のコントローラ16と、ソフトウェア無線機1内のコントローラ14とは、共通の制御信号線L1に接続されている。この制御信号線L1は、例えば、携帯電話3が発信規制を受けたことを示す信号などの制御信号をソフトウェア無線機1と簡易無線機35に通知するために用いられる。
【0076】
図8は図7の具体例を示す無線通信端末のブロック図であり、携帯電話としてCDMA携帯電話3aを用い、簡易無線機としてBluetooth機器35aを用いる例を示している。
【0077】
図9は図7の無線通信端末のセルカバリッジを示す図である。図示のように、携帯電話3のセルカバリッジ34が最も広く、その内部に簡易無線機35のセルカバリッジ33が含まれ、さらにその内部にソフトウェア無線機1で作り込まれる簡易無線機35のセルカバリッジであるスポットエリア38が含まれる。
【0078】
セルカバリッジ33では、スポットエリア38で用いられる簡易無線機35をソフトウェア無線機1で作り込むのに必要な情報が伝送される。
【0079】
なお、簡易無線機35のセルカバリッジ33は、図10に示すように、スポットエリア38に併設していてもよい。この場合、スポットエリア38で用いられる簡易無線機35を持たないユーザのみが簡易無線機35のセルカバリッジ33に立ち寄ればよくなる。
【0080】
例えば、駅などに配置されたスポットエリアの場合、毎日の通勤でそのスポットエリアを利用するユーザは、そのスポットエリアで使用可能な簡易無線機35をソフトウェア無線機1で作り込んでいる。一方、出張などにより、初めてそのスポットエリアを利用するユーザは、そのスポットエリアで使用可能な簡易無線機35を持っていない。
【0081】
サービスプロバイダは、アクセスしてきたユーザに対する認証手続などの個人情報を必要とする。このためには、携帯電話3などで用いられるローミングサービスを行えばよい。すなわち、サービスプロバイダは、携帯電話3や簡易無線機35を使用して通信を行うことで取得したユーザ端末の識別番号を利用して、ネットワークを介してユーザが登録されているサーバに問い合わせ、訪れたユーザの個人情報を取得する。
【0082】
このように、第2の実施形態では、ソフトウェア無線機1以外に、携帯電話3と簡易無線機35を設け、それぞれが有するコントローラ16,36を制御信号線L1で接続するため、携帯電話3が発信規制を受けたことを簡易無線機35やソフトウェア無線機1に通知でき、簡易無線機35やソフトウェア無線機1が携帯電話3の発信規制による影響を受けなくなり、通信サービスの質を向上できる。
【0083】
また、スポットエリアで提供される通信サービスにソフトウェア無線機1が対応していない場合でも、簡易無線機35や携帯電話3を利用して認証を行うことで、スポットエリアでの通信サービスを受けられるようになり、ユーザの利便性が向上する。
【0084】
図11は図7の無線通信端末を利用した無線通信システムの一例を示す図である。図11の無線通信システムは、それぞれ異なるサービスプロバイダがサービスを提供する複数のスポットエリア51を有する。ユーザは、これらのスポットエリア51を渡り歩きながら、それぞれ異なるサービスプロバイダが提供するサービスを受けることができる。
【0085】
なお、上述したスポットエリアでの通信サービスは、PDA等と連携させることにより、さらに威力を発揮する。
【0086】
(第3の実施形態)
図12は本発明に係る無線通信端末の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図12では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0087】
図12の無線通信端末は、ソフトウェア無線機1により携帯電話3を作り込んでおり、簡易無線機35は既存のものを用いている。そして、ソフトウェア無線機1内のコントローラ14と簡易無線機35内のコントローラ14とを制御信号線L1で接続している。この制御信号線L1は、例えば携帯電話3により発信規制が行われたことを簡易無線機35に通知するために用いられる。
【0088】
図12のような構成により、ソフトウェア無線機1で作り込んだ携帯電話3の発信規制による影響を簡易無線機35が受けなくなり、通信サービスの質を向上できる。
【0089】
(第4の実施形態)
図13は本発明に係る無線通信端末の第4の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図13では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0090】
ソフトウェア無線機1は、ハードウェアをそのまま利用して、複数の無線システムに対応できるという特徴があるが、汎用性を高めるには、リソース部12の交換や追加ができるようにするのが望ましい。このため、図13の無線通信端末は、ソフトウェア無線機1の機能を拡張するための拡張モジュール39と、ソフトウェア無線機1及び拡張モジュール39の間で信号の送受を行うインタフェース部40を備えている。
【0091】
拡張モジュール39は、ソフトウェア無線機1と略同様に構成されており、無線部41と、リソース部42と、リソースコントローラ43と、コントローラ44と、記憶部45と、アンテナ46とを有する。
【0092】
なお、拡張モジュール39の内部構成は、図13に図示されたものに限定されない。例えば、無線部41やアンテナ46はなくても構わない。また、ソフトウェア無線機1に接続される拡張モジュール39の数は一つに限定されず、複数の拡張モジュール39が接続されてもよい。
【0093】
ソフトウェア無線機1内のリソース部12と拡張モジュール39内のリソース部42とは互いに信号を送受可能であり、また、ソフトウェア無線機1内のコントローラ14と拡張モジュール39内のコントローラ44とは制御信号線L1で互いに接続されている。
【0094】
この制御信号線L1は、例えばソフトウェア無線機1で作り込まれる携帯電話3が発信規制を受けたことを拡張モジュール39に通知するために用いられる。
【0095】
なお、図13において点線で示したように、ソフトウェア無線機1に既存の簡易無線機35を接続してもよい。この場合、簡易無線機35内のコントローラ14にも上記の制御信号線L1を接続すれば、簡易無線機35が携帯電話3の発信規制による影響を受けなくなる。
【0096】
(第5の実施形態)
図14は本発明に係る無線通信端末の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図14では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0097】
図14の無線通信端末は、複数のソフトウェア無線機1,1aを備え、ソフトウェア無線機1だけで無線通信端末を構成している。例えば、一方のソフトウェア無線機1に携帯電話3を作り込み、他方のソフトウェア無線機1aに簡易無線機35を作り込み、両ソフトウェア無線機1,1aのコントローラ14,14a同士を制御信号線L1で接続している。
【0098】
図14のような構成により、携帯電話3で発信規制が行われたことを、制御信号線L1を介して他方のソフトウェア無線機1aに通知することができ、携帯電話3の発信規制による影響が他のソフトウェア無線機1aに及ばなくなるため、通信サービスの質を向上できる。
【0099】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、無線通信端末内に設けられる複数の無線機の各制御部を制御信号線で接続するため、一方の無線機が発信規制を受けたことを他の無線機に通知でき、一方の無線機の発信規制による影響が他の無線機に及ばなくなり、通信サービスの質向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信端末の第1の実施形態の概略構成を示す図。
【図2】リソース部12の内部構成の一例を示すブロック図。
【図3】PHSシステムにおけるリンクチャネル割り当て拒否メッセージのフォーマットの一例を示す図。
【図4】PHSにおける着呼時の制御シーケンスの例を示す図。
【図5】図1の無線通信端末のセルカバリッジを示す図。
【図6】図1の無線通信端末を利用した無線通信システムの一例を示す図。
【図7】本発明に係る無線通信端末の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図8】図7の具体例を示す無線通信端末のブロック図。
【図9】図7の無線通信端末のセルカバリッジを示す図。
【図10】図7の無線通信端末のセルカバリッジの変形例を示す図。
【図11】図7の無線通信端末を利用した無線通信システムの一例を示す図。
【図12】本発明に係る無線通信端末の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図13】本発明に係る無線通信端末の第4の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図14】本発明に係る無線通信端末の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 ソフトウェア無線機
2,4 アンテナ
3 携帯電話
5 表示装置&入力装置

Claims (9)

  1. 無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有するリソース部と、前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行うリソース制御部と、前記第1無線部、前記リソース部及び前記リソース制御部を制御する第1制御部と、を有するソフトウェア無線機と、
    所定の技術基準適合認定によって許可され、無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部を制御する第2制御部と、を有するセルラー方式無線機と、
    通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1及び第2制御部間で伝送する制御信号線と、を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記制御信号線は、前記セルラー方式無線機が発信規制を受けたことを示す前記制御信号を前記第2制御部から前記第1制御部に伝送することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有するリソース部と、前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行うリソース制御部と、前記第1無線部、前記リソース部及び前記リソース制御部を制御する第1制御部と、を有するソフトウェア無線機と、
    所定の技術基準適合証明によって許可され、無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部を制御する第2制御部と、を有する簡易無線機と、
    通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1及び第2制御部間で伝送する制御信号線と、を備えることを特徴とする無線通信端末。
  4. 前記ソフトウェア無線機は、セルラー方式無線機を作り込んでおり、
    前記制御信号線は、前記ソフトウェア無線機が発信規制を受けたことを示す前記制御信号を前記第1制御部から前記第2制御部に伝送することを特徴とする請求項3に記載の無線通信端末。
  5. 無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有するリソース部と、前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行うリソース制御部と、前記第1無線部、前記リソース部及び前記リソース制御部を制御する第1制御部と、を有するソフトウェア無線機と、
    所定の技術基準適合認定によって許可され、無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部を制御する第2制御部と、を有する第1無線機と、
    所定の技術基準適合証明によって許可され、無線信号を送受信する第3無線部と、前記第3無線部を制御する第3制御部と、を有する第2無線機と、
    通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1、第2及び第3の制御部間で伝送する制御信号線と、を備えることを特徴とする無線通信端末。
  6. 前記第1無線機は、セルラー方式無線機であり、
    前記第2無線機は、簡易無線機であり、
    前記制御信号線は、前記第1無線機が発信規制を受けたことを示す前記制御信号を前記第2制御部から前記第1及び第3制御部に伝送することを特徴とする請求項5に記載の無線通信端末。
  7. 無線信号を送受信する第1無線部と、前記第1無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有する第1リソース部と、前記第1リソース部の前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行う第1リソース制御部と、前記第1無線部、前記第1リソース部及び前記第1リソース制御部を制御する第1制御部と、を有する第1ソフトウェア無線機と、
    無線信号を送受信する第2無線部と、前記第2無線部で送受信される無線信号の信号処理内容を再定義可能な再定義可能部と再定義不可能な再定義不可能部とを有する第2リソース部と、前記第2リソース部の前記再定義可能部に信号処理内容を再定義する制御を行う第2リソース制御部と、前記第2無線部、前記第2リソース部及び前記第2リソース制御部を制御する第2制御部と、を有する第2ソフトウェア無線機と、
    通信を確立するのに必要な制御信号を前記第1及び第2制御部間で伝送する制御信号線と、を備えることを特徴とする無線通信端末。
  8. 前記第1ソフトウェア無線機は、所定の技術基準適合認定によって許可されたセルラー方式無線機であり、
    前記第2ソフトウェア無線機は、所定の技術基準適合証明によって許可された簡易無線機であり、
    前記制御信号線は、前記第1ソフトウェア無線機が発信規制を受けたことを示す前記制御信号を前記第1制御部から前記第2制御部に伝送することを特徴とする請求項7に記載の無線通信端末。
  9. 前記第1及び第2のソフトウェア無線機同士で、前記制御信号を含んで互いに信号の送受を行うインタフェース回路を備え、
    前記第2ソフトウェア無線機は、前記第1ソフトウェア無線機に着脱可能に接続され、前記インタフェース回路を介して、前記第1及び第2リソース部同士で信号処理内容を送受することを特徴とする請求項7または8に記載の無線通信端末。
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