JP2004104184A - 携帯型移動無線電話装置 - Google Patents

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【課題】2周波数帯の信号を送受信する携帯型移動無線電話装置において、送受信時のアンテナ特性を良好にするとともに、ダイバーシチ受信を可能にする。
【解決手段】開示される携帯型移動無線電話装置は、低周波数帯の信号を送信し低周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第1の送受信機1と、高周波数帯の信号を送信し高周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第2の送受信機2とを備えた携帯型移動無線電話装置において、ホィップアンテナAW1と第1の内蔵型アンテナA11と第2の内蔵型アンテナA12とを設けるとともに、第1の送受信機1に対して、ホィップアンテナAW1を送受信端子に接続するとともに、第1の内蔵型アンテナA11を受信専用端子に接続し、第2の送受信機2に対して、第2の内蔵型アンテナA12を送受信端子に接続するとともに、ホィップアンテナAW1を受信専用端子に接続するアンテナ切替スイッチ3Aを設ける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、2種類の送受信周波数帯を持つとともに、それぞれの周波数帯においてダイバーシチ受信可能な、携帯型移動無線電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型移動無線電話装置の使用が普及するのに伴って、その使用台数も著しく増加しているが、これによって通信トラフィックの混雑の度合いが増している。これに対して、通信トラフィックの混雑を改善するとともに、利用可能エリアの拡大のために、PDC(Personal Digital Cellular )携帯型移動無線電話装置に代表されるように、800MHz帯と1.5GHz帯の両周波数帯を使用可能な携帯型移動無線電話装置の実用化に対する要望が高まっており、各種の形式の機器が市場に提供されはじめている。
【0003】
このような、2周波数帯型の携帯型移動無線電話装置(以下、単に携帯電話装置ともいう)としては、従来から用いられている引き出し式のホィップアンテナの他に、筐体内に内蔵型の2種類のアンテナを備えて、800MHz帯と1.5GHz帯の両周波数帯の無線信号の送受信を行うとともに、ダイバーシチ受信が可能なように構成されたものが既に知られている。
【0004】
図6は、従来の2周波数帯型の携帯電話装置の概要を示したものであって、(a)は、800MHz送受信機及び1.5GHz送受信機と、各アンテナとの接続形態を示し、(b)は、800MHz帯と1.5GHz帯の両周波数帯における、各アンテナの使用形態を示している。
【0005】
従来の2周波数帯型携帯電話装置は、図6(a)に示すように、800MHz帯の送受信機1と、1.5MHz帯の送受信機2とを、アンテナ切替器3を介して、ホィップアンテナAWと、第1の内蔵型アンテナA1と、第2の内蔵型アンテナA2とに切り替えて接続するように構成されている。
そして、この際の各アンテナの使用形態は、図6(b)に示すように、800MHz帯の場合は、ホィップアンテナAWを送受信アンテナとして用い、内蔵型アンテナA1をダイバーシチ受信のための受信専用アンテナとして用いるとともに、1.5MHz帯の場合は、ホィップアンテナAWを送受信アンテナとして用い、内蔵型アンテナA2をダイバーシチのための受信専用アンテナとして用いるようになっている。
【0006】
このように、従来の2周波数帯型携帯電話装置では、送受信用のアンテナが一つしかなく、そのため、同一のホィップアンテナを、800MHz帯と1.5MHz帯とで共用して送受信を行うようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
2周波数帯型携帯電話装置において、同一のホィップアンテナを、800MHz帯と1.5MHz帯とで共用しようとする場合、両周波数帯では波長が異なるため、ホィップアンテナ式等の代表的なアンテナ形式では、いずれか一方の周波数帯のアンテナ特性を重視すれば、他方の周波数帯ではアンテナ特性が低下することになる。
従って、両方の周波数帯において、十分なアンテナ特性を確保することが難しいため、データ通信品質の劣化を招くことを避けられないという問題があった。
【0008】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、2周波数帯を使用する携帯電話装置において、両周波数帯において、十分なアンテナ特性を確保することが可能な、携帯型移動無線電話装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は携帯型移動無線電話装置に係り、第1の周波数帯の信号を送信するとともに、上記第1の周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第1の送受信機と、第2の周波数帯の信号を送信するとともに、上記第2の周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第2の送受信機とを備えた携帯型移動無線電話装置において、
筐体外に突出する露出型アンテナと、筐体内の第1および第2の内蔵型アンテナとを設けるとともに、上記第1の送受信機に対して、上記露出型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、上記第1の内蔵型アンテナをその受信専用端子に接続し、上記第2の送受信機に対して、上記第2の内蔵型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、上記露出型アンテナをその受信専用端子に接続するアンテナ切替手段を設けたことを特徴としている。
【0010】
また、請求項2記載の発明は携帯型移動無線電話装置に係り、低周波数帯の信号を送信するとともに、上記低周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第1の送受信機と、高周波数帯の信号を送信するとともに、上記高周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第2の送受信機とを備えた携帯型移動無線電話装置において、筐体外に突出する露出型アンテナと、筐体内の第1および第2の内蔵型アンテナとを設けるとともに、上記第1の送受信機に対して、上記露出型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、上記第1の内蔵型アンテナをその受信専用端子に接続し、上記第2の送受信機に対して、上記第2の内蔵型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、上記露出型アンテナをその受信専用端子に接続するアンテナ切替手段を設けたことを特徴としている。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の携帯型移動無線電話装置に係り、上記露出型アンテナが、上記低周波数帯において、上記第1の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つとともに、上記第2の内蔵型アンテナが、上記高周波数帯において、上記第2の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つことを特徴としている。
【0012】
また、請求項4記載の発明は携帯型移動無線電話装置に係り、低周波数帯の信号を送信するとともに、上記低周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第1の送受信機と、高周波数帯の信号を送信するとともに、上記高周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第2の送受信機とを備えた携帯型移動無線電話装置において、筐体外に突出する露出型アンテナと、筐体内の第1および第2の内蔵型アンテナとを設けるとともに、上記第1の送受信機に対して、上記第1の内蔵型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、上記露出型アンテナをその受信専用端子に接続し、上記第2の送受信機に対して、上記露出型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、上記第2の内蔵型アンテナをその受信専用端子に接続するアンテナ切替手段を設けたことを特徴としている。
【0013】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の携帯型移動無線電話装置に係り、上記第1の内蔵型アンテナが、上記低周波数帯において、上記第1の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つとともに、上記露出型アンテナが、上記高周波数帯において、上記第2の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つことを特徴としている。
【0014】
また、請求項6記載の発明は、請求項2乃至5のいずれか一記載の携帯型移動無線電話装置に係り、上記低周波数帯が800MHz帯であり、上記高周波数帯が1.5GHz帯であることを特徴としている。
【0015】
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一記載の携帯型移動無線電話装置に係り、上記露出型アンテナが、折り畳み式携帯型移動無線電話装置の上部筐体に設けられたホィップアンテナであることを特徴としている。
【0016】
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一記載の携帯型移動無線電話装置に係り、上記第1および第2の内蔵型アンテナが、折り畳み式携帯型移動無線電話装置の下部筐体内に設けられた固定アンテナであることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
◇第1実施例
図1は、本発明の第1実施例である携帯型移動無線電話装置の構成を示すブロック図、図2は、本実施例の携帯型移動無線電話装置におけるアンテナ切替スイッチの構成例を示す図、図3は、本実施例の携帯型移動無線電話装置の外観構成例を示す図である。
【0018】
この例の携帯型移動無線電話装置は、図1(a)に示すように、800MHz帯の送受信機1と、1.5MHz帯の送受信機2と、アンテナ切替スイッチ3Aと、ホィップアンテナAW1と、第1の内蔵型アンテナA11と、第2の内蔵型アンテナA12とから概略構成されている。
【0019】
800MHz帯の送受信機1は、800MHz帯の周波数によって送受信を行うとともに、800MHz帯の受信信号によってダイバーシチ受信できるように構成されている。1.5MHz帯の送受信機2は、1.5MHz帯の周波数によって送受信を行うとともに、1.5MHz帯の受信信号によってダイバーシチ受信できるように構成されている。
【0020】
アンテナ切替スイッチ3Aは、ホィップアンテナAW1と、第1の内蔵型アンテナA11と、第2の内蔵型アンテナA12とを、800MHz帯の使用時と1.5MHz帯の使用時とに応じて切り替えて、800MHz帯の送受信機1と、1.5MHz帯の送受信機2とにそれぞれ接続する。
【0021】
ホィップアンテナAW1は、露出型アンテナを構成し、通常、携帯電話装置の筐体から引き出して使用するように構成されており、800MHz帯の送受信時のアンテナ特性が良好になるように、その長さ等が設定されている。第1の内蔵型アンテナA11と第2の内蔵型アンテナA12とは、携帯電話装置の筐体内に固定的に装置されており、第2の内蔵型アンテナA12は、1.5MHz帯の送受信時のアンテナ特性が良好になるように、その長さ等が設定されている。
【0022】
以下、図1,図2を参照して、この例の携帯型移動無線電話装置の動作を説明する。
この例の携帯電話装置は、800MHz帯での動作時には、図1(b)に示すように、ホィップアンテナAW1を送受信に使用し、内蔵型アンテナA11を受信専用として使用する。この際、送信状態では、ホィップアンテナAW1から電波が送出されるとともに、受信状態では、ホィップアンテナAW1と内蔵型アンテナA11とによって、ダイバーシチ受信が行われる。この場合は、ホィップアンテナAW1はメインアンテナとして機能し、内蔵型アンテナA11は補助的な役割を果たしている。
【0023】
また、この例の携帯電話装置は、1.5MHz帯での動作時には、図1(b)に示すように、内蔵型アンテナA12を送受信に使用し、ホィップアンテナAW1を受信専用として使用する。この際、送信状態では、内蔵型アンテナA12から電波が送出されるとともに、受信状態では、内蔵型アンテナA12とホィップアンテナAW1とによって、ダイバーシチ受信が行われる。この場合は、内蔵型アンテナA12はメインアンテナとして機能し、ホィップアンテナAW1は補助的な役割を果たしている。
【0024】
図2は、この例の携帯電話装置における、アンテナ切替スイッチ3Aの構成例を示したものであって、800MHz帯送受信機1および1.5MHz帯送受信機2において、I1は送受信アンテナ端子、I2はダイバーシチ受信のための受信専用アンテナ端子である。同図は、800MHz帯動作時における接続状態を例示し、1.5MHz帯動作時には、各スイッチが反対側の接点に切り替えられる。
【0025】
上述のように、800MHz帯の送受信機1及び1.5MHz帯の送受信機2と、ホィップアンテナAW1,第1の内蔵型アンテナA11及び第2の内蔵型アンテナA12との間の接続は、アンテナ切替スイッチ3Aを図2に示すように構成して、切替制御信号によって、動作周波数帯に応じて切り替えることによって、図1(b)に示すような所望の使用状態を実現することができる。
【0026】
図3は、この例の携帯型移動無線電話装置の外観構成を例示したものであって、折り畳み型の携帯型移動無線電話装置10の上部筐体11に露出型アンテナAW1として引き出し型のホィップアンテナ12を設けるとともに、下部筐体13内に第1の内蔵型アンテナA11(不図示)と、第2の内蔵型アンテナA12(不図示)とを設けることが示されている。内蔵型アンテナA11,A12は、通常、下部筐体13内において、プリント基板上に形成されるか、または筐体内の金属導体によって構成される。
【0027】
このように、この例の携帯型移動無線電話装置では、異なる2種類の周波数帯に対して、それぞれ専用の送受信用アンテナを設けたので、両周波数帯において、送受信時のアンテナ特性を良好にすることができるとともに、受信専用のアンテナを備えて、ダイバーシチ受信を行うことができるようにしたので、送受信時の性能を向上して、データ通信品質を改善することが可能となる。
【0028】
◇第2実施例
図4は、本発明の第2実施例である携帯型移動無線電話装置の構成を示すブロック図、図5は、本実施例の携帯型移動無線電話装置におけるアンテナ切替スイッチの構成例を示す図である。
【0029】
この例の携帯型移動無線電話装置は、図4(a)に示すように、800MHz帯の送受信機1と、1.5MHz帯の送受信機2と、アンテナ切替スイッチ3Bと、ホィップアンテナAW2と、第1の内蔵型アンテナA21と、第2の内蔵型アンテナA22とから概略構成されている。
【0030】
800MHz帯の送受信機1は、800MHz帯の周波数によって送受信を行うとともに、800MHz帯の受信信号によってダイバーシチ受信できるように構成されている。1.5MHz帯の送受信機2は、1.5MHz帯の周波数によって送受信を行うとともに、1.5MHz帯の受信信号によってダイバーシチ受信できるように構成されている。
【0031】
アンテナ切替スイッチ3Bは、ホィップアンテナAW2と、第1の内蔵型アンテナA21と、第2の内蔵型アンテナA22とを、800MHz帯の使用時と1.5MHz帯の使用時とに応じて切り替えて、800MHz帯の送受信機1と、1.5MHz帯の送受信機2とにそれぞれ接続する。
【0032】
ホィップアンテナAW2は、露出型アンテナを構成し、通常、携帯電話装置の筐体から引き出して使用するように構成されており、1.5MHz帯の送受信時のアンテナ特性が良好になるように、その長さ等が設定されている。第1の内蔵型アンテナA21と第2の内蔵型アンテナA22とは、携帯電話装置の筐体内に固定的に装置されており、第1の内蔵型アンテナA21は、800MHz帯の送受信時のアンテナ特性が良好になるように、その長さ等が設定されている。
【0033】
以下、図4,図5を参照して、この例の携帯型移動無線電話装置の動作を説明する。
この例の携帯電話装置は、800MHz帯での動作時には、図4(b)に示すように、内蔵型アンテナA21を送受信に使用し、ホィップアンテナAW2を受信専用として使用する。この際、送信状態では、内蔵型アンテナA21から電波が送出されるとともに、受信状態では、内蔵型アンテナA21とホィップアンテナAW2とによって、ダイバーシチ受信が行われる。この場合は、内蔵型アンテナA21はメインアンテナとして機能し、ホィップアンテナAW2は補助的な役割を果たしている。
【0034】
また、この例の携帯電話装置は、1.5MHz帯での動作時には、図4(b)に示すように、ホィップアンテナAW2を送受信に使用し、内蔵型アンテナA22を受信専用として使用する。この際、送信状態では、ホィップアンテナAW2から電波が送出されるとともに、受信状態では、ホィップアンテナAW2と内蔵型アンテナA22とによって、ダイバーシチ受信が行われる。この場合は、ホィップアンテナAW2はメインアンテナとして機能し、内蔵型アンテナA22は補助的な役割を果たしている。
【0035】
図5は、この例の携帯電話装置における、アンテナ切替スイッチ3Bの構成例を示したものであって、800MHz帯送受信機1および1.5MHz帯送受信機2において、I1は送受信アンテナ端子、I2はダイバーシチ受信のための受信専用アンテナ端子である。同図は、800MHz帯動作時における接続状態を例示し、1.5MHz帯動作時には、各スイッチが反対側の接点に切り替えられる。
【0036】
上述のように、800MHz帯の送受信機1およびび1.5MHz帯の送受信機2と、ホィップアンテナAW2,第1の内蔵型アンテナA21及び第2の内蔵型アンテナA22との間の接続は、アンテナ切替スイッチ3Bを図5に示すように構成して、切替制御信号によって、動作周波数帯に応じて切り替えることによって、図4(b)に示すような所望の使用状態を実現することができる。
なお、この例の携帯型移動無線電話装置の外観構成は、図3に示された第1実施例の場合とほぼ同様である。
【0037】
このように、この例の携帯型移動無線電話装置では、異なる2種類の周波数帯に対して、それぞれ専用の送受信用アンテナを設けたので、両周波数帯において、送受信時のアンテナ特性を良好にすることができるとともに、受信専用のアンテナを備えて、ダイバーシチ受信を行うことができるようにしたので、送受信時の性能を向上して、データ通信品質を改善することが可能となる。
【0038】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、本発明の携帯型移動無線電話装置の構成は、使用周波数帯が、800MHz帯と1.5MHz帯との場合に限らず、他の2種類の周波数帯の組み合わせの場合にも適用可能なことは明らかである。また、ホィップアンテナは、引き出し型に限らず、固定型であってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯型移動無線電話装置によれば、異なる2種類の周波数帯に対して、それぞれ送受信用アンテナを専用に設けたので、両周波数帯において、送受信時のアンテナ特性を良好にすることができるとともに、それぞれ受信専用のアンテナを備えることによって、ダイバーシチ受信を行うことができるようにしたので、送受信時の性能を向上することができ、データ通信品質を改善することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である携帯型移動無線電話装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の携帯型移動無線電話装置におけるアンテナ切替スイッチの構成例を示す図である。
【図3】同実施例の携帯型移動無線電話装置の外観構成例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例である携帯型移動無線電話装置の構成を示すブロック図である。
【図5】同実施例の携帯型移動無線電話装置におけるアンテナ切替スイッチの構成例を示す図である。
【図6】従来の2周波数帯型の携帯型移動無線電話装置の概要を示す図である。
【符号の説明】
1   800MHz帯送受信機(第1の送受信機)
2   1.5MHz帯送受信機(第2の送受信機)
3A,3B   アンテナ切替スイッチ(アンテナ切替手段)
AW1,AW2   ホィップアンテナ(露出型アンテナ)
A11,A12   内蔵型アンテナ
A21,A22   内蔵型アンテナ

Claims (8)

  1. 第1の周波数帯の信号を送信するとともに、前記第1の周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第1の送受信機と、第2の周波数帯の信号を送信するとともに、前記第2の周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第2の送受信機とを備えた携帯型移動無線電話装置において、
    筐体外に突出する露出型アンテナと、筐体内の第1および第2の内蔵型アンテナとを設けるとともに、前記第1の送受信機に対して、前記露出型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、前記第1の内蔵型アンテナをその受信専用端子に接続し、前記第2の送受信機に対して、前記第2の内蔵型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、前記露出型アンテナをその受信専用端子に接続するアンテナ切替手段を設けたことを特徴とする携帯型移動無線電話装置。
  2. 低周波数帯の信号を送信するとともに、前記低周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第1の送受信機と、高周波数帯の信号を送信するとともに、前記高周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第2の送受信機とを備えた携帯型移動無線電話装置において、
    筐体外に突出する露出型アンテナと、筐体内の第1および第2の内蔵型アンテナとを設けるとともに、前記第1の送受信機に対して、前記露出型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、前記第1の内蔵型アンテナをその受信専用端子に接続し、前記第2の送受信機に対して、前記第2の内蔵型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、前記露出型アンテナをその受信専用端子に接続するアンテナ切替手段を設けたことを特徴とする携帯型移動無線電話装置。
  3. 前記露出型アンテナが、前記低周波数帯において、前記第1の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つとともに、前記第2の内蔵型アンテナが、前記高周波数帯において、前記第2の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つことを特徴とする請求項2記載の携帯型移動無線電話装置。
  4. 低周波数帯の信号を送信するとともに、前記低周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第1の送受信機と、高周波数帯の信号を送信するとともに、前記高周波数帯の信号をダイバーシチ受信する第2の送受信機とを備えた携帯型移動無線電話装置において、
    筐体外に突出する露出型アンテナと、筐体内の第1および第2の内蔵型アンテナとを設けるとともに、前記第1の送受信機に対して、前記第1の内蔵型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、前記露出型アンテナをその受信専用端子に接続し、前記第2の送受信機に対して、前記露出型アンテナをその送受信端子に接続するとともに、前記第2の内蔵型アンテナをその受信専用端子に接続するアンテナ切替手段を設けたことを特徴とする携帯型移動無線電話装置。
  5. 前記第1の内蔵型アンテナが、前記低周波数帯において、前記第1の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つとともに、前記露出型アンテナが、前記高周波数帯において、前記第2の送受信機に対して良好なアンテナ特性を持つことを特徴とする請求項4記載の携帯型移動無線電話装置。
  6. 前記低周波数帯が800MHz帯であり、前記高周波数帯が1.5GHz帯であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一記載の携帯型移動無線電話装置。
  7. 前記露出型アンテナが、折り畳み式携帯型移動無線電話装置の上部筐体に設けられたホィップアンテナであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一記載の携帯型移動無線電話装置。
  8. 前記第1および第2の内蔵型アンテナが、折り畳み式携帯型移動無線電話装置の下部筐体内に設けられた固定アンテナであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一記載の携帯型移動無線電話装置。
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