JP2004108186A - 発電プラントの冷却塔システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発電プラントの蒸気タービンからの蒸気を復水する空冷式復水器や、補機類の冷却水を冷却する空冷式冷却塔では、ブロー水による充分な熱処理効率を有せず、大型でかつ複数台設置されており、また循環水の蒸発、飛散ロスが大きく、冷却水補給量増加に伴うランニングコスト、発電コストの上昇等の問題点があるのを、ブロー水を回収して飛散ロスを少なくし、かつ熱処理効率を上昇させ小型、省電力の冷却塔システムを提供する。
【解決手段】空冷式復水器に設けた第1の冷却塔散水管と第1のブロー水回収タンク、および空冷式冷却塔に設けた第2の冷却塔散水管と第2のブロー水回収タンクを備え、回収された冷却水が、第1、第2の冷却塔散水管から散水される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発電プラントのタービンや発電機、ポンプ、モータ等の補機類に使用する潤滑油、蒸気、空気等を冷却する冷却水設備のうちの冷却塔システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の発電プラントの補機設備類を冷却する空気冷却式冷却装置200と、蒸気タービンで使用した蒸気を復水するための空気冷却式復水器を用いた復水冷却装置100を示した系統図である。
図において、1は前記補機系の冷却を行う元となる原水を貯留する原水タンク、2は原水タンク1の原水を下部冷却水槽3に送り込む原水ポンプ、4は冷却水槽内の冷却水を発電プラントの各クーラに送り出すためのポンプ、5はタービンや発電機および各種ポンプやモータ等の補機類の潤滑油他を冷却するための補機クーラ、6は補機クーラ5を冷却して暖められた冷却水を冷却する空冷式冷却塔、14bは冷却塔6に冷風を送りこむ冷却ファンである。7は前記冷却水系統の中に薬剤を注入する薬注装置、15は排水弁、8は冷却水として使用する原水(工業用水)を補給する原水補給管である。また同様に16はタービン系復水冷却装置100の排熱回収ボイラー、17は発電機30と直結された蒸気タービン、18は蒸気タービンで使用した蒸気を復水(給水)に戻す空冷式復水器、14aは復水器18に冷風を送る冷却ファン、19は蒸気から戻された給水を貯蔵する復水タンク、20は復水(給水)を排熱回収ボイラーに送るための復水ポンプである。
【0003】
次に動作について説明する。
発電プラントで使用される補機系の冷却水は原水補給管8から工業用水を原水タンク1に供給して貯蔵され、原水ポンプ2により空冷式冷却塔6の下に設けた下部冷却水槽3に送られる。下部冷却水槽3内に貯蔵された冷却水はポンプ4で補機クーラ5に供給され、タービンや発電機および各種ポンプやモータ等の補機類の潤滑油他を冷却する。補機クーラ5で熱処理されて暖められた冷却水は空冷式冷却塔6に送られ、冷却ファン14bで冷風を供給し空冷式冷却塔6内の冷却水の冷却を行う。冷却された冷却水は下部水槽3に戻され再び発電プラントを構成する各機器のクーラを冷却するために循環する。
そして冷却水系統中の腐食及びスケールの生成などを防止するため、原水に薬注装置7で薬品注入を行い処理すると共にブロー排水弁15を定期的に開いて排水し、系統内の水質を維持する。
また、排熱回収ボイラー16で発生した蒸気は蒸気タービン17に供給され、発電機30で電力発生に使用され、その後空冷式復水器18に導かれて冷却ファン14bの冷風により蒸気から復水(給水)に戻され、復水タンク19に回収された後、復水ポンプ20により排熱回収ボイラー16に送られて再び蒸気となり主蒸気・復水の循環系統を構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空冷式冷却塔及び空冷式復水器では充分な熱処理効率を有しているものでなく、体格の大きな冷却塔並びに復水器を複数台(セル)設置することになり、広い据え付け面積と大きな所内電力を必要とし不経済な設備となっていた。また、従来の空冷式では、循環水量の約3.5%が冷却塔および復水器から蒸発または飛散により損失してしまうため、原水(工業用水)の補給量が増加しランニングコストならびに発電コストの上昇に繋がる等の問題点があった。これは、近年の電力の自由化に伴う電力会社以外の各企業に設置される発電プラントにおいては、工業用水費用が発電プラントのランニングコスト上昇の大きな要因を占め、その低減と、さらに水資源の有効活用化を含めた対策が急務であった。
【0005】
この発明は前記のような課題を解決するためになされたものであり、冷却水系のブロー排水を冷却塔および復水器を冷却するための冷却水として回収再利用した冷却塔システムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管および第2のブロー水回収タンクとを備え、
前記第1のブロー水回収タンクで回収された冷却水が、前記第1の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式復水器が冷却され、前記第2のブロー水回収タンクで回収された冷却水が、前記第2の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式冷却塔が冷却されるものである。
【0007】
また、空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管と第2のブロー水回収タンクおよび下部冷却水槽とを備え、
前記第1、第2のブロー水回収タンクにはそれぞれ第1、第2の冷却水分離槽が設けられており、前記下部冷却水槽からの冷却水は前記第1、第2の冷却水分離槽に送水されて浄化され、回収タンクで回収された冷却水と合わせられた前記第1のブロー水回収タンクの冷却水が、前記第1の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式復水器が冷却され、前記第2のブロー水回収タンクの冷却水が前記第2の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式冷却塔が冷却されるものである。
【0008】
また、空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管と第2のブロー水回収タンクと下部冷却水槽と、前記下部冷却水槽につながって設けられたブロータンクとを備え、
前記ブロータンクには冷温ガス気化装置ラインの冷温配管と分離槽とが設けられており、前記下部冷却水槽からの冷却水は前記ブロータンク内の分離槽に送水されて浄化され、前記第1、第2のブロー水回収タンクで回収され前記ブロータンクに送水された冷却水と合わせられて冷却された後、前記第1の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式復水器が冷却されるとともに、前記第2の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式冷却塔が冷却されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1において、100は発電用タービン系、200は補機系である。1は原水タンクで冷却水系統に使用する工業用水を受け入れるものである。2は原水ポンプで原水を下部冷却槽3に送る。4は発電プラント内の冷却水系統に送り出すためのポンプ、5は補機系クーラであり、タービンや発電機および各種ポンプやモータの軸受け潤滑油等を冷却する。6は空冷式冷却塔であり、前記補機系クーラで熱交換した冷却水を冷却する。7は原水に薬品を注入する薬注装置、8は冷却水を補給するための原水補給管、9は冷却水のブロー弁、10は空冷式復水器18の下部に設けられた第1のブロー水回収タンク、10aは前記第1のブロー水回収タンク10に設けた第1の冷却水分離槽、11は前記空冷式冷却塔6の下部に設けられた第2のブロー水回収タンク、11aは前記第2のブロー水回収タンク11に設けた第2の冷却水分離槽である。12a、12bは循環ポンプで前記第1、第2のブロー水回収タンク10、11内の冷却水を前記空冷式復水器18、空冷式冷却塔6の上部に設けた第1、第2の冷却塔散水管13a、13bから散水するためのものである。14a、14bは冷却ファン、15a、15bは排水弁である。16は排熱回収ボイラ、17は蒸気タービン、19は復水タンク、20は復水ポンプである。21はブロー配管で前記第1、第2のブロー水回収タンク10、11を接続する。22は第1の冷却水配管であり、前記下部冷却水槽3から前記ブロー配管21につながっている。23は第2の冷却水配管であり、前記第1の冷却水配管22から分岐して前記補機系クーラ5、空冷式冷却塔6につながる。
【0010】
次に動作について説明する。発電プラントの軸受け系統等の冷却水は、原水補給管8からの工業用水を原水タンク1に給水した後、原水ポンプ2で下部冷却水槽3に送水される途中、薬注装置7により腐食・スケール防止用の薬剤を注入して薬品処理され、ポンプ4で発電プラントを構成しているタービン、発電機をはじめポンプ、モータ等の補機系クーラ5に第2の冷却水配管23を通って供給され、潤滑油等の冷却を行う。補機系クーラ5で熱交換され暖められた冷却水は、同じく第2の冷却水配管23を通って空冷式冷却塔6に運ばれ、ここで冷却されて冷水となり下部冷却水槽3に戻り、下記する第2の冷却水経路を循環する。ここで前記第2の冷却水経路は、下部冷却水槽3から補機系クーラ5を経て第2の冷却水配管23を通り、空冷式冷却塔6に到る経路で形成される。
一方、前記下部冷却水槽3から前記ポンプ4につながって設けられた第1の冷却水配管22を通るブロー水はブロー弁9、ブロー配管21を経て、このブロー配管21につながる前記第1、第2の冷却水分離槽10a、11aに供給される。前記第1、第2の冷却水分離槽10a、11aで分離されたスケール等の異物は、第1、第2のブロー水回収タンク10、11の下部に沈殿して排水弁15a、15bを介して排水溝に排出される。ここで下部冷却水槽3から第1の冷却水配管22を経てブロー配管21につながり第1、第2のブロー水回収タンク10、11内の第1、第2の冷却水分離槽10a、11aに到る経路で形成される送水路を第1の冷却水経路とする。
前記第1の冷却水経路を経て前記第1、第2の冷却水分離槽10a、11aで異物を除去されたブロー水は、循環ポンプ12a、12bを通り前記空冷式復水器18の上部に設けた第1の冷却塔散水槽13a、および前記空冷式冷却塔6の上部に設けた第2の冷却塔散水槽13bの上部から散水され、冷却ファン14a、14bの送風で冷却を行う。
また、従来例で示したように排熱回収ボイラ16で発生した蒸気は、蒸気タービン17に供給され、発電機30で電力発生に使用され、その後、空冷式復水器18に導かれて冷却ファン14aの送風で冷却されて蒸気から復水(給水)となり、復水タンク19に回収された後復水ポンプ20により、排熱回収ボイラ16に送られて再び蒸気となり、蒸気、復水の循環系等を循環する。
【0011】
このようにこの実施の形態1では、第1、第2のブロー水回収タンク10、11を設けてブロー排水を分離槽10a、11aにて分離、回収後、前記第1の冷却水経路を経た冷却水と合わせて前記第1、第2の冷却塔散水管13a、13bから散水して、空冷式復水器18および空冷式冷却塔6の冷却に供しているので、熱処理効率を向上させて冷却塔システムの縮小化、冷却水の有効活用化、ランニングコストの低減をはかることができるという効果を奏する。
【0012】
実施の形態2.
前記実施の形態1では空冷式冷却塔6と、空冷式復水器17の下部に冷却水分離槽10a、11aを有したブロー水回収タンク10、11をそれぞれ設置して冷却塔毎にブロー水を循環させて冷却する場合について述べたが、この実施の形態2では図2に示すように、空冷式冷却塔6と空冷式復水器17で共用するブロータンク25を設け、このブロータンク25には冷却水分離槽25aと冷温ガス気化装置ラインからの低温配管26が組み込まれていて、より供給温度の低いブロー水を空冷式冷却塔6および空冷式復水器18に供給している。
【0013】
この図2による構成の詳細および動作を以下に説明する。
実施の形態1と同様に、発電プラントの軸受け系統等の冷却水は、原水補給管8からの工業用水を原水タンク1に給水した後、原水ポンプ2で下部冷却水槽3に送水される途中、薬注装置7により腐食・スケール防止用の薬剤を注入して薬品処理され、ポンプ4で発電プラントを構成しているタービン、発電機をはじめポンプ、モータ等の補機系クーラ5に第2の冷却水配管23を通って供給され、潤滑油等の冷却を行う。補機系クーラ5で熱交換され暖められた冷却水は、同じく第2の冷却水配管23を通って空冷式冷却塔6に運ばれ、ここで冷却されて冷水となり下部冷却水槽3に戻り、下記する第2の冷却水経路を循環する。ここで前記第2の冷却水経路は、下部冷却水槽3から補機系クーラ5を経て第2の冷却水配管23を通り、空冷式冷却塔6に到る経路で形成される。
一方、前記下部冷却水槽3から前記ポンプ4につながって設けられた第2のブロー配管21cを通るブロー水は、ブロータンク25に設けられた冷却水分離槽25aに供給され、分離されたスケール等の異物はブロータンク25の下部に沈澱して排水弁15を介して排水溝に排出される。一方、前記ブロータンク25に設けられた冷温ガス気化装置ラインからの低温配管26によって熱交換されたブロー水は、さらに低温度の冷却水となり循環ポンプ12cによって第1の冷却水配管22aを通り、冷却塔配管13cに送水され、この冷却塔配管13cの両端に設けられかつ、前記空冷式復水器18の上部に設けた第1の冷却塔散水槽13a、および前記空冷式冷却塔6の上部に設けた第2の冷却塔散水槽13bの上部から散水され、冷却ファン14a、14bの送風で冷却を行う。
【0014】
ここで下部冷却水槽3からブロータンク25を経て第1の冷却水配管22aを通り、冷却塔配管13c、第1、第2の冷却塔散水管13a、13bに到る経路を第1の冷却水経路とする。
前記第1、第2の冷却塔散水管13a、13bから散水され、前記空冷式復水器18、空冷式冷却器6を冷却した冷却水は、第1、第2のブロー水回収タンク10c、11cで回収され両者をつなぐ第1のブロー配管21b、第3のブロー配管21dを経て前記ブロータンク25に供給される。この系統を第3の冷却水経路とする。
また、従来例で示したように排熱回収ボイラ16で発生した蒸気は、蒸気タービン17に供給され、発電機30で電力発生に使用され、その後、空冷式復水器18に導かれて冷却ファン14aの送風で冷却されて蒸気から復水(給水)となり、復水タンク19に回収された後復水ポンプ20により、排熱回収ボイラ16に送られて再び蒸気となり、蒸気、復水の循環系等を循環する。
【0015】
このようにこの実施の形態2では、第3の冷却水経路の第1、第2のブロー水回収タンクでブロー排水を回収してブロータンク25に供給し、第1の冷却水経路の冷却水と合わせてより低温の冷却水として第1、第2の冷却塔散水管13a、13bから散水して空冷式復水器18、空冷式冷却塔6の冷却に供しているので、さらに一段と熱処理効率を向上できる。
【0016】
なお、前記ブロータンク25には冷温ガス気化装置ラインからの配管を設ける例を示したが、この冷温ガスとしては、発電プラント内で燃料として使用している、例えばLNGやLPG等があり、これらは発電プラント内においては容易に入手可能なものである。
【0017】
【発明の効果】
この発明は、以上述べたような構成の発電プラントの冷却塔システムであるので、以下に示すような効果を奏する。
【0018】
空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管および第2のブロー水回収タンクとを備え、
第1のブロー水回収タンクで回収された冷却水が、第1の冷却塔散水管から散水されることによって空冷式復水器が冷却され、第2のブロー水回収タンクで回収された冷却水が、第2の冷却塔散水管から散水されることによって空冷式冷却塔が冷却される構成であるので、冷却水の補給量を低減することができ、ランニングコストの上昇を防ぐことができるとともに、熱処理効率が上昇して冷却塔システム小型化が可能となり、消費電力も少なくてすむという優れた効果を奏する。
【0019】
また、空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管と第2のブロー水回収タンクおよび下部冷却水槽とを備え、
第1、第2のブロー水回収タンクにはそれぞれ第1、第2の冷却水分離槽が設けられており、下部冷却水槽からの冷却水は第1、第2の冷却水分離槽に送水されて浄化され、回収タンクで回収された冷却水と合わせられた第1のブロー水回収タンクの冷却水が、第1の冷却塔散水管から散水されることによって空冷式復水器が冷却され、第2のブロー水回収タンクの冷却水が第2の冷却塔散水管から散水されることによって空冷式冷却塔が冷却される構成であるので、前記に加え、さらに熱処理効率が上昇するという効果を奏する。
【0020】
またさらに、空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管と第2のブロー水回収タンクと下部冷却水槽と、前記下部冷却水槽につながって設けられたブロータンクとを備え、
前記ブロータンクには冷温ガス気化装置ラインの冷温配管と分離槽とが設けられており、前記下部冷却水槽からの冷却水は前記ブロータンク内の分離槽に送水されて浄化され、前記第1、第2のブロー水回収タンクで回収され前記ブロータンクに送水された冷却水と合わせられて冷却された後、前記第1の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式復水器が冷却されるとともに、前記第2の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式冷却塔が冷却される構成であるので、供給する冷却水の温度がより低くなり、熱処理効率がさらに上昇することにより前記に加えて冷却塔システムのさらなる小型化や省電力を達成できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による発電プラント冷却システムの系統図である。
【図2】この発明の実施の形態2による発電プラント冷却システムの系統図である。
【図3】従来の発電プラント冷却システムの系統図である。
【符号の説明】
3 下部冷却水槽、6 空冷式冷却塔、10 第1のブロー水回収タンク、
10a 第1の冷却水分離槽、11 第2のブロー水回収タンク、
11a 第2の冷却水分離槽、13a 第1の冷却塔散水管、
13b 第2の冷却塔散水管、18 空冷式復水器、21 ブロー配管、
22 第1の冷却水配管、23 第2の冷却水配管。

Claims (3)

  1. 発電プラントの冷却塔システムであって、空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管および第2のブロー水回収タンクとを備え、
    前記第1のブロー水回収タンクで回収された冷却水が、前記第1の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式復水器が冷却され、前記第2のブロー水回収タンクで回収された冷却水が、前記第2の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式冷却塔が冷却されることを特徴とする発電プラントの冷却塔システム。
  2. 発電プラントの冷却塔システムであって、空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管と第2のブロー水回収タンクおよび下部冷却水槽とを備え、
    前記第1、第2のブロー水回収タンクにはそれぞれ第1、第2の冷却水分離槽が設けられており、前記下部冷却水槽からの冷却水は前記第1、第2の冷却水分離槽に送水されて浄化され、回収タンクで回収された冷却水と合わせられた前記第1のブロー水回収タンクの冷却水が、前記第1の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式復水器が冷却され、前記第2のブロー水回収タンクの冷却水が前記第2の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式冷却塔が冷却されることを特徴とする発電プラントの冷却塔システム。
  3. 発電プラントの冷却塔システムであって、空冷式復水器に設けられた第1の冷却塔散水管および第1のブロー水回収タンクと、空冷式冷却塔に設けられた第2の冷却塔散水管と第2のブロー水回収タンクと下部冷却水槽と、前記下部冷却水槽につながって設けられたブロータンクとを備え、
    前記ブロータンクには冷温ガス気化装置ラインの冷温配管と分離槽とが設けられており、前記下部冷却水槽からの冷却水は前記ブロータンク内の分離槽に送水されて浄化され、前記第1、第2のブロー水回収タンクで回収され前記ブロータンクに送水された冷却水と合わせられて冷却された後、前記第1の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式復水器が冷却されるとともに、前記第2の冷却塔散水管から散水されることによって前記空冷式冷却塔が冷却されることを特徴とする発電プラントの冷却塔システム。
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