JP2004124912A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

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Seiji Kuroda
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Hiroshi Umemoto
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Abstract

【課題】低周波音の消音性を高めることにより、車室内におけるより高い静粛性を実現することのできる内燃機関の排気装置を提供する。
【解決手段】排気装置において、第2排気管25および第3排気管26の有効排気管長L1,L2を1mとし、第4排気管27の有効排気管長L3を0.5mとする。また、第1消音器22として、複数の共鳴室や拡張室を有する共鳴・拡張型の消音器を用い、第2消音器23として、管壁に所定数(この例では3個のみ図示)の貫通孔23aが形成された内管23bと、この内管23bに接続されて同内管23bの有孔部分を隙間を隔てて覆う外管23cとを備えて構成されるストレート型の消音器を用いる。また、第2消音器23における内管23bの外周面と外管23cの内周面との間の空間23d内に消音材28を設ける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関から排出された排気が流通する内燃機関の排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば車両に搭載される内燃機関には、同機関から排出された排気が流通する排気装置が接続されている。
【0003】
この排気装置は通常、複数の排気管と少なくとも1つの消音器とを基本的に備えて構成され、これらの排気管と消音器との端部同士が接続された状態で車両の床下スペースに延設されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
ところで、排気音は一般に、内燃機関原音(シリンダ内の爆発音)の他、ガスの流れにより発生する気流音、排気管(パイプ)の長さによる定在波等から構成されるが、こうした排気音のうちの特に低周波音は、車室内にこもり音を生じさせることが知られている。そして、このこもり音は、車両の乗員に不快感を与える要因ともなっている。このため従来は、このこもり音が車室内に生じることを抑制するために、大容量の消音器を用いるなどしてこれに対処していた。
【0005】
【特許文献1】
実開昭59―102928号公報(第1−2頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記車両の床下スペースには、排気装置のみならず、例えば車両のプロペラシャフトやクロスメンバーやサイドメンバーや燃料タンクなどの多くの構成部品が設けられている。このため、大容量の消音器が設けられる位置にはスペース的な制約があり、この大容量の消音器に接続される各排気管の長さも、自ずと該大容量の消音器の配設位置に応じて設定されていた。しかし実情として、排気管の長さによっては、それら各排気管内で生じる定在波の影響により、上記低周波音の消音性が悪化することもある。
【0007】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低周波音の消音性を高めることにより、車室内におけるより高い静粛性を実現することのできる内燃機関の排気装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段及びその作用効果について以下に記載する。
請求項1に記載の発明は、少なくとも1つの消音器と同消音器に接続される複数の排気管とを備える内燃機関の排気装置において、前記消音器に接続される複数の排気管は、その複数の排気管のうちのいくつかの排気管と残りの排気管とにおける有効排気管長の比がほぼ2:1となるように設定されてなることを要旨とする。
【0009】
消音器に接続される排気管の有効排気管長が全て同寸となるようにそれら排気管の長さが設定される場合には、排気が排気装置内を流通すると、各排気管の内部には、ほぼ同一の周波数の定在波が生じるようになる。そして、それらの各排気管の内部に生じた定在波による排気音への影響が大きくなるタイミング、すなわち、それらの各排気管の内部に生じた定在波によって気柱共鳴が生じ、排気音の騒音レベルが高くなるタイミングが一致して、排気装置全体での排気音の騒音レベルが高くなる。また、このように、各排気管の内部にて生じた定在波による排気音への影響が大きくなることにより、低周波音の音圧レベルが大きくなることがある。
【0010】
この点、上記構成によれば、消音器に接続される複数の排気管のうちの前記残りの排気管の内部で生じる定在波は、前記複数の排気管のうちのいくつかの排気管の内部で生じる定在波の波長のほぼ2倍の波長を有するようになる。これにより、前記いくつかの排気管内で生じたある周波数の定在波が排気音の騒音レベルの上昇に大きな影響を与える状態にあるときには、前記残りの排気管では、その内部で生じた定在波による排気音の騒音レベルの上昇への影響が最も小さい状態となる。
【0011】
このため、消音器に接続された各排気管内で生じる定在波によって排気音の騒音レベルが上昇するタイミングを異なるようにすることができ、排気装置全体としての排気音の騒音レベルが大きく上昇することを抑制することができる。また同構成によれば、排気音のうちの特に低周波音の音圧レベルが上昇することを抑制でき、ひいては、車室内にこもり音が生じることを抑制することができる。この結果、車室内において高い静粛性を実現することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気装置において、前記消音器に接続される複数の排気管は、それら各排気管において気柱共鳴が生じているときにその内部に生じる定在波の周波数が所定の低周波数域に入らないようにそれら各排気管の有効排気管長が設定されてなることを要旨とする。
【0013】
上記構成によれば、消音器に接続された各排気管で気柱共鳴が生じて排気音の騒音レベルが上昇しても、それらの各排気管の内部で生じている定在波の周波数が所定の低周波数域にはないため、排気音のうちの低周波音の音圧レベルが上昇することをより抑制することができる。
【0014】
また、大容量の消音器や、複数の共鳴室や拡張室を有する共鳴・拡張型の消音器を用いずとも低周波音の音圧レベルの上昇を抑制することができるため、大容量の消音器を用いることによる車両重量やコストの増大を抑制でき、また、共鳴・拡張型の消音器を用いることによる機関性能の低下を抑制できる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関の排気装置において、前記所定の低周波数域がほぼ300Hz以下の周波数域であることを要旨とする。
一般に、低周波と呼ばれるほぼ300Hz以下の周波数の定在波は、車室内においてこもり音を生じさせる要因となることが知られている。
【0016】
この点、上記構成によれば、消音器に接続される各排気管において気柱共鳴が生じているときには、それらの排気管の内部で生じる定在波は、300Hzよりも高い周波数を有することとなる。このため、排気音のうちの低周波音の音圧レベルが上昇することを抑制することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の排気装置において、前記消音器のうちの最も下流に設けられる消音器は、管壁に所定数の貫通孔が形成された内管と、この内管に接続されて同内管の有孔部分を隙間を隔てて覆う外管とを備えるストレート型の消音器であることを要旨とする。
【0018】
一般に、排気装置において、排気の流れ方向の最も下流に設けられる排気管を、その有効排気管長がある程度長くなるように設定すると、いわゆるロングテール効果により排気音のうちの低周波音を効率よく消音できることが知られている。
【0019】
この点、上記構成によれば、排気の流れ方向の最も下流に設けられる消音器をストレート型の消音器とすることにより、その消音器に接続される上流側の排気管の内部から同消音器の内部へ排気が流入する際における排気の拡張が抑制される。これにより、ストレート型の消音器と、同消音器に接続される上流側および下流側の排気管との内部には、同一の周波数の定在波が生じ、それら上流側の排気管と消音器と下流側の排気管とがあたかも1本の管体であるかのように存在するようになる。
【0020】
このように、これらストレート型の消音器と、同消音器に接続される上流側および下流側の排気管とを1本の管体として存在させることができるため、前記ロングテール効果によって低周波音の音圧レベルの上昇を抑制することができる。
【0021】
また、前記ストレート型の消音器に接続された上流側の排気管が、ストレート型の消音器が接続された端部とは反対側の端部にて共鳴・拡張型の消音器に接続される場合には、前記上流側の排気管とストレート型の消音器と前記下流側の排気管とが共鳴パイプとしての機能を有するようになる。このように共鳴パイプ長を長くすることが可能となるため、共鳴・拡張型の消音器における共鳴室と、前記上流側の排気管およびストレート型の消音器および下流側の排気管からなる共鳴パイプとの共鳴系での共鳴周波数が高くなることを抑制することができる。
【0022】
このため、前記共鳴系での共鳴周波数が高くなることによって低周波音の音圧レベルが上昇することを抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の内燃機関の排気装置において、前記ストレート型の消音器は、その容量が、同消音器に接続される上流側および下流側の排気管の内部にそれら排気管自身の有効排気管長に対応した周波数の定在波により気柱共鳴が生じる容量に設定されてなることを要旨とする。
【0023】
ストレート型の消音器を用いることにより、同ストレート型の消音器と、この消音器に接続される上流側および下流側の排気管とがあたかも1本の管体であるかのように存在することは上述の通りである。
【0024】
しかしながら、ストレート型の消音器と上流側および下流側の排気管とが1本の管体として存在すると、その有効排気管長が長くなり、1本の管体として存在するこれらストレート型の消音器と上流側および下流側の排気管とに気柱共鳴が生じることによって排気音がピーク性を有するようになることがある。
【0025】
この点、上記構成によれば、ストレート型の消音器と上流側および下流側の排気管とが一本の管体として存在する一方、上流側の排気管と下流側の排気管とが各別の排気管として存在するようにもなる。これにより、ストレート型の消音器と上流側および下流側の排気管とを1本の管体としたときの同管体の有効排気管長に対応した周波数の定在波による気柱共鳴が生じなくなる。
【0026】
この結果、前記ロングテール効果による低周波音の消音性を維持しつつ、排気音のピーク性を改善することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の内燃機関の排気装置において、前記ストレート型の消音器は、その容量が少なくとも1リットル以上の範囲に入るように設定されてなることを要旨とする。
【0027】
上記構成とすることにより、前記ロングテール効果による低周波音の消音性を維持しつつ、排気音のピーク性を改善することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれかに記載の内燃機関の排気装置において、前記ストレート型の消音器には、前記内管と前記外管との間の空間内に消音材が設けられてなることを要旨とする。
【0028】
上記構成によれば、ストレート型の消音器内に設けられる消音材により、排気装置内を排気が流通することにより生じる気流音等の高周波音を消音することができる。このため、排気音の騒音レベルをより低くすることができる。
【0029】
また、この消音材を、複数の消音器のうちの排気の流れの最も下流に設けられる消音器内に設けることにより、他の消音器内に消音材を設けずとも高周波音を消音することができる。このため、消音材の使用量を少なくして効率よく高周波音を消音することができる。
【0030】
また、ストレート型の消音器内に設けられる消音材の充填密度等を適宜変更することにより、同消音器による排気音の消音特性を容易にチューニングすることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内燃機関の排気装置を、6個の気筒を有する車載内燃機関の排気装置に適用した一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
【0032】
図1に示されるように、この排気装置は、エキゾーストマニホールド20と触媒コンバータ21と第1消音器22と第2消音器23とこれらエキゾーストマニホールド20、触媒コンバータ21、両消音器22,23に接続される複数(この例では4個)の排気管24〜27とを備えて構成されている。ここで、上記排気管24は、エキゾーストマニホールド20と触媒コンバータ21とに接続される排気管であり、以後、これを第1排気管24とする。また同様に、触媒コンバータ21と第1消音器22とに接続される排気管25を第2排気管25、第1消音器22と第2消音器23とに接続される排気管26を第3排気管26、第2消音器23に対して第3排気管26の反対側に位置する排気管27を第4排気管27とする。
【0033】
また、この排気装置は、前記エキゾーストマニホールド20が車載内燃機関10のシリンダヘッド11に接続される一方、前記第4排気管27において第2消音器23側の端部とは反対側の端部が大気に開放されている。
【0034】
このように構成される排気装置では、車載内燃機関10から排出された排気は、まずエキゾーストマニホールド20の内部に流入する。そして、エキゾーストマニホールド20内に流入した排気は、第1排気管24、触媒コンバータ21、第2排気管25、第1消音器22、第3排気管26、第2消音器23、第4排気管27を順に通過し、第4排気管27における排気の流れ方向の下流側の開口27aを介して大気に排出される。この際、排気装置内を流通する排気の排気音は、第1消音器22と第2消音器23とによって消音される。
【0035】
本実施形態では、前記第1消音器22及び第2消音器23の少なくとも一方に接続される複数の排気管、すなわち第2排気管25〜第4排気管27は、それらの有効排気管長L1〜L3(同図1参照)が以下に記載の値となるように設定されている。
【0036】
すなわち、第2排気管25〜第4排気管27は、各排気管25〜27において気柱共鳴が生じているときのそれら排気管25〜27の内部に生じる定在波の周波数が所定の低周波数域に入らないようにそれら排気管25〜27の有効排気管長L1〜L3が設定されている。本実施形態では、第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じる各定在波の周波数がほぼ300Hz以下の周波数域に入らないように、第2排気管25〜第4排気管27の各有効排気管長L1〜L3を1m以下となるようにしている。
【0037】
ここで、第2排気管25の有効排気管長L1とは、第2排気管25における排気の流れの下流側の端部において前記第1消音器22内に挿入される部分に形成された複数の小孔のうちの最も上流側の小孔の中心から同第2排気管25における上流側の端部までの間の第2排気管25の軸線上の長さである。なお、第2排気管25における上流側の端部が触媒コンバータ21内に挿入される場合には、前記有効排気管長L1は、第2排気管25の下流側の端部における前記最も上流側の小孔の中心から同第2排気管25において第1消音器22内に挿入された上流側の端部までの間の第2排気管25の軸線上の長さとなる。
【0038】
また、第3排気管26の有効排気管長L2とは、第3排気管26の上流側の端部において前記第1消音器22内に挿入される部分に形成された複数の小孔のうちの最も下流側の小孔の中心から第2消音器23内に形成された複数の貫通孔23aのうちの最も上流側の貫通孔23aの中心までの間の軸線上の長さである。
【0039】
また、第4排気管27の有効排気管長L3とは、第4排気管27における第2消音器23内に形成された複数の貫通孔23aのうちの最も下流側の貫通孔23aの中心から下流側の端部までの間における第4排気管27の軸線上の長さである。
【0040】
また、本実施形態では、第2排気管25〜第4排気管27は、それら排気管25〜27のうちのいくつかの排気管と残りの排気管とにおける有効排気管長L1〜L3の比が2:1となるように設けられている。本実施形態では、第2排気管25および第3排気管26を、それらの有効排気管長L1,L2が1mとなるように、また、第4排気管27を、その有効排気管長L3が0.5mとなるように設けている。
【0041】
また、本実施形態では、第1消音器22として、複数の共鳴室や拡張室を有する共鳴・拡張型の消音器を用いている。一方、排気の流れ方向の最も下流に設けられる消音器である第2消音器23として、管壁に所定数(この例では3個のみ図示)の貫通孔23aが形成された内管23bと、この内管23bに接続されて同内管23bの有孔部分を隙間を隔てて覆う外管23cとを備えて構成されるストレート型の消音器を用いている。
【0042】
また、本実施形態では、排気が排気装置内を流通する際、第2消音器23に対して上流側の第3排気管26と下流側の第4排気管27との内部にてそれら排気管26,27自身の有効排気管長L2,L3に対応した周波数の定在波により気柱共鳴が生じるように第2消音器23の容量が設定されている。そして、本実施形態では、この第2消音器23の容量を4リットルとしており、前記第1消音器22の容量よりも小さな値に設定されている。
【0043】
なお、この第2消音器23の容量は、少なくとも1リットル以上の範囲に入るように設定されていればよく、1リットルよりも大きい範囲に入るように設定されることが好ましく、1リットルよりも大きく、かつ30リットル以下の範囲に入るように設定されることがより好ましい。ただし、排気音特性は、車載内燃機関10の気筒数や排気量等により異なるため、上記第2消音器23において排気音を消音するのに必要とされる容量は、車載内燃機関10の気筒数や排気量等により異なる。
【0044】
ここで、第2消音器23として、容量が大きなものを用いる場合であっても、その第2消音器23を拡張室としては使用せずに、第2消音器23をストレート型の消音器とし、さらに内管23bに形成される貫通孔23aの開口面積を調整することにより、いわゆるロングテール効果を得ることが可能である。
【0045】
また、本実施形態では、第2消音器23には、その内管23bの外周面と外管23cの内周面との間の空間23d内に消音材28が設けられている。この消音材28としては、例えばグラスウールやロックウール等が用いられる。
【0046】
以下、排気装置をこのような構成としたことの理由について説明する。
まず、各第2排気管25〜第4排気管27において気柱共鳴が生じているときのそれら第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じる各定在波の周波数がほぼ300Hz以下の周波数域に入らないように、排気管25〜27の各有効排気管長L1〜L3を1m以下となるようにした理由について説明する。
【0047】
一般に、排気音に含まれるほぼ300Hz以下の低周波音は、車室内にこもり音を生じさせることが知られている。そして、このこもり音は、車両の乗員に不快感を与える要因となっている。これにより、車室内にこもり音を生じさせないようにするためには、ほぼ300Hz以下の低周波音が生じないようにすることが重要となる。
【0048】
そこで、本実施形態では、各排気管25〜27の内部に生じる定在波に着目し、それらの定在波の周波数が、各第2排気管25〜第4排気管27において気柱共鳴が生じているときにほぼ300Hz以下の範囲に入らないように各排気管25〜27の有効排気管長L1〜L3を、以下の式(1)を用いて設定している。
【0049】
f≦mc/2L (c=20.03×(t+273)^1/2) …(1)
ここで、上記式(1)において、fは周波数を表し、その単位は、Hzである。また、mは自然数である。また、cは排気管内での音速を表し、その単位は、m/sである。また、Lは排気管の有効排気管長を表し、その単位は、mである。また、tは排気管内を流通する排気の温度を表し、その単位は℃である。また、^は、べき乗を表している。
【0050】
この式(1)においてf=300、m=1,t=600をそれぞれ代入すると、L≦0.986となる。これにより、前記排気管25〜27の各有効排気管長L1〜L3をほぼ1m以下とすると、それら排気管24〜27内には、各第2排気管25〜第4排気管27において気柱共鳴が生じているときに、ほぼ300Hz以下の定在波による低周波音が生じないこととなる。ここで、t=600としたのは、機関回転速度が通常の使用領域の上限である6000rpmであるときの第4排気管27の開口27a近傍での排気温度の平均値がほぼ600℃であるためである。また、機関回転速度が6000rpmよりも大きい場合には、排気音よりはむしろ車載内燃機関10から生じる音による影響の方が大きくなるため、ここでは考慮していない。
【0051】
以上の理由から、第2排気管25〜第4排気管27の各有効排気管長L1〜L3が1m以下となるようにそれら有効排気管長L1〜L3を設定している。
次に、第2排気管25および第3排気管26の有効排気管長L1,L2と第4排気管27の有効排気管長L3との比が2:1となるように、上記有効排気管長L1,L2を1m、一方、有効排気管長L3を0.5mとした理由について説明する。
【0052】
図2は、排気が排気装置内を流通しているときにおいて、第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じた定在波による排気音に対する影響を示したグラフである。同図2において、横軸は、第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じる定在波の周波数(単位は、Hz)を、一方、縦軸は、それらの各定在波による排気音への影響の程度を示している。なお、この縦軸にて示す定在波による排気音への影響は、同図2において上方へ向かうほど大きくなり、従って、同図2において上方へ向かうほど排気音の騒音レベルが上昇することを示す。
【0053】
また、同図2において、実線の特性C1は、有効排気管長L1,L2が1mである第2排気管25および第3排気管26での特性線を示している。また、一点鎖線の特性C2は、有効排気管長L3が0.5mである第4排気管27での特性線を示している。また、点線の特性C3は、有効排気管長L1,L2が1mである第2排気管25および第3排気管26と有効排気管長L3が0.5mである第4排気管27との3つの排気管25〜27を加味したときの特性線を示している。また、二点鎖線の特性C4は、有効排気管長L1〜L3を全て1mとした第2排気管25〜第4排気管27について、それら3つの排気管25〜27を加味したときの特性線を示している。
【0054】
まず、特性C1と特性C2とについてみてみる。
この図2のグラフから明らかなように、排気が排気装置内を流通しているときには、第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じる各定在波により、所定の周波数でピーク(特性C1ではP1およびP2、特性C2ではP2)が現れ、そのときには、定在波による排気音への影響が大きくなることが分かる。また、それらピークP1,P2の近傍でも定在波による排気音への影響が大きくなることも分かる。これは、各第2排気管25〜第4排気管27において、それらの内部に生じる定在波により気柱共鳴が生じるためである。なお、各第2排気管25〜第4排気管27に気柱共鳴が生じているときのそれら第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じる定在波の周波数は、前記式(1)において(左辺)=(右辺)としたときのfの値となる。
【0055】
ここで、第2排気管25〜第4排気管27の全ての有効排気管長L1〜L3を1mとした場合において、それら第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じる定在波による排気音への影響について考察する。
【0056】
この場合には、第2排気管25〜第4排気管27の各排気管における特性線が全て図2中の特性C1のようになる。なお、図2中では、特性C1を1本の線で示しているが、正確には、第2排気管25〜第4排気管27は排気装置において設けられる位置が異なることに起因して排気温度が変化するため、第2排気管25〜第4排気管27における特性線は互いに僅かに異なるものとなる。
【0057】
そして、第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じた全ての定在波による排気音への影響についてみてみると、同図2において特性C4に示されるように、特性C1および特性C2に比べて定在波による排気音への影響が全体的に大きくなることが分かる。特に、特性C1のピークP1,P2が特性C3ではピークP4,P5へと変位しており、ピーク性が顕著となることが分かる。
【0058】
これに対し、本実施形態の構成では、特性C1においてピークP1の状態にあるとき、すなわち、第2排気管25と第3排気管26との各定在波による排気音への影響が最も大きいときには、特性C2ではピークは現れず、しかも、第4排気管27の内部で生じる定在波による排気音への影響は最も小さい状態となる。これは、第4排気管27の有効排気管長L3を第2排気管25および第3排気管の有効排気管長L1,L2の半分の長さとしたことで、第4排気管27内で生じる定在波の波長が、第2排気管25および第3排気管26内で生じる定在波の波長の2倍となったためである。
【0059】
これにより、第2排気管25〜第4排気管27の内部に生じた全ての定在波による排気音への影響についてみてみると、特性C3に示されるように、特性C1,C2に比べて定在波による排気音への影響が全体的に大きくなり、特に、ピークP5では定在波による排気音への影響が非常に大きくなっている。しかしながら、この特性C3は、ピークP3では、定在波による排気音への影響は特性C1のピークP1に比べて僅かに大きくなる程度である。
【0060】
このため、第2排気管25および第3排気管26の有効排気管長L1,L2と第4排気管27の有効排気管長L3との比を2:1とすることにより、全ての有効排気管長L1〜L3を同寸とする場合よりも低周波数域において同図2中の領域S1にて示す部分での低周波音の音圧レベルの上昇を抑制できることが分かる。
【0061】
以上の理由から、第2排気管25の有効排気管長L1と第3排気管26の有効排気管長L2と第4排気管27の有効排気管長L3との比を2:2:1、すなわち、第2排気管25と第3排気管26との有効排気管長L1,L2を1mとし、第4排気管27の有効排気管長L3を0.5mとしている。
【0062】
次に、第2消音器23を、4リットルの容量を有するストレート型の消音器とした理由について説明する。まず、ストレート型の第2消音器23を用いる理由について説明する。
【0063】
一般に、排気装置において、排気の流れ方向の最も下流に設けられる排気管(本実施形態では、第4排気管27)を、その有効排気管長がある程度長くなるように設定すると、いわゆるロングテール効果により排気音のうちの低周波音を効率よく消音できることが知られている。
【0064】
これに対して、本実施形態では、ストレート型の第2消音器23を用いるため、排気が第3排気管26の内部から第2消音器23の内部へ流入する際における排気の拡張が抑制される。このように排気の拡張が抑制されると、第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27との内部に同一の周波数の定在波が生じ、それら第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とがあたかも1本の管体であるかのように存在するようになる。
【0065】
こうして第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とが1本の管体として存在すると、その管体の有効排気管長は、第3排気管26の上流側の端部における前記複数の小孔のうちの最も下流側の小孔の中心から第4排気管27の下流側の端部までの間における上記管体の軸線上の長さとなる。
【0066】
これにより、上記管体の有効排気管長が第4排気管27の有効排気管長L3よりも長くなり、前記ロングテール効果によって排気音のうちの低周波音を効率よく消音することができる。
【0067】
さらに、ヘルムホルツの共鳴を考慮すると、第2消音器23として第1消音器22のような共鳴・拡張型の消音器を用いる場合には、第1消音器22が共鳴室としての機能を有し、第3排気管26が共鳴パイプとしての機能を有することとなる。この場合では、共鳴パイプの共鳴パイプ長は、第3排気管26の有効排気管長L2と一致した長さとなり、共鳴パイプ長が短いために共鳴室と共鳴パイプとからなる共鳴系での共鳴時の共鳴周波数が高くなる。
【0068】
ここで、上記共鳴系での共鳴による排気音への影響について、共鳴パイプの長さに起因した共鳴周波数の高低によって排気音への影響がどのように現れるかを、先の図2を参照して説明する。なおここでは、共鳴周波数が低い場合の特性が図2中の特性C1(ピークP1を示すときに共鳴)、一方、共鳴周波数が高い場合の特性が図2中の特性C2(ピークP2を示すときに共鳴)により示されるものとする。
【0069】
まず、共鳴周波数が低い場合である特性C1についてみてみると、前記低周波数域に対応する部分では、共鳴周波数が高くなるに従い、排気音への影響は、一旦は小さくなる傾向を示す。しかし、低周波数域において共鳴周波数がある程度高くなると、排気音への影響は、一転して大きくなる傾向を示す。
【0070】
一方、共鳴周波数が高い場合である特性C2についてみてみると、前記低周波数域に対応する部分では、排気音への影響は、共鳴周波数が高くなるに従って小さくなる傾向を示す。この際、特性C2では、排気音への影響は、図2中の点Aよりも低周波数側の部分、すなわち図2中の領域S2にて示す部分において特性C1よりも大きくなる。
【0071】
このように、前記共鳴系での共鳴周波数が高くなると、低周波数域での排気音への影響が大きくなり、排気音の消音性が悪化するようになる。
これに対して、本実施形態では、第1消音器22が共鳴室としての機能を有し、1本の管体として存在する第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とが共鳴パイプとしての機能を有することとなる。この場合では、共鳴パイプの共鳴パイプ長は、第3排気管26の上流側の端部における前記複数の小孔のうちの最も下流側の小孔の中心から第4排気管27における下流側の端部までの間における前記第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27との軸線上の長さとなる。
【0072】
これにより、第2消音器23としてストレート型のものを用いると、第2消音器23として共鳴・拡張型のものを用いる場合に比べて前記共鳴系における共鳴パイプの共鳴パイプ長を長くすることができ、同共鳴系での共鳴時の共鳴周波数を低くすることができる。このため、ストレート型の第2消音器23を用いる本実施形態では、共鳴・拡張型の消音器を用いる場合に比べ、ヘルムホルツの共鳴が生じることに起因した低周波数域での排気音の消音性の悪化を抑制することができる。
【0073】
以上の理由から、第2消音器23としてストレート型の消音器を用いることとしている。
次に、ストレート型の第2消音器23の容量を4リットルとした理由について説明する。
【0074】
第2消音器23としてストレート型の消音器を用いると、第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とが1本の管体として存在するようになることは上述の通りである。さらに、この第2消音器23の容量を4リットルとすると、第3排気管26と第4排気管27とが各別の管体として存在するようにもなる。これは、上述したように排気が第3排気管26の内部から第2消音器23の内部へ流入する際にその排気の拡張が抑制されるとはいえ、第2消音器23の内部へ流入した排気の一部が大きく拡張されることに起因して、第3排気管26と第4排気管27との内部に各別に定在波が生じるようになるためである。
【0075】
これにより、第3排気管26および第4排気管27には、それらの有効排気管長L2,L3に対応した周波数の定在波によって気柱共鳴が生じる。すなわち、第3排気管26では、図2中の特性C1におけるピークP1,P2に対応した周波数の定在波により気柱共鳴が生じる一方、第4排気管27では、同じく図2中の特性C2におけるピークP2に対応した周波数の定在波により気柱共鳴が生じる。そして、前記第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とには、それらを1本の管体としたときの同管体における有効排気管長に対応した周波数の定在波による気柱共鳴が生じなくなる。
【0076】
図4(a)〜(d)は、4気筒の車載内燃機関を実際に運転させてベンチ試験を行ったときの爆発次数成分の音圧レベルについての測定結果を示したものである。同図4において、横軸は機関回転速度(単位は、rpm)を示し、縦軸は爆発次数成分の音圧レベル(単位は、dB)を示している。
【0077】
なお、同図4において、(a)は、加速時における爆発二次成分の音圧レベルを、(b)は、加速時における爆発三次成分の音圧レベルを、(c)は、減速時における爆発一次成分の音圧レベルを、そして、(d)は、減速時における爆発二次成分の音圧レベルを示している。また、同図4(a)〜(d)において、実線にて示される特性C5は、第2消音器23として、容量が4リットルでストレート型の消音器を用いた場合の、一方、点線にて示される特性C6は、第2消音器23として、容量が1リットルでストレート型の消音器を用いた場合の測定結果を示している。また、これら特性C5,C6は、先に示した図1の構成において、第3排気管26の有効排気管長L2が1.09m、第2消音器23の長さが0.25m、第4排気管27の有効排気管長L3が0.32mである排気装置を用いたときの測定結果を示している。
【0078】
ここで、上記第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とを用いる代わりに、これらの長さを合計した有効排気管長を有する1本の排気管、すなわち、有効排気管長が1.66mの1本の排気管を用いると仮定する。
【0079】
この場合、排気が排気装置内を流通すると、上記1本の排気管には、ほぼ150Hzの定在波が生じたときに気柱共鳴が生じることとなる(前記式(1)においてt=350、L=1.66を代入)。これは、4気筒の車載内燃機関が用いられる場合、加速時における爆発二次成分において機関回転速度に置き換えると、約2200rpmとなる。すなわち、4気筒の車載内燃機関を用いた場合、機関回転速度が約2200rpmとなると、前記有効排気管長が1.66mの1本の排気管では、ほぼ150Hzの定在波による気柱共鳴が生じ、加速時における爆発二次成分にピークが現れることとなる。
【0080】
ここで、図4(a)を見てみると、容量が1リットルでストレート型の第2消音器23を用いた場合の特性線である特性C6において、機関回転速度が約2200rpmであるときに、加速時における爆発二次成分にピークP6が現れている。このことは、第3排気管26と第4排気管27との間にストレート型の第2消音器23が設けられているとはいえ、その第2消音器23の容量が1リットルであると、それら第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とは、有効排気管長が1.66mの1本の管体として存在することを意味している。
【0081】
これに対して、同じく図4(a)において、容量が4リットルでストレート型の第2消音器23を用いた場合の特性線である特性C5をみてみると、機関回転速度が約2200rpmであるときの加速時における爆発二次成分には、前記特性C6のピークP6ほどの高いピークが現れていない。このことは、第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27との内部には、有効排気管長を1.66mとしたときの定在波が生じておらず、それら第3排気管26と第2消音器23と第4排気管27とには、有効排気管長を1.66mとしたときの定在波による気柱共鳴が生じていないことを意味している。
【0082】
また、爆発次数成分の音圧レベルのピークの低下は、図4(a)のみならず、図4(b)中の特性C6におけるピークP7や、図4(c)中の特性C6におけるピークP8や、図4(d)中の特性C6におけるピークP9が、同図4(b)〜(d)中の特性C5のように変位していることからも確認することができる。
【0083】
なお、第2消音器23として、その容量が1リットル未満でストレート型のものを用いた場合には、図4(a)〜(d)中の特性C6における各ピークP6〜P9がより顕著となることが発明者によって確認されている。
【0084】
以上の理由から、ストレート型の第2消音器23の容量を4リットルとしている。
図3は、本実施形態に近い構成を有する排気装置と、現在使用されている構成の排気装置とを用い、車載内燃機関を実際に運転させてベンチ試験を行ったときの加速時の排気音に関し、その爆発一次成分の音圧レベルについての測定結果を示したものである。同図3において、横軸は機関回転速度(単位は、rpm)を、一方、縦軸は加速時における爆発一次成分の音圧レベル(単位は、dB)を示している。なお、同図3において実線にて示される特性C7および点線にて示される特性C8は、排気量が3.3リットルでV型6気筒の車載内燃機関に対し、次のような構成を有する排気装置が接続されているときの爆発一次成分の音圧レベルを示している。
【0085】
まず、同図3中の特性C7は、本実施形態に近い構成を有する排気装置が用いられた場合の特性線である。この排気装置は、図1の構成において、第2排気管25の有効排気管長L1が0.89m、第3排気管26の有効排気管長L2が1.09m、第4排気管27の有効排気管長L3が0.32mであり、第1消音器22として共鳴・拡張型の消音器が、一方、第2消音器23としてストレート型の消音器が設けられている。なお、共鳴・拡張型の第1消音器22は、その容量が20.8リットルであり、ストレート型の第2消音器23は、その容量が4リットルである。
【0086】
一方、同図3中の特性C8は、現在使用されている構成の排気装置が用いられた場合の特性線である。この排気装置は、図1の構成において、第2排気管25の有効排気管長L1が0.19m、第3排気管26の有効排気管長L2が1.46m、第4排気管27の有効排気管長L3が0.49mであり、第1消音器22と第2消音器23とには、ともに共鳴・拡張型の消音器が用いられている。なお、共鳴・拡張型の第1消音器22は、その容量が13.2リットルであり、同じく共鳴・拡張型の第2消音器23は、その容量が18.6リットルである。
【0087】
この図3から明らかなように、車載内燃機関から生じる音が相対的に小さい低回転速度域および中回転速度域の領域S3の部分において、特性C7の方が特性C8よりも加速時における爆発一次成分の音圧レベルが低くなっていることが分かる。
【0088】
なお、加速時におけるOA―A(オーバーオール)成分についても、本実施形態に近い構成を有する排気装置と現在使用されている構成の排気装置とでは、前者の方が後者よりも低回転速度域から高回転速度域までの全域にかけてその騒音レベルが低くなっていることが発明者によって確認されている。ここで、上記OA―A成分とは、爆発一次成分と爆発二次成分と爆発三次成分とを全て加味したものである。
【0089】
また、第2排気管25〜第4排気管27を、本実施形態のように有効排気管長L1,L2と有効排気管長L3との比が2:1となるように設ければ、爆発一次成分の音圧レベルやOA―A成分の騒音レベルをより低くすることができることも発明者によって確認されている。
【0090】
以上詳述したように、この実施形態にかかる内燃機関の排気装置によれば、以下に示すような優れた効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、第2排気管25〜第4排気管27を、第2排気管25および第3排気管26の有効排気管長L1,L2と第4排気管27の有効排気管長L3との比がほぼ2:1となるように設定している。
【0091】
これにより、第4排気管27の内部で生じる定在波は、第2排気管25および第3排気管26の内部で生じる定在波の波長のほぼ2倍の波長を有するようになる。このため、第2排気管25および第3排気管26の内部で生じた定在波によりそれら第2排気管25および第3排気管26に気柱共鳴が生じても、第4排気管27では気柱共鳴は生じない。すなわち、第2排気管25および第3排気管26において、それらの内部で生じた定在波によって排気音の騒音レベルの上昇に大きな影響を与える状態にあるときには、同第4排気管27では、その内部で生じた定在波による排気音の騒音レベルの上昇への影響は、最も小さい状態となる。
【0092】
この結果、第2排気管25〜第4排気管27内で生じる定在波によって排気音の騒音レベルが上昇するタイミングを、第2排気管25および第3排気管26と第4排気管27とにおいて異なるようにすることができ、排気装置全体としての排気音の騒音レベルが大きく上昇することを抑制することができる。また、排気音のうちの特に低周波音の音圧レベルが上昇することを抑制でき、ひいては、車室内にこもり音が生じることを抑制することができる。そして、車室内において高い静粛性を実現することができる。
【0093】
(2)本実施形態では、第2排気管25〜第4排気管27は、各排気管25〜27において気柱共鳴が生じているときのそれら各排気管25〜27の内部に生じる定在波の周波数がほぼ300Hz以下の低周波数域に入らないようにそれら排気管25〜27の有効排気管長L1〜L3を1m以下に設定している。
【0094】
これにより、第2排気管25〜第4排気管27において気柱共鳴が生じ、それらの気柱共鳴によって排気音の騒音レベルが上昇しても、それらの各排気管25〜27の内部で生じている定在波の周波数がほぼ300Hz以下の低周波数域にはない。このため、排気音のうちの低周波音の音圧レベルが上昇することをより抑制することができる。
【0095】
また、第2排気管25〜第4排気管27の有効排気管長L1〜L3を上述のように設定することにより、大容量の消音器や、複数の共鳴室や拡張室を有する共鳴・拡張型の消音器を用いずとも低周波音の音圧レベルの上昇を抑制することができる。このため、大容量の消音器を用いることによる車両重量やコストの増大を抑制することができ、また、共鳴・拡張型の消音器を用いることによる機関性能の低下を抑制することができる。
【0096】
(3)本実施形態では、第2消音器23として、管壁に所定数(図1では3個のみ図示)の貫通孔23aが形成された内管23bと、この内管23bに接続されて同内管23bの有孔部分を隙間を隔てて覆う外管23cとを備えて構成されるストレート型の消音器を用いている。
【0097】
これにより、第3排気管26の内部から第2消音器23の内部へ排気が流入する際における排気の拡張が抑制される。このため、第3排気管26とストレート型の第2消音器23と第4排気管27との内部には、同一の周波数の定在波が生じ、それら第3排気管26とストレート型の第2消音器23と第4排気管27とがあたかも1本の管体であるかのように存在するようになる。この結果、前記ロングテール効果によって低周波音の音圧レベルをより低く抑えることができる。
【0098】
(4)本実施形態では、排気が排気装置内を流通している際に第3排気管26と第4排気管27との内部にてそれら第3排気管26および第4排気管27自身の有効排気管長L2,L3に対応した周波数の定在波により気柱共鳴が生じるように、第2消音器23の容量を4リットルとしている。
【0099】
これにより、第3排気管26とストレート型の第2消音器23と第4排気管27とを一本の管体として存在させることができるようになる一方、第3排気管26と第4排気管27とを各別の排気管として存在させることができるようにもなる。
【0100】
このため、第3排気管26とストレート型の第2消音器23と第4排気管27とを1本の管体としたときの同管体の有効排気管長に対応した周波数の定在波による気柱共鳴が生じなくなる。
【0101】
この結果、第3排気管26とストレート型の第2消音器23と第4排気管27とが一本の管体として存在することによって、前記ロングテール効果による低周波音の消音性を維持しつつ、第3排気管26と第4排気管27とが各別の排気管として存在することによって、排気音のピーク性を改善することができる。
【0102】
また、第2消音器23は、その容量が4リットルであるため、同第2消音器23を小型の消音器とすることができ、第2消音器23の大型化による車両の重量増加を抑制することもできる。
【0103】
なお、第2消音器23として、容量が1リットル未満の消音器を用いると、排気音のピーク性を十分に改善することができなくなる。逆に、第2消音器23として、容量が30リットルよりも大きな消音器を用いると、排気音のピーク性を改善することはできるものの、第2消音器23自体が大きなものとなるために車両の重量増加を招くこととなる。
【0104】
(5)本実施形態では、第1消音器22として、複数の共鳴室や拡張室を有する共鳴・拡張型の消音器22を用いている。そして、この第1消音器22に対して第3排気管26を接続している。
【0105】
これにより、第1消音器22がヘルムホルツの共鳴における共鳴室としての機能を有し、1本の管体として存在する第3排気管26とストレート型の第2消音器23と第4排気管27とがヘルムホルツの共鳴における共鳴パイプとしての機能を有するようになる。そして、この共鳴パイプの共鳴パイプ長が、第3排気管26の有効排気管長L2に対応した長さとなるのではなく、第3排気管26の有効排気管長L2と第2消音器23の長さと第4排気管27の有効排気管長L3とを加えた長さとなり、上記共鳴パイプの共鳴パイプ長を長くすることが可能となる。
【0106】
このため、第1消音器22における共鳴室と、第3排気管26とストレート型の第2消音器23と第4排気管27とからなる共鳴パイプとのヘルムホルツの共鳴における共鳴系での共鳴周波数が高くなることを抑制することができる。この結果、低周波音の音圧レベルが上昇することを抑制することができる。
【0107】
また、第1消音器22に接続される第2排気管25と第3排気管26とを各別の排気管として存在させることができる。このため、第2排気管25における上流側の端部から第3排気管26における前記複数の小孔のうちの最も下流側の小孔の中心までの間でのそれら第2排気管25および第3排気管26の軸線上の長さに対応した周波数の定在波によって、気柱共鳴が生じることを抑制することができる。
【0108】
(6)本実施形態では、ストレート型の第2消音器23には、その内管23bの外周面と外管23cの内周面との間の空間23d内に、例えばグラスウールやロックウール等の消音材28を設けている。
【0109】
これにより、第2消音器23内に設けられる消音材28により、排気が排気装置内を流通する際に生じる気流音等の高周波音を消音することができる。このため、排気音の騒音レベルをより低くすることができる。
【0110】
また、この消音材28を、第1消音器22と第2消音器23とのうち、排気の流れの下流に設けられる第2消音器23内に設けたため、第1消音器22に消音材を設けずとも高周波音を消音することができる。このため、消音材28の使用量を少なくして効率よく高周波音を消音することができる。
【0111】
また、消音材28の繊維の線径や充填密度や前記空間23d内への消音材28の充填加工方法等を適宜変更して、排気が第3排気管26の内部から第2消音器23の内部へ流入する際の排気の拡張の程度を調整することにより、第2消音器23による排気音の消音特性を容易にチューニングすることが可能となる。
【0112】
ここで、排気が第3排気管26の内部から第2消音器23の内部へ流入する際の排気の拡張の程度が大きくなるように同排気の拡張の程度を調整すると、消音材28による高周波の消音性が高められ、高周波域での排気の消音効率を重視したかたちとなる。一方、排気が第3排気管26の内部から第2消音器23の内部へ流入する際の排気の拡張の程度が小さくなるように同排気の拡張の程度を調整すると、低周波域での排気の消音効率を重視したかたちとなる。
【0113】
なお、上記実施形態は、例えば以下のように適宜変更することもできる。
・上記実施形態において、第2消音器23の空間23d内に設けられる消音材28を省略する構成としてもよい。また、第1消音器22内に消音材を設ける構成としてもよい。
【0114】
・上記実施形態において、第2消音器23は、少なくとも1リットルの容量を有するものには限定されない。この第2消音器23は、車載内燃機関10の気筒数や排気量等に応じて、1リットル未満の容量を有するものであってもよい。
【0115】
・上記実施形態において、前記式(1)を用いて第2排気管25〜第4排気管27の有効排気管長L1〜L3を決定する際、機関回転速度が6000rpmであるときの第4排気管27の開口27a近傍での排気温度の平均値を用いることには限定されない。上記有効排気管長L1〜L3を決定するに際して、6000rpm未満または6000rpmよりも大きい機関回転速度であるときの第4排気管27の開口27a近傍での排気温度の平均値を用いるようにしてもよい。
【0116】
従って、第2排気管25〜第4排気管27の有効排気管長L1〜L3を必ずしも1m以下とする構成には限定されない。
・上記実施形態において、第2排気管25および第3排気管26の有効排気管長L1,L2を1mとし、第4排気管27の有効排気管長L3を0.5mとする構成には限定されない。これら第2排気管25〜第4排気管27の有効排気管長L1〜L3を、第2排気管25の有効排気管長L1を1mとし、第3排気管26および第4排気管27の有効排気管長L2,L3を0.5mとする構成としてもよい。
【0117】
また、第2排気管25の有効排気管長L1を0.5mとし、第3排気管26および第4排気管27の有効排気管長L2,L3を1mとする構成としてもよいし、第2排気管25および第3排気管26の有効排気管長L1,L2を0.5mとし、第4排気管27の有効排気管長L3を1mとする構成としてもよい。
【0118】
要は、第2排気管25〜第4排気管27のうちの1つまたは2つの排気管の有効排気管長を、第2排気管25〜第4排気管27のうちの残りの有効排気管長の半分の長さとなるようにそれら第2排気管25〜第4排気管27の有効排気管長L1〜L3が設定されればよい。
【0119】
・上記実施形態において、第2排気管25および第3排気管26の有効排気管長L1,L2と第4排気管27の有効排気管長L3との比を、正確に2:1とする構成には限定されない。
【0120】
・上記実施形態において、第2排気管25の有効排気管長L1と第3排気管26の有効排気管長L2とを同寸に設定する構成には限定されない。
・上記実施形態では、2個の消音器を備える排気装置の例を示したが、本発明は、1個のみあるいは3個以上の消音器を備える排気装置にも同様に適用することができる。
【0121】
・上記実施形態では、6気筒の車載内燃機関に接続される排気装置の例を示したが、この車載内燃機関は6気筒のものには限定されない。本発明は、単気筒あるいは6気筒以外の複数の気筒を有する車載内燃機関にも同様に適用することができる。
【0122】
また、4気筒の車載内燃機関に接続される排気装置の場合にあっては、第2排気管〜第4排気管を、例えば、第2排気管〜第4排気管のうちの1つまたは2つの排気管の有効排気管長が1.5m、一方、第2排気管〜第4排気管のうちの残りの有効排気管長が0.75mとなるように設ける構成としてもよい。ここで、第2排気管〜第4排気管のうちの1つまたは2つの排気管の有効排気管長1.5mとするのは、前記式(1)においてf=200、m=1,t=600をそれぞれ代入したときにL≦1.48となるためである。なお、f=200としているのは、4気筒の車載内燃機関の場合では、300Hzの定在波が生じるときには機関回転速度が7000rpmよりも大きくなり、排気音よりはむしろ車載内燃機関から生じる音による影響の方が大きくなるため、ここでは考慮していないことによる。
【0123】
・また、図1では、各気筒が直列に配置された車載内燃機関10を示したが、この気筒の配置は任意である。
・上記実施形態において、排気装置は、車載内燃機関10に接続されるものに限らず、例えば船舶用内燃機関等に接続される排気装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる内燃機関の排気装置の一実施形態についてその構成を示す概略図。
【図2】排気管の内部に生じる定在波の周波数とその定在波による排気音への影響との関係を示すグラフ。
【図3】機関回転速度と加速時における爆発一次成分の音圧レベルとの関係を示すグラフ。
【図4】機関回転速度と排気音の音圧レベルとの関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10…車載内燃機関、11…シリンダヘッド、20…エキゾーストマニホールド、21…触媒コンバータ、22…第1消音器、23…第2消音器、23a…貫通孔、23b…内管、23c…外管、23d…空間、24…第1排気管、25…第2排気管、26…第3排気管、27…第4排気管、27a…開口、28…消音材。

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの消音器と同消音器に接続される複数の排気管とを備える内燃機関の排気装置において、
    前記消音器に接続される複数の排気管は、その複数の排気管のうちのいくつかの排気管と残りの排気管とにおける有効排気管長の比がほぼ2:1となるように設定されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の排気装置。
  2. 前記消音器に接続される複数の排気管は、それら各排気管において気柱共鳴が生じているときにその内部に生じる定在波の周波数が所定の低周波数域に入らないようにそれら各排気管の有効排気管長が設定されてなる
    請求項1に記載の内燃機関の排気装置。
  3. 前記所定の低周波数域がほぼ300Hz以下の周波数域である
    請求項2に記載の内燃機関の排気装置。
  4. 前記消音器のうちの最も下流に設けられる消音器は、管壁に所定数の貫通孔が形成された内管と、この内管に接続されて同内管の有孔部分を隙間を隔てて覆う外管とを備えるストレート型の消音器である
    請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の排気装置。
  5. 前記ストレート型の消音器は、その容量が、同消音器に接続される上流側および下流側の排気管の内部にそれら排気管自身の有効排気管長に対応した周波数の定在波により気柱共鳴が生じる容量に設定されてなる
    請求項4に記載の内燃機関の排気装置。
  6. 前記ストレート型の消音器は、その容量が少なくとも1リットル以上の範囲に入るように設定されてなる
    請求項5に記載の内燃機関の排気装置。
  7. 前記ストレート型の消音器には、前記内管と前記外管との間の空間内に消音材が設けられてなる
    請求項4〜6のいずれかに記載の内燃機関の排気装置。
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