JP2004108520A

JP2004108520A - Hose for civil engineering work

Info

Publication number: JP2004108520A
Application number: JP2002273626A
Authority: JP
Inventors: Susumu Hatanaka; 畑中　　進
Original assignee: Yokohama Hydex Co
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 2002-09-19
Filing date: 2002-09-19
Publication date: 2004-04-08
Anticipated expiration: 2022-09-19
Also published as: JP4305614B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hose for civil engineering work, of light weight, improved in its flexural rigidity within a range not impairing the easiness in taking-up, and being hardly elongated and easily inserted into a pipe. <P>SOLUTION: In this hose for civil engineering work having a fiber reinforcement layer 3 between an inner layer 2 and an outer layer 4 made out of a resin and/or rubber, a thermoplastic resin of flexural modulus of 300-5000 MPa is used in the resin layer configurating the inner layer 2 or the outer layer 4. Here, the inner layer 2 or the outer layer 4 may be a layered product of the thermoplastic resin, and the resin or rubber. A thickness of the resin layer composed of the thermoplastic resin is preferably 0.3 mm-2.5 mm. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、土木工事用ホースに関し、更に詳しくは、地盤の改質工事等の際に地盤にあけられた穴に薬液等を注入するための土木工事用ホースに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の地盤の改質工事は、地盤に所定の深さの竪穴をあけてこの穴にホースを挿入し、所定の位置でホースから薬液を注入して徐々にホースを引き抜き、さらに所定の位置でホースの引き抜きを停止して再び薬液を注入し、さらにホースを引き抜くという作業を繰り返しながら行う工法が一般的に行われてきた。
【０００３】
したがって、かかる工法に使用するホースは、特に吊り下げ荷重に耐える必要があるために、内面のゴム層と、その外周に配置した鋼線からなる補強層と、その外周を被覆する外面ゴム層とからなるゴムホースが使用されてきた（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
一方、近年になって、地盤の改質工事に横穴方式の工法が要請されるようになり、この工法によれば、１００ｍ程度の長さにわたって地盤の中にあけられた横穴にパイプを挿入し、そのパイプの中に人手によりホースを挿入して行き、所定位置においてホースから薬液を注入することにより行われるが、　その際、従来の鋼線で補強されたゴムホースを使用すると、ホースの重量が嵩むために人手による挿入時の作業性が非常に悪く、さらには、ホースの表面の滑りが充分得られないために２０ｍ程度挿入した時点でホースが座屈して挿入作業が不能になる、という問題がしばしばあった。
【０００５】
この問題を解消する試みとして、補強層を有機繊維層とし、外面層を柔軟性のあるウレタン樹脂に置き換えたホースを使用したところ、５０ｍ程度までの挿入が可能となったが、その時点でホースが座屈してしまい、これ以上の挿入作業が不能となった。
【０００６】
【特許文献１】
特許第３０９６９６１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
このような背景から、上記する横穴方式の工法に耐え得るホースには、特に、（１）人手による作業が中心になるために、軽量であること、（２）挿入過程において座屈することのないように、ホースの巻き取り易さを阻害しない範囲で、曲げ剛性が高いこと、（３）薬液の注入位置にホースの先端を正確に位置できるように、ホースの伸びが小さいこと、　等が要求されることを確認した。
【０００８】
したがって、この発明の目的は、軽量で、かつ巻き取り易さを阻害しない範囲で曲げ剛性が高くて、伸びが小さくパイプへの挿入性に優れた土木工事用ホースを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの発明の土木工事用ホースは、樹脂及び／又はゴムからなる内面層と外面層との間に、繊維補強層を介在させた土木工事用ホースであって、前記内面層又は外面層を構成する樹脂層に、曲げ弾性率３００〜５０００ＭＰａの熱可塑性樹脂を使用したことを要旨とする。
【００１０】
これにより、ホース全体が軽量化されると共に、ドラムへの巻き取り易さを阻害することなくホースの曲げ剛性が確保されることにより挿入時におけるホースの座屈が防止でき、かつホースの伸びを抑制して薬液の注入作業及びホースの挿入作業が円滑に行われる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【００１２】
図１は、この発明の土木工事用ホースの第一実施形態による断面構造を示す断面図で、ホース１は樹脂又はゴムからなる内面層２と、その外周に配置した有機又は無機繊維からなる繊維補強層３と、さらにその外周に配置した熱可塑性樹脂からなる外面層４、からなる。
【００１３】
この発明のホース１は、地盤にあけられた横穴に沿って設置されたパイプ内を人手により奥深くまで挿入可能にするために、ドラムへの巻き取り易さが特に求められ、加えて挿入の際にパイプ内でホースが座屈しないための高い曲げ剛性と、薬液注入を所定の位置で行えるようにするためにホースの伸びが小さいことが求められる。
【００１４】
上記の要求を満たすために、内面層２、繊維補強層３及び外面層４の構成が以下に述べるように特定される。
【００１５】
内面層２を構成する樹脂又はゴムの材料は、特に限定されないが、柔軟性があり、ホースの巻き取り易さを阻害しない範囲での曲げ弾性率が大きい材料が好ましく使用され、樹脂としてはポリエステル系熱可塑性樹脂、ナイロン系熱可塑性樹脂、ウレタン系熱可塑性樹脂、オレフィン系熱可塑性樹脂、等が使用され、ゴムとしてはＳＢＲ，ＮＢＲ，ＮＲ，ＣＲ，ＥＰＤＭ、等が使用される。
【００１６】
繊維補強層３を構成する繊維材料は、軽量で伸びが小さく、破断強度の大きい材料が好ましく使用され、アラミド繊維、ナイロン繊維、ＰＥＴ繊維等のポリエス
テル繊維等の有機繊維、又はガラス繊維等の無機繊維が使用される。
【００１７】
外面層４を構成する熱可塑性樹脂は、ホースの巻き取り易さを阻害しない範囲での高い曲げ剛性と滑り易さが要求されるため、その材料として曲げ弾性率３００〜５０００ＭＰａ、好ましくは５４０〜２５００ＭＰａ、である熱可塑性樹脂が使用される。熱可塑性樹脂としては、ナイロン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ＡＢＳ系樹脂の何れか、又はこれらの群から選ばれた二種以上の混合物が使用される。
【００１８】
熱可塑性樹脂の具体例としては、６ナイロン、６６ナイロン、６１０ナイロン、１１ナイロン、１２ナイロン、ＰＥＴ，ＰＢＴ，ＰＰ，ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリアセタール（コポリマー、ホモポリマー）、硬質ＰＶＣ，ポリカーボネート、ポリアリレート、ＡＢＳ，等が挙げられる。
【００１９】
熱可塑性樹脂の曲げ弾性率が３００ＭＰａ未満では、ホース１をパイプに挿入して行く過程で座屈が生じて、それ以降の挿入が不能になり、５０００ＭＰａ超では、ホース１が硬すぎてしまいドラムへの巻き付けが出来なくなり作業性が悪化する。
【００２０】
さらに、外面層４を構成する熱可塑性樹脂の厚さは、ホース１のドラムへの巻き取り易さを確保する観点から、０．３ｍｍ〜２．５ｍｍ、好ましくは０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ、である。
【００２１】
外面層４の厚さが、０．３ｍｍ未満では、ホース１をパイプに挿入して行く過程で座屈が生じて、それ以降の挿入が不能になり、２．５ｍｍ超では、ホース１が硬すぎてしまいドラムへの巻き付けが出来なくなり作業性が悪化する。
【００２２】
この発明の土木工事用ホースは、上述したように構成されるため、高い曲げ剛性を有しながらも、軽量で伸び難く、かつドラムに巻き取り易くて伸びが少ない、等の特性を有し、地盤の改質工事等における作業性に優れる。
【００２３】
図２は、この発明の土木工事用ホースの第二実施形態による断面構造を示す断面図で、ホース１は曲げ弾性率３００〜５０００ＭＰａの熱可塑性樹脂からなる内面層２と、その外周に配置した有機又は無機繊維からなる繊維補強層３と、さらにその外周に配置した樹脂又はゴムからなる外面層４、からなる。
【００２４】
内面層２を構成する熱可塑性樹脂は、前記第一実施形態における外面層４を構成する熱可塑性樹脂と同等の熱可塑性樹脂からなり、外面層４を構成する樹脂又はゴムは前記第一実施形態における内面層２を構成する樹脂又はゴムと同等の樹脂又はゴムからなる。
【００２５】
図３は、この発明の土木工事用ホースの第三実施形態による断面構造を示す断面図で、ホース１は樹脂又はゴムからなる内面層２と、その外周に配置した有機又は無機繊維からなる繊維補強層３と、さらにその外周に配置した外面層４からなり、外面層４は内層４ａを樹脂とし外層４ｂを曲げ弾性率３００〜５０００ＭＰａの熱可塑性樹脂とした２層構造で構成する。
【００２６】
内面層２を構成する樹脂又はゴムは前記第一実施形態における内面層２を構成する樹脂又はゴムと同等の樹脂又はゴムからなり、外面層４の内層４ａを構成する樹脂は、前記第一実施形態における内面層２を構成する樹脂と同等の樹脂からなる。また、外面層４の外層４ｂを構成する熱可塑性樹脂は、前記第一実施形態における外面層４を構成する熱可塑性樹脂と同等の熱可塑性樹脂からなる。
【００２７】
図４は、この発明の土木工事用ホースの第四実施形態による断面構造を示す断面図で、ホース１は内層２ａを樹脂又はゴムとし外層２ｂを曲げ弾性率３００〜５０００ＭＰａの熱可塑性樹脂とした２層構造からなる内面層２と、その外周に配置した有機又は無機繊維からなる繊維補強層３と、さらにその外周に配置した樹脂又はゴムからなる外面層４からなる。
【００２８】
内面層２の内層２ａを構成する樹脂又はゴムは前記第一実施形態における内面層２を構成する樹脂又はゴムと同等の樹脂又はゴムからなり、内面層２の外層２ｂを構成する熱可塑性樹脂は前記第一実施形態における外面層４を構成する熱可塑性樹脂と同等の熱可塑性樹脂からなり、外面層４を構成する樹脂又はゴムは前記第一実施形態における内面層２を構成する樹脂又はゴムと同等の樹脂又はゴムからなる。
【００２９】
上記した第二、第三、及び第四実施形態による土木工事用ホースは、それぞれが前記第一実施形態による土木工事用ホースと同等の作用効果を呈するため、各実施形態における重複した説明を省略する。
【００３０】
【実施例】
［実験１］
第一実施形態による外面層４を構成する熱可塑性樹脂の曲げ弾性率が、ホース１のパイプへの挿入し易さ（以下、実施例において「挿入性」という）とドラムへの巻き取り易さ（以下、実施例において「巻き取り性」という）に与える影響を調べるため、以下の実験を行った。
【００３１】
硬度５５Ｄのポリエステル樹脂（＊１）を使用して内径１９ｍｍ、厚さ１．７ｍｍの内面層２を押出し成形し、その周囲にポリエステル繊維（＊２）を用いて外径が２５．３ｍｍとなるように繊維補強層３を編組し、その周囲に［表１］に示す６種の異なる曲げ弾性率を有する熱可塑性樹脂からなる厚さが０．７５ｍｍの外面層４を、それぞれ押出して被覆成形して６種のホース（ホースＡ〜Ｆ）を得た。
【００３２】
なお、熱可塑性樹脂の曲げ弾性率は、ＪＩＳ　Ｋ７２０３に準拠して、縦８０ｍｍ、横１０ｍｍ、厚さ４ｍｍの試験片を支点間距離３２ｍｍで、東洋精機製作所製ストログラフＶ１−Ｃ試験機を使用し、曲げ試験を行い測定した。
（＊１）東レ・デュポン社製「ハイトレル５５７７」
（＊２）東レ社製「ポリエステルＴ７０２Ｃ」
これら各ホースを、以下に示す評価方法により挿入性と巻き取り性の評価を行い、その結果を［表１］に示した。
【００３３】
［挿入性評価］
内径４０ｍｍ、長さ１００ｍ余りの塩化ビニル製パイプの一端から人手によりホースを挿入し、その時の状況を以下に示す３段階で評価した。
◎：座屈することなく１００ｍ以上挿入可能。
○：座屈しないように注意する必要があるが１００ｍまで挿入可能。
×：５０ｍ以下で座屈し、以後の挿入が不能。
【００３４】
［巻き取り性評価］
直径１ｍのドラムに人手によりホースを巻き付けて、その時の状況を以下に示す３段階で評価した。
◎：容易に巻き付け可能。
○：力を要するが、巻き付け可能。
×：巻き付け不可能。
【００３５】
【表１】

［表１］の結果より、外面層４を構成する熱可塑性樹脂の曲げ弾性率が３００〜５０００ＭＰａで挿入性と巻き取り性が両立することを確認した。
【００３６】
［実験２］
第一実施形態による外面層４の厚さが、ホース１の挿入性と巻き取り性に与える影響を調べるため、以下の実験を行った。
【００３７】
硬度５５Ｄのポリエステル樹脂（＊１）を使用して内径１９ｍｍ、厚さ１．７ｍｍの内面層２を押出し成形し、その周囲にポリエステル繊維（＊２）を用いて外径が２５．３ｍｍとなるように繊維補強層３を編組し、その周囲に曲げ弾性率が７００ＭＰａのナイロン樹脂（＊３ａ）からなる外面層４を［表２］に示す５通りの厚さになるように、それぞれ押出して被覆成形して７種のホース（ホースＧ〜Ｍ）を得た。
（＊３ａ）宇部興産・製「１０３０Ｂ」（水分率３．５％）
これら各ホース１を、［実験１］と同じ評価方法により挿入性と巻き取り性の評価を行い、その結果を［表２］に示した。
【００３８】
【表２】

［表２］の結果より、外面層４を構成する熱可塑性樹脂の厚さが、０．３ｍｍ〜２．５ｍｍであると挿入性と巻き取り性が両立することを確認した。
【００３９】
［実験３］
ホース１の伸びが挿入性に与える影響を調べるため、〔表３〕に示す仕様による本発明ホースと、比較ホース１〜４を作製し、以下の方法により各ホースの伸び（％）を測定し、さらに各ホースについて［実験１］と同じ評価方法により挿入性の評価を行い、その結果を、併せて［表３］に示した。
［伸びの測定］
露出長５００ｍｍのホースを引っ張り試験機に取り付け、荷重４９０Ｎ負荷時の伸びを測定する。
【００４０】
【表３】

［表３］の結果より、本発明ホースは伸びが小さい上に、比較ホース　１〜４と比較して挿入性に優れていることを確認した。
【００４１】
【発明の効果】
上述するように、この発明の土木工事用ホースは、繊維補強層の材料を有機又は無機繊維とし、内面層又は外面層を構成する樹脂層として曲げ弾性率３００〜５０００ＭＰａの熱可塑性樹脂を使用したので、ホース全体が軽量化されると共に、ドラムへの巻き取り易さを阻害することなくホースの曲げ剛性が確保されることにより挿入時におけるホースの座屈が防止でき、かつホースの伸びを抑制して薬液の注入作業及びホースの挿入作業が円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の土木工事用ホースの第一実施形態による断面構造を示す断面図である。
【図２】この発明の土木工事用ホースの第二実施形態による断面構造を示す断面図である。
【図３】この発明の土木工事用ホースの第三実施形態による断面構造を示す断面図である。
【図４】この発明の土木工事用ホースの第四実施形態による断面構造を示す断面図である。
【符号の説明】
１　ホース　　　　　　　　　２　内面層
３　繊維補強層　　　　　　　４　外面層
２ａ，４ａ　内層　　　　　　２ｂ，４ｂ　外層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a civil engineering construction hose, and more particularly, to a civil engineering construction hose for injecting a chemical solution or the like into a hole drilled in the ground at the time of ground modification work or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventional ground reforming work involves drilling a vertical hole in the ground with a predetermined depth, inserting a hose into this hole, injecting a chemical solution from the hose at a predetermined position, gradually pulling out the hose, and further at a predetermined position. A method of stopping the drawing of the hose, injecting the chemical solution again, and then pulling out the hose while repeating the operation has been generally performed.
[0003]
Therefore, the hose used in such a construction method is required to withstand a hanging load in particular, so that a rubber layer on the inner surface, a reinforcing layer made of a steel wire disposed on the outer periphery thereof, and an outer rubber layer covering the outer periphery thereof are provided. (See, for example, Patent Document 1).
[0004]
On the other hand, in recent years, a side hole method has been required for the ground reforming work. According to this method, a pipe is inserted into a side hole drilled in the ground over a length of about 100 m. It is performed by manually inserting a hose into the pipe and injecting a chemical solution from the hose at a predetermined position.In this case, if a rubber hose reinforced with a conventional steel wire is used, the weight of the hose is reduced. The workability at the time of manual insertion is very poor due to the bulkiness, and furthermore, the slippage of the surface of the hose is not sufficiently obtained, so that when the hose is inserted about 20 m, the hose buckles and the insertion work becomes impossible. Often there was.
[0005]
As an attempt to solve this problem, a hose in which the reinforcing layer was an organic fiber layer and the outer surface layer was replaced with a flexible urethane resin was used, and insertion up to about 50 m was possible. Buckled, and no further insertion work was possible.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3096961 [0007]
[Problems to be solved by the invention]
From such a background, a hose capable of withstanding the above-described lateral hole method is particularly (1) light in weight due to the manual operation, and (2) does not buckle during the insertion process. As long as the ease of winding the hose is not hindered, the flexural rigidity must be high, and (3) the extension of the hose must be small so that the tip of the hose can be accurately positioned at the injection position of the chemical solution. Confirmed that.
[0008]
Therefore, an object of the present invention is to provide a hose for civil engineering work that is lightweight, has high bending rigidity in a range that does not impair ease of winding, has low elongation, and has excellent insertability into a pipe.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The hose for civil engineering of the present invention for achieving the above object is a hose for civil engineering in which a fiber reinforcing layer is interposed between an inner surface layer made of resin and / or rubber and an outer surface layer, The gist is that a thermoplastic resin having a flexural modulus of 300 to 5000 MPa is used for the resin layer constituting the layer or the outer layer.
[0010]
This reduces the overall weight of the hose and ensures the hose's bending stiffness without hindering the ease of winding on the drum.This prevents buckling of the hose during insertion and reduces hose elongation. In this way, the operation of injecting the chemical solution and the operation of inserting the hose are smoothly performed.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In the respective drawings, the same components are denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted.
[0012]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a cross-sectional structure according to a first embodiment of a civil engineering hose according to the present invention. It comprises a reinforcing layer 3 and an outer surface layer 4 made of a thermoplastic resin disposed further around the reinforcing layer.
[0013]
The hose 1 of the present invention is particularly required to be easily wound around a drum in order to be able to be inserted deep into a pipe installed along a horizontal hole drilled in the ground by hand. In addition, the hose is required to have a high bending rigidity so that the hose does not buckle in the pipe, and a small elongation of the hose so that the chemical solution can be injected at a predetermined position.
[0014]
In order to satisfy the above requirements, the configurations of the inner layer 2, the fiber reinforcing layer 3, and the outer layer 4 are specified as described below.
[0015]
The material of the resin or rubber constituting the inner surface layer 2 is not particularly limited, but a material having flexibility and a large flexural modulus within a range not hindering the ease of winding the hose is preferably used. Thermoplastic resins, nylon-based thermoplastic resins, urethane-based thermoplastic resins, olefin-based thermoplastic resins, and the like are used, and rubbers include SBR, NBR, NR, CR, EPDM, and the like.
[0016]
As the fiber material constituting the fiber reinforcing layer 3, a material that is lightweight, has low elongation, and has high breaking strength is preferably used, and organic fibers such as aramid fibers, nylon fibers, polyester fibers such as PET fibers, or inorganic fibers such as glass fibers. Fiber is used.
[0017]
The thermoplastic resin constituting the outer surface layer 4 is required to have high flexural rigidity and slipperiness within a range that does not impair the ease of winding of the hose. A thermoplastic resin of 2500 MPa is used. The thermoplastic resin is selected from nylon resin, polyester resin, polyolefin resin, polyacetal resin, polystyrene resin, vinyl chloride resin, polycarbonate resin, ABS resin, or any of these groups. A mixture of two or more is used.
[0018]
Specific examples of the thermoplastic resin include 6 nylon, 66 nylon, 610 nylon, 11 nylon, 12 nylon, PET, PBT, PP, polymethylpentene, polystyrene, polyacetal (copolymer, homopolymer), rigid PVC, polycarbonate, poly Allylate, ABS, and the like.
[0019]
If the flexural modulus of the thermoplastic resin is less than 300 MPa, buckling occurs in the process of inserting the hose 1 into the pipe, and subsequent insertion becomes impossible. If it exceeds 5000 MPa, the hose 1 becomes too hard and the drum becomes too hard. It becomes impossible to wrap around, and the workability deteriorates.
[0020]
Further, the thickness of the thermoplastic resin constituting the outer surface layer 4 is from 0.3 mm to 2.5 mm, preferably from 0.5 mm to 1.0 mm, from the viewpoint of ensuring the ease of winding the hose 1 around the drum. It is.
[0021]
If the thickness of the outer surface layer 4 is less than 0.3 mm, buckling occurs in the process of inserting the hose 1 into the pipe, and subsequent insertion becomes impossible. If the thickness exceeds 2.5 mm, the hose 1 becomes hard. It becomes too long to be wound around the drum, and the workability deteriorates.
[0022]
Since the civil engineering construction hose of the present invention is configured as described above, while having high bending rigidity, it has properties such as light weight and low elongation, and easy to wind around a drum and low elongation, Excellent workability in ground modification work.
[0023]
FIG. 2 is a sectional view showing a sectional structure according to a second embodiment of the civil engineering hose of the present invention. The hose 1 is disposed on an inner surface layer 2 made of a thermoplastic resin having a flexural modulus of 300 to 5000 MPa and an outer periphery thereof. It comprises a fiber reinforcement layer 3 made of organic or inorganic fibers, and an outer surface layer 4 made of resin or rubber disposed on the outer periphery thereof.
[0024]
The thermoplastic resin forming the inner layer 2 is made of the same thermoplastic resin as the thermoplastic resin forming the outer layer 4 in the first embodiment, and the resin or rubber forming the outer layer 4 is the same as that of the first embodiment. Is made of a resin or rubber equivalent to the resin or rubber constituting the inner surface layer 2.
[0025]
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a cross-sectional structure of a civil engineering hose according to a third embodiment of the present invention. The hose 1 has an inner surface layer 2 made of resin or rubber, and a fiber made of organic or inorganic fibers disposed on the outer periphery thereof. The outer layer 4 has a two-layer structure in which the inner layer 4a is a resin and the outer layer 4b is a thermoplastic resin having a flexural modulus of 300 to 5000 MPa.
[0026]
The resin or rubber forming the inner surface layer 2 is made of the same resin or rubber as the resin or rubber forming the inner surface layer 2 in the first embodiment, and the resin forming the inner layer 4a of the outer surface layer 4 is the same as that in the first embodiment. It consists of resin equivalent to the resin which comprises the inner surface layer 2 in a form. Further, the thermoplastic resin forming the outer layer 4b of the outer layer 4 is made of the same thermoplastic resin as the thermoplastic resin forming the outer layer 4 in the first embodiment.
[0027]
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a cross-sectional structure according to a fourth embodiment of the civil engineering hose of the present invention. The hose 1 is made of a resin or rubber for the inner layer 2a and a thermoplastic resin having a flexural modulus of 300 to 5000 MPa for the outer layer 2b. It comprises an inner surface layer 2 having a two-layer structure, a fiber reinforcing layer 3 made of organic or inorganic fibers arranged on the outer periphery thereof, and an outer surface layer 4 made of resin or rubber arranged on the outer periphery thereof.
[0028]
The resin or rubber forming the inner layer 2a of the inner layer 2 is made of the same resin or rubber as the resin or rubber forming the inner layer 2 in the first embodiment, and the thermoplastic resin forming the outer layer 2b of the inner layer 2 is It is made of a thermoplastic resin equivalent to the thermoplastic resin forming the outer layer 4 in the first embodiment, and the resin or rubber forming the outer layer 4 is the same as the resin or rubber forming the inner layer 2 in the first embodiment. Made of equivalent resin or rubber.
[0029]
The above-described civil engineering hoses according to the second, third, and fourth embodiments each have the same operation and effect as the civil engineering hose according to the first embodiment, and thus redundant description in each embodiment is omitted. I do.
[0030]
【Example】
[Experiment 1]
The bending elastic modulus of the thermoplastic resin constituting the outer surface layer 4 according to the first embodiment is such that the hose 1 can be easily inserted into a pipe (hereinafter, referred to as “insertability” in Examples) and easily wound on a drum. The following experiment was conducted in order to examine the effect on the following (hereinafter, referred to as “winding property” in Examples).
[0031]
An inner surface layer 2 having an inner diameter of 19 mm and a thickness of 1.7 mm is extruded using a polyester resin (* 1) having a hardness of 55D, and an outer diameter of 25.3 mm is obtained by using polyester fibers (* 2) around the inner layer. The fiber-reinforced layer 3 is braided as described above, and the outer surface layer 4 having a thickness of 0.75 mm made of a thermoplastic resin having six different bending elastic moduli shown in [Table 1] is extruded around the braided layer to form a coating. Thus, six types of hoses (hose A to F) were obtained.
[0032]
The flexural modulus of the thermoplastic resin is 80 mm long, 10 mm wide and 4 mm thick, and the distance between fulcrum points is 32 mm according to JIS K7203. Then, a bending test was performed and measured.
(* 1) "Hytrel 5577" manufactured by Toray DuPont
(* 2) Toray “Polyester T702C”
Each of these hoses was evaluated for insertability and windability by the evaluation methods described below, and the results are shown in [Table 1].
[0033]
[Evaluation of insertability]
A hose was manually inserted from one end of a vinyl chloride pipe having an inner diameter of 40 mm and a length of about 100 m, and the situation at that time was evaluated on the following three scales.
：: 100 m or more can be inserted without buckling.
：: Care must be taken not to buckle, but it can be inserted up to 100 m.
X: Buckling occurred at 50 m or less, and subsequent insertion was impossible.
[0034]
[Evaluation of winding property]
A hose was manually wound around a drum having a diameter of 1 m, and the situation at that time was evaluated in the following three grades.
：: Can be easily wound.
：: Needs power, but can be wound.
X: winding is impossible.
[0035]
[Table 1]

From the results of [Table 1], it was confirmed that the thermoplastic resin constituting the outer surface layer 4 had a bending elastic modulus of 300 to 5000 MPa, and both insertability and windability were compatible.
[0036]
[Experiment 2]
The following experiment was performed in order to investigate the effect of the thickness of the outer surface layer 4 according to the first embodiment on the insertability and winding property of the hose 1.
[0037]
An inner surface layer 2 having an inner diameter of 19 mm and a thickness of 1.7 mm is extruded using a polyester resin (* 1) having a hardness of 55D and an outer diameter of 25.3 mm is obtained by using polyester fibers (* 2) around the inner layer. The fiber reinforced layer 3 is braided as described above, and the outer surface layer 4 made of a nylon resin (* 3a) having a bending elastic modulus of 700 MPa is extruded around the braid so that the thickness becomes five kinds shown in [Table 2]. Seven types of hoses (hoses G to M) were obtained by coating.
(* 3a) "1030B" manufactured by Ube Industries (3.5% moisture)
Each of these hoses 1 was evaluated for insertability and windability by the same evaluation method as in [Experiment 1], and the results are shown in [Table 2].
[0038]
[Table 2]

From the results in [Table 2], it was confirmed that when the thickness of the thermoplastic resin constituting the outer surface layer 4 was 0.3 mm to 2.5 mm, both insertability and winding property were compatible.
[0039]
[Experiment 3]
In order to examine the influence of the elongation of the hose 1 on the insertability, a hose of the present invention having the specifications shown in Table 3 and comparative hoses 1 to 4 were prepared, and the elongation (%) of each hose was measured by the following method. Further, the insertability of each hose was evaluated by the same evaluation method as in [Experiment 1], and the results are also shown in [Table 3].
[Measurement of elongation]
A hose having an exposed length of 500 mm is attached to a tensile tester, and the elongation under a load of 490 N is measured.
[0040]
[Table 3]

From the results shown in Table 3, it was confirmed that the hose of the present invention had a small elongation and was superior in insertability as compared with the comparative hoses 1 to 4.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, the civil engineering construction hose of the present invention uses a thermoplastic resin having a flexural modulus of 300 to 5000 MPa as a resin layer constituting the inner surface layer or the outer surface layer, using organic or inorganic fibers as the material of the fiber reinforcement layer. As a result, the entire hose is reduced in weight, and the bending rigidity of the hose is ensured without hindering the ease of winding on the drum. This prevents buckling of the hose during insertion and suppresses the elongation of the hose. As a result, the operation of injecting the chemical solution and the operation of inserting the hose are performed smoothly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a sectional structure according to a first embodiment of a civil engineering construction hose of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view showing a sectional structure according to a second embodiment of the hose for civil engineering work of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a cross-sectional structure of a hose for civil engineering work according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a cross-sectional structure of a hose for civil engineering work according to a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Hose 2 Inner surface layer 3 Fiber reinforcement layer 4 Outer surface layer 2a, 4a Inner layer 2b, 4b Outer layer

Claims

A civil engineering construction hose having a fiber reinforced layer interposed between an inner surface layer and an outer surface layer made of resin and / or rubber,
A hose for civil engineering work, wherein a thermoplastic resin having a flexural modulus of 300 to 5000 MPa is used for the resin layer constituting the inner layer or the outer layer.

The hose for civil engineering work according to claim 1, wherein the inner surface layer or the outer surface layer is a laminate of the thermoplastic resin and a resin or rubber.

The civil engineering construction hose according to claim 1 or 2, wherein the thickness of the resin layer made of the thermoplastic resin is 0.3 mm to 2.5 mm.

The thermoplastic resin is selected from a nylon resin, a polyester resin, a polyolefin resin, a polyacetal resin, a polystyrene resin, a vinyl chloride resin, a polycarbonate resin, an ABS resin, or any of these groups. The civil engineering construction hose according to claim 1, comprising a mixture of two or more kinds.