JP2004112826A - 情報記録装置,情報記録方法,情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

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Abstract

 【課題】 現行のNTSCビデオ信号とHDビデオ信号とを効率良く磁気テープに記録する。
 【解決手段】 HDビデオ信号を記録する場合に、現行のNTSCビデオ信号を記録する場合の2倍のトラック数を使用し、オーディオセクタ部にビデオ信号を記録する。HDビデオ信号を、現行ビデオ信号の誤り訂正符号のチェック数と同じにし、情報記号数を増やした状態で符号化する。HDビデオ信号と現行ビデオ信号とを記録する際、両信号の最短記録波長を同一となるように符号化する。
【選択図】    図3

Description

本発明は、情報量が異なる2種類のビデオ信号、例えば現行ビデオ信号とHD(High Definition)ビデオ信号とを、記録する情報記録装置及び情報記録方法、並びに、記録媒体を再生する情報再生装置及び情報再生方法に関する。
従来より種々の方式の回転ヘッド型ディジタルの信号記録再生装置(以下VTRとも言う)が開発されている。その代表的な例として、D−2方式として知られる放送業務用ディジタルVTRを取り上げ以下に説明する。
図22は、D−2方式ディジタルVTRの一例を示した概略ブロック図である。図において、101 はビデオ信号の入力端子であり、入力端子101 を介してアナログのビデオ信号はA/D変換器103 へ入力され、A/D変換器103 はこれをディジタル信号に変換してディジタル記録信号処理部105 へ出力する。一方、102 はオーディオ信号の入力端子であり、入力端子102 を介してアナログのオーディオ信号はA/D変換器104 へ入力され、A/D変換器104 はこれをディジタル信号に変換してディジタル記録信号処理部105 へ出力する。ディジタル記録信号処理部105 は、誤り訂正符号化, ディジタル変調等の処理を行い、処理後の信号を記録アンプ106, 107へ出力する。記録アンプ106, 107は、入力信号を増幅する。増幅後の信号は、記録再生切り換えスイッチ108, 109とヘッド切り換えスイッチ110, 111とを介して4個の記録再生ヘッド112, 113, 114, 115に分配されて、磁気テープ(図示せず)に記録される。116 〜122 は再生側の部材を示し、再生アンプ116, 117は、記録再生ヘッド112, 113, 114, 115にて再生されスイッチ110, 111及び108, 109を介して入力される再生信号を増幅し、増幅後の信号をディジタル再生信号処理部118 へ出力する。ディジタル再生信号処理部118 は、ディジタル復調, 誤り訂正復号化等の処理を行い、通常の信号列のビデオ信号, オーディオ信号をD/A変換器119, 120へ出力する。D/A変換器119 は、入力信号を元のアナログのビデオ信号に変換して、出力端子121 を介して出力する。D/A変換器120 は、入力信号を元のアナログのオーディオ信号に変換して、出力端子122 を介して出力する。
また図23は、D−2方式ディジタルVTRのテープフォーマットを示している。図23のようにD−2方式では、磁気テープの長手方向にキュートラック,タイムコードトラック及びコントロールトラックが設けられている。また磁気テープの長手方向に傾斜したトラックにビデオ信号及びオーディオ信号がディジタル記録されている。オーディオ信号はビデオ信号を挟んで両側に2チャンネルずつ計4チャンネルが配置されている。
図22に従って動作を説明する。入力端子101 に入力されたコンポジットビデオ信号はA/D変換器103 にて4倍のサブキャリア周波数(14.318MHz)で標本化され、量子化ビット数8ビットのディジタル信号に変換される。入力端子102 に入力されたオーディオ信号はA/D変換器104 にて48kHz で標本化され、量子化ビット数20ビットのディジタル信号に変換される。なお図では簡単にするためオーディオ信号入力を1チャンネルで表しているが、実際には4チャンネルのオーディオ信号が入力される。ディジタル信号化されたビデオ信号及び4チャンネルオーディオ信号はディジタル記録信号処理部105 に入力される。ディジタル記録信号処理部105 では、フォーマットに従ってビデオ信号及び4チャンネルオーディオ信号が時間軸処理されるとともに誤り訂正符号が付加される。誤り訂正符号はビデオ信号及び4チャンネルのオーディオ信号それぞれに独立して付加されている。誤り訂正符号は、ビデオ信号用がC2符号(外符号とも言う)として(136 , 128 , 9)リードソロモン符号(以下RS符号)、オーディオ用C2符号として(16, 8, 9)RS符号が用いられている。C1符号(内符号とも言う)は、ビデオとオーディオ共通で(93、85、9)RS符号が用いられている。ディジタル記録信号処理部105 では、さらに所定の変調方式に従ってディジタル変調処理が行われる。ディジタル記録信号処理部105 の出力信号は、記録アンプ106, 107及び記録再生切り換えスイッチ108, 109を経由し、ヘッド切り換えスイッチ110, 111により各記録再生ヘッド112, 113,114, 115にそれぞれ分配され、図23のテープフォーマットに従って磁気テープに記録される。なおこの方式では誤り訂正符号付加後のデータレートは 127Mビット/秒になっており、ビデオ信号で見た場合1フィールド分のデータは6トラックに分割されて記録される。
信号再生は以下のように行なわれる。それぞれの記録再生ヘッド112, 113, 114, 115より再生される信号は、ヘッド切り換えスイッチ110, 111及び記録再生切り換えスイッチ108, 109を経て、再生アンプ116, 117で増幅された後、ディジタル再生信号処理部118 に入力される。ディジタル再生信号処理部118 では、ディジタル復調, 誤り訂正復号化等の処理が行われ、通常のビデオ信号データ列及び4チャンネルのオーディオ信号データ列に復号化されて出力される。ディジタル再生信号処理部118 の出力信号はD/A変換器119, 120により元のビデオ信号及び4チャンネルのオーディオ信号に戻され、出力端子121, 122を介して出力される。
 このように、D−2方式で入力されるビデオ信号は、現行テレビジョン方式である水平ライン数 525/625 本、フィールド周波数60/50Hzのビデオ信号である。ここで、現行のビデオ信号の他に更にHD信号、例えば水平ライン数1125本、フィールド周波数60Hzの高精細度ビデオ信号を記録出来るようなVTRを考えると、輝度信号の標本化周波数74.25MHz、色差信号37.125MHz 、量子化ビット数8ビットとすると 1.188Gビット/秒のディジタル信号となる。これらの両信号を記録できるためには、ドラム回転数,ヘッド数を制御する必要があるが、ドラム回転数にしてもヘッド数にしても整数倍の関係が最も実現しやすい。一方、ビデオ信号のレートは整数比の関係にはない。
 従来のビデオ信号を高能率符号化して情報量を圧縮する一手法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
 図24にディジタルVTRの記録系のブロック構成図を示す。図24において、1a〜1cは入力端子、2a〜2cはアナログデータをディジタルデータに変換するA/D変換器、3は入力された輝度信号Yと色差信号CB及びCRとに高能率符号化を施す高能率符号化回路、4は高能率符号化回路3より出力された2チャンネルのデータに再生時に発生する誤りを訂正あるいは検出するための誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号回路、5a, 5bは誤り訂正符号回路4より出力されるデータにディジタル変調を施すディジタル変調回路、6a, 6bは同期信号及びID信号を付加する同期・ID信号付加回路、7a, 7bは記録アンプ、8a, 8bは回転ヘッド、9は磁気テープである。
また、図25に従来のディジタルVTRの再生系のブロック構成図を示す。図において8a, 8b, 9は図24に示したものと同一であるので説明を省略する。10a, 10bは回転ヘッド8a, 8bより再生された信号を増幅するヘッドアンプ、11a, 11bは再生信号よりデータを検出すると共に再生信号のジッタを検出するデータ検出回路、12a, 12bはディジタル復調回路、13は再生信号中の誤りを訂正, 検出する誤り訂正復号回路、14は誤り訂正復号回路13の出力に高能率復号化を施してビデオ信号を復元する高能率復号化回路、15a 〜15c はディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、16a 〜16c は出力端子である。
 次に、図24を用いて記録系の動作について説明する。入力端子1a〜1cより入力された輝度信号Y及び2つ色差信号CB, CR, はA/D変換器2a〜2cでA/D変換され、高能率符号化回路3で伝送ビットレートが削減される。なお、高能率符号化回路の詳しい動作の説明は非特許文献1に記載されている方法と同一のため省略する。高能率符号化回路3で伝送ビットレートが落とされたデータは誤り訂正符号回路4により、再生時に発生する誤りを訂正, 検出するための誤り訂正符号を生成し記録信号に付加する。このときの符号の構成はC1(72, 56, 17) ,C2(61, 54, 8)の2重RS符号であり、図26にC1,C2符号で符号化されたデータを示す(以下、このデータを符号ブロックと称す)。誤り訂正符号回路4で検査記号(以下、チェックと記す)が付加された記録データはディジタル変調回路5a, 5bで所定の変調則にしたがい記録信号の低域成分が抑圧される。ディジタル変調が施された記録信号は同期・ID信号付加回路6a, 6bで同期信号及びID信号が付加され、記録アンプ7a, 7bで増幅された後、回転ヘッド8a, 8bを介して磁気テープ9上に記録される。なお、前記符号ブロックが一本のトラックに8個記録されるものとする。
 同様に再生系の動作を図25を用いて説明する。回転ヘッド8a, 8bを介して磁気テープ9より再生された2チャンネルの再生信号はヘッドアンプ10a, 10bで増幅された後、データ検出回路11a, 11bでディジタルデータに変換されると共に、再生信号が持つジッタ(時間軸誤差)が吸収される。そして、ディジタル復調回路12a, 12bに入力された再生ディジタルデータはディジタル復調され誤り訂正復号回路13に入力される。誤り訂正復号回路13では記録時に予め付加しておいたチェックをもとに再生信号中に発生した誤りを訂正または検出する。誤り訂正復号回路13で、誤り訂正または検出が施された再生信号は高能率復号化回路14で、可変長復号、逆DCT変換などの処理が施された後、もとの輝度信号Y及び2つの色差信号CB, CRが復元され、D/A変換器15a 〜15c によりアナログデータに変換された後に出力端子16a 〜16c より出力される。
IEEE Transactions on Consumer Electronics, Vo1. 34, No3             (AUGUST,1988) のPP.597〜605 の"AN EXPERIMENTAL DIGITAL             VCR WITH 40MM DURM, SINGLE ACTUATOR AND DCT-BASED BIT-RA            TE REDUCTION"
 従来のディジタルVTRは以上のように構成されており、このような記録フォーマットを有するディジタルVTRに新たに別の種類のビデオ信号を記録しようとすると、例えば、現行TV信号(NTSC)を高能率符号化して情報量を圧縮するようなディジタルVTRに新たにHDTV信号を高能率符号化して情報量を現行TV信号に比べて2倍として記録すると、記録密度を同じとするとトラック本数が2倍となり、記録時間が半分となるという問題点があった。また、記録時間を同じになるようにすると記録密度が2倍となりテープ及び電磁変換系の実現が困難になるという問題点があった。また、新たにビデオ信号に併せて高精細度データ, ビデオ信号の内容を表わすインデックス情報などの付加情報を記録するようにしたとき、記録しなければならない情報が増えるので、記録密度を同じとすると記録時間が短くなるという問題点があった。
 従来のビデオ信号記録再生装置の一例として、現在家庭用VTRとして最も普及しているVHS方式VTRがあり、日本放送出版協会刊の "ホームビデオ技術”に示されている。表1に仕様の一部を示す。
Figure 2004112826
VHS方式ではNTSCビデオ信号は輝度信号が低搬送波FM信号に変換され    、白レベルで4.4 ±0.1MHzに規定されている。色信号は1MHz 以下の低周波に変換して、輝度信号のFM波と重ね合わせて記録される。上記信号は、ドラム径が62mm、回転数が1800rpm の回転ドラムに180 度対向にて2個取り付けられているヘッドにて、1トラック/フィールドで磁気テープに記録され、再生される構成になっている。
 また、次世代ビデオシステムと言われているハイビジョンの民生用VTRとしてテレビジョン学会技術報告,VOL.15,NO.50,VIR91−33 "民生用ハイビジョンVTR仕様”が報告されている。表2に仕様の一部を示す。
Figure 2004112826
 ハイビジョン・ベースバンド信号(Y,PB ,PR )は広帯域であり、効率良く記録するため、輝度信号と線順次化された色差信号とを時間軸多重化(TDM化)し、約14MHz の帯域をもつTDM信号にした後D/A変換し、エンファシス処理を行い、FM変調される。上記信号は、ドラム径が62mm,回転数が3600rpm の回転ドラムに180 度対向して2個づつ、合計4個取り付けられているヘッドにて、2−チャンネル、2−セグメント化して磁気テープに記録され、再生される構成になっている。
 従来のビデオ信号記録再生装置は上記NTSCとハイビジョン・ベースバンド信号のように、2種類のビデオ情報に対して各々互換性がない仕様に設定されている。例えばVHS方式は2ヘッド構成で実現出来るが、ハイビジョンVTRでは4ヘッド必要である。また、ドラム回転数も2倍異なる。その結果、上記2種類のビデオ情報を同一のデッキで構成することは不可能である。更に、記録する信号帯域も大幅に異なるため、キーパーツとなるヘッド,ドラムの共用化も困難である。よって、各々の装置を製造するために、各々専用の製造ラインが必要となり、生産コストが高くなる。
 本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、本発明の1つの目的は、整数比の関係にない2種類のビデオ信号を記録できる情報記録装置及び情報記録方法、並びに、記録媒体を再生する情報再生装置及び情報再生方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、新たに別の種類のビデオ信号を記録可能にするとき、記録時間を同じにし、記録密度の増加を極力抑えて記録することができる情報記録装置及び情報記録方法、並びに、記録媒体を再生する情報再生装置及び情報再生方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、新たにビデオ信号に併せて付加情報を記録しても、記録密度をほぼ同じで、記録時間を同じにすることができる情報記録装置及び情報記録方法、並びに、記録媒体を再生する情報再生装置及び情報再生方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、複数のビデオ情報の記録再生を同一のデッキシステムで実現できる情報記録装置及び情報記録方法、並びに、記録媒体を再生する情報再生装置及び情報再生方法を提供することにある。
 本願の第1発明に係る情報記録装置は、入力されるビデオ信号及び音声信号を符号化する手段と、符号化したビデオ信号及び音声信号に、誤りを訂正または検出するための誤り訂正符号を付加する手段と、前記ビデオ信号及び音声信号を含みかつ前記符号化が完結する単位を、記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録する手段と、HDビデオ信号及び/または前記入力されるビデオ信号の内容を示すインデックス信号を記録する手段と、前記入力されるビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を記録する手段とを備える情報記録装置であって、前記記録単位は、一定の情報長を有し、前記誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含むように構成されており、前記入力されるビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比が変更されて記録されることを特徴とする。
 本願の第2発明に係る情報記録方法は、入力されるビデオ信号及び音声信号を符号化する工程と、符号化したビデオ信号及び音声信号に、誤りを訂正または検出するための誤り訂正符号を付加する工程と、前記ビデオ信号及び音声信号を含みかつ前記符号化が完結する単位を、記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録する工程と、HDビデオ信号及び/または前記入力されるビデオ信号の内容を示すインデックス信号を記録する工程と、前記入力されるビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を記録する工程とを有する情報記録方法であって、前記記録単位は、一定の情報長を有し、前記誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含むように構成されており、前記入力されるビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比を変更して記録することを特徴とする。
 本願の第3発明に係る情報再生装置は、一定の情報長を有し、誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含む複数の記録単位から構成される記録媒体であって、ビデオ信号及び音声信号を含みかつ符号化が完結する単位が、前記記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録され、HDビデオ信号及び/または前記ビデオ信号の内容を示すインデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報が記録され、前記ビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比が変更されて記録された記録媒体を再生する情報再生装置であって、前記インデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を取得する手段と、前記インデックス信号に基づいてビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かを判断する手段と、前記NTSCビデオ信号かHDビデオ信号かの判断に応じて、前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正復号化処理を行い、符号化されたビデオ信号及び音声信号を復号化する手段と、前記時間情報に基づいて復号化したビデオ信号と音声信号とを再生する手段とを備えることを特徴とする。
 本願の第4発明に係る情報再生方法は、一定の情報長を有し、誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含む複数の記録単位から構成される記録媒体であって、ビデオ信号及び音声信号を含みかつ符号化が完結する単位が、前記記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録され、HDビデオ信号及び/または前記ビデオ信号の内容を示すインデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報が記録され、前記ビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比が変更されて記録された記録媒体を再生する情報再生方法であって、前記インデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を取得する工程と、前記インデックス信号に基づいてビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かを判断する工程と、前記NTSCビデオ信号かHDビデオ信号かの判断に応じて、前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正復号化処理を行い、符号化されたビデオ信号及び音声信号を復号化する工程と、前記時間情報に基づいて復号化したビデオ信号と音声信号とを再生する工程とを有することを特徴とする。
 本発明では、入力されたビデオ信号がNTSCビデオ信号である場合と、入力されたビデオ信号がHDビデオ信号である場合とにおいて、符号化が完結する単位(1フィールド)におけるビデオ信号と音声信号との比を異ならせるようにする。よって、NTSCビデオ信号及びHDビデオ信号の何れの場合においても効率良くビデオ信号が記録される。また、音声信号の記録領域を加減することにより、HDビデオ信号のレートがNTSCビデオ信号のレートの非整数倍になる。例えば、NTSCビデオ信号を記録するトラックは、少なくともオーディオセクタとビデオセクタとが1本のトラックを構成し、HDビデオ信号を記録する場合は、NTSCビデオ信号を記録する場合のN倍(Nは1より大きい実数)のトラック数を使用するようになし、かつオーディオセクタが存在しないトラックを有するようにすることにより、音声信号のチャンネル数を加減し、HDビデオ信号のレートをNTSCビデオ信号のレートの非整数倍にすることができる。また、例えば、HDビデオ信号を記録する場合は、NTSCビデオ信号を記録する場合の2倍のトラック数を使用しているにも係わらず、オーディオセクタ部にビデオ信号を記録することにより、2倍以上のレートのHDビデオ信号を記録できる。
 本発明によれば、入力されたビデオ信号がNTSCビデオ信号である場合と、入力されたビデオ信号がHDビデオ信号である場合とにおいて、符号化が完結する単位(1フィールド)におけるビデオ信号と音声信号との比を異ならせるようにしたので、NTSCビデオ信号及びHDビデオ信号の何れの場合においても効率良くビデオ信号を記録することができる、また、音声信号の記録領域を加減することにより、HDビデオ信号のレートをNTSCビデオ信号のレートの非整数倍にすることができる。
 以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。特に、家庭用ディジタルVTRの例について説明を行う。
実施の形態1.
 図1,2,3は本発明の一例を示すトラックパターン図である。図1は、現行ビデオ信号を記録するトラックパターンで、テープの下端部より磁気ヘッドがスキャンして斜めトラックを形成する。データは、下から、ATF用データ(トラッキングサーボ用データ)、INDEX用データ(ビデオ,オーディオ信号のプログラム番号または時刻用データ)、オーディオデータ、オーディオ検査データ、ビデオ検査データ、ビデオデータである。ここで、オーディオデータとオーディオ検査データとを合わせてオーディオセクタ、ビデオデータとビデオ検査データとを併せてビデオセクタと呼ぶ。ATF部,INDEX部の後ろ側には、それぞれギャップ1,2があり、ギャップで分離されたデータは単独で書き換えられる(再記録可能な)ように構成されている。
現行ビデオ信号を記録する家庭用ディジタルVTRでは、CCIR勧告601に基づくいわゆる4:2:2コンポーネントビデオ信号を圧縮してレートを削減して磁気テープに記録する。4:2:2コンポーネントビデオ信号のレートは約216Mbps であるが、これを約1/8の25Mbps程度に圧縮する。この25Mbpsのディジタルビデオ信号とディジタルオーディオ信号とを6mmないし8mm幅程度の磁気テープに記録しようとすると、現在の磁気記録技術では1ビット当たり1〜2μm2 程度必要であるので、直径20mmの小型のドラムを用いて1フレームのビデオ信号を記録するのに、5または10トラック必要である。ここでは10トラックで1フレーム分のビデオ信号とオーディオ信号とを記録するものとする。
 図1におけるオーディオ及びビデオセクタの構成図を図7に示す。図7において、オーディオデータ及びビデオデータ1は2次元配置されており、それぞれ外符号化(C2符号化)、内符号化(C1符号化)されている。図7における左下から右へスキャンし、順次上の行へスキャンしていくことにより、図1のトラックを形成する。
 従って、1フレームを10トラックで構成し、25Mbpsのビデオ信号と2チャンネルのオーディオ信号とが記録できることになる。ここで、更に、HDビデオ信号を記録するシステムを考える。HDビデオ信号1フレームを20トラックに記録するものとすると、まず図2に示すトラックフォーマットが考えられる。すなわち、図1のものを単純に繰り返し並べたもので、この場合は、50MbpsのHDビデオ信号と4チャンネルのオーディオ信号とが記録できる。
しかし、これではHDビデオ信号と現行ビデオ信号との比が整数比となり、非整数比の場合の対応ができない。そこで、図3に示すトラックパターンでこれを実現する。図3では、誤り訂正符号そのものは全く変更せずにオーディオ用エリアにオーディオデータとビデオデータとを交互に記録する。この場合、ビデオ信号が25×2=50Mbpsと、オーディオ2チャンネル分約 1.5Mbpsとの合計51.5Mbpsのディジタルデータが記録可能となる。
この時、ビデオデータばかりを記録するトラックは、図8に示す誤り訂正符号構成となる。すなわち、オーディオエリアに相当する部分がビデオデータ2を記録するエリアとなる。
実施の形態2.
 図4に示すトラックパターンを構成する。すなわち、1フレーム20本の内、10本のトラックの誤り訂正符号構成を変更する。図4では、オーディオエリアをなくし、ビデオデータの情報長を長くする。この時、ビデオ信号は図3のものと比較して、更に、オーディオ用検査データ部分がビデオデータとなるので、合計約52Mbpsのディジタルデータが記録可能となる。この場合の誤り訂正符号は図9に示す構成となる。すなわち、ビデオデータ3に対して、検査符号が付けられる。
実施の形態3.
通常、ビデオエリアとオーディオエリアとの間にギャップを設けることが考えられる。これは、ギャップを設けて、オーディオ、ビデオ単独の再記録を容易にするものであるが、ギャップがない場合に比べてトラック長が若干長くなる。図5に現行ビデオ信号を記録する場合の実施の形態を示す。
 図6は、HDビデオ信号を記録する場合のトラックパターンで、1フレーム20トラックの内、10トラックにオーディオデータを記録し、10トラックにはビデオデータばかりを記録する。この場合のビデオ信号は、約51.5Mbpsのディジタルデータが記録可能である。
 次に、実施の形態1, 2, 3のトラックパターンを実現する家庭用ディジタルVTRの概略図を用いて説明する。図10は本発明の家庭用ディジタルVTRの一例を示した概略ブロック図である。図において、201 は現行ビデオ信号の入力端子、202 はオーディオ信号の入力端子、231 はHDビデオ信号の入力端子、203 は現行ビデオ信号用A/D変換器、204 はオーディオ信号用A/D変換器、232 はHDビデオ信号用A/D変換器、205 は現行ディジタル記録信号処理部、233 はHDディジタル記録信号処理部、234 は現行ビデオ信号とHDビデオ信号とを切り換えるスイッチ、207 はディジタル変調処理部、208, 209は記録アンプ、210, 211は記録再生切り換えスイッチ、212, 213はヘッド切り換えスイッチ、214, 215, 216, 217は記録再生ヘッド、218, 219は再生アンプ、220 はディジタル復調処理部、221 は現行ディジタル再生信号処理部、235 はHDディジタル再生信号処理部、224 は現行ビデオ信号用D/A変換器、225 はオーディオ信号用D/A変換器、236 はHDビデオ信号用D/A変換器、226 はビデオ信号の出力端子、227 はオーディオ信号の出力端子、237 はHDビデオ信号の出力端子である。
図10に従って動作を説明する。最初に現行ビデオ信号を記録する場合の動作を説明する。入力端子201 に入力する4:2:2コンポーネントビデオ信号は、A/D変換器203 にて、輝度信号は13.5MHz,2種類の色差信号はそれぞれ6.75MHz の標本化周波数にて標本化され、8ビットのディジタル信号に量子化される。入力端子202 に入力するオーディオ信号はA/D変換器204 にて48kHz で16ビットのディジタル信号に量子化される。なお図では簡単にするため入力信号を1チャンネルで表わしているが、実際には、ビデオ信号は3チャンネル、オーディオ信号は2チャンネルの入力がある。ディジタル信号化されたビデオ信号及び2チャンネルオーディオ信号は現行ディジタル記録信号処理部205 に入力する。
現行ディジタル記録信号処理部205 ではビデオ信号を画像圧縮しビデオ信号のデータレートを削減し、画像圧縮したビデオ信号及び2チャンネルオーディオ信号に必要な時間軸処理を行い、1フレームあたり10トラックに分割配置される。次に、各トラック単位で誤り訂正符号化を行うが、符号化はビデオ信号, オーディオ信号, INDEX信号それぞれに対しておこなう。ここで、INDEX信号には、検索のための信号, オーディオ信号のチャンネル数などのデータが記録される。図7または図9に示した訂正符号を付加したデータ列が、スイッチ234 を経由して、ディジタル変調処理部207 に送出される。ディジタル変調処理部207 では現行ディジタル記録信号処理部205 より送出されるデータ列の各トラックにATF信号を付加し所定の変調方式に従ってディジタル変調を行う。ATF信号は、変調を行なってから付加してもよい。
ディジタル変調処理部207 の出力信号は記録アンプ208, 209及び記録再生切り換えスイッチ210, 211を経由し、ヘッド切り換えスイッチ212, 213により各ヘッド214, 215, 216, 217にそれぞれ分配され図1または図5のテープパターンに従って磁気テープ上に記録される。
信号再生は以下のように行われる。それぞれのヘッド214, 215, 216, 217より再生された信号はヘッド切り換えスイッチ212, 213及び記録再生切り換えスイッチ210, 211を経て、再生アンプ218, 219で増幅された後ディジタル復調処理部220 に入力される。ディジタル復調処理部220 では各トラックからATF信号を抽出し図示していないサーボ回路部へ送出するとともに、各トラックのデータ列をディジタル復調する。ディジタル復調されたデータ列は現行ディジタル再生信号処理部221 に送出される。
現行ディジタル再生信号処理部221 では入力するディジタル復調されたデータ列に対し誤り訂正処理を行う。上記抽出されたビデオ信号は圧縮復号処理により元のビデオ信号に復元される。同様に、2チャンネルのオーディオ信号は所定の時間軸処理により元の2チャンネルのオーディオ信号に復元される。
現行ディジタル再生信号処理部221 より送出されるビデオ信号はD/A変換器224 によりD/A変換され元の現行ビデオ信号が得られる。また、オーディオ信号はD/A変換器225 によりD/A変換され元の2チャンネルのオーディオ信号が得られる。
次に、HDビデオ信号を記録する場合の動作について説明する。入力端子231 から入力されたHDビデオ信号はA/D変換器232 によりA/D変換される。ここで、HDビデオ信号は家庭用として、輝度信号帯域20MHz,色差信号帯域5MHz を考え、標本化周波数をそれぞれ40.5MHz,10.125MHz とし、8ビットに量子化する。従って、総ビットレートは、486Mbps となる。ディジタルデータに変換されたデータは、HDディジタル記録信号処理部233 で画像圧縮し、約51.5〜52Mbpsにビットレートを削減する。更に、必要な時間軸処理を行い、1フレーム20トラックに分割配置される。スイッチ234 では、HDビデオデータを選択する場合とオーディオデータを選択する場合とを時分割で切り換える。選択されたデータは、ディジタル変調処理部207 に入力され、ATF信号が付加されて、図3,4,6のようなトラックパターンが形成される。
現行ビデオ信号時に比べて、HDビデオ信号時はディジタル変調処理部207 より後ろは2倍の処理速度で動作する。従って、図10の例ではドラム回転数を2倍に上げる速度制御を行う。
再生系では、ディジタル復調処理部220 で復調されたデータは、オーディオデータとHDディジタルデータとに分離されて、オーディオデータは現行ディジタル再生信号処理部221 へ、HDディジタルデータはHDディジタル再生信号処理部235 へ入力される。HDディジタル再生信号処理部235 では、圧縮復号処理により元のHDビデオディジタルデータに復元される。HDビデオ信号は、D/A変換器236 によりアナログ信号となり、出力端子237 より出力される。
本実施の形態では、HDビデオ信号と現行ビデオ信号とのレートを2倍近辺に設定したが、3倍, 4倍など任意の整数倍の近辺に設定することが可能である。
また、本実施の形態では、2チャンネルオーディオ信号を音声圧縮せずに記録するように構成しているが、音声圧縮を行って記録しても良いし、さらには2チャンネルの信号である必要もなく、4チャンネルでも良い。4チャンネルの場合には、さらにHDビデオ信号の記録レートを上げることができる。
また、本実施の形態では、オーディオエリアとビデオエリアとのみを変更してHDビデオ信号を記録するようにしたが、INDEXエリア, ATFエリアを利用すればさらにHDビデオ信号の記録レートを上げることができる。すなわち、INDEX信号, ATF信号を1トラック置きに記録すれば良い。
また、本実施の形態では、HDビデオ信号を記録する場合に、ドラム回転数を2倍に上げたが、最初からヘッド数を2倍にしておいて、現行ビデオ信号記録時に1回転置きに記録するスキップ記録を行えばドラムの回転数を上げる必要はない。
また、本実施の形態では、入力端子201 に入力する現行ビデオ信号は4:2:2コンポーネントビデオ信号を扱ったが、A/D変換器203 にて4倍のサブキャリア周波数(14.318MHz )で8ビットのディジタル信号に量子化されるようないわゆるコンポジットビデオ信号等でも良い。
実施の形態4.
 以下、本発明の実施の形態4について説明する。図11, 図12は実施の形態4のディジタルVTRの構成図である。なお、図11, 図12において図24, 図25と同一符号を付した部分は同一部分を示す。記録系の構成を示す図11において、17a 〜17c は現行TV用入力端子、18a 〜18c はアナログデータをディジタルデータに変換するA/D変換器、19は入力された現行TV信号の輝度信号Y及び色差信号CB, CRに高能率符号化を施す現行TV用高能率符号化回路、20は現行TV用高能率符号化回路19より出力された2チャンネルのデータに再生時に発生する誤りを訂正または検出するための誤り訂正符号を付加する現行TV用誤り訂正符号回路、21a 〜21c はHDTV用入力端子、22a 〜22c はアナログデータをディジタルデータに変換するA/D変換器、23は入力されたHDTV信号の輝度信号Y及び色差信号CB, CRに高能率符号化を施すHDTV用高能率符号化回路、24はHDTV用高能率符号化回路23より出力された2チャンネルのデータに再生時に発生する誤りを訂正または検出するための誤り訂正符号を付加するHDTV用誤り訂正符号回路、25a, 25bは現行TV信号, HDTV信号のどちらを記録するかを選択するスイッチ、35a, 35bは現行TV信号を記録するときには同期信号及びID信号が付加された符号ブロックを8個まとめ1本分のトラックの記録信号を作成し、HDTV信号を記録するときには同期信号及びID信号が付加された符号ブロックを8個まとめ1本分のトラックの記録信号を作成するフォーマット回路である。
 また、再生系の構成を示す図12において、26a, 26bは再生された信号が現行TV信号かHDTV信号かに応じて切り変わるスイッチ、27は再生信号中の誤りを訂正, 検出する現行TV用誤り訂正復号回路、28は現行TV用誤り訂正復号回路27の出力に高能率復号化を施しビデオ信号を復元する現行TV用高能率復号化回路、29a 〜29c はディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、30a 〜30c は現行TV用出力端子、31は再生信号中の誤りを訂正, 検出するHDTV用誤り訂正復号回路、32はHDTV用誤り訂正復号回路31の出力に高能率復号化を施しビデオ信号を復元するHDTV用高能率復号化回路、33a 〜33c はディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、34a 〜34c はHDTV用出力端子である。
 また、図13(a),(b)は、現行TV信号及びHDTV信号それぞれの符号ブロックの構成を示す。現行TV信号の符号ブロックの構成は前記従来例と同一の符号構成で、C1(72, 56, 17),C2(61, 54, 8)の2重RS符号であり、HDTV信号の符号ブロックの構成は現行TV信号の符号のチェックの数を同じにし、C1符号の情報記号数を2倍した符号構成であり、C1(128, 112, 17) ,C2(61, 54, 8)の2重RS符号である。
 次に、動作について図11, 図12, 図13を用いて説明する。入力端子17a 〜17c より入力された現行TV信号は前記従来例と全く同一の動作をして現行TV用高能率符号化回路19により情報量が圧縮される。圧縮後のデータは図13(a)に示すような符号ブロックに現行TV用誤り訂正符号回路20により誤り訂正符号化される。また、入力端子21a 〜21c より入力されたHDTV信号は前記従来例と同様な動作をしてHDTV用高能率符号化回路23により情報量が圧縮され、現行TV信号に比べて2倍の情報量となる。圧縮後のデータは図13(b)に示すような符号ブロックにHDTV用誤り訂正符号回路24により誤り訂正符号化される。スイッチ25a, 25bにより現行TV信号, HDTV信号のどちらかが選択される。前記従来例と同様にして、ディジタル変調回路5a, 5bでディジタル変調を施す。ディジタル変調を施された記録信号はフォーマット回路35a, 35bにより現行TV信号かHDTV信号かに応じて同期信号及びID信号が付加された所定個の符号ブロックをまとめ1本分の記録信号を作成し、磁気テープ9上に記録する。
このようにして現行TV信号とHDTV信号とをそれぞれ磁気テープ9上に記録すると、現行TV信号の場合は前記従来例の場合と同様にして1本の記録トラックに8個の符号ブロックが記録されることになる。また、HDTV信号の符号ブロックに含まれるデータの総数は現行TV信号の符号ブロックの2倍となり、また、HDTV信号の情報量は現行TV信号の情報量に比べて2倍となるので、記録時間を現行TV信号と同じとすると、HDTV信号の場合では1本の記録トラックに8個の符号ブロックが記録されることになる。
次に、再生系の動作について説明する。前記従来例と同様にして再生信号はディジタル復調された後、スイッチ26a, 26bは再生された信号が現行TV信号のときは現行TV用誤り訂正復号回路27に、HDTV信号のときはHDTV用誤り訂正復号回路31に入力されるように切り換える。現行TV信号が再生されたときには、現行TV用誤り訂正復号回路27では記録時に予め付加しておいたチェックをもとに再生信号中に発生した誤りを訂正または検出する。検出された誤りについては補正などの動作が行なわれる。誤り訂正または補正された再生信号は現行TV用高能率復号化回路28で前記従来例と同様な処理をされた後、もとの現行TV信号が復元され、D/A変換器29a 〜29c によりアナログデータに変換された後に出力端子30a 〜30c より出力される。また、HDTV信号が再生されたときには、HDTV用誤り訂正復号回路31では現行TV信号の場合と同様にして誤り訂正またいは検出を行い、HDTV用高能率復号化回路32によりもとのHDTV信号が復元され、D/A変換器33a 〜33c によりアナログデータに変換された後、出力端子34a 〜34c より出力される。
このように現行TV信号とHDTV信号とでは誤り訂正符号の構成を変え、記録密度を大きくして、現行TV信号とHDTV信号との記録時間を同じとなるように構成したので、単純に記録密度を2倍にして記録時間を同じにした場合に比べて、記録密度が128 /72=1.777 …倍となる。また、符号長を増やしたことによる誤り率の変化は図14に示すようになり、どちらの符号もシンボル・エラー・レートが1×10-3以下のとき誤り率は特に問題とはならないレベルである。
前記実施の形態ではHDTV信号の符号ブロックの構成を現行TV信号のC1符号の情報記号数を2倍とした場合について説明したが、この例以外にも、C1符号の情報記号数を4倍にして、HDTV信号の符号構成をC1(240, 224, 17) ,C2(61, 54, 8)の2重RS符号となるようにしても、記録密度は約1.67倍となり、前記実施の形態と同様な効果が得られる。また、それぞれの符号構成の場合での誤り率を図15に示す。このときも、シンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの誤り率は特に問題とはならないレベルである。
C2符号の情報記号数を2倍にして、HDTV信号の符号構成をC1(72, 56, 17) ,C2(115, 108, 8)の2重RS符号となるようにしても、記録密度は約1.89倍となり、前記実施の形態と同様な効果が得られる。また、そのときの誤り率を図15に示す。このときも、シンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの誤り率は特に問題とはならないレベルである。
また、C1符号の情報記号数を2倍、C2符号の情報記号数を2倍にして、HDTV信号の符号構成をC1(128, 112, 17) ,C2(115, 108, 8)の2重RS符号となるようにしても、記録密度は約1.68倍となり、前記実施の形態と同様な効果が得られる。そのときの誤り率を図15に示す。このときも、シンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの誤り率は特に問題とはならないレベルである。
このようにHDTV信号のC1符号の情報記号数を現行TV信号のC1符号の情報記号数のn倍、C2符号の情報記号数を現行TV信号のC2符号の情報記号数のm倍(n,mは自然数)とし、チェックの数を同じとなるように符号を構成すると、HDTV信号の1個の符号ブロックの情報記号数は現行TV信号のn×m個の符号ブロックに相当し、n×m個の現行TV信号の符号ブロックに含まれるチェックの数と1個のHDTV信号の符号ブロックに含まれるチェックの数とを比較すると明らかに現行TV信号の方がチェックの数は多くなり、その差に相当するチェック分だけ情報量を減らすことができ、記録密度の増加を極力抑えることができる。また、符号長を伸ばしたことによる誤り率の悪化は前記実施の形態にも示すようにシンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの誤り率は特に問題とはならないレベルである。
上記実施の形態では2種類の情報量が異なるビデオ信号をそれぞれ記録する例について説明したが、この例以外にも、ビデオ信号に併せて高能率符号化の段階で削除されていた高精細度データを記録するとき、上記実施の形態と同様にして情報記号数を増しチェックの数を同じにした符号構成で誤り訂正符号化すれば、同様な効果が得られる。
また、ビデオ信号の内容を示すようなインデックス信号を併せて記録するとき、上記実施の形態と同様にして情報記号数を増しチェックの数を同じにした符号構成で誤り訂正符号化すれば、同様な効果が得られる。
また、上記実施の形態ではそれぞれ別の誤り訂正符号化手段により誤り訂正符号化するようにした例について説明したが、チェックの数は同じにして短縮化した符号を用いてデータシンボルの数を変えた2種類の符号を使用しているので、使用されている生成多項式は同じとなり、同じ構成の誤り訂正符号化手段を用いることができ、現行TV信号かHDTV信号かに応じて所定の情報記号数で符号化すれば、同一の誤り訂正符号化手段を用いることができ、回路規模を削減することができる。
実施の形態5.
 以下、本発明の実施の形態5について説明する。図16, 図17は実施の形態5のディジタルVTRの構成図である。なお、図16, 図17において図24, 図25と同一符号を付した部分は同一部分を示す。記録系の構成を示す図16において、36は入力された輝度信号Y及び色差信号CB, CRに高能率符号化を施し、所定の情報量まで圧縮する過程で削除されていた高精細度データを得るように構成した高能率符号化回路、37は高能率符号化回路36より出力された2チャンネルのデータと高精細度データとに再生時に発生する誤りを訂正または検出するための誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号回路、38a, 38bは同期信号及びID信号が付加された符号ブロックを4個まとめ1本分のトラックの記録信号を作成するフォーマット回路である。また、再生系の構成を示す図17において、39は再生信号中の誤りを訂正, 検出する誤り訂正復号回路、40は誤り訂正復号回路39の出力に高能率復号化を施しビデオ信号を復元する高能率復号化回路である。
また、図18は符号ブロックの構成を示す。符号ブロックの構成は前記従来例に比べて符号長が2倍で、チェックの数は同じにした、C1(144, 128, 16) ,C2(61, 54, 8)の2重RS符号である。
 次に、動作について図16, 図17, 図18を用いて説明する。入力端子1a〜1cより入力されたビデオ信号は前記従来例と全く同一の動作をして高能率符号化回路36により情報量が圧縮されると同時に情報量の圧縮の過程で削除されていたビデオ信号の高精細度データを残しておく。圧縮後のデータと高精細度データは図18に示すような符号ブロックに誤り訂正符号回路37により誤り訂正符号化される。前記従来例と同様にして、ディジタル変調回路5a, 5bでディジタル変調を施す。ディジタル変調を施された記録信号はフォーマット回路38a, 38bにより同期信号及びID信号が付加された4個の符号ブロックをまとめ1本分の記録信号を作成し、磁気テープ9上に記録する。
このようにして従来例の符号ブロック2個をまとめて1個の符号ブロックとし、チェックの数を同じとした符号ブロックを用いて誤り訂正符号化するように構成したので、1個分の符号ブロックのC1チェックに相当するデータを他の情報、ここでは、高精細度データを記録することができる(図18参照)。また、チェックを含めた全てのデータは従来例の場合と比べて変わらないので、記録密度を変えずに高精細度データを記録することができる。
次に、再生系の動作について説明する。前記従来例と同様にして再生信号はディジタル復調された後、誤り訂正復号回路39では記録時に予め付加しておいたチェックをもとに再生信号中に発生した誤りが訂正または検出される。検出された誤りについては補正などの動作が行われる。誤り訂正または補正された再生信号からビデオ信号のデータとそのビデオ信号の高精細度データとを分離する。高能率復号化回路39ではこの2つのデータをもとにして前記従来例に比してさらに高精細となったビデオ信号を復元し、D/A変換器15a 〜15c によりアナログデータに変換された後に出力端子16a 〜16c より出力される。
また、符号長を増やしたことによる必要とされる誤り率となるシンボル・エラー・レートの悪化は前記実施の形態4にも示すようにシンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの特に問題とはならないレベルである。
前記実施の形態では符号ブロックの構成を前記従来例に比べてC1符号の符号長を2倍とした場合について説明したが、この例以外にも、C1符号の符号長を約4倍にして、符号構成をC1(255, 239, 16) , C2(61, 54, 8)の2重RS符号となるようにしても、従来例の符号ブロック4個をまとめて1個の符号ブロックとし、チェックの数を同じとした符号ブロックとほぼ同じ構成なので、3個分の符号ブロックのC1チェックに相当する分だけ他の情報、ここでは、高精細度データを記録することができ、前記実施の形態と同様に、記録密度を変えずに高精細度データを記録することができる。また、シンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの誤り率は特に問題とはならないレベルである。
また、C2符号の符号長を2倍にして、符号構成をC1(72, 56, 17) 、C2(122, 115, 8)の2重RS符号となるようにしても、従来例の符号ブロック2個をまとめて1個の符号ブロックとし、チェックの数を同じにした符号ブロックと同じ構成なので、1個分の符号ブロックのC2チェックに相当する分だけ高精細度データを記録することができ、前記実施の形態と同様な効果が得られ、シンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの誤り率は特に問題とはならない。
また、C1符号の符号長を2倍、C2符号の符号長を2倍にして、符号構成をC1(144, 128, 17) 、C2(122, 115, 8)の2重RS符号となるようにしても、前記実施の形態と同様な効果が得られる。また、シンボル・エラー・レートが1×10-3以下のときの誤り率は特に問題とはならない。
このようにC1符号の符号長をn倍、C2符号の符号長をm倍(n, mは自然数)とし、チェックの数を同じとなるように符号を構成すれば、前記実施の形態と同様に(n−1)個分の符号ブロックのC1チェックと(m−1)個分の符号ブロックのC2チェックとに相当する情報量を他の情報記録に利用でき、記録密度を増加させずに他の情報を記録することができる。
上記実施の形態ではビデオ信号の高精細度データを併せて記録するようにした例について説明したが、この例以外にも、ビデオ信号の内容を示すインデックス信号を併せて記録するようにしても同様な効果が得られる。
実施の形態6.
 以下、本発明の実施の形態6について説明する。図19は実施の形態6による記録系の構成を示すブロック図である。51は第一のビデオ情報であるアナログNTSC4:2:2コンポーネント信号の入力端子、52はこのアナログNTSC信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、53はディジタル化されたNTSCビデオ信号の情報量を削減する圧縮回路,54は第二のビデオ情報であるアナログHD信号の入力端子、55はこのアナログHD信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、56はディジタル化されたHDビデオ信号の情報量を削減する圧縮回路、57はビデオ信号記録再生装置のモード, 各種条件の設定、更に時間, 曲頭信号などのインデックス情報生成等を行うシステムコントローラ、58a, 58b, 58c はシステムコントローラ57の制御信号に同期して動作し信号経路を切り換えるスイッチ、59はディジタル信号の蓄積, 時間軸圧縮伸長を行うためのメモリ回路、60はアナログオーディオ信号の入力端子、61はこのアナログオーディオ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、62はディジタルNTSCビデオ信号を記録する際の誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号回路、63は誤り訂正符号回路62からの8ビット単位(1シンボル=8ビット)情報を伝送路に適した10ビットの符号に情報変換する記録符号化8−10変換器、64はディジタルHDビデオ信号を記録する際の誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号回路、65は誤り訂正符号回路64からの8ビット単位(1シンボル=8ビット)情報を伝送路に適した12ビットの符号に情報変換する記録符号化8−12変換器、66は記録アンプ、67は磁気ヘッドが搭載されている回転ドラム、68は磁気テープである。
図20, 図21は本実施の形態のビデオ信号記録再生装置の動作を補足説明するための図であり、図20は誤り訂正符号回路62と誤り訂正符号回路64とにて生成される符号構成の比較、図21はNTSCディジタルもしくはHDディジタルで記録した際の磁気テープ68上のトラックパターンの比較である。
次に動作について詳しく説明する前に、本実施の形態のビデオ信号記録再生装置の有効性が理解できるように、ディジタル磁気記録再生装置の特徴を簡単に説明する。
 ディジタル記録においては、記録した "1” "0”の信号が元通りに判別できれば、伝送路上でのS/N変動の影響がビデオ信号, オーディオ信号のS/N変動に影響を与えることはない。もし、元通りに判別できなかった場合は誤り訂正符号を用いて演算処理により訂正が可能である。誤り訂正の能力はビデオデータ, オーディオデータとともに記録される訂正符号の数に依存する。一般に訂正符号が多いほど高い訂正能力を有し、高密度記録化がはかれる。
ここで、ディジタル磁気記録における伝送路のS/Nは、記録する信号の最高周波数の出力レベルと伝送帯域幅内のノイズパワーとの比で求められ、ヘッドとテープとの相対速度が同一であれば、最高記録周波数が低い方が一般的には高S/Nが得られる。更に、磁気記録の伝送路におけるS/Nの変動はヘッド, テープ間のスペーシング変動により生ずるスペーシングロス変動, 媒体の減磁等によるとことが大きく、この影響を軽減するためにも最高記録周波数は低い方が望ましい。尚、スペーシングロス,媒体の減磁は記録波長に依存するファクターであり、短波長ほど不利であることを意味する。しかし、高密度記録化とは単位長当りに多くの情報を記録することであり、短波長記録が必須となる。
よって、装置の仕様及び管理は最短記録波長(最高記録周波数)の出力レベルが最も大きく、かつ、安定となるように設定しなければならない。
 この様な特徴を有するディジタル磁気記録再生装置で、情報量が異なる複数のビデオ情報を同一仕様の装置で記録する場合、各々の情報記録において最短記録波長(最高記録周波数)を同一としておくことが装置の安定性及び信頼性の確保に対して重要である。また、高密度記録されているビデオ情報に対しては高い訂正能力を有する訂正符号を付加することも重要である。
次に、上記内容を実現することを目的とした本実施の形態の装置の動作について詳しく説明する。尚、本実施の形態のビデオ信号記録再生装置においては、複数のビデオ信号として現行のアナログNTSC4:2:2コンポーネント信号とアナログHD信号との2種類に対応出来る。
入力端子51に入力されたアナログNTSC4:2:2コンポーネント信号をA/D変換器52により、伝送レートが166Mbps 程度のディジタル信号に変換する。業務用ディジタルVTRでは上記信号に誤り訂正符号を付加して磁気テープに記録しているが、家庭用ディジタルVTRでは情報量が膨大すぎてテープ消費量, 高レート化に伴うコストアップ等の理由により実現性が無い。そこで、本実施の形態の装置では圧縮回路53にて、DCT(Discrete Cosine Transform ), 動き補償技術等を用いて、この166Mbps のビデオ情報を約1/7に圧縮して約24.7Mbpsまで落とす。尚、NTSC信号を24〜25Mbps程度まで圧縮しても画質劣化が殆ど確認できないことが学会等で確認されている。
一方、入力端子54に入力されたアナログHD信号はA/D変換器55により伝送レートが約1.2Gbps のディジタル信号に変換する。この情報量はNTSCの比ではなく、圧縮なくして家庭用ディジタルVTRには成り得ない。よって、NTSC信号と同様に、DCT, 動き補償技術等を用いた圧縮回路56にて約1/26に圧縮して約45Mbpsのビデオ信号にする。
 ここで、HD信号の方が高い圧縮率になっているのは、輝度信号帯域が22MHz と広いが、NTSC信号に比べるとエネルギー密度が低いためであると言われている。この様なことから、30Mbpsまで圧縮しても良好な画質が得られた旨の報告もある(高橋:「HDTVのインターレス画像符号化」,TV学会ハイビジョン研究会 講演番号6-5 1992)。尚、ディジタルVTRでは一定レートのビデオ信号を記録・再生するのみでなく、インサート編集, 高速再生等に対応しなければならない。よって、放送用の伝送とは異なり圧縮信号に冗長性を持たせておく必要があり、ハイビジョンの圧縮後のレートは45〜50Mbpsが妥当である。
以上の様にして圧縮された2種類のビデオ信号の内、記録したいビデオ信号を選択するために、選択指令がシステムコントローラ57より出力され、スイッチ58a を選択ビデオ信号側にセットし、該当ビデオ信号をメモリ回路59に一旦蓄え、時間軸圧縮する。
ディジタルVTRでは単にビデオ信号のみをディジタル記録するのではなく、オーディオ信号もディジタル録音することにより、ディジタルビデオにふさわしい、CD(コンパクト・ディスク)並の高品位音声とすべきである。本実施の形態では、60に入力される4チャンネルのオーディオ信号がA/D変換器61にて、CDと同等のサンプリング周波数:44.1KHz ,量子化ビット数:16の仕様でディジタルオーディオ信号に変換され、約2.8Mbps の伝送レートでメモリ回路59に出力される。このオーディオ信号はビデオ信号と同様に一旦メモリ回路59に蓄積され、時間軸圧縮される。
ディジタルVTRではDAT(ディジタル・オーディオ・テープレコーダ)と同様に時間情報, TOC(Table of Contents )等のインデックス情報を記録しておき、多機能化を図るべきである。本実施の形態では、このインデックス情報をシステムコントローラ57にて約0.35Mbps程度生成し、サブコードデータと称してビデオ, オーディオ信号と同様にメモリ回路59に一旦蓄えるよう構成する。尚、上記オーディオ信号及びインデックス情報はビデオ信号がNTSCとHDとで切り換える必要はなく、両ビデオ信号に対して同一の情報量に設定している。
 次に、誤り訂正符号化処理の説明を行う前に、本実施の形態のデッキ仕様を説明する。直径:約24mm、スチル角度:約6度に設定された回転ドラム17に180 度対向でダブルアジマスヘッドが取り付けられており、4ヘッド構成である。回転数はNTSC信号を記録する場合59.94rps、HD信号の場合60rps である。磁気テープの幅は1/4インチであり、有効幅は5.15mmに設定している。また、テープ送りスピードはトラックピッチが5〜10μmとなるよう10〜20mm/Sec 程度の低速になっている。
 以上の結果、ディジタル信号が記録されるトラック長は約49.2mmとなり、1秒間に240 本(NTSCの場合、正確には239.76本)記録できる。従って、2種類のビデオ信号記録モードにおいて、この記録容量がオーバしないよう誤り訂正符号の符号数,記録密度を設定しなければならない。
 以下に、上記記録容量の条件、更に磁気記録再生装置として備えなければならない条件を加味した誤り訂正の符号語付加手段、及び記録フォーマットとなるトラック上の符号構成について説明する。
 まず、NTSCビデオ信号を記録する場合の手段について説明する。圧縮回路53で約24.7Mbpsまで圧縮したビデオ信号をメモリ回路59に一旦蓄え、磁気テープ68の1本のトラック記録する量毎に区分し、時間軸圧縮する。本実施の形態では1秒間に約240 本のトラックを生成するので、1トラック当り約0.1 Mビットのビデオ信号(=ビデオデータ)を記録すればよい。尚、これから説明する誤り訂正符号化処理は8ビット単位(1Symbolと表現する)で行われ、約12.5kSymbol となる。
メモリ回路59にて区分したビデオ信号をスイッチ58b を介して、誤り訂正符号を生成する誤り訂正符号回路62に入力し、図20のNTSC信号の符号構成に示す仕様に符号化する。誤り訂正符号は現在CD, DATなどパッケージメディアのほとんどに採用されている2重RS符号を用いる。符号語は同期信号(SYNC)によって区分される記録トラック方向のデータを符号化したC1符号とC1符号化とは直交する方向に符号化したC2符号とがある。
 尚、同期信号にて区分されるブロックはシンボルブロックと呼ばれ、SBなる記号で表現され、(同期信号として2Symbol)+(IDとしてSB位置を示すブロックアドレスや再生時に上記ブロックアドレスの正誤を判定するパリティ信号等で3Symbol)+(ビデオデータが184Symbol )+(C1符号が16Symbol)の合計205Symbol で構成している。また、C2符号化は1トラック分のビデオデータ70SBに対して、縦方向に符号化し、8Symbol付加している。従って、符号化率は(184×70)/(205×78) で与えられ0.81となり、ビデオデータに関連するデータは15990Symbol(127.92kビット) となる。また、訂正能力はC1符号が距離17の符号であり、1SB内で最大8Symbolまでの誤りが訂正できる。又、誤り位置だけなら最大16Symbolまでの検出が可能であり、上記検出信号を用いて、C2符号により縦方向の誤りが最大8Symbolまで訂正可能である。
 次にオーディオデータに対する誤り訂正符号化について説明する。メモリ回路59に一旦蓄積された約2.8Mbps オーディオデータを、磁気テープ68の1本のトラックに等配分記録する量毎に区分し、時間軸圧縮する。本実施の形態では1秒間に約240 本のトラックを生成する為、1トラック当り11.76 kビット(1470Symbol)のオーディオ信号を記録すればよい。このオーディオデータはビデオデータと同様にスイッチ58b を介して、訂正符号を生成する誤り訂正符号回路62に入力し、図20のNTSC信号の符号構成に示す仕様に符号化する。誤り訂正符号はビデオデータと同様の2重RS符号を用いる。
 更に、符号語も同期信号によって区分される記録トラック方向のデータを符号化したC1符号はビデオデータと同一の符号とし、C1符号化とは直交する方向に符号化したC2符号は情報量が少ないので、2Symbolとする。以上の構成により、オーディオデータに対する訂正能力はC1符号が距離17の符号であり、1SB内で最大8Symbolまでの誤りが訂正できる。又、誤り位置だけなら最大16Symbolまでの検出が可能であり、上記検出信号を用いて、C2符号により縦方向の誤りが最大2Symbolまで訂正可能である。
 次にサブコードデータに対する誤り訂正符号化について説明する。メモリ回路59に一旦蓄積された約0.35Mbpsのサブコードデータを、磁気テープ68の1本のトラックに等配分記録する量毎に区分し、時間軸圧縮する。本実施の形態では1秒間に約240 本のトラックを生成するので、1トラック当り約1450ビット(約182Symbol) のサブコードデータを記録すればよい。このサブコードデータはビデオデータと同様にスイッチ58b を介して、訂正符号を生成する誤り訂正符号回路62に入力し、図20のNTSC信号の符号構成に示す仕様に符号化する。RS符号を用い、符号語は情報量が少ないので同期信号によって区分される記録トラック方向のデータを符号化したC1符号のみとする。C1符号の訂正能力はビデオデータと同様の距離17の符号であり、1SB内で最大8Symbolまでの誤りが訂正できる。尚、C2符号を用いない代わりに同一内容のSBを4SB設ける4重書きとし、誤りが無いSBまたはC1訂正により全ての誤りが訂正されたSBの情報のみを選択して用いるよう構成している。尚、この様な構成は高速検索時、クロストラックにより不連続な信号しか再生出来ない場合があり、サブコードフォーマットとして必須である。
 以上に本実施の形態のビデオ信号記録再生装置で記録する3種類の情報に対する誤り訂正符号の符号化手段と条件とについて述べてきた。尚、初期の記録では3種類の情報を時分割多重にてエリア分割し、一度に記録するが、ディジタル記録には信号の重ね書きにより一部の情報のみ書き換えるアフターレコーディングが特徴の一つであり、達成出来るフォーマットでなければならない。従って磁気テープ68に記録する記録フォーマットにおいて、3種類の各情報ブロック群は各々IBG(Inter Block Gap) を挟んで構成する必要があり、図20に示す1SB長のIBG1とIBG2とを各々ビデオデータとオーディオデータとの間、及びオーディオデータとサブコードデータとの間に設けている。更に、回転ヘッド式の磁気記録再生装置では、回転ドラムに巻き付けたテープがヘッドに当たる位置の誤差を補償するためのマージンエリア、また、再生時に必要な再生データに同期したPLLクロックをビデオデータを再生する前に安定化させるためのプリアンブルエリア、更にはアフターレコーディングにより信号の一部書換えを行った際の消し残りを無くすためのポストアンブルエリアが必要であり、ビデオデータの前に1SB、サブコードデータの後に1SBをそれぞれ設けている。
以上、NTSCビデオ信号を記録する場合のトラック上の符号構成をまとめると図20のNTSC信号の符号構成に示す通りとなり、1トラックの記録データ数は205 ×96の19860Symbol(157440ビット)となる。よって、磁気テープ68上の記録密度は(記録ビット数/単位トラック長(1インチ))より求められ、157440/(4.92/2.54)=81.28kbpi となる。   
 尚、上記データの内ビデオデータ(205×78Symbol) を除いた205 ×18=3690SymbolはHD信号を記録する際にも共通のデータあり、各々のビデオ信号記録に対して同一フォーマットが適用可能である。よって、本実施の形態においてもビデオデータ以外の符号化は全て共通とし、回路規模の削減を図っている。
以下にHDビデオ信号データを記録する場合の手段について説明する。圧縮回路56で約45Mbpsまで圧縮したビデオ信号をメモリ回路59に一旦蓄え、NTSCビデオデータと同様に1本のトラック記録する量毎に区分し、時間軸圧縮する。本実施の形態では1秒間に約240 本のトラックを生成するので、1トラック当り約0.19Mビット(約23.5kSymbol)のビデオデータを記録すればよい。この区分したデータをスイッチ58b を介して、誤り訂正符号を生成する誤り訂正符号回路64に入力し、図20のHD信号の符号構成に示す仕様に符号化する。誤り訂正符号はNTSCビデオ系の誤り訂正符号回路62との共用化を図り、且つ、ビデオデータ以外の符号構成もNTSCと同一とするために2重RS符号であり、C1符号はNTSC同一とし、情報量が増加した分はSB数を増加させ、その増加分にあわせてC2符号の距離を大きくしている。
 具体的には図20のHD信号の符号構成に示す様になり、1トラック分 (約23.5kSymbol)のビデオデータを184Symbol のSBにブロック化して記録するので、ビデオデータ部は128 SBとなる。C2符号はこの128 SBに対して縦方向に符号化し、14Symbol付加している。従って、符号化率は(184×128)/(205 ×142)で与えられ0.81となり、ビデオデータに関連するデータは29110Symbol(232.88kビット)となる。尚、この符号化率はNTSCデータの符号化率と同一である。
また訂正能力の内、C1符号は当然NTSC同一であり、1SB内で最大8Symbolまでの誤りが訂正できる。又、誤り位置だけなら最大16Symbolまでの検出が可能であり、この検出信号を用いて、C2符号により縦方向の誤りが最大14Symbolまで訂正可能である。つまり、符号語を大きくする事により同一の符号化効率で、NTSCデータより高い訂正能力が得られるよう符号化している。以上、HD信号の誤り訂正符号化手段と条件について説明した。
 次に記録トラック上の符号構成をまとめると図20のHD信号の符号構成に示す通りとなる。ビデオデータ部のみをNTSC系のビデオデータと入れ換えた構成であり、1トラックの記録データ数は205 ×160 の32800Symbol(262400ビット) となる。もって、磁気テープ18上の記録密度は135.5kbpi となる。尚、この記録密度はNTSC信号を記録する記録密度の (1/0.6)倍となる。
次に、記録密度が異なる2種類のビデオ信号記録において、最短記録波長を同一とするための記録符号化手段と条件について説明する。
 まず、最短記録波長を設定するに当たり、磁気記録再生系の性能を見定めなければならない。最近ではメタル蒸着のような薄膜媒体が導入され、最短記録波長が0.5 μmの短波長でも安定した性能が確保出来るようになっており、アナログ記録ではあるが既に実用化されているHi−8の8mmVTRの最短記録波長は0.5 μm以下である。よって、本実施の形態の装置でも最短記録波長が0.5 μm程度になるように記録条件を設定している。
以上の結果、NTSC信号を記録する際は、誤り訂正符号回路62から出力される81.28Mbpi の情報を最短記録波長が0.5 μm程度になるよう記録符号化する。つまり、データビット長が0.3125μm(最短記録波長で0.625 μm)の情報を最短記録波長が0.5 μm程度になるよう符号化するものであり、DRが0.8 であればよい。よって、本実施の形態の装置では、記録符号化8−10変換器63により、8ビットの情報を、ゼロランレングスが最小零となる10ビットのNRZI系の符号に情報変換し、更にNRZI変調後に記録信号として得られる。
一方、HD信号を記録する際は、誤り訂正符号回路64から出力される135.5Mbpi の情報を最短記録波長が0.5 μm程度になるよう記録符号化する。つまり、データビット長が0.18745 μm(最短記録波長で0.375 μm)の情報を最短記録波長が0.5 μm程度になるよう符号化するものであり、DRが1.3 であればよい。よって、本実施の形態の装置では、記録符号化8−12変換器65により、8ビットの情報を、ゼロランレングスが最小1となる12ビットのNRZI系の符号に情報変換し、更にNRZI変調後に記録信号として得られる。
以上のように得られた記録信号は、スイッチ58c により選択的に記録アンプ66へ出力され、回転ドラム67に取り付けられているヘッドにて、磁気テープ68に最適記録電流で記録出来るよう増幅され、そして、図21に示す様な記録トラックパターンとして各々記録される。
 本実施の形態の装置を用いれば、複数のビデオ信号記録において記録トラック長を同一にすることが可能であり、もって、磁気テープ、及び、カセットの共用化も可能である。尚、情報が多いHD信号を記録する際、高密度記録化により符号誤り率が高く信頼性が問題になりそうな場合は、情報が少ないNTSC信号を記録する場合より、単に記録トラック幅を広くして記録するのみで符号誤り率の改善が図れる。上記操作はVHS規格VTRにおいて標準記録と長時間記録モードとで多少画質が変わるものの、システムの互換はとれていると言える。
現行ビデオ信号を記録する場合のテープフォーマット図である。 HDビデオ信号を記録する場合のテープフォーマット図である。 HDビデオ信号を記録する場合の他のテープフォーマット図である。 HDビデオ信号を記録する場合の更に他のテープフォーマット図である。 現行ビデオ信号を記録する場合の他のテープフォーマット図である。 HDビデオ信号を記録する場合の更に他のテープフォーマット図である。 現行ビデオ信号を記録する場合の誤り訂正符号の構成図である。 HDビデオ信号を記録する場合の誤り訂正符号の構成図である。 HDビデオ信号を記録する場合の他の誤り訂正符号の構成図である。 本発明のディジタルVTRの構成を示すブロック図である。 本発明の他のディジタルVTRの記録系の構成を示すブロック図である。 本発明の他のディジタルVTRの再生系の構成を示すブロック図である。 図11, 図12に示すディジタルVTRで使用される現行TV用, HDTV用の誤り訂正符号の構成図である。 図11, 図12に示すディジタルVTRで使用される誤り訂正符号の誤り率の変化を示すグラフである。 図11, 図12に示すディジタルVTRで使用される他の誤り訂正符号の誤り率の変化を示すグラフである。 本発明の更に他のディジタルVTRの記録系の構成を示すブロック図である。 本発明の更に他のディジタルVTRの再生系の構成を示すブロック図である。 図16, 図17に示すディジタルVTRで使用される誤り訂正符号の構成図である。 本発明の更に他のディジタルVTRの記録系の構成を示すブロック図である。 図19に示すディジタルVTRにおける誤り訂正符号の構成図である。 図19に示すディジタルVTRにおけるテープフォーマット図である。 従来のD−2方式ディジタルVTRの構成を示すブロック図である。 従来のD−2方式ディジタルVTRにおけるテープフォーマット図である。 従来のディジタルVTRの記録系の構成を示すブロック図である。 従来のディジタルVTRの再生系の構成を示すブロック図である。 従来のディジタルVTRで使用されている誤り訂正符号の構成図である。
符号の説明
 19 現行TV用誤り訂正符号回路
23 HDTV用誤り訂正符号回路
35a, 35b フォーマット回路
 37 誤り訂正符号回路
38a, 38b フォーマット回路
53, 56 圧縮回路
 56 圧縮回路II
 57 システムコントローラ
 59 メモリ回路
62 誤り訂正符号回路
 63 記録符号化8−10変換器
 64 誤り訂正符号回路
 65 記録符号化8−12変換器
205 現行ディジタル記録信号処理部
 207 ディジタル変調処理部
 208, 209 記録アンプ
 210, 211 記録再生切り換えスイッチ
 212, 213 ヘッド切り換えスイッチ
 214, 215, 216, 217 記録再生ヘッド
 218, 219 再生アンプ
 220  ディジタル復調処理部
221 現行ディジタル再生信号処理部
233 HDディジタル記録信号処理部
235 HDディジタル再生信号処理部

Claims (4)

  1. 入力されるビデオ信号及び音声信号を符号化する手段と、符号化したビデオ信号及び音声信号に、誤りを訂正または検出するための誤り訂正符号を付加する手段と、前記ビデオ信号及び音声信号を含みかつ前記符号化が完結する単位を、記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録する手段と、HDビデオ信号及び/または前記入力されるビデオ信号の内容を示すインデックス信号を記録する手段と、前記入力されるビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を記録する手段とを備える情報記録装置であって、
     前記記録単位は、一定の情報長を有し、前記誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含むように構成されており、前記入力されるビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比が変更されて記録されることを特徴とする情報記録装置。
  2. 入力されるビデオ信号及び音声信号を符号化する工程と、符号化したビデオ信号及び音声信号に、誤りを訂正または検出するための誤り訂正符号を付加する工程と、前記ビデオ信号及び音声信号を含みかつ前記符号化が完結する単位を、記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録する工程と、HDビデオ信号及び/または前記入力されるビデオ信号の内容を示すインデックス信号を記録する工程と、前記入力されるビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を記録する工程とを有する情報記録方法であって、
     前記記録単位は、一定の情報長を有し、前記誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含むように構成されており、前記入力されるビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比を変更して記録することを特徴とする情報記録方法。
  3. 一定の情報長を有し、誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含む複数の記録単位から構成される記録媒体であって、ビデオ信号及び音声信号を含みかつ符号化が完結する単位が、前記記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録され、HDビデオ信号及び/または前記ビデオ信号の内容を示すインデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報が記録され、前記ビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比が変更されて記録された記録媒体を再生する情報再生装置であって、
     前記インデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を取得する手段と、前記インデックス信号に基づいてビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かを判断する手段と、前記NTSCビデオ信号かHDビデオ信号かの判断に応じて、前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正復号化処理を行い、符号化されたビデオ信号及び音声信号を復号化する手段と、前記時間情報に基づいて復号化したビデオ信号と音声信号とを再生する手段とを備えることを特徴とする情報再生装置。
  4. 一定の情報長を有し、誤り訂正符号、ID番号及び同期信号を含む複数の記録単位から構成される記録媒体であって、ビデオ信号及び音声信号を含みかつ符号化が完結する単位が、前記記録媒体上の整数個の記録単位に分割して記録され、HDビデオ信号及び/または前記ビデオ信号の内容を示すインデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報が記録され、前記ビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かによって、前記符号化が完結する単位における、前記ビデオ信号と前記音声信号との比が変更されて記録された記録媒体を再生する情報再生方法であって、
     前記インデックス信号、並びに、前記ビデオ信号及び音声信号に関する時間情報を取得する工程と、前記インデックス信号に基づいてビデオ信号がNTSCビデオ信号かHDビデオ信号かを判断する工程と、前記NTSCビデオ信号かHDビデオ信号かの判断に応じて、前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正復号化処理を行い、符号化されたビデオ信号及び音声信号を復号化する工程と、前記時間情報に基づいて復号化したビデオ信号と音声信号とを再生する工程とを有することを特徴とする情報再生方法。
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