JP2004101358A - Color-measuring device and image forming device using the same - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば記録シート上に形成されたカラー画像の色彩を計測するための色彩計測装置に係り、特に、波長分布の異なる光を照射する複数の光源を備え、可視光の波長範囲において分光された光を測定対象に照射すると共に、その反射光から測定対象色の色彩計測を行う所謂前分光型の色彩計測装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【非特許文献1】Performance Testing of Color−Difference Metrics Using a Color Tolerance Dataset, COLOR research and application, vol. 14, Number 3, June 1989
【特許文献1】特開平1−169467号公報
【特許文献2】特開昭62−296669号公報
【特許文献3】特開昭63−185279号公報
【特許文献4】特開平5−199407号公報
【特許文献5】特開平9−171279号公報
【特許文献6】特開昭63−020956号公報
【特許文献7】特開平5−93654号公報
【特許文献8】特開2000−292259号公報
【0003】
コンピュータを中心としたネットワーク技術の進展により、画像出力装置としてのネットワークプリンタが急速に普及してきている。特に、出力する画像のカラー化に伴い、近年、カラープリンタの開発が盛んになっており、カラー画質の維持安定性の向上、複数のカラープリンタ間におけるカラー画質の均一化などの要求が高まって来ている。とりわけ、色再現性に関しては、設置環境や経時変化、あるいは機械の個体差によらず高い安定性が求められている。
【0004】
一般に、人間の色差に対する感度は極めて高いことが知られている。時間的・距離的に隣接していない画像であっても、比較すべき画像の色差が均等色空間CIE−Labにおいて△E=5程度あれば、かかる色差は観測者や状況によらずに識別可能であり、公知の文献によれば、差が認識できなくなるためにはΔE=3程度でなければならないことが知られている(Performance Testing of Color−Difference Metrics Using a Color Tolerance Dataset, COLOR research and application, vol. 14, Number 3, June 1989 )。
【0005】
このような事実から、画像再現性の目標レベルを人間の色差認識限界以下に設定しようとすると、画像形成装置に対する要求値は色差ΔE=3以下といったような非常に高いものになる。しかし、周知のように、電子写真方式を用いた画像形成装置では記録画像を形成するための各作像プロセスが不安定であり、このような高い要求値を満たすことは困難であった。これは、そもそも電子写真方式が静電現象を利用しているためであり、温度や湿度といった環境条件や、あるいは感光体や現像剤の経時的な劣化等により、装置自体の画像出力状態が変わり、画像再現性が変動してしまうためである。
【0006】
そのため、電子写真方式を用いた画像形成装置においては、画像濃度を最適に保つためのフィードバック制御がごく一般に用いられている。 具体的には、環境センサによって装置内の温度及び湿度を計測し、この計測値に基づいて作像エンジンの画像形成条件を設定する一方、この新たな画像形成条件の下で濃度パッチと称されるサンプル画像を実際に形成し、この濃度パッチの実際の濃度を計測した後、計測した濃度パッチの濃度と目標濃度との誤差分を求め、これにフィードバックゲインを乗じることによって、画像形成条件の補正量を算出することが行われている。例えば、特開平1−169467号公報は、濃度パッチの実濃度から求めた補正値を用い、感光体の露光条件や現像器に印加する現像バイアスを制御することを開示している。
【0007】
上記濃度パッチとしては、未だ記録シートに転写されていない現像工程後における未定着なトナー像の濃度パッチ、あるいは用紙などの記録媒体上に形成された定着工程後の濃度パッチが用いられる。 未定着濃度パッチが用いられる理由としては、用紙上に作成される転写像や定着像に比較して作成および消去が簡単であること等が考えられるが、かかる未定着濃度パッチは定着画像濃度との相関が高いとはいえ、後工程である転写工程や定着工程における変動に関しては、その影響を検知することは不可能である。 一方、定着工程後の濃度パッチが用いられる理由としては、画像の形態として最終的にユーザーが手にする定着画像そのものであり、転写工程や定着工程における変動要因を含めて画像品質を評価できるためである。
【0008】
記録シートに定着した画像の濃度をモニタしている例としては、特開昭62−296669号公報、特開昭63−185279号公報、特開平5−199407号公報に代表されるように、画像形成装置としての複写機に設けられたスキャナー部を利用するものが公知である。しかしこの方法では、ユーザー自身が一旦出力された記録シートをスキャナー部に移して再度読み取りを行せ、それによって定着後の濃度パッチをモニターすることになるので、日常の画質管理としては甚だ煩わしいものであった。 また、複写機ではなく、プリンタなどのようにスキャナー部を備えていない画像形成装置には適用することができなかった。
【0009】
一方、特開平9−171279号公報には、記録シート上に定着された濃度パッチをオンラインでモニタするための色彩計測装置を定着工程の後段に備えたカラー画像形成装置が開示されている。かかる色彩計測装置は、イエローY、マゼンタM、シアンCの各トナー単色に対応した、ブルーB、グリーンG、レッドRの発光ダイオード(LED)を光源として、出力画像からの反射光をフォトダイオードによって受光するように構成されている。このように、色彩計測装置の光源としてLEDを用いた例は特開昭63−020956号公報にも示されている。このように、光源フィルターやLED等、照射光が特定の波長領域に分光された分光光源を使用する所謂前分光型の色彩計測装置は、白色光源の照射光から得られた濃度パッチの反射光を回折格子や多数のフィルタで分光する所謂後分光型の色彩計測装置に比べ、低コスト化やサイズダウンが図り易いといった利点がある。
【0010】
また、LEDの発光スペクトルはRGBフィルタ等を用いた分光に比べて帯域が狭く、一般的には全色域を高精度で分光するのが困難であると言われている。この点、前述の特開平9−171279号公報では、濃度パッチをイエローY、マゼンタM、シアンCの単色パッチとして形成し、色彩計測装置は各単色トナーの付着量の検知すなわち各単色トナー濃度を検知することに限定した使用方法を採っており、一次色であるYMCの三色のみを評価することで、前述したLEDの帯域幅の欠点を補っていた。
【0011】
しかし、YMC単色のような所謂一次色だけでなく、これらの重ね合わせによる二次色や三次色を評価するためには、単色濃度だけをモニタしたのでは不十分であり、画像形成装置が出力可能な色再現範囲内のすべての色域における色彩値、例えば、デバイスインディペンデントな均等色空間における色彩値であるCIE−Lab値(L*a*b)等を計測しなくてはならない。しかし、CIE−Lab値を精度良く計測するには、三原色とは言えRGBの3色光源だけでは不十分であることが判っている。
【0012】
一般に、前分光型の色彩計測装置において高精度で色彩計測を行うには、多色の分光光源を使う場合が多く、例えば特開平5−93654号公報には、RGB光源フィルターに加えて別の色分類フィルターによる多色化の例が示されている。また、特開2000−292259号公報には、LED光源の色数として、LED発光波長が可視光域で波長連続性を保つために、8 色のLED及びこれらLED集光用の集光光学系を用いる必要があると示されている。
【0013】
しかし、フィルターの追加やLEDの色数の増加は周辺機器も含めて構成要素の増加に直結し、色彩計測装置の小型化や低コスト化を進める上で大きな障害となる。このため、前分光型の色彩計測装置用の光源としてLEDを用いることの本来の特徴点、すなわち小型化及び低コスト化という利点を生かすことができないという問題点が生じる。
【0014】
また、小型で且つ低コストな発光デバイスであるLEDを用いる上で避けることができない問題として、LED素子固有の発光波長バラツキの問題がある。この波長バラツキによって、最終的な色彩計測の絶対精度や、組み立てた色彩計測装置の個体間の計測誤差が劣化するおそれがある。
【0015】
更に、多色の分光光源による前分光型色彩計測装置の場合、各分光光源の反射率をCIE−Lab値へ変換する必要があるが、この方法としては、特開2000−292259号公報にあるように、各分光光源反射率をXYZ表色系の三刺激値(XYZ値)に一旦変換し、その後、三刺激値からCIE−Lab値に演算処理により変換することが可能である。しかし、三刺激値が低い色領域においては2段階変換によって計測誤差が累積されるため、計算によって求めた色彩値の精度が著しく劣化するという問題点があった。
【0016】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、小型で且つ低コストな分光光源であるLEDを用いて「前分光型色彩計測装置」を構成する際に、LED固有の問題である発光波長バラツキによる影響を受け難く、しかも必要最小限の色数からなるLEDを用いて高精度の色彩計測を行うことが可能な色彩計測装置を提供することにある。
【0017】
また、本発明の他の目的は、測定対象色から得られた反射率をCIE−Lab値へ変換する場合に、変換誤差が少なく、全色域に渡って高精度の色彩計測を行うことが可能な色彩計測装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
LEDを用いて前分光型の色彩計測装置を構成する場合に、通常であれば、発光波長領域の異なるLEDを数多く組み合わせる程、可視光の波長域を連続的にカバーすることができ、色彩値の計測を高精度で行うことができるものと思われる。そこで、可視光波長域を略カバーし且つ発光波長が互いに異なる市販品のLED9色を準備し、これら9色のLEDから任意に選んで組み合わせた4色のLEDを光源とした計測装置16種、5色のLEDを光源とした計測装置23種、6色のLEDを光源とした計測装置6種、7色のLEDを光源とした計測装置4種、8色のLEDを光源とした計測装置2種、9色のLEDを光源とした計測装置1種を想定し、色彩値の判っている30色のサンプルカラーについてシミュレーションによって計測を行い、計測した色彩値に含まれる誤差を評価する実験を行った。
【0019】
その結果、LEDの色数が多い場合でも、計測誤差の大きい例が存在する一方、LEDの色数が4色と少ない場合でも、9色の場合よりも計測誤差の小さい例が存在することが判明した。更に、検討を重ねていくと、選択されたLEDの発光波長領域が特定の波長領域を含む場合に、計測誤差の悪化が認められることや、これとは別の特定の波長領域を含む場合に、計測誤差が改善されることが明らかとなってきた。そして、実験結果を検討した結果、色彩値の計測精度を高めるLEDの組み合わせに関し、以下の2つの条件を見出した。
【0020】
先ず、第1の条件は、各LED光源の発光波長領域が、可視波長範囲における測定対象色の分光反射特性を波長−反射率グラフ上に表した場合に、その特性曲線の波長に対する変化率が波長1nm当たり、−1.0〜+1.0%の範囲に存在することである。
【0021】
本発明の色彩計測装置における測定対象色はYMCの2色以上の重ね合わせによって形成される二次色及び三次色を含み、これらの色の分光反射特性を可視光の波長範囲において波長−反射率グラフ上に描くと、その特性曲線は各色毎に特有な曲線となる。測定対象色はLED光源の照射光の波長領域に関し、この特性曲線で示される反射率を与えることになる。
【0022】
しかし、色彩計測装置に搭載されたLEDの個体差により、同色のLEDであっても発光波長領域にはバラツキが生じ、その結果、見かけ上は同色のLEDを用いたとしても、測定対象色の反射率は異なったものとなってくる。このとき、測定対象色の反射率が波長の変化に対して大きく変化している領域に対し、LEDの発光波長領域が重なると、LEDの発光波長領域のバラツキに対して測定対象色の反射率が大きく変化することになり、LEDの個体差が色彩値の計測精度に大きな影響を与えることになる。
【0023】
従って、波長に対する測定対象色の反射率(%)の変化が小さい領域、具体的には波長1nm当たり−1.0〜+1.0%の変化を示す領域に対して、LEDの発光波長領域が重なっていれば、LEDの個体間において発光波長領域がばらついたとしても、かかるバラツキを原因とする反射率の変化を小さく抑えることができ、結果として色彩値の測定精度を高めることが可能となる。
【0024】
30色のサンプルカラーについて実際に分光反射特性を調べたところ、反射率の変化が大きな波長領域はある程度重なっており、これら波長領域を避けてLEDを選択すれば、色彩値の測定精度を高めることが可能である。具体的には、使用する各LEDの発光ピーク波長が585〜615nm以外の波長領域に存在するのが好ましい。
【0025】
また、485〜515nmの波長領域でも分光反射特性の反射率の変化は大きく、かかる観点からすれば、各LEDの発光ピーク波長は485〜515nm、585〜615nm以外の領域に存在することが好ましい。
【0026】
次に、第2の条件は、各LED光源の分光反射特性を波長−反射率グラフ上に表した場合に、その特性曲線によって囲まれるエリアの50%以上がXYZ表色系の等色関数の各曲線によって囲まれるエリアと互いに重なり合っていることである。
【0027】
このような色彩計測装置では、測定対象色の分光反射特性から得られた反射率をXYZ表色系の等色関数と対比し、3刺激値(XYZ値)を導き出すことによって色彩値を決定している。従って、計測精度を高めるためには、各LED光源の照射光の波長領域に対して前記等色関数が良好な応答性を示すことが必要であり、そのためには、LED光源の分光反射特性の曲線によって囲まれるエリアと、等色関数の曲線によって囲まれるエリアとが大きく重なりあっているのが好ましい。実験の結果によれば、各曲線をそのピーク値で規格化し、これらの重なり具合が50%以上であれば、反射率を三刺激値に変換する場合の誤差が少なくなり、色彩値の測定精度を高めることが可能となることが判った。
【0028】
等色関数の曲線を波長−反射率グラフ上に表したところ、480〜495nmにおいてXYZの等色関数は大きく落ち込んでおり、この波長領域を除くエリア、すなわち420〜480、495〜650の波長領域に各LEDの発光ピーク波長が存在するのが好ましい。
【0029】
また、本発明の色彩計測装置においては、分光光源としてのLEDの照射光が測定対象色によって反射され、その反射率を受光素子で検知した後、かかる反射率からデバイスインディペンデントな値である均等色空間の色彩値を導き出すのだが、反射率から均等色空間の色彩値へ変換を行う場合に、反射率を均等色空間の色彩値へ直接変換する第1の変換処理経路と、反射率からXYZ表色系の三刺激値を経て均等色空間の色彩値へ変換する第2の変換処理経路のいずれで変換処理しても差し支えない。
【0030】
三刺激値XYZのいずれかひとつでも10以下となるような場合には、反射率をXYZ表色系の三刺激値に変換する際に、かかる変換の誤差レベルが測定対象色の三刺激値それ自体との比率において無視できない程度となってしまうため、得られた三刺激値を更に均等色空間の色彩値に変換した場合には、著しく誤差が大きくなってしまう。このため、計測誤差を抑えるという観点からすれば、三刺激値を指標とし、測定対象色の三刺激値のいずれか一つでも規定値よりも小さい場合に第1の変換経路を、三刺激値の総てが規定値よりも大きい場合に第2の変換経路を選択するように構成するのが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の色彩計測装置及びこれを用いた画像形成装置を添付図面に沿って詳細に説明する。
図1は本発明の色彩計測装置を搭載したフルカラーレーザビームプリンタの画像出力部(IOT)の概略構成を示すものである。このレーザビームプリンタはイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色毎にトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkを備えると共に、各作像エンジンからトナー像が一次転写される中間転写ベルト20を備え、かかる中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録シートPに二次転写してフルカラー画像を形成するように構成されている。
【0032】
4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkは中間転写ベルトの回転方向に関して直列的に配設されており、各色の画情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に対して順次一次転写するようになっている。これら4基の作像エンジンは中間転写ベルト20の回動方向に沿ってイエロー10Y、マゼンタ10M、シアン10C及びブラック10Bkの順に配設されており、最も頻繁に使用されるであろうブラックの作像エンジン10Kが最も二次転写部の近傍に配置されている。また、これら作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkは、各作像エンジンに具備された感光体ドラム11を画情報に応じて露光するラスタ走査ユニット12を夫々備えており、各色の画情報に応じて変調されたレーザ光Bmが各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkの感光体ドラム11を露光するようになっている。
【0033】
また、各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkは、感光体ドラム11と、この感光体ドラム11を一様な背景部電位にまで帯電させる帯電器13と、上記レーザ光Bmの露光によって感光体ドラム11上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器14と、トナー像を中間転写ベルト20に転写した後の感光体ドラム11の表面から残留トナーや紙粉を除去するクリーナ15と、このクリーナによる清掃に先立って残留トナーを除電するクリーニング前除電器16とを備えており、感光体ドラム11上に各色の画情報に応じたトナー像を形成し得るように構成されている。
【0034】
そして、このように構成されたカラーレーザビームプリンタによるフルカラー画像の形成に当たっては、先ず、各色の入力画像信号に応じてラスタ走査ユニット12が各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11を所定のタイミングで露光し、これによって各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11上には画情報に応じたトナー像が形成される。各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kで形成されたトナー像は回動する中間転写ベルト20に対して順次一次転写され、かかる中間転写ベルト20上には各色トナー像が重なり合った多重トナー像が形成される。
【0035】
一方、記録シートPは図中に破線で示す所定のシート給送通路46を経て中間転写ベルト20と二次転写ロール30とが接する二次転写部に給送される。中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール30と対向するバックアップロール24には所定の転写バイアス電圧が印加されており、中間転写ベルト20上に保持されていたトナー像は二次転写ロール30とバックアップロール24との間に形成された転写電界によって記録シートPに静電転写される。
【0036】
トナー像の二次転写がなされた記録シートPは中間転写ベルト20から剥離された後、直列的に配置された二連のシート搬送ベルト43によって定着器44へと搬送され、トナー像の定着がなされた後に図示外の排出トレイ45へ排出される。そして、定着器44の後段の装置内には本発明の色彩計測装置1が設けられており、記録シートPに定着されたサンプル画像としてのカラーパッチの色彩値を検出するように構成されている。
【0037】
図2は上記色彩計測装置1の概略構成を示す図である。この色彩計測装置1は、記録シートP上のカラーパッチ2の表面に光を照射する可視光発光ダイオード3(LED)と、このLED3の発した光をカラーパッチ2に向けて照射するビーム整形手段4と、カラーパッチ2の反射光を受光する受光素子としてのフォトダイオード5と、カラーパッチ2の反射光を前記フォトダイオード5に向けて集光するレンズ6とから構成されている。 この色彩計測装置1ではカラーパッチ2の色彩値の測定精度を高めるため、発光波長領域の異なる4色以上のLED1を備えており、図3に示すように、これらLED1は前記集光レンズ6の光軸を中心に放射状に配置され、各LED1の照射光に対して生じたカラーパッチ2の反射光を一つのフォトダイオード5で受光することができるようになっている。尚、図3中では前記ビーム整形手段4は省略されている。
【0038】
このように構成された本実施例のカラープリンタでは、温度・湿度等の環境変動や、感光体の経時劣化による応答特性の変動等に起因した記録画像濃度の変動を補償するため、定期的にサンプル画像としてのカラーパッチ2を記録シートP上に形成すると共に、かかるカラーパッチ2の色彩値を前記色彩計測装置1で測定し、カラーパッチ2の形成に用いた画情報の色彩値と計測した色彩値との差を把握することにより、画像出力部で用いられる各種の作像パラメータ、例えば、各作像エンジンにおける感光体11の初期帯電量、露光強度、現像バイアス、現像器14に対するトナー補給量等を補正するように構成されている。
【0039】
図4は、かかる補正制御のための制御系を示すブロック図である。サンプル画像としてのカラーパッチを形成する際には、先ず、画像濃度制御部から基準パターン信号発生器に指示が出され、基準パターン信号発生器は予めメモリに格納されているカラーパッチ形成のための基準パターン信号を読み出し、これを画像出力部に対して送出する。これにより、各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kは所定のタイミングで、しかも基準パターン信号により指示された濃度で各色の濃度パッチを形成する。これら濃度パッチは中間転写ベルト20上で重ね合わされ、更には記録シートPに二次転写された後に定着器44で加熱定着され、記録シートP上にはイエロー、マゼンタ、シアンの混色による二次色又は三次色によるカラーパッチ2が形成される。
【0040】
前記色彩計測装置1はこのようにして記録シートPに定着されたカラーパッチ2の色彩値を計測する。計測された色彩値は画像濃度制御部に送られ、かかる画像濃度制御部は測定された色彩値とメモリ内に格納されていた基準パターン信号中の目標色彩値とを比較し、両者の差異に応じて、光量コントローラ、現像コントローラ、帯電器13のグリッド電源に対して補正信号を送出する。また、測定された色彩値と目標色彩値との差異を色変換処理部にフィードバックし、色変換マトリクスの変換係数を補正することも可能である。更に、各色の階調性制御により補正を行うことも可能である。これにより、以降は補正された作像パラメータを用いて記録画像の形成が行われ、画情報中に示される色彩値に忠実な記録画像を形成することが可能となる。
【0041】
もっとも、作像パラメータを精度良く補正するためには、前記色彩計測装置1がカラーパッチ2の色彩値を精度良く計測することが前提となる。発光波長領域の異なる複数のLEDを光源として利用した所謂前分光型の色彩計測装置の最も簡易的な構成としては、いわゆる光の三原色である赤(R)・緑(G)・青(B)の各色を光源として用いることが多い。しかし、一般的に高精度な色彩計測を行うためには、可視光の全波長域を幾つかの波長帯域に分割し測定を行う分光色彩計測が必要であり、更に、この分光色彩計測の実施に当たっては発光波長領域の異なる約10色程度のLEDが必要であると言われており、LEDそのものの色数の増加や付加的な構成要素の増加を考え合わせると、高精度色彩計測装置の小型化、低コスト化を進める上での障害となっていた。
【0042】
一方、測定すべき対象物はカラー画像形成装置で作成されたイエローY、マゼンタM、シアンCの混色による色再現画像に略限定されるため、必ずしも可視光の全波長域に関してLEDの発光波長領域をくまなく配置しなくとも、高精度の色彩値計測は可能であると考えられる。図5は、イエローY、マゼンタM、シアンCの混色によって形成された代表的な30色のカラーパッチの分光反射特性を波長−反射率グラフ上に表したものである。これら30色のカラーパッチは色空間内に略均等に分布するものを選んである。このグラフを見ると、各色の特性曲線は完全にランダムな形状をしているわけではなく、波長領域によって平坦な領域や変化が激しい領域など、曲線形状がパターン化されていることが伺われる。
【0043】
そこで、一般に市販されている9色のLEDを用意し、これらLEDを任意に組み合わせて、光源数が3色〜9色と異なる67種類の色彩計測装置を構成し、これら総ての色彩計測装置に関して前述の30色のカラーパッチの色彩値の計測をシミュレーションにて行い、その計測精度を評価した。図6に使用した9色のLEDの発光スペクトルの特性曲線を示す。かかる評価に当たっては、先ず、カラーパッチの反射光を受光したフォトダイオードの出力から光源となった各LEDの反射率を求めた後、これら反射率から行列式を用いてデバイスインディペンデントな色彩値であるXYZ表色系の三刺激値XYZを求める。この三刺激値と予め既存の高精度測色計で測定しておいた各カラーパッチの正確な三刺激値とを比較し、XYZ値の計測誤差を算出する。
【0044】
この計測誤差を評価特性とし、色彩計測装置に使用したLEDの色数とその組合せを変えながら、計測精度に対するLEDへの依存性を調べた。図7はLEDの各組み合わせにおける計測誤差ΔXYZ(X、Y、Z各誤差の和:dX+dY+dZ)の大きさを示したグラフであり、横軸は色彩計測装置の試料No.で、例えば「4−2」と標記されているものは4色のLEDを用いた2番目の組み合わせの色彩計測装置を表している。この図7に示されるように、使用したLEDの色数の増加と共に計測誤差が小さくなる傾向が現れ、一般的に考えられている通り、可視光の波長領域に対して発光波長領域の異なるLEDを多数配置した方が色彩値の計測精度の向上には好ましいことが判った。その反面、LED全9色に対して、6 色程度のLEDを使用すれば計測誤差の減少は略飽和の傾向を示しており、必ずしもLEDの多色化が色彩値の計測精度の向上に対して有効であるとは限らない、ということも確認できた。加えて、4色あるいは5色のLEDの組合せにおいても、比較的計測誤差が小さく、6色以上のLEDの組み合わせの場合と同等レベルの計測誤差のものが存在した。
【0045】
また、図9は、各LEDの発光ピーク波長が±5nm程度のバラツキを有していると想定し、かかるバラツキに起因するXYZ値の計測誤差を計算し、それをLEDの各組み合わせ毎に示したグラフである。このグラフから明らかなように。特定のLEDの組合せにおいて、XYZ値の誤差が極めて小さくなっており、また、LEDの色数が6色以上になると、組合せが変わっても、誤差は大きいままで減少することがなかった。
【0046】
この原因としては、第1に、安価な発光デバイスであるLED固有の問題として、各LED毎の発光波長のバラツキの問題がある。図8に示すように、一般に入手可能なLEDは、その発光ピーク波長が±5nm程度のバラツキを持っていることが多い。この発光波長バラツキが存在すると、同一のカラーパッチから得られた反射光を測定した場合であっても、測定される反射率は異なるものとなるため、測定反射率から計算されるXYZ値がその影響を受け、計算された三刺激値がバラツキを持ってしまうことになる。また、このLEDの発光波長のバラツキによる影響の度合いは、各LEDの発光波長域におけるカラーパッチの分光反射特性によって異なるため、計算により補正することは容易でない。
【0047】
このことから、特定のLEDの組合せにおいて、XYZ値の誤差が極めて小さくなる理由は以下のように考えられる。すなわち、イエローY、マゼンタM、シアンCの混色によって形成されるカラーパッチの可視光波長領域における反射率を考慮した場合、図5に示したように、各カラーパッチの分光反射特性を示す曲線には特に激しい反射率の変化を示す波長領域が存在することから、この特定波長領域とLEDの発光波長領域とが完全に重なってしまうと、かかるLEDの発光波長のバラツキによってカラーパッチの反射率が大きく変化してしまうためと考えられる。色彩計測装置の光源として使用するLEDの色数を増やすと、必ずこの領域に発光ピーク波長を有するLEDが含まれるようになり、このLEDの発光ピーク波長がバラツクと、カラーパッチの反射率が大きく変化してXYZ値の計測誤差が拡大するのである。従って、この特定波長領域以外に発光ピーク波長を有するLEDであれば、かかるLEDの発光ピーク波長にバラツキが存在したとしても、XYZ値の計測に対する影響は非常に小さいものと推測される。
【0048】
図10は、30色のカラーパッチの分光反射特性に関し、波長の変化に対する反射率の変化率を示したグラフであり、横軸は波長nmを、縦軸は反射率の変化率を示している。この図10に示された30色分のグラフを観察すると、カラーパッチの反射率が変化し易い波長領域の存在が伺われ、特に、600nm±15nmの範囲で多くのカラーパッチの変化率が1(%/nm)を超えてしまっている。また、500±15nmの範囲においても、数色のカラーパッチの変化率が1%/nm)を超えている。LEDの発光波長のバラツキに起因するXYZ値の計測誤差を実際に計算した結果からすれば、図10に示した変化率、すなわち各カラーパッチの分光反射特性を示す曲線の波長に対する変化率が−1.0〜+1.0(%/nm)の範囲内に収まるような波長範囲内に、LEDの発光波長領域が存在すれば、譬えLEDの発光ピーク波長が個体差によって変化したとしても、XYZ値の計測誤差を小さく抑えることが可能であった。
【0049】
特に、600±15nmの波長範囲はLEDの発光波長のバラツキの影響が大きな範囲であり、色彩計測装置の光源として選択したLEDの発光ピーク波長がこの波長範囲に存在することは避けなければならない。また、500±15nmの波長範囲についても、LEDの発光ピーク波長が重なるのを避けるのが好ましいと言える。
【0050】
また、第2の原因としては、三刺激値(XYZ値)の算出のベースとなる等色関数カーブとLEDの発光波長領域との関係が重要であると考えられる。図11は、XYZ表色系における等色関数と、実験に使用した9色のLEDの分光反射特性とを波長−反射率グラフ上に重ねて描いたものである。実線は等色関数を、破線はLEDの特性曲線を示している。本実施例の色彩計測装置では、カラーパッチの分光反射特性から得られた反射率をXYZ表色系の等色関数と対比し、3刺激値(XYZ値)を導き出すことによって色彩値を決定しているので、計測精度を高めるといった観点からすれば、各LEDの照射光の波長領域に対して前記等色関数が良好な応答性を示すことが必要である。そのためには、LEDの分光反射特性の曲線によって囲まれるエリアと、等色関数の曲線によって囲まれるエリアとが大きく重なりあっているのが好ましいと言える。
【0051】
例えば、発光ピーク波長が570nm付近に存在するLEDの特性曲線はY値を与える等色関数の曲線と略完全に重なり合っている。これに対し、発光ピーク波長が500nm付近に存在するLEDの特性曲線は、X値を与える等色関数の曲線とY値を与える等色関数の曲線との狭間に存在し、等色関数との重なり具合が小さい。これらの重なり具合が50%以上であれば、反射率を三刺激値に変換する場合の誤差が少なくなり、色彩値の測定精度を高めることが可能となる。具体的には、LEDの発光ピーク波長が420〜480nm又は495〜650nmに存在する場合に、LEDの特性曲線と等色関数との重なり具合が50%以上になっている。
【0052】
色彩値の計測精度に影響及ぼすと推測される前述の二つの要因に関し、これらを一元的に評価する手法として、品質工学によるSN比評価がある。これは、矢野宏著「品質工学計算法入門」(日本規格協会)第89頁にあるように、あるシステムの機能性を評価するための尺度である。ここでは、色彩計測装置の機能性として、カラーパッチを計測して得られたXYZ値と該カラーパッチの有する真のXYZ値とのバラツキ量を逆数で表したものをSN比として評価した。図12はLEDの各組み合わせにおけるSN比(dB)の大きさを示したグラフであり、横軸は色彩計測装置の試料No.である。SN比が大きい程、色彩値の計測精度が高いことを示している。この結果、発光ピーク波長の異なるLEDを4色の組合せた例においても高いSN比を示すものが多数存在し、5色のLEDを組合せた例でも良好なものの存在が確認された。
【0053】
以下の表に示す3通りのLEDの組合せがSN比評価において優れており、これらの組み合わせであれば、必要最小限のLEDの個数で高精度にカラーパッチの色彩値を計測可能であることが判明した。
【0054】
【表1】
【0055】
これら3通りの組み合わせのうち、4色のLEDを用いた第1の組み合わせは前述した2つの条件の波長範囲を略完璧に満たしている。また、4色のLEDを用いた第2の組み合わせ、5色のLEDを用いた第3の組み合わせも、青緑のLEDの発光ピーク波長が500±15nmの波長範囲に存在してしまう点を除けば、前述した2つの条件の波長範囲を略満たしており、これら条件が前分光型の色彩計測装置で色彩値の計測精度を高める際に重要であることを確認することができた。
【0056】
ところで、色彩計測装置の測定すべき色彩値としては、通常はデバイスインディペンデントな均等色空間での色彩値であるL*a*b値が代表的である。通常、フォトダイオードによって測定した反射率をL*a*b値へ変換するには次の2段階の変換を経るのが一般的である。すなわち、第1段階の変換として反射率をXYZ表色系の三刺激値(XYZ値)に変換し、更に、第2段階の変換としてXYZ値をL*a*b値に変換するのである。このような2段階を経る理由としては、XYZ値への変換は線形性が成立し易く、その変換も容易であり、また、XYZ値からL*a*b値に変換はCIE規定の数式を用いて演算をすることが可能だからである。一方、フォトダイオードによって検知した反射率を均等色空間の色彩値であるL*a*b値に直接変換するのは、その非線形性により精度が損なわれ易いといった難点がある。
【0057】
しかし、色彩計測装置を用いて計測するカラーパッチの色領域によっては、前述の2段階変換による累積誤差が著しく色彩値の計測精度を劣化させる場合がある。例えば、カラーパッチのXYZ値の少なくともいずれかが10以下となるような低XYZ領域の色彩値においては、第1段階の変換による誤差のレベルがカラーパッチのXYZ値それ自体との比率において無視できない程度となってしまうため、第1段階で得られたXYZ値をそのまま用いて第2段階の変換を行うと、高XYZ領域の色彩値を示すカラーパッチに比べて著しく誤差が大きくなってしまう。
【0058】
図13は、数種類のカラーパッチに関して実際に反射率を計測し、かかる反射率をXYZ値に変換した場合の、各カラーパッチのX値と、X・Y・Zそれぞれ単独の変換誤差値の和との関係をプロットしたものである。この第1段階の変換ではカラーパッチのX値の大きさによらず、変換誤差値は略一定になっている。一方、図14は、図13で変換したXYZ値をL*a*b値へ変換した場合の、変換誤差ΔEをプロットしたものである。X値<10の領域においては、変換誤差ΔEが他の領域にくらべて極端に増加していることが伺われる。これらの傾向は、X値のみではなく、Y値及びZ値においても同様に認められる。
【0059】
これに対し、図15は反射率からL*a*b値へ直接に変換を行った結果を示すものである。X<10の領域では変換誤差ΔEが減少したが、それ以外の領域では変換誤差ΔEが若干増加している。従って、このような観点からすれば、反射率から変換したXYZ値の大きさをパラメータとし、X値、Y値又はZ値のいずれかが10未満となるような低XYZ領域では反射率からL*a*b値へ直接変換を行い、それ以外の領域では反射率からXYZ値を経てL*a*b値へ2段階に変換を行うのが有効である。反射率をL*a*b値へ直接変換した場合には、非線形性の問題が生じるが、低XYZ領域のような狭い領域であれば影響は少ないと考えられ、低XYZ領域と高XYZ領域とで変換方法を選択することにより、かかる問題は回避することができる。
【0060】
そこで、本実施例の色彩計測装置においては、反射率をL*a*b値へ変換する処理経路として2段階の変換を行う処理経路と、直接変換を行う処理経路とを設け、色彩計測装置によって計測したカラーパッチのXYZ値に応じてこれらの処理経路を選択できるように設定した。図16に処理経路のフローチャートを示す。切替え判断のための規定値は任意に設定して良いが、その設定によっては、どちらかの処理経路のみが用いられる場合もあり得る。これによって、全ての色域で高精度の色彩値変換を行うことが可能となる。
【0061】
尚、図1ではカラープリンタの定着器の後段に本発明の色彩計測装置を装着し、オンラインでカラーパッチの読み込みが行えるように構成したが、プリンタとは別体として色彩計測装置を準備し、プリンタから排出された記録シートを手作業で色彩計測装置に挿通させる、所謂オフラインの構成によってカラーパッチの読み込みを行うようにしても良い。また、カラープリンタの定着器の後段に本発明の色彩計測装置を設け、既にカラーパッチが形成されている記録シートを手差しで該カラープリンタ内に挿通させることにより、オフライン状態で前記色彩計測装置を利用することも可能である。
【0062】
更に、本発明の色彩計測装置を組み込んだ画像形成装置としては、電子写真方式による複写機やプリンタに限られず、インクジェット方式や感熱フィルム方式等、その他の方式を採用したものであっても差し支えない。
【0063】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の色彩計測装置によれば、分光光源として小型で且つ低コストなLEDを利用する際に、LED固有の問題である発光波長バラツキによる影響を受け難く、しかも必要最小限の色数からなるLEDを用いて高精度の色彩計測を行うことが可能となる。また、測定対象色から得られた反射率をCIE−Lab値に代表される均等色空間の座標値へ変換する場合に、変換誤差が少なく、全色域に渡って高精度の色彩計測を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色彩計測装置が組み込まれたカラープリンタの一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明が適用される色彩計測装置の構成を示す図である。
【図3】フォトダイオードに対するLEDの配置を示す斜視図である。
【図4】カラーパッチの色彩値の計測結果に基づいて作像パラメータを補正するための制御系を示すブロック図である。
【図5】30色のカラーパッチの分光反射特性を示すグラフである。
【図6】実験に用いた9色の市販LEDの分光反射特性を示すグラフである。
【図7】LEDの組み合わせを変えて構成した各色彩計測装置のXYZ値の計測誤差を示すグラフである。
【図8】LEDの発光ピーク波長のバラツキを示すグラフである。
【図9】LEDの発光ピーク波長のバラツキに起因する各色彩計測装置のXYZ値の計測誤差を示すグラフである。
【図10】30色のカラーパッチの分光反射特性の夫々に関し、波長に対する変化率を示したグラフである。
【図11】XYZ表色系の等色関数と市販LED9色の分光反射特性との重なり具合を示すグラフである。
【図12】LEDの組み合わせを変えて構成した各色彩計測装置の計測誤差に対するSN比を示すグラフである。
【図13】三刺激値(XYZ値)の計測誤差の和と反射率を変換して得られたX値との関係を示すグラフである。
【図14】反射率をXYZ値を経てL*a*b値に変換した場合の、計測誤差ΔEと反射率を変換して得られたX値との関係を示すグラフである。
【図15】反射率を直接L*a*b値に変換した場合の計測誤差ΔEと反射率を変換して得られたX値との関係を示すグラフである。
【図16】反射率をL*a*b値に変換する際の変換経路の選択手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…色彩計測装置、2…カラーパッチ、3…発光ダイオード(LED)、5…フォトダイオード、P…記録シート[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a color measurement device for measuring the color of a color image formed on a recording sheet, for example, and more particularly to a color measurement device including a plurality of light sources that emit light having different wavelength distributions, The present invention relates to a so-called pre-spectral type color measurement device that irradiates the measured light to a measurement target and measures the color of the measurement target color from the reflected light, and an image forming apparatus using the same.
[0002]
[Prior art]
[Non-Patent Document 1] Performance Testing of Color-Difference Metrics Using a Color Tolerance Dataset, COLOR research and application, vol. 14,
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 1-169467
[Patent Document 2] JP-A-62-296669
[Patent Document 3] JP-A-63-185279
[Patent Document 4] Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-199407
[Patent Document 5] JP-A-9-171279
[Patent Document 6] JP-A-63-020956
[Patent Document 7] JP-A-5-93654
[Patent Document 8] JP-A-2000-292259
[0003]
With the advancement of network technology centered on computers, network printers as image output devices have rapidly spread. In particular, color printers have been actively developed in recent years along with colorization of output images, and there has been a growing demand for improvement in maintenance stability of color image quality, uniformity of color image quality among a plurality of color printers, and the like. It is coming. In particular, regarding color reproducibility, high stability is required regardless of the installation environment, changes over time, or individual differences between machines.
[0004]
In general, it is known that humans have extremely high sensitivity to color differences. Even if the images are not temporally and distance-neighboring, if the color difference of the image to be compared is about ΔE = 5 in the uniform color space CIE-Lab, the color difference is identified regardless of the observer or the situation. It is possible, and according to known literature, it is known that ΔE must be about 3 in order for the difference to be unrecognizable (Performance Testing of Color-Difference Metrics Using a Color Tolerance Dataset, COLOR research order) application, vol. 14,
[0005]
From such a fact, if the target level of the image reproducibility is set to be equal to or less than the human color difference recognition limit, the required value for the image forming apparatus becomes extremely high, such as the color difference ΔE = 3 or less. However, as is well known, in an image forming apparatus using an electrophotographic method, each image forming process for forming a recorded image is unstable, and it has been difficult to satisfy such a high required value. This is because electrophotography uses electrostatic phenomena in the first place, and the image output state of the device itself changes due to environmental conditions such as temperature and humidity, or deterioration of the photoconductor and developer over time. This is because the image reproducibility fluctuates.
[0006]
For this reason, in an image forming apparatus using an electrophotographic method, feedback control for maintaining an image density at an optimum level is generally used. Specifically, the temperature and humidity in the apparatus are measured by an environment sensor, and the image forming conditions of the image forming engine are set based on the measured values. After actually forming a sample image, measuring the actual density of this density patch, calculating the error between the measured density of the density patch and the target density, and multiplying this by a feedback gain, the image forming condition Calculating the correction amount has been performed. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 1-169467 discloses that exposure conditions of a photoconductor and a developing bias applied to a developing device are controlled using a correction value obtained from an actual density of a density patch.
[0007]
As the density patch, a density patch of an unfixed toner image that has not yet been transferred to a recording sheet after a development process or a density patch that has been formed on a recording medium such as paper and has been subjected to a fixing process is used. The reason why the unfixed density patch is used may be that it is easier to create and erase compared to a transfer image or a fixed image created on paper. Although the correlation is high, it is impossible to detect the influence of fluctuations in the subsequent transfer step and fixing step. On the other hand, the reason why the density patch after the fixing step is used is that the fixed image itself finally obtained by the user as the image form, and the image quality can be evaluated including the fluctuation factors in the transfer step and the fixing step. It is.
[0008]
Examples of monitoring the density of an image fixed on a recording sheet include, as typified by JP-A-62-296669, JP-A-63-185279, and JP-A-5-199407. It is known to use a scanner unit provided in a copying machine as a forming apparatus. However, in this method, the user himself / herself transfers the output recording sheet to the scanner unit and can read it again, thereby monitoring the density patch after fixing, which is extremely troublesome for daily image quality management. Met. In addition, the method cannot be applied to an image forming apparatus that does not include a scanner unit, such as a printer, instead of a copying machine.
[0009]
On the other hand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-171279 discloses a color image forming apparatus provided with a color measuring device for monitoring a density patch fixed on a recording sheet online at a stage subsequent to the fixing process. Such a color measuring device uses blue (B), green (G), and red (R) light emitting diodes (LEDs) corresponding to the single colors of yellow Y, magenta M, and cyan C as light sources, and reflects light reflected from an output image by a photodiode. It is configured to receive light. An example in which an LED is used as a light source of a color measuring device is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 63-209957. As described above, a so-called pre-spectral type color measurement device that uses a spectral light source in which irradiation light is separated into a specific wavelength region, such as a light source filter or an LED, is a method of reflecting reflected light of a density patch obtained from irradiation light of a white light source. There is an advantage that the cost can be reduced and the size can be easily reduced as compared with a so-called post-spectral type color measurement device that separates light with a diffraction grating or a large number of filters.
[0010]
Further, the emission spectrum of the LED has a narrower band than that of the spectrum using an RGB filter or the like, and it is generally said that it is difficult to spectrally separate the entire color gamut with high accuracy. In this regard, in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 9-171279, the density patch is formed as a single color patch of yellow Y, magenta M, and cyan C, and the color measurement device detects the amount of the attached single color toner, that is, determines the density of each single color toner. A method of use limited to detection is adopted, and the above-mentioned drawback of the bandwidth of the LED is compensated by evaluating only three primary colors of YMC.
[0011]
However, in order to evaluate not only so-called primary colors such as YMC single colors, but also secondary colors and tertiary colors by superimposition of these colors, it is not sufficient to monitor only a single color density, and the image forming apparatus outputs It is necessary to measure color values in all color gamuts within a possible color reproduction range, for example, CIE-Lab values (L * a * b) which are color values in a device independent uniform color space. However, in order to measure the CIE-Lab value with high accuracy, it has been found that only the three-color light source of RGB is insufficient even though the three primary colors are used.
[0012]
In general, in order to perform color measurement with high accuracy in a pre-spectral type color measurement device, a multicolor spectral light source is often used. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-93654 discloses another color light source in addition to an RGB light source filter. An example of multi-coloring by a color classification filter is shown. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-292259 discloses an LED of eight colors and a condensing optical system for condensing these LEDs in order to keep the LED emission wavelength continuity in the visible light range as the number of colors of the LED light source. Is required to be used.
[0013]
However, the addition of a filter and the increase in the number of colors of LEDs are directly linked to the increase in the number of components including peripheral devices, and are a major obstacle in reducing the size and cost of a color measurement device. For this reason, there is a problem that the original feature of using the LED as the light source for the pre-spectral type color measuring device, that is, the advantage of miniaturization and cost reduction cannot be utilized.
[0014]
Another problem that cannot be avoided when using an LED that is a small-sized and low-cost light-emitting device is a problem of variation in the emission wavelength unique to the LED element. Due to this wavelength variation, there is a possibility that the absolute accuracy of the final color measurement and the measurement error between the assembled color measuring devices may be deteriorated.
[0015]
Furthermore, in the case of a pre-spectral color measuring device using a multi-color spectral light source, it is necessary to convert the reflectance of each spectral light source into a CIE-Lab value. This method is described in JP-A-2000-292259. As described above, it is possible to temporarily convert each spectral light source reflectance into tristimulus values (XYZ values) of the XYZ color system, and then to convert the tristimulus values into CIE-Lab values by arithmetic processing. However, in a color region having a low tristimulus value, measurement errors are accumulated by the two-step conversion, so that there is a problem that the accuracy of the calculated color values is significantly deteriorated.
[0016]
The present invention has been made in view of such a problem, and an object of the present invention is to configure a “pre-spectral color measuring device” using an LED that is a small and low-cost spectral light source. It is another object of the present invention to provide a color measurement device which is hardly affected by variations in emission wavelength, which is a problem inherent to LEDs, and which can perform high-accuracy color measurement using an LED having a minimum necessary number of colors.
[0017]
Another object of the present invention is to perform high-accuracy color measurement over the entire color gamut with a small conversion error when converting a reflectance obtained from a color to be measured into a CIE-Lab value. It is to provide a possible color measuring device.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
When a pre-spectral type color measuring device is configured using LEDs, the wavelength range of visible light can be continuously covered as the number of LEDs having different emission wavelength ranges is combined, and the color value is normally increased. It is thought that the measurement of can be performed with high accuracy. Therefore, nine types of commercially available LEDs that substantially cover the visible light wavelength range and have different emission wavelengths from each other are prepared, and 16 types of measurement devices using four colors of LEDs as light sources arbitrarily selected and combined from these nine colors of LEDs, 23 types of measurement devices using 5 color LEDs as light sources, 6 types of measurement devices using 6 color LEDs as light sources, 4 types of measurement devices using 7 color LEDs as light sources, and 2 types of measurement devices using 8 color LEDs as light sources Assuming one kind of measuring device using 9 kinds of LEDs as a light source, an experiment is performed to measure 30 sample colors of which color values are known by simulation and evaluate an error included in the measured color values. Was.
[0019]
As a result, even when the number of LED colors is large, there is an example in which the measurement error is large, while when the number of LEDs is as small as four, there is an example in which the measurement error is smaller than in the case of nine colors. found. Furthermore, when the examination is repeated, when the emission wavelength region of the selected LED includes a specific wavelength region, deterioration of the measurement error is recognized, and when the selected LED includes another specific wavelength region, It has become clear that the measurement error is improved. Then, as a result of examining the experimental results, the following two conditions were found with respect to the combination of LEDs for improving the measurement accuracy of the color value.
[0020]
First, the first condition is that when the emission wavelength range of each LED light source represents the spectral reflection characteristics of the color to be measured in the visible wavelength range on a wavelength-reflectance graph, the rate of change of the characteristic curve with respect to the wavelength is It exists in the range of -1.0 to + 1.0% per 1 nm of wavelength.
[0021]
The colors to be measured in the color measurement device of the present invention include secondary colors and tertiary colors formed by superimposing two or more colors of YMC, and the spectral reflection characteristics of these colors are compared with the wavelength-reflectance in the visible light wavelength range. When drawn on a graph, the characteristic curve is a characteristic curve for each color. The color to be measured gives the reflectance represented by this characteristic curve with respect to the wavelength region of the irradiation light of the LED light source.
[0022]
However, due to the individual differences of the LEDs mounted on the color measurement device, the emission wavelength range varies even for the LEDs of the same color. As a result, even if the LEDs of the same color are used, the color of the color to be measured is apparent. The reflectivity will be different. At this time, if the emission wavelength region of the LED overlaps with the region where the reflectance of the color to be measured greatly changes with respect to the change in the wavelength, the reflectance of the color to be measured against the variation in the emission wavelength region of the LED Greatly changes, and the individual difference of the LED greatly affects the measurement accuracy of the color value.
[0023]
Accordingly, the emission wavelength region of the LED is set in a region where the change in the reflectance (%) of the color to be measured with respect to the wavelength is small, specifically, in a region where the change is −1.0 to + 1.0% per 1 nm of the wavelength. If they overlap, even if the emission wavelength region varies between the individual LEDs, the change in reflectance due to such variation can be suppressed to a small value, and as a result, the measurement accuracy of the color value can be improved. .
[0024]
Actually examining the spectral reflection characteristics of 30 sample colors, the wavelength regions where the change in reflectivity is large overlap to some extent. If LEDs are selected avoiding these wavelength regions, the measurement accuracy of color values can be improved. Is possible. Specifically, it is preferable that each LED used has an emission peak wavelength in a wavelength region other than 585 to 615 nm.
[0025]
Further, even in the wavelength region of 485 to 515 nm, the change in the reflectance of the spectral reflection characteristic is large. From this viewpoint, it is preferable that the emission peak wavelength of each LED exists in a region other than 485 to 515 nm and 585 to 615 nm.
[0026]
Next, the second condition is that when the spectral reflection characteristics of each LED light source are represented on a wavelength-reflectance graph, 50% or more of the area surrounded by the characteristic curve is the color matching function of the XYZ color system. That is, it overlaps with the area surrounded by each curve.
[0027]
In such a color measurement device, the reflectance obtained from the spectral reflection characteristics of the color to be measured is compared with the color matching function of the XYZ color system, and the tristimulus value (XYZ value) is derived to determine the color value. ing. Therefore, in order to increase the measurement accuracy, it is necessary that the color matching function shows a good response to the wavelength region of the irradiation light of each LED light source. It is preferable that the area surrounded by the curve and the area surrounded by the curve of the color matching function largely overlap. According to the results of the experiment, each curve is normalized by its peak value. If the degree of overlap is 50% or more, the error in converting reflectance into tristimulus values is reduced, and the color value measurement accuracy is reduced. It was found that it was possible to increase
[0028]
When the curve of the color matching function is represented on a wavelength-reflectance graph, the color matching function of XYZ is greatly reduced at 480 to 495 nm, and the area excluding this wavelength region, that is, the wavelength region of 420 to 480 and 495 to 650. It is preferable that the emission peak wavelength of each LED exists.
[0029]
In the color measurement device of the present invention, the irradiation light of the LED as the spectral light source is reflected by the color to be measured, and after detecting the reflectance with the light receiving element, the reflectance is a device-independent value from the reflectance. A first conversion processing path for directly converting the reflectance to the color value of the uniform color space when converting the reflectance to the color value of the uniform color space. The conversion processing may be performed in any of the second conversion processing paths for converting the color data into color values in a uniform color space through tristimulus values in the XYZ color system.
[0030]
In the case where any one of the tristimulus values XYZ is 10 or less, when converting the reflectance into tristimulus values of the XYZ color system, the error level of the conversion is the tristimulus value of the color to be measured. Since the ratio of the tristimulus value to the value of the tristimulus value cannot be ignored, if the obtained tristimulus values are further converted to the color values of the uniform color space, the error becomes extremely large. Therefore, from the viewpoint of suppressing the measurement error, the tristimulus value is used as an index, and if any one of the tristimulus values of the color to be measured is smaller than the specified value, the first conversion path is set to the tristimulus value. Is preferably configured such that the second conversion path is selected when all of them are larger than a specified value.
[0031]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a color measuring apparatus and an image forming apparatus using the same according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows a schematic configuration of an image output unit (IOT) of a full-color laser beam printer equipped with the color measurement device of the present invention. This laser beam printer includes four
[0032]
The four
[0033]
Each of the
[0034]
In forming a full-color image by the color laser beam printer configured as described above, first, the
[0035]
On the other hand, the recording sheet P is fed to a secondary transfer section where the
[0036]
After the recording sheet P on which the secondary transfer of the toner image has been performed is separated from the
[0037]
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of the
[0038]
In the color printer according to the present embodiment configured as described above, in order to compensate for environmental fluctuations such as temperature and humidity and fluctuations in the recording image density due to fluctuations in response characteristics due to the deterioration over time of the photoconductor, the color printer is periodically checked. A
[0039]
FIG. 4 is a block diagram showing a control system for such correction control. When forming a color patch as a sample image, first, an instruction is issued from the image density control unit to the reference pattern signal generator, and the reference pattern signal generator is stored in a memory in advance for forming a color patch. The reference pattern signal is read out and sent to the image output unit. Thus, each of the
[0040]
The
[0041]
However, in order to correct the image forming parameters with high accuracy, it is assumed that the
[0042]
On the other hand, the object to be measured is substantially limited to a color reproduction image created by mixing the colors of yellow Y, magenta M, and cyan C created by the color image forming apparatus. It is conceivable that high-precision color value measurement is possible without arranging all over. FIG. 5 shows, on a wavelength-reflectance graph, the spectral reflection characteristics of representative 30 color patches formed by mixing yellow Y, magenta M, and cyan C. The color patches of these 30 colors are selected so as to be substantially uniformly distributed in the color space. Looking at this graph, it can be seen that the characteristic curves of the respective colors are not completely random shapes, but that the curve shapes are patterned such as flat regions and regions where the change is drastic depending on the wavelength region.
[0043]
Therefore, nine colors of commercially available LEDs are prepared, and these LEDs are arbitrarily combined to constitute 67 types of color measuring devices having different numbers of light sources from 3 to 9 colors. Regarding the above, the color values of the 30 color patches described above were measured by simulation, and the measurement accuracy was evaluated. FIG. 6 shows a characteristic curve of the emission spectrum of the nine-color LED used. In this evaluation, first, the reflectance of each LED serving as a light source is obtained from the output of the photodiode that has received the reflected light of the color patch, and then device-independent color values are calculated from these reflectances using a determinant. Is obtained as the tristimulus value XYZ of the XYZ color system. The tristimulus value is compared with the accurate tristimulus value of each color patch which has been measured by an existing high-precision colorimeter in advance, and the measurement error of the XYZ value is calculated.
[0044]
Using this measurement error as an evaluation characteristic, the dependence of the LED on the measurement accuracy was examined while changing the number of colors of the LED used in the color measurement device and the combination thereof. FIG. 7 is a graph showing the magnitude of the measurement error ΔXYZ (sum of the X, Y, and Z errors: dX + dY + dZ) in each combination of LEDs, and the horizontal axis represents the sample No. of the color measurement device. For example, what is described as “4-2” represents a color measurement device of a second combination using LEDs of four colors. As shown in FIG. 7, the measurement error tends to decrease as the number of colors of the used LEDs increases, and as generally considered, LEDs having different emission wavelength regions with respect to the wavelength region of visible light. It has been found that arranging a large number of is preferable for improving the measurement accuracy of the color value. On the other hand, when LEDs of about 6 colors are used for all 9 colors of the LEDs, the measurement error tends to be almost saturated, and the use of multiple colors of LEDs is not necessarily the improvement of the measurement accuracy of color values. Is not always effective. In addition, even in the combination of the four-color or five-color LEDs, the measurement error was relatively small, and there was a measurement error of the same level as that in the case of the combination of the six-color or more LEDs.
[0045]
Further, FIG. 9 assumes that the emission peak wavelength of each LED has a variation of about ± 5 nm, calculates the measurement error of the XYZ value caused by such variation, and shows it for each LED combination. FIG. As is clear from this graph. The error of the XYZ values is extremely small in a specific LED combination, and when the number of LED colors is six or more, even if the combination changes, the error remains large and does not decrease.
[0046]
As a cause of this, first, there is a problem of variation in the emission wavelength of each LED as a problem inherent to the LED which is an inexpensive light emitting device. As shown in FIG. 8, generally available LEDs often have a variation in emission peak wavelength of about ± 5 nm. If this emission wavelength variation exists, even if the reflected light obtained from the same color patch is measured, the measured reflectance will be different, so that the XYZ values calculated from the measured reflectance will be different. Affected, the calculated tristimulus values will vary. Further, since the degree of the influence of the variation in the emission wavelength of the LED differs depending on the spectral reflection characteristics of the color patches in the emission wavelength range of each LED, it is not easy to correct by calculation.
[0047]
From this, the reason why the error of the XYZ values is extremely small in the specific LED combination is considered as follows. That is, in consideration of the reflectance in the visible light wavelength region of a color patch formed by a mixture of yellow Y, magenta M, and cyan C, a curve showing the spectral reflection characteristics of each color patch as shown in FIG. Since there is a wavelength region showing a particularly sharp change in reflectance, if this specific wavelength region and the emission wavelength region of the LED completely overlap, the reflectance of the color patch will be reduced due to the variation in the emission wavelength of the LED. It is thought to be due to large changes. When the number of colors of the LED used as the light source of the color measurement device is increased, the LED having the emission peak wavelength is always included in this region, and the emission peak wavelength of the LED varies, and the reflectance of the color patch increases. This causes the measurement error of the XYZ value to increase. Therefore, if the LED has an emission peak wavelength other than the specific wavelength region, even if the emission peak wavelength of the LED varies, it is presumed that the influence on the measurement of the XYZ value is extremely small.
[0048]
FIG. 10 is a graph showing the change rate of the reflectance with respect to the change in the wavelength with respect to the spectral reflection characteristics of the color patches of 30 colors. The horizontal axis indicates the wavelength nm, and the vertical axis indicates the change rate of the reflectance. . Observation of the graph for 30 colors shown in FIG. 10 reveals the existence of a wavelength region in which the reflectance of the color patch tends to change. In particular, the change rate of many color patches is 1 in the range of 600 nm ± 15 nm. (% / Nm). Further, even in the range of 500 ± 15 nm, the change rate of the color patches of several colors exceeds 1% / nm). According to the result of actually calculating the measurement error of the XYZ value caused by the variation in the emission wavelength of the LED, the change rate shown in FIG. 10, that is, the change rate with respect to the wavelength of the curve showing the spectral reflection characteristic of each color patch is − If the emission wavelength range of the LED is within a wavelength range that falls within the range of 1.0 to +1.0 (% / nm), even if the emission peak wavelength of the LED changes due to individual differences, XYZ It was possible to keep the measurement error of the value small.
[0049]
In particular, the wavelength range of 600 ± 15 nm is largely affected by variations in the emission wavelength of the LED, and it is necessary to avoid that the emission peak wavelength of the LED selected as the light source of the color measurement device exists in this wavelength range. In addition, it can be said that it is preferable to avoid overlapping the emission peak wavelengths of the LEDs even in the wavelength range of 500 ± 15 nm.
[0050]
As a second cause, it is considered that the relationship between the color matching function curve, which is the basis of the calculation of the tristimulus values (XYZ values), and the emission wavelength region of the LED is important. FIG. 11 shows the color matching function in the XYZ color system and the spectral reflection characteristics of the nine-color LEDs used in the experiment superimposed on the wavelength-reflectance graph. The solid line shows the color matching function, and the broken line shows the characteristic curve of the LED. In the color measuring apparatus of the present embodiment, the reflectance obtained from the spectral reflection characteristics of the color patches is compared with the color matching function of the XYZ color system, and the tristimulus value (XYZ value) is derived to determine the color value. Therefore, from the viewpoint of improving the measurement accuracy, it is necessary that the color matching function shows a good response to the wavelength region of the irradiation light of each LED. For that purpose, it can be said that it is preferable that the area surrounded by the curve of the spectral reflection characteristics of the LED and the area surrounded by the curve of the color matching function largely overlap.
[0051]
For example, the characteristic curve of an LED having an emission peak wavelength near 570 nm almost completely overlaps with a curve of a color matching function that gives a Y value. On the other hand, the characteristic curve of the LED whose emission peak wavelength is around 500 nm exists between the curve of the color matching function that gives the X value and the curve of the color matching function that gives the Y value. The degree of overlap is small. If the degree of overlap is 50% or more, errors in converting the reflectance into tristimulus values are reduced, and the measurement accuracy of color values can be improved. Specifically, when the light emission peak wavelength of the LED exists at 420 to 480 nm or 495 to 650 nm, the degree of overlap between the LED characteristic curve and the color matching function is 50% or more.
[0052]
Regarding the above-mentioned two factors which are presumed to affect the measurement accuracy of the color value, there is an SN ratio evaluation by quality engineering as a method of unitarily evaluating these two factors. This is a scale for evaluating the functionality of a certain system, as shown in page 89 of "Introduction to Quality Engineering Calculation Method" by Hiroshi Yano (Japan Standards Association). Here, as the functionality of the color measurement device, the SN ratio was calculated by expressing the amount of variation between the XYZ value obtained by measuring a color patch and the true XYZ value of the color patch in a reciprocal. FIG. 12 is a graph showing the magnitude of the SN ratio (dB) in each combination of the LEDs. The horizontal axis represents the sample No. of the color measurement device. It is. The higher the SN ratio, the higher the color value measurement accuracy. As a result, there were many LEDs exhibiting a high SN ratio even in an example in which four colors of LEDs having different emission peak wavelengths were combined, and a favorable one was confirmed in an example in which LEDs of five colors were combined.
[0053]
The combinations of the three types of LEDs shown in the following table are excellent in the SN ratio evaluation, and if these combinations are used, the color values of the color patches can be measured with high accuracy with the minimum number of LEDs. found.
[0054]
[Table 1]
[0055]
Of the three combinations, the first combination using LEDs of four colors almost completely satisfies the wavelength ranges of the above two conditions. In addition, the second combination using the four-color LED and the third combination using the five-color LED also differ in that the emission peak wavelength of the blue-green LED exists in the wavelength range of 500 ± 15 nm. For example, the wavelength ranges of the two conditions described above are almost satisfied, and it has been confirmed that these conditions are important in improving the accuracy of color value measurement by a pre-spectral color measuring device.
[0056]
By the way, as a color value to be measured by the color measuring apparatus, an L * a * b value which is a color value in a device independent uniform color space is typically representative. Generally, the conversion of the reflectance measured by the photodiode into the L * a * b value generally involves the following two stages of conversion. That is, the reflectance is converted into tristimulus values (XYZ values) of the XYZ color system as a first-stage conversion, and the XYZ values are converted into L * a * b values as a second-stage conversion. The reason for going through these two steps is that the conversion to the XYZ value is easy to achieve linearity and the conversion is easy, and the conversion from the XYZ value to the L * a * b value is based on the CIE-defined formula. This is because it is possible to perform calculations using the data. On the other hand, directly converting the reflectance detected by the photodiode to the L * a * b value, which is a color value in a uniform color space, has a disadvantage that accuracy is easily lost due to the nonlinearity.
[0057]
However, depending on the color region of the color patch measured using the color measuring device, the accumulated error due to the two-stage conversion described above may significantly deteriorate the color value measurement accuracy. For example, in a color value in a low XYZ area where at least one of the XYZ values of the color patch is 10 or less, the level of the error due to the first-stage conversion cannot be ignored in the ratio with the XYZ value itself of the color patch. Therefore, if the second-stage conversion is performed using the XYZ values obtained in the first stage as they are, an error becomes significantly larger than a color patch indicating a color value in a high XYZ area.
[0058]
FIG. 13 shows the sum of the X value of each color patch and the independent conversion error value of each of X, Y, and Z when the reflectance is actually measured for several types of color patches and the reflectance is converted into XYZ values. This is a plot of the relationship with. In the first-stage conversion, the conversion error value is substantially constant irrespective of the magnitude of the X value of the color patch. On the other hand, FIG. 14 is a plot of the conversion error ΔE when the XYZ values converted in FIG. 13 are converted into L * a * b values. In the region where the X value is <10, it can be seen that the conversion error ΔE is extremely increased as compared with the other regions. These tendencies are observed not only in the X value but also in the Y value and the Z value.
[0059]
On the other hand, FIG. 15 shows the result of directly converting the reflectance into the L * a * b value. In the region where X <10, the conversion error ΔE decreases, but in other regions, the conversion error ΔE slightly increases. Therefore, from such a viewpoint, the magnitude of the XYZ value converted from the reflectance is used as a parameter, and in the low XYZ region where any one of the X value, the Y value, and the Z value is less than 10, the reflectance is calculated from the reflectance. It is effective to perform direct conversion to * a * b values, and to convert L * a * b values from reflectance to L * a * b values in other regions in two steps. When the reflectance is directly converted to the L * a * b value, a problem of non-linearity occurs. However, it is considered that the influence is small in a small area such as the low XYZ area. Such a problem can be avoided by selecting a conversion method between and.
[0060]
Therefore, in the color measuring device of the present embodiment, a processing route for performing two-stage conversion and a processing route for performing direct conversion are provided as a processing route for converting the reflectance into the L * a * b value. These processing paths are set so that they can be selected according to the XYZ values of the color patches measured by. FIG. 16 shows a flowchart of the processing path. The specified value for the switching determination may be set arbitrarily, but depending on the setting, only one of the processing paths may be used. This makes it possible to perform highly accurate color value conversion in all color gamuts.
[0061]
In FIG. 1, the color measuring device of the present invention is mounted after the fixing device of the color printer so that the color patch can be read online. However, the color measuring device is prepared separately from the printer. The color patches may be read by a so-called off-line configuration in which the recording sheet discharged from the printer is manually inserted into the color measurement device. Further, the color measuring device of the present invention is provided at the subsequent stage of the fixing device of the color printer, and the recording sheet on which the color patches are already formed is manually inserted into the color printer, so that the color measuring device can be operated offline. It is also possible to use it.
[0062]
Further, the image forming apparatus incorporating the color measuring device of the present invention is not limited to an electrophotographic copying machine or a printer, but may employ another method such as an ink jet method or a thermal film method. .
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the color measurement device of the present invention, when a small and low-cost LED is used as a spectral light source, it is hardly affected by the variation in emission wavelength, which is a problem unique to the LED, and it is necessary to use the LED. High-precision color measurement can be performed using the LED having the minimum number of colors. When converting the reflectance obtained from the color to be measured into coordinate values in a uniform color space represented by CIE-Lab values, conversion errors are small, and high-precision color measurement is performed over the entire color gamut. It becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an example of a color printer in which a color measurement device of the present invention is incorporated.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a color measurement device to which the present invention is applied.
FIG. 3 is a perspective view showing an arrangement of LEDs with respect to a photodiode.
FIG. 4 is a block diagram illustrating a control system for correcting an image forming parameter based on a measurement result of a color value of a color patch.
FIG. 5 is a graph showing spectral reflection characteristics of color patches of 30 colors.
FIG. 6 is a graph showing the spectral reflection characteristics of nine commercially available LEDs used in the experiment.
FIG. 7 is a graph showing a measurement error of an XYZ value of each color measuring device configured by changing a combination of LEDs.
FIG. 8 is a graph showing variations in the emission peak wavelength of the LED.
FIG. 9 is a graph showing a measurement error of an XYZ value of each color measurement device due to a variation in an emission peak wavelength of an LED.
FIG. 10 is a graph showing a rate of change with respect to wavelength for each of the spectral reflection characteristics of 30 color patches.
FIG. 11 is a graph showing how the color matching functions of the XYZ color system overlap with the spectral reflection characteristics of nine commercially available LEDs.
FIG. 12 is a graph showing an SN ratio with respect to a measurement error of each color measuring device configured by changing a combination of LEDs.
FIG. 13 is a graph showing a relationship between a sum of measurement errors of tristimulus values (XYZ values) and an X value obtained by converting reflectance.
FIG. 14 is a graph showing a relationship between a measurement error ΔE and an X value obtained by converting the reflectance when the reflectance is converted into an L * a * b value via an XYZ value.
FIG. 15 is a graph showing a relationship between a measurement error ΔE when the reflectance is directly converted to an L * a * b value and an X value obtained by converting the reflectance.
FIG. 16 is a flowchart showing a procedure for selecting a conversion path when converting reflectance into L * a * b values.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (18)
前記光源は4個以上であり、しかも各光源の発光ピーク波長は、可視波長範囲における測定対象色の分光反射特性を波長−反射率グラフ上に表した場合に、その特性曲線の波長に対する変化率が波長1nm当たり、−1.0〜+1.0%の範囲に存在することを特徴とする色彩計測装置。A plurality of light sources having different emission wavelength ranges and light receiving means for receiving reflected light of the measurement object individually illuminated by these light sources are provided, and two or more colors of yellow, magenta, and cyan, which are three primary colors of the colorant, are mixed. In a color measurement device that measures the color of the color to be reproduced,
The number of the light sources is four or more, and the emission peak wavelength of each light source is the rate of change of the characteristic curve with respect to the wavelength when the spectral reflection characteristic of the color to be measured in the visible wavelength range is represented on a wavelength-reflectance graph. Is present in the range of -1.0 to + 1.0% per 1 nm of wavelength.
前記光源は4個以上であり、しかも各光源の発光ピーク波長が可視波長範囲のうち585〜615nm以外の波長領域に存在することを特徴とする色彩計測装置。A plurality of light sources for irradiating light having different wavelength distributions, and light receiving means for receiving reflected light of a measurement object individually illuminated by the light sources; a single color of yellow, magenta, and cyan, which are three primary colors of a colorant, In a color measurement device that measures the color of the measurement target color reproduced by color mixture of colors or more,
A color measuring apparatus, wherein the number of the light sources is four or more, and the emission peak wavelength of each light source exists in a wavelength region other than 585 to 615 nm in a visible wavelength range.
前記光源は4個以上であり、しかもこれら光源の分光反射特性を波長−反射率グラフ上に表した場合に、その特性曲線によって囲まれるエリアの50%以上がXYZ表色系の等色関数の各曲線によって囲まれるエリアと互いに重なり合っていることを特徴とする色彩計測装置。A plurality of light sources for irradiating light having different wavelength distributions, and light receiving means for receiving reflected light of a measurement object individually illuminated by the light sources; a single color of yellow, magenta, and cyan, which are three primary colors of a colorant, In a color measurement device that measures the color of the measurement target color reproduced by color mixture of colors or more,
The number of the light sources is four or more, and when the spectral reflection characteristics of these light sources are represented on a wavelength-reflectance graph, 50% or more of the area surrounded by the characteristic curve is a color matching function of the XYZ color system. A color measuring device characterized in that it overlaps with an area surrounded by each curve.
前記光源は4個以上であり、しかも各光源の発光ピーク波長が420〜480nm又は495〜650nmの波長領域に存在することを特徴とする色彩計測装置。A plurality of light sources for irradiating light having different wavelength distributions, and light receiving means for receiving reflected light of a measurement object individually illuminated by the light sources; a single color of yellow, magenta, and cyan, which are three primary colors of a colorant, In a color measurement device that measures the color of the measurement target color reproduced by color mixture of colors or more,
A color measuring apparatus, wherein the number of the light sources is four or more, and the light emission peak wavelength of each light source exists in a wavelength region of 420 to 480 nm or 495 to 650 nm.
かかる処理手段は、反射率を均等色空間の色彩値へ直接変換する第1の変換処理経路と、反射率からXYZ表色系の三刺激値を経て均等色空間の色彩値へ変換する第2の変換処理経路を有し、
測定対象色に応じ、いずれか一方の変換処理経路を選択することを特徴とする請求項1又は請求項4記載の色彩計測装置。Processing means for converting the reflectance obtained by irradiation of each light source into a color value of a uniform color space which is a measurement characteristic value,
The processing means includes a first conversion processing path for directly converting the reflectance to a color value in a uniform color space, and a second conversion processing path for converting the reflectance to a color value in a uniform color space through tristimulus values in the XYZ color system. Has a conversion processing path of
The color measuring device according to claim 1, wherein one of the conversion processing paths is selected according to a color to be measured.
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