JP2004113601A - 使い捨て拭き取り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】未使用時には極力偏平な状態をとることができる一方で、実際の使用時には指挿入部に対してスムーズに指を挿入することができ、しかも安価で使い捨て用途に適した使い捨て拭き取り具を提供する。
【解決手段】紙製の下面材10bと上面材10aとをその周縁領域(16,17)において部分的に接合することにより、下面材及び上面材間に、未使用時には下面材10bと上面材10aとがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部S1,S2を形成する。そして、各指挿入部S1,S2の入口を構成する前記上面材の開口縁11付近に、指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部Tを設ける。タブ部Tは、指挿入時のガイドとして機能する。
【選択図】 図2
【解決手段】紙製の下面材10bと上面材10aとをその周縁領域(16,17)において部分的に接合することにより、下面材及び上面材間に、未使用時には下面材10bと上面材10aとがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部S1,S2を形成する。そして、各指挿入部S1,S2の入口を構成する前記上面材の開口縁11付近に、指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部Tを設ける。タブ部Tは、指挿入時のガイドとして機能する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
日常生活において人の身体や物を洗浄、清掃又は乾燥するための拭き取り具として、トイレットペーパー、ワイプ、ペーパータオル、ペーパーナプキンの類が使用されている。これらは通常、単純な方形状に形成されており、使用時には使用者自身が、折り曲げたり重ねたりする等して使い方を工夫する必要がある。特に従来の拭き取り具には、取っ手に相当する部位が存在しなかったため、手に馴染んだ状態で掴んだり握ったりすることが難しかった。このような欠点を解決するために、拭き取り具の上面側にトンネル状又はポケット状の指挿入部を設け、その指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くしたものが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−159416号公報(要約、図1〜3,6及び7)
【特許文献2】
実用新案登録第3071320号公報(要約、図1及び図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトンネル状又はポケット状の指挿入部付き拭き取り具にもいくつかの欠点があった。例えば、指挿入部に外から指を挿入し易くするためには、拭き取り具の吸水性本体部と、その上面側に指挿入部を構成すべく設けられたカバー材との間にある程度の隙間や空間を確保し、未使用時でも指挿入部の入口が予め開いた状態にしておく必要があった。例えば上記特許文献2の図2では、指ポケットの入口部分を大きく開口させている。もしも指ポケットの入口部分を予め大きく開口させなかったならば、指挿入部への指通しが困難になり、利便性が低下したであろう。しかし、その代償として、従来の指挿入部付き拭き取り具は、無視できない厚み又は膨らみを持つことになる。それ故、複数の拭き取り具を積層配置してパッケージ包装するような場合に、指挿入部内の隙間や空間を押し潰さないように配慮する必要が生じ、包装面での技術的及びコスト的課題を生じてしまう。
【0005】
本発明の目的は、未使用時には極力偏平な状態をとることができる使い捨て拭き取り具を提供することにある。また、未使用時には極力偏平な状態をとることができる一方で、実際の使用時には指挿入部に対してスムーズに指を挿入することができ、しかも安価で使い捨て用途に適した使い捨て拭き取り具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた素材で作られた下面材と上面材とをその周縁領域において部分的に接合することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成すると共に、前記指挿入部の入口を構成する前記上面材の開口縁付近に、指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部を設けたことを特徴とする使い捨て拭き取り具である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の使い捨て拭き取り具において、前記上面材の開口縁の少なくとも端部付近に、上面材と下面材とを切り離すべく指挿入方向に延びる切り込みを確保することにより、前記上面材の一部を前記タブ部として構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた平らな紙材を所定の折り線に沿って折り曲げ、その紙材のうちの下面材となる部分と上面材となる部分とをその周縁領域において部分的に接着することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成すると共に、前記指挿入部の入口を構成する前記上面材の開口縁に連なる指挿入方向に沿った紙材の側辺の一部において、前記下面材と上面材とを非接着とすることで指挿入方向に延びる切り込みを確保することにより、前記上面材の開口縁付近に、当該上面材の一部である指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部を設けたことを特徴とする使い捨て拭き取り具である。
【0009】
請求項4の発明は、指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた素材で作られた下面材と上面材とをその周縁領域において部分的に接合することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成したことを特徴とする使い捨て拭き取り具である。
【0010】
なお、「指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた平らな紙材を所定の折り線に沿って折り曲げ、その紙材のうちの下面材となる部分と上面材となる部分とをその周縁領域において部分的に接着することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成した使い捨て拭き取り具」としてもよい。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1,2,3又は4に記載の使い捨て拭き取り具において、前記指挿入部の内側を構成する前記下面材の上面側及び前記上面材の下面側に、防液のための皮膜を形成したことを特徴とする。
【0012】
(作用等の補足説明)
本発明の使い捨て拭き取り具によれば、未使用時には、指挿入部を構成する下面材と上面材とがほぼ接触して、指挿入部を含む拭き取り具の全体が偏平な状態に保たれる。このため、例えば複数の拭き取り具を積層配置してパッケージ包装するような場合にも嵩張らず、効率的な包装が可能となる。他方、上面材の開口縁付近にタブ部を設けたことで、使用時には、そのタブ部を、例えば斜め上方に起立させて指の先端部を引っ掛かり易くする等してそのタブ部を指挿入ガイドとして機能させることで、偏平な指挿入部に対しても指を挿入し易くすることができる。つまり、本発明によれば、未使用時には極力偏平な状態を保って嵩張らないようにしておくこととと、指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くするという利便性とを見事に両立させることができる。
【0013】
また、前記指挿入部の内側に防液のための皮膜を形成した場合には、拭き取り具の使用時に浸透してくる水分や油分を遮断でき、指挿入部内にある指が水分や油分で濡れたり汚れたりするのを防止することができる。
【0014】
本発明の使い捨て拭き取り具において、下面材の指挿入方向への長さ(全長)が上面材の指挿入方向への長さよりも長くなっていることは好ましい。また、各指挿入部の幅が、少なくとも1本の指を挿入可能な幅に設定されていることは好ましい。
【0015】
なお、本明細書において「吸液性」とは、水や油等の液体を吸収する性質(つまり吸水性や吸油性)をいう。また、「防液」とは、水や油等の液体の浸透を完全に遮断する場合のみならず、水や油等の液体の浸透速度を遅延させることで、短時間での使い捨て使用にあっては実質的に水や油等の液体を遮断するに等しい効果を生む場合をも含む意味である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図6は最も基本的な使い捨て拭き取り具を示す。この拭き取り具の構成素材は図1(A)に示すような平らな紙材10である。紙材10は、上辺11、下辺12、左側辺13及び右側辺14からなる平面長方形状をなしている。この紙材10は、好ましくは吸水性に優れたパルプ100%の紙からなる。ちなみに台所用の使い捨て紙タオル(いわゆるキッチンタオル)として市販されている紙製品を本実施形態の紙材10として使用してもよい。あるいは、紙材10としてクレープ紙等の吸油性に優れた紙を用いてもよい。
【0017】
平面長方形状の紙材10の表裏両面のうちの一方の面には防液加工が施されている。具体的には図1(B)に示すように、紙材10の表側面に対して、市販の防水又は撥水用スプレーを噴霧することにより当該表側面の表層に防水性の被膜15を形成している。使用可能な市販の防水又は撥水用スプレーとしては、シリコン樹脂をアルコール分散しこれを炭酸ガスを噴射剤としてスプレー缶に封入したものがあげられる(例えば、住友スリーエム株式会社製商品名:スコッチガード防水スプレー)。かかる防水又は撥水用スプレーによれば、紙材10にスプレーを噴射後20分程度乾燥させることでシリコン樹脂が造膜し、防水又は撥水効果を発揮する皮膜15が紙材10の表側面に形成される。なお、防水又は撥水用スプレーを用いる代わりに、洗濯糊等の糊を水に溶かして適度な粘度に調整した溶液を紙材10の表側面に塗布し乾燥することで、糊のでんぷん質からなる防水性の被膜15を形成してもよい。
【0018】
図1(A)に示すように、前記被膜15が形成された紙材10の表側面には、左右両側辺13,14に沿った領域及びそれらの中間領域において、糊代16,17及び18が確保されている。これらの糊代16,17及び18は紙材10の長手方向に延びる幅細な糊代(例えば2〜7mm幅)であるが、各糊代の上端は上辺11にまでは達しておらず、各糊代の上端と上辺11との間には、例えば5〜10mm程度の間隔があけられている。尚、各糊代の下端と下辺12との間には20mm以上(例えば30〜40mm程度)の間隔があけられている。
【0019】
紙材10表面側の糊代16,17及び18に接着剤を施した後、各糊代の長手方向中間位置において幅方向に設定された折り線Lに沿って紙材10を折り曲げる。紙材10のうち前記折り線Lよりも上の部分を上面材10aと呼び、前記折り線Lよりも下の部分を下面材10bと呼ぶものとすると、紙材10を折り線Lに沿って折り曲げ、下面材10bに対し上面材10aを折り重ねることで、上面材10a及び下面材10bが糊代16,17及び18において部分接着される。その結果図2及び図3に示すように、上面材10aと下面材10bとの間には、紙材10の下辺12に近い側に入口を持つ二つの指挿入部S1,S2が形成される。つまり紙材10の上辺11が、各指挿入部S1,S2の入口を構成する上面材10aの開口縁となる。各指挿入部S1,S2は、指が挿入されない未使用時には、上面材10aと下面材10bとがほぼ接触して偏平な状態を保つ。また、各指挿入部S1,S2の内側面は、前記防水性皮膜15によって構成される。
【0020】
前述のように、接着前に糊代16,17及び18の各上端と上辺11との間に所定間隔をあけることで、上面材10aの上辺11付近に非接着領域を設けた結果、下面材10bに上面材10aを接着後は、紙材10の左右両側辺13,14の一部及び糊代18と開口縁11との間に、指挿入方向に沿って延びる切り込みKがそれぞれ確保される。この切り込みKは上面材10aの開口縁(11)に連なる。そして、指挿入部の入口を構成する上面材10aの開口縁11付近には、上面材10aの開口縁11並びに左側辺13の切り込みK及び右側辺14の切り込みKによって囲まれるようにして、指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部Tが形成される。このタブ部Tは、上面材10aの一部分であり、幅方向に長い(即ち横長な)舌片形状をなす。
【0021】
かかる使い捨て拭き取り具を使用する際には、例えば図4に示すように、上面材10aの開口縁付近に設けられたタブ部Tを、斜め上方に起立させて指の先端部を引っ掛かり易くする。そして、その斜め上方に起立したタブ部Tの下側に例えば人差指及び中指を潜り込ませ、そのまま指挿入部S1,S2内にそれぞれの指を挿入する。この際、タブ部Tが指挿入ガイドとして機能することにより、それまでほぼ密接していた上面材10aと下面材10bとが指の挿入に伴って次第に離間され、各指挿入部S1,S2が膨らみを増す(図5及び図6参照)。このように指挿入部S1,S2の入口にタブ部Tが存在することで、使用前には偏平な指挿入部に対しても指をスムーズに挿入することが可能となる。
【0022】
各指挿入部S1,S2に指挿入完了後は、その二本の指で把持した拭き取り具における下面材10bの下側面を拭き取り面として、人の身体(例えばお尻)や物の表面を拭き取ることができる。尚、各指挿入部S1,S2の内側面には防水性皮膜15が形成されているので、使用時においてもその防水性皮膜15によって、下面材10bを浸透してくる水分が効果的に遮断され、指挿入部に差し込んだ指が水分で濡れたり汚されたりすることがない。
【0023】
このように本実施形態の使い捨て拭き取り具によれば、タブ部Tを設けたことで各指挿入部S1,S2に指が挿入し易くなると共に、各指挿入部S1,S2に挿入した指で拭き取り具を確実に把持することができる。また、未使用時には、指挿入部S1,S2を構成する下面材10bと上面材10aとがほぼ接触して指挿入部を含む拭き取り具の全体が偏平な状態に保たれるため、例えば複数の拭き取り具を積層配置してフィルムでパッケージ包装するような場合にも嵩張らず、効率的な包装が可能となる。即ち、未使用時には極力偏平な状態を保って嵩張らないようにしておくこととと、指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くするという利便性とを両立させることができる。
【0024】
(変更例)本発明の実施形態を以下のように変更してもよい。
図7(A)に示すように、中央の糊代18の長さを左右の糊代16,17よりも短くすると共に、上面材10aの開口縁11を上中央に向けて略円弧状に湾曲させて、三日月状のタブ部Tを構成してもよい。また図7(B)に示すように、図7(A)の拭き取り具の略円弧状に湾曲した開口縁11から左右一対の突片21,22(これらはタブ部Tの一部となる)を突出形成し、指の引っ掛かりを更に容易にしてもよい。
【0025】
図7(C)に示すように、中央の糊代18の長さを左右の糊代16,17よりも長くすると共に、各指挿入部S1,S2の入口を構成する上面材10aの開口縁11を下中央に向けて略円弧状に湾曲させて、山形のタブ部Tを構成してもよい。また、図7(D)に示すように、拭き取り具の先端部(図では上端部)を左右に膨出させると共に、その先端部の周縁に沿って糊代16,17及び18を連結することにより、奧に拡がった指挿入部S1,S2を構成してもよい。この場合には下面材10bにおける拭き取り面積が拡大する。
【0026】
図8(A)に示すように、上面材10a及び下面材10bの幅を更に拡大すると共に4つの糊代16,17,18及び19を設けることで、拭き取り具に3つの指挿入部S1,S2及びS3を形成してもよい。更には図8(B)に示すように、3つの指挿入部S1,S2及びS3を持つ拭き取り具において、隣り合う二つの指挿入部間の先端部寄り位置において逆三角形状の切り欠き23,24を形成すると共に、各指挿入部の先端周縁に沿って糊代16,17,18及び19を相互連結してもよい。この構成によれば、各指挿入部の先端形状が指の形に沿ったものとなる。
【0027】
上記実施形態及び各変更例において、指挿入部の各々の幅を、2本以上の指を挿入可能な幅に設定してもよい。
【0028】
上記実施形態及び各変更例では、下面材10bの全長を指の先端から付け根までの長さ相当としたが、下面材10bの全長を更に延ばして下面材10bの露出した上面に手の平の全部又は一部が接触可能な程度としてもよい。そして、下面材10bの全体を指及び前記手の平の全部又は一部で上から押えながら、下面材10bの下面全体で拭き取り作業を行うようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の使い捨て拭き取り具によれば、未使用時には極力偏平な状態をとることができ、安価で使い捨て用途に適した拭き取り具とすることができる。また、タブ部を設けたことで、未使用時には極力偏平な状態をとることができる一方で、実際の使用時には指挿入部に対してスムーズに指を挿入することができ、安価で使い捨て用途に適した拭き取り具とすることができる。即ち、未使用時には極力偏平な状態を保って嵩張らないようにしておくこととと、指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くするという利便性とを見事に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は紙材を接着する前の展開図、(B)は防液加工後の紙材の層構造を示す拡大断面図。
【図2】図1の紙材を用いた使い捨て拭き取り具の一例を示す平面図。
【図3】図2の拭き取り具の拡大側面図。
【図4】拭き取り具に指を差し入れるときを示す側面図。
【図5】指差し入れ後の拭き取り具の平面図。
【図6】図5の矢印A方向から見たときの正面図。
【図7】(A)〜(D)は使い捨て拭き取り具の変更例を示す平面図。
【図8】(A)及び(B)は使い捨て拭き取り具の変更例を示す平面図。
【符号の説明】
10…紙材、10a…上面材、10b…下面材、11…紙材の上辺(上面材の開口縁)、12…紙材の下辺、13,14…紙材の左及び右側辺、15…被膜、16〜19…糊代、K…切り込み、L…折り線、S1,S2,S3…指挿入部、T…タブ部。
【発明の属する技術分野】
本発明は指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
日常生活において人の身体や物を洗浄、清掃又は乾燥するための拭き取り具として、トイレットペーパー、ワイプ、ペーパータオル、ペーパーナプキンの類が使用されている。これらは通常、単純な方形状に形成されており、使用時には使用者自身が、折り曲げたり重ねたりする等して使い方を工夫する必要がある。特に従来の拭き取り具には、取っ手に相当する部位が存在しなかったため、手に馴染んだ状態で掴んだり握ったりすることが難しかった。このような欠点を解決するために、拭き取り具の上面側にトンネル状又はポケット状の指挿入部を設け、その指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くしたものが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−159416号公報(要約、図1〜3,6及び7)
【特許文献2】
実用新案登録第3071320号公報(要約、図1及び図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトンネル状又はポケット状の指挿入部付き拭き取り具にもいくつかの欠点があった。例えば、指挿入部に外から指を挿入し易くするためには、拭き取り具の吸水性本体部と、その上面側に指挿入部を構成すべく設けられたカバー材との間にある程度の隙間や空間を確保し、未使用時でも指挿入部の入口が予め開いた状態にしておく必要があった。例えば上記特許文献2の図2では、指ポケットの入口部分を大きく開口させている。もしも指ポケットの入口部分を予め大きく開口させなかったならば、指挿入部への指通しが困難になり、利便性が低下したであろう。しかし、その代償として、従来の指挿入部付き拭き取り具は、無視できない厚み又は膨らみを持つことになる。それ故、複数の拭き取り具を積層配置してパッケージ包装するような場合に、指挿入部内の隙間や空間を押し潰さないように配慮する必要が生じ、包装面での技術的及びコスト的課題を生じてしまう。
【0005】
本発明の目的は、未使用時には極力偏平な状態をとることができる使い捨て拭き取り具を提供することにある。また、未使用時には極力偏平な状態をとることができる一方で、実際の使用時には指挿入部に対してスムーズに指を挿入することができ、しかも安価で使い捨て用途に適した使い捨て拭き取り具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた素材で作られた下面材と上面材とをその周縁領域において部分的に接合することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成すると共に、前記指挿入部の入口を構成する前記上面材の開口縁付近に、指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部を設けたことを特徴とする使い捨て拭き取り具である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の使い捨て拭き取り具において、前記上面材の開口縁の少なくとも端部付近に、上面材と下面材とを切り離すべく指挿入方向に延びる切り込みを確保することにより、前記上面材の一部を前記タブ部として構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた平らな紙材を所定の折り線に沿って折り曲げ、その紙材のうちの下面材となる部分と上面材となる部分とをその周縁領域において部分的に接着することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成すると共に、前記指挿入部の入口を構成する前記上面材の開口縁に連なる指挿入方向に沿った紙材の側辺の一部において、前記下面材と上面材とを非接着とすることで指挿入方向に延びる切り込みを確保することにより、前記上面材の開口縁付近に、当該上面材の一部である指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部を設けたことを特徴とする使い捨て拭き取り具である。
【0009】
請求項4の発明は、指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた素材で作られた下面材と上面材とをその周縁領域において部分的に接合することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成したことを特徴とする使い捨て拭き取り具である。
【0010】
なお、「指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、吸液性に優れた平らな紙材を所定の折り線に沿って折り曲げ、その紙材のうちの下面材となる部分と上面材となる部分とをその周縁領域において部分的に接着することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成した使い捨て拭き取り具」としてもよい。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1,2,3又は4に記載の使い捨て拭き取り具において、前記指挿入部の内側を構成する前記下面材の上面側及び前記上面材の下面側に、防液のための皮膜を形成したことを特徴とする。
【0012】
(作用等の補足説明)
本発明の使い捨て拭き取り具によれば、未使用時には、指挿入部を構成する下面材と上面材とがほぼ接触して、指挿入部を含む拭き取り具の全体が偏平な状態に保たれる。このため、例えば複数の拭き取り具を積層配置してパッケージ包装するような場合にも嵩張らず、効率的な包装が可能となる。他方、上面材の開口縁付近にタブ部を設けたことで、使用時には、そのタブ部を、例えば斜め上方に起立させて指の先端部を引っ掛かり易くする等してそのタブ部を指挿入ガイドとして機能させることで、偏平な指挿入部に対しても指を挿入し易くすることができる。つまり、本発明によれば、未使用時には極力偏平な状態を保って嵩張らないようにしておくこととと、指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くするという利便性とを見事に両立させることができる。
【0013】
また、前記指挿入部の内側に防液のための皮膜を形成した場合には、拭き取り具の使用時に浸透してくる水分や油分を遮断でき、指挿入部内にある指が水分や油分で濡れたり汚れたりするのを防止することができる。
【0014】
本発明の使い捨て拭き取り具において、下面材の指挿入方向への長さ(全長)が上面材の指挿入方向への長さよりも長くなっていることは好ましい。また、各指挿入部の幅が、少なくとも1本の指を挿入可能な幅に設定されていることは好ましい。
【0015】
なお、本明細書において「吸液性」とは、水や油等の液体を吸収する性質(つまり吸水性や吸油性)をいう。また、「防液」とは、水や油等の液体の浸透を完全に遮断する場合のみならず、水や油等の液体の浸透速度を遅延させることで、短時間での使い捨て使用にあっては実質的に水や油等の液体を遮断するに等しい効果を生む場合をも含む意味である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図6は最も基本的な使い捨て拭き取り具を示す。この拭き取り具の構成素材は図1(A)に示すような平らな紙材10である。紙材10は、上辺11、下辺12、左側辺13及び右側辺14からなる平面長方形状をなしている。この紙材10は、好ましくは吸水性に優れたパルプ100%の紙からなる。ちなみに台所用の使い捨て紙タオル(いわゆるキッチンタオル)として市販されている紙製品を本実施形態の紙材10として使用してもよい。あるいは、紙材10としてクレープ紙等の吸油性に優れた紙を用いてもよい。
【0017】
平面長方形状の紙材10の表裏両面のうちの一方の面には防液加工が施されている。具体的には図1(B)に示すように、紙材10の表側面に対して、市販の防水又は撥水用スプレーを噴霧することにより当該表側面の表層に防水性の被膜15を形成している。使用可能な市販の防水又は撥水用スプレーとしては、シリコン樹脂をアルコール分散しこれを炭酸ガスを噴射剤としてスプレー缶に封入したものがあげられる(例えば、住友スリーエム株式会社製商品名:スコッチガード防水スプレー)。かかる防水又は撥水用スプレーによれば、紙材10にスプレーを噴射後20分程度乾燥させることでシリコン樹脂が造膜し、防水又は撥水効果を発揮する皮膜15が紙材10の表側面に形成される。なお、防水又は撥水用スプレーを用いる代わりに、洗濯糊等の糊を水に溶かして適度な粘度に調整した溶液を紙材10の表側面に塗布し乾燥することで、糊のでんぷん質からなる防水性の被膜15を形成してもよい。
【0018】
図1(A)に示すように、前記被膜15が形成された紙材10の表側面には、左右両側辺13,14に沿った領域及びそれらの中間領域において、糊代16,17及び18が確保されている。これらの糊代16,17及び18は紙材10の長手方向に延びる幅細な糊代(例えば2〜7mm幅)であるが、各糊代の上端は上辺11にまでは達しておらず、各糊代の上端と上辺11との間には、例えば5〜10mm程度の間隔があけられている。尚、各糊代の下端と下辺12との間には20mm以上(例えば30〜40mm程度)の間隔があけられている。
【0019】
紙材10表面側の糊代16,17及び18に接着剤を施した後、各糊代の長手方向中間位置において幅方向に設定された折り線Lに沿って紙材10を折り曲げる。紙材10のうち前記折り線Lよりも上の部分を上面材10aと呼び、前記折り線Lよりも下の部分を下面材10bと呼ぶものとすると、紙材10を折り線Lに沿って折り曲げ、下面材10bに対し上面材10aを折り重ねることで、上面材10a及び下面材10bが糊代16,17及び18において部分接着される。その結果図2及び図3に示すように、上面材10aと下面材10bとの間には、紙材10の下辺12に近い側に入口を持つ二つの指挿入部S1,S2が形成される。つまり紙材10の上辺11が、各指挿入部S1,S2の入口を構成する上面材10aの開口縁となる。各指挿入部S1,S2は、指が挿入されない未使用時には、上面材10aと下面材10bとがほぼ接触して偏平な状態を保つ。また、各指挿入部S1,S2の内側面は、前記防水性皮膜15によって構成される。
【0020】
前述のように、接着前に糊代16,17及び18の各上端と上辺11との間に所定間隔をあけることで、上面材10aの上辺11付近に非接着領域を設けた結果、下面材10bに上面材10aを接着後は、紙材10の左右両側辺13,14の一部及び糊代18と開口縁11との間に、指挿入方向に沿って延びる切り込みKがそれぞれ確保される。この切り込みKは上面材10aの開口縁(11)に連なる。そして、指挿入部の入口を構成する上面材10aの開口縁11付近には、上面材10aの開口縁11並びに左側辺13の切り込みK及び右側辺14の切り込みKによって囲まれるようにして、指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部Tが形成される。このタブ部Tは、上面材10aの一部分であり、幅方向に長い(即ち横長な)舌片形状をなす。
【0021】
かかる使い捨て拭き取り具を使用する際には、例えば図4に示すように、上面材10aの開口縁付近に設けられたタブ部Tを、斜め上方に起立させて指の先端部を引っ掛かり易くする。そして、その斜め上方に起立したタブ部Tの下側に例えば人差指及び中指を潜り込ませ、そのまま指挿入部S1,S2内にそれぞれの指を挿入する。この際、タブ部Tが指挿入ガイドとして機能することにより、それまでほぼ密接していた上面材10aと下面材10bとが指の挿入に伴って次第に離間され、各指挿入部S1,S2が膨らみを増す(図5及び図6参照)。このように指挿入部S1,S2の入口にタブ部Tが存在することで、使用前には偏平な指挿入部に対しても指をスムーズに挿入することが可能となる。
【0022】
各指挿入部S1,S2に指挿入完了後は、その二本の指で把持した拭き取り具における下面材10bの下側面を拭き取り面として、人の身体(例えばお尻)や物の表面を拭き取ることができる。尚、各指挿入部S1,S2の内側面には防水性皮膜15が形成されているので、使用時においてもその防水性皮膜15によって、下面材10bを浸透してくる水分が効果的に遮断され、指挿入部に差し込んだ指が水分で濡れたり汚されたりすることがない。
【0023】
このように本実施形態の使い捨て拭き取り具によれば、タブ部Tを設けたことで各指挿入部S1,S2に指が挿入し易くなると共に、各指挿入部S1,S2に挿入した指で拭き取り具を確実に把持することができる。また、未使用時には、指挿入部S1,S2を構成する下面材10bと上面材10aとがほぼ接触して指挿入部を含む拭き取り具の全体が偏平な状態に保たれるため、例えば複数の拭き取り具を積層配置してフィルムでパッケージ包装するような場合にも嵩張らず、効率的な包装が可能となる。即ち、未使用時には極力偏平な状態を保って嵩張らないようにしておくこととと、指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くするという利便性とを両立させることができる。
【0024】
(変更例)本発明の実施形態を以下のように変更してもよい。
図7(A)に示すように、中央の糊代18の長さを左右の糊代16,17よりも短くすると共に、上面材10aの開口縁11を上中央に向けて略円弧状に湾曲させて、三日月状のタブ部Tを構成してもよい。また図7(B)に示すように、図7(A)の拭き取り具の略円弧状に湾曲した開口縁11から左右一対の突片21,22(これらはタブ部Tの一部となる)を突出形成し、指の引っ掛かりを更に容易にしてもよい。
【0025】
図7(C)に示すように、中央の糊代18の長さを左右の糊代16,17よりも長くすると共に、各指挿入部S1,S2の入口を構成する上面材10aの開口縁11を下中央に向けて略円弧状に湾曲させて、山形のタブ部Tを構成してもよい。また、図7(D)に示すように、拭き取り具の先端部(図では上端部)を左右に膨出させると共に、その先端部の周縁に沿って糊代16,17及び18を連結することにより、奧に拡がった指挿入部S1,S2を構成してもよい。この場合には下面材10bにおける拭き取り面積が拡大する。
【0026】
図8(A)に示すように、上面材10a及び下面材10bの幅を更に拡大すると共に4つの糊代16,17,18及び19を設けることで、拭き取り具に3つの指挿入部S1,S2及びS3を形成してもよい。更には図8(B)に示すように、3つの指挿入部S1,S2及びS3を持つ拭き取り具において、隣り合う二つの指挿入部間の先端部寄り位置において逆三角形状の切り欠き23,24を形成すると共に、各指挿入部の先端周縁に沿って糊代16,17,18及び19を相互連結してもよい。この構成によれば、各指挿入部の先端形状が指の形に沿ったものとなる。
【0027】
上記実施形態及び各変更例において、指挿入部の各々の幅を、2本以上の指を挿入可能な幅に設定してもよい。
【0028】
上記実施形態及び各変更例では、下面材10bの全長を指の先端から付け根までの長さ相当としたが、下面材10bの全長を更に延ばして下面材10bの露出した上面に手の平の全部又は一部が接触可能な程度としてもよい。そして、下面材10bの全体を指及び前記手の平の全部又は一部で上から押えながら、下面材10bの下面全体で拭き取り作業を行うようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の使い捨て拭き取り具によれば、未使用時には極力偏平な状態をとることができ、安価で使い捨て用途に適した拭き取り具とすることができる。また、タブ部を設けたことで、未使用時には極力偏平な状態をとることができる一方で、実際の使用時には指挿入部に対してスムーズに指を挿入することができ、安価で使い捨て用途に適した拭き取り具とすることができる。即ち、未使用時には極力偏平な状態を保って嵩張らないようにしておくこととと、指挿入部に指を差し込むことで拭き取り具を把持し易くするという利便性とを見事に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は紙材を接着する前の展開図、(B)は防液加工後の紙材の層構造を示す拡大断面図。
【図2】図1の紙材を用いた使い捨て拭き取り具の一例を示す平面図。
【図3】図2の拭き取り具の拡大側面図。
【図4】拭き取り具に指を差し入れるときを示す側面図。
【図5】指差し入れ後の拭き取り具の平面図。
【図6】図5の矢印A方向から見たときの正面図。
【図7】(A)〜(D)は使い捨て拭き取り具の変更例を示す平面図。
【図8】(A)及び(B)は使い捨て拭き取り具の変更例を示す平面図。
【符号の説明】
10…紙材、10a…上面材、10b…下面材、11…紙材の上辺(上面材の開口縁)、12…紙材の下辺、13,14…紙材の左及び右側辺、15…被膜、16〜19…糊代、K…切り込み、L…折り線、S1,S2,S3…指挿入部、T…タブ部。
Claims (5)
- 指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、
吸液性に優れた素材で作られた下面材と上面材とをその周縁領域において部分的に接合することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成すると共に、前記指挿入部の入口を構成する前記上面材の開口縁付近に、指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部を設けたことを特徴とする使い捨て拭き取り具。 - 前記上面材の開口縁の少なくとも端部付近に、上面材と下面材とを切り離すべく指挿入方向に延びる切り込みを確保することにより、前記上面材の一部を前記タブ部として構成したことを特徴とする請求項1に記載の使い捨て拭き取り具。
- 指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、
吸液性に優れた平らな紙材を所定の折り線に沿って折り曲げ、その紙材のうちの下面材となる部分と上面材となる部分とをその周縁領域において部分的に接着することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成すると共に、
前記指挿入部の入口を構成する前記上面材の開口縁に連なる指挿入方向に沿った紙材の側辺の一部において、前記下面材と上面材とを非接着とすることで指挿入方向に延びる切り込みを確保することにより、前記上面材の開口縁付近に、当該上面材の一部である指挿入部内に指を挿入し易くするためのタブ部を設けたことを特徴とする使い捨て拭き取り具。 - 指挿入部を備えた使い捨て拭き取り具であって、
吸液性に優れた素材で作られた下面材と上面材とをその周縁領域において部分的に接合することにより、前記下面材及び上面材間に、未使用時には下面材と上面材とがほぼ接触して偏平な状態となる指挿入部を形成したことを特徴とする使い捨て拭き取り具。 - 前記指挿入部の内側を構成する前記下面材の上面側及び前記上面材の下面側に、防液のための皮膜を形成したことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の使い捨て拭き取り具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002283229A JP2004113601A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 使い捨て拭き取り具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2004113601A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10772474B2 (en) | 2018-04-27 | 2020-09-15 | David Ganger | Commode wipes |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002283229A patent/JP2004113601A/ja active Pending
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