JP2004125015A - Hydraulic pressure control device for belt type continuously variable transmission - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のベルト式無段変速機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平7−217712号公報
従来、車両に搭載される自動変速機としてVベルト式無段変速機(以下、ベルトCVT)がある。このベルトCVTでは、溝幅を油圧に基づいて可変制御されるプライマリプーリとセカンダリプーリ間にVベルトを掛け渡して変速機構部を形成し、Vベルトをプーリで挟持したその接触摩擦力によって動力の伝達を行っている。
プライマリプーリとセカンダリプーリにはライン圧を元圧としてこれを調圧した油圧が供給され、変速に際してはセカンダリプーリへの油圧(セカンダリ圧)に対するプライマリプーリへの油圧(プライマリ圧)の相対的なバランスを変化させることにより、プライマリプーリの溝幅が変更され、プーリ比が変化する。また、セレクトレバーが設けられて、通常走行用のDレンジのほかエンジンブレーキや中低速で高い駆動力を得るLレンジなど複数のレンジ位置が選択可能とされ、エンジンからの入力トルクやレンジ位置等に基づいて変速比を変化させる。同様のVベルト式無段変速機が例えば特開平7−217712号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなベルトCVTにおいて、運転中、エンジンからの入力トルクが大きくなる場合には、Vベルトとプーリ間の滑りを防止して確実にそのトルクを伝達できるように、接触摩擦力を大きくするためセカンダリ圧も増大させてトルク容量を大きくする。
とくに、アクセルペダルの急踏込みによって段差的に変速比を変化させる場合には、対応してセカンダリ圧もステップ状に立ち上げている。
【0004】
ところが、図4に示すように、アクセルペダル踏込みによるスロットル開度TVOのステップ状の立ち上げに対応して、セカンダリ圧の油圧指示値PTを到達目標の変速比において必要なトルク容量を得る値に立ち上げても、実セカンダリ圧Prsecは油圧指示値PTのとおりには立ち上がらない。そして、この過渡状態においてセカンダリ圧油圧センサで実セカンダリ圧Prsecを検出してフィードバック制御する場合、油圧指示値PTと実セカンダリ圧Prsecの偏差sが油圧増大側に集積される結果、油圧指示値PTを越える油圧のオーバーシュートAが発生する。
このような現象はアクセルペダルの急踏込み時だけでなく、例えばDレンジからLレンジへの切換え時など段差的に変速比を変化させる場合にも同様に発生する。
このオーバーシュートがVベルトの強度を超えるとその損傷を招くおそれがある。
【0005】
したがって本発明は、上記従来の問題点にかんがみ、急踏込み時などの段差的に変速比を変化させる過渡状態において、油圧のオーバーシュートを発生しないようにしたベルト式無段変速機の油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、プライマリプーリとセカンダリプーリ間にベルトを掛け渡した変速機構部と、ベルトと各プーリ間の動力伝達のための接触摩擦力および変速比の制御のためプライマリプーリへの油圧とセカンダリプーリへの油圧を制御する制御手段とを有するベルト式無段変速機において、制御手段が、入力トルクまたは目標変速比に対応する到達目標セカンダリ圧を算出する到達目標セカンダリ圧算出部と、到達目標セカンダリ圧までの実セカンダリ圧の経過過程に略そった実油圧推定目標値を設定する実油圧推定目標値設定部とを有し、実油圧推定目標値に基づいてセカンダリプーリへの油圧をフィードバック制御するものとした。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、入力トルクまたは目標変速比に対応する到達目標セカンダリ圧までの実セカンダリ圧の経過過程に略そった実油圧推定目標値を設定し、この実油圧推定目標値に基づいてセカンダリプーリへの油圧をフィードバック制御するので、例えばアクセルペダルの急踏込みに対応してステップ状に立ち上げた到達目標セカンダリ圧をもとにフィードバック制御する場合と異なり、偏差を溜め込んでセカンダリ圧が到達目標セカンダリ圧をオーバーシュートすることがない。したがって油圧がベルトの強度を超えてその損傷を招くことも防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
ベルトCVT2は、ロックアップクラッチ4を備えたトルクコンバータ3と図示しない前後進切り替え機構を備えた変速機構部5より構成され、エンジン1に連結される。変速機構部5は一対の可変プーリとして入力軸側のプライマリプーリ10、出力軸13に連結されたセカンダリプーリ11を備え、これら一対の可変プーリ10、11がVベルト12によって連結されている。
【0009】
変速機構部5のプライマリプーリ10は、入力軸と一体となって回転する固定円錐板10bと、固定円錐板10bとの対向位置に配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、プライマリプーリシリンダ室10cへ作用する油圧(以下、プライマリ圧Ppri)に応じて軸方向へ変位可能な可動円錐板10aから構成されている。
セカンダリプーリ11は、出力軸13と一体となって回転する固定円錐板11bと、固定円錐板11bとの対向位置に配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、セカンダリプーリシリンダ室11cへ作用する油圧(以下、セカンダリ圧Psec)に応じて軸方向に変位可能な可動円錐板11aから構成される。
【0010】
変速機構部5はCVTコントロールユニット20からの指令に基づいて、油圧コントロールユニット30で制御される。油圧コントロールユニット30は図示しない油圧ポンプからの油圧を図示省略の内部の油圧制御弁で調圧する。
すなわち、ライン圧を元圧として調圧されたセカンダリ圧Psecをセカンダリプーリシリンダ室11cへ常時供給するとともに、同じくライン圧を元圧として調圧されたプライマリ圧Ppriをプライマリプーリシリンダ室10cに供給する。
【0011】
プライマリプーリシリンダ室10cにかかるプライマリ圧Ppriが制御されてプライマリプーリ10の溝幅を変える一方、セカンダリプーリシリンダ室11cへはセカンダリ圧Psecが供給されて、Vベルト12に対する挟持圧力を制御して変速が行なわれ、Vベルト12と各プーリ10、11との接触摩擦力に応じて、駆動力の伝達がなされる。
これを回転数でみれば、プライマリプーリ10の溝幅を広げて、Vベルト12の接触半径が小でセカンダリプーリ11側の接触半径が大のプーリ比Lowのときには、変速比が大きくなってエンジン側回転数が減速されて車軸側へ出力されることとなる。逆のプーリ比Hiでは小さな変速比で出力される。この間、プライマリプーリ10とセカンダリプーリ11の接触半径比に対応して変速比が連続的に変化する。
【0012】
一方、エンジン1はエンジンコントロールユニット21により制御される。エンジンコントロールユニット21には、図示しないアクセルペダルにより操作されるスロットルバルブの開度(スロットル開度TVO)を検出するスロットルセンサ24と、エンジン回転センサ15が接続されている。
エンジンコントロールユニット21は、スロットルセンサ24からのスロットル開度TVOとエンジン回転センサ15からの現在のエンジン回転数Neに基づいて、燃料噴射量や点火時期を制御する。
エンジンコントロールユニット21は、走行中のスロットル開度TV0や、スロットル開度TV0およびエンジン回転数Neに基づいて算出されるエンジントルク信号値をCVTコントロールユニット20へ送る。
【0013】
CVTコントロールユニット20には、プライマリプーリ10の入力回転速度(プライマリプーリ回転数Npri)を検出するプライマリプーリ速度センサ26およびセカンダリプーリ11の出力回転数(セカンダリプーリ回転数Nsec)を検出するセカンダリプーリ速度センサ27が接続されている。
セカンダリプーリ11の出力軸13は車軸につながっているので、セカンダリプーリ回転数Nsecから車速Nsを求めることができる。
【0014】
CVTコントロールユニット20は、図示しないセレクトレバーに付設されたインヒビタスイッチ23からのレンジ位置信号に加え、スロットル開度TVOと車速Nsで表わされる走行状態に対応してあらかじめ定めたプライマリプーリ回転数Npriの目標値を設定し、これとセカンダリプーリ回転数Nsecとの比に基づいて目標変速比(目標プーリ比)を決定する。
【0015】
CVTコントロールユニット20はまた、入力トルク情報、プライマリプーリ回転数Npriとセカンダリプーリ回転数Nsecとに基づく変速比、油温からプライマリプーリ10とセカンダリプーリ11の推力(接触摩擦力)を算出し、これを油圧に換算してライン圧の目標値を決定し、油圧コントロールユニット30へ指令を送る。また、セカンダリ圧Psecの目標値を決定し、セカンダリ圧油圧センサ33の検出値を用いてフィードバック制御によりセカンダリ圧Psecを制御する。
【0016】
図2は、上記セカンダリ圧Psecの制御にかかる制御ブロック図である。
変速制御部40は、スロットル開度TVO、車速Nsおよびレンジ位置に基づいて目標変速比を設定する。
到達目標セカンダリ圧算出部42は、入力トルク情報としてアクセルペダルの急踏込みによる要求トルクをエンジンコントロールユニット21から受け、また変速制御部40から目標変速比を受けて、要求トルク、あるいは目標変速比に対応するトルク容量を確保するに必要な到達目標セカンダリ圧PTsecを算出する。この到達目標セカンダリ圧PTsecは従来の油圧指示値PTに相当する。
【0017】
目標値偏差判断部44は、到達目標セカンダリ圧PTsecと目標変速比設定時のセカンダリ圧Psecとの差が所定値以上であるかどうかを判断する。このセカンダリ圧の偏差が所定値以上のときは、実油圧推定目標値設定部46が到達目標セカンダリ圧PTsecまでの経過過程における油圧目標を求める。
【0018】
実油圧推定目標値設定部46では、経過過程における油圧目標として、エンジン回転数をパラメータとする1次遅れの時定数をもたせて、図3に示すような実セカンダリ圧Prsecに略そった実油圧推定目標値PSsecを設定する。破線の実セカンダリ圧Prsecは先の図4に示したものと同じである。
なお、図3ではアクセルペダルの急踏込みによりスロットル開度TVOがステップ状に変化した場合を示している。
【0019】
セカンダリ圧制御部48は、目標値偏差判断部44で到達目標セカンダリ圧PTsecと実セカンダリ圧Prsec間の差が所定値以上と判断されたときは、単位時間間隔でセカンダリ圧油圧センサ33からの実セカンダリ圧Prsecを読み込み、実油圧推定目標値PSsecに基づいてセカンダリ圧をフィードバック制御する。
一方、目標値偏差判断部44で到達目標セカンダリ圧PTsecと実セカンダリ圧Prsec間の差が所定値より小さいと判断されたときは、セカンダリ圧制御部48は到達目標セカンダリ圧PTsecに基づいてセカンダリ圧をフィードバック制御する。
【0020】
これにより、要求トルクあるいは変速比の急変に対して所要のトルク容量を確保するため、セカンダリ圧の目標値を到達目標セカンダリ圧PTsecまでステップ状に立ち上げた場合でも、フィードバック制御は実セカンダリ圧Prsecに略そった実油圧推定目標値PSsecにもとづいて実行されるから、従来のような油圧指示値と実セカンダリ圧Prsecの偏差が集積されることがない。したがって、フィードバック制御の終段で油圧のオーバーシュートが発生する現象が防止される。
【0021】
本実施の形態は以上のように構成され、実油圧推定目標値PSsec設定部46で要求トルクまたは目標変速比に対応する到達目標セカンダリ圧PTsecまでの実セカンダリ圧Prsecの経過過程に略そった実油圧推定目標値PSsecを設定し、これに基づいてセカンダリプーリ11への油圧をフィードバック制御するようにしたので、アクセルペダルの急踏込みやレンジ位置切換えなどによる変速比の段差的な変化に対応して到達目標セカンダリ圧PTsecをステップ状に立ち上げても、実際のフィードバックの目標値と実セカンダリ圧Prsecとの偏差が小さく抑えられることにより、セカンダリ圧Psecが到達目標セカンダリ圧PTsecをオーバーシュートすることがない。したがって油圧がベルトの強度を超えてその損傷を招くことも防止される。
【0022】
上記の実油圧推定目標値設定部46は、エンジン回転数をパラメータとする1次遅れの時定数をもたせて実油圧推定目標値PSsecを設定するので、実油圧推定目標値PSsecを精度よく実セカンダリ圧Prsecの経過過程に近づけることができる。
【0023】
そしてとくに、上記の実油圧推定目標値PSsecに基づくフィードバック制御は到達目標セカンダリ圧PTsecと実セカンダリ圧Prsec間の差が所定値以上のときに行い、差が所定値より小さいときは、到達目標セカンダリ圧PTsecに基づいてセカンダリプーリへの油圧をフィードバック制御するので、実油圧推定目標値PSsecの設定が必要時にのみ限定され、油圧オーバーシュートのおそれがないときの制御処理負担を軽減できる。
【0024】
なお、実油圧推定目標値設定部46における実油圧推定目標値PSsecについては、エンジン回転数Neをパラメータとする1次遅れの時定数をもたせたものとしたが、このほかさらに油温や変速速度もパラメータに加えて実油圧推定目標値PSsecを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】セカンダリ圧の制御にかかる制御ブロック図である。
【図3】実油圧推定目標値を示す図である。
【図4】油圧指示値と実セカンダリ圧の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 ベルトCVT
3 トルクコンバータ
5 変速機構部
10 プライマリプーリ
10a 可動円錐板
10b 固定円錐板
10c プライマリプーリシリンダ室
11 セカンダリプーリ
11a 可動円錐板
11b 固定円錐板
11c セカンダリプーリシリンダ室
12 Vベルト
13 出力軸
15 エンジン回転センサ
20 CVTコントロールユニット
21 エンジンコントロールユニット
24 スロットルセンサ
26 プライマリプーリ速度センサ
27 セカンダリプーリ速度センサ
23 インヒビタスイッチ
30 油圧コントロールユニット
33 セカンダリ圧油圧センサ
40 変速制御部
42 到達目標セカンダリ圧算出部
44 目標値偏差判断部
46 実油圧推定目標値設定部
48 セカンダリ圧制御部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a hydraulic control device for a belt-type continuously variable transmission for a vehicle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an automatic transmission mounted on a vehicle, there is a V-belt type continuously variable transmission (hereinafter, belt CVT). In this belt CVT, a V-belt is stretched between a primary pulley and a secondary pulley whose groove width is variably controlled based on hydraulic pressure to form a transmission mechanism, and power is transmitted by a contact friction force of the V-belt held between the pulleys. We are communicating.
The primary pulley and the secondary pulley are supplied with the hydraulic pressure adjusted by using the line pressure as the original pressure. During shifting, the relative balance of the hydraulic pressure (primary pressure) to the primary pulley with respect to the hydraulic pressure (secondary pressure) to the secondary pulley. Is changed, the groove width of the primary pulley is changed, and the pulley ratio is changed. In addition, a select lever is provided to enable selection of a plurality of range positions such as a D range for normal running, an engine brake and an L range for obtaining a high driving force at medium to low speeds. Is changed on the basis of the speed ratio. A similar V-belt type continuously variable transmission is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-217712.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a belt CVT, when the input torque from the engine increases during operation, the contact friction force is increased to prevent slippage between the V-belt and the pulley and to transmit the torque reliably. The secondary pressure is also increased to increase the torque capacity.
In particular, when the speed ratio is changed stepwise by sudden depression of the accelerator pedal, the secondary pressure also rises in a stepwise manner.
[0004]
However, as shown in FIG. 4, in response to the step-like rise of the throttle opening TVO due to the depression of the accelerator pedal, the hydraulic pressure instruction value PT of the secondary pressure is changed to a value for obtaining the necessary torque capacity at the target gear ratio. Even if it rises, the actual secondary pressure Prsec does not rise according to the hydraulic pressure instruction value PT. When the secondary pressure hydraulic sensor detects the actual secondary pressure Prsec and performs feedback control in this transient state, the deviation s between the hydraulic pressure instruction value PT and the actual secondary pressure Prsec is accumulated on the hydraulic pressure increasing side, and as a result, the hydraulic pressure instruction value PT Overshoot A of the hydraulic pressure exceeding.
Such a phenomenon occurs not only when the accelerator pedal is suddenly depressed but also when the gear ratio is changed stepwise, for example, when switching from the D range to the L range.
If the overshoot exceeds the strength of the V-belt, the V-belt may be damaged.
[0005]
Therefore, in view of the above-mentioned conventional problems, the present invention provides a hydraulic control device for a belt-type continuously variable transmission that prevents an overshoot of hydraulic pressure from occurring in a transient state in which the gear ratio changes stepwise, such as when suddenly stepping on. The purpose is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the present invention provides a transmission mechanism in which a belt is stretched between a primary pulley and a secondary pulley, a contact friction force for transmitting power between the belt and each pulley, and a hydraulic pressure to the primary pulley for controlling a gear ratio. In a belt-type continuously variable transmission having control means for controlling hydraulic pressure to a secondary pulley, the control means calculates a target secondary pressure calculation unit that calculates a target secondary pressure corresponding to an input torque or a target gear ratio; An actual oil pressure estimation target value setting unit that sets an actual oil pressure estimation target value substantially in line with the course of the actual secondary pressure up to the target secondary pressure, and feeds back oil pressure to the secondary pulley based on the actual oil pressure estimation target value. It was controlled.
[0007]
【The invention's effect】
According to the present invention, the actual hydraulic pressure estimation target value is set substantially in accordance with the course of the actual secondary pressure up to the attained target secondary pressure corresponding to the input torque or the target gear ratio, and the secondary hydraulic pressure is set based on the actual hydraulic pressure estimation target value. Since the hydraulic pressure to the pulley is feedback-controlled, unlike the case where feedback control is performed based on the target secondary pressure that rises stepwise in response to, for example, sudden depression of the accelerator pedal, the secondary pressure is accumulated by accumulating the deviation. Does not overshoot the secondary pressure. Therefore, it is possible to prevent the hydraulic pressure from exceeding the belt strength and causing the damage.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
FIG. 1 is a block diagram showing a system configuration according to the embodiment.
The belt CVT 2 includes a
[0009]
The primary pulley 10 of the
The
[0010]
The
In other words, the secondary pressure Psec adjusted using the line pressure as the original pressure is always supplied to the secondary
[0011]
The primary pressure Ppri applied to the primary pulley cylinder chamber 10c is controlled to change the groove width of the primary pulley 10, while the secondary pressure Psec is supplied to the secondary
In terms of the number of revolutions, when the groove width of the primary pulley 10 is increased and the contact radius of the V-
[0012]
On the other hand, the engine 1 is controlled by the
The
The
[0013]
The
Since the
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
FIG. 2 is a control block diagram relating to the control of the secondary pressure Psec.
The
The arrival target secondary
[0017]
The target value
[0018]
The actual oil pressure estimation target
FIG. 3 shows a case where the throttle opening TVO changes stepwise due to sudden depression of the accelerator pedal.
[0019]
When the target value
On the other hand, when the target value
[0020]
As a result, even if the target value of the secondary pressure is stepped up to the target secondary pressure PTsec in order to secure a required torque capacity against a sudden change in the required torque or the gear ratio, the feedback control is performed in the actual secondary pressure Prsec. Is executed based on the actual hydraulic pressure estimation target value PSsec which is substantially the same as that of the conventional hydraulic pressure instruction value and the actual secondary pressure Prsec. Therefore, the phenomenon that the hydraulic pressure overshoot occurs at the final stage of the feedback control is prevented.
[0021]
The present embodiment is configured as described above, and the actual hydraulic pressure estimation target value
[0022]
The actual oil pressure estimation target
[0023]
In particular, the feedback control based on the actual hydraulic pressure estimation target value PSsec is performed when the difference between the target secondary pressure PTsec and the actual secondary pressure Prsec is equal to or greater than a predetermined value. Since the hydraulic pressure to the secondary pulley is feedback-controlled based on the pressure PTsec, the setting of the actual hydraulic pressure estimation target value PSsec is limited only when necessary, and the control processing load when there is no possibility of hydraulic overshoot can be reduced.
[0024]
The actual oil pressure estimation target value PSsec in the actual oil pressure estimation target
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a system configuration according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a control block diagram relating to control of a secondary pressure.
FIG. 3 is a diagram showing an actual hydraulic pressure estimation target value.
FIG. 4 is a diagram showing a relationship between a hydraulic pressure instruction value and an actual secondary pressure.
[Explanation of symbols]
1
Claims (3)
前記制御手段は、
入力トルクまたは目標変速比に対応する到達目標セカンダリ圧を算出する到達目標セカンダリ圧算出部と、
到達目標セカンダリ圧までの実セカンダリ圧の経過過程に略そった実油圧推定目標値を設定する実油圧推定目標値設定部とを有し、
前記実油圧推定目標値に基づいてセカンダリプーリへの油圧をフィードバック制御することを特徴とするベルト式無段変速機の油圧制御装置。A transmission mechanism with a belt stretched between the primary pulley and the secondary pulley, and a hydraulic pressure to the primary pulley and a hydraulic pressure to the secondary pulley to control the contact friction force and the gear ratio for power transmission between the belt and each pulley Control means for controlling the belt type continuously variable transmission,
The control means includes:
A target secondary pressure calculation unit that calculates a target secondary pressure corresponding to the input torque or the target gear ratio,
An actual oil pressure estimation target value setting unit that sets an actual oil pressure estimation target value substantially in line with the course of the actual secondary pressure up to the attainment target secondary pressure,
A hydraulic control device for a belt-type continuously variable transmission, wherein feedback control of a hydraulic pressure to a secondary pulley is performed based on the actual hydraulic pressure estimation target value.
前記到達目標セカンダリ圧と実セカンダリ圧間の差が所定値以上のときに、前記実油圧推定目標値に基づくフィードバック制御を行い、
前記到達目標セカンダリ圧と実セカンダリ圧間の差が所定値より小さいときは、前記到達目標セカンダリ圧に基づいてセカンダリプーリへの油圧をフィードバック制御することを特徴とする請求項1または2記載のベルト式無段変速機の油圧制御装置。The control means includes:
When the difference between the attained target secondary pressure and the actual secondary pressure is equal to or greater than a predetermined value, performs feedback control based on the actual oil pressure estimation target value,
The belt according to claim 1, wherein when a difference between the target secondary pressure and the actual secondary pressure is smaller than a predetermined value, feedback control of a hydraulic pressure to a secondary pulley is performed based on the target secondary pressure. Hydraulic control device for a continuously variable transmission.
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Legal Events
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