JP2004104903A - 電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力消費量の異なる複数のデバイスに対して、電力消費量の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることのできる電源回路を提供すること。
【解決手段】複数のデバイス11,12に電力を供給する主電源7と、主電源7の電力によって充電され、主電源7による電力供給が絶たれたときに複数のデバイス11,12に電力を供給するバックアップ電源1とを備えた電源回路100であって、バックアップ電源1が、複数の電池セル2,3を備え、各電池セル2,3から各々別々のデバイス11,12に電力を供給するように構成した。バックアップ電源1の各電池セル2,3から各デバイス11,12に各々別々に電力が供給されるので、デバイス11,12間における電力消費量や駆動電圧の差の影響を受けることなく、それぞれのデバイス11,12へバックアップ電力を適切に供給することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数のデバイス11,12に電力を供給する主電源7と、主電源7の電力によって充電され、主電源7による電力供給が絶たれたときに複数のデバイス11,12に電力を供給するバックアップ電源1とを備えた電源回路100であって、バックアップ電源1が、複数の電池セル2,3を備え、各電池セル2,3から各々別々のデバイス11,12に電力を供給するように構成した。バックアップ電源1の各電池セル2,3から各デバイス11,12に各々別々に電力が供給されるので、デバイス11,12間における電力消費量や駆動電圧の差の影響を受けることなく、それぞれのデバイス11,12へバックアップ電力を適切に供給することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、バックアップ電源を備えた電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載される電源回路は、主電源の他にバックアップ電源を備えており、主電源の交換時など、主電源による電力の供給が絶たれたときにおいても、時計回路や半導体メモリなど動作の継続が必要なデバイスに電力を供給できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電源回路では、電力の供給を長時間バックアップする必要のあるデバイスに対してもその他のデバイスに対しても、バックアップ電源の同一の電池セルから電力を供給していた。このため、電力消費量の大きいデバイスにより電池セルの電力が消費されることによって、長時間バックアップする必要のあるデバイスへの電力供給が不完全になってしまうことがあるという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、電力消費量の異なる複数のデバイスに対して、電力消費量の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることのできる電源回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る電源回路は、複数のデバイスに電力を供給する主電源と、前記主電源によって充電され、前記主電源による電力供給が絶たれたときに前記複数のデバイスに電力を供給するバックアップ電源と、を備えた電源回路であって、前記バックアップ電源は、複数の電池セルを備え、各電池セルから各々別々のデバイスに電力を供給する。したがって、複数のデバイスの電力消費量がそれぞれ異なっても、電力消費量の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることができる。
【0006】
また、本発明に係る電源回路は、前記バックアップ電源は、充電容量が異なる複数の電池セルを備えている。したがって、電力をバックアップする必要のある複数のデバイスに対して、各デバイスの消費電力に適した充電容量の電池セルから各々別々に電力を供給することができる。
【0007】
さらに、本発明に係る電源回路は、前記バックアップ電源は、放電電圧が異なる複数の電池セルを備えている。したがって、電力をバックアップする必要のある複数のデバイスに対して、各デバイスの駆動電圧に適した放電電圧の電池セルから各々別々に電力を供給することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電源回路の実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明に係る電源回路の第1の実施形態を示すブロック図である。図1に示す電源回路100は、携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載される。第1の実施形態の電源回路100は、携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載され、主電源7、レギュレータ8、バックアップ電源1およびダイオード9,10を備えて構成されている。なお、ダイオード9のカソード側には携帯型電子機器内の半導体メモリ11が接続され、ダイオード10のカソード側には時計回路12が接続されている。本実施形態において、半導体メモリ11および時計回路12は、電力の供給をバックアップする必要のあるデバイスである。なお、半導体メモリ11および時計回路12は、特許請求の範囲のデバイスに該当する。
【0010】
主電源7は、半導体メモリ11および時計回路12を含む複数のデバイスに電力を供給するものであり、電池または充電池が使用される。主電源7から半導体メモリ11および時計回路12へは、共通のレギュレータ8を介して電力が供給される。レギュレータ8は、主電源7の出力電圧を半導体メモリ11および時計回路12の駆動電圧に変圧するものである。
【0011】
主電源7から半導体メモリ11および時計回路12への電力供給路は、レギュレータ8の下流で半導体メモリ11側と時計回路12側の2つの供給路14,15に分岐される。各供給路14,15の途中には、各々ダイオード9,10が設けられると共にバックアップ電源1が接続されている。ダイオード9,10は、バックアップ電源1から半導体メモリ11および時計回路12へ電力を供給する際にレギュレータ8側への電流の逆流を防止するものである。
【0012】
バックアップ電源1は、並列に接続された2つの電池セル2,3と、各電池セル2,3毎に設けられた2つの電源端子5,6と、共通の接地端子4とを備えている。電池セル2の出力電極は一方の電源端子5に接続され、電池セル3の出力電極は他方の電源端子6に接続されている。そして、一方の電源端子5が半導体メモリ11側の供給路14に、また、他方の電源端子6が時計回路12側の供給路15にそれぞれ接続されている。また、電池セル2,3の接地電極は共に接地端子4を介して接地されている。
【0013】
次に、上記のように構成された本実施形態の電源回路100の動作について説明する。
通常の使用状態においては、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介して半導体メモリ11に電力が供給される。また、主電源7からレギュレータ8とダイオード10を介して時計回路12に電力が供給される。この時、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介してバックアップ電源1の一方の電源端子5に入力される電力によって電池セル2が充電される。また同時に、主電源7からレギュレータ8とダイオード10を介してバックアップ電源1の他方の電源端子6に入力される電力によって電池セル3が充電される。
【0014】
主電源7の交換時など、主電源7による電力供給が絶たれたときには、バックアップ電源1の電池セル2に充電された電力が電源端子5から半導体メモリ11に供給され、電池セル3に充電された電力が電源端子6から時計回路12に供給される。
【0015】
以上説明したように、本実施形態の電源回路100によれば、2つの電池セル2,3をバックアップ電源1に備え、一方の電池セル2から半導体メモリ11に、他方の電池セル3から時計回路12に、各々別系統で電力を供給することにより、半導体メモリ11と時計回路12との間の電力消費量の差の影響を受けることなく、半導体メモリ11および時計回路12への電力供給を適切にバックアップすることができる。
【0016】
例えば、時計回路12よりも半導体メモリ11の電力消費量が小さい場合、時計回路12による電力消費の影響を受けることなく、半導体メモリ11への電力供給を長時間バックアップすることができる。この場合、半導体メモリ11にバックアップ電力を供給する電池セル2よりも時計回路12にバックアップ電力を供給する電池セル3の充電容量を大きくしておけば、時計回路12へのパックアップ電力の供給を半導体メモリ11と同時間維持することも可能である。
【0017】
〔第2の実施形態〕
図2は、本発明に係る電源回路の第2の実施形態を示すブロック図である。同図に示すように、第2の実施形態の電源回路200は、携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載され、第1の実施形態の電源回路100が有する構成要素に加えてレギュレータ13を備えて構成されている。なお、本実施形態では、半導体メモリ11の駆動電圧と時計回路12の駆動電圧が相違する場合を想定している。第1の実施形態では、主電源7にレギュレータ8が接続され、レギュレータ8の下流で2つの供給線14,15に分岐されているが、本実施形態では、主電源7に2つのレギュレータ8,13を並列に接続することによって分岐を実現している。
【0018】
レギュレータ8は、主電源7の出力電圧を半導体メモリ11の駆動電圧に変圧する。一方、レギュレータ13は、主電源7の出力電圧を時計回路12の駆動電圧に変圧する。なお、ダイオード9は、バックアップ電源1から半導体メモリ11へ電力を供給する際に、レギュレータ8側への電流の逆流を防止する。また、ダイオード10は、バックアップ電源1から時計回路12へ電力を供給する際に、レギュレータ13側への電流の逆流を防止する。
【0019】
また、バックアップ電源1を構成する2つの電池セル2,3の放電電圧はそれぞれ異なり、半導体メモリ11または時計回路12の駆動電圧に適した放電電圧の電池セルが利用されている。その他の構成は図1に示した第1の実施の形態と同様である。
【0020】
次に、上記のように構成された本実施形態の電源回路200の動作について説明する。
通常の使用状態においては、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介して半導体メモリ11に電力が供給される。また、主電源7からレギュレータ13とダイオード10を介して時計回路12に電力が供給される。この時、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介してバックアップ電源1の一方の電源端子5に入力される電力によって電池セル2が充電される。また同時に、主電源7からレギュレータ13とダイオード10を介してバックアップ電源1の他方の電源端子6に入力される電力によって電池セル3が充電される。
【0021】
主電源7の交換時など、主電源7による電力供給が絶たれたときには、バックアップ電源1の電池セル2に充電された電力が電源端子5から半導体メモリ11に供給され、電池セル3に充電された電力が他方の電源端子6から時計回路12に供給される。
【0022】
以上説明したように、本実施形態の電源回路200は、電力供給をバックアップする必要のある各デバイス(半導体メモリ11および時計回路12)の駆動電圧に対応した電池セル(2,3)を有するバックアップ電源1を備えているため、各デバイスの駆動電圧がそれぞれ相違する場合であっても、当該デバイスに対する電力供給のバックアップを実現することができる。
【0023】
なお、上記第1および第2の実施形態では、主電源7の交換時などに電力供給をバックアップする必要のあるデバイスが半導体メモリ11と時計回路12の2つである場合を例に説明したが、電力供給をバックアップする必要のあるデバイスが3つ以上ある場合には、その個数に応じてバックアップ電源1の電池セルの個数を増やし、各電池セルから各々別々のデバイスに電力を供給するように構成すれば良い。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電源回路によれば、電力消費量の異なる複数のデバイスに対して、電力消費量の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることができる。また、駆動電圧が異なる複数のデバイスに対しても、駆動電圧の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源回路の第1の実施の形態を示すブロック図
【図2】本発明に係る電源回路の第2の実施の形態を示すブロック図
【符号の説明】
1 バックアップ電源
2,3 電池セル
4 接地端子
5,6 電源端子
7 主電源
8,13 レギュレータ
9,10 ダイオード
11 半導体メモリ
12 時計回路
100,200 電源回路
【発明が属する技術分野】
本発明は、バックアップ電源を備えた電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載される電源回路は、主電源の他にバックアップ電源を備えており、主電源の交換時など、主電源による電力の供給が絶たれたときにおいても、時計回路や半導体メモリなど動作の継続が必要なデバイスに電力を供給できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電源回路では、電力の供給を長時間バックアップする必要のあるデバイスに対してもその他のデバイスに対しても、バックアップ電源の同一の電池セルから電力を供給していた。このため、電力消費量の大きいデバイスにより電池セルの電力が消費されることによって、長時間バックアップする必要のあるデバイスへの電力供給が不完全になってしまうことがあるという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、電力消費量の異なる複数のデバイスに対して、電力消費量の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることのできる電源回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る電源回路は、複数のデバイスに電力を供給する主電源と、前記主電源によって充電され、前記主電源による電力供給が絶たれたときに前記複数のデバイスに電力を供給するバックアップ電源と、を備えた電源回路であって、前記バックアップ電源は、複数の電池セルを備え、各電池セルから各々別々のデバイスに電力を供給する。したがって、複数のデバイスの電力消費量がそれぞれ異なっても、電力消費量の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることができる。
【0006】
また、本発明に係る電源回路は、前記バックアップ電源は、充電容量が異なる複数の電池セルを備えている。したがって、電力をバックアップする必要のある複数のデバイスに対して、各デバイスの消費電力に適した充電容量の電池セルから各々別々に電力を供給することができる。
【0007】
さらに、本発明に係る電源回路は、前記バックアップ電源は、放電電圧が異なる複数の電池セルを備えている。したがって、電力をバックアップする必要のある複数のデバイスに対して、各デバイスの駆動電圧に適した放電電圧の電池セルから各々別々に電力を供給することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電源回路の実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明に係る電源回路の第1の実施形態を示すブロック図である。図1に示す電源回路100は、携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載される。第1の実施形態の電源回路100は、携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載され、主電源7、レギュレータ8、バックアップ電源1およびダイオード9,10を備えて構成されている。なお、ダイオード9のカソード側には携帯型電子機器内の半導体メモリ11が接続され、ダイオード10のカソード側には時計回路12が接続されている。本実施形態において、半導体メモリ11および時計回路12は、電力の供給をバックアップする必要のあるデバイスである。なお、半導体メモリ11および時計回路12は、特許請求の範囲のデバイスに該当する。
【0010】
主電源7は、半導体メモリ11および時計回路12を含む複数のデバイスに電力を供給するものであり、電池または充電池が使用される。主電源7から半導体メモリ11および時計回路12へは、共通のレギュレータ8を介して電力が供給される。レギュレータ8は、主電源7の出力電圧を半導体メモリ11および時計回路12の駆動電圧に変圧するものである。
【0011】
主電源7から半導体メモリ11および時計回路12への電力供給路は、レギュレータ8の下流で半導体メモリ11側と時計回路12側の2つの供給路14,15に分岐される。各供給路14,15の途中には、各々ダイオード9,10が設けられると共にバックアップ電源1が接続されている。ダイオード9,10は、バックアップ電源1から半導体メモリ11および時計回路12へ電力を供給する際にレギュレータ8側への電流の逆流を防止するものである。
【0012】
バックアップ電源1は、並列に接続された2つの電池セル2,3と、各電池セル2,3毎に設けられた2つの電源端子5,6と、共通の接地端子4とを備えている。電池セル2の出力電極は一方の電源端子5に接続され、電池セル3の出力電極は他方の電源端子6に接続されている。そして、一方の電源端子5が半導体メモリ11側の供給路14に、また、他方の電源端子6が時計回路12側の供給路15にそれぞれ接続されている。また、電池セル2,3の接地電極は共に接地端子4を介して接地されている。
【0013】
次に、上記のように構成された本実施形態の電源回路100の動作について説明する。
通常の使用状態においては、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介して半導体メモリ11に電力が供給される。また、主電源7からレギュレータ8とダイオード10を介して時計回路12に電力が供給される。この時、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介してバックアップ電源1の一方の電源端子5に入力される電力によって電池セル2が充電される。また同時に、主電源7からレギュレータ8とダイオード10を介してバックアップ電源1の他方の電源端子6に入力される電力によって電池セル3が充電される。
【0014】
主電源7の交換時など、主電源7による電力供給が絶たれたときには、バックアップ電源1の電池セル2に充電された電力が電源端子5から半導体メモリ11に供給され、電池セル3に充電された電力が電源端子6から時計回路12に供給される。
【0015】
以上説明したように、本実施形態の電源回路100によれば、2つの電池セル2,3をバックアップ電源1に備え、一方の電池セル2から半導体メモリ11に、他方の電池セル3から時計回路12に、各々別系統で電力を供給することにより、半導体メモリ11と時計回路12との間の電力消費量の差の影響を受けることなく、半導体メモリ11および時計回路12への電力供給を適切にバックアップすることができる。
【0016】
例えば、時計回路12よりも半導体メモリ11の電力消費量が小さい場合、時計回路12による電力消費の影響を受けることなく、半導体メモリ11への電力供給を長時間バックアップすることができる。この場合、半導体メモリ11にバックアップ電力を供給する電池セル2よりも時計回路12にバックアップ電力を供給する電池セル3の充電容量を大きくしておけば、時計回路12へのパックアップ電力の供給を半導体メモリ11と同時間維持することも可能である。
【0017】
〔第2の実施形態〕
図2は、本発明に係る電源回路の第2の実施形態を示すブロック図である。同図に示すように、第2の実施形態の電源回路200は、携帯電話機等の携帯型電子機器に搭載され、第1の実施形態の電源回路100が有する構成要素に加えてレギュレータ13を備えて構成されている。なお、本実施形態では、半導体メモリ11の駆動電圧と時計回路12の駆動電圧が相違する場合を想定している。第1の実施形態では、主電源7にレギュレータ8が接続され、レギュレータ8の下流で2つの供給線14,15に分岐されているが、本実施形態では、主電源7に2つのレギュレータ8,13を並列に接続することによって分岐を実現している。
【0018】
レギュレータ8は、主電源7の出力電圧を半導体メモリ11の駆動電圧に変圧する。一方、レギュレータ13は、主電源7の出力電圧を時計回路12の駆動電圧に変圧する。なお、ダイオード9は、バックアップ電源1から半導体メモリ11へ電力を供給する際に、レギュレータ8側への電流の逆流を防止する。また、ダイオード10は、バックアップ電源1から時計回路12へ電力を供給する際に、レギュレータ13側への電流の逆流を防止する。
【0019】
また、バックアップ電源1を構成する2つの電池セル2,3の放電電圧はそれぞれ異なり、半導体メモリ11または時計回路12の駆動電圧に適した放電電圧の電池セルが利用されている。その他の構成は図1に示した第1の実施の形態と同様である。
【0020】
次に、上記のように構成された本実施形態の電源回路200の動作について説明する。
通常の使用状態においては、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介して半導体メモリ11に電力が供給される。また、主電源7からレギュレータ13とダイオード10を介して時計回路12に電力が供給される。この時、主電源7からレギュレータ8とダイオード9を介してバックアップ電源1の一方の電源端子5に入力される電力によって電池セル2が充電される。また同時に、主電源7からレギュレータ13とダイオード10を介してバックアップ電源1の他方の電源端子6に入力される電力によって電池セル3が充電される。
【0021】
主電源7の交換時など、主電源7による電力供給が絶たれたときには、バックアップ電源1の電池セル2に充電された電力が電源端子5から半導体メモリ11に供給され、電池セル3に充電された電力が他方の電源端子6から時計回路12に供給される。
【0022】
以上説明したように、本実施形態の電源回路200は、電力供給をバックアップする必要のある各デバイス(半導体メモリ11および時計回路12)の駆動電圧に対応した電池セル(2,3)を有するバックアップ電源1を備えているため、各デバイスの駆動電圧がそれぞれ相違する場合であっても、当該デバイスに対する電力供給のバックアップを実現することができる。
【0023】
なお、上記第1および第2の実施形態では、主電源7の交換時などに電力供給をバックアップする必要のあるデバイスが半導体メモリ11と時計回路12の2つである場合を例に説明したが、電力供給をバックアップする必要のあるデバイスが3つ以上ある場合には、その個数に応じてバックアップ電源1の電池セルの個数を増やし、各電池セルから各々別々のデバイスに電力を供給するように構成すれば良い。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電源回路によれば、電力消費量の異なる複数のデバイスに対して、電力消費量の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることができる。また、駆動電圧が異なる複数のデバイスに対しても、駆動電圧の差の影響を受けることなく適切に電力供給をバックアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源回路の第1の実施の形態を示すブロック図
【図2】本発明に係る電源回路の第2の実施の形態を示すブロック図
【符号の説明】
1 バックアップ電源
2,3 電池セル
4 接地端子
5,6 電源端子
7 主電源
8,13 レギュレータ
9,10 ダイオード
11 半導体メモリ
12 時計回路
100,200 電源回路
Claims (3)
- 複数のデバイスに電力を供給する主電源と、
前記主電源によって充電され、前記主電源による電力供給が絶たれたときに前記複数のデバイスに電力を供給するバックアップ電源と、を備えた電源回路であって、
前記バックアップ電源は、複数の電池セルを備え、各電池セルから各々別々のデバイスに電力を供給することを特徴とする電源回路。 - 前記バックアップ電源は、充電容量が異なる複数の電池セルを備えたことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
- 前記バックアップ電源は、放電電圧が異なる複数の電池セルを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電源回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002262808A JP2004104903A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 電源回路 |
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JP2002262808A Pending JP2004104903A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 電源回路 |
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JP (1) | JP2004104903A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007014445A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気湯沸かし器 |
CN102290857A (zh) * | 2011-08-24 | 2011-12-21 | 中北大学 | 组合互补式瞬态高过载不间断供电模块 |
US8862053B2 (en) | 2006-11-28 | 2014-10-14 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device, communication system, and method of charging the semiconductor device |
JP2016119735A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | セイコーインスツル株式会社 | 電子時計及び電子機器 |
-
2002
- 2002-09-09 JP JP2002262808A patent/JP2004104903A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4591239B2 (ja) * | 2005-07-06 | 2010-12-01 | パナソニック株式会社 | 電気湯沸かし器 |
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