JP2004103147A - ディスクカートリッジ - Google Patents

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井上 直樹
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Abstract

【課題】インナーローターが下シェルの開口部の閉位置へ回転復帰された時に、ディスクの下側外周エッジに側圧を印加することなく、このディスクをインナーローターの上方へ安全に押し上げるようにすること。
【解決手段】上下シェル2、3間に回転自在に収容されたインナーローター11内にディスク4が上下移動可能で、回転自在に載置され、インナーローター11の回転によって下シェル3の開口部3bを開閉するシャッター12、13を備えたディスクカートリッジにおいて、インナーローター11の外周部分に配置されて、上下方向に移動されるディスク押上げ部25であって、インナーローター11が上記開口部3bの開位置から閉位置へ回転復帰された時に上昇され、ディスク4の下側外周エッジ4eに下方から接触されて、ディスク4をインナーローター11の上方へそのまま押し上げるディスク押上げ部25を備えたディスクカートリッジ。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MO、DVD、DVD−ROM等の光ディスクや光磁気ディスク、その他のディスク状記録媒体を収納して、使用されるディスクカートリッジ属するものであって、特に、インナロータの回転により開閉駆動されるシャッターにて下シェルの開口部を開閉するように構成された防塵性の高いディスクカートリッジに適用されるディスクカートリッジにおけるディスクの記録面を保護する構造の技術分野に属するものである。
【0002】
近年、防塵性を高くして、ディスクの記録密度の著しい向上を実現するインナーローター使用のディスクカートリッジが開発されている。
このディスクカートリッジは、上下シェル間に回転自在に収容されたインナーローター内にMO、DVD、DVD−ROM等の光ディスクや磁気ディスクその他のディスクを、記録面が下向きにされた状態で載置している。そして、下シェルのほぼ中央部から一側部にかけてほぼ長穴形状の開口部を形成すると共に、その開口部とほぼ相似形状の開口部をインナーローターに形成すると共に、そのインナーローターの回転により回動されるシャッターを下シェルとインナーローターとの間に配置している。そして、インナーローターの回転により、そのインナーローターの開口部を下シェルの開口部に対して重なる位置と一側方へずらされた位置との間で回動させると共に、シャッターで下シェルの開口部を開閉するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このディスクカートリッジは、構造上、インナーローター及びシャッターがモールド部品(合成樹脂成形品であって、以下、モールド部品と記載する)からなる薄板構造に形成されている。
このため、下シェルの開口部がシャッター及びインナーローターによって閉塞されている状態で、使用者が手指等で下シェルの開口部からシャッターを内部へ不用意に押し込むようなことがあると、シャッター及びインナーローターが内部へ簡単に撓んでしまい、これらシャッター及びインナーローターがディスクの記録面に接触して、その記録面が傷つけられ易いと言う問題があった。
【0004】
そこで、図23の(A)(B)に示すようなディスクカートリッジ51が考えられている。このディスクカートリッジ51は、上下シェル52、53間に配置されて回転されるインナーローター54の上部にディスク55を記録面55aが下向きにされた状態で載置されている。なお、そのディスク55の記録面55aの下面は透明な保護シート55bが貼付されている。
そして、インナーローター54の外周部分の一部に配置されたスライド部材56にディスク55の下側外周エッジ55cに対向された傾斜面56aを形成して、インナーローター54が下シェル53の開口部(図示せず)の開位置と閉位置との間で回転される間は、図23の(A)に示すように、スライド部材56をディスク55の外周から離れる方向であるx方向にスライド(待避)させて、ディスク55の記録面55aをインナーローター54に近接させている。
そして、インナーローター54が開位置から閉位置まで回転復帰された瞬間に、図23の(B)に示すように、スライド部材56をディスク55の外周に近づく方向である矢印y方向にスライドさせて、そのスライド部材56の傾斜面56aをディスク55の下側外周エッジ55cに矢印y方向から押し付ける。そして、その傾斜面56aによる上方である矢印z方向の押圧分力によってディスク55をインナーローター54から上方である上シェル52側へ押し上げ、ディスク55の記録面55aをインナーローター54の上方に引き離す(浮上させること)ように構成したものである。
【0005】
このように構成されたディスクカートリッジ51によれば、下シェル53の開口部が閉塞されている状態では、内部のディスク54の記録面55aをインナーローター54から上方に引き離しておくことができるので、前述したように、使用者が手指等で、下シェル53の開口部からシャッター(図示せず)を内部へ不用意に押し込んでしまい、シャッター及びインナーローター54が内部へ不用意に撓ませられるようなことがあっても、そのシャッターやインナーローター54がディスク55の記録面55aに接触し難く、その記録面55aが傷つき難いと言う利点がある。
しかし、このディスクカートリッジ51では、スライド部材56の傾斜面56aをディスク55の下側外周エッジ55cに矢印y方向から押し付けた時の矢印z方向の押圧分力によってディスク55をインナーローター54から上方へ押し上げる構造であり、傾斜面56aがディスク55の下側外周エッジ55cに矢印y方向から押し付けられた時に、そのディスク55の下側外周エッジ55cに矢印y方向の側圧が印加されてしまう。そして、この側圧の印加によってディスク55の下側に貼付されている保護シート55bが剥離されたり、ディスク55に撓み等の変形を発生させ易いと言う重大な欠陥がある。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、インナーローターによって下シェルの開口部が閉塞された時に、ディスク状記録媒体の保護シートを剥離したり、ディスク状記録媒体に撓み等の変形を発生させることなく、ディスク状記録媒体をインナーローターの上方へ引き離して、シャッターやインナーローターがディスク状記録媒体の記録面に不用意に接触されることがないようにしたディスクカートリッジを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明のディスクカートリッジは、上下シェル間に回転自在に収容されたインナーローター内に、ディスク状記録媒体を上下移動可能で、回転自在に載置することができ、上記インナーローターの回転によって上記下シェルの開口部を開閉するシャッターを備えたディスクカートリッジにおいて、上記インナーローターの外周部分に配置されて、上下方向に移動されるディスク押上げ部であって、上記インナーローターが上記開口部の開位置から閉位置へ回転復帰された時に上昇され、上記ディスク状記録媒体の下側外周エッジに下方から接触されて、該ディスク状記録媒体を上記インナーローターの上方へそのまま押し上げるディスク押上げ部を備えたものである。
【0008】
上記のように構成された本発明のディスクカートリッジは、インナーローターが下シェルの開口部の開位置から閉位置へ回転復帰された時に、ディスク押上げ部が上昇されて、そのディスク押上げ部がインナーローター内のディスク状記録媒体の下側外周エッジに下方から接触されて、そのディスク状記録媒体をそのままインナーローターの上方へ押し上げるので、ディスク状記録媒体の下側外周エッジに側圧を印加することなく、ディスク状記録媒体をインナーローターの上方へ軽快に押し上げることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したディスクカートリッジの実施の形態を図1〜図23を参照して、以下の順序で説明する。
Figure 2004103147
【0010】
(1)・・・ディスクカートリッジのディスク押上げ構造の説明
初めに、図1〜図6によって、ディスクカートリッジ1のディスク押上げ構造の第1、第2、第3の実施の形態について説明する。なお、このディスクカートリッジ1のインナーローター11及び一対のシャッター12、13による上シェル3の底部3aの開口部3bの開閉動作等については後述する。
【0011】
そこで、図1〜図6によって、このディスクカートリッジ1のディスク押上げ構造の第1の実施の形態について説明する。
このディスク押上げ構造の第1の実施の形態は、図1〜図3に詳細構造を示すように、1個又は複数個のディスク押上げ部25を弾性作用部26を介してモールド部品からなるインナーローター11の底部11aで、円筒状の外周壁11bの近傍位置に一体成形したものである。この際、各ディスク押上げ部25は底部11aの中心からの放射線P上に配置されていて、その各放射線Pを跨ぐように底部11aに一体成形されたほぼコ字状であるコ字状スリット27の内側に各ディスク押上げ部25が一体成形されている。そして、そのコ字状スリット27の開口部27aが底部11aの中心方向側に配置されていて、その開口部27a部分にて放射線Pを直角上に横切る位置に弾性作用部26が一体成形されている。従って、各ディスク押上げ部25は、底部11aの中心方向側にて各弾性作用部26を介して底部11aに一体に接続され、その各ディスク押上げ部25のほぼコ字状の外周が各コ字状スリット27によって底部11aから切り離された状態に底部11aに一体成形されている。
【0012】
そして、各弾性作用部26は底部11aの肉厚より薄い薄肉構造に構成されていて、各ディスク押上げ部25は各弾性作用部26の弾性に抗して上下方向である矢印g、h方向にスイング方式で昇降可能に構成されている。
そして、各ディスク押上げ部25の先端であるインナーローター11の外周壁11b側の上面には仰角が約20°〜30°の傾斜面25aが一体成形されていて、下部には台形状や半球形状等の下向きの凸部25bが一体成形されている。
【0013】
なお、後述するように、インナーローター11が図4に示す閉位置である開口部閉塞位置まで矢印c方向に回転復帰された時に、ディスクカートリッジ1の下シェル3の底部3aの開口部3bが閉塞されて、インナーローター11が図5に示す開口部開放位置まで矢印d方向に回転された時に、ディスクカートリッジ1の下シェル3の底部3aの開口部3bが開放されるように構成されている。
そして、インナーローター11が図4に示す開口部閉塞位置まで矢印c方向に回転復帰された時に、各ディスク押上げ部25を弾性作用部26の弾性に抗して図1の(A)に示すように上方である矢印h方向に押し上げるための上向きの凸部である押上げ用凸部28がモールド部品からなる下シェル3の底部3a上に一体成形されている。これら各押上げ用凸部28は半球形状や台形状等に形成されている。
【0014】
なお、図4及び図5は、2個のディスク押上げ部25をインナーローター11の底部11a上で、外周壁11bの近傍位置における180°対向位置に2個配置した例を示していて、図6は、2個のディスク押上げ部25を120°間隔等に配置したものである。従って、このディスクカートリッジ1では、ディスク押上げ部25を1個〜複数個設けることが可能である。但し、ディスク押上げ部25を1個とする場合には、図4に示すように、インナーローター11が開口部閉塞位置まで矢印c方向に回転復帰された時に、ディスク押上げ部25が下シェル3の開口部3bに接近されるように配置させることが望ましい。
【0015】
ここで、ディスク押上げ構造の第1の実施の形態の動作を説明する。
まず、図5に示すように、インナーローター11が下シェル3の開口部3bを開放させた開位置である開口部開放位置まで矢印d方向へ回転されている状態では、各ディスク押上げ部25が下シェル3の各ディスク押上げ用凸部28に対して矢印d方向に離間されている。
この時には、図1の(B)に示すように、各ディスク押上げ部25は各弾性作用部26の弾性復元力によって下方である矢印g′方向に回転下降されて、水平状態となり、下部の凸部25bが下シェル3の底部3a上に当接されている。そして、インナーローター11内のディスク4は下シェル3に対して高さH1に近接された下降位置P1まで矢印g方向に下降されている。
【0016】
次に、図4に示すように、インナーローター11が下シェル3の開口部3bを閉塞する開口部閉塞位置まで矢印c方向に回転復帰されると、各ディスク押上げ部25の下部の凸部25bが下シェル3の各ディスク押上げ用凸部28上に同時に乗り上げる。
すると、図1の(A)に示すように、各ディスク押上げ部25が弾性作用部26の弾性復元力に抗して上方である矢印h′方向に同時に回転上昇される。
そして、各ディスク押上げ部25の傾斜面25aがディスク4の下側外周エッジ4eを矢印h方向に同時に押し上げることにより、インナーローター11内のディスク4が下シェル3に対して上方に所定高さH2に離間された上昇位置P2まで矢印h方向に平行に上昇される。
【0017】
この際、図1の(A)に示すように、矢印h方向に上昇される各ディスク押上げ部25が傾斜面25aによってディスク4の下側外周エッジ4eをそのまま矢印h方向へ同時に押し上げることになるので、ディスク4の下側外周エッジ4eに、図23の(A)で説明した矢印y方向の側圧が印加されることがない。
従って、その矢印y方向の側圧によって、ディスク4の下面の記録面4cに貼付されている保護シート4dが剥離されたり、ディスク4に撓み等の変形が生じることが全くなく、ディスク4を上昇位置P2まで安全に上昇させることができる。
【0018】
そして、このように、下シェル3の開口部閉塞状態で、ディスク4を下シェル3の底部3aから上方に所定高さH2に離間された上昇位置まで平行に上昇させておけば、後述するように、使用者が手指等で下シェル3の開口部3bからシャッター12、13及びインナーローター11の底部11aの一部を内部へ不用意に押し込むようなことがあっても、これらのシャッター12、13やインナーローター11の底部11aの一部がディスク4の下面の記録面4cに接触されて、その記録面4cが不用意に傷つけられることを未然に防止することができる。
【0019】
次に、図7〜図9によって、このディスクカートリッジのディスク押上げ構造の第2の実施の形態について説明する。
このディスク押上げ構造の第2の実施の形態は、インナーローター11の外周壁11bの内側に垂直状のガイド部31を一体成形し、モールド部品等からなるディスク押上げ部25を垂直状の被ガイド部32によってガイド部31に係合させて、このディスク押上げ部25をガイド部31で案内するようにして、インナーローター11の上下方向である矢印g、h方向に平行運動によって昇降させるように構成したものである。この際、ディスク押上げ部25はインナーローター11の底部11aに開口された切欠き部33内に配置されていて、そのディスク押上げ部25に一体成形等された薄肉構造等の弾性作用部26をインナーローター11の底部11aに係合させるか、又は、底部11aに一体成形等された弾性作用部26をディスク押上げ部25に係合させている。
【0020】
そして、図4に示されているように、インナーローター11が下シェル3の開口部3bを閉塞する開口部閉塞位置まで矢印c方向に回転復帰させて、ディスク押上げ部25の下部の凸部25bが下シェル3のディスク押上げ部25上に乗り上げた時に、ディスク押上げ部25を図7の(B)に示す下降位置P1から図7の(A)に示す上昇位置P2までガイド部31で案内して矢印h方向に平行運動によって弾性作用部26に抗して上昇させるように構成したものである。
【0021】
このディスク押上げ構造の第2の実施の形態によれば、ディスク押上げ部25をガイド部31で案内して、下降位置P1から上昇位置P2へ平行運動によって矢印h方向に垂直に上昇させることができるので、そのディスク押上げ部25の傾斜面25aによってディスク4の下側外周エッジ4eを矢印h方向に押し上げる際に、その下側外周エッジ4eに前述した矢印y方向への側圧が加えられることをより一層防止することができる効果がある。
【0022】
次に、図10〜図13によって、ディスク押上げ構造の第3の実施の形態について説明する。
このディスク押上げ構造の第3の実施の形態は、図13に示すように、モールド部品等からなるディスク押上げ部25をインナーローター11の外側位置の180°対向位置等において下シェル3上に取り付けたものである。
この際、図10〜図12に示すように、各ディスク押上げ部25は下シェル3に形成された垂直状のガイド溝35内に挿入されて、上下方向である矢印g、h方向に昇降自在に構成され、板ばねや圧縮コイルばね等の弾性作用部26によって上方である矢印h方向に移動付勢されている。そして、この各ディスク押上げ部25の内側の上面には傾斜面25bと水平状の段部25cが形成されている。
【0023】
そして、図11の(A)及び(B)に示すように、インナーローター11の円筒状の外周部11bの2箇所等に、その外周部11bの下端縁に沿って円弧状に切り欠かれた切欠き部36が形成されている。この切欠き部36の矢印c方向側が下向きの水平部36aに形成されていて、その水平部36の矢印d方向側の端部には上方に向って凹んだ形状の凹部36bが形成され、その凹部36bは傾斜面36cによって水平部36aに接続されている。そして、各ディスク押上げ部25の段部25c及び傾斜面25bがこの各切欠き部36内をインナーローター11の外周部11bの外側から内側へ挿通させた状態に配置されていて、各段部25cの上面が下向きの各水平部36a、各傾斜面36c、各凹部36bに対向されている。
【0024】
そして、図10の(B)及び図11の(B)に示すように、インナーローター11が前述した下シェル3の開口部開放位置まで矢印d方向に回転されている状態では、インナーローター11の各切欠き部36の水平部36aによって各ディスク押下げ部25の段部25cが下方である矢印g方向に弾性作用部26に抗して押し下げられて、この各ディスク押上げ部25が下降位置まで矢印g方向に垂直状に下降されている。
【0025】
そして、図10の(A)及び図11の(A)に示すように、インナーローター11が図14に示した下シェル3の開口部閉塞位置まで矢印c方向に回転復帰されると、各ディスク押下げ部25の段部25cがインナーローター11の各切欠き部36の水平部36aから傾斜面36cを経て凹部36b内へ相対的に矢印d方向へ移動される。そして、各ディスク押下げ部25の段部25cが各切欠き部36の水平部36aから傾斜面36cを経て凹部36b内へ入り込んだ時に、各ガイド溝35内の各ディスク押下げ部25が弾性作用部26によって矢印h方向に垂直に押し上げられて、下降位置から上昇位置まで平行運動によって矢印h方向へ垂直に上昇される。
そして、その各ディスク押上げ部25の傾斜面25aによってディスク4の下側外周エッジ4eがそのまま矢印h方向に押し上げられて、ディスク4が図10の(B)に示す下降位置P1から図10の(A)に示す上昇位置P2まで矢印h方向に上昇されることになる。
【0026】
そして、このディスク押上げ構造の第3の実施の形態も、前述した第2の実施の形態と同様に、ディスク押上げ部25をガイド溝35で案内して、下降位置P1から上昇位置P2へ平行運動によって矢印h方向に垂直に上昇させることができるので、そのディスク押上げ部25の傾斜面25aによってディスク4の下側外周エッジ4eを矢印h方向に押し上げる際に、その下側外周エッジ4eに、前述した矢印y方向への側圧が加えられることをより一層防止することができる効果がある。
【0027】
(2)・・・ ディスクカートリッジ全体の概要説明
次に、前述したディスクチャッキング構造が収容されているインナーローター方式のディスクカートリッジ1全体の概要を図14〜図22によって説明する。
このディスクカートリッジ1は、モールド部品等からなるインナーローター11と、そのインナーローター11の下面に回転自在に取り付けられて、そのインナーローター11の回転によって下シェル3の開口部3aを開閉するモールド部品等からなる一対のシャッター12、13とを備えている。そして、インナーローター11は円形の皿形に成形されていて、円板状の底部11aの外周に円筒状の外周壁11bが垂直状に立ち上げられている。なお、底部11aには下シェル3の開口部3aとほぼ同一形状の開口部11cが形成されている。そして、このインナーローター11は下シェル3の上部に隙間14を有する状態に水平状で、回転自在に載置されていて、このインナーローター11の外周壁11bが上下シェル2、3間の外周部分の内側に形成されている円筒状溝15内に回転自在に挿入されている。
そして、ディスク4がこのインナーローター11の底部11a上に回転自在で、上下動可能に水平状に載置されている。
【0028】
一方、一対のシャッター12、13はほぼ半円形状に成形された薄板構造に構成されている。そして、これら一対のシャッター12、13はインナーローター11の底部11aの下面で、開口部11cの両側に対称状に重ねられて、互いに反対側の端部が一対の回転支点16によってインナーローター11の底部11aに沿って回転自在に取り付けられている。そして、これら一対のシャッター12、13の回動支点16側とは反対側に対称状に形成されている一対のカム溝17が下シェル3の上面3bに一体成形されている一対のカムピン18に摺動自在に挿入されている。
【0029】
そして、インナーローター11の外周壁11bの外周面に一体成形された部品ギア等を有するインナーローター回転駆動部19の一部が上下シェル2、3の一側部に形成された溝状の窓穴20に露呈されていて、このインナーローター回転駆動部19が窓穴20の外側からラック等のインナーローター回転駆動部材(図示せず)によって矢印c、d方向に回転駆動されることにより、一対のシャッター12、13によって下シェル3の開口部3aが開閉されるように構成されている。
即ち、図17及び図19は、シャッター閉状態を示していて、この時は、インナーローター11が矢印c方向に回転されて、そのインナーローター11の開口部11cが下シェル3の開口部3aから矢印c方向に所定角分偏位され、一対のシャッター12、13がそれぞれ回動支点16を中心に矢印e方向から相互に閉じて、インナーローター11の底部11aの一部と、一対のシャッター12、13のそれぞれの一部とによって下シェル3の開口部3aが閉塞されている。
【0030】
次に、図18及び図20は、シャッター開状態を示していて、このディスクカートリッジ1がディスクドライブ装置(図示せず)内にセットされると、ディスクカートリッジ1の窓穴20の外側からインナーローター回転駆動部19がインナーローター回転駆動部材によって矢印d方向に回転駆動されて、インナーローター11が図17及び図19に示す閉位置から図18及び図20に示す開位置まで矢印d方向に回転駆動される。
【0031】
すると、インナーローター11の開口部11cが下シェル3の開口部3bの真上に重ねられると共に、一対のカム溝17とカムピン18とによる相互のカム作用によって、一対のシャッター12、13全体が矢印d方向に回動されながら、これら一対のシャッター12、13がそれぞれ回動支点16を中心に矢印f方向に相互に開いて、これら一対のシャッター12、13が相互に重ねられた開口部11c、3bの両側へ逃げ、下シェル3の開口部3aが完全開放されることになる。
なお、このディスクカートリッジ1がディスクドライブ装置からイジェクトされる際に、インナーローター回転駆動部材によってインナーローター11が図18及び図20に示す開位置から図17及び図19に示す閉位置まで矢印c方向に回転駆動されて、下シェル3の開口部3aが閉塞されることになる。
【0032】
そして、このように、インナーローター11の回転により開閉される一対のシャッター12、13によって下シェル3の開口部3aを開閉するディスクカートリッジ1にあっては、上下シェル2、3間にインナーローター11及び一対のシャッター12、13が収容されることになって、このディスクカートリッジ1全体の外部厚みCが厚くなる傾向にある。従って、モールド部品からなるインナーローター11の底部11a及びシャッター12、13の厚みをできるだけ薄くして、ディスクカートリッジ1全体の外部厚みCが厚くなることを防止する必要がある。
【0033】
しかし、インナーローター11及びシャッター12、13がモールド部品からなる薄板構造に形成されていると、これらは手指等で押された場合に、簡単に撓み易くなる。
このため、使用者が手でディスクカートリッジ1をつまんで、ディスクドライブ装置に対して出し入れしたり、ディスクカートリッジ1を持ち運びする際に、図16に1点鎖線で示すように、使用者が手指等を誤って、ディスクカートリッジ1の開口部3a内に下方から矢印b方向に挿入してしまい、閉塞状態にあるシャッター12、13及びインナーローター11の底部11aをディスクカートリッジ1内へ矢印b方向へ不用意に押し上げるようなことがあると、これら、シャッター12、13及びインナーローター11の底部11aがディスクカートリッジ1の内部へ簡単に撓んでしまい、これらシャッター12、13及びインナーローター11の底部11aがディスク4の下面4f側にある記録面4cに接触して、その記録面4cが傷つけられ易いと言う問題があった。
【0034】
しかし、図1〜図13に示したディスク押上げ構造の第1、第2、第3の実施の形態の何れかを、このディスクカートリッジ1に採用することにより、図1の(A)、図7の(A)、図10の(A)で説明したように、インナーローター11が下シェル3の開口部閉塞位置まで回転復帰されている状態では、ディスク4をディスク押上げ部25によって下シェル3の上方の上昇位置P2まで安全に上昇させて、そのディスク4を下シェル4の内部方向に十分な距離L分引き離しておくことができる。
【0035】
従って、使用者が手指等で下シェル3の開口部3bからシャッター12、13を内部へ不用意に押し込むようなことがあって、シャッター12、13及びインナーローター11の底部11aが内部である図1の(A)、図7の(A)、図10の(A)で矢印h方向へ撓ませられても、これらシャッター12、13及びインナーローター11の底部11aがディスク4の記録面4cに不用意に接触される危険を回避することができる。従って、ディスク4の記録面4cが傷つけられることを極力防止することができる高い安全性を確保できる効果がある。
【0036】
また、前述したように、インナーローター11の回転により開閉される一対のシャッター12、13によって下シェル3の開口部3aを開閉するディスクカートリッジ1にあっては、上下シェル2、3間にインナーローター11及び一対のシャッター12、13が収容されることになって、このディスクカートリッジ1全体の外部厚みCが厚くなる傾向にある。
そこで、図21及び図22に示すディスクチャッキング構造を適用することにより、上下シェル2、3間の内部厚みAを小さく抑えて、ディスクカートリッジ1全体の外部厚みCを極力小さくすることが可能になり、しかも、ディスク4のデータ記録及び/又は再生時の高い信頼性も得られると言う効果を奏することができる。
【0037】
即ち、図21及び図22に示すディスクチャッキング構造は、このディスクカートリッジ1内で、ディスク4の上面4fの中央位置に、SUS等の強磁性体でプレス加工等にて形成されたチャッキングプレート5が載置されている。そして、このチャッキングプレート5には、中央円形凹部5a、ディスク押圧部5b、テーパー部5c、外周フランジ部5dが一体で同心状にプレス加工されていて、更に、外周フランジ部5dの外周から上方に垂直状に立ち上げられた立ち上げ部(又は外周フランジ部5dの外周から下方に垂直状に立ち下げられた立ち下げ部)である外周円筒部5eが一体にプレス加工されている。そして、このチャッキングプレート5の最下部のディスク押圧部5bでディスク4の上面4fの中央位置に自重で水平状に載置されている。
【0038】
一方、上シェル2の下向きの内面である下面2aで、チャッキングプレート5の外周相当位置に、チャッキングプレート5の径方向(矢印X方向)の位置決め手段であって、外周ガイド部に相当する外周円筒状リブ6が垂直状に一体成形等されている。そして、この外周円筒状リブ6の円筒状内周面6aの内径寸法はチャッキングプレート5の外周円筒部5eの外径寸法より十分に大きく設定されている。
【0039】
従って、チャッキングプレート5は外周円筒状リブ6内に回転自在で、上下(矢印a、b方向)に移動可能に収容されていて、このチャッキングプレート5はディスク4と一緒に矢印a、b方向に上下動されるように構成されている。
なお、この外周円筒状リブ6とは、内周面6aが円筒状であるものを示唆していて、外周面6bは円筒状以外の多角形であっても良い。また、外周ガイド部としては下シェル3の上シェル2の下面2aに一体成形した複数の垂直リブを円筒状に並べた形状に構成することも可能である
【0040】
このディスクカートリッジ1のディスクチャッキング構造によれば、図21に示すように、ディスクカートリッジ1の非使用状態では、ディスク4が自重によって矢印a方向に下降されて、そのディスク4の下面4gで、中心穴4aの外周部分を下シェル3の上向きの内面である上面3bで、開口部3aの外周部分に一体成形等されている内周リブ3c上に水平状に載置して、ディスク4の下面4gで、データ記録部4b部分を下シェル3の下面3aから上方に浮かせている。
そして、外周円筒状リブ6内のチャッキングプレート5は自重によってディスク4と一緒に矢印a方向に下降されている。
【0041】
そして、図22に示すように、このディスクチャッキング構造によれば、ディスクカートリッジ1が図示省略したディスクドライブ装置内にローディングされると、下シェル3の開口部3a内にスピンドルモータ(図示せず)のターンテーブル41及び光学ピックアップ(図示せず)が下方から矢印b方向に相対的に挿入される。
【0042】
そして、そのターンテーブル41の上部中央に形成されているほぼ円錐台形状のセンターリング用凸部41aがディスク4の中心穴4aに矢印b方向から挿入されて、ディスク4がセンターリングされるのと同時に、ターンテーブル41の外周部分に水平状に形成されている円環状のディスク載置面41b上にディスク4の下面4gで中心穴4aの外周部分が水平状に載置される。そして、ディスク4がターンテーブル41によってディスクカートリッジ1内の上下シェル2、3間のほぼ中央位置まで矢印b方向に押し上げられ、そのディスク4と一緒にチャッキングプレート5が矢印b方向に押し上げれれて、これらディスク4及びチャッキングプレート5が共に上下シェル2、3に対して非接触状態に支持される。また、光学ピックアップがディスク4の下面4gに近接される。
【0043】
この時、ターンテーブル41のセンターリング用凸部41aの内の中央に埋設されている円形のチャッキング用マグネット12がチャッキングプレート5の中央円形凹部5c内に矢印b方向から挿入されて、このチャッキング用マグネット12がチャッキングプレート5に近接される。
すると、そのチャッキングプレート5がチャッキング用マグネット12の磁気吸引力によって矢印a方向に吸引されて、チャッキングプレート5の円環状のディスク押圧部5bがディスク4の上面4fで中心穴4bの外周部分をターンテーブル41の円環状のディスク載置面41b上に上方から圧着して固定、即ち、チャッキングする。
【0044】
そして、スピンドルモータによってターンテーブル41を介してディスク4がディスクカートリッジ1内で回転駆動されて、光学ピックアップによってディスク4のデータ記録部4cにデータが記録及び/又は再生される際、チャッキングプレート5は上シェル2及び外周円筒状リブ6に対して非接触状態で、ディスク4と一体に回転されることになる。
なお、このディスクチャッキング回転時におけるディスク4及びチャッキングプレート5の上シェル2に対する隙間は、チャッキングプレート5の外周円筒部5eの上端と外周円筒状リブ6の内周面との間の水平方向の隙間G1、その外周円筒部5eの上端と上シェル2の下面2aとの間の垂直方向の隙間G2、その外周円筒状リブ6の下端面6cとディスク4の上面4dとの間の垂直方向の隙間G3との合計3箇所である。
【0045】
このディスクカートリッジ1のディスクチャッキング構造によれば、図22に示すように、ディスクチャッキング回転時において、上シェル2とディスク4との間で考慮しなければならない垂直方向の隙間は、上シェル2とチャッキングプレート5との間の隙間G2と、外周円筒状リブ6とディスク4との間の隙間G3との2箇所のみとなり、これらの隙間G2、G3は十分に大きく設定することができる。
【0046】
そして、これら2箇所の隙間G2、G3を十分に大きく設定することができれば、ディスクチャッキング回転時に、スピンドルモータによりターンテーブル41と一緒にディスク4及びチャッキングプレート5が回転駆動される際に、隙間G2部分においては、チャッキングプレート5が上シェル2に接触され難くなり、隙間G3部分では、ディスク4が外周円筒状リブ6に接触され難くななるので、信頼性が向上する。また、温度、湿度等の環境変化による収縮、膨張の発生による信頼性の低下も抑えることができる。
また、外周円筒状リブ6は、単純な円筒形等に形成すれば良いので、この外周円筒状リブ6は上記上シェル2に極くに簡単一体成形することができ、この外周円筒状リブ6を上シェル2に一体成形することによるコストアップは何等発生しない。
【0047】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
例えば、本発明は、上シェル2の全部又は一部を下シェル3に対して開閉自在に構成して、ディスク4をインナーローター11内に交換(脱着)可能に収納することができるリムーバブルディスク(Removable Disk)用キャディと称されるディスクカートリッジにも適用可能である。
また、本発明は、ディスク4の下側外周エッジ4eに下方から接触されるディスク押上部25の傾斜面25a等のディスク接触部に、弾性部材を付設して、ディスク4を弾性的に、安全に押し上げることができるように構成することも可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のディスクカートリッジは、次のような効果を奏することができる。
【0049】
請求項1は、インナーローターが下シェルの開口部の開位置から閉位置へ回転復帰された時に、ディスク押上げ部が上昇されて、そのディスク押上げ部がインナーローター内のディスク状記録媒体の下側外周エッジに下方から接触されて、そのディスク状記録媒体をそのままインナーローターの上方へ押し上げるので、ディスク状記録媒体の下側外周エッジに側圧を印加することなく、ディスク状記録媒体をインナーローターの上方へ軽快に押し上げることができるようにしたので、インナーローターによって下シェルの開口部が閉塞された時に、ディスク状記録媒体の保護シートを剥離したり、ディスク状記録媒体に撓み等の変形を発生させることなく、ディスク状記録媒体をインナーローターの上方へ引き離して、シャッターやインナーローターがディスク状記録媒体の記録面に不用意に接触されることがないようにすることができ、高い安全性を確保できる。
【0050】
請求項2は、ディスク状記録媒体を複数個のディスク押上げ部によってインナーローターの上方へ平行状に押し上げることができる。
【0051】
請求項3は、ディスク押上げ部と、そのディスク押上げ部を下方へ押し下げ付勢する弾性手段とをインナーローターに備えて、インナーローターが下シェルの開口部の開位置から閉位置へ回転復帰された時に、ディスク押上げ部を弾性作用部に抗して下シェルの押上げ用凸部上に乗り上げることにより、ディスク押上げ部を上方へ押し上げるようにしたので、ディスク押上げ部及び弾性作用部をモールド部品等のインナーローターに一体成形することが可能であり、構造が簡単で、製造が容易である。
【0052】
請求項4及び請求項6は、ディスク押上げ部をインナーローターに対して上下方向に平行移動させるように構成したので、このディスク押上げ部によってディスク状記録媒体の下側外周エッジを下方から上方へ押し上げる際に、その下側外周エッジに側圧がより一層かかりにくくなる。
【0053】
請求項5は、ディスク押上げ部と、そのディスク押上げ部を上方へ押し上げ付勢する弾性作用部とを下シェルに備えて、インナーローターが下シェルの開口部の開位置から閉位置へ回転復帰された時に、ディスク押上げ部を弾性作用部によって上方へ押し上げるようにしたので、ディスク状記録媒体をインナーローターの上方へ弾性的に無理なく、安全に押し上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクカートリッジのディスク押上げ構造の第1の実施の形態を説明する要部を拡大して示した断面図である。
【図2】図1の要部の平面図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】インナーローターによる下シェルの開口部の閉塞位置と、インナーローター上の2個のディスク押上げ部の配置とを示した下面側から見た透視図である。
【図5】図4のインナーローターが下シェルの開口部の開放位置まで回転した様子を示した下面側から見た透視図である。
【図6】インナーローターの3個のディスク押上げ部の配置を示した下面側から見た透視図である。
【図7】本発明を適用したディスクカートリッジのディスク押上げ構造の第2の実施の形態を説明する要部を拡大して示した断面図である。
【図8】図7の要部の平面図である。
【図9】図7の斜視図である。
【図10】本発明を適用したディスクカートリッジのディスク押上げ構造の第3の実施の形態を説明する要部を拡大して示した断面図である。
【図11】図10のA−A矢視及びB−B矢視での一部切欠き側面図である。
【図12】図10の要部の下面図である。
【図13】インナーローターによる下シェルの開口部の閉塞位置と、下シェル上の2個のディスク押上げ部の配置とを示した下面側から見た透視図である。
【図14】本発明を適用したディスクカートリッジのディスクカートリッジ全体の概要を説明する斜視図である。
【図15】図14のディスクカートリッジの分解斜視図である。
【図16】図14のディスクカートリッジの断面側面図である。
【図17】図14のディスクカートリッジのインナーローターと一対のシャッターの閉状態を示した下面側から見た斜視図である。
【図18】図14のディスクカートリッジのインナーローターと一対のシャッターの開状態を示した下面側から見た斜視図である。
【図19】図14のディスクカートリッジのインナーローターと一対のシャッターによって下シェルの開口部を閉塞した時の下方からの透視図である。
【図20】図14のディスクカートリッジのインナーローターと一対のシャッターによって下シェルの開口部を開放した時の下方からの透視図である。
【図21】同上のディスクカートリッジの非使用状態の断面側面図である。
【図22】同上のディスクカートリッジのディスクチャッキング回転時におけるディスク及びチャッキングプレートの上シェルに対する隙間を説明する図面である。
【図23】従来のディスクカートリッジのディスク押し上げ構造を説明する要部の断面側面図である。
【符号の説明】
1はディスクカートリッジ、2は上シェル、2aは上シェルの下面、3は下シェル、3aは下シェルの開口部、4はディスク状記録媒体であるディスク、4cはディスクの記録面、4dはディスクの保護シート、4eはディスクの下側外周エッジ、25はディスク押上げ部、26は弾性作用部、28は押上げ用凸部、31はガイド部、32は被ガイド部、33は切欠き部、35はガイド溝、36は切欠き部である。

Claims (6)

  1. 上下シェル間に回転自在に収容されたインナーローター内に、ディスク状記録媒体を上下移動可能で、回転自在に載置することができ、
    上記インナーローターの回転によって上記下シェルの開口部を開閉するシャッターを備えたディスクカートリッジにおいて、
    上記インナーローターの外周部分に配置されて、上下方向に移動されるディスク押上げ部であって、上記インナーローターが上記開口部の開位置から閉位置へ回転復帰された時に上昇され、上記ディスク状記録媒体の下側外周エッジに下方から接触されて、該ディスク状記録媒体を上記インナーローターの上方へそのまま押し上げるディスク押上げ部を備えた
    ことを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 上記ディスク押上げ部が上記インナーローターの周囲の複数箇所に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  3. 上記ディスク押上げ部と、該ディスク押上げ部を下方へ押し下げ付勢する弾性作用部とが上記インナーローターに備えられ、
    上記インナーローターが上記開位置から上記閉位置へ回転復帰された時に、上記ディスク押上げ部が下シェルの押上げ用凸部上に乗り上げることにより、該ディスク押上げ部が上記弾性作用部に抗して上記インナーローターの上方へ押し上げられるように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  4. 上記ディスク押上げ部を上記インナーローターに対して上下方向に平行移動させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のディスクカートリッジ。
  5. 上記ディスク押上げ部と、該ディスク押上げ部を上方へ押上げ付勢する弾性作用部とが上記下シェルに備えられ、
    上記インナーローターが上記開位置から上記閉位置へ回転復帰された時に、上記ディスク押上げ部が上記弾性作用部によって上記インナーローターの上方へ押し上げられるように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  6. 上記ディスク押上げ部を上記下シェルに対して上下方向に平行移動させるように構成した
    ことを特徴とする請求項5に記載のディスクカートリッジ。
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