JP2004102553A - 電子文書表示方法、そのプログラム及びその装置 - Google Patents

電子文書表示方法、そのプログラム及びその装置 Download PDF

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肥爪 愛子
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Abstract

【課題】弱視者や高齢者その他の視力が弱い者が簡単な操作で目の負担を軽減できしかも電子文書の情報から重要な部分や興味のある部分を効率的に見つけ出してその内容を十分把握できるようにする。
【解決手段】開示されるウエッブページの表示方法は、見出しと複数の文とからなる段落を有する電子文書を設定された倍率により拡大する拡大処理と、設定された要約方法により電子文書から一部の見出しや一部の段落、あるいは各段落を構成する一部の文を除去することにより電子文書を要約する要約処理と、拡大処理及び要約処理がなされた電子文書を表示する表示処理とを有している。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターネット上で公開されているウエッブページ(web)ページやワードプロセッサ・ソフトウェア等により作成された文書(これらを電子文書と総称する)を表示するための電子文書表示方法、そのプログラム及びその装置に関し、特に、弱視者や高齢者その他の視力が弱い者を対象とした電子文書表示方法、そのプログラム及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す。)等で使用される、インターネット上で公開されているウエッブページを閲覧するためのアプリケーション・ソフトウェアであるブラウザ(browser)には、代表的なものとして、マイクロソフト社のInternet Explorer(商標名)やネットスケープ社のNetscape Navigator(商標名)がある。この種のブラウザは、ユーザ、特に、弱視者や高齢者その他の視力が弱い者の目の負担を軽減するために、表示部の表示領域の内容(文字や絵等)を拡大して表示したり、ユーザが表示領域の背景の色や文字の色、あるいは文字のフォントの大きさを設定することにより、見やすくする機能を有している。ここで、弱視者とは、メガネやコンタクトレンズで矯正しても視力が0.3よりよくならない者をいう。
【0003】
一般に、ウエッブページは、表示する文章とその構成(ページタイトル、段落、見出し等の表示位置、文字の大きさ等)を示したHTML(HyperText MarkupLanguage)やSGML(Standard Generalized Markup Language)等のマークアップ言語(markup language)で作成されている。ブラウザは、このようなウエッブページを読み込んだ際に、そのマークアップ言語を解析し、ページタイトルや段落、見出し等の表示位置、文字の大きさを決定し、ウエッブページを表示部に表示している。
また、ユーザが起動中のブラウザに対して文字の基本拡大倍率(例えば、最大、大、中、小、最小のいずれか)の変更を指示した場合には、ブラウザは、変更指示された基本拡大倍率に応じてウエッブページの文字サイズを変更して表示部に表示する。ここで、基本拡大倍率とは、ウエッブページを構成する本文の既定の文字サイズに対する拡大の割合を意味している。
【0004】
一方、ウィンドウズ(登録商標)等のオペレーションシステム(OS)においても、デスクトップ表示画面における各アイコンやツールバー、タスクバー内のボタンを拡大表示する機能の他、体に障害を持つユーザがOSをより簡単に使用するためのユーザ補助機能が設けられている。このユーザ補助機能の中には、表示部の表示画面を上下に2分割し、下側に各アプリケーション・ソフトウェアの既定の文字サイズの内容を表示するとともに、上側に対応するアプリケーション・ソフトウェアのほぼ一行分の内容をユーザにより指定された倍率で拡大して表示する「拡大鏡」と呼ばれるツールがある。
さらに、ユーザの設定に応じて、OSのデスクトップ画面の表示内容を、全面的又は部分的に拡大表示したり、背景色や文字色を変更して拡大表示したり、メニューやダイアログボックスの操作時やアプリケーション・ソフトウェアごとに拡大倍率を設定する拡大表示ソフトウェアが開発されている。この種のソフトウェアとしては、Ai Squared社のZoomText Xtra Level1(登録商標)や、Dolphin Computer Access Limited.社のLunar for Windows 95/98/Me(登録商標)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、弱視者の病状としては、視野が狭かったり、暗いところでは見えなくなったり、まぶしさに弱かったり、色がわかりにくかったり、眼球が絶えず細かく動くために一点を見つめるのが苦手だったりなどがある。また、高齢者その他の視力が弱い者でも、白内障や緑内障等に罹患しているなど、視力が弱い原因は様々である。また、どのようなユーザであっても、表示部の表示画面を視る時間が長くなればなるほど目が疲労してくるものである。
しかし、上記した従来のブラウザやユーザの視力等を考慮した各種のソフトウェアは、ウエッブページやデスクトップ画面の表示内容はそのまま、すなわち、ユーザが視る文字数は変えないで文字やアイコン等を拡大表示しているに過ぎない。したがって、ユーザがウエッブページやデスクトップ画面の表示内容を理解するために読まなければならない文字数は変わらないので、目が疲れてしまうことには変わりない。また、上記した各種のソフトウェアは、文字の拡大率やその色等はユーザが個々に設定する必要があるが、その設定をする前の段階では文字の大きさや色は通常の視力を有する者を前提に設定されているため、使い勝手がよいとは言えない。
【0006】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、弱視者や高齢者その他の視力が弱い者であっても、簡単な操作で、目の負担を軽減できしかも電子文書の情報から重要な部分や興味のある部分を効率的に見つけ出してその内容を十分把握することができる電子文書表示方法、そのプログラム及びその装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係る電子文書表示方法は、見出しと複数の文とからなる段落を有する電子文書を設定された倍率により拡大する拡大処理と、設定された要約方法により上記電子文書から一部の上記見出しや一部の上記段落、あるいは上記段落を構成する一部の上記文を除去することにより上記電子文書を要約する要約処理と、上記拡大処理及び上記要約処理がなされた上記電子文書を表示する表示処理とを有することを特徴としている。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子文書表示方法に係り、上記見出しは、ファイルやデータの一部につけ加える属性情報であるタグ、あるひとまとまりの文字ブロックの先頭にあり、体言止めとなっているもの、指定することによりリンクが可能となっているもの、書式や文字サイズが他の文章と異なっているもの、先頭に数字とピリオド又は空白があるもののいずれかからなることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電子文書表示方法に係り、上記要約処理では、上記倍率に応じて上記要約後の上記電子文書の文字数を変更することを特徴としている。
【0010】
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記要約処理は、上記電子文書の文章構造を解析し、設定された規則に基づいて上記電子文書から表示情報を抽出する第1のステップと、上記表示情報に基づいて、上記電子文書を再構成する第2のステップとからなることを特徴としている。
【0011】
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記要約処理では、上記要約後の上記電子文書、上記見出し、上記文の少なくとも1つの近傍に、上記要約前の上記電子文書全体や上記段落全文を表示することを指示するための全文表示マークを付加し、上記表示処理は、上記全文表示マークの指定に応じて、上記要約前の上記電子文書全体や対応する上記段落全文を表示する全文表示処理を有することを特徴としている。
【0012】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の電子文書表示方法に係り、上記要約処理では、上記要約後の上記電子文書の最初や上記見出し、上記文の後に上記全文表示マークを付加することを特徴としている。
【0013】
また、請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の電子文書表示方法に係り、上記全文表示処理では、上記全文表示マークの指定に応じて、上記電子文書全体や対応する上記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴としている。
【0014】
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記要約処理では、上記要約後の上記電子文書、上記見出し、上記文の少なくとも1つの近傍に、上記電子文書や上記段落の要約方法の順次変更を指示するための要約変更マークを付加し、上記表示処理は、上記要約変更マークの指定に応じて、所定の順序で上記電子文書や上記段落の要約方法を順次変更して表示する要約変更表示処理を有することを特徴としている。
【0015】
また、請求項9記載の発明は、請求項8記載の電子文書表示方法に係り、上記要約変更表示処理では、上記電子文書の近傍に付加された上記要約変更マークが指定されるごとに、上記電子文書を構成する上記見出しのすべて、上記見出しのすべてと上記段落の最初の1文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の2文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の3文、上記見出しのすべてと上記段落のすべての文、上記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、上記見出しや上記文の近傍に付加された上記要約変更マークが指定されるごとに、上記見出し、上記見出しと最初の1文、上記見出しと最初の2文、上記見出しと最初の3文、上記見出しとすべての文、上記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴としている。
【0016】
また、請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の電子文書表示方法に係り、上記要約処理では、上記要約後の上記電子文書の最初や上記見出し、上記文の後に上記要約変更マークを付加することを特徴としている。
【0017】
また、請求項11記載の発明は、請求項1、2、3、4、8、9又は10のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記表示処理は、上記要約後の上記電子文書全体、上記見出し、上記文の指定に応じて、上記要約前の上記電子文書全体や対応する上記段落全文を表示する全文表示処理を有することを特徴としている。
【0018】
また、請求項12記載の発明は、請求項11記載の電子文書表示方法に係り、上記全文表示処理では、上記要約後の上記電子文書全体、上記見出し、上記文の指定に応じて、上記電子文書全体や対応する上記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴としている。
【0019】
また、請求項13記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、11又は12のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記表示処理は、上記要約後の上記電子文書全体、上記見出し、上記文の指定に応じて、所定の順序で上記電子文書や上記段落の要約方法を順次変更して表示する要約変更表示処理を有することを特徴としている。
【0020】
また、請求項14記載の発明は、請求項13記載の電子文書表示方法に係り、上記要約変更表示処理では、上記電子文書全体が指定されるごとに、上記電子文書を構成する上記見出しのすべて、上記見出しのすべてと上記段落の最初の1文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の2文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の3文、上記見出しのすべてと上記段落のすべての文、上記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、上記見出しや上記文が指定されるごとに、上記見出し、上記見出しと最初の1文、上記見出しと最初の2文、上記見出しと最初の3文、上記見出しとすべての文、上記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴としている。
【0021】
また、請求項15記載の発明は、請求項1乃至14のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記表示処理、上記全文表示処理、上記要約変更表示処理では、設定又は操作部の操作に応じて、上記見出し及び上記文は、背景が黒、文字が黄色で表示することを特徴としている。
【0022】
また、請求項16記載の発明は、請求項1乃至15のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記表示処理、上記全文表示処理、上記要約変更表示処理では、設定又は操作部の操作に応じて、上記見出し及び上記文は、文字のすべての部分がほぼ同じ太さで構成される書体で表示することを特徴としている。
【0023】
また、請求項17記載の発明は、請求項1乃至16のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記表示処理、上記全文表示処理、上記要約変更表示処理では、上記要約後の上記電子文書のうち、設定された拡大方法により選択された上記見出しや上記文を設定された倍率により拡大して表示することを特徴としている。
【0024】
また、請求項18記載の発明は、請求項1乃至17のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記表示処理、上記全文表示処理、上記要約変更表示処理では、メニューを構成するコマンドボタン、ダイアログボックス又はボタンが指定された場合には、所定の倍率で上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス又は上記ボタンが設定された倍率で拡大して表示することを特徴としている。
【0025】
また、請求項19記載の発明は、請求項2乃至18のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記指定は、操作部の操作により表示画面に表示されたカーソルやポインタが上記見出し、上記全文表示マーク、上記要約変更マーク、上記電子文書全体、上記文、上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス、上記ボタンの各上に移動された後、上記操作部が操作されることにより認識し、又は、上記操作部の操作により表示画面上に表示されたカーソルやポインタが上記見出し、上記全文表示マーク、上記要約変更マーク、上記電子文書全体、上記文、上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス、上記ボタンの各上に移動された後、上記カーソルや上記ポインタが所定時間当該個所に保持されていることを検出することにより認識することを特徴としている。
【0026】
また、請求項20記載の発明は、請求項1乃至19のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、各ユーザにより入力された個人情報に基づいて、各上記ユーザごとに、上記倍率や上記要約方法、上記要約方法、上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス、上記ボタンの倍率、上記見出し及び上記文の背景や文字色が設定されることを特徴としている。
【0027】
また、請求項21記載の発明は、請求項20記載の電子文書表示方法に係り、上記個人情報は、上記ユーザの生年月日、性別、矯正視力や医学的診断による症状であることを特徴としている。
【0028】
また、請求項22記載の発明は、請求項1乃至21のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記電子文書表示を開始してから所定時間が経過した場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記電子文書表示を一時中断又は上記倍率を変更することを特徴としている。
【0029】
また、請求項23記載の発明は、請求項1乃至22のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記ユーザの目の瞬き回数が所定回数以上である場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記電子文書表示を一時中断又は上記倍率を変更することを特徴としている。
【0030】
また、請求項24記載の発明は、請求項1乃至23のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、上記ユーザの目近傍の明るさが所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記電子文書表示を一時中断又は上記倍率を変更することを特徴としている。
【0031】
また、請求項25記載の発明は、請求項1乃至14のいずれか1に記載の電子文書表示方法に係り、表示画面と上記ユーザの目との距離が所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記倍率を変更し又は上記電子文書表示を一時中断することを特徴としている。
【0032】
また、請求項26記載の発明に係る電子文書表示プログラムは、コンピュータに請求項1乃至25のいずれか1に記載の機能を実現させることを特徴としている。
【0033】
また、請求項27記載の発明に係る電子文書表示装置は、見出しと複数の文とからなる段落を有する電子文書を設定された倍率により拡大するとともに、設定された要約方法により上記電子文書から一部の上記見出しや一部の上記段落、あるいは上記段落を構成する一部の上記文を除去することにより上記電子文書を要約し、上記拡大及び上記要約がなされた上記電子文書を表示する制御部を備えてなることを特徴としている。
【0034】
また、請求項28記載の発明は、請求項27記載の電子文書表示装置に係り、上記見出しは、ファイルやデータの一部につけ加える属性情報であるタグ、あるひとまとまりの文字ブロックの先頭にあり、体言止めとなっているもの、指定することによりリンクが可能となっているもの、書式や文字サイズが他の文章と異なっているもの、先頭に数字とピリオド又は空白があるもののいずれかからなることを特徴としている。
【0035】
また、請求項29記載の発明は、請求項27又は28記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記倍率に応じて上記要約後の上記電子文書の文字数を変更することを特徴としている。
【0036】
また、請求項30記載の発明は、請求項27乃至29のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記電子文書の文章構造を解析し、設定された規則に基づいて上記電子文書から表示情報を抽出した後、上記表示情報に基づいて、上記電子文書を再構成して上記要約を行うことを特徴としている。
【0037】
また、請求項31記載の発明は、請求項27乃至31のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記要約後の上記電子文書、上記見出し、上記文の少なくとも1つの近傍に、上記要約前の上記電子文書全体や上記段落全文を表示することを指示するための全文表示マークを付加し、上記全文表示マークの指定に応じて、上記要約前の上記電子文書全体や対応する上記段落全文を表示することを特徴としている。
【0038】
また、請求項32記載の発明は、請求項31記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記要約後の上記電子文書の最初や上記見出し、上記文の後に上記全文表示マークを付加することを特徴としている。
【0039】
また、請求項33記載の発明は、請求項31又は32記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記全文表示マークの指定に応じて、上記電子文書全体や対応する上記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴としている。
【0040】
また、請求項34記載の発明は、請求項27乃至33のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記要約後の上記電子文書、上記見出し、上記文の少なくとも1つの近傍に、上記電子文書や上記段落の要約方法の順次変更を指示するための要約変更マークを付加し、上記要約変更マークの指定に応じて、所定の順序で上記電子文書や上記段落の要約方法を順次変更して表示することを特徴としている。
【0041】
また、請求項35記載の発明は、請求項34記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記電子文書の近傍に付加された上記要約変更マークが指定されるごとに、上記電子文書を構成する上記見出しのすべて、上記見出しのすべてと上記段落の最初の1文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の2文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の3文、上記見出しのすべてと上記段落のすべての文、上記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、上記見出しや上記文の近傍に付加された上記要約変更マークが指定されるごとに、上記見出し、上記見出しと最初の1文、上記見出しと最初の2文、上記見出しと最初の3文、上記見出しとすべての文、上記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴としている。
【0042】
また、請求項36記載の発明は、請求項34又は35記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記要約後の上記電子文書の最初や上記見出し、上記文の後に上記要約変更マークを付加することを特徴としている。
【0043】
また、請求項37記載の発明は、請求項27、28、29、30、34、35又は36のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記要約後の上記電子文書全体、上記見出し、上記文の指定に応じて、上記要約前の上記電子文書全体や対応する上記段落全文を表示する全文表示処理を有することを特徴としている。
【0044】
また、請求項38記載の発明は、請求項37記載の電子文書表示装置に係り、上記全文表示処理では、上記要約後の上記電子文書全体、上記見出し、上記文の指定に応じて、上記全文表示マークの指定に応じて、上記電子文書全体や対応する上記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴としている。
【0045】
また、請求項39記載の発明は、請求項27、28、29、30、31、32、33、37又は38のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記要約後の上記電子文書全体、上記見出し、上記文の指定に応じて、所定の順序で上記電子文書や上記段落の要約方法を順次変更して表示することを特徴としている。
【0046】
また、請求項40記載の発明は、請求項39記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記電子文書全体が指定されるごとに、上記電子文書を構成する上記見出しのすべて、上記見出しのすべてと上記段落の最初の1文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の2文、上記見出しのすべてと上記段落の最初の3文、上記見出しのすべてと上記段落のすべての文、上記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、上記見出しや上記文が指定されるごとに、上記見出し、上記見出しと最初の1文、上記見出しと最初の2文、上記見出しと最初の3文、上記見出しとすべての文、上記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴としている。
【0047】
また、請求項41記載の発明は、請求項27乃至40のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記電子文書を表示する際には、設定又は操作部の操作に応じて、上記見出し及び上記文を、背景が黒、文字が黄色で表示することを特徴としている。
【0048】
また、請求項42記載の発明は、請求項27乃至41のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記電子文書を表示する際には、設定又は操作部の操作に応じて、上記見出し及び上記文を、文字のすべての部分がほぼ同じ太さで構成される書体で表示することを特徴としている。
【0049】
また、請求項43記載の発明は、請求項27乃至42のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記電子文書を表示する際には、上記要約後の上記電子文書のうち、設定された拡大方法により選択された上記見出しや上記文を設定された倍率により拡大して表示することを特徴としている。
【0050】
また、請求項44記載の発明は、請求項27乃至43のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、メニューを構成するコマンドボタン、ダイアログボックス又はボタンが指定された場合には、所定の倍率で上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス又は上記ボタンが設定された倍率で拡大して表示することを特徴としている。
【0051】
また、請求項45記載の発明は、請求項28乃至44のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記指定を、操作部の操作により表示画面に表示されたカーソルやポインタが上記見出し、上記全文表示マーク、上記要約変更マーク、上記電子文書全体、上記文、上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス、上記ボタンの各上に移動された後、上記操作部が操作されることにより認識し、又は、上記操作部の操作により表示画面上に表示されたカーソルやポインタが上記見出し、上記全文表示マーク、上記要約変更マーク、上記電子文書全体、上記文、上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス、上記ボタンの各上に移動された後、上記カーソルや上記ポインタが所定時間当該個所に保持されていることを検出することにより認識することを特徴としている。
【0052】
また、請求項46記載の発明は、請求項27乃至45のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、各ユーザにより入力された個人情報に基づいて、各上記ユーザごとに、上記倍率や上記要約方法、上記要約方法、上記コマンドボタン、上記ダイアログボックス、上記ボタンの倍率、上記見出し及び上記文の背景や文字色を設定することを特徴としている。
【0053】
また、請求項47記載の発明は、請求項46記載の電子文書表示装置に係り、上記個人情報は、上記ユーザの生年月日、性別、矯正視力や医学的診断による症状であることを特徴としている。
【0054】
また、請求項48記載の発明は、請求項27乃至47のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記電子文書表示を開始してから所定時間が経過した場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記電子文書表示を一時中断又は上記倍率を変更することを特徴としている。
【0055】
また、請求項49記載の発明は、請求項27乃至48のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記ユーザの目の瞬き回数が所定回数以上である場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記電子文書表示を一時中断又は上記倍率を変更することを特徴としている。
【0056】
また、請求項50記載の発明は、請求項27乃至49のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、上記ユーザの目近傍の明るさが所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記電子文書表示を一時中断又は上記倍率を変更することを特徴としている。
【0057】
また、請求項51記載の発明は、請求項27乃至50のいずれか1に記載の電子文書表示装置に係り、上記制御部は、表示画面と上記ユーザの目との距離が所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて上記倍率を変更し又は上記電子文書表示を一時中断することを特徴としている。
【0058】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
A.第1の実施例
まず、この発明の第1の実施例について説明する。
図2は、この発明の第1の実施例である電子文書表示方法を適用したネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
この例のネットワークシステムは、パソコン(電子文書表示装置)1〜1(nは自然数)と、サーバ2〜2(mは自然数)と、ネットワーク3とから構成されている。パソコン1〜1と、サーバ2〜2とは、インターネット等からなるネットワーク3を介して互いに接続されている。
【0059】
パソコン1〜1は、図3に示すように、各々、制御部4と、記憶部5と、表示部6と、操作部7と、通信部8とから構成されている。制御部4は、CPU(中央処理装置)等からなり、記憶部5に記憶されているブラウザ等の各種プログラムに基づいて、ウエッブページ拡大表示処理等を実行する。ウエッブページ拡大表示処理は、ユーザの操作部7の操作に応じて、ウエッブページの対応する個所のひとまとまりの文章等を要約するとともに拡大して表示する処理である。
【0060】
記憶部5は、ROMやRAM等の半導体メモリ、FD(フレキシブル・ディスク)が装着されるFDドライバ、HD(ハード・ディスク)が装着されるHDドライバ、MO(光磁気)ディスクが装着されるMOディスクドライバ、あるいはCD(コンパクト・ディスク)−ROM、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)やDVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等が装着されるCD/DVDドライバ等からなる。記憶部5には、制御部4が実行する各種プログラムの他、各種のデータが記憶される。表示部6は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイなどからなる。操作部7は、キーボードやマウス等からなる。通信部8は、ネットワーク3を介してサーバ2〜2とデータ通信を行う。
【0061】
図2に示すサーバ2〜2は、各々、制御部と、記憶部と、表示部と、操作部と、通信部とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。サーバ2〜2は、各々インターネット・サービス・プロバイダ(ISP;Internet service provider)や電子商取引サイト(ECサイト;electronic commerce site)等のコンテンツ提供者により設置・管理されている。制御部は、CPU等からなり、記憶部に記憶されているプログラムに基づいて、コンテンツ供給処理等を実行する。コンテンツ供給処理は、パソコン1〜1のいずれかからアクセスされた場合、ユーザにより要求されたコンテンツを生成した後、ウエッブページとして対応するパソコン1〜1に送信する処理である。
【0062】
記憶部は、ROMやRAM等の半導体メモリ、FDが装着されるFDドライバ、HDが装着されるHDドライバ、MOディスクが装着されるMOディスクドライバ、あるいはCD−ROM、CD−R、CD−RWやDVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等が装着されるCD/DVDドライバ等からなる。記憶部には、制御部が実行する各種プログラムの他、各種のデータやコンテンツが記憶される。表示部は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイなどからなる。操作部は、キーボードやマウス等からなる。通信部は、ネットワーク3を介してパソコン1〜1とデータ通信を行う。
【0063】
この第1の実施例においては、ウエッブページを構成する各文章をそのままの文字数で拡大表示するのではなく、各文章を所定の規則に従って要約するとともに拡大表示することを特徴としている。まず、表示対象のウエッブページの一部を簡略化したものを図4に示す。このウエッブページは、「関東経済新聞社」が管理する「KANKEI.com」というサーバから提供されるものであり、ホームページを構成する「情報ディレクトリ」の中の「金融・マネー」というジャンルの中の「株式」というウエッブページである。また、各文字のフォントは、弱視者等の視力の弱い者にとっては、漢字の「はね」や「はらい」等の各先端部分が他の部分より細くなる明朝体よりも、すべての部分が同じ太さのゴシック体が望ましい。
【0064】
次に、上記構成のネットワークシステムの動作について、図1に示すフローチャートを参照して説明する。前提として、ユーザはパソコン1を所有し、関東経済新聞社が管理するサーバはサーバ2であるとする。また、この例のネットワークシステムにおいては、「基本拡大倍率」が随時設定可能に構成されているとともに、設定された「基本拡大倍率」に対応する「見出しの表示方法」、「要約方法」及び「拡大方法」も随時設定可能に構成されている。ここで、「基本拡大倍率」とは、上記したように、ウエッブページを構成する本文の既定の文字サイズに対する拡大の割合を意味している。また、「見出し」とは、例えば、ファイルやデータの一部につけ加える属性情報であるタグ、段落等のあるひとまとまりの文字ブロックの先頭にあるもの(例えば、体言止めとなっているもの、クリックすることによりリンクが可能となっているもの、書式や文字サイズが他の文章と異なっているもの、先頭に数字とピリオド又は空白があるもの)などをいう。このようなものを制御部4が検索した場合に「見出し」と認識する。「見出しの表示方法」とは、ウエッブページを構成する複数の「見出し」を表示する方法を意味している。
【0065】
さらに、「要約方法」とは、ウエッブページを構成する本文を要約して表示する方法を意味している。「拡大方法」とは、要約表示された各本文のうち、どの部分を設定された「基本拡大倍率」で拡大表示するかを表している。図5には、「基本拡大倍率」、「見出しの表示方法」、「要約方法」及び「拡大方法」の設定可能な具体例を示している。「見出しの表示方法」において、「最初からユーザにより設定された個数の見出し」とは、すべての「見出し」のうち、最初の「見出し」から何個目まで表示するかをユーザが設定可能であることを意味している。また、「ユーザにより設定された特定の語を含んだ見出し」とは、すべての「見出し」のうち、ユーザが例えば、「株式」という特定の語を含んだ「見出し」のみを表示することが設定可能であることを意味している。一方、「要約方法」において、「見出しとユーザにより設定された個数の最初と最後の文」とは、表示される「見出し」により代表される段落に属する複数の文のうち、ユーザにより設定された個数の最初の文と最後の文とが当該段落の要約として表示されることを意味している。また、「見出しとユーザにより設定された特定の語を含んだ文」とは、表示される「見出し」により代表される段落に属する複数の文のうち、ユーザにより設定された特定の語(例えば、「株式」)を含んだ文が当該段落の要約として表示されることを意味している。
【0066】
「拡大方法」において、「すべての見出し及びすべての段落の文」とは、すべての「見出し」のうち、「見出しの表示方法」により設定された「見出し」すべてを拡大表示するとともに、拡大表示された「見出し」に対応した段落のすべてにおいて、「要約方法」により設定された文について拡大表示することを意味している。また、「すべての見出しと、最初からユーザにより設定された個数の段落の文」とは、すべての「見出し」のうち、「見出しの表示方法」により設定された「見出し」すべてを拡大表示するとともに、拡大表示された「見出し」に対応した段落のうち、ユーザにより設定された個数の最初の段落において、「要約方法」により設定された文について拡大表示することを意味している。「すべての見出しと、最初からユーザにより設定された個数の段落の文と、最後の段落の文」とは、すべての「見出し」のうち、「見出しの表示方法」により設定された「見出し」すべてを拡大表示するとともに、拡大表示された「見出し」に対応した段落のうち、ユーザにより設定された個数の最初の段落及び最後の段落において、「要約方法」により設定された文について拡大表示することを意味している。「すべての見出しと、ユーザにより設定された特定の語を含んだ段落の文」とは、すべての「見出し」のうち、「見出しの表示方法」により設定された「見出し」すべてを拡大表示するとともに、拡大表示された「見出し」に対応した段落のうち、ユーザにより設定された特定の語(例えば、「株式」)を含んだ文がある段落において、「要約方法」により設定された文について拡大表示することを意味している。
【0067】
以上説明した「基本拡大倍率」、「見出しの表示方法」、「要約方法」及び「拡大方法」の設定可能な具体例等は、予め図3に示す記憶部5の所定の記憶領域に記憶されているとともに、ユーザにより設定された、「基本拡大倍率」と、各「基本拡大倍率」ごとの「見出しの表示方法」、「要約方法」及び「拡大方法」の設定結果は図3に示す記憶部5の所定の記憶領域に記憶される。今の場合、ユーザは、「基本拡大倍率」として「4倍」を設定するとともに、各「基本拡大倍率」ごとに、図6に示すように、「見出しの表示方法」として「すべての見出し」を、「要約方法」として「見出しと最初の4文」を、「拡大方法」として「すべての見出しと、最初の2個の段落の文」を予め設定しているものとする。
【0068】
ユーザは、既に動作可能状態にある又は電源を投入して動作可能状態としたパソコン1の操作部7を構成するキーボード又はマウスを操作して、ブラウザの起動を指示する。ブラウザが起動された後、ユーザがキーボード及びマウスを操作して、「関東経済新聞」社のURL(Uniform Resource Locator)アドレス「http://KANKEI.com/」を入力し、サーバ2へのアクセスを指示する。
これにより、パソコン1の制御部4は、図1に示すステップSA1の処理へ進み、URLアドレス「http://KANKEI.com/」のウエッブページの情報(タイトル、見出し、段落、文章、図、アプレット等)を読み取った後、ステップSA2へ進む。ステップSA2では、パソコン1の制御部4は、記憶部5にアクセスし、ユーザにより予め設定された「基本拡大倍率」(今の場合、4倍)を検索して読み取った後、ステップSA3へ進む。ステップSA3では、パソコン1の制御部4は、記憶部5にアクセスし、読み取った「基本拡大倍率」に対応した、「見出しの表示方法」、「要約方法」及び「拡大方法」を検索して読み取った後、ステップSA4へ進む。今の場合、「基本拡大倍率」が「4倍」であるので、「見出しの表示方法」として「すべての見出し」が、「要約方法」として「見出しと最初の4文」が、「拡大方法」として「すべての見出しと、最初の2個の段落の文」が各々記憶部5から読み取られる(図6参照)。
【0069】
ステップSA4では、パソコン1の制御部4は、ステップSA1の処理で読み取ったウエッブページの文章構造を解析し、ステップSA3の処理で読み取った「見出しの表示方法」、「要約方法」及び「拡大方法」に基づいて、上記ウエッブページから表示部6に表示すべき情報(表示情報)を抽出した後、ステップSA5へ進む。ステップSA5では、パソコン1の制御部4は、ステップSA4の処理で抽出した表示情報に基づいて、上記ウエッブページを再構成し、再構成前後のウエッブページを記憶部5の所定の記憶領域に記憶した後、ステップSA6へ進む。この際、ユーザにより設定された「要約方法」等(図6参照)に基づいて、ウエッブページの最初や各見出し、要約された文章の後に、要約する前の当該ウエッブページ全体や当該段落全文を表示することを指示するための全文表示マークと、当該ウエッブページや当該段落の要約方法の順次変更を指示するための要約変更マークを付加する。上記した全文表示は、もとの文字サイズでの表示でも、設定された基本拡大倍率での表示でもいずれでも良い。上記要約方法の順次変更は、(1)要約変更マークがウエッブページの最初に付加されている場合と、(2)各見出し、要約された文章の後に付加されている場合とにおいて、一例を挙げれば以下のようになる。
(1)要約変更マークがウエッブページの最初に付加されている場合
▲1▼すべての見出し→すべての見出しと各段落の最初の1文→すべての見出しと各段落の最初の2文→すべての見出しと各段落の最初の3文→すべての見出しと各段落のすべての文→すべての見出し→すべての見出しと各段落の最初の1文→…
▲2▼ユーザに選択肢を示して要約方法を選択させる
▲3▼ユーザに要約して表示すべき見出し、段落、各段落ごとの文のそれぞれの数を直接入力させる
(2)各見出し、要約された文章の後に付加されている場合
見出し→見出しと最初の1文→見出しと最初の2文→見出しと最初の3文→見出しとすべての文→見出し→見出しと最初の1文→…
なお、上記全文表示マークや上記要約変更マークは、ウエッブページの最初や各見出し、要約された文章の後に限らず、ウエッブページ、各見出し、要約された文章の近傍に付加しても良い。
【0070】
ステップSA6では、パソコン1の制御部4は、ステップSA5の処理で再構成され、記憶部5の所定の記憶領域に記憶されたウエッブページを読み出し、表示部6に表示した後、ステップSA7へ進む。ここで、図7〜図11に図4に示すウエッブページを、基本拡大倍率が「4倍」、「見出しの表示方法」が「すべての見出し」、「要約方法」が「見出しと最初の4文」、「拡大方法」が「すべての見出しと、最初の2個の段落の文」であるとして表示部6に表示する例を示す。図7〜図11において、シャープ「#」は上記全文表示マーク、フラット「♭」は要約変更マークである。これらの全文表示マーク及び要約変更マークが表示されていることにより、ユーザは当該本文がサーバ2から送信されたままのウエッブページではなく、要約されたウエッブページであることを認識する。
【0071】
ステップSA7では、パソコン1の制御部4は、上記全文表示マーク又は要約変更マークがクリックされたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、パソコン1の制御部4は、同判断を繰り返す。そして、ユーザにより上記全文表示マーク又は上記要約変更マークのいずれかがクリックされると、ステップSA7の判断結果が「YES」となり、パソコン1の制御部4は、ステップSA8へ進む。ステップSA8では、パソコン1の制御部4は、ステップSA5の処理で記憶部5の所定の記憶領域に記憶した再構成前後のウエッブページ、すなわち、サーバ2から供給されたウエッブページと、現在表示部6に表示されているウエッブページの各々の内容を読み出して比較し、ユーザの上記全文表示マーク又は上記要約変更マークのクリックに応じて、ウエッブページを再構成し、再構成前後のウエッブページを記憶部5の所定の記憶領域に記憶した後、ステップSA9へ進む。ステップSA9では、パソコン1の制御部4は、ステップSA8の処理で再構成され、記憶部5の所定の記憶領域に記憶されたウエッブページを読み出し、表示部6に表示した後、ステップSA7へ戻る。例えば、ウエッブページの最初に付与された全文表示マークがクリックされた場合には、パソコン1の制御部4は、記憶部5の所定の記憶領域に記憶された図4に示すウエッブページを読み出して表示部6に表示する。
なお、上記全文表示マーク及び上記要約変更マークは、マウスのクリックにより指定されることに限定されない。すなわち、この指定は、操作部7を構成するマウスやトラックボール、ジョイステック等の操作により表示画面に表示されたカーソルやポインタが上記全文表示マーク上又は上記要約変更マーク上に移動された後、マウス等が操作されることにより制御部4が認識しても良い。また、制御部4は、マウス等の操作により表示画面上に表示されたカーソルやポインタが上記全文表示マーク上又は上記要約変更マーク上に移動された後、カーソルやポインタが所定時間当該個所に保持されていることを検出することにより上記指定を認識するように構成しても良い。後述する「クリック」についても同様である。
【0072】
このように、この例の構成によれば、ユーザにより設定された「基本拡大倍率」、「見出しの表示方法」、「要約方法」や「拡大方法」によりウエッブページが要約され拡大表示されるので、弱視者や高齢者その他の視力が弱い者でも、簡単な操作で、目の負担を軽減できしかもウエッブページの情報から重要な部分や興味のある部分を効率的に見つけ出してその内容を十分把握することができる。
【0073】
B.第2の実施例
次に、この発明の第2の実施例について説明する。まず、ネットワークシステムの構成については、図2に示す第1の実施例のネットワークシステムの構成と略同様であるとする。また、同システムを構成する各パソコン1〜1の構成についても、図3に示すパソコン1の構成と略同様であるとする。ただし、各パソコン1〜1を構成する制御部4が実行するウエッブページ拡大表示処理等については後述するように異なる。
この第2の実施例においては、上記した第1の実施例のようにウエッブページを構成する本文の拡大及び要約だけでなく、本文の背景色や文字色の変更、メニューやダイヤログボックス、ボタンの拡大表示も設定可能に構成されているとともに、ウエッブページ本文の拡大表示等をユーザの操作に応じて動的に変更することを特徴としている。
【0074】
次に、ウエッブページを構成する各文章の要約方法や拡大方法等の具体的な設定例について図12を参照して説明する。
図12において、「基本拡大倍率」、「要約方法」の意味は、図5の場合と同様である。なお、「拡大方法」とは、図5の場合とは異なり、ユーザがカーソルを移動させるのに応じてウエッブページを構成する文章のいずれを拡大表示するかを示す動的な拡大方法を意味している。例えば、図12において、「カーソル位置前後の見出し3個とカーソルの位置する段落の文」とは、制御部4がユーザによって移動されたカーソルの表示画面における位置を検出し、その検出位置の前後3個の「見出し」を拡大表示するとともに、その検出位置下にある文が属する段落を構成するすべての文を拡大表示することを意味している。
【0075】
また、「コントロール」とは、対応する「基本拡大倍率」で表示する際に、ブラウザにより表示されるメニュー画面、ダイアログボックス及び各種のボタンを何倍で拡大表示するかを表している。「表示形式」とは、「見出し」の背景色及び文字色と、「見出し」以外のその他の「文章」の背景色及び文字色とを何色で表示するかを表している。ここで、例えば、図12の第1段で「見出し」の背景色を黒とし、文字色を黄色としているのは、一般的に、弱視の場合、このような「表示形式」で文字を表示するのが比較的見やすいからである。
以上説明した「基本拡大倍率」、「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」の設定可能な具体例等は、予め図3に示す記憶部5の所定の記憶領域に記憶されているとともに、ユーザにより設定された、「基本拡大倍率」と、各「基本拡大倍率」ごとの「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」の設定結果は図3に示す記憶部5の所定の記憶領域に記憶される。なお、各「基本拡大倍率」ごとの「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」は、例えば、図13に示すように、予め初期設定として図3に示す記憶部5の所定の記憶領域に記憶されている。
【0076】
次に、上記構成のネットワークシステムの動作について、図14及び図15に示すフローチャートを参照して説明する。図14及び図15において、図1の各処理と同一の処理には同一の符号を付け、その説明を省略する。すなわち、この例においては、ブラウザの起動後、ユーザにより予め設定された基本拡大倍率等でウエッブページを表示するいわゆる静的な表示については上記した第1の実施例と基本的には同様である。なお、図14に示すステップSA3の処理では、パソコン1の制御部4が記憶部5から読み取るデータが、「基本拡大倍率」に対応した、「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」である点が上記した第1の実施例の場合と異なるため、その後のステップSA4及びSA5の処理がそのデータの差異に応じて異なってくる。
ここで、図16〜図20に図4に示すウエッブページを、基本拡大倍率が「4倍」、「要約方法」が「すべての見出しと各段落の最初の4文」、「拡大方法」が「すべての見出しとカーソル位置の段落とその次の段落の文」、「表示形式」が「見出し:背景色 黒、文字色 黄色 文章:背景色 黒、文字色 黄色」であるとして表示部6に表示する例を示す。なお、カーソルは図16に示す本文上にあるものとする。図16〜図20において、斜体で表されている文字、例えば、図16の『・KANKEI NET「マネー&マーケット#♭』は、黄色で表示部6に表示されることを示している。また、図19において、『関東経済新聞社の「KANKEI NET」(後略)』は、拡大表示の対象となっておらず、既定値の文字サイズで表示されることを表している。
【0077】
次に、この第2の実施例の特徴的な動作について、図15を参照して説明する。
ステップSA10では、パソコン1の制御部4は、カーソルが文書表示エリアにあるか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合には、パソコン1の制御部4は、ステップSA11へ進む。ステップSA11では、パソコン1の制御部4は、ステップSA5の処理で記憶部5の所定の記憶領域に記憶した再構成前後のウエッブページ、すなわち、サーバ2から供給されたウエッブページと、現在表示部6に表示されているウエッブページの各々の内容を読み出して比較し、カーソルの検出位置に応じて、ウエッブページを再構成し、再構成前後のウエッブページを記憶部5の所定の記憶領域に記憶した後、ステップSA12へ進む。例えば、カーソルが図19の2番目の段落『・KANKEI NET「マネー&マーケット」新規上場企業スケジュール関東経済新聞社の「KANKEI NET」の新規公開上場した企業の公開スケジュール情報コーナー。』の表示画面上である場合には、パソコン1の制御部4は、図16〜図18に示す各段落の文の文字サイズを既定値の文字サイズとするとともに、図19に示す2番目の段落及び図20に示す段落の文の文字サイズを「基本拡大倍率」である4倍の文字サイズとなるようにウエッブページを再構成し、再構成前後のウエッブページを記憶部5の所定の記憶領域に記憶する。ステップSA12では、パソコン1の制御部4は、ステップSA11の処理で再構成され、記憶部5の所定の記憶領域に記憶されたウエッブページを読み出し、表示部6に表示した後、図14に示すステップSA7へ戻る。
【0078】
一方、ステップSA10の判断結果が「NO」の場合、すなわち、カーソルが文書表示エリアにない場合には、パソコン1の制御部4は、ステップSA13へ進む。ステップSA13では、パソコン1の制御部4は、メニュー、ダイアログボックス、スクロールボタン等の各種ボタンの拡大倍率を記憶部5の所定の記憶領域に記憶されているユーザによる設定結果に基づいて変更した後、図14に示すステップSA7へ戻る。
ここで、メニューやダイアログボックス等の拡大表示の例について図21〜図26を参照して説明する。図21はメニューバーを構成する「ファイル」ボタンの拡大表示例、図22はメニューバーを構成する「編集」の一部である「このページの検索」コマンドボタンの拡大表示例、図23はメニューバーを構成する「ツール」の一部である「インターネットオプション」コマンドボタンをクリックした後に表示されるダイアログボックスの拡大表示例、図24はツールバーを構成する「戻る」コマンドボタンの拡大表示例、図25はタイトルバーの右端に表示されている「最小化」ボタンの拡大表示例、図26は下方スクロールボタンの拡大表示例である。これらの拡大表示は、カーソルが対応する既定値の文字サイズで表示されたメニューやボタン等上に移動されただけでなされても、その後にマウスの左ボタンがクリックされた後になされてもいずれでも良い。
【0079】
また、図27〜図35は、図4に示すウエッブページを、基本拡大倍率が「10倍」、「要約方法」が「すべての見出しと各段落の最初の3文」、「拡大方法」が「すべての見出しとカーソル位置の段落の文」、「表示形式」が「見出し:背景色 黒、文字色 黄色 文章:背景色 黒、文字色 黄色」であるとして表示部6に表示する例を示している。図36〜図39は、図27〜図35に示すウエッブページの表示例において、ユーザがカーソルを2番目の段落に移動させた場合の表示例を示している。図40〜図42は、図4に示すウエッブページを、基本拡大倍率が「14倍」、「要約方法」が「すべての見出しと各段落の最初の3文」、「拡大方法」が「カーソル位置の見出しと段落の文、その次の段落の見出し」、「表示形式」が「見出し:背景色 黒、文字色 黄色 文章:背景色 黒、文字色 黄色」であるとして表示部6に表示する例を示している。
【0080】
このように、この例の構成によれば、本文の背景色や文字色の変更、メニューやダイヤログボックス、ボタンの拡大表示も設定可能に構成されているとともに、ウエッブページ本文の拡大表示等をユーザの操作に応じて動的に変更されるので、弱視者や高齢者その他の視力が弱い者は、上記した第1の実施例の場合に比べて、より一層簡単な操作で、目の負担を軽減できしかもウエッブページの情報から重要な部分や興味のある部分を効率的に見つけ出してその内容を十分把握することができる。
【0081】
C.第3の実施例
次に、この発明の第3の実施例について説明する。
図43は、この発明の第3の実施例であるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。図43において、図2の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図43に示すネットワークシステムにおいては、図2に示すパソコン1〜1に換えて、パソコン11〜11が新たに設けられている。
図44は、パソコン11〜11の構成を示すブロック図である。図44において、図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図44に示すパソコン11〜11においては、カメラ12が新たに設けられている。カメラ12は、例えば、表示部6の上部にユーザに向かって取り付けられ、ユーザの顔、特に、目を撮影する。そして、カメラ12による撮影結果は、表示部6とユーザの目との距離、ユーザの目の近傍の明るさ、ユーザの目の単位時間当たりの瞬きの回数等を測定するために用いられる。
【0082】
次に、上記構成のネットワークシステムの動作について説明する。前提として、ユーザはパソコン11を所有し、関東経済新聞社が管理するサーバはサーバ2であるとする。この第3の実施例において、ウエッブページの静的又は動的な拡大表示については、上記した第1の実施例の場合(図1参照)又は第2の実施例の場合(図14及び図15参照)と同様である。しかし、上記した第1及び第2の実施例ではユーザが「基本拡大倍率」や「要約方法」、「拡大方法」を個別に設定しているのに対し、この第3の実施例においては、上記「基本拡大倍率」等をユーザごとに自動的に設定することを特徴としている。
【0083】
ウインドウズ等のOSでは、最近、1台のパソコンを複数のユーザで使用する際に、各ユーザごとにデスクトップ画面等をカスタマイズすることにより、より使い勝手を良くする工夫がなされている。そこで、この例においては、各ユーザごとにブラウザをカスタマイズするものとし、その際にユーザの生年月日や視力等の個人情報を入力することにより、上記「基本拡大倍率」等をユーザごとに自動的に設定するのである。以下、この自動設定について、図45に示すフローチャートを参照して説明する。ブラウザがパソコン11にインストールされた後初めて起動された場合又は、パソコン11にプリインストールされたブラウザが初めて起動された場合には、パソコン11の制御部4は、図45に示すステップSB1の処理へ進み、ユーザ名の入力を促す表示画面を表示部6に表示し、ユーザがユーザ名として、例えば、「せつ」等自己の名前やニックネームを入力すると、ステップSB2へ進む。ステップSB2では、パソコン11の制御部4は、当該ユーザ名に対応したパスワードの入力を促す表示画面を表示部6に表示し、ユーザがパスワードとして、例えば、「tkd005」等の数桁の英数字等を入力すると、ステップSB3へ進む。
【0084】
ステップSB3では、パソコン11の制御部4は、生年月日、性別、矯正視力、医師等の診断による症状(医学的診断による症状)等の入力を促す表示画面を表示部6に表示し、ユーザが生年月日として、例えば、「1925年1月23日」、性別として、例えば、「女性」、矯正視力として、例えば、「0.2」、医師の診断による症状として、例えば、「白内障」等を入力すると、ステップSB4へ進む。ステップSB4では、パソコン11の制御部4は、ステップSB3の処理で入力された生年月日等に基づいて、ウエッブページの「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」について設定した後、一連の処理を終了する。ここで、図46に「馬場太郎」家という一家がパソコン11を所有していると想定した場合の自動設定結果の一例を示す。「馬場太郎」家は、太郎(55歳)が老眼、妻彰子(52歳)が中程度の弱視、太郎の母せつ(77歳)が老眼で白内障、長男義男(ユーザ名「ヨッシー」)(13歳)が軽度の弱視、長女照美(ユーザ名「テルテル」)(17歳)が近視であると仮定している。図46に示す自動設定結果は、上記処理終了後、図44に示す記憶部5の所定の記憶領域に記憶される。
これにより、各ユーザは、ブラウザの起動時に自己が設定したユーザ名とパスワードを入力することにより、自動設定された「要約方法」等によりウエッブページが表示されるので、簡単な操作で、目の負担を軽減できしかも老眼鏡等を用いることなく、ウエッブページを閲覧することができる。
【0085】
また、ユーザは、ネットサーフィンなどウエッブページを閲覧している際には、目が疲れているにもかかわらずそれに気づかずにウエッブページの閲覧を続ける場合がある。そこで、この第3の実施例においては、カメラによりユーザの様子を観察するなどして自覚症状のないユーザに警告を発することにより、ユーザの目の疲れを未然に防止することを特徴としている。以下、この各種警告について、図47に示すフローチャートを参照して説明する。タイマ割込が発生すると、パソコン11の制御部4は、図47に示すステップSC1の処理へ進み、ブラウザが起動されてから所定時間経過したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、パソコン11の制御部4は、何もせず、ステップSC3へ進む。一方、ステップSC1の判断結果が「YES」の場合、すなわち、ブラウザが起動されてから所定時間経過した場合には、パソコン11の制御部4は、ステップSC2へ進む。この所定時間は、矯正視力が正常範囲内にある者の場合には、1時間程度が好ましいが、弱視者や高齢者その他の視力の弱い者の場合にはより目が疲れやすいので、50分、40分、あるいは30分に予め設定しておく必要がある。この設定も上記したユーザごとの「要約方法」等の自動設定の際に行っておくことが好ましい。また、上記警告の際に、ウエッブページの表示を一時中断する、例えば、表示部6に表示せず、全面に黒を表示しても良い。
【0086】
ステップSC2では、パソコン11の制御部4は、表示部6に、例えば、「××分が経過しています。目を休めましょう。」と表示したり、スピーカより同様な内容の音声を出力したりして警告を発した後、ステップSC3へ進む。ステップSC3では、パソコン11の制御部4は、カメラ12の撮影結果よりユーザの単位時間当たりの瞬きの回数が所定回数以上となったか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、パソコン11の制御部4は、何もせず、ステップSC5へ進む。一方、ステップSC3の判断結果が「YES」の場合、すなわち、ユーザの単位時間当たりの瞬きの回数が所定回数以上となった場合には、パソコン11の制御部4は、ステップSC4へ進む。ステップSC4では、パソコン11の制御部4は、表示部6に、例えば、「瞬きの回数が減っています。このままではドライアイとなりますので、瞬きをしたり、目薬を差して下さい。」と表示したり、スピーカより同様な内容の音声を出力したりして警告を発した後、ステップSC5へ進む。ドライアイとなるのは、視力や目の疾患の罹患状態とは関係ないので、一律に(例えば、1分間に3回程度)設定しておく。また、上記したステップSC2又はSC4における上記警告の際に、ウエッブページの表示を一時中断する、例えば、表示部6に表示せず、全面に黒を表示しても良いし、必要に応じて上記基本拡大倍率を変更しても良い。
【0087】
ステップSC5では、パソコン11の制御部4は、カメラ12の撮影結果よりユーザの目の近傍の明るさが所定値以下となったか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、パソコン11の制御部4は、何もせず、ステップSC7へ進む。一方、ステップSC5の判断結果が「YES」の場合、すなわち、ユーザの目の近傍の明るさが所定値以下となった場合には、パソコン11の制御部4は、ステップSC6へ進む。ステップSC6では、パソコン11の制御部4は、表示部6に、例えば、「周囲が暗すぎます。明かりを付けましょう。」と表示したり、スピーカより同様な内容の音声を出力したりして警告を発した後、ステップSC7へ進む。これは、適度な明るさがなければ目を凝視しすぎて疲れてしまうので、昼間照明を付けずにパソコン11を操作していたが、夕方になり周囲が暗くなったり、もともと暗い部屋で照明を付けずにパソコン11を操作していた場合などに警告を発して目の疲れを防止することを想定している。また、上記警告の際に、ウエッブページの表示を一時中断する、例えば、表示部6に表示せず、全面に黒を表示しても良いし、必要に応じて上記基本拡大倍率を変更しても良い。ステップSC7では、パソコン11の制御部4は、カメラ12の撮影結果より表示部6の表示画面とユーザの目との距離が変化したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、パソコン11の制御部4は、何もせず、一連の処理を終了する。一方、ステップSC7の判断結果が「YES」の場合、すなわち、表示部6の表示画面とユーザの目との距離が所定値以下である場合には、ステップSC8へ進む。ステップSC8では、パソコン11の制御部4は、表示部6に、例えば、「画面と目が近すぎます。姿勢を正しましょう。」と表示したり、スピーカより同様な内容の音声を出力したりして警告を発し、必要に応じて上記基本拡大倍率を変更した後、一連の処理を終了する。このような処理をするのは、当初表示部6の表示画面とユーザの目とが適正な距離(例えば、30〜40cm)であっても、ウエッブページの閲覧を継続することにより目が疲れて視力が低下すると、ユーザは無意識に目を画面に近づけて画面を目視するからである。この場合、上記基本拡大倍率を自動的に変更することにより、ユーザは無意識のうちに姿勢を正して表示画面とユーザの目とを適正な距離に戻すことが考えられる。また、上記警告の際に、ウエッブページの表示を一時中断する、例えば、表示部6に表示せず、全面に黒を表示しても良い。
【0088】
このように、この例の構成によれば、ブラウザをユーザごとにカスタマイズする際に「要約方法」等が自動設定されるので、上記した第1及び第2の実施例に比べてより一層簡単な操作で簡単な操作で、目の負担を軽減できしかも老眼鏡等を用いることなく、ウエッブページを閲覧することができる。この場合、一旦自動設定された「要約方法」等の各項目をユーザが随時変更可能であることは言うまでもない。また、この例の構成によれば、カメラによりユーザの様子を観察するなどして自覚症状のないユーザに警告を発しているので、ユーザの目の疲れを未然に防止することができる。
【0089】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の各実施例において説明した処理は、ほとんどブラウザが行う例を示したが、これに限定されず、これらの処理は、基本的な処理を行うブラウザにオプションとして付加されているとしても、別個独立したソフトウェア(要約エンジンや拡大エンジン)により構成され、このソフトウェアがブラウザの起動と連動して起動されるとしても良い。また、例えば、ウエッブページを表示部6に表示する処理については、OSが行うとしても良い。
さらに、これらの処理は、ワードプロセッサ等の他のソフトウェアが電子文書を表示する際に行うとしても良い。この場合、書式設定等の機能を用い、元の電子文書を構成する各文章に上記した「見出し」や「段落」等と同等のものを設定しておき、ユーザ又は当該ソフトウェアのいずれか一方又は両方が、表示部に表示されている電子文書を「見出し」及び「段落」等として識別する手段が設けられていることを前提とする。このような構成によれば、他人がワードプロセッサ等の他のソフトウェアを用いて作成した電子文書をパソコンで表示して読む場合に短時間でその電子文書の要旨を把握することでできるとともに、弱視者等でも目の疲れを軽減することができる。
【0090】
また、上述の第1及び第2の実施例においては、全文表示マークや要約変更マークがクリックされて初めてウエッブページの全文を表示したり、要約方法を変更する例を示したが、これに限定されず、全文表示マークや要約変更マークを表示することなく、該当するエリアをクリックするだけでウエッブページの全文を表示したり、要約方法を変更するように構成しても良い。
また、上述の各実施例においては、「要約方法」と「拡大方法」とは連動しない例を示したが、これに限定されず、「基本拡大倍率」が変更されるに応じて要約後のウエッブページの文字数を変更させても良い。つまり、「基本拡大倍率」が大きくなればなるほど表示画面に表示する文字数を少なくする(要約率の上昇)のである。
【0091】
また、上述の各実施例においては、表示対象の電子文書から「見出し」や段落の一部を拡大表示するまでの処理を行っているが、これに限定されない。例えば、これら拡大表示後にユーザがさらにその内容を詳しく知りたい場合には、以下に示す処理を行っても良い。ユーザが拡大表示された内容から、自分の興味ある又は重要と判断する内容を見つけた場合には、その段落の拡大表示された後に続く内容を、拡大表示の設定を適用してさらに拡大表示していく(例えば、段落の4文ずつ)。拡大表示される部分は、カーソル位置が移動するにつれて移動範囲が過ぎれば動的に元の文字サイズ等の表示に変化させる。また、拡大倍率や拡大範囲は任意に設定/変更可能とする。これにより、単にカーソルの近傍を虫眼鏡的に拡大表示する方法では得られない、拡大しつつも、設定された領域の表示を動的に維持することにより、見やすさを実現するとともに、内容の把握も十分に行うことができる。
また、上述の各実施例においては、拡大された部分のみを表示部に表示する例を示したが、これに限定されず、拡大表示された部分とウエッブページ全体との相関関係が把握できるような表示を行っても良い。例えば、ウエッブページ全体の縮小表示を、拡大表示された部分の近傍に並べて又は上部に重ねて表示し、ウエッブページ全体において拡大表示された部分がどこに位置するかをハイライト表示などしても良い。この場合、拡大表示される範囲が動的に変化するのに連動してハイライト表示等の部分が移動していくようにする。
【0092】
また、上述の各実施例においては、「要約方法」は、ウエッブページから見出しや各段落ごとに複数の文を抽出する例を示したが、これに限定されず、いくつかのレベルを設定し、各レベルごとに要約方法を変更するように構成しても良い。例えば、大まかな概要程度の要約、中程度の要約、比較的原文に近い要約や、文字数を30字以内とする要約、文字数を100字以内とする要約、文字数を300字以内とする要約などである。
また、上述の各実施例においては、この発明をパソコンに適用する例を示したが、これに限定されず、この発明は、携帯用電子機器に適用しても良い。ここで、携帯用電子機器とは、ノート型、パーム型、ポケット型等のコンピュータ、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、あるいは携帯電話、簡易型携帯電話(PHS:Personal Handy−phone System)など、バッテリや乾電池等によって電力を供給される電子機器をいう。このように構成すれば、小さい表示画面を有する携帯用電子機器であってもウエッブページその他の電子文書の要旨を的確に把握することができる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、見出しと複数の文とからなる段落を有する電子文書を設定された倍率により拡大する拡大処理と、設定された要約方法により電子文書から一部の見出しや一部の段落、あるいは各段落を構成する一部の文を除去することにより電子文書を要約する要約処理と、拡大処理及び要約処理がなされた電子文書を表示する表示処理とを有しているので、弱視者や高齢者その他の視力が弱い者であっても、簡単な操作で、目の負担を軽減できしかも電子文書の情報から重要な部分や興味のある部分を効率的に見つけ出してその内容を十分把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるウエッブページの表示方法を説明するためのフローチャートである。
【図2】同実施例であるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】同システムを構成するパソコンの構成を示すブロック図である。
【図4】表示対象のウエッブページの一部を簡略化したものを示す図である。
【図5】ユーザにより設定可能な「基本拡大倍率」、「見出しの表示方法」、「要約包方法」及び「拡大方法」の具体例を示す図である。
【図6】ユーザにより設定された各「基本拡大倍率」ごとの「見出しの表示方法」、「要約方法」及び「拡大方法」の具体例を示す図である。
【図7】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図8】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図9】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図10】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図11】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図12】この発明の第2の実施例であるネットワークシステムにおいてユーザにより設定可能な「基本拡大倍率」、「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」の具体例を示す図である。
【図13】同システムにおいて初期設定されている各「基本拡大倍率」ごとの「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」の具体例を示す図である。
【図14】この発明の第2の実施例であるウエッブページの表示方法を説明するためのフローチャートである。
【図15】この発明の第2の実施例であるウエッブページの表示方法を説明するためのフローチャートである。
【図16】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図17】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図18】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図19】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図20】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図21】メニューバーを構成する「ファイル」ボタンの拡大表示例を示す図である。
【図22】メニューバーを構成する「編集」の一部である「このページの検索」コマンドボタンの拡大表示例を示す図である。
【図23】メニューバーを構成する「ツール」の一部である「インターネットオプション」コマンドボタンをクリックした後に表示されるダイアログボックスの拡大表示例を示す図である。
【図24】ツールバーを構成する「戻る」コマンドボタンの拡大表示例を示す図である。
【図25】タイトルバーの右端に表示されている「最小化」ボタンの拡大表示例を示す図である。
【図26】下方スクロールボタンの拡大表示例である。
【図27】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図28】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図29】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図30】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図31】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図32】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図33】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図34】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図35】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図36】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図37】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図38】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図39】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図40】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図41】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図42】同システムの動作によりその一部が要約及び拡大表示されたウエッブページの例を示す図である。
【図43】この発明の第3の実施例であるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図44】同システムを構成するパソコンの構成を示すブロック図である。
【図45】この発明の第3の実施例であるウエッブページの表示方法を説明するためのフローチャートである。
【図46】同システムにおいて自動設定された各ユーザごとの「基本拡大倍率」、「要約方法」、「拡大方法」、「コントロール」及び「表示形式」の具体例を示す図である。
【図47】この発明の第3の実施例であるウエッブページの表示方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
〜1,11〜11 パソコン
〜2 サーバ
3    ネットワーク
4    制御部
5    記憶部
6    表示部
7    操作部
8    通信部
12   カメラ

Claims (51)

  1. 見出しと複数の文とからなる段落を有する電子文書を設定された倍率により拡大する拡大処理と、
    設定された要約方法により前記電子文書から一部の前記見出しや一部の前記段落、あるいは前記段落を構成する一部の前記文を除去することにより前記電子文書を要約する要約処理と、
    前記拡大処理及び前記要約処理がなされた前記電子文書を表示する表示処理と
    を有することを特徴とする電子文書表示方法。
  2. 前記見出しは、ファイルやデータの一部につけ加える属性情報であるタグ、あるひとまとまりの文字ブロックの先頭にあり、体言止めとなっているもの、指定することによりリンクが可能となっているもの、書式や文字サイズが他の文章と異なっているもの、先頭に数字とピリオド又は空白があるもののいずれかからなることを特徴とする請求項1記載の電子文書表示方法。
  3. 前記要約処理では、前記倍率に応じて前記要約後の前記電子文書の文字数を変更することを特徴とする請求項1又は2記載の電子文書表示方法。
  4. 前記要約処理は、
    前記電子文書の文章構造を解析し、設定された規則に基づいて前記電子文書から表示情報を抽出する第1のステップと、
    前記表示情報に基づいて、前記電子文書を再構成する第2のステップとからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  5. 前記要約処理では、前記要約後の前記電子文書、前記見出し、前記文の少なくとも1つの近傍に、前記要約前の前記電子文書全体や前記段落全文を表示することを指示するための全文表示マークを付加し、
    前記表示処理は、前記全文表示マークの指定に応じて、前記要約前の前記電子文書全体や対応する前記段落全文を表示する全文表示処理を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  6. 前記要約処理では、前記要約後の前記電子文書の最初や前記見出し、前記文の後に前記全文表示マークを付加することを特徴とする請求項5記載の電子文書表示方法。
  7. 前記全文表示処理では、前記全文表示マークの指定に応じて、前記電子文書全体や対応する前記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴とする請求項5又は6記載の電子文書表示方法。
  8. 前記要約処理では、前記要約後の前記電子文書、前記見出し、前記文の少なくとも1つの近傍に、前記電子文書や前記段落の要約方法の順次変更を指示するための要約変更マークを付加し、
    前記表示処理は、前記要約変更マークの指定に応じて、所定の順序で前記電子文書や前記段落の要約方法を順次変更して表示する要約変更表示処理を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  9. 前記要約変更表示処理では、
    前記電子文書の近傍に付加された前記要約変更マークが指定されるごとに、前記電子文書を構成する前記見出しのすべて、前記見出しのすべてと前記段落の最初の1文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の2文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の3文、前記見出しのすべてと前記段落のすべての文、前記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、
    前記見出しや前記文の近傍に付加された前記要約変更マークが指定されるごとに、前記見出し、前記見出しと最初の1文、前記見出しと最初の2文、前記見出しと最初の3文、前記見出しとすべての文、前記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴とする請求項8記載の電子文書表示方法。
  10. 前記要約処理では、前記要約後の前記電子文書の最初や前記見出し、前記文の後に前記要約変更マークを付加することを特徴とする請求項8又は9記載の電子文書表示方法。
  11. 前記表示処理は、前記要約後の前記電子文書全体、前記見出し、前記文の指定に応じて、前記要約前の前記電子文書全体や対応する前記段落全文を表示する全文表示処理を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、8、9又は10のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  12. 前記全文表示処理では、前記要約後の前記電子文書全体、前記見出し、前記文の指定に応じて、前記電子文書全体や対応する前記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴とする請求項11記載の電子文書表示方法。
  13. 前記表示処理は、前記要約後の前記電子文書全体、前記見出し、前記文の指定に応じて、所定の順序で前記電子文書や前記段落の要約方法を順次変更して表示する要約変更表示処理を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、11又は12のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  14. 前記要約変更表示処理では、
    前記電子文書全体が指定されるごとに、前記電子文書を構成する前記見出しのすべて、前記見出しのすべてと前記段落の最初の1文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の2文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の3文、前記見出しのすべてと前記段落のすべての文、前記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、
    前記見出しや前記文が指定されるごとに、前記見出し、前記見出しと最初の1文、前記見出しと最初の2文、前記見出しと最初の3文、前記見出しとすべての文、前記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴とする請求項13記載の電子文書表示方法。
  15. 前記表示処理、前記全文表示処理、前記要約変更表示処理では、設定又は操作部の操作に応じて、前記見出し及び前記文は、背景が黒、文字が黄色で表示することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  16. 前記表示処理、前記全文表示処理、前記要約変更表示処理では、設定又は操作部の操作に応じて、前記見出し及び前記文は、文字のすべての部分がほぼ同じ太さで構成される書体で表示することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  17. 前記表示処理、前記全文表示処理、前記要約変更表示処理では、前記要約後の前記電子文書のうち、設定された拡大方法により選択された前記見出しや前記文を設定された倍率により拡大して表示することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  18. 前記表示処理、前記全文表示処理、前記要約変更表示処理では、メニューを構成するコマンドボタン、ダイアログボックス又はボタンが指定された場合には、所定の倍率で前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス又は前記ボタンが設定された倍率で拡大して表示することを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  19. 前記指定は、操作部の操作により表示画面に表示されたカーソルやポインタが前記見出し、前記全文表示マーク、前記要約変更マーク、前記電子文書全体、前記文、前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス、前記ボタンの各上に移動された後、前記操作部が操作されることにより認識し、又は、前記操作部の操作により表示画面上に表示されたカーソルやポインタが前記見出し、前記全文表示マーク、前記要約変更マーク、前記電子文書全体、前記文、前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス、前記ボタンの各上に移動された後、前記カーソルや前記ポインタが所定時間当該個所に保持されていることを検出することにより認識することを特徴とする請求項2乃至18のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  20. 各ユーザにより入力された個人情報に基づいて、各前記ユーザごとに、前記倍率や前記要約方法、前記要約方法、前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス、前記ボタンの倍率、前記見出し及び前記文の背景や文字色が設定されることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  21. 前記個人情報は、前記ユーザの生年月日、性別、矯正視力や医学的診断による症状であることを特徴とする請求項20記載の電子文書表示方法。
  22. 前記電子文書表示を開始してから所定時間が経過した場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記電子文書表示を一時中断又は前記倍率を変更することを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  23. 前記ユーザの目の瞬き回数が所定回数以上である場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記電子文書表示を一時中断又は前記倍率を変更することを特徴とする請求項1乃至22のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  24. 前記ユーザの目近傍の明るさが所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記電子文書表示を一時中断又は前記倍率を変更することを特徴とする請求項1乃至23のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  25. 表示画面と前記ユーザの目との距離が所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記倍率を変更し又は前記電子文書表示を一時中断することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1に記載の電子文書表示方法。
  26. コンピュータに請求項1乃至25のいずれか1に記載の機能を実現させるための電子文書表示プログラム。
  27. 見出しと複数の文とからなる段落を有する電子文書を設定された倍率により拡大するとともに、設定された要約方法により前記電子文書から一部の前記見出しや一部の前記段落、あるいは前記段落を構成する一部の前記文を除去することにより前記電子文書を要約し、前記拡大及び前記要約がなされた前記電子文書を表示する制御部を備えてなることを特徴とする電子文書表示装置。
  28. 前記見出しは、ファイルやデータの一部につけ加える属性情報であるタグ、あるひとまとまりの文字ブロックの先頭にあり、体言止めとなっているもの、指定することによりリンクが可能となっているもの、書式や文字サイズが他の文章と異なっているもの、先頭に数字とピリオド又は空白があるもののいずれかからなることを特徴とする請求項27記載の電子文書表示装置。
  29. 前記制御部は、前記倍率に応じて前記要約後の前記電子文書の文字数を変更することを特徴とする請求項27又は28記載の電子文書表示装置。
  30. 前記制御部は、前記電子文書の文章構造を解析し、設定された規則に基づいて前記電子文書から表示情報を抽出した後、前記表示情報に基づいて、前記電子文書を再構成して前記要約を行うことを特徴とする請求項27乃至29のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  31. 前記制御部は、前記要約後の前記電子文書、前記見出し、前記文の少なくとも1つの近傍に、前記要約前の前記電子文書全体や前記段落全文を表示することを指示するための全文表示マークを付加し、前記全文表示マークの指定に応じて、前記要約前の前記電子文書全体や対応する前記段落全文を表示することを特徴とする請求項27乃至31のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  32. 前記制御部は、前記要約後の前記電子文書の最初や前記見出し、前記文の後に前記全文表示マークを付加することを特徴とする請求項31記載の電子文書表示装置。
  33. 前記制御部は、前記全文表示マークの指定に応じて、前記電子文書全体や対応する前記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴とする請求項31又は32記載の電子文書表示装置。
  34. 前記制御部は、前記要約後の前記電子文書、前記見出し、前記文の少なくとも1つの近傍に、前記電子文書や前記段落の要約方法の順次変更を指示するための要約変更マークを付加し、前記要約変更マークの指定に応じて、所定の順序で前記電子文書や前記段落の要約方法を順次変更して表示することを特徴とする請求項27乃至33のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  35. 前記制御部は、前記電子文書の近傍に付加された前記要約変更マークが指定されるごとに、前記電子文書を構成する前記見出しのすべて、前記見出しのすべてと前記段落の最初の1文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の2文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の3文、前記見出しのすべてと前記段落のすべての文、前記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、前記見出しや前記文の近傍に付加された前記要約変更マークが指定されるごとに、前記見出し、前記見出しと最初の1文、前記見出しと最初の2文、前記見出しと最初の3文、前記見出しとすべての文、前記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴とする請求項34記載の電子文書表示装置。
  36. 前記制御部は、前記要約後の前記電子文書の最初や前記見出し、前記文の後に前記要約変更マークを付加することを特徴とする請求項34又は35記載の電子文書表示装置。
  37. 前記制御部は、前記要約後の前記電子文書全体、前記見出し、前記文の指定に応じて、前記要約前の前記電子文書全体や対応する前記段落全文を表示する全文表示処理を有することを特徴とする請求項27、28、29、30、34、35又は36のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  38. 前記全文表示処理では、前記要約後の前記電子文書全体、前記見出し、前記文の指定に応じて、前記全文表示マークの指定に応じて、前記電子文書全体や対応する前記段落全文を元の文字サイズで表示することを特徴とする請求項37記載の電子文書表示装置。
  39. 前記制御部は、前記要約後の前記電子文書全体、前記見出し、前記文の指定に応じて、所定の順序で前記電子文書や前記段落の要約方法を順次変更して表示することを特徴とする請求項27、28、29、30、31、32、33、37又は38のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  40. 前記制御部は、前記電子文書全体が指定されるごとに、前記電子文書を構成する前記見出しのすべて、前記見出しのすべてと前記段落の最初の1文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の2文、前記見出しのすべてと前記段落の最初の3文、前記見出しのすべてと前記段落のすべての文、前記見出しのすべてとを順次切り換えて表示し、前記見出しや前記文が指定されるごとに、前記見出し、前記見出しと最初の1文、前記見出しと最初の2文、前記見出しと最初の3文、前記見出しとすべての文、前記見出しとを順次切り換えて表示することを特徴とする請求項39記載の電子文書表示装置。
  41. 前記制御部は、前記電子文書を表示する際には、設定又は操作部の操作に応じて、前記見出し及び前記文を、背景が黒、文字が黄色で表示することを特徴とする請求項27乃至40のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  42. 前記制御部は、前記電子文書を表示する際には、設定又は操作部の操作に応じて、前記見出し及び前記文を、文字のすべての部分がほぼ同じ太さで構成される書体で表示することを特徴とする請求項27乃至41のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  43. 前記制御部は、前記電子文書を表示する際には、前記要約後の前記電子文書のうち、設定された拡大方法により選択された前記見出しや前記文を設定された倍率により拡大して表示することを特徴とする請求項27乃至42のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  44. 前記制御部は、メニューを構成するコマンドボタン、ダイアログボックス又はボタンが指定された場合には、所定の倍率で前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス又は前記ボタンが設定された倍率で拡大して表示することを特徴とする請求項27乃至43のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  45. 前記制御部は、前記指定を、操作部の操作により表示画面に表示されたカーソルやポインタが前記見出し、前記全文表示マーク、前記要約変更マーク、前記電子文書全体、前記文、前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス、前記ボタンの各上に移動された後、前記操作部が操作されることにより認識し、又は、前記操作部の操作により表示画面上に表示されたカーソルやポインタが前記見出し、前記全文表示マーク、前記要約変更マーク、前記電子文書全体、前記文、前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス、前記ボタンの各上に移動された後、前記カーソルや前記ポインタが所定時間当該個所に保持されていることを検出することにより認識することを特徴とする請求項28乃至44のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  46. 前記制御部は、各ユーザにより入力された個人情報に基づいて、各前記ユーザごとに、前記倍率や前記要約方法、前記要約方法、前記コマンドボタン、前記ダイアログボックス、前記ボタンの倍率、前記見出し及び前記文の背景や文字色を設定することを特徴とする請求項27乃至45のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  47. 前記個人情報は、前記ユーザの生年月日、性別、矯正視力や医学的診断による症状であることを特徴とする請求項46記載の電子文書表示装置。
  48. 前記制御部は、前記電子文書表示を開始してから所定時間が経過した場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記電子文書表示を一時中断又は前記倍率を変更することを特徴とする請求項27乃至47のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  49. 前記制御部は、前記ユーザの目の瞬き回数が所定回数以上である場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記電子文書表示を一時中断又は前記倍率を変更することを特徴とする請求項27乃至48のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  50. 前記制御部は、前記ユーザの目近傍の明るさが所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記電子文書表示を一時中断又は前記倍率を変更することを特徴とする請求項27乃至49のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
  51. 前記制御部は、表示画面と前記ユーザの目との距離が所定値以下である場合には、その旨を警告し、必要に応じて前記倍率を変更し又は前記電子文書表示を一時中断することを特徴とする請求項27乃至50のいずれか1に記載の電子文書表示装置。
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