JP2004117197A - 測位装置,地域決定プログラム及びコンピュータ可読媒体 - Google Patents

測位装置,地域決定プログラム及びコンピュータ可読媒体 Download PDF

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畑瀬 勉
Yoshimi Wakamatsu
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Abstract

【課題】所在位置をおおまかに識別するための低廉な測位装置であって、然も、時間に依ってその利用を制限されることのない測位装置と、このような測位装置としてコンピュータを機能させる地域決定プログラムと、このような地域決定プログラムを格納したコンピュータ可読媒体とを提供する。
【解決手段】AMチューナー10A,FMチューナー10F,ハードディスク及びメモリからなる記憶部10M,各ハードウエアを統合的に制御するCPU10P,並びに、稼働中に発生した事象の時刻を記録するタイマ10Tを、備えるように、コンピュータを構成する。また、アプリケーションプログラム,地域決定プログラム11,走査プログラム12,対応テーブル13,及び複数の判定用テーブル14が記憶部10Mにインストールされているように、コンピュータを構成する。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電波を利用することによって所在位置を測定する測位装置と、このような測位装置としてコンピュータを機能させる地域決定プログラムと、このような地域決定プログラムを格納したコンピュータ可読媒体とに、関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、電波を利用することによって所在位置を測定する測位装置として、全地球測位システム(GPS)が、広く利用されている。全地球測位システムは、所定高度の軌道上を周回する複数の衛星から発せられる電波のうちの幾つかを受信するアンテナと、到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号に基づいて所在位置の位置情報(緯度,経度及び高度)と時刻情報とを算出する受信機とを、備えており、その所在位置を約10mの精度で測定することができる。
【0003】
また、上記衛星から発せられる電波には、各衛星を識別するための符号が、含まれており、全地球測位システムは、各電波の持つ符号を用いることによって各衛星を捕捉している。そして、この全地球測位システムは、電源投入後から衛星を捕捉し始めるまでに時間が掛からないようにするために、電源切断時に、それまで捕捉していた衛星を示す符号を記憶する。但し、電源切断中に当該システムが大きく移動することにより電源切断前に捕捉していた衛星の発する電波を受信できなくなってしまった場合には、当該システムは、捕捉可能な衛星を探知するためのコールドスタート処理を行うので、正確な位置情報を出力し始めるまでに非常に時間が掛かってしまう。このため、コールドスタート処理に掛かる時間を幾らか短縮させることを目的として、受信可能なラジオ信号の周波数に基づいておおまかな所在位置を割り出すことによって捕捉可能な衛星(電波)を特定する技術が、提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、携帯電話機は、上記全地球測位システムのような測位装置として開発されたものではないものの、そのような測位装置として利用可能である。すなわち、携帯電話機は、その利用上、或る地域から別の地域へと移動され得るので、移動先の地域を担当する電話交換機から何時でも呼出信号を受けられるようにするために、電話交換機に繋がれた無線基地局と常に電波にて交信してその所在を明らかにしている。従って、目的の携帯電話機と交信している無線基地局を検出すれば、その携帯電話機の所在位置が明らかになるわけである。なお、簡易型携帯電話機(PHS)の場合、無線基地局がカバーする領域の半径は約100mであるので、簡易型携帯電話機は、その所在位置を約200mの精度で測定可能な測位装置として、利用され得る。
【0005】
【特許文献1】
特開平09−288165号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ある種の機器やコンピュータの中には、何れの都市,地方,郡,県,道,州若しくは国に居ることが認識できさえすればその所在地に応じた機能を奏し得るものがある。このような機器やコンピュータにとっては、上述したような全地球測位システムや携帯電話機(の送受信機能)の持つ測定精度は、極めてオーバースペックとなるうえ、これらを内部に組み込むことがその機器やコンピュータのコストアップの原因となることが、容易に想到され得る。
【0007】
一方、大抵のラジオ放送局は、24時間365日連続して番組を放送していることはなく、放送機器のメインテナンスのため、若しくは、従業員の休息のため、又は、スポンサーが付かないという理由により、一定期間だけ放送を休止していることが多い。このため、上述した特許文献1記載の技術のようにラジオ信号の周波数を割り出す場合、時間に依ってその利用を制限されてしまうという問題があった。その結果、このような技術を利用した全地球測位システムには、コールドスタート処理に掛かる時間を少しも短縮させられないといった事態が、或る時間帯において生じ得る。
【0008】
そこで、本発明の課題は、所在位置をおおまかに識別するための低廉な測位装置であって、然も、時間に依ってその利用を制限されることのない測位装置と、このような測位装置としてコンピュータを機能させる地域決定プログラムと、このような地域決定プログラムを格納したコンピュータ可読媒体とを、提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明による測位装置は、以下のような構成を採用した。
【0010】
すなわち、本発明による測位装置は、到来電波を受信して電気信号を出力するアンテナと、前記アンテナから出力される電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査部と、測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに、前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶部と、前記走査部からスペクトルデータを受け取った際には、その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶部中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別し、内容が一致するチャネルデータが前記記憶部内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶部内から読み出し、読み出した地域情報をレジスタに設定する制御部とを備えることを、特徴としている。
【0011】
このように構成されるので、走査部がスペクトルデータを或る時刻に取得すると、その時刻を含む時間帯用のチャネルデータの中からそのスペクトルデータと一致するものが記憶部に記憶されているか否かが判別され、記憶部に記憶されていた場合には、そのチャネルデータに対応する地域情報が記憶部から読み出される。このため、何れの都市,地方,郡,県,道,州若しくは国に居ることが測定できれさえすれば良いある種の機器やコンピュータは、この地域情報に基づいて、時間に依ってその利用を制限されることなく、所在位置をおおまかに識別することができる。
【0012】
なお、本発明による測位装置は、従来の放送受信機に組み込まれている機器を利用して簡単に製造することができる。従って、本発明による測位装置が組み込まれる機器やコンピュータは、全地球測位システムや携帯電話機(の送受信機能)が組み込まれる機器やコンピュータよりも、低廉に製造することができる。
【0013】
また、本発明による測位装置においては、放送は、ラジオ放送であっても良いし、テレビジョン放送であっても良い。ラジオ放送としては、AM放送とすることもできるし、FM放送とすることもできるし、短波放送とすることもできる。
【0014】
また、本発明による測位装置が組み込まれる機器としては、自動車の速度メーターであっても良いし、ポータブルオーディオ装置であっても良いし、その他のものであっても良い。自動車の速度メーターが地域情報を取得した場合には、例えばkm/hからmile/hへ表示速度単位を切り替えさせることができる。ポータブルオーディオ装置が地域情報を取得した場合には、画面に表示される文字の言語をその地域の言語へ自動的に切り替えさせることができる。一方、本発明による測位装置が組み込まれるコンピュータとしては、翻訳機能を有するものであっても良いし、通貨単位変換機能を有するものであっても良い。翻訳機能が地域情報を取得した場合には、例えば翻訳後の文章をドイツ語からフランス語へ切り替えさせたり、例えば翻訳後の文章を東北弁から大阪弁に切り替えさせたりできる。通貨単位変換機能が地域情報を取得した場合には、例えば通貨単位変換後の表示単位をユーロからポンドへ切り替えさせることができる。なお、何れの場合も、測位可能にしようとする地域のチャネルデータを記憶部に記憶しておく必要がある。
【0015】
また、本発明による測位装置が組み込まれるコンピュータとしては、一般に市販されるデスクトップ型のコンピュータであって良いし、ノート型のコンピュータであっても良いし、携帯情報端末であっても良いし、携帯電話機であっても良いし、その他の装置であっても良い。
【0016】
さらに、本発明による測位装置においては、記憶部の記憶容量が小さく且つ通信機能が備えられている場合には、チャネルデータは、ネットワーク上のサーバ装置に記憶されていても良い。この場合、スペクトルデータと内容が一致するチャネルデータを探索する処理は、サーバ装置に行わせることができ、測位装置は、サーバ装置へスペクトルデータを送信するとともに、サーバ装置から地域情報を受信する。
【0017】
また、上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様による地域決定プログラム及びコンピュータ可読媒体に格納される地域決定プログラムは、以下のような構成を採用した。
【0018】
すなわち、本発明の第1の態様による地域決定プログラムは、到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置と、測位対象とする各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶装置とに繋がれるコンピュータに対し、前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、その受信時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶装置中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別させ、内容が一致するチャネルデータが前記記憶装置内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶装置内から読み出させ、読み出した地域情報をレジスタに設定させることを、特徴としている。
【0019】
従って、この第1の態様による地域決定プログラムによれば、上述した本発明の測位装置としてコンピュータを機能させることができることになる。
【0020】
また、上記の課題を解決するために、本発明の第2の態様による地域決定プログラムは、以下のような構成を採用した。
【0021】
すなわち、本発明の第2の態様による地域決定プログラムは、測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶するサーバ装置に対し、ネットワークを介して繋がれ、且つ、到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置に繋がれるコンピュータに対し、前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、その受信時刻と前記スペクトルデータとを前記サーバ装置に送信させ、その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記チャネルデータの中に前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在していた場合にそのチャネルデータに対応する地域情報が前記サーバ装置から送信されて来た際には、その地域情報を受信させ、受信した地域情報をレジスタに設定させることを、特徴としている。
【0022】
従って、この第2の態様による地域決定プログラムによれば、上述した本発明の測位装置としてコンピュータを機能させることができることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0024】
【実施形態1】
図1は、本発明による測位装置の第1の実施形態を概略的に示す構成図である。第1の実施形態は、設定される地域情報に依ってその動作状態を変更させるアプリケーションプログラムを実行可能な一般のコンピュータに対し、AMチューナー10A及びFMチューナー10Fを組み込むとともに、地域決定プログラム11,走査プログラム12,対応テーブル13,及び複数の判定用テーブル14をインストールしたものである。
【0025】
すなわち、第1の実施形態のコンピュータは、AMチューナー10A,FMチューナー10F,ハードディスク及びメモリからなる記憶部10M,各ハードウエアを統合的に制御するCPU10P,並びに、稼働中に発生した事象の時刻を記録するタイマ10Tを、備えており、上記アプリケーションプログラム,地域決定プログラム11,走査プログラム12,対応テーブル13,及び複数の判定用テーブル14は、記憶部10Mにインストールされている。
【0026】
AMチューナー10A及びFMチューナー10Fは、一般に市販されるラジオ受信機に組み込まれているものであるので、その内部の詳細な説明を省略するが、その概略としては、各チューナー(走査部に相当)10A,10Fは、何れも、周波数設定部と受信強度測定部とを備える。周波数設定部は、到来電波を受信したアンテナから出力される電気信号の中から、CPU10Pの指定した周波数成分のみを取り出し、その電気信号を受信強度測定部へ出力する。受信強度測定部は、周波数設定部から取り出された電気信号の振幅を電界強度として検出し、その信号が所定の閾値以上の強度を有する場合にその周波数の値をCPU10Pへ出力する。
【0027】
記憶部10Mにインストールされるアプリケーションプログラムは、上述したように、設定される地域情報によってその動作状態を変更させるプログラムであり、例えば、入力された文章を、設定された地域情報に対応した言語又は方言に翻訳する翻訳プログラムや、或る通貨単位で入力された金額を、設定された地域情報に対応した通貨単位への為替レートに従って、その通貨単位での金額に変換する通貨計算プログラムなどである。
【0028】
また、記憶部10Mにインストールされている地域決定プログラム11は、上述したアプリケーションプログラムのプラグインとして機能するプログラムであり、その処理内容については、図6を参照して後述する。
【0029】
また、記憶部10Mにインストールされている走査プログラム12は、一般に市販されるラジオ受信機に組み込まれているDTS(デジタルチューニングシステム)のROM内にインストールされている走査プログラムと同じものであるので、その詳細な説明を省略するが、その概略を述べると、この走査プログラム12は、CPU10Pに対し、到来電波を受信したアンテナから出力される電気信号のなかから取り出させる周波数成分を、所定時間(例えば数十m秒)経過毎に、1ステップ(我が国のAM放送であれば9kHz,FM放送であれば0.1MHz)ずつ増加させるプログラムである。
【0030】
さらに、記憶部10Pにインストールされている対応テーブル13及び複数の判定用テーブル14は、CPU10Pが地域決定プログラム11を実行する際にCPU10Mによって利用される。図2は、対応テーブル13を概念的に示す表である。図2に示されるように、対応テーブル13は、識別可能な地域を示す地域名、すなわち地域情報(札幌,函館,…)が各行に対応付けられているとともに、一時間毎の時間帯が各列に対応付けられているマトリクスであり、各グリッドには、その行の地域名及びその列の時間帯に対応する判定用テーブル14のファイル名が、記録されている。図3乃至図5は、判定用テーブル14の幾つかの例を概念的に示す表である。図3乃至図5に示されるように、各判定用テーブル14には、対応する地域情報の示す地域において対応する時間帯に受信できるとされているAM放送チャネル及びFM放送チャネルの周波数が列挙されている。この判定用テーブル14は、識別可能な地域毎に24個ずつ用意されており、各判定用テーブル14には、互いに異なるファイル名が定義されている。但し、24個の判定用テーブル14のなかには、互いに同じ内容を有するものがが存在する場合がある。
【0031】
以上のように構成される第1の実施形態のコンピュータにおいて、上述したアプリケーションプログラムが実行されると、地域決定プログラム11がCPU10Pによって記憶部10Mから読み出され、地域決定処理の実行が開始される。図6は、地域決定処理の内容を示すフローチャートである。
【0032】
地域決定処理の開始後、CPU10Pは、走査プログラム12を記憶部10Mから読み出して実行することにより、AM放送の周波数帯(我が国の場合は522kHz〜1629kHz)及びFM放送の周波数帯(我が国の場合は76MHz〜90MHz)の走査を開始し(S101)、走査が終了するまで待機しつつ(S102)、所定の閾値以上の信号強度を有する周波数の値を各チューナー10A,10Fの受信強度測定部から順次取得し、その周波数帯のスペクトルデータとして記憶する。そして、走査が終了すると、CPU10Pは、この時点の時刻をタイマ10Tから読み出し(S103)、読み出した時刻を含む時間帯を特定する(S104)。
【0033】
続いて、CPU10Pは、対応テーブル13を参照することにより、当該時間帯に属するファイル名のうち、最初のファイル名を処理対象として特定する(S105)。その後、CPU10Pは、このファイル名の判定用テーブル14を記憶部10Mから読み出し、当該テーブル14に記述されている各周波数と、S102において取得したスペクトルデータ中の各周波数とが全て一致するか否かを、判別する(S106)。
【0034】
そして、当該テーブル14中の各周波数とスペクトルデータ中の各周波数とが全て一致しなかった場合(S106;NO)、CPU10Pは、未処理のファイル名が存在するか否かを、判別する(S107)。そして、CPU10Pは、未処理のファイル名が存在していた場合(S107;YES)、当該時間帯に属する未処理のファイル名のうち、次のファイル名を処理対象として特定して(S108)、処理をS106へ戻し、未処理のファイル名が存在していなかった場合(S107;NO)、地域特定不可を示す情報を生成する(S109)。
【0035】
一方、当該テーブル14中の各周波数とスペクトルデータ中の各周波数とが全て一致した場合(S106;YES)、CPU10Pは、当該判定用テーブル14のファイル名に対応する地域情報を対応テーブル13から読み出す(S110)。
【0036】
そして、CPU10Pは、S109において生成された情報又はS110において読み出された地域情報を、当該アプリケーションプログラムの地域属性として設定し(S111)、地域決定処理を終了する。
【0037】
このようにしてアプリケーションプログラムの地域属性として設定される地域情報は、全地球測位システム(GPS)の測位結果のように十数mの精度で示される地点ではなく、県や地方などのおおまかな地域を示している(図2参照)。従って、第1の実施形態のコンピュータは、所在位置をおおまかに識別することができる測位装置として機能する。然も、地域情報に対応する判定用テーブル14は、各時間帯毎に用意されており、実際に受信することができる放送チャネルが処理実行時刻によって増加又は減少した場合であっても、所在位置(地域)を正確に割り出すことができる。つまり、第1の実施形態のコンピュータは、時間に依ってその利用を制限されることがない。
【0038】
さらに、第1の実施形態によれば、一般のコンピュータに各チューナー10A,10Mを組み込むとともに各プログラム11,12と各テーブル13,14をインストールすることにより、測位装置としての機能が付加される。従って、設定される地域情報によってその動作状態を変更させるアプリケーションプログラムを実行可能な一般のコンピュータに対し、極めて低廉に測位機能を付加することができる。
【0039】
【実施形態2】
図7は、本発明による測位装置の第2の実施形態を概略的に示す構成図である。第2の実施形態は、設定される地域情報によってその動作状態を変更させるアプリケーションプログラムを実行可能な一般のコンピュータに対し、AMチューナー10A及びFMチューナー10Fを組み込むとともに、地域決定プログラム15,走査プログラム12をインストールしたものであり、且つ、このコンピュータとネットワークを介して通信可能なサーバ装置に対し、判定プログラム16,対応テーブル13,及び複数の判定用テーブル14をインストールしたものである。
【0040】
すなわち、第2の実施形態のコンピュータは、AMチューナー10A,FMチューナー10F,ハードディスク及びメモリからなる記憶部10M,各ハードウエアを統合的に制御するCPU10P,稼働中に発生した事象の時刻を記録するタイマ10T,並びに、ネットワーク上のサーバ装置との間でデータの送受信を司る通信制御回路(送受信部に相当)10Cを、備えており、上記アプリケーションプログラム,地域決定プログラム15,及び走査プログラム12は、記憶部10Mにインストールされている。ここで、第1の実施形態と同じ符号が用いられているものは、第1の実施形態において説明したものと同じ構成であるので説明を省略する。
【0041】
なお、記憶部10Mにインストールされる地域決定プログラム15は、第1の実施形態の地域決定プログラム11と同様に、上述したアプリケーションプログラムのプラグインとして機能するプログラムであるが、その内容は、第1の実施形態のものとは一部異なる。この地域決定プログラム15の処理内容については、図8を参照して後述する。
【0042】
また、サーバ装置は、CPU20P,記憶部20M,通信制御回路20Cなどを備えるコンピュータであり、判定プログラム16,対応テーブル13,複数の判定用テーブル14は、記憶部20Mに記憶されている。ここでも、第1の実施形態と同じ符号が用いられているものについては、説明を省略する。なお、記憶部20Mにインストールされる判定プログラム16の処理内容については、図9を参照して後述する。
【0043】
以上のように構成される第2の実施形態において、上述したアプリケーションプログラムが実行されると、地域決定プログラム15がCPU10Pによって記憶部10Mから読み出され、地域決定処理の実行が開始される。図8は、地域決定処理の内容を示すフローチャートである。
【0044】
地域決定処理の開始後、CPU10Pは、図6の地域決定処理におけるS101〜S104と同じ処理を実行することにより、スペクトルデータを取得するとともに、その時点の時刻を含む時間帯を特定する(S201〜204)。続いて、CPU10Pは、スペクトルデータと時間帯に関する情報とをサーバ装置へ送信し(S205)、サーバ装置から情報が送信されてくるまで待機する(S206)。
【0045】
一方、サーバ装置のCPU20Pは、主電源が投入されている間は、判定プログラム16を記憶部20Mから読み出して、判定処理の実行を開始している。図9は、判定処理の内容を示すフローチャートである。判定処理の開始後、CPU20Pは、コンピュータからスペクトルデータと時間帯に関する情報とが送信されてくるのを待機する(S301)
【0046】
そして、CPU20Pは、スペクトルデータと時間帯に関する情報とを受信すると、対応テーブル(図2参照)13を参照することによって、当該時間帯に属するファイル名のうち、最初のファイル名を処理対象として特定する(S302)。その後、CPU20Pは、このファイル名の判定用テーブル14を記憶部20Mから読み出し、当該テーブル14に記述されている各周波数と、S301において受信したスペクトルデータ中の各周波数とが全て一致するか否かを、判別する(S303)。
【0047】
そして、当該テーブル14中の各周波数とスペクトルデータ中の各周波数とが全て一致しなかった場合(S303;NO)、CPU20Pは、未処理のファイル名が存在するか否かを、判別する(S304)。そして、CPU20Pは、未処理のファイル名が存在していた場合(S304;YES)、当該時間帯に属する未処理のファイル名のうち、次のファイル名を処理対象として特定し(S305)、未処理のファイル名が存在していなかった場合(S304;NO)、地域特定不可を示す情報を生成する(S306)。
【0048】
一方、当該テーブル14中の各周波数とスペクトルデータ中の各周波数とが全て一致した場合(S303;YES)、CPU20Pは、当該判定用テーブル14のファイル名に対応する地域情報を対応テーブル13から読み出す(S307)。
【0049】
そして、CPU20Pは、S306において生成された情報又はS307において読み出された地域情報を、スペクトルデータの送信元であるコンピュータへ送信し(S308)、処理をS301へ戻す。
【0050】
図8に戻り、S206においてサーバ装置から情報が送信されてくるまで待機していたCPU10Pは、サーバ装置から情報を受信すると、その受信した情報を当該アプリケーションプログラムの地域属性として設定し(S207)、地域決定処理を終了する。
【0051】
このように、第2の実施形態によれば、対応テーブル13及び複数の判定用テーブル14がサーバ装置の記憶部20Mに格納されるので、コンピュータが記憶容量の小さく且つ通信機能を有するコンピュータ、例えば、携帯情報端末や携帯電話機であっても、各チューナー10A,10Mを組み込むとともに各プログラム12,15をインストールすることにより、測位装置としての機能を低廉に付加することができる。
【0052】
【実施形態3】
図10は、本発明による測位装置の第3の実施形態を概略的に示す構成図である。第3の実施形態は、普通自動車や自動二輪車などに備えられる速度表示装置である。この速度表示装置は、AMチューナー10A,FMチューナー10F,ROMやメモリからなる記憶部30M,各ハードウエアを統合的に制御するCPU30P,稼働中に発生した事象の時刻を記録するタイマ30T,車速センサSにおいて検出された車軸の回転をパルス信号に変換して出力する車速検出部30D,並びに、車速を表示するための表示部30Iを、備えており、記憶部30Mには、対応テーブル13,複数の判定用テーブル14,速度単位テーブル31,車速表示プログラム32及び単位変換プログラム33が、インストールされている。ここで、第1の実施形態と同じ符号が用いられているものは、第1の実施形態において説明したものと同じ構成であるので説明を省略する。
【0053】
記憶部30Mにインストールされる速度単位テーブル31は、CPU30Pが単位変換プログラム33を実行する際にそのCPU30Pによって利用される。図11は、速度単位テーブル31を概念的に示す表である。図11に示されるように、速度単位テーブル31は、識別可能な国を示す地域名、すなわち、地域情報(東京,ソウル,…)が各行に対応付けられているとともに、その行の地域(国)において車速表示用として用いられている単位と、車速検出部30Dから出力される単位時間当たりのパルス数に乗じて速度を算出するための係数とが、各列に対応付けられているマトリクスである。なお、この速度単位テーブル31には、地域特定不可を示す情報も記録されており、この情報には、車速の単位としてkm/hが、定義されている。
【0054】
また、記憶部30Mにインストールされる車速表示プログラム32は、図12のフローチャートに示されるように、CPU30Pに対し、車速検出部30Dから出力されるパルスを単位時間毎にカウントさせ(S401)、カウントして得られたパルス数に、地域情報に対応した係数を乗じさせ(S402)、乗じて得られた車速と、地域情報に対応した単位とを表示部30Iに表示させる(S403)。
【0055】
さらに、記憶部30Mにインストールされる単位変換プログラム33は、測位結果に応じて、上述した車速表示プログラム32に設定される単位及び係数を切り替えるためのプログラムであり、その処理内容については、図8を参照して後述する。
【0056】
以上のように構成される第3の実施形態の速度表示装置においては、主電源が投入されている間(エンジンが掛かっている間)、車速表示プログラム32が、CPU30Pによって記憶部30Mから読み出されて、車速表示処理の実行が継続される。これと並行して、単位変換プログラム33が、定期的(例えば1時間おき、12時間おき、一日おき、一週間おき)にCPU30Pによって記憶部30Mから読み出されて、単位変換処理の実行が開始される。図13は、単位変換処理の内容を示すフローチャートである。
【0057】
単位変換処理の開始後、CPU30Pは、図6の地域決定処理におけるS101〜S110と同じ処理を実行することにより、地域特定不可を示す情報、又は地域情報を取得する(S501〜S510)。続いて、CPU30Pは、取得した情報に対応する単位と係数とを、速度単位テーブル31から読み込む(S511)。その後、CPU30Pは、読み込んで得た単位と係数とを車速表示プログラム32に設定し(S512)、単位変換処理を終了する。
【0058】
以上に示される単位変換処理が実行されるので、この車速表示装置を有する普通自動車又は自動二輪車が移動することによって、その所在位置(国)が変わると、それに伴って、車速表示するための単位と係数とが、その地域用のものに置換される。すると、表示部に表示される車速は、km/h表示になり、或いは、mile/h表示になる。
【0059】
このように、第3の実施形態によれば、車速表示装置のような機器に、各チューナー10A,10Mを組み込むとともに各プログラム12,15をインストールすることにより、測位装置としての機能を低廉に付加することができる。
【0060】
(付記1)
到来電波を受信して電気信号を出力するアンテナと、
前記アンテナから出力される電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査部と、
測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに、前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶部と、
前記走査部からスペクトルデータを受け取った際には、その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶部中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別し、内容が一致するチャネルデータが前記記憶部内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶部内から読み出し、読み出した地域情報をレジスタに設定する制御部と
を備えることを特徴とする測位装置。
【0061】
(付記2)
到来電波を受信して電気信号を出力するアンテナと、
前記アンテナから出力される電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査部と、
測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶するサーバ装置に対し、ネットワークを介して繋がれる送受信部と、
前記走査部からスペクトルデータを受け取った際には、その取得時刻と前記スペクトルデータとを前記サーバ装置へ送信するように前記送受信部に指示し、その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記チャネルデータの中に前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在していた場合にそのチャネルデータに対応する地域情報が前記サーバ装置から送信されて来た際には、その地域情報を受信し、受信した地域情報をレジスタに設定する制御部と
を備えることを特徴とする測位装置。
【0062】
(付記3)
前記放送は、FMラジオ放送である
ことを特徴とする付記1又は2記載の測位装置。
【0063】
(付記4)
前記放送は、AMラジオ放送である
ことを特徴とする付記1又は2記載の測位装置。
【0064】
(付記5)
コンピュータ内に組み込まれている
ことを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載の測位装置。
【0065】
(付記6)
到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号の中から所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置と、測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶装置とに繋がれるコンピュータに対し、
前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、
その受信時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶装置中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別させ、
内容が一致するチャネルデータが前記記憶装置内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶装置内から読み出させ、
読み出した地域情報をレジスタに設定させる
ことを特徴とする地域決定プログラム。
【0066】
(付記7)
測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶するサーバ装置に対し、ネットワークを介して繋がれ、且つ、到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置に繋がれるコンピュータに対し、
前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、
その受信時刻と前記スペクトルデータとを前記サーバ装置に送信させ、
その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記チャネルデータの中に前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在していた場合にそのチャネルデータに対応する地域情報が前記サーバ装置から送信されて来た際には、その地域情報を受信させ、
受信した地域情報をレジスタに設定させる
ことを特徴とする地域決定プログラム。
【0067】
(付記8)
到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置と、測位対象とする各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶装置とに繋がれるコンピュータに対し、
前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、
その受信時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶装置中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別させ、
内容が一致するチャネルデータが前記記憶装置内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶装置内から読み出させ、
読み出した地域情報をレジスタに設定させる
地域決定プログラム
を格納したコンピュータ可読媒体。
【0068】
(付記9)
測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶するサーバ装置に対し、ネットワークを介して繋がれ、且つ、到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置に繋がれるコンピュータに対し、
前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、
その受信時刻と前記スペクトルデータとを前記サーバ装置に送信させ、
その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記チャネルデータの中に前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在していた場合にそのチャネルデータに対応する地域情報が前記サーバ装置から送信されて来た際には、その地域情報を受信させ、
受信した地域情報をレジスタに設定させる
地域決定プログラム
を格納したコンピュータ可読媒体。
【0069】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、所在位置をおおまかに識別することができるとともに、低廉な構成とすることができ、然も、時間に依ってその利用を制限されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を概略的に示す構成図
【図2】対応テーブルを概念的に示す表
【図3】判定用テーブルを概念的に示す表
【図4】判定用テーブルを概念的に示す表
【図5】判定用テーブルを概念的に示す表
【図6】地域決定処理の内容を示すフローチャート
【図7】第2の実施形態を概略的に示す構成図
【図8】地域決定処理の内容を示すフローチャート
【図9】判定処理の内容を示すフローチャート
【図10】第3の実施形態を概略的に示す構成図
【図11】速度単位テーブルを概念的に示す表
【図12】車速表示処理の内容を示すフローチャート
【図13】単位変換処理の内容を示すフローチャート
【符号の説明】
10A AMチューナー
10F FMチューナー
10M 記憶部
10P CPU
10T タイマ
10C 通信制御回路
11  地域決定プログラム
12  走査プログラム
13  対応テーブル
14  判定用テーブル
15  地域決定プログラム
16  判定プログラム
20C 通信制御回路
20M 記憶部
20P CPU
30D 車速検出部
30I 表示部
30M 記憶部
30P CPU
30T タイマ
31  速度単位テーブル
32  車速表示プログラム
33  単位変換プログラム

Claims (5)

  1. 到来電波を受信して電気信号を出力するアンテナと、
    前記アンテナから出力される電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査部と、
    測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに、前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶部と、
    前記走査部からスペクトルデータを受け取った際には、その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶部中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別し、内容が一致するチャネルデータが前記記憶部内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶部内から読み出し、読み出した地域情報をレジスタに設定する制御部と
    を備えることを特徴とする測位装置。
  2. 到来電波を受信して電気信号を出力するアンテナと、
    前記アンテナから出力される電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査部と、
    測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶するサーバ装置に対し、ネットワークを介して繋がれる送受信部と、
    前記走査部からスペクトルデータを受け取った際には、その取得時刻と前記スペクトルデータとを前記サーバ装置へ送信するように前記送受信部に指示し、その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記チャネルデータの中に前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在していた場合にそのチャネルデータに対応する地域情報が前記サーバ装置から送信されて来た際には、その地域情報を受信し、受信した地域情報をレジスタに設定する制御部と
    を備えることを特徴とする測位装置。
  3. 到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号の中から所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置と、測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶装置とに繋がれるコンピュータに対し、
    前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、
    その受信時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶装置中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別させ、
    内容が一致するチャネルデータが前記記憶装置内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶装置内から読み出させ、
    読み出した地域情報をレジスタに設定させる
    ことを特徴とする地域決定プログラム。
  4. 測位対象とされる各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶するサーバ装置に対し、ネットワークを介して繋がれ、且つ、到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置に繋がれるコンピュータに対し、
    前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、
    その受信時刻と前記スペクトルデータとを前記サーバ装置に送信させ、
    その取得時刻が含まれる放送時間帯に属する前記チャネルデータの中に前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在していた場合にそのチャネルデータに対応する地域情報が前記サーバ装置から送信されて来た際には、その地域情報を受信させ、
    受信した地域情報をレジスタに設定させる
    ことを特徴とする地域決定プログラム。
  5. 到来電波を受信したアンテナが出力する電気信号のなかから所定の信号強度を持つ周波数成分を抽出することによりスペクトルデータを取得する走査装置と、測位対象とする各地域を識別するための地域情報を記憶するとともに前記各地域において受信可能な全ての放送チャネル周波数に関するチャネルデータを放送時間帯毎に記憶する記憶装置とに繋がれるコンピュータに対し、
    前記走査装置からのスペクトルデータを受信させ、
    その受信時刻が含まれる放送時間帯に属する前記記憶装置中のチャネルデータの中に、前記スペクトルデータと内容が一致するものが存在するか否かを判別させ、
    内容が一致するチャネルデータが前記記憶装置内に存在していた場合にのみ、そのチャネルデータに対応する地域情報を前記記憶装置内から読み出させ、
    読み出した地域情報をレジスタに設定させる
    地域決定プログラム
    を格納したコンピュータ可読媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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