JP2004127644A - カメラモジュールの取付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】主回路基板とカメラモジュールとの接続に要する部品の削減を図る。
【解決手段】主回路基板1に垂直接続型基板対基板接続コネクタのソケット6aを取付け、CMOSカメラモジュール7の基板に基板対基板接続コネクタのプラグ6bを取付け、基板対基板接続コネクタを介して主回路基板1にCMOSカメラモジュール7を接続する。CMOSカメラモジュールを主回路基板1へ直接取付けるので、ハーネスやCMOSカメラモジュール取付けネジが不要となる。
【選択図】 図2
【解決手段】主回路基板1に垂直接続型基板対基板接続コネクタのソケット6aを取付け、CMOSカメラモジュール7の基板に基板対基板接続コネクタのプラグ6bを取付け、基板対基板接続コネクタを介して主回路基板1にCMOSカメラモジュール7を接続する。CMOSカメラモジュールを主回路基板1へ直接取付けるので、ハーネスやCMOSカメラモジュール取付けネジが不要となる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カメラモジュールの取付け方法に関するものであり、特に、部品点数の削減を図ったカメラモジュールの取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像通信端末などにCMOSカメラモジュールを組込むにあたって、従来は筐体内に形成した取付け座にCMOSカメラモジュールをネジ止めし、同じく筐体内の回路基板とCMOSカメラモジュールとをFPC(フレキシブルプリント基板)またはFFC(フレキシブルフラットケーブル)などのハーネスで接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、CMOSカメラモジュールを筐体へネジ止めし、回路基板とCMOSカメラモジュールとをハーネスで接続しているが、FPCやFFC及び取付けネジのコストがかかるという問題がある。そこで、CMOSカメラモジュールの取付けにかかるコストを節減するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、主回路基板に垂直接続型基板対基板接続コネクタのソケットを取付け、カメラモジュールの基板に前記基板対基板接続コネクタのプラグを取付け、基板対基板接続コネクタを介して主回路基板にカメラモジュールを直接接続するカメラモジュールの取付け方法を提供するものである。
【0005】
また、前記主回路基板のカメラモジュール取付け用ソケットの近傍に位置決め穴を設け、カメラの筐体の内部に前記位置決め穴に対応する位置決めピンを設けて、筐体に対するカメラモジュールの位置決めを行うカメラモジュールの取付け方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図に従って詳述する。図1は、パーソナルネットワークカメラの第一回路基板1と第二回路基板2を示し、それぞれ相手側に対向する面を示している。二枚の回路基板1, 2は両面銅張印刷配線板であって、図示は省略するが両面にLSIやトランジスタ、コンデンサや抵抗などのチップ部品が搭載され、基板のエッジには電源コネクタや各種の入出力コネクタなどが配置される。
【0007】
第一回路基板1には基板対基板接続コネクタのソケット3a, 4aが取付けられており、第二回路基板2には基板対基板接続コネクタのプラグ3b, 4bが取付けられている。ソケット3aとプラグ3bとからなる基板対基板接続コネクタ3は、例えば50ピンの平行接続型コネクタである。ソケット4aとプラグ4bとからなる基板対基板接続コネクタ4は、例えば8ピンのずれ吸収型コネクタであって、回路基板へ半田付けされる端子部に対して嵌合部が変位できる公知のずれ吸収構造となっている。したがって、基板対基板接続コネクタ3のソケット3aとプラグ3bを嵌合させたときに、基板対基板接続コネクタ4のソケット4aとプラグ4bの相互の位置関係にずれが生じている場合であっても位置ずれが吸収されてソケット4aとプラグ4bが正常に嵌合する。
【0008】
5はプラスティック製のスペーサであり、左右両面にくさび形のスナップロック爪5a, 5bが設けられていて、回路基板に形成した穴にスナップロック爪5a, 5bを押し込めば、穴にスナップロック爪5a, 5bが係合して回路基板とスペーサが結合される。
【0009】
第一回路基板1には、垂直接続型の基板対基板接続コネクタ6のソケット6aが取付けられていて、図2に示すように基板対基板接続コネクタ6のプラグ6b を取付けたCMOSカメラモジュール7をソケット6aに直接装着するようにしている。
【0010】
図3は、第一回路基板1と第二回路基板2を接続した状態を示し、予め第一回路基板1にスペーサ5とCMOSカメラモジュール7を取付け、図1に示した面を対向させて基板対基板接続コネクタ3, 4のソケット3a, 4aとプラグ3b, 4bを位置合わせし、スペーサ5のスナップロック爪5bを第二回路基板2の穴2aに合わせて第一回路基板1と第二回路基板2を挟圧すれば、ソケット3a, 4aとプラグ3b, 4bとが嵌合するとともに、スペーサ5のスナップロック爪5bが第二回路基板2の穴2aに係合して二枚の回路基板1, 2が接続される。接続した二枚の回路基板1, 2は、エッジに形成したネジ穴8を用いて図4に示す筐体9のボス10へネジ止めする。
【0011】
斯くして、本発明は、前記垂直接続型の基板対基板接続コネクタ6を介して第一回路基板1にCMOSカメラモジュール7を直接接続するので、従来例のFPCやFFCなどのハーネスが不要となり、省スペース化が可能となり、且つ、FPCやFFCなどのハーネスや取付けネジにかかる費用も削減できる。
【0012】
又、筐体9には、CMOSカメラモジュール取付け用のソケット6aの近傍に基板位置決めピン11を設けてあり、図1(a)に示すように第一回路基板1のソケット6aの近傍に形成したピン穴12へ基板位置決めピン11を挿入することにより、筐体9に対するCMOSカメラモジュール7の取付け位置が正確に位置決めされ、これによって、CMOSカメラモジュールを筐体へネジ止めする従来の取付け方法に劣らない取付け精度が得られる。
【0013】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、主回路基板に垂直接続型基板対基板接続コネクタのソケットを取付け、カメラモジュールの基板に前記基板対基板接続コネクタのプラグを取付け、基板対基板接続コネクタを介して主回路基板にカメラモジュールを直接接続するので、従来例の如く、カメラモジュールと回路基板の接続にFPCやFFCなどのハーネスを使用する必要がなく、前記垂直接続型基板対基板接続コネクタによってカメラモジュールを接続することにより省スペース化され、FPCやFFCなどのハーネスや取付けネジにかかる費用も削減できる。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、前記主回路基板のカメラモジュール取付け用ソケットの近傍に位置決め穴を設け、カメラの筐体の内部に前記位置決め穴に対応する位置決めピンを設けて、筐体に対するカメラモジュールの位置決めを行うので、請求項1記載の発明の効果に加え、筐体に対するカメラモジュールの取付け位置が正確に位置決めされ、カメラモジュールを筐体へネジ止めする従来の取付け方法に劣らない取付け精度が得られる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)はパーソナルネットワークカメラの第一回路基板の平面図、(b)は第二回路基板の平面図である。
【図2】第一回路基板へのCMOSカメラモジュールの取付け手段を示す斜視図。
【図3】第一回路基板と第二回路基板を接続した状態の正面図。
【図4】パーソナルネットワークカメラの筐体の内面図。
【符号の説明】
1 第一回路基板
2 第二回路基板
3 基板対基板接続コネクタ
3a ソケット
3b プラグ
4 基板対基板接続コネクタ
4a ソケット
4b プラグ
5 スペーサ
5a, 5b スナップロック爪
6 垂直接続型基板対基板接続コネクタ
6a ソケット
6b プラグ
7 CMOSカメラモジュール
8 ネジ穴
9 筐体
10 ボス
11 基板位置決めピン
12 ピン穴
【発明の属する技術分野】
この発明は、カメラモジュールの取付け方法に関するものであり、特に、部品点数の削減を図ったカメラモジュールの取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像通信端末などにCMOSカメラモジュールを組込むにあたって、従来は筐体内に形成した取付け座にCMOSカメラモジュールをネジ止めし、同じく筐体内の回路基板とCMOSカメラモジュールとをFPC(フレキシブルプリント基板)またはFFC(フレキシブルフラットケーブル)などのハーネスで接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、CMOSカメラモジュールを筐体へネジ止めし、回路基板とCMOSカメラモジュールとをハーネスで接続しているが、FPCやFFC及び取付けネジのコストがかかるという問題がある。そこで、CMOSカメラモジュールの取付けにかかるコストを節減するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、主回路基板に垂直接続型基板対基板接続コネクタのソケットを取付け、カメラモジュールの基板に前記基板対基板接続コネクタのプラグを取付け、基板対基板接続コネクタを介して主回路基板にカメラモジュールを直接接続するカメラモジュールの取付け方法を提供するものである。
【0005】
また、前記主回路基板のカメラモジュール取付け用ソケットの近傍に位置決め穴を設け、カメラの筐体の内部に前記位置決め穴に対応する位置決めピンを設けて、筐体に対するカメラモジュールの位置決めを行うカメラモジュールの取付け方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図に従って詳述する。図1は、パーソナルネットワークカメラの第一回路基板1と第二回路基板2を示し、それぞれ相手側に対向する面を示している。二枚の回路基板1, 2は両面銅張印刷配線板であって、図示は省略するが両面にLSIやトランジスタ、コンデンサや抵抗などのチップ部品が搭載され、基板のエッジには電源コネクタや各種の入出力コネクタなどが配置される。
【0007】
第一回路基板1には基板対基板接続コネクタのソケット3a, 4aが取付けられており、第二回路基板2には基板対基板接続コネクタのプラグ3b, 4bが取付けられている。ソケット3aとプラグ3bとからなる基板対基板接続コネクタ3は、例えば50ピンの平行接続型コネクタである。ソケット4aとプラグ4bとからなる基板対基板接続コネクタ4は、例えば8ピンのずれ吸収型コネクタであって、回路基板へ半田付けされる端子部に対して嵌合部が変位できる公知のずれ吸収構造となっている。したがって、基板対基板接続コネクタ3のソケット3aとプラグ3bを嵌合させたときに、基板対基板接続コネクタ4のソケット4aとプラグ4bの相互の位置関係にずれが生じている場合であっても位置ずれが吸収されてソケット4aとプラグ4bが正常に嵌合する。
【0008】
5はプラスティック製のスペーサであり、左右両面にくさび形のスナップロック爪5a, 5bが設けられていて、回路基板に形成した穴にスナップロック爪5a, 5bを押し込めば、穴にスナップロック爪5a, 5bが係合して回路基板とスペーサが結合される。
【0009】
第一回路基板1には、垂直接続型の基板対基板接続コネクタ6のソケット6aが取付けられていて、図2に示すように基板対基板接続コネクタ6のプラグ6b を取付けたCMOSカメラモジュール7をソケット6aに直接装着するようにしている。
【0010】
図3は、第一回路基板1と第二回路基板2を接続した状態を示し、予め第一回路基板1にスペーサ5とCMOSカメラモジュール7を取付け、図1に示した面を対向させて基板対基板接続コネクタ3, 4のソケット3a, 4aとプラグ3b, 4bを位置合わせし、スペーサ5のスナップロック爪5bを第二回路基板2の穴2aに合わせて第一回路基板1と第二回路基板2を挟圧すれば、ソケット3a, 4aとプラグ3b, 4bとが嵌合するとともに、スペーサ5のスナップロック爪5bが第二回路基板2の穴2aに係合して二枚の回路基板1, 2が接続される。接続した二枚の回路基板1, 2は、エッジに形成したネジ穴8を用いて図4に示す筐体9のボス10へネジ止めする。
【0011】
斯くして、本発明は、前記垂直接続型の基板対基板接続コネクタ6を介して第一回路基板1にCMOSカメラモジュール7を直接接続するので、従来例のFPCやFFCなどのハーネスが不要となり、省スペース化が可能となり、且つ、FPCやFFCなどのハーネスや取付けネジにかかる費用も削減できる。
【0012】
又、筐体9には、CMOSカメラモジュール取付け用のソケット6aの近傍に基板位置決めピン11を設けてあり、図1(a)に示すように第一回路基板1のソケット6aの近傍に形成したピン穴12へ基板位置決めピン11を挿入することにより、筐体9に対するCMOSカメラモジュール7の取付け位置が正確に位置決めされ、これによって、CMOSカメラモジュールを筐体へネジ止めする従来の取付け方法に劣らない取付け精度が得られる。
【0013】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、主回路基板に垂直接続型基板対基板接続コネクタのソケットを取付け、カメラモジュールの基板に前記基板対基板接続コネクタのプラグを取付け、基板対基板接続コネクタを介して主回路基板にカメラモジュールを直接接続するので、従来例の如く、カメラモジュールと回路基板の接続にFPCやFFCなどのハーネスを使用する必要がなく、前記垂直接続型基板対基板接続コネクタによってカメラモジュールを接続することにより省スペース化され、FPCやFFCなどのハーネスや取付けネジにかかる費用も削減できる。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、前記主回路基板のカメラモジュール取付け用ソケットの近傍に位置決め穴を設け、カメラの筐体の内部に前記位置決め穴に対応する位置決めピンを設けて、筐体に対するカメラモジュールの位置決めを行うので、請求項1記載の発明の効果に加え、筐体に対するカメラモジュールの取付け位置が正確に位置決めされ、カメラモジュールを筐体へネジ止めする従来の取付け方法に劣らない取付け精度が得られる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)はパーソナルネットワークカメラの第一回路基板の平面図、(b)は第二回路基板の平面図である。
【図2】第一回路基板へのCMOSカメラモジュールの取付け手段を示す斜視図。
【図3】第一回路基板と第二回路基板を接続した状態の正面図。
【図4】パーソナルネットワークカメラの筐体の内面図。
【符号の説明】
1 第一回路基板
2 第二回路基板
3 基板対基板接続コネクタ
3a ソケット
3b プラグ
4 基板対基板接続コネクタ
4a ソケット
4b プラグ
5 スペーサ
5a, 5b スナップロック爪
6 垂直接続型基板対基板接続コネクタ
6a ソケット
6b プラグ
7 CMOSカメラモジュール
8 ネジ穴
9 筐体
10 ボス
11 基板位置決めピン
12 ピン穴
Claims (2)
- 主回路基板に垂直接続型基板対基板接続コネクタのソケットを取付け、カメラモジュールの基板に前記基板対基板接続コネクタのプラグを取付け、基板対基板接続コネクタを介して主回路基板にカメラモジュールを直接接続するカメラモジュールの取付け方法。
- 前記主回路基板のカメラモジュール取付け用ソケットの近傍に位置決め穴を設け、カメラの筐体の内部に前記位置決め穴に対応する位置決めピンを設けて、筐体に対するカメラモジュールの位置決めを行う請求項1記載のカメラモジュールの取付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002288469A JP2004127644A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | カメラモジュールの取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002288469A JP2004127644A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | カメラモジュールの取付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004127644A true JP2004127644A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32280955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002288469A Withdrawn JP2004127644A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | カメラモジュールの取付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004127644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120224238A1 (en) * | 2011-03-03 | 2012-09-06 | Shirai Nobuhiro | Substrate fastening structure, optical scanning device, and image forming apparatus |
-
2002
- 2002-10-01 JP JP2002288469A patent/JP2004127644A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120224238A1 (en) * | 2011-03-03 | 2012-09-06 | Shirai Nobuhiro | Substrate fastening structure, optical scanning device, and image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050926 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070601 |