JP2004118291A - ソフトウェア管理システム及び障害管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、新規インストール、バージョンアップが大変で、障害検出、復旧作業が人手に頼り効率が悪いという問題点があったが、各種ドライバやソフトの新規インストール、バージョンアップ作業の作業効率を向上すると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できるソフトウェア管理システム、及びPCの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よくできる障害管理装置を提供する。
【解決手段】ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50がインターネット4経由でパソコンメーカサーバ1に接続して、メールアドレスを送信し、パソコンメーカサーバ1がソフト提供手段13で必要なソフトウェアをユーザパソコン5にダウンロードして、自動インストールプログラム50がインストールし、バージョンアップがあると、パソコンメーカサーバ1のバージョンアップ通知手段14がユーザにメールで通知するソフトウェア管理システムである。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50がインターネット4経由でパソコンメーカサーバ1に接続して、メールアドレスを送信し、パソコンメーカサーバ1がソフト提供手段13で必要なソフトウェアをユーザパソコン5にダウンロードして、自動インストールプログラム50がインストールし、バージョンアップがあると、パソコンメーカサーバ1のバージョンアップ通知手段14がユーザにメールで通知するソフトウェア管理システムである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータのソフトウェア管理システム及び障害管理装置に係り、特にアプリケーションやドライバなどの新規インストールやバージョンアップ作業を簡略化できるソフトウェア管理システム、及びパーソナルコンピュータのハングアップ状態を簡単に検出して再立ち上げできる障害管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ(パソコン)を購入すると、パソコンの機種やユーザ指定のOS、及び指定された基板等に応じて、メーカ工場にてBIOS、OS、各種ドライバ等をインストールした状態で出荷されるのが一般的である。
【0003】
また、パソコン購入後に、機能アップのため基板を増設するような場合には、基板に添付されているCD−ROM等の媒体でリリースされるドライバソフトを、パソコンユーザが各自でインストールするのが一般的である。
【0004】
また、アプリケーションソフトウェアについても、パソコンユーザがCD−ROMなどの媒体でリリースされるソフトウェアを購入し、各自で媒体からインストールするか、又は、パソコンユーザがソフトウェアメーカやソフトウェアショップサイトのホームページ上からソフトウェアをダウンロードして、ダウンロードファイルからインストールするのが一般的である。
【0005】
また、ドライバやアプリケーションがバージョンアップした場合には、ユーザ側からのアクションにより雑誌やメーカのサポートサイト等でバージョンアップ情報を取得し、バージョンアップが必要と判断すると、ネットワーク等を利用して最新版のドライバをダウンロードして調達し、個人でインストール(バージョンアップ)を行っていた。
【0006】
しかし、インストール及びバージョンアップ作業は、パソコン等の機器設置場所に立ち入る必要があり、また多数の端末に対する作業には時間や手間がかかり、管理作業の労力が馬鹿にならない。
【0007】
そこで、端末(パソコン)側のアプリケーションのバージョン管理を自動化する技術が考案されている。
クライアントソフトウェアを自動バージョンアップする従来技術としては、平成10年1月23日公開の特開平10−21061号「クライアントソフトウェア自動バージョンアップシステム」(出願人:日本電気株式会社、発明者:阿部和幸)がある。
この従来技術は、サーバ計算機内に格納しているクライアント側のバージョン情報とサーバ側のバージョン情報とを照合して、照合の結果バージョンの異なるソフトウェアに関しては、更にクライアント計算機内の実ファイルのファイル情報を参照してバージョンアップの必要なソフトウェアを決定し、その自動更新を行うものなので、クライアント計算機上のファイルのバージョンアップを正確に行うことができるものである。
【0008】
また、自動更新プログラム自身をバージョンアップする従来技術として、平成12(2000)年2月2日公開の特開2000−35879号「クライアントアプリケーションのバージョンアップシステム」(出願人:三菱電機株式会社、発明者:治武 孝則)がある。
この従来技術は、バージョン管理プログラム自身のバージョン情報をサーバ計算機及びクライアント計算機に保持し、両者を照合した結果、バージョン更新が必要な場合は、サーバ計算機内の最新のバージョン管理プログラムをダウンロードし、クライアント計算機内のWindows(R)のスタートアップディレクトリに格納するバージョンアップシステムであり、これにより、電源切断/再投入のタイミングで最新のバージョン管理プログラムが既存プログラムに置き換えられて起動され、自動更新プログラム自身も自動更新できるものである。
【0009】
また、通常、パーソナルコンピュータ(パソコン)に関する障害管理としては、パーソナルユースが目的であるため、障害検出手段等は設けられておらず、パソコンのユーザ(使用者)がマウスクリックやキーボード入力などをしても応答がなくなったときなどに、パソコンのフリーズ等の異常発生と認識して、手動による電源OFF/ONやリセット用ボタン押下等を行ってパソコンの再起動をかけていた。
【0010】
また、パソコンを業務用に使用する場合や、業務用に用いる中型や大型のコンピュータシステムなど場合の障害管理としては、オペレータの介入無しにコンピュータを再起動するために、コンピュータの外部に監視用の装置を設け、その装置によりコンピュータの動作状態を監視し、異常を検出すると、コンピュータの電源をOFF/ONするか、又はリセットの仕組みを動作させてコンピュータの再起動を掛けていた。
【0011】
外部監視装置で動作状態を監視する従来技術としては、平成13(2001)年1月30日公開の特開2001−27959号「表示制御システム及び復帰システム」(出願人:株式会社日立国際電気、発明者:奥脇 勝久他)がある。
この従来技術は、自動復帰装置が表示制御装置に対して、特定の信号を出力し、表示制御装置が当該特定の信号に対して応答の信号を出力し、自動復帰装置が当該応答の信号の入力を一定の期間に亘って受けないようになると、表示制御装置に障害が発生したものとして、表示制御装置の電源を切断し、再投入して表示制御装置の再起動を行う表示制御システム及び復帰システムであり、それによって復帰にかかる時間とコストとを低減できるものである。
【0012】
また、コンピュータの拡張ボード上で状態管理を実現する従来技術としては、平成14(2002)年2月20日公開の特開2002−55891号「コンピュータ管理装置」(出願人:株式会社日立製作所、発明者:安藤 将文他)がある。
この従来技術は、AT互換構成のコンピュータで動作状態記録用に汎用的に用いられるIOポートアドレス空間の内容をPCIバス対応の拡張ボードとして実装された動作状態管理装置が監視し、動作状態に応じて自動で行う処理を拡張ボード内の処理登録部で管理することで、対象のコンピュータ自体の構成などに変更を加えることなく動作状態管理を行うものである。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−21061号公報(第3−5頁)
【特許文献2】
特開2000−35879号公報(第3−4頁)
【特許文献3】
特開2001−27959号公報(第3−6頁)
【特許文献4】
特開2002−55891号公報(第3−5頁)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の人手によるインストール及びバージョンアップ作業は、パソコン等の機器設置場所に立ち入る必要があり、また多数の端末に対する作業には時間や手間がかかるという問題点があった。
また、特開平10−21061号及び特開2000−35879号の技術では、新規インストールについては言及されておらず、また立ち上げ毎にクライアント主導でバージョンチェックが行われるため、サーバへの無駄なアクセスが多く効率が悪く、またバージョンチェックの頻度を抑えると、バージョンアップに気が付くのが遅れ、新規機能が入ったファイル等をアクセスした場合一部の機能が使用できないような場合が出てくるという問題点があった。
【0015】
また、従来のコンピュータの障害管理としては、人手によるコンピュータの障害検出及び復旧のための電源OFF/ONでは、特に業務用に使用しているような場合には常時監視しているオペレータをおかなければならず、そのための労力や人件費がかかり効率が悪いという問題点があった。
【0016】
また、外部装置を用いてパソコン監視を行う場合には、パソコン側に外部装置用のインタフェース接続(プリンタポート、USB、RS232C等)が必要であり、また外部装置の設置場所を考慮する必要もあり、場合によっては、外部装置用の電源・筐体等が必要となり原価も高価となる等の問題点があった。
【0017】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できるソフトウェア管理システム、及びパーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができる障害管理装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ソフトウェア管理システムにおいて、製品情報に対応するソフトウェアの情報及びソフトウェア自体を予め保持し、任意のユーザパソコンからの接続に対応し、ユーザパソコンから送信される個人情報、電子メールアドレス及び製品情報を管理し、製品情報に対応するソフトウェアの情報から対応するソフトウェア自体をユーザパソコンにダウンロードするソフトウェア提供手段と、任意のソフトウェアがバージョンアップされた場合に、バージョンアップされたソフトウェアをダウンロードしたユーザパソコンに関するユーザパソコンの電子メールアドレス宛にバージョンアップを知らせるメールを送信するバージョンアップ通知手段とを具備するメーカサーバを有するものなので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できる。
【0019】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、障害管理装置において、コンピュータ本体の動作状態を示すデータを記憶するメモリと、コンピュータ本体に対してリセットをかけるシステムリセット回路と、メモリのデータを監視し、動作状態が異常と判断されたなら、システムリセット回路にリセットの指示を出力する監視手段とを具備する監視用基板をPCIバスを介してコンピュータ本体に接続し、
コンピュータ本体のCPU上で動作し、一定間隔でカウントされる値をコンピュータ本体の動作状態を示すデータとしてメモリに格納する監視補助処理手段を設け、
監視手段が、メモリのデータが一定間隔でカウントされていない場合に、動作状態が異常と判断する監視手段であるものなので、パーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、以下で説明する機能実現手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのような回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は全部をソフトウェアで実現することも可能である。更に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
【0021】
まず、本発明に係るソフトウェア管理システムについて説明する。
本発明に係るソフトウェア管理システムは、メーカサーバにおいて製品情報に対応するソフトウェアの情報及びソフトウェア自体を予め保持し、ソフトウェア提供手段が、任意のユーザパソコンからの接続に対応し、ユーザパソコンから送信される個人情報、電子メールアドレス及び製品情報を管理し、製品情報に対応するソフトウェアの情報から対応するソフトウェア自体をユーザパソコンにダウンロードし、バージョンアップ通知手段が、任意のソフトウェアがバージョンアップされた場合に、バージョンアップされたソフトウェアをダウンロードしたユーザパソコンに関するユーザパソコンの電子メールアドレス宛にバージョンアップを知らせるメールを送信するものなので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できるものである。
【0022】
まず、本発明に係るソフトウェア管理システムについて第1の実施の形態として、図1を使って説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの概略構成ブロック図である。
本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムは、図1に示すように、各種メーカのサーバとして、パソコンメーカサーバ1や基板メーカサーバ2やソフトメーカサーバ3等と、ユーザパソコン5と、各種メーカのサーバとユーザパソコン5とを接続するインターネット4とから構成されている。
【0023】
そして、パソコンメーカサーバ1上には、ソフト管理情報10と、ソフトウェア11と、ユーザ管理情報12と、ソフト提供手段13と、バージョンアップ通知手段14とが設けられている。
【0024】
ソフト管理情報10は、提供するソフトウェアに関する管理情報であり、具体的には図2(a)に示すようなパソコンの機種別に必要なソフトウェアが記憶されている機種別情報テーブルと、図2(b)に示すような各ソフトウェアの最新バージョンを記憶管理しているソフトウェア情報テーブルなどである。図2は、本発明のパソコンメーカサーバにおけるソフト管理情報10の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
【0025】
ソフトウェア11は、提供する各ソフトウェアの実行モジュール及びインストールモジュール等を含むファイルである。
【0026】
ユーザ管理情報12は、パソコン購入ユーザの管理情報であり、具体的には、図3に示すように、ユーザの識別子に対して、Eメールアドレス、機種、製番、ソフト情報等がテーブル形式で記憶されるものである。図3は、本発明のパソコンメーカサーバにおけるユーザ管理情報12の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
尚、ソフト情報としては、必要なソフトウェアの名称と、当該ユーザにリリースされているバージョンの情報が管理されている。
【0027】
ソフト提供手段13は、ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50からの接続に応答して、ソフトウェア11に記憶されているソフトウェアをインターネット4を介してユーザパソコン5に提供する手段である。
【0028】
バージョンアップ通知手段14は、ソフトウェア11に記憶されているソフトウェアにバージョンアップが発生した場合に、バージョンアップが発生したソフトウェアが登録されているユーザに対してバージョンアップを知らせる通知をEメールにて送信する手段である。
【0029】
また、例えば基板等の増設機器や周辺機器装置等のメーカの基板メーカサーバ2上にも、型番管理情報20と、ドライバソフト21と、ユーザ管理情報22と、ソフト提供手段23と、バージョンアップ通知手段24とが設けられている。
【0030】
各構成要素は、大方パソコンメーカサーバ1のものと同様であるが、型番管理情報20については、各製品に必要なソフトウェアの体系に依存し、例えば、基板のように製品の型番に対応しOS毎にドライバソフトがあるような場合には、図2(a)に対応するテーブルが型番別情報テーブルとなり、図2(b)に対応するソフトウェア情報テーブルが、OSに依存するドライバソフトの最新バージョンを管理するテーブルとなる。
【0031】
同様に、アプリケーションソフトウェアのメーカのソフトメーカサーバ3上にも、型番管理情報30と、ソフトウェア31と、ユーザ管理情報32と、ソフト提供手段33と、バージョンアップ通知手段34とが設けられている。
【0032】
各構成要素は、大方パソコンメーカサーバ1のものと同様であるが、型番管理情報30については、各製品を構成するソフトウェアの体系に依存し、例えばアプリケーション製品に対応し、複数のモジュールがあるような場合には、図2(a)に対応するテーブルが製品別情報テーブルとなり、図2(b)に対応するソフトウェア情報テーブルが、各モジュールの最新バージョンを管理するテーブルとなる。
【0033】
そして、ユーザパソコン5上には、各種ソフトウェアのインストール及びバージョンアップのために、ソフトウェアのダウンロード及びインストールを行う自動インストールプログラム50と、ユーザによって設定されたEメールアドレス51及び個人情報53と、ROM又はハードディスクなどに予め記憶されているパソコンのハードウェアに関する情報及びメーカのアクセスアドレス等の機種情報52とが設けられている。
【0034】
また、ユーザパソコン5には、後から増設基板などが設置された場合には、当該増設基板6には、基板メーカのアクセスアドレス60と、製品の型番やシリアル番号などのの製品情報61がROMなどに記憶されている。
【0035】
次に、本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの処理の流れについて図パソコンメーカサーバ1,図4を使って説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの処理の流れを示した説明図である。尚、パソコンユーザ宅では、既にインターネット4への接続環境が整っているものとする。
【0036】
本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムでは、ユーザがパソコンメーカからパソコンを購入すると、購入パソコンには、OSおよびネットワーク関連のドライバのみがインストールされた状態で搬入される。
そして、パソコンユーザは、搬入されたユーザパソコン5の電源をONして立ち上げ、個人情報及び個人の持つE−メールアドレスを入力すると、自動インストールプログラム50が起動し、入力された個人情報及びE−メールアドレスをEメールアドレス51、個人情報53に格納すると共に、機種情報52に記憶されているアクセスアドレスでインターネット4を介してパソコンメーカサーバ1に接続し、ソフト提供手段13を動作させる。
【0037】
そして、ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50がEメールアドレス51及び個人情報53の各情報と機種情報52内のパソコンの機種、製番に関する情報とをパソコンメーカサーバ1のソフト提供手段13に送信する。
【0038】
パソコンメーカサーバ1では、ソフト提供手段13によってユーザ管理情報12に当該ユーザの個人情報及びE−メールアドレス及び機種、製番などの情報が登録され、更に機種情報からソフト管理情報10が検索されて、機種に対応する必要なソフトウェア(ドライバや各種アプリケーション)の情報(名称とバージョン等)が取得されてユーザ管理情報12に記憶され、必要なソフトウェアがソフトウェア11から読み込まれて、ユーザパソコン5にダウンロードされる。
【0039】
ユーザパソコン5では、パソコンメーカサーバ1からダウンロードされるソフトウェアを自動インストールプログラム50が受信して保持し、ダウンロードが完了すると、続いてインストール(セットアップ)プログラムが起動され、各種ドライバ、アプリケーションソフトがセットアップされて使用可能となる。
【0040】
尚、パソコンユーザは、個人情報及びE−メールアドレス入力以降は、インストールが完了して使用可能になるまで、全く操作不要である。
【0041】
そして、上記説明した購入時のセットアップの際に、ユーザのE−メールアドレスがパソコンメーカサーバ1のユーザ管理情報12に登録されるので、パソコンメーカサーバ1で管理しているシフトウェアにバージョンアップが発生すると、パソコンメーカサーバ1のバージョンアップ通知手段14が、ユーザ管理情報12を検索し、バージョンアップ対象のユーザのe−メールアドレス宛にバージョンアップ通知のメールを送信する。
【0042】
ユーザパソコン5では、バージョンアップ通知メールを受信し、ユーザが自動インストールプログラム50を起動すると、パソコンメーカサーバ1に接続し、ソフト提供手段13からバージョンアップされたソフトウェアがダウンロードされ、インストールされるようになっている。尚、この時、パソコンメーカサーバ1のユーザ管理情報12におけるソフト情報では、リリースされたバージョンの情報に更新される。
【0043】
同様に、パソコンメーカとは異なる他メーカが提供する機能アップ用の増設基板6を増設した場合、その増設基板6をパソコンに接続した後に、自動インストールプログラム50を起動すると、増設基板6の接続を検知し、基板メーカのアクセスアドレスをアクセスアドレス60から読み出して、インターネット4を介して基板メーカサーバ2に接続する。
【0044】
基板メーカサーバ2では、パソコンメーカサーバ1の場合と同様に、ソフト提供手段23の動作で、ユーザ管理情報22に当該ユーザの個人情報及びE−メールアドレスなどの情報が登録され、更に型番情報から型番管理情報20が検索されて、型番に対応するドライバソフトがソフトウェア21から読み込まれて、ユーザパソコン5にダウンロードされる。
【0045】
ユーザパソコン5では、基板メーカサーバ2からダウンロードされるドライバソフトを自動インストールプログラム50が受信して保持し、ダウンロードが完了すると、続いてインストール(セットアップ)プログラムが起動され、ドライバがセットアップされて増設基板6が使用可能となる。
【0046】
同様に、アプリケーションソフトについても、インターネット4を介して、インターネットショッピングなどで購入すると、そのまま自動インストールプログラム50を起動してソフトメーカサーバ3に接続し、個人情報及びE−メールアドレスなどの情報が登録され、ソフトウェアがソフトメーカサーバ3からダウンロードされて、続いてインストールが行われ、使用可能となる。
【0047】
上記基板メーカサーバ2及びソフトメーカサーバ3に対しても、購入時のセットアップの際に、ユーザのE−メールアドレスが基板メーカサーバ2及びソフトメーカサーバ3のユーザ管理情報22又はユーザ管理情報32に登録されるので、各々で管理しているシフトウェア(ドライバソフト)にバージョンアップが発生すると、バージョンアップ通知手段24、34が、ユーザ管理情報22,32を検索し、バージョンアップ対象のユーザのE−メールアドレス宛にバージョンアップ通知のメールを送信する。
【0048】
ユーザパソコン5では、バージョンアップ通知メールを受信し、ユーザが自動インストールプログラム50を起動すると、基板メーカサーバ2又はソフトメーカサーバ3に接続し、ソフト提供手段23、33からバージョンアップされたソフトウェアがダウンロードされ、インストールされるようになっている。尚、この時、基板メーカサーバ2又はソフトメーカサーバ3のユーザ管理情報22、32におけるソフト情報では、リリースされたバージョンの情報に更新される。
【0049】
尚、ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50は、パソコン内部の設定により、メール受信後自動的に起動されるようなモード設定にしてもよいし、起動を促す画面を表示して、そのまま起動可能とするようなモード設定にしても良いし、起動を促す画面も表示しないモード設定にしても良く、その設定を選択可能としておくことも可能とする。
【0050】
本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムによれば、ユーザパソコン5内の自動インストールプログラム50が新規セットアップ時に、パソコンメーカサーバ1又は基板メーカサーバ2又はソフトメーカサーバ3に接続し、Eメールアドレス及び機種情報(製品情報)を送信し、サーバ側で当該情報をユーザ管理情報として管理し、機種情報(製品情報)に対応するソフトウェアをユーザパソコン5にダウンロードし、続いてインストールも行うので、初期設定の際のユーザ操作を簡略化して、効率よく各種ソフトウェアのインストール作業を行うことができる効果がある。
【0051】
また、本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムによれば、購入時のセットアップ(初期設定)の際に、ユーザのE−メールアドレスが基板メーカサーバ2及びソフトメーカサーバ3のユーザ管理情報22又はユーザ管理情報32に登録され、各々で管理しているシフトウェア(ドライバソフト)にバージョンアップが発生すると、登録情報に従ってバージョンアップ対象のユーザのE−メールアドレス宛にバージョンアップ通知のメールが送信され、ユーザパソコン5における自動インストールプログラム50の起動により、各サーバからバージョンアップされたソフトウェアがダウンロードされ、インストールされるので、ユーザは、パソコン内のソフトウェアのバージョンを意識することなく、常に最新のソフトウェアの使用が可能となるとともに、バージョンアップの手間を省くことができる効果がある。
【0052】
また、メーカサイドでは、製品ソフトウェアに付随させるインストールプログラム容量の低減を図ることができ、またCD−ROM等のソフトウェア配布媒体を不要とすることができ、効率の良いソフトウェアリリース作業を実現できる効果がある。
【0053】
また、従来は、インストール後にユーザ側からユーザ登録作業を行わないと、メーカ側にユーザに関する情報が蓄積されなかったが、本発明ではインストール作業と共にメーカサイドにユーザに関する情報が登録されて蓄積されるので、確実にユーザに関する情報を収集できる効果がある。
【0054】
また、バージョンアップの際にも、ユーザ毎にリリースされているバージョンの情報が管理されていくので、各メーカでストックされている個人情報やソフト情報から、市場調査することなく、個人ユーザがどのようなソフトウェアを、どんなバージョンで使用しているか等のデータ取得、解析が可能となり、マーケティング分析にも利用できる効果がある。
【0055】
次に、本発明の障害管理装置について説明する。
本発明に係る障害管理装置は、コンピュータ本体の動作状態を示すデータを記憶するメモリと、コンピュータ本体に対してリセットをかけるシステムリセット回路と、メモリのデータを監視し、動作状態が異常と判断されたなら、システムリセット回路にリセットの指示を出力する監視手段とを具備する監視用基板をPCIバスを介してコンピュータ本体に接続し、監視補助処理手段がコンピュータ本体のCPU上で動作し、一定間隔でカウントされる値をコンピュータ本体の動作状態を示すデータとしてメモリに格納し、監視手段が、メモリのデータが一定間隔でカウントされていない場合に、動作状態が異常と判断してシステムリセット回路にリセットの指示を出力するものなので、パーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができるものである。
【0056】
まず、本発明に係る障害管理装置について第2の実施の形態として、図5を使って説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置の構成ブロック図である。
本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置は、パソコン本体内の既存のCPU7に対してPCIバス8を介して監視用基板9を装着する構成である。
【0057】
そして、監視用基板9には、本体のCPU7からのデータ書き込みが可能なメモリ91と、監視手段92aを実現するプログラムが動作するCPU92と、本体に対してシステムリセットをかけることのできるシステムリセット回路93とを備えている。
【0058】
また、本体には、正常動作を監視する為の補助処理を行う監視補助アプリケーション70をインストールし、本体立ち上げ時にCPU7上で監視補助アプリケーション70が常時動作するように設定されている。
監視補助アプリケーション70の具体的動作としては、PCIバス8を介して監視用基板9のメモリ91に、一定間隔でインクリメントされるカウンタ値を書き込む動作を行うものである。
【0059】
そして、監視用基板9のCPU92で動作する監視手段92aは、メモリ91のデータが一定間隔でインクリメントされていない場合に、本体CPU7の動作状態が異常と判断し、システムリセット回路93にリセットの指示を出力するものである。
【0060】
ここで、監視手段92aがメモリ91のデータから本体CPU7の動作状態が異常と判断する具体的な方法の1つとしては、定期的にメモリ91の値を参照し、数値が一定時間更新されない場合に、本体で異常(ハングアップ又はフリーズ)が発生したと判断する方法がある。
【0061】
また、別の方法として、監視手段92aがメモリ91上の別のエリアに、監視補助アプリケーション70と同じ間隔でインクリメントされる値を書き込み、2つの値を比較して一定以上差が広がったときに異常と判断するようにしても構わない。
【0062】
本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置の動作は、パソコン本体が起動されると、CPU7上で監視補助アプリケーション70が動作して、定期的にインクリメントされる値が、PCIバス8を介して監視用基板9のメモリ91に書き込まれる。
この時、パソコン本体のCPU7に異常(ハングアップ又はフリーズ)が発生すると、監視補助アプリケーション70が定期的にインクリメントされる値をメモリ91に書き込まなくなり、メモリ91の値は、インクリメントされなくなる。
【0063】
監視用基板9のCPU92で動作する監視手段92aは、定期的にメモリ91の値を参照し、数値が一定時間更新されないことを検出すると、本体で異常が発生したと判断して、システムリセット回路93にリセットの指示を出力し、システムリセット回路93がPCIバス8を介して、本体のリセットをかけ、パソコン本体が再起動されて、正常に動作するようになる。
【0064】
尚、本体異常の検出方法として、監視手段92aがメモリ91の別のエリアに、監視補助アプリケーション70と同じ間隔でインクリメントされる値を書き込み、2つの値を比較して一定以上差が広がったときに異常と判断するようにしても構わない。
【0065】
本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置によれば、PCIバスを介して監視用基板9を装着し、本体CPU7で動作する監視補助アプリケーション70及び監視用基板9上のCPU92で動作する監視手段92aによって、本体CPUの異常を検出してリセットをかけるので、監視のための設備の設置場所や電源の準備をする必要性がなく、簡単且つ安価な構成で障害管理、自動再起動を実現できる効果がある。
【0066】
また、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置によれば、本体CPU7で動作する監視補助アプリケーション70が正常時には定期的にインクリメントされる値をメモリ91に書き込み、監視用基板9上のCPU92で動作する監視手段92aがメモリ91の値を参照して、数値が一定時間更新されない場合には、本体で異常が発生したと判断し、システムリセット回路93でリセットをかけるので、簡単且つ安価な仕組みで本体異常(ハングアップ又はフリーズ)を検出し、自動再起動を実現できる効果がある。
【0067】
また、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置によれば、常時本体CPU7の動作状態を監視し、異常時に再起動できるので、無人でパソコンの自動運用を実現できる効果がある。
【0068】
また、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置をパソコン上に備え、更に、第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムを導入してパソコン上のソフトウェアのインストール及びバージョン管理を行うことにより、パソコンのメンテナンス全般を簡略化でき、無人でパソコンの自動運用を実現できる効果がある。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、メーカサーバにおいて製品情報に対応するソフトウェアの情報及びソフトウェア自体を予め保持し、ソフトウェア提供手段が、任意のユーザパソコンからの接続に対応し、ユーザパソコンから送信される個人情報、電子メールアドレス及び製品情報を管理し、製品情報に対応するソフトウェアの情報から対応するソフトウェア自体をユーザパソコンにダウンロードし、バージョンアップ通知手段が、任意のソフトウェアがバージョンアップされた場合に、バージョンアップされたソフトウェアをダウンロードしたユーザパソコンに関するユーザパソコンの電子メールアドレス宛にバージョンアップを知らせるメールを送信するソフトウェア管理システムとしているので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できる効果がある。
【0070】
本発明によれば、コンピュータ本体の動作状態を示すデータを記憶するメモリと、コンピュータ本体に対してリセットをかけるシステムリセット回路と、メモリのデータを監視し、動作状態が異常と判断されたなら、システムリセット回路にリセットの指示を出力する監視手段とを具備する監視用基板をPCIバスを介してコンピュータ本体に接続し、監視補助処理手段がコンピュータ本体のCPU上で動作し、一定間隔でカウントされる値をコンピュータ本体の動作状態を示すデータとしてメモリに格納し、監視手段が、メモリのデータが一定間隔でカウントされていない場合に、動作状態が異常と判断してシステムリセット回路にリセットの指示を出力する障害管理装置としているので、パーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの概略構成ブロック図である。
【図2】本発明のパソコンメーカサーバにおけるソフト管理情報の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
【図3】本発明のパソコンメーカサーバにおけるユーザ管理情報の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの処理の流れを示した説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…パソコンメーカサーバ、 2…基板メーカサーバ、 3…ソフトメーカサーバ、 4…インターネット、 5…ユーザパソコン、 6…増設基板、 7…CPU、 8…PCIバス、 9…監視用基板、 10…ソフト管理情報、 11…ソフトウェア、 12,22,32…ユーザ管理情報、 13,23,33…ソフト提供手段、 14,24,34…バージョンアップ通知手段、 20…型番管理情報、 21…ドライバソフト、 50…自動インストールプログラム、 51…Eメールアドレス、 52…機種情報、 53…個人情報、 60…アクセスアドレス、 61…製品情報、 70…監視補助アプリケーション、 91…メモリ、 92…CPU、 92a…監視手段、 93…システムリセット回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータのソフトウェア管理システム及び障害管理装置に係り、特にアプリケーションやドライバなどの新規インストールやバージョンアップ作業を簡略化できるソフトウェア管理システム、及びパーソナルコンピュータのハングアップ状態を簡単に検出して再立ち上げできる障害管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ(パソコン)を購入すると、パソコンの機種やユーザ指定のOS、及び指定された基板等に応じて、メーカ工場にてBIOS、OS、各種ドライバ等をインストールした状態で出荷されるのが一般的である。
【0003】
また、パソコン購入後に、機能アップのため基板を増設するような場合には、基板に添付されているCD−ROM等の媒体でリリースされるドライバソフトを、パソコンユーザが各自でインストールするのが一般的である。
【0004】
また、アプリケーションソフトウェアについても、パソコンユーザがCD−ROMなどの媒体でリリースされるソフトウェアを購入し、各自で媒体からインストールするか、又は、パソコンユーザがソフトウェアメーカやソフトウェアショップサイトのホームページ上からソフトウェアをダウンロードして、ダウンロードファイルからインストールするのが一般的である。
【0005】
また、ドライバやアプリケーションがバージョンアップした場合には、ユーザ側からのアクションにより雑誌やメーカのサポートサイト等でバージョンアップ情報を取得し、バージョンアップが必要と判断すると、ネットワーク等を利用して最新版のドライバをダウンロードして調達し、個人でインストール(バージョンアップ)を行っていた。
【0006】
しかし、インストール及びバージョンアップ作業は、パソコン等の機器設置場所に立ち入る必要があり、また多数の端末に対する作業には時間や手間がかかり、管理作業の労力が馬鹿にならない。
【0007】
そこで、端末(パソコン)側のアプリケーションのバージョン管理を自動化する技術が考案されている。
クライアントソフトウェアを自動バージョンアップする従来技術としては、平成10年1月23日公開の特開平10−21061号「クライアントソフトウェア自動バージョンアップシステム」(出願人:日本電気株式会社、発明者:阿部和幸)がある。
この従来技術は、サーバ計算機内に格納しているクライアント側のバージョン情報とサーバ側のバージョン情報とを照合して、照合の結果バージョンの異なるソフトウェアに関しては、更にクライアント計算機内の実ファイルのファイル情報を参照してバージョンアップの必要なソフトウェアを決定し、その自動更新を行うものなので、クライアント計算機上のファイルのバージョンアップを正確に行うことができるものである。
【0008】
また、自動更新プログラム自身をバージョンアップする従来技術として、平成12(2000)年2月2日公開の特開2000−35879号「クライアントアプリケーションのバージョンアップシステム」(出願人:三菱電機株式会社、発明者:治武 孝則)がある。
この従来技術は、バージョン管理プログラム自身のバージョン情報をサーバ計算機及びクライアント計算機に保持し、両者を照合した結果、バージョン更新が必要な場合は、サーバ計算機内の最新のバージョン管理プログラムをダウンロードし、クライアント計算機内のWindows(R)のスタートアップディレクトリに格納するバージョンアップシステムであり、これにより、電源切断/再投入のタイミングで最新のバージョン管理プログラムが既存プログラムに置き換えられて起動され、自動更新プログラム自身も自動更新できるものである。
【0009】
また、通常、パーソナルコンピュータ(パソコン)に関する障害管理としては、パーソナルユースが目的であるため、障害検出手段等は設けられておらず、パソコンのユーザ(使用者)がマウスクリックやキーボード入力などをしても応答がなくなったときなどに、パソコンのフリーズ等の異常発生と認識して、手動による電源OFF/ONやリセット用ボタン押下等を行ってパソコンの再起動をかけていた。
【0010】
また、パソコンを業務用に使用する場合や、業務用に用いる中型や大型のコンピュータシステムなど場合の障害管理としては、オペレータの介入無しにコンピュータを再起動するために、コンピュータの外部に監視用の装置を設け、その装置によりコンピュータの動作状態を監視し、異常を検出すると、コンピュータの電源をOFF/ONするか、又はリセットの仕組みを動作させてコンピュータの再起動を掛けていた。
【0011】
外部監視装置で動作状態を監視する従来技術としては、平成13(2001)年1月30日公開の特開2001−27959号「表示制御システム及び復帰システム」(出願人:株式会社日立国際電気、発明者:奥脇 勝久他)がある。
この従来技術は、自動復帰装置が表示制御装置に対して、特定の信号を出力し、表示制御装置が当該特定の信号に対して応答の信号を出力し、自動復帰装置が当該応答の信号の入力を一定の期間に亘って受けないようになると、表示制御装置に障害が発生したものとして、表示制御装置の電源を切断し、再投入して表示制御装置の再起動を行う表示制御システム及び復帰システムであり、それによって復帰にかかる時間とコストとを低減できるものである。
【0012】
また、コンピュータの拡張ボード上で状態管理を実現する従来技術としては、平成14(2002)年2月20日公開の特開2002−55891号「コンピュータ管理装置」(出願人:株式会社日立製作所、発明者:安藤 将文他)がある。
この従来技術は、AT互換構成のコンピュータで動作状態記録用に汎用的に用いられるIOポートアドレス空間の内容をPCIバス対応の拡張ボードとして実装された動作状態管理装置が監視し、動作状態に応じて自動で行う処理を拡張ボード内の処理登録部で管理することで、対象のコンピュータ自体の構成などに変更を加えることなく動作状態管理を行うものである。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−21061号公報(第3−5頁)
【特許文献2】
特開2000−35879号公報(第3−4頁)
【特許文献3】
特開2001−27959号公報(第3−6頁)
【特許文献4】
特開2002−55891号公報(第3−5頁)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の人手によるインストール及びバージョンアップ作業は、パソコン等の機器設置場所に立ち入る必要があり、また多数の端末に対する作業には時間や手間がかかるという問題点があった。
また、特開平10−21061号及び特開2000−35879号の技術では、新規インストールについては言及されておらず、また立ち上げ毎にクライアント主導でバージョンチェックが行われるため、サーバへの無駄なアクセスが多く効率が悪く、またバージョンチェックの頻度を抑えると、バージョンアップに気が付くのが遅れ、新規機能が入ったファイル等をアクセスした場合一部の機能が使用できないような場合が出てくるという問題点があった。
【0015】
また、従来のコンピュータの障害管理としては、人手によるコンピュータの障害検出及び復旧のための電源OFF/ONでは、特に業務用に使用しているような場合には常時監視しているオペレータをおかなければならず、そのための労力や人件費がかかり効率が悪いという問題点があった。
【0016】
また、外部装置を用いてパソコン監視を行う場合には、パソコン側に外部装置用のインタフェース接続(プリンタポート、USB、RS232C等)が必要であり、また外部装置の設置場所を考慮する必要もあり、場合によっては、外部装置用の電源・筐体等が必要となり原価も高価となる等の問題点があった。
【0017】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できるソフトウェア管理システム、及びパーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができる障害管理装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ソフトウェア管理システムにおいて、製品情報に対応するソフトウェアの情報及びソフトウェア自体を予め保持し、任意のユーザパソコンからの接続に対応し、ユーザパソコンから送信される個人情報、電子メールアドレス及び製品情報を管理し、製品情報に対応するソフトウェアの情報から対応するソフトウェア自体をユーザパソコンにダウンロードするソフトウェア提供手段と、任意のソフトウェアがバージョンアップされた場合に、バージョンアップされたソフトウェアをダウンロードしたユーザパソコンに関するユーザパソコンの電子メールアドレス宛にバージョンアップを知らせるメールを送信するバージョンアップ通知手段とを具備するメーカサーバを有するものなので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できる。
【0019】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、障害管理装置において、コンピュータ本体の動作状態を示すデータを記憶するメモリと、コンピュータ本体に対してリセットをかけるシステムリセット回路と、メモリのデータを監視し、動作状態が異常と判断されたなら、システムリセット回路にリセットの指示を出力する監視手段とを具備する監視用基板をPCIバスを介してコンピュータ本体に接続し、
コンピュータ本体のCPU上で動作し、一定間隔でカウントされる値をコンピュータ本体の動作状態を示すデータとしてメモリに格納する監視補助処理手段を設け、
監視手段が、メモリのデータが一定間隔でカウントされていない場合に、動作状態が異常と判断する監視手段であるものなので、パーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、以下で説明する機能実現手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのような回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は全部をソフトウェアで実現することも可能である。更に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
【0021】
まず、本発明に係るソフトウェア管理システムについて説明する。
本発明に係るソフトウェア管理システムは、メーカサーバにおいて製品情報に対応するソフトウェアの情報及びソフトウェア自体を予め保持し、ソフトウェア提供手段が、任意のユーザパソコンからの接続に対応し、ユーザパソコンから送信される個人情報、電子メールアドレス及び製品情報を管理し、製品情報に対応するソフトウェアの情報から対応するソフトウェア自体をユーザパソコンにダウンロードし、バージョンアップ通知手段が、任意のソフトウェアがバージョンアップされた場合に、バージョンアップされたソフトウェアをダウンロードしたユーザパソコンに関するユーザパソコンの電子メールアドレス宛にバージョンアップを知らせるメールを送信するものなので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できるものである。
【0022】
まず、本発明に係るソフトウェア管理システムについて第1の実施の形態として、図1を使って説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの概略構成ブロック図である。
本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムは、図1に示すように、各種メーカのサーバとして、パソコンメーカサーバ1や基板メーカサーバ2やソフトメーカサーバ3等と、ユーザパソコン5と、各種メーカのサーバとユーザパソコン5とを接続するインターネット4とから構成されている。
【0023】
そして、パソコンメーカサーバ1上には、ソフト管理情報10と、ソフトウェア11と、ユーザ管理情報12と、ソフト提供手段13と、バージョンアップ通知手段14とが設けられている。
【0024】
ソフト管理情報10は、提供するソフトウェアに関する管理情報であり、具体的には図2(a)に示すようなパソコンの機種別に必要なソフトウェアが記憶されている機種別情報テーブルと、図2(b)に示すような各ソフトウェアの最新バージョンを記憶管理しているソフトウェア情報テーブルなどである。図2は、本発明のパソコンメーカサーバにおけるソフト管理情報10の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
【0025】
ソフトウェア11は、提供する各ソフトウェアの実行モジュール及びインストールモジュール等を含むファイルである。
【0026】
ユーザ管理情報12は、パソコン購入ユーザの管理情報であり、具体的には、図3に示すように、ユーザの識別子に対して、Eメールアドレス、機種、製番、ソフト情報等がテーブル形式で記憶されるものである。図3は、本発明のパソコンメーカサーバにおけるユーザ管理情報12の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
尚、ソフト情報としては、必要なソフトウェアの名称と、当該ユーザにリリースされているバージョンの情報が管理されている。
【0027】
ソフト提供手段13は、ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50からの接続に応答して、ソフトウェア11に記憶されているソフトウェアをインターネット4を介してユーザパソコン5に提供する手段である。
【0028】
バージョンアップ通知手段14は、ソフトウェア11に記憶されているソフトウェアにバージョンアップが発生した場合に、バージョンアップが発生したソフトウェアが登録されているユーザに対してバージョンアップを知らせる通知をEメールにて送信する手段である。
【0029】
また、例えば基板等の増設機器や周辺機器装置等のメーカの基板メーカサーバ2上にも、型番管理情報20と、ドライバソフト21と、ユーザ管理情報22と、ソフト提供手段23と、バージョンアップ通知手段24とが設けられている。
【0030】
各構成要素は、大方パソコンメーカサーバ1のものと同様であるが、型番管理情報20については、各製品に必要なソフトウェアの体系に依存し、例えば、基板のように製品の型番に対応しOS毎にドライバソフトがあるような場合には、図2(a)に対応するテーブルが型番別情報テーブルとなり、図2(b)に対応するソフトウェア情報テーブルが、OSに依存するドライバソフトの最新バージョンを管理するテーブルとなる。
【0031】
同様に、アプリケーションソフトウェアのメーカのソフトメーカサーバ3上にも、型番管理情報30と、ソフトウェア31と、ユーザ管理情報32と、ソフト提供手段33と、バージョンアップ通知手段34とが設けられている。
【0032】
各構成要素は、大方パソコンメーカサーバ1のものと同様であるが、型番管理情報30については、各製品を構成するソフトウェアの体系に依存し、例えばアプリケーション製品に対応し、複数のモジュールがあるような場合には、図2(a)に対応するテーブルが製品別情報テーブルとなり、図2(b)に対応するソフトウェア情報テーブルが、各モジュールの最新バージョンを管理するテーブルとなる。
【0033】
そして、ユーザパソコン5上には、各種ソフトウェアのインストール及びバージョンアップのために、ソフトウェアのダウンロード及びインストールを行う自動インストールプログラム50と、ユーザによって設定されたEメールアドレス51及び個人情報53と、ROM又はハードディスクなどに予め記憶されているパソコンのハードウェアに関する情報及びメーカのアクセスアドレス等の機種情報52とが設けられている。
【0034】
また、ユーザパソコン5には、後から増設基板などが設置された場合には、当該増設基板6には、基板メーカのアクセスアドレス60と、製品の型番やシリアル番号などのの製品情報61がROMなどに記憶されている。
【0035】
次に、本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの処理の流れについて図パソコンメーカサーバ1,図4を使って説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの処理の流れを示した説明図である。尚、パソコンユーザ宅では、既にインターネット4への接続環境が整っているものとする。
【0036】
本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムでは、ユーザがパソコンメーカからパソコンを購入すると、購入パソコンには、OSおよびネットワーク関連のドライバのみがインストールされた状態で搬入される。
そして、パソコンユーザは、搬入されたユーザパソコン5の電源をONして立ち上げ、個人情報及び個人の持つE−メールアドレスを入力すると、自動インストールプログラム50が起動し、入力された個人情報及びE−メールアドレスをEメールアドレス51、個人情報53に格納すると共に、機種情報52に記憶されているアクセスアドレスでインターネット4を介してパソコンメーカサーバ1に接続し、ソフト提供手段13を動作させる。
【0037】
そして、ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50がEメールアドレス51及び個人情報53の各情報と機種情報52内のパソコンの機種、製番に関する情報とをパソコンメーカサーバ1のソフト提供手段13に送信する。
【0038】
パソコンメーカサーバ1では、ソフト提供手段13によってユーザ管理情報12に当該ユーザの個人情報及びE−メールアドレス及び機種、製番などの情報が登録され、更に機種情報からソフト管理情報10が検索されて、機種に対応する必要なソフトウェア(ドライバや各種アプリケーション)の情報(名称とバージョン等)が取得されてユーザ管理情報12に記憶され、必要なソフトウェアがソフトウェア11から読み込まれて、ユーザパソコン5にダウンロードされる。
【0039】
ユーザパソコン5では、パソコンメーカサーバ1からダウンロードされるソフトウェアを自動インストールプログラム50が受信して保持し、ダウンロードが完了すると、続いてインストール(セットアップ)プログラムが起動され、各種ドライバ、アプリケーションソフトがセットアップされて使用可能となる。
【0040】
尚、パソコンユーザは、個人情報及びE−メールアドレス入力以降は、インストールが完了して使用可能になるまで、全く操作不要である。
【0041】
そして、上記説明した購入時のセットアップの際に、ユーザのE−メールアドレスがパソコンメーカサーバ1のユーザ管理情報12に登録されるので、パソコンメーカサーバ1で管理しているシフトウェアにバージョンアップが発生すると、パソコンメーカサーバ1のバージョンアップ通知手段14が、ユーザ管理情報12を検索し、バージョンアップ対象のユーザのe−メールアドレス宛にバージョンアップ通知のメールを送信する。
【0042】
ユーザパソコン5では、バージョンアップ通知メールを受信し、ユーザが自動インストールプログラム50を起動すると、パソコンメーカサーバ1に接続し、ソフト提供手段13からバージョンアップされたソフトウェアがダウンロードされ、インストールされるようになっている。尚、この時、パソコンメーカサーバ1のユーザ管理情報12におけるソフト情報では、リリースされたバージョンの情報に更新される。
【0043】
同様に、パソコンメーカとは異なる他メーカが提供する機能アップ用の増設基板6を増設した場合、その増設基板6をパソコンに接続した後に、自動インストールプログラム50を起動すると、増設基板6の接続を検知し、基板メーカのアクセスアドレスをアクセスアドレス60から読み出して、インターネット4を介して基板メーカサーバ2に接続する。
【0044】
基板メーカサーバ2では、パソコンメーカサーバ1の場合と同様に、ソフト提供手段23の動作で、ユーザ管理情報22に当該ユーザの個人情報及びE−メールアドレスなどの情報が登録され、更に型番情報から型番管理情報20が検索されて、型番に対応するドライバソフトがソフトウェア21から読み込まれて、ユーザパソコン5にダウンロードされる。
【0045】
ユーザパソコン5では、基板メーカサーバ2からダウンロードされるドライバソフトを自動インストールプログラム50が受信して保持し、ダウンロードが完了すると、続いてインストール(セットアップ)プログラムが起動され、ドライバがセットアップされて増設基板6が使用可能となる。
【0046】
同様に、アプリケーションソフトについても、インターネット4を介して、インターネットショッピングなどで購入すると、そのまま自動インストールプログラム50を起動してソフトメーカサーバ3に接続し、個人情報及びE−メールアドレスなどの情報が登録され、ソフトウェアがソフトメーカサーバ3からダウンロードされて、続いてインストールが行われ、使用可能となる。
【0047】
上記基板メーカサーバ2及びソフトメーカサーバ3に対しても、購入時のセットアップの際に、ユーザのE−メールアドレスが基板メーカサーバ2及びソフトメーカサーバ3のユーザ管理情報22又はユーザ管理情報32に登録されるので、各々で管理しているシフトウェア(ドライバソフト)にバージョンアップが発生すると、バージョンアップ通知手段24、34が、ユーザ管理情報22,32を検索し、バージョンアップ対象のユーザのE−メールアドレス宛にバージョンアップ通知のメールを送信する。
【0048】
ユーザパソコン5では、バージョンアップ通知メールを受信し、ユーザが自動インストールプログラム50を起動すると、基板メーカサーバ2又はソフトメーカサーバ3に接続し、ソフト提供手段23、33からバージョンアップされたソフトウェアがダウンロードされ、インストールされるようになっている。尚、この時、基板メーカサーバ2又はソフトメーカサーバ3のユーザ管理情報22、32におけるソフト情報では、リリースされたバージョンの情報に更新される。
【0049】
尚、ユーザパソコン5の自動インストールプログラム50は、パソコン内部の設定により、メール受信後自動的に起動されるようなモード設定にしてもよいし、起動を促す画面を表示して、そのまま起動可能とするようなモード設定にしても良いし、起動を促す画面も表示しないモード設定にしても良く、その設定を選択可能としておくことも可能とする。
【0050】
本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムによれば、ユーザパソコン5内の自動インストールプログラム50が新規セットアップ時に、パソコンメーカサーバ1又は基板メーカサーバ2又はソフトメーカサーバ3に接続し、Eメールアドレス及び機種情報(製品情報)を送信し、サーバ側で当該情報をユーザ管理情報として管理し、機種情報(製品情報)に対応するソフトウェアをユーザパソコン5にダウンロードし、続いてインストールも行うので、初期設定の際のユーザ操作を簡略化して、効率よく各種ソフトウェアのインストール作業を行うことができる効果がある。
【0051】
また、本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムによれば、購入時のセットアップ(初期設定)の際に、ユーザのE−メールアドレスが基板メーカサーバ2及びソフトメーカサーバ3のユーザ管理情報22又はユーザ管理情報32に登録され、各々で管理しているシフトウェア(ドライバソフト)にバージョンアップが発生すると、登録情報に従ってバージョンアップ対象のユーザのE−メールアドレス宛にバージョンアップ通知のメールが送信され、ユーザパソコン5における自動インストールプログラム50の起動により、各サーバからバージョンアップされたソフトウェアがダウンロードされ、インストールされるので、ユーザは、パソコン内のソフトウェアのバージョンを意識することなく、常に最新のソフトウェアの使用が可能となるとともに、バージョンアップの手間を省くことができる効果がある。
【0052】
また、メーカサイドでは、製品ソフトウェアに付随させるインストールプログラム容量の低減を図ることができ、またCD−ROM等のソフトウェア配布媒体を不要とすることができ、効率の良いソフトウェアリリース作業を実現できる効果がある。
【0053】
また、従来は、インストール後にユーザ側からユーザ登録作業を行わないと、メーカ側にユーザに関する情報が蓄積されなかったが、本発明ではインストール作業と共にメーカサイドにユーザに関する情報が登録されて蓄積されるので、確実にユーザに関する情報を収集できる効果がある。
【0054】
また、バージョンアップの際にも、ユーザ毎にリリースされているバージョンの情報が管理されていくので、各メーカでストックされている個人情報やソフト情報から、市場調査することなく、個人ユーザがどのようなソフトウェアを、どんなバージョンで使用しているか等のデータ取得、解析が可能となり、マーケティング分析にも利用できる効果がある。
【0055】
次に、本発明の障害管理装置について説明する。
本発明に係る障害管理装置は、コンピュータ本体の動作状態を示すデータを記憶するメモリと、コンピュータ本体に対してリセットをかけるシステムリセット回路と、メモリのデータを監視し、動作状態が異常と判断されたなら、システムリセット回路にリセットの指示を出力する監視手段とを具備する監視用基板をPCIバスを介してコンピュータ本体に接続し、監視補助処理手段がコンピュータ本体のCPU上で動作し、一定間隔でカウントされる値をコンピュータ本体の動作状態を示すデータとしてメモリに格納し、監視手段が、メモリのデータが一定間隔でカウントされていない場合に、動作状態が異常と判断してシステムリセット回路にリセットの指示を出力するものなので、パーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができるものである。
【0056】
まず、本発明に係る障害管理装置について第2の実施の形態として、図5を使って説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置の構成ブロック図である。
本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置は、パソコン本体内の既存のCPU7に対してPCIバス8を介して監視用基板9を装着する構成である。
【0057】
そして、監視用基板9には、本体のCPU7からのデータ書き込みが可能なメモリ91と、監視手段92aを実現するプログラムが動作するCPU92と、本体に対してシステムリセットをかけることのできるシステムリセット回路93とを備えている。
【0058】
また、本体には、正常動作を監視する為の補助処理を行う監視補助アプリケーション70をインストールし、本体立ち上げ時にCPU7上で監視補助アプリケーション70が常時動作するように設定されている。
監視補助アプリケーション70の具体的動作としては、PCIバス8を介して監視用基板9のメモリ91に、一定間隔でインクリメントされるカウンタ値を書き込む動作を行うものである。
【0059】
そして、監視用基板9のCPU92で動作する監視手段92aは、メモリ91のデータが一定間隔でインクリメントされていない場合に、本体CPU7の動作状態が異常と判断し、システムリセット回路93にリセットの指示を出力するものである。
【0060】
ここで、監視手段92aがメモリ91のデータから本体CPU7の動作状態が異常と判断する具体的な方法の1つとしては、定期的にメモリ91の値を参照し、数値が一定時間更新されない場合に、本体で異常(ハングアップ又はフリーズ)が発生したと判断する方法がある。
【0061】
また、別の方法として、監視手段92aがメモリ91上の別のエリアに、監視補助アプリケーション70と同じ間隔でインクリメントされる値を書き込み、2つの値を比較して一定以上差が広がったときに異常と判断するようにしても構わない。
【0062】
本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置の動作は、パソコン本体が起動されると、CPU7上で監視補助アプリケーション70が動作して、定期的にインクリメントされる値が、PCIバス8を介して監視用基板9のメモリ91に書き込まれる。
この時、パソコン本体のCPU7に異常(ハングアップ又はフリーズ)が発生すると、監視補助アプリケーション70が定期的にインクリメントされる値をメモリ91に書き込まなくなり、メモリ91の値は、インクリメントされなくなる。
【0063】
監視用基板9のCPU92で動作する監視手段92aは、定期的にメモリ91の値を参照し、数値が一定時間更新されないことを検出すると、本体で異常が発生したと判断して、システムリセット回路93にリセットの指示を出力し、システムリセット回路93がPCIバス8を介して、本体のリセットをかけ、パソコン本体が再起動されて、正常に動作するようになる。
【0064】
尚、本体異常の検出方法として、監視手段92aがメモリ91の別のエリアに、監視補助アプリケーション70と同じ間隔でインクリメントされる値を書き込み、2つの値を比較して一定以上差が広がったときに異常と判断するようにしても構わない。
【0065】
本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置によれば、PCIバスを介して監視用基板9を装着し、本体CPU7で動作する監視補助アプリケーション70及び監視用基板9上のCPU92で動作する監視手段92aによって、本体CPUの異常を検出してリセットをかけるので、監視のための設備の設置場所や電源の準備をする必要性がなく、簡単且つ安価な構成で障害管理、自動再起動を実現できる効果がある。
【0066】
また、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置によれば、本体CPU7で動作する監視補助アプリケーション70が正常時には定期的にインクリメントされる値をメモリ91に書き込み、監視用基板9上のCPU92で動作する監視手段92aがメモリ91の値を参照して、数値が一定時間更新されない場合には、本体で異常が発生したと判断し、システムリセット回路93でリセットをかけるので、簡単且つ安価な仕組みで本体異常(ハングアップ又はフリーズ)を検出し、自動再起動を実現できる効果がある。
【0067】
また、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置によれば、常時本体CPU7の動作状態を監視し、異常時に再起動できるので、無人でパソコンの自動運用を実現できる効果がある。
【0068】
また、本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置をパソコン上に備え、更に、第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムを導入してパソコン上のソフトウェアのインストール及びバージョン管理を行うことにより、パソコンのメンテナンス全般を簡略化でき、無人でパソコンの自動運用を実現できる効果がある。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、メーカサーバにおいて製品情報に対応するソフトウェアの情報及びソフトウェア自体を予め保持し、ソフトウェア提供手段が、任意のユーザパソコンからの接続に対応し、ユーザパソコンから送信される個人情報、電子メールアドレス及び製品情報を管理し、製品情報に対応するソフトウェアの情報から対応するソフトウェア自体をユーザパソコンにダウンロードし、バージョンアップ通知手段が、任意のソフトウェアがバージョンアップされた場合に、バージョンアップされたソフトウェアをダウンロードしたユーザパソコンに関するユーザパソコンの電子メールアドレス宛にバージョンアップを知らせるメールを送信するソフトウェア管理システムとしているので、パーソナルコンピュータへの各種ドライバやアプリケーションソフトの新規インストール、バージョンアップ作業について、メーカ側、ユーザ側双方の手間を省いて作業効率を向上できると共に、ユーザのソフトウェア管理作業の負荷を軽減できる効果がある。
【0070】
本発明によれば、コンピュータ本体の動作状態を示すデータを記憶するメモリと、コンピュータ本体に対してリセットをかけるシステムリセット回路と、メモリのデータを監視し、動作状態が異常と判断されたなら、システムリセット回路にリセットの指示を出力する監視手段とを具備する監視用基板をPCIバスを介してコンピュータ本体に接続し、監視補助処理手段がコンピュータ本体のCPU上で動作し、一定間隔でカウントされる値をコンピュータ本体の動作状態を示すデータとしてメモリに格納し、監視手段が、メモリのデータが一定間隔でカウントされていない場合に、動作状態が異常と判断してシステムリセット回路にリセットの指示を出力する障害管理装置としているので、パーソナルコンピュータの動作状態の監視、復旧を簡単に効率よく行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの概略構成ブロック図である。
【図2】本発明のパソコンメーカサーバにおけるソフト管理情報の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
【図3】本発明のパソコンメーカサーバにおけるユーザ管理情報の構成及びフォーマット例を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア管理システムの処理の流れを示した説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る障害管理装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…パソコンメーカサーバ、 2…基板メーカサーバ、 3…ソフトメーカサーバ、 4…インターネット、 5…ユーザパソコン、 6…増設基板、 7…CPU、 8…PCIバス、 9…監視用基板、 10…ソフト管理情報、 11…ソフトウェア、 12,22,32…ユーザ管理情報、 13,23,33…ソフト提供手段、 14,24,34…バージョンアップ通知手段、 20…型番管理情報、 21…ドライバソフト、 50…自動インストールプログラム、 51…Eメールアドレス、 52…機種情報、 53…個人情報、 60…アクセスアドレス、 61…製品情報、 70…監視補助アプリケーション、 91…メモリ、 92…CPU、 92a…監視手段、 93…システムリセット回路
Claims (2)
- 製品情報に対応するソフトウェアの情報及びソフトウェア自体を予め保持し、任意のユーザパソコンからの接続に対応し、前記ユーザパソコンから送信される個人情報、電子メールアドレス及び製品情報を管理し、前記製品情報に対応するソフトウェアの情報から対応するソフトウェア自体を前記ユーザパソコンにダウンロードするソフトウェア提供手段と、任意のソフトウェアがバージョンアップされた場合に、前記バージョンアップされたソフトウェアをダウンロードしたユーザパソコンに関するユーザパソコンの電子メールアドレス宛にバージョンアップを知らせるメールを送信するバージョンアップ通知手段とを具備するメーカサーバを有することを特徴とするソフトウェア管理システム。
- コンピュータ本体の動作状態を示すデータを記憶するメモリと、前記コンピュータ本体に対してリセットをかけるシステムリセット回路と、前記メモリのデータを監視し、動作状態が異常と判断されたなら、前記システムリセット回路にリセットの指示を出力する監視手段とを具備する監視用基板をPCIバスを介してコンピュータ本体に接続し、
コンピュータ本体のCPU上で動作し、一定間隔でカウントされる値をコンピュータ本体の動作状態を示すデータとして前記メモリに格納する監視補助処理手段を設け、
前記監視手段が、前記メモリのデータが前記一定間隔でカウントされていない場合に、動作状態が異常と判断する監視手段であることを特徴とする障害管理装置。
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