JP2004126919A - 紙葉類識別装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な搬送構成を必要とせず、大型のメモリおよび高性能なCPUを必要としない紙葉類識別装置および方法を提供する。
【解決手段】搬送部3が紙葉類1を搬送する際に、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6に到達すると、搬送制御部4は予め設定された挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始し、紙葉類1の挿入形態判定位置が撮像センサ6に到達すると、撮像センサ6が紙葉類1を撮像し、撮像した画像データに基づき、紙葉類1の挿入形態および種類を判定し、判定された紙葉類1の挿入形態および種類に基づいて紙葉類10の紙葉類特徴抽出位置を決定すると、搬送制御部4は紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始し、紙葉類1の紙葉類特徴抽出位置が撮像センサ6に到達すると、撮像センサ6が紙葉類1を撮像し、撮像した画像データに基づき、紙葉類1の真偽を判定する。
【選択図】 図1
【解決手段】搬送部3が紙葉類1を搬送する際に、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6に到達すると、搬送制御部4は予め設定された挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始し、紙葉類1の挿入形態判定位置が撮像センサ6に到達すると、撮像センサ6が紙葉類1を撮像し、撮像した画像データに基づき、紙葉類1の挿入形態および種類を判定し、判定された紙葉類1の挿入形態および種類に基づいて紙葉類10の紙葉類特徴抽出位置を決定すると、搬送制御部4は紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始し、紙葉類1の紙葉類特徴抽出位置が撮像センサ6に到達すると、撮像センサ6が紙葉類1を撮像し、撮像した画像データに基づき、紙葉類1の真偽を判定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類識別装置および方法に関し、特に、紙葉類の特徴の抽出を画像にて抽出して紙葉類の真偽の判定を行う紙葉類識別装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙葉類の挿入方向を定めずに、挿入された紙葉類の真偽の判定を行う従来の紙葉類識別装置について、図7を参照して説明する。
【0003】
図7(a)に示すように、搬送部3は挿入された紙葉類1を図の矢印方向に搬送し、撮像センサ6が通過する紙葉類1を撮像する。ただし、紙葉類1の挿入方向を定めていないため、紙葉類1が挿入される形態は4種類(紙葉類1の表側の左端から挿入、紙葉類1の表側の右端から挿入、紙葉類1の裏側の左端から挿入、紙葉類1の裏側の右端から挿入)あり、紙葉類1の特徴を抽出する前に、どのような形態で挿入されたかを判定しなければならない。
【0004】
そこで、図7(b)に示すように、撮像センサ6に対して紙葉類1を一度通過させ、撮像センサ6が撮像した紙葉類1全体の画像データに基づき、紙葉類1の挿入形態を判定した後、搬送部は紙葉類1の搬送方向を逆転し、再び撮像センサ6に対して紙葉類1を通過させる。
【0005】
そして、図7(c)に示すように、紙葉類1の通過により判定した紙葉類の挿入形態に基づいて紙葉類1の特徴抽出部分を決定し、紙葉類1を逆搬送させて紙葉類1の特徴抽出部分が撮像センサの位置に到達すると、撮像センサ6は特徴抽出部分の撮像を開始し、撮像した特徴抽出部分の画像データに基づいて紙葉類1の真偽の識別を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、撮像センサに対して一度通過した紙葉類を逆搬送させるため、搬送機構および搬送制御が複雑になることで、搬送構成が複雑になるとともに、撮像センサが撮像する画像データの量が非常に多くなってしまい、大型のメモリおよび高性能なCPUが必要となることで、装置全体のコストが増大するという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、複雑な搬送構成を必要とせず、大型のメモリおよび高性能なCPUを必要としない紙葉類識別装置および方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、搬送路の所定の位置に配置された撮像センサに紙葉類が到来した際に、該撮像センサは前記紙葉類の先頭部から所定距離離間した挿入形態判定領域を撮像し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づき、前記紙葉類の挿入形態および種類を判定し、該判定した紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定し、前記紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達すると、該撮像センサは該紙葉類真偽識別領域を撮像し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づき、前記紙葉類の真偽を識別することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記搬送路の前記撮像センサの配置位置から上流側に離間した位置に配置された紙葉類検知センサにより前記紙葉類の先頭部の到来を検知し、前記紙葉類検知センサの検知に同期して前記撮像センサが撮像を開始し、前記撮像センサが撮像した画像データに基づき、前記紙葉類の先頭部が該撮像センサに到達するのを検出し、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達した際に、該撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記所定距離搬送された際に、該紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、前記撮像センサが撮像を開始し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定する際に、前記紙葉類の挿入形態判定領域から紙葉類真偽識別領域までの距離を決定し、前記紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記距離搬送された際に、該紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、該撮像センサが撮像を開始し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0012】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記撮像センサが駆動可能である場合、該撮像センサを挿入形態判定領域および紙葉類真偽識別領域に移動させる制御を行うことを特徴とする。
【0013】
また、請求項6の発明は、紙葉類を識別する紙葉類識別装置において、前記紙葉類を搬送する搬送路の所定の位置に配置され、該紙葉類の画像データを取得する撮像センサと、前記撮像センサに前記紙葉類が到来した際に、該撮像センサは前記紙葉類の先頭部から所定距離離間した挿入形態判定領域を撮像し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定する紙葉類判定手段と、前記紙葉類挿入形態判定手段および前記紙葉類種類判定手段により判定された紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定し、前記紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達すると、該撮像センサは該紙葉類真偽識別領域を撮像し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別する紙葉類真偽識別手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記搬送路の前記撮像センサの配置位置から上流側に離間した位置に配置され、前記紙葉類の先頭部の到来を検知する紙葉類検知センサを更に具備し、前記撮像センサは前記紙葉類検知センサの検知に同期して撮像を開始し、前記撮像センサが撮像した画像データに基づき、前記紙葉類の先頭部が該撮像センサに到達するのを検出し、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達した際に、該撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0015】
また、請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記紙葉類判定手段は、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記所定距離搬送された際に、該紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、前記撮像センサが撮像を開始し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0016】
また、請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記紙葉類真偽識別手段は、前記紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定する際に、前記紙葉類の挿入形態判定領域から紙葉類真偽識別領域までの距離を決定し、前記紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記距離搬送された際に、該紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、該撮像センサが撮像を開始し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0017】
また、請求項10の発明は、請求項6の発明において、前記撮像センサを駆動させ、該撮像センサを挿入形態判定領域および紙葉類真偽識別領域に移動させる制御を行う撮像センサ駆動制御手段を更に具備することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる紙葉類識別装置および方法の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
本発明に係わる紙葉類識別装置の第1の実施例を説明する。
【0020】
図1は、第1の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0021】
図1に示すように、紙葉類識別装置は、紙葉類識別装置全体の制御を行う主制御部2、紙葉類1を搬送する搬送部3、搬送部3の制御を行う搬送制御部4、紙葉類1の到来を検知する入口センサ5、撮像することで画像データを取得する撮像センサ6、画像データを記憶する画像データメモリ部7、紙葉類1の挿入形態を判定する紙葉類挿入形態判定部8、紙葉類1の種類(例えば、紙幣の場合では金種)を判定する紙葉類種類判定部9、紙葉類1の挿入形態および種類による特徴抽出部分の位置を予め記憶している紙葉類特徴抽出位置記憶部10、紙葉類1の真偽を判定する紙葉類真偽判定部11から構成されている。
【0022】
図2は、第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【0023】
紙葉類1が紙葉類識別装置に挿入されると、搬送部3が紙葉類1を搬送し、入口センサ5が紙葉類1の先頭部を検知すると、主制御部2が撮像センサ6に撮像開始の指示を出す。そして、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。ここで、主制御部2は画像データメモリ部7に送出されてくる画像データを紙葉類1の先頭部が検出される(つまり、紙葉類1が撮像センサに到達する)までモニターする。なお、紙葉類1の先頭部が検出されるまでの画像データは画像データメモリ部7に記憶せずに削除する。
【0024】
図2(a)のように、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止する。そして、搬送制御部4は予め設定された挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始する。
【0025】
ここで、挿入形態判定位置とは、紙葉類1が挿入される4種類の形態(紙葉類1の表側の左端から挿入、紙葉類1の表側の右端から挿入、紙葉類1の裏側の左端から挿入、紙葉類1の裏側の右端から挿入)を判定することが可能な模様等が存在する位置である。なお、紙葉類1の先頭部から挿入形態判定位置までの距離として、搬送パルス数を計測する構成、または時間を測定する構成等を用いるが、構成については特に限定しない。
【0026】
図2(b)のように、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6を通過し、図に示す矢印方向に紙葉類1を搬送し続けると、紙葉類1の挿入形態判定位置が撮像センサ6に到達する。そして、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。
【0027】
画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類挿入形態判定部8および紙葉類種類判定部9に送出する。
【0028】
紙葉類挿入形態判定部8は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の挿入形態(紙葉類の表裏および左右)を判定し、判定した紙葉類1の挿入形態を主制御部2に送出する。また、紙葉類種類判定部9は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の種類を判定し、判定した紙葉類1の種類を主制御部2に送出する。
【0029】
主制御部2は受け取った紙葉類1の挿入形態および種類に基づいて紙葉類特徴抽出位置記憶部10から紙葉類特徴抽出位置を取り出す。
【0030】
ここで、紙葉類特徴抽出位置とは、紙葉類1の真偽を判定することが可能な模様またはマイクロ文字等が存在する位置である。なお、挿入形態判定位置から紙葉類特徴抽出位置までの距離として、搬送パルス数を計測する構成、または時間を測定する構成等を用いるが、構成については特に限定しない。
【0031】
図2(b)のように、紙葉類特徴抽出位置が決定すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止する。そして、搬送制御部4は紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始する。
【0032】
図2(c)のように、図に示す矢印方向に紙葉類1を搬送し続けると、紙葉類1の紙葉類特徴抽出位置が撮像センサ6に到達する。そして、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類真偽判定部11に送出する。
【0033】
紙葉類真偽判定部11は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の真偽を判定し、判定した紙葉類1の挿入形態を主制御部2に送出する。
【0034】
次に、第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0035】
紙葉類が挿入され(ステップS301)、入口センサがONになると(ステップS302でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS303)、紙葉類の先頭部が撮像センサに到達すると(ステップS304でYES)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS305)、挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS306)、搬送パルス数が挿入形態判定位置を示す規定値に到達すると(ステップS307でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS308)、紙葉類の挿入形態および種類を判定し(ステップ309)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS310)、紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS311)、搬送パルス数が紙葉類特徴抽出位置を示す規定値に到達すると(ステップS312でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS313)、紙葉類の真偽を判定し(ステップ314)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS315)、処理手順を終了する。
【0036】
従って、挿入形態を判定する位置と紙葉類の真偽を判定する位置とを別々に設けることで複数の撮像センサを必要とすることなく、紙葉類の搬送も1方向に限定することで搬送制御等が簡単になり、予め撮像タイミングが設定されているので必要以上の画像データを撮像する必要がなくなることで各判定に必要な画像データも最小限で済むことになる。
【0037】
次に、本発明に係わる紙葉類識別装置の第2の実施例を説明する。
【0038】
図4は、第2の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0039】
図4に示すように、紙葉類識別装置は、紙葉類識別装置全体の制御を行う主制御部2、紙葉類1を搬送する搬送部3、搬送部3の制御を行う搬送制御部4、紙葉類1の到来を検知する入口センサ5、撮像することで画像データを取得する撮像センサ6、撮像センサ6の駆動を制御する撮像センサ駆動制御部12、画像データを記憶する画像データメモリ部7、紙葉類1の挿入形態を判定する紙葉類挿入形態判定部8、紙葉類1の種類を判定する紙葉類種類判定部9、紙葉類1の挿入形態および種類による特徴抽出部分の位置を予め記憶している紙葉類特徴抽出位置記憶部10、紙葉類1の真偽を判定する紙葉類真偽判定部11から構成されている。
【0040】
図5は、第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【0041】
紙葉類1が紙葉類識別装置に挿入されると、搬送部3が紙葉類1を搬送し、入口センサ5が紙葉類1の先頭部を検知すると、主制御部2が撮像センサ6に撮像開始の指示を出す。そして、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。ここで、主制御部2は画像データメモリ部7に送出されてくる画像データを紙葉類1の先頭部が検出されるまでモニターする。なお、紙葉類1の先頭部が検出されるまでの画像データは画像データメモリ部7に記憶せずに削除する。
【0042】
図5(a)のように、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止するとともに、搬送制御部4に紙葉類1の搬送停止の指示を出し、搬送停止の指示を受け取った搬送制御部4は紙葉類1の搬送を停止する。
【0043】
そして、主制御部2は撮像センサ駆動制御部12に撮像センサ6を予め設定された挿入形態判定位置に移動させる指示を出し、撮像センサ6の移動の指示を受け取った撮像センサ駆動制御部12は予め設定された挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始する。なお、図5(a)に示すように、撮像センサ駆動制御部12は撮像センサ6をX方向(紙葉類1の搬送方向に平行な方向)とY方向(紙葉類1の搬送方向に垂直な方向)とに駆動させることができ、挿入形態判定位置までの搬送パルス数はX方向とY方向とで設定されている。
【0044】
図5(b)のように、撮像センサ6が紙葉類1の先頭部から移動を開始して紙葉類1の挿入形態判定位置に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。なお、撮像センサ駆動制御部12は撮像センサ6を紙葉類1の挿入形態判定位置に到達させてからも、予め設定された方向に撮像センサ6を移動させている。
【0045】
画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類挿入形態判定部8および紙葉類種類判定部9に送出する。
【0046】
紙葉類挿入形態判定部8は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の挿入形態を判定し、判定した紙葉類1の挿入形態を主制御部2に送出する。また、紙葉類種類判定部9は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の種類を判定し、判定した紙葉類1の種類を主制御部2に送出する。
【0047】
主制御部2は受け取った紙葉類1の挿入形態および種類に基づいて紙葉類特徴抽出位置記憶部10から紙葉類特徴抽出位置を取り出す。
【0048】
図5(b)のように、紙葉類特徴抽出位置が決定すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止する。そして、主制御部2は撮像センサ駆動制御部12に撮像センサ6を紙葉類特徴抽出位置に移動させる指示を出し、撮像センサ6の移動の指示を受け取った撮像センサ駆動制御部12は紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始する。
【0049】
図5(c)のように、撮像センサ6が挿入形態判定位置から移動を開始して紙葉類特徴抽出位置に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。なお、撮像センサ駆動制御部12は撮像センサ6を紙葉類1の紙葉類特徴抽出位置に到達させてからも、予め設定された方向に撮像センサ6を移動させている。
【0050】
画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類真偽判定部11に送出する。
【0051】
紙葉類真偽判定部11は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の真偽を判定し、判定した紙葉類1の真偽を主制御部2に送出する。
【0052】
次に、第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0053】
紙葉類が挿入され(ステップS601)、入口センサがONになると(ステップS602でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS603)、紙葉類の先頭部が撮像センサに到達すると(ステップS604でYES)、紙葉類の搬送を停止し(ステップS605)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS606)、挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS607)、撮像センサをX−Y方向に移動させ(ステップ608)、搬送パルス数が挿入形態判定位置を示す規定値に到達すると(ステップS609でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS610)、紙葉類の挿入形態および種類を判定し(ステップ611)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS612)、紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS613)、撮像センサをX−Y方向に移動させ(ステップ614)、搬送パルス数が紙葉類特徴抽出位置を示す規定値に到達すると(ステップS615でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS616)、紙葉類の真偽を判定し(ステップ617)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS618)、処理手順を終了する。
【0054】
なお、第2の実施例において、撮像センサ6をX−Y方向に移動させる構成を説明したが、撮像センサ6の移動はY方向だけで、搬送部3が紙葉類1をX方向に移動させる構成を用いても良い。
【0055】
従って、撮像センサを縦、横自在に移動させることで撮像センサの小型化が可能になる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複雑な搬送構成を必要とせず、大型のメモリおよび高性能なCPUを必要としないことで、装置全体のコスト低減を達成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【図3】第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【図6】第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】紙葉類の挿入方向を定めずに、挿入された紙葉類の真偽の判定を行う従来の紙葉類識別装置について説明する図である。
【符号の説明】
1 紙葉類
2 主制御部
3 搬送部
4 搬送制御部
5 入口センサ
6 撮像センサ
7 画像データメモリ部
8 紙葉類挿入形態判定部
9 紙葉類種類判定部
10 紙葉類特徴抽出位置記憶部
11 紙葉類真偽判定部
12 撮像センサ駆動制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類識別装置および方法に関し、特に、紙葉類の特徴の抽出を画像にて抽出して紙葉類の真偽の判定を行う紙葉類識別装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙葉類の挿入方向を定めずに、挿入された紙葉類の真偽の判定を行う従来の紙葉類識別装置について、図7を参照して説明する。
【0003】
図7(a)に示すように、搬送部3は挿入された紙葉類1を図の矢印方向に搬送し、撮像センサ6が通過する紙葉類1を撮像する。ただし、紙葉類1の挿入方向を定めていないため、紙葉類1が挿入される形態は4種類(紙葉類1の表側の左端から挿入、紙葉類1の表側の右端から挿入、紙葉類1の裏側の左端から挿入、紙葉類1の裏側の右端から挿入)あり、紙葉類1の特徴を抽出する前に、どのような形態で挿入されたかを判定しなければならない。
【0004】
そこで、図7(b)に示すように、撮像センサ6に対して紙葉類1を一度通過させ、撮像センサ6が撮像した紙葉類1全体の画像データに基づき、紙葉類1の挿入形態を判定した後、搬送部は紙葉類1の搬送方向を逆転し、再び撮像センサ6に対して紙葉類1を通過させる。
【0005】
そして、図7(c)に示すように、紙葉類1の通過により判定した紙葉類の挿入形態に基づいて紙葉類1の特徴抽出部分を決定し、紙葉類1を逆搬送させて紙葉類1の特徴抽出部分が撮像センサの位置に到達すると、撮像センサ6は特徴抽出部分の撮像を開始し、撮像した特徴抽出部分の画像データに基づいて紙葉類1の真偽の識別を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、撮像センサに対して一度通過した紙葉類を逆搬送させるため、搬送機構および搬送制御が複雑になることで、搬送構成が複雑になるとともに、撮像センサが撮像する画像データの量が非常に多くなってしまい、大型のメモリおよび高性能なCPUが必要となることで、装置全体のコストが増大するという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、複雑な搬送構成を必要とせず、大型のメモリおよび高性能なCPUを必要としない紙葉類識別装置および方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、搬送路の所定の位置に配置された撮像センサに紙葉類が到来した際に、該撮像センサは前記紙葉類の先頭部から所定距離離間した挿入形態判定領域を撮像し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づき、前記紙葉類の挿入形態および種類を判定し、該判定した紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定し、前記紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達すると、該撮像センサは該紙葉類真偽識別領域を撮像し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づき、前記紙葉類の真偽を識別することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記搬送路の前記撮像センサの配置位置から上流側に離間した位置に配置された紙葉類検知センサにより前記紙葉類の先頭部の到来を検知し、前記紙葉類検知センサの検知に同期して前記撮像センサが撮像を開始し、前記撮像センサが撮像した画像データに基づき、前記紙葉類の先頭部が該撮像センサに到達するのを検出し、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達した際に、該撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記所定距離搬送された際に、該紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、前記撮像センサが撮像を開始し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定する際に、前記紙葉類の挿入形態判定領域から紙葉類真偽識別領域までの距離を決定し、前記紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記距離搬送された際に、該紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、該撮像センサが撮像を開始し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0012】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記撮像センサが駆動可能である場合、該撮像センサを挿入形態判定領域および紙葉類真偽識別領域に移動させる制御を行うことを特徴とする。
【0013】
また、請求項6の発明は、紙葉類を識別する紙葉類識別装置において、前記紙葉類を搬送する搬送路の所定の位置に配置され、該紙葉類の画像データを取得する撮像センサと、前記撮像センサに前記紙葉類が到来した際に、該撮像センサは前記紙葉類の先頭部から所定距離離間した挿入形態判定領域を撮像し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定する紙葉類判定手段と、前記紙葉類挿入形態判定手段および前記紙葉類種類判定手段により判定された紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定し、前記紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達すると、該撮像センサは該紙葉類真偽識別領域を撮像し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別する紙葉類真偽識別手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記搬送路の前記撮像センサの配置位置から上流側に離間した位置に配置され、前記紙葉類の先頭部の到来を検知する紙葉類検知センサを更に具備し、前記撮像センサは前記紙葉類検知センサの検知に同期して撮像を開始し、前記撮像センサが撮像した画像データに基づき、前記紙葉類の先頭部が該撮像センサに到達するのを検出し、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達した際に、該撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0015】
また、請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記紙葉類判定手段は、前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記所定距離搬送された際に、該紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、前記撮像センサが撮像を開始し、該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0016】
また、請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記紙葉類真偽識別手段は、前記紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定する際に、前記紙葉類の挿入形態判定領域から紙葉類真偽識別領域までの距離を決定し、前記紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記距離搬送された際に、該紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達したと認識し、到達を認識した際に、該撮像センサが撮像を開始し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別した際に、前記撮像センサが撮像を停止することを特徴とする。
【0017】
また、請求項10の発明は、請求項6の発明において、前記撮像センサを駆動させ、該撮像センサを挿入形態判定領域および紙葉類真偽識別領域に移動させる制御を行う撮像センサ駆動制御手段を更に具備することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる紙葉類識別装置および方法の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
本発明に係わる紙葉類識別装置の第1の実施例を説明する。
【0020】
図1は、第1の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0021】
図1に示すように、紙葉類識別装置は、紙葉類識別装置全体の制御を行う主制御部2、紙葉類1を搬送する搬送部3、搬送部3の制御を行う搬送制御部4、紙葉類1の到来を検知する入口センサ5、撮像することで画像データを取得する撮像センサ6、画像データを記憶する画像データメモリ部7、紙葉類1の挿入形態を判定する紙葉類挿入形態判定部8、紙葉類1の種類(例えば、紙幣の場合では金種)を判定する紙葉類種類判定部9、紙葉類1の挿入形態および種類による特徴抽出部分の位置を予め記憶している紙葉類特徴抽出位置記憶部10、紙葉類1の真偽を判定する紙葉類真偽判定部11から構成されている。
【0022】
図2は、第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【0023】
紙葉類1が紙葉類識別装置に挿入されると、搬送部3が紙葉類1を搬送し、入口センサ5が紙葉類1の先頭部を検知すると、主制御部2が撮像センサ6に撮像開始の指示を出す。そして、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。ここで、主制御部2は画像データメモリ部7に送出されてくる画像データを紙葉類1の先頭部が検出される(つまり、紙葉類1が撮像センサに到達する)までモニターする。なお、紙葉類1の先頭部が検出されるまでの画像データは画像データメモリ部7に記憶せずに削除する。
【0024】
図2(a)のように、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止する。そして、搬送制御部4は予め設定された挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始する。
【0025】
ここで、挿入形態判定位置とは、紙葉類1が挿入される4種類の形態(紙葉類1の表側の左端から挿入、紙葉類1の表側の右端から挿入、紙葉類1の裏側の左端から挿入、紙葉類1の裏側の右端から挿入)を判定することが可能な模様等が存在する位置である。なお、紙葉類1の先頭部から挿入形態判定位置までの距離として、搬送パルス数を計測する構成、または時間を測定する構成等を用いるが、構成については特に限定しない。
【0026】
図2(b)のように、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6を通過し、図に示す矢印方向に紙葉類1を搬送し続けると、紙葉類1の挿入形態判定位置が撮像センサ6に到達する。そして、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。
【0027】
画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類挿入形態判定部8および紙葉類種類判定部9に送出する。
【0028】
紙葉類挿入形態判定部8は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の挿入形態(紙葉類の表裏および左右)を判定し、判定した紙葉類1の挿入形態を主制御部2に送出する。また、紙葉類種類判定部9は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の種類を判定し、判定した紙葉類1の種類を主制御部2に送出する。
【0029】
主制御部2は受け取った紙葉類1の挿入形態および種類に基づいて紙葉類特徴抽出位置記憶部10から紙葉類特徴抽出位置を取り出す。
【0030】
ここで、紙葉類特徴抽出位置とは、紙葉類1の真偽を判定することが可能な模様またはマイクロ文字等が存在する位置である。なお、挿入形態判定位置から紙葉類特徴抽出位置までの距離として、搬送パルス数を計測する構成、または時間を測定する構成等を用いるが、構成については特に限定しない。
【0031】
図2(b)のように、紙葉類特徴抽出位置が決定すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止する。そして、搬送制御部4は紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始する。
【0032】
図2(c)のように、図に示す矢印方向に紙葉類1を搬送し続けると、紙葉類1の紙葉類特徴抽出位置が撮像センサ6に到達する。そして、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類真偽判定部11に送出する。
【0033】
紙葉類真偽判定部11は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の真偽を判定し、判定した紙葉類1の挿入形態を主制御部2に送出する。
【0034】
次に、第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0035】
紙葉類が挿入され(ステップS301)、入口センサがONになると(ステップS302でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS303)、紙葉類の先頭部が撮像センサに到達すると(ステップS304でYES)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS305)、挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS306)、搬送パルス数が挿入形態判定位置を示す規定値に到達すると(ステップS307でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS308)、紙葉類の挿入形態および種類を判定し(ステップ309)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS310)、紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS311)、搬送パルス数が紙葉類特徴抽出位置を示す規定値に到達すると(ステップS312でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS313)、紙葉類の真偽を判定し(ステップ314)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS315)、処理手順を終了する。
【0036】
従って、挿入形態を判定する位置と紙葉類の真偽を判定する位置とを別々に設けることで複数の撮像センサを必要とすることなく、紙葉類の搬送も1方向に限定することで搬送制御等が簡単になり、予め撮像タイミングが設定されているので必要以上の画像データを撮像する必要がなくなることで各判定に必要な画像データも最小限で済むことになる。
【0037】
次に、本発明に係わる紙葉類識別装置の第2の実施例を説明する。
【0038】
図4は、第2の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0039】
図4に示すように、紙葉類識別装置は、紙葉類識別装置全体の制御を行う主制御部2、紙葉類1を搬送する搬送部3、搬送部3の制御を行う搬送制御部4、紙葉類1の到来を検知する入口センサ5、撮像することで画像データを取得する撮像センサ6、撮像センサ6の駆動を制御する撮像センサ駆動制御部12、画像データを記憶する画像データメモリ部7、紙葉類1の挿入形態を判定する紙葉類挿入形態判定部8、紙葉類1の種類を判定する紙葉類種類判定部9、紙葉類1の挿入形態および種類による特徴抽出部分の位置を予め記憶している紙葉類特徴抽出位置記憶部10、紙葉類1の真偽を判定する紙葉類真偽判定部11から構成されている。
【0040】
図5は、第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【0041】
紙葉類1が紙葉類識別装置に挿入されると、搬送部3が紙葉類1を搬送し、入口センサ5が紙葉類1の先頭部を検知すると、主制御部2が撮像センサ6に撮像開始の指示を出す。そして、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。ここで、主制御部2は画像データメモリ部7に送出されてくる画像データを紙葉類1の先頭部が検出されるまでモニターする。なお、紙葉類1の先頭部が検出されるまでの画像データは画像データメモリ部7に記憶せずに削除する。
【0042】
図5(a)のように、紙葉類1の先頭部が撮像センサ6に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止するとともに、搬送制御部4に紙葉類1の搬送停止の指示を出し、搬送停止の指示を受け取った搬送制御部4は紙葉類1の搬送を停止する。
【0043】
そして、主制御部2は撮像センサ駆動制御部12に撮像センサ6を予め設定された挿入形態判定位置に移動させる指示を出し、撮像センサ6の移動の指示を受け取った撮像センサ駆動制御部12は予め設定された挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始する。なお、図5(a)に示すように、撮像センサ駆動制御部12は撮像センサ6をX方向(紙葉類1の搬送方向に平行な方向)とY方向(紙葉類1の搬送方向に垂直な方向)とに駆動させることができ、挿入形態判定位置までの搬送パルス数はX方向とY方向とで設定されている。
【0044】
図5(b)のように、撮像センサ6が紙葉類1の先頭部から移動を開始して紙葉類1の挿入形態判定位置に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。なお、撮像センサ駆動制御部12は撮像センサ6を紙葉類1の挿入形態判定位置に到達させてからも、予め設定された方向に撮像センサ6を移動させている。
【0045】
画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類挿入形態判定部8および紙葉類種類判定部9に送出する。
【0046】
紙葉類挿入形態判定部8は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の挿入形態を判定し、判定した紙葉類1の挿入形態を主制御部2に送出する。また、紙葉類種類判定部9は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の種類を判定し、判定した紙葉類1の種類を主制御部2に送出する。
【0047】
主制御部2は受け取った紙葉類1の挿入形態および種類に基づいて紙葉類特徴抽出位置記憶部10から紙葉類特徴抽出位置を取り出す。
【0048】
図5(b)のように、紙葉類特徴抽出位置が決定すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像停止の指示を出し、撮像停止の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を停止する。そして、主制御部2は撮像センサ駆動制御部12に撮像センサ6を紙葉類特徴抽出位置に移動させる指示を出し、撮像センサ6の移動の指示を受け取った撮像センサ駆動制御部12は紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始する。
【0049】
図5(c)のように、撮像センサ6が挿入形態判定位置から移動を開始して紙葉類特徴抽出位置に到達すると、主制御部2は撮像センサ6に撮像開始の指示を出し、撮像開始の指示を受け取った撮像センサ6は撮像を開始し、撮像した画像データを画像データメモリ部7に送出する。なお、撮像センサ駆動制御部12は撮像センサ6を紙葉類1の紙葉類特徴抽出位置に到達させてからも、予め設定された方向に撮像センサ6を移動させている。
【0050】
画像データメモリ部7は受け取った画像データを記憶し、主制御部2は画像データメモリ部7に記憶される画像データを紙葉類真偽判定部11に送出する。
【0051】
紙葉類真偽判定部11は受け取った画像データに基づいて紙葉類1の真偽を判定し、判定した紙葉類1の真偽を主制御部2に送出する。
【0052】
次に、第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0053】
紙葉類が挿入され(ステップS601)、入口センサがONになると(ステップS602でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS603)、紙葉類の先頭部が撮像センサに到達すると(ステップS604でYES)、紙葉類の搬送を停止し(ステップS605)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS606)、挿入形態判定位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS607)、撮像センサをX−Y方向に移動させ(ステップ608)、搬送パルス数が挿入形態判定位置を示す規定値に到達すると(ステップS609でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS610)、紙葉類の挿入形態および種類を判定し(ステップ611)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS612)、紙葉類特徴抽出位置までの搬送パルス数の計測を開始し(ステップS613)、撮像センサをX−Y方向に移動させ(ステップ614)、搬送パルス数が紙葉類特徴抽出位置を示す規定値に到達すると(ステップS615でYES)、撮像センサが撮像を開始し(ステップS616)、紙葉類の真偽を判定し(ステップ617)、撮像センサが撮像を停止し(ステップS618)、処理手順を終了する。
【0054】
なお、第2の実施例において、撮像センサ6をX−Y方向に移動させる構成を説明したが、撮像センサ6の移動はY方向だけで、搬送部3が紙葉類1をX方向に移動させる構成を用いても良い。
【0055】
従って、撮像センサを縦、横自在に移動させることで撮像センサの小型化が可能になる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複雑な搬送構成を必要とせず、大型のメモリおよび高性能なCPUを必要としないことで、装置全体のコスト低減を達成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【図3】第1の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施例の紙葉類識別装置における機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の一例を示す図である。
【図6】第2の実施例の紙葉類識別装置が行う紙葉類1の識別の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】紙葉類の挿入方向を定めずに、挿入された紙葉類の真偽の判定を行う従来の紙葉類識別装置について説明する図である。
【符号の説明】
1 紙葉類
2 主制御部
3 搬送部
4 搬送制御部
5 入口センサ
6 撮像センサ
7 画像データメモリ部
8 紙葉類挿入形態判定部
9 紙葉類種類判定部
10 紙葉類特徴抽出位置記憶部
11 紙葉類真偽判定部
12 撮像センサ駆動制御部
Claims (10)
- 搬送路の所定の位置に配置された撮像センサに紙葉類が到来した際に、該撮像センサは前記紙葉類の先頭部から所定距離離間した挿入形態判定領域を撮像し、
該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づき、前記紙葉類の挿入形態および種類を判定し、
該判定した紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定し、
前記紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達すると、該撮像センサは該紙葉類真偽識別領域を撮像し、
該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づき、前記紙葉類の真偽を識別する
ことを特徴とする紙葉類識別方法。 - 前記搬送路の前記撮像センサの配置位置から上流側に離間した位置に配置された紙葉類検知センサにより前記紙葉類の先頭部の到来を検知し、
前記紙葉類検知センサの検知に同期して前記撮像センサが撮像を開始し、
前記撮像センサが撮像した画像データに基づき、前記紙葉類の先頭部が該撮像センサに到達するのを検出し、
前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達した際に、該撮像センサが撮像を停止する
ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類識別方法。 - 前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記所定距離搬送された際に、該紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達したと認識し、
到達を認識した際に、前記撮像センサが撮像を開始し、
該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定した際に、前記撮像センサが撮像を停止する
ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類識別方法。 - 前記紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定する際に、前記紙葉類の挿入形態判定領域から紙葉類真偽識別領域までの距離を決定し、
前記紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記距離搬送された際に、該紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達したと認識し、
到達を認識した際に、該撮像センサが撮像を開始し、
該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別した際に、前記撮像センサが撮像を停止する
ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類識別方法。 - 前記撮像センサが駆動可能である場合、該撮像センサを挿入形態判定領域および紙葉類真偽識別領域に移動させる制御を行う
ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類識別方法。 - 紙葉類を識別する紙葉類識別装置において、
前記紙葉類を搬送する搬送路の所定の位置に配置され、該紙葉類の画像データを取得する撮像センサと、
前記撮像センサに前記紙葉類が到来した際に、該撮像センサは前記紙葉類の先頭部から所定距離離間した挿入形態判定領域を撮像し、
該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定する紙葉類判定手段と、
前記紙葉類挿入形態判定手段および前記紙葉類種類判定手段により判定された紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定し、前記紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達すると、該撮像センサは該紙葉類真偽識別領域を撮像し、該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別する紙葉類真偽識別手段と
を具備することを特徴とする紙葉類識別装置。 - 前記搬送路の前記撮像センサの配置位置から上流側に離間した位置に配置され、前記紙葉類の先頭部の到来を検知する紙葉類検知センサ
を更に具備し、
前記撮像センサは前記紙葉類検知センサの検知に同期して撮像を開始し、
前記撮像センサが撮像した画像データに基づき、前記紙葉類の先頭部が該撮像センサに到達するのを検出し、
前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達した際に、該撮像センサが撮像を停止する
ことを特徴とする請求項6記載の紙葉類識別装置。 - 前記紙葉類判定手段は、
前記紙葉類の先頭部が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記所定距離搬送された際に、該紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達したと認識し、
到達を認識した際に、前記撮像センサが撮像を開始し、
該撮像した挿入形態判定領域の画像データに基づいて前記紙葉類の挿入形態および種類を判定した際に、前記撮像センサが撮像を停止する
ことを特徴とする請求項6記載の紙葉類識別装置。 - 前記紙葉類真偽識別手段は、
前記紙葉類の挿入形態および種類に対応する紙葉類真偽識別領域を決定する際に、前記紙葉類の挿入形態判定領域から紙葉類真偽識別領域までの距離を決定し、
前記紙葉類の挿入形態判定領域が前記撮像センサに到達してから該紙葉類が前記距離搬送された際に、該紙葉類の紙葉類真偽識別領域が前記撮像センサに到達したと認識し、
到達を認識した際に、該撮像センサが撮像を開始し、
該撮像した紙葉類真偽識別領域の画像データに基づいて前記紙葉類の真偽を識別した際に、前記撮像センサが撮像を停止する
ことを特徴とする請求項6記載の紙葉類識別装置。 - 前記撮像センサを駆動させ、該撮像センサを挿入形態判定領域および紙葉類真偽識別領域に移動させる制御を行う撮像センサ駆動制御手段を更に具備することを特徴とする請求項6記載の紙葉類識別装置。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002289841A Pending JP2004126919A (ja) | 2002-10-02 | 2002-10-02 | 紙葉類識別装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004126919A (ja) |
-
2002
- 2002-10-02 JP JP2002289841A patent/JP2004126919A/ja active Pending
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