JP2004124534A - 目地施工用テープ材とそれを用いた目地施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】裏面に備えられた粘着層によって下地の目地部を跨いで貼着させて、下地調整用パテ剤を表裏面に施す網目状テープ材であって、該テープ材の長手方向に沿って配した縦糸部材と該縦糸部材に交わるように配された横糸部材との交叉部分を熱融着してなる目地施工用テープ材において、前記縦糸部材が上になる方を表面及び横糸部材が下になる方を裏面とし、横糸部材の裏面側に粘着層が形成されていることを特徴とするもの。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば石膏ボードやベニヤ板を下地とした壁面にクロスを貼り付ける際に用いる目地施工用テープとそれを用いた目地施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築物の内装工事において、石膏ボードを使用した乾式工法が主流を占めるようになった。そして、石膏ボードの目地部には下地調整剤を塗布し、下地を平滑にし、クロスや塗装で仕上げを行っている。
【0003】
石膏ボードの目地処理は下地調整剤を目地部に塗布・充填して行われ、下地調整剤の塗布厚みは目地中央部の溝部分だけを厚く、溝の縁部分からボードの中心方向に向かって徐々に薄く平滑になるように塗布している。また、編み目状のテープを目地を覆うように幅方向の両端部が目地を跨ぐように貼着することにより、下地調整材を用いないで目地処理を行う目地被覆用テープが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このとき、石膏ボードの目地部における下地調整剤の塗布厚みは、施工者の感覚によるところが大で、塗布厚みを極力薄くなるような施工(薄塗り施工)を行う業者もいれば、ある程度下地調整剤を盛るようにして塗布し、塗布幅も広くなるような施工(幅広施工)を行う業者もいる。
【0005】
これら目地施工方法の基本理念は、下地調整剤の塗布勾配を緩やかにすることにより、間接照明のような横からの光線による目地部での盛り上がりによる影が極力生じないようにすることにある。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−217147号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、薄塗り施工の場合、石膏ボードの目地部が目立ちやすい問題があった。即ち、目地部に下地調整材を塗布し、目地部の両側の各々の石膏ボードへ緩やかに塗布した後、サンダー仕上げをして見た目や触れても目地部が判らないように仕上げても、澱粉糊を用いて壁紙を貼る仕上げ処理を行った場合に、目地部で凹んだように見える現象が少なからずあった。
【0008】
下地調整剤の塗布厚みによって石膏ボードの目地部が目立ったり、下地調整剤の塗布厚みに対し、塗布幅が狭いと下地調整剤の影が生じるという問題を経験している施工業者は多く、このため必要以上に下地調整剤を幅広く塗布している。
【0009】
本発明は、澱粉糊等の水性接着剤で壁紙を貼り付けた際に、下地調整剤で目地処理をした目地部で凹んだように見える現象を解明すると共に、この現象を起こし難い目地施工用テープ材を得ることを目的とする。また、施工が容易で、下地調整剤施工面に毛羽立ちの出ない目地施工用テープ材を得ることを目的とする。更に、このテープ材を用いて目地部で凹んだように見える現象を起こさない目地施工方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明に係る目地施工用テープ材は、裏面に備えられた粘着層によって下地の目地部を跨いで貼着させて、下地調整用パテ剤を表裏面に施す網目状テープ材であって、
該テープ材の長手方向に沿って配した縦糸部材と該縦糸部材に交わるように配された横糸部材との交叉部分を熱融着してなる目地施工用テープ材において、
前記縦糸部材が上になる方を表面及び横糸部材が下になる方を裏面とし、横糸部材の裏面側に粘着層が形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載された発明に係る目地施工用テープ材は、請求項1に記載のテープ材の厚さが0.12mm以上0.18mm以下であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載された発明に係る目地施工用テープ材は、請求項1又は2に記載の縦糸部材及び横糸部材がポリオレフィン系繊維からなり、
縦糸部材と縦糸部材とから形成される網目について、幅が4mmの網目を含むことを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載された発明に係る目地施工方法は、請求項1〜3の何れかに記載の目地施工用テープ材を用いた目地施工方法であって、
前記目地施工用テープ材を下地の目地部を跨いで貼着する工程と、
前記テープ材の上面から下地調整用パテ剤を数回塗布して塗布厚みが0.25mm以上の平滑面を形成する工程と、
下地調整剤の平滑面を覆うように壁紙を貼着する工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項5に記載された発明に係る目地施工方法は、請求項4に記載の下地調整用パテ剤が、半水石膏と骨材とからなる充填剤と、合成樹脂とを含み、
前記石膏の比率が充填剤の40重量%以上であり、
前記充填剤の粒子径が4mm以下であり、且つ、50μm以上の粒子径の粒子が占める体積比率が50%以上85%以下であることを特徴とするものである。
【0015】
請求項6に記載された発明に係る目地施工方法は、請求項4に記載の下地調整用パテ剤が、骨材を含む充填剤と、合成樹脂とを含み、
前記充填剤の粒子径が4mm以下であり、且つ、50μm以上の粒子径の粒子が占める体積比率が50%以上90%以下であることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
ところで、現在市販されている目地テープは、下地の補強を目的として作られている。中でも、グラスファイバー製の目地テープが主流となっているが、このテープは厚みが 0.2mm以上あるが、下地調整剤を平滑になるように塗布した場合の塗布厚みは 0.5mm程度となる、このため下地調整剤の厚みが目立ちやすく、目視で平坦であると認識させるための塗布幅は最低でも25cmは必要であり、通常は30〜45cm程度の塗布厚みで塗布されている。
【0017】
また、市販されている割繊維不織布製の目地テープはテープの厚みが0.08〜0.15mmで、グラスファイバー製と比較すると薄く、下地調整剤を塗布しても0.2〜0.3mm程度となり、下地調整剤の厚みは目立ちにくく、下地調整剤の塗布幅も半分程度で済む。しかしながら、この割繊維不織布製の目地テープは、下地の補強が目的であることから、テープの網目状構造の間隔が狭いものが主流となっている。これは、下地の補強効果は、目地テープの下地への粘着力がポイントとなることから、網目面積が大きいほど粘着性が高いことから縦糸部材側が下となるように作られており、網目幅の細い横糸部材が常に上となっている。このことは、下地調整剤を塗布する際に横糸部材にパテベラが引っかかり、横糸部材の端が毛羽立ちが生じることがある。
【0018】
市販されている割繊維不織布製の目地施工用テープ材は、具体的には主体の糸部材幅が0.5〜1.2mmで縦糸部材の部材数は幅3cmあたりに12本以上、横糸部材の部材数は同じく幅3cmあたりに10本以上の割繊維不織布の縦糸部材側の繊維部分に粘着剤を塗布し、テープ状にカットしたものが市販されている。このような糸の間隔の狭い目地テープは、テープ貼り後に下地調整剤を塗布すると、網目を通して目地部に充分充填することができなく、充分な下地の補強効果も得られないばかりか、クロス貼り後に目地部が膨れる現象も発生し、クレームとなることがある。従って、市販されている目地施工用テープ材の施工手順としては、予め石膏ボードの目地部に下地調製材を軽く充填し、その後テープ材を貼り付け、下地調整剤を1〜2回塗布して仕上げる方法が一般的である。
【0019】
従って、本発明の目地施工用テープ材は、施工が容易で、下地調整剤施工面に毛羽立ちが出ず、目地部の凹み現象を起こし難い目地施工用テープとして、横糸部材の表出面に粘着層が形成され、縦糸部材が上面となるように貼着されるものであれば、少なくとも2回の塗布乾燥作業で、石膏ボードの目地部の縁部での塗布厚みが0.25mm以上となり、目地部での凹みが現れず、更に毛羽立ちが認められないことが確認された。
【0020】
即ち、本発明の目地施工用テープ材は、裏面に備えられた粘着層によって下地の目地部を跨いで貼着させて、下地調整用パテ剤を表裏面に施す網目状テープ材であって、該テープ材の長手方向に沿って配した縦糸部材と該縦糸部材に交わるように配された横糸部材との交叉部分を熱融着してなる目地施工用テープ材において、前記縦糸部材が上になる方を表面及び横糸部材が下になる方を裏面とし、横糸部材の裏面側に粘着層が形成されている。
【0021】
より具体的には、目地施工用テープ材は、下地調整剤を塗布する際に一定の厚みで塗れるような網目状構造を有し、しかも下地の目地部の溝に下地調整剤がスムーズに充填されるテープであることが条件である。このためには、縦糸部材がテープの上面側に位置していることが必要である。
【0022】
尚、この構成により、縦糸部材で横糸部材をカバーする効果に優れ、テープの貼り付け施工性がよく、横糸部材が外れたり毛羽立ちが生じることもなく、さらに下地調整剤を塗布する際にパテベラがテープ上を滑るため一定の厚みでスムーズに塗布でき、塗布時に横糸部材が毛羽立たない効果がある。また、結果的に縦糸部材の本数を減少させ網目を大きくすることができ、下地調整剤のテープ上面側から塗布しても目地部に充填され易くなるため、充填性の向上にもつながる。更に、密着性は縦横糸部材間の隙間が広く、下地調整材の充填性が良好なため、粘着剤と下地調整剤の相乗効果によって充分な強度が得られる。
【0023】
また、本発明においては、先ず澱粉糊等の水性接着剤で壁紙を貼り付けた際に、下地調整剤で目地処理をした目地部で凹んだように見える現象を解明した。具体的には、この現象は壁紙を貼る仕上げ処理の場合に、石膏ボードではクロス糊の水分で石膏ボード表面に貼着されているボード紙が膨潤する性質があるため生じる現象であり、下地調整剤の塗布厚みが厚い目地部と塗布厚みが薄い部分や塗布していない部分とでは水分のボード紙への移行量に差が生じるためである。
【0024】
図1は石膏ボードの目地部での壁紙を貼着する前と後との断面を示した説明図である。即ち、a図に示すように、石膏ボード11同士の突き合わせ箇所はV字状の目地部12が形成される。この目地部12をパテ等の下地調整剤13で埋めると共に目地部12の境界が判らないように下地調整剤13を表面まで広く塗布して下地を調整している。b図に示すように、この状態で壁紙14を澱粉糊等の水性接着剤で貼り付けた際に、下地調整剤13の塗布厚みの厚い部分(目地部12)では下地調整剤13に水分が吸収されて石膏ボード11の表面に配されるボード紙15まで水分が移行しないが、下地調整剤13の薄い部分や塗布していない部分では速やかに水分がボード紙15に移行する。このため、下地調整剤13の塗布厚みの厚い部分は変化がないが、塗布厚みの薄い部分や塗布していない部分ではボード紙15が膨潤して盛り上がる、この結果、ボード同士の突き合わせ箇所(目地部)で凹んだように見えることがある。
【0025】
次に、本発明では、この現象を発生させないための下地調整材の塗布条件を検証した。その結果、石膏ボードの目地部の端部を目立たせないための最低厚みで下地調整剤を塗布し、しかも下地調整剤の塗布厚みを感じさせないための塗布幅で下地調整剤を塗布することで目地部での凹みが現れないことが確認された。より具体的には、石膏ボードの目地部の縁部での塗布厚みが0.25mm以上であれば、目地部での凹みが現れないことが確認された。
【0026】
従って、本発明では、石膏ボードの目地部の縁部での塗布厚みを常に0.25mm以上とするための手法として、下地調整用パテ剤を表裏面に施す網目状テープ材の長手方向に沿って配された縦糸部材と該縦糸部材に交わるように配された横糸部材との交叉部分を熱融着してなる網目状テープ材を下地の目地部を跨いで貼着させて使用する目地施工方法について、使用するテープの厚さを検証した。その結果、0.12mm以上の網目状テープ材を用いると、薄く複数回塗布して乾燥する作業を繰り返して、テープが完全に埋まって平滑な面が得られるまで塗布することにより、石膏ボードの目地部の縁部での塗布厚みが0.25mm以上となり、目地部での凹みが現れないことが確認された。また、テープの厚さが0.18mmより厚くすると、テープの存在を隠すための塗布厚みが0.50mm以上となる。そのため、目視で接合部を平坦とするためには、目地部を中心として25cm以上の下地調整剤の塗布幅を必要とする。よって、テープの厚さは好ましくは0.18mm以下と定めた。
【0027】
即ち、本発明の目地施工用テープ材は、裏面に備えられた粘着層によって下地の目地部を跨いで貼着させて、長手方向に沿って配した縦糸部材と該縦糸部材に交わるように配された横糸部材との交叉部分を熱融着してなる目地施工用テープ材の厚さが0.12mm以上0.18mm以下である。目地施工用テープ材を構成する縦糸部材と横糸部材とは相違する厚さ及び幅のものを用いても良い。
【0028】
図2は本発明の目地施工用テープ材の一実施例の平面構成を示す説明図である。図に示すように、例えば、目地施工用テープ材20の糸部材が、主体となる主糸部材と、補助糸部材とからなり、主縦糸部材21と補助縦糸部材22との各々の厚みが0.03〜0.05mmであり、主縦糸部材21の幅が1.0〜1.5mm、補助縦糸部材22の幅が0.02〜0.2mm であり、主横糸部材23と補助横糸部材24との厚みが共に0.1〜0.15mm、幅が共に0.3〜0.5mmであるものが挙げられる。
【0029】
また、主縦糸部材21同士はテープの長手方向に沿って各々が平行に配されている。具体的には主縦糸部材21同士はテープの長手方向に平行かほぼ15度以下の角度で長手方向に沿って各々が平行に配されている。補助縦糸部材22は隣り合う主縦糸部材21の離れた地点同士を結ぶように配される。更に、横糸部材は主横糸部材23と補助横糸部材24との幅はほぼ同じで、縦糸部材21,22と交わるように配されている。各々の縦糸部材の部材数は幅3cmあたりに7本以上11本以下であり、横糸部材の部材数は幅3cmあたりに6本以上9本以下として、縦糸部材と縦糸部材とから形成される網目について、幅が4mmの網目を含むものが挙げられる。
【0030】
本発明の目地施工用テープ材は、目地施工用テープ材を下地の目地部を跨いで貼り付け、その後に下地調整剤を塗布するため、充填時の塗布圧が加わることからテープ材の厚みが0.12mm未満の場合は、繊維強度が弱いため少し陥没した状態になり、下地調整材の乾燥面もヤセが生じやすくなる。従って、目地施工用テープ材の厚みは0.12mm以上は必要である。しかしながら、テープの厚みが厚くなるに従って下地調整材の塗布厚みも厚くなり、その塗布幅も広くなることから、施工性の低下につながる。このことから、目地施工用テープ材の厚みは好ましくは0.12〜0.18mmの間のものが施工性に優れたものといえる。
【0031】
更に、本発明は前述の目地施工用テープ材を用いた目地施工方法に関する。具体的な施工手順としては、目地施工用テープ材を下地の目地部を跨いで貼着する工程と、前記テープ材の上面から下地調整剤を数回塗布して塗布厚みが0.25mm以上の平滑面を形成する工程と、下地調整剤の平滑面を覆うように壁紙を貼着する工程とを備える。これにより、目地部で凹んだように見える現象を起こすことがない。
【0032】
本発明の目地施工法に用いる下地調整剤としては、半水石膏と骨材とからなる充填剤と合成樹脂とを含み、前記石膏の比率が充填剤の40重量%以上であり、前記充填剤の粒子径が4mm以下であり、且つ、50μm以上の粒子径の粒子が占める体積比率が50%以上85%以下であるもの、又は、骨材を含む充填剤と合成樹脂とを含み、前記充填剤の粒子径が4mm以下であり、且つ、50μm以上の粒子径の粒子が占める体積比率が50%以上90%以下であるものが、塗布作業が容易で、乾燥した際の体積収縮現象(所謂、ヤセ)が少なくなり好ましい。
【0033】
即ち、本発明の下地調整剤は、骨材が水分が抜ける際に充填剤間に働く凝集力を緩和し、しかも貼り付けたテープにパテ剤が絡みつく効果を高めるため、目地施工用テープ材と下地調整用パテ剤の相乗効果でヤセを防止することができる。また、パテのミミ部をヘラで強く撫でてもパテ剤がボロボロにならない。これは合成樹脂を含むためである。合成樹脂としては、好ましくは、ポリビニルアルコールのようなポリビニル系樹脂やメチルセルロースのような可溶性セルロース樹脂等を適当量配合することにより、良好な塗布性能を付与することができる。
【0034】
尚、目地施工用テープ材を貼り付けない場合は、ポリビニル系樹脂や可溶性セルロース樹脂の配合量を多くするに従ってヤセの度合いが大きくなるが、目地施工用テープ材を貼り付けると、上下両用塗りパテに配合している程度の添加量では、塗工性は大幅に改善されるもののヤセについてはほとんど影響を受けない。
【0035】
また、下地調整用パテ剤の粒子径は下塗り用のパテ剤は充填を主目的としており、充填効果を高めるために骨材の粒子径が1〜5mm程度のヒル石、パーライト、中空バルーン等を配合している。しかしながら、本発明の下地施工用テープ材の目開き寸法は4mm以下であることから、テープを貼り付けた上からパテ剤を圧入するには、粒子径は目開き寸法より小さいことが肝要である。従って、軽量骨材の粒子径は理論的には4mm以下であるが、スムーズに圧入するにはその半分の2mm以下であることが望ましい。
【0036】
50μm以上の粒子径の充填剤を多く配合する場合は、パテ剤の凝集力の緩和とテープ材ヘの絡み合いを付与することにあり、配合比率が大きいほど凝集力の緩和効果は高くヤセも少なくなるが、凝固成分として半水石膏と合成樹脂とを用いる場合には配合比が85%以上、凝固成分として合成樹脂のみを用いる場合には配合比が90%以上になるとペースト状態が悪くなり、塗工性に問題が生じる。なお当然のことながら、50μm以上の粒子径の充填剤のカサ比が50%以下の場合は、目地施工用テープ材を貼り付けた場合でもヤセが大きくなり、仕上げパテを2回以上塗布する必要がある。
【0037】
【実施例】
以下に具体的な実施例をあげて説明する。
実施例1.石膏ボードの膨潤現象
本発明においては、先ず澱粉糊等の水性接着剤で壁紙を貼り付けた際に、下地調整剤で目地処理をした目地部で凹んだように見える現象を解明するため、市販されている石膏ボードを40℃の乾燥機で充分乾燥し、目地部と切断部分の厚みをノギス(測定精度:0.01mm)で測定し、その後、測定部分のボード紙の表面に水を含ませた布で軽く数回拭き、再度石膏ボードの厚みを測定した。この結果、目地部分では 約0.04mm、切断部分では 約0.06mmの差が認められた。
【0038】
石膏ボードのボード紙は、水分によって0.04〜0.06mm程度膨潤し、その厚みが増すことが判明した結果から以下のことが類推された。即ち、石膏ボードに壁紙を貼ると、水性接着剤の水分がボード紙に吸収されて全体的に膨潤して隆起する。この時、石膏ボードの目地部に塗布されている下地調整剤の部分に関しては、塗布厚みが薄い部分(目地部に近い石膏ボード部分)では水分が下地調整剤を容易に通過し、ボード紙に移行するため全体的に隆起が生じる。塗布厚みの厚い目地部では水分が下地調整剤に吸収されるためボード紙まで移行しないため局部的に隆起が生じない。その結果、目地部で凹んだように見える現象が発生する。
【0039】
実施例2.下地調整材の塗布厚みとクロスの不具合について
この凹み現象を発生させないためには、石膏ボードの目地部の端部を目立たせないための最低厚みで下地調整剤を塗布し、しかも下地調整剤の塗布厚みを感じさせないための塗布幅で下地調整剤を塗布することにある。そこで、下地調整材の塗布厚さを種々変更してクロスの不具合を検証した。
【0040】
試験体の作成は次のように作成した。5枚の石膏ボードに幅が8mm、深さが5mmのV状の溝を作り、溝の端から25mmの位置に、厚みが 0.1、0.15、0.2、0.25、0.3mmのガイドを各々のボードに取付けた。個々のボードには、下地調整剤を複数回塗布乾燥を繰り返し、下地調整材の塗布厚みがガイドの厚みと同一となるようにした。各々のボードに表面がフラットなビニル壁紙にクロス糊を塗布し、10分後に貼り付けた。
【0041】
壁紙貼り後、1時間後と24時間後に目地部の状態を観察した。評価は次の通りに行った。結果を次の表1に示す。
○ : 目地部はフラットで、陰は認められない。
△ : 溝の縁部に光線の角度によっては陰が認められる。
× : 溝部を指で触ると、中心部が凹んでいるのが分かる。
【0042】
【表1】
【0043】
表1に示す通り、壁紙貼り後1時間後に陰が認められない塗布厚さは0.25mm以上必要であることが確認された。
【0044】
実施例3.テープの厚みと下地調整材の塗布厚み、クロスの不具合について
目地施工用テープ材を用いた目地施工方法を検証した。試験体は次の通り作成した。幅が8mm、深さが5mmのV状の溝を形成した石膏ボードの溝を跨ぐように目地施工用テープ材、グラスファイバーテープを貼り付けた。下地調整剤を薄く複数回塗布乾燥を繰り返し、テープが完全に埋まって平滑な面が得られるまで塗布した。表面がフラットなビニル壁紙にクロス糊を塗布し、10分後に貼り付けた。
【0045】
塗布厚みは、ダイヤルゲージにて測定した。また、壁紙貼り後、1時間後と24時間後に目地部の状態を観察した。評価は次の通りに行った。結果を次の表2に示す。
○ : 目地部はフラットで、陰は認められない。
△ : 溝の縁部に光線の角度によっては陰が認められる。
× : 溝部を指で触ると、中心部が凹んでいるのが分かる。
【0046】
表2に示す通り、壁紙貼り後1時間後に陰が認められないテープの厚み及び塗布厚さは、テープの厚みが0.12mm以上であり、塗布厚みが0.25mm以上必要であることが確認された。
【0047】
【表2】
【0048】
実施例4.テープの横糸の位置と下地調整材の塗布回数・仕上がり性等について
実施例3で、目地施工用テープ材による毛羽立ちを押さえるため、数回の塗布作業を必要とした。この塗布作業の回数を少なくするために、目地部に平行な縦糸部材が表に表出する新たな目地施工用テープ材Aを作成して、目地部を跨ぐ横糸部材が表出する実施例3の目地施工用テープ材Bと比較検討した。
【0049】
試験体は次の通り作成した。石膏ボード同士を突き合わせて、幅が8mm、深さが5mmのV状の溝を形成した石膏ボードの溝を跨ぐように厚みが0.16mmの目地施工用テープ材を貼り付けた。目地施工用テープ材は、目地部に平行な縦糸部材が表に表出する目地施工用テープ材Aと、目地部を跨ぐ横糸部材が表出する目地施工用テープ材Bとを用いた。各目地施工用テープ材A,Bを貼付けた後に、下地調整剤を薄く複数回塗布乾燥を繰り返し、テープが完全に埋まって平滑な面が得られるまで塗布乾燥した。表面がフラットなビニル壁紙にクロス糊を塗布し、10分後に貼り付けた。
【0050】
図3は目地施工用テープ材Aを貼り付けて下処理をした目地部を模式的に示した説明図である。図に示す通り、石膏ボード31同士を突き合わせて目地部であるV状の溝32を形成し、この溝を跨ぐように溝に平行な縦糸部材が表に表出する目地施工用テープ材A33を貼り付けている。目地施工用テープ材A33を貼付けた後に、下地調整剤34を薄く複数回塗布乾燥を繰り返し、テープが完全に埋まって平滑な面が得られるまで塗布乾燥させた。
【0051】
塗布厚みは、ダイヤルゲージにて測定した。また、仕上がり性は、壁紙貼り後、1時間後と24時間後に目地部の状態を観察した。評価は次の通りに行った。
○ : 目地部はフラットで、陰は認められない。
△ : テープの繊維糸部材による凹凸状態が光線の角度によっては陰が認められる。
× : 目地部を指で触ると、テープの割繊維による凹凸状態が分かる。
【0052】
毛羽立ち性は、壁紙を貼る前に手で下地調整材の塗布乾燥面を触って観察した。結果を次の表3に示す。
○ : 毛羽立ちは認められない。
× : 毛羽立ちが認められた。
【0053】
表3に示す通り、目地施工用テープ材Aについては、2回塗りであったも塗布厚みが0.25mmとなり、仕上がり性、毛羽立ち性も良好であることが確認された。
【0054】
【表3】
【0055】
実施例5.テープの幅と下地調整材の補強効果について
目地施工用テープ材の幅と下地調整材の補強効果とに関係があるのかを調べた。
【0056】
試験体は次の通り作成した。目地部がV状の一組の石膏ボード同士を突き付け、その目地部を跨ぐようにそれぞれのテープを貼り付けた。尚、目地部の長さは、50cmとした。下地調整材を3回ずつ塗布乾燥を繰り返し、平滑にした後、ビニル壁紙を貼り付け、2日間乾燥して試験体を得た。
【0057】
【表4】
【0058】
得られた試験体を用いて、引っ張り試験機にて割裂試験を行い、強度を求めた。結果を表4に示す。
【0059】
表4に示す通り、テープの厚さにはあまり関係なく、テープの幅が大きくなるに従って下地調整材の補強効果があることが確認された。
【0060】
実施例6.テープの取り付け順序と下地調整材の補強効果について
目地施工用テープ材の取り付け順序に下地調整材の補強効果に差があるかを検証した。
【0061】
試験体は次の通り作成した。目地部がV状の一組の石膏ボード同士を突き付け、その目地部を跨ぐようにテープ(実施例5で作成したテープA/厚み:0.16mm、幅:30mm)を貼り付けた。尚、目地部の長さは、50cmとした。下地調整材を複数回塗布乾燥を繰り返し、平滑にした後、ビニル壁紙を貼り付け、2日間乾燥して試験体を得た。
【0062】
工法については、次の工法1〜工法4を行った。
工法1:テープ→下地調整材→乾燥→下地調整材
工法2:下地調整材→テープ→下地調整材→乾燥→下地調整材
工法3:下地調整材→乾燥→テープ→下地調整材→乾燥→下地調整材
工法4:下地調整材→乾燥→下地調整材→テープ→下地調整材→乾燥→下地調整材
【0063】
得られた試験体を用いて、引っ張り試験機にて割裂試験を行い、強度を求めた。結果を次の表5に示す。
【0064】
V字溝を跨いでテープを貼着した後、下地調整材を塗布し、これを乾燥させた後更に2回目の下地調整材を塗布した工法1と、予めV字溝に下地調整材を充填し、V字溝を跨いでテープを貼着した後、下地調整材を塗布し、これを乾燥させた後更に2回目の下地調整材を塗布した工法2とが、塗布回数が2回でも下地調整材の補強効果があることが確認された。
【0065】
【表5】
【0066】
実施例7.テープの粘着層の有無と下地調整材の補強効果について
目地施工用テープ材の粘着層の有無に下地調整材の補強効果に差があるかを検証した。
【0067】
試験体は次の通り作成した。目地部がV状の一組の石膏ボード同士を突き付け、その目地部を跨ぐように3種類のテープ(厚み:0.16mm、幅:30mm)を取付けた。尚、目地部の長さは、50cmとした。下地調整材を2回塗布乾燥を繰り返し、平滑にした後、ビニル壁紙を貼り付け、2日間乾燥して試験体を得た。
【0068】
取付けたテープは次の3種類である。
テープ材1:粘着層なし
テープ材2:横糸部材が上面側になるように下面側の縦糸部材に粘着層形成テープ材3:縦糸部材が上面側になるように下面側の横糸部材に粘着層形成
【0069】
得られた試験体を用いて、引っ張り試験機にて割裂試験を行い、強度を求めた。結果を次の表6に示す。
【0070】
【表6】
【0071】
粘着層を形成させたテープ材は粘着層がないテープ材に比べて下地調整材の補強効果があることが確認された。また、粘着層は縦糸部材に形成させても横糸部材に形成させても余り変化はなかった。
【0072】
実施例8.下地調整用パテ剤について
下地調整用パテ剤を検討した。次の例−1〜例−3及び比較の下地調整パテ剤を作成し、下地調整後のヤセを計測した。
【0073】
例−1
焼石膏を目開きが53μmの篩で50μm以上のもの(以下、粗粉という。)と、50μm以下のもの(以下、微粉という。)に分離し、カサ比で粗粉が50%になるように微粉と混合して充填剤とした。この充填剤98重量部に、ポリビニル系樹脂とメチルセルロースを混合した樹脂を2重量部混合してパテ剤1とした。尚、使用に際しては水40重量部を混入する。
【0074】
例−2
例−1で得た微粉、粗粉、ヒル石をカサ比で50%、30%、20%の比率で混合して充填剤とした。この充填剤98重量部に、ポリビニル系樹脂とメチルセルロースを混合した樹脂を2重量部混合してパテ剤2とした。尚、使用に際しては水40重量部を混入する。
【0075】
例−3
例−1で得た微粉、粗粉、及び粒径が50〜100μの中空バルーンをカサ比で50%、30%、20%の比率で混合して充填剤とした。この充填剤98重量部に、ポリビニル系樹脂とメチルセルロースを混合した樹脂を2重量部混合してパテ剤3とした。尚、使用に際しては水40重量部を混入する。
【0076】
例−4
粒径が50〜100μmの中空バルーン、炭酸カルシウム(粒径が全量50μm以下のもの)をカサ比で50%、50%の比率で混合して充填剤とした。この充填剤50重量部に、ポリビニル系樹脂とメチルセルロースを混合した樹脂を(2) 重量部混合し、パテ剤4とした。尚、使用に際しては水40重量部を混入する。
【0077】
比較
例−1で得た微粉、粗粉をカサ比で70%、30%の比率で混合して充填剤とした。この充填剤98重量部に、ポリビニル系樹脂とメチルセルロースを混合した樹脂を2重量部混合してパテ剤5とした。尚、使用に際しては水50重量部を混入する。
【0078】
試験体の作成は次のように作成した。石膏ボードに幅が8mm、深さが5mmのV状の溝をつくる。ヤセ−1の計測には、溝に直接それぞれの配合の下地調整用パテ剤を1回塗布し、24時間乾燥後ノギス(精度:0.01mm)でヤセの測定を行った。ヤセ−2の計測には、溝を跨いで目地施工用テープ(実施例5で作成したテープA/厚み:0.16mm、幅:30mm)を貼り付け、その上からそれぞれの配合の下地調整用パテ剤を1回塗布し、同様に、24時間乾燥後ノギス(精度:0.01mm)でヤセの測定を行った。結果を次の表7に示す。
【0079】
【表7】
【0080】
ヤセに関しては、目地施工用テープを使用したものが圧倒的にヤセが少なく、通常、ヤセが0.2mmを越えるとパテの中塗り工程、仕上げ工程の2工程が必要と言われるが、例−1〜例−4のパテ剤は中塗り工程は不要で、仕上げ塗り工程の1工程で済むものであった。
【0081】
【発明の効果】
本発明は以上説明した通り、澱粉糊等の水性接着剤で壁紙を貼り付けた際に、下地調整剤で目地処理をした目地部で凹んだように見える現象を解明すると共に、この現象を起こし難い目地施工用テープ材を得ることができる。また、施工が容易で、下地調整剤施工面に毛羽立ちの出ない目地施工用テープ材を得ることができる。更に、このテープ材を用いて目地部で凹んだように見える現象を起こさない目地施工方法を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】石膏ボードの目地部での壁紙を貼着する前と後との断面を示した説明図である。
【図2】本発明の目地施工用テープ材の一実施例の平面構成を示す説明図である。
【図3】目地施工用テープ材Aを貼り付けて下処理をした目地部を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
11…石膏ボード、
12…目地部、
13…下地調整剤、
14…壁紙、
15…ボード、
20…目地施工用テープ材、
21…主縦糸部材、
22…補助縦糸部材
23…主横糸部材、
24…補助横糸部材、
31…石膏ボード、
32…溝(目地部)、
33…目地施工用テープ材、
34…下地調整剤、
Claims (6)
- 裏面に備えられた粘着層によって下地の目地部を跨いで貼着させて、下地調整用パテ剤を表裏面に施す網目状テープ材であって、
該テープ材の長手方向に沿って配した縦糸部材と該縦糸部材に交わるように配された横糸部材との交叉部分を熱融着してなる目地施工用テープ材において、
前記縦糸部材が上になる方を表面及び横糸部材が下になる方を裏面とし、横糸部材の裏面側に粘着層が形成されていることを特徴とする目地施工用テープ材。 - 前記テープ材の厚さが0.12mm以上0.18mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の目地施工用テープ材。
- 前記縦糸部材及び横糸部材がポリオレフィン系繊維からなり、
縦糸部材と縦糸部材とから形成される網目について、幅が4mmの網目を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の目地施工用テープ材。 - 請求項1〜3の何れかに記載の目地施工用テープ材を用いた目地施工方法であって、
前記目地施工用テープ材を下地の目地部を跨いで貼着する工程と、
前記テープ材の上面から下地調整用パテ剤を数回塗布して塗布厚みが0.25mm以上の平滑面を形成する工程と、
下地調整剤の平滑面を覆うように壁紙を貼着する工程とを備えたことを特徴とする目地施工方法。 - 前記下地調整用パテ剤が、半水石膏と骨材とからなる充填剤と、合成樹脂とを含み、
前記石膏の比率が充填剤の40重量%以上であり、
前記充填剤の粒子径が4mm以下であり、且つ、50μm以上の粒子径の粒子が占める体積比率が50%以上85%以下であることを特徴とする請求項4に記載の目地施工方法。 - 前記下地調整用パテ剤が、骨材を含む充填剤と、合成樹脂とを含み、
前記充填剤の粒子径が4mm以下であり、且つ、50μm以上の粒子径の粒子が占める体積比率が50%以上90%以下であることを特徴とする請求項4に記載の目地施工方法。
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JP2002291020A JP2004124534A (ja) | 2002-10-03 | 2002-10-03 | 目地施工用テープ材とそれを用いた目地施工方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017008663A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 積水化学工業株式会社 | 内装用目地処理テープ及び内装用目地処理方法 |
JP2017137721A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 株式会社秀カンパニー | ジョイントテープ及びそれを用いた塗膜防水工法 |
CN112368454A (zh) * | 2018-07-05 | 2021-02-12 | 瑞普斯蒂尔公司 | 通过将干式墙板固定至背景部来制造墙的方法和装置 |
-
2002
- 2002-10-03 JP JP2002291020A patent/JP2004124534A/ja active Pending
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