JP2004116990A - ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニング - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼室内に放出される燃料の分布もしくは分配を改善することができる、ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニングを提供する。
【解決手段】ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニングにおいて、ライニングが、毛管現象による燃料搬送のために形成されていて少なくとも1つの燃料供給領域12を備えた少なくとも1つのライニング体10を有しており、該ライニング体に、燃料の流れ方向に影響を与える燃料流案内装置14が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニングにおいて、ライニングが、毛管現象による燃料搬送のために形成されていて少なくとも1つの燃料供給領域12を備えた少なくとも1つのライニング体10を有しており、該ライニング体に、燃料の流れ方向に影響を与える燃料流案内装置14が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニングに関する。
自動車においていわゆる「エンジンから独立したヒータ」(Standheizung, Zuheizer)として使用されるヒータでは、気化バーナにおいて公知であるように、液体燃料が、燃焼室の内壁に設けられているライニング内に供給されるようになっており、これによって毛管現象を使用して燃料をライニング材料内において分配し、先へ搬送し、そしてライニング材料の表面から燃焼室内に気化させることができる。しかしながら車両におけるヒータの取付け位置に応じて、重量の作用方向の影響を受けてライニング内においては特定の流れ傾向が生じ、その結果一般的に、ライニングの表面にわたって均一な気化が行われず、ひいては不均一な燃焼が生じてしまい、これによってかなりの燃焼残留物が発生したり、耐用寿命が短くなったりしてしまう。
ゆえに本発明の課題は、ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニングを改良して、燃焼室内に放出される燃料の分布もしくは分配を改善できるライニングを提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニングにおいて、ライニングが、毛管現象による燃料搬送のために形成されていて少なくとも1つの燃料供給領域を備えた少なくとも1つのライニング体を有しており、該ライニング体に、燃料の流れ方向に影響を与える燃料流案内装置が設けられているようにした。
毛管現象によってライニング内を搬送される燃料の流れ方向に影響を与えることによって、燃料を所望のようにライニングの規定の領域に導くことが可能になり、その結果例えばライニングの表面にわたって可能な限り均一な燃料の気化を達成することもできるし、又は点火を開始したい領域に集中的に燃料を供給することも可能になる。
このように燃料の流れ方向に規定されたように影響を与えるために、本発明の有利な構成では、燃料流案内装置が、流れ抵抗を高められた少なくとも1つの領域を有している。そのために本発明では例えば、前記少なくとも1つの領域が、少なくとも1つのライニング体の構成材料の圧縮によって形成されている。択一的な又は付加的な構成では、前記少なくとも1つの領域が、少なくとも1つのライニング体に材料切欠きを設けることによって形成されており、この場合少なくとも1つの材料切欠きが、溝状に形成されていると有利である。
さらに本発明の別の構成では、少なくとも1つの領域が、燃料供給領域を少なくとも部分的に取り囲んでいる。
本発明によるライニングの少なくとも1つのライニング体は、毛管現象による燃料の分配を達成するために、多孔性材料から形成されていると有利である。そのために使用される材料としては、例えばフェルト材料、編成材料、フリース材料又は紡績糸材料等が挙げられ、これらの材料は一方では、簡単かつ安価に必要な多孔性をもって準備されることができ、かつ他方では容易に燃焼室の形状付与に合わせることが可能である。もちろん、例えばフォーム材料又はこれに類したもののような別の材料、つまり毛管現象を促進することができるような材料も使用することができる。
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2には、ライニングエレメント10が示されており、このライニングエレメント10は、車両ヒータ用の気化バーナ(Verdampferbrenner)のポット状に形成された燃焼室の底部領域に設けられることができる。中央領域には、例えば開口12によって規定された燃料供給領域が設けられており、この燃料供給領域には燃料が、燃焼室の底部領域に開口する燃料供給管路から供給可能である。円板状に形成されたライニングエレメント10は、多孔性の材料から、例えばフリース材料、紡績糸材料、織布材料、編成材料、網状に形成された材料から、又は、例えばフォームセラミック又はこれに類したもののような固形材料から成っている。燃料供給領域12においてライニングエレメント10内に流入する燃料は、このライニングエレメント10内において毛管現象によってさらに搬送され、その結果相応な燃料供給時にはほばライニングエレメント10全体が燃料によって含浸される。次いで燃料は、燃焼室内における比較的高い温度にも起因して、ライニングエレメント10の表面から蒸発し、そして燃焼空気と共に燃焼のために燃焼室へと流入する。
例えば図1及び図2ではほぼ重力方向Sに対して直角に示された、このようなライニングエレメント10の取付け位置において、もしくは燃焼室の相応な取付け位置(燃焼運転時における火炎方向を示すF参照)において、重力に起因して、ライニングエレメント10に流入する燃料が主としてライニングエレメント10の下側領域へと移動しないようにするために、リングセグメント状のバリア14が設けられている。このバリア14は燃料供給領域12を取り囲んでいて、図示の取付け状態で上側の領域において中断されている。バリア14は例えば、ライニングエレメント10の多孔性材料の圧縮によって形成することも、例えば溝状又は完全に連続した切欠きでその表面が場合によってはシーリングされている切欠きを準備することによって形成するも、又は例えばプラスチック樹脂材料のような孔を閉鎖する材料を局部的に設けることによっても形成することができる。このような処置によって燃料は、開放領域16においてしかバリア14を越えて流れることができず、従ってバリア14の外側に位置する領域においても分配される。このようにして、燃焼室の底部領域に設けられるライニングエレメント10全体にわたって、燃料を極めて均一に分配することが可能になり、この場合バリア14の方向付け、バリア14の形状付与及びバリア14の配置形式によって、もちろん、燃料の流れ方向もしくは流動領域に影響を与えることができ、ひいては例えば点火部材が設けられている領域へと燃料を有利に導くことが可能である。
図3及び図4では同じライニングエレメント10が、鉛直方向の取付け位置、つまり図3に示された火炎方向Fが重力方向Sに対して平行であり、重力方向Sに対して垂直ではない取付け位置において、示されている。このような方向付けでは重力は、ライニングエレメント10における燃料の分布に対してほとんど影響を及ぼさないが、しかしながら,のようなバリア14によって、例えばグロープラグのような点火部材が設けられている領域に向かって燃料を有利に導くことを目的として、影響を及ぼすことは可能である。
図1におけると同様に図4においても、燃料が優先的に供給される領域は斜線で際立たせてある。
図5及び図6に示されたライニングエレメント18は、図6に示された展開図から分かるように本来方形の形状を有しているが、取付け状態においては円筒リングに丸められており、これによって燃焼室のポット壁のライニングとして使用することができる。この実施例においても燃料供給領域20が設けられており、この燃料供給領域20を通って液体燃焼はライニングエレメント18の多孔性材料に達することができる。
この実施例において燃料ガイドとして働くバリア22は、展開図で見てライニングエレメント18の長手方向に長く延びており、従って図5に示された取付け状態においては、周方向に沿って延びるリングセグメント状の領域を形成しており、この領域はこの実施例においても周方向領域24において開放している。この周方向領域24において燃料は、ライニングエレメント18の他の軸方向領域にも流れることができる。
図7及び図8に示された取付け状態、つまり火炎方向Fが再び重力方向Sに対して平行に位置している取付け状態において、バリア22は燃料供給領域20の下に配置されているので、燃料はまず初めに周方向にバリアに沿って流れねばならず、その後で開放した周方向領域24において再び軸方向で下方に向かって流れることができる。
もちろん、押込み、切欠き又はこれに類したものによって形成されたこのようなバリアは、設けられる流れガイド及びライニングエレメントの取付け状態に合わせて、図面とは異なった形式で形成することもしくは位置決めすることが可能である。例えば、複数の週報孔領域において燃料の貫流を可能にするために、リング状のバリアがさらに中断されていてもよい。もちろんまた、バリアを通してのある程度の燃料漏れを可能にするように、バリアを形成することも可能である。燃料分布のために働くこのようなバリアを設けることによって、これによって生ぜしめられる均一な燃料分布に起因して、燃焼室において実行される燃料が、燃焼室における僅かな有害物質形成及び有害物質沈着で実行可能になる。さらにバリアを相応に構成することによって、車両におけるヒータの取付け位置もしくは取付け状態によって、気化のために働く多孔性の媒体における燃料の分布がほとんど損なわれないようにすることができる。
10,18 ライニングエレメント、 12,20 燃料供給領域、 14,22 バリア、 16 開放領域、 24 周方向領域
Claims (8)
- ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニングであって、ライニングが、毛管現象による燃料搬送のために形成されていて少なくとも1つの燃料供給領域(12;20)を備えた少なくとも1つのライニング体(10;18)を有しており、該ライニング体(10;18)に、燃料の流れ方向に影響を与える燃料流案内装置(14;22)が設けられていることを特徴とする、ヒータ、特に車両ヒータの燃焼室用のライニング。
- 燃料流案内装置(14;22)が、流れ抵抗を高められた少なくとも1つの領域(14;22)を有している、請求項1記載のライニング。
- 前記少なくとも1つの領域(14;22)が、少なくとも1つのライニング体(10;18)の構成材料の圧縮によって形成されている、請求項2記載のライニング。
- 前記少なくとも1つの領域(14;22)が、少なくとも1つのライニング体(10;18)に材料切欠きを設けることによって形成されている、請求項2又は3記載のライニング。
- 少なくとも1つの材料切欠きが、溝状に形成されている、請求項4記載のライニング。
- 少なくとも1つの領域(14)が、燃料供給領域を少なくとも部分的に取り囲んでいる、請求項2から5までのいずれか1項記載のライニング。
- 少なくとも1つのライニング体(10;18)が、多孔性材料から形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のライニング。
- ヒータ、特に車両ヒータであって、請求項1から7までのいずれか1項記載のライニングを備えた燃焼室を有しているヒータ、特に車両ヒータ。
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