JP2004109264A - Karaoke sing-along machine and rating result display device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、歌唱採点機能を備えたカラオケ装置、および、カラオケ装置やゲーム装置などにおける採点結果表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりカラオケ装置には、歌唱者の歌唱の巧拙を採点する採点機能を備えたものがあった。この従来より実用化されている採点機能は、カラオケ曲の終了後に採点結果を表示するものが一般的である(たとえば特許文献1参照。)。
【0003】
また、カラオケ曲の演奏中に採点結果をリアルタイムに表示するものも提案されている(たとえば特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−49183号公報
【特許文献2】
特開平10−161673号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カラオケ曲の演奏が終わってから採点結果を表示するカラオケ装置では、歌唱者は曲全体の歌唱の巧拙は分かっても、曲中のどの部分の歌唱が良くて、どの部分の歌唱が悪いのかを知ることができなかった。
【0006】
また、カラオケ曲の歌唱中に採点結果を表示するカラオケ装置であっても、1つの表示がその時々の歌唱の巧拙に応じて変化するものであったため、カラオケ曲の進行とともに変化してしまい、過去の歌唱の巧拙、すなわちどの部分の歌唱が良くて、どの部分の歌唱が悪かったかを振り返って確認することができないという欠点があった。
【0007】
この発明は、カラオケ曲のどの部分が上手く歌えて、どの部分が上手く歌えなかったかったかを振り返って見渡すことのできるカラオケ装置、および、カラオケ装置やゲーム装置に適用される採点結果表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、カラオケ曲を演奏する演奏手段と、歌唱音声を入力する歌唱音声入力手段と、カラオケ曲の演奏に同期してリファレンスデータを出力するリファレンスデータ出力手段と、前記歌唱音声と前記リファレンスデータとを比較することによりカラオケ曲の演奏と並行して前記歌唱音声を採点する採点手段と、前記採点手段の採点結果をカラオケ曲の進行に対応づけて時系列に表示する採点結果表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この発明では、演奏手段がカラオケ曲を演奏するのと並行して、採点手段が歌唱音声を採点し、採点結果が連続的にまたは所定間隔で時系列に出力される。そして、採点結果表示手段が、この時系列に出力された採点結果をカラオケ曲の進行に対応づけて時系列に表示する。カラオケ曲の進行に対応づけて表示するとは、その採点結果がカラオケ曲のどの箇所の歌唱に対する採点結果が後から見て分かるように表示することをいい、たとえば、カラオケ曲の歌詞に対応づけて採点結果を表示すれば、採点結果の対象箇所を歌詞によって判断することができる。また、楽譜などのメロディ表示に対応づけて採点結果を表示すれば、メロディによって採点結果の対象箇所を判断することができる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、カラオケ曲の歌詞テロップを表示する歌詞表示手段を備えるとともに、前記採点結果表示手段を、前記採点結果を示す採点マークを前記歌詞テロップに重ねてまたはその近傍に表示する手段としたことを特徴とする。
この発明では、採点結果を示す採点マークを歌詞テロップに対応づけて表示する。歌詞テロップはカラオケ曲の進行に対応して改行、改ページがされ、また、歌唱をガイドするようにワイプ処理がされるものである。これに対応づけて採点結果を表示すれば、歌唱のどの部分が上手く歌えて、どの部分が上手く歌えなかったかを歌唱者に分かりやすく表示することができる。また、採点結果の表示を文字やグラフでなくマークで表示するようにしたことにより、歌唱中であっても直観的にその採点結果を理解できるという利点がある。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1、2の発明において、前記演奏手段に、カラオケ曲の演奏を巻き戻して既に演奏した箇所を再演奏する巻き戻し手段を設け、前記採点結果表示手段は、前記再演奏の開始点以後の前記採点結果の表示を消去することを特徴とする。
カラオケ曲の演奏の巻き戻し技術は、本出願人の特開2000−99044号公報に詳細に記載されている。このような技術を適用して演奏を巻き戻ししたときには、先の歌唱で付された採点結果の表示を消去する(それ以前の採点結果の表示は残す)ようにした。これにより、巻き戻し演奏が可能になるとともに、採点をその演奏再開位置からやり直すことができる。
【0012】
請求項4の発明は、所定のプロセスを実行するプロセス実行手段と、プロセスの進行に対応した入力を受け付ける入力処理手段と、前記プロセスの進行に同期してリファレンスデータを出力するリファレンスデータ出力手段と、前記入力と前記リファレンスデータとを比較することにより前記入力の精度を採点する採点手段と、前記採点手段の採点結果をプロセスの進行に対応づけて時系列に表示する採点結果表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明は、カラオケ装置のみならずゲーム装置や各種の学習支援装置などにも適用可能である。プロセスはその装置がみずからの機能でまたは利用者の操作に対応して実行する手順である。入力は、そのプロセスの進行に対応して利用者が行う入力操作であり、たとえばダンスゲーム装置ではダンスのステップであり、タイプ練習装置では、課題として表示された文字の入力である。そしてこの入力を正確な入力パターンが記録されたリファレンスデータと比較することによって採点し、その採点結果をプロセスの進行(ダンスのステップ図や課題の文字列)に対応づけて表示することにより、どの部分が上手く出来て、どの部分が上手くできなかったかを利用者に対して分かりやすく表示することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を参照してこの発明の実施形態であるカラオケ装置について説明する。このカラオケ装置は、カラオケ曲の楽音を発生しながら背景映像・歌詞テロップをモニタに出力するという通常モードの動作を行うだけでなく、採点モードの動作も実行する。このカラオケ装置の採点モードは、歌唱の上手さをほぼリアルタイムに採点し、その採点結果を歌詞テロップ上に採点マークとして表示して残してゆく機能であり、どの部分の歌唱が良くてどの部分の歌唱が良くなかったかを後で振り返って見ることができるものである。
【0015】
図1は、同カラオケ装置のブロック図である。カラオケ装置は、装置全体の動作を制御するCPU10と、これに接続された各種機器で構成されている。CPU10には、ハードディスク11、RAM12、音源13、ミキサ(エフェクタ)14、採点器19、MPEGデコーダ20、合成回路21、操作部23が接続されている。ハードディスク11は、カラオケ曲を演奏するための曲データやモニタに背景映像を表示するための映像データなどを記憶している。RAM12は、プログラムや曲データを読み出すエリアを備えるとともに、採点モード時に採点結果等を記録する採点ログエリアが設定されている。
【0016】
音源13は、CPU10が実行する曲シーケンサ31の処理によって入力された曲データ(ノートイベントデータ等)に応じて楽音信号を形成する。形成した楽音信号はミキサ14に入力される。ミキサ14は、音源13が発生した複数の楽音信号、および、マイク17−A/Dコンバータ18を介して入力された歌唱者の歌唱音声信号に対してエコーなどの効果を付与するとともに、これらの信号を適当なバランスでミキシングする。ミキシングされたデジタルの音声信号はサウンドシステム15に入力される。サウンドシステムはD/Aコンバータおよびパワーアンプを備えており、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して増幅し、スピーカ16から放音する。ミキサ14が各音声信号に付与する効果およびミキシングのバランスはCPU10によって制御される。
【0017】
また、A/Dコンバータ18によってデジタル信号に変換された歌唱音声信号は、採点器19にも入力される。採点器19は、この入力された歌唱音声信号の周波数をリファレンスと比較してそのずれ量を割り出し、これをずれデータとしてCPU10に入力する。リファレンスは曲データに含まれるガイドメロディデータが用いられる。
【0018】
なお、この実施形態では、採点器19は、歌唱音声信号の音高(周波数)とリファレンスの音高とを比較してそのずれを求めるようにしているが、比較する対象は音高に限定されない。たとえば、音量やリズムなどを比較してもよく、これら複数の要素を比較するようにしてもよい。
【0019】
HDD11に記憶されている背景映像データ41は、MPEG2形式にエンコードされており、CPU10が実行する背景映像再生プログラム33は、これを読み出してMPEGデコーダ20に入力する。MPEGデコーダ20は、入力されたMPEGデータをNTSCの映像信号に変換して合成回路21に入力する。合成回路21は、この背景映像の映像信号の上に歌詞テロップや種々のOSDを合成する回路である。この合成された映像信号はモニタディスプレイ22に表示される。
【0020】
操作部23は、パネルスイッチインタフェースやリモコン受信回路などからなっており、利用者によるパネルスイッチやリモコン装置の操作に応じた操作信号をCPU10に入力する。CPU10は、操作入力処理プログラム35によってこの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。この操作入力処理プログラム35はシステムプログラムに含まれるものである。
【0021】
パネルスイッチやリモコン装置は、曲番号を選択したり、採点モードなどのモードを選択するための種々のキースイッチを備えている。また、カラオケ曲の演奏中に演奏箇所を後戻りさせる(巻き戻しする)ためのRWボタンも備えている。
【0022】
パネルスイッチやリモコン装置で曲番号が入力されると、操作入力処理プログラム35がこれを検出し、カラオケ曲のリクエストであるとしてシーケンサ30に伝達する。シーケンサ30は、これに応じて、この曲番号で識別されるカラオケ曲の曲データをハードディスク11の曲データ記憶エリア40から読み出す。シーケンサ30は、曲シーケンサ31および歌詞シーケンサ32からなっており、歌詞シーケンサ32は、文字パターン作成プログラム32aを含んでいる。曲シーケンサ31は曲データ中の演奏データトラック、ガイドメロディトラックなどのトラックのデータを読み出し、このデータで音源13を制御することによってカラオケ曲の演奏音を発生させる。また、歌詞シーケンサ32は、曲データ中の歌詞トラックのデータを読み出し、このデータに基づいて歌詞テロップの画像パターンを作成して合成回路21に出力する。また、背景映像再生プログラム33は、シーケンサ30からの指示に応じて所定の背景映像データを読み出してMPEGデコーダ20に入力する。
【0023】
ここで、図2を参照してハードディスク11に記憶されている曲データについて説明する。曲データは、同図(A)に示すように、カラオケ曲を演奏するための楽音トラック、ガイドメロディを発生するためのガイドメロディトラック、歌詞テロップを表示するための歌詞トラック、曲中の区切りを示すマークデータが書き込まれるマークデータトラックなどからなっている。曲データは、これ以外にヘッダ、音声データ、音声データ制御トラックなどを有しているが説明を簡略化するためにこの図では省略する。
【0024】
各トラックは、MIDIフォーマットに従って記述され、同図(B)に示すように、イベントデータと各イベントデータの読み出しタイミングを示すタイミングデータからなっている。タイミングデータは、各イベントデータ間の時間的間隔を示すデュレーションデータや曲のスタート時刻からの絶対時間を示す絶対時間データなどで構成することができる。楽音トラック、ガイドメロディトラックのイベントデータは、楽音の音高、音量、オン/オフなどを示すノートイベントデータなどで構成され、このノートイベントデータを音源13に入力することにより、音源13はこのイベントデータに対応する楽音を発音したり消音したりする。楽音トラックは、多数の楽器の楽音を発生するために複数トラック(パート)で構成されており、ガイドメロディトラックは、メインメロディをガイドするためのメインメロディトラック、上/下のハモリメロディをガイドするための上/下ハモリメロディトラックなどで構成されている。
【0025】
また、マークデータトラックには、カラオケ曲の曲中の種々の区切り点を示すマークデータが書き込まれる。マークデータとしては、序奏と1コーラス目の区切りに書き込まれる1コーラス目マーク、1コーラス目と間奏の区切りに書き込まれる間奏マーク、間奏と2コーラス目の区切りに書き込まれる2コーラス目マーク、2コーラス目とエンディングの区切りに書き込まれるエンディングマークなどがあり、また、各コーラス中のサビの開始・終了点に書き込まれるサビ開始マーク、サビ終了マークなどがある。このマークは上記演奏トラック、ガイドメロディトラックが発生する楽音と同期しており、システムエクスクルーシブメッセージとして記述される。
【0026】
一方、歌詞トラックのイベントデータは、このカラオケ曲の歌詞テロップをシステムエクスクルーシブデータでインプリメントしたシーケンスデータであり、同図(C)に示すように、楽音トラックやガイドメロディトラックとは異なるイベントデータを有している。イベントデータは、ページ区切りデータ、歌詞表示データなどである。
歌詞表示データは、1行分の歌詞テロップを表示するための各種データからなっている。ページ区切りデータは、1行単位の歌詞表示データを2〜4つずつ区切るデータであり、このページ区切りデータで区切られた歌詞表示データの歌詞テロップが1ページとして同時にモニタ22に表示される。このページ区切りデータで区切られる歌詞が一般的にはカラオケ曲の音楽的なフレーズに対応している。
【0027】
歌詞表示データは、表示オンタイミング、表示オフタイミング、文字列データ、色1データ、色2データ、ワイプデータ(ワイプ関数)などからなっている。文字列データは、文字のテキストデータに加えて、各テキストの表示ポイント数、表示座標、文字間データなどを含んでいる。ここで、ワイプとは、歌詞テロップの文字色を歌唱の進行に合わせて左から右に滑らかに色変えしてゆく処理であり、同図(D)に示すワイプデータ(ワイプ関数)に応じて行われる。色1データ、色2データは、歌詞テロップの文字のワイプ前およびワイプ後の文字色である。
【0028】
同図(D)のワイプ関数におけるt=0でこの歌詞テロップが表示され、全て色1でtsの時間だけ表示されたのちt1 でワイプがスタートする。そしてこのワイプ関数に基づいてワイプが進行してゆき、t2 で全ての文字のワイプが終了する。そののちte間だけ全て色2で表示されたのちこの歌詞テロップは消去される。この歌詞テロップの画像の作成およびワイプ処理は、文字パターン作成プログラム32aが行い、テロップの表示スタートおよび消去は合成回路21が行う。
【0029】
通常モードのカラオケ曲の演奏では、シーケンサ30により上記のようなカラオケ演奏音の発生や歌詞テロップの表示処理動作が行われるが、採点モード時には、これに加えて採点モード処理プログラム34により、以下のような処理が実行される。
【0030】
まず図3、図4を参照して、採点モード時の画面表示の内容について説明する。採点モードのカラオケ演奏時には、モニタ22に図3に示すような内容が表示される。モニタ22の画面全体に背景映像50が表示され、その上に歌詞テロップ51がスーパーインポーズ合成で表示される点は、通常モードのカラオケ演奏時と同様である。
採点モードでは、さらに歌詞の上に採点マーク52が表示される。採点マーク52は、曲の進行に対応して歌詞テロップ上に並べて表示されるボール形のマークである。採点器19および採点モード処理プログラム34は、歌唱者の歌唱の巧拙を所定時間毎(たとえば150ms毎)に採点し、その採点結果を採点マークとしてその採点対象となった歌唱に対応する歌詞の上に表示してゆく。
【0031】
この実施形態では、歌唱の巧拙を、歌唱者の歌唱周波数とリファレンス(ガイドメロディデータ)が指示する音高とのずれ(セント値)の大小で判定するようにしており、そのずれの程度に応じて図4(A)に示すような採点マーク決定テーブルに基づいて採点マークを決定し、その採点対象となった歌唱の歌詞の位置に採点マークを表示する。
【0032】
ここで、図4(A)の採点マーク決定テーブルでは、ずれの大きさに応じて、赤マーク(ずれ大)、橙マーク(ずれ中)、黄マーク(ずれ小)、緑マーク(ずれ無)の色のボール形のマークを表示する。この表において、イージーモード、ノーマルモード、ハードモードは、難易度(採点の厳格さ)を設定するモードであり、通常モードから採点モードに移行するとき、同時にこの難易度のモードも選択することができる。
なお、上手く歌唱できているときには歌唱者に注意を喚起しなくてもよいため、緑マークを表示しないようにすることも可能である。
【0033】
また、マークの形状はボール形としているが、マークの形状は球形に限定されず、ブタなどのキャラクタ形状にしてもよい。
さらに、ずれの大きさ(採点結果)をマークの色で区別するようにしているが、この区別をマークの形状やサイズで行うようにしてもよい。また、色、形状、サイズによる区別を併用するようにしてもよい。
【0034】
なお、この採点マーク決定テーブルは、採点器19が50ms毎に歌唱音声信号とリファレンスとの周波数ずれを表すずれデータを出力し、採点モード処理プログラム34がこのずれデータを3回分積算して150ms毎に採点マークを決定・表示する場合のテーブルである。したがって、イージーモードの赤マーク(ずれ大)のずれ量が300以上というのは、1回平均100セント(半音)以上のずれがある場合ということになる。採点マークの表示間隔が150ms以外の場合には、その表示間隔に応じて値を増減すればよい。
【0035】
また、画面上部には、採点モードである旨を示すOSDである採点モード表示58、上記イージーモード、ノーマルモードまたはハードモードのモード表示53、マイク入力レベル56、ガイドメロディ設定57、繰り返し操作回数59、および、採点メータ54が表示される。
【0036】
ガイドメロディ設定57は、ガイドメロディの音量や曲データのガイドメロディトラックの選択内容を表示するためのインジケータである。リモコン装置または操作パネルのガイドメロディボタンの操作により、利用者がガイドメロディの設定を切り換えることができ、その設定がこのインジケータの表示に反映される。ガイドメロディの設定は、図4(C)に示すように、「切」、「(メインメロディ)音量1」、「(メインメロディ)音量2」、「(メインメロディ)音量3」、「(上ハモメロディ)音量3」、「(下ハモメロディ)音量3」の6種類である。ガイドメロディボタンをオンする毎に上記設定がトグルで切り換えられる。
【0037】
繰り返し操作回数59は、利用者がRW(巻き戻し)ボタンを操作して演奏を巻き戻し、曲の一部区間を繰り返し演奏させた回数を示している。巻き戻し機能については後述する。
【0038】
採点メータ54は、曲全体にわたって歌唱の巧拙を表示する棒グラフ状のインジケータである。採点モードでは、カラオケ曲を30の区間に分割し、各区間毎に歌唱の巧拙を判定し、採点メータ54上に設定された各区間の区間評価マーク表示エリア55に、各区間の判定結果に対応する区間評価マーク(55)を順次表示してゆく。区間評価マークは、図4(B)に示すように7種類あり、その区間における採点結果の集計結果に応じてどの区間評価マークを表示するかが演奏の進行に応じて決定され、その区間の歌唱が評価される毎にその区間の表示エリア55に表示されるマークが更新される。
【0039】
採点メータ54の下部には、カラオケ曲の1コーラス目、2コーラス目、サビなどの開始点(または終了点)を示す区切りマーク61が表示される。また、採点メータの上部には、現在演奏中の区間を示す赤色の横線であるカーソル60がカラオケ曲の演奏の進行に対応して表示される。
【0040】
採点メータ54の区間分割は、イントロの最初からエンディングの最後までの全曲を時間的に均等に30に分割する方式のほか、たとえば音符の数(ガイドメロディトラックのイベントデータの数)が均等になるように分割するなど、時間的に均等でなくてもよい。また、分割の対象(採点メータ54の表示対象)が全演奏時間である必要はない。たとえば、歌唱のある部分(ガイドメロディデータ(イベントデータ))の存在する部分のみを分割対象にしてもく、1コーラス目のみなど曲の一部であってもよい。さらに、分割数は30に限定されない。
【0041】
ここで、図4(B)を参照して区間評価マークについて説明する。区間評価マークは、7種類あり、採点ログに記録するためにそれぞれ6〜0のコードが付されている。そのうち青マーク(コード0)はまだ評価していない区間を表す未評価マークである。カラオケ曲の演奏のスタート時には全区間がこの青マークになる。また、青緑マーク(コード1)は現在その区間を演奏していて歌唱を評価していることを表す評価中マークである。また、紺マーク(コード2)は前奏、間奏、後奏など歌唱すべきところのない区間(評価外)であることを示すマークである。
【0042】
クラウンマーク(コード6)、緑マーク(コード5)、ピンクマーク(コード4)、赤マーク(コード3)が実際の歌唱に対する評価を示す区間評価マークである。
クラウンマークは、区間中に採点マークの赤マーク(ずれ大)、橙マーク(ずれ中)、黄マーク(ずれ小)が全くない場合に決定・表示れる区間評価マークであり、この区間の歌唱が優秀であったことを意味している。
緑マークは、赤の採点マークがなく、且つ、橙、黄の採点マークが区間内の歌唱すべき時間の5パーセント以下、すなわち黄カウンタの値が採点カウンタの値の5パーセント以下の場合に決定・表示される区間評価マークであり、この区間の歌唱が合格であることを意味している。
ピンクマークは、赤の採点マークが1個または2個の場合、または、橙、黄の採点マークが区間内の歌唱すべき時間の5パーセント以上、すなわち黄カウンタの値が採点カウンタの値の5パーセント以上の場合に決定・表示される区間評価マークであり、この区間の歌唱が要努力であることを意味している。
そして赤マークは、赤の採点マークが3個以上ある場合に決定・表示される区間評価マークであり、この区間の歌唱が不合格であることを意味している。
なお、歌唱すべきところ(ガイドメロディがあるところ)であるのに歌唱音声が入力されない場合には非歌唱であるとして採点マークは表示しないが、区間評価マークの決定においては赤の採点マークと同様の扱いとする。
【0043】
図5は、採点モード時における各プログラムの処理の流れを示す図である。この図では主として採点マークを表示するための処理について説明している。カラオケ曲を演奏するとき、曲シーケンサ31と歌詞シーケンサ32は同期して動作する。曲シーケンサ31は、演奏トラックのイベントデータを読み出して音源13に入力し、楽音を発生させる。また、選択されたガイドメロディトラックのイベントデータを読み出して音源13に入力し、ガイドメロディを発生させる。一方、歌詞シーケンサ32は、歌詞トラックのイベントデータ(歌詞表示データ)を読み出し、これに基づいて歌詞を表示するとともに、ワイプ関数に基づき曲の進行に従って歌詞の文字色を変化させてゆく。
【0044】
また、曲シーケンサ31は、選択されたガイドメロディトラックのイベントデータ(音高情報)をリファレンスとして採点器19に入力する。また、採点器19には、カラオケ曲の演奏音や歌詞テロップの表示に応じて歌唱する歌唱者の歌唱音声も入力される。採点器19は、この歌唱音声から検出した音高とリファレンスの音高情報とを比較し、その比較結果(ずれ量のセント値)であるずれデータを50ms毎に出力する。このずれデータは採点モード処理プログラム34に読み取られる。採点モード処理プログラム34は、複数回(通常は3回=150ms)のずれデータを集計し、その集計結果に基づいてどの採点マークを表示するかを決定する。
図4(A)の採点マーク決定テーブルでは、ずれデータの合計値に基づいて採点マークを決定するようにしているが、採点マークの決定方式は、これに限らず、たとえば、ずれデータの平均値、所定値よりも大きいずれデータが入力された回数などに基づいて決定するようにしてもよい。
【0045】
採点モード処理プログラム34は、採点マークを決定したとき、歌詞シーケンサ32から、そのときのワイプ位置情報を取得する。そして、このワイプ位置情報に基づいて採点マークの表示位置を決定する。そして、作成した採点マークの図形パターンデータをこの表示位置に形成して合成回路21に出力することにより、歌詞テロップ51の上に採点マーク52を表示させる。同時にこの決定した採点マークおよびその絶対時刻を採点ログに記録する。
なお、採点対象となる歌唱区間(ガイドメロディが発音される区間)であっても、歌唱者の歌唱音声信号が入力されない場合は、採点器19は非歌唱信号を出力する。この場合、採点モード処理プログラム34は、採点不可能であるとして採点マークを表示しない。
【0046】
ここで、図6を参照して採点マークの表示位置の決定方式について説明する。同図(A)において、採点マークが決定されたとき、そのとき歌詞シーケンサ32から取得したワイプ位置がAであったとする。このワイプ位置は図2(D)のワイプ関数によって求められるものである。一般的に歌詞テロップのワイプは歌唱をガイドするように演奏(歌唱)に先行して行われるため、ワイプ位置がAのときには、Bの位置が演奏位置であると考えられる。すなわち、Bの位置に表示されている歌詞を歌唱するところを曲シーケンサ31が演奏していると考えられる。一方、採点マークの決定は、採点器19による採点所要時間(50ms)、および、採点モード処理プログラム34による複数回のずれデータの蓄積(150ms)などにより、今回の採点マークの採点対象となった歌唱音声(の先頭部分)の入力から数百ms程度遅れるため、採点マークが決定されたとき、採点対象の歌唱に対応する歌詞は、演奏位置からこの遅れ時間分さかのぼったCの位置に表示されている歌詞であると考えられる。そこで、採点モード処理プログラム34は、採点マークを決定したとき歌詞シーケンサ32から取得したワイプ位置Aから、ワイプの先行分および採点遅れの時間分だけ左に移動したCの位置を採点対象位置であるとして、この位置に採点マークを表示する。
【0047】
なお、歌詞テロップのワイプが改行した場合には、2行にわたって上記の距離だけ移動した位置に採点マークを表示するようにすればよい。また、歌詞テロップのページが切り換わった場合には、前のページにさかのぼって採点マークを表示することができないため、ページの切換直後の採点マークは、新たな行の先頭に表示するようにすればよい。なお、歌詞テロップを改ページする位置は、丁度フレーズの切れ目で歌唱が一旦途切れることが多いためこの箇所の採点マークの表示を省略するようにしても大過はない。
【0048】
なお、採点モード処理プログラム34からワイプ位置情報の問い合わせがあったとき、歌詞シーケンサ32が、上記ワイプの演奏からの先行分および採点による遅れ分遡ったワイプ位置を返すようにすれば、上記表示位置の演算は不要となる。
【0049】
また、同図(B)はワイプの進行が停止している場合の採点マークの表示方式を説明する図である。
たとえば、歌詞の1つの発音を伸ばして歌う場面などでは、曲は進行するが歌詞は進行しない。このような場合には、曲が進行して複数の採点マークが順次決定されるが、歌詞テロップが進行していないため、採点マークの表示位置も進行せず同じ位置に決定される。しかし、採点マークを完全に重ねて表示してしまうと、先に表示した採点マークが完全に隠れてしまい、過去の採点マークを振り返って見ることができないくなる。そこで、ワイプが進んでいないときに複数の採点マークを表示する場合には、新たな採点マークの表示位置を少しずつ上方向に移動させてゆくようにする。これにより、複数の採点マークが(左右の位置で)重なっても上下にずれているため、複数の採点マークの全てを後で見ることができるようになる。
【0050】
ここで、図7を参照して採点ログ42について説明する。採点マークのログは図7(A)に示すように、その採点マークを表示した絶対時刻(曲スタート時からの時間)とそのマークの内容を記録するものである。これにより、曲の演奏を巻き戻し、逆ジャンプで繰り返したとき、採点マークの再表示が可能になる。また、図7(B)は、採点メータのログを示す図である。このログには、30分割された各区間の区間番号(1〜30)に対応して各区間の開始時刻、終了時刻、および、その区間の評価(区間評価マークのコード)が記録される。
【0051】
以下、フローチャートを参照してこのカラオケ装置の採点モード時の動作について説明する。
図8は、採点モードでカラオケ曲を演奏するときのメイン動作を示すフローチャートである。リクエストがあると、このリクエストに対応する曲データを読み出す(s1)。そして、この曲データの全演奏時間を30の区間に分割する(s2)。そしてこの分割した各区間の開始時刻・終了時刻を採点ログ(図7(B))に記録する(s3)。そして曲データのマークデータトラックを読み出し、採点メータ54上の1コーラス目、2コーラス目のスタート位置などの区切りの位置に区切りマーク61を表示する(s4)。
【0052】
次に、歌詞トラックのイベントデータである歌詞表示データを全てスキャンして歌詞の全文字数を割り出し、この全文字数と演奏時間との比率に基づいて演奏中の歌詞(ワイプ)の進行速度を割り出す。そして、この歌詞の進行速度に基づいて採点マークをどの時間間隔で表示するかを決定する(s5)。すなわち、歌詞の進行が遅い曲で短い間隔で採点マークを表示すると、採点マーク同士が重なってしまってそれぞれの採点マークの視認性が悪くなる。また、歌詞の進行の速い曲で長い間隔で採点マークを表示すると、採点マークの表示が間延びしてしまう。そこで、歌詞の文字数と演奏時間に基づいて、演奏中の歌詞の進行速度を割り出し、こに基づいて採点マークの表示(時間)間隔を決定する。なお、標準的な表示間隔は150msである。
【0053】
こののち、カラオケ曲の演奏をスタートし、曲シーケンサ31がテンポクロックにしたがって演奏トラック、ガイドメロディトラックのデータを読み出して音源13に入力するとともに歌詞シーケンサ32が歌詞トラックのデータを読み出して歌詞テロップを形成するなどの所定の演奏処理を実行する(s6)。この演奏処理と並行して採点器19や採点モード処理プログラム34なども動作しており、図5に示す採点マークの決定表示処理(s7)、および採点メータの決定表示処理(s8)を実行する。曲が終了するまで、この演奏処理(s6)、採点マーク処理(s7)、採点メータ処理(s8)を並行して実行し、曲が終了すると(s9)、動作を終了する。
【0054】
図9〜図11は採点メータ処理を示すフローチャートである。
図9はカーソル表示処理を示すフローチャートである。曲がスタートすると演奏中区間を表す区間番号レジスタmに1をセットし(s40)、この区間番号mで指示されるブロック(区間評価マーク表示エリア)54の上に赤いカーソルを表示する(s41)。この区間が経過するまでこの表示を続け(s42)、区間が経過すると区間番号レジスタmに1を加算して(s44)、この区間番号mで指示されるブロックにカーソルを移動させる(s41)。m=30になって区間が終了すると(s43)、カーソルを消去して(s45)動作を終了する。
これにより、カーソルは、常にそのとき演奏中の区間に対応するブロック上に表示される。
【0055】
図10、図11は、区間評価マーク表示動作を示すフローチャートである。曲がスタートすると評価対象区間を指示する区間番号レジスタnに1をセットし(s49)、各種カウンタをクリアするとともに(s50)、この区間番号nの区間評価マーク表示エリア(ブロック)55に評価中マーク(青緑マーク)を表示する(s51)。そして採点マーク処理モジュールから採点マークまたは非歌唱信号が入力されるまで(s52、s60)、あるいはこの区間が経過するまで(s65)待機する。
【0056】
採点マークまたは非歌唱信号が入力されると(s52)、採点マークの個数をカウントする採点カウンタに1を加算し(s53)、この採点マークの色を判断する(s54)。色が緑(ずれ無し)の場合にはそのままs52の待機ルーチンに戻る。色が橙(ずれ中)または黄(ずれ小)の場合には黄カウンタに1を加算したのち(s55)、s52の待機ルーチンに戻る。
【0057】
一方、採点マークの色が赤(ずれ大)であった場合または非歌唱信号が入力された場合には、赤カウンタに1を加算し(s56)、1が加算された赤カウンタのカウント値、すなわちこの区間で現れた赤マークの個数(非歌唱信号を含む)を判断する(s57)。赤マークの個数が2個以下、すなわち1個または2個であった場合には区間途中であっても区間評価マークとして(評価中マークに代えて)ピンクマーク(要努力マーク)を表示する(s58)。こののちs52の待機ルーチンにもどる。また、赤マークの個数が3個以上であった場合には区間評価マークとしてピンクマークに代えて赤マーク(不合格マーク)を表示し(s59)、区間途中であってもこの区間の評価を終了してs64に進む。これは赤マークになった場合には、その区間の評価がそれ以外に変ることがないからである。なお、区間途中に評価を終了しても採点マークは継続して決定・表示される。なお、採点マーク処理モジュールは採点器19から非歌唱信号が3回連続して入力されたとき、このフローチャートで説明している採点メータ処理モジュールに対して非歌唱信号を出力するものとする。
【0058】
赤カウンタのカウント値が3にならずに区間が経過した場合にはs65からs66に進む。s66では図4(B)で説明したルール区間評価マークを決定する。すなわち、赤、橙、黄の採点マークが全くない場合にはクラウン(または星)マーク(優秀)に決定し、赤の採点マークがなく、且つ、橙、黄の採点マークが区間内の歌唱すべき時間の5パーセント以下、すなわち黄カウンタの値が採点カウンタの値の5パーセント以下の場合には緑マーク(合格マーク)に決定し、赤の採点マークが1個または2個の場合(s57,s58で処理)、または、橙、黄の採点マークが区間内の歌唱すべき時間の5パーセント以上、すなわち黄カウンタの値が採点カウンタの値の5パーセント以上の場合にはピンクマーク(要努力)に決定する。
ただし、歌唱すべき時間が区間全体の時間の30パーセント未満の場合には、緑マークまたはピンクマークのいずれかを判定する上記黄カウンタの比率を、5パーセントから10パーセントに変更して少しのミスでピンクマークにならないようにしている。
【0059】
このようにして決定された区間評価マークを、採点メータ54の対応する区間評価マーク表示エリア55に表示する(s67)。そして評価対象区間を指示する区間番号nに1を加算して(s69)、s51にもどる。
このとき、現在の区間が最後の区間(n=30)で次の区間がない場合には(s68)、動作を終了する。
【0060】
また、区間番号nに1を加算して(s69)、この区間番号で指定される,次の区間に歌唱すべきところがない場合、たとえば間奏や後奏の区間で歌唱がない区間の場合には(s71)、この区間に紺マーク(歌唱なし・評価外)を表示して(s72)、その次の区間の歌唱の有無をチェックするためにs68にもどる。なお、歌唱の有無は、曲データ中のガイドメロディトラックをチェックすることによって判断することができる。
【0061】
歌唱すべきところのある区間を発見するまでs69〜s71の処理を繰り返し、歌唱すべきところのある区間が見つかった場合には(s71)、シーケンサ30が演奏しているカラオケ曲の区間が評価対象区間(区間番号n)に追いつくまで待機し(s73)、演奏区間が評価対象区間に入ったときにs51に戻って評価を再開する。なお、s68〜s71の処理を繰り返している間に区間が終了してしまった場合(後奏の区間であった場合)には、区間番号n=30になったときこの処理(採点メータの区間評価マーク表示処理)を終了する。
【0062】
以上の処理により、カラオケ曲の演奏が間奏に入った場合には、間奏が終了するところまで評価外マークが演奏よりも先に表示され、歌唱者はどこまで歌唱を休むことができるかが分かる。また、カラオケ曲の歌唱が終わって後奏になった場合には、曲の最後まで評価外マークを表示するため、歌唱者はこれで歌唱が終了したことが分かる。
【0063】
以上の動作により、カラオケ曲の演奏(歌詞テロップの表示)と並行して採点マークを表示するとともに、区間の進行に応じて採点メータに区間評価マークを表示することができる。
【0064】
また、上述したように、このカラオケ装置は巻き戻し機能を備えている。巻き戻し機能は、カラオケ曲の演奏中にRWボタン(巻き戻しボタン)をオンすることにより、カラオケ曲の一部(または全部)を繰り返して演奏させることができる機能であるが、採点モード時にこの機能を用いた場合、採点マークも巻き戻しに応じて消去および再表示される。また、巻き戻しのジャンプ機能を用いて、既に歌った区間で評価の良くなかった区間に自動的にジャンプさせることもできる。
【0065】
以下、図12を参照してRWボタンを押したときのCPU10の動作について説明する。RWボタンがオンされると、そのとき発生している楽音を全てオフする(s20)。この処理は、RWボタンのオンイベントを操作入力処理プログラム35が検出してシーケンサ30(曲シーケンサ31)に通知することで実行される。
【0066】
そしてこのRWボタンのオン状態が1秒以上継続したか1秒未満でオフされたかにより、ジャンプ操作であるか巻き戻し操作であるかを判定する(s21,s22)。すなわち、オン状態が1秒以上継続した場合には通常の巻き戻し操作であると判断し、1秒未満でオフされた場合には分割された区間単位でジャンプさせるジャンプ操作であると判断する。採点モードでジャンプ操作が行われると、直近の区間の先頭ではなく、評価が良くなかった区間の先頭へ自動的にジャンプする。
【0067】
ジャンプ操作が行われた場合には、採点メータのログ(図7(B))を参照して、そのときの演奏時刻に最も近い赤マーク(不合格)の区間を検索する(s23)。そして、ログに記録されているこの区間の先頭時刻から3秒遡った位置を演奏再開時刻とする。3秒遡らせるのは、区間の先頭から突然演奏を再開したのでは、区間の先頭を歌唱者が歌唱できないためである。なお、遡る時間は3秒に限定されない。
【0068】
このようにして演奏再開時刻を決定したのち、この演奏再開時刻の歌詞を表示する歌詞表示データをこのイベントデータの読出タイミングを指示するタイミングデータを参照して検索し、このページの歌詞テロップ全部をモニタ22にするとともに(s25)、上記演奏再開時刻まで一気にワイプを進行させる(s26)。そして、この歌詞テロップのページに表示されていた採点マークを一旦全部表示する(s27)。これによって、演奏再開するところの前の歌唱がどのようであったかを歌唱者に知らせることができる。こののち、演奏再開時刻以後の採点マークを消去するとともに(s28)、この演奏再開時刻以後の採点マークのログを消去する(s29)。こののち、演奏再開時刻からの演奏をスタートする(s30)。
なお、各採点マークの表示位置は、それぞれの表示時刻でワイプ関数を参照することにより、図6の方式で再度割り出すことができるが、図7(A)のログに表示位置情報も記録しておくことにより、この再表示を速やかにすることができる。
【0069】
一方、RWボタンを1秒以上押し続けた場合には、ジャンプ操作ではなくて、任意の時間の巻き戻しであるため、RWボタンのオンが継続されている時間をs32でカウントする。ボタンがオフされると(s22)、オンされていた時間に対応する時間をそのときの演奏時刻から減算して演奏再開時刻とする(s33)。たとえば、オンされていた時間の4倍の時間を減算して演奏再開時刻とする。このように、オンされていた時間よりも大きい時間を減算することにより、高速巻き戻しが可能になる(なお、カラオケ演奏の巻き戻し技術は、本出願人の先行出願である特開2000−99044に詳細に開示されている)。この演奏再開時間の算出ののちs25に進む。
【0070】
なお、巻き戻し操作がされた場合でも区間評価マークの表示およびログは消去していないが、消去するようにしてもよい。消去しない場合でも、巻き戻しにより、同じ区間に新たに区間評価マークが決定された場合には、表示およびログは上書きされる。
【0071】
この場合において、新たに決定された区間評価マークを先に表示・ログされているものと比較し、新たに決定されたものが先に表示・ログされている区間評価マークよりも低い評価のものであった場合には、上書きせずにこれを捨てるようにしてもよい。
【0072】
なお、図6(B)で説明したように、歌詞が進行しない状態で歌唱のみが進行する場合に、採点マークを少しずつ上に移動させて表示するようにしているが、移動させる方向は下であってもよい。また、この場合において、表示位置を移動させる代わりに採点マークの形状を少しずつ変化させることによって複数の採点マークが完全に重ならないようにすることも可能である。たとえば、採点マークを徐々に小さくしてゆくことで、下になった採点マークが見えるようにすることができる。
【0073】
また、この実施形態では、歌唱音声信号の周波数をリファレンスが指示する周波数と比較し、そのずれによって歌唱を採点するようにしているが、採点の対象は、歌唱の周波数に限定されず、歌唱の音量、歌唱のリズムなど歌唱のいかなる要素も採点の対象とすることが可能である。また、複数の要素を個別にまたは総合して採点するようにしてもよい。
【0074】
また、この実施形態では、本願の発明をカラオケ装置の採点モードの機能に適用したが、採点や評価の内容を時系列に表示するものであればカラオケ装置以外のものにも適用可能である。たとえば、楽器の演奏やダンスのステップの正確さを競うテレビゲームやアーケードゲームに適用すれば、その瞬間毎の正確さだけでなく時系列にどこが良くてどこが良くなかったかを、ゲーム中およびゲーム終了後に振り返って見ることが可能になる。
【0075】
≪実施形態に記載された発明≫
なお、上記実施形態には、特許請求の範囲に記載した請求項1〜請求項4の発明にくわえて、以下のような発明も開示されている。
【0076】
(1) 請求項1の発明において、前記採点結果表示手段は、一定または任意の間隔で前記採点結果を表示する手段であるカラオケ装置。
採点結果の時系列の表示は、グラフ状の表示、文字列の表示、マーク列の表示など種々の態様を適用することができ、これを所定(一定または任意)の間隔で表示することにより、時系列の採点結果を間延びすることなく且つ見にくくなることなく表示することが可能になる。なお、この発明における間隔は、時間的間隔または距離的間隔の両方を包含している。
【0077】
(2) 請求項2の発明において、前記採点結果表示手段は、歌詞テロップの進行速度に応じて、前記採点マークを表示する時間的間隔を制御するカラオケ装置。
この発明における歌詞テロップの進行速度とは、歌詞テロップ上におけるカラオケ曲の進行の速度、言い換えれば歌詞テロップのワイプ速度の意である。この歌詞テロップの進行速度に応じて採点マークを表示する時間的間隔を制御する。たとえば、歌詞テロップの進行速度が速いときは採点マークを表示する時間的間隔を短くすることにより、採点マークの表示が疎らにならず、また時間的に密な採点をすることができる。また、歌詞テロップの進行速度が遅いときは採点マークを表示する時間的間隔を長くすることにより、採点マークの表示が密になりすぎて重なってしまうことがない。
【0078】
(3) 請求項2または(2)の発明において、前記採点結果表示手段は、カラオケ曲が進行しても歌詞テロップの進行がない箇所では、複数の採点マークを、前記歌詞テロップの進行方向とは別の方向に徐々に移動させながら、または、徐々に変形させながら表示するカラオケ装置。
たとえば、歌詞の1つの発音を長く伸ばして歌唱するところ(のばし)では、カラオケ曲の演奏は進行するが歌詞テロップは進行しない。このような箇所でも、のばしで歌唱されているため、これを採点した採点マークが決定され表示される。歌詞テロップの進行に対応づけて採点マークを表示する場合、歌詞テロップが進行しない場合には採点マークは同じ位置に表示されることになる。これでは、先に表示した採点マークが後で表示した採点マークに隠されてしまい後で見ることができなくなるため、この発明では、このような場合には、歌詞テロップの進行方向とは別の方向に徐々に移動させながら、または、徐々に変形させながら表示するようにした。これにより、先に表示した採点マークが先に表示した採点マークに隠されることがなく、後で見ることができる。
【0079】
(4) 上記各発明において、前記リファレンスデータは、カラオケ曲の演奏に用いる曲データに含まれるガイドメロディトラックのデータであるカラオケ装置。
カラオケ曲のガイドメロディデータをリファレンスデータに用いることにより、リファレンスデータを別途用意する必要がなく、カラオケ曲の曲データの配信(オンライン配信)と同時にその曲の歌唱の採点が可能になる。また、一般的なカラオケ装置は、カラオケ曲の演奏に並行してガイドメロディを発音させることができるため、これを参考にして歌唱することにより、歌唱者は良い採点結果を得ることができるようになる。
【0080】
(5) 上記各発明において、前記採点手段は、歌唱音声およびリファレンスデータの周波数、音量、リズムを含む複数の歌唱要素のうち1または複数を比較し、その一致の程度により歌唱を採点する手段であるカラオケ装置。
歌唱の要素は、周波数、音量、リズムのほかビブラートやこぶしなどの技術的な要素、声質などの波形的な要素など種々のものがあるが、このうち1または複数を採点することにより、カラオケ曲の歌唱を上達させるために適した採点機能の実現が可能になる。
【0081】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、カラオケ曲の歌唱を継続的に採点し、その採点結果をカラオケ曲の進行に対応づけて時系列に表示するため、どの部分が上手く歌唱できて、どの部分が上手く歌唱できなかったかを歌唱者に対して分かりやすく、後から確認できるように、表示することができる。
【0082】
また、この発明によれば、ゲーム装置や学習支援装置などの装置に対する入力を継続的に採点し、その採点結果を装置のプロセスの進行に対応づけて時系列に表示するため、どの部分が上手く入力できて、どの部分が上手く入力できなかったかを利用者に対して分かりやすく、後から確認できるように、表示することができる。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロック図
【図2】同カラオケ装置で用いられる曲データの構成例を示す図
【図3】同カラオケ装置の採点モード時の画面表示の例を示す図
【図4】同カラオケ装置で表示される採点マーク、区間評価マーク、ガイドメロディ設定を説明する図
【図5】同カラオケ装置の採点マーク表示動作の流れを説明する図
【図6】同カラオケ装置の採点マークの表示位置の決定方式を説明する図
【図7】同カラオケ装置の採点ログを示す図
【図8】同カラオケ装置のカラオケ演奏の手順を示すフローチャート
【図9】同カラオケ装置のカーソル表示動作を示すフローチャート
【図10】同カラオケ装置の区間評価マーク表示動作を示すフローチャート
【図11】同カラオケ装置の区間評価マーク表示動作を示すフローチャート
【図12】同カラオケ装置においてRW(巻き戻し)ボタンが押されたときの処理を示すフローチャート
【符号の説明】
10…CPU、11…ハードディスク、12…RAM、13…音源、14…ミキサ、15…サウンドシステム、16…スピーカ、17…マイク、18…A/Dコンバータ、19…採点器、20…MPEGデコーダ、21…合成回路、22…モニタ、23…操作部、
30…シーケンサ、31…曲シーケンサ、32…歌詞シーケンサ、32a…文字パターン作成プログラム、33…背景映像再生プログラム、34…採点モード処理プログラム、35…操作入力処理プログラム、
40…曲データ記憶エリア、41…背景映像記憶エリア、43…採点ログ、
50…背景映像、51…歌詞テロップ、52…採点マーク、53…(難易度)モード表示、54…採点メータ、55…区間評価マーク、56…マイク入力レベル表示、57…ガイドメロディ設定、58…採点モード表示、59…繰り返し操作回数表示、60…カーソル、61…区切りマーク[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a karaoke device having a singing score function, and a grading result display device in a karaoke device, a game device, or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, some karaoke apparatuses have a scoring function for scoring the skill of a singer. The scoring function that has been put to practical use in the past generally displays a scoring result after the end of a karaoke song (for example, see Patent Document 1).
[0003]
There has also been proposed a system that displays a scoring result in real time during the performance of a karaoke song (for example, see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-10-49183
[Patent Document 2]
JP-A-10-161673
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, with a karaoke device that displays the scoring result after the performance of the karaoke song, the singer knows the skill of singing the whole song, but the singing part of the song is good and the singing part is bad I couldn't know.
[0006]
In addition, even in a karaoke apparatus that displays a scoring result during the singing of a karaoke song, since one display changes according to the skill of the singing at that time, it changes with the progress of the karaoke song, There was a drawback that it was not possible to look back on the skill of the past singing, that is, which part of the song was good and which part was bad.
[0007]
The present invention provides a karaoke apparatus capable of looking back at which parts of a karaoke song can be sung well and which parts have not been sung well, and a scoring result display apparatus applied to a karaoke apparatus or a game apparatus. The purpose is to:
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a performance unit for performing a karaoke song, a singing voice input unit for inputting a singing voice, a reference data output unit for outputting reference data in synchronization with the performance of the karaoke song, A scoring means for scoring the singing voice in parallel with the performance of the karaoke song by comparing the reference data, and a scoring result display for displaying the scoring result of the scoring means in chronological order in association with the progress of the karaoke song Means.
[0009]
According to the present invention, the scoring means scores the singing voice in parallel with the performance means playing the karaoke song, and the scoring results are output continuously or in a time series at predetermined intervals. Then, the scoring result display means displays the scoring results output in time series in chronological order in association with the progress of the karaoke song. Displaying in association with the progress of the karaoke song means displaying the scoring result so that the scoring result for any part of the karaoke song can be seen later, for example, by associating with the lyrics of the karaoke song If the scoring result is displayed, the target part of the scoring result can be determined by the lyrics. In addition, if the scoring result is displayed in association with the melody display such as a musical score, it is possible to determine a target portion of the scoring result based on the melody.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, there is provided a lyrics display unit for displaying a lyrics telop of a karaoke song, and the scoring result display unit is provided by superimposing a scoring mark indicating the scoring result on the lyrics telop. Alternatively, it is characterized in that it is a means for displaying in the vicinity thereof.
According to the present invention, a scoring mark indicating the scoring result is displayed in association with the lyrics telop. The lyrics telop has a line break and a page break in accordance with the progress of the karaoke song, and is subjected to a wipe process to guide the singing. If the scoring result is displayed in association with this, it is possible to clearly display to the singer which part of the singing was successfully sung and which part was not well sung. In addition, since the display of the scoring result is displayed by marks instead of characters or graphs, there is an advantage that the scoring result can be intuitively understood even during singing.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the first and second aspects of the present invention, the performance means is provided with a rewinding means for rewinding the performance of the karaoke tune and replaying a portion which has already been played, and the scoring result display means comprises: The display of the scoring result after the start point of the replay is erased.
A technique for rewinding the performance of a karaoke song is described in detail in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-99044 of the present applicant. When the performance is rewound by applying such a technique, the display of the scoring result attached to the previous singing is erased (the previous scoring result display is retained). As a result, rewind performance can be performed, and scoring can be restarted from the performance restart position.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a process execution unit for executing a predetermined process, an input processing unit for receiving an input corresponding to the progress of the process, and a reference data output unit for outputting reference data in synchronization with the progress of the process. A scoring means for scoring the accuracy of the input by comparing the input and the reference data, and a scoring result display means for displaying the scoring result of the scoring means in chronological order in association with the progress of the process, It is characterized by having.
[0013]
The present invention is applicable not only to karaoke apparatuses but also to game apparatuses and various learning support apparatuses. A process is a procedure that the device executes with its own function or in response to a user operation. The input is an input operation performed by the user in accordance with the progress of the process, for example, a dance step in a dance game device, and an input of a character displayed as a task in a type practice device. This input is scored by comparing it with reference data in which an accurate input pattern is recorded, and the scoring result is displayed in association with the progress of the process (step diagrams of the dance and character strings of the assignments), whereby The part can be made well, and which part could not be made good can be displayed to the user in an easy-to-understand manner.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A karaoke apparatus according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. This karaoke apparatus performs not only a normal mode operation of outputting a background video / lyric telop to a monitor while generating a musical sound of a karaoke song, but also performs a scoring mode operation. The scoring mode of this karaoke device is a function that grades the singing skill almost in real time and displays the scoring result as a scoring mark on the lyrics telop and leaves it as it is. You can look back later to see if your singing was bad.
[0015]
FIG. 1 is a block diagram of the karaoke apparatus. The karaoke apparatus includes a
[0016]
The
[0017]
The singing voice signal converted into a digital signal by the A /
[0018]
In this embodiment, the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The panel switch and the remote controller are provided with various key switches for selecting a song number and selecting a mode such as a scoring mode. In addition, an RW button for rewinding (rewinding) the performance location during the performance of the karaoke song is also provided.
[0022]
When a song number is input by a panel switch or a remote control device, the operation
[0023]
Here, the music data stored in the
[0024]
Each track is described in accordance with the MIDI format, and is composed of event data and timing data indicating the read timing of each event data, as shown in FIG. The timing data can be composed of duration data indicating a time interval between event data, absolute time data indicating an absolute time from the start time of the music, and the like. The event data of the musical sound track and the guide melody track is composed of note event data indicating the pitch, volume, on / off, etc. of the musical sound. When the note event data is input to the
[0025]
In the mark data track, mark data indicating various break points in the karaoke music is written. The mark data includes the first chorus mark written at the break between the introduction and the first chorus, the interlude mark written at the first chorus and the interlude break, the second chorus mark written at the interlude and the second chorus break, and the second chorus There are an ending mark written at the boundary between the eyes and the ending, and a rust start mark and a rust end mark written at the start and end points of the rust in each chorus. This mark is synchronized with the tone generated by the performance track and the guide melody track, and is described as a system exclusive message.
[0026]
On the other hand, the event data of the lyrics track is sequence data in which the lyrics telop of the karaoke song is implemented by system exclusive data, and has event data different from those of the musical sound track and the guide melody track as shown in FIG. are doing. The event data is page break data, lyrics display data, and the like.
The lyrics display data includes various data for displaying one line of lyrics telop. The page separation data is data that separates two to four pieces of lyrics display data in units of one line, and the lyrics telop of the lyrics display data separated by the page separation data is simultaneously displayed on the
[0027]
The lyrics display data includes display on timing, display off timing, character string data,
[0028]
The lyrics telop is displayed at t = 0 in the wipe function of FIG. 1 Starts the wipe. Then, the wipe proceeds based on the wipe function, and t 2 Completes the wipe of all characters. After that, the lyrics telop is erased after all of them are displayed in
[0029]
In the performance of the karaoke song in the normal mode, the
[0030]
First, the contents of the screen display in the scoring mode will be described with reference to FIGS. During the karaoke performance in the scoring mode, the contents as shown in FIG. The point that the
In the grading mode, a
[0031]
In this embodiment, the skill of the singing is determined based on the difference (cent value) between the singing frequency of the singer and the pitch indicated by the reference (guide melody data). 4A, the grading mark is determined based on the grading mark determination table as shown in FIG. 4A, and the grading mark is displayed at the position of the lyrics of the singing song to be graded.
[0032]
Here, in the scoring mark determination table of FIG. 4A, the red mark (large shift), the orange mark (during shift), the yellow mark (small shift), and the green mark (no shift) according to the size of the shift. A ball-shaped mark of the color is displayed. In this table, the easy mode, the normal mode, and the hard mode are modes for setting the difficulty level (strictness of scoring). When the mode is shifted from the normal mode to the scoring mode, the mode of the difficulty level may be selected at the same time. it can.
It should be noted that the green mark may not be displayed because it is not necessary to call the singer's attention when the singer is singing well.
[0033]
Further, the shape of the mark is a ball shape, but the shape of the mark is not limited to a spherical shape, and may be a character shape such as a pig.
Further, the size of the deviation (scoring result) is distinguished by the color of the mark, but this distinction may be made by the shape and size of the mark. Further, the distinction based on color, shape, and size may be used together.
[0034]
In this scoring mark determination table, the scoring
[0035]
Further, at the top of the screen, a scoring
[0036]
The guide melody setting 57 is an indicator for displaying the volume of the guide melody and the selected content of the guide melody track of the song data. By operating the guide melody button on the remote control device or the operation panel, the user can switch the setting of the guide melody, and the setting is reflected on the display of this indicator. As shown in FIG. 4C, the guide melody is set to “OFF”, “(main melody)
[0037]
The number of times of
[0038]
The scoring
[0039]
Below the scoring
[0040]
The division of the section of the scoring
[0041]
Here, the section evaluation mark will be described with reference to FIG. There are seven types of section evaluation marks, each of which has a code of 6 to 0 for recording in the scoring log. Among them, the blue mark (code 0) is an unevaluated mark indicating a section that has not been evaluated yet. At the start of a karaoke song, all sections are marked with this blue mark. The blue-green mark (code 1) is an evaluation mark indicating that the section is currently being played and the singing is being evaluated. Further, the dark blue mark (code 2) is a mark indicating a section where there is no place to be sung, such as a prelude, an interlude, and a follower (not evaluated).
[0042]
A crown mark (code 6), a green mark (code 5), a pink mark (code 4), and a red mark (code 3) are section evaluation marks indicating evaluation for actual singing.
The crown mark is a section evaluation mark that can be determined and displayed when there is no red mark (large shift), orange mark (during shift), or yellow mark (small shift) of the marking marks in the section. It means that he was excellent.
The green mark is determined when there is no red marking mark and the orange and yellow marking marks are 5% or less of the singing time in the section, that is, the yellow counter value is 5% or less of the scoring counter value. A section evaluation mark to be displayed, which means that the singing in this section has passed.
The pink mark indicates that there is one or two red marking marks, or that the orange and yellow marking marks are 5% or more of the singing time in the section, that is, the yellow counter value is 5% of the value of the rating counter. This is a section evaluation mark determined and displayed when the percentage is equal to or more than the percentage, and means that singing in this section requires effort.
The red mark is a section evaluation mark that is determined and displayed when there are three or more red marking marks, and means that singing in this section is rejected.
If the singing voice is not input even though it is a place to sing (where there is a guide melody), no scoring mark is displayed as non-singing, but in the determination of the section evaluation mark, the same as the red scoring mark To be treated.
[0043]
FIG. 5 is a diagram showing a flow of processing of each program in the scoring mode. This figure mainly describes processing for displaying a marking mark. When playing a karaoke song, the
[0044]
Further, the
In the scoring mark determination table of FIG. 4A, the scoring mark is determined based on the total value of the deviation data. However, the method of determining the scoring mark is not limited to this. Alternatively, it may be determined based on the number of times that any data larger than a predetermined value is input.
[0045]
When the grading
In addition, even in a singing section to be scored (a section where a guide melody is pronounced), when a singing voice signal of the singer is not input, the
[0046]
Here, a method for determining the display position of the marking mark will be described with reference to FIG. In FIG. 9A, it is assumed that when the scoring mark is determined, the wipe position acquired from the
[0047]
When the wipe of the lyrics telop is line-breaked, a scoring mark may be displayed at a position moved by the above distance over two lines. Also, when the lyrics telop page is switched, it is not possible to return to the previous page and display a grading mark. Therefore, the grading mark immediately after the page is switched should be displayed at the beginning of a new line. Just fine. In addition, since the singing is often interrupted at the break of the phrase at the position where the lyrics telop is to be changed, the display of the scoring mark at this point may be omitted.
[0048]
When the scoring
[0049]
FIG. 2B is a diagram for explaining a method of displaying a marking mark when the progress of the wipe is stopped.
For example, in the case of singing with one pronunciation of the lyrics extended, the song progresses but the lyrics do not progress. In such a case, a plurality of grading marks are sequentially determined as the music progresses, but since the lyrics telop has not progressed, the display position of the grading marks is also determined to be the same position without progressing. However, if the scoring marks are completely overlapped and displayed, the previously displayed scoring marks will be completely hidden, making it impossible to look back and see past scoring marks. Therefore, when displaying a plurality of scoring marks when the wipe has not progressed, the display position of the new scoring mark is gradually moved upward. Thereby, even if the plurality of marking marks overlap (at the left and right positions), they are shifted up and down, so that all of the plurality of marking marks can be seen later.
[0050]
Here, the scoring
[0051]
Hereinafter, the operation of the karaoke apparatus in the scoring mode will be described with reference to a flowchart.
FIG. 8 is a flowchart showing a main operation when playing a karaoke song in the scoring mode. When there is a request, music data corresponding to the request is read (s1). Then, the total playing time of the music data is divided into 30 sections (s2). Then, the start time and the end time of each of the divided sections are recorded in a scoring log (FIG. 7B) (s3). Then, the mark data track of the music data is read out, and a
[0052]
Next, all the lyrics display data, which is the event data of the lyrics track, are scanned to determine the total number of characters in the lyrics, and the progress speed of the lyrics (wipe) being played is determined based on the ratio between the total number of characters and the playing time. Then, it is determined at which time interval the scoring mark is to be displayed based on the progress speed of the lyrics (s5). That is, if the grading marks are displayed at short intervals in a song whose lyrics progress slowly, the grading marks overlap each other, and the visibility of each grading mark deteriorates. In addition, if a grading mark is displayed at long intervals for a song whose lyrics progress rapidly, the display of the grading mark will be delayed. Therefore, the progress speed of the lyrics being played is calculated based on the number of characters of the lyrics and the performance time, and the display (time) interval of the marking marks is determined based on this. The standard display interval is 150 ms.
[0053]
Thereafter, the performance of the karaoke song is started, and the
[0054]
9 to 11 are flowcharts showing the scoring meter processing.
FIG. 9 is a flowchart showing the cursor display processing. When the music starts, 1 is set to the section number register m indicating the section being played (s40), and a red cursor is displayed on the block (section evaluation mark display area) 54 designated by the section number m (s41). . This display is continued until this section elapses (s42). When the section elapses, 1 is added to the section number register m (s44), and the cursor is moved to the block designated by this section number m (s41). When m = 30 and the section ends (s43), the cursor is deleted (s45) and the operation ends.
Thus, the cursor is always displayed on the block corresponding to the currently playing section.
[0055]
10 and 11 are flowcharts showing the section evaluation mark display operation. When the music starts, 1 is set to the section number register n indicating the section to be evaluated (s49), various counters are cleared (s50), and the section evaluation mark display area (block) 55 of the section number n is being evaluated. The mark (blue-green mark) is displayed (s51). Then, it waits until a grading mark or a non-singing signal is input from the grading mark processing module (s52, s60) or until this section has elapsed (s65).
[0056]
When a grading mark or a non-singing signal is input (s52), 1 is added to a grading counter that counts the number of grading marks (s53), and the color of the grading mark is determined (s54). If the color is green (no deviation), the process returns to the standby routine of s52. If the color is orange (during shift) or yellow (small shift), 1 is added to the yellow counter (s55), and the process returns to the standby routine of s52.
[0057]
On the other hand, when the color of the marking mark is red (large deviation) or when a non-singing signal is input, 1 is added to the red counter (s56), and the count value of the red counter to which 1 has been added, That is, the number of red marks (including non-singing signals) appearing in this section is determined (s57). When the number of red marks is two or less, that is, one or two, a pink mark (necessary effort mark) is displayed as a section evaluation mark (instead of the evaluation mark) even in the middle of the section ( s58). Thereafter, the process returns to the standby routine of s52. When the number of red marks is three or more, a red mark (fail mark) is displayed instead of a pink mark as a section evaluation mark (s59), and evaluation of this section is performed even in the middle of the section. End and proceed to s64. This is because, when a red mark is obtained, the evaluation of the section remains unchanged. Note that the scoring mark is continuously determined and displayed even when the evaluation is completed in the middle of the section. It should be noted that the scoring mark processing module outputs a non-singing signal to the scoring meter processing module described in this flowchart when a non-singing signal is input three consecutive times from the scoring
[0058]
If the section has elapsed without the count value of the red counter becoming 3, the process proceeds from s65 to s66. In s66, the rule section evaluation mark described in FIG. 4B is determined. In other words, if there is no red, orange, or yellow marking mark, the crown (or star) mark (excellent) is determined, and there is no red marking mark, and the orange and yellow marking marks sing within the section. If the value of the yellow counter is 5% or less, that is, the value of the yellow counter is 5% or less of the value of the scoring counter, the green mark (pass mark) is determined. If the number of red scoring marks is one or two (s57, (processed in s58) or a pink mark when the orange and yellow marking marks are 5% or more of the singing time in the section, that is, when the yellow counter value is 5% or more of the scoring counter value (needs effort) To decide.
However, if the time to be sung is less than 30% of the time of the entire section, the ratio of the yellow counter for determining either the green mark or the pink mark is changed from 5% to 10% and a slight mistake is made. To prevent it from becoming a pink mark.
[0059]
The section evaluation mark thus determined is displayed in the corresponding section evaluation
At this time, if the current section is the last section (n = 30) and there is no next section (s68), the operation ends.
[0060]
Further, 1 is added to the section number n (s69), and when there is no place to be sung in the next section specified by this section number, for example, in the section of the interlude or the trailer where there is no singing, (S71), a dark blue mark (no singing, not evaluated) is displayed in this section (s72), and the process returns to s68 to check for the presence of singing in the next section. The presence or absence of singing can be determined by checking the guide melody track in the music data.
[0061]
The processes of s69 to s71 are repeated until a section to be sung is found. If a section to be sung is found (s71), the section of the karaoke song played by the
[0062]
By the above processing, when the performance of the karaoke tune enters the interlude, the non-evaluation mark is displayed before the performance until the interlude ends, and the singer can know how far the singer can rest the singing. In addition, when the karaoke song is completed and the tune is completed, a non-evaluation mark is displayed until the end of the song, so that the singer can know that the singing is completed.
[0063]
With the above operation, the scoring mark can be displayed in parallel with the performance of the karaoke tune (display of the lyrics telop), and the section evaluation mark can be displayed on the scoring meter as the section progresses.
[0064]
As described above, this karaoke apparatus has a rewind function. The rewind function is a function that allows a part (or all) of the karaoke song to be repeatedly played by turning on the RW button (rewind button) during the performance of the karaoke song. When the function is used, the scoring mark is also erased and displayed again according to the rewinding. Further, by using the rewind jump function, it is possible to automatically jump to a section that has already been sung and has a poor evaluation.
[0065]
Hereinafter, the operation of the
[0066]
Then, whether the operation is a jump operation or a rewind operation is determined depending on whether the ON state of the RW button has been continued for one second or more or less than one second (s21, s22). That is, if the ON state continues for one second or longer, it is determined that the operation is a normal rewind operation, and if the OFF state is performed for less than one second, it is determined that the operation is a jump operation for jumping in divided sections. When the jump operation is performed in the scoring mode, the jump is automatically performed not to the head of the latest section, but to the head of the section with poor evaluation.
[0067]
When the jump operation is performed, the section of the red mark (fail) closest to the performance time at that time is searched for with reference to the log of the scoring meter (FIG. 7B) (s23). Then, a position three seconds before the start time of this section recorded in the log is set as the performance restart time. The reason for moving back three seconds is that a singer cannot sing the beginning of the section if the performance is suddenly restarted from the beginning of the section. The time to go back is not limited to 3 seconds.
[0068]
After determining the performance resumption time in this way, the lyrics display data for displaying the lyrics at the performance resumption time is searched for by referring to the timing data indicating the readout timing of the event data. At the same time as the monitor 22 (s25), the wipe is progressed at a stretch until the performance restart time (s26). Then, all of the scoring marks displayed on the lyrics telop page are once displayed (s27). This allows the singer to know what the singing was before the performance resumed. Thereafter, the scoring mark after the performance resuming time is deleted (s28), and the log of the scoring mark after the performance resuming time is deleted (s29). Thereafter, the performance is started from the performance restart time (s30).
The display position of each scoring mark can be calculated again by referring to the wipe function at each display time in the method shown in FIG. 6, but the display position information is also recorded in the log shown in FIG. By doing so, this redisplay can be expedited.
[0069]
On the other hand, if the RW button is kept pressed for one second or longer, it is not a jump operation but a rewind of an arbitrary time, and the time during which the RW button is kept on is counted in s32. When the button is turned off (s22), the time corresponding to the time that the button was turned on is subtracted from the performance time at that time to obtain a performance restart time (s33). For example, a time four times as long as the on time is subtracted to obtain a performance restart time. As described above, high-speed rewinding can be performed by subtracting a time longer than the ON time (note that the karaoke performance rewinding technique is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-99044 by the present applicant. In detail). After calculating the performance restart time, the process proceeds to s25.
[0070]
Although the display and log of the section evaluation mark are not deleted even when the rewind operation is performed, they may be deleted. Even if it is not erased, when a new section evaluation mark is determined in the same section by rewinding, the display and the log are overwritten.
[0071]
In this case, the newly determined section evaluation mark is compared with the previously displayed and logged section evaluation mark, and the newly determined section evaluation mark having a lower evaluation than the previously displayed and logged section evaluation mark If so, this may be discarded without overwriting.
[0072]
As described with reference to FIG. 6B, in the case where only singing progresses in a state where the lyrics do not progress, the scoring mark is moved upward little by little and displayed, but the moving direction is downward. It may be. In this case, instead of moving the display position, the shape of the scoring mark may be changed little by little so that the plurality of scoring marks do not completely overlap. For example, by gradually reducing the scoring marks, the scoring marks below can be seen.
[0073]
Further, in this embodiment, the frequency of the singing voice signal is compared with the frequency indicated by the reference, and the singing is scored based on the difference. However, the grading target is not limited to the frequency of the singing, and the singing frequency is not limited. Any singing element, such as volume, singing rhythm, etc., can be scored. Also, a plurality of elements may be scored individually or collectively.
[0074]
Further, in this embodiment, the invention of the present application is applied to the function of the scoring mode of the karaoke apparatus. However, the present invention can be applied to a karaoke apparatus other than the karaoke apparatus as long as the contents of the scoring and evaluation are displayed in chronological order. For example, if it is applied to a video game or an arcade game that competes for the accuracy of musical instrument playing and dance steps, not only the accuracy of each moment but also the chronological order of what was good and what was not good during the game and at the end of the game It will be possible to look back later.
[0075]
<< Invention described in the embodiment >>
In the above embodiment, the following inventions are disclosed in addition to the inventions of
[0076]
(1) The karaoke apparatus according to
Various modes such as a graph-like display, a character string display, and a mark string display can be applied to the time-series display of the grading result, and by displaying these at predetermined (constant or arbitrary) intervals, It is possible to display the time-series grading results without delay and without being difficult to see. The interval in the present invention includes both a time interval and a distance interval.
[0077]
(2) The karaoke apparatus according to
The progress speed of the lyrics telop in the present invention means the speed of progress of the karaoke song on the lyrics telop, in other words, the wipe speed of the lyrics telop. The time interval for displaying the scoring mark is controlled in accordance with the progress speed of the lyrics telop. For example, when the progress speed of the lyrics telop is high, by shortening the time interval for displaying the scoring marks, the display of the scoring marks does not become sparse, and scoring can be performed densely in time. In addition, when the progress speed of the lyrics telop is slow, by increasing the time interval for displaying the marking marks, the display of the marking marks does not become too dense and overlap.
[0078]
(3) In the invention according to
For example, in a place where one of the lyrics is extended for a long time and sings (Nobashi), the performance of the karaoke song progresses, but the lyrics telop does not progress. Even in such a place, since the song is sung in a stretch, a scoring mark scoring this is determined and displayed. When a grading mark is displayed in association with the progress of the lyrics telop, the grading mark is displayed at the same position when the lyrics telop does not progress. In this case, since the previously displayed grading mark is hidden by the later displayed grading mark and cannot be viewed later, in such a case, according to the present invention, in such a case, the moving direction differs from the direction of the lyrics telop. Displayed while gradually moving in the direction or while gradually deforming. Thus, the previously displayed scoring mark is not hidden by the previously displayed scoring mark, but can be viewed later.
[0079]
(4) In the above inventions, the karaoke apparatus is the reference data, which is data of a guide melody track included in music data used for performing a karaoke music.
By using the guide melody data of the karaoke song as the reference data, it is not necessary to separately prepare reference data, and the singing of the song can be scored simultaneously with the delivery (online delivery) of the song data of the karaoke song. In addition, since a general karaoke apparatus can produce a guide melody in parallel with the performance of a karaoke song, singing with reference to this allows the singer to obtain a good score result. Become.
[0080]
(5) In each of the above inventions, the scoring means compares one or more of a plurality of singing elements including the frequency, volume, and rhythm of the singing voice and reference data, and scores the singing based on the degree of coincidence. A karaoke device.
Singing elements include various elements such as frequency, volume, rhythm, technical elements such as vibrato and fist, and waveform elements such as voice quality. By scoring one or more of these, a karaoke song It is possible to realize a scoring function suitable for improving the singing of the song.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, singing of a karaoke song is continuously scored, and the scoring result is displayed in chronological order in association with the progress of the karaoke song. It can be displayed to the singer in an easy-to-understand manner whether the singer could not sing well.
[0082]
According to the present invention, inputs to devices such as a game device and a learning support device are continuously scored, and the results of the scoring are displayed in chronological order in association with the progress of the process of the device. It can be displayed so that the user can easily understand which part has not been input well and can confirm it later.
[0083]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a karaoke apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration example of music data used in the karaoke apparatus.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a screen display in a grading mode of the karaoke apparatus.
FIG. 4 is a view for explaining setting of a scoring mark, a section evaluation mark, and a guide melody displayed on the karaoke apparatus.
FIG. 5 is a diagram illustrating a flow of a marking mark display operation of the karaoke apparatus.
FIG. 6 is a view for explaining a method of determining a display position of a marking mark of the karaoke apparatus.
FIG. 7 is a diagram showing a scoring log of the karaoke apparatus.
FIG. 8 is a flowchart showing a karaoke performance procedure of the karaoke apparatus.
FIG. 9 is a flowchart showing a cursor display operation of the karaoke apparatus.
FIG. 10 is a flowchart showing a section evaluation mark display operation of the karaoke apparatus.
FIG. 11 is a flowchart showing a section evaluation mark display operation of the karaoke apparatus.
FIG. 12 is a flowchart showing processing when an RW (rewind) button is pressed in the karaoke apparatus.
[Explanation of symbols]
10 CPU, 11 hard disk, 12 RAM, 13 sound source, 14 mixer, 15 sound system, 16 speaker, 17 microphone, 18 A / D converter, 19 scorer, 20 MPEG decoder, 21: synthesis circuit, 22: monitor, 23: operation unit,
Reference numeral 30: sequencer, 31: music sequencer, 32: lyrics sequencer, 32a: character pattern creation program, 33: background video reproduction program, 34: scoring mode processing program, 35: operation input processing program,
40 ... music data storage area, 41 ... background video storage area, 43 ... scoring log,
50: background video, 51: lyrics telop, 52: scoring mark, 53: (difficulty) mode display, 54: scoring meter, 55: section evaluation mark, 56: microphone input level display, 57: guide melody setting, 58 ... Scoring mode display, 59 ... Repeated operation count display, 60 ... Cursor, 61 ... Delimiter mark
Claims (4)
歌唱音声を入力する歌唱音声入力手段と、
カラオケ曲の演奏に同期してリファレンスデータを出力するリファレンスデータ出力手段と、
前記歌唱音声と前記リファレンスデータとを比較することにより、カラオケ曲の演奏と並行して前記歌唱音声を採点する採点手段と、
前記採点手段の採点結果を、カラオケ曲の進行に対応づけて時系列に表示する採点結果表示手段と、
を備えたカラオケ装置。Performance means for playing karaoke songs,
Singing voice input means for inputting singing voice,
Reference data output means for outputting reference data in synchronization with the performance of the karaoke song;
By comparing the singing voice and the reference data, scoring means to score the singing voice in parallel with the performance of the karaoke song,
Scoring result displaying means for displaying the scoring result of the scoring means in chronological order in association with the progress of the karaoke song,
Karaoke device equipped with.
前記採点結果表示手段は、前記採点結果を示す採点マークを前記歌詞テロップに重ねてまたはその近傍に表示する手段である請求項1に記載のカラオケ装置。Lyric display means for displaying the lyrics telop of the karaoke song,
2. The karaoke apparatus according to claim 1, wherein the scoring result display means is a means for superimposing a scoring mark indicating the scoring result on the lyrics telop or displaying the superimposed mark near the lyrics telop.
前記採点結果表示手段は、前記再演奏の開始点以後の前記採点結果の表示を消去する請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。The playing means has a rewinding means for rewinding the performance of the karaoke tune and replaying the already played part,
3. The karaoke apparatus according to claim 1, wherein the scoring result display unit deletes a display of the scoring result after the start point of the replay. 4.
プロセスの進行に対応した入力を受け付ける入力処理手段と、
前記プロセスの進行に同期してリファレンスデータを出力するリファレンスデータ出力手段と、
前記入力と前記リファレンスデータとを比較することにより、前記入力の精度を採点する採点手段と、
前記採点手段の採点結果を、プロセスの進行に対応づけて時系列に表示する採点結果表示手段と、
を備えた採点結果表示装置。A process execution means for executing a predetermined process;
An input processing means for receiving an input corresponding to the progress of the process;
Reference data output means for outputting reference data in synchronization with the progress of the process,
By comparing the input and the reference data, scoring means for scoring the accuracy of the input,
A scoring result display means for displaying the scoring result of the scoring means in chronological order in association with the progress of the process,
Scoring result display device provided with
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