JP2004110714A - 電子資料共同編集システム - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバ等が管理する電子資料を複数の端末から共同で編集して完成する。
【解決手段】電子資料を複数の端末から共同で編集するシステムであって、共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段と、各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】電子資料を複数の端末から共同で編集するシステムであって、共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段と、各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子資料を複数の端末から共同で編集するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各TV会議端末が共通画面をあたかも黒板のように用いながら、オンライン状態で必要な情報の提示及びその修正を適宜に行いながら十分な説明ができるようにしたTV会議装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−131772号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のTV会議装置においては、共通画面に資料等を表示して、この表示された資料等にライトペン等を用いて描画することが可能である。しかしながら、サーバ等が管理する電子資料(例えば、画像ファイル、文書ファイル、プログラムファイル等)を各端末から共同で編集して完成させようとする場合、上記従来のTV会議装置をそのまま適用することはできない。なぜならば、上記従来のTV会議装置においては、TV会議参加者に十分な説明を行うために、資料等とライトペンの描画データとを合成した映像が共通画面に表示されるにすぎないためである。
【0005】
本発明の課題は、サーバ等が管理する電子資料を複数の端末から共同で編集して完成できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電子資料を複数の端末から共同で編集する電子資料共同編集システムであって、共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段と、各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える構成とした。
【0007】
本発明によれば、サーバ等の管理手段が管理する同一の電子資料(例えば、例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【0008】
上記電子資料共同編集システムにおいては、例えば、前記管理手段は、前記編集手段によって編集された共同編集対象の電子資料を保存カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はカテゴリー別に分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0009】
上記電子資料共同編集システムにおいては、例えば、各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させる保存カテゴリー指定手段をさらに備え、前記管理手段は、少なくとも一つの端末から、前記保存カテゴリーの指定情報を取得する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はユーザーが指定したカテゴリーに分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0010】
上記電子資料共同編集システムにおいては、例えば、各端末に設けられ、読出カテゴリーを指定させる読出カテゴリー指定手段と、各端末に設けられ、前記管理手段から、前記読出カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料の一覧を取得する一覧取得手段と、各端末に設けられ、前記一覧取得手段によって取得した電子資料の一覧から共同編集対象の電子資料を指定させる電子資料指定手段と、各端末に設けられ、前記管理手段から、前記電子資料指定手段によって指定される共同編集対象の電子資料を取得する共同編集対象電子資料取得手段と、各端末に設けられ、前記共同編集対象電子資料取得手段によって取得した共同編集対象の電子資料を表示する画像表示装置とを備える。
【0011】
このようにすれば、カテゴリー別に分類して管理(保存)されている電子資料の検索、閲覧を比較的容易に行える。
【0012】
本発明はサーバの発明として次のように特定することもできる。複数の端末から共同で編集される電子資料を管理する電子資料管理サーバであって、共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段とを備える。
【0013】
このようにすれば、サーバが管理する同一の電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【0014】
上記電子資料管理サーバにおいては、例えば、前記管理手段は、前記編集手段によって編集された共同編集対象の電子資料を保存カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はカテゴリー別に分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0015】
上記電子資料管理サーバにおいては、例えば、前記管理手段は、少なくとも一つの端末から、前記保存カテゴリー指定情報を取得する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はユーザーが指定したカテゴリーに分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0016】
また、本発明は端末の発明として次のように特定することもできる。サーバが管理する電子資料を他の端末と共同で編集する電子資料共同編集端末であって、共同編集対象の電子資料として、前記サーバが管理する電子資料を表示する画像表示装置と、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える。
【0017】
このようにすれば、サーバが管理する同一の電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【0018】
上記電子資料共同編集端末においては、例えば、前記共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させる保存カテゴリー指定手段をさらに備える。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はユーザーが指定したカテゴリーに分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0019】
上記電子資料共同編集端末においては、例えば、読出カテゴリーを指定させる読出カテゴリー指定手段と、前記サーバから、前記読出カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料の一覧を取得する一覧取得手段と、前記一覧取得手段によって取得した電子資料の一覧から共同編集対象の電子資料を指定させる電子資料指定手段と、前記サーバから、前記電子資料指定手段によって指定される共同編集対象の電子資料を取得する共同編集対象電子資料取得手段とをさらに備え、前記画像表示装置には、前記共同編集対象電子資料取得手段によって取得した共同編集対象の電子資料が表示される。
【0020】
このようにすれば、カテゴリー別に分類して管理(保存)されている電子資料の検索、閲覧を比較的容易に行える。
【0021】
また、本発明は方法の発明として次のように特定することもできる。サーバが管理する電子資料を複数の端末から共同で編集する方法であって、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得し、その取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの概略システム構成を説明するための図である。図2は、本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの使用イメージを説明するための図である。
【0023】
本実施形態の電子資料共同編集システムは、TV会議システム(又は電子会議システム)上で、同一の電子資料を複数の端末から同時に共同で編集するシステムである。
図1、図2に示すように、電子資料共同編集システムは、サーバ100や複数の端末200・・・を包含する。サーバ100及び各端末200は、インターネット等のネットワークNに接続されており、そのネットワークNを介して相互にデータ通信が可能となっている。
【0024】
サーバ100は、パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報処理端末が所定のサーバプログラムを実行することにより実現される。サーバ100は、主に、電子資料管理手段101、データ送受信手段102、編集手段103、ログイン部104、初期画面105、及び、会議スペース106として機能する。
【0025】
電子資料管理手段101は、電子資料を管理するためのものである。電子資料管理手段101は、データベースサーバ300を介してハードディスク装置301にアクセスする。このハードディスク装置301には、所定のカテゴリー名称が付与されたフォルダF1からF7が設定されている。各フォルダには下位フォルダが設定されていることもある(例えば、フォルダF1aからF1c)。電子資料は、例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール等である。
【0026】
電子資料管理手段101は、共同編集対象の電子資料を保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。保存カテゴリー指定情報は、端末200からネットワークNを介して取得される。例えば、端末200から取得した保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーがフォルダF2(に付与されたカテゴリー名称等)であれば、電子資料管理手段101は、共同編集対象の電子資料をデータベースサーバ300を介してフォルダF2に格納(保存)する。
【0027】
データ送受信手段102は、ネットワークNに接続され、そのネットワークNを介して各端末200との間でデータ通信を行うためのものである。例えば、データ送受信手段102は、各端末200からネットワークNを介して、読出カテゴリ指定情報、共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報、及び、保存カテゴリ指定情報を取得する。
【0028】
編集手段103は、データ送受信手段102によって取得した編集情報に基づいて共同編集対象の電子資料を編集するためのものである。編集手段103は、例えば、電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル)を新規作成する機能、及び、これらファイル内容を編集する機能を有するアプリケーション(例えば、ワープロソフト、表計算ソフト、画像編集ソフト)によって実現される。これらのアプリケーションは、ハードディスク装置301等にインストールされる。
【0029】
ログイン部104は、各端末200からのログイン要求を受け付けるためのものである。初期画面部105は、ログインした端末200に提供される画面である。会議スペース106は、ログインした端末200から同時にアクセス(参照、書き込み等)される共通画面である。共同編集対象の電子資料は、この会議スペースに設定される。
【0030】
端末(クライアントPCともいう)200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末であり、主に、データ送受信手段201、入力手段202、画像表示装置203を備える。また端末200は、サーバ100と同様のアプリケーション(例えば、ワープロソフト、表計算ソフト、画像編集ソフト)やブラウザプログラム等がインストールされたハードディスク装置等(図示せず)を備える。
【0031】
データ送受信手段201は、ネットワークNに接続され、そのネットワークNを介してサーバ100との間でデータ通信を行うためのものである。例えば、データ送受信手段201は、サーバ100からネットワークNを介して、電子資料の一覧(リスト)、共同編集対象の電子資料を取得する。
【0032】
入力手段202は、読出カテゴリーを指定させたり、電子資料の一覧から共同閲覧対象の電子資料を指定させたり、共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させたり、又は、共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させたりするための装置である。例えば、入力手段202は、キーボードやマウス等の入力装置である。画像表示装置203は、共同編集対象の電子資料等を表示するための装置であり、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等である。
【0033】
各端末200にはユーザーを撮影するためのカメラ及びユーザーの音声を入力するためのマイクが接続されている。それらのカメラやマイクから入力されるユーザーの撮影画像や音声はサーバ100等を介して各端末200間で送受されるようになっており、TV会議システムを実現できるようになっている。
【0034】
次に、上記構成の電子資料共同編集システムの動作について図面を参照しながら説明する。図3は、電子資料共同編集システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【0035】
まず、新規の電子資料を共同編集するための動作について説明する。端末200においてブラウザが起動されサーバ100のURL(Uniform Resource Locator)が入力されると、サーバ100からネットワークNを介してログイン画面が提供されて、画像表示装置203に表示される(S100)。ユーザーが入力手段202からユーザーIDやパスワード等の所定項目を入力すると、サーバ100は、ログイン部104によって、それらの入力されたユーザーIDが適正であればログインを受け付ける。ログインが受け付けられると、サーバ100からネットワークNを介して初期画面が提供されて、画像表示装置203に表示される(S101)。
【0036】
初期画面が表示されている状態の下、ユーザーが入力手段202から所定の操作を行うと、端末200は、データ送受信手段201によって、ミーティング参加をサーバ100に対して通知する(S102)。ここでは、ミーティング参加の通知が3つの端末200からなされたものとする。サーバ100は、ミーティング参加を通知した端末200をミーティング端末として管理する。例えば、サーバ100は、その端末200のIDとIPアドレスとを対応付けて管理する。
【0037】
次に、ミーティング参加を通知したいずれかの端末200において、ユーザーが入力手段202から新規共同編集対象の電子資料を指定すると(ここでは、文書ファイルを指定)、その新規共同編集対象の電子資料を指定する指定情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される。サーバ100は、データ送受信手段102によって、その指定情報を取得する。サーバ100は、端末200から取得した指定情報によって指定される電子資料に応じたアプリケーション(ここでは、ワープロソフト)を起動して、新規共同編集対象の電子資料(ここでは、白紙の状態の文書ファイル)を設定する。そして、サーバ100は、新規共同編集対象の電子資料を、ミーティングに参加している全ての端末200の画像表示装置203に表示させるための処理を行う。
【0038】
例えば、サーバ100は、図4に示すように、新規共同編集対象の電子資料G1やカメラによるミーティング相手撮影画像等を含むミーティング画面G(HTMLファイル)をネットワークNを介して、ミーティングに参加している全ての端末200(ここでは、3つの端末200)に提供する。
【0039】
各端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100からそのミーティング画面Gを取得する。ミーティング画面Gを取得すると各端末200は、その電子資料G1(ここでは、白紙の状態の文書ファイル)に応じたアプリケーション(ここでは、ワープロソフト)を起動して、その電子資料G1を含むミーティング画面Gを画像表示装置203に表示する。これにより、ミーティングに参加している全ての端末200の画像表示装置203に新規共同編集対象の電子資料が表示される。ミーティングに参加しているユーザー(例えば、店長、スタッフ)は、TV会議システムを利用して議論等しながら(S104)、新規共同編集対象の電子資料(ツールやマニュアル等)に対する編集(共同製作等)を進めることになる(S104からS106)。このため、TV会議システムを用いないで編集(共同製作等)する場合に比べて、効率よく編集(共同製作等)を進めることが可能となる。
また、TV会議システム上で電子資料共同編集システムを利用できるようになっているため、ユーザー(例えば店長、スタッフ)に対してタイムリーかつ映像などを使った、分かりやすい情報提供を行えるようになっている。例えば、映像(動画やデジカメの写真)による具体的な活動説明や、インターネット上でツール、マニュアルなどを共同制作(共同編集)が可能となる。
また、TV会議システムを利用することで、例えば、次の(1)から(5)の効果が得られる。(1)店舗支援活動における店舗担当者ならびに販売店店長の業部効率化を図れる。例えば、店舗担当者の出張回数の削減や、トライアル店舗合同会議出席時の販売店店長の機会コスト削減を達成することができる。(2)「店舗担当者対トライアル店長」のミーティングを主体としながら、好事例について、「店舗担当ミーティング」で店舗担当者同士が情報を共有し、担当者を通じて、他店舗に展開することができる。例えば、アンサーシートを店長に送付し、画像や写真などを用いて議論を進めたり、ツールやマニュアルを店長と相談しながら作成(共同編集)したり、今月の目標に基づいて活動を振り返り、来月の活動に活かすことができる。(3)店長同士の情報交換を店舗担当者がコーディネイトすることができる。(4)実際の会議同様、自店舗の活動の好事例発表と悩み相談を行うことができる。(5)店長・店舗スタッフの意識改革、例えば、店舗スタッフ全員ミーティングで店舗・総合営業活動を理解(動機づけ)させたり、スタッフ自身で目標を作り、スタッフ自身で達成していく意識作りに活用できる。
【0040】
次に、共同編集について具体的に説明する。ミーティングに参加している各端末200のユーザーが入力手段202から新規共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力(例えば、特定部分に文字入力)すると(又は、さらに特定の操作を行うと)(S105)、その編集内容が自己の画像表示装置203に表示されている新規共同編集対象の電子資料に反映されると共に(図5参照)、その編集内容を示す編集情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される。
【0041】
サーバ100は、データ送受信手段102によって、その新規共同編集対象の電子資料に対する編集情報を取得する。サーバ100は、編集手段103によって、その取得した編集情報に基づいて新規共同編集対象の電子資料を編集する。そして、サーバ100は、その編集後の共同編集対象の電子資料をミーティングに参加している他の端末200の画像表示装置203にも表示させるために、編集後の共同編集対象の電子資料(又は編集部分のみ)をネットワークNを介して他の端末200に提供する。
【0042】
ミーティングに参加している他の端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100から、編集後の共同編集対象の電子資料(又は編集部分のみ)を取得し、画像表示装置203に表示する(S106)。これにより、その編集内容がミーティングに参加している全ての端末200の画像表示装置203に表示されている新規共同編集対象の電子資料に反映されることになる。
【0043】
共同編集が完了した共同編集対象の電子資料を保存するには、ミーティングに参加しているいずれかの端末200において、ユーザーが入力手段202から保存カテゴリーを指定する(S107、108)。例えば、保存カテゴリーに応じたチェックボックスに入力手段202からチェック入力することで保存カテゴリーを指定する。保存カテゴリーが指定されると、その保存カテゴリーの指定情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される。
【0044】
サーバ100は、データ送受信手段102によって、その保存カテゴリー指定情報を取得する。サーバ100は、電子資料管理手段101によって、共同編集が完了した共同編集対象の電子資料を保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。例えば、端末200から取得した保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーがフォルダF2(に付与されたカテゴリー名称等)であれば、電子資料管理手段101は、共同編集対象の電子資料をデータベースサーバ300を介してフォルダF2に格納(保存)する(S109)。
【0045】
以上のように、本実施形態の電子資料共同編集システムによれば、サーバ100が管理する同一の共同編集対象の電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末200から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末200から共同で編集して完成することが可能となる。
【0046】
また、各端末200から共同で編集された電子資料は、ユーザーが指定した保存カテゴリーの指定情報によって指定されたカテゴリに分類されて管理(格納)されることになる。従って、その電子資料の検索を後日比較的容易に行える。
【0047】
次に、各端末200から共同で編集された電子資料を各端末200から閲覧するための動作について説明する。
【0048】
初期画面が表示されている状態の下(S101)、ユーザーが入力手段202から読出カテゴリーを指定すると、端末200は、データ送受信手段201によって、その読出カテゴリーの指定情報をサーバ100に通知する。サーバ100は、データ送受信手段102によって、その読出カテゴリー指定情報を取得する。サーバ100は、電子資料管理手段101によって、端末200から取得した読出カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料(上記共同編集された電子資料)の一覧(例えば、電子資料のファイル名リスト)をネットワークNを介して、その端末200に提供する。
【0049】
端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100からその電子資料の一覧を取得して、画像表示装置203に表示する(S110)。ユーザーがその一覧を参照して、入力手段202から閲覧を希望する電子資料を指定すると、その電子資料の指定情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される(S111)。
【0050】
サーバ100は、データ送受信手段102によって、その電子資料の指定情報を取得する。サーバ100は、電子資料管理手段101によって、その電子資料の指定情報によって指定される電子資料をデータベースサーバ300を介してハードディスク装置301から読み出して、ネットワークNを介してその端末200に提供する。
【0051】
端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100からその電子資料を取得する。そして、端末200は、その電子資料に応じたアプリケーションを起動して、その電子資料を画像表示装置203に表示する(S112、113)。
【0052】
以上のように、本実施形態の電子資料共同編集システムによれば、共同編集された電子資料はカテゴリー別に分類して管理(保存)されているので、電子資料の一覧等を利用することによって、電子資料の検索、閲覧を比較的容易に行える。
【0053】
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。このため、上記の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、これらの記載によって本発明が限定的に解釈されるものではない。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、サーバ等が管理する電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの概略システム構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの使用イメージを説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムにおいて端末の画像表示装置に表示される電子資料(新規共同編集対象の電子資料)例である。
【図5】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムにおいて端末の画像表示装置に表示される電子資料(共同編集後の電子資料)例である。
【符号の説明】
100 サーバ
101 電子資料管理手段
102 データ送受信手段
103 編集手段
104 ログイン部
105 初期画面
106 会議スペース
200 端末
201 データ送受信手段
202 入力手段
203 画像表示装置
300 データベースサーバ
301 ハードディスク装置
N ネットワーク
F フォルダ
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子資料を複数の端末から共同で編集するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各TV会議端末が共通画面をあたかも黒板のように用いながら、オンライン状態で必要な情報の提示及びその修正を適宜に行いながら十分な説明ができるようにしたTV会議装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−131772号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のTV会議装置においては、共通画面に資料等を表示して、この表示された資料等にライトペン等を用いて描画することが可能である。しかしながら、サーバ等が管理する電子資料(例えば、画像ファイル、文書ファイル、プログラムファイル等)を各端末から共同で編集して完成させようとする場合、上記従来のTV会議装置をそのまま適用することはできない。なぜならば、上記従来のTV会議装置においては、TV会議参加者に十分な説明を行うために、資料等とライトペンの描画データとを合成した映像が共通画面に表示されるにすぎないためである。
【0005】
本発明の課題は、サーバ等が管理する電子資料を複数の端末から共同で編集して完成できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電子資料を複数の端末から共同で編集する電子資料共同編集システムであって、共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段と、各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える構成とした。
【0007】
本発明によれば、サーバ等の管理手段が管理する同一の電子資料(例えば、例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【0008】
上記電子資料共同編集システムにおいては、例えば、前記管理手段は、前記編集手段によって編集された共同編集対象の電子資料を保存カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はカテゴリー別に分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0009】
上記電子資料共同編集システムにおいては、例えば、各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させる保存カテゴリー指定手段をさらに備え、前記管理手段は、少なくとも一つの端末から、前記保存カテゴリーの指定情報を取得する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はユーザーが指定したカテゴリーに分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0010】
上記電子資料共同編集システムにおいては、例えば、各端末に設けられ、読出カテゴリーを指定させる読出カテゴリー指定手段と、各端末に設けられ、前記管理手段から、前記読出カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料の一覧を取得する一覧取得手段と、各端末に設けられ、前記一覧取得手段によって取得した電子資料の一覧から共同編集対象の電子資料を指定させる電子資料指定手段と、各端末に設けられ、前記管理手段から、前記電子資料指定手段によって指定される共同編集対象の電子資料を取得する共同編集対象電子資料取得手段と、各端末に設けられ、前記共同編集対象電子資料取得手段によって取得した共同編集対象の電子資料を表示する画像表示装置とを備える。
【0011】
このようにすれば、カテゴリー別に分類して管理(保存)されている電子資料の検索、閲覧を比較的容易に行える。
【0012】
本発明はサーバの発明として次のように特定することもできる。複数の端末から共同で編集される電子資料を管理する電子資料管理サーバであって、共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段とを備える。
【0013】
このようにすれば、サーバが管理する同一の電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【0014】
上記電子資料管理サーバにおいては、例えば、前記管理手段は、前記編集手段によって編集された共同編集対象の電子資料を保存カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はカテゴリー別に分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0015】
上記電子資料管理サーバにおいては、例えば、前記管理手段は、少なくとも一つの端末から、前記保存カテゴリー指定情報を取得する。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はユーザーが指定したカテゴリーに分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0016】
また、本発明は端末の発明として次のように特定することもできる。サーバが管理する電子資料を他の端末と共同で編集する電子資料共同編集端末であって、共同編集対象の電子資料として、前記サーバが管理する電子資料を表示する画像表示装置と、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える。
【0017】
このようにすれば、サーバが管理する同一の電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【0018】
上記電子資料共同編集端末においては、例えば、前記共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させる保存カテゴリー指定手段をさらに備える。このようにすれば、共同編集が完了した電子資料はユーザーが指定したカテゴリーに分類して管理(保存)されるため、電子資料の検索を比較的容易に行える。
【0019】
上記電子資料共同編集端末においては、例えば、読出カテゴリーを指定させる読出カテゴリー指定手段と、前記サーバから、前記読出カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料の一覧を取得する一覧取得手段と、前記一覧取得手段によって取得した電子資料の一覧から共同編集対象の電子資料を指定させる電子資料指定手段と、前記サーバから、前記電子資料指定手段によって指定される共同編集対象の電子資料を取得する共同編集対象電子資料取得手段とをさらに備え、前記画像表示装置には、前記共同編集対象電子資料取得手段によって取得した共同編集対象の電子資料が表示される。
【0020】
このようにすれば、カテゴリー別に分類して管理(保存)されている電子資料の検索、閲覧を比較的容易に行える。
【0021】
また、本発明は方法の発明として次のように特定することもできる。サーバが管理する電子資料を複数の端末から共同で編集する方法であって、各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得し、その取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの概略システム構成を説明するための図である。図2は、本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの使用イメージを説明するための図である。
【0023】
本実施形態の電子資料共同編集システムは、TV会議システム(又は電子会議システム)上で、同一の電子資料を複数の端末から同時に共同で編集するシステムである。
図1、図2に示すように、電子資料共同編集システムは、サーバ100や複数の端末200・・・を包含する。サーバ100及び各端末200は、インターネット等のネットワークNに接続されており、そのネットワークNを介して相互にデータ通信が可能となっている。
【0024】
サーバ100は、パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報処理端末が所定のサーバプログラムを実行することにより実現される。サーバ100は、主に、電子資料管理手段101、データ送受信手段102、編集手段103、ログイン部104、初期画面105、及び、会議スペース106として機能する。
【0025】
電子資料管理手段101は、電子資料を管理するためのものである。電子資料管理手段101は、データベースサーバ300を介してハードディスク装置301にアクセスする。このハードディスク装置301には、所定のカテゴリー名称が付与されたフォルダF1からF7が設定されている。各フォルダには下位フォルダが設定されていることもある(例えば、フォルダF1aからF1c)。電子資料は、例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール等である。
【0026】
電子資料管理手段101は、共同編集対象の電子資料を保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。保存カテゴリー指定情報は、端末200からネットワークNを介して取得される。例えば、端末200から取得した保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーがフォルダF2(に付与されたカテゴリー名称等)であれば、電子資料管理手段101は、共同編集対象の電子資料をデータベースサーバ300を介してフォルダF2に格納(保存)する。
【0027】
データ送受信手段102は、ネットワークNに接続され、そのネットワークNを介して各端末200との間でデータ通信を行うためのものである。例えば、データ送受信手段102は、各端末200からネットワークNを介して、読出カテゴリ指定情報、共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報、及び、保存カテゴリ指定情報を取得する。
【0028】
編集手段103は、データ送受信手段102によって取得した編集情報に基づいて共同編集対象の電子資料を編集するためのものである。編集手段103は、例えば、電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル)を新規作成する機能、及び、これらファイル内容を編集する機能を有するアプリケーション(例えば、ワープロソフト、表計算ソフト、画像編集ソフト)によって実現される。これらのアプリケーションは、ハードディスク装置301等にインストールされる。
【0029】
ログイン部104は、各端末200からのログイン要求を受け付けるためのものである。初期画面部105は、ログインした端末200に提供される画面である。会議スペース106は、ログインした端末200から同時にアクセス(参照、書き込み等)される共通画面である。共同編集対象の電子資料は、この会議スペースに設定される。
【0030】
端末(クライアントPCともいう)200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末であり、主に、データ送受信手段201、入力手段202、画像表示装置203を備える。また端末200は、サーバ100と同様のアプリケーション(例えば、ワープロソフト、表計算ソフト、画像編集ソフト)やブラウザプログラム等がインストールされたハードディスク装置等(図示せず)を備える。
【0031】
データ送受信手段201は、ネットワークNに接続され、そのネットワークNを介してサーバ100との間でデータ通信を行うためのものである。例えば、データ送受信手段201は、サーバ100からネットワークNを介して、電子資料の一覧(リスト)、共同編集対象の電子資料を取得する。
【0032】
入力手段202は、読出カテゴリーを指定させたり、電子資料の一覧から共同閲覧対象の電子資料を指定させたり、共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させたり、又は、共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させたりするための装置である。例えば、入力手段202は、キーボードやマウス等の入力装置である。画像表示装置203は、共同編集対象の電子資料等を表示するための装置であり、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等である。
【0033】
各端末200にはユーザーを撮影するためのカメラ及びユーザーの音声を入力するためのマイクが接続されている。それらのカメラやマイクから入力されるユーザーの撮影画像や音声はサーバ100等を介して各端末200間で送受されるようになっており、TV会議システムを実現できるようになっている。
【0034】
次に、上記構成の電子資料共同編集システムの動作について図面を参照しながら説明する。図3は、電子資料共同編集システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【0035】
まず、新規の電子資料を共同編集するための動作について説明する。端末200においてブラウザが起動されサーバ100のURL(Uniform Resource Locator)が入力されると、サーバ100からネットワークNを介してログイン画面が提供されて、画像表示装置203に表示される(S100)。ユーザーが入力手段202からユーザーIDやパスワード等の所定項目を入力すると、サーバ100は、ログイン部104によって、それらの入力されたユーザーIDが適正であればログインを受け付ける。ログインが受け付けられると、サーバ100からネットワークNを介して初期画面が提供されて、画像表示装置203に表示される(S101)。
【0036】
初期画面が表示されている状態の下、ユーザーが入力手段202から所定の操作を行うと、端末200は、データ送受信手段201によって、ミーティング参加をサーバ100に対して通知する(S102)。ここでは、ミーティング参加の通知が3つの端末200からなされたものとする。サーバ100は、ミーティング参加を通知した端末200をミーティング端末として管理する。例えば、サーバ100は、その端末200のIDとIPアドレスとを対応付けて管理する。
【0037】
次に、ミーティング参加を通知したいずれかの端末200において、ユーザーが入力手段202から新規共同編集対象の電子資料を指定すると(ここでは、文書ファイルを指定)、その新規共同編集対象の電子資料を指定する指定情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される。サーバ100は、データ送受信手段102によって、その指定情報を取得する。サーバ100は、端末200から取得した指定情報によって指定される電子資料に応じたアプリケーション(ここでは、ワープロソフト)を起動して、新規共同編集対象の電子資料(ここでは、白紙の状態の文書ファイル)を設定する。そして、サーバ100は、新規共同編集対象の電子資料を、ミーティングに参加している全ての端末200の画像表示装置203に表示させるための処理を行う。
【0038】
例えば、サーバ100は、図4に示すように、新規共同編集対象の電子資料G1やカメラによるミーティング相手撮影画像等を含むミーティング画面G(HTMLファイル)をネットワークNを介して、ミーティングに参加している全ての端末200(ここでは、3つの端末200)に提供する。
【0039】
各端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100からそのミーティング画面Gを取得する。ミーティング画面Gを取得すると各端末200は、その電子資料G1(ここでは、白紙の状態の文書ファイル)に応じたアプリケーション(ここでは、ワープロソフト)を起動して、その電子資料G1を含むミーティング画面Gを画像表示装置203に表示する。これにより、ミーティングに参加している全ての端末200の画像表示装置203に新規共同編集対象の電子資料が表示される。ミーティングに参加しているユーザー(例えば、店長、スタッフ)は、TV会議システムを利用して議論等しながら(S104)、新規共同編集対象の電子資料(ツールやマニュアル等)に対する編集(共同製作等)を進めることになる(S104からS106)。このため、TV会議システムを用いないで編集(共同製作等)する場合に比べて、効率よく編集(共同製作等)を進めることが可能となる。
また、TV会議システム上で電子資料共同編集システムを利用できるようになっているため、ユーザー(例えば店長、スタッフ)に対してタイムリーかつ映像などを使った、分かりやすい情報提供を行えるようになっている。例えば、映像(動画やデジカメの写真)による具体的な活動説明や、インターネット上でツール、マニュアルなどを共同制作(共同編集)が可能となる。
また、TV会議システムを利用することで、例えば、次の(1)から(5)の効果が得られる。(1)店舗支援活動における店舗担当者ならびに販売店店長の業部効率化を図れる。例えば、店舗担当者の出張回数の削減や、トライアル店舗合同会議出席時の販売店店長の機会コスト削減を達成することができる。(2)「店舗担当者対トライアル店長」のミーティングを主体としながら、好事例について、「店舗担当ミーティング」で店舗担当者同士が情報を共有し、担当者を通じて、他店舗に展開することができる。例えば、アンサーシートを店長に送付し、画像や写真などを用いて議論を進めたり、ツールやマニュアルを店長と相談しながら作成(共同編集)したり、今月の目標に基づいて活動を振り返り、来月の活動に活かすことができる。(3)店長同士の情報交換を店舗担当者がコーディネイトすることができる。(4)実際の会議同様、自店舗の活動の好事例発表と悩み相談を行うことができる。(5)店長・店舗スタッフの意識改革、例えば、店舗スタッフ全員ミーティングで店舗・総合営業活動を理解(動機づけ)させたり、スタッフ自身で目標を作り、スタッフ自身で達成していく意識作りに活用できる。
【0040】
次に、共同編集について具体的に説明する。ミーティングに参加している各端末200のユーザーが入力手段202から新規共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力(例えば、特定部分に文字入力)すると(又は、さらに特定の操作を行うと)(S105)、その編集内容が自己の画像表示装置203に表示されている新規共同編集対象の電子資料に反映されると共に(図5参照)、その編集内容を示す編集情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される。
【0041】
サーバ100は、データ送受信手段102によって、その新規共同編集対象の電子資料に対する編集情報を取得する。サーバ100は、編集手段103によって、その取得した編集情報に基づいて新規共同編集対象の電子資料を編集する。そして、サーバ100は、その編集後の共同編集対象の電子資料をミーティングに参加している他の端末200の画像表示装置203にも表示させるために、編集後の共同編集対象の電子資料(又は編集部分のみ)をネットワークNを介して他の端末200に提供する。
【0042】
ミーティングに参加している他の端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100から、編集後の共同編集対象の電子資料(又は編集部分のみ)を取得し、画像表示装置203に表示する(S106)。これにより、その編集内容がミーティングに参加している全ての端末200の画像表示装置203に表示されている新規共同編集対象の電子資料に反映されることになる。
【0043】
共同編集が完了した共同編集対象の電子資料を保存するには、ミーティングに参加しているいずれかの端末200において、ユーザーが入力手段202から保存カテゴリーを指定する(S107、108)。例えば、保存カテゴリーに応じたチェックボックスに入力手段202からチェック入力することで保存カテゴリーを指定する。保存カテゴリーが指定されると、その保存カテゴリーの指定情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される。
【0044】
サーバ100は、データ送受信手段102によって、その保存カテゴリー指定情報を取得する。サーバ100は、電子資料管理手段101によって、共同編集が完了した共同編集対象の電子資料を保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する。例えば、端末200から取得した保存カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーがフォルダF2(に付与されたカテゴリー名称等)であれば、電子資料管理手段101は、共同編集対象の電子資料をデータベースサーバ300を介してフォルダF2に格納(保存)する(S109)。
【0045】
以上のように、本実施形態の電子資料共同編集システムによれば、サーバ100が管理する同一の共同編集対象の電子資料(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、その他のツール)は、各端末200から入力される編集情報に基づいて編集されるため、その電子資料を複数の端末200から共同で編集して完成することが可能となる。
【0046】
また、各端末200から共同で編集された電子資料は、ユーザーが指定した保存カテゴリーの指定情報によって指定されたカテゴリに分類されて管理(格納)されることになる。従って、その電子資料の検索を後日比較的容易に行える。
【0047】
次に、各端末200から共同で編集された電子資料を各端末200から閲覧するための動作について説明する。
【0048】
初期画面が表示されている状態の下(S101)、ユーザーが入力手段202から読出カテゴリーを指定すると、端末200は、データ送受信手段201によって、その読出カテゴリーの指定情報をサーバ100に通知する。サーバ100は、データ送受信手段102によって、その読出カテゴリー指定情報を取得する。サーバ100は、電子資料管理手段101によって、端末200から取得した読出カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料(上記共同編集された電子資料)の一覧(例えば、電子資料のファイル名リスト)をネットワークNを介して、その端末200に提供する。
【0049】
端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100からその電子資料の一覧を取得して、画像表示装置203に表示する(S110)。ユーザーがその一覧を参照して、入力手段202から閲覧を希望する電子資料を指定すると、その電子資料の指定情報がネットワークNを介してサーバ100に通知される(S111)。
【0050】
サーバ100は、データ送受信手段102によって、その電子資料の指定情報を取得する。サーバ100は、電子資料管理手段101によって、その電子資料の指定情報によって指定される電子資料をデータベースサーバ300を介してハードディスク装置301から読み出して、ネットワークNを介してその端末200に提供する。
【0051】
端末200は、データ送受信手段201によって、サーバ100からその電子資料を取得する。そして、端末200は、その電子資料に応じたアプリケーションを起動して、その電子資料を画像表示装置203に表示する(S112、113)。
【0052】
以上のように、本実施形態の電子資料共同編集システムによれば、共同編集された電子資料はカテゴリー別に分類して管理(保存)されているので、電子資料の一覧等を利用することによって、電子資料の検索、閲覧を比較的容易に行える。
【0053】
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。このため、上記の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、これらの記載によって本発明が限定的に解釈されるものではない。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、サーバ等が管理する電子資料を複数の端末から共同で編集して完成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの概略システム構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの使用イメージを説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムにおいて端末の画像表示装置に表示される電子資料(新規共同編集対象の電子資料)例である。
【図5】本発明の実施の形態である電子資料共同編集システムにおいて端末の画像表示装置に表示される電子資料(共同編集後の電子資料)例である。
【符号の説明】
100 サーバ
101 電子資料管理手段
102 データ送受信手段
103 編集手段
104 ログイン部
105 初期画面
106 会議スペース
200 端末
201 データ送受信手段
202 入力手段
203 画像表示装置
300 データベースサーバ
301 ハードディスク装置
N ネットワーク
F フォルダ
Claims (11)
- 電子資料を複数の端末から共同で編集するシステムであって、
共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、
各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、
前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段と、
各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える、電子資料共同編集システム。 - 前記管理手段は、前記編集手段によって編集された共同編集対象の電子資料を保存カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する、請求項1に記載の電子資料共同編集システム。
- 各端末に設けられ、前記共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させる保存カテゴリー指定手段をさらに備え、
前記管理手段は、少なくとも一つの端末から、前記保存カテゴリーの指定情報を取得する、請求項2に記載の電子資料共同編集システム。 - 各端末に設けられ、読出カテゴリーを指定させる読出カテゴリー指定手段と、
各端末に設けられ、前記管理手段から、前記読出カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料の一覧を取得する一覧取得手段と、
各端末に設けられ、前記一覧取得手段によって取得した電子資料の一覧から共同編集対象の電子資料を指定させる電子資料指定手段と、
各端末に設けられ、前記管理手段から、前記電子資料指定手段によって指定される共同編集対象の電子資料を取得する共同編集対象電子資料取得手段と、
各端末に設けられ、前記共同編集対象電子資料取得手段によって取得した共同編集対象の電子資料を表示する画像表示装置とを備える、請求項2に記載の電子資料共同編集システム。 - 複数の端末から共同で編集される電子資料を管理するサーバであって、
共同編集対象の電子資料を管理する管理手段と、
各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得する編集情報取得手段と、
前記編集情報取得手段によって取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する編集手段とを備える、電子資料管理サーバ。 - 前記管理手段は、前記編集手段によって編集された共同編集対象の電子資料を保存カテゴリーの指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理する、請求項5に記載の電子資料管理サーバ。
- 前記管理手段は、少なくとも一つの端末から、前記保存カテゴリー指定情報を取得する、請求項6に記載の電子資料管理サーバ。
- サーバが管理する電子資料を他の端末と共同で編集する端末であって、
共同編集対象の電子資料として、前記サーバが管理する電子資料を表示する画像表示装置と、
前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を入力させる入力手段とを備える、電子資料共同編集端末。 - 前記共同編集対象の電子資料に対する保存カテゴリーを指定させる保存カテゴリー指定手段をさらに備える、請求項8に記載の電子資料共同編集端末。
- 読出カテゴリーを指定させる読出カテゴリー指定手段と、
前記サーバから、前記読出カテゴリー指定情報によって指定されるカテゴリーに分類して管理されている電子資料の一覧を取得する一覧取得手段と、
前記一覧取得手段によって取得した電子資料の一覧から共同編集対象の電子資料を指定させる電子資料指定手段と、
前記サーバから、前記電子資料指定手段によって指定される共同編集対象の電子資料を取得する共同編集対象電子資料取得手段とをさらに備え、
前記画像表示装置には、前記共同編集対象電子資料取得手段によって取得した共同編集対象の電子資料が表示される、請求項9に記載の電子資料共同編集端末。 - サーバが管理する電子資料を複数の端末から共同で編集する方法であって、
各端末から、前記共同編集対象の電子資料に対する編集内容を示す編集情報を取得し、
その取得した編集情報に基づいて前記共同編集対象の電子資料を編集する、電子資料共同編集方法。
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