JP2004110982A - Recording method, program, recording medium, information recording apparatus and information recording system - Google Patents

Recording method, program, recording medium, information recording apparatus and information recording system Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a recording method for suppressing the consumption of a driving power supply and promoting effective use of the driving power supply. <P>SOLUTION: One mode is selected among a plurality of modes including at least modes for permitting and prohibiting the process for recording dummy data to an information recording medium, and processing based on the selected mode is performed in response to a request for processing accompanied with the recording of the dummy data to the information recording medium (step 401). In such a case, sudden consumption of the driving power supply and unexpected shutoff of the driving power supply can be prevented by selecting the mode for prohibiting the process for recording the dummy data when the capacity of the driving power supply of an information recording apparatus is limited and then prohibiting recording dummy data for which power consumption is expected to be large. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録方法、プログラム及び記録媒体、情報記録装置、並びに情報記録システムに係り、更に詳しくは、情報記録媒体に情報を記録する記録方法、情報記録装置あるいは情報処理装置で用いられるプログラム及び該プログラムが記録された記録媒体、情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置、並びに情報記録装置と情報処理装置とを含む情報記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術の急激な進歩及びパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略述する)や映像機器などの情報機器の性能向上に伴って、情報機器が取り扱う情報量(データ量)が急増している。そのために、情報記録媒体としてコンパクトディスク(Compact Disc:以下「CD」と略述する)や、CDの約7倍相当のデータをCDと同じ直径のディスクに記録可能としたDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクに情報を記録する情報記録装置としての光ディスク装置が普及するようになった。
【0003】
CD系の光ディスクとしては、CD−ROM、CD−R(CD−recordable)及びCD−RW(CD−rewritable)などが、DVD系の光ディスクとしては、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R(DVD−recordable)、DVD−RW(DVD−rewritable)、DVD+R(DVD+recordable)及びDVD+RW(DVD+rewritable)などが市販されている。
【0004】
CD−RW、DVD−RW及びDVD+RWは、書き換え可能型の光ディスクであり、それぞれ所定の規格などに従って記録が行われる。
【0005】
例えば、CD−RWでは、トラックをパケットと呼ばれる単位に分割し、そのパッケット毎に情報を記録することができる。この記録方式はパケットライト方式と呼ばれている。さらに、このパケットライト方式は、各パケットに含まれるユーザデータの量が一定(例えば64kバイト)である固定長パケットライト方式と、各パケットに含まれるユーザデータの量が一定ではない可変長パケットライト方式の2種類がある。これら2種類の方式のうち、固定長パケットライト方式を利用したファイルシステムにユニバーサル・ディスク・フォーマット(Universal Disc Format、以下「UDF」という)がある。このUDFを採用したCD−RWでは、規格により、ユーザデータの記録を行う前に、データ領域の全面あるいは指定領域に予めダミーデータを記録する、いわゆるフォーマットを行わなければならない。
【0006】
また、DVD+RWでは、フォーマットを行わなくてもユーザデータの記録は可能であるが、未記録部分がデータ領域内に存在していると、DVD−ROMドライブ装置などで記録情報を再生することができない。すなわち、DVD−ROMとの互換性が失われてしまう。そこで、DVD−ROMとの互換性を保つ必要がある場合には、DVD+RWにおいてもフォーマットが必要となる。
【0007】
しかしながら、光ディスクの記憶容量はフレキシブルディスクなどに比べて非常に大きいために、フォーマットが完了するまでに多大の時間を必要とする。例えばCD−RWのフォーマットをデータ領域の全面に行う場合には、記憶容量が650MBのCD−RWでは、2倍速で行ったとしても30分以上の処理時間を必要とする。すなわち、ユーザは光ディスクを入手しても、すぐにはユーザデータの記録を行うことができないという不都合があった。CD−RWの約7倍の記憶容量を有するDVD+RWでは、さらに長い処理時間を必要とする。
【0008】
このような不都合を改善するために、未フォーマットの光ディスクであっても直ちにユーザデータの記録及び再生が可能な情報記録再生装置が提案されている(特許文献1参照)。この情報記録再生装置では、上位装置からフォーマット要求があると、リードイン領域に所定の情報を記録した後、上位装置に記録及び再生の許可を通知するとともに、フォーマットを開始し、フォーマット中に上位装置から記録又は再生要求があると、フォーマットを中断して記録又は再生を優先的に行ない、記録及び再生が終了するとフォーマットを再開する。
【0009】
このように、上位装置からの記録及び再生要求がない時間を利用して行うフォーマットは、バックグランドフォーマットと呼ばれる。このバックグランドフォーマットは、DVD+RWや、マウントレニア(Mount Rainier)仕様に対応したCD−RWなどで規格化されている。
【0010】
また、バックグランドフォーマットでは、フォーマット途中であっても、光ディスクを光ディスク装置から排出することが可能である。この場合には、フォーマットが未完了であるため、例えばDVD+RWでは、DVD−ROMとの互換性が要求されるときは、排出前にいわゆるテンポラリ・リード・アウト(Temporary Lead Out、以下「TLO」という)が所定の位置に記録されるようになっている。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−134799号公報 (第2−10頁、第1図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、DVD+RWドライブ装置では、TLOが記録されているDVD+RWに対して情報の書き込み要求があると、指定された領域に情報を記録するが、このとき、TLOより後ろに記録開始アドレスが要求された場合には、TLOをダミーデータで上書きし、情報を記録した後、上述したバックグランドフォーマットが自動的に再開される。
【0013】
最近、パソコンの小型軽量化が飛躍的に進み、容易に持ち運び可能な、いわゆるノート型パソコン及びそれよりもさらに小型のサブノート型パソコンなど(以下、「ノート型パソコン」と総称する)が市販されるようになった。ノート型パソコンはその使用場所が限定されないことが特徴の一つであり、そのために駆動電源としてAC電源だけではなくバッテリにも対応できるようになっている。そこで、光ディスク装置を内蔵しているノート型パソコンでは、ノート型パソコンがバッテリ駆動のときは、光ディスク装置もバッテリで駆動されることとなる。この場合に、例えば上述したバックグランドフォーマットが自動的に再開されると、フォーマットの途中で電源供給が遮断されたり、ユーザの予想以上にバッテリが消費され、ユーザが予定していた処理ができなくなるという不都合があった。また、最悪の場合には、ファイル情報が正しく記録されずに、ファイルの再生や追記ができなくなるという不都合があった。
【0014】
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することができる記録方法を提供することにある。
【0015】
また、本発明の第2の目的は、情報記録装置の制御用コンピュータあるいは情報処理装置にて実行され、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することができるプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【0016】
また、本発明の第3の目的は、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することができる情報記録装置及び情報記録システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、情報記録媒体に記録を行う記録方法であって、前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードを選択する第1工程と;前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記選択されたモードに基づいた処理を行う第2工程と;を含む記録方法である。
【0018】
これによれば、情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードが選択され(第1工程)、情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記選択されたモードに基づいた処理が行われる(第2工程)。通常、情報記録装置での記録処理は再生処理に比べて必要なパワーが大きい。また、一般的にダミーデータの記録を伴う処理は、その他の処理に比べて、その処理に多大の時間を必要とする。すなわち、ダミーデータの記録を伴う処理では、消費電力量が予想以上に大きくなる場合がある。そこで、例えば情報記録装置の駆動電源の容量が有限の場合にダミーデータの記録を禁止するモードを選択しておき、消費電力量が大きいと予想されるダミーデータの記録を禁止することにより、駆動電源の急激な消耗及び駆動電源の予期せぬ遮断を防止することができる。従って、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0019】
この場合において、請求項2に記載の記録方法の如く、前記選択されたモードがダミーデータの記録を許可するモードの場合に、前記第2工程では、前記要求された処理を行うこととすることができる。
【0020】
上記請求項1に記載の記録方法において、請求項3に記載の記録方法の如く、前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記第2工程では、エラー情報を出力することとすることができる。かかる場合には、例えばダミーデータの記録を伴う処理の要求元では、ダミーデータの記録が禁止されていることを認識することが可能となり、以降、無駄な処理が行われるのを防止できる。
【0021】
上記請求項1に記載の記録方法において、請求項4に記載の記録方法の如く、前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合には、前記第2工程では、前記要求された処理が受理されたことを示す受理情報を出力することとすることができる。かかる場合には、例えばダミーデータの記録を伴う処理の要求元では、リトライ処理などを行うことなく、即座に次の処理に移行することが可能となる。
【0022】
この場合において、請求項5に記載の記録方法の如く、前記受理情報は、前記要求された処理の中断を示す情報、前記要求された処理の実行中を示す情報、及び前記要求された処理の終了を示す情報のうちのいずれかを含むこととすることができる。
【0023】
上記請求項1に記載の記録方法において、請求項6に記載の記録方法の如く、前記ダミーデータの記録を伴う処理はフォーマット処理であり、前記選択されたモードがダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードの場合に、前記第2工程では、前記情報記録媒体のリードイン領域に所定の初期情報を記録することとすることができる。かかる場合には、続いてユーザデータの記録を行うことが可能となる。
【0024】
上記請求項1に記載の記録方法において、請求項7に記載の記録方法の如く、前記情報記録媒体にテンポラリ・リード・アウトが記録されており、前記ダミーデータの記録を伴う処理はユーザデータの記録処理であり、前記選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合には、前記第2工程では、前記ユーザデータを記録するとともに、前記テンポラリ・リード・アウトのみをダミーデータで上書きすることとすることができる。かかる場合には、ユーザデータの前側(内周側)にテンポラリ・リード・アウトが存在しないこととなり、規格違反となるのを防止できる。
【0025】
上記請求項1〜7に記載の各記録方法において、請求項8に記載の記録方法の如く、前記情報記録媒体は、DVD+RWの規格に準拠した情報記録媒体であることとすることができる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、情報記録媒体に記録を行う情報記録装置で用いられるプログラムあって、前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードを選択する第1手順と;前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記選択されたモードに基づいた処理を行う第2手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
【0027】
これによれば、本発明のプログラムがメインメモリにロードされ、その先頭アドレスがプログラムカウンタにセットされると、情報記録装置の制御用コンピュータは、情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードを選択し、情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記選択されたモードに基づいた処理を行う。すなわち、本発明のプログラムによれば、情報記録装置の制御用コンピュータに請求項1に記載の発明に係る記録方法を実行させることができ、例えば情報記録装置の駆動電源の容量が有限の場合にダミーデータの記録を禁止するモードを選択しておき、消費電力量が大きいと予想されるダミーデータの記録を禁止することにより、駆動電源の急激な消耗及び駆動電源の予期せぬ遮断を防止することができる。従って、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0028】
この場合において、請求項10に記載のプログラムの如く、前記選択されたモードがダミーデータの記録を許可するモードの場合に、前記第2手順として、前記要求された処理を行う手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。
【0029】
上記請求項9に記載のプログラムにおいて、請求項11に記載のプログラムの如く、前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記第2手順として、エラー情報を出力する手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。
【0030】
上記請求項9に記載のプログラムにおいて、請求項12に記載のプログラムの如く、前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記第2手順として、前記要求された処理が受理されたことを示す受理情報を出力する手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。
【0031】
この場合において、請求項13に記載のプログラムの如く、前記受理情報は、前記要求された処理の中断を示す情報、前記要求された処理の実行中を示す情報、及び前記要求された処理の終了を示す情報のうちのいずれかを含むこととすることができる。
【0032】
上記請求項9に記載のプログラムにおいて、請求項14に記載のプログラムの如く、前記ダミーデータの記録を伴う処理はフォーマット処理であり、前記選択されたモードがダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードの場合に、前記第2手順として、前記情報記録媒体のリードイン領域に所定の初期情報を記録する手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。かかる場合には、続いてユーザデータの記録を行うことが可能となる。
【0033】
上記請求項9に記載のプログラムにおいて、請求項15に記載のプログラムの如く、前記情報記録媒体にテンポラリ・リード・アウトが記録されており、前記ダミーデータの記録を伴う処理はユーザデータの記録処理であり、前記選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合に、前記第2手順として、前記ユーザデータを記録するとともに、前記テンポラリ・リード・アウトのみをダミーデータで上書きする手順を前記制御用コンピュータに実行させることとすることができる。
【0034】
請求項16に記載の発明は、情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置とともに情報記録システムを構成する情報処理装置で用いられるプログラムであって、前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードに関する情報を表示する第1手順と;前記複数のモードのうち、ユーザが選択したモードを前記情報記録装置に通知する第2手順と;を前記情報処理装置に実行させるプログラムである。
【0035】
これによれば、本発明のプログラムがメインメモリにロードされ、その先頭アドレスがプログラムカウンタにセットされると、情報処理装置は、情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードに関する情報を表示し、前記複数のモードのうち、ユーザが選択したモードを情報記録装置に通知する。すなわち、本発明のプログラムによれば、情報記録装置でのダミーデータの記録を伴う処理に対する動作を決定するモードを、ユーザが容易に選択することが可能となる。そこで、例えば情報記録システムの駆動電源がバッテリの場合にはダミーデータの記録を禁止するモードを選択し、駆動電源がAC電源の場合にはダミーデータの記録を許可するモードを選択することにより、外出先での駆動電源の急激な消耗及び駆動電源の予期せぬ遮断を防止することができる。従って、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0036】
この場合において、請求項17に記載のプログラムの如く、前記第2手順として、前記ユーザが選択したモードに関する情報をセットしたモード選択コマンドを発行する手順を前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
【0037】
上記請求項16及び17に記載の各プログラムにおいて、請求項18に記載のプログラムの如く、前記情報記録装置で選択されているモードを、ユーザの要求に応じて表示する第3手順を前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。かかる場合には、ユーザが情報記録装置で選択されているモードを確認することができ、モードの選択ミスを防止することが可能となる。
【0038】
上記請求項9〜18に記載の各プログラムにおいて、請求項19に記載のプログラムの如く、前記情報記録媒体は、DVD+RWの規格に準拠した情報記録媒体であることとすることができる。
【0039】
請求項20に記載の発明は、請求項9〜19のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0040】
これによれば、請求項9〜19のいずれか一項に記載のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0041】
請求項21に記載の発明は、情報記録媒体に記録を行う情報記録装置であって、 前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードを選択するモード選択手段と;前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記モード選択手段で選択されたモードに基づいた処理を行う処理手段と;を備える情報記録装置である。
【0042】
これによれば、モード選択手段により、情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードが選択され、情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、処理手段により、モード選択手段で選択されたモードに基づいた処理が行われる。通常、情報記録装置での記録処理は再生処理に比べて必要なパワーが大きく、また、一般的にダミーデータの記録を伴う処理は、その他の処理に比べてその処理に多大の時間を必要とするため、ダミーデータの記録を伴う処理では、消費電力量が予想以上に大きくなる場合がある。そこで、例えば情報記録装置の駆動電源の容量が有限の場合にダミーデータの記録を禁止するモードを選択しておき、消費電力量が大きいと予想されるダミーデータの記録を禁止することにより、駆動電源の急激な消耗及び駆動電源の予期せぬ遮断を防止することができる。従って、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0043】
この場合において、請求項22に記載の情報記録装置の如く、前記モード選択手段は、外部装置からの指示に応じて前記複数のモード情報のうちのいずれかを選択することとすることができる。
【0044】
上記請求項21及び22に記載の各情報記録装置において、請求項23に記載の情報記録装置の如く、前記処理手段は、前記モード選択手段で選択されたモードがダミーデータの記録を許可するモードの場合に、前記要求された処理を行う要求処理実行手段を備えることとすることができる。
【0045】
上記請求項21〜23に記載の各情報記録装置において、請求項24に記載の情報記録装置の如く、前記処理手段は、前記モード選択手段で選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、エラー情報を出力するエラー出力手段を備えることとすることができる。
【0046】
上記請求項21〜23に記載の各情報記録装置において、請求項25に記載の情報記録装置の如く、前記処理手段は、前記モード選択手段で選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記要求された処理が受理されたことを示す受理情報を出力する受理情報出力手段を備えることとすることができる。
【0047】
上記請求項21〜25に記載の各情報記録装置において、請求項26に記載の情報記録装置の如く、前記処理手段は、前記ダミーデータの記録を伴う処理はフォーマット処理であり、前記選択されたモードがダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードの場合に、前記情報記録媒体のリードイン領域に所定の初期情報を記録する初期情報記録手段を備えることとすることができる。
【0048】
上記請求項21〜26に記載の各情報記録装置において、請求項27に記載の情報記録装置の如く、前記処理手段は、前記情報記録媒体にテンポラリ・リード・アウトが記録されており、前記ダミーデータの記録を伴う処理はユーザデータの記録処理であり、前記選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合に、前記ユーザデータを記録するとともに、前記テンポラリ・リード・アウトのみをダミーデータで上書きする上書き手段を備えることとすることができる。
【0049】
請求項28に記載の発明は、情報記録媒体に情報を記録する情報記録システムであって、請求項21〜27のいずれか一項に記載の情報記録装置と;前記情報記録装置を制御する情報処理装置と;を備える情報記録システムである。
【0050】
これによれば、請求項21〜27のいずれか一項に記載の情報記録装置が用いられるために、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報記録システムの概略構成を示すブロック図である。
【0052】
この図1に示される情報記録システム10は、情報記録装置としての光ディスク装置20と、該光ディスク装置20を制御する情報処理装置としてのホスト50とを含んで構成されている。
【0053】
前記光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、ROM39、CPU40、RAM41、及びフラッシュメモリ43などを備えている。なお、図1における接続線は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。本実施形態では、一例として、DVD+RWの規格に準拠した情報記録媒体が光ディスク15に用いられるものとする。また、光ディスク装置20の駆動電源は、ホスト50から供給されるものとする。すなわち、光ディスク装置20とホスト50とは同一の電源によって駆動している。
【0054】
前記光ピックアップ装置23は、光源としての半導体レーザ、該半導体レーザから出射される光束を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ等)(いずれも図示省略)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた信号が再生信号処理回路28に出力される。
【0055】
前記再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23の出力信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号やトラックエラー信号など)を検出する。再生信号処理回路28では、ウォブル信号からADIP(Address In Pregroove)情報及び同期信号などを抽出する。ここで抽出されたADIP情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。さらに、再生信号処理回路28は、RF信号に対して復調処理、誤り訂正処理などを行なった後、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。また、フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号は、再生信号処理回路28からサーボコントローラ33に出力される。
【0056】
前記サーボコントローラ33は、フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ装置23のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成する。各制御信号はサーボコントローラ33からモータドライバ27にそれぞれ出力される。
【0057】
前記バッファマネージャ37は、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU40に通知する。
【0058】
前記モータドライバ27は、サーボコントローラ33からの制御信号に基づいて、光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動する。また、モータドライバ27は、CPU40の指示に基づいて、光ディスク15の線速度が一定となるようにスピンドルモータ22を制御する。さらに、モータドライバ27は、CPU40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23のシークモータを駆動し、光ピックアップ装置23のスレッジ方向(光ディスク15の半径方向)の位置を制御する。
【0059】
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34から記録データを取り出し、その記録データを変調するとともに、エラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を作成する。そして、再生信号処理回路28からの同期信号に同期して、書き込み信号をレーザコントロール回路24に出力する。
【0060】
前記レーザコントロール回路24は、エンコーダ25からの書き込み信号及びCPU40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23の半導体レーザの出力を制御する。また、レーザコントロール回路24は、半導体レーザが発光中に光ピックアップ装置23の不図示のモニタからの出射光量信号に基づいて、半導体レーザの出力をフィードバック制御する。
【0061】
前記ROM39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された後述する本発明に係るプログラム(以下、便宜上「記録制御プログラム」という)を含むプログラムが格納されている。なお、光ディスク装置20の電源がオン状態になると、ROM39に格納されているプログラムは不図示のメインメモリにロードされ、前記CPU40はそのプログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41に保存する。
【0062】
前記フラッシュメモリ43には、光ディスクへのダミーデータの記録を許可するモード及び禁止するモードを少なくとも含む複数のモードに関するモード情報が格納されている。また、複数のモードのうち選択されているモードを示すモードフラグもフラッシュメモリ43に格納されている。なお、フラッシュメモリ43に格納されている情報は、電源供給が停止されても消えることはない。すなわち、フラッシュメモリ43は不揮発性を有している。
【0063】
前記インターフェース38は、ホスト50との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェースに準拠している。
【0064】
前記ホスト50は、主制御装置52、インターフェース54、ハードディスク(HDD)56、入力装置57及び表示装置58などを備えている。なお、ホスト50の駆動電源としては、AC電源及びバッテリ(いずれも不図示)の両方が使用可能であり、ユーザによっていずれかが選択される。
【0065】
前記主制御装置52は、マイクロコンピュータ、メインメモリ(いずれも不図示)などを含んで構成され、ホスト50の全体を制御する。
【0066】
前記インターフェース54は、光ディスク装置20との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI及びSCSI等の標準インターフェースに準拠している。インターフェース54は光ディスク装置20のインターフェース38と接続されている。なお、各インターフェース間の接続形態は、通信ケーブル(例えばSCSIケーブル)などの通信線を用いたケーブル接続だけでなく、赤外線などを利用したワイヤレス接続であっても良い。
【0067】
前記ハードディスク56には、主制御装置52のマイクロコンピュータで解読可能なコードで記述された後述する本発明に係るプログラム(以下、「モード選択プログラム」という)を含むプログラムが格納されている。なお、ホスト50の駆動電源がオン状態になると、上記モード選択プログラムを含む所定のプログラムが主制御装置52のメインメモリにロードされる。
【0068】
表示装置58は、例えばCRT、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマディスプレイパネル(PDP)などの表示部(図示省略)を備え、主制御装置52からの各種情報を表示する。
【0069】
入力装置57は、例えばキーボード、マウス及びポインティングパッドなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備え、ユーザから入力された各種情報を主制御装置52に通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、表示装置58と入力装置57とが一体化したものとして、例えばタッチパネル付きCRTなどがある。
【0070】
DVD+RWの規格に準拠している光ディスク15の記録領域は、一例として図2(A)に示されるように、内周側から外周側に向かって3つの領域(リードイン領域LIA、データ領域DZA、及びリードアウト領域LOA)に分けられる。ユーザデータはデータ領域DZA内に記録される。なお、実際の光ディスク15のトラックはスパイラル状であるが、図2(A)及び図2(B)では便宜上、トラックを直線状で示し、紙面左側を光ディスク15の内周側、紙面右側を光ディスク15の外周側としている。
【0071】
《モード選択要求が入力されたときのホスト50での処理》
ここで、ユーザが入力装置57を介して光ディスク装置でのモードを選択する要求(以下、便宜上「モード選択要求」という)を入力したときのホスト50における処理動作について図3を用いて説明する。モード選択要求が入力されると、主制御装置52のマイクロコンピュータのプログラムカウンタに図3のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがセットされ、処理がスタートする。なお、図3のフローチャートは、主制御装置52のマイクロコンピュータによって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0072】
最初のステップ301では、光ディスクへのダミーデータの記録を許可するモード及び禁止するモードを少なくとも含む複数のモードに関する情報を表示装置58に表示する。
【0073】
次のステップ303では、ユーザが複数のモードのうちいずれかを選択するのを待つ。ここで、入力装置57を介して選択結果が入力されると、ステップ303での判断は肯定され、次のステップ305に移行する。
【0074】
このステップ305では、選択されたモードに関する情報(モード選択情報)をセットしたモード選択コマンドを発行する。本実施形態では、一例として、モード選択コマンドとしてモードセレクトコマンド(Mode Select Command)が用いられる。そして、モード選択情報は、図4に示されるように、モードセレクトコマンドに付加されるモードページ(Mode Page)の一つであるタイムアウト・アンド・プロテクトページ(Time−out and Protect Page)のバイト4のビット3〜ビット7の5ビットにセットされている。すなわち、モード選択情報は0〜31の数値に変換されて光ディスク装置20に通知されることとなる。ここでは、一例として、モード選択情報が「0」のときはダミーデータの記録を許可するモード、モード選択情報が「1」のときはミーデータの記録を禁止するモード、モード選択情報が「2」のときはダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、モード選択情報が「3」のときはフォーマットの再開を禁止するモードを示すものとする。なお、上記各ビット位置はこれまで予約領域とされており、本発明では、各ビット位置を新たにINIT1ビット〜INIT5ビットと定義する。光ディスク装置のCPU40では、モードセレクトコマンドを受信すると、タイムアウト・アンド・プロテクトページのバイト4のビット3〜ビット7の5ビットにセットされているモード選択情報を抽出し、前記モードフラグにセットするとともに、フラッシュメモリ43に格納する。そして、抽出したモード選択情報を含む応答コマンドを発行する。
【0075】
次のステップ307では、光ディスク装置20からの応答コマンドを待ち、応答コマンドを受信すると、ステップ307での判断は肯定され、ステップ309に移行する。
【0076】
このステップ309では、応答コマンドに含まれているモード選択情報を抽出し、対応するモード情報を表示装置58に表示する。これにより、ユーザは光ディスク装置20で選択されているモードを知ることができ、選択ミスを防止することが可能となる。そして、モード選択要求を入力したときの処理を終了する。
【0077】
次に、入力装置57を介してユーザから光ディスク15のフォーマット要求が入力されると、主制御装置52はフォーマットを要求するコマンド(Format Unit Command、以下「フォーマット要求コマンド」ともいう)を発行する。
【0078】
《フォーマット要求コマンドを受信したときの光ディスク装置20での処理》
ここで、フォーマット要求コマンドをホスト50から受信したときの光ディスク装置20における処理動作について図5を用いて説明する。フォーマット要求コマンドを受信すると、CPU40のプログラムカウンタに図5のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがセットされ、処理がスタートする。なお、図5のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。また、光ディスク15はブランクディスクであるものとする。
【0079】
最初のステップ401では、フラッシュメモリ43に格納されているモードフラグを読み出し、ダミーデータの記録が禁止状態であるか否かを判断する。ここで、モードフラグが「2」であれば、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードが選択されており、ステップ401での判断は肯定され、ステップ403に移行する。
【0080】
このステップ403では、リードイン領域LIAの一部の領域に所定の初期情報を記録する。この所定の初期情報には、フォーマット状態やデータの記録状態などがビットマップ形式で記述されているフォーマッティング・ディスク・コントロール・ブロック(Formatting Disc Control Block、以下「FDCB」という)が含まれている。
【0081】
次のステップ405では、ダミーデータの記録が禁止されていることを示すエラー情報をホスト50に通知する。そして、フォーマット要求コマンドを受信したときの処理を終了する。すなわち、リードイン領域LIAへの所定の初期情報の記録は行われるが、ユーザ領域DZAへのダミーデータの記録は行われない。
【0082】
一方ステップ401において、モードフラグが「0」であれば、ダミーデータの記録は許可するモードが選択されており、ステップ403での判断は否定され、ステップ409に移行する。
【0083】
このステップ409では、上記ステップ403と同様に、リードイン領域LIAの一部の領域に所定の情報を記録する。
【0084】
次のステップ411では、排出要求の有無がセットされる排出要求フラグ、及び記録要求又は再生要求の有無がセットされる受信フラグにそれぞれ「0」をセットして初期化するとともに、フォーマットが正常に終了したことをホスト50に通知する。これにより、記録及び再生要求が受け付け可能となる。なお、本実施形態では、ホスト50との通信は送信及び受信ともに割り込み処理によって行われている。そこで、記録を要求するコマンド(Write Command、以下「記録要求コマンド」ともいう)又は再生を要求するコマンド(Read Command、以下「再生要求コマンド」ともいう)をホスト50から受信すると、割り込み処理にて受信フラグに「1」がセットされるようになっている。さらに、ホスト50から排出要求のコマンド(Start/Stop Unit Command)を受信すると、割り込み処理にて排出要求フラグに「1」がセットされるようになっている。
【0085】
次のステップ413では、排出要求フラグを参照し、光ディスク15の排出要求があるか否かを判断する。ここで、排出要求フラグが「0」のままであれば、ステップ413での判断は否定され、ステップ415に移行する。
【0086】
このステップ415では、フォーマットが完了しているか否かをチェックする。フォーマットが完了しているか否かは、データ領域DZA内における未記録領域の有無によって判断され、未記録領域が存在すれば、フォーマットは未完了であると判断される。ここでは、光ディスク15はブランクディスクであるため、ステップ415での判断は否定され、ステップ417に移行する。
【0087】
このステップ417では、受信フラグを参照し、ホスト50からの記録要求又は再生要求の有無を判断する。ここで、受信フラグが「0」のままであれば、ステップ417での判断は否定され、ステップ419に移行する。
【0088】
このステップ419では、フォーマットを実施する。すなわち、データ領域DZA内の未記録部分に例えば16セクタ分のダミーデータを記録する。そして、ステップ413に戻る。
【0089】
以下、ステップ413、ステップ415及びステップ417のいずれかでの判断が肯定されるまで、ステップ413→415→417→419の処理、判断を繰り返す。これにより、フォーマットが進行する。
【0090】
一方、ステップ417において、受信フラグに「1」がセットされていれば、ステップ417での判断は肯定され、ステップ421に移行する。
【0091】
このステップ421では、受信フラグを「0」にリセットした後、フォーマットを中断する。
【0092】
次のステップ423では、受信したコマンドを解析し、ホスト50からのコマンドが記録要求コマンドであるか再生要求コマンドであるかを判断する。ここで、ホスト50からのコマンドが記録要求コマンドであれば、ステップ423での判断は肯定され、ステップ425に移行する。
【0093】
このステップ425では、ホスト50から受信したユーザデータをデータ領域DZA内の指定された領域に記録する。なお、光ディスク装置20における記録処理の詳細については後述する。ユーザデータの記録が終了すると、ステップ413に戻る。
【0094】
一方、ステップ423において、ホスト50からのコマンドが再生要求コマンドであれば、ステップ423での判断は否定され、ステップ427に移行する。
【0095】
このステップ427では、ホスト50から指定された領域に記録されているユーザデータを再生し、ホスト50に転送する。なお、光ディスク装置20における再生処理の詳細については後述する。ホスト50から指定されたユーザデータの再生が終了すると、ステップ413に戻る。
【0096】
このステップ413において、排出要求フラグに「1」がセットされていれば、ステップ413での判断は肯定され、ステップ431に移行する。
【0097】
このステップ431では、排出要求フラグを「0」にリセットした後、フォーマットを中断する。そして、データ領域DZA内に記録されているダミーデータ及びユーザデータのうちで最外周にあるデータの最終アドレス(Last Written Address、以下「LWA」という)とデータ領域DZAの先頭アドレスとの間に未記録領域が存在する場合には、その未記録領域にダミーデータを記録する。また、リードイン領域LIA内のFDCBを更新するとともに、一例として図2(B)に示されるように、LWAに続けてTLOを記録する。これにより、DVD−ROMとの互換性を保つことが可能となる。
【0098】
次のステップ433では、不図示のディスク入排出系に光ディスク15の排出を指示する。そして、フォーマット要求コマンドを受信したときの処理を終了する。
【0099】
なお、ステップ415において、フォーマットが完了していれば、ステップ415での判断は肯定され、リードイン領域LIA内のFDCBを更新した後、フォーマット要求コマンドを受信したときの処理を終了する。
【0100】
《光ディスク装置20における記録処理》
ここで、光ディスク装置20における記録処理について説明する。
【0101】
CPU40は、指定された記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、ホスト50から記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。また、CPU40は、ホスト50から受信したユーザデータのバッファRAM34への蓄積をバッファマネージャ37に指示する。
【0102】
再生信号処理回路28は、光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、光ピックアップ装置23の受光器からの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコントローラ33に出力する。サーボコントローラ33は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号に基づいて、モータドライバ27を介して光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動し、フォーカスずれ及びトラックずれを補正する。また、再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23の受光器からの出力信号に基づいてADIP情報を取得し、CPU40に通知する。
【0103】
CPU40は、ADIP情報に基づいて書き込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するように光ピックアップ装置23のシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。また、CPU40は、バッファマネージャ37からバッファRAM34に蓄積されたユーザデータ量が所定の値を超えたとの通知を受け取ると、エンコーダ25に書き込み信号の生成を指示する。さらに、CPU40は、ADIP情報に基づいて光ピックアップ装置23の位置が書き込み開始地点であると判断すると、エンコーダ25に通知する。これにより、ユーザデータは、エンコーダ25、レーザコントロール回路24及び光ピックアップ装置23を介して光ディスク15に記録される。
【0104】
《光ディスク装置20における再生処理》
次に、光ディスク装置20における再生処理について説明する。
【0105】
CPU40は、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。再生信号処理回路28は、前記記録処理の場合と同様に、フォーカスずれ及びトラックずれを補正するとともに、ADIP情報をCPU40に通知する。
【0106】
CPU40は、ADIP情報に基づいて読み出し開始地点に光ピックアップ装置23が位置するように光ピックアップ装置23のシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。そして、CPU40は、ADIP情報に基づいて光ピックアップ装置23の位置が読み出し開始地点であると判断すると、再生信号処理回路28に通知する。
【0107】
再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23の受光器からの出力信号に基づいてRF信号を検出し、復調処理及び誤り訂正処理などを行った後、バッファRAM34に蓄積する。バッファマネージャ37は、バッファRAM34に蓄積された再生データがセクタデータとして揃ったときに、インターフェース38を介してホスト50に転送する。
【0108】
なお、再生信号処理回路28は、記録処理及び再生処理が終了するまで、上述した如く、光ピックアップ装置23の受光器からの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコントローラ33及びモータドライバ27を介してフォーカスずれ及びトラックずれを随時補正する。
【0109】
《フォーマットの再開要求を受信したときの光ディスク装置20での処理》
続いて、前述したフォーマットの途中で排出された光ディスク15が、再度光ディスク装置20にロードされ、フォーマットの再開を要求するコマンド(以下「フォーマット再開要求コマンド」ともいう)をホスト50から受信したときの光ディスク装置20における処理動作について図6を用いて説明する。フォーマット再開要求コマンドを受信すると、CPU40のプログラムカウンタに図6のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがセットされ、処理がスタートする。なお、図6のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0110】
最初のステップ501では、フラッシュメモリ43に格納されているモードフラグを参照し、フォーマットの再開が禁止状態であるか否かを判断する。ここで、モードフラグが「3」であれば、フォーマットの再開を禁止するモードが選択されており、ステップ501での判断は肯定され、ステップ505に移行する。
【0111】
このステップ505では、フォーマット再開要求コマンドを受理したことを示す受理情報として、フォーマットが中断状態であることを示す情報をホスト50に通知する。そして、フォーマット再開要求コマンドを受信したときの処理を終了する。なお、ここでは、フォーマットが中断状態であることを示す情報の代わりに、フォーマットが実行中であることを示す情報又はフォーマットが終了したことを示す情報をホスト50に通知しても良い。
【0112】
一方、ステップ501において、モードフラグが「0」であれば、ダミーデータの記録を許可するモードが選択されており、ステップ501での判断は否定され、ステップ511に移行する。
【0113】
このステップ511〜533では、上記ステップ411〜433と同様な処理・判断が行われる。すなわち、フォーマットが再開される。そして、フォーマットが終了したとき、あるいは光ディスクの排出要求により光ディスクを排出したときに、フォーマット再開要求コマンドを受信したときの処理を終了する。
【0114】
《記録要求コマンドを受信したときの光ディスク装置20での処理》
続いて、前述したフォーマットの途中で排出された光ディスク15が、再度光ディスク装置20にロードされ、ホスト50から記録要求コマンドを受信したときの光ディスク装置20における処理動作について図7を用いて説明する。フォーマット中でないときに、ホスト50から記録要求コマンドを受信すると、図7のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、処理がスタートする。なお、図7のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0115】
最初のステップ601では、記録要求コマンドからユーザデータの記録開始アドレスを抽出する。
【0116】
次のステップ605では、光ディスク15のリードイン領域LIA内に記録されているFDCBを参照し、前記TLOの位置を検索する。
【0117】
次のステップ607では、フォーマットが必要であるか否かを判断する。ここでは、TLOが記録されている位置のアドレスとユーザデータの記録開始アドレスとを比較して、TLOより後ろに記録開始アドレスが要求された場合には、フォーマットの自動再開が必要であり、ステップ607での判断は肯定され、ステップ609に移行する。
【0118】
このステップ609では、フラッシュメモリ43に格納されているモードフラグを参照し、フォーマットの再開が禁止されているか否かを判断する。ここで、モードフラグが「3」であり、フォーマットの再開を禁止するモードが選択されていれば、ステップ609での判断は肯定され、ステップ611に移行する。
【0119】
このステップ611では、TLOが記録されている位置にダミーデータを記録する。すなわち、TLOを消去する。
【0120】
次のステップ613では、ホスト50からのユーザデータを前述の如くしてデータ領域DZA内の指定位置に記録する。ユーザデータの記録が完了すると、記録要求コマンドを受信したときの処理を終了する。この場合には、バックグランドフォーマットが自動的に再開されることはない。
【0121】
一方、ステップ609において、モードフラグが「0」であり、ダミーデータの記録を許可するモードが選択されていれば、ステップ609での判断は否定され、ステップ614に移行する。
【0122】
このステップ614では、ホスト50からのユーザデータを前述の如くしてデータ領域DZA内の指定位置に記録する。ユーザデータの記録が完了すると、ステップ615に移行する。
【0123】
このステップ615では、バックグランドフォーマットが再開される。すなわち、バックグランドフォーマットの自動再開が実施される。ここでのバックグランドフォーマットの詳細については後述する。そして、バックグランドフォーマットが終了すると、記録要求コマンドを受信したときの処理を終了する。
【0124】
一方、ステップ607において、TLOより前に記録開始アドレスが要求された場合には、フォーマットの自動再開は不要であり、ステップ607での判断は否定され、ステップ617に移行する。
【0125】
このステップ617では、ホスト50からのユーザデータを前述の如くしてデータ領域DZA内の指定位置に記録する。ユーザデータの記録が完了すると、記録要求コマンドを受信したときの処理を終了する。この場合には、バックグランドフォーマットが自動的に再開されることはない。
【0126】
《バックグランドフォーマット自動再開後の光ディスク装置20での処理》
ここで、光ディスク装置20でのバックグランドフォーマットの自動再開処理(図7のステップ615)について図8を用いて説明する。バックグランドフォーマットの自動再開要求に応じて、CPU40のプログラムカウンタに図8のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがセットされ、処理がスタートする。なお、図8のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0127】
最初のステップ701では、リードイン領域LIA内に記録されているFDCBを参照し、TLOの位置を検索する。そして、TLOが記録されている位置のアドレスをフォーマットの開始アドレスとする。すなわち、TLOはダミーデータで上書きされることとなる。
【0128】
次のステップ713〜733では、上記ステップ413〜433と同様な処理・判断が行われ、データ領域DZA内の未記録領域へのダミーデータの記録が行われる。
【0129】
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置では、CPU40及び該CPUによって実行されるプログラムによって、情報記録装置のモード選択手段及び処理手段が実現されている。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記実施形態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成することとしても良い。
【0130】
また、本実施形態では、ROM39にインストールされているプログラムのうち、図5、図6、及び図7のフローチャートで示される処理に対応するプログラムによって前記記録制御プログラムが構成されている。さらに、ハードディスク56にインストールされているプログラムのうち、図3のフローチャートで示される処理に対応するプログラムによって前記モード選択プログラムが構成されている。
【0131】
そして、フォーマット要求を受信したときの処理では、図5に示される処理によって本発明に係る記録方法の第2工程が実施されている。また、フォーマットの再開要求を受信したときの処理では、図6に示される処理によって第2工程が実施されている。さらに、記録要求を受信したときの処理では、図7及び図8に示される処理によって第2工程が実施されている。
【0132】
以上説明したように、本実施形態に係る情報記録システム及び記録方法によると、ホスト50では、ユーザにより光ディスクへのダミーデータの記録を許可するモード及び禁止するモードを少なくとも含む複数のモードのうちいずれかのモードが選択され、光ディスク装置に通知される。そして、光ディスク装置20では、ユーザにより選択されたモードに基づいた処理が行われる。通常、光ディスク装置での記録処理は再生処理に比べて必要なパワーが大きい。また、一般的にダミーデータの記録を伴う処理は、その他の処理に比べて、その処理に多大の時間を必要とする。すなわち、ダミーデータの記録を伴う処理では、消費電力量が予想以上に大きくなる場合がある。そこで、ユーザは、光ディスク装置20の駆動電源の容量が有限の場合にダミーデータの記録を禁止するモードを選択しておくことにより、駆動電源の急激な消耗及び駆動電源の予期せぬ遮断を防止することができる。従って、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0133】
また、本実施形態によると、フォーマット要求コマンドを受信すると、フラッシュメモリ43に格納されているモードフラグを参照し、選択されたモードがダミーデータの記録を許可するモードの場合にのみ、フォーマットを行なっている。そこで、例えばバッテリ駆動のように駆動電源の容量に制限がある場合には、予めダミーデータの記録を禁止するモードを選択しておくことにより、フォーマット要求コマンドを受信してもフォーマットは実施されないため、駆動電源の多大な消耗を防止することができる。従って、予期しない電源遮断を回避することができ、データの再生不良及び追記不可などを防止することが可能となる。すなわち、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することが可能となる。
【0134】
また、本実施形態では、フォーマット要求のコマンドを受信すると、フラッシュメモリ43に格納されているモードフラグを参照し、選択されたモードがダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードの場合には、リードイン領域への所定の初期情報の記録だけは行っているために、その後、記録要求コマンドを受信した際にユーザデータの記録を行うことが可能となる。
【0135】
また、本実施形態では、フォーマット再開要求のコマンドを受信すると、フラッシュメモリ43に格納されているモードフラグを参照し、選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合には、フォーマットを再開しない。そこで、例えばバッテリ駆動のように駆動電源の容量に制限がある場合に、予めフォーマットの再開を禁止するモードを選択しておくことにより、フォーマットが再開されないため、駆動電源の多大な消耗を防止することができる。従って、予期しない電源遮断を回避することができ、データの再生不良及び追記不可などを防止することが可能となる。
【0136】
また、本実施形態では、記録要求コマンドを受信すると、フォーマットが必要であるか否かをチェックし、フォーマットが必要な場合には、フラッシュメモリ43に格納されているモードフラグを参照し、選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合には、TLOをダミーデータで上書きした後、ユーザデータの記録を行い、バックグランドフォーマットは自動再開しない。そこで、例えばバッテリ駆動のように駆動電源の容量に制限がある場合に、予めフォーマットの再開を禁止するモードを選択をしておくことにより、バックグランドフォーマットが自動再開されないため、駆動電源の多大な消耗を防止することができる。従って、予期しない電源遮断を回避することができ、データの再生不良及び追記不可などを防止することが可能となる。
【0137】
また、本実施形態では、ホスト50からのモード選択コマンドに応じてモードを選択している。そこで、例えばホストの駆動電源がAC電源及びバッテリの2電源に対応している場合に、自宅などでAC電源を駆動電源とするときにはダミーデータの記録を許可し、屋外あるいは外出先などでバッテリを駆動電源とするときにはダミーデータの記録を禁止することが容易に可能となる。すなわち、使用環境に応じた処理が可能となる。
【0138】
また、本実施形態では、フォーマットの再開が禁止されている場合に、フォーマットの中断(又はフォーマットの実行中、フォーマットの終了)という情報をホスト50に通知している。これにより、ホスト50ではフォーマット再開要求に対して正常に受理されたと判断することができるため、ホスト50では直ちに次の処理に移行することが可能となる。
【0139】
また、本実施形態では、モードフラグはフラッシュメモリ43に格納されているため、ホスト50を立ち上げる度にモードを選択しなおす必要がない。
【0140】
また、本実施形態では、モード選択コマンドに対する応答コマンドをホスト50に通知しているために、ユーザは光ディスク装置で選択されているモードを知ることが可能となる。従って、選択ミスを防止することができる。なお、光ディスク装置で選択されているモードを要求するコマンドを設定しても良い。これにより、ユーザはいつでも光ディスク装置で選択されているモードを知ることが可能となる。
【0141】
なお、上記実施形態では、タイムアウト・アンド・プロテクトページのバイト4のビット3〜ビット7にモード選択情報がセットされる場合について説明したが、これに限らず、他の未使用(Reserved)ビットを用いても良い。また、タイムアウト・アンド・プロテクトページ以外のモードページを用いても良い。さらに、モードセレクトコマンド以外のコマンドあるいは新規に定義したコマンドを用いても良い。
【0142】
また、図9に示されるように、フォーマット要求コマンドに付加されるタイプ・ディペンデント・パラメータのバイト2のビット1にダミーデータの記録を許可あるいは禁止する設定情報をセットしても良い。なお、上記ビット位置はこれまで予約領域とされており、このビット位置を新たにINITビットと定義する。ここでは、INITビットが「1」であればダミーデータの記録を禁止し、INITビットが「0」であればダミーデータの記録を許可することとする。
【0143】
《設定情報を含むフォーマット要求コマンドを受信したときの光ディスク装置20での処理》
ここで、上記設定情報を含むフォーマット要求コマンドをホスト50から受信したときの光ディスク装置20における処理動作について図10を用いて説明する。フォーマット要求コマンドを受信すると、CPU40のプログラムカウンタに図10のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがセットされ、処理がスタートする。なお、図10のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。また、光ディスク15はブランクディスクであるものとする。
【0144】
最初のステップ801では、フォーマット要求コマンドに付加されたタイプ・ディペンデント・パラメータのINITビットを抽出する。
【0145】
次のステップ803では、抽出したINITビットを参照し、設定情報がダミーデータの記録禁止であるか否かを判断する。ここで、INITビットが「1」であれば、ダミーデータの記録は禁止されているので、ステップ803での判断は肯定され、ステップ805に移行する。
【0146】
このステップ805では、上記ステップ403と同様に、リードイン領域LIAの一部の領域に所定の情報を記録する。
【0147】
次のステップ807では、ダミーデータの記録が禁止されていることを示すエラー情報をホスト50に通知する。そして、フォーマット要求コマンドを受信したときの処理を終了する。すなわち、リードイン領域LIAへの所定の情報の記録は行われるが、ユーザ領域DZAへのダミーデータの記録は行われない。
【0148】
一方、ステップ803において、INITビットが「0」であれば、ダミーデータの記録は許可されているので、ステップ803での判断は否定され、ステップ809に移行する。
【0149】
以下、ステップ809〜833では、上記ステップ409〜433と同様な処理・判断を行う。
【0150】
これにより、フォーマットを行う際に、例えばAC電源を駆動電源とするときにはダミーデータの記録を許可し、バッテリを駆動電源とするときにはダミーデータの記録を禁止することが容易に可能となる。すなわち、使用環境に応じた処理が可能となる。
【0151】
なお、ホスト50における前記モード選択プログラムは、ホスト50で使用される光ディスクへの情報記録用アプリケーションソフト(以下「ライタソフト」という)に付加されていても良い。これにより、ホスト50では例えばバッテリ残量などの電源情報を監視するための電源監視ソフトがメインメモリに常駐する必要がなくなるため、メモリを有効に利用することができる。また、ライタソフトが電源監視ソフトの影響で誤動作を起こし、データの記録に失敗したり、データを消失するおそれがなくなる。
【0152】
また、上記実施形態では、モードが4種類の場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0153】
なお、上記実施形態では、前記記録制御プログラムは、ROM39に記録されているが、他の記録媒体(CD−ROM、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応するドライブ装置を付加し、各ドライブ装置から記録制御プログラムをインストールすることとなる。要するに、記録制御プログラムがCPU40のメインメモリにロードされれば良い。同様に、前記モード選択プログラムは、ハードディスク56に記録されているが、他の記録媒体(CD−ROM、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応するドライブ装置を付加し、各ドライブ装置からモード選択プログラムをインストールすることとなる。また、他の記録媒体からハードディスク56に転送しても良い。さらに、ネットワークを介してハードディスク56あるいはメインメモリに転送しても良い。要するに、モード選択プログラムがマイクロコンピュータのメインメモリにロードされれば良い。
【0154】
また、上記実施形態では、光ディスク15がDVD+RWの場合について説明したが、これに限られるものではなく、ダミーデータの記録を伴う処理が行われる情報記録媒体であれば良い。なお、その場合には、使用される情報記録媒体に対応した光ディスク装置が用いられることとなる。
【0155】
さらに、上記実施形態では、ホスト50と光ディスク装置20とは、同一の筐体内に配置されていても良いし、個別の筐体内に配置されても良い。
【0156】
また、上記実施形態では、ユーザデータの記録と再生が可能な光ディスク装置が用いられる場合について説明したが、これに限らず、ユーザデータの記録のみを行なう光ディスク装置であっても良い。
【0157】
また、上記実施形態では、フォーマットに伴うダミーデータの記録が行われる場合について説明したが、これに限らず、ダミーデータの記録を伴う処理であれば、フォーマット以外の処理についても本発明を適用することが可能である。
【0158】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る記録方法によれば、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することができるという効果がある。
【0159】
また、本発明に係るプログラム及び記録媒体によれば、情報記録装置の制御用コンピュータあるいは情報処理装置にて実行され、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することができるという効果がある。
【0160】
また、本発明に係る情報記録装置及び情報記録システムによれば、駆動電源の消耗を抑制するとともに、駆動電源の有効利用を促進することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2(A)及び図2(B)は、それぞれDVD+RWの記録領域の構成を説明するための図である。
【図3】ユーザがモード選択要求を入力したときのホストでの処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係るタイムアウト・アンド・プロテクトページのフォーマットを説明するための図である。
【図5】フォーマットを要求するコマンドを受信したときの光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】フォーマットの再開を要求するコマンドを受信したときの光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】記録を要求するコマンドを受信したときの光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】自動的に再開されたバックグランドフォーマットを説明するためのフローチャートである。
【図9】フォーマットを要求するコマンドに付加されるタイプ・ディペンデント・パラメータを説明する図である。
【図10】受信したフォーマットを要求するコマンドが設定情報を含むときの光ディスク装置での処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…情報記録システム、15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク装置(情報記録装置)、39…ROM(記録媒体)、40…CPU(モード選択手段、処理手段)、50…ホスト(情報処理装置)、56…HDD(記録媒体)。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording method, a program and a recording medium, an information recording apparatus, and an information recording system, and more particularly, to a recording method for recording information on an information recording medium, a program used in the information recording apparatus or the information processing apparatus, and The present invention relates to a recording medium on which the program is recorded, an information recording apparatus for recording information on an information recording medium, and an information recording system including an information recording apparatus and an information processing apparatus.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, with the rapid progress of digital technology and the improvement of the performance of information devices such as personal computers (hereinafter abbreviated as "PCs") and video devices, the amount of information (data amount) handled by information devices has increased rapidly. I have. For this purpose, a compact disc (Compact Disc: hereinafter abbreviated as “CD”) as an information recording medium or a DVD (Digital Versatile Disc) in which data equivalent to about seven times the size of a CD can be recorded on a disc having the same diameter as the CD. Optical disks, such as optical disks, have been attracting attention, and as their prices have been reduced, optical disk devices as information recording devices for recording information on optical disks have become widespread.
[0003]
CD-ROMs, CD-Rs (CD-recordable) and CD-RWs (CD-rewritable) are examples of CD-type optical disks, and DVD-ROMs, DVD-RAMs, DVD-Rs (DVD-Rs) are DVD-type optical disks. DVD-recordable, DVD-RW (DVD-rewritable), DVD + R (DVD + recordable), DVD + RW (DVD + rewritable), and the like are commercially available.
[0004]
CD-RW, DVD-RW and DVD + RW are rewritable optical disks, and recording is performed according to a predetermined standard or the like.
[0005]
For example, in a CD-RW, a track can be divided into units called packets, and information can be recorded for each packet. This recording method is called a packet write method. Further, the packet write method includes a fixed-length packet write method in which the amount of user data included in each packet is constant (for example, 64 kbytes), and a variable-length packet write method in which the amount of user data included in each packet is not constant. There are two types of methods. Among these two types, a file system using the fixed-length packet write method includes a Universal Disc Format (hereinafter, referred to as "UDF"). In a CD-RW employing this UDF, according to the standard, before recording user data, a so-called format in which dummy data is recorded in advance on the entire data area or on a designated area must be performed.
[0006]
In addition, in the case of DVD + RW, user data can be recorded without formatting, but if an unrecorded portion exists in the data area, the recorded information cannot be reproduced by a DVD-ROM drive or the like. . That is, compatibility with the DVD-ROM is lost. Therefore, if compatibility with a DVD-ROM needs to be maintained, a format is also required for DVD + RW.
[0007]
However, since the storage capacity of an optical disk is much larger than that of a flexible disk or the like, a large amount of time is required until formatting is completed. For example, when formatting a CD-RW over the entire data area, a CD-RW having a storage capacity of 650 MB requires a processing time of 30 minutes or more even at 2 × speed. That is, even if the user obtains the optical disk, there is a disadvantage that the user data cannot be recorded immediately. A DVD + RW having a storage capacity about seven times that of a CD-RW requires a longer processing time.
[0008]
In order to improve such inconvenience, an information recording / reproducing apparatus capable of immediately recording and reproducing user data even on an unformatted optical disk has been proposed (see Patent Document 1). In this information recording / reproducing apparatus, when a format request is received from a higher-level device, predetermined information is recorded in a lead-in area, and then a recording and reproduction permission is notified to a higher-level device, formatting is started, and the When there is a recording or reproduction request from the apparatus, the format is interrupted and recording or reproduction is performed with priority, and when recording and reproduction are completed, the format is restarted.
[0009]
Such a format that is performed using the time when there is no recording and reproduction request from the host device is called a background format. This background format is standardized by DVD + RW, CD-RW compatible with Mount Rainier specifications, and the like.
[0010]
In the background format, the optical disk can be ejected from the optical disk device even during formatting. In this case, since the format is not completed, for example, in the case of DVD + RW, when compatibility with a DVD-ROM is required, a so-called Temporary Lead Out (hereinafter, referred to as “TLO”) is required before ejection. ) Is recorded at a predetermined position.
[0011]
[Patent Document 1]
JP-A-11-134799 (page 2-10, FIG. 1)
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
For example, in a DVD + RW drive device, when there is a request to write information to a DVD + RW in which a TLO is recorded, the information is recorded in a designated area. At this time, a recording start address is requested after the TLO. In this case, after the TLO is overwritten with dummy data and information is recorded, the above-described background format is automatically restarted.
[0013]
In recent years, personal computers have been dramatically reduced in size and weight, and so-called notebook personal computers and even smaller sub-note personal computers (hereinafter collectively referred to as "notebook personal computers") have been marketed. It became so. One of the features of the notebook personal computer is that its use place is not limited. Therefore, the notebook personal computer can be used not only with an AC power supply but also with a battery as a driving power supply. Therefore, in a notebook personal computer having a built-in optical disk device, when the notebook personal computer is driven by a battery, the optical disk device is also driven by a battery. In this case, for example, when the above-described background format is automatically restarted, the power supply is cut off during the format, or the battery is consumed more than expected by the user, and the process scheduled by the user cannot be performed. There was an inconvenience. In the worst case, the file information is not correctly recorded, and the file cannot be reproduced or added.
[0014]
The present invention has been made under such circumstances, and a first object of the present invention is to provide a recording method capable of suppressing consumption of a drive power supply and promoting effective use of the drive power supply.
[0015]
Further, a second object of the present invention is a program which is executed by a control computer or an information processing device of an information recording apparatus and which can suppress the consumption of the driving power supply and promote the effective use of the driving power supply, and a program therefor. It is to provide a recording medium on which a program is recorded.
[0016]
Further, a third object of the present invention is to provide an information recording apparatus and an information recording system capable of suppressing consumption of a driving power source and promoting effective use of the driving power source.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a recording method for recording on an information recording medium, wherein a mode for permitting recording of dummy data on the information recording medium, a mode for inhibiting recording of dummy data, and a recording of dummy data. Is prohibited, but initialization is permitted, and at least one of a plurality of modes including a mode in which the recording of the dummy data is permitted and a mode in which the recording of the dummy data is prohibited among the modes in which the resumption of the format is prohibited A first step of selecting a mode; and a second step of performing processing based on the selected mode in response to a request for processing involving recording of dummy data on the information recording medium. is there.
[0018]
According to this, a mode in which recording of dummy data on an information recording medium is permitted, a mode in which recording of dummy data is prohibited, a mode in which recording of dummy data is prohibited but initialization is permitted, and a restart of format is prohibited. One of a plurality of modes including at least a mode in which the recording of the dummy data is permitted and a mode in which the recording of the dummy data is prohibited is selected (first step), and the dummy data on the information recording medium is selected. In response to a request for a process involving the recording of (1), a process based on the selected mode is performed (second step). Normally, recording processing in an information recording device requires a larger power than reproduction processing. In general, processing involving the recording of dummy data requires a greater amount of time than other processing. That is, in a process involving recording of dummy data, the power consumption may be larger than expected. Therefore, for example, a mode in which the recording of the dummy data is prohibited when the capacity of the driving power supply of the information recording device is finite is selected, and the recording of the dummy data which is expected to consume a large amount of power is prohibited, thereby driving the information recording device. It is possible to prevent sudden consumption of the power supply and unexpected interruption of the driving power supply. Therefore, it is possible to suppress the consumption of the drive power supply and promote the effective use of the drive power supply.
[0019]
In this case, as in the recording method according to claim 2, when the selected mode is a mode permitting recording of dummy data, the requested processing is performed in the second step. Can be.
[0020]
In the recording method according to the first aspect, as in the recording method according to the third aspect, when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is prohibited, the error information is output in the second step. It can be done. In such a case, for example, the request source of the process involving the recording of the dummy data can recognize that the recording of the dummy data is prohibited, thereby preventing the unnecessary process from being performed thereafter.
[0021]
In the recording method according to the first aspect, as in the recording method according to the fourth aspect, when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is prohibited, the request is issued in the second step. Reception information indicating that the received processing has been received. In such a case, for example, at the request source of a process involving recording of dummy data, it is possible to immediately shift to the next process without performing a retry process or the like.
[0022]
In this case, as in the recording method according to claim 5, the reception information includes information indicating that the requested processing is interrupted, information indicating that the requested processing is being executed, and information of the requested processing. It may include any of the information indicating the end.
[0023]
In the recording method according to the first aspect, as in the recording method according to the sixth aspect, the process involving the recording of the dummy data is a format process, and the recording of the dummy data is prohibited in the selected mode. In a case where the initialization is in a mode in which the initialization is permitted, in the second step, predetermined initial information may be recorded in a lead-in area of the information recording medium. In such a case, it is possible to subsequently record the user data.
[0024]
In the recording method according to the first aspect, as in the recording method according to the seventh aspect, a temporary read-out is recorded on the information recording medium, and the processing accompanying the recording of the dummy data is performed when the user data is recorded. In a recording process, when the selected mode is a mode for prohibiting resumption of format, in the second step, the user data is recorded and only the temporary read-out is overwritten with dummy data. It can be. In such a case, there is no temporary read-out on the front side (inner circumference side) of the user data, and it is possible to prevent violation of the standard.
[0025]
In each of the recording methods according to the first to seventh aspects, the information recording medium may be an information recording medium conforming to the DVD + RW standard, as in the recording method according to the eighth aspect.
[0026]
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided a program used in an information recording apparatus for recording on an information recording medium, wherein a mode for permitting recording of dummy data on the information recording medium, a mode for inhibiting recording of dummy data, A plurality of modes including a mode in which recording of dummy data is prohibited but initialization is permitted, and a mode in which recording of the dummy data is permitted and a mode in which recording of the dummy data is prohibited among modes in which resumption of formatting is prohibited A second procedure for performing a process based on the selected mode in response to a request for a process involving recording of dummy data on the information recording medium. It is a program to be executed by a control computer of the information recording device.
[0027]
According to this, when the program of the present invention is loaded into the main memory and the start address thereof is set in the program counter, the control computer of the information recording apparatus operates in a mode in which recording of dummy data on the information recording medium is permitted. A mode in which the recording of the dummy data is prohibited, a mode in which the recording of the dummy data is prohibited but the initialization is permitted, and a mode in which the resumption of the format is prohibited. One of a plurality of modes including a mode for inhibiting recording is selected, and a process based on the selected mode is performed in response to a request for a process involving recording of dummy data on an information recording medium. That is, according to the program of the present invention, it is possible to cause the control computer of the information recording apparatus to execute the recording method according to the first aspect of the present invention. A mode in which the recording of the dummy data is prohibited is selected, and the recording of the dummy data that is expected to consume a large amount of power is prohibited, thereby preventing a sudden consumption of the driving power supply and an unexpected interruption of the driving power supply. be able to. Therefore, it is possible to suppress the consumption of the drive power supply and promote the effective use of the drive power supply.
[0028]
In this case, as in the program according to claim 10, when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is permitted, a procedure for performing the requested processing is performed as the second procedure for the control. It can be executed by a computer.
[0029]
In the program according to the ninth aspect, as in the program according to the eleventh aspect, when the selected mode is a mode for prohibiting recording of dummy data, outputting the error information as the second procedure. May be executed by the control computer.
[0030]
In the program according to the ninth aspect, when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is prohibited as in the program according to the twelfth aspect, the requested processing is performed as the second procedure. The control computer may be caused to execute a procedure for outputting acceptance information indicating that the information has been accepted.
[0031]
In this case, as in the program according to claim 13, the reception information includes information indicating interruption of the requested processing, information indicating that the requested processing is being executed, and termination of the requested processing. May be included.
[0032]
In the program according to the ninth aspect, as in the program according to the fourteenth aspect, the process involving the recording of the dummy data is a format process, and the selected mode inhibits the recording of the dummy data but initializes the selected mode. In the case of the mode permitting, the control computer may execute, as the second procedure, a procedure of recording predetermined initial information in a lead-in area of the information recording medium. In such a case, it is possible to subsequently record the user data.
[0033]
In the program according to the ninth aspect, a temporary read-out is recorded on the information recording medium as in the program according to the fifteenth aspect, and the process involving the recording of the dummy data is a user data recording process. In the case where the selected mode is a mode that prohibits the resumption of format, the second procedure includes a step of recording the user data and overwriting only the temporary read-out with dummy data. The program can be executed by a control computer.
[0034]
An invention according to claim 16 is a program used in an information processing apparatus that configures an information recording system together with an information recording apparatus that records information on an information recording medium, and permits recording of dummy data on the information recording medium. A mode in which the recording of the dummy data is permitted, a mode in which the recording of the dummy data is prohibited, a mode in which the recording of the dummy data is prohibited but the initialization is permitted, and a mode in which the resumption of the format is prohibited. A first procedure of displaying information relating to a plurality of modes including a mode in which data recording is prohibited; and a second procedure of notifying the information recording apparatus of a mode selected by a user among the plurality of modes; This is a program to be executed by the processing device.
[0035]
According to this, when the program of the present invention is loaded into the main memory and its start address is set in the program counter, the information processing apparatus sets the mode for permitting the recording of the dummy data on the information recording medium, At least one of a mode in which recording is prohibited, a mode in which recording of dummy data is prohibited but initialization is permitted, and a mode in which formatting is prohibited is prohibited, and a mode in which recording of the dummy data is permitted and a recording of the dummy data are prohibited. Information about any one of a plurality of modes including a mode is displayed, and a mode selected by a user among the plurality of modes is notified to an information recording apparatus. That is, according to the program of the present invention, the user can easily select a mode for determining an operation for a process involving recording of dummy data in the information recording device. Therefore, for example, by selecting a mode in which recording of dummy data is prohibited when the driving power source of the information recording system is a battery, and by selecting a mode in which recording of dummy data is permitted when the driving power source is an AC power source, It is possible to prevent sudden consumption of the driving power supply and unexpected interruption of the driving power supply when going out. Therefore, it is possible to suppress the consumption of the drive power supply and promote the effective use of the drive power supply.
[0036]
In this case, as in the program according to claim 17, the information processing apparatus is caused to execute a procedure of issuing a mode selection command in which information on a mode selected by the user is set as the second procedure. Can be.
[0037]
In each of the programs according to claims 16 and 17, as in the program according to claim 18, a third procedure for displaying a mode selected by the information recording apparatus in response to a user request is performed by the information processing. The device may be further executed. In such a case, the user can confirm the mode selected by the information recording device, and it is possible to prevent a mode selection error.
[0038]
In each of the programs described in claims 9 to 18, as in the program described in claim 19, the information recording medium may be an information recording medium conforming to the DVD + RW standard.
[0039]
According to a twentieth aspect of the present invention, there is provided a computer-readable recording medium in which the program according to any one of the ninth to nineteenth aspects is recorded.
[0040]
According to this, since the program according to any one of claims 9 to 19 is recorded, by causing the computer to execute the program, the consumption of the driving power is suppressed, and the effective use of the driving power is promoted. It is possible to do.
[0041]
22. An information recording apparatus for recording on an information recording medium according to claim 21, wherein: a mode for permitting recording of dummy data on the information recording medium; a mode for inhibiting recording of dummy data; Any one of a plurality of modes including a mode in which recording is prohibited but initialization is permitted, and a mode in which format resumption is prohibited and a mode in which recording of the dummy data is permitted and a mode in which recording of the dummy data is prohibited Mode selecting means for selecting the mode; and processing means for performing processing based on the mode selected by the mode selecting means in response to a request for processing involving recording of dummy data on the information recording medium. It is an information recording device provided.
[0042]
According to this, the mode selecting means allows the recording of the dummy data on the information recording medium, the mode in which the recording of the dummy data is prohibited, the mode in which the recording of the dummy data is prohibited but the initialization is permitted, and the format. Any of a plurality of modes including at least a mode for permitting the recording of the dummy data and a mode for inhibiting the recording of the dummy data among the modes for inhibiting the resumption of the dummy data on the information recording medium. In response to a request for a process accompanied by the recording of (i), the processing unit performs a process based on the mode selected by the mode selection unit. Normally, recording processing in an information recording device requires a large amount of power as compared to reproduction processing, and processing involving recording dummy data generally requires a great deal of time compared to other processing. Therefore, in a process involving recording of dummy data, the power consumption may become larger than expected. Therefore, for example, a mode in which the recording of the dummy data is prohibited when the capacity of the driving power supply of the information recording device is finite is selected, and the recording of the dummy data which is expected to consume a large amount of power is prohibited, thereby driving the information recording device. It is possible to prevent sudden consumption of the power supply and unexpected interruption of the driving power supply. Therefore, it is possible to suppress the consumption of the drive power supply and promote the effective use of the drive power supply.
[0043]
In this case, as in the information recording apparatus according to claim 22, the mode selection means can select any one of the plurality of mode information according to an instruction from an external device.
[0044]
In each of the information recording apparatuses according to claims 21 and 22, as in the information recording apparatus according to claim 23, the processing means may include a mode in which a mode selected by the mode selection means permits recording of dummy data. In the case of (1), request processing executing means for performing the requested processing may be provided.
[0045]
In the information recording apparatus according to any one of claims 21 to 23, as in the information recording apparatus according to claim 24, the processing means may include a mode in which the mode selected by the mode selection means inhibits recording of dummy data. In this case, an error output unit that outputs error information can be provided.
[0046]
In the information recording apparatus according to any one of claims 21 to 23, as in the information recording apparatus according to claim 25, the processing unit may be configured to set the mode selected by the mode selection unit to inhibit recording of dummy data. In this case, the information processing device may include an acceptance information output unit that outputs acceptance information indicating that the requested processing has been accepted.
[0047]
In each of the information recording apparatuses according to claims 21 to 25, as in the information recording apparatus according to claim 26, the processing means may perform a process involving recording of the dummy data as a format process, and When the mode is a mode in which the recording of dummy data is prohibited but the initialization is permitted, an initial information recording means for recording predetermined initial information in a lead-in area of the information recording medium may be provided.
[0048]
In each of the information recording apparatuses according to claims 21 to 26, as in the information recording apparatus according to claim 27, the processing means may be configured such that a temporary read-out is recorded on the information recording medium; The process involving data recording is a user data recording process. When the selected mode is a mode that prohibits the format from being restarted, the user data is recorded, and only the temporary read-out is recorded as dummy data. And an overwriting means for overwriting the data.
[0049]
An invention according to claim 28 is an information recording system for recording information on an information recording medium, the information recording device according to any one of claims 21 to 27; and information controlling the information recording device. And a processing device.
[0050]
According to this, since the information recording device according to any one of claims 21 to 27 is used, it is possible to suppress the consumption of the driving power supply and promote the effective use of the driving power supply.
[0051]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of an information recording system according to one embodiment of the present invention.
[0052]
The information recording system 10 shown in FIG. 1 includes an optical disk device 20 as an information recording device, and a host 50 as an information processing device that controls the optical disk device 20.
[0053]
The optical disk device 20 includes a spindle motor 22 for rotating and driving the optical disk 15, an optical pickup device 23, a laser control circuit 24, an encoder 25, a motor driver 27, a reproduction signal processing circuit 28, a servo controller 33, a buffer RAM 34, and a buffer manager. 37, an interface 38, a ROM 39, a CPU 40, a RAM 41, a flash memory 43, and the like. Note that the connection lines in FIG. 1 show typical flows of signals and information, and do not represent all of the connection relationships between the blocks. In the present embodiment, as an example, an information recording medium compliant with the DVD + RW standard is used for the optical disc 15. The drive power of the optical disk device 20 is supplied from the host 50. That is, the optical disk device 20 and the host 50 are driven by the same power supply.
[0054]
The optical pickup device 23 includes a semiconductor laser as a light source, an optical system that guides a light beam emitted from the semiconductor laser to a recording surface of the optical disk 15 and guides a return light beam reflected by the recording surface to a predetermined light receiving position. The light receiving device is arranged at the light receiving position and receives a return light beam, and includes a driving system (a focusing actuator, a tracking actuator, a seek motor, and the like) (all not shown). Then, a signal corresponding to the amount of received light is output from the light receiver to the reproduction signal processing circuit 28.
[0055]
The reproduction signal processing circuit 28 detects a wobble signal, an RF signal, and a servo signal (such as a focus error signal and a track error signal) based on the output signal of the optical pickup device 23. The reproduction signal processing circuit 28 extracts ADIP (Address In Pregroove) information and a synchronization signal from the wobble signal. The extracted ADIP information is output to the CPU 40, and the synchronization signal is output to the encoder 25. Further, the reproduction signal processing circuit 28 performs demodulation processing, error correction processing, and the like on the RF signal, and stores the RF signal in the buffer RAM 34 via the buffer manager 37. The focus error signal and the track error signal are output from the reproduction signal processing circuit 28 to the servo controller 33.
[0056]
The servo controller 33 generates a control signal for controlling the focusing actuator of the optical pickup device 23 based on the focus error signal, and generates a control signal for controlling the tracking actuator of the optical pickup device 23 based on the track error signal. Each control signal is output from the servo controller 33 to the motor driver 27.
[0057]
The buffer manager 37 manages the input and output of data to and from the buffer RAM 34, and notifies the CPU 40 when the amount of accumulated data reaches a predetermined value.
[0058]
The motor driver 27 drives the focusing actuator and the tracking actuator of the optical pickup device 23 based on a control signal from the servo controller 33. Further, the motor driver 27 controls the spindle motor 22 based on an instruction from the CPU 40 so that the linear velocity of the optical disc 15 becomes constant. Further, the motor driver 27 drives the seek motor of the optical pickup device 23 based on an instruction from the CPU 40, and controls the position of the optical pickup device 23 in the sledge direction (radial direction of the optical disk 15).
[0059]
The encoder 25 extracts recording data from the buffer RAM 34 via the buffer manager 37 based on an instruction from the CPU 40, modulates the recording data, adds an error correction code, and the like, and outputs a write signal to the optical disc 15 create. Then, the write signal is output to the laser control circuit 24 in synchronization with the synchronization signal from the reproduction signal processing circuit 28.
[0060]
The laser control circuit 24 controls the output of the semiconductor laser of the optical pickup device 23 based on a write signal from the encoder 25 and an instruction from the CPU 40. In addition, the laser control circuit 24 performs feedback control of the output of the semiconductor laser based on a light quantity signal emitted from a monitor (not shown) of the optical pickup device 23 while the semiconductor laser emits light.
[0061]
The ROM 39 stores a program including a program according to the present invention described below (hereinafter, referred to as a “recording control program” for convenience) described in code decipherable by the CPU 40. When the power of the optical disc device 20 is turned on, the program stored in the ROM 39 is loaded into a main memory (not shown), and the CPU 40 controls the operations of the above-described units according to the program, and performs data necessary for control. Etc. are temporarily stored in the RAM 41.
[0062]
The flash memory 43 stores mode information on a plurality of modes including at least a mode in which recording of dummy data on an optical disk is permitted and a mode in which recording of dummy data is prohibited. Further, a mode flag indicating the mode selected from the plurality of modes is also stored in the flash memory 43. Note that the information stored in the flash memory 43 does not disappear even when the power supply is stopped. That is, the flash memory 43 has non-volatility.
[0063]
The interface 38 is a bidirectional communication interface with the host 50, and conforms to a standard interface such as ATAPI (AT Attachment Packet Interface) and SCSI (Small Computer System Interface).
[0064]
The host 50 includes a main controller 52, an interface 54, a hard disk (HDD) 56, an input device 57, a display device 58, and the like. As a drive power supply for the host 50, both an AC power supply and a battery (both not shown) can be used, and either one is selected by the user.
[0065]
The main controller 52 includes a microcomputer, a main memory (both not shown), and the like, and controls the entire host 50.
[0066]
The interface 54 is a two-way communication interface with the optical disk device 20 and conforms to a standard interface such as ATAPI and SCSI. The interface 54 is connected to the interface 38 of the optical disk device 20. The connection between the interfaces may be not only a cable connection using a communication line such as a communication cable (for example, a SCSI cable), but also a wireless connection using infrared rays or the like.
[0067]
The hard disk 56 stores a program including a program according to the present invention described below (hereinafter, referred to as a “mode selection program”) described by codes readable by a microcomputer of the main control device 52. When the drive power supply of the host 50 is turned on, a predetermined program including the mode selection program is loaded into the main memory of the main controller 52.
[0068]
The display device 58 includes a display unit (not shown) such as a CRT, a liquid crystal display (LCD), and a plasma display panel (PDP), and displays various information from the main control device 52.
[0069]
The input device 57 includes at least one input medium (not shown) of, for example, a keyboard, a mouse, a pointing pad, and the like, and notifies the main control device 52 of various information input by a user. The information from the input medium may be input by a wireless method. Further, as a unit in which the display device 58 and the input device 57 are integrated, for example, there is a CRT with a touch panel.
[0070]
As an example, as shown in FIG. 2A, the recording area of the optical disk 15 conforming to the DVD + RW standard has three areas (lead-in area LIA, data area DZA, And a lead-out area LOA). User data is recorded in the data area DZA. The tracks on the actual optical disk 15 are spiral, but in FIGS. 2A and 2B, the tracks are shown as straight lines for convenience, and the left side of the paper is the inner circumference of the optical disk 15 and the right side of the paper is the optical disk. 15 on the outer peripheral side.
[0071]
<< Process in host 50 when mode selection request is input >>
Here, a processing operation in the host 50 when the user inputs a request for selecting a mode in the optical disk device (hereinafter, referred to as “mode selection request” for convenience) via the input device 57 will be described with reference to FIG. When the mode selection request is input, the start address of the program corresponding to the flowchart of FIG. 3 is set in the program counter of the microcomputer of main controller 52, and the process starts. The flowchart in FIG. 3 corresponds to a series of processing algorithms executed by the microcomputer of main controller 52.
[0072]
In the first step 301, information on a plurality of modes including at least a mode in which recording of dummy data on an optical disc is permitted and a mode in which recording is prohibited is displayed on the display device 58.
[0073]
In the next step 303, the process waits for the user to select one of a plurality of modes. Here, when the selection result is input via the input device 57, the determination in step 303 is affirmed, and the process proceeds to the next step 305.
[0074]
In step 305, a mode selection command in which information on the selected mode (mode selection information) is set is issued. In the present embodiment, as an example, a mode select command (Mode Select Command) is used as the mode select command. Then, as shown in FIG. 4, the mode selection information includes byte 4 of a time-out and protect page (Time-out and Protect Page) which is one of the mode pages (Mode Page) added to the mode select command. Are set to 5 bits from bit 3 to bit 7 of the data. That is, the mode selection information is converted into a numerical value of 0 to 31 and is notified to the optical disk device 20. Here, as an example, when the mode selection information is “0”, the mode in which the recording of the dummy data is permitted, when the mode selection information is “1”, the mode in which the recording of the mee data is prohibited, and when the mode selection information is “2”. "" Indicates a mode in which recording of dummy data is prohibited but initialization is permitted, and a mode in which mode selection information is "3" indicates a mode in which resumption of format is prohibited. Note that each of the above-mentioned bit positions is a reserved area so far, and in the present invention, each bit position is newly defined as INIT1 to INIT5 bits. Upon receiving the mode select command, the CPU 40 of the optical disk device extracts the mode selection information set in the 5 bits of bits 3 to 7 of byte 4 of the timeout and protect page, and sets the mode selection information in the mode flag. , In the flash memory 43. Then, a response command including the extracted mode selection information is issued.
[0075]
In the next step 307, a response command from the optical disk device 20 is waited, and when the response command is received, the determination in step 307 is affirmed, and the process proceeds to step 309.
[0076]
In step 309, the mode selection information included in the response command is extracted, and the corresponding mode information is displayed on the display device 58. As a result, the user can know the mode selected in the optical disk device 20 and can prevent a selection error. Then, the processing when the mode selection request is input is terminated.
[0077]
Next, when a format request for the optical disk 15 is input from the user via the input device 57, the main control device 52 issues a format request command (Format Unit Command, hereinafter also referred to as a "format request command").
[0078]
<< Process in Optical Disk Device 20 when Format Request Command is Received >>
Here, a processing operation in the optical disk device 20 when a format request command is received from the host 50 will be described with reference to FIG. Upon receiving the format request command, the start address of the program corresponding to the flowchart of FIG. 5 is set in the program counter of the CPU 40, and the process starts. The flowchart in FIG. 5 corresponds to a series of processing algorithms executed by the CPU 40. The optical disk 15 is a blank disk.
[0079]
In the first step 401, the mode flag stored in the flash memory 43 is read, and it is determined whether or not the recording of the dummy data is prohibited. If the mode flag is "2", the mode in which the recording of the dummy data is prohibited but the initialization is permitted is selected, and the determination in step 401 is affirmed, and the process proceeds to step 403.
[0080]
In this step 403, predetermined initial information is recorded in a part of the lead-in area LIA. The predetermined initial information includes a formatting disc control block (hereinafter, referred to as “FDCB”) in which a format state, a data recording state, and the like are described in a bitmap format.
[0081]
In the next step 405, the host 50 is notified of error information indicating that the recording of dummy data is prohibited. Then, the processing when the format request command is received ends. That is, the recording of predetermined initial information in the lead-in area LIA is performed, but the recording of dummy data in the user area DZA is not performed.
[0082]
On the other hand, if the mode flag is “0” in step 401, the mode in which the recording of the dummy data is permitted is selected, and the determination in step 403 is denied, and the process proceeds to step 409.
[0083]
In this step 409, predetermined information is recorded in a part of the lead-in area LIA as in step 403.
[0084]
In the next step 411, "0" is set to a discharge request flag in which the presence or absence of a discharge request is set, and a reception flag in which the presence or absence of a recording request or a reproduction request is set, and initialization is performed. The host 50 is notified of the end. As a result, recording and reproduction requests can be accepted. In the present embodiment, communication with the host 50 is performed by interrupt processing for both transmission and reception. Therefore, when a command for requesting recording (Write Command, hereinafter also referred to as “recording request command”) or a command for requesting reproduction (Read Command, hereinafter also referred to as “reproduction request command”) is received from the host 50, an interrupt process is performed. "1" is set to the reception flag. Further, when a discharge request command (Start / Stop Unit Command) is received from the host 50, "1" is set to the discharge request flag in the interrupt processing.
[0085]
In the next step 413, it is determined whether or not there is a discharge request for the optical disc 15 by referring to the discharge request flag. Here, if the discharge request flag remains “0”, the determination in step 413 is denied, and the process proceeds to step 415.
[0086]
In this step 415, it is checked whether or not the formatting has been completed. Whether or not formatting has been completed is determined based on the presence or absence of an unrecorded area in the data area DZA. If an unrecorded area exists, it is determined that the format has not been completed. Here, since the optical disk 15 is a blank disk, the determination in step 415 is denied, and the process proceeds to step 417.
[0087]
In this step 417, the presence / absence of a recording request or a reproduction request from the host 50 is determined with reference to the reception flag. Here, if the reception flag remains “0”, the determination in step 417 is denied, and the flow shifts to step 419.
[0088]
In this step 419, formatting is performed. That is, dummy data for, for example, 16 sectors is recorded in an unrecorded portion in the data area DZA. Then, the process returns to step 413.
[0089]
Thereafter, the processing and determination of steps 413 → 415 → 417 → 419 are repeated until the determination in any of steps 413, 415 and 417 is affirmed. Thereby, the format proceeds.
[0090]
On the other hand, if “1” is set in the reception flag in step 417, the determination in step 417 is affirmative, and the flow shifts to step 421.
[0091]
In this step 421, the format is interrupted after resetting the reception flag to “0”.
[0092]
In the next step 423, the received command is analyzed to determine whether the command from the host 50 is a recording request command or a reproduction request command. Here, if the command from the host 50 is a recording request command, the determination in step 423 is affirmed, and the process proceeds to step 425.
[0093]
In this step 425, the user data received from the host 50 is recorded in a designated area in the data area DZA. The details of the recording process in the optical disc device 20 will be described later. When the recording of the user data is completed, the process returns to step 413.
[0094]
On the other hand, if it is determined in step 423 that the command from the host 50 is a reproduction request command, the determination in step 423 is denied, and the process proceeds to step 427.
[0095]
In this step 427, the user data recorded in the area designated by the host 50 is reproduced and transferred to the host 50. The details of the reproduction process in the optical disc device 20 will be described later. When the reproduction of the user data specified by the host 50 ends, the process returns to step 413.
[0096]
If "1" is set in the discharge request flag in step 413, the determination in step 413 is affirmed, and the routine goes to step 431.
[0097]
In this step 431, the format is interrupted after resetting the ejection request flag to "0". Then, there is no data between the last address (Last Write Address, hereinafter referred to as “LWA”) of the outermost data among the dummy data and user data recorded in the data area DZA and the start address of the data area DZA. If a recording area exists, dummy data is recorded in the unrecorded area. In addition, the FDCB in the lead-in area LIA is updated, and the TLO is recorded following the LWA as an example, as shown in FIG. 2B. This makes it possible to maintain compatibility with the DVD-ROM.
[0098]
In the next step 433, the disc input / output system (not shown) is instructed to discharge the optical disc 15. Then, the processing when the format request command is received ends.
[0099]
If the formatting has been completed in step 415, the determination in step 415 is affirmed, and after updating the FDCB in the lead-in area LIA, the processing when the format request command is received ends.
[0100]
<< Recording processing in the optical disk device 20 >>
Here, a recording process in the optical disc device 20 will be described.
[0101]
The CPU 40 outputs a control signal for controlling the rotation of the spindle motor 22 to the motor driver 27 based on the designated recording speed, and notifies the reproduction signal processing circuit 28 that the recording request command has been received from the host 50. I do. Further, the CPU 40 instructs the buffer manager 37 to store the user data received from the host 50 in the buffer RAM 34.
[0102]
When the rotation of the optical disk 15 reaches a predetermined linear velocity, the reproduction signal processing circuit 28 detects a focus error signal and a track error signal based on an output signal from the optical receiver of the optical pickup device 23 and outputs the signals to the servo controller 33. I do. The servo controller 33 drives the focusing actuator and the tracking actuator of the optical pickup device 23 via the motor driver 27 based on the focus error signal and the track error signal from the reproduction signal processing circuit 28, and corrects the focus shift and the track shift. I do. Further, the reproduction signal processing circuit 28 acquires ADIP information based on the output signal from the light receiver of the optical pickup device 23 and notifies the CPU 40 of the information.
[0103]
The CPU 40 outputs a signal for controlling the seek motor of the optical pickup device 23 to the motor driver 27 based on the ADIP information so that the optical pickup device 23 is located at the writing start point. Further, upon receiving from the buffer manager 37 a notification that the amount of user data stored in the buffer RAM 34 has exceeded a predetermined value, the CPU 40 instructs the encoder 25 to generate a write signal. Further, when the CPU 40 determines that the position of the optical pickup device 23 is the writing start point based on the ADIP information, the CPU 40 notifies the encoder 25. Thus, the user data is recorded on the optical disk 15 via the encoder 25, the laser control circuit 24, and the optical pickup device 23.
[0104]
<< Playback processing in the optical disk device 20 >>
Next, a reproduction process in the optical disk device 20 will be described.
[0105]
The CPU 40 outputs a control signal for controlling the rotation of the spindle motor 22 to the motor driver 27 based on the reproduction speed, and notifies the reproduction signal processing circuit 28 that the reproduction request command has been received. The reproduction signal processing circuit 28 corrects the focus shift and the track shift as in the case of the recording processing, and notifies the CPU 40 of the ADIP information.
[0106]
The CPU 40 outputs a signal for controlling the seek motor of the optical pickup device 23 to the motor driver 27 based on the ADIP information so that the optical pickup device 23 is located at the reading start point. When the CPU 40 determines that the position of the optical pickup device 23 is the reading start point based on the ADIP information, it notifies the reproduction signal processing circuit 28.
[0107]
The reproduction signal processing circuit 28 detects the RF signal based on the output signal from the optical receiver of the optical pickup device 23, performs demodulation processing, error correction processing, and the like, and then stores the RF signal in the buffer RAM 34. The buffer manager 37 transfers the reproduced data stored in the buffer RAM 34 to the host 50 via the interface 38 when the data is prepared as sector data.
[0108]
Note that the reproduction signal processing circuit 28 detects the focus error signal and the track error signal based on the output signal from the light receiver of the optical pickup device 23 as described above until the recording process and the reproduction process are completed. The focus shift and the track shift are corrected as needed via the motor 33 and the motor driver 27.
[0109]
<< Process in Optical Disk Device 20 when Format Resumption Request is Received >>
Subsequently, the optical disk 15 ejected during the above-described format is loaded into the optical disk device 20 again, and a command requesting a format restart (hereinafter also referred to as a “format restart request command”) is received from the host 50. The processing operation in the optical disk device 20 will be described with reference to FIG. When the format restart request command is received, the start address of the program corresponding to the flowchart of FIG. 6 is set in the program counter of the CPU 40, and the process starts. The flowchart in FIG. 6 corresponds to a series of processing algorithms executed by the CPU 40.
[0110]
In the first step 501, referring to the mode flag stored in the flash memory 43, it is determined whether or not the format resuming is prohibited. Here, if the mode flag is “3”, the mode in which the resumption of the format is prohibited has been selected, the determination in step 501 is affirmed, and the process proceeds to step 505.
[0111]
In this step 505, information indicating that the format is suspended is notified to the host 50 as reception information indicating that the format restart request command has been received. Then, the processing when the format restart request command is received ends. Here, instead of the information indicating that the format is suspended, information indicating that the format is being executed or information indicating that the format has been completed may be notified to the host 50.
[0112]
On the other hand, if the mode flag is “0” in step 501, the mode in which the recording of the dummy data is permitted has been selected, and the determination in step 501 is denied, and the process proceeds to step 511.
[0113]
In steps 511 to 533, the same processing and judgment as those in steps 411 to 433 are performed. That is, the format is restarted. Then, when the formatting is completed or when the optical disk is ejected in response to the optical disk ejection request, the processing when the format restart request command is received ends.
[0114]
<< Process in Optical Disc Device 20 when Receiving Recording Request Command >>
Next, the processing operation of the optical disk device 20 when the optical disk 15 ejected during the above-described format is loaded into the optical disk device 20 again and a recording request command is received from the host 50 will be described with reference to FIG. When a recording request command is received from the host 50 when formatting is not being performed, the start address of the program corresponding to the flowchart of FIG. 7 is set in the program counter of the CPU 40, and the process starts. Note that the flowchart in FIG. 7 corresponds to a series of processing algorithms executed by the CPU 40.
[0115]
In the first step 601, the recording start address of the user data is extracted from the recording request command.
[0116]
In the next step 605, the position of the TLO is searched by referring to the FDCB recorded in the lead-in area LIA of the optical disk 15.
[0117]
In the next step 607, it is determined whether or not a format is necessary. Here, the address of the position where the TLO is recorded is compared with the recording start address of the user data. If the recording start address is requested after the TLO, the format needs to be automatically restarted. The determination at 607 is affirmative, and the process proceeds to step 609.
[0118]
In step 609, it is determined whether or not the restart of the format is prohibited by referring to the mode flag stored in the flash memory 43. Here, if the mode flag is “3” and the mode for prohibiting the restart of the format is selected, the determination in step 609 is affirmed, and the process proceeds to step 611.
[0119]
In this step 611, dummy data is recorded at the position where the TLO is recorded. That is, the TLO is erased.
[0120]
In the next step 613, the user data from the host 50 is recorded at the designated position in the data area DZA as described above. When the recording of the user data is completed, the processing when the recording request command is received ends. In this case, the background format is not automatically restarted.
[0121]
On the other hand, in step 609, if the mode flag is “0” and the mode permitting the recording of the dummy data is selected, the determination in step 609 is denied, and the process proceeds to step 614.
[0122]
In this step 614, the user data from the host 50 is recorded at the designated position in the data area DZA as described above. When the recording of the user data is completed, the process proceeds to step 615.
[0123]
In this step 615, the background format is restarted. That is, the background format is automatically restarted. Details of the background format here will be described later. Then, when the background format ends, the processing when the recording request command is received ends.
[0124]
On the other hand, if the recording start address is requested before the TLO in step 607, the format does not need to be automatically restarted, and the determination in step 607 is denied, and the process proceeds to step 617.
[0125]
In this step 617, the user data from the host 50 is recorded at the designated position in the data area DZA as described above. When the recording of the user data is completed, the processing when the recording request command is received ends. In this case, the background format is not automatically restarted.
[0126]
<< Process in Optical Disk Device 20 After Background Format Automatic Restart >>
Here, the background format automatic restart process (step 615 in FIG. 7) in the optical disk device 20 will be described with reference to FIG. In response to the request for automatic restart of the background format, the start address of the program corresponding to the flowchart of FIG. 8 is set in the program counter of the CPU 40, and the process starts. The flowchart in FIG. 8 corresponds to a series of processing algorithms executed by the CPU 40.
[0127]
In the first step 701, the position of the TLO is searched by referring to the FDCB recorded in the lead-in area LIA. Then, the address of the position where the TLO is recorded is set as the format start address. That is, the TLO is overwritten with the dummy data.
[0128]
In the next steps 713 to 733, the same processing and judgment as in the above steps 413 to 433 are performed, and dummy data is recorded in an unrecorded area in the data area DZA.
[0129]
As is apparent from the above description, in the optical disk device according to the present embodiment, the mode selection unit and the processing unit of the information recording device are realized by the CPU 40 and the program executed by the CPU. However, it goes without saying that the present invention is not limited to this. That is, the above-described embodiment is merely an example, and at least a part of each component realized by the processing according to the program by the CPU 40 may be configured by hardware, or all components may be configured by hardware. It is good.
[0130]
Further, in the present embodiment, among the programs installed in the ROM 39, the recording control program is constituted by a program corresponding to the processing shown in the flowcharts of FIGS. 5, 6, and 7. Further, among the programs installed on the hard disk 56, the mode selection program is constituted by a program corresponding to the processing shown in the flowchart of FIG.
[0131]
In the processing when the format request is received, the second step of the recording method according to the present invention is performed by the processing shown in FIG. Further, in the processing when the format restart request is received, the second step is performed by the processing shown in FIG. Further, in the processing when the recording request is received, the second step is performed by the processing shown in FIGS.
[0132]
As described above, according to the information recording system and the recording method according to the present embodiment, the host 50 can perform any one of a plurality of modes including at least a mode in which a user permits recording of dummy data on an optical disc and a mode in which the recording is prohibited. One of these modes is selected and the optical disk device is notified. Then, in the optical disc device 20, processing based on the mode selected by the user is performed. Normally, recording processing in an optical disk device requires more power than reproduction processing. In general, processing involving the recording of dummy data requires a greater amount of time than other processing. That is, in a process involving recording of dummy data, the power consumption may be larger than expected. Therefore, the user selects a mode in which the recording of the dummy data is prohibited when the capacity of the drive power supply of the optical disk device 20 is finite, thereby preventing a sudden consumption of the drive power supply and an unexpected interruption of the drive power supply. can do. Therefore, it is possible to suppress the consumption of the drive power supply and promote the effective use of the drive power supply.
[0133]
Further, according to the present embodiment, when a format request command is received, formatting is performed only when the selected mode is a mode that permits recording of dummy data with reference to the mode flag stored in the flash memory 43. ing. Therefore, for example, when the capacity of the driving power supply is limited, such as battery driving, by selecting a mode in which recording of dummy data is prohibited in advance, formatting is not performed even when a format request command is received. In addition, it is possible to prevent a large amount of driving power from being consumed. Therefore, it is possible to avoid an unexpected power-off, and it is possible to prevent data reproduction failure and additional recording failure. That is, it is possible to suppress consumption of the driving power supply and promote effective use of the driving power supply.
[0134]
Further, in the present embodiment, when a format request command is received, the mode flag stored in the flash memory 43 is referred to, and when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is prohibited but initialization is permitted. Since only the predetermined initial information is recorded in the lead-in area, the user data can be recorded when a recording request command is received thereafter.
[0135]
Further, in the present embodiment, when a format restart request command is received, the mode flag stored in the flash memory 43 is referred to, and if the selected mode is a mode in which the format restart is prohibited, the format is restarted. do not do. Therefore, for example, when the capacity of the drive power supply is limited as in the case of battery drive, the format is not restarted by selecting a mode in which format restart is prohibited in advance, so that the drive power supply is prevented from being greatly consumed. be able to. Therefore, it is possible to avoid an unexpected power-off, and it is possible to prevent data reproduction failure and additional recording failure.
[0136]
Further, in the present embodiment, when a recording request command is received, it is checked whether or not the format is required. If the format is required, the mode is checked with reference to the mode flag stored in the flash memory 43. If the resumed mode is a mode that prohibits the format from being restarted, the user data is recorded after the TLO is overwritten with dummy data, and the background format is not automatically restarted. Therefore, for example, when the capacity of the drive power supply is limited, such as battery drive, by selecting a mode in which format restart is prohibited in advance, the background format is not automatically restarted. Wear can be prevented. Therefore, it is possible to avoid an unexpected power-off, and it is possible to prevent data reproduction failure and additional recording failure.
[0137]
In this embodiment, the mode is selected according to a mode selection command from the host 50. Therefore, for example, when the host drive power supply corresponds to two power supplies of an AC power supply and a battery, recording of dummy data is permitted when the AC power supply is used as a drive power supply at home or the like, and the battery is stored outdoors or outside. When the drive power supply is used, it is easily possible to prohibit the recording of dummy data. That is, processing according to the use environment can be performed.
[0138]
Further, in the present embodiment, when the restart of the format is prohibited, the information that the format is interrupted (or the format is being executed or the format is ended) is notified to the host 50. As a result, the host 50 can determine that the format restart request has been normally accepted, and the host 50 can immediately proceed to the next process.
[0139]
In the present embodiment, since the mode flag is stored in the flash memory 43, it is not necessary to reselect the mode each time the host 50 is started.
[0140]
Further, in the present embodiment, since the response command to the mode selection command is notified to the host 50, the user can know the mode selected by the optical disk device. Therefore, selection errors can be prevented. Note that a command requesting the mode selected by the optical disk device may be set. Thus, the user can always know the mode selected in the optical disk device.
[0141]
In the above embodiment, the case where mode selection information is set in bits 3 to 7 of byte 4 of the timeout and protect page has been described. However, the present invention is not limited to this, and other unused (Reserved) bits may be set. May be used. Also, a mode page other than the timeout and protect page may be used. Further, a command other than the mode select command or a newly defined command may be used.
[0142]
As shown in FIG. 9, setting information for permitting or prohibiting recording of dummy data may be set in bit 1 of byte 2 of the type dependent parameter added to the format request command. The above-mentioned bit position has been reserved area so far, and this bit position is newly defined as an INIT bit. Here, if the INIT bit is “1”, the recording of the dummy data is prohibited, and if the INIT bit is “0”, the recording of the dummy data is permitted.
[0143]
<< Process in Optical Disk Device 20 when Format Request Command Containing Setting Information is Received >>
Here, a processing operation in the optical disk device 20 when a format request command including the setting information is received from the host 50 will be described with reference to FIG. Upon receiving the format request command, the start address of the program corresponding to the flowchart of FIG. 10 is set in the program counter of the CPU 40, and the process starts. The flowchart in FIG. 10 corresponds to a series of processing algorithms executed by the CPU 40. The optical disk 15 is a blank disk.
[0144]
In the first step 801, the INIT bit of the type dependent parameter added to the format request command is extracted.
[0145]
In the next step 803, it is determined with reference to the extracted INIT bit whether or not the setting information indicates that recording of dummy data is prohibited. Here, if the INIT bit is “1”, the recording of the dummy data is prohibited, so the determination in step 803 is affirmed, and the process proceeds to step 805.
[0146]
In step 805, as in step 403, predetermined information is recorded in a part of the lead-in area LIA.
[0147]
In the next step 807, error information indicating that the recording of the dummy data is prohibited is notified to the host 50. Then, the processing when the format request command is received ends. That is, predetermined information is recorded in the lead-in area LIA, but dummy data is not recorded in the user area DZA.
[0148]
On the other hand, if the INIT bit is “0” in step 803, the recording of the dummy data is permitted, so the determination in step 803 is denied, and the process proceeds to step 809.
[0149]
Hereinafter, in steps 809 to 833, the same processing and judgment as those in steps 409 to 433 are performed.
[0150]
Thus, when formatting, for example, recording of dummy data is permitted when the AC power supply is used as the driving power supply, and recording of the dummy data is prohibited when the battery is used as the driving power supply. That is, processing according to the use environment can be performed.
[0151]
Note that the mode selection program in the host 50 may be added to application software for recording information on an optical disk (hereinafter, referred to as “writer software”) used in the host 50. This eliminates the need for the host 50 to have resident power monitoring software for monitoring power information such as the remaining battery power in the main memory, so that the memory can be used effectively. In addition, the writer software malfunctions due to the influence of the power supply monitoring software, so that there is no possibility that data recording fails or data is lost.
[0152]
Further, in the above embodiment, the case where there are four types of modes has been described, but the present invention is not limited to this.
[0153]
In the above embodiment, the recording control program is recorded on the ROM 39, but may be recorded on another recording medium (CD-ROM, magneto-optical disk, flash memory, flexible disk, or the like). In this case, a drive device corresponding to each recording medium is added, and the recording control program is installed from each drive device. In short, it is sufficient that the recording control program is loaded into the main memory of the CPU 40. Similarly, the mode selection program is recorded on the hard disk 56, but may be recorded on another recording medium (CD-ROM, magneto-optical disk, flash memory, flexible disk, or the like). In this case, a drive device corresponding to each recording medium is added, and the mode selection program is installed from each drive device. Further, the data may be transferred from another recording medium to the hard disk 56. Further, the data may be transferred to the hard disk 56 or the main memory via a network. In short, it suffices if the mode selection program is loaded into the main memory of the microcomputer.
[0154]
In the above embodiment, the case where the optical disk 15 is a DVD + RW has been described. However, the present invention is not limited to this, and may be any information recording medium on which processing involving recording of dummy data is performed. In this case, an optical disk device corresponding to the information recording medium to be used will be used.
[0155]
Further, in the above embodiment, the host 50 and the optical disk device 20 may be arranged in the same housing, or may be arranged in separate housings.
[0156]
Further, in the above embodiment, the case where the optical disk device capable of recording and reproducing the user data is used is described. However, the present invention is not limited to this, and the optical disk device performing only the recording of the user data may be used.
[0157]
Further, in the above embodiment, the case where the recording of the dummy data according to the format is performed is described. However, the present invention is not limited to this, and the present invention is applied to the processing other than the format as long as the processing involves the recording of the dummy data. It is possible.
[0158]
【The invention's effect】
As described above, according to the recording method of the present invention, it is possible to suppress the consumption of the driving power supply and promote the effective use of the driving power supply.
[0159]
Further, according to the program and the recording medium according to the present invention, the program and the recording medium are executed by the control computer or the information processing device of the information recording apparatus, and can suppress the consumption of the driving power supply and promote the effective use of the driving power supply. This has the effect.
[0160]
Further, according to the information recording apparatus and the information recording system according to the present invention, it is possible to suppress the consumption of the driving power and promote the effective use of the driving power.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of an optical disc device according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are diagrams for explaining a configuration of a recording area of a DVD + RW; FIG.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a process performed by a host when a user inputs a mode selection request.
FIG. 4 is a diagram illustrating a format of a timeout and protect page according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart for explaining processing in the optical disk device when a command requesting a format is received.
FIG. 6 is a flowchart for explaining processing in the optical disk device when a command requesting a format restart is received.
FIG. 7 is a flowchart for explaining processing in the optical disk device when a command requesting recording is received.
FIG. 8 is a flowchart for explaining a background format automatically restarted.
FIG. 9 is a diagram illustrating a type-dependent parameter added to a command requesting a format.
FIG. 10 is a flowchart for explaining processing in the optical disc device when a command requesting a received format includes setting information.
[Explanation of symbols]
10 information recording system, 15 optical disk (information recording medium), 20 optical disk device (information recording device), 39 ROM (recording medium), 40 CPU (mode selection means, processing means), 50 host (information Processing device), 56... HDD (recording medium).

Claims (28)

情報記録媒体に記録を行う記録方法であって、
前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードを選択する第1工程と;
前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記選択されたモードに基づいた処理を行う第2工程と;を含む記録方法。
A recording method for recording on an information recording medium,
At least one of a mode for permitting recording of dummy data on the information recording medium, a mode for inhibiting recording of dummy data, a mode for inhibiting recording of dummy data but allowing initialization, and a mode for inhibiting resumption of format A first step of selecting one of a plurality of modes including a mode in which recording of the dummy data is permitted and a mode in which recording of the dummy data is prohibited;
Performing a process based on the selected mode in response to a request for a process involving recording of dummy data on the information recording medium.
前記選択されたモードがダミーデータの記録を許可するモードの場合に、前記第2工程では、前記要求された処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録方法。2. The recording method according to claim 1, wherein the requested process is performed in the second step when the selected mode is a mode that permits recording of dummy data. 3. 前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記第2工程では、エラー情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。2. The recording method according to claim 1, wherein when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is prohibited, the second step outputs error information. 前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記第2工程では、前記要求された処理が受理されたことを示す受理情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。2. The method according to claim 1, wherein when the selected mode is a mode for prohibiting recording of dummy data, the second step outputs reception information indicating that the requested processing has been received. The recording method described. 前記受理情報は、前記要求された処理の中断を示す情報、前記要求された処理の実行中を示す情報、及び前記要求された処理の終了を示す情報のうちのいずれかを含むことを特徴とする請求項4に記載の記録方法。The acceptance information may include any one of information indicating the suspension of the requested process, information indicating that the requested process is being executed, and information indicating the end of the requested process. The recording method according to claim 4, wherein the recording method is performed. 前記ダミーデータの記録を伴う処理はフォーマット処理であり、前記選択されたモードがダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードの場合に、前記第2工程では、前記情報記録媒体のリードイン領域に所定の初期情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。The process involving the recording of the dummy data is a format process, and when the selected mode is a mode in which the recording of the dummy data is prohibited but the initialization is permitted, the reading of the information recording medium is performed in the second step. The recording method according to claim 1, wherein predetermined initial information is recorded in the in area. 前記情報記録媒体にテンポラリ・リード・アウトが記録されており、前記ダミーデータの記録を伴う処理はユーザデータの記録処理であり、
前記選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合に、前記第2工程では、前記ユーザデータを記録するとともに、前記テンポラリ・リード・アウトのみをダミーデータで上書きすることを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
Temporary read-out is recorded on the information recording medium, and processing involving recording of the dummy data is recording processing of user data,
In the case where the selected mode is a mode for prohibiting resumption of format, the second step records the user data and overwrites only the temporary read-out with dummy data. Item 1. The recording method according to Item 1.
前記情報記録媒体は、DVD+RWの規格に準拠した情報記録媒体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の記録方法。The recording method according to any one of claims 1 to 7, wherein the information recording medium is an information recording medium conforming to a DVD + RW standard. 情報記録媒体に記録を行う情報記録装置で用いられるプログラムあって、
前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードを選択する第1手順と;
前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記選択されたモードに基づいた処理を行う第2手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。
There is a program used in an information recording device that performs recording on an information recording medium,
At least one of a mode for permitting recording of dummy data on the information recording medium, a mode for inhibiting recording of dummy data, a mode for inhibiting recording of dummy data but allowing initialization, and a mode for inhibiting resumption of format A first procedure of selecting any one of a plurality of modes including a mode in which recording of the dummy data is permitted and a mode in which recording of the dummy data is prohibited;
A second procedure for performing a process based on the selected mode in response to a request for a process involving recording of dummy data on the information recording medium; and a program for causing a control computer of the information recording apparatus to execute the second procedure.
前記選択されたモードがダミーデータの記録を許可するモードの場合に、前記第2手順として、前記要求された処理を行う手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。10. The control computer according to claim 9, wherein when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is permitted, the control computer is caused to execute a procedure of performing the requested processing as the second procedure. Program. 前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記第2手順として、エラー情報を出力する手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。10. The program according to claim 9, wherein when the selected mode is a mode in which recording of dummy data is prohibited, the control computer causes the control computer to execute a procedure of outputting error information as the second procedure. . 前記選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記第2手順として、前記要求された処理が受理されたことを示す受理情報を出力する手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。In a case where the selected mode is a mode in which recording of dummy data is prohibited, the control computer is caused to execute, as the second procedure, a procedure of outputting acceptance information indicating that the requested processing has been accepted. The program according to claim 9, wherein: 前記受理情報は、前記要求された処理の中断を示す情報、前記要求された処理の実行中を示す情報、及び前記要求された処理の終了を示す情報のうちのいずれかを含むことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。The acceptance information may include any one of information indicating the suspension of the requested process, information indicating that the requested process is being executed, and information indicating the end of the requested process. The program according to claim 12, which performs the program. 前記ダミーデータの記録を伴う処理はフォーマット処理であり、前記選択されたモードがダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードの場合に、前記第2手順として、前記情報記録媒体のリードイン領域に所定の初期情報を記録する手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。The process involving the recording of the dummy data is a format process, and when the selected mode is a mode in which the recording of the dummy data is prohibited but the initialization is permitted, the reading of the information recording medium is performed as the second procedure. The program according to claim 9, wherein the program causes the control computer to execute a procedure of recording predetermined initial information in an in area. 前記情報記録媒体にテンポラリ・リード・アウトが記録されており、前記ダミーデータの記録を伴う処理はユーザデータの記録処理であり、
前記選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合に、前記第2手順として、前記ユーザデータを記録するとともに、前記テンポラリ・リード・アウトのみをダミーデータで上書きする手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
Temporary read-out is recorded on the information recording medium, and processing involving recording of the dummy data is recording processing of user data,
In the case where the selected mode is a mode for prohibiting the resumption of the format, the control computer records the user data and overwrites only the temporary read-out with dummy data as the second procedure. 10. The program according to claim 9, wherein the program is executed by a computer.
情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置とともに情報記録システムを構成する情報処理装置で用いられるプログラムであって、
前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードに関する情報を表示する第1手順と;
前記複数のモードのうち、ユーザが選択したモードを前記情報記録装置に通知する第2手順と;を前記情報処理装置に実行させるプログラム。
A program used in an information processing apparatus that configures an information recording system together with an information recording apparatus that records information on an information recording medium,
At least one of a mode for permitting recording of dummy data on the information recording medium, a mode for inhibiting recording of dummy data, a mode for inhibiting recording of dummy data but allowing initialization, and a mode for inhibiting resumption of format A first procedure of displaying information on a plurality of modes including a mode in which recording of the dummy data is permitted and a mode in which recording of the dummy data is prohibited;
A second procedure for notifying the information recording apparatus of a mode selected by a user among the plurality of modes; and
前記第2手順として、前記ユーザが選択したモードに関する情報をセットしたモード選択コマンドを発行する手順を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。17. The program according to claim 16, causing the information processing apparatus to execute a procedure of issuing a mode selection command in which information on a mode selected by the user is set as the second procedure. 前記情報記録装置で選択されているモードを、ユーザの要求に応じて表示する第3手順を前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項16又は17に記載のプログラム。18. The program according to claim 16, further causing the information processing device to execute a third procedure of displaying a mode selected by the information recording device in response to a user request. 前記情報記録媒体は、DVD+RWの規格に準拠した情報記録媒体であることを特徴とする請求項9〜18のいずれか一項に記載のプログラム。The program according to any one of claims 9 to 18, wherein the information recording medium is an information recording medium conforming to a DVD + RW standard. 請求項9〜19のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。A computer-readable recording medium on which the program according to any one of claims 9 to 19 is recorded. 情報記録媒体に記録を行う情報記録装置であって、
前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を許可するモード、ダミーデータの記録を禁止するモード、ダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモード、及びフォーマットの再開を禁止するモードのうち少なくとも前記ダミーデータの記録を許可するモード及び前記ダミーデータの記録を禁止するモードを含む複数のモードのうちいずれかのモードを選択するモード選択手段と;
前記情報記録媒体へのダミーデータの記録を伴う処理の要求に応じて、前記モード選択手段で選択されたモードに基づいた処理を行う処理手段と;を備える情報記録装置。
An information recording device that records on an information recording medium,
At least one of a mode for permitting recording of dummy data on the information recording medium, a mode for inhibiting recording of dummy data, a mode for inhibiting recording of dummy data but allowing initialization, and a mode for inhibiting resumption of format Mode selecting means for selecting any one of a plurality of modes including a mode for permitting recording of the dummy data and a mode for inhibiting recording of the dummy data;
Processing means for performing processing based on the mode selected by the mode selection means in response to a request for processing involving recording of dummy data on the information recording medium.
前記モード選択手段は、外部装置からの指示に応じて複数のモード情報のうちのいずれかを選択することを特徴とする請求項21に記載の情報記録装置。22. The information recording apparatus according to claim 21, wherein said mode selection means selects one of a plurality of mode information in accordance with an instruction from an external device. 前記処理手段は、前記モード選択手段で選択されたモードがダミーデータの記録を許可するモードの場合に、前記要求された処理を行う要求処理実行手段を備えることを特徴とする請求項21又は22に記載の情報記録装置。23. The processing unit according to claim 21, further comprising a request processing execution unit that performs the requested processing when the mode selected by the mode selection unit is a mode that permits recording of dummy data. An information recording device according to claim 1. 前記処理手段は、前記モード選択手段で選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、エラー情報を出力するエラー出力手段を備えることを特徴とする請求項21〜23のいずれか一項に記載の情報記録装置。24. The processing device according to claim 21, wherein the processing unit includes an error output unit that outputs error information when a mode selected by the mode selection unit is a mode for inhibiting recording of dummy data. An information recording device according to claim 1. 前記処理手段は、前記モード選択手段で選択されたモードがダミーデータの記録を禁止するモードの場合に、前記要求された処理が受理されたことを示す受理情報を出力する受理情報出力手段を備えることを特徴とする請求項21〜23のいずれか一項に記載の情報記録装置。The processing means includes reception information output means for outputting reception information indicating that the requested processing has been received, when the mode selected by the mode selection means is a mode for inhibiting recording of dummy data. The information recording apparatus according to any one of claims 21 to 23, wherein: 前記処理手段は、前記ダミーデータの記録を伴う処理はフォーマット処理であり、前記選択されたモードがダミーデータの記録は禁止するが初期化は許可するモードの場合に、前記情報記録媒体のリードイン領域に所定の初期情報を記録する初期情報記録手段を備えることを特徴とする請求項21〜25のいずれか一項に記載の情報記録装置。The processing means may include a process for formatting the dummy data, and a format process. When the selected mode is a mode in which the recording of the dummy data is prohibited but the initialization is permitted, the read-in of the information recording medium is performed. 26. The information recording apparatus according to claim 21, further comprising an initial information recording unit that records predetermined initial information in the area. 前記処理手段は、前記情報記録媒体にテンポラリ・リード・アウトが記録されており、前記ダミーデータの記録を伴う処理はユーザデータの記録処理であり、前記選択されたモードがフォーマットの再開を禁止するモードの場合に、前記ユーザデータを記録するとともに、前記テンポラリ・リード・アウトのみをダミーデータで上書きする上書き手段を備えることを特徴とする請求項21〜26のいずれか一項に記載の情報記録装置。The processing means has a temporary read-out recorded on the information recording medium, the processing accompanied by the recording of the dummy data is a recording processing of user data, and the selected mode inhibits the restart of the format. 27. The information recording apparatus according to claim 21, further comprising an overwriting means for recording the user data and overwriting only the temporary read-out with dummy data in a mode. apparatus. 情報記録媒体に情報を記録する情報記録システムであって、
請求項21〜27のいずれか一項に記載の情報記録装置と;
前記情報記録装置を制御する情報処理装置と;を備える情報記録システム。
An information recording system for recording information on an information recording medium,
An information recording device according to any one of claims 21 to 27;
An information processing device that controls the information recording device.
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