JP2004112522A - 遠隔制御方法と、その方法を利用可能な符号化装置、復号装置および遠隔制御システム - Google Patents

遠隔制御方法と、その方法を利用可能な符号化装置、復号装置および遠隔制御システム Download PDF

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国狭 亜輝臣
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Abstract

【課題】インターネットを利用したプレゼンテーションにおいて、発表者の操作によりプレゼンテーションを遠隔制御するのは難しい。
【解決手段】プレゼンテーション実行部16は、ドキュメント記憶部24に格納されたドキュメントを読み取り、スライド形式でプレゼンテーションを実行する。操作入力部14は発表者からプレゼンテーションを操作するコマンドの入力を受けつける。プレゼンテーション実行部16はこれらの操作コマンドをもとにプレゼンテーションを制御する。また制御ビット生成部18はこれらの操作コマンドの各々を識別するための制御ビットを生成する。音声入力部12は発表者の音声を入力する。透かし埋め込み部20は、音声入力部12が取得した音声データに、制御ビット生成部18が生成した操作コマンドを識別する制御ビットを電子透かしとして埋め込む。制御ビット付き音声データ21は、通信部22により復号装置30に配信される。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遠隔制御技術に関し、特にネットワークを利用したプレゼンテーションなどのソフトウエアの遠隔制御方法と、その方法を利用可能な符号化装置、復号装置および遠隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
会議や学会において携帯型のパーソナルコンピュータとプロジェクタを用いてプレゼンテーションが行われることが多い。パーソナルコンピュータにおいてプレゼンテーション資料をスライド形式で表示するソフトウエアを利用することができるため、グラフィックスやアニメーションなどを用いて、プレゼンテーションの効果を高めることができる。
【0003】
一方、テレビ会議システムを利用して遠隔地間で会議が行われることもある。テレビ会議システムでは、プレゼンテーション資料を表示するとともに、会議の出席者や発表者の映像を映し出すことができる。
【0004】
また、最近では、ブロードバンドネットワークの利用の広がりに伴い、インターネットの音声や映像のストリーム配信技術を利用して、会議の様子を中継することも盛んに行われるようになってきた。
【0005】
従来のテレビ会議システムには、発表者側端末から画面制御コマンドを送り、聴衆側端末に表示されるプレゼンテーション資料などを遠隔操作することのできるものがある(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−184346号公報 (全文、第1−13図)
【特許文献2】
特開2000−341659号公報 (全文、第1−9図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のテレビ会議システムでは、制御データを音声や映像のパケットデータのヘッダとして扱い、制御信号が発生しなくても定期的にヘッダを付加するため、制御データの送信のために伝送コストがかかる。プレゼンテーションを操作するための制御信号は周期的に発生するものではないため、このようなヘッダに制御信号を付加する形式では、無駄が生じる。
【0008】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたもので、その目的は、伝送効率の良い遠隔制御技術の提供にある。また別の目的は、ユーザの意図した通りにプレゼンテーションなどのソフトウエアを遠隔操作することのできる遠隔制御技術の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は遠隔制御方法に関する。この方法は、遠隔制御信号を電子透かしとしてメディアデータに埋め込み、前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを送信し、前記メディアデータの受信側で前記電子透かしを抽出して、前記メディアデータの再生と同期した遠隔操作を実行する。ここでメディアデータとは、たとえば、音声や音楽などのオーディオデータ、写真や静止画などのイメージデータ、および映像や動画などのビデオデータである。
【0010】
本発明の別の態様も遠隔制御方法に関する。この方法も、プレゼンテーションを遠隔制御する信号をプレゼンテーションにおいて利用されるメディアストリームに電子透かしとして埋め込み、前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアストリームを送信し、前記メディアストリームの受信側で前記電子透かしを抽出して、前記メディアストリームの再生と同期して前記プレゼンテーションの遠隔操作を実行する。メディアストリームとは、リアルタイムでストリーム配信されるオーディオやビデオなどのデータである。
【0011】
本発明のさらに別の態様は符号化装置に関する。この装置は、プレゼンテーションの操作コマンドを識別する制御データを生成する生成部と、前記制御データを前記プレゼンテーションで利用されるメディアデータに電子透かしとして埋め込む埋め込み部と、前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを送信する送信部とを含む。この装置には、プレゼンテーションで利用されるオーディオとビデオのデータを多重化する多重化部がさらに含まれてもよく、ビデオデータまたはオーディオデータに制御データが電子透かしとして埋め込まれてもよい。この装置は、プレゼンテーションに代えて、任意のソフトウエアを遠隔操作するために用いられてもよい。
【0012】
本発明のさらに別の態様は復号装置に関する。この装置は、電子透かしが埋め込まれたメディアデータを受信する受信部と、前記メディアデータから電子透かしを抽出し、前記電子透かしに含まれる制御データを取得する抽出部と、前記制御データを復号してプレゼンテーションの操作コマンドを得る復号部と、前記操作コマンドにもとづいて前記プレゼンテーションを実行する実行部と、前記プレゼンテーションの実行に合わせて前記メディアデータを再生して出力する出力部とを含む。この装置には、前記受信部により受信された前記メディアデータからオーディオデータとビデオデータを分離する分離部がさらに含まれてもよく、前記制御データはビデオデータまたはオーディオデータから電子透かしを抽出してもよい。この装置は、プレゼンテーションに代えて、任意のソフトウエアを実行するために用いられてもよい。
【0013】
本発明のさらに別の態様は遠隔制御システムに関する。このシステムには、遠隔制御コマンドを送受信する符号化装置と復号装置が含まれる。前記符号化装置は、遠隔制御コマンドを電子透かしとしてメディアデータに埋め込む埋め込み部と、前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを送信する送信部とを含む。前記復号装置は、電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを受信する受信部と、前記メディアデータから電子透かしを抽出し、前記電子透かしに含まれる操作コマンドを取得する抽出部と、前記操作コマンドにもとづいて遠隔操作を実行する実行部と、前記実行に合わせて前記メディアデータを再生して出力する出力部とを含む。
【0014】
本発明のさらに別の態様はコンピュータプログラムに関する。このプログラムは、電子透かしが埋め込まれたメディアデータを受信する工程と、前記メディアデータから電子透かしを抽出し、前記電子透かしに含まれる制御データを取得する工程と、前記制御データを復号してプレゼンテーションの操作コマンドを得る工程と、前記操作コマンドにもとづいて前記プレゼンテーションを実行する工程と、前記プレゼンテーションの実行に合わせて前記メディアデータを再生する工程とをコンピュータに実行させる。
【0015】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は、実施の形態1に係る遠隔プレゼンテーションシステムの構成を示す。符号化装置10は、発表者がプレゼンテーションを行うために利用する装置であり、発表者の音声の入力とプレゼンテーションの操作を受けつけ、ドキュメントを利用したプレゼンテーションを実行して、表示装置などに出力する。また符号化装置10はプレゼンテーションの操作コマンドを音声データに電子透かしとして埋め込んで、インターネット50を介して遠隔地にある復号装置30に送信する。復号装置30は、発表者の音声データを受信して再生するとともに、音声データに電子透かしとして埋め込まれた操作コマンドをもとにドキュメントを利用したプレゼンテーションを制御しながら、プレゼンテーションを実行して、表示装置などに出力する。
【0017】
図2は、符号化装置10の機能構成図であり、図3は、復号装置30の機能構成図である。これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた電子透かし埋め込み機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0018】
図2を参照して、符号化装置10の構成を説明する。プレゼンテーション実行部16は、ドキュメント記憶部24に格納されたプレゼンテーション用に作成されたドキュメントを読み取り、たとえばスライド形式でプレゼンテーションを実行する。プレゼンテーション実行部16は、通常、コンピュータのメモリにロードされたプレゼンテーションソフトウエアによって実現される。
【0019】
操作入力部14は発表者からプレゼンテーションを操作するコマンドの入力を受けつける。たとえば発表者は、キーボードやマウスなどの入力手段によって、スライド形式のプレゼンテーションの資料のページを次に進めたり、画面の一部をクリックしてアニメーションなどを実行したり、画面のカーソルを移動して注目箇所を指し示したりする。
【0020】
プレゼンテーション実行部16は操作入力部14に入力されたこれらの操作コマンドをもとにプレゼンテーションを制御する。また制御ビット生成部18は操作入力部14に入力されたこれらの操作コマンドの各々を識別するための制御ビットを生成する。n種類の操作が存在するとき、それらを識別する制御データはlognビットになる。
【0021】
音声入力部12は発表者がプレゼンテーションをしながら話すときの音声をマイクなどを通して入力する。透かし埋め込み部20は、音声入力部12が取得した音声データに、制御ビット生成部18が生成した操作コマンドを識別する制御ビットを電子透かしとして埋め込む。
【0022】
透かし埋め込み部20から制御ビット付き音声データ21が出力され、そのデータは通信部22によりインターネット50を介して復号装置30に送信される。たとえばIP(Internet Protocol)を用いて音声をストリーム配信する技術が用いられる。
【0023】
図3を参照して、復号装置30の構成を説明する。通信部32は、符号化装置10からストリーム配信された音声データを受信する。この音声データには符号化装置10により操作コマンドを識別する制御ビットが電子透かしとして埋め込まれている。
【0024】
音声出力部34は通信部32が受信した制御ビット付き音声データ33をアナログ信号に変換してスピーカーから出力する。
【0025】
透かし抽出部36は通信部32から制御ビット付き音声データ33を受け取り、透かしとして埋め込まれた制御ビットを抽出する。制御ビット復号部38は抽出された制御ビットを復号して操作コマンド39を取得し、プレゼンテーション実行部40に供給する。
【0026】
プレゼンテーション実行部40は、ドキュメント記憶部42に記憶されたプレゼンテーション用のドキュメントを読み込み、制御ビット復号部38から与えられた操作コマンド39によりプレゼンテーションを制御して、操作付きプレゼンテーションを実行する。操作コマンド39は発表者の音声に埋め込まれているため、発表者の音声の再生と同期してプレゼンテーションが制御される。ドキュメント記憶部42には発表者から与えられたドキュメントがあらかじめ記憶されているが、このドキュメントはインターネット50を介して符号化装置10から受信してもよい。
【0027】
以上の構成の符号化装置10および復号装置30による遠隔プレゼンテーションの動作を説明する。図4は、符号化装置10によるプレゼンテーションの遠隔操作手順を説明するフローチャートである。
【0028】
操作入力部14はプレゼンテーションを操作するコマンドの入力を待つ(S10)。操作コマンドが入力されると(S10のY)、制御ビット生成部18は操作コマンドを識別する制御ビットを生成する(S12)。透かし埋め込み部20は、メディアデータ、ここでは音声データに制御ビットを透かしとして埋め込む(S14)。透かしの埋め込まれたメディアストリームが通信部22により復号装置30に送信される(S16)。操作コマンドが入力されない場合(S10のN)、透かしが埋め込まれることなく、メディアストリームが送信される。
【0029】
プレゼンテーションが終了した場合(S18のY)、手続きは終了する。プレゼンテーションが終了しない場合(S18のN)、ステップS10に戻り、操作コマンドの検出とメディアストリームの送信が繰り返される。
【0030】
図5は、復号装置30によりプレゼンテーションの遠隔操作が実行される手順を説明するフローチャートである。通信部32は、符号化装置10からメディアストリームを受信する(S20)。透かし抽出部36は、メディアストリームから透かしデータを抽出する(S22)。制御ビット復号部38は抽出された透かしデータに含まれる制御ビットを復号して操作コマンドを検出する(S24)。操作コマンドが検出された場合(S24のY)、プレゼンテーション実行部40が操作コマンドに基づいてプレゼンテーションを制御する(S26)。たとえば、ドキュメントのページが先に進められたり、カーソルのポイント箇所が移動したりする。操作コマンドが検出されない場合(S24のN)、プレゼンテーションは制御されない。すなわちドキュメントの表示状態やカーソルの位置などは変更されない。
【0031】
プレゼンテーションが終了した場合(S28のY)、手続きは終了し、そうでない場合(S28のN)、ステップS20に戻り、メディアストリームの受信と操作コマンドの検出が繰り返し行われる。
【0032】
以上述べたように、実施の形態によれば、発表者が行った操作がメディアストリームに埋め込まれて聴衆側に送信される。聴衆側ではメディアストリームの再生に同期して発表者の操作内容が実行される。したがって、発表者が行った操作が自動的にリアルタイムで聴衆側のプレゼンテーションに反映するため、あたかも発表者のプレゼンテーションをその場で見ているかのような効果がもたらされる。また発表者側の装置と聴衆側の装置で、プレゼンテーションの制御が同期するため、発表者は自分の意図した通りのプレゼンテーションを聴衆に提供することができる。
【0033】
実施の形態2
図6は実施の形態2に係る符号化装置10の機能構成図である。本実施の形態では、操作コマンドを識別する制御データが映像データに埋め込まれる。実施の形態1と共通する構成と動作については説明を省き、実施の形態1とは異なる構成と動作について説明する。
【0034】
映像入力部13は発表者がプレゼンテーションをする際の様子をカメラで撮影した映像を入力する。透かし埋め込み部20は制御ビット生成部18により生成された操作コマンドを識別する制御ビットを映像データに埋め込む。制御ビット付き映像データ23はマルチプレクサ26に与えられ、音声入力部12により入力された音声データと多重化される。通信部22は多重化された映像データと音声データを復号装置30にストリーム配信する。
【0035】
図7は実施の形態2に係る復号装置30の機能構成図である。通信部32は符号化装置10から映像と音声が多重化されたデータを受信し、デマルチプレクサ44は受信されたデータを映像と音声に分離する。音声出力部34が音声データ37aをアナログ信号に変換してスピーカーに出力する一方、映像出力部35は制御ビット付き映像データ37bをモニタなどに出力する。
【0036】
透かし抽出部36は制御ビット付き映像データ37bから透かしデータを抽出し、制御ビット復号部38は透かしデータに含まれる制御ビットから操作コマンド39を取得する。
【0037】
本実施の形態では、操作コマンドを映像データに電子透かしとして埋め込むため、音声データに埋め込む場合に比べて、より多くの情報を埋め込むことができる。電子透かしはデータ隠蔽の技術として利用されており、操作コマンドのデータは映像データの品質に大きな影響を与えることなく埋め込まれ、聴衆が透かしの埋め込まれた映像データを見ても、透かしが埋め込まれていることに気がつかない。また音声に比べて、映像の場合、ユーザは品質の劣化に対してより寛容であるため、透かしデータを埋め込み易い。また映像は途切れることなく常時配信されるデータであるため、任意のタイミングで透かしデータを埋め込んで操作コマンドを送信することができる。
【0038】
実施の形態3
図8は実施の形態3に係る符号化装置10の機能構成図である。本実施の形態では、操作コマンドを識別する制御ビットを音声データに電子透かしとして埋め込み、プレゼンテーションに使用するドキュメントを映像データに電子透かしとして埋め込む。
【0039】
音声側の透かし埋め込み部20aは、音声入力部12が入力する音声データに制御ビット生成部18が生成する制御ビットを透かしとして埋め込む。映像側の透かし埋め込み部20bは、映像入力部13が入力する映像データにドキュメント記憶部24から読み出されたドキュメントデータ27を透かしとして埋め込む。マルチプレクサ26は、制御ビット付き音声データ25aとドキュメントデータ付き音声データ25bを多重化し、通信部22は多重化されたデータを復号装置30に送信する。
【0040】
図9は実施の形態3に係る復号装置30の機能構成図である。デマルチプレクサ44は通信部32が受信した多重化されたデータを制御ビット付き音声データ37aとドキュメントデータ付き映像データ37bに分離する。
【0041】
音声側の透かし抽出部36aは、制御ビット付き音声データ37aから透かしデータを抽出し、制御ビット復号部38は、透かしデータに含まれる制御ビットを復号して操作コマンド39を取得する。
【0042】
映像側の透かし抽出部36bは、ドキュメントデータ付き映像データ37bから透かしデータを抽出し、ドキュメントデータ41を得て、ドキュメント記憶部42に格納する。ドキュメント記憶部24は、通常、ハードディスクなどの記憶装置によって実現されるが、これはドキュメントデータ41を保持できるほど十分な容量をもったRAMなどのメモリであってもよい。
【0043】
本実施の形態では、プレゼンテーションのためのドキュメントを映像データに透かしとして埋め込み、聴衆側に送信することができ、ドキュメントだけ別に前もって送信しておく必要がなくなる。映像データは音声データに比べて容量が大きいため、ドキュメントのようなデータサイズが大きいものでも容易に透かしとして埋め込むことが可能である。
【0044】
実施の形態4
図10は実施の形態4に係る符号化装置10の機能構成図である。本実施の形態では、映像データに操作コマンドを識別する制御ビットとドキュメントデータの両方を電子透かしとして埋め込む。透かし埋め込み部20は、制御ビット生成部18が生成する制御ビットとドキュメント記憶部24に格納されたドキュメントデータ27を映像入力部13が入力する映像データに透かしとして埋め込む。マルチプレクサ26は音声入力部12が入力する音声データと制御ビット付き映像データ23を多重化する。
【0045】
図11は実施の形態4に係る復号装置30の機能構成図である。デマルチプレクサ44は通信部32が受信する多重化されたデータを音声データ37aと、制御ビットおよびドキュメントデータ付き映像データ37bとに分離する。透かし抽出部36は、制御ビットおよびドキュメントデータ付き映像データ37bから透かしデータを抽出して、透かしデータから得られた制御ビットを制御ビット復号部38に与え、透かしデータから得られたドキュメントデータ41をドキュメント記憶部42に格納する。ドキュメント記憶部24は、通常、ハードディスクなどの記憶装置によって実現されるが、これはドキュメントデータ41を保持できるほど十分な容量をもったRAMなどのメモリであってもよい。
【0046】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0047】
そのような変形例として、上記の説明ではプレゼンテーションを例に遠隔制御技術を説明したが、本発明はプレゼンテーションに限らず、音声や映像のストリーム配信を用いる任意のアプリケーションに利用することができる。たとえば音声や映像を用いた電子会議にも適用できる。また映像データを送受信しながら遠隔地にあるロボットなどの機械を操作する遠隔機械制御や、映像通信を用いて患者の診察などを行う遠隔医療サービスなどにも利用できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、メディアストリームを利用して効率的な遠隔制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る遠隔プレゼンテーションシステムの構成図である。
【図2】図1の符号化装置の機能構成図である。
【図3】図1の復号装置の機能構成図である。
【図4】図1の符号化装置によるプレゼンテーションの遠隔操作手順を説明するフローチャートである。
【図5】図1の復号装置による、遠隔操作されたプレゼンテーションの実行手順を説明するフローチャートである。
【図6】実施の形態2に係る符号化装置の機能構成図である。
【図7】実施の形態2に係る復号装置の機能構成図である。
【図8】実施の形態3に係る符号化装置の機能構成図である。
【図9】実施の形態3に係る復号装置の機能構成図である。
【図10】実施の形態4に係る符号化装置の機能構成図である。
【図11】実施の形態4に係る復号装置の機能構成図である。
【符号の説明】
10 符号化装置、 12 音声入力部、 13 映像入力部、 14 操作入力部、 16 プレゼンテーション実行部、 18 制御ビット生成部、 20 透かし埋め込み部、 22 通信部、 24 ドキュメント記憶部、 26マルチプレクサ、 30 復号装置、 32 通信部、 34 音声出力部、35 映像出力部、 36 透かし抽出部、 38 制御ビット復号部、 40 プレゼンテーション実行部、 42 ドキュメント記憶部、 44 デマルチプレクサ、 50 インターネット。

Claims (11)

  1. 遠隔制御信号を電子透かしとしてメディアデータに埋め込み、前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを送信し、前記メディアデータの受信側で前記電子透かしを抽出して、前記メディアデータの再生と同期した遠隔操作を実行することを特徴とする遠隔制御方法。
  2. プレゼンテーションを遠隔制御する信号をプレゼンテーションにおいて利用されるメディアストリームに電子透かしとして埋め込み、前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアストリームを送信し、前記メディアストリームの受信側で前記電子透かしを抽出して、前記メディアストリームの再生と同期して前記プレゼンテーションの遠隔操作を実行することを特徴とする遠隔制御方法。
  3. プレゼンテーションの操作コマンドを識別する制御データを生成する生成部と、
    前記制御データを前記プレゼンテーションで利用されるメディアデータに電子透かしとして埋め込む埋め込み部と、
    前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを送信する送信部とを含むことを特徴とする符号化装置。
  4. 前記埋め込み部は、前記制御データを前記プレゼンテーションで利用されるビデオデータに電子透かしとして埋め込み、当該装置は、前記プレゼンテーションで利用されるオーディオデータを、電子透かしが埋め込まれた前記ビデオデータに多重化する多重化部をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の符号化装置。
  5. 前記埋め込み部は、前記プレゼンテーションのためのドキュメントデータも前記ビデオデータに電子透かしとして埋め込むことを特徴とする請求項4に記載の符号化装置。
  6. 前記埋め込み部は、前記制御データを前記プレゼンテーションで利用されるオーディオデータに電子透かしとして埋め込み、前記プレゼンテーションのためのドキュメントデータを前記ビデオデータに電子透かしとして埋め込み、当該装置は、電子透かしが埋め込まれた前記オーディオデータと前記ビデオデータを多重化する多重化部をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の符号化装置。
  7. 電子透かしが埋め込まれたメディアデータを受信する受信部と、
    前記メディアデータから電子透かしを抽出し、前記電子透かしに含まれる制御データを取得する抽出部と、
    前記制御データを復号してプレゼンテーションの操作コマンドを得る復号部と、
    前記操作コマンドにもとづいて前記プレゼンテーションを実行する実行部と、
    前記プレゼンテーションの実行に合わせて前記メディアデータを再生して出力する出力部とを含むことを特徴とする復号装置。
  8. 前記受信部により受信された前記メディアデータからオーディオデータとビデオデータを分離する分離部をさらに含み、前記抽出部は、前記ビデオデータから電子透かしを抽出して、前記制御データを取得することを特徴とする請求項7に記載の復号装置。
  9. 前記抽出部は、前記ビデオデータから抽出した電子透かしから、前記プレゼンテーションのためのドキュメントデータも取得することを特徴とする請求項8に記載の復号装置。
  10. 前記受信部により受信された前記メディアデータからオーディオデータとビデオデータを分離する分離部をさらに含み、前記抽出部は、前記オーディオデータから電子透かしを抽出して、その電子透かしに含まれる前記識別データを取得し、前記ビデオデータから電子透かしを抽出して、その電子透かしに含まれる前記プレゼンテーションのためのドキュメントデータを取得することを特徴とする請求項7に記載の復号装置。
  11. 遠隔制御コマンドを送受信する符号化装置と復号装置を含む遠隔制御システムであって、
    前記符号化装置は、
    遠隔制御コマンドを電子透かしとしてメディアデータに埋め込む埋め込み部と、
    前記電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを送信する送信部とを含み、
    前記復号装置は、
    電子透かしが埋め込まれた前記メディアデータを受信する受信部と、
    前記メディアデータから電子透かしを抽出し、前記電子透かしに含まれる操作コマンドを取得する抽出部と、
    前記操作コマンドにもとづいて遠隔操作を実行する実行部と、
    前記実行に合わせて前記メディアデータを再生して出力する出力部とを含むことを特徴とする遠隔制御システム。
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