JP2004101029A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉のための無効スペースが少なく食品の出し入れを容易できるドア開閉機構を有した冷蔵庫を提供する。
【解決手段】下部を中心にして回転する多目的室ドア27の動作と連動して多目的室22内から前方に引出される収納ケース36を有し、収納ケース36は多目的室22の両側壁に設けたレール22a,22bに支持されて前後方向に移動することで、収納ケース36の移動のために多目的室22内の有効空間を無駄にせず、多目的室ドア27の開放時に収納ケース36の前方への移動距離が大きくとれ、多目的室22内を覗き込まなくても食品を容易に出し入れできる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は食品を容易に搬入、搬出するのに適する構成を有するドア開閉装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の食品をそれぞれ適した温度帯に貯蔵するため多ドアの冷蔵庫が主流となりつつある。各貯蔵室に対応して開口部にドアをそれぞれ備えており、また多様な種類の食品を分離して貯蔵しているため、特定食品の保存に対して貯蔵するドアの開閉機構やその使い勝手を改善したドア開閉機構が提案されている。
【0003】
従来の冷蔵庫として特開平6−201255号公報に示されているものがある。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0005】
図6は従来の冷蔵庫の縦断面図である。図7はドア開閉装置の側面図である。
図6において、上部より冷凍室1、冷蔵室2、貯蔵室3、さらに下部には野菜室4が構成されている。冷凍室1と冷蔵室2の前方には左右方向に回転するドア1A、2Aが設置され貯蔵室3の前方には下部を中心として上下に回転するドア3Aが設置されている。
【0006】
また図7でドア開閉装置は大きくは案内部材5、作動レバー6、移動部材7、棚8で構成されている。
【0007】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下動作を説明する。
【0008】
まずドア3Aを下向けに引けば、ヒンジ9を中心として、ドア3Aが下方向に回転しながら作動レバー6が前方に引張られる。これに従って作動レバー6が案内ホール10に沿って前方に移動しながら、移動部材7の前方に移動させる。
【0009】
同時にドア3Aの底面に位置したヒンジ9により、ドア3Aと連結された移動部材7の第1部材も共に移動しながらドア3Aを開閉するようになる。
【0010】
そしてドア3Aが開放されるに従って、作動レバー6が前方に引張られて、係止突起12がストッパ13により制限されればドア3Aは90度回転して、図7のように開放が完了する。
【0011】
また棚8は移動部材7と連結され、連動して動くように構成されている。従ってドア3Aの開閉動作に従って移動部材7が前進又は後退すれば、係止片14が棚8を一定方向に移動させる。また棚8下面のローラ15等が回転してドア3Aの内壁と同一の水平面を成しているので簡単に前方に誘導される。
【0012】
【特許文献1】
特開平6−201255号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、ドアの開閉動作と棚の引出し動作は連動して引出されるが、棚の動作機構は棚の下部に備えたヒンジの移動部材と連動しているので、貯蔵室の下部空間に機構部が配置されるため高さ方向の収納空間が低下するという欠点があった。
【0014】
また下部貯蔵室と上下に仕切る仕切り壁内に、一部仕切り壁を削って埋設されるため、上下貯蔵室間の断熱性能を低減させるという欠点があった。
【0015】
また下部に備えた野菜室の上部にこのドア機構を備えた貯蔵室を配置するので、このドアの開閉動作のために腰をかがめて行わなければならず、使い勝手に欠点があった。
【0016】
本発明は従来の課題を解決するもので、下部を中心として開閉するドアに連動して出入する収納ケースを備えた貯蔵室にあって、貯蔵室内の無効空間を減らし、かつ使い勝手を改善することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、下部を中心にして回転するドアと、前記ドアの動作と連動して貯蔵室内から前方に引出される収納ケースとを備えた冷蔵庫において、前記収納ケースは前記貯蔵室の両側壁に設けたレールに支持されて前後方向に移動するものであり、収納ケース移動のために貯蔵室の有効空間を無駄に費やすことがない。また、ドアの開放時に収納ケースの前方への移動距離が大きくとれ、奥行き方向の概ね半ばまでが戸外側に出てくるので、使用者が貯蔵室内を覗き込まなくても食品を容易に出し入れできる、という作用を有する。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ドアの内板と、収納ケースの側壁を連結し回動自在に支持された作動レバーと、収納ケースの両側壁に形成された突部を備え、前記ドアの開放時、前記収納ケースは前記作動レバーと連動しながら前記突部が貯蔵室の両側壁に設けたレールの溝内を摺動することにより前方へ移動するものであり、前後移動する収納ケースは貯蔵室の側壁レールと係合しながら動作するのでスムーズに安定した動作をさせることができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、貯蔵室の両側壁に設けたレールは奥側で緩やかに傾斜しているものであり、使用者にドアを閉じた時の節度感を持たせることができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、ドアを閉じた状態において、収納ケースの突部はレール溝に支持されず、収納ケースは貯蔵室の底面に載置した状態であるものであり、収納物の荷重を貯蔵室の底面で受けるために収納ケースやレールに局部荷重が長期間掛からない。また、貯蔵室底面からの冷却や加熱を促進する仕様に対しては接触することで熱伝導の効率が高められる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、収納ケースは前面と上面を開放して形成され、ドアを完全に開いた時、前方に移動した収納ケースの底面はドアの内板面上に配置されるものであり、ドアを開けた後、ドア内板面上で収納物を一旦置くことができ、収納性を補助することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2または請求項4のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースは、底部が開口した樹脂性の枠体と金属性の底板で形成されているものであり、収納ケース底面の温度の均温化が図れ、接触して載置される収納物の温度分布を改善する補助手段となる。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、金属性の底板は収納ケースから着脱可能としたものであり、金属性の底板のみ引き出したり、取り外して清掃や異物の除去などのメンテナンスが容易にできるものである。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の発明に、さらに、貯蔵室の下面に直冷式の冷却器が配置されるものであり、金属性の底板への冷却器からの熱伝導により冷却が促進され、載置した収納物の急速な冷却が可能となる。
【0025】
請求項9に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、貯蔵室のドア下端部の高さを床面から650mm以上850mm以下の範囲に設定したものであり、腰を屈めず立ち姿勢のまま楽な姿勢で食品の出し入れを行うことができる。
【0026】
請求項10に記載の発明は、冷蔵庫本体上部の冷蔵室と、冷蔵庫本体下部の冷凍室と、前記冷蔵室と前記冷凍室との間に配置した冷却と加温が行える多目的室と、前記多目的室の前面に設けた下部を中心にして回転するドアと、前記ドアの動作と連動して貯蔵室内から前方に引出される収納ケースとを備えた冷蔵庫において、前記多目的室のドアの下端部の高さを床面から650mm以上850mm以下の範囲に設定したものであり、使用頻度が高く、調理の下準備中の食材を入れることも多い多目的室の収納動作を、腰を屈めず立ち姿勢のまま楽な姿勢で行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0028】
(実施の形態1)
本発明による実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態1の冷蔵庫の外観図である。図2は、同実施の形態による冷蔵庫の断面図である。図3は、同同実施の形態による冷蔵庫のドア開時の要部断面図である。図4は、同同実施の形態による冷蔵庫のドア閉時の要部断面図である。図5は、同同実施の形態による冷蔵庫のドア開時の要部斜視図である。
【0030】
図1において、冷蔵庫20は上部より冷蔵室21、たとえば冷凍から冷蔵温度までを切り換えられる多目的室22、多目的室22と並んで製氷室23(図示しない)を備え、野菜室24そして下部には冷凍室25が配置されている。
【0031】
冷蔵室21の開口部には左右方向に回転するヒンジ式の冷蔵室ドア26が備えられ、多目的室22、製氷室23の開口部は下部を中心として上下方向に回転するヒンジ式の多目的室ドア27、製氷室ドア28が備えられている。
【0032】
野菜室24、冷凍室25の前面開口部には引出し式の野菜室ドア29、冷凍室ドア30が備えられている。また各貯蔵室を仕切る仕切り壁には断熱材が形成されており、特に多目的室22と野菜室24を仕切る仕切り壁31上部には冷媒配管32aを裏面に配設した直冷式の冷却プレート32が配置されている。
【0033】
また冷蔵室21の後方には冷蔵室用冷却器33が配置され、冷蔵室21を冷却する。また冷凍室25の後方には冷凍室用冷却器34が配置され、多目的室22、製氷室23、野菜室24の後方に循環通路35を配置して、多目的室22、製氷室23内に冷気を導く。
【0034】
また冷蔵庫20の床面から上端部までの高さをH、多目的室22の多目的室ドア27の上端部までの高さをH1に設定している。実施の形態1ではHを1798mm、H1を1005mmに設定している。また多目的室ドア27の下端部までの高さH2は830mmに設定している。また実施の形態1では横幅Wを685mm、奥行きDを670mmに設定している。
【0035】
図3は、多目的室ドア27が開けられた状態の側面図であり、多目的室ドア27の内板27aと多目的室27内の収納ケース36は作動レバー37で連結されている。収納ケース36の両側部には第1突部36aと第2突部36bが取付けられ、第1突部36aが係合する第1レール22aと第2突部36bが係合する第2レール22bは多目的室22の両側部に取付けられている。
【0036】
第1レール22aと第2レール22bは多目的室22の奥部後方付近からゆるやかに下方に傾斜構造を形成している。また第1レール22aの前端部は略L字型に形成された係止突起38を形成している。また多目的室ドア27の全周にはガスケット39が取付けられ、ドアを閉じた時に開口部をシールする。
【0037】
以上のような構成において、以下動作の説明をすると、
多目的室ドア27を閉じて行くと作動レバー37に押されて収納ケース36が多目的室22内に収納されていく。この時、収納ケース36は第1突部36aと第2突部36bがそれぞれ第1レール22a、第2レール22bのレール溝を摺動し、ドア27が完全に閉じられる寸前から徐々に第1レール22aと第2レール22bは下方向に傾斜する構造であるため、収納ケース36の第1突部36aと第2突部36bはドア27が閉じた状態でそれぞれ第1レール22aと第2レール22bの最終点に位置し、第1,2の突部36a、36bはそれぞれレールには支持されない状態に保持されている。
【0038】
すなわち第1、第2レール22a、22bが下方向に傾斜しているため、収納ケース36の底面から第1、第2突部36a、36bまでの高さ寸法が多目的室22の底面からレール溝までの高さ寸法より高くなるよう構成されているためである。
【0039】
このような構成によって収納ケース36は貯蔵室内部では多目的室22の底面上に載置され、保持されている。
【0040】
ドア27を閉じた状態で収納ケース36が収納ケース36の底部が多目的室22の底面に接触して配置されている
また多目的室ドア27の開動作においては収納ケース36は作動レバー37によって前方に引張られ徐々に第1突部36a、第2突部36bが第1レール22a、第2レール22bに支持されて前方に摺動しながら移動していく。
【0041】
そして多目的室ドア27の下方に取付けたヒンジ40を中心にドア27がほぼ90℃回転すれば収納ケース36の奥行き寸法のほぼ半分が多目的室22の開口部から飛出した状態に保持される。この時、第1突部36aは第1レール22aの係止突起38によって規制され、収納ケース36の脱落を防止することができる。
【0042】
また、冷蔵庫の使用頻度の高い女性に関して、日本人の標準的な身長の女性(身長155cm)が立ち姿勢での作業性を考慮した場合、手の届く下側の範囲は高さが630mmである。一方、台所にあって冷蔵庫20に隣接されることの多い流台は、テーブルまでの高さが850mm程度である。
【0043】
このような条件において、立ち姿勢のままで腰を屈めることなく調理の下準備中の食品などを流し台から冷蔵庫の多目的室22まで一連のスムーズな動作で移動させようとすれば、多目的室ドア27の下端面の床面からの高さは、概ね650mm以上で、850mm以下であれば適当である。
【0044】
また、日本人の標準的な身長の女性(身長155cm)の肘の高さは970mmである。この高さより上方にあると腕を上げて作業をすることになり、徐々に操作に負担が掛かる。
【0045】
したがって、本実施の形態のように上部を持って下側へ開放するタイプのドアの場合はドアの操作部の床面からの高さをあまり高く設定すると、腕への負担が増加するので、多目的室ドア27の上端部の床面からの高さを概ね900mm以上で、1100mm以下とすれば、通常、スリッパなどの履物をはくことを考慮したり、ハンドルなどの操作部までの高さはドア上端面よりやや下部になることなどを考慮すれば、実質的に肘の高さより上に腕を上げることなく、腕にほとんど負担がかからず開閉操作することができる。
【0046】
また多目的室22の下面に冷却プレート32が配置され、冷媒配管32aを仕切り壁31側に配置して形成している。そして収納される食品に急速な冷却を必要とされる場合など、熱伝導性を良くするために収納ケース36の底面を形成する金属性の底板41(例えばアルミトレイやステンレストレイなど)を配置してもよい。
【0047】
そして収納ケース36の底面は金属性の底板41で、底面部を開口し第1,第2突部36a、36bが取付けられた側面および背面は樹脂性の枠体42で形成されている。
【0048】
このような構成によれば、多目的室22のドアを閉じた状態において、冷却プレート32の表面に収納ケース36の底面の金属性の底板41が載置されるので温度が高い状態の調理品などを保存する時に急速に冷却することができるので、鮮度を維持して保存状態を保つことができる。また缶物など急速に冷却することができ、使用者に適時に冷えた缶ビールや缶ジュース等を提供することができる。
【0049】
また多目的室22はヒータなどの加熱装置(図示しない)により、冷却された食品を金属性の底板41(本実施の形態の場合はアルミトレイを使用)によって効率良く加温することもできる。加温機能を備えることによって、各種の冷温調理を行える調理室としても機能させることができ、使用者にとって利便性が高まる。
【0050】
そして多目的室ドア27を開放していく時に収納ケース36は底面の冷却プレート32から離れながら斜め上方へ移動していくので冷却プレート32との密着状態を解除することができ、また冷却プレート32の表面を傷つけることなくドア開閉動作を行うことができる。
【0051】
また、図5において金属性の底板41の両側部が枠体42に載置して配置しているのでドア27の開状態において、金属性の底板41のみ前方に引出すことができる。この時、金属性の底板41の前縁部41aは多目的室ドア27の内板27aの前縁部27bとほぼ同高さにあり、内板27aの面上に金属性の底板41が配置されるので、スムーズに引出すことができ、また前縁部27bが土台となって金属性の底板41を安定して維持することができる。
【0052】
またドア27を開けた時、前縁部27bに収納する食品を置くスペースがあるので、一旦食品を置いて、整理しながら収納することができる。また前面が開口しているから、収納ケースに入れる時に持ち上げるという動作がほとんどいらないので、出し入れをスムーズに行える。
【0053】
金属性の底板41の前縁部41aは手で触れる所であるため樹脂性のトレイカバー41bで覆うと直接触れないので冷たく感じるのを低減し操作性を向上することができる。
【0054】
また本実施の形態では収納ケース36が前後移動するのに収納ケース36に一体に形成した突部を摺動させていたが、別部品のローラ部材を配置して移動させてもよい。
【0055】
また本実施の形態では多目的室22についてのみ記載したが、隣に位置する製氷室ドア28にも上記ドア機構を適用すれば外観意匠的にもバランスがとれて見栄えがよく使い勝手がよい。なお、製氷室23は別の目的をもった貯蔵室でもよく、本実施の形態の多目的室22を左右に複数並べて用途に応じて使い分けをしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載の発明は、下部を中心にして回転するドアと、前記ドアの動作と連動して貯蔵室内から前方に引出される収納ケースとを備えた冷蔵庫において、前記収納ケースは前記貯蔵室の両側壁に設けたレールに支持されて前後方向に移動するので、貯蔵室内の有効スペースを侵害せず、食品を容易に出し入れできる。
【0057】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ドアの内板と、収納ケースの側壁を連結し回動自在に支持された作動レバーと、収納ケースの両側壁に形成された突部を備え、前記ドアの開放時、前記収納ケースは前記作動レバーと連動しながら前記突部が貯蔵室の両側壁に設けたレールの溝内を摺動することにより前方へ移動するので、スムーズに安定して出入動作できる。
【0058】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、貯蔵室の両側壁に設けたレールは奥側で緩やかに傾斜しているので、使用者にドアを閉じた時の節度感を持たせることができる。
【0059】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、ドアを閉じた状態において、収納ケースの突部はレール溝に支持されず、収納ケースは貯蔵室の底面に載置した状態であるので、収納ケースやレールに局部荷重が長期間掛からない。また、貯蔵室底面からの冷却や加熱を促進する仕様に対して効率が高められる。
【0060】
請求項5に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、収納ケースは前面と上面を開放して形成され、ドアを完全に開いた時、前方に移動した収納ケースの底面はドアの内板面上に配置されるので、ドアを開時、ドア内板面上で収納物を一旦置くことができ、収納性を補助することができる。
【0061】
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2または請求項4のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースは、底部が開口した樹脂性の枠体と金属性の底板で形成されているので、収納ケース底面の温度の均温化が図れ、収納物の温度分布を改善する補助手段となる。
【0062】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、金属性の底板は収納ケースから着脱可能としたので、金属性の底板のみ引き出したり、取り外して清掃や異物の除去などのメンテナンスが容易にできる。
【0063】
請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の発明に、さらに、貯蔵室の下面に直冷式の冷却器が配置されるので、載置した収納物の急速冷却が可能となる。
【0064】
請求項9に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、貯蔵室のドア下端部の高さを床面から650mm以上850mm以下の範囲に設定したので、腰を屈めず立ち姿勢のまま楽な姿勢で食品の出し入れを行うことができる。
【0065】
請求項10に記載の発明は、冷蔵庫本体上部の冷蔵室と、冷蔵庫本体下部の冷凍室と、前記冷蔵室と前記冷凍室との間に配置した冷却と加温が行える多目的室と、前記多目的室の前面に設けた下部を中心にして回転するドアと、前記ドアの動作と連動して貯蔵室内から前方に引出される収納ケースとを備えた冷蔵庫において、前記多目的室のドアの下端部の高さを床面から650mm以上850mm以下の範囲に設定したので、調理の下準備中の食材を入れることも多い多目的室の収納動作を、腰を屈めず立ち姿勢のまま楽な姿勢で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による冷蔵庫の斜視図
【図2】同実施の形態の冷蔵庫の縦断面図
【図3】同実施の形態の冷蔵庫のドア開状態の要部断面図
【図4】同実施の形態の冷蔵庫のドア閉状態の要部断面図
【図5】同実施の形態の冷蔵庫のドア開状態の要部斜視図
【図6】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図7】従来の冷蔵庫の要部側面図
【符号の説明】
20 冷蔵庫
22 多目的室
22a 第1レール
22b 第2レール
27 多目的ドア
27a 内板
32 冷却プレート(直冷式の冷却器)
36 収納ケース
36a 第1突部
36b 第2突部
37 作動レバー
40 ヒンジ
41 金属製の底板
42 枠体

Claims (10)

  1. 下部を中心にして回転するドアと、前記ドアの動作と連動して貯蔵室内から前方に引出される収納ケースとを備えた冷蔵庫において、前記収納ケースは前記貯蔵室の両側壁に設けたレールに支持されて前後方向に移動する冷蔵庫。
  2. ドアの内板と、収納ケースの側壁を連結し回動自在に支持された作動レバーと、収納ケースの両側壁に形成された突部を備え、前記ドアの開放時、前記収納ケースは前記作動レバーと連動しながら前記突部が貯蔵室の両側壁に設けたレールの溝内を摺動することにより前方へ移動する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 貯蔵室の両側壁に設けたレールは奥側で緩やかに傾斜している請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. ドアを閉じた状態において、収納ケースの突部はレール溝に支持されず、収納ケースは貯蔵室の底面に載置した状態である請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 収納ケースは前面と上面を開放して形成され、ドアを完全に開いた時、前方に移動した収納ケースの底面はドアの内板面上に配置される請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  6. 収納ケースは、底部が開口した樹脂性の枠体と金属性の底板で形成されている請求項1または請求項2または請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 金属性の底板は収納ケースから着脱可能とした請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 貯蔵室の下面に直冷式の冷却器が配置される請求項6または請求項7に記載の冷蔵庫。
  9. 貯蔵室のドア下端部の高さを床面から650mm以上850mm以下の範囲に設定した請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  10. 冷蔵庫本体上部の冷蔵室と、冷蔵庫本体下部の冷凍室と、前記冷蔵室と前記冷凍室との間に配置した冷却と加温が行える多目的室と、前記多目的室の前面に設けた下部を中心にして回転するドアと、前記ドアの動作と連動して貯蔵室内から前方に引出される収納ケースとを備えた冷蔵庫において、前記多目的室のドアの下端部の高さを床面から650mm以上850mm以下の範囲に設定した冷蔵庫。
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