JP2004121903A - フレーク製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート状に凝固する溶融原料液からフレークの製造ができ、しかも品種切り替えの掃除・洗浄が容易にできるテーブル型のフレーク製造装置を提供する。
【解決手段】水平回転するテーブル1の上面に溶融原料液の供給手段5と、供給された溶融原料液の均し手段と、テーブル上面の所定厚に均された溶融原料液の冷却手段6と、テーブルの回転方向下流域に存在し溶融原料液が固化した半製品を掻き取るスクレーパー7と、該スクレーパーで掻き取った半製品を破砕する破砕手段8と、粗砕手段11とを具備し、破砕手段は、筒状の本体内に破砕兼送り羽根8bを備え、更に長孔が開口され、この長孔の開口にはガイド通路が連結され、スクレーパーで掻き取った半製品がガイド通路により強制的に案内されて長孔の開口より本体内に導入され、破砕されると共に出口方向に送り出されるようになっている。
【選択図】     図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、医薬品、油脂、食品及び樹脂等の溶融原料液を、水平回転するテーブル面上に供給し、このテーブル面上で冷却、固化した半製品(凝固体)を掻き取り、フレークとするフレーク製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から医薬品、脂肪酸、ポリエチレングリコール、パラニトロベンゼン、硫化曹達、硫黄、界面活性剤、ワックス、無水マレイン酸、ナフタリン、メントール等は、包装や輸送を容易にすると共に、ハンドリングや再溶解も容易なため、フレーク化することが行われている。
このようなフレーク化を行うためのフレーク製造装置としては、ドラム型とテーブル型がある。ドラム型のフレーク製造装置は、回転するドラムの表面に溶融原料液を付着させ、ドラム内面から冷却して溶融原料液を凝固(固化)させ、ドラム表面に凝固した薄層の半製品を掻き落してフレークとするものである(例えば、特許文献1参照)。また、テーブル型のフレーク製造装置は、水平に回転するテーブルの表面(上面)に溶融原料液を塗布(供給)し、冷却固化した溶融原料液の半製品をスクレーパーで掻き取りフレークとするものである(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−100200号公報(第2頁 段落番号0004乃至0017、図5、図6)
【特許文献2】
特開2000−140678号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記ドラム型のフレーク製造装置は、回転するドラムの表面に溶融原料液を付着させ、ドラム内面から冷却して溶融原料液を凝固(固化)させ、このドラム表面に凝固した薄層の半製品を掻き落してフレークとするものであるので、溶融原料液が凝固(固化)すると剥離、脱落し易い原料液の場合には、落下しようとする重力がかかるためにスクレーパーに到達する以前に容易に剥離、脱落してしまう課題があるし、また、溶融原料液がシート状に凝固する原料液の生産にも、剥離後のシート状物の処理(破砕等)が面倒となり適さないものである。従って、溶融原料液がシート状に凝固する原料液を、ドラム型の装置でフレーク化する場合には、実公平6−11098号公報に示すような切断手段が必要となる。
【0005】
また、テーブル型のフレーク製造装置は、溶融原料液が凝固すると剥離、脱落しやすい原料には適する。しかしながら、テーブルの一回転のうちに溶融原料液の供給・冷却凝固(固化)・掻き取りを行う必要があるために、従来の装置ではシート状に凝固する製品の製造は、できないに等しかった。さらに、効率よく大量のフレークを生産する場合には、多段型とすると有効であるが、シート状に凝固する製品では、従来のテーブル型の装置では一層不可能である。
【0006】
この発明は、このような課題を解決せんと発明されたものであり、その目的は、シート状に凝固(固化)する溶融原料液の製品であっても、しかも単段型はもちろん多段型であってもフレークの製造ができ、しかも品種切り替えの掃除・洗浄が容易にできるテーブル型のフレーク製造装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明のフレーク製造装置は、少なくとも1つの水平回転するテーブルと、このテーブル上面に溶融原料液を供給する供給手段と、このテーブル上面に供給された溶融原料液を所定厚に均す均し手段と、前記テーブルの裏面下に配設されテーブルを裏面より冷却し、テーブル上面の所定厚に均された溶融原料液を冷却する冷却手段と、テーブルの回転方向下流域に存在し溶融原料液が固化した半製品を掻き取るスクレーパーと、該スクレーパーの近傍に設けられ該スクレーパーで掻き取った半製品を破砕する破砕手段と、該破砕手段とシュートを介し連結する粗砕手段とを具備し、
前記破砕手段は、筒状の本体内にモータで回転する軸に放射状に突設された破砕兼送り羽根が設けられ、該筒状の本体には長手方向に沿って長孔が開口され、この長孔の開口にはスクレーパーから連続するガイド通路が連結され、スクレーパーで掻き取った半製品がガイド通路により強制的に案内されて長孔の開口より本体内に導入され、回転する破砕兼送り羽根で破砕されると共に出口方向に送り出されるようになっていることを特徴とする。
【0008】
これにより破砕手段である筒状の本体内では破砕兼送り羽根が、回転しており、筒状の本体には長手方向に沿って長孔が開口され、この長孔の開口にはスクレーパーからそれに沿うように湾曲して延出するガイド通路が連結され、スクレーパーで掻き取った半製品が、ガイド通路により強制的に案内されて長孔の開口より本体内に連続して導入されるので、溶融原料液がシート状に冷却固化し、スクレーパーで連続してシート状に剥離(掻き取り)されても、また、これがカール状になっても、さらに厚層であっても連続して破砕しフレークとすることができる。
【0009】
また、この発明のフレーク製造装置は、前記筒状の本体における長孔の開口には、本体内部に向けて櫛刃状の解砕板が設けられ、前記破砕兼送り羽根は該解砕板の櫛刃と櫛刃の間を通過して回転することを特徴とする。
これにより筒状の本体内に導入された半製品が、シート状であっても、多少厚くても、またカール状になっても更に確実に切断、破砕することができる。
【0010】
また、この発明のフレーク製造装置は、前記破砕手段が、機枠のガイド部材に移動可能に取付けられており、引き出し可能となっていることを特徴とする。
これにより品種切り替え時には、引き出して容易に清掃・洗浄が可能となる。
【0011】
さらに、この発明のフレーク製造装置は、前記粗砕手段が、シュートの出口近傍に設けられ、モータで回転する軸に放射状に突設された破砕杆と、櫛刃状の解砕板とを具備し、破砕杆は解砕板の櫛刃と櫛刃の間を通過して回転することを特徴とする。
これにより破砕手段で破砕された製品は、シュートにより粗砕手段に案内され、ここで更に粗砕される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面と共に詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態を示すフレーク製造装置の平面図、図2はこの発明の実施の形態を示すフレーク製造装置の一部破断正面図である。
このフレーク製造装置は、水平回転するテーブル1と、このテーブル1上面に溶融原料液を供給する供給手段5と、前記テーブル1上面に供給された溶融原料液を所定厚に均す均し手段9と、前記テーブル1の裏面下に配設され、テーブル1を裏面より冷却して上面に供給された溶融原料液を冷却する冷却手段6と、前記テーブル1上面で溶融原料液が冷却固化した半製品を掻き取るスクレーパー7と、このスクレーパー7で掻き取った半製品を破砕する破砕手段8と、この破砕手段8とシュート10で連結された粗砕手段11とで大略構成されている。
【0013】
前記テーブル1は、周囲に縁部1aを有する円盤状であり、略水平面内で回転するように取付部材2aを介して回転シャフト2に取り付けられている。本例ではテーブル1は、3段に設けられている。この回転シャフト2は、上下端が軸受を介し機枠17に回転可能に支持されており、モータ4によりギア3を介して回転される。
【0014】
前記溶融原料液の供給手段5は、前記テーブル1の上方に原料液タンク(図示省略)に連結する供給管5bが配管され、この供給管5bに原料液ノズル5aが設けられて構成され、溶融原料液はこのノズル5aよりテーブル1上面に注出される。この溶融原料液の供給は、流量計等を介し処理する原料液により決められた所定量を供給するようにするのが好ましい。この溶融原料液のテーブル1上面への供給は、テーブル1の中心より半径以内に供給するため、前記供給管5bもその長さで充分であり、ノズル5aもその範囲にしか設けられていない。
【0015】
前記均し手段9は、前記供給手段5によりテーブル1の上面に供給された溶融原料液を、所定厚に均すものであり、テーブル1の回転方向(矢印A方向)に対し供給手段5の直ぐ下流側に設けられている。本例ではこの均し手段9は、図9に示すようにブレード9aがテーブル1の上方に上下調整可能に設けられており、このブレード9aを上下に調整することによってテーブル1の上面との間隔が調整できる。これによりテーブル1上面に供給された溶融原料液は、テーブル1が回転してこのブレード9a部分を通過する際に、所定厚に均される。
【0016】
前記冷却手段6は、テーブル1の裏面下に配設され、テーブル1を裏面より冷却し、テーブル1上面に供給された溶融原料液を冷却するものであり、本例ではテーブル1の裏面下に冷却水供給管6bが配管され、この冷却水供給管6bに噴出ノズル6aがテーブル1の裏面に向けて設けられて構成されている(図2及び図9参照)。これにより噴出ノズル6aよりテーブル1の裏面に向けて冷却水を噴出しテーブル1を裏面より冷却し、テーブル1の上面に供給された溶融原料液を冷却することができる。
なお、ここでは冷却水としているが、これは他の冷媒であってもよい。
【0017】
また、前記スクレーパー7は、テーブル1上面で溶融原料液が冷却固化した半製品を掻き取るものであり、溶融原料液の供給手段5を基準位置としたときテーブル1の回転方向(矢印A方向)に対し最下流位置に設けられる(図1参照)。このスクレーパー7は、図4に示すように取付台7aに取付けられて設けられ、ハンドル7bでテーブル1への接触角度及び接触圧等の調整が可能となっている。
【0018】
図3は破砕手段部分の一部破断正面図、図4は図3A−A線断面図、図5は破砕手段部分の部分拡大斜視図、図6は破砕兼送り羽根部分の部分拡大斜視図である。
前記破砕手段8は、前記スクレーパー7の上方に設けられて、スクレーパー7で掻き取った半製品(溶融原料液が冷却固化したもの)を破砕して製品(フレーク)とするものである。
【0019】
破砕手段8は、同図に示すようにスクレーパー7の上方に、スクレーパー7と平行に筒状の本体8aが設置され、この本体8a内には長手方向に枢支された軸8cに放射状に突設された破砕兼送り羽根8bが設けられて配設され、この破砕兼送り羽根8bは、軸8cに連結されたモータ13で軸8cを回転することによって回転される。
この破砕兼送り羽根8bは、搬入された半製品を本体8a内において破砕すると共に、本体8aの出口側に送り出すものである。従って、この破砕兼送り羽根8bは、図6に示すように板体で構成され、一方向に傾斜して突設されている。この本体8aの出口は、シュート10に連結されている。
【0020】
筒状の本体8aには長手方向に沿って長孔8d(図5参照)が開口されており、この長孔8dの開口には、前記スクレーパー7からそれに沿うように湾曲して延出する外側のガイド板14aと内側のガイド板14bとによって形成されたガイド通路16が連結され、スクレーパー7で掻き取った半製品(溶融原料液が冷却固化したもの)が、ガイド通路16により強制的に案内され長孔8dの開口より本体8a内に導入されるようになっている(図5及び図9参照)。また、本体8aの長孔8dの開口には、内側のガイド板14bから延出する格好で、本体8a内に向けて櫛刃状の解砕板12が設けられており(図5及び図6参照)、前記破砕兼送り羽根8bは、回転する時、この解砕板12の櫛刃と櫛刃の間を通過するようになっている。従って、解砕板12の櫛刃と櫛刃の間隔は、破砕兼送り羽根8bが通過できる間隔となっている。
【0021】
また、前記破砕手段8は、本体8aが図5に示すように機枠17に設けられたガイド部材15に沿って移動可能に設けられており、使用時は固定手段、例えば螺子18により固定されているが、品種切り替え時には、固定手段を解除することによって引き出すことができ、清掃・洗浄ができるようになっている。
【0022】
図7は粗砕手段部分の一部破断正面図、図8は図7B−B線断面図である。
前記粗砕手段11は、シュート10の下端出口近傍にシュート10を横断する格好で回転軸11bが回転可能に枢支され、この回転軸11bに破砕杆11aが放射状に突設されて構成されている。この破砕杆11aは、回転軸11bに連結されたモータ19で回転軸11bを回転することによって回転される。また、この破砕杆11aと隣接して回転軸11bと平行に櫛刃状の解砕板18が設けられ、前記破砕杆11aは回転する時、この解砕板18の櫛刃と櫛刃の間を通過するようになっている。
【0023】
前記破砕手段8の本体8aの出口は、シュート10に連結されており、前記粗砕手段11はシュート10の下端出口近傍に設けられているので、破砕手段8と粗砕手段11は、シュート10を介して連結されていることになる。
【0024】
しかして、この発明の実施の形態によれば次のように作用する。図9はこの発明の実施の形態におけるテーブルの回転を、経時的に直線状に展開した作用説明図である。
まず、モータ4で回転するテーブル1上面に、溶融原料液の供給手段5である供給管5bの原料液ノズル5aから注出して溶融原料液を供給する。この供給されたテーブル1上面の溶融原料液は、テーブル1の回転により均し手段9を通過するので、この時、均し手段9のブレード9aで所定厚に均される。
【0025】
テーブル1は、その裏面下に設置された冷却手段6である冷却水供給管6bの噴出ノズル6aからテーブル1の裏面に向けて冷却水が噴出されて冷却されているので、前記均し手段9で所定厚に均された溶融原料液は冷却され、スクレーパー7の位置に到達するまでには固化(凝固)する。ここでは溶融原料液がスクレーパー7の位置に到達するまでには冷却固化される時間的間隔をもつようにテーブル1の回転速度が制御される。溶融原料液によって冷却固化する時間が異なるので、回転速度は、処理する溶融原料液毎に最適に制御する。
【0026】
次に、溶融原料液が固化しシート状の薄厚になった半製品はスクレーパー7に到達し、このスクレーパー7により掻き取られる。この時、スクレーパー7から連続して破砕手段8である本体8aの長孔8dの開口に、ガイド通路16が連結されているので、スクレーパー7で掻き取られたシート状の半製品20は、連続してガイド通路16にガイドされて長孔8dの開口から本体8a内に導入される。
【0027】
本体8a内では破砕兼送り羽根8bが回転しており、かつこの破砕兼送り羽根8bは回転する時、解砕板12の櫛刃と櫛刃の間を通過する。従って、前記本体8a内に導入された半製品20は、回転する破砕兼送り羽根8bと該破砕兼送り羽根8bが解砕板12の櫛刃と櫛刃の間を通過する際に、切断、破砕(解砕)されると同時に、この破砕された製品は破砕兼送り羽根8bが板状体で一方向に傾斜しているので、本体8a内を出口方向に送り出される。
【0028】
この本体8aの出口はシュート10に連結され、シュート10の下端出口近傍には、粗砕手段11が設けられているので、本体8aの出口に送り出された製品は、シュート10に排出され、このシュート10を通って粗砕手段11に案内される。本例ではテーブル1が3段に設けられた3段式であるため、各段の製品がすべてシュート10に集められ粗砕手段11に送られる。
【0029】
粗砕手段11では、破砕杆11aが回転しており、この破砕杆11aは回転する時、解砕板18の櫛刃と櫛刃の間を通過するので、送られてきた製品は、この回転する破砕杆11aと該破砕杆11aの解砕板18の櫛刃と櫛刃の間の通過により更に粗砕され、製品(フレーク)となる。
【0030】
このようにこの発明は、破砕手段8である筒状の本体8a内では破砕兼送り羽根8bが、解砕板12の櫛刃と櫛刃の間を通過して回転しており、筒状の本体8aには長手方向に沿って長孔8dが開口され、この長孔8dの開口にはスクレーパー7からそれに沿うように湾曲して延出するガイド通路が連結され、スクレーパー7で掻き取った半製品が、ガイド通路により強制的に案内されて長孔8dの開口より本体8a内に連続して導入されるようになっている(図9参照)。従って、溶融原料液が薄層のシート状に冷却固化し、スクレーパー7で連続してシート状に剥離(掻き取り)されても、また、これがカール状になっても、更に厚層であっても、破砕してフレークとすることができる。
【0031】
なお、前記実施の形態は、この発明を制限するものではなく、この発明は要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が許容される。例えば、粗砕手段11は必ずしも必要ではなく、これをなくし破砕手段8で破砕するだけで製品(フレーク)としてもよい。また、破砕手段8及び粗砕手段11の解砕板12及び18も必ずしも必要でなく、他の手段に代えることも可能である。さらに、破砕手段8の筒状の本体8aにガイドされた半製品20の破砕は、回転する羽根でなく、他の手段も採用し得る。例えば回転する2つの破砕ロールで破砕してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明した通り、この発明のフレーク製造装置によれば次のような効果を奏する。
(1)この発明は、溶融原料液を水平回転するテーブルにおいて冷却、固化し、それを掻き取り破砕してフレークとすることができる。水平回転するテーブルを使用するので、多段にしても場所をとらず、また、多段にして多量生産することができ、生産効率を高めることができる。
【0033】
(2)この発明は、均し手段を有するので、テーブル上面に供給された溶融原料液を所定厚に均すことができる。従って、溶融原料液の厚さと、テーブルの回転を制御することで、テーブルの一回転内において確実に冷却・固化することができる。
【0034】
(3)この発明の破砕手段は、筒状の本体内で破砕兼送り羽根が、回転または解砕板の櫛刃と櫛刃の間を通過して回転しており、筒状の本体には長手方向に沿って長孔が開口され、この長孔の開口にはスクレーパーから連続するガイド通路が連結され、スクレーパーで掻き取った半製品がガイド通路により強制的に案内されて長孔の開口より本体内に連続して導入されるようになっているので、溶融原料液が薄層のシート状に冷却・固化し、スクレーパーで連続してシート状に剥離(掻き取り)されても、また、これがカール状になっても、さらに厚層であっても、連続して破砕しフレークとすることができる。
【0035】
(4)この発明は、破砕手段が機枠のガイド部材に移動可能に取り付けられているので、品種切り替え時には、破砕手段を引き出して容易に清掃・洗浄することができる。
【0036】
(5)この発明は、粗砕手段が破砕手段とシュートを介し連結して設けられているので、破砕手段で破砕された製品は、さらに粗砕手段で粗砕することができる。そして、この粗砕手段は、破砕杆が解砕板の櫛刃と櫛刃の間を通過して回転しているので、ここに投入された製品はさらに確実に粗砕される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すフレーク製造装置の平面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示すフレーク製造装置の一部破断正面図である。
【図3】破砕手段部分の一部破断正面図である。
【図4】図3A−A線断面図である。
【図5】破砕手段部分の部分拡大斜視図である。
【図6】破砕兼送り羽根部分の部分拡大斜視図である。
【図7】粗砕手段部分の一部破断正面図である。
【図8】図7B−B線断面図である。
【図9】この発明の実施の形態におけるテーブルを、経時的に直線状に展開した作用説明図である。
【符号の説明】
1 テーブル
2 回転シャフト
5 溶融原料液供給手段
5a 原料液ノズル
6 冷却手段
6a 冷却水噴出ノズル
7 スクレーパー
8 破砕手段
8a 筒状の本体
8b 破砕兼送り羽根
8d 長孔
9 均し手段
10 シュート
11 粗砕手段
11a 破砕杆
12、18 解砕板
15 ガイド部材
16 ガイド通路

Claims (4)

  1. 少なくとも1つの水平回転するテーブルと、このテーブル上面に溶融原料液を供給する供給手段と、このテーブル上面に供給された溶融原料液を所定厚に均す均し手段と、前記テーブルの裏面下に配設されテーブルを裏面より冷却し、テーブル上面の所定厚に均された溶融原料液を冷却する冷却手段と、テーブルの回転方向下流域に存在し溶融原料液が固化した半製品を掻き取るスクレーパーと、該スクレーパーの近傍に設けられ該スクレーパーで掻き取った半製品を破砕する破砕手段と、該破砕手段とシュートを介し連結する粗砕手段とを具備し、
    前記破砕手段は、筒状の本体内にモータで回転する軸に放射状に突設された破砕兼送り羽根が設けられ、該筒状の本体には長手方向に沿って長孔が開口され、この長孔の開口にはスクレーパーから連続するガイド通路が連結され、スクレーパーで掻き取った半製品がガイド通路により強制的に案内されて長孔の開口より本体内に導入され、回転する破砕兼送り羽根で破砕されると共に出口方向に送り出されるようになっていることを特徴とするフレーク製造装置。
  2. 前記筒状の本体における長孔の開口には、本体内部に向けて櫛刃状の解砕板が設けられ、前記破砕兼送り羽根は該解砕板の櫛刃と櫛刃の間を通過して回転することを特徴とする請求項1記載のフレーク製造装置。
  3. 前記破砕手段は、機枠のガイド部材に移動可能に取付けられており、引き出し可能となっていることを特徴とする請求項1記載のフレーク製造装置。
  4. 前記粗砕手段は、シュートの出口近傍に設けられ、モータで回転する軸に放射状に突設された破砕杆と、櫛刃状の解砕板とを具備し、破砕杆は解砕板の櫛刃と櫛刃の間を通過して回転することを特徴とする請求項1記載のフレーク製造装置。
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