JP2004112780A - 無線送受信機、QoS制御装置および送信データのQoS制御方法 - Google Patents

無線送受信機、QoS制御装置および送信データのQoS制御方法 Download PDF

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Abstract

 【課題】 無線区間への情報伝送速度が可変となる適応変調方式の無線送受信機において、QoS制御によるデータ送信の遅延時間を短縮し、データスループットを向上する。
 【解決手段】 送信データをQoS順に出力するQoS制御部11を有する無線送受信機において、無線区間の情報伝送速度に応じてQoS制御モードを切替え、無線区間の情報伝送速度が閾値以上の時は、送信データのQoS制御を省略し、データ入力順に送信データを変調部に供給する。
【選択図】 図1

Description

 本発明は無線送受信機に関し、更に詳しくは、無線送受信機における送信データのQoS制御方法およびQoS制御装置に関する。
 近年、インターネットや低コストなIP通信網の普及に伴って、ネットワークのIP化が進んでいる。IPネットワークにおいては、データはIPプロトコルに従って送信元から宛先に届けられる。IPは、OSI参照モデルにおけるネットワーク層(第3層)のプロトコルであり、その上位プロトコルとして、トランスポート層(第4)にTCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)がある。TCPやUDPは、IPとアプリケーションプログラムとを仲介をする役目を担っている。IPの下位プロトコルとしては、データリンク層(第2層)、物理層(第1層)のプロトコルがあり、例えば、IEEE802.3で規定されたイーサネット(登録商標名)や、IEEE802.11で規定されている無線LANがある。
 無線LAN技術は、加入者網を無線により実現する無線アクセスにも適用されており、IPネットワークでは、無線系と有線系に跨り様々なアプリケーション(例えば、WEBアクセス、IP電話、テレビ会議など)が実行可能となっている。アプリケーションには、動画配信やIP電話のようにリアルタイム性が要求されるアプリケーションと、例えば、ファイルデータのダウンロードのようにリアルタイム性が要求されないアプリケーションとがある。
 また、IPネットワークでは、音声や動画のようにタイムクリティカルなデータを宛先装置に一定時間内に届けるため、ネットワーク内で送信データをトラフィックタイプ毎にクラス分けし、各ノード装置でトラフィックのQoS(Quality of Service)を考慮してデータ転送する優先(QoS)制御が適用されている。IPネットワークにおけるQoS制御技術としては、例えば、ネットワーク層レベルにおけるMPLSやDiffServ、データリンク層レベルにおけるIEEE802.1Dが知られている。
 MPLSに関しては、例えば、E.Rosen 等による「Multiple Protocol Label Switching Architecture」、RFC3031、Junuary 2001、P8−11(非特許文献1)に記載されている。また、DiffServに関しては、例えば、S.Blake等による「An Architecture for Differentiated Service」、RFC2475、December 1998、p10−18(非特許文献2)に記載されている。
 IEEE802.1Dは、有線LANにおけるQoS制御技術であり、例えば、イーサネットフレームのヘッダ部に優先度表示ラベルを付加しておき、各ブリッジ装置が、上記優先度に従って転送フレームをキューイングすることよりQoS制御を実現する。IEEE802.1Dでは、例えば、図13の優先度区分に示すように、トラフィックを「Network Control」、「Voice」、「Video」、「Controlled Load」、「Excellent Effort」、「Best Effort」、「Background」の7つのタイプ311に分け、トラフィック毎の優先度312を規定している。
 Network Controlは、ネットワーク環境を維持するために必要なトラフィックであり、最も高い優先度「7」で取り扱われている。遅延時間やジッタに制限があるVoiceとVideoは、Network Controlの次に高い優先度「6」、「5」で扱われる。以下、Controlled Load、Excellent Effort、Best Effort、Backgroundの順に優先度が設定され、メールやWEBアクセス等の通常のLANトラフィックはBest Effortに対応付けられている。
 一方、無線通信では、無線区間の状況が良ければ高速度で通信し、無線環境が劣化した場合は、低速度で通信する適応変調方式が提案されている。これらの技術については、例えば、Toyoki Ue等による「Symbol Rate and Modulation Level-Controlled Adaptive Modulation/TDMA/TDD System for High-Bit-Rate Wireless Data Transmission」、IEEE Transaction on Vehicular Technology、Vol. 47、November 1998(非特許文献3)、特開平10−93650号公報(特許文献1)、特開2002−290246号公報(特許文献2)、特開2002−199033号公報(特許文献3)に開示されている。
 無線区間通信に適応変調方式を採用した通信システムでは、無線区間の状況に応じて情報伝送速度が変動する。従って、無線区間の情報伝送状態が変化しても必要なネットワーク環境が維持できるようなQoS制御技術が必要になってくる。
特開平10−93650号公報
特開2002−290246号公報 特開2002−199033号公報 「Multiple Protocol Label Switching Architecture」、RFC3031、Junuary 2001、P8−11 「An Architecture for Differentiated Service」、RFC2475、December 1998、p10−18 「Symbol Rate and Modulation Level-Controlled Adaptive Modulation/TDMA/TDD System for High-Bit-Rate Wireless Data Transmission」、IEEE Transaction on Vehicular Technology、Vol. 47、November 1998
 無線区間に適応変調方式を採用した無線通信システムに、上述した有線LANに使用される従来のQoS制御を適用した場合、送信側無線機で、送信データまたはヘッダに付加されたラベル情報を読取り、各送信データを上記ラベル情報に従ってクラス分けする処理が発生する。この場合、送信データのクラス分け処理に時間を要するため、データ送信の遅延時間が増大し、スループットが低下するという問題がある。
 無線区間の情報伝送速度が送信側無線機に供給される送信データの伝送速度よりも大きければ、無線機内では、原則として送信データに待ち時間が発生しない。しかしながら、従来のQoS制御は、出力回線上への送信待ち時間の発生を前提として、全ての送信データについてクラス分けを実行する構成となっているため、QoS制御部に高速の処理回路が必要となり、装置コストが高くなるという問題がある。
 本発明の目的は、QoS制御によるデータ送信の遅延時間を短縮し、データスループットを向上できる無線送受信機用のQoS制御方法および制御装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、QoS制御によるデータ送信の遅延時間を短縮し、データスループットを向上できる無線送受信機を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、QoS制御を採用してデータ送信の遅延時間を短縮し、データスループットを向上した適応変調方式の無線送受信機を提供することにある。
 上記目的を達成するために、本発明による無線送受信機用のQoS制御装置は、QoSを考慮した順序で送信データを無線送受信機の変調部に供給するQoS制御部と、無線区間の情報伝送状態に応じて送信データのQoS制御の要否を判定する上記QoS制御部に接続された判定部とを有し、上記QoS制御部による送信データのQoS制御が無線区間での情報伝送状態に応じて選択的に実行されるようにしたことを特徴とする。
 本発明の特徴の1つは、QoS制御部が、送信データを入力順に出力する第1動作モードと、送信データをQoSを考慮した順序で出力する第2動作モードと有し、無線区間での情報伝送状態に応じて上記第1、第2動作モードの切替えを可能にしたことにある。
本発明の他の特徴は、QoS制御部が、無線区間の情報伝送速度を所定の閾値と比較する比較部を有し、無線区間の情報伝送速度が所定の閾値より低い場合、QoS動作モードを上記第2動作モードに切替え、無線区間の情報伝送速度が所定の閾値以上となった時、上記第1動作モードに切替えるようにしたことにある。
 本発明の更に他の特徴は、上記QoS制御部が複数のQoS制御モードを有し、無線区間の情報伝送速度に応じて、送信データに適用すべきQoS制御モードを切替えることにある。
本発明の更に他の特徴は、上記QoS制御部が、無線区間の情報伝送速度の範囲と送信データに適用すべきQoS制御モードとの関係を定義したQoS制御モードテーブルを備え、該QoS制御モードテーブルを参照して、送信データに適用すべきQoS制御モードを無線区間の情報伝送速度に応じて決定することにある。
 本発明の更に他の特徴は、上記QoS制御部が、上記QoS制御モードテーブルで定義された特定のQoS制御モードと対応して用意された優先度判定テーブル(クラス分けテーブル)を備え、該クラス分けテーブルは、各送信データに含まれる特定のヘッダ情報の値と対応して送信データのクラスを定義しており、上記QoS制御部が、上記クラス分けテーブルを参照して、上記特定のQoS制御モードにおける送信データのクラスを決定するようにしたことにある。
 本発明の1実施例によれば、無線区間の情報伝送速度が所定閾値以上の時は、送信データに対するQoS制御処理が省略されるため、QoS制御部における伝送遅延を最小化したデータ送信が可能となり、データスループットを改善できる。また、高速度を要するQoS制御処理を省略したことによって、無線送信機を比較的安価なハードウェア構成とすることが可能となる。
 本発明の1実施例によれば、送信データに対するQoS制御は、無線区間の情報伝送速度が所定閾値より低下した時に実行される。この場合、無線送信回路への送信データの供給には時間的な余裕が生まれるため、QoS制御処理による伝送遅延がスループットに与える影響は少ない。また、上記時間的な余裕は、無線区間の情報伝送速度が低下するに従って大きくなるため、QoS制御部に複数のQoS制御モードを持たせ、伝送速度が低下するに従って複雑なQoS制御を適用するように、無線区間の情報伝送状態に応じてQoS制御モードを切替えたQoS制御も可能となる。
 本発明によれば、無線区間での情報伝送状態に応じてQoS制御の要否を判定し、QoS制御を選択的に実行するようにしているため、QoS制御を常時実行する従来方式に比較して、送信データの伝送遅延時間を短縮し、スループットを向上できる。また、QoS制御モードテーブルを使用し、無線区間での情報伝送状態に応じて適用すべきQoS制御モードを変更する方式を採用すれば、無線環境に柔軟に対応したデータ伝送が可能となる。
 以下、本発明の1実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による無線送受信機の1実施例を示すブロック構成図である。
無線送受信機は、データ入出力部10と、本発明の主要部となるQoS制御部11と、該QoS制御部11からQoS制御された送信データを受け取るアクセス制御部12と、変復調部13、RF部14、アンテナ部15と、内部バス16および制御部20から構成される。上記変復調部13には、無線区間の状況によってデータ送信速度を可変にする適応変調方式のものが採用される。
 QoS制御部11は、データ入出力部10から供給される送信データに対して、変復調部13から信号線L13を介して入力される無線区間の情報伝送速度に応じた選択的なQoS制御を実行し、信号線L11を介して送信データをアクセス制御部12に出力する。上記送信データは、アクセス制御部12から変復調部13に出力され、変復調部13で変調された後、RF部14で無線周波数に変換され、アンテナ部15から無線区間に送信される。
 一方、アンテナ部15から受信された無線信号は、RF部14で周波数変換された後、変復調部13で復調され、受信データとしてアクセス制御部12に入力される。上記受信データは、アクセス制御部12から内部バス16を介してデータ入出力部10に転送され、受信情報として出力される。
 制御部20は、上記無線送受信機の全体を制御する。ここでは、制御部20と、QoS制御部11、アクセス制御部12をそれぞれ個別の要素として示したが、QoS制御部11とアクセス制御部12を一体化し、各制御部の機能を1つのプロセッサ上で実行されるソフトウェアによって実現しても良いし、制御部(プロセッサ)20上で実行されるソフトウェアによって実現してもよい。
 アクセス制御部12は、例えば、IEEE Standard 802.11aの§17.3.2 PLCP Frame Formatで規定されたフォーマットの送信データを生成するように構成すればよい。PLCPフレームフォーマットでは、例えば、図15に示すように、シグナルフィールドに設定されるレート(Rate)ビットによって、データフィールドの伝送速度(変調方式)を規定している。尚、シグナルフィールドは固定レートで送信される。
 図2は、QoS制御部11の詳細図を示す。
QoS制御部11は、データ入出力部10から供給される送信データを一時的に保持するためのバッファメモリ111と、優先度決定処理部(クラス分け処理部)110と、クラス別の送信キュー112−0〜112−nが形成された送信バッファメモリ112と、上記送信バッファメモリ112から予めQoSを考慮して設定された順序で送信データを読み出し、信号線L11を介してアクセス制御部12に出力する読出し制御部113と、クラス分け処理部110と読出し制御部113が参照するQoS制御情報テーブル用のメモリ30とからなっている。
 図3は、クラス分け処理部110の動作(クラス分け処理1110)を示すフローチャートである。
クラス分け処理部110は、バッファメモリ111に送信データが到着したか否かを判定(ステップ1111)しており、送信データが到着すると、変復調部13から信号線L13を介して入力される無線区間の情報伝送速度xをチェックする(1112)。無線区間情報伝送速度xが所定の閾値A以上の場合は、QoS制御処理を省略し、送信データをデフォルトの送信キュー112−0に格納(キューイング)する(1115)。ここで、閾値Aは、例えば、データ入出力部10にから入力される送信データの最大伝送レートを示し、伝送速度x≧閾値Aは、送信バッファ112内の送信データに輻輳(待ち時間)が発生しない状態を意味している。
 本発明では、無線区間情報伝送速度xが閾値Aよりも小さい場合、すなわち、送信データに輻輳が発生する場合にのみ、QoS制御を実行する。この場合、クラス分け処理部110は、QoS制御情報テーブルメモリ30を参照して送信データのクラスpを決定し(1113)、送信データをクラスpと対応する送信キュー112−pに格納する(1114)。1つの送信データを送信キュー112−0または112−pに格納すると、ステップ1111に戻り、次の送信データについて同様の動作を繰り返す。
 尚、本実施例では、相手局とは独立してQoS制御を実行している。この場合、無線区間の情報伝送速度Xは、例えば、図1では省略された伝播路推定手段(図16に示す伝播路推定部11−1)で選択した変調方式から導出される。変調方式が推定されると、後述する図19に示す受信レベル−変調方式対応テーブルから、情報伝送速度Xを求めることができる。但し、QoS制御は、相手局に従って行なうようにしてもよい。この場合、例えば、受信データに含まれる情報伝送速度Xから、自局で採用すべき情報伝送速度と変調方式を決定すればよい。
 図4は、読出し制御部113の動作(読出し制御処理1130)を示すフローチャートである。
読出し制御部113は、アクセス制御部12から信号線L12に出力されるイネーブル信号の状態から、データの送信が可能か否かを判定し(ステップ1131)、データ送信が可能な状態であれば、送信バッファメモリ112の高優先度の送信キューから順に送信データを読出し、信号線L11を介してアクセス制御部12に出力する(1132)。
 送信データをクラス毎に保証された帯域で読み出す方式として、例えば、トークンバケット(Token Bucket)方式が知られている。この方式は、送信キュー毎に帯域に応じたトークンを与え、トークンの存在期間中にデータの送信を可能とするものである。トークンは、一定時間毎に保証帯域に応じて補給され、データの送信量に応じて消費される。読出し制御部113は、QoS制御情報テーブルメモリ30のクラス別帯域割当てメモリ領域を一定時間毎に参照し、上述したトークンの補給と、データ読出しに伴うトークン消費のための処理を行う。
 本発明において、図3のステップ1113で実行するクラス分け処理は、例えば、前述したIEEE802.1Dで規定された方法に従って行うことができる。クラス分け処理部110は、送信データまたはそのヘッダ部に含まれる優先度表示ラベルを読取り、各送信データの優先度pを決定し、優先度に対応したクラスの送信キュー112−pに送信データをキューイングする。但し、この方法は、全ての送信データに優先度表示ラベルが付加されていることが前提となるため、もし送信データに優先度表示ラベルが付加されていなければ、QoS制御を実行することができない。
 そこで、本発明の1実施例では、送信データのヘッダ部から抽出される特定のヘッダ情報の値と対応してクラスを定義したクラス分けテーブルを利用して、送信データに優先度表示ラベルが付加されていない場合でも各送信データのクラスを決定できるようにする。以下、ヘッダ情報として含まれるポート番号からクラスを決定する実施例について説明する。
 図5は、本発明の無線送受信機が適用される通信の1例として、無線クライアント20Bが、Webブラウザを利用してサーバ20A上のWebページを参照する場合を示す。
無線クライアント端末20Bには、例えば、IPアドレス「172.20.100.34」が割当てられ、IPプロトコル22Bの上位に、トランスポート層23BとしてTCPとUDP、アプリケーション層24Bとして、TCPの上位にWebブラウザとTelnet、UDPの上位にSNMP(Simple Network Management Protocol)を装備している。ここで、TCPとUDPは、それぞれプロトコル番号「6」、「17」で識別され、TelnetとSNMPは、ポート番号が「23」か「161」かで識別される。また、Webブラウザは、クライアント側で任意に与えたポート番号、ここでは「2001」で特定される。
 一方、サーバ20Aは、この例では、IPアドレス「172.20.100.32」を有し、IPプロトコル22Aの上位に、トランスポート層23AとしてTCPとUDPを装備し、アプリケーション層24Aとして、TCPの上位にHTTPとTelnet、UDPの上位にSNMPを装備している。HTTPは、ポート番号「80」で識別される。
 Webページを参照する場合、クライアント20BのWebブラウザは、サーバ20AのHTTPと通信する。この時、クライアント20Bからサーバ20Aに送信されるIPパケット400は、例えば、図6に示すヘッダ内容となっている。
上記IPパケット400は、データ部40と、TCPヘッダ41と、IPヘッダ43とからなる。TCPヘッダ41は、Webブラウザを示す送信元ポート番号411と、HTTPを示す宛先ポート番号412を含む。また、IPヘッダ43は、クライアント20Bを示す送信元IPアドレス431と、サーバ20Aを示す宛先IPアドレス432と、IPヘッダに続くトランスポート層ヘッダ41の適用プロトコルがTCPであることを示すプロトコル番号433を含んでいる。
 図7にIPヘッダ43の詳細フォーマット、図8にTCPヘッダ41の詳細フォーマットを示す。
TCPヘッダ41は、上述した送信元ポート番号411、宛先ポート番号412の他に、シーケンス番号、その他の多項目のヘッダ情報を含む。IPヘッダのプロトコル番号433が「17」の場合は、TCPヘッダに代えて、図9に示すUDPヘッダ42が採用される。UDPヘッダ42も、アプリケーションを識別するための送信元ポート番号421と宛先ポート番号422を含み、TCPヘッダよりも簡単なヘッダフォーマットとなっている。
 本実施例では、送信パケットのTCP(またはUDP)ヘッダから抽出されるポート番号をクラスと対応付けるために、QoS制御情報テーブルメモリ30に、例えば、図10に示すポート番号対応のクラス分けテーブル32を用意する。クラス分けテーブル32では、TCPヘッダやUDPヘッダに適用され得るポート番号321の値と対応してクラス322の値が定義されている。
 クラス分け処理部110は、クラス決定ステップ1113において、送信データ(送信パケット)のIPヘッダからプロトコル番号433を抽出し、該プロトコル番号から適用プロトコルを判定し、適用プロトコルに応じてトランスポート層ヘッダの構造を認識して、送信元ポート番号411(または421)の値を読み出す。次に、図10に示したポート番号対応のクラス分けテーブル32から、ポート番号321が上記送信データの送信元ポート番号の値に一致するエントリを検索し、該エントリが示すクラス322の値pと対応する送信キュー112−pに送信データをキューイングする(1114)。送信元ポート番号411(または421)の値がクラス分けテーブル32に未登録の場合は、送信データをデフォルトの送信キューにキューイングする。読出し制御部113は、例えば、図14に示すクラス別帯域割当てテーブル35に従って、クラス別のキューからデータを読出すことにより、所定のQoSを実現する。
 上記実施例によれば、変復調部13におけるデータの送信速度が所定閾値以上の状態、すなわち、送信バッファ112で輻輳が発生しない状態では、QoS制御処理を省略した迅速なデータ送信を行い、データの送信速度が所定閾値より下がった場合、ポート番号(送信元アプリケーションの種類)に対応したQoS制御で送信データを選択的に送出制御することによって、無線区間での情報伝送速度変動に適合したデータ送信が可能となる。
 無線通信システムでは、無線区間の情報伝送速度が低下しても、例えば、IEEE802.1Dで規定するNetwork Controlのような必要最低限のネットワーク制御や、予め指定された特定端末間(特定コネクション)の通信については、通信品質を確保したい場合がある。このような場合、本発明では、以下に述べるように、QoS制御情報テーブルメモリ30に複数種類のテーブルを用意することによって、多様なQoS制御を可能とする。
 図11は、無線区間における情報伝送速度に応じて、実行すべきQoS制御モードを切替えるために参照されるQoS制御モードテーブル33を示す。
QoS制御モードテーブル33は、QoS制御モード331と、無線区間の情報伝送速度に応じて適用すべきQoS制御モードを指定するためのイネーブルビットフラグ欄332とからなる。この例では、イネーブルビットフラグ欄332は、無線区間の情報伝送速度xの範囲を「x<下限閾値B」、「下限閾値B≦x<上限閾値A」、「上限閾値A≦x」の3つに区分し、それぞれの速度範囲でイネーブルビットのフラグにより適用可能なQoS制御モードを指定している。
 QoS制御モード「802.1D」は、IEEE802.1Dの優先度表示ラベルに従ってクラスを決定する。QoS制御モード「ポート番号」は、図10に示したクラス分けテーブル32によってクラスを決定する。また、QoS制御モード「制御ポリシーA」は、例えば、図12に示すように、MACアドレス341の値と対応してクラス342を指定したMACアドレス対応のクラス分けテーブル34を利用してクラスを決定する。
 ここに例示したQoS制御モードテーブル33は、「上限閾値A≦x」の場合、全てのQoS制御モードでイネーブルビットがディスエーブル状態(“0”)に設定されている。従って、無線区間の情報伝送速度xが上限閾値A以上の時は、QoS制御は省略され、全ての送信データがデフォルトの送信キューにキューイングされる。
 無線区間の情報伝送速度xが上限閾値Aより低く、下限閾値B以上の場合は、QoS制御モード「802.1D」とQoS制御モード「ポート番号」が適用される。従って、802.1Dのラベル情報が付加された送信データについては、ラベル情報を判定してクラスを決定し、802.1Dのラベル情報を持たない送信データについては、クラス分けテーブル32からクラスを決定する形式でQoS制御が実行される。
 この例では、無線区間の情報伝送速度が下限閾値Bよりも低い場合、QoS制御モード「802.1D」とQoS制御モード「制御ポリシーA」が適用される。従って、802.1Dのラベル情報が付加された送信データについては、ラベル情報を判定してクラスを決定し、802.1Dのラベル情報を持たない送信データについては、制御ポリシーAのクラス分けテーブル34からクラスを決定する形式でQoS制御が実行される。
 例えば、送信パケットをイーサネットフレーム形式で送信する場合、各送信データは、IPヘッダの前に、送信元と宛先のMACアドレスを含むイーサネット用のMACヘッダが付加されている。従って、クラス分け処理部110は、802.1Dのラベル情報を持たない送信データについては、上記MACヘッダを解析し、制御ポリシーAのクラス分けテーブル34から、アドレス341が送信データの送信元MACアドレスに一致するエントリを検索する。目的エントリが見つかった場合は、該エントリのクラス342が示す値pと対応する送信キュー112−pに送信データをキューイングし、目的エントリが見つからなかった場合は、デフォルトの送信キューに送信データをキューイングする。
 尚、クラスの決定には、実施例に示した送信元ポート番号や、MACアドレス以外のヘッダ情報、例えば、宛先ポート番号や、UDP、TCPなどのプロトコル種別を利用してもよい。また、MACアドレスとポート番号を指定することによって、特定と端末と特定のアプリケーションについて、クラス指定することも可能である。更に、例えば、送信元/宛先IPアドレスのように、MACアドレス以外のアドレスで端末を識別し、特定端末間通信用データの優先度を決定するようにしてもよい。上記何れの場合も、判定対象となるヘッダ項目とクラスとの対応関係を示すクラス分けテーブルと、クラス別帯域割当てテーブルとをメモリ30に用意し、適用すべきQoS制御モードと無線区間の情報伝送速度との関係をQoS制御モードテーブル33で指定しておけばよい。クラス別帯域割当てテーブル35は、対応するQoS制御モード割当て毎に設けてもよいし、無線区間の情報伝送速度毎に別のテーブルを使用してもよい。
 上述した各種のテーブル31〜35は、例えば、QoS制御情報テーブルメモリ30をNVRAM等の不揮発性メモリで構成した場合、無線送受信機の出荷時に予めメモリ30に書込んでおく。また、必要に応じて、例えば、保守用PC等の装置から含んだ制御メッセージを送信する形式で、該当無線送受信機に更新データを与え、制御部20に予め用意された保守用のソフトウェアによってメモリ30に更新データを書込む。
 上記メモリ30をRAM等の揮発性メモリで構成する場合は、例えば、マスタとなるテーブル内容を制御部20が備えるROMまたは不揮発性メモリに書込んでおき、無線送受信機の電源がオンとなった時に、上記マスタテーブルの内容をメモリ30に自動的に複写するようにすればよい。電源がオン状態となった時、無線送受信機が保守用のPCと自動的に交信し、制御部20が、上記保守用PCからダウンロードされたテーブル内容をメモリ30に書込むようにしてもよい。後者の方法によれば、適用すべきQoS制御モードやテーブル内容に変更が生じた場合でも、各無線送受信機の機能を速やか変更することが可能となる。
 次に、図16を参照して、本発明による無線送受信機の他の実施例について説明する。
本実施例は、上述したQoS制御を適応変調送信方式の無線送受信機に適用したことを特徴とする。適応変調送信方式の無線送受信機では、受信電力や、送信側が任意の変調方式で送信した誤り訂正符号付きの無線信号を復調する際に検出されるビットエラー率、その他の情報に基づいて、受信側で無線伝送路の状況を推定し、推定結果に応じて、例えば、64QAM(64-positions Quadrature Amplitude Modulation)、16QAM(16-positions Quadrature Amplitude Modulation)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、その他の変調方式の中から適切な変調方式を選択し、該変調方式に従って受信処理する。
 図16に示すように、本実施例の無線送受信機は、QoS制御部11−2、無線フレーム符号化部12−1、変調部13−1、送信RF部14−1、共用器14、アンテナ部15、受信RF部14−2、復調部13−2、無線フレーム復号部12−2、伝播路推定部11−1から構成されている。
 送信データは、QoS制御部11−2でQoS制御を受け、送信順序を変更して無線フレーム符号化部12−1に入力される。無線フレーム符号化部12−1は、送信データをフレーム単位に区切り、誤り訂正符号化処理を行った後、トレーニングビット、ガードビットを付加することによって、無線区間伝送フレームを生成する。上記無線区間伝送フレームは、変調部13−1に入力され、所定の変調方式で変調した後、送信RF部14−1で無線周波数に変換され、共用器14、アンテナ部15を介して無線空間に送出される。
 一方、アンテナ部15で受信された無線信号は、共用器14を介して受信RF部14−2に入力され、ベースバンド信号に変換される。上記ベースバンド信号は、復調部13−2に入力され、送信側の変調方式と対応した所定の復調方式で復調した後、無線フレーム復号部12−2に入力される。無線フレーム復号部12−2では、受信した復調データについて誤り訂正復号処理を行い、受信データとして出力する。伝播路推定部11−1は、復調部13−2の出力信号から、伝播路の状況を推定して最適な変調方式を選択し、無線フレーム符号化部12−1と変調部13−1に対して、適用すべき変調方式を指定する。
 図17は、本実施例の無線送受信機が適用されるFWA(Fixed Wireless Access)システムの構成例を示す。FWAシステムは、基地局と複数の端末局からなり、基地局と各端末局との間をP−P(Point-to-Point)形式で接続して局間のデータ通信を実現している。
 図18は、P−P接続された基地局と端間局との間の接続手順を示すシーケンス図である。
電源がオン状態になると、基地局は、同期用コードの送信と受信同期捕捉を開始する。一方、端末局は、受信同期捕捉を開始して、受信同期が確立した時点で同期用コードの送信を開始する。基地局は、端末局からの同期用コードを捕捉して受信同期が確立すると、所定のデータ伝送用フレーム形式でデータ送信を開始する。端末局は、上記基地局からのデータ伝送用フレームの受信処理を実行すると共に、所定のデータ伝送フレーム形式で自らのデータ送信を開始する。尚、同期フレームとデータ伝送用フレームは、基地局と端末局との間で予め決められた変調方式によって変調される。以上のように、FWAシステムでは、基地局と端末局との間で同期を確立した後、予め指定された変調方式でデータが送受信される。
 ここで、データ通信を開始した後、伝播路の状況に応じて変調方式を切替える適応変調の動作について説明する。伝播路の推定パラメータとしては、一般的に、受信レベル、等化誤差、ビット誤り率があり、伝播路状況の推定に関しては、例えば、特許文献1や非特許文献3に記載されている。本実施例では、伝播路推定部11−1が無線信号の受信レベルから伝播路の状況を推定する場合について説明する。
 伝播路推定部11−1は、復調部13−2から受信信号の受信レベル情報を定期的に受け取り、図19に示す受信レベル−変調方式対応テーブルを参照して、最適な変調方式を選択する。選択された変調方式は、上記テーブルが示す変調方式識別コードによって、QoS制御部11−2と、無線フレーム符号化部12−1と、変調部13−1に通知される。
 無線フレーム符号化部12−1は、上記伝播路推定部11−1から通知された変調方式識別コードを付加した形で、データ伝送用のフレームを生成する。変調部13−1は、フレーム毎に変調方式識別コードの更新の有無を判定し、変調方式識別コードが現在適用中の変調方式の識別コードとは異なった場合、次のフレームから変調方式を切替える。
 基地局からの受信フレームにも同様の変調方式識別コードが付加されている。無線フレーム復号部12−2は、誤り訂正復号後のデータフレームから変調方式識別コードを抽出し、復調部13−2に通知する。復調部13−2は、無線フレーム復号部12−2から通知された変調方式識別コードを記憶しておき、変調方式識別コードに変更があった時、次のフレームから復調方式を切替え、新たな復調方式で受信フレームの復調処理を行う。基地局側でも同様に、端末局からの受信フレームに付加された変調方式識別コードに変更があった時、次のフレームから復調方式を切替える。
 データ伝送用フレームのフォーマットの1例を図20の(A)に示す。データ伝送用フレームは、タイミング同期用のトレーニングビットTRNに続いて、図(B)に示すように、変調方式識別コード(MODTYPE)や保守情報が設定されるRCB(Radio Control Block)と、図(C)に示すように、データトラフィック(送信データ)が設定される複数のDTB(Data Transfer Block)と、フレーム間の区切りを示すガードビットGを含んでいる。
 無線フレーム符号化部12−1は、各伝送用フレームのRCBに用意されたMODTYPEフィールドを使用して、伝播路推定部11−1から通知された変調方式識別コードを相手局(この例では基地局)に知らせる。尚、RCBは、フレーム毎に毎回送信する必要はなく、例えば、数フレーム毎あるいは変調方式変更の都度、送信するようにしてもよい。この場合、RCBを省略したフレームでは、RCBの代わりにDTBを送信することができる。同期捕捉時の同期コードとしては、例えば、0をスクランブルしたビット列を使用してもよい。
伝播路推定部11−1では、受信レベルの変動による変調方式の頻繁な切替えを抑制するために、必要に応じて、所定期間における受信レベルの平均値から最適な変調方式を選択するようにしてもよい。また、無線フレーム復号部12−2における誤り訂正状態を伝播路の状況推定に反映させるようにしてもよい。
 本実施例では、基地局と端末局とがP−P接続された無線システムへの適用について説明したが、本発明は、基地局と端末局とがP−MP(Point to Multi Point)接続された無線システムに対しても適用可能である。
 本実施例において、無線基地局は、各端末局から見通しのきく位置に設置することが望ましいが、新たな基地局を配置する場合、既に運用中の既存の基地局への影響を極力回避するために、その設置位置については充分な事前に検討が必要となる。しがしながら、事前の検討で最適と判断された位置であっても、実際に配置してみると、影響を及ぼす新たな基地局が判明する場合がある。このような場合、例えば、基地局(または加入者局)として、予め現用系と予備系を用意しておき、ネットワークの管理センタからの制御命令によって系を切替えることにより、無線通信環境を適正化するようにすればよい。尚、現用系と予備系の無線送受信機を備えた無線システムについては、例えば、特開2002−94449号公報に開示されている。
 以上、本発明の実施例をTCP/IPプロトコルを適用したパケット送信を例にして説明したが、本発明の思想は実施例に示した特定の通信プロトコルに限定されるものではなく、他のプロトコルにも適用できる。また、実施例ではトークンバケット方式を採用したが、本発明では、データの読出し制御方式として、優先度の高いクラスのキューから順に送信データの読み出しが可能な他の制御方式を適用してもよい。
本発明による無線送受信機の1実施例を示すブロック図。 図1に示したQoS制御部11の詳細を示す図。 図2に示したクラス分け処理部110の動作を示すフローチャート。 図2に示した読出し制御部113の動作を示すフローチャート。 本発明の無線送受信機が適用される通信の1例を示す図。 図5のクライアント10Bとサーバ10Aとの間で交信されるIPパケットのヘッダ内容の1例を示す図。 IPヘッダ43の詳細フォーマットを示す図。 TCPヘッダ41の詳細フォーマットを示す図。 UDPヘッダ42の詳細フォーマットを示す図。 ポート番号対応のクラス分けテーブル32の1例を示す図。 QoS制御モードテーブル33の1例を示す図。 制御ポリシーAのクラス分けテーブル34の1例を示す図。 IEEE802.1Dにおける優先度区分を説明するための図。 クラス別帯域割当てテーブル35の1例を示す図。 IEEE802.11aのフレームフォーマットを示す図。 本発明のQoS制御を適用した適応変調方式の無線送受信機の1例を示すブロック図。 本発明のQoS制御が適用されるFWAシステムの構成図。 Point-to-Point接続の基地局−端末局間の接続手順の1例を示すシーケンス図。 図16の伝播路推定部11−1が参照する受信レベル−変調方式対応テーブルの1例を示す図。 データ伝送用フレームのフォーマットの1例を示す図。
符号の説明
 10:データ入出力部、11:QoS制御部11、12:アクセス制御部、13:変復調部、14:RF部、15:アンテナ部、16:内部バス、20:制御部、
30:QoS制御情報テーブル用メモリ、
31:IEEE802.1Dの優先度判定テーブル、
32:ポート番号対応のクラス分けテーブル、
33:QoS制御モードテーブル、
34:MACアドレス対応の優先度判定テーブル、
35:制御ポリシーAのクラス分けテーブル、110:クラス分け処理部、
111:バッファメモリ、112:送信バッファメモリ、
112−0〜112−n:クラス別送信キュー、113:読出し制御部。

Claims (3)

  1.  無線送受信機に使用されるQoS(Quality of Service)制御装置であって、QoSを考慮した順序で送信データを無線送受信機の変調部に供給するQoS制御部と、無線区間の情報伝送状態に応じて送信データのQoS制御の要否を判定する上記QoS制御部に接続された判定部とを有し、
     上記QoS制御部による送信データのQoS制御が無線区間での情報伝送状態に応じて選択的に実行されることを特徴とするQoS制御装置。
  2.  無線送受信機におけるQoS(Quality of Service)制御方法であって、
     無線区間の情報伝送状態に応じて送信データのQoS制御の要否を判定する第1のステップと、
     QoS制御が必要と判定された場合、QoSを考慮した順序で送信データを無線送受信機の変調部に供給する第2のステップと、
     QoS制御が不要と判定された場合、送信データを入力された順序で上記変調部に供給する第3のステップとからなることを特徴とするQoS制御方法。
  3.  アンテナに接続された受信部と適応変調型送信部とからなる無線送受信機であって、上記適応変調型送信部が、
     上記アンテナに接続された高周波部と、
     上記高周波部に接続された変調部と、
     上記変調部に接続され、送信データを無線区間の伝播路の状況に応じた変調方式のフォーマットに変換する無線フレーム符号化部と、
     上記無線フレーム符号化部にQoS(Quality of Service)を考慮した順序で送信データを供給するQoS制御部と、
     送信データを優先度順に出力するためのQoS制御部とを有することを特徴とする無線送受信機。
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