JP2004099855A - 珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末とこの微粉末を加工した布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイナスイオンを発生させるエネルギーである低線量放射線と遠赤外線との併用放射線を放射し、布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊などへの加工が簡単にでき、加工後の色変化が起こらず、その他の加工との一貫加工が容易で、人体への悪影響がない微粉末を提供する。
【解決手段】磁性体鉱物を1700℃の高温焼成して得た、SiO2の含有率が99.95%の高純度の珪酸系セラミックスは、マイナスイオンを発生させるエネルギーとなる人体に悪影響のない低線量放射線であるβ線と遠赤外線との併用放射線を放射し、比重が約0.38g/cm3と小さく、白色の丸みを帯びた結晶の微粉末にすることにより、布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊への加工後の色変化がなく、防炎加工などとも一貫工程にすることができ、肺ガンの誘発原因とならない珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末であることを特徴とする。
【解決手段】磁性体鉱物を1700℃の高温焼成して得た、SiO2の含有率が99.95%の高純度の珪酸系セラミックスは、マイナスイオンを発生させるエネルギーとなる人体に悪影響のない低線量放射線であるβ線と遠赤外線との併用放射線を放射し、比重が約0.38g/cm3と小さく、白色の丸みを帯びた結晶の微粉末にすることにより、布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊への加工後の色変化がなく、防炎加工などとも一貫工程にすることができ、肺ガンの誘発原因とならない珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末であることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイナスイオン効果をもたらす微量な低線量放射線と遠赤外線を放射する珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末と、この多孔性白色微粉末を付着させた布帛又は紙と、この多孔性白色微粉末を混入させ焼き上げた素焼き又は陶器と、この多孔性白色微粉末を混入させたプラスチック成型品と、この多孔性白色微粉末を混入させた壁用クロス・壁材及びクロス用糊に関する。
【0002】
【従来の技術】
低線量放射線で一般的に特に有名なのは、ラジウム温泉の増富温泉、三朝温泉、それと岩盤浴の玉川温泉である。特に玉川温泉は、古くから「難病を治す」とされ、医学的効果は「玉川温泉研究会」が発足するほど多くの学者によって数々の詳細な臨床的研究が行われてきた。この玉川温泉の主成分を抽出精製した「湯の花」から、約1000個/cm3(簡易計測器EB−12Aを使用)の発生を確認している。三朝温泉では、岡山大学医学部の御船先生のグループが37年間にわたる統計の研究から三朝地域のガン死亡率が全国平均の2分の1であると発表されている。これらのラジウム温泉や岩盤浴の地域では、温泉や土壌や岩盤から発生するラドンや微量の低線量放射線が、肉体が本来もっている自然治癒力を刺激・活性化している。
また、遠赤外線の波長は8ミクロンから15ミクロンであり、遠赤外線の作用として電気極性をもつ分子に運動エネルギーを与え、分子を共振させることが知られている。つまり遠赤外線自体は熱ではなく、他の分子等と衝突することで自己発熱を生じさせる。人体の平均体温は36.5℃であるが、波長に換算すると約10ミクロンとなり遠赤外線の波長8ミクロンから15ミクロンと重なり、ほぼ同じ波長が共振し増幅することで、分子の運動が活発化し、細胞活動の活性化、新陳代謝の活性化が生じる。人工的に遠赤外線を作るには、セラミックスを利用するのが一般的であり、8ミクロンから15ミクロンの波長の遠赤外線発生素材として、ジルコニウム系セラミックスと珪酸系セラミックスが知られている。
ところで、「湯の花」や従来のセラミックスは、比重が大きい為、布帛又は紙への加工が困難であったり、風合いが硬くなりと問題が多かった。また、素焼きや陶器へ混ぜ合わせても不均一となり、十分な効果は得られなかった。
【0003】
また、特開平10−195764公報には、マイナスイオンを発生させるエネルギーを放射する磁性体鉱物の微粒子と空気中に遠赤外線を放射するセラミックスの微粒子の2種類を混ぜ合わせて付着させた無機微粒子付着加工布帛が提案されている。
【0004】
また、特願2000−48467には、天然鉱石の石英斑岩を微粉末にして水と混合し、水溶性の樹脂を安定剤とバインダーとして添加した後、酸化銀とアンモニア水との混合液を添付した加工溶液とその加工溶液で加工した加工シートと加工糸が提案されているが、石英斑岩自体の色は濃色であり、白色のシートや糸に加工するとくすんだ色となると共に、銀系に対して酸化反応をして黄変する。そして、石英斑岩のマイナスイオンを発生させるエネルギーの放射量はごく少量であり、低線量放射線の種類はγ線なので、透過力は身体を貫通するぐらいの強いものであり、少なからず身体に良い放射線とは言えない。また、布帛製のカーテンやテーブルクロスの機能として大切な防炎加工は、別工程としてしか加工できず、コストが高くなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらは、次のような欠点があった。
(イ) 「湯の花」や従来のセラミックスは比重が大きい為に、布帛又は紙への加工工程上、均一に塗布することが困難であったり、風合いが硬くなり、使用範囲が狭く、限られていた。
(ロ) マイナスイオンを発生させるエネルギーを放射する磁性体鉱物の微粒子と、空気中に遠赤外線を放射するセラミックスの微粒子の2種類を混ぜ合わせる方法は、混合率により効果が安定せず、不明確なものであった。
(ハ) 石英斑岩の微粉末を使用する方法は、石英斑岩自体の色が濃色であるのと共に、添加する銀に対して酸化反応を起こし黄変する為、加工後の色変化が起きた。
(ニ) 石英斑岩のマイナスイオンを発生させるエネルギーの放射量は少量であるとともに、石英斑岩から出る低線量放射線はγ線であり、身体への透過力は強く身体への影響はある。
(ホ) 防炎加工は、一貫加工ができなかった。
(ヘ) 前記した微粒子や微粉末はすべて、尖った形状であり、肺ガンの誘発原因となる。
本発明は、以上の欠点を解決するためのものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
磁性体鉱物を1700℃で高熱焼成してえた、SiO2の含有率が99.95%という高純度の珪酸系セラミックスを主成分とするものを、比重が約0.38g/cm3となるように微粉末にする。尚、この微粉末は白色である。珪酸系セラミックスは、低線量放射線と遠赤外線との併用放射線を放射し、低線量放射線は2〜3ベクレルのβ線である。そして、本発明の微粉末は、1700℃の高熱で焼いているために、結晶は丸みを帯びている。
本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末をバインダーにより、布帛又は紙に塗布する。また、本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末を土や粘土に混ぜて焼き上げた素焼きや塗り薬に混ぜて焼き上げた陶器にする。そして本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末をプラスチック原液に混ぜてプラスチックの成型品にする。それに本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末を混ぜた壁材及びクロス用糊にするのである。
本発明は、以上の構成よりなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
多孔性白色微粉末は、磁性体鉱物を1700℃で高熱焼成したもので、成分はSiO2の含有率が99.95%の高純度である珪酸系セラミックスを主成分とし、比重は約0.38g/cm3である。
また、本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、1種類でマイナスイオン効果をもたらす低線量放射線と遠赤外線を放射し、低線量放射線は2〜3ベクレルのβ線である。β線の身体への透過力は弱く、身体への悪影響はない。そして、マイナスイオンの発生数は、簡易計測器EB−12A(GM管方式)で測定した場合、平均で2000個/cm3程度であった。そのうえ、本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、1700℃で高熱焼成することにより、微粉末体は丸みを帯びており肺ガンの誘発原因にならない。
そして、珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性微粉末だけでも抗菌・消臭効果や遠赤外線効果は充分である。ただ、抗菌・消臭効果をたかめる場合は、チタンの微粉末を加え、遠赤外線効果をたかめる場合は、ゲルマニウムの微粉末を加えると色変化などのマイナス要素はなくなる。また、チタンやゲルマニウムは、豊富にある鉱石であるので安価に手に入る。
【0008】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、白色でありバインダーにより付着させた布帛又は紙は、加工後の変色がない。そして、抗菌補助剤としてチタンを使用するので、これによる変色もない。また、防炎加工などの他機能と一貫工程が可能となりコストを下げることができ、そのうえ比重が約0.38g/cm3と小さいので、バインダーの濃度も下げることができ、より柔らかい布帛又は紙を提供することができる。
【0009】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、極細かな微粉末である為、土や粘土に混ぜて焼き上げた素焼きや塗り薬に混ぜて焼き上げた陶器でもマイナスイオン効果や遠赤外線効果にたいへん優れたものを提供することができる。
【0010】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、極細かな微粉末である為、プラスチック原液に混ざりやすく、成型もしやすい。その上、プラスチックに発生しやすい静電気が起こりにくいプラスチックを提供することができる。
【0011】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、極細かな微粉末である為、壁材の原料やクロス用糊に簡単に混ぜ合わせることができると共に、壁材や糊に含まれる有害物質を除去した壁材やクロス用糊を提供することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、マイナスイオン効果をもたらす微量なβ線と遠赤外線の併用放射線のため、人間の自然治癒力を刺激・活性化する効果、つまり「放射線のホルミシス効果」が大いに期待できると共に、身体に安全な低線量放射線である。
また、マイナスイオンの効果として、抗菌・消臭・空気中の有害物質除去・静電気除去等の環境衛生にも効果がある。
そして、布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊などへの加工も簡単であり、コスト削減に効果がある。
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、加工・取り扱いが簡単であるため、これら以外の商品や素材にも汎用性が高い。
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイナスイオン効果をもたらす微量な低線量放射線と遠赤外線を放射する珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末と、この多孔性白色微粉末を付着させた布帛又は紙と、この多孔性白色微粉末を混入させ焼き上げた素焼き又は陶器と、この多孔性白色微粉末を混入させたプラスチック成型品と、この多孔性白色微粉末を混入させた壁用クロス・壁材及びクロス用糊に関する。
【0002】
【従来の技術】
低線量放射線で一般的に特に有名なのは、ラジウム温泉の増富温泉、三朝温泉、それと岩盤浴の玉川温泉である。特に玉川温泉は、古くから「難病を治す」とされ、医学的効果は「玉川温泉研究会」が発足するほど多くの学者によって数々の詳細な臨床的研究が行われてきた。この玉川温泉の主成分を抽出精製した「湯の花」から、約1000個/cm3(簡易計測器EB−12Aを使用)の発生を確認している。三朝温泉では、岡山大学医学部の御船先生のグループが37年間にわたる統計の研究から三朝地域のガン死亡率が全国平均の2分の1であると発表されている。これらのラジウム温泉や岩盤浴の地域では、温泉や土壌や岩盤から発生するラドンや微量の低線量放射線が、肉体が本来もっている自然治癒力を刺激・活性化している。
また、遠赤外線の波長は8ミクロンから15ミクロンであり、遠赤外線の作用として電気極性をもつ分子に運動エネルギーを与え、分子を共振させることが知られている。つまり遠赤外線自体は熱ではなく、他の分子等と衝突することで自己発熱を生じさせる。人体の平均体温は36.5℃であるが、波長に換算すると約10ミクロンとなり遠赤外線の波長8ミクロンから15ミクロンと重なり、ほぼ同じ波長が共振し増幅することで、分子の運動が活発化し、細胞活動の活性化、新陳代謝の活性化が生じる。人工的に遠赤外線を作るには、セラミックスを利用するのが一般的であり、8ミクロンから15ミクロンの波長の遠赤外線発生素材として、ジルコニウム系セラミックスと珪酸系セラミックスが知られている。
ところで、「湯の花」や従来のセラミックスは、比重が大きい為、布帛又は紙への加工が困難であったり、風合いが硬くなりと問題が多かった。また、素焼きや陶器へ混ぜ合わせても不均一となり、十分な効果は得られなかった。
【0003】
また、特開平10−195764公報には、マイナスイオンを発生させるエネルギーを放射する磁性体鉱物の微粒子と空気中に遠赤外線を放射するセラミックスの微粒子の2種類を混ぜ合わせて付着させた無機微粒子付着加工布帛が提案されている。
【0004】
また、特願2000−48467には、天然鉱石の石英斑岩を微粉末にして水と混合し、水溶性の樹脂を安定剤とバインダーとして添加した後、酸化銀とアンモニア水との混合液を添付した加工溶液とその加工溶液で加工した加工シートと加工糸が提案されているが、石英斑岩自体の色は濃色であり、白色のシートや糸に加工するとくすんだ色となると共に、銀系に対して酸化反応をして黄変する。そして、石英斑岩のマイナスイオンを発生させるエネルギーの放射量はごく少量であり、低線量放射線の種類はγ線なので、透過力は身体を貫通するぐらいの強いものであり、少なからず身体に良い放射線とは言えない。また、布帛製のカーテンやテーブルクロスの機能として大切な防炎加工は、別工程としてしか加工できず、コストが高くなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらは、次のような欠点があった。
(イ) 「湯の花」や従来のセラミックスは比重が大きい為に、布帛又は紙への加工工程上、均一に塗布することが困難であったり、風合いが硬くなり、使用範囲が狭く、限られていた。
(ロ) マイナスイオンを発生させるエネルギーを放射する磁性体鉱物の微粒子と、空気中に遠赤外線を放射するセラミックスの微粒子の2種類を混ぜ合わせる方法は、混合率により効果が安定せず、不明確なものであった。
(ハ) 石英斑岩の微粉末を使用する方法は、石英斑岩自体の色が濃色であるのと共に、添加する銀に対して酸化反応を起こし黄変する為、加工後の色変化が起きた。
(ニ) 石英斑岩のマイナスイオンを発生させるエネルギーの放射量は少量であるとともに、石英斑岩から出る低線量放射線はγ線であり、身体への透過力は強く身体への影響はある。
(ホ) 防炎加工は、一貫加工ができなかった。
(ヘ) 前記した微粒子や微粉末はすべて、尖った形状であり、肺ガンの誘発原因となる。
本発明は、以上の欠点を解決するためのものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
磁性体鉱物を1700℃で高熱焼成してえた、SiO2の含有率が99.95%という高純度の珪酸系セラミックスを主成分とするものを、比重が約0.38g/cm3となるように微粉末にする。尚、この微粉末は白色である。珪酸系セラミックスは、低線量放射線と遠赤外線との併用放射線を放射し、低線量放射線は2〜3ベクレルのβ線である。そして、本発明の微粉末は、1700℃の高熱で焼いているために、結晶は丸みを帯びている。
本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末をバインダーにより、布帛又は紙に塗布する。また、本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末を土や粘土に混ぜて焼き上げた素焼きや塗り薬に混ぜて焼き上げた陶器にする。そして本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末をプラスチック原液に混ぜてプラスチックの成型品にする。それに本発明の珪酸系セラミックスの多孔性白色微粉末を混ぜた壁材及びクロス用糊にするのである。
本発明は、以上の構成よりなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
多孔性白色微粉末は、磁性体鉱物を1700℃で高熱焼成したもので、成分はSiO2の含有率が99.95%の高純度である珪酸系セラミックスを主成分とし、比重は約0.38g/cm3である。
また、本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、1種類でマイナスイオン効果をもたらす低線量放射線と遠赤外線を放射し、低線量放射線は2〜3ベクレルのβ線である。β線の身体への透過力は弱く、身体への悪影響はない。そして、マイナスイオンの発生数は、簡易計測器EB−12A(GM管方式)で測定した場合、平均で2000個/cm3程度であった。そのうえ、本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、1700℃で高熱焼成することにより、微粉末体は丸みを帯びており肺ガンの誘発原因にならない。
そして、珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性微粉末だけでも抗菌・消臭効果や遠赤外線効果は充分である。ただ、抗菌・消臭効果をたかめる場合は、チタンの微粉末を加え、遠赤外線効果をたかめる場合は、ゲルマニウムの微粉末を加えると色変化などのマイナス要素はなくなる。また、チタンやゲルマニウムは、豊富にある鉱石であるので安価に手に入る。
【0008】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、白色でありバインダーにより付着させた布帛又は紙は、加工後の変色がない。そして、抗菌補助剤としてチタンを使用するので、これによる変色もない。また、防炎加工などの他機能と一貫工程が可能となりコストを下げることができ、そのうえ比重が約0.38g/cm3と小さいので、バインダーの濃度も下げることができ、より柔らかい布帛又は紙を提供することができる。
【0009】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、極細かな微粉末である為、土や粘土に混ぜて焼き上げた素焼きや塗り薬に混ぜて焼き上げた陶器でもマイナスイオン効果や遠赤外線効果にたいへん優れたものを提供することができる。
【0010】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、極細かな微粉末である為、プラスチック原液に混ざりやすく、成型もしやすい。その上、プラスチックに発生しやすい静電気が起こりにくいプラスチックを提供することができる。
【0011】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、極細かな微粉末である為、壁材の原料やクロス用糊に簡単に混ぜ合わせることができると共に、壁材や糊に含まれる有害物質を除去した壁材やクロス用糊を提供することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、マイナスイオン効果をもたらす微量なβ線と遠赤外線の併用放射線のため、人間の自然治癒力を刺激・活性化する効果、つまり「放射線のホルミシス効果」が大いに期待できると共に、身体に安全な低線量放射線である。
また、マイナスイオンの効果として、抗菌・消臭・空気中の有害物質除去・静電気除去等の環境衛生にも効果がある。
そして、布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊などへの加工も簡単であり、コスト削減に効果がある。
本発明の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末は、加工・取り扱いが簡単であるため、これら以外の商品や素材にも汎用性が高い。
Claims (8)
- 磁性体鉱物を高熱で焼成して、マイナスイオンを発生させるエネルギーである低線量放射線と遠赤外線との併用放射線を放射するSiO2が高純度である珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末。
- 抗菌・消臭効果をたかめる為に、チタンの微粉末を混ぜ合わせた、請求項1の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末。
- 遠赤外線効果をたかめる為に、ゲルマニウムの微粉末を混ぜ合わせた、請求項1の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末。
- 抗菌・消臭効果をたかめる為のチタンの微粉末と、遠赤外線効果をたかめる為のゲルマニウムの微粉末との両微粉末を混ぜ合わせた、請求項1の珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末。
- 請求項1〜4のいずれかの珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性微粉末をバインダーにより、布帛又は紙の繊維の表面に付着させた布帛又は紙。
- 請求項1〜4のいずれかの珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性微粉末を、土や粘土に混ぜ焼き上げた素焼きや塗り薬に混ぜて焼いた陶器。
- 請求項1〜4のいずれかの珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性微粉末をプラスチック原液に混入させ、静電気が起きにくいプラスチックの成型品。
- 請求項1〜4のいずれかの珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性微粉末を混入させた、壁用クロス・壁材及びクロス用糊。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002306403A JP2004099855A (ja) | 2002-09-11 | 2002-09-11 | 珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末とこの微粉末を加工した布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊 |
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JP2002306403A JP2004099855A (ja) | 2002-09-11 | 2002-09-11 | 珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末とこの微粉末を加工した布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊 |
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JP2004099855A true JP2004099855A (ja) | 2004-04-02 |
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JP2002306403A Pending JP2004099855A (ja) | 2002-09-11 | 2002-09-11 | 珪酸系セラミックスを主成分とする多孔性白色微粉末とこの微粉末を加工した布帛・紙・素焼き・陶器・プラスチック・壁材・クロス用糊 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014054413A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Seiji Tanaka | 携帯用空気清浄機 |
-
2002
- 2002-09-11 JP JP2002306403A patent/JP2004099855A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014054413A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Seiji Tanaka | 携帯用空気清浄機 |
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