JP2004108519A - Joint - Google Patents
Joint Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004108519A JP2004108519A JP2002273354A JP2002273354A JP2004108519A JP 2004108519 A JP2004108519 A JP 2004108519A JP 2002273354 A JP2002273354 A JP 2002273354A JP 2002273354 A JP2002273354 A JP 2002273354A JP 2004108519 A JP2004108519 A JP 2004108519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- joint
- fitted
- male
- fitting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、継手に関し、特に隣接する二つの部材同士、例えば地下鉄のトンネル等の堀削した部分の内面に設けられる複数のセグメントの隣接するもの同士を一体に接合するのに有効な継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シールド工法等により地下鉄のトンネル等を構築する場合には、堀削した部分の内面にスチール型セグメント、中詰コンクリート型セグメント、コンクリート型セグメント等のセグメントを設け、堀削した部分を被覆し、支持している。
【0003】
この種のセグメントの一例が図17に示されている。このセグメント101は、スチール型セグメントであって、セグメント本体102の長手方向の両端面に一体に設けられる長方形板状の金属製の長手方向接合板103a、103bと、セグメント本体102の幅方向の両端面に一体に設けられる円弧板状の金属製の幅方向接合板104a、104bとからなるものであって、各長手方向接合板103a、103b及び各幅方向接合板104a、104bにはそれぞれネジ挿通用の孔105a、105b及び106a、106bが貫通した状態で設けられている。
【0004】
そして、上記のような構成のセグメント101を、トンネル等の堀削した部分の内面に周方向に連続して設け、長手方向接合板103a、103bのネジ挿通用の孔105a、105b間に継手のボルト(図示せず)を挿通させ、ボルトのネジ部に継手のナット(図示せず)を螺合させて締め付け、周方向に隣接するセグメント101、101同士を一体に接合(セグメント間接合)し、同一周上にリング状のセグメントリング体(図示せず)を構成する。
【0005】
そして、このようなセグメントリング体を掘削方向に連続して設け、堀削方向に隣接するセグメントリング体のセグメント101、101同士を同様の方法によって一体に接合(リング間接合)し、堀削した部分の内面の全体を複数のセグメント101、101…で被覆する。このようにして、堀削した部分の内面を複数のセグメント101、101…で支持することができるものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−140596号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のセグメント101においては、スチール製のセグメント本体102の複数箇所に建築現場にて、例えば幅方向接合板104a、104bのネジ挿通用の孔106a、106bにボルトを挿通させ、これにナットを螺合して締め付けるという極めて煩雑な作業を要するので、作業効率が悪く、工期が長期化するという問題があった。
【0008】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、隣接する二つの部材、例えばトンネル等の堀削した部分の内面に設けられる複数のセグメント同士の接合に用いた場合に、隣接するセグメント同士の接合が容易であって、接合強度を確保しつつ作業効率が良く、工期を短縮することを可能とする継手を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、隣接する二つの部材を一体に接合する継手であって、一方の部材に設けられる雄型継手と、他方の部材に設けられると共に前記雄型継手と相互に嵌合する雌型継手とを備え、前記雌型継手は、前記雄型継手との嵌合の際に拡径して前記雄型継手との嵌合を許容し、嵌合完了後に縮径して前記雄型継手との嵌合状態を保持するように構成され、前記雄型継手には、その先端部に前記嵌合方向を中心軸線とする雌ネジ部が形成され、該雌ネジ部には、固定部材に係合して前記雌ネジ部に螺合される雄型増締ネジが設けられることを特徴とする。
【0010】
この発明に係る継手によれば、一方の部材の雄型継手と他方の部材の雌型継手とが相互に嵌合する際、雌型継手が拡径することにより雄型継手との嵌合が許容され、嵌合完了後に雌型継手が縮径することにより雄型継手との嵌合状態に保持され、隣接する二つの部材が一体に接合されると共に、さらに雌ネジ部に雄型増締ネジを螺合して緊締することにより堅固に接合される。したがって、隣接する二つのセグメント同士の接合が容易かつ確実となり、接合強度を確保しつつ工期を大幅に短縮させることができる。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の継手において、前記雄型継手は、外周面に第1の凹凸が設けられると共にその先端部に前記嵌合方向を中心軸線とする雌ネジ部が形成される嵌合部材を有し、前記雌型継手は、内周面に前記第1の凹凸と相互に嵌合する第2の凹凸が設けられると共に、周方向に複数に分割されて拡径可能な被嵌合部材と、該被嵌合部材を縮径する方向に押圧する押圧部材とを有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に前記押圧部材に抗して拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に前記押圧部材により押圧されて縮径して前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする。
【0012】
この発明に係る継手によれば、雄型継手の嵌合部材の第1の凹凸と雌型継手の被嵌合部材の第2の凹凸とが相互に嵌合する際に、雌型継手の被嵌合部材が押圧部材に抗して拡径することにより雄型継手の嵌合部材との嵌合が許容され、嵌合後に被嵌合部材が押圧部材により押圧されて縮径することにより嵌合部材との嵌合状態に保持され、さらに雌ネジ部に雄型増締ネジを螺合して緊締することにより堅固に接合される。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の継手において、前記雄型継手は、外周面に第3の凹凸が設けられると共にその先端部に前記嵌合方向を中心軸線とする雌ネジ部が形成される嵌合部材を有し、前記雌型継手は、内周面に前記第3の凹凸の凹部に嵌合すると共に、周方向に切欠を有して拡径可能な被嵌合部材を有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に弾性復帰により縮径して前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする。
【0014】
この発明に係る継手によれば、雄型継手の嵌合部材の第3の凹凸の凹部に雌型継手の被嵌合部材が嵌合する際に、雌型継手の被嵌合部材が弾性変形によって拡径することにより雄型継手の嵌合部材との嵌合が許容され、嵌合後に被嵌合部材が弾性復帰して縮径し、被嵌合部材が嵌合部材の凹部に引っ掛かることにより嵌合部材との嵌合状態に保持され、さらに雌ネジ部に雄型増締ネジを螺合して緊締することにより堅固に接合される。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項1記載の継手において、前記雄型継手は、外周面に凹部が設けられると共にその先端部に前記雌ネジ部が設けられる嵌合部材を有し、前記雌型継手は、前記凹部と相互に嵌合する凸部が設けられると共に、拡径可能な被嵌合部材を有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に弾性復帰により縮径して前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする。
【0016】
この発明に係る継手によれば、雄型継手の嵌合部材の凹部に雌型継手の被嵌合部材の凸部が嵌合する際に、雌型継手の被嵌合部材が弾性変形によって拡径することにより雄型継手の嵌合部材との嵌合が許容され、嵌合後に被嵌合部材が弾性復帰して縮径し、被嵌合部材の凸部が嵌合部材の凹部に引っ掛かることにより嵌合部材との嵌合状態に保持され、さらに雌ネジ部に雄型増締ネジを螺合して緊締することにより堅固に接合される。
【0017】
請求項5に係る発明は、請求項1記載の継手において、前記雄型継手は、内周面に前記雌ネジ部が設けられる嵌合部材を有し、前記雌型継手は、前記嵌合部材と相互に嵌合する被嵌合部材を有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に弾性復帰による縮径、又は塑性変形後に前記嵌合部材との摩擦により、前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする。
【0018】
この発明に係る継手によれば、雄型継手の嵌合部材と雌型継手の被嵌合部材とが相互に嵌合する際に、雌型継手の被嵌合部材が弾性変形によって拡径することにより雄型継手の嵌合部材との嵌合が許容され、嵌合後に被嵌合部材が弾性復帰して縮径し、被嵌合部材が嵌合部材を押圧することにより嵌合部材との嵌合状態に保持され、さらに雌ネジ部に雄型増締ネジを螺合して緊締することにより堅固に接合される。又は、相互に嵌合する際に、雌型継手の被嵌合部材が塑性変形によって拡径することにより雄型継手の嵌合部材との嵌合が許容され、嵌合部材との摩擦により嵌合部材との嵌合状態に保持され、同様に雌ネジ部に雄型増締ネジを螺合して緊締することにより堅固に接合される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図4はこの発明の第1の実施の形態を示す図である。
図1から図4において、継手1は、隣接する二つの部材を一体に接合するものであって、雄型継手2と、この雄型継手2と嵌合可能な雌型継手12とを備えている。
【0020】
雄型継手2は、先端部外周面に断面鋸歯状の凹凸(第1の凹凸)4が軸方向に沿って連続して設けられると共に一端に頭部5を有する金属製の棒状の嵌合部材3と、嵌合部材3を支持する金属製の雄型継手板7とから構成され、嵌合部材3と雄型継手板7とは、溶接等によって一体に連結されている。嵌合部材3の他端には、嵌合方向を中心軸線とする雌ネジ部8が形成されている。
【0021】
雌型継手12は、内周面に雄型継手2の嵌合部材3の凹凸4と相互に嵌合する断面鋸歯状の凹凸(第2の凹凸)14が軸方向に沿って連続して設けられると共に、周方向に複数(この実施の形態においては5つ)に分割されて拡径可能な金属製の環状の被嵌合部材13と、被嵌合部材13の外周側に被嵌されると共に、被嵌合部材13を縮径する方向に押圧して被嵌合部材13を環状に保持するウレタンゴム等の弾性体からなる環状の押圧部材15と、被嵌合部材13及び押圧部材15を保持する金属製のケース(固定部材)16とから構成されている。ケース16の内周面と押圧部材15の外周面との間には所定の間隙が形成され、この間隙により被嵌合部材13の拡径が許容されるようになっている。ケース16は、溶接等によって雌型継手板17と一体に連結されており、ケース16には、被嵌合部材13を拡径可能に案内すると共に、嵌合部材3の雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して緊締したときに反力を得ることができるよう、挿通孔の形成された端板19が設けられている。なお、被嵌合部材13の分割数は5つに限らず複数であれば良いものである。
【0022】
上記のような構成の雄型継手2と雌型継手12とからなる継手1を用いて、隣接する二つの部材、例えばトンネル等の堀削した部分の内面に設けられる複数のセグメントの隣接するもの同士を一体に接合するには、従来例として図17に示したように、スチール型のセグメント101である場合には、セグメント101の接合部103a、103b、104a、104b(長手方向の両接合部103a、103b及び幅方向の両接合部104a、104b)に雄型継手2及び雌型継手12を設ける。
【0023】
具体的には、例えばリング間接合の場合には、セグメント101の幅方向の一方の接合部104aに雄型継手2を設け、幅方向の他方の接合部104bに雌型継手12を設ける。この場合、雄型継手板7が一方の幅方向接合板104aを構成し、雌型継手版12が他方の幅方向接合部104bを構成する。なお、幅方向の一方の接合部104aに雌型継手12を設け、幅方向の他方の接合部104bに雄型継手2を設けてもよい。
【0024】
上記の構成からなるセグメントを互いに接合するには、セグメントをトンネル等の堀削した部分の内面に位置させ、図1に示すように、長手方向に隣接する二つのセグメントの周方向の端面同士を相対的に接近させ、図2に示すように、一方のセグメントの雄型継手2の嵌合部材3を他方のセグメントの雌型継手12の被嵌合部材13の内側に挿入し、両セグメントの対向する端面同士が互いに接触するまで挿入する。
【0025】
この状態において、嵌合部材3により押圧されることで被嵌合部材13が押圧部材15に抗して拡径し、嵌合部材3の挿入が許容され、嵌合部材3の凹凸4と被嵌合部材13の凹凸14とが相互に嵌合される。嵌合が完了したときに、押圧部材15により被嵌合部材13が縮径する方向に押圧されることで被嵌合部材13が環状に保持され、嵌合部材2との嵌合状態に保持され、嵌合部材3が被嵌合部材13内から抜け出ることのない状態に保持される。つまり、被嵌合部材13から嵌合部材3を引き抜くような力が加わったときには、押圧部材15によって押圧されて嵌合部材3の凹凸4の凸部(凹部)が被嵌合部材13の凹凸14の凹部(凸部)に互いに食い込んで嵌合方向に対して引っ掛かった状態にあるので、嵌合方向への抜け出しが抑制される。この状態でさらに雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して締め付けると、雄型増締ネジ18の頭部が端板19を押圧し、頭部5と雄型増締ネジ18との嵌合方向の距離が短縮される。この際、頭部5と雄型増締ネジ18との間に配置されるケース16から反力を得ることで、雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となる。
【0026】
これによって、幅方向に隣接する二つのセグメントが一体に接合されることになる。そして、このようにセグメントリング体を堀削方向に順次設けることで、堀削した部分の内面の全体を複数のセグメントで被覆し、支持することができるものである。
【0027】
図5、図6は、この発明の第2の実施の形態を示す図である。
図5、図6において、第1の実施の形態と同様の符号を付したものは、同一のものを表し、その説明を簡略化する。すなわち、継手1は、第1の実施の形態と同様に、雄型継手2と、この雄型継手2と嵌合可能な雌型継手12とを備えている。雄型継手2は、嵌合部材3に凹凸4が設けられていない点を除けば、第1の実施の形態と同様の構成とされている。
【0028】
雌型継手12は、金属製の環状のケース(固定部材)16と、ケース16の内周面に当接されて嵌合方向に直行する方向に弾性変形可能な薄肉の鋼からなる環状の薄肉鋼管(被嵌合部材)23とから構成されている。ケース16は、その内径が雌型継手板17に形成された挿通孔の内径とほぼ同一となるように構成されており、溶接等によって雌型継手板17と一体に連結されている。薄肉鋼管23は、その軸線方向に直行する方向の両端が外方へ向かうに従い拡径するように構成されており、この両端は、それぞれ雌型継手板17の挿通孔の内周面とケース16の内周面とに当接されている。ケース16の内周面には、突起部22が設けられており、これにより薄肉鋼管23の嵌合方向への移動が阻止されるようになっている。
【0029】
上記の構成からなる継手1を用いて、第1の実施の形態と同様にセグメントを構成し、対向するセグメントの端面同士が互いに接触するまで嵌合部材3を薄肉鋼管23に挿入すると、嵌合部材3により押圧されることで薄肉鋼管23の軸線方向中心部が拡径して嵌合部材3の挿入が許容され、嵌合部材3と薄肉鋼管23とが相互に嵌合される。嵌合が完了したときに、薄肉鋼管23の軸線方向中心部は縮径する方向に弾性復帰し、又は嵌合の際に塑性変形したときに、嵌合部材3との嵌合状態に保持され、摩擦力により嵌合部材3が薄肉鋼管23内から抜け出ることのない状態に保持される。つまり、薄肉鋼管23から嵌合部材3を引き抜くような力が加わったときには、弾性復帰によって薄肉鋼管23の内周面が嵌合部材3の外周面を押圧していることにより、薄肉鋼管23と嵌合部材3とが相対移動する嵌合方向に摩擦力が作用するので、嵌合方向への抜け出しが抑制される。この状態でさらに雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して締め付けると、雄型増締ネジ18の頭部がケース16を押圧し、第1の実施の形態と同様の作用により、雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となる。これによって、幅方向に隣接する二つのセグメントが一体に接合されることになる。
【0030】
図7、図8は、この発明の第3の実施の形態を示す図である。
図7、図8において、第1の実施の形態と同様の符号を付したものは、同一のものを表し、その説明を簡略化する。すなわち、継手1は、第1の実施の形態と同様に、雄型継手2と、この雄型継手2と嵌合可能な雌型継手12とを備えている。雄型継手2は、第2の実施の形態と同様の構成とされている。
【0031】
雌型継手12は、金属製の環状のケース(固定部材)16と、ケース16に固定されて嵌合方向に直行する方向に弾性変形可能な薄肉の鋼からなる断面略L字状の環状の薄肉鋼管(被嵌合部材)33とから構成されている。ケース16は、その内径が雌型継手板17に形成された挿通孔の内径とほぼ同一となるように構成されており、溶接等によって薄肉鋼管33を介在させて雌型継手板17と一体に連結されている。薄肉鋼管33は、その軸線方向に直行する方向の一端部35が外方へ向かうに従い縮径するように構成されており、他端部36が外方へ向かうに従い拡径すると共に嵌合方向に直行する面を有するように構成されている。この他端部36を介してケース16と雌型継手板17とが連結されている。
【0032】
上記の構成からなる継手1を用いて、第1の実施の形態と同様にセグメントを構成し、対向するセグメントの端面同士が互いに接触するまで嵌合部材3を薄肉鋼管33に挿入すると、嵌合部材3により押圧されることで薄肉鋼管33の一端部35が拡径し、嵌合部材3の挿入が許容され、嵌合部材3と薄肉鋼管33とが相互に嵌合される。嵌合が完了したときに、薄肉鋼管33の一端部35は縮径する方向に弾性復帰し、又は嵌合の際に塑性変形したときに、嵌合部材3との嵌合状態に保持され、摩擦力により嵌合部材3が薄肉鋼管33内から抜け出ることのない状態に保持される。つまり、薄肉鋼管33から嵌合部材3を引き抜くような力が加わったときには、弾性復帰によって薄肉鋼管33の一端部35の内周面が嵌合部材3の外周面を押圧していることにより、薄肉鋼管33と嵌合部材3とが相対移動する嵌合方向に摩擦力が作用するので、嵌合方向への抜け出しが抑制される。この状態でさらに雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して締め付けると、雄型増締ネジ18の頭部がケース16を押圧し、第1の実施の形態と同様の作用により、雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となる。これによって、幅方向に隣接する二つのセグメントが一体に接合されることになる。
【0033】
図9、図10は、この発明の第4の実施の形態を示す図である。
図9、図10において、第1の実施の形態と同様の符号を付したものは、同一のものを表し、その説明を簡略化する。すなわち、継手1は、第1の実施の形態と同様に、雄型継手2と、この雄型継手2と嵌合可能な雌型継手12とを備えている。雄型継手2は、第1の実施の形態における嵌合部材3の凹凸4が、より目の粗い凹凸(第3の凹凸)44とされている(凹部が深くされている)点を除けば、第1の実施の形態と同様の構成とされている。
【0034】
雌型継手12は、内周面に雄型継手2の嵌合部材3の凹凸44と相互に嵌合するものであって、周方向に切欠を有しC字状に形成されて拡径可能な金属製の環状のスナップリング(被嵌合部材)43と、スナップリング43を保持する金属製のケース(固定部材)16とから構成されている。スナップリング43は、嵌合方向を含む面の断面が鋸歯状とされることで嵌合部材3の挿入が許容されると共に、凹凸44の凹部に嵌合するよう構成されており、嵌合方向に積層して複数設けられている。ケース16の内周面とスナップリング43の外周面との間には、スナップリング43の拡径が許容されるように所定の間隙が形成されている。ケース16は、溶接等によって雌型継手板17と一体に連結されており、ケース16には、スナップリング43を拡径可能に案内すると共に、嵌合部材3の雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して緊締したときに反力を得ることができるよう、挿通孔の形成された端板19が設けられている。
【0035】
上記の構成からなる継手1を用いて、第1の実施の形態と同様にセグメントを構成し、対向するセグメントの端面同士が互いに接触するまで嵌合部材3をスナップリング43に挿入すると、嵌合部材3により押圧されることでスナップリング43が拡径し、嵌合部材3の挿入が許容され、嵌合部材3とスナップリング43とが相互に嵌合される。嵌合が完了したときに、スナップリング43は縮径する方向に弾性復帰し、嵌合部材3との嵌合状態に保持され、嵌合部材3がスナップリング43内から抜け出ることのない状態に保持される。つまり、スナップリング43から嵌合部材3を引き抜くような力が加わったときには、押圧部材15によって押圧されて嵌合部材3の凹凸44の凹部にスナップリング43が食い込んで嵌合方向に対して引っ掛かった状態にあるので、嵌合方向への抜け出しが抑制される。このとき、凹凸44の目が第1の実施の形態より粗い(凹部が深い)ことで、第1の実施の形態と比べてより引っ掛かった状態にある。この状態でさらに雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して締め付けると、雄型増締ネジ18の頭部が端板19を押圧し、第1の実施の形態と同様の作用により、雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となる。これによって、幅方向に隣接する二つのセグメントが一体に接合されることになる。
【0036】
図11、図12は、この発明の第5の実施の形態を示す図である。
図11、図12において、第1の実施の形態と同様の符号を付したものは、同一のものを表し、その説明を簡略化する。すなわち、継手1は、第1の実施の形態と同様に、雄型継手2と、この雄型継手2と嵌合可能な雌型継手12とを備えている。雄型継手2の嵌合部材3には、頭部5と反対側の端部から僅かに頭部5側に位置する箇所に、周方向に沿って一周する凹部54が形成されている。
【0037】
雌型継手12は、雄型継手2の嵌合部材3の凹部54と相互に嵌合するよう、周方向に切欠を有すると共に周方向の一端にテーパー面52を有する拡径可能な金属製の円筒状の切欠円筒(被嵌合部材、凸部)53と、切欠円筒53を保持する金属製の環状のケース(固定部材)16とから構成されている。ケース16の内周面と切欠円筒53の外周面との間には所定の間隙が形成され、この間隙により切欠円筒53の拡径が許容されるようになっている。ケース16は、溶接等によって雌型継手板17と一体に連結されており、ケース16には、切欠円筒53を拡径可能に案内すると共に、嵌合部材3の雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して緊締したときに反力を得ることができるよう、挿通孔の形成された端板19が設けられている。
【0038】
上記の構成からなる継手1を用いて、第1の実施の形態と同様にセグメントを構成し、対向するセグメントの端面同士が互いに接触するまで嵌合部材3を切欠円筒53に挿入すると、嵌合部材3により押圧されることで切欠円筒53が拡径し、嵌合部材3の挿入が許容され、嵌合部材3と切欠円筒53とが相互に嵌合される。嵌合が完了したときに、切欠円筒53は縮径する方向に弾性復帰し、嵌合部材3との嵌合状態に保持され、切欠円筒53が凹部54に引っ掛かることで嵌合部材3が切欠円筒53内から抜け出ることのない状態に保持される。つまり、切欠円筒53から嵌合部材3を引き抜くような力が加わったときには、弾性復帰によって切欠円筒53が嵌合部材3の凹部54に食い込んで嵌合方向に対して引っ掛かった状態にあるので、嵌合方向への抜け出しが抑制される。この状態でさらに雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して締め付けると、雄型増締ネジ18の頭部が端板19を押圧し、第1の実施の形態と同様の作用により、雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となる。これによって、幅方向に隣接する二つのセグメントが一体に接合されることになる。
【0039】
図13、図14は、この発明の第6の実施の形態を示す図である。
図13、図14において、第1の実施の形態と同様の符号を付したものは、同一のものを表し、その説明を簡略化する。すなわち、継手1は、第1の実施の形態と同様に、雄型継手2と、この雄型継手2と嵌合可能な雌型継手12とを備えている。雄型継手2は、第5の実施の形態と同様の構成とされている。
【0040】
雌型継手12は、雄型継手2の嵌合部材3の凹部54と相互に嵌合する断面S字状の拡径可能な金属製の環状の引掛部材(被嵌合部材)63と、引掛部材63を保持する金属製の環状のケース(固定部材)16とから構成されている。引掛部材63の一端部65は、ケース16の周方向の一端に固定されており、嵌合部材3の雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して緊締したときに反力を得ることができるようになっている。引掛部材63の他端部66とケース16の内周面との間には所定の間隙が形成され、この間隙により引掻部材63の拡径が許容されるようになっている。ケース16は、溶接等によって雌型継手板17と一体に連結されている。
【0041】
上記の構成からなる継手1を用いて、第1の実施の形態と同様にセグメントを構成し、対向するセグメントの端面同士が互いに接触するまで嵌合部材3を引掛部材63に挿入すると、嵌合部材3により押圧されることで引掛部材63の他端部66が拡径し、嵌合部材3の挿入が許容され、嵌合部材3と引掛部材63とが相互に嵌合される。嵌合が完了したときに、引掛部材63は縮径する方向に弾性復帰して引掛部材63の他端部66が嵌合部材3の凹部54に引っ掛かり、嵌合部材3との嵌合状態に保持され、嵌合部材3が引掛部材63内から抜け出ることのない状態に保持される。つまり、引掛部材63から嵌合部材3を引き抜くような力が加わったときには、弾性復帰によって引掛部材63が嵌合部材3の凹部54に食い込んで嵌合方向に対して引っ掛かった状態にあるので、嵌合方向への抜け出しが抑制される。この状態でさらに雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して締め付けると、雄型増締ネジ18の頭部が引掛部材63の一端部65を押圧し、第1の実施の形態と同様の作用により、雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となる。これによって、幅方向に隣接する二つのセグメントが一体に接合されることになる。
【0042】
図15、図16は、この発明の第7の実施の形態を示す図である。
図15、図16において、第1の実施の形態と同様の符号を付したものは、同一のものを表し、その説明を簡略化する。すなわち、継手1は、第1の実施の形態と同様に、雄型継手2と、この雄型継手2と嵌合可能な雌型継手12とを備えている。雄型継手2は、第1の実施の形態と同様の構成とされている。
【0043】
雌型継手12は、内周面に雄型継手2の嵌合部材3の凹凸4と相互に嵌合する断面鋸歯状の凹凸(第2の凹凸)74が軸方向に沿って連続して設けられると共に周方向の一端にテーパー面72を有する金属製の断面楔形の環状の被嵌合部材73と、被嵌合部材73の外周側に被嵌されると共に被嵌合部材73が拡径するときに被嵌合部材73を嵌合方向に移動自在に案内する金属製の断面楔形の環状の円筒部材71と、被嵌合部材73を嵌合方向に押圧するウレタンゴム等の弾性体からなる環状の押圧部材75と、被嵌合部材73、円筒部材71及び押圧部材75を保持する金属製のケース(固定部材)16とから構成されている。ケース16の内周面と被嵌合部材73及び押圧部材75の外周面との間には所定の間隙が形成され、この間隙により被嵌合部材73の拡径が許容されるようになっている。ケース16は、溶接等によって雌型継手板17と一体に連結されており、ケース16には、押圧部材75を保持して被嵌合部材73が移動する際の反力を得ることができるようにすると共に、嵌合部材3の雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して緊締したときに反力を得ることができるよう、挿通孔の形成された端板19が設けられている。なお、被嵌合部材73は、周方向に複数に分割されてよいものである。
【0044】
上記の構成からなる継手1を用いて、第1の実施の形態と同様にセグメントを構成し、対向するセグメントの端面同士が互いに接触するまで嵌合部材3を被嵌合部材73に挿入すると、嵌合部材3により押圧されることで被嵌合部材73が拡径し、嵌合部材3の挿入が許容され、嵌合部材3と被嵌合部材73とが相互に嵌合される。嵌合が完了したときに、押圧部材75により被嵌合部材73が雄型継手2側へ押圧されて被嵌合部材73が縮径し、嵌合部材3との嵌合状態に保持され、嵌合部材3が被嵌合部材73内から抜け出ることのない状態に保持される。つまり、被嵌合部材73から嵌合部材3を引き抜くような力が加わったときには、押圧部材75によって押圧されて嵌合部材3の凹凸4の凸部(凹部)が被嵌合部材13の凹凸74の凹部(凸部)に互いに食い込んで嵌合方向に対して引っ掛かった状態にあるので、嵌合方向への抜け出しが抑制される。この状態でさらに雌ネジ部8に雄型増締ネジ18を螺合して締め付けると、雄型増締ネジ18の頭部が端板19を押圧し、第1の実施の形態と同様の作用により、雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となる。これによって、幅方向に隣接する二つのセグメントが一体に接合されることになる。
【0045】
以上、第1の実施の形態から第7の実施の形態の構成によれば、対向するセグメントの端面同士が互いに接触するまで嵌合部材3を被嵌合部材13、23、33、43、53、63、73内に挿入すると、嵌合部材3と被嵌合部材13、23、33、43、53、63、73との嵌合状態が保持されると共に、さらに嵌合部材3と雄型増締ネジ18との協働作用により雄型継手板7と雌型継手板17とが堅固に接合された状態で一体となることで、隣接する二つのセグメントが一体に接合される。この際、対向するセグメントの接合板の雄型継手2にはすでに嵌合部材3が設けられており、雌型継手12には嵌合部材3を受け入れて嵌合する被嵌合部材13が設けられていると共に、嵌合部材3は雄型増締ネジ18により緊締されるので、隣接する二つのセグメント同士の接合が容易となると共に確実となり、接合強度を確保しつつ工期を短縮させることができる。
【0046】
なお、上記の実施の形態では、嵌合部材3に雌ネジ部8を形成し、雌ネジ部8に螺合される雄型増締ネジ18を設ける構成としたが、この雌ネジ部8に代わって嵌合部材3の先端から突出する雄ネジ部を設け、雄型増締ネジ18に代わって雌型増締ネジ(ナット)を設けてもよい。
【0047】
上記の各実施の形態で示した継手は、リング間接合をする例として説明したが、セグメントの施工方法を適宜選択することによって、トンネルの周方向におけるセグメントの接合(セグメント間継手としての接合)、及びトンネルの軸方向におけるセグメントの接合(リング間継手としての接合)の双方に使用することができるものである。
なお、この発明による継手を設けるセグメントは、スチール型セグメント、中詰コンクリート型セグメント、コンクリート型セグメント等各種のセグメントであってよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、隣接する二つの部材、例えばトンネル等の堀削した部分の内面に設けられる複数のセグメントの隣接するもの同士の接合に適用した場合には、隣接する一方のセグメントの雄型継手と他方のセグメントの雌型継手とを相互に嵌合させることで、両セグメントが一体に接合されることになる。つまり、雌型継手が拡径することにより雄型継手との嵌合が許容され、嵌合完了後に雌型継手が縮径することにより雄型継手との嵌合状態に保持され、隣接する二つの部材が一体に接合されると共に、さらに雄型増締ネジを雌ネジ部に螺合して締め付けることにより堅固に保持される。この際、対向するセグメントの接合板の雄型継手にはすでに嵌合部材が設けられており、雌型継手には嵌合部材を受け入れて嵌合する被嵌合部材が設けられていると共に、嵌合部材は雄型増締ネジにより緊締されるので、隣接する二つのセグメント同士の接合が容易となると共に確実となり、接合強度を確保しつつ工期を短縮させることができる。
【0049】
また、請求項2に係る発明によれば、雄型継手と雌型継手とは、嵌合部材の第1の凹凸と被嵌合部材の第2の凹凸とによって相互に嵌合されるので、被嵌合部材から嵌合部材を引き抜くような力が加わった場合であっても、被嵌合部材が嵌合部材に引っ掛かった状態にあることで、雄型増締ネジで緊締する前に被嵌合部材から嵌合部材が抜け出すことを抑制することができる。
【0050】
また、請求項3に係る発明によれば、雄型継手と雌型継手とは、嵌合部材の第3の凹凸の凹部に被嵌合部材が食い込むことで嵌合されるが、この凹部は第1の凹凸の凹部と比べて目が粗く(凹部が深く)形成されているので、被嵌合部材から嵌合部材を引き抜くような力が加わった場合の嵌合部材に対する被嵌合部材の引っ掛かりがより堅固となることで、雄型増締ネジで緊締する前に被嵌合部材から嵌合部材が抜け出すことをさらに抑制することができる。
【0051】
また、請求項4に係る発明によれば、雄型継手と雌型継手とは、嵌合部材の凹部に被嵌合部材の凸部が嵌合されるので、被嵌合部材から嵌合部材を引き抜くような力が加わった場合であっても、被嵌合部材が嵌合部材に引っ掛かった状態にあることで、雄型増締ネジで緊締する前に被嵌合部材から嵌合部材が抜け出すことを抑制することができる。また、雄型継手の接合面と雌型継手の接合面とが互いに接触したときに初めて嵌合されるので、例えば雄型継手板と雌型継手板とにそれぞれ複数の嵌合部材と被嵌合部材とを設けて両者を接合する場合に、それぞれの嵌合部材と被嵌合部材との相対位置を調整しながら両者を接合することができる。
【0052】
また、請求項5に係る発明によれば、雄型継手の嵌合部材を雌型継手の被嵌合部材が押圧するので、被嵌合部材から嵌合部材を引き抜くような力が加わった場合であっても、被嵌合部材と嵌合部材との間に摩擦力が作用することで、雄型増締ネジで緊締する前に被嵌合部材から嵌合部材が抜け出すことを抑制することができる。また、鋸歯状に形成された凹凸の引っ掛かりによる嵌合における凹凸の形状を現場で調整することに比べて、押圧による嵌合における押圧される接触面を現場で調整することの方が容易であるので、比較容易に嵌合力を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る継手を示す図であって、接合前の状態の断面図である。
【図2】この発明の第1の実施形態に係る継手を示す図であって、接合途中の断面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態に係る継手を示す図であって、接合後の状態の断面図である。
【図4】この発明の第1の実施形態に係る継手における被嵌合部材を示す断面図である。
【図5】この発明の第2の実施形態に係る継手を示す図であって、接合前の状態の断面図である。
【図6】この発明の第2の実施形態に係る継手を示す図であって、接合途中の状態の断面図である。
【図7】この発明の第3の実施形態に係る継手を示す図であって、接合前の状態の断面図である。
【図8】この発明の第3の実施形態に係る継手を示す図であって、接合途中の状態の断面図である。
【図9】この発明の第4の実施形態に係る継手を示すで図あって、接合前の状態の断面図である。
【図10】この発明の第4の実施形態に係る継手を示す図であって、接合途中の状態の断面図である。
【図11】この発明の第5の実施形態に係る継手を示す図であって、接合前の状態の断面図である。
【図12】この発明の第5の実施形態に係る継手を示す図であって、接合途中の状態の断面図である。
【図13】この発明の第6の実施形態に係る継手を示す図であって、接合前の状態の断面図である。
【図14】この発明の第6の実施形態に係る継手を示す図であって、接合途中の状態の断面図である。
【図15】この発明の第7の実施形態に係る継手を示す図であって、接合前の状態の断面図である。
【図16】この発明の第7の実施形態に係る継手を示す図であって、接合途中の状態の断面図である。
【図17】従来の継手が適用されるセグメントを示す概略全体図である。
【符号の説明】
1 継手
2 雄型継手
3 嵌合部材
4 凹凸(第1の凹凸)
8 雌ネジ部
12 雌型継手
13、73 被嵌合部材
14、74 凹凸(第2の凹凸)
15、75 押圧部材
16 ケース(固定部材)
18 雄型増締ネジ
23、33 薄肉鋼管(被嵌合部材)
43 スナップリング(被嵌合部材)
44 凹凸(第3の凹凸)
53 切欠円筒(被嵌合部材、凸部)
54 凹部
63 引掛部材(被嵌合部材)
66 他端部(凸部)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a joint, and more particularly to a joint effective for integrally joining two adjacent members together, for example, adjacent ones of a plurality of segments provided on an inner surface of a dug portion such as a subway tunnel.
[0002]
[Prior art]
Generally, when constructing a subway tunnel etc. by shield method, etc., segments such as steel type segments, filled concrete type segments, concrete type segments etc. are provided on the inner surface of the excavated portion, and the excavated portion is covered. , Support.
[0003]
An example of such a segment is shown in FIG. The
[0004]
Then, the
[0005]
Then, such segment ring bodies are provided continuously in the excavation direction, and the
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-140596 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the
[0008]
The present invention has been made in view of such circumstances, and has as its object the case where it is used for joining two adjacent members, for example, a plurality of segments provided on the inner surface of an excavated portion such as a tunnel. Another object of the present invention is to provide a joint that enables easy joining of adjacent segments, secures joint strength, improves work efficiency, and shortens the construction period.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention proposes the following means.
The invention according to
[0010]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the joint which concerns on this invention, when the male joint of one member and the female joint of the other member mutually fit, the fitting with a male joint is performed by expanding a female joint diameter. Allowed, the female joint is reduced in diameter after the fitting is completed, the fitting state with the male joint is maintained, the two adjacent members are joined together, and the male screw is further tightened to the female screw part By screwing and tightening the screws, they are firmly joined. Therefore, the joining between two adjacent segments becomes easy and reliable, and the construction period can be significantly reduced while securing the joining strength.
[0011]
The invention according to
[0012]
According to the joint according to the present invention, when the first unevenness of the fitting member of the male joint and the second unevenness of the fitted member of the female joint mutually fit, When the fitting member expands in diameter against the pressing member, the fitting with the fitting member of the male joint is allowed. After the fitting, the fitted member is pressed by the pressing member to reduce the diameter. It is held in a fitted state with the mating member, and is further firmly joined by screwing and tightening a male tightening screw to the female screw portion.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the joint according to the first aspect, the male joint is provided with a third unevenness on an outer peripheral surface, and a female screw portion having a center axis in the fitting direction is provided at a distal end thereof. The female joint has a fitting member formed, and the female joint fits into the concave portion of the third unevenness on the inner peripheral surface, and has a notch in the circumferential direction to expand the diameter of the fitted member. The fitted member has a diameter that is increased upon fitting with the fitting member to allow fitting with the fitting member, and after fitting is completed, the diameter of the fitted member is reduced by elastic return. It is characterized in that it is configured to hold the fitted state with the joining member.
[0014]
According to the joint according to the present invention, the fitted member of the female joint is elastically deformed when the fitted member of the female joint is fitted into the concave portion of the third unevenness of the fitting member of the male joint. The fitting with the fitting member of the male joint is allowed by expanding the diameter, and the fitted member returns elastically after the fitting, and the diameter of the fitted member is reduced, and the fitted member is caught in the concave portion of the fitting member. As a result, the male member is held in a state of being fitted to the fitting member, and furthermore, a male tightening screw is screwed into the female screw portion to be tightly joined.
[0015]
The invention according to
[0016]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the joint which concerns on this invention, when the convex part of the fitting member of a female joint fits into the recessed part of the fitting member of a male joint, the fitting member of a female joint expands by elastic deformation. Due to the diameter, the fitting of the male joint with the fitting member is allowed, and after the fitting, the fitted member is elastically restored and the diameter is reduced, and the convex portion of the fitted member is caught by the concave portion of the fitting member. As a result, the female member is held in a fitted state, and the female screw portion is firmly joined by screwing and tightening a male additional screw.
[0017]
The invention according to
[0018]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the joint which concerns on this invention, when the fitting member of a male joint and the fitting member of a female joint mutually fit, the fitting member of a female joint expands by elastic deformation. By this, the fitting of the male joint with the fitting member is allowed, and after the fitting, the fitted member is elastically restored and the diameter is reduced, and the fitted member presses the fitting member to form the fitting member. And the male screw is screwed into the female screw portion and tightened to firmly join. Alternatively, at the time of fitting with each other, the fitted member of the female joint expands in diameter by plastic deformation, so that fitting with the fitting member of the male joint is allowed, and fitting with the fitting member is allowed. It is held in the fitted state with the mating member, and is similarly firmly joined by screwing and tightening a male tightening screw to the female screw portion.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 to FIG. 4 are views showing a first embodiment of the present invention.
1 to 4, a joint 1 joins two adjacent members together and includes a
[0020]
The
[0021]
The female joint 12 has, on its inner peripheral surface, irregularities (second irregularities) 14 having a sawtooth cross-section that are mutually fitted with the
[0022]
Using the joint 1 composed of the
[0023]
Specifically, for example, in the case of inter-ring joining, the
[0024]
In order to join the segments having the above configuration to each other, the segments are positioned on the inner surface of a dug portion such as a tunnel, and as shown in FIG. 1, the circumferential end surfaces of two longitudinally adjacent segments are joined to each other. As shown in FIG. 2, the
[0025]
In this state, by being pressed by the
[0026]
As a result, two segments adjacent in the width direction are integrally joined. By thus sequentially providing the segment ring bodies in the excavation direction, the entire inner surface of the excavated portion can be covered and supported by a plurality of segments.
[0027]
FIG. 5 and FIG. 6 are views showing a second embodiment of the present invention.
In FIGS. 5 and 6, the same reference numerals as in the first embodiment denote the same components, and the description thereof will be simplified. That is, the joint 1 includes the
[0028]
The female joint 12 has an annular case (fixing member) 16 made of metal and an annular thin wall made of thin steel which is brought into contact with the inner peripheral surface of the
[0029]
When the joint 1 having the above-described configuration is used to form a segment in the same manner as in the first embodiment, and the
[0030]
7 and 8 show a third embodiment of the present invention.
7 and 8, the same reference numerals as those in the first embodiment denote the same components, and a description thereof will be simplified. That is, the joint 1 includes the
[0031]
The female joint 12 has an annular case (fixing member) 16 made of metal and an annular shape having a substantially L-shaped cross section made of thin steel fixed to the
[0032]
Using the joint 1 having the above configuration, a segment is formed in the same manner as in the first embodiment, and when the
[0033]
FIGS. 9 and 10 show a fourth embodiment of the present invention.
In FIGS. 9 and 10, the same reference numerals as in the first embodiment denote the same components, and a description thereof will be simplified. That is, the joint 1 includes the
[0034]
The female joint 12 has a notch in the circumferential direction and is formed in a C-shape, and the diameter of the female joint 12 can be increased by fitting the concave and convex 44 of the
[0035]
A segment is formed using the joint 1 having the above-described configuration in the same manner as in the first embodiment, and when the
[0036]
FIG. 11 and FIG. 12 are views showing a fifth embodiment of the present invention.
11 and 12, the same reference numerals as those in the first embodiment denote the same components, and the description thereof will be simplified. That is, the joint 1 includes the
[0037]
The female joint 12 has a notch in the circumferential direction and has a tapered
[0038]
Using the joint 1 having the above-described configuration, a segment is formed in the same manner as in the first embodiment, and the
[0039]
FIG. 13 and FIG. 14 are views showing a sixth embodiment of the present invention.
13 and 14, the same reference numerals as in the first embodiment denote the same components, and a description thereof will be simplified. That is, the joint 1 includes the
[0040]
The female joint 12 has an S-shaped cross-sectionally expandable metal annular hooking member (member to be fitted) 63 that is mutually engaged with the
[0041]
When the joint 1 having the above-described configuration is used to form a segment in the same manner as in the first embodiment, and the
[0042]
FIGS. 15 and 16 show a seventh embodiment of the present invention.
15 and 16, the same reference numerals as in the first embodiment denote the same components, and a description thereof will be simplified. That is, the joint 1 includes the
[0043]
The female joint 12 has, on its inner peripheral surface, irregularities (second irregularities) 74 having a sawtooth cross-section that are mutually fitted with the
[0044]
Using the joint 1 having the above configuration, a segment is formed in the same manner as in the first embodiment, and the
[0045]
As described above, according to the configurations of the first to seventh embodiments, the
[0046]
In the above-described embodiment, the
[0047]
The joints described in the above embodiments have been described as examples in which ring-to-ring joints are used. However, by appropriately selecting a segment construction method, joining of segments in the circumferential direction of the tunnel (joining as inter-segment joints). And joining of the segments in the axial direction of the tunnel (joining as a joint between rings).
The segment provided with the joint according to the present invention may be various segments such as a steel segment, a filled concrete segment, and a concrete segment.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the invention, when applied to the joining of two adjacent members, for example, a plurality of adjacent segments of a plurality of segments provided on the inner surface of a dug portion such as a tunnel. By fitting the male joint of one adjacent segment and the female joint of the other segment, the two segments are integrally joined. That is, the female joint is allowed to be fitted with the male joint by expanding in diameter, and the female joint is reduced in diameter after the fitting is completed, so that the female joint is held in the fitted state with the male joint, and the adjacent two The two members are joined together, and are firmly held by further screwing and tightening a male tightening screw into the female screw portion. At this time, a fitting member is already provided at the male joint of the joining plate of the opposing segments, and a female member is provided at the female joint to receive and fit the fitting member. Since the fitting member is tightened by the male tightening screw, the joining between two adjacent segments becomes easy and reliable, and the construction period can be shortened while securing the joining strength.
[0049]
According to the second aspect of the present invention, the male joint and the female joint are mutually fitted by the first unevenness of the fitting member and the second unevenness of the fitted member. Even when a force is applied to pull out the fitting member from the fitting member, the fitting member is hooked on the fitting member, so that the fitting member is tightened before tightening with the male tightening screw. It is possible to prevent the fitting member from coming off the fitting member.
[0050]
According to the third aspect of the present invention, the male joint and the female joint are fitted by the fitted member biting into the recess of the third unevenness of the fitting member. Since the first concave and convex portions are formed coarser than the concave portion (the concave portion is deep), the fitting member with respect to the fitting member when a force is applied to pull out the fitting member from the fitted member. By making the hook more firm, it is possible to further prevent the fitting member from coming off the fitted member before tightening with the male tightening screw.
[0051]
According to the fourth aspect of the present invention, since the male joint and the female joint are configured such that the convex portion of the fitted member is fitted into the concave portion of the fitting member, the fitting member is moved from the fitted member to the fitting member. Even when a force such as pulling out is applied, the fitting member is in a state of being caught by the fitting member, so that the fitting member is removed from the fitting member before being tightened by the male tightening screw. Getting out can be suppressed. Also, since the mating surface of the male joint and the mating surface of the female joint are fitted only when they come into contact with each other, for example, a plurality of mating members are fitted to the male joint plate and the female joint plate, respectively. When the joining member is provided and the two members are joined, the two members can be joined while adjusting the relative positions of the respective fitting members and the fitted members.
[0052]
According to the fifth aspect of the present invention, since the fitting member of the male joint presses the fitting member of the male joint, a force is applied to pull out the fitting member from the fitting member. Even when the frictional force acts between the fitted member and the fitting member, it is possible to prevent the fitting member from coming out of the fitted member before tightening with the male tightening screw. Can be. In addition, it is easier to adjust the contact surface to be pressed in the fitting by pressing on site than to adjust the shape of the unevenness in the fitting by hooking the unevenness formed in the sawtooth shape on site. Therefore, the fitting force can be easily adjusted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a joint according to a first embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view in a state before joining.
FIG. 2 is a view showing the joint according to the first embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view in the middle of joining.
FIG. 3 is a view showing the joint according to the first embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view in a state after joining.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a member to be fitted in the joint according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a view showing a joint according to a second embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view in a state before joining.
FIG. 6 is a view showing a joint according to a second embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view showing a state during joining.
FIG. 7 is a sectional view showing a joint according to a third embodiment of the present invention, in a state before joining.
FIG. 8 is a view showing a joint according to a third embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view showing a state during joining.
FIG. 9 is a sectional view showing a joint according to a fourth embodiment of the present invention, in a state before joining.
FIG. 10 is a view showing a joint according to a fourth embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view showing a state during joining.
FIG. 11 is a view showing a joint according to a fifth embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view in a state before joining.
FIG. 12 is a view showing a joint according to a fifth embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view showing a state during joining.
FIG. 13 is a sectional view showing a joint according to a sixth embodiment of the present invention, in a state before joining.
FIG. 14 is a view showing a joint according to a sixth embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view showing a state during joining.
FIG. 15 is a view showing a joint according to a seventh embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view in a state before joining.
FIG. 16 is a view showing a joint according to a seventh embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view showing a state during joining.
FIG. 17 is a schematic overall view showing a segment to which a conventional joint is applied.
[Explanation of symbols]
1 Fitting
2 Male joint
3 Fitting member
4 unevenness (first unevenness)
8 Female thread
12 Female joint
13, 73 mated member
14, 74 unevenness (second unevenness)
15,75 pressing member
16 case (fixing member)
18 Male tightening screw
23, 33 Thin-walled steel pipe (fitted member)
43 Snap ring (Mating member)
44 Unevenness (third unevenness)
53 Notched cylinder (fitted member, convex part)
54 recess
63 Hooking member (member to be fitted)
66 The other end (projection)
Claims (5)
一方の部材に設けられる雄型継手と、他方の部材に設けられると共に前記雄型継手と相互に嵌合する雌型継手とを備え、前記雌型継手は、前記雄型継手との嵌合の際に拡径して前記雄型継手との嵌合を許容し、嵌合完了後に縮径して前記雄型継手との嵌合状態を保持するように構成され、前記雄型継手には、その先端部に前記嵌合方向を中心軸線とする雌ネジ部が形成され、該雌ネジ部には、固定部材に係合して前記雌ネジ部に螺合される雄型増締ネジが設けられることを特徴とする継手。A joint for joining two adjacent members together,
A male joint provided on one member and a female joint provided on the other member and interfitting with the male joint are provided, and the female joint is provided for fitting with the male joint. At this time, the diameter is increased to allow the fitting with the male joint, and after the fitting is completed, the diameter is reduced to maintain the fitting state with the male joint, and the male joint is A female screw portion having a center axis in the fitting direction is formed at a tip portion thereof, and the female screw portion is provided with a male tightening screw which is engaged with a fixing member and screwed to the female screw portion. A joint characterized by being made.
前記雄型継手は、外周面に第1の凹凸が設けられると共にその先端部に前記嵌合方向を中心軸線とする雌ネジ部が形成される嵌合部材を有し、前記雌型継手は、内周面に前記第1の凹凸と相互に嵌合する第2の凹凸が設けられると共に、周方向に複数に分割されて拡径可能な被嵌合部材と、該被嵌合部材を縮径する方向に押圧する押圧部材とを有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に前記押圧部材に抗して拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に前記押圧部材により押圧されて縮径して前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする継手。The joint according to claim 1,
The male joint has a fitting member in which a first unevenness is provided on an outer peripheral surface and a female screw portion having a center axis in the fitting direction is formed at a distal end thereof, and the female joint is A second member is provided on an inner peripheral surface of the first member, the second member being mutually engaged with the first uneven member. And a pressed member for pressing in the direction in which the fitting member is fitted, and the fitted member expands in diameter against the pressing member when fitting with the fitting member, and fits with the fitting member. A joint which is configured to be allowed to be pressed by the pressing member after fitting is completed, to reduce its diameter, and to maintain a fitted state with the fitting member.
前記雄型継手は、外周面に第3の凹凸が設けられると共にその先端部に前記嵌合方向を中心軸線とする雌ネジ部が形成される嵌合部材を有し、前記雌型継手は、内周面に前記第3の凹凸の凹部に嵌合すると共に、周方向に切欠を有して拡径可能な被嵌合部材を有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に弾性復帰により縮径して前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする継手。The joint according to claim 1,
The male joint has a fitting member in which a third unevenness is provided on an outer peripheral surface and a female screw portion having a center axis in the fitting direction is formed at a distal end thereof, and the female joint is An inner peripheral surface has a fitted member that fits into the concave portion of the third unevenness and has a notch in the circumferential direction and is capable of expanding in diameter. It is configured such that the diameter is increased at the time of fitting to allow fitting with the fitting member, and after fitting is completed, the diameter is reduced by elastic return to maintain the fitted state with the fitting member. Features joints.
前記雄型継手は、外周面に凹部が設けられると共にその先端部に前記雌ネジ部が設けられる嵌合部材を有し、前記雌型継手は、前記凹部と相互に嵌合する凸部が設けられると共に、拡径可能な被嵌合部材を有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に弾性復帰により縮径して前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする継手。The joint according to claim 1,
The male joint has a fitting member in which a concave portion is provided on an outer peripheral surface and the female screw portion is provided at a distal end thereof, and the female joint has a convex portion which is fitted with the concave portion. And a fitting member capable of expanding in diameter, wherein the fitting member expands in diameter when fitting with the fitting member and allows fitting with the fitting member. A joint characterized in that the joint is configured to be reduced in diameter by elastic return after completion of the joining and to maintain a fitted state with the fitting member.
前記雄型継手は、内周面に前記雌ネジ部が設けられる嵌合部材を有し、前記雌型継手は、前記嵌合部材と相互に嵌合する被嵌合部材を有し、前記被嵌合部材は、前記嵌合部材との嵌合の際に拡径して前記嵌合部材との嵌合を許容し、嵌合完了後に弾性復帰による縮径、又は塑性変形後に前記嵌合部材との摩擦により、前記嵌合部材との嵌合状態を保持するよう構成されることを特徴とする継手。The joint according to claim 1,
The male joint has a fitting member provided with the female screw portion on an inner peripheral surface, and the female joint has a member to be fitted which is fitted to the fitting member. The fitting member expands in diameter at the time of fitting with the fitting member to allow fitting with the fitting member, and reduces the diameter by elastic return after the fitting is completed, or the fitting member after plastic deformation. Characterized in that the joint with the fitting member is maintained by friction with the fitting member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002273354A JP2004108519A (en) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | Joint |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002273354A JP2004108519A (en) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | Joint |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004108519A true JP2004108519A (en) | 2004-04-08 |
Family
ID=32270131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002273354A Pending JP2004108519A (en) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | Joint |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004108519A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108484A (en) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Shonan Plastic Mfg Co Ltd | Segment connecting method |
JP2015048656A (en) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | 日本ヒューム株式会社 | Joint part structure of segment |
JP2016061038A (en) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 株式会社Ihi建材工業 | Joint metal fitting |
JP2017007083A (en) * | 2015-04-22 | 2017-01-12 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | Reaction tool and method for forming opening in aircraft fuselage joint |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002273354A patent/JP2004108519A/en active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108484A (en) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Shonan Plastic Mfg Co Ltd | Segment connecting method |
JP2015048656A (en) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | 日本ヒューム株式会社 | Joint part structure of segment |
JP2016061038A (en) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 株式会社Ihi建材工業 | Joint metal fitting |
JP2017007083A (en) * | 2015-04-22 | 2017-01-12 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | Reaction tool and method for forming opening in aircraft fuselage joint |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9879805B2 (en) | Pipe coupling device and construction method therefor | |
JP2004108519A (en) | Joint | |
JP2011102606A (en) | Hose connector | |
CA2018369C (en) | Snap ring joint assembly | |
JP4046128B2 (en) | Inter-member joint | |
JP3847661B2 (en) | Fitting | |
JPH09184397A (en) | Joint structure | |
JP2007177886A (en) | Expansion type fastener | |
JP2000064791A (en) | Joint structure by male-female metal fitting and segment using the same | |
JP3172912B2 (en) | Pipe fittings | |
JPH0578328U (en) | Steel pipe expanding device | |
JP2003336496A (en) | Joint | |
JP2000213289A (en) | Joining structure | |
JPH11287093A (en) | Joint structure of segment | |
JP2004108047A (en) | Joint | |
JP7560032B2 (en) | Segment connection structure | |
JPH08218786A (en) | Segment | |
JP2004137840A (en) | Joint structure of segment | |
JPH11350886A (en) | Side face sealing type joint structure and segment | |
JP3488806B2 (en) | Segment joint structure | |
JP3075629U (en) | Gourd wedge | |
JP2003253996A (en) | Segment-combining fixture | |
JP4975475B2 (en) | Segment fitting | |
JP2000346258A (en) | Release preventive pipe joint | |
JP2000204890A (en) | Segment connecting structure |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080909 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090217 |