JP2004114626A - コンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】コアビットをコンクリートドリルへ装着又は脱却する際の操作を容易にして、穿孔作業全体の効率を向上させるコアビット着脱機構を提供する。
【解決手段】後端に円筒状の装着部9が形成されたコアビット5を装着するチャック部4にコアビット5を装着位置に保持する保持手段13を形成するとともに保持手段13を保持位置にロック及び解除させるロック部材15を設け、補助グリップ6を回動支軸24によりコアビット軸に対して直角に起立させた位置から回動可能に取り付けるとともに、該グリップ6の回動によりリンク機構21を介して前記ロック部材15をロック位置と非ロック位置間で作動させるようにし、更に補助グリップをロック部材をロック位置に作動させる起立位置に固定させる固定手段25を形成した。
【選択図】 図4
【解決手段】後端に円筒状の装着部9が形成されたコアビット5を装着するチャック部4にコアビット5を装着位置に保持する保持手段13を形成するとともに保持手段13を保持位置にロック及び解除させるロック部材15を設け、補助グリップ6を回動支軸24によりコアビット軸に対して直角に起立させた位置から回動可能に取り付けるとともに、該グリップ6の回動によりリンク機構21を介して前記ロック部材15をロック位置と非ロック位置間で作動させるようにし、更に補助グリップをロック部材をロック位置に作動させる起立位置に固定させる固定手段25を形成した。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力や圧縮空気等の動力によって駆動されるコンクリートドリルのチャック部へ、先端に穿孔刃が形成された中空状のコアビットを装着して、該コアビットを回転させることによりコンクリート壁や石材等に穴あけを行うためのコンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートにより形成された建築物の壁面や床面又は基礎等にガスや水道又は冷暖房用の配管工事等を行う際に、電力や圧縮空気等の動力によって駆動されるコンクリートドリルを使用してこれらの壁面等に穴あけ施工を行うことが行われている。コンクリートドリルの先端に形成されているチャック部に装着したコアビットにコンクリートドリル側から回転と振動を付与させて、コアビットの先端に形成した円筒状の穿孔刃によりコンクリート壁等に所定径の穴を穿孔させるものである。コアビットは穿孔する穴の径や深さに応じて種々が用意されており、穿孔する穴径及び深さに応じてコアビットを交換して使用するため、その都度コアビットのチャック部に対しての着脱操作が行われている。また、深い穴を穿孔する場合コンクリートコアがコアビットの中心の開口内に詰まることがあり、これを除去するためにはコアビットをコンクリートドリルから取り外して行う必要があり、コアビットの着脱操作が頻繁に行われる。
【0003】
従来から一般的に採用されているコアビットをコンクリートドリルへ装着及び脱却するための構造は、コアビットの後端部に形成した雄ネジとコンクリートドリルのチャック部に形成した雌ネジとにより構成されており、コアビットの雄ネジをコンクリートドリルの雌ネジへ螺合させて装着するものであり、ネジの締め付け用の工具が必要となる等コアビットをコンクリートドリルへ装着したり又はコンクリートドリルからコアビットを脱却する作業が極めて煩わしいものであった。
【0004】
上記のようなコアビットのコンクリートドリルへの着脱操作の煩わしさを解消するため、コアビットの後端部に形成された円筒状の装着部の外周面に半径方向外側に突出した係止部を周方向に等間隔に形成し、この係止部をコンクリートドリルのチャック部に挿入して所定角度回転させることによって、チャック部の端縁により係止部を保持させるようにした機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術によれば、コンクリートドリル側のチャック部にはコアビットの装着部を受け入れる開口の外周にコアビットに形成されている係止部と対応した切欠きが形成されており、コアビットをチャック部に装着するには、コアビットに形成されている係止部を前記切欠きに合わせて位置を決めてから着部に装着し、装着した後コアビットを回転させてコアビットの係止部をチャック部の端縁部に係合させてコアビットをコンクリートドリルへ装着するようにされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−309710号公報(第3頁、図1及び図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコアビットの装着機構では、図9に示すように、コンクリートドリル50のチャック部51へコアビット52を挿入して係止部をチャック部51の端縁部に係止させた後、コアビット52をチャック部51に装着した状態でロックさせるロックレバー53をコンクリートドリル50に形成し、コアビット52の着脱を行う際にはこのロックレバー53を起立・傾倒操作してチャック部51のコアビット52をロックさせたり又はロック状態を解除させるようにしている。コンクリートドリル50には穿孔作業時にコンクリートドリル50を把持するための補助グリップ54が形成されており、コアビット52の着脱操作の度に補助グリップ54から手を離してロックレバー53を操作する操作が必要となる。このためコアビット52の着脱時の操作性が悪く、穿孔作業全体の効率を低下させている。本発明は、上記従来の問題点を解決して、コアビットをコンクリートドリルへ装着又は脱却する際の操作を容易にして、穿孔作業全体の効率を向上させるようにしたコアビットの着脱機構を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のコンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構は、先端側に穿孔刃が形成されるとともに後端に円筒状の装着部が形成されたコアビットを装着するコンクリートドリル等のチャック部に、前記コアビットの装着部と係合してコアビットを装着位置に保持する保持手段と、前記保持手段を保持位置にロック及び解除させるロック部材とを設けるとともに、コンクリートドリルを把持する補助グリップをコンクリートドリルのブラケット部に対して回動支軸によりコアビット軸に対して直角に起立させた位置から回動可能に取り付け、該補助グリップの回動によりリンク機構を介して前記ロック部材をロック位置と非ロック位置間で作動させるようにし、前記ロック部材をロック位置に作動させる起立位置に補助グリップを固定させる固定手段を形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記固定手段が補助グリップから突出方向にバネ付勢された係止ピンと、この係止ピンと対向して補助グリップを支持しているブラケット部に形成された係止穴とにより構成され、前記係止ピンを係止穴から離脱させる操作レバーを前記補助グリップの基部に配置したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のコアビット着脱機構を実施したコンクリートドリル1であり、駆動用のモータや減速機構等からなる駆動部が収容されている本体ハウジング2後端にグリップ3が形成され、前端部には前記駆動部によって回転されるチャック部4が形成されている。前記グリップ3の近傍に配置されているトリガを操作することによって前記駆動機構を介してチャック部4が回転駆動されて、チャック部4に装着されるコアビット5を回転駆動させるように構成されている。前記チャック部の側面には、コアビット5の軸線方向と直角方向に向けて配置された補助グリップ6が形成されており、前記グリップ3と補助グリップ6を把持して穿孔作業を行えるようにされている。
【0010】
コアビット5は、先端部に円筒状の穿孔刃7が形成された中空円筒状のドリル部8と、該ドリル部8の他端側に形成された中空円筒状の装着部9により構成されており、ドリル部8は穿孔する穴の径及び深さに対応してそれぞれ異なる寸法形状に形成される。装着部9の端部に形成された円筒部が9aコンクリートドリル1のチャック部4内に装着されることによってコンクリートドリル1の回転軸とコアビット5の中心軸が一致するように案内される。
【0011】
前記装着部9の端部から穿孔刃7の方向に離れた装着部9の外周面には、前記装着部9の外径より大きい外径の環状の鍔部10が形成されており、一方、コンクリートドリル1のチャック部4には、前記コアビット5の装着部9端部に形成されている円筒部9aを収容する凹部が形成された筒状部材11が配置されている。前記環状の鍔部10の前記装着部9の端側に面した側面と、前記チャック部4の筒状部材11の端面との間に、チャック部4の回転をコアビット5へ伝達させる係合手段12が形成されている。
【0012】
図2に示すように、チャック部4には、コアビット5をチャック部4に装着した状態に保持する保持手段13が形成されており、保持手段13は周方向に等間隔に配置された3つの保持爪部材によって構成されている。この保持爪部材13の先端部がチャック部4に挿入されたコアビット5の鍔部10の外周縁と係合することによってコアビット5が装着位置に保持されるようにされている。保持爪部材13は後端部が保持リング14により前記筒状部材11の外周面に当接させられるように保持されており、前端部がコアビット5の鍔部10の外周縁と係合する位置と、鍔部10をチャック部4内へ進入できる位置間で揺動できるようにされている。更に、保持爪部材13の外周側には保持爪部材13の前記揺動を規制又は規制状態を解除させるための、軸方向に摺動可能なロック部材15が配置されており、該ロック部材15が摺動方向の後方側へ操作されたときに前記保持爪部材13の前端外側面と係合して保持爪部材13の揺動が規制され、ロック部材15が摺動方向の前端側に操作されたときにはロック部材15が保持爪部材13と離反状態となり保持爪部材13の揺動が可能となるようにされている。
【0013】
前記ロック部材15はバネ16によって後方側へ付勢されており、従って通常時には保持爪部材13は揺動が規制された状態に維持されている。このロック部材15はロック部材15の外周面に後方側に向けて形成されている肩部17と対向して配置されている作動リング18によって前記バネ16に抗して前方へ摺動される。図2に示すように、作動リング18は軸方向にスライド可能にコンクリートドリル1に保持されているスライド軸19の一端側に固定されており、該スライド軸19に取り付けられている作動片20が軸方向に作動されることによってスライド軸19がスライド作動されて、作動リングを介してロック部材15を前方へ作動させるようにしている。
【0014】
図4に示すように、前記補助グリップ6は本体ハウジング2に形成されているブラケット部2aに回動支軸24で回動可能に支持されており、コアビット軸に対して直角に起立させた起立位置からコアビット軸とほぼ並行となる方向に傾倒させた傾倒位置間で前記回動支軸24を中心として回動させることが可能にされている。該補助グリップ6と前記スライド軸19に取り付けられている作動片20とが回動リンク22及びリンク23により構成されているリンク機構21を介して連結されており、図5に示すように、補助グリップ6を傾倒操作することによって、補助グリップ6と回動リンク22を連結しているリンク23を介して回動リンク22が回転作動され、回動リンク22と作動片20を連結しているリンク23を介して作動片20が前方へ作動されてスライド軸19を前方へスライド移動させる。
【0015】
前記補助グリップ6には、穿孔作業時にコンクリートドリル1を把持できるように補助グリップ6を起立させた状態で補助グリップ6の傾倒を規制させるように固定させる固定手段25が形成されている。図6に示すように、固定手段25は、補助グリップ6の基部側にバネ26によって突出方向に付勢された係止ピン27及びコンクリートドリル1の前記ブラケット部2aに形成されている係止穴28aにより構成されており、前記係止ピン27が係止穴28a内に嵌合することによって補助グリップ6が起立位置に固定されるようにされている。なお、前記ブラケット部2aには、補助グリップ6をコアビット軸に対してほぼ並行となるように傾倒させた傾倒位置でも固定できるようにコアビット5の方向に向いた係止穴28bが形成されている。
【0016】
前記係止ピン27を固定しているピンホルダ29にネジ30によって固定された操作レバー31の鍔状の操作部が補助グリップ6の基部側の外周面に配置されており、この操作レバー31を補助グリップ6の長手方向に沿って操作することにより図7に示すように、前記係止ピン27をバネ26の付勢力に抗して補助グリップ6の内方に退避作動させて、係止穴28aから係止ピン27を離脱させることができ、補助グリップ6のブラケット部2aに対しての固定状態が解放されて傾倒操作することができるようにされる。補助グリップ6は把持し易いように、外周の断面が円形に形成されるとともに表面が滑りにくいゴム等により形成されたグリップカバー32が形成されている。なお、補助グリップ6の断面形状は円形に限ることなく例えば楕円形状としてもよい。
【0017】
前記保持爪部材13は、中央部背面側から作用する比較的弱いリングバネ33によって通常時には先端部がコアビット5の鍔部10と係合する方向に付勢させられており、更に、保持爪部材13が鍔部10と係合する前端面側に傾斜面34が形成されている。前記ロック部材15が前方に移動されて保持爪部材13の揺動が許容されているとき、前記傾斜面34がチャック部4に挿入されるコアビット5の鍔部10の外周縁と係合することによって、保持爪部材13が前記リングバネ33の弾力に抗して揺動されてコアビット5の鍔部10をチャック部4へ挿入することが可能となる。更に、チャック部4へ挿入されたコアビット5がコアビット5とチャック部4間に形成された係合手段12が互いに嵌合して装着位置まで挿入されると、保持爪部材13がリングバネ33の弾力によって先端部が鍔部10と係合されて、仮保持の状態となり、装着操作している手をコアビット5から離してもコアビット5がチャック部4に保持されるようになる。従ってこの後の補助グリップ6によるロック操作が容易に行える。
【0018】
上記実施例によるコンクリートドリル1のチャック部4へコアビット5を装着操作する状態を説明する。補助グリップ6が起立位置に固定されている状態では、図6に示すように係止ピン27がブラケット部2aに形成されている係止穴28a内に嵌合されて傾倒操作ができないように固定されている。この状態でコンクリートドリル1のグリップ3と補助グリップ6を把持して穿孔作業を行うことができる。また、この状態では、図2及び図4に示すように作動リング18は後端位置に配置されており、バネ16によって後方へ移動されているロック部材15が保持爪部材13の前端上面と係合されていることによって保持爪部材13は揺動が規制されてロック状態にされている。
【0019】
図7に示すように、補助グリップ6を把持した状態で、補助グリップ6の基部に配置されている操作レバー31を指により押し下げ操作すると、係止ピン27がブラケット部2aの係止穴28aから離脱して補助グリップ6の固定状態が解除される。この状態のまま図8に示すように補助グリップ6を回動支軸24を中心として回動させて前方へ傾倒操作して傾倒位置にて前記操作レバー31を解放して係止ピン27を係止穴28bに嵌合させる。図5に示すように、補助グリップ6の傾倒操作により補助グリップ6に連結されたリンク23を介して回動リンク22が回転され、更に回動リンク22に連結されたリンク23を介してスライド軸19に固定された作動片20が前方へ移動操作され、スライド軸19が前方へスライドすることによって作動リング18が前方へ移動される。この作動リング18の前方への移動によって図3に示すように、ロック部材15がバネ16の付勢力に抗して前方へスライド移動され、ロック部材15が保持爪部材13の前端部上面から離反されて保持爪部材13のロック状態が解除される。
【0020】
保持爪部材13のロック状態が解除された後にコアビット5の装着部9をチャック部4へ挿入することによって鍔部10の外周縁が保持爪部材13の先端に形成されている傾斜面と当接して、これにより図3に示すように保持爪部材13が揺動されてコアビット5の装着部9に形成された鍔部10がチャック部4の奥まで挿入することができる。コアビット5装着位置まで挿入されると保持爪部材13がリングバネ32の弾力によって揺動して鍔部10の外周縁と係合してコアビット5の鍔部10を保持する。コアビット5はチャック部4に保持爪部材13によって保持されるのでコアビット5から手を離すことが可能となる。
【0021】
傾倒位置に固定されている補助グリップ6の操作レバー31を操作して係止ピン27を係止穴28bから離脱させた状態で補助グリップ6を回動支軸24を中心として回動させて起立操作することにより、リンク機構21を介してスライド軸19が後方側へ作動されて作動リング18を後方へ移動させる。作動リング18の後方への移動によりロック部材15がバネ16の付勢力によって後方へ移動され、ロック部材15が保持爪部材13の先端部と係合して保持爪部材13の揺動が規制されてコアビット5がコンクリートドリル1のチャック部4に装着された状態にロックされる。補助グリップ6の操作レバー31を解放することにより係止ピン27が係止穴28a内に嵌合して補助グリップ6は起立した位置に固定されるので、再度補助グリップとして使用することが可能となる。なお、上記実施例では補助グリップ6をコアビット軸に対して直角に起立させた位置からコアビット軸と並行となる位置まで回動させているが、リンク機構21を調整することにより、コアビット軸に対して直角に起立させた位置から例えば45度又は60度等の任意の角度に回動させるように設定することも可能である。
【0022】
【発明の効果】
上記の通り、本発明によれば、コンクリリートドリルを把持する補助グリップをブラケット部に対して回動支軸によりコアビット軸に対して直角に起立させた位置からコアビット軸とほぼ並行となる方向に傾倒させた位置間で回動可能に取り付けるとともに、該補助グリップの回動によりリンク機構を介してロック部材をロック位置と非ロック位置間で作動させるようにし、更に、ロック部材をロック位置に作動させる起立位置に補助グリップを固定させる固定手段を形成したものであるので、穿孔作業時にコンクリートドリルを把持するための補助グリップを、チャック部へのコアビットの着脱操作を行うロックレバーとして兼用させることができ、従来のように補助グリップとロックレバーとを別々に設ける必要が無く、コンクリートドリルの小型・軽量化が可能となる。
【0023】
また、請求項2の発明によれば、固定手段が補助グリップから突出方向にバネ付勢された係止ピンと、この係止ピンと対向して補助グリップを支持しているブラケット部に形成された係止穴とにより構成され、前記係止ピンを退避作動させる操作レバーをグリップの基部に配置しているので、穿孔作業からコアビットの着脱の操作に移行する際にも補助グリップから一端手を離してロックレバーを操作する必要が無く、補助グリップとして把持したままでコアビットの着脱操作を行うことができるので、コアビット交換時の着脱操作を楽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコアビット着脱機構を実施したの斜視図
【図2】図1と同じコンクリートドリルのチャック部とコアビットの一部を示す断面図
【図3】コアビットをチャック部へ装着操作している状態の図2と同じ断面図
【図4】ロックレバーが起立位置に固定されたチャック部を示す平面図
【図5】ロックレバーを傾倒位置に固定した状態の図4と同じ平面図
【図6】起立位置に固定された状態のロックレバーの横断平面図
【図7】操作レバーを操作して係止ピンを係止穴から抜け出させた状態の図6と同じ横断平面図
【図8】傾倒位置に固定された状態のロックレバーの横断平面図
【図9】ロックレバーと補助グリップが設けられた従来のコンクリートドリルを示す斜視図
【符号の説明】
1 コンクリートドリル
2 本体ハウジング
2a ブラケット部
4 チャック部
5 コアビット
6 補助グリップ
13 保持手段(保持爪部材)
15 ロック部材
18 作動リング
19 スライド軸
20 作動片
21 リンク機構
24 回動支軸
25 固定手段
27 係止ピン
28a 28b 係止穴
31 操作レバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力や圧縮空気等の動力によって駆動されるコンクリートドリルのチャック部へ、先端に穿孔刃が形成された中空状のコアビットを装着して、該コアビットを回転させることによりコンクリート壁や石材等に穴あけを行うためのコンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートにより形成された建築物の壁面や床面又は基礎等にガスや水道又は冷暖房用の配管工事等を行う際に、電力や圧縮空気等の動力によって駆動されるコンクリートドリルを使用してこれらの壁面等に穴あけ施工を行うことが行われている。コンクリートドリルの先端に形成されているチャック部に装着したコアビットにコンクリートドリル側から回転と振動を付与させて、コアビットの先端に形成した円筒状の穿孔刃によりコンクリート壁等に所定径の穴を穿孔させるものである。コアビットは穿孔する穴の径や深さに応じて種々が用意されており、穿孔する穴径及び深さに応じてコアビットを交換して使用するため、その都度コアビットのチャック部に対しての着脱操作が行われている。また、深い穴を穿孔する場合コンクリートコアがコアビットの中心の開口内に詰まることがあり、これを除去するためにはコアビットをコンクリートドリルから取り外して行う必要があり、コアビットの着脱操作が頻繁に行われる。
【0003】
従来から一般的に採用されているコアビットをコンクリートドリルへ装着及び脱却するための構造は、コアビットの後端部に形成した雄ネジとコンクリートドリルのチャック部に形成した雌ネジとにより構成されており、コアビットの雄ネジをコンクリートドリルの雌ネジへ螺合させて装着するものであり、ネジの締め付け用の工具が必要となる等コアビットをコンクリートドリルへ装着したり又はコンクリートドリルからコアビットを脱却する作業が極めて煩わしいものであった。
【0004】
上記のようなコアビットのコンクリートドリルへの着脱操作の煩わしさを解消するため、コアビットの後端部に形成された円筒状の装着部の外周面に半径方向外側に突出した係止部を周方向に等間隔に形成し、この係止部をコンクリートドリルのチャック部に挿入して所定角度回転させることによって、チャック部の端縁により係止部を保持させるようにした機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術によれば、コンクリートドリル側のチャック部にはコアビットの装着部を受け入れる開口の外周にコアビットに形成されている係止部と対応した切欠きが形成されており、コアビットをチャック部に装着するには、コアビットに形成されている係止部を前記切欠きに合わせて位置を決めてから着部に装着し、装着した後コアビットを回転させてコアビットの係止部をチャック部の端縁部に係合させてコアビットをコンクリートドリルへ装着するようにされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−309710号公報(第3頁、図1及び図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコアビットの装着機構では、図9に示すように、コンクリートドリル50のチャック部51へコアビット52を挿入して係止部をチャック部51の端縁部に係止させた後、コアビット52をチャック部51に装着した状態でロックさせるロックレバー53をコンクリートドリル50に形成し、コアビット52の着脱を行う際にはこのロックレバー53を起立・傾倒操作してチャック部51のコアビット52をロックさせたり又はロック状態を解除させるようにしている。コンクリートドリル50には穿孔作業時にコンクリートドリル50を把持するための補助グリップ54が形成されており、コアビット52の着脱操作の度に補助グリップ54から手を離してロックレバー53を操作する操作が必要となる。このためコアビット52の着脱時の操作性が悪く、穿孔作業全体の効率を低下させている。本発明は、上記従来の問題点を解決して、コアビットをコンクリートドリルへ装着又は脱却する際の操作を容易にして、穿孔作業全体の効率を向上させるようにしたコアビットの着脱機構を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のコンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構は、先端側に穿孔刃が形成されるとともに後端に円筒状の装着部が形成されたコアビットを装着するコンクリートドリル等のチャック部に、前記コアビットの装着部と係合してコアビットを装着位置に保持する保持手段と、前記保持手段を保持位置にロック及び解除させるロック部材とを設けるとともに、コンクリートドリルを把持する補助グリップをコンクリートドリルのブラケット部に対して回動支軸によりコアビット軸に対して直角に起立させた位置から回動可能に取り付け、該補助グリップの回動によりリンク機構を介して前記ロック部材をロック位置と非ロック位置間で作動させるようにし、前記ロック部材をロック位置に作動させる起立位置に補助グリップを固定させる固定手段を形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記固定手段が補助グリップから突出方向にバネ付勢された係止ピンと、この係止ピンと対向して補助グリップを支持しているブラケット部に形成された係止穴とにより構成され、前記係止ピンを係止穴から離脱させる操作レバーを前記補助グリップの基部に配置したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のコアビット着脱機構を実施したコンクリートドリル1であり、駆動用のモータや減速機構等からなる駆動部が収容されている本体ハウジング2後端にグリップ3が形成され、前端部には前記駆動部によって回転されるチャック部4が形成されている。前記グリップ3の近傍に配置されているトリガを操作することによって前記駆動機構を介してチャック部4が回転駆動されて、チャック部4に装着されるコアビット5を回転駆動させるように構成されている。前記チャック部の側面には、コアビット5の軸線方向と直角方向に向けて配置された補助グリップ6が形成されており、前記グリップ3と補助グリップ6を把持して穿孔作業を行えるようにされている。
【0010】
コアビット5は、先端部に円筒状の穿孔刃7が形成された中空円筒状のドリル部8と、該ドリル部8の他端側に形成された中空円筒状の装着部9により構成されており、ドリル部8は穿孔する穴の径及び深さに対応してそれぞれ異なる寸法形状に形成される。装着部9の端部に形成された円筒部が9aコンクリートドリル1のチャック部4内に装着されることによってコンクリートドリル1の回転軸とコアビット5の中心軸が一致するように案内される。
【0011】
前記装着部9の端部から穿孔刃7の方向に離れた装着部9の外周面には、前記装着部9の外径より大きい外径の環状の鍔部10が形成されており、一方、コンクリートドリル1のチャック部4には、前記コアビット5の装着部9端部に形成されている円筒部9aを収容する凹部が形成された筒状部材11が配置されている。前記環状の鍔部10の前記装着部9の端側に面した側面と、前記チャック部4の筒状部材11の端面との間に、チャック部4の回転をコアビット5へ伝達させる係合手段12が形成されている。
【0012】
図2に示すように、チャック部4には、コアビット5をチャック部4に装着した状態に保持する保持手段13が形成されており、保持手段13は周方向に等間隔に配置された3つの保持爪部材によって構成されている。この保持爪部材13の先端部がチャック部4に挿入されたコアビット5の鍔部10の外周縁と係合することによってコアビット5が装着位置に保持されるようにされている。保持爪部材13は後端部が保持リング14により前記筒状部材11の外周面に当接させられるように保持されており、前端部がコアビット5の鍔部10の外周縁と係合する位置と、鍔部10をチャック部4内へ進入できる位置間で揺動できるようにされている。更に、保持爪部材13の外周側には保持爪部材13の前記揺動を規制又は規制状態を解除させるための、軸方向に摺動可能なロック部材15が配置されており、該ロック部材15が摺動方向の後方側へ操作されたときに前記保持爪部材13の前端外側面と係合して保持爪部材13の揺動が規制され、ロック部材15が摺動方向の前端側に操作されたときにはロック部材15が保持爪部材13と離反状態となり保持爪部材13の揺動が可能となるようにされている。
【0013】
前記ロック部材15はバネ16によって後方側へ付勢されており、従って通常時には保持爪部材13は揺動が規制された状態に維持されている。このロック部材15はロック部材15の外周面に後方側に向けて形成されている肩部17と対向して配置されている作動リング18によって前記バネ16に抗して前方へ摺動される。図2に示すように、作動リング18は軸方向にスライド可能にコンクリートドリル1に保持されているスライド軸19の一端側に固定されており、該スライド軸19に取り付けられている作動片20が軸方向に作動されることによってスライド軸19がスライド作動されて、作動リングを介してロック部材15を前方へ作動させるようにしている。
【0014】
図4に示すように、前記補助グリップ6は本体ハウジング2に形成されているブラケット部2aに回動支軸24で回動可能に支持されており、コアビット軸に対して直角に起立させた起立位置からコアビット軸とほぼ並行となる方向に傾倒させた傾倒位置間で前記回動支軸24を中心として回動させることが可能にされている。該補助グリップ6と前記スライド軸19に取り付けられている作動片20とが回動リンク22及びリンク23により構成されているリンク機構21を介して連結されており、図5に示すように、補助グリップ6を傾倒操作することによって、補助グリップ6と回動リンク22を連結しているリンク23を介して回動リンク22が回転作動され、回動リンク22と作動片20を連結しているリンク23を介して作動片20が前方へ作動されてスライド軸19を前方へスライド移動させる。
【0015】
前記補助グリップ6には、穿孔作業時にコンクリートドリル1を把持できるように補助グリップ6を起立させた状態で補助グリップ6の傾倒を規制させるように固定させる固定手段25が形成されている。図6に示すように、固定手段25は、補助グリップ6の基部側にバネ26によって突出方向に付勢された係止ピン27及びコンクリートドリル1の前記ブラケット部2aに形成されている係止穴28aにより構成されており、前記係止ピン27が係止穴28a内に嵌合することによって補助グリップ6が起立位置に固定されるようにされている。なお、前記ブラケット部2aには、補助グリップ6をコアビット軸に対してほぼ並行となるように傾倒させた傾倒位置でも固定できるようにコアビット5の方向に向いた係止穴28bが形成されている。
【0016】
前記係止ピン27を固定しているピンホルダ29にネジ30によって固定された操作レバー31の鍔状の操作部が補助グリップ6の基部側の外周面に配置されており、この操作レバー31を補助グリップ6の長手方向に沿って操作することにより図7に示すように、前記係止ピン27をバネ26の付勢力に抗して補助グリップ6の内方に退避作動させて、係止穴28aから係止ピン27を離脱させることができ、補助グリップ6のブラケット部2aに対しての固定状態が解放されて傾倒操作することができるようにされる。補助グリップ6は把持し易いように、外周の断面が円形に形成されるとともに表面が滑りにくいゴム等により形成されたグリップカバー32が形成されている。なお、補助グリップ6の断面形状は円形に限ることなく例えば楕円形状としてもよい。
【0017】
前記保持爪部材13は、中央部背面側から作用する比較的弱いリングバネ33によって通常時には先端部がコアビット5の鍔部10と係合する方向に付勢させられており、更に、保持爪部材13が鍔部10と係合する前端面側に傾斜面34が形成されている。前記ロック部材15が前方に移動されて保持爪部材13の揺動が許容されているとき、前記傾斜面34がチャック部4に挿入されるコアビット5の鍔部10の外周縁と係合することによって、保持爪部材13が前記リングバネ33の弾力に抗して揺動されてコアビット5の鍔部10をチャック部4へ挿入することが可能となる。更に、チャック部4へ挿入されたコアビット5がコアビット5とチャック部4間に形成された係合手段12が互いに嵌合して装着位置まで挿入されると、保持爪部材13がリングバネ33の弾力によって先端部が鍔部10と係合されて、仮保持の状態となり、装着操作している手をコアビット5から離してもコアビット5がチャック部4に保持されるようになる。従ってこの後の補助グリップ6によるロック操作が容易に行える。
【0018】
上記実施例によるコンクリートドリル1のチャック部4へコアビット5を装着操作する状態を説明する。補助グリップ6が起立位置に固定されている状態では、図6に示すように係止ピン27がブラケット部2aに形成されている係止穴28a内に嵌合されて傾倒操作ができないように固定されている。この状態でコンクリートドリル1のグリップ3と補助グリップ6を把持して穿孔作業を行うことができる。また、この状態では、図2及び図4に示すように作動リング18は後端位置に配置されており、バネ16によって後方へ移動されているロック部材15が保持爪部材13の前端上面と係合されていることによって保持爪部材13は揺動が規制されてロック状態にされている。
【0019】
図7に示すように、補助グリップ6を把持した状態で、補助グリップ6の基部に配置されている操作レバー31を指により押し下げ操作すると、係止ピン27がブラケット部2aの係止穴28aから離脱して補助グリップ6の固定状態が解除される。この状態のまま図8に示すように補助グリップ6を回動支軸24を中心として回動させて前方へ傾倒操作して傾倒位置にて前記操作レバー31を解放して係止ピン27を係止穴28bに嵌合させる。図5に示すように、補助グリップ6の傾倒操作により補助グリップ6に連結されたリンク23を介して回動リンク22が回転され、更に回動リンク22に連結されたリンク23を介してスライド軸19に固定された作動片20が前方へ移動操作され、スライド軸19が前方へスライドすることによって作動リング18が前方へ移動される。この作動リング18の前方への移動によって図3に示すように、ロック部材15がバネ16の付勢力に抗して前方へスライド移動され、ロック部材15が保持爪部材13の前端部上面から離反されて保持爪部材13のロック状態が解除される。
【0020】
保持爪部材13のロック状態が解除された後にコアビット5の装着部9をチャック部4へ挿入することによって鍔部10の外周縁が保持爪部材13の先端に形成されている傾斜面と当接して、これにより図3に示すように保持爪部材13が揺動されてコアビット5の装着部9に形成された鍔部10がチャック部4の奥まで挿入することができる。コアビット5装着位置まで挿入されると保持爪部材13がリングバネ32の弾力によって揺動して鍔部10の外周縁と係合してコアビット5の鍔部10を保持する。コアビット5はチャック部4に保持爪部材13によって保持されるのでコアビット5から手を離すことが可能となる。
【0021】
傾倒位置に固定されている補助グリップ6の操作レバー31を操作して係止ピン27を係止穴28bから離脱させた状態で補助グリップ6を回動支軸24を中心として回動させて起立操作することにより、リンク機構21を介してスライド軸19が後方側へ作動されて作動リング18を後方へ移動させる。作動リング18の後方への移動によりロック部材15がバネ16の付勢力によって後方へ移動され、ロック部材15が保持爪部材13の先端部と係合して保持爪部材13の揺動が規制されてコアビット5がコンクリートドリル1のチャック部4に装着された状態にロックされる。補助グリップ6の操作レバー31を解放することにより係止ピン27が係止穴28a内に嵌合して補助グリップ6は起立した位置に固定されるので、再度補助グリップとして使用することが可能となる。なお、上記実施例では補助グリップ6をコアビット軸に対して直角に起立させた位置からコアビット軸と並行となる位置まで回動させているが、リンク機構21を調整することにより、コアビット軸に対して直角に起立させた位置から例えば45度又は60度等の任意の角度に回動させるように設定することも可能である。
【0022】
【発明の効果】
上記の通り、本発明によれば、コンクリリートドリルを把持する補助グリップをブラケット部に対して回動支軸によりコアビット軸に対して直角に起立させた位置からコアビット軸とほぼ並行となる方向に傾倒させた位置間で回動可能に取り付けるとともに、該補助グリップの回動によりリンク機構を介してロック部材をロック位置と非ロック位置間で作動させるようにし、更に、ロック部材をロック位置に作動させる起立位置に補助グリップを固定させる固定手段を形成したものであるので、穿孔作業時にコンクリートドリルを把持するための補助グリップを、チャック部へのコアビットの着脱操作を行うロックレバーとして兼用させることができ、従来のように補助グリップとロックレバーとを別々に設ける必要が無く、コンクリートドリルの小型・軽量化が可能となる。
【0023】
また、請求項2の発明によれば、固定手段が補助グリップから突出方向にバネ付勢された係止ピンと、この係止ピンと対向して補助グリップを支持しているブラケット部に形成された係止穴とにより構成され、前記係止ピンを退避作動させる操作レバーをグリップの基部に配置しているので、穿孔作業からコアビットの着脱の操作に移行する際にも補助グリップから一端手を離してロックレバーを操作する必要が無く、補助グリップとして把持したままでコアビットの着脱操作を行うことができるので、コアビット交換時の着脱操作を楽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコアビット着脱機構を実施したの斜視図
【図2】図1と同じコンクリートドリルのチャック部とコアビットの一部を示す断面図
【図3】コアビットをチャック部へ装着操作している状態の図2と同じ断面図
【図4】ロックレバーが起立位置に固定されたチャック部を示す平面図
【図5】ロックレバーを傾倒位置に固定した状態の図4と同じ平面図
【図6】起立位置に固定された状態のロックレバーの横断平面図
【図7】操作レバーを操作して係止ピンを係止穴から抜け出させた状態の図6と同じ横断平面図
【図8】傾倒位置に固定された状態のロックレバーの横断平面図
【図9】ロックレバーと補助グリップが設けられた従来のコンクリートドリルを示す斜視図
【符号の説明】
1 コンクリートドリル
2 本体ハウジング
2a ブラケット部
4 チャック部
5 コアビット
6 補助グリップ
13 保持手段(保持爪部材)
15 ロック部材
18 作動リング
19 スライド軸
20 作動片
21 リンク機構
24 回動支軸
25 固定手段
27 係止ピン
28a 28b 係止穴
31 操作レバー
Claims (2)
- 先端側に穿孔刃が形成されるとともに後端に円筒状の装着部が形成されたコアビットを装着するコンクリートドリル等のチャック部に、前記コアビットの装着部と係合してコアビットを装着位置に保持する保持手段と、前記保持手段を保持位置にロック及び解除させるロック部材とを設けるとともに、コンクリリートドリルを把持する補助グリップをコンクリートドリルのブラケット部に対して回動支軸によりコアビット軸に対して直角に起立させた位置から回動可能に取り付け、該補助グリップの回動によりリンク機構を介して前記ロック部材をロック位置と非ロック位置間で作動させるようにし、前記ロック部材をロック位置に作動させる起立位置に補助グリップを固定させる固定手段を形成したことを特徴とするコンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構。
- 前記固定手段が補助グリップから突出方向にバネ付勢された係止ピンと、この係止ピンと対向して補助グリップを支持しているブラケット部に形成された係止穴とにより構成され、前記係止ピンを係止穴から離脱させる操作レバーを前記補助グリップの基部に配置したことを特徴とする請求項1に記載のコンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構。
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JP2002284461A JP2004114626A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | コンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構 |
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JP2002284461A JP2004114626A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | コンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構 |
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JP2002284461A Pending JP2004114626A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | コンクリートドリル等におけるコアビット着脱機構 |
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Cited By (2)
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JP2010520812A (ja) * | 2007-03-09 | 2010-06-17 | タピオ ケツネン,エルッキ | Mig又はmag溶接ガン |
US9199329B2 (en) | 2007-03-09 | 2015-12-01 | Ergowelder Oy | MIG- or MAG-welding gun |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002284461A patent/JP2004114626A/ja active Pending
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