JP2004102492A - プロセス再開方法、サーバ再開方法、救済起動方法、プロセス再開装置、サーバ再開装置、救済起動装置、プロセス再開プログラム、サーバ再開プログラム、救済起動プログラム - Google Patents
プロセス再開方法、サーバ再開方法、救済起動方法、プロセス再開装置、サーバ再開装置、救済起動装置、プロセス再開プログラム、サーバ再開プログラム、救済起動プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】サーバプロセス管理システムは、複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスを定義したプロセスグループ情報を保持する。そして、サーバSV−1の管理プロセスX、サーバSV−2の管理プロセスYおよびサーバSV−3の管理プロセスZは、各々、いずれかのプロセスが障害で故障した際には、上記プロセスグループ情報を参照し、再開するプロセス群を特定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数サーバ上で複数のプロセスが連携して複数の業務を実行するシステムにおける、プロセスおよびサーバ故障の再開(および復旧)処理を行うプロセス再開方法、サーバ再開方法、救済起動方法、プロセス再開装置、サーバ再開装置、救済起動装置、プロセス再開プログラム、サーバ再開プログラム、救済起動プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサーバ再開機能は、単独サーバ再開の次のフェーズとしては、全サーバの再開になってしまい、その中断時間の影響からくるシステム全体への影響が懸念された。また、プロセスの実行管理についても、故障検出時に該当プロセスを再起動する、または、サーバ故障時に該当サーバ上のプロセスを他サーバで再起動するなどの手法が採られていた。これらの方式では、再起動したプロセスの初期化処理は実行されるが、関連プロセスの初期化処理が実行されず、また、他サーバヘの再起動を行うにしても、詳細な設定が行えないため、プロセス間の不整合が発生することが懸念される。その結果、システム全体の整合性が崩れ、事象を回避するためにシステム全体を再開させることになり、中断時間の増加に結びつくことが懸念される。
なお、従来技術において、直接的に本願発明を示す文献は、発見されなかったので明示することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のサーバ再開方法では、あるサーバの再開により他サーバの再開も余儀なくされている。その具体例を図15に示す。ユーザが、特定のサーバSV−1,SV−2を再開させたい場合、サーバSV−1,SV−2に対する他のサーバSV−3,SV−4,SV−5の運用上の関係を考慮すると、システム全体を再開し、サーバSV−1,SV−2と他のサーバSV−3,SV−4,SV−5との整合を行うしかない。
【0004】
また、あるプロセス故障によって、システム全体の整合性が崩れ、その事象を回避するためにシステム全体の再開を余儀なくされている。その具体例を図16ないし図18に示す。まず、図16において、プロセス(A)とプロセス(B)とは、機能的に関連したプロセスであり、それぞれを運用するためには、互いの運用が必須条件であるとする。一方のプロセスが故障再起動してしまうと、様々な矛盾からくる障害が発生するため、他方のプロセスの再起動も必要となる。これを実現するためには、システム再開を行うしかない。
【0005】
次に、図17において、プロセス(C)は、他の市販アプリケーションと機能的に関連したプロセスであり、該市販アプリケーション10の運用が、システムの運用を行う上での必須条件であるとする。市販アプリケーション10に障害が発生すると、市販アプリケーション10については実行管理を行うことができないので、システム再開を行うしかない。
【0006】
次に、図18において、プロセス(A),プロセス(B),プロセス(C),プロセス(D)は、機能的に関連したプロセスであり、それぞれを運用するためには、互いの運用が必須条件であるとする。一方のサーバSV−1の再開が発生した場合、プロセス(A)、プロセス(B)の再開が行われるため、様々な矛盾からくる障害発生を考慮すると、サーバSV−2側のプロセス(C),プロセス(D)の再起動も必要となる。これを実現するためには、サーバSV−2も再開するしかない。
【0007】
次に、サーバ故障時の起動プロセスの救済方式についてだが、詳細な排他制御設定が行えず、該当プロセスの救済起動が行えないため、これもまた、システム全体の再開を余儀なくさせている。その具体例を図19に示す。図19において、プロセス(A),プロセス(B)は、それぞれの運用上、同一サーバでの起動が不可能な関係であるとする。サーバSV−1の再開が発生した場合、同サーバSV−1にて起動されていたプロセス(A)について、サーバSV−2への救済起動は、プロセス(B)の起動により、不可能であるが、サーバSV−3への起動は、論理的には可能である。しかしながら、プロセスおよびサーバ単位での詳細な排他設定が行えないため、プロセス(A)を救済起動できない。
【0008】
従来のサーバ再開方法では、これら3つの事象は、いずれにおいても、システム運用中断時間を長引かせるという問題がある。
【0009】
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、一部の故障がシステム全体の再開(中断)に発展することを抑止することができ、システム全体としての中断時間を短縮することができるプロセス再開方法、サーバ再開方法、救済起動方法、プロセス再開装置、サーバ再開装置、救済起動装置、プロセス再開プログラム、サーバ再開プログラム、救済起動プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決するために、請求項1記載の発明では、複数のプロセスが連携して構築されている管理対象システムのプロセス再開方法において、前記複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として定義し、いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載のプロセス再開方法において、一方のプロセスグループ情報に他方のプロセスグループ情報を含むとき、他方のプロセスグループ情報に含まれるプロセスが障害で故障した場合は、他方のプロセスグループ情報内のプロセスのみを再起動し、一方のプロセスグループ情報にのみ含まれるプロセスが障害で故障した場合は、他方のプロセスグループ情報を含む一方のプロセスグループ情報に属する全てのプロセスを再起動することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のプロセス再開方法において、前記複数のプロセスのうち少なくとも1つ以上が市販アプリケーションであり、かつ少なくとも1つ以上が前記市販アプリケーションとの連携を前提として開発された独自プロセスである前記複数のプロセスの各々をプロセスグループ情報として定義することを特徴とする。
【0013】
また、上述した問題点を解決するために、請求項4記載の発明では、複数のサーバが連携して構築されている管理対象システムのサーバ再開方法において、前記複数のサーバの各々に対して、故障したサーバとの整合性を保障するために当該故障したサーバと同時に再起動が必要な他のサーバをサーバグループ情報として定義し、いずれかのサーバが障害で故障し、再開した際に、前記サーバグループ情報に基づいて、再開するサーバ群を特定することを特徴とする。
【0014】
また、請求項5に記載の発明では、請求項4に記載のサーバ再開方法において、一方のサーバグループ情報に他方のサーバグループ情報を含むとき、他方のサーバグループ情報に含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報内のサーバのみを再起動し、一方のサーバグループ情報にのみ含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報を含む一方のサーバグループ情報に属する全てのサーバを再起動することを特徴とする。
【0015】
また、上述した問題点を解決するために、請求項6記載の発明では、複数のサーバまたは複数のプロセス、あるいは双方が連携して構築されている管理対象システムの救済起動方法において、同一サーバ上に起動されることが許容不可なプロセス、サーバ、プロセスグループ、サーバグループの関係を示す排他条件情報を定義し、前記複数のサーバもしくは前記複数のプロセスのいずれかが故障して再開できなかった場合、前記排他条件情報に基づいて、他の運用継続中サーバの中から、故障したサーバにて起動されていたプロセス、もしくは故障したプロセスの救済起動が可能なサーバを特定することを特徴とする。
【0016】
また、請求項7記載の発明では、請求項6記載の救済起動方法において、救済起動が可能なサーバが複数存在する場合、該サーバのうち、起動プロセス総数の少ないサーバを救済起動先として特定することを特徴とする。
【0017】
また、上述した問題点を解決するために、請求項8に記載の発明では、複数のプロセスが連携して構築されている管理対象システムのプロセス再開装置において、前記複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として記憶するプロセスグループ情報記憶手段と、いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報記憶手段のプロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定する再開プロセス特定手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載のプロセス再開装置において、プロセスグループ情報記憶手段が記憶する一方のプロセスグループ情報に他方のプロセスグループ情報が含まれるとき、再開プロセス特定手段は、他方のプロセスグループ情報に含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報内のプロセスのみを再起動し、一方のプロセスグループ情報にのみ含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報を含む一方のプロセスグループ情報に属する全てのプロセスを再起動することを特徴とする。
【0019】
また、請求項10記載の発明では、請求項8または請求項9に記載のプロセス再開装置において、前記プロセスグループ情報記憶手段は、前記複数のプロセスのうち少なくとも1つ以上が市販アプリケーションであり、かつ少なくとも1つ以上が前記市販アプリケーションとの連携を前提として開発された独自プロセスである前記複数のプロセスの各々を含むことが定義された前記プロセスグループ情報を記憶することを特徴とする。
【0020】
また、上述した問題点を解決するために、請求項11記載の発明では、複数のサーバが連携して構築されている管理対象システムのサーバ再開装置において、前記複数のサーバの各々に対して、故障したサーバとの整合性を保障するために当該故障したサーバと同時に再起動が必要な他のサーバをサーバグループ情報として記憶するサーバグループ情報記憶手段と、いずれかのサーバが障害で故障した際に、前記サーバグループ情報記憶手段のサーバグループ情報に基づいて、再開するサーバ群を特定する再開サーバ特定手段とを具備することを特徴とする。
【0021】
また、請求項12記載の発明では、請求項11に記載のサーバ再開装置において、サーバグループ情報記憶手段が記憶する一方のサーバグループ情報に他方のサーバグループ情報が含まれるとき、再開サーバ特定手段は、他方のサーバグループ情報に含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報内のサーバのみを再起動し、一方のサーバグループ情報にのみ含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報を含む一方のサーバグループ情報に属する全てのサーバを再起動することを特徴とする。
【0022】
また、上述した問題点を解決するために、請求項13記載の発明では、複数のサーバまたは複数のプロセス、あるいは双方が連携して構築されている管理対象システムの救済起動装置において、同一サーバ上に起動されることが許容不可なプロセス、サーバ、プロセスグループ、サーバグループの関係を、排他条件情報として記憶する排他条件情報記憶手段と、前記複数のサーバもしくは前記複数のプロセスのいずれかが故障して再開できなかった場合、前記排他条件情報記憶手段の排他条件情報に基づいて、他の運用継続中サーバの中から、故障したサーバにて起動されていたプロセス、もしくは故障したプロセスの救済起動が可能なサーバを特定するサーバ特定手段とを具備することを特徴とする。
【0023】
また、上述した問題点を解決するために、請求項14記載の発明では、管理対象システムを構築している複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として定義するステップと、いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】
また、請求項15記載の発明では、請求項14に記載のプロセス再開プログラムであって、一方のプロセスグループ情報に他方のプロセスグループ情報を含むプロセスグループ情報を定義するステップと、他方のプロセスグループ情報に含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報内のプロセスのみを再起動し、一方のプロセスグループ情報にのみ含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報を含む一方のプロセスグループ情報に属する全てのプロセスを再起動するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0025】
また、上述した問題点を解決するために、請求項16記載の発明では、管理対象システムを構築している複数のサーバの各々に対して、故障したサーバとの整合性を保障するために当該故障したサーバと同時に再起動が必要な他のサーバをサーバグループ情報として定義するステップと、いずれかのサーバが障害で故障し、再開した際に、前記サーバグループ情報に基づいて、再開するサーバ群を特定するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0026】
また、請求項17記載の発明では、請求項16に記載のサーバ再開プログラムであって、一方のサーバグループ情報に他方のサーバグループ情報を含むサーバグループ情報を定義するステップと、他方のサーバグループ情報に含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報内のサーバのみを再起動し、一方のサーバグループ情報にのみ含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報を含む一方のサーバグループ情報に属する全てのサーバを再起動するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
また、上述した問題点を解決するために、請求項18記載の発明では、同一サーバ上に起動されることが許容不可なプロセス、サーバ、プロセスグループ、サーバグループの関係を示す排他条件情報を定義するステップと、前記複数のサーバもしくは前記複数のプロセスのいずれかが故障して再開できなかった場合、前記排他条件情報に基づいて、他の運用継続中サーバの中から、故障したサーバにて起動されていたプロセス、もしくは故障したプロセスの救済起動が可能なサーバを特定するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0028】
この発明では、複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として定義し、いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定する。したがって、必要最低限範囲でのサーバ再開を実現、またプロセス故障発生時の影響範囲を局所化させ、グループ単位での整合性を担保すること、そして、プロセス間の関係を考慮した排他制御によるプロセス救済により、一部の故障がシステム全体の再開(中断)に発展することを抑止し、システム全体としての中断時間を短縮させることが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態によるサーバプロセス管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、サーバプロセス管理システムは、サーバSV−1,SV−2,SV−3を具備する。サーバSV−1は、プロセスA,プロセスB(市販アプリケーション)、プロセスC(市販アプリケーション)および管理プロセスXを起動する。サーバSV−2は、プロセスD,プロセスEおよび管理プロセスYを起動する。サーバSV−3は、プロセスF,プロセスGおよび管理プロセスZを起動する。
【0030】
また、プロセスAおよびプロセスBは、プロセスグループPG1を構成する。また、プロセスC,プロセスD,プロセスEおよびプロセスFは、プロセスグループPG2を構成する。なお、プロセスグループとは、起動管理を行うプロセスにおいて、運用上、関係のあるプロセス群を、1つのグループとして見立てたものである。プロセスグループの適用範囲は、1つのサーバ内に閉じたものではなく、システムを構成する全てのサーバ間で有効である。また、本発明の機能は、自作プロセスに限ったものではなく、市販アプリケーションについても有効である。
【0031】
本実施形態によるサーバプロセス管理システムは、図2ないし図4に示す構成の条件ファイルを具備する。図2は、起動プロセス管理ファイル20の構成を示す概念図である。図3は、システム構成管理ファイル21の構成を示す概念図である。さらに、図4は、排他制御管理ファイル22の構成を示す概念図である。
【0032】
図2、図3に示す、起動プロセス管理ファイル20およびシステム構成管理ファイル21において、サーバ/プロセスグループ設定を行うには、各々、管理ファイルに事前に登録する。運用上管理が必要なサーバ/プロセス分、設定を行うこととし、各レコードの項目の中にグループ番号を設定する項目を設けている。管理プロセスは、これら設定内容に従って、各プロセスのグルーピング判断を行う。なお、1つのグループの設定数には上限がない。グループ番号に「0」が設定されていた場合、そのプロセスおよびサーバについては、グルーピング未設定と判断する。
【0033】
また、図4において、プロセスの救済起動に関する排他制御の設定を行うには、排他制御管理ファイル22に事前に登録する。設定方法については次の4パターンがある。1.サーバグループ単位での排他設定、2.サーバ単位での排他設定、3.プロセスグループ単位での排他設定、4.プロセス単位での排他設定である。いずれの設定であるかの識別子を設定し、その上に、各々、排他制御を設定する対象名、被対象名を設定する項目を設けている。管理プロセスは、これらの設定内容に従って、排他制御の有無を判断する。なお、設定数に上限はない。また、排他設定対象名/被対象名については、同一名で複数項目の設定も可能である。
【0034】
以下により詳細に説明する。本実施形態では、管理対象サーバ(群)において起動されているプロセスに関して、任意のプロセスが故障したときに当該プロセスとの整合性を保障するために当該プロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスを管理対象サーバ(群)の運用前に抽出し、抽出した複数のプロセスをまとめでプロセスグループと定義する。なお、プロセスグループを定義する際、包含関係をもつプロセスグループは定義してよいが、一部のプロセスのみを共有するプロセスグループは定義しない。
【0035】
さらに、起動プロセス、当該起動プロセスが属する上記プロセスグループ、当該起動プロセスが起動しているサーバの少なくとも3つの情報を構成要素とする起動プロセス管理ファイル20も同様に、管理対象サーバ(群)の運用前に作成する。
【0036】
なお、包含関係をもつプロセスグループが定義されている場合、起動プロセスの属するプロセスグループが複数定義され得る。例えば、プロセスグループ間の包含関係(例えば、「プロセスグループαはプロセスグループβとプロセスグループνを包含する」)の情報と、各起動プロセスに対応するプロセスグループとして当該起動プロセスを含む起動プロセス数最小のプロセスグループ情報との2種類の情報を定義する。あるいは、各起動プロセスに対応した情報として、当該起動プロセスを含む起動プロセス数最小のプロセスグループ情報と、当該起動プロセスが含まれる前記以外の全てのプロセスグループ情報との2種類の情報を定義する。
【0037】
管理対象サーバを管理する管理プロセスは、任意のプロセスが故障した際に、上記起動プロセス管理ファイル20を参照することにより、再開起動プロセス数が最小となるように、上述した情報を用いて再開範囲を特定し「関連プロセスを含むグループ再開」の処理を実現する。
なお、一方のプロセスグループ情報に他方のプロセスグループ情報を含むとき、他方のプロセスグループ情報に含まれるプロセスが障害で故障した場合は、他方のプロセスグループ情報内のプロセスのみを再起動し、一方のプロセスグループ情報にのみ含まれるプロセスが障害で故障した場合は、他方のプロセスグループ情報を含む一方のプロセスグループ情報に属する全てのプロセスを再起動する。
【0038】
また、起動プロセスのみならず、任意の管理対象サーバそのものが再開した際にも、管理プロセスは、上記起動プロセス管理ファイル20を参照することにより、再開起動プロセス数が最小となるように、上述した情報を用いて再開範囲を特定し「関連プロセスを含むグループ再開」の処理を実現する。
【0039】
また、本実施形態では、管理対象サーバ(群)における起動プロセス群と同様に、管理対象サーバそのものに対してもシステム運用条件に合わせて、任意の管理対象サーバが故障したときに当該管理対象サーバとの整合性を保障するために当該管越対象サーバと同時に再起動が必要な他の管理対象サーバを管理対象サーバ(群)の運用前に抽出し、抽出した複数の管理対象サーバをまとめてサーバグループと定義する。なお、サーバグループを定義する際、包含関係をもつサーバグループは特定してよいが、一部の管理対象サーバのみを共有するサーバグループは定義しない。
【0040】
さらに、管理対象サーバ、当該管理対象サーバが属する上記サーバグループの少なくとも2つの情報を構成要素とするシステム構成管理ファイル21も同様に、管理対象サーバ(群)の運用前に作成する。
【0041】
なお、包含関係をもつサーバグループが定義されている場合、管理対象サーバの属するサーバグループが複数定義され得る。例えば、サーバグループ間の包含関係(例えば、「サーバグループαはサーバグループβとサーバグループを包含する」)の情報と、各管理対象サーバに対応するサーバグループとして当該管理対象サーバを含む管理対象サーバ数最小のサーバグループ情報との2種類の情報を定義する。あるいは、各管理対象サーバに対応した情報として、当該管理対象サーバを含む管理対象サーバ数最小のサーバグループ情報と、当該管理対象サーバが含まれる前記以外の全てのサーバグループ情報との2種類の情報を定義する。
【0042】
管理対象サーバを管理する管理プロセスは、任意の管理対象サーバが故障した際に、上記システム構成管理ファイル21を参照することにより、再開管理対象サーバ数が最小となるように、上述した情報を用いて再開範囲を特定し「サーバグループ再開」の処理を実現する。
なお、一方のサーバグループ情報に他方のサーバグループ情報を含むとき、他方のサーバグループ情報に含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報内のサーバのみを再起動し、一方のサーバグループ情報にのみ含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報を含む一方のサーバグループ情報に属する全てのサーバを再起動する。
【0043】
また、本実施形態では、任意の管理対象サーバもしくは起動プロセスの再開が行えない場合の、起動プロセス救済起動については、サーバグループ、サーバ、プロセスグループ、プロセスの少なくとも4つのパターンに関して、任意のサーバグループに属する管理対象サーバの起動プロセスは、同一サーバ上に起動されることが許容不可なプロセス、サーバ、プロセスグループ、サーバグループの関係を示す排他条件を、管理対象サーバ(群)の運用前に抽出し、排他制御管理ファイル22として作成する。
【0044】
排他条件としては、全て起動することができないサーバグループを特定するためのサーバグループの排他条件、任意の管理対象サーバの起動プロセスは全て起動することができない管理対象サーバを特定するためのサーバ排他条件、任意のプロセスグループに属する起動プロセスと同一管理対象サーバ上では起動することができないプロセスグループを特定するためのプロセスグループの排他条件、任意のプロセスと同一管理対象サーバ上では起動することができないプロセスを特定するためのプロセス排他条件がある。
【0045】
運用継統中の管理プロセスは、管理対象サーバ故障発生時に、上記排他制御管理ファイル22を参照することで、各管理対象サーバにて救済可能な起動プロセスを特定し、起動プロセスの救済起動処理を実現する。
【0046】
B.実施形態の動作
次に、本実施形態によるサーバプロセス管理システムの動作について説明する。まず、図5および図6は、グループ再開方法(グループプロセス再開発生時)の具体的な動作原理を説明するための概念図である。図5および図6では、プロセスDが故障した場合の各サーバの処理概要が示されている。
【0047】
まず、始めにサーバSV−2上の動作概要を、図5を参照して説明する。サーバSV−2上の管理プロセスYは、プロセスDの故障を検出し、起動プロセス管理ファイル20の参照を行う(Sa1)。プロセスDは、プロセスグループPG2に属するため、プロセスグループPG2に定義されているプロセスが起動するサーバであるサーバSV−1とサーバSV−3とにプロセスグループPG2の再起動要求を行う(Sa2)。そして、他サーバヘの再起動要求と同時に自サーバ内のプロセスグループPG2に定義されているプロセスEの再起動を行う(Sa3)。
【0048】
次に、サーバSV−1の動作概要を、図6を参照して説明する。サーバSV−1上の管理プロセスXは、サーバSV−2からのプロセスグループPG2の再起動要求を受信すると、自サーバ上で動作するプロセスグループPG2のプロセスを起動プロセス管理ファイル20から抽出し(Sb1)、プロセスグループPG2に属するプロセスCの再起動を行う(Sb2)。同様に、サーバSV−3においても、プロセスグループPG2に該当するプロセスの再起動を行う。
【0049】
次に、サーバSV−1の再開時のサーバSV−2における処理概要を説明する。ここで、図7および図8は、グループ再開方法(サーバ再開発生時)の具体的な動作原理を説明するための概念図である。
【0050】
まず、サーバSV−1の動作概要を、図7を参照して説明する。プロセスの故障等によりサーバSV−1の再開を実施した場合、各サーバへサーバSV−1の再開通知を行った後、自サーバの再開を行う。再起動時、起動プロセス管理ファイル20の参照を行い(Sc1)、自サーバに起動するプロセスA、プロセスB、プロセスCを起動する(Sc2)。
【0051】
次に、サーバSV−2の処理概要を、図8を参照して説明する。サーバSV−1からサーバの再開通知を受信後、起動プロセス管理ファイル20の参照を行い(Sd1)、サーバSV−1上で動作しているプロセスグループPG1、プロセスグループPG2が自サーバ上で動作しているかチェックを行う。そこでグループPG2が対象となるため、プロセスグループPG2内のプロセスD、プロセスEの再開を行う(Sd2)。同様に、サーバSV−3においても、プロセスグループPG1、プロセスグループPG2に該当するプロセスの再起動を行う。
【0052】
次に、図9は、サーバ種別(APLサーバ、WWWサーバ、DBサーバ等)とサーバグループとの構成例を示すブロック図である。図において、サーバグループとは、システムを構成する各サーバについて、運用上、関係のあるサーバ群を、1つのグループに見立てたものである。サーバグループSG1は、APLサーバSV−1およびWWWサーバSV−2から構成されている。サーバグループSG2は、APLサーバSV−3、APLサーバSV−4、ネーミングサーバSV−5から構成されている。なお、種類(種別)の異なるサーバは、同一のグループへ設定することも有効である。
【0053】
次に、図10および図11は、本実施形態によるサーバグループ再開方法の具体的な動作原理を説明するための概念図である。まず、保守者などからサーバグループSG1の再開要求を受信したサーバSV−1の処理概要を、図10を参照して説明する。サーバSV−1の管理プロセスは、サーバグループSG1の再開要求を受信後、システム構成管理ファイル21の参照を行う(Se1)。サーバSV−1は、他サーバSV−2ヘのサーバグループSG1の再開通知も行うとともに(Se2)、自身もサーバグループSG1であるので再開を実施する(Se3)。
【0054】
次に、サーバSV−2のサーバグループ再開の処理概要を、図11を参照して説明する。サーバSV−1との処理の違いは、要求元が保守者か他サーバかの違いのみであり、サーバグループSG1の再開要求を受信後、システム構成管理ファイルの参照を行い(Sf1)、サーバグループSG1に属するサーバSV−2も再開する(Sf2)。
【0055】
次に、図12は、プロセス排他制御導入時の救済起動方法において、排他制御管理ファイルに基づくサーバグループ・サーバ・プロセスグループ・プロセスの排他制御対象と排他制御被対象の関係を示すブロック図である。また、図13および図14は、サーバSV−1が故障した場合の排他制御概要を説明するための概念図である。なお、排他制御対象/被対象とは、システムを構成する上で、様々な制約事項から、同一サーバ上に起動されることを、許容できないプロセスを起動制御するために、サーバ、サーバグループ、プロセスの範囲にて制御対象を設けたものである。
【0056】
サーバSV−3の管理プロセスでは、サーバSV−1の故障を検出すると、自サーバ内でプロセスを救済可能かチェックするため、排他制御管理ファイル22およびシステム構成管理ファイル21の参照を行い、サーバグループ、サーバ、プロセスグループ、プロセスの排他情報を取得する。サーバグループSG1(SRVgrp−1)については、システム構成管理ファイル21からサーバグループを構成するサーバの情報を取得し、プロセスグループについては起動プロセス管理ファイル20から取得する。そして、これらの情報に従って、自サーバが排他対象であるかを決定する(Sg1)。
【0057】
この場合、サーバグループSG2(SRVgrp−2)に属しているサーバSV−3は、排他制御管理ファイルにおいてサーバグループSG1(SRVgrp−1)に対する排他制御が記述されているため、プロセスの救済対象とならない(Sg2)。
【0058】
また、グループ定義されていないサーバSV−5の場合、サーバグループSG1(SRVgrp−1)のサーバSV−1の故障に対する排他定義は無いが、プロセスグループPG1(PRCgrp−1)に対する排他定義がサーバSV−5上のプロセスグループPG2(PRCgrp−2)にあるため、プロセスの救済対象とならない。
【0059】
また、サーバSV−6の管理プロセスでは、サーバSV−1の故障を検出すると、自サーバ内でプロセスを救済可能かチェックするため、排他制御管理ファイル22およびシステム構成管理ファイル21の参照を行い、サーバグループ、サーバ、プロセスグループ、プロセスの排他情報を取得する。そして、サーバグループおよびサーバの観点で、サーバSV−1に対して自サーバが排他設定されているか確認する(Sh1)。この場合、サーバSV−6でのプロセスAの救済起動が可能であると判断される。但し、他に救済起動可能な他サーバ、この場合、サーバSV−2があるため、内部管理情報によりプロセス総数の比較を行い、最も起動総数の少ないサーバSV−2を救済起動先と決定する(Sh2)。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として定義し、いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定するようにしたので、必要最低限範囲でのサーバ再開を実現、またプロセス故障発生時の影響範囲を局所化させ、グループ単位での整合性を担保すること、そして、プロセス間の関係を考慮した排他制御によるプロセス救済により、一部の故障がシステム全体の再開(中断)に発展することを抑止し、システム全体としての中断時間を短縮させることができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるサーバプロセス管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】起動プロセス管理ファイルの構成を示す概念図である。
【図3】システム構成管理ファイルの構成を示す概念図である。
【図4】排他制御管理ファイルの構成を示す概念図である。
【図5】グループ再開方法(グループプロセス再開発生時)の具体的な動作原理を説明するための概念図である。
【図6】グループ再開方法(グループプロセス再開発生時)の具体的な動作原理を説明するための概念図である。
【図7】グループ再開方法(サーバ再開発生時)の具体的な動作原理を説明するための概念図である。
【図8】グループ再開方法(サーバ再開発生時)の具体的な動作原理を説明するための概念図である。
【図9】サーバ種別(APLサーバ、WWWサーバ、DBサーバ等)とサーバグループとの構成例を示すブロック図である。
【図10】本実施形態によるサーバグループ再開方法の具体的な動作原理を説明するための概念図である。
【図11】本実施形態によるサーバグループ再開方法の具体的な動作原理を説明するための概念図である。
【図12】プロセス排他制御導入時の救済起動方法において、排他制御管理ファイルに基づくサーバグループ・サーバ・プロセスグループ・プロセスの排他制御対象と排他制御被対象の関係を示すブロック図である。
【図13】サーバSV−1が故障した場合の排他制御概要を説明するための概念図である。
【図14】サーバSV−1が故障した場合の排他制御概要を説明するための概念図である。
【図15】従来技術によるプロセス再開方法の問題点を説明するための概念図である。
【図16】従来技術によるサーバ再開方法の問題点を説明するための概念図である。
【図17】従来技術によるサーバ再開方法の問題点を説明するための概念図である。
【図18】従来技術によるサーバ再開方法の問題点を説明するための概念図である。
【図19】従来技術によるプロセス救済起動方式の問題点を説明するための概念図である。
【符号の説明】
20 起動プロセス管理ファイル(プロセスグループ情報、プロセスグループ情報記憶手段)
21 システム構成管理ファイル(サーバグループ情報、サーバグループ情報記憶手段)
22 排他制御管理ファイル(排他条件情報、排他条件情報記憶手段)
SV−1〜SV−6 サーバ
PG1,PG2 プロセスグループ
SG1,SG2 サーバグループ
A〜J プロセス
X,Y,Z 管理プロセス(再開プロセス特定手段、再開サーバ特定手段、サーバ特定手段)
Claims (18)
- 複数のプロセスが連携して構築されている管理対象システムのプロセス再開方法において、
前記複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として定義し、いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定することを特徴とするプロセス再開方法。 - 前記プロセス再開方法において、
一方のプロセスグループ情報に他方のプロセスグループ情報を含むとき、他方のプロセスグループ情報に含まれるプロセスが障害で故障した場合は、他方のプロセスグループ情報内のプロセスのみを再起動し、一方のプロセスグループ情報にのみ含まれるプロセスが障害で故障した場合は、他方のプロセスグループ情報を含む一方のプロセスグループ情報に属する全てのプロセスを再起動することを特徴とする請求項1に記載のプロセス再開方法。 - 前記複数のプロセスのうち少なくとも1つ以上が市販アプリケーションであり、かつ少なくとも1つ以上が前記市販アプリケーションとの連携を前提として開発された独自プロセスである前記複数のプロセスの各々をプロセスグループ情報として定義することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロセス再開方法。
- 複数のサーバが連携して構築されている管理対象システムのサーバ再開方法において、
前記複数のサーバの各々に対して、故障したサーバとの整合性を保障するために当該故障したサーバと同時に再起動が必要な他のサーバをサーバグループ情報として定義し、いずれかのサーバが障害で故障し、再開した際に、前記サーバグループ情報に基づいて、再開するサーバ群を特定することを特徴とするサーバ再開方法。 - 前記サーバ再開方法において、
一方のサーバグループ情報に他方のサーバグループ情報を含むとき、他方のサーバグループ情報に含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報内のサーバのみを再起動し、一方のサーバグループ情報にのみ含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報を含む一方のサーバグループ情報に属する全てのサーバを再起動することを特徴とする請求項4に記載のサーバ再開方法。 - 複数のサーバまたは複数のプロセス、あるいは双方が連携して構築されている管理対象システムの救済起動方法において、
同一サーバ上に起動されることが許容不可なプロセス、サーバ、プロセスグループ、サーバグループの関係を示す排他条件情報を定義し、
前記複数のサーバもしくは前記複数のプロセスのいずれかが故障して再開できなかった場合、前記排他条件情報に基づいて、他の運用継続中サーバの中から、故障したサーバにて起動されていたプロセス、もしくは故障したプロセスの救済起動が可能なサーバを特定することを特徴とする救済起動方法。 - 救済起動が可能なサーバが複数存在する場合、該サーバのうち、起動プロセス総数の少ないサーバを救済起動先として特定することを特徴とする請求項6に記載の救済起動方法。
- 複数のプロセスが連携して構築されている管理対象システムのプロセス再開装置において、
前記複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として記憶するプロセスグループ情報記憶手段と、
いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報記憶手段のプロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定する再開プロセス特定手段と
を具備することを特徴とするプロセス再開装置。 - 前記プロセス再開装置において、
プロセスグループ情報記憶手段が記憶する一方のプロセスグループ情報に他方のプロセスグループ情報が含まれるとき、
再開プロセス特定手段は、他方のプロセスグループ情報に含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報内のプロセスのみを再起動し、一方のプロセスグループ情報にのみ含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報を含む一方のプロセスグループ情報に属する全てのプロセスを再起動する
ことを特徴とする請求項8に記載のプロセス再開装置。 - 前記プロセスグループ情報記憶手段は、
前記複数のプロセスのうち少なくとも1つ以上が市販アプリケーションであり、かつ少なくとも1つ以上が前記市販アプリケーションとの連携を前提として開発された独自プロセスである前記複数のプロセスの各々を含むことが定義された前記プロセスグループ情報を記憶することを特徴とする請求項8または請求項9に記載のプロセス再開装置。 - 複数のサーバが連携して構築されている管理対象システムのサーバ再開装置において、
前記複数のサーバの各々に対して、故障したサーバとの整合性を保障するために当該故障したサーバと同時に再起動が必要な他のサーバをサーバグループ情報として記憶するサーバグループ情報記憶手段と、
いずれかのサーバが障害で故障した際に、前記サーバグループ情報記憶手段のサーバグループ情報に基づいて、再開するサーバ群を特定する再開サーバ特定手段と
を具備することを特徴とするサーバ再開装置。 - 前記サーバ再開装置において、
サーバグループ情報記憶手段が記憶する一方のサーバグループ情報に他方のサーバグループ情報が含まれるとき、
再開サーバ特定手段は、他方のサーバグループ情報に含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報内のサーバのみを再起動し、一方のサーバグループ情報にのみ含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報を含む一方のサーバグループ情報に属する全てのサーバを再起動する
ことを特徴とする請求項11に記載のサーバ再開装置。 - 複数のサーバまたは複数のプロセス、あるいは双方が連携して構築されている管理対象システムの救済起動装置において、
同一サーバ上に起動されることが許容不可なプロセス、サーバ、プロセスグループ、サーバグループの関係を、排他条件情報として記憶する排他条件情報記憶手段と、
前記複数のサーバもしくは前記複数のプロセスのいずれかが故障して再開できなかった場合、前記排他条件情報記憶手段の排他条件情報に基づいて、他の運用継続中サーバの中から、故障したサーバにて起動されていたプロセス、もしくは故障したプロセスの救済起動が可能なサーバを特定するサーバ特定手段と
を具備することを特徴とする救済起動装置。 - 管理対象システムを構築している複数のプロセスの各々に対して、故障したプロセスとの整合性を保障するために当該故障したプロセスと同時に再起動が必要な他のプロセスをプロセスグループ情報として定義するステップと、
いずれかのプロセスが障害で故障した際に、前記プロセスグループ情報に基づいて、再開するプロセス群を特定するステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプロセス再開プログラム。 - 前記プロセス再開プログラムであって、
一方のプロセスグループ情報に他方のプロセスグループ情報を含むプロセスグループ情報を定義するステップと、
他方のプロセスグループ情報に含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報内のプロセスのみを再起動し、一方のプロセスグループ情報にのみ含まれるプロセスが障害で故障した場合には、他方のプロセスグループ情報を含む一方のプロセスグループ情報に属する全てのプロセスを再起動するステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項14に記載のプロセス再開プログラム。 - 管理対象システムを構築している複数のサーバの各々に対して、故障したサーバとの整合性を保障するために当該故障したサーバと同時に再起動が必要な他のサーバをサーバグループ情報として定義するステップと、
いずれかのサーバが障害で故障し、再開した際に、前記サーバグループ情報に基づいて、再開するサーバ群を特定するステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするサーバ再開プログラム。 - 前記サーバ再開プログラムであって、
一方のサーバグループ情報に他方のサーバグループ情報を含むサーバグループ情報を定義するステップと、
他方のサーバグループ情報に含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報内のサーバのみを再起動し、一方のサーバグループ情報にのみ含まれるサーバが障害で故障した場合は、他方のサーバグループ情報を含む一方のサーバグループ情報に属する全てのサーバを再起動するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項16に記載のプロセス再開プログラム。 - 同一サーバ上に起動されることが許容不可なプロセス、サーバ、プロセスグループ、サーバグループの関係を示す排他条件情報を定義するステップと、
前記複数のサーバもしくは前記複数のプロセスのいずれかが故障して再開できなかった場合、前記排他条件情報に基づいて、他の運用継続中サーバの中から、故障したサーバにて起動されていたプロセス、もしくは故障したプロセスの救済起動が可能なサーバを特定するステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする救済起動プログラム。
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