【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、複数の相手先に同一の原稿情報を送信する機能（同報機能）を有したファクシミリ装置に関し、より特定すると、返信要求モードの送信が可能な同報機能を持つ装置において、返信要求に応えて送信されてくる相手先を一つのグループとして登録・管理し、次の送信の際の操作を簡略化するようにした前記ファクシミリ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、複数の相手先に同一の原稿情報を送信する機能（同報機能）を有したファクシミリ装置が知られている。
また、ファクシミリ装置における送信の際に、ユーザーによる宛先（相手先）の電話番号等の入力操作を必要とするが、相手先が多いと、この操作に大変に手間がかかることから、入力操作を簡略化するために、通常、ファクシミリ装置は、ワンタッチダイヤル機能を備えている。特に、同報機能におけるワンタッチダイヤルの利用では、ワンタッチダイヤルに複数の相手先をグループ化して割り付けるという方法で、この機能を導入している。
また、同報機能を用いたファクシミリ送信は、送信されるグループ内に共通の情報を提供することから、グループ作業で一つの文書をまとめ上げる場合に、グループ内の作業メンバ相互に情報をやり取りする道具としても使用されている。こうした側面における作業メンバの利便性を向上させるための提案として、下記特許文献１を示すことができる。
【０００３】
【特許文献１】
特開平８−３２１９３６号公報
【０００４】
特開平８−３２１９３６号（ファクシミリ装置の伝送制御方法）には、要するに、同報送信時に送付文書に対するグループ内の全ての送付先情報（コードデータ）とその一覧画情報とを付加して宛先に送るグループ送信モードの動作を行うようにしており、このモードを用いた動作により、送付先で返信時の作業を容易に行えるようにすることを意図している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平８−３２１９３６号公報記載の発明では、送付先の各メンバの返信時の操作を容易にするための方法に係わるもので、返信の操作を行う際に送付先情報を反映した形で入力操作画面が示されるので、グループ内の全体の送付状態が分かり、返信時のユーザーの判断を容易にするが、グループ送信モードによる返信時の入力操作は、新たにメンバを確認しながら返信の送付先を指定するという方法を採っている。
従って、指定したグループのメンバーに複数回のやり取りを繰り返すような形でグループ送信を行い、送信する毎に相手先の判断によりその送信をストップさせても良いといった状況を想定し、そうした状況でユーザーによる入力操作を省略するといったさらに進んだ簡略化・自動化に応えるものではない。つまり、想定した状況に上記特許文献１の方法を適用した場合、二回目以降の送信において、送信側が相手先の判断を確認し、送信相手先を再指定しなければならず、入力操作の簡略化に問題を残し、同時に、この従来例は、送信情報の情報量が大きく、又、送信情報の管理に必要なメモリ等のハードウェアも必要としているので、ハードウェア資源の効率的な利用という点でも問題を残す。
本発明は、複数の相手先を一つのグループとして登録・管理し、グループを指定してそこに含まれる複数の相手先に同一の原稿情報を送信する機能を有したファクシミリ装置における上述の従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、指定したグループのメンバーに複数回のやり取りを繰り返すような形でグループ送信を行い、送信する毎に相手先の判断によりその送信をストップさせることができるといった状況に対応して、入力操作の簡略化を図り、さらにハードウェア資源の効率的な利用を可能にする手段を設けたファクシミリ装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、返信要求モードの送信を可能とするとともに、複数の相手先を一つのグループとして登録・管理し、該グループを指定してそこに含まれる複数の相手先に同一の原稿情報を返信要求モードで送信する機能を有したファクシミリ装置であって、前記返信要求モードの送信に応じて返信モードにより送信してくる相手先を別グループとして登録・管理することを特徴とするファクシミリ装置である。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１に記載されたファクシミリ装置において、グループ指定により返信要求モードの送信を行ったグループに登録されている相手先を一旦消去し、そこに前記返信要求モードの送信に応じて返信モードにより送信してくる相手先により構成する前記別グループの相手先を登録することを特徴とするものである。
【０００８】
請求項３の発明は、請求項１に記載されたファクシミリ装置において、グループ指定により返信要求モードの送信を行い、該返信要求モードの送信に応じて返信モードにより送信してくる相手先により構成する前記別グループを登録した後、該別グループを指定した送信が行われずに所定時間が経過したときに、該別グループの登録を削除することを特徴とするものである。
【０００９】
請求項４の発明は、請求項１乃至３のいずれかに記載されたファクシミリ装置において、さらに相手先を個別に登録・管理し、複数の相手先を指定してそこに同一の原稿情報を返信要求モードで送信する機能を有し、該返信要求モードの送信に応じて返信モードにより送信してくる相手先を前記別グループとして扱うようにしたことを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明は、複数の相手先を一つのグループとして登録・管理し、指定グループに含まれる複数の相手先に同一の原稿情報を送信する機能を有したファクシミリ装置において、指定したグループのメンバーに複数回のやり取りを繰り返すような形でグループ送信を行い、送信する毎に相手先の判断によってその送信を止めることができるといった状況に対応して、入力操作の簡略化を意図したものである。入力操作の簡略化を図るための手段として、本発明では、返信要求モードの送信を行い、この要求に応じて返信モードにより送信してくる相手先を、別グループ（即ち、先に返信要求モードの送信を行ったときに指定したグループとは別に）として登録・管理する。この別グループとして登録したメンバーは、返信要求に応じたグループであり、次の送信の対象とすべきメンバーであるから、次回の送信を行うときに自動で相手先として指定する。送信時にこのような動作を行うことにより、入力操作の手間を省き、しかも送信が不要なメンバーへの送信を止めることが可能になる。
本発明のファクシミリ装置を添付する図面とともに示す以下の各実施形態に基づき説明する。
【００１１】
「実施形態１」
図１は、本発明のファクシミリ装置に係わる処理システムの一実施形態を示すブロック図である。
本実施形態の処理システムは、図１に示すように、システム全体を制御する制御部８の制御下に、ユーザーの入力操作により装置に対し動作条件の設定操作や始動を指令するための各種の操作キーを持つ操作部１と、入力操作に連動してユーザーに対話形式の画面を提示する表示部７と、原稿の読み取り部６と、原稿の読み取り画像データを格納する原稿記憶部５と、宛先の電話番号等の情報を個別或いはグループ単位で登録・管理する宛先管理部２と、送信・受信記録として原稿の文書番号、送信・受信した相手ファクシミリの電話番号等を登録・管理する通信管理部４と、ＰＳＴＮ（公衆回線網）を介して返信要求モード、返信モード等の設定された動作モードに従って、指定した各宛先に送信処理を行い、相手先からの受信処理を行う通信制御部３を備える。なお、図１に示すシステム構成は本実施形態を説明するために必要な要素を概略図として示しており、ファクシミリ装置が通常、構成要素として備える受信画像の印刷出力部等の一部の要素の図示を省略している。
【００１２】
次に、本実施形態の処理システム（図１）によって、指定グループに含まれる複数の相手先に返信要求モードでグループ送信し、これに応えて相手先から返信モードで送信されてくる情報の受信する、一連のファクシミリ通信動作について説明する。
図２は、返信要求モード送信の動作手順の一例を示すフローチャートである。
図２を参照すると、この動作手順の始めに、グループ送信を行うために、予めグループ化の対象とする複数の宛先情報（電話番号やファクシミリ番号等）を操作部１より入力することにより、グループの登録を行う（Ｓ１１）。１つのグループのメンバとして登録された宛先情報は、属するグループの名前等が付されてグループ宛先管理部２で管理される。
次いで、返信要求モードによる送信を行うために操作部１でその設定入力を行う。このモード設定を行うことによって、送信相手のファクシミリに、返信要求モードで送信したことを通知し、相手側で要求に対応した返信モードの動作を行うことを可能にする。ここで必要とされる、返信要求モードで送信したことを通知する送信側のファクシミリ通信制御手順としては、例えば、ＮＳＳ信号（非標準機能設定信号）を利用して、そこに返信先の情報を付加し、相手先に返信要求モードの送信であることを認識させるための手順を実行する。
本例のフローでは、操作部１で返信要求モードによる送信を行うモード設定が指示されたか、否かをチェックし（Ｓ１２）、設定がなければ、フローを終了する。
他方、返信要求モードによる送信を行うモード設定が指示されている場合には、次の手順として、宛先（相手先）の指定を行う。この場合には、グループ送信をするので、先に登録したグループの中から対象とするグループを指定する（Ｓ１３）。指定のし方は、表示部７で一覧表示されたグループ名の一つを選択して指示するといった方法を採ることが可能である。
このようにして返信要求モードを設定、グループを指定した状態で、原稿を読取り部６にセットし、送信キー等を押し送信指示をすると、原稿情報がＰＳＴＮによりグループで指定した各宛先に送信する（Ｓ１４）。この送信処理は、ファクシミリ装置において通常行われていると同様の処理によるもので、制御部８の制御下で、原稿情報を基に作成されたファクシミリ送信画像データ及びＮＳＳ信号等の通信制御データを通信制御部３により通信プロトコルに従って処理し、送信する、という方法によって行われる。なお、このときに、送信記録として、返信要求モードで送信した文書番号、宛先電話番号等を通信管理部４で登録・管理する。
【００１３】
上記した返信要求モード送信の動作手順（図２）によって送信されてくる原稿を受信する側の動作を説明する。
図３は、返信要求モード受信の動作手順の一例を示すフローチャートである。図３を参照すると、ＦＡＸ原稿を受信するファクシミリでは、先ずＰＳＴＮを介して送信されてきたＦＡＸ原稿を受信する処理を行う（Ｓ２１）。この受信処理は、ファクシミリ装置において通常行われていると同様の処理によるもので、制御部８の制御下で、ファクシミリ送信画像データ及びＮＳＳ信号等の通信制御データを通信制御部３により通信プロトコルに従って受信し、処理するという方法による。次いで、受信データのＮＳＳ信号の設定内容を調べ、返信要求モードの受信であるか、否かを判断し（Ｓ２２）、返信要求モードの設定がなければ、フローを終了する。
他方、返信要求モードの受信である場合には、次の手順として、返信要求に応えて返信モードの動作を行うことを可能にするために、そのデータを管理する。ここでは、通信管理部４において、返信要求モードで受信したＦＡＸ原稿の文書番号、原稿を送信したファクシミリの電話番号等を受信記録として登録し（Ｓ２３）、フローを終了する。なお、ここで登録・管理するその他の管理情報として、受信時間やＲＴＩ（発信元名称表示）などの受信した原稿を識別できる情報の受信記録を用いるようにしても良い。
【００１４】
返信要求モードによって送信されてくるＦＡＸ原稿を受信し、その後、要求に対応し、返信する場合に行う返信モードの送信動作手順について説明する。
図４は、返信モードによる送信動作手順の一例を示すフローチャートである。
受信したファクシミリ側でＦＡＸ原稿を基にして情報のやり取りを継続する場合、先ず、受信したファクシミリ側の操作部１により返信モードを設定する。返信モードの送信動作のフローとしては、図４に示すように、先ず、返信モードが設定されているか、否かをチェックし（Ｓ３１−ＹＥＳ）、設定がなければ、フローを終了する。
他方、返信モードの設定が確認できれば、送信相手のファクシミリに返信要求モードに応えて送信したことを通知するとともに、返信要求モードで送られたきたＦＡＸ原稿を受信した時に得た原稿の文書番号を送信相手に通知する。また、通信管理部４に記録されている受信記録から文書番号をＩＤとして該当する文書に関わる記録を表示部７に表示する（Ｓ３２）。
次いで、ユーザーは表示された履歴を見ながら、返信宛先を選択するので、ユーザー操作により返信宛先が選択されるのを確認して（Ｓ３３−ＹＥＳ）、選択された返信宛先の受信記録にある電話番号をセットし、操作部１で送信キー等が押され送信の指示がなされると、返信ＦＡＸ原稿がＰＳＴＮにより指定した宛先に送信され（Ｓ３４）、フローを終了する。
【００１５】
上記した返信モードの動作手順（図４）によって送信されてくる原稿を受信するファクシミリ装置（最初に返信要求モードの送信をした装置）側の動作を説明する。ここでは、特に、最初に返信要求モードの送信をし、それに応えて返信モードで送られてきた返信ＦＡＸ原稿に対する動作であり、相手先として情報のやり取りをさらに継続することが予定されるものであるから、その受信記録を別のグループとして管理するという、本発明に特有の処理を行う。
図５は、この返信モード受信時の動作手順の一例を示すフローチャートである。
図５を参照すると、ＦＡＸ原稿を受信するファクシミリでは、先ずＰＳＴＮを介して送信されてきたＦＡＸ原稿を通常と同様の方法により受信し、そのときに、受信データのＮＳＳ信号の設定内容を調べ、返信モードの受信であるか、否かを判断し（Ｓ４１）、返信モードの設定がなければ、フローを終了する。
他方、返信モードの受信である場合には、次の手順として、受信した返信ＦＡＸ原稿の中の、情報のやり取りをさらに継続することが予定される相手先からの原稿をチェックし、対象となる対象返信ＦＡＸ原稿に関わる相手先の情報を管理するための手順を行う。ここでは、グループ（同報）送信したＦＡＸ原稿の返信要求に応えて返信してきた相手先を“返信実行グループ”として、最初のグループ送信（図２参照）の相手先として構成したグループとは別に、宛先管理部２において登録・管理する。
【００１６】
この“返信実行グループ”の登録の手順としては、先ず、通信管理部４において、今回の受信記録、即ち返信ＦＡＸ原稿に付された文書番号と送信元のファクシミリの電話番号が過去に返信要求モード送信を行った時の送信記録、即ち送信ＦＡＸ原稿に付された宛先、文書番号が一致するか、否かをチェックし（Ｓ４２）、一致しない場合、このフローを終了する。
他方、宛先、文書番号が一致する場合は、返信実行グループとして新規にグループを構成し（つまり、最初のグループ送信の相手先のグループとは別に構成し）、そこに送信元の電話番号を登録する。本実施形態では、グループを文書番号（原稿）で識別されるようなまとめ方を採用するようにする。従って、登録の処理フローとしては、受信したある返信モードの送信ＦＡＸ原稿に対し、まずその原稿（文書番号）に対応した返信実行グループが存在するか、否かをチェックし（Ｓ４３）、その結果により処理を分岐する。
返信実行グループが未作成であり、存在しない場合、新規に返信実行グループを作成し、受信した送信元（相手先）の電話番号をそのグループに登録する（Ｓ４４）。他方、既に作成された返信実行グループが存在する場合には、文書番号に対応する返信実行グループに受信した送信元（相手先）の電話番号を登録する（Ｓ４４）。これらのいずれかの登録処理を経て、このフローを終了する。
なお、上記した返信モード受信時の動作手順（図５）では、返信要求モードによる同報送信をグループ化して行わない場合（後述の実施形態４、参照）にも、上記した返信モードの手順を適用することができるようにしている。即ち、同報送信を宛先の設定を個別に行って返信要求モードによる送信した場合に、要求に応じて異なる送信元から返信モードで受信した場合も、この返信モードによる返信ＦＡＸ原稿に付された文書番号と送信元のファクシミリの電話番号が過去に返信要求モードで送信した宛先電話番号と文書番号の一致が確認できる場合に、文書番号に対応するグループに送信元の電話番号を登録できるようにする。
【００１７】
「実施形態２」
本実施形態は、上記実施形態１に示した処理システムにおいて、宛先管理部２に登録した情報の中、使用後に不要になると見なせる情報を消去可能にすることにより、ハードウェア資源の効率的な利用を可能にする手順を提供するものである。ここでは、返信要求モードを設定してグループ送信する送信処理において、送信したグループに登録されていた相手先（宛先）情報を送信後に消去することによるもので、消去した領域は、その後、この返信要求に応えて構成する上記実施形態１に述べた返信実行グループの登録領域として用いるようにする。
図６は、本実施形態における返信要求モード送信の動作手順の一例を示すフローチャートである。
図６に示すように、この動作手順は、フローの開始時にグループの登録を行うステップ（Ｓ５１）から送信指示を行うステップ（Ｓ５４）までの処理手順は、上記実施形態１に示したＳ１１〜Ｓ１４のステップと変わりがない。したがって、この処理手順については、上記実施形態１の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。
本実施形態に特有の手順は、送信指示（Ｓ５４）をした後に、返信要求モードを設定してグループ送信する際に指定したグループ内の相手先（宛先）情報を消去する（Ｓ５５）。具体的には、グループ管理をするために宛先管理部２に登録されていた情報の中、指定グループに対し、グループとしてのフレームを残した形で、グループ内の相手先（宛先）情報を消去し、空にする。その後、消去した領域を、返信要求に応えて送信した相手先により構成する、このグループに属する返信実行グループの登録・管理をするために用いるようにする。
返信要求モード送信の手順としては、相手先（宛先）情報を消去した（Ｓ５５）後、この処理フローを終了する。
【００１８】
「実施形態３」
本実施形態は、上記実施形態１に示した処理システムにおいて、宛先管理部２に登録した返信実行グループの情報が利用しないままに放置され、登録時から所定の時間が経過したときに、登録した情報を不要と見なして、グループを削除可能にすることにより、ハードウェア資源の効率的な利用を可能にする手順を提供するものである。
ここでは、返信モード受信時に返信実行グループを登録する処理を行った（図５参照）ときに、削除しても良いと考えられる所定の時間を設定（予めユーザーにより設定し得るようにすると良い）したタイマーをＯＮし、そのタイマーがＯＦＦ（タイマーが０）になったときに、グループ削除、即ち、グループ情報として作成した全ての情報を削除する。なお、タイマーＯＦＦ以前に、そのグループによる送信が発生した場合は、その時点でそのグループに対応したタイマーを再設定する。
図７は、本実施形態における返信実行グループの削除処理の動作手順の一例を示すフローチャートである。
図７に示すように、この動作手順は、返信実行グループの登録処理、即ちグループ（同報）送信したＦＡＸ原稿の返信要求に応えて返信してきた相手先をグループ化して、宛先管理部２において登録する処理を行ったときに、各グループに設定されるタイマーを適当なタイミングでチェックし（Ｓ６１）、タイマーＯＦＦが確認された場合に、宛先管理部２に登録されている該当する返信実行グループの情報を削除する処理を実行し（Ｓ６２）、この処理フローを終了する。
【００１９】
「実施形態４」
本実施形態は、上記実施形態１では、指定グループに含まれる複数の相手先に返信要求モードでグループ送信する返信要求モード送信の動作手順を示したが、本実施形態では、返信要求モードによる同報送信をグループ化して行わない場合にも、上記した返信モードの手順（図５）を適用することができるようにしている。即ち、同報送信を宛先の設定を個別に行って返信要求モードによる送信した場合に、要求に応じて異なる送信元から返信モードで受信した場合も、この返信モードによる返信ＦＡＸ原稿に付された文書番号と送信元のファクシミリの電話番号が過去に返信要求モードで送信した宛先電話番号と文書番号の一致が確認できる場合に、文書番号に対応するグループに送信元の電話番号を登録できるようにする。
図８は、本実施形態の返信要求モード送信の動作手順の一例を示すフローチャートである。
図８に示すように、この動作手順は、フローの開始時にグループの登録を行うステップ（Ｓ７１）と返信要求モードの送信をチェックするステップ（Ｓ７２）処理手順は、上記実施形態１に示したＳ１１とＳ１２のステップと変わりがない。したがって、この処理手順については、上記実施形態１の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。
本実施形態に特有の手順は、返信要求モードの送信であることを確認した（Ｓ７２−ＹＥＳ）後に、返信要求モードを設定した送信をする際の宛先を指定する手順にある。本実施形態では、一旦グループを構成し、グループ登録をしたが、グループを対象にしないで、個々の宛先に送信することができるように、指定を変更することを可能にする。即ち、グループを無視して、グループ内に登録されている宛先を個別に選択・指示して、複数の宛先を同報送信の対象として指定する（Ｓ７３）。このようにして返信要求モードを設定、複数の宛先を指定した状態で、原稿を読取り部６にセットし、送信キー等を押し送信を指示し（Ｓ７４）、この送信処理フローを終了する。
【００２０】
【発明の効果】
（１） 請求項１の発明に対応する効果
複数の相手先を一つのグループとして登録・管理し、指定したグループに含まれる複数の相手先に同一の原稿情報を送信する機能を持つファクシミリ装置において、返信要求モードの送信を行い、この要求に応じて返信モードにより送信してくる相手先を、先に返信要求モード送信時に指定したグループとは別グループとして登録・管理することにより、次の送信の対象とすべきこの別グループへの入力操作の手間を省き、しかも送信が不要なメンバーへの送信を止めることが可能になる。よって、指定したグループに複数回のやり取りを繰り返すような形でグループ送信を行うような状況に適応し得る、高効率かつ高利便性を有するファクシミリ装置の提供が可能になる。
（２） 請求項２の発明に対応する効果
グループ指定により返信要求モードの送信を行ったグループに登録されている相手先を一旦消去し、そこに新たに生じる別グループの相手先を登録するようにしたので、登録に必要な記憶領域の増加を防ぐことができ、ハードウェア資源の効率的な利用を可能にする。
【００２１】
（３） 請求項３の発明に対応する効果
別グループを登録した後、別グループを指定した送信が行われずに所定時間が経過したときに、この別グループの登録を削除するようにしたので、不要と見なされる情報により使用される記憶領域が増加することが回避され、ハードウェア資源の効率的な利用を可能にする。
（４） 請求項４の発明に対応する効果
相手先を個別に登録・管理し、複数の相手先を指定してそこに同一の原稿情報を返信要求モードで送信する機能を有し、返信要求モードの送信に応じて返信モードにより送信してくる相手先を前記別グループとして扱うようにしたことにより、グループ登録する操作と記憶領域の増加が回避され、ハードウェア資源の効率的な利用を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のファクシミリ装置に係わる処理システムの一実施形態を示すブロック図である。
【図２】返信要求モード送信の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【図３】返信要求モード受信の動作手順（実施形態１）の一例を示すフローチャートである。
【図４】返信モードによる送信動作手順の一例を示すフローチャートである。
【図５】返信モード受信時の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【図６】返信要求モード送信の動作手順（実施形態２）の一例を示すフローチャートである。
【図７】返信実行グループの削除処理（実施形態３）の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【図８】返信要求モード送信の動作手順（実施形態４）の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１…操作部、 ２…宛先管理部、
３…通信制御部、 ４…通信管理部、
５…原稿記憶部、 ６…読取り部、
７…表示部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a facsimile apparatus having a function of transmitting the same original information to a plurality of destinations (broadcast function). More specifically, the present invention relates to a facsimile apparatus having a broadcast function capable of transmitting a reply request mode. The present invention relates to the facsimile apparatus in which destinations transmitted in response to a request are registered and managed as one group, and the operation at the time of the next transmission is simplified.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a facsimile apparatus having a function (broadcast function) of transmitting the same document information to a plurality of destinations.
In addition, when performing transmission by the facsimile machine, the user needs to input the telephone number of the destination (destination), but if there are many destinations, this operation is very troublesome. For simplicity, facsimile machines typically have a one-touch dial function. In particular, in the use of the one-touch dial in the broadcast function, this function is introduced by a method of assigning a group of a plurality of destinations to the one-touch dial.
Also, facsimile transmission using the broadcast function provides common information within the group to be transmitted, so when grouping together a single document, information is exchanged between working members within the group. It is also used as a tool. As a proposal for improving the convenience of the working member in such an aspect, the following Patent Document 1 can be shown.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-8-321936
[0004]
In JP-A-8-321936 (transmission control method of a facsimile apparatus), in short, at the time of broadcast transmission, all destination information (code data) in a group for a transmission document and its list image information are added to a destination. The operation of the sending group transmission mode is performed, and the operation using this mode is intended to facilitate the operation at the destination at the time of reply.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the invention described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-321936 relates to a method for facilitating the operation of each member at the destination when replying, and the destination information is reflected when performing the reply operation. Since the input operation screen is shown in the form, the sending status of the whole group can be understood and the user's judgment at the time of reply is easy, but the input operation at the time of reply in the group transmission mode is performed while checking the member newly It uses a method of specifying the reply destination.
Therefore, it is assumed that a group transmission may be performed in such a way as to repeat a plurality of exchanges with members of a specified group, and that transmission may be stopped at the discretion of the other party each time transmission is performed. It does not respond to further simplification and automation such as omitting the input operation by. In other words, when the method of Patent Document 1 is applied to an assumed situation, in the second and subsequent transmissions, the transmission side must confirm the determination of the destination and re-specify the transmission destination, thereby simplifying the input operation. In the conventional example, the amount of transmission information is large and hardware such as a memory required for managing the transmission information is required. Also leave a problem in terms.
The present invention relates to a conventional facsimile apparatus having a function of registering and managing a plurality of destinations as one group, specifying a group, and transmitting the same document information to a plurality of destinations included therein. The purpose is to perform group transmission in such a way as to repeat a plurality of exchanges with the members of the specified group, and to stop the transmission according to the judgment of the other party every time transmission is performed It is therefore an object of the present invention to provide a facsimile apparatus which simplifies an input operation and is provided with means for enabling efficient use of hardware resources in response to such a situation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 enables transmission in a reply request mode, registers and manages a plurality of destinations as one group, designates the group, and designates the same manuscript to a plurality of destinations included therein. A facsimile apparatus having a function of transmitting information in a reply request mode, wherein a facsimile apparatus which registers and manages destinations transmitted in a reply mode as a separate group in response to the transmission of the reply request mode. Device.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the facsimile apparatus according to the first aspect, the destination registered in the group that has transmitted the reply request mode by group designation is temporarily deleted, and the transmission of the reply request mode is performed there. And registering the other group of destinations composed of destinations transmitted in the reply mode in response to the request.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the facsimile apparatus according to the first aspect, a reply request mode is transmitted by group designation, and the transmission destination is transmitted in the reply mode in response to the transmission of the reply request mode. After the registration of the another group, the registration of the another group is deleted when a predetermined time has elapsed without transmission specifying the another group.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the facsimile apparatus according to any one of the first to third aspects, the destinations are individually registered and managed, and a plurality of destinations are designated and the same original information is returned there. It has a function of transmitting in the request mode, and the destination transmitted in the reply mode in response to the transmission in the reply request mode is treated as the separate group.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present invention provides a facsimile apparatus having a function of registering and managing a plurality of destinations as one group and transmitting the same document information to a plurality of destinations included in a specified group. This is intended to simplify the input operation in response to a situation in which group transmission is performed in such a manner as to repeat the exchange, and transmission can be stopped by the judgment of the other party each time transmission is performed. As a means for simplifying the input operation, in the present invention, a reply request mode is transmitted, and the destination transmitted in the reply mode in response to this request is set to another group (that is, the reply request mode is first set). (Separate from the group specified when the was sent). The member registered as this separate group is a group in response to the reply request, and is a member to be subjected to the next transmission, so that it is automatically designated as the other party when the next transmission is performed. By performing such an operation at the time of transmission, it is possible to save the trouble of input operation and to stop transmission to members who do not need to transmit.
The facsimile apparatus of the present invention will be described based on the following embodiments shown together with the accompanying drawings.
[0011]
"Embodiment 1"
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of a processing system relating to a facsimile apparatus of the present invention.
As shown in FIG. 1, the processing system according to the present embodiment includes various types of commands for setting operation conditions and instructing the apparatus to start operating conditions under user control under control of a control unit 8 that controls the entire system. An operation unit 1 having operation keys, a display unit 7 for presenting an interactive screen to a user in conjunction with an input operation, a document reading unit 6, a document storage unit 5 for storing document image data, A destination management unit 2 that registers and manages information such as destination telephone numbers individually or in groups, and a communication management that registers and manages document numbers of originals as transmission and reception records and telephone numbers of transmitted and received facsimile counterparts. In accordance with the set operation mode such as a reply request mode and a reply mode via the PSTN (Public Network), the unit 4 performs transmission processing to each designated destination and performs reception processing from the other party. It includes a signal control unit 3. Note that the system configuration illustrated in FIG. 1 schematically illustrates elements necessary for describing the present embodiment, and a facsimile apparatus usually includes some of the elements such as a print output unit of a received image provided as a component. Illustration is omitted.
[0012]
Next, the processing system (FIG. 1) of the present embodiment performs group transmission in a reply request mode to a plurality of destinations included in a designated group, and receives information transmitted from the destination in a reply mode in response to this. A series of facsimile communication operations will be described.
FIG. 2 is a flowchart illustrating an example of the operation procedure of the reply request mode transmission.
Referring to FIG. 2, at the beginning of this operation procedure, in order to perform group transmission, a plurality of pieces of destination information (telephone numbers, facsimile numbers, etc.) to be grouped are input from the operation unit 1 in advance. Is registered (S11). The destination information registered as a member of one group is managed by the group destination management unit 2 with the name of the group to which the destination information belongs.
Next, in order to perform transmission in the reply request mode, the setting is input on the operation unit 1. By setting the mode, the facsimile of the transmission partner is notified that the transmission was performed in the reply request mode, and the partner can perform the operation in the reply mode corresponding to the request. The facsimile communication control procedure of the transmitting side for notifying that transmission in the reply request mode is required here is, for example, using the NSS signal (non-standard function setting signal) to store the information of the reply destination there. Then, a procedure for making the other party recognize that the transmission is in the reply request mode is executed.
In the flow of this example, it is checked whether or not a mode setting for performing transmission in the reply request mode has been instructed on the operation unit 1 (S12), and if there is no setting, the flow ends.
On the other hand, when the mode setting for transmitting in the reply request mode is instructed, the destination (destination) is specified as the next procedure. In this case, since the group is transmitted, a target group is specified from the groups registered earlier (S13). The designation can be made by selecting one of the group names listed on the display unit 7 and giving an instruction.
With the reply request mode set and the group specified in this way, the original is set on the reading unit 6 and a transmission key or the like is pressed to issue a transmission instruction. The original information is transmitted to each destination specified by the group by the PSTN. (S14). This transmission process is a process similar to that normally performed in the facsimile apparatus. Under the control of the control unit 8, facsimile transmission image data and communication control data such as NSS signals created based on document information are transmitted. Processing is performed by the communication control unit 3 according to the communication protocol, and transmission is performed. At this time, the communication management unit 4 registers and manages a document number, a destination telephone number, and the like transmitted in the reply request mode as transmission records.
[0013]
The operation of the receiving side of the original transmitted by the above-described operation procedure of the reply request mode transmission (FIG. 2) will be described.
FIG. 3 is a flowchart illustrating an example of an operation procedure of the reply request mode reception. Referring to FIG. 3, in a facsimile that receives a fax document, first, a process of receiving a fax document transmitted via the PSTN is performed (S21). This receiving process is performed by a process similar to that normally performed in the facsimile apparatus. Under the control of the control unit 8, the facsimile transmission image data and the communication control data such as the NSS signal are transmitted by the communication control unit 3 according to the communication protocol. By receiving and processing. Next, the setting content of the NSS signal of the received data is checked, and it is determined whether or not the response request mode is received (S22). If the response request mode is not set, the flow ends.
On the other hand, in the case of the reception in the reply request mode, as the next procedure, the data is managed in order to enable the operation in the reply mode in response to the reply request. Here, the communication management unit 4 registers the document number of the facsimile document received in the reply request mode, the telephone number of the facsimile that transmitted the document as a reception record (S23), and ends the flow. As the other management information to be registered and managed here, a reception record of information that can identify the received original such as a reception time and an RTI (sender name display) may be used.
[0014]
A description will be given of the transmission operation procedure of the reply mode which is performed when the FAX original transmitted in the reply request mode is received, and thereafter, the response is made in response to the request.
FIG. 4 is a flowchart illustrating an example of a transmission operation procedure in the reply mode.
When the exchange of information is continued on the received facsimile side based on the FAX original, first, the reply mode is set by the operation unit 1 on the received facsimile side. As shown in FIG. 4, as the flow of the transmission operation in the reply mode, first, it is checked whether or not the reply mode is set (S31-YES), and if not set, the flow ends.
On the other hand, if the setting of the reply mode can be confirmed, the facsimile of the transmission destination is notified that the transmission has been performed in response to the reply request mode, and the document number of the document obtained when the facsimile sent in the reply request mode is received. Notify the recipient. Further, a record related to the corresponding document is displayed on the display unit 7 with the document number as an ID from the reception record recorded in the communication management unit 4 (S32).
Next, the user selects a reply destination while looking at the displayed history, so it is confirmed that the reply destination is selected by the user operation (S33-YES), and the telephone number in the reception record of the selected reply destination is received. When the number is set and the transmission key or the like is pressed on the operation unit 1 to instruct transmission, the reply FAX original is transmitted to the destination designated by the PSTN (S34), and the flow ends.
[0015]
The operation of the facsimile apparatus (the apparatus that first transmits in the reply request mode) that receives the original transmitted according to the above-described reply mode operation procedure (FIG. 4) will be described. In this case, in particular, this is an operation for a reply FAX manuscript which is transmitted in the reply request mode first and is transmitted in the reply mode in response thereto, and further exchange of information as the destination is scheduled. For this reason, a process unique to the present invention is performed in which the received records are managed as another group.
FIG. 5 is a flowchart showing an example of an operation procedure at the time of receiving the reply mode.
Referring to FIG. 5, in a facsimile receiving a facsimile document, first, a facsimile document transmitted via the PSTN is received in the same manner as usual, and at that time, the setting contents of the NSS signal of the received data are checked. It is determined whether or not the reply mode is received (S41), and if no reply mode is set, the flow ends.
On the other hand, in the case of the reception in the reply mode, as a next procedure, a document from a destination to which the exchange of information is to be further continued among the received reply FAX documents is checked and becomes a target. A procedure for managing information on the other party related to the target reply FAX manuscript is performed. Here, the destination that has responded in response to the group (broadcast) transmitted FAX manuscript reply request is referred to as a “reply execution group”, separately from the group configured as the destination for the first group transmission (see FIG. 2). Is registered and managed in the destination management unit 2.
[0016]
The procedure for registering the “reply execution group” is as follows. First, the communication management unit 4 stores the current reception record, that is, the document number attached to the reply FAX document and the telephone number of the transmission facsimile in the past in the reply request mode. It is checked whether or not the transmission record at the time of transmission, that is, the destination and the document number assigned to the transmission FAX document match (S42), and if they do not match, this flow is ended.
On the other hand, if the destination and document number match, a new group is formed as the reply execution group (that is, separate from the group to which the first group was sent), and the telephone number of the sender is registered there. I do. In this embodiment, a grouping method is adopted in which groups are identified by document numbers (documents). Therefore, as a registration processing flow, for a received transmission fax document in a certain reply mode, it is first checked whether or not a reply execution group corresponding to the document (document number) exists (S43). Branches the processing.
If the reply execution group has not been created and does not exist, a new reply execution group is created, and the received telephone number of the transmission source (destination) is registered in the group (S44). On the other hand, if there is an already created reply execution group, the received telephone number of the transmission source (destination) is registered in the reply execution group corresponding to the document number (S44). After any of these registration processes, this flow ends.
In the above-described operation procedure at the time of receiving the reply mode (FIG. 5), even when the broadcast transmission in the reply request mode is not performed by grouping (see Embodiment 4 described later), the above-described procedure of the reply mode is performed. So that it can be applied. That is, when the broadcast transmission is individually set in the destination and transmitted in the reply request mode, or when the broadcast transmission is received in a reply mode from a different transmission source in response to the request, the reply FAX original attached to the reply mode is also added. If the document number and the sender's facsimile phone number can be confirmed to match the destination phone number previously sent in reply request mode, the sender's phone number can be registered in the group corresponding to the document number. I do.
[0017]
"Embodiment 2"
In the present embodiment, in the processing system described in the first embodiment, information that is deemed to be unnecessary after use in information registered in the destination management unit 2 can be deleted, so that hardware resources can be efficiently used. Are provided. Here, in the transmission processing in which the reply request mode is set and the group is transmitted, the destination (destination) information registered in the transmission group is deleted after the transmission, and the deleted area is used for this reply. It is used as a registration area of the reply execution group described in the first embodiment which is configured in response to the request.
FIG. 6 is a flowchart showing an example of the operation procedure of the reply request mode transmission in the present embodiment.
As shown in FIG. 6, in this operation procedure, the processing procedure from the step of registering a group at the start of a flow (S51) to the step of issuing a transmission instruction (S54) is the same as that of S11 to S14 described in the first embodiment. No difference from the steps. Therefore, for this processing procedure, the description of the first embodiment is referred to, and the description is omitted here.
The procedure unique to the present embodiment is to delete the destination (destination) information in the group specified when the group is transmitted by setting the reply request mode after the transmission instruction (S54) (S55). Specifically, in the information registered in the destination management unit 2 for performing the group management, the destination (destination) information in the group is deleted from the designated group while leaving a frame as a group. And empty. Thereafter, the deleted area is used for registering and managing a reply execution group belonging to this group, which is constituted by the destinations transmitted in response to the reply request.
As a procedure of the reply request mode transmission, after erasing the destination (destination) information (S55), the processing flow ends.
[0018]
"Embodiment 3"
In the present embodiment, in the processing system described in the first embodiment, the information of the reply execution group registered in the destination management unit 2 is left unused without using it, and when a predetermined time has elapsed from the time of registration, the registration is performed. It is intended to provide a procedure for enabling efficient use of hardware resources by making information deemed unnecessary and enabling a group to be deleted.
Here, when the process of registering the reply execution group is performed at the time of receiving the reply mode (see FIG. 5), a predetermined time that can be deleted may be set (it is preferable that the user can set in advance). When the timer is turned on and the timer is turned off (timer is 0), the group is deleted, that is, all information created as group information is deleted. If transmission by the group occurs before the timer is turned off, the timer corresponding to the group is reset at that point.
FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of the operation procedure of the reply execution group deletion process according to the present embodiment.
As shown in FIG. 7, this operation procedure is a process of registering a reply execution group, that is, grouping destinations that have returned in response to a reply request of a fax document transmitted by a group (broadcast). When the registration process is performed, the timer set for each group is checked at an appropriate timing (S61). When the timer is confirmed to be OFF, the corresponding reply execution group registered in the destination management unit 2 is checked. Is performed (S62), and this processing flow ends.
[0019]
"Embodiment 4"
In the present embodiment, the operation procedure of the reply request mode transmission in which the group is transmitted to the plurality of destinations included in the designated group in the reply request mode in the first embodiment is described. Even when the information transmission is not grouped, the above-described procedure of the reply mode (FIG. 5) can be applied. That is, when the broadcast transmission is individually set in the destination and transmitted in the reply request mode, or when the broadcast transmission is received in a reply mode from a different transmission source in response to the request, the reply FAX original attached to the reply mode is also added. If the document number and the sender's facsimile phone number can be confirmed to match the destination phone number previously sent in reply request mode, the sender's phone number can be registered in the group corresponding to the document number. I do.
FIG. 8 is a flowchart illustrating an example of an operation procedure of the reply request mode transmission according to the present embodiment.
As shown in FIG. 8, the operation procedure includes a step of registering a group at the start of a flow (S71) and a step of checking transmission of a reply request mode (S72). And step S12. Therefore, for this processing procedure, the description of the first embodiment is referred to, and the description is omitted here.
A procedure unique to the present embodiment is a procedure of specifying a destination when performing transmission in which the reply request mode is set after confirming that the transmission is in the reply request mode (S72-YES). In the present embodiment, a group is once formed and registered as a group, but the designation can be changed so that the group can be transmitted to individual destinations without being targeted. That is, the group is ignored, destinations registered in the group are individually selected and designated, and a plurality of destinations are designated as broadcast transmission targets (S73). With the reply request mode set in this way and a plurality of destinations specified, the original is set on the reading unit 6, and a transmission key or the like is pressed to instruct transmission (S74), and the transmission processing flow ends.
[0020]
【The invention's effect】
(1) Effects corresponding to the first aspect of the invention
In a facsimile machine having a function of registering and managing a plurality of destinations as one group and transmitting the same original information to a plurality of destinations included in the designated group, the transmission of a reply request mode is performed. By registering and managing the other party to be sent in reply mode as a group different from the group specified when sending the reply request mode earlier, input operation to this different group to be the next transmission target This makes it possible to save time and effort and to stop sending to members who do not need to send. Therefore, it is possible to provide a highly efficient and highly convenient facsimile apparatus that can be adapted to a situation where group transmission is performed in such a manner that a plurality of exchanges are repeated with a specified group.
(2) Effects corresponding to the second aspect of the invention
The destination registered in the group that sent the reply request mode by specifying the group is temporarily deleted, and a new destination created in another group is registered there, increasing the storage area required for registration. Can be prevented and hardware resources can be used efficiently.
[0021]
(3) Effects corresponding to the invention of claim 3
After the registration of another group, when a predetermined time has elapsed without transmission specifying the other group, the registration of this another group is deleted, so that the storage area used by the information deemed unnecessary is reduced. An increase is avoided, allowing for efficient use of hardware resources.
(4) Effects corresponding to the invention of claim 4
It has a function to register and manage destinations individually, specify a plurality of destinations, and send the same document information to the destination in the reply request mode. By handling the incoming destination as another group, the operation of registering a group and an increase in storage area are avoided, and efficient use of hardware resources is enabled.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of a processing system relating to a facsimile apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating an example of an operation procedure of a reply request mode transmission.
FIG. 3 is a flowchart illustrating an example of an operation procedure of a reply request mode reception (Embodiment 1).
FIG. 4 is a flowchart illustrating an example of a transmission operation procedure in a reply mode.
FIG. 5 is a flowchart illustrating an example of an operation procedure when a reply mode is received.
FIG. 6 is a flowchart showing an example of an operation procedure (second embodiment) of reply request mode transmission.
FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of an operation procedure of a reply execution group deletion process (third embodiment).
FIG. 8 is a flowchart illustrating an example of an operation procedure of a reply request mode transmission (Embodiment 4).
[Explanation of symbols]
1 ... operation unit 2 ... destination management unit
3 communication control unit 4 communication management unit
5: Document storage unit, 6: Reading unit,
7 Display unit.
