JP2004112447A - 受信装置および送信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の受信装置および送信装置との互換性を確保しつつ、1本の信号線を接続するだけで簡易な中継システムを構築できる受信装置および送信装置を提供する。
【解決手段】MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路8’を備えたことを特徴とする受信装置2’。
【選択図】 図1
【解決手段】MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路8’を備えたことを特徴とする受信装置2’。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し受信した画像符号をDVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠して出力する受信装置および該該受信装置からの画像符号を送信する送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像伝送装置の分野では、アナログの画像信号をそのままFM変調して伝送する方式から、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化し、得られた画像符号をディジタル変調方式で伝送する伝送装置に移行しつつある。その代表的なものに、変調方式としてOFDM方式を採用した欧州や日本を初めとする各国の次世代のテレビ放送方式がある。この内、日本におけるUHF帯の地上ディジタル放送の開発動向と方式についても開発されている(例えば、非特許文献1参照。)。MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して伝送する伝送装置は、この他FPU、無線LAN等の分野においても多くの応用研究が進められている。
【0003】
ところで、FPU等の無線装置では、図2に示す様に、送信装置1で、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号の電波を送信するが、その際、ビル等で電波が遮断されるのを回避するため、例えばビル上に設けた簡易な中継システムの受信装置2で一旦無線を受けて画像符号を復号した後、簡易な中継システムの送信装置3で再び送信して、回線を確保することが頻繁に行われる。
【0004】
以下、この簡易な中継システムの構成方法をOFDM方式のFPUの場合を例に更に詳しく説明する。
【0005】
OFDM方式は、図3に模式的に示す様に、一定の伝送帯幅内に互いに直交する複数本、例えば約1400本の搬送波(キャリア)を設け、情報符号や同期確立用のパイロット信号等により、指定キャリアを64QAM等の変調方式で変調して伝送する方式である。この時、情報符号に因る各キャリア信号の変更は、一定のシンボル期間Ts毎に全てのキャリアで同時に実施する。
【0006】
また、ディジタル伝送装置の特徴を生かし、伝送路の状況の変化に応じてその状況に適した変調方式に適宜変更しつつ伝送する使用方法が取られるが、使い勝手としては、送信装置の変調方式の変更に伴い、受信装置の変調方式も自動的に変更されるのが好ましい。
【0007】
この様な使用方法を可能にするため、伝送する情報符号としては、通常、目的とする画像符号の他に、使用している変調方式等の復調処理で必要になる情報を伝えるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)符号も同時に伝送するように構成している。あるいは更に、伝送装置の操作者等が自由に使用できるAC(Auxiliary Channel)符号を伝送することもある。OFDM方式の場合、通常、画像符号,TMCC,AC等に対して専用のキャリアを設定して変調し、伝送する。
【0008】
図4は、このOFDM方式の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示したものである。
【0009】
アンテナ5で受信したRF信号は受信装置2の復調回路6に入力されて復調された後、復号回路7で復号される。復号された情報符号である画像符号とTMCC符号とAC符号はそれぞれ独立に出力される。この内、TMCC符号は再び復調回路6と復号回路7に入力され、正しい変調方式で復号された情報符号である画像符号とAC符号が出力される。
【0010】
復号回路7から出力された画像符号は出力信号発生回路8に入力され、各種の装置間を自由に接続できるように決められた共通の信号形式に従った信号に変換され、出力端子9から受信装置の外に出力される。
【0011】
復号回路7から出力されたAC符号も一定の規格に従う信号に変換して出力しても良いが、通常はそのまま出力端子10から受信装置の外に出力される。
【0012】
出力端子9から出力される画像符号に対する信号形式としては、DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した信号形式が使用されることが多い(例えば、非特許文献2参照。)。
【0013】
この信号形式のうち、本発明に関係する部分を要約して記載すると以下の様になる。
【0014】
すなわち、図5(a)の様に同期ワード(word)を含む画像符号188ワード(word)に訂正符号のパリティ符号からなる16ワード(word)の符号を合わせた204ワード(word)の符号を1パケットの符号とし、この1パケットの符号を一定のルールに従って変調した信号形式である。DVB−ASI及びDVB−SSIには各種のモードがあり、その中に、図5(a)の様に16ワードの符号に正しいパリティ符号を割り当てて変調するモードと、図5(b)の様にこの16ワードの符号に無意味なダミー符号を割り当てて変調するモードがある。図4の様な受信装置と他の装置を接続する際、この接続間で符号を誤る確率は極めて低く符号誤りを訂正する必要が無いため、通常は図5(b)の様に16ワードの符号に無意味なダミー符号を割り当てて変調するモードが用いられる。なお、説明の都合上、このモードの信号形式の信号をDVBダミー形式信号と記す。
【0015】
一方、図4の送信装置3では、受信装置2と逆の信号処理を実施する。すなわち、受信装置2の出力端子9と送信装置3の入力端子12を接続し、受信装置2の出力端子9から出力されたDVBダミー形式信号を送信装置3の入力信号処理回路13に入力する。入力信号処理回路13では、入力されたDVBダミー形式信号を復調して得られる図5(b)の204ワードの符号を16ワードの無意味なダミー符号の部分と残りの188ワードの画像符号の部分に分離し、分離したそれぞれの符号を出力する。ただし、ダミー符号は元々無意味な符号なので、通常は出力せずそのまま捨てる。
【0016】
入力信号処理回路13から出力された画像符号は変調回路14に入力され、OFDM信号に変調される。この時、受信装置2で受信されたAC符号をそのまま中継して伝送する場合は、受信装置2の出力端子10と送信装置3の入力端子15を接続し、受信装置2の出力端子10から出力されたAC符号を変調回路14に入力し、画像符号と共にOFDM信号に変調する。
【0017】
この時、送信装置3の変調回路14で実施する変調モードは、受信された符号と同じ伝送レートを確保するため、受信装置2の復調回路6と復号回路7に設定された変調モードと同じモードで変調する必要がある。この変調モードの設定を自動化するため、受信装置2からTMCC符号を外部に出力する出力端子11と、このTMCC符号を送信装置3に入力する入力端子16を設ける。そして、この受信装置2の出力端子11と送信装置3の入力端子16を接続し、受信装置2の出力端子11から出力されるTMCC符号を送信装置3の変調回路14に入力する。そして、入力されたTMCC符号の指定に従って、変調回路14の変調モードを受信装置と同じ変調モードに設定して変調し、変調されたOFDM信号であるRF信号をアンテナ17を通して送信する。
【0018】
そのため、この図4の簡易な中継システムを用いると、受信装置2で受信されるOFDM信号と同じ構成のOFDM信号が再び送信装置3から送信される。また、この中継システムより前段の送信装置の変調モードを変更すると、中継システムの受信装置および送信装置の変調モードも自動的に変更される簡易な中継システムを構築できる。
【0019】
【非特許文献1】
「映像情報メディア学会誌」1998年、Vol.52,No.11
【非特許文献2】
「ETSI」 EN 50083−9 “Cabled distribution systems for television, sound and interactive multimedia signals Part 9 :Interface for CATV/SMATV headends and similar professional equipment for DVB/MPEG−2 transport streams”
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4の従来の簡易な中継システムにおいても、受信装置および送信装置の変調モードが自動的に切換えられる中継システムを構築することができるが、この中継システムを構築するには、受信装置と送信装置を接続するために、画像符号であるDVBダミー形式信号を接続する信号線とAC符号を接続する信号線とTMCC符号を接続する信号線の、少なくとも3本の信号線を接続する必要がある。
【0021】
そのため、中継システムの構築作業が煩わしくなる上、複数の信号線の繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故の発生確率が増大し、使い勝手になお不満が残る。
【0022】
なお、上記は、画像符合とTMCC符号とAC符号について説明したが、なにもそれに限らず、画像符合と、画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号の組み合わせであっても同様である。
【0023】
本発明の目的は、上記の問題を解決し、従来の受信装置および送信装置との互換性を確保しつつ、1本の信号線を接続するだけで簡易な中継システムを構築できる受信装置および送信装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路を備えたことを特徴とする受信装置である。
【0025】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得た画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号を受信し、前記1パケット204ワードの符号の内、前記画像符号からなる188ワードの符号と、前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号を分離し、前記188ワードを前記画像符号として出力し、前記16ワードを前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号として出力する信号処理回路を備えたことを特徴とする送信装置である。
【0026】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、およびTMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路を備えたことを特徴とする受信装置である。
【0027】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得た画像符号からなる188ワードの符号、およびTMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号を受信し、前記1パケット204ワードの符号の内、前記画像符号からなる188ワードの符号と、前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号を分離し、前記188ワードを前記画像符号として出力し、前記16ワードを前記TMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号として出力する信号処理回路と、分離した前記画像符号および前記TMCC符号とAC符号を入力し前記TMCC符号の指定に従った変調をして出力する変調回路とを備えたことを特徴とする送信装置である。
【0028】
本発明は、上記のうちいずれか一つの受信装置または送信装置において、前記多パケットの形式信号は、DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した形式信号であることを特徴とする受信装置または送信装置である。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による受信装置および送信装置を用いて構築する簡易な中継システムを図1に示す。
【0030】
図4の従来との第1の相違点は、受信装置2’の出力信号発生回路8’で変調するDVB−ASI及びDVB−SSIの信号形式のモードを、図5(b)の16ワードの符号に無意味なダミー符号を割り当てて変調するモードのDVBダミー形式信号から図5(a)の16ワードの符号に正しいパリティ符号を割り当てて変調するモードに変更すると共に、新たにTMCC&AC符号合成回路18を設けた点である。
【0031】
第2の相違点は、送信装置3’の入力信号処理回路13’で復調するDVB−ASI及びDVB−SSIの信号形式のモードを、出力信号発生回路8’と同様に図5(a)の16ワードの符号に正しいパリティ符号が割り当てられた信号形式の信号を復調するモードに変更すると共に、新たにTMCC&AC符号分離回路19を設けた点である。
【0032】
そこで、以下、この相違点を中心に説明する。なお、説明の都合上、図5(a)の16ワードの符号に正しいパリティ符号を割り当てて変調するモードの信号形式の信号を、DVBパリティ形式信号と記す。
【0033】
図1において、従来の受信装置2と同様にして復号回路7で復号されて出力されたAC符号とTMCC符号は、新たに設けたTMCC&AC符号合成回路18に入力される。ただし、TMCC符号は、図4の受信装置と同様に再び復調回路6と復号回路7にも入力され、正しい変調方式で復号されるように復調回路6と復号回路7の変調モードを設定し直す。
【0034】
TMCC&AC符号合成回路18に入力されたAC符号とTMCC符号は、例えば図6(a)の様に一定のルールに従って16ワード単位の符号列に並べ替えられ、出力される。
【0035】
TMCC&AC符号合成回路18で並べ替えられて出力された符号は、出力信号発生回路8’のパリティ符号入力端子に入力されて正しいパリティ符号の代わりに用いられ、復号回路7から別に入力された188ワードの画像符号と共に、図5(a)の様に、204ワードの符号に結合され、DVBパリティ形式信号として出力端子9から受信装置の外部に出力される。
【0036】
なお、TMCC&AC符号合成回路18で実施する並べ替えの一定のルールは、前もって定められたものであれば任意で良い。例えば、図6(a)の様に1パケットの16ワードの始めの1ワードにTMCC符号を割り付け、残りの15ワードにAC符号を割り付ける様にしても良い。
【0037】
また、TMCC符号に対してAC符号の符号数が圧倒的に多い時は、図6(b)の様に、前もって定める一定数のパケット毎にその16ワードの始めの1ワードにTMCC符号を割り当て、残りの15ワード及びこれに続く一定数のパケット(図6(b)の場合はこれに続く1パケット)の16ワードには全てAC符号を割り当てるようにしても良い。
【0038】
また、全ての16ワードにTMCC符号とAC符号を割り当てるのではなく、図6(c)の様に、その一部のワードに無意味なダミー符号を割り当てても良い。
【0039】
また、逆に受信装置で受信したAC符号を前もって定める2つのグループ、例えばAC1符号列とAC2符号列に分け、図6(d)の様にその一方、例えばAC1符号列のみTMCC符号と共に16ワードに割り当て、残りのAC2符号列は出力端子10から出力するようにしても良い。この形態に就いては後述する。
【0040】
図6(b)や(c)の様に一定数のパケットを周期(図の場合は2パケット周期)で割り当てる符号構成を繰り返す時は、その周期の同期を確立するための同期用のワードを挿入しておく必要がある。しかし、上記の割り当て周期を、188ワードの画像符号に一定のパケット周期で挿入されている同期ワードの周期と同じ周期に設定しておくことにより、188ワードの画像符号の同期ワードを利用して、TMCC符号とAC符号の割り付け周期の同期を確立するようにすることもできる。
【0041】
図1の受信装置2’の出力端子9から出力されたDVBパリティ形式信号は送信装置3’の入力端子12を通して入力信号処理回路13’に入力される。そして、入力信号が16ワードの符号に正しいパリティ符号が割り当てられた信号形式のDVB−ASIあるいはDVB−SSIの信号形式のモードの信号であるものとして復調され、復調して得られた図5(a)の符号の内の188ワードの画像符号の部分の符号と16ワードのパリティ符号の部分の符号が分離されて出力される。
【0042】
入力信号処理回路13’から出力された符号の内、16ワードのパリティ符号として分離された部分の符号は新たに設けたTMCC&AC符号分離回路19に入力され、受信装置2’のTMCC&AC符号合成回路18と逆の手順でTMCC符号とAC符号に分離されて出力される。
【0043】
TMCC&AC符号分離回路19から出力されたTMCC符号とAC符号はスイッチ20とスイッチ21を通して変調回路14に入力される。
【0044】
スイッチ20とスイッチ21は従来の送信装置との互換性を確保するために設けたものであり、入力端子15と入力端子16から入力されたAC符号とTMCC符号を、TMCC&AC符号分離回路19から出力されたAC符号とTMCC符号に切替えるスイッチであり、操作スイッチ22を用いて操作される。
【0045】
スイッチ20から出力されたAC符号は、入力信号処理回路13’から出力された188ワードの画像符号と共に変調回路14に入力される。そして、スイッチ21から入力されたTMCC符号の指定に従って、変調回路14の変調モードを受信装置2’と同じ変調モードに設定して変調し、変調されたOFDM信号であるRF信号をアンテナ17を通して送信する。
【0046】
従って、従来の受信装置および送信装置では少なくとも3本の信号線を接続しなければ簡易な中継システムを構築できなかったのに対し、本実施の形態による受信装置および送信装置を用いると、DVBパリティ形式信号を送るための1本の信号線を接続するだけで、従来の簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるようになる。そのため、中継システムの構築作業が容易で、しかも接続する必要がある信号線が1本であるため繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故が発生する心配が無く、使い勝手を向上することができる。
【0047】
また、画像符号を接続する信号形式が従来のDVBダミー形式信号からDVBパリティ形式信号に変わるものの、その構造の差は小さく、挿入したダミー符号も含めた符号の伝送レートは同一で、出力信号発生回路8’と入力信号処理回路13’を駆動するクロック周波数は従来の回路と同じで良い。しかも、DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した市販されている変換ICは、通常、簡単なモード変更でこの2種の信号形式を切替えることができるため、従来のDVBダミー形式信号から本実施の形態によるDVBパリティ形式信号への切替えは、操作スイッチあるいは制御符号1つで容易に切替えることができる。
【0048】
また、従来のDVBダミー形式信号を入力すべき送信装置に、本実施の形態によるDVBパリティ形式信号を誤って入力しても、DVBパリティ形式信号に挿入されている16ワードの有意な符号が単に捨てられるだけで装置を損傷することが無いので、安心して取り扱うことができる。
【0049】
ただし、この様な場合も設定が自動的に実施されるように構成しておくのが好ましい。その方法としては、例えばTMCC符号の受信の確認用のヘッダー符号を利用し、TMCC&AC符号分離回路19から出力されたTMCC符号と入力端子16から入力されたTMCC符号のそれぞれのTMCC符号の存在を確認し、操作スイッチ22の信号の代わりにTMCC符号の存在の確認信号を用いてスイッチ20とスイッチ21を切替える様にすれば良い。
【0050】
この時、両方のTMCC符号の存在が確認された場合は、入力端子16から入力されたTMCC符号を優先するようにしておけば、例え誤って従来の簡易な中継システムの接続方法で接続しても、問題なく動作する良好な使い勝手を得ることができるようになる。
【0051】
また、送信装置3’においては、採用したTMCC符号が入力されている入力端子の近傍のランプを点灯する等の方法で採用しているTMCC符号を表示する様にすることにより、さらに使い勝手を向上させることができる。
【0052】
なお、上記の説明は、画像信号とTMCC符号とAC符号について説明したが、なにもそれに限らず、画像信号と、画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号の組み合わせであっても同様の効果を得ることができる。
【0053】
この様に、本実施の形態による受信装置および送信装置を用いると、1本の信号線を接続するだけで、従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるようになる。そのため、中継システムの構築作業が容易で、しかも繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故の発生の心配が無い簡易な中継システムを構築することができる、使い勝手の良い受信装置および送信装置を得ることができる。
【0054】
本発明の第2の実施の形態による受信装置および送信装置を用いて構築する簡易な中継システムを図7に示す。
【0055】
本実施の形態は、第1の実施の形態で触れた、AC符号をAC1符号列とAC2符号列の2つのグループに分けて伝送する場合の1つのバリエーションを説明するものであり、新たにAC1&AC2分離回路23とAC1&AC2合成回路24が設けられているが、本質的には第1の実施の形態と変わらない。そこで、以下、この新設した回路に関する点のみ説明する。
【0056】
図7において、第1の実施の形態と同様にして受信装置2’の復号回路7から出力されたAC符号は新たに設けたAC1&AC2分離回路23に入力され、AC1符号列とAC2符号列の2つの符号列に分離して出力される。
【0057】
この内、AC1符号列はそのままTMCC&AC符号合成回路18に入力されて合成され、出力信号発生回路8’で図6(d)に示すDVBパリティ形式信号に変換して出力端子9から出力される。
【0058】
一方、AC1符号列と共にAC1&AC2分離回路23から出力されたAC2符号列はスイッチ25を通して出力端子10から出力される。そして、出力端子10から出力されたAC2符号列は図2の送信装置1と受信装置2’間で必要になる情報として解読され、利用される。スイッチ25は、受信装置2’に伝送されてきたAC符号を全て出力端子10から出力して利用するモードを設定できるように設けたものである。
【0059】
受信装置2’の出力端子9から出力されたDVBパリティ形式信号は接続された送信装置3’の入力端子12を通して入力信号処理回路13’に入力され、第1の実施の形態と同様にして188ワードの画像符号部分と16ワードのパリティ符号部分に分離されて出力される。出力された16ワードのパリティ符号部分の符号はTMCC&AC符号分離回路19に入力され、TMCC符号とAC1符号列に分離されて出力される。
【0060】
一方、図2の送信装置3’および受信装置4間で必要になる情報からなるAC2’符号列を、TMCC&AC符号分離回路19から出力されるAC1符号列と共に、入力端子15を通して新たに設けたAC1&AC2合成回路24に入力する。
【0061】
AC1&AC2合成回路24では、入力されたAC1符号列とAC2’符号列を合成して1つのAC符号に戻して出力する。
【0062】
AC1&AC2合成回路24で合成されて出力されたAC符号は第1の実施の形態と同様にしてスイッチ20を通して変調回路14に入力され、アンテナ17から送信される。
【0063】
なお、TMCC&AC符号分離回路19から出力された符号と入力端子15から入力された符号の選択を、TMCC符号とAC符号で別々に選択できるようにするため、スイッチ21を切替える操作スイッチを操作スイッチ26に分離した。
【0064】
この様に、本実施の形態による受信装置および送信装置では、第1の実施の形態と同様に1本の信号線を接続するだけで、従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるだけでなく、図2の送信装置1から受信装置4まで一期通貫して伝送するAC1符号列と送信装置1から受信装置2’にローカルに伝送するAC2符号列を使い分けて使用できるので、更に使い勝手の良い簡易な中継システムを構築することができる、使い勝手の良い受信装置および送信装置を得ることができる。
【0065】
以上述べたように、本発明による受信装置および送信装置を用いると、1本の信号線を接続するだけで、従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるようになる。そのため、中継システムの構築作業が容易で、しかも繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故の発生の心配が無い簡易な中継システムを構築することができる、使い勝手の良い受信装置および送信装置を得ることができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、従来の受信装置および送信装置との互換性を確保しつつ、1本の信号線を接続するだけで簡易な中継システムを構築できる受信装置および送信装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示す図である。
【図2】FPUの利用形態を説明する図である。
【図3】OFDM方式を説明する図である。
【図4】従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示す図である。
【図5】DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した信号形式を説明するための図である。
【図6】第1の実施の形態のTMCC符号とAC符号の合成を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,3,3’:送信装置、2,2’,4:受信装置、5,17:アンテナ、6:復調回路、7:復号回路、8,8’:出力信号発生回路、9,10,11:出力端子、12,15,16:入力端子、13,13’:入力信号処理回路、14:変調回路、18:TMCC&AC符号合成回路、19:TMCC&AC符号分離回路、20,21,25:スイッチ、22,26:操作スイッチ、23:AC1&AC2分離回路、24:AC1&AC2合成回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し受信した画像符号をDVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠して出力する受信装置および該該受信装置からの画像符号を送信する送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像伝送装置の分野では、アナログの画像信号をそのままFM変調して伝送する方式から、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化し、得られた画像符号をディジタル変調方式で伝送する伝送装置に移行しつつある。その代表的なものに、変調方式としてOFDM方式を採用した欧州や日本を初めとする各国の次世代のテレビ放送方式がある。この内、日本におけるUHF帯の地上ディジタル放送の開発動向と方式についても開発されている(例えば、非特許文献1参照。)。MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して伝送する伝送装置は、この他FPU、無線LAN等の分野においても多くの応用研究が進められている。
【0003】
ところで、FPU等の無線装置では、図2に示す様に、送信装置1で、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号の電波を送信するが、その際、ビル等で電波が遮断されるのを回避するため、例えばビル上に設けた簡易な中継システムの受信装置2で一旦無線を受けて画像符号を復号した後、簡易な中継システムの送信装置3で再び送信して、回線を確保することが頻繁に行われる。
【0004】
以下、この簡易な中継システムの構成方法をOFDM方式のFPUの場合を例に更に詳しく説明する。
【0005】
OFDM方式は、図3に模式的に示す様に、一定の伝送帯幅内に互いに直交する複数本、例えば約1400本の搬送波(キャリア)を設け、情報符号や同期確立用のパイロット信号等により、指定キャリアを64QAM等の変調方式で変調して伝送する方式である。この時、情報符号に因る各キャリア信号の変更は、一定のシンボル期間Ts毎に全てのキャリアで同時に実施する。
【0006】
また、ディジタル伝送装置の特徴を生かし、伝送路の状況の変化に応じてその状況に適した変調方式に適宜変更しつつ伝送する使用方法が取られるが、使い勝手としては、送信装置の変調方式の変更に伴い、受信装置の変調方式も自動的に変更されるのが好ましい。
【0007】
この様な使用方法を可能にするため、伝送する情報符号としては、通常、目的とする画像符号の他に、使用している変調方式等の復調処理で必要になる情報を伝えるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)符号も同時に伝送するように構成している。あるいは更に、伝送装置の操作者等が自由に使用できるAC(Auxiliary Channel)符号を伝送することもある。OFDM方式の場合、通常、画像符号,TMCC,AC等に対して専用のキャリアを設定して変調し、伝送する。
【0008】
図4は、このOFDM方式の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示したものである。
【0009】
アンテナ5で受信したRF信号は受信装置2の復調回路6に入力されて復調された後、復号回路7で復号される。復号された情報符号である画像符号とTMCC符号とAC符号はそれぞれ独立に出力される。この内、TMCC符号は再び復調回路6と復号回路7に入力され、正しい変調方式で復号された情報符号である画像符号とAC符号が出力される。
【0010】
復号回路7から出力された画像符号は出力信号発生回路8に入力され、各種の装置間を自由に接続できるように決められた共通の信号形式に従った信号に変換され、出力端子9から受信装置の外に出力される。
【0011】
復号回路7から出力されたAC符号も一定の規格に従う信号に変換して出力しても良いが、通常はそのまま出力端子10から受信装置の外に出力される。
【0012】
出力端子9から出力される画像符号に対する信号形式としては、DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した信号形式が使用されることが多い(例えば、非特許文献2参照。)。
【0013】
この信号形式のうち、本発明に関係する部分を要約して記載すると以下の様になる。
【0014】
すなわち、図5(a)の様に同期ワード(word)を含む画像符号188ワード(word)に訂正符号のパリティ符号からなる16ワード(word)の符号を合わせた204ワード(word)の符号を1パケットの符号とし、この1パケットの符号を一定のルールに従って変調した信号形式である。DVB−ASI及びDVB−SSIには各種のモードがあり、その中に、図5(a)の様に16ワードの符号に正しいパリティ符号を割り当てて変調するモードと、図5(b)の様にこの16ワードの符号に無意味なダミー符号を割り当てて変調するモードがある。図4の様な受信装置と他の装置を接続する際、この接続間で符号を誤る確率は極めて低く符号誤りを訂正する必要が無いため、通常は図5(b)の様に16ワードの符号に無意味なダミー符号を割り当てて変調するモードが用いられる。なお、説明の都合上、このモードの信号形式の信号をDVBダミー形式信号と記す。
【0015】
一方、図4の送信装置3では、受信装置2と逆の信号処理を実施する。すなわち、受信装置2の出力端子9と送信装置3の入力端子12を接続し、受信装置2の出力端子9から出力されたDVBダミー形式信号を送信装置3の入力信号処理回路13に入力する。入力信号処理回路13では、入力されたDVBダミー形式信号を復調して得られる図5(b)の204ワードの符号を16ワードの無意味なダミー符号の部分と残りの188ワードの画像符号の部分に分離し、分離したそれぞれの符号を出力する。ただし、ダミー符号は元々無意味な符号なので、通常は出力せずそのまま捨てる。
【0016】
入力信号処理回路13から出力された画像符号は変調回路14に入力され、OFDM信号に変調される。この時、受信装置2で受信されたAC符号をそのまま中継して伝送する場合は、受信装置2の出力端子10と送信装置3の入力端子15を接続し、受信装置2の出力端子10から出力されたAC符号を変調回路14に入力し、画像符号と共にOFDM信号に変調する。
【0017】
この時、送信装置3の変調回路14で実施する変調モードは、受信された符号と同じ伝送レートを確保するため、受信装置2の復調回路6と復号回路7に設定された変調モードと同じモードで変調する必要がある。この変調モードの設定を自動化するため、受信装置2からTMCC符号を外部に出力する出力端子11と、このTMCC符号を送信装置3に入力する入力端子16を設ける。そして、この受信装置2の出力端子11と送信装置3の入力端子16を接続し、受信装置2の出力端子11から出力されるTMCC符号を送信装置3の変調回路14に入力する。そして、入力されたTMCC符号の指定に従って、変調回路14の変調モードを受信装置と同じ変調モードに設定して変調し、変調されたOFDM信号であるRF信号をアンテナ17を通して送信する。
【0018】
そのため、この図4の簡易な中継システムを用いると、受信装置2で受信されるOFDM信号と同じ構成のOFDM信号が再び送信装置3から送信される。また、この中継システムより前段の送信装置の変調モードを変更すると、中継システムの受信装置および送信装置の変調モードも自動的に変更される簡易な中継システムを構築できる。
【0019】
【非特許文献1】
「映像情報メディア学会誌」1998年、Vol.52,No.11
【非特許文献2】
「ETSI」 EN 50083−9 “Cabled distribution systems for television, sound and interactive multimedia signals Part 9 :Interface for CATV/SMATV headends and similar professional equipment for DVB/MPEG−2 transport streams”
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4の従来の簡易な中継システムにおいても、受信装置および送信装置の変調モードが自動的に切換えられる中継システムを構築することができるが、この中継システムを構築するには、受信装置と送信装置を接続するために、画像符号であるDVBダミー形式信号を接続する信号線とAC符号を接続する信号線とTMCC符号を接続する信号線の、少なくとも3本の信号線を接続する必要がある。
【0021】
そのため、中継システムの構築作業が煩わしくなる上、複数の信号線の繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故の発生確率が増大し、使い勝手になお不満が残る。
【0022】
なお、上記は、画像符合とTMCC符号とAC符号について説明したが、なにもそれに限らず、画像符合と、画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号の組み合わせであっても同様である。
【0023】
本発明の目的は、上記の問題を解決し、従来の受信装置および送信装置との互換性を確保しつつ、1本の信号線を接続するだけで簡易な中継システムを構築できる受信装置および送信装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路を備えたことを特徴とする受信装置である。
【0025】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得た画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号を受信し、前記1パケット204ワードの符号の内、前記画像符号からなる188ワードの符号と、前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号を分離し、前記188ワードを前記画像符号として出力し、前記16ワードを前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号として出力する信号処理回路を備えたことを特徴とする送信装置である。
【0026】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、およびTMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路を備えたことを特徴とする受信装置である。
【0027】
本発明は、MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得た画像符号からなる188ワードの符号、およびTMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号を受信し、前記1パケット204ワードの符号の内、前記画像符号からなる188ワードの符号と、前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号を分離し、前記188ワードを前記画像符号として出力し、前記16ワードを前記TMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号として出力する信号処理回路と、分離した前記画像符号および前記TMCC符号とAC符号を入力し前記TMCC符号の指定に従った変調をして出力する変調回路とを備えたことを特徴とする送信装置である。
【0028】
本発明は、上記のうちいずれか一つの受信装置または送信装置において、前記多パケットの形式信号は、DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した形式信号であることを特徴とする受信装置または送信装置である。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による受信装置および送信装置を用いて構築する簡易な中継システムを図1に示す。
【0030】
図4の従来との第1の相違点は、受信装置2’の出力信号発生回路8’で変調するDVB−ASI及びDVB−SSIの信号形式のモードを、図5(b)の16ワードの符号に無意味なダミー符号を割り当てて変調するモードのDVBダミー形式信号から図5(a)の16ワードの符号に正しいパリティ符号を割り当てて変調するモードに変更すると共に、新たにTMCC&AC符号合成回路18を設けた点である。
【0031】
第2の相違点は、送信装置3’の入力信号処理回路13’で復調するDVB−ASI及びDVB−SSIの信号形式のモードを、出力信号発生回路8’と同様に図5(a)の16ワードの符号に正しいパリティ符号が割り当てられた信号形式の信号を復調するモードに変更すると共に、新たにTMCC&AC符号分離回路19を設けた点である。
【0032】
そこで、以下、この相違点を中心に説明する。なお、説明の都合上、図5(a)の16ワードの符号に正しいパリティ符号を割り当てて変調するモードの信号形式の信号を、DVBパリティ形式信号と記す。
【0033】
図1において、従来の受信装置2と同様にして復号回路7で復号されて出力されたAC符号とTMCC符号は、新たに設けたTMCC&AC符号合成回路18に入力される。ただし、TMCC符号は、図4の受信装置と同様に再び復調回路6と復号回路7にも入力され、正しい変調方式で復号されるように復調回路6と復号回路7の変調モードを設定し直す。
【0034】
TMCC&AC符号合成回路18に入力されたAC符号とTMCC符号は、例えば図6(a)の様に一定のルールに従って16ワード単位の符号列に並べ替えられ、出力される。
【0035】
TMCC&AC符号合成回路18で並べ替えられて出力された符号は、出力信号発生回路8’のパリティ符号入力端子に入力されて正しいパリティ符号の代わりに用いられ、復号回路7から別に入力された188ワードの画像符号と共に、図5(a)の様に、204ワードの符号に結合され、DVBパリティ形式信号として出力端子9から受信装置の外部に出力される。
【0036】
なお、TMCC&AC符号合成回路18で実施する並べ替えの一定のルールは、前もって定められたものであれば任意で良い。例えば、図6(a)の様に1パケットの16ワードの始めの1ワードにTMCC符号を割り付け、残りの15ワードにAC符号を割り付ける様にしても良い。
【0037】
また、TMCC符号に対してAC符号の符号数が圧倒的に多い時は、図6(b)の様に、前もって定める一定数のパケット毎にその16ワードの始めの1ワードにTMCC符号を割り当て、残りの15ワード及びこれに続く一定数のパケット(図6(b)の場合はこれに続く1パケット)の16ワードには全てAC符号を割り当てるようにしても良い。
【0038】
また、全ての16ワードにTMCC符号とAC符号を割り当てるのではなく、図6(c)の様に、その一部のワードに無意味なダミー符号を割り当てても良い。
【0039】
また、逆に受信装置で受信したAC符号を前もって定める2つのグループ、例えばAC1符号列とAC2符号列に分け、図6(d)の様にその一方、例えばAC1符号列のみTMCC符号と共に16ワードに割り当て、残りのAC2符号列は出力端子10から出力するようにしても良い。この形態に就いては後述する。
【0040】
図6(b)や(c)の様に一定数のパケットを周期(図の場合は2パケット周期)で割り当てる符号構成を繰り返す時は、その周期の同期を確立するための同期用のワードを挿入しておく必要がある。しかし、上記の割り当て周期を、188ワードの画像符号に一定のパケット周期で挿入されている同期ワードの周期と同じ周期に設定しておくことにより、188ワードの画像符号の同期ワードを利用して、TMCC符号とAC符号の割り付け周期の同期を確立するようにすることもできる。
【0041】
図1の受信装置2’の出力端子9から出力されたDVBパリティ形式信号は送信装置3’の入力端子12を通して入力信号処理回路13’に入力される。そして、入力信号が16ワードの符号に正しいパリティ符号が割り当てられた信号形式のDVB−ASIあるいはDVB−SSIの信号形式のモードの信号であるものとして復調され、復調して得られた図5(a)の符号の内の188ワードの画像符号の部分の符号と16ワードのパリティ符号の部分の符号が分離されて出力される。
【0042】
入力信号処理回路13’から出力された符号の内、16ワードのパリティ符号として分離された部分の符号は新たに設けたTMCC&AC符号分離回路19に入力され、受信装置2’のTMCC&AC符号合成回路18と逆の手順でTMCC符号とAC符号に分離されて出力される。
【0043】
TMCC&AC符号分離回路19から出力されたTMCC符号とAC符号はスイッチ20とスイッチ21を通して変調回路14に入力される。
【0044】
スイッチ20とスイッチ21は従来の送信装置との互換性を確保するために設けたものであり、入力端子15と入力端子16から入力されたAC符号とTMCC符号を、TMCC&AC符号分離回路19から出力されたAC符号とTMCC符号に切替えるスイッチであり、操作スイッチ22を用いて操作される。
【0045】
スイッチ20から出力されたAC符号は、入力信号処理回路13’から出力された188ワードの画像符号と共に変調回路14に入力される。そして、スイッチ21から入力されたTMCC符号の指定に従って、変調回路14の変調モードを受信装置2’と同じ変調モードに設定して変調し、変調されたOFDM信号であるRF信号をアンテナ17を通して送信する。
【0046】
従って、従来の受信装置および送信装置では少なくとも3本の信号線を接続しなければ簡易な中継システムを構築できなかったのに対し、本実施の形態による受信装置および送信装置を用いると、DVBパリティ形式信号を送るための1本の信号線を接続するだけで、従来の簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるようになる。そのため、中継システムの構築作業が容易で、しかも接続する必要がある信号線が1本であるため繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故が発生する心配が無く、使い勝手を向上することができる。
【0047】
また、画像符号を接続する信号形式が従来のDVBダミー形式信号からDVBパリティ形式信号に変わるものの、その構造の差は小さく、挿入したダミー符号も含めた符号の伝送レートは同一で、出力信号発生回路8’と入力信号処理回路13’を駆動するクロック周波数は従来の回路と同じで良い。しかも、DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した市販されている変換ICは、通常、簡単なモード変更でこの2種の信号形式を切替えることができるため、従来のDVBダミー形式信号から本実施の形態によるDVBパリティ形式信号への切替えは、操作スイッチあるいは制御符号1つで容易に切替えることができる。
【0048】
また、従来のDVBダミー形式信号を入力すべき送信装置に、本実施の形態によるDVBパリティ形式信号を誤って入力しても、DVBパリティ形式信号に挿入されている16ワードの有意な符号が単に捨てられるだけで装置を損傷することが無いので、安心して取り扱うことができる。
【0049】
ただし、この様な場合も設定が自動的に実施されるように構成しておくのが好ましい。その方法としては、例えばTMCC符号の受信の確認用のヘッダー符号を利用し、TMCC&AC符号分離回路19から出力されたTMCC符号と入力端子16から入力されたTMCC符号のそれぞれのTMCC符号の存在を確認し、操作スイッチ22の信号の代わりにTMCC符号の存在の確認信号を用いてスイッチ20とスイッチ21を切替える様にすれば良い。
【0050】
この時、両方のTMCC符号の存在が確認された場合は、入力端子16から入力されたTMCC符号を優先するようにしておけば、例え誤って従来の簡易な中継システムの接続方法で接続しても、問題なく動作する良好な使い勝手を得ることができるようになる。
【0051】
また、送信装置3’においては、採用したTMCC符号が入力されている入力端子の近傍のランプを点灯する等の方法で採用しているTMCC符号を表示する様にすることにより、さらに使い勝手を向上させることができる。
【0052】
なお、上記の説明は、画像信号とTMCC符号とAC符号について説明したが、なにもそれに限らず、画像信号と、画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号の組み合わせであっても同様の効果を得ることができる。
【0053】
この様に、本実施の形態による受信装置および送信装置を用いると、1本の信号線を接続するだけで、従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるようになる。そのため、中継システムの構築作業が容易で、しかも繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故の発生の心配が無い簡易な中継システムを構築することができる、使い勝手の良い受信装置および送信装置を得ることができる。
【0054】
本発明の第2の実施の形態による受信装置および送信装置を用いて構築する簡易な中継システムを図7に示す。
【0055】
本実施の形態は、第1の実施の形態で触れた、AC符号をAC1符号列とAC2符号列の2つのグループに分けて伝送する場合の1つのバリエーションを説明するものであり、新たにAC1&AC2分離回路23とAC1&AC2合成回路24が設けられているが、本質的には第1の実施の形態と変わらない。そこで、以下、この新設した回路に関する点のみ説明する。
【0056】
図7において、第1の実施の形態と同様にして受信装置2’の復号回路7から出力されたAC符号は新たに設けたAC1&AC2分離回路23に入力され、AC1符号列とAC2符号列の2つの符号列に分離して出力される。
【0057】
この内、AC1符号列はそのままTMCC&AC符号合成回路18に入力されて合成され、出力信号発生回路8’で図6(d)に示すDVBパリティ形式信号に変換して出力端子9から出力される。
【0058】
一方、AC1符号列と共にAC1&AC2分離回路23から出力されたAC2符号列はスイッチ25を通して出力端子10から出力される。そして、出力端子10から出力されたAC2符号列は図2の送信装置1と受信装置2’間で必要になる情報として解読され、利用される。スイッチ25は、受信装置2’に伝送されてきたAC符号を全て出力端子10から出力して利用するモードを設定できるように設けたものである。
【0059】
受信装置2’の出力端子9から出力されたDVBパリティ形式信号は接続された送信装置3’の入力端子12を通して入力信号処理回路13’に入力され、第1の実施の形態と同様にして188ワードの画像符号部分と16ワードのパリティ符号部分に分離されて出力される。出力された16ワードのパリティ符号部分の符号はTMCC&AC符号分離回路19に入力され、TMCC符号とAC1符号列に分離されて出力される。
【0060】
一方、図2の送信装置3’および受信装置4間で必要になる情報からなるAC2’符号列を、TMCC&AC符号分離回路19から出力されるAC1符号列と共に、入力端子15を通して新たに設けたAC1&AC2合成回路24に入力する。
【0061】
AC1&AC2合成回路24では、入力されたAC1符号列とAC2’符号列を合成して1つのAC符号に戻して出力する。
【0062】
AC1&AC2合成回路24で合成されて出力されたAC符号は第1の実施の形態と同様にしてスイッチ20を通して変調回路14に入力され、アンテナ17から送信される。
【0063】
なお、TMCC&AC符号分離回路19から出力された符号と入力端子15から入力された符号の選択を、TMCC符号とAC符号で別々に選択できるようにするため、スイッチ21を切替える操作スイッチを操作スイッチ26に分離した。
【0064】
この様に、本実施の形態による受信装置および送信装置では、第1の実施の形態と同様に1本の信号線を接続するだけで、従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるだけでなく、図2の送信装置1から受信装置4まで一期通貫して伝送するAC1符号列と送信装置1から受信装置2’にローカルに伝送するAC2符号列を使い分けて使用できるので、更に使い勝手の良い簡易な中継システムを構築することができる、使い勝手の良い受信装置および送信装置を得ることができる。
【0065】
以上述べたように、本発明による受信装置および送信装置を用いると、1本の信号線を接続するだけで、従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムと同じ機能を有する簡易な中継システムを構築することができるようになる。そのため、中継システムの構築作業が容易で、しかも繋ぎ間違えや繋ぎ忘れ等による事故の発生の心配が無い簡易な中継システムを構築することができる、使い勝手の良い受信装置および送信装置を得ることができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、従来の受信装置および送信装置との互換性を確保しつつ、1本の信号線を接続するだけで簡易な中継システムを構築できる受信装置および送信装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示す図である。
【図2】FPUの利用形態を説明する図である。
【図3】OFDM方式を説明する図である。
【図4】従来の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示す図である。
【図5】DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した信号形式を説明するための図である。
【図6】第1の実施の形態のTMCC符号とAC符号の合成を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の受信装置および送信装置を用いた簡易な中継システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,3,3’:送信装置、2,2’,4:受信装置、5,17:アンテナ、6:復調回路、7:復号回路、8,8’:出力信号発生回路、9,10,11:出力端子、12,15,16:入力端子、13,13’:入力信号処理回路、14:変調回路、18:TMCC&AC符号合成回路、19:TMCC&AC符号分離回路、20,21,25:スイッチ、22,26:操作スイッチ、23:AC1&AC2分離回路、24:AC1&AC2合成回路。
Claims (5)
- MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路を備えたことを特徴とする受信装置。
- MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得た画像符号からなる188ワードの符号、および前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号を受信し、前記1パケット204ワードの符号の内、前記画像符号からなる188ワードの符号と、前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号を分離し、前記188ワードを前記画像符号として出力し、前記16ワードを前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号として出力する信号処理回路を備えたことを特徴とする送信装置。
- MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得られた画像符号を受信し、前記画像符号からなる188ワードの符号、およびTMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号からなる16ワードの符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号にして出力する信号発生回路を備えたことを特徴とする受信装置。
- MPEG−2等の符号化方式で画像を符号化して得た画像符号からなる188ワードの符号、およびTMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号からなる、合わせて204ワードの符号を1パケットの符号とする多パケットの形式信号を受信し、前記1パケット204ワードの符号の内、前記画像符号からなる188ワードの符号と、前記画像符号あるいはパリティ符号以外の有意な符号からなる16ワードの符号を分離し、前記188ワードを前記画像符号として出力し、前記16ワードを前記TMCC符号とAC符号またはさらにダミー符号として出力する信号処理回路と、分離した前記画像符号および前記TMCC符号とAC符号を入力し前記TMCC符号の指定に従った変調をして出力する変調回路とを備えたことを特徴とする送信装置。
- 請求項1から4のうちいずれか一つの項に記載の受信装置または送信装置において、前記多パケットの形式信号は、DVB−ASIあるいはDVB−SSIに準拠した形式信号であることを特徴とする受信装置または送信装置。
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JP2008258940A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | デジタル放送装置 |
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